必ずお読みください!
5月13日
↑うまいもんと危険なもんが隣り合わせ・・・それが山菜。奥がウルシ、手前がタラ。
↓本日の問題はコイツ
◎ オオバギボウシ
○ バイケイソウ
▲ コバギボウシ
△ コバイケイソウ
正解は「◎ オオバギボウシ」です。山菜ファンはの間では「ウルイ」として親しまれている。なんか完全に時期を間違えており、もうとっくに出払ってしまって、今年は縁がなかったなーと思っていたところでこうして出てくれたので、非常にうれしい。
(コ)バイケイソウはウルイにそっくりな野草、もしくは観葉植物で、かなり強い毒があるという。似たようなところに生えるし、実際かなり似ている。ただ、生え方がちょっと違うかなー。(コ)バイケイソウはウルイよりももっとギッシリ生える印象がある。
特に若芽の時期(ウルイがいちばんうまい時期)は区別がつきにくい。ウルイの若芽がバイケイソウに似ているからタチが悪い。茎の部分がはっきりしているのがウルイ、いきなり葉っぱが生えている感じなのが(コ)バイケイソウという感じか。とにかく採取には慎重を要する。
5月14
↑ウド
5月15日
↑本日の収穫(タラの芽6、立派なワラビ数本、ウルイ3株)
↓いただいた本家の山菜3種(左からアイコ(たぶん)、シドケ(モミジガサ)、たけのこ(根曲竹))
東北出身の隣人が毎年山菜を持ってくる。東北のお姉さんから送ってくるんだそうだ。こんなもの送ってこないでって言ってるんだけど・・・と顔をしかめるが、実はわたくし、いやしくも毎年「本家の山菜」を楽しみにしているのだ。
例年ウド、シドケ、ミズ(ウワバミソウ)をいただくが、今年はウワバミソウのかわりにアイコ(ミヤマイラクサ)、ウドのかわりに根曲竹が入っていて、非常に新鮮である。どちらも初めて味わうので、非常に楽しみ。
ただしアイコは取り扱いに注意。もちろん食って毒されるようなことはない。ただ、素手で触ると非常に細かいトゲが刺さって、しばらく痛痒い目に遭わなければならない。
それと冒頭に登場した「ウルシ」にも注意が必要。ウルシの樹液に触れるとかなり激しいアレルギー症状に見舞われるから。しかし中にはウルシがあっても全然平気だぜ!という人もいるだろう。そういう人はだいたい天才でイケメンで性格も非の打ちどころがないなどと言われる。
偶然にも私はウルシにはまったく反応しない体質の持ち主である。ウルシオールっていったかな。ウルシの成分であるコイツがアレルゲン。ウルシを見ただけでもアレルギー症状に見舞われる人もいる。これは、ウルシオールが揮発性に富んでいるからだそうだ。
実はウルシにそっくりなタラは、ウルシ並木をかきわけてぽつぽつと生息しているのだが、半袖の私はは素手でウルシをかきわけなんともいえぬ樹液の香りをガンガン吸い込みながら、タラのポイントまでたどりつくのだ。個人的にはウルシよりタラのほうがよっぽど怖い。あのトゲトゲはけっこう私の天敵である。加えて、初対面となったアイコ、あいつのチクチクもなかなか手ごわいぞ。
てことで、今年4度目の山菜天ぷらを食った。今日は昨年とったタマゴタケも天ぷらにして食った。
うまかったなぁー!
2019年05月15日
2019年05月14日
第26R〜妙なヤツ
必ずお読みください!
PC、スマホ、Wi-Fiルーターともども同時多発的に新しくなった。でもこいつらすべて連動しているため、何かが不調を起こすと同時多発的不調に陥り、しかも真犯人がわからず、まるで同時多発テロを思い出させるような青天の霹靂っぷり。ここ数日、けっこうやんなってる。
ブログなど、仕事以外のものは予備用の新PCで書いているから、とても使い勝手が悪い。書いた内容が消えちまうことが多く、こんにゃろーこのクソPCめ!という気分に陥ることが多い。もちろん同時多発的に、クソルーターめ!クソスマホめ!となることも多い・・・したがってここんとこ数日はクソまみれの日々を送っている。
しかもここ数日、腰の調子がすこぶる悪い。腰というより、下半身の状態というべきか。もちろん腰に起因する不調である。下半身の特定部位ということではないので、そこは勘繰らないでほしい。
特にケツがやばい。ケツが非常に痛い。痔ではない。ケツと下肢の境目あたりの鈍い痛みだ。そんな妙なところに痔ができたなんつったらそれこそ一大事だが、この痛みが腰に起因する痛みであることはよくわかる。
しびれるような鈍い痛み。正直、あまりよい傾向ではない・・・そんな不吉な痛みなのだ。しびれるということは、血液がちゃんと通っていないことを意味するなんていう話をきいたことがある。血液が通わないとその部分の細胞が壊死するなんていう話もきいたことがある。
壊死というのは細胞、および組織が死んで腐ってしまうこと。ということは、しびれの感覚がある私のケツは、近々腐っていくことになるのだろうか?そんなのイヤだ。ものすごくイヤである。
若いとは思っていないが、それでもけっこうな高確率でまだまだ私の人生は続いていくだろう。その長い道のりを、腐ったケツを持つ男として生きていく自信はまったくない。他人様のためには大して役立つケツではないしわがケツを自慢したいわけでもないが、せめて自分で納得できるケツではありたい・・・手術しようかなー・・・
さて、ケツやクソの話はともかく、妙なものを見つけたので、クイズ。コイツはなに?
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
△ なんかのシダ
△ ヘビ
△ ホース
これね、正解は「◎ ワラビ」でした。ここはなんかの木の枝が大量に積まれたポイントなのだが、その間隙を衝いて飛び出した感じのワラビ。自由に伸びることを阻害されたものの、かなり強引に飛び出すことには成功したが、その代償が、ぐにゃぐにゃしたヘビのような茎の変形だったのではないかと推測jされる。
ほら、こんな感じ。
似たようなポイントはほかにもある山で、こんな悩ましい姿のワラビ(↓)も生えていた。
これは先週土曜日に撮影したもの。死にそうな下りを降りて修験者の道をのぼる、あのタフなコース。
ほかにも掲載しておきたい山菜はたくさんあるのだが、もう疲れちゃったのでまた明日以降にまわす。
それではごきげんょう。
PC、スマホ、Wi-Fiルーターともども同時多発的に新しくなった。でもこいつらすべて連動しているため、何かが不調を起こすと同時多発的不調に陥り、しかも真犯人がわからず、まるで同時多発テロを思い出させるような青天の霹靂っぷり。ここ数日、けっこうやんなってる。
ブログなど、仕事以外のものは予備用の新PCで書いているから、とても使い勝手が悪い。書いた内容が消えちまうことが多く、こんにゃろーこのクソPCめ!という気分に陥ることが多い。もちろん同時多発的に、クソルーターめ!クソスマホめ!となることも多い・・・したがってここんとこ数日はクソまみれの日々を送っている。
しかもここ数日、腰の調子がすこぶる悪い。腰というより、下半身の状態というべきか。もちろん腰に起因する不調である。下半身の特定部位ということではないので、そこは勘繰らないでほしい。
特にケツがやばい。ケツが非常に痛い。痔ではない。ケツと下肢の境目あたりの鈍い痛みだ。そんな妙なところに痔ができたなんつったらそれこそ一大事だが、この痛みが腰に起因する痛みであることはよくわかる。
しびれるような鈍い痛み。正直、あまりよい傾向ではない・・・そんな不吉な痛みなのだ。しびれるということは、血液がちゃんと通っていないことを意味するなんていう話をきいたことがある。血液が通わないとその部分の細胞が壊死するなんていう話もきいたことがある。
壊死というのは細胞、および組織が死んで腐ってしまうこと。ということは、しびれの感覚がある私のケツは、近々腐っていくことになるのだろうか?そんなのイヤだ。ものすごくイヤである。
若いとは思っていないが、それでもけっこうな高確率でまだまだ私の人生は続いていくだろう。その長い道のりを、腐ったケツを持つ男として生きていく自信はまったくない。他人様のためには大して役立つケツではないしわがケツを自慢したいわけでもないが、せめて自分で納得できるケツではありたい・・・手術しようかなー・・・
さて、ケツやクソの話はともかく、妙なものを見つけたので、クイズ。コイツはなに?
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
△ なんかのシダ
△ ヘビ
△ ホース
これね、正解は「◎ ワラビ」でした。ここはなんかの木の枝が大量に積まれたポイントなのだが、その間隙を衝いて飛び出した感じのワラビ。自由に伸びることを阻害されたものの、かなり強引に飛び出すことには成功したが、その代償が、ぐにゃぐにゃしたヘビのような茎の変形だったのではないかと推測jされる。
ほら、こんな感じ。
似たようなポイントはほかにもある山で、こんな悩ましい姿のワラビ(↓)も生えていた。
これは先週土曜日に撮影したもの。死にそうな下りを降りて修験者の道をのぼる、あのタフなコース。
ほかにも掲載しておきたい山菜はたくさんあるのだが、もう疲れちゃったのでまた明日以降にまわす。
それではごきげんょう。
2019年05月03日
第25R〜非常に危険らしい/天ぷら食ったーーーー!!!!
必ずお読みください!
早春に「フジの実」をテーマとした会があったかと思うが、いよいよフジが花をつけた。まあ大してキレイとも思わないが、キレイだと思う人もいるかもしれないので、念のため掲載しておくことにしよう。
今回のテーマは、非常に危険な植物。しかも、見た目がそっくり・・・だなどと私はまったく思わないが、そっくりだとする意見が大半を占めるので、ますます危険な植物であると理解しておいていただきたい。
こういうブログを書いているから、多少ためになることも書いておいたほうがいいかな、という思いで、今回は書きとめておく。基本的に覚書用(自分用)ブログなのだが、今回は一部、完全に読者向けなので、読者は感謝すべきである。ひれ伏しながら読みなさい。
で、読者に知っておいていただきたと思われるのが、コイツ。
↑芽出し。ウドに似てるなーと思うこともある。まちがってかじっちゃったこともある。おえーー的味わい。
↓成長後。あれ?どっかで見たことあるな・・・と思いますか?
これ、実際に誤食による死者が出ているということなので、非常に危険な野草である。大事なのは、死者が出たこととか危険だかいうことよりも、なぜ間違えて食っちゃったのか、ということ。実はこれ、ある野草に酷似する(といわれる)から。慣れちゃえば絶対に間違えないんだけどね。予想。
◎ ドクゼリ
○ セリ
△ トリカブト
△ ドクウツギ
△ スズラン
△ スイセン
いやー、字面だけでもなかなかの壮観である。これだけ毒々しい野草を並べ立てたのも、きのこの時期を含め今回が初だろう。セリ以外は全部毒。しかも、食ったら死んでもおかしくないレベルの強毒を持つ毒草・毒花の面々である。テレビや映画にたとえれば、いわゆる「コワモテの俳優陣」ということになるだろうか。
では正解。これは「◎ ドクゼリ」という猛毒の野草ですね。以前「セリ」についてお話したことがあったと思う。若葉のころはセリが大量にとれるんですよー的な話だったかと思う。でもセリが終わった時期には、こうしてセリにそっくりな「ドクゼリ」が、セリ以上のインパクトを伴って発生するから注意が必要である。
確かに、セリとよく似てはいると思う。だから誤食が起こるのも確かなのだが、しかしよく考えてみると、セリが終わってから発生するのだから、間違いづらい気もする。ただ、これはあくまでも陸生のドクゼリであって、水生のドクゼリもあって、こちらはセリの時期とちょうど同じくらいと思われる(ウチらへんにはあまりないんですよ)。
しかし水生のドクゼリは、見た目からして明らかに異なる。セリほど葉は密ではなく、意外とまばらな印象がある。上のドクゼリに関しては、ちょうど今頃のセリとそっくり。ウチの庭にもセリが植わっているが、まさにこんな感じの風体に現在成長している。てことで、みなさんどうか十分に注意していただきたい。
ところで、この時期はやっぱり「山菜」がうまいっすなー。山菜といえば、てんぷらがうまいっすなー。今年も食いましたよ、てんぷら。でも、てんぷらの画像をお見せしたところで、なんの山菜だかさっぱりわからん絵面になるので、やっぱり「材料」のほうを掲載することにする。
↑やや開いたウド新芽
↓完ぺきなウド新芽。どっちもうめえ!
あとはシドケ(モミジガサ)、タラの芽、シオデ、ちょっと遅かったがヤブカンゾウなど、気持ち悪くなるほどてんぷらを食いました。で、逐一画像を掲載しようと思ったのだが、ヤブカンゾウとタラの芽に関しては撮影さえしていないし、シオデはこの前のっけたばっかなので、結局ウド新芽だけで画像はガマンしてちょーだい。
そして、あとは例によって覚書・・・のつもりだったんだけど、結局日付がわからんようになってもうた・・・やっぱ覚書はさぼるもんじゃないね。とりあえず、写真。
↑シドケのつもりだったが、よく見るとこれ、ヤブレガサのほうだな
↓ミツバの道。黄緑の三角は全部ミツバ。ここずらーっとミツバ。
↑後半戦ではあるがまだまだ出るゼンマイ。これは1週間くらい前のカワイイ女ゼンマイ群生。
↓不明種の植物。ご存じの方はご教授ください。ぜひとも!
↑不明種上から
↓同茎
いろんな生き物と出会う。コワイやつの気配も濃厚だが、カワイイやつも多い。いや個体数でいえばカワイイやつのほうが圧倒的に多い(はず)。
↑私の顔を見るなりチッみたいな顔で避難してこちらを振り返るカモシカ
↓いやいやいやいや、アナタ何もこんな道を降りることないでしょうに・・・とあきれるほど急こう配
ゼンマイというとくるくるしたイメージがあまりにもシンボリックだけれど、彼らもれっきとした「シダ」の仲間。ちゃんと葉を広げてシダの仲間であることを自ら示す。大きいものは私の背丈と同じくらいまで成長する。ちなみにシオデもそんくらいでかくなる。
↑青ゼンマイ(本ゼンマイ)
↓赤ゼンマイ
赤よりも青のほうが太くて立派で人気者。ウチのほうでは青ゼンマイしか採らない採取者もいるらしい。私は赤もふつうに採取するし、実際青よりもやわらかくてうまい。青は、下処理が難しい。上手にできるとほんとにうまいんだけどね、青ゼンマイ。
てことで、またねー。
早春に「フジの実」をテーマとした会があったかと思うが、いよいよフジが花をつけた。まあ大してキレイとも思わないが、キレイだと思う人もいるかもしれないので、念のため掲載しておくことにしよう。
今回のテーマは、非常に危険な植物。しかも、見た目がそっくり・・・だなどと私はまったく思わないが、そっくりだとする意見が大半を占めるので、ますます危険な植物であると理解しておいていただきたい。
こういうブログを書いているから、多少ためになることも書いておいたほうがいいかな、という思いで、今回は書きとめておく。基本的に覚書用(自分用)ブログなのだが、今回は一部、完全に読者向けなので、読者は感謝すべきである。ひれ伏しながら読みなさい。
で、読者に知っておいていただきたと思われるのが、コイツ。
↑芽出し。ウドに似てるなーと思うこともある。まちがってかじっちゃったこともある。おえーー的味わい。
↓成長後。あれ?どっかで見たことあるな・・・と思いますか?
これ、実際に誤食による死者が出ているということなので、非常に危険な野草である。大事なのは、死者が出たこととか危険だかいうことよりも、なぜ間違えて食っちゃったのか、ということ。実はこれ、ある野草に酷似する(といわれる)から。慣れちゃえば絶対に間違えないんだけどね。予想。
◎ ドクゼリ
○ セリ
△ トリカブト
△ ドクウツギ
△ スズラン
△ スイセン
いやー、字面だけでもなかなかの壮観である。これだけ毒々しい野草を並べ立てたのも、きのこの時期を含め今回が初だろう。セリ以外は全部毒。しかも、食ったら死んでもおかしくないレベルの強毒を持つ毒草・毒花の面々である。テレビや映画にたとえれば、いわゆる「コワモテの俳優陣」ということになるだろうか。
では正解。これは「◎ ドクゼリ」という猛毒の野草ですね。以前「セリ」についてお話したことがあったと思う。若葉のころはセリが大量にとれるんですよー的な話だったかと思う。でもセリが終わった時期には、こうしてセリにそっくりな「ドクゼリ」が、セリ以上のインパクトを伴って発生するから注意が必要である。
確かに、セリとよく似てはいると思う。だから誤食が起こるのも確かなのだが、しかしよく考えてみると、セリが終わってから発生するのだから、間違いづらい気もする。ただ、これはあくまでも陸生のドクゼリであって、水生のドクゼリもあって、こちらはセリの時期とちょうど同じくらいと思われる(ウチらへんにはあまりないんですよ)。
しかし水生のドクゼリは、見た目からして明らかに異なる。セリほど葉は密ではなく、意外とまばらな印象がある。上のドクゼリに関しては、ちょうど今頃のセリとそっくり。ウチの庭にもセリが植わっているが、まさにこんな感じの風体に現在成長している。てことで、みなさんどうか十分に注意していただきたい。
ところで、この時期はやっぱり「山菜」がうまいっすなー。山菜といえば、てんぷらがうまいっすなー。今年も食いましたよ、てんぷら。でも、てんぷらの画像をお見せしたところで、なんの山菜だかさっぱりわからん絵面になるので、やっぱり「材料」のほうを掲載することにする。
↑やや開いたウド新芽
↓完ぺきなウド新芽。どっちもうめえ!
あとはシドケ(モミジガサ)、タラの芽、シオデ、ちょっと遅かったがヤブカンゾウなど、気持ち悪くなるほどてんぷらを食いました。で、逐一画像を掲載しようと思ったのだが、ヤブカンゾウとタラの芽に関しては撮影さえしていないし、シオデはこの前のっけたばっかなので、結局ウド新芽だけで画像はガマンしてちょーだい。
そして、あとは例によって覚書・・・のつもりだったんだけど、結局日付がわからんようになってもうた・・・やっぱ覚書はさぼるもんじゃないね。とりあえず、写真。
↑シドケのつもりだったが、よく見るとこれ、ヤブレガサのほうだな
↓ミツバの道。黄緑の三角は全部ミツバ。ここずらーっとミツバ。
↑後半戦ではあるがまだまだ出るゼンマイ。これは1週間くらい前のカワイイ女ゼンマイ群生。
↓不明種の植物。ご存じの方はご教授ください。ぜひとも!
↑不明種上から
↓同茎
いろんな生き物と出会う。コワイやつの気配も濃厚だが、カワイイやつも多い。いや個体数でいえばカワイイやつのほうが圧倒的に多い(はず)。
↑私の顔を見るなりチッみたいな顔で避難してこちらを振り返るカモシカ
↓いやいやいやいや、アナタ何もこんな道を降りることないでしょうに・・・とあきれるほど急こう配
ゼンマイというとくるくるしたイメージがあまりにもシンボリックだけれど、彼らもれっきとした「シダ」の仲間。ちゃんと葉を広げてシダの仲間であることを自ら示す。大きいものは私の背丈と同じくらいまで成長する。ちなみにシオデもそんくらいでかくなる。
↑青ゼンマイ(本ゼンマイ)
↓赤ゼンマイ
赤よりも青のほうが太くて立派で人気者。ウチのほうでは青ゼンマイしか採らない採取者もいるらしい。私は赤もふつうに採取するし、実際青よりもやわらかくてうまい。青は、下処理が難しい。上手にできるとほんとにうまいんだけどね、青ゼンマイ。
てことで、またねー。
2019年04月30日
第24R〜楽園
必ずお読みください!
4月16日
男ゼンマイ(画像左)と女ゼンマイ(右)。男がはじめに出てから女が出る・・・今まで気にしなかったけど、どうやら男→女の順で出るらしい。何年やっても勉強だなー。
美しいゼンマイの姿
ぼそぼそっとした濃い緑、もしくは黄色っぽいのが完全に成長した男ゼンマイ。背の低い茶色っぽいくるくるが女ゼンマイ。
この場所は、特に山の中というわけではない。かといって住宅地のど真ん中というわけでも無論ない。なぜだか知らないけれど忘れられてしまったような、エアポケットみたいな空間。ここを訪れる人はいない。この先しばらく行くと、本格的な山道が始まる。
しかしこの周辺にはまだまだ民家はぽつりぽつりと点在している。であるにもかかわらず、ここは民家の敷地でも山でもない「何でもない場所」なのだ。この状況だけを考えると、何かいわくのひとつやふたつ出てきそうな気もするが、私に言わせればこの場所はまさに「楽園」である。山菜の楽園。
ほんの10分程度でそこそこの袋いっぱいの山菜を収穫することができるから・・・というのも、もちろん理由としてはある。しかしそれだけではないのだ。繰り返すが、ここは「山の端」といった地理的条件にあるただの空き地である。地図の余白といった印象の場所・・・であるにもかかわらず、山菜ファンの間では「山菜の女王」の異名をとるほど貴重であるとされる山菜が、かなり豊富に発生するから、ここはやっぱり「楽園」なのだ。
山菜に詳しくない人は、もしかしたらご存じないかもしれない。せっかくの機会だから、ご覧いただこう。
これ、なんだかわかりますか?かなりの山菜ファンの間でも、「そう簡単に収穫することができない山菜」と言われるらしい。希少性という意味ではけっこうハイレベルなんだと思う。では・・・
◎ シオデ
○ アスパラガス
▲ ワラビの仲間
△ なんかのツル
東北の一部では「ショデコ」として知られる。あっちにいくとアイコ(愛子?)とかヒデコ(秀子?)とかショデ子、ポン菜なんていう、女性のファーストネームのような山菜が多いが、これもその1つ。
正解は「◎ シオデ」ですね。まあとれるところではとれるんだろうけれど、レアな山菜ということで、まあこのあたりではまずとれないんだろうなぁなんて考えていたら、あるわあるわ・・・
ざっと見たところ、おそらく200本くらいは生えていた。しかも雄花と雌花がセットになって生えているのがうれしい。希少性が高いとのことなので、ここでは20本くらい、別の場所(ここはけっこう冒険的な立地)で30本くらいずつ、毎年いただいている。大してうまいとは思わないけれど、ワラビやゼンマイとちがって下処理の必要はなく、山菜や野草につきものである「クセ」がまったくなく、極めて優しい味わいである。
別名「山アスパラ」、確か記憶では、かの人気野菜・アスパラガスの原種だったんじゃなかったかな。でもはっきり言って、アスパラよりはよほどクセがなく、やわらかく、食べやすい。腹にたまるものではないので、わざわざ食う必要はないんだけど、季節ものなので、毎年ありがたく頂戴している。
個人的には見た目の美しさという点で、観賞用でもいいんじゃないかなーと思えるくらい、とてもかっこいいかわいいきれいな山菜。ただし、この画像は種がたくさん写っちゃってるんで、あまりキレイには見えないかもしれない。
ワラビとシオデ(この日に収穫)
4月29日・ここまで成長しちゃうと、食うにはちょっと遅い。上のほう20?pくらいまでしか食えないだろうね。そっから下はもう硬くて食えないと思う。それなら、こんなに美しい姿は見て楽しみたい。雄花と雌花が絡み合うようにして生えるのがシオデの特徴。これもそう。よーく見てみ。
なお、もう1か所シオデがとれるところでは、こんなに立派なワラビがとれる。15〜40?pくらいのワラビ。ここら一面ワラビ畑になっている。以下は収穫させてもらったごく一部。.
ゼンマイとシオデはそろそろ終わりだけど、ワラビはこれからが本番!
4月16日
男ゼンマイ(画像左)と女ゼンマイ(右)。男がはじめに出てから女が出る・・・今まで気にしなかったけど、どうやら男→女の順で出るらしい。何年やっても勉強だなー。
美しいゼンマイの姿
ぼそぼそっとした濃い緑、もしくは黄色っぽいのが完全に成長した男ゼンマイ。背の低い茶色っぽいくるくるが女ゼンマイ。
この場所は、特に山の中というわけではない。かといって住宅地のど真ん中というわけでも無論ない。なぜだか知らないけれど忘れられてしまったような、エアポケットみたいな空間。ここを訪れる人はいない。この先しばらく行くと、本格的な山道が始まる。
しかしこの周辺にはまだまだ民家はぽつりぽつりと点在している。であるにもかかわらず、ここは民家の敷地でも山でもない「何でもない場所」なのだ。この状況だけを考えると、何かいわくのひとつやふたつ出てきそうな気もするが、私に言わせればこの場所はまさに「楽園」である。山菜の楽園。
ほんの10分程度でそこそこの袋いっぱいの山菜を収穫することができるから・・・というのも、もちろん理由としてはある。しかしそれだけではないのだ。繰り返すが、ここは「山の端」といった地理的条件にあるただの空き地である。地図の余白といった印象の場所・・・であるにもかかわらず、山菜ファンの間では「山菜の女王」の異名をとるほど貴重であるとされる山菜が、かなり豊富に発生するから、ここはやっぱり「楽園」なのだ。
山菜に詳しくない人は、もしかしたらご存じないかもしれない。せっかくの機会だから、ご覧いただこう。
これ、なんだかわかりますか?かなりの山菜ファンの間でも、「そう簡単に収穫することができない山菜」と言われるらしい。希少性という意味ではけっこうハイレベルなんだと思う。では・・・
◎ シオデ
○ アスパラガス
▲ ワラビの仲間
△ なんかのツル
東北の一部では「ショデコ」として知られる。あっちにいくとアイコ(愛子?)とかヒデコ(秀子?)とかショデ子、ポン菜なんていう、女性のファーストネームのような山菜が多いが、これもその1つ。
正解は「◎ シオデ」ですね。まあとれるところではとれるんだろうけれど、レアな山菜ということで、まあこのあたりではまずとれないんだろうなぁなんて考えていたら、あるわあるわ・・・
ざっと見たところ、おそらく200本くらいは生えていた。しかも雄花と雌花がセットになって生えているのがうれしい。希少性が高いとのことなので、ここでは20本くらい、別の場所(ここはけっこう冒険的な立地)で30本くらいずつ、毎年いただいている。大してうまいとは思わないけれど、ワラビやゼンマイとちがって下処理の必要はなく、山菜や野草につきものである「クセ」がまったくなく、極めて優しい味わいである。
別名「山アスパラ」、確か記憶では、かの人気野菜・アスパラガスの原種だったんじゃなかったかな。でもはっきり言って、アスパラよりはよほどクセがなく、やわらかく、食べやすい。腹にたまるものではないので、わざわざ食う必要はないんだけど、季節ものなので、毎年ありがたく頂戴している。
個人的には見た目の美しさという点で、観賞用でもいいんじゃないかなーと思えるくらい、とてもかっこいいかわいいきれいな山菜。ただし、この画像は種がたくさん写っちゃってるんで、あまりキレイには見えないかもしれない。
ワラビとシオデ(この日に収穫)
4月29日・ここまで成長しちゃうと、食うにはちょっと遅い。上のほう20?pくらいまでしか食えないだろうね。そっから下はもう硬くて食えないと思う。それなら、こんなに美しい姿は見て楽しみたい。雄花と雌花が絡み合うようにして生えるのがシオデの特徴。これもそう。よーく見てみ。
なお、もう1か所シオデがとれるところでは、こんなに立派なワラビがとれる。15〜40?pくらいのワラビ。ここら一面ワラビ畑になっている。以下は収穫させてもらったごく一部。.
ゼンマイとシオデはそろそろ終わりだけど、ワラビはこれからが本番!
2019年04月16日
第21R〜くるくるの天使/第23R〜ワタシはどーこだ?
必ずお読みください!
前回レース番号を間違えたため、修正などせず、そのまま強引に続けようと思う。20、22と来てしまったので、今回は21、23のふた鞍予想&実食しようと思う。というか、実食はもうした。
この時期になるとね、こんなのがいっぱい出てくるんですよねー、このへんでは。
(3/30)
まずは練習問題。これ(↑)はなんでしょうか?
◎ ゼンマイ
○ ワラビ
▲ コゴミ
△ ただのシダ
いや実際に山を歩いていると、こういうのを見かけて「あ、ゼンマイだ!」と喜び勇んで収穫しようとする人も少なくないんです。これはゼンマイではないんですねー。もちろんワラビでもコゴミでも、食える種類のシダではないんです。
まあ何らかの名前がちゃんとついていることは間違いないと思うのだが、食えない(毒はないがクソまずい)種類の「△ ただのシダ」が正解。ということで、この練習問題を踏まえて、次が本題。
(3/30)
さぁ、なんでしょうねぇこれは。
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
▲ コゴミ
△ ウラジロ
△ その他シダ(食えない)
どうですか?見た感じは確かに「◎ ワラビ」に似ていますね。でもね、ワラビってのは、種としては有性生殖の2倍体に属するんだけど、葉は3倍体的な増え方をするのが特徴。↑の葉の部分(上部のくるっとしたところ)は「ふた股」に分かれているでしょ?ワラビは「3つ股」に分かれてるんです。
だからこれはワラビではなく、正解は「△ ウラジロ」でした。今回はちょっとイジワルな問題だったかな。ちなみにウラジロっつーのは、伝統的な正月を迎えるご家庭では「鏡餅」を伝統的に飾ると思うのだが、あの鏡餅に飾られているシダっぽいのがそれなんです。
なお、ウラジロの原産はロシアのウラジロストクなんです・・・てのはウソ。もちろんウラジオストクでもない。
てことで、この時期は先っぽが丸まっているめっちゃカワイイシダ類が続々にょきっている。代表的なのが、上の予想ダンゴのところにも登場した「ゼンマイ」です。こいつらはほんとにカワイイ。そして食えばうまい。ワラビにくらべて下処理がめんどいから敬遠されがちだが、味の深みはワラビ以上ですね。酒飲みのワタシからすると、ワラビよりもゼンマイのほうが好きかも。
てことで、難しい問題を出したお詫びに、「くるくるの天使」たちをたんとご覧いただこうと思う。これを食らえーーー!
(以上4/11)
食えるゼンマイとその他食えないくるくるの見分け方は実に簡単。ゼンマイは「綿毛」に覆われているのがなんといっても特徴的。処理するときには綿毛を全部とってゆでるんです。なんとなく茶色っぽくもふもふってしてるでしょ?これが綿毛なんです。
ちなみに↑に写っているのはすべて「男ゼンマイ」と呼ばれ、胞子を出す部分なので、食不適扱いとするのが適切な扱い。要は、株の保存のためですね。これとっちゃうと、その株がダメになっちゃうんで。
これに対し「女ゼンマイ」というのもあって、そっちをぜひ食していただきたい。見分け方も簡単ですよ。男ゼンマイはデカくてボコっとした出っ張りが葉の部分にあるのに対し、女ゼンマイは葉の部分が薄くてスリム。男ゼンマイの葉は繊維質で硬く、濃い緑であるのに対し、女ゼンマイの葉は薄くてなんとなくきたねえ色をした葉っぱ。
株の保存のための教えとして、男ゼンマイは食ったら死ぬとか毒があるとかいろいろ言われるが、そんなことはない。私もはじめはそんなこと知らず、男ゼンマイばかりむしりとって食ったけど、ふつうにうまかった。今は反省して、女ゼンマイだけを職いている。
なお、女ゼンマイについても、やはりひと株に3本以上生えているものから1本だけ、5本生えていたら2本、10本生えていたら4本とか、そんな感じで全部収穫することがないようにお気をつけいただきたい。全部とっちゃうとやはり株がダメになってしまうのだ。オスもメスもどっちもいないと生命は続いていかない。これは人間も動物もゼンマイも同じなんです。
さて、それではもう1本問題。わたしはどこ?クイズーーー!まずはこの写真をご覧ください。
ここにはある食えるもんがどこかにある、という趣旨の問題。全体像が見えてるのは全部で6本あるかな。よーくご覧いただくと、見えてくるかも??
前回レース番号を間違えたため、修正などせず、そのまま強引に続けようと思う。20、22と来てしまったので、今回は21、23のふた鞍予想&実食しようと思う。というか、実食はもうした。
この時期になるとね、こんなのがいっぱい出てくるんですよねー、このへんでは。
(3/30)
まずは練習問題。これ(↑)はなんでしょうか?
◎ ゼンマイ
○ ワラビ
▲ コゴミ
△ ただのシダ
いや実際に山を歩いていると、こういうのを見かけて「あ、ゼンマイだ!」と喜び勇んで収穫しようとする人も少なくないんです。これはゼンマイではないんですねー。もちろんワラビでもコゴミでも、食える種類のシダではないんです。
まあ何らかの名前がちゃんとついていることは間違いないと思うのだが、食えない(毒はないがクソまずい)種類の「△ ただのシダ」が正解。ということで、この練習問題を踏まえて、次が本題。
(3/30)
さぁ、なんでしょうねぇこれは。
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
▲ コゴミ
△ ウラジロ
△ その他シダ(食えない)
どうですか?見た感じは確かに「◎ ワラビ」に似ていますね。でもね、ワラビってのは、種としては有性生殖の2倍体に属するんだけど、葉は3倍体的な増え方をするのが特徴。↑の葉の部分(上部のくるっとしたところ)は「ふた股」に分かれているでしょ?ワラビは「3つ股」に分かれてるんです。
だからこれはワラビではなく、正解は「△ ウラジロ」でした。今回はちょっとイジワルな問題だったかな。ちなみにウラジロっつーのは、伝統的な正月を迎えるご家庭では「鏡餅」を伝統的に飾ると思うのだが、あの鏡餅に飾られているシダっぽいのがそれなんです。
なお、ウラジロの原産はロシアのウラジロストクなんです・・・てのはウソ。もちろんウラジオストクでもない。
てことで、この時期は先っぽが丸まっているめっちゃカワイイシダ類が続々にょきっている。代表的なのが、上の予想ダンゴのところにも登場した「ゼンマイ」です。こいつらはほんとにカワイイ。そして食えばうまい。ワラビにくらべて下処理がめんどいから敬遠されがちだが、味の深みはワラビ以上ですね。酒飲みのワタシからすると、ワラビよりもゼンマイのほうが好きかも。
てことで、難しい問題を出したお詫びに、「くるくるの天使」たちをたんとご覧いただこうと思う。これを食らえーーー!
(以上4/11)
食えるゼンマイとその他食えないくるくるの見分け方は実に簡単。ゼンマイは「綿毛」に覆われているのがなんといっても特徴的。処理するときには綿毛を全部とってゆでるんです。なんとなく茶色っぽくもふもふってしてるでしょ?これが綿毛なんです。
ちなみに↑に写っているのはすべて「男ゼンマイ」と呼ばれ、胞子を出す部分なので、食不適扱いとするのが適切な扱い。要は、株の保存のためですね。これとっちゃうと、その株がダメになっちゃうんで。
これに対し「女ゼンマイ」というのもあって、そっちをぜひ食していただきたい。見分け方も簡単ですよ。男ゼンマイはデカくてボコっとした出っ張りが葉の部分にあるのに対し、女ゼンマイは葉の部分が薄くてスリム。男ゼンマイの葉は繊維質で硬く、濃い緑であるのに対し、女ゼンマイの葉は薄くてなんとなくきたねえ色をした葉っぱ。
株の保存のための教えとして、男ゼンマイは食ったら死ぬとか毒があるとかいろいろ言われるが、そんなことはない。私もはじめはそんなこと知らず、男ゼンマイばかりむしりとって食ったけど、ふつうにうまかった。今は反省して、女ゼンマイだけを職いている。
なお、女ゼンマイについても、やはりひと株に3本以上生えているものから1本だけ、5本生えていたら2本、10本生えていたら4本とか、そんな感じで全部収穫することがないようにお気をつけいただきたい。全部とっちゃうとやはり株がダメになってしまうのだ。オスもメスもどっちもいないと生命は続いていかない。これは人間も動物もゼンマイも同じなんです。
さて、それではもう1本問題。わたしはどこ?クイズーーー!まずはこの写真をご覧ください。
ここにはある食えるもんがどこかにある、という趣旨の問題。全体像が見えてるのは全部で6本あるかな。よーくご覧いただくと、見えてくるかも??
2019年04月10日
第22R〜これ、食えんの!?どっちだ!?(PART2)
必ずお読みください!
本日2本目。締め切りが遠い仕事はどうもサボりがちである。
1週間くらい時間がなくてブログは更新しなかったが、できるだけ山には行っていた。その間にも次々と「初モノ」を手に口にすることに成功していた。まったくありがたいことだ。
昨年の台風の影響で、セリの量が多少少な目ではあるけれど、毎年人に差し上げるほど収穫してきたので、今年は一抹の寂しさを感じつつ、新たな春の野草と日々たわむれている。いや、今回は野草ではなく、ジャンルとしてはおそらく「山菜」に含まれる。こいつだ。
約1年ぶりに食ったが、相変わらずクセが強い。軽い苦みと強烈な香り。でも伸びきったセリほどイヤミがないから不思議なんだなーこれが。正直ね、うまいとは思わない。でもなんとなく後を引くんです。「フジの実」にもちょっと通じるところがあるかな。で、正解は・・・
◎ ヤブレガサ
○ モミジガサ
△ マムシグサ
今回は断言しました。味も見た目も「◎ ヤブレガサ」で間違いない。でもね、「○ モミジガサ」とも極めて似ているんですよこれ。特にこのくらいの小さな時期には区別が難しい。特に東北地方にお住まいの読者は、モミジガサならよくご存知かと思う。あっちでは「シドケ」として親しまれているそうだ。
実はこの近くでもシドケは採れるけれど、時期がもうちょっと先ですね、このへんは。ではなぜこれがシドケではなくヤブレガサであると判断できたのかというと、毎年ここでヤブレガサを収穫しているから。そしてある程度まで成長すると、ヤブレガサとシドケの区別がはっきりするのだ。それで、これは「ヤブレガサ」なんです。
確かキク科だと思ったなー。とにかくクセが強い。シドケもキク科だったと思う。まあここんだけ似てて科が違うなんていうことはさすがにないだろうね。このくらいの幼い時期が食いごろではあるけれど、見分けが難しいですね、とにかく。
成長したヤブレガサはこんな感じ。
このくらいの時期になると、シドケは枝分かれが多くなるのに対し、ヤブレガサはほとんどが単生なので、そこで判断すればいいんじゃないかな。でもね、こんだけデカくなってしまうと、もう硬くて食えないと思う。個人的にはヤブレガサよりもシドケのほうが好きかなー。あとひと月くらいすると、このあたりはシドケが出るのでちょっと楽しみ。
そして気を付けなければならないのが、「△ マムシグサ」という毒草。これはかなり葉っぱが似ている・・・と思っていったんは画像を掲載したのだが、なんかちがうなーと思って確かめてみたら、マムシグサではなかった。マムシグサよりもっとこえー「トリカブト」の画像だったので、これはまた別の機会にでも掲載する。どこいっちゃったかなー、マムシグサの写真・・・
ということは、ヤブレガサ&シドケの幼少時は、毒草マムシグサや猛毒草トリカブト(このへんのは「ツクバトリカブト」という種類)にも似ていることになるわけだから、注意が必要ですね。特に初めてモミジガサやヤブレガサを採ろうという人は要注意ですよ。
あのね、ヤブレガサやシドケは、なんというか、線対称的かつ点対称的であるのに対し、マムシグサ(あるいはテンナンショウ族)は、ちょっと形が妙なのだ。なんというか、口で説明するのは極めて難しい。ヤブレガサやシドケが「傘」であったとすれば、ちゃんと雨は防げる。でもマムシグサの葉を傘とすると、雨を防ぐことはできない。なんというか、折り畳み傘の失敗作のような葉っぱである。
実際マムシグサやテンナンショウでは誤食による死亡例があるらしい。でもね、あれを食うと口の中が針で刺されるほどの激痛に見舞われるということだから、そんなもんでほんとに死ねるのかとギモンである。飲み込む前に出すだろふつう、「激痛」なんだから。
ヤブレガサやシドケは、クセこそ強いが食って痛みを感じる山菜ではないので、飲み込む前に痛みの有無で判断するのもひとつの手ではあるだろう。痛いほうが毒ですよ。逆に覚えないでくださいよーーー!
本日2本目。締め切りが遠い仕事はどうもサボりがちである。
1週間くらい時間がなくてブログは更新しなかったが、できるだけ山には行っていた。その間にも次々と「初モノ」を手に口にすることに成功していた。まったくありがたいことだ。
昨年の台風の影響で、セリの量が多少少な目ではあるけれど、毎年人に差し上げるほど収穫してきたので、今年は一抹の寂しさを感じつつ、新たな春の野草と日々たわむれている。いや、今回は野草ではなく、ジャンルとしてはおそらく「山菜」に含まれる。こいつだ。
約1年ぶりに食ったが、相変わらずクセが強い。軽い苦みと強烈な香り。でも伸びきったセリほどイヤミがないから不思議なんだなーこれが。正直ね、うまいとは思わない。でもなんとなく後を引くんです。「フジの実」にもちょっと通じるところがあるかな。で、正解は・・・
◎ ヤブレガサ
○ モミジガサ
△ マムシグサ
今回は断言しました。味も見た目も「◎ ヤブレガサ」で間違いない。でもね、「○ モミジガサ」とも極めて似ているんですよこれ。特にこのくらいの小さな時期には区別が難しい。特に東北地方にお住まいの読者は、モミジガサならよくご存知かと思う。あっちでは「シドケ」として親しまれているそうだ。
実はこの近くでもシドケは採れるけれど、時期がもうちょっと先ですね、このへんは。ではなぜこれがシドケではなくヤブレガサであると判断できたのかというと、毎年ここでヤブレガサを収穫しているから。そしてある程度まで成長すると、ヤブレガサとシドケの区別がはっきりするのだ。それで、これは「ヤブレガサ」なんです。
確かキク科だと思ったなー。とにかくクセが強い。シドケもキク科だったと思う。まあここんだけ似てて科が違うなんていうことはさすがにないだろうね。このくらいの幼い時期が食いごろではあるけれど、見分けが難しいですね、とにかく。
成長したヤブレガサはこんな感じ。
このくらいの時期になると、シドケは枝分かれが多くなるのに対し、ヤブレガサはほとんどが単生なので、そこで判断すればいいんじゃないかな。でもね、こんだけデカくなってしまうと、もう硬くて食えないと思う。個人的にはヤブレガサよりもシドケのほうが好きかなー。あとひと月くらいすると、このあたりはシドケが出るのでちょっと楽しみ。
そして気を付けなければならないのが、「△ マムシグサ」という毒草。これはかなり葉っぱが似ている・・・と思っていったんは画像を掲載したのだが、なんかちがうなーと思って確かめてみたら、マムシグサではなかった。マムシグサよりもっとこえー「トリカブト」の画像だったので、これはまた別の機会にでも掲載する。どこいっちゃったかなー、マムシグサの写真・・・
ということは、ヤブレガサ&シドケの幼少時は、毒草マムシグサや猛毒草トリカブト(このへんのは「ツクバトリカブト」という種類)にも似ていることになるわけだから、注意が必要ですね。特に初めてモミジガサやヤブレガサを採ろうという人は要注意ですよ。
あのね、ヤブレガサやシドケは、なんというか、線対称的かつ点対称的であるのに対し、マムシグサ(あるいはテンナンショウ族)は、ちょっと形が妙なのだ。なんというか、口で説明するのは極めて難しい。ヤブレガサやシドケが「傘」であったとすれば、ちゃんと雨は防げる。でもマムシグサの葉を傘とすると、雨を防ぐことはできない。なんというか、折り畳み傘の失敗作のような葉っぱである。
実際マムシグサやテンナンショウでは誤食による死亡例があるらしい。でもね、あれを食うと口の中が針で刺されるほどの激痛に見舞われるということだから、そんなもんでほんとに死ねるのかとギモンである。飲み込む前に出すだろふつう、「激痛」なんだから。
ヤブレガサやシドケは、クセこそ強いが食って痛みを感じる山菜ではないので、飲み込む前に痛みの有無で判断するのもひとつの手ではあるだろう。痛いほうが毒ですよ。逆に覚えないでくださいよーーー!
第20R〜これ、食えんの!?&どっちだ!?(PART1)
必ずお読みください!
セリはもうにおいがだいぶ強くなってきて、収穫してもあと1〜2回かな、という気がしている。場所によってはもう食えないレベルにクセが強くなってしまった。また来年という感じである。
そうはいってもこの時期だ。次から次へと「この時期」ならではの植物がにょきにょきしている。まあこのあたりは山がちな地形なので、年がら年中にょきにょきしていることはしているのだが、この時期はどうにも過剰気味である。
それゆえ、見た目がものすごくよく似ているにょきにょきも少なくないのだ。たとえばこの前ちょこっとだけ触れた記憶がある「ニリンソウ(サンリンソウも)」と「トリカブト」がそんな例。ただしトリカブトは食ったらタダじゃ済まないほどの危険植物なのでアンタッチャブルであることを肝に銘じている。
私が手にして口にするのは、区別がつかないけどどっちでもいい(食っても死なない、うまい)植物に限る。今回と次回は、そんな「そっくりすぎてどっちがどっちだかわからん植物(食材)」を予想&実食する。まずはこいつから。
やたらとダラダラしていてなんとなくだらしのない、いかにも私向きの植物。もっともダラダラした上のほうはかたくて食えないが、下の白い部分から少し上くらいまではとてもうまいですよ、これ。しかも相当身近な植物なので、比較的どこでも手に入るんじゃないかな。
◎ ノカンゾウ
○ ヤブカンゾウ
△ ウルイ
△ ヤマユリ
これね、こんな感じでわっさーーーっと生えるユリ科の植物で、時期によっては葉っぱだけでなくつぼみ、根(球根)も食える。
ユリ科の植物特有の甘みがあって、極めてうまい。今回はおひたしで食ったが、てんぷらや炒め物、汁物でもいいですね。でも特有の甘みを味わうなら、やっぱりおひたしがおすすめかなー。
ただし、今回は「◎ ほにゃらら!」と正解を断じることができないのだ。というのも、「◎ノカンゾウ」と「○ ヤブカンゾウ」の区別がこの時点ではほとんどつかないから。それゆえ、めったに見ることがない植物図鑑を参照したが、そこには「葉っぱはノカンゾウもヤブカンゾウも区別がつかない」と書かれていた。
だからもうあきらめて、今回ばかりは「わかりません」が正解(?)である。何しろ図鑑にそう書いてあるんだから、区別がついちゃったらむしろ「不正解」ってことですな。
今回は10株ほどもらってきて、おひたしで食いました。うまかったーーー。
あ、ちなみにノカンゾウ(orヤブカンゾウ)の下にある緑の麺類みたいなのは「ノビル」という殺菌作用が極めて強いといわれる野草。これ食うと困るくらいに便通もよくなるので、便秘の人にはおすすめしたい。ノビルはラッキョウの仲間(だったと記憶)で、こいつも比較的手に入りやすい。
↓ノビルはこんな感じに大群生をなす。これはカンゾウを採ったところと同じエリアの空き地。
↑根(玉)の部分がいかにもラッキョウの感じがするでしょ?アサツキは球根がもっと固まっていて、処理がめんどくさい
フォルムはアサツキによく似ているが、アサツキはネギの仲間(だったと記憶)なので、風味はまったく異なる。アサツキは女性的な優しい味わいであるのに対し、ノビルはワイルドですね。個人的にはアサツキが好きかな、風味だけでいえば。
そうそう、この前「アサツキみっけ!」と思って収穫したら、こんなものが採れた・・・
これは非常にポピュラー。野草というよりは野菜としてスーパーに売られているアレです。まあでも上の画像は「野生のアレ」なんだけどね。この野草についてはまたの機会に触れたい。
セリはもうにおいがだいぶ強くなってきて、収穫してもあと1〜2回かな、という気がしている。場所によってはもう食えないレベルにクセが強くなってしまった。また来年という感じである。
そうはいってもこの時期だ。次から次へと「この時期」ならではの植物がにょきにょきしている。まあこのあたりは山がちな地形なので、年がら年中にょきにょきしていることはしているのだが、この時期はどうにも過剰気味である。
それゆえ、見た目がものすごくよく似ているにょきにょきも少なくないのだ。たとえばこの前ちょこっとだけ触れた記憶がある「ニリンソウ(サンリンソウも)」と「トリカブト」がそんな例。ただしトリカブトは食ったらタダじゃ済まないほどの危険植物なのでアンタッチャブルであることを肝に銘じている。
私が手にして口にするのは、区別がつかないけどどっちでもいい(食っても死なない、うまい)植物に限る。今回と次回は、そんな「そっくりすぎてどっちがどっちだかわからん植物(食材)」を予想&実食する。まずはこいつから。
やたらとダラダラしていてなんとなくだらしのない、いかにも私向きの植物。もっともダラダラした上のほうはかたくて食えないが、下の白い部分から少し上くらいまではとてもうまいですよ、これ。しかも相当身近な植物なので、比較的どこでも手に入るんじゃないかな。
◎ ノカンゾウ
○ ヤブカンゾウ
△ ウルイ
△ ヤマユリ
これね、こんな感じでわっさーーーっと生えるユリ科の植物で、時期によっては葉っぱだけでなくつぼみ、根(球根)も食える。
ユリ科の植物特有の甘みがあって、極めてうまい。今回はおひたしで食ったが、てんぷらや炒め物、汁物でもいいですね。でも特有の甘みを味わうなら、やっぱりおひたしがおすすめかなー。
ただし、今回は「◎ ほにゃらら!」と正解を断じることができないのだ。というのも、「◎ノカンゾウ」と「○ ヤブカンゾウ」の区別がこの時点ではほとんどつかないから。それゆえ、めったに見ることがない植物図鑑を参照したが、そこには「葉っぱはノカンゾウもヤブカンゾウも区別がつかない」と書かれていた。
だからもうあきらめて、今回ばかりは「わかりません」が正解(?)である。何しろ図鑑にそう書いてあるんだから、区別がついちゃったらむしろ「不正解」ってことですな。
今回は10株ほどもらってきて、おひたしで食いました。うまかったーーー。
あ、ちなみにノカンゾウ(orヤブカンゾウ)の下にある緑の麺類みたいなのは「ノビル」という殺菌作用が極めて強いといわれる野草。これ食うと困るくらいに便通もよくなるので、便秘の人にはおすすめしたい。ノビルはラッキョウの仲間(だったと記憶)で、こいつも比較的手に入りやすい。
↓ノビルはこんな感じに大群生をなす。これはカンゾウを採ったところと同じエリアの空き地。
↑根(玉)の部分がいかにもラッキョウの感じがするでしょ?アサツキは球根がもっと固まっていて、処理がめんどくさい
フォルムはアサツキによく似ているが、アサツキはネギの仲間(だったと記憶)なので、風味はまったく異なる。アサツキは女性的な優しい味わいであるのに対し、ノビルはワイルドですね。個人的にはアサツキが好きかな、風味だけでいえば。
そうそう、この前「アサツキみっけ!」と思って収穫したら、こんなものが採れた・・・
これは非常にポピュラー。野草というよりは野菜としてスーパーに売られているアレです。まあでも上の画像は「野生のアレ」なんだけどね。この野草についてはまたの機会に触れたい。
2019年03月31日
第17、18、19R〜なんかいろんなの出てきた
必ずお読みください!
これから5日間は急ぎの仕事に没頭しなければならず、ブログは更新しない予定。だから今のうちにやっておくことにする。とても良い時期になってきたから、いろんな植物が次々に生えだしているので、これから忙しくなるなー・・・
とりあえずはセリ。場所によってはこんなにデカくなっている。
↑30?pくらいある。時期が早いのでまだアク抜きなしで食える
↓かなり茎が太い。野草というよりは山菜という感じ
あと1週間もすると、おそらく上のように背高の(最大で40?pくらいになる)、下のように極太のセリがばんばか生えてくるようになる。それ以上大きくなると、もうアク抜きしなければ食えないくらいくどい味になる。そして4月下旬には、もうくさくて食えなくなる。だから、楽しいのは今のうちですね。
では、ここからしばらくお休みするので、今回はまとめて予想&答え合わせ(実食)をする。まずはこいつから。
これもね、おいしいんですよー。セリと同じくセリ科の、セリよりももしかしたら身近な野草かもしれないですね。
◎ ミツバ
○ クローバー
△ ヨツバ
△ キツネノなんとか
先日うどんで食って、とてもうまかった。初モノでしたね。正解は「◎ ミツバ」です。香り、シャキっとした歯ごたえは相変わらず最高。ここらへんでとれるミツバのほとんどが「山ミツバ」と呼ばれる種類で、まあ一般的な野生ミツバのことをそう呼ぶんだと思う。
例年セリが終わったあと、5月半ばくらいからセリと同じくらいの勢いで生える。今回のは例外的に早くて、まだ小さかったが、初モノなのでありがたくいただいてきた。これもデカくなると30?pくらいになる。
クローバーってのがどういう植物なのか、私はよく知らない。キツネノなんとかという植物は、ミツバに似ている毒草で、注意が必要。セリに対するドクセリという感じの、かなりゴツいミツバだから、慣れればすぐに見分けがつく。お次はこいつ。
こちらもミツバ以上に身近な野草で、今まさに旬。まあ正直、食ってうまい野草ではないが、まあ毎年1回か2回はいただいてきて、大福にして食っている。
◎ ヨモギ
○ トリカブト
△ ニリンソウ
いちおう気を付けておきたいのが、猛毒のトリカブト。まあ、似ていますよーって書かれることがあるという程度で、実際はまったく似ていない。葉の裏が白いんですよね、これ。大福に入れるということで、ピンと来た人も多いと思うが、正解は「◎ ヨモギ」です。
ちなみに「△ ニリンソウ」という野草は、ヨモギ以上にトリカブトと似ている。葉っぱがね。ニリンソウは食えます。食ったことないけど。万一トリカブトだったらヤバイでは済まない話なので、うちのそばにいっぱい生えるけど、私は絶対に食わないようにしている。
ヨモギはキク科の野草なので、かなりクセが強い。だから食ってうまいものではない。風呂に入れる薬草としても知られるが、風呂が汚れるだけなので、我が家ではやらない。さあそしてラスト、お次はこいつ。
これはけっこうな難問なんじゃないかな。明るい緑のシダ植物ですね。これ、実は・・・
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
▲ コゴミ
△ ウラジロ
ワラビなんですよねー。「ええっ!?」と思った方もいるでしょう。ワラビっていうと、
こんなのをイメージすると思うが、上のワラビも同じワラビなんです。なんかね、味や香りはどっちも同じですよ。どっちもうまいです。ゼンマイやコゴミについては、これからイヤってほど出るので、その他珍しい希少な山菜と合わせて紹介したいと思う。
ちなみに今回はまだワラビの収穫は見送った。ゼンマイやコゴミ以上にイヤってほど出るんで、ワラビについてはあせる必要などまったくない。
お、それとね、ワラビっていちおう「有毒」のシダ植物なので、しっかりとアク抜きをしてから食うようにしてください。まあアクを抜かなきゃとてもとても食えたもんじゃないけどね。
てことで、ごきげんよろしうーーー
これから5日間は急ぎの仕事に没頭しなければならず、ブログは更新しない予定。だから今のうちにやっておくことにする。とても良い時期になってきたから、いろんな植物が次々に生えだしているので、これから忙しくなるなー・・・
とりあえずはセリ。場所によってはこんなにデカくなっている。
↑30?pくらいある。時期が早いのでまだアク抜きなしで食える
↓かなり茎が太い。野草というよりは山菜という感じ
あと1週間もすると、おそらく上のように背高の(最大で40?pくらいになる)、下のように極太のセリがばんばか生えてくるようになる。それ以上大きくなると、もうアク抜きしなければ食えないくらいくどい味になる。そして4月下旬には、もうくさくて食えなくなる。だから、楽しいのは今のうちですね。
では、ここからしばらくお休みするので、今回はまとめて予想&答え合わせ(実食)をする。まずはこいつから。
これもね、おいしいんですよー。セリと同じくセリ科の、セリよりももしかしたら身近な野草かもしれないですね。
◎ ミツバ
○ クローバー
△ ヨツバ
△ キツネノなんとか
先日うどんで食って、とてもうまかった。初モノでしたね。正解は「◎ ミツバ」です。香り、シャキっとした歯ごたえは相変わらず最高。ここらへんでとれるミツバのほとんどが「山ミツバ」と呼ばれる種類で、まあ一般的な野生ミツバのことをそう呼ぶんだと思う。
例年セリが終わったあと、5月半ばくらいからセリと同じくらいの勢いで生える。今回のは例外的に早くて、まだ小さかったが、初モノなのでありがたくいただいてきた。これもデカくなると30?pくらいになる。
クローバーってのがどういう植物なのか、私はよく知らない。キツネノなんとかという植物は、ミツバに似ている毒草で、注意が必要。セリに対するドクセリという感じの、かなりゴツいミツバだから、慣れればすぐに見分けがつく。お次はこいつ。
こちらもミツバ以上に身近な野草で、今まさに旬。まあ正直、食ってうまい野草ではないが、まあ毎年1回か2回はいただいてきて、大福にして食っている。
◎ ヨモギ
○ トリカブト
△ ニリンソウ
いちおう気を付けておきたいのが、猛毒のトリカブト。まあ、似ていますよーって書かれることがあるという程度で、実際はまったく似ていない。葉の裏が白いんですよね、これ。大福に入れるということで、ピンと来た人も多いと思うが、正解は「◎ ヨモギ」です。
ちなみに「△ ニリンソウ」という野草は、ヨモギ以上にトリカブトと似ている。葉っぱがね。ニリンソウは食えます。食ったことないけど。万一トリカブトだったらヤバイでは済まない話なので、うちのそばにいっぱい生えるけど、私は絶対に食わないようにしている。
ヨモギはキク科の野草なので、かなりクセが強い。だから食ってうまいものではない。風呂に入れる薬草としても知られるが、風呂が汚れるだけなので、我が家ではやらない。さあそしてラスト、お次はこいつ。
これはけっこうな難問なんじゃないかな。明るい緑のシダ植物ですね。これ、実は・・・
◎ ワラビ
○ ゼンマイ
▲ コゴミ
△ ウラジロ
ワラビなんですよねー。「ええっ!?」と思った方もいるでしょう。ワラビっていうと、
こんなのをイメージすると思うが、上のワラビも同じワラビなんです。なんかね、味や香りはどっちも同じですよ。どっちもうまいです。ゼンマイやコゴミについては、これからイヤってほど出るので、その他珍しい希少な山菜と合わせて紹介したいと思う。
ちなみに今回はまだワラビの収穫は見送った。ゼンマイやコゴミ以上にイヤってほど出るんで、ワラビについてはあせる必要などまったくない。
お、それとね、ワラビっていちおう「有毒」のシダ植物なので、しっかりとアク抜きをしてから食うようにしてください。まあアクを抜かなきゃとてもとても食えたもんじゃないけどね。
てことで、ごきげんよろしうーーー
2019年03月03日
第16R〜春の香り、理不尽な香り
必ずお読みください!
春の終わりから冬にかけてはけっこういろいろなきのこを楽しむことができる土地柄なのだが、春はやっぱり野草と山菜の時期。そろそろかなーと思っていたが・・・
↑「1本目のホダ」と呼んでいた折れた木に発生したヒラタケ
↓「収穫適齢期を惜しくも逃したシャカシメジ」といった風情のヒラタケ、同じ木
今年は春のスタートもヒラタケから収穫できそうな予感がある。この時期にヒラタケが発生するのは数年ぶり。ヒラタケというきのこは「秋〜春」という3シーズンにかけて発生するといわれる。だからこの時期に発生すること自体さほど珍しくはないらしい。でもこのあたりではけっこうレアケース。
ヒラタケのことは秋まで置いておいて、春はやはり野草、山菜のシーズンである。前回かその前かに予告しておいた「春を告げる野草」を収穫した。このあたりは平均にくらべると多少遅めではあるが、今年も春の到来を告げてくれた。コイツです。
日本でも最も有名な野草の1つに数えられると思う。単勝1.1倍って感じだが、いちおう予想。
◎ フキノトー
○ ハシリドコロ
△ キク
もちろんみなさんも「◎ フキノトー」のことをご存知かと思う。でも改めてこうやって見てみると、なかなかかわいらしいもんでしょ?ジロジロ見てやってください。例年だいたい300個くらい出てくるかなー。収穫するのは100個くらいのもんだと思う。まあだいたいそんなにバクバク食うようなもんでもない。
なお、「○ ハシリドコロ」というのは比較的強い毒を持つ、花がフキノトーによく似た植物(だったと思う)。時期が同じかどうかはわからないが、けっこう似ているそうだから、野生のフキノトーを収穫する人は注意すべきである。
ちなみに「ハシリドコロ」の由来は「中毒症状が走り回るくらいつらい」とか「走り回るほど頭がおかしくなる」とか、なんかそんな感じの症状だったように思う。症状がつらくて走り回った経験が私にはないので、どちらかといえば後者の由来が正しいのではないかという気がする。いずれにしても、中毒は避けるべきである。
フキノトーというくらいだから、当然「フキ」の香りがする。フキよりもこっちのほうが香り自体は強いかもしれない。正直私は植物に関する知識が恐ろしく少ないので、フキとフキノトーの関係をよく理解していない。ミョウガとミョウガタケの関係と同じくらい不明である。
フキノトーって食いごろはいつ?フキノトーを採っちまうとその後のフキはどうなるの?フキノトーって全部の株に出るの?などといった数々の疑問を一切解決せずに、いたずらにちょん切って片っ端から収穫することにしている。ミョウガってどうなるの?のパターンもこれと同じである。
まあこれを読んでくれているお子さんはいないと思うし、いたらいたでひとクサレ注意のことばでもかけてやりたい気分になるわけだが、子供のころ、はじめてコイツを食ったとき、こんなにクソまじぃもんがこの世にあるとはと驚愕したのをよく覚えている。
当時はけっこう都会に住んでいたので、フキノトーが口に入ることもほとんどなく、基本的には毎年平和な春のはじめを迎えていたのだが、おせっかいな近所のおばはんがフキノトーを大量に仕入れてきて、これをウチに持ってくるわけですよ、猛烈に運が悪い春には。
すると母親はなぜかスイッチが入っちゃって、こんなに貴重なものを!などと目に涙を浮かべそうな勢いで辞令を述べ、その晩は恐怖の「フキノトー料理」が登場するのだ。死にそうになりながら1つ食って、もう2度と箸をつけないでいると、必ず言うのだ。
いっぱいあるんだから、食べなさい。
冗談じゃねえ!こんなもん1個までだ!これ以上食ったら死んじまうわ!と思いながら「もういい」と私は答える。これで「ああそう」なら何の問題もない。ところが私の母親はそんなに素直な人間ではないのだ。
「なんで?こんなにおいしいのに」
「いらない」
「食べなさいよ、おいしいでしょ?」
「おいしくない、まずい」
「何言ってるの?おいしいわよ」
「もういらない」
「あんたはなんでそんなに食わず嫌いなの?だまされたと思って食べなさい」
「・・・」
私は1つ実食しているのに「食わず嫌い」のレッテルを貼られ、食った結果私の舌は「まずい」と判定を下したにもかかわらず「おいしいでしょ?」と無根の疑問を持たれ、挙句は「おいしいでしょ!」と怒鳴り始める始末。あまりにも理不尽すぎる。今にして思うと、母は理不尽というよりただのバカだったのではないかの疑いも生じるレベルである。いや、当時もそんなふうに思った記憶が確かにあるぞ。
理不尽はこれだけで終わらない。「もうあんたはバカだねぇ・・・どうしてこんなにおいしいものを食べないの?ほんとにバカだねぇ・・・」最上級のしかめっ面で、こんなことをほざく。このくそばばあ!と、私は内心思っていた。
もしかしたらこの人はバカか?と思った人に「バカ」を連呼される始末。だから私にとってフキノトーは「理不尽な味」なのだ。
大人の読者の方であれば、フキノトーを一度くらいは食ったことがあるだろう。万一まかり間違ってコレをお子さんが読んでいたとするなら、悪いことは言わない。やめといたほうがいいぜぇ、フキノトー・・・
味をひとことで言うなら「クッソにげえ」のがフキノトーの最大の特徴。香りだっておそらく子供には不向き。何しろあの「フキの香り」を強烈にした感じなのだから。だからきっと子供からすれば「クッソにがくてくせえ食い物」と感じられるはず。こんなもん食わないに越したことはない。
しかしあれから少なくとも30年以上は経過した現在、実に不思議なことに、このフキノトーが「なんとなくうまい」と感じられるようになってきているのだ。さすがに「フキノトーのてんぷら」なんつったら苦すぎて食えたもんじゃないんだけど、花のひとかけらをみそ汁に散らしたり、うどんやそばのだしに浮かべたりすると、なんだかけっこううまく感じられるようになっているのだ。
しかも、見てみぬふりをしつづけたフキノトーを、一念発起で収穫して食ってみたほんの数年前から、なんとなく「うまい」感じを覚えるようになったのである。
まあ100個とってきても、実質私が食うのは1個分にも満たない程度なんだと思う。残りは家族がてんぷらだフキみそだと喜んで食うから、フキノトーもけっこう収穫しがいがあるのだ。
だからといって少年時代に受けた理不尽な屈辱が正当化されることは絶対にない。これだけは言っておかなければならない。それは金輪際絶対にありえない!
そんなくそばばあ・・・いや、私の母ももうすぐ90目前。1.5?qも離れたスーパーまで単独で買い物に行くというから、相当理不尽なゴリ押しもやはりダテではなかったんだなぁと思う今日この頃である。
春の終わりから冬にかけてはけっこういろいろなきのこを楽しむことができる土地柄なのだが、春はやっぱり野草と山菜の時期。そろそろかなーと思っていたが・・・
↑「1本目のホダ」と呼んでいた折れた木に発生したヒラタケ
↓「収穫適齢期を惜しくも逃したシャカシメジ」といった風情のヒラタケ、同じ木
今年は春のスタートもヒラタケから収穫できそうな予感がある。この時期にヒラタケが発生するのは数年ぶり。ヒラタケというきのこは「秋〜春」という3シーズンにかけて発生するといわれる。だからこの時期に発生すること自体さほど珍しくはないらしい。でもこのあたりではけっこうレアケース。
ヒラタケのことは秋まで置いておいて、春はやはり野草、山菜のシーズンである。前回かその前かに予告しておいた「春を告げる野草」を収穫した。このあたりは平均にくらべると多少遅めではあるが、今年も春の到来を告げてくれた。コイツです。
日本でも最も有名な野草の1つに数えられると思う。単勝1.1倍って感じだが、いちおう予想。
◎ フキノトー
○ ハシリドコロ
△ キク
もちろんみなさんも「◎ フキノトー」のことをご存知かと思う。でも改めてこうやって見てみると、なかなかかわいらしいもんでしょ?ジロジロ見てやってください。例年だいたい300個くらい出てくるかなー。収穫するのは100個くらいのもんだと思う。まあだいたいそんなにバクバク食うようなもんでもない。
なお、「○ ハシリドコロ」というのは比較的強い毒を持つ、花がフキノトーによく似た植物(だったと思う)。時期が同じかどうかはわからないが、けっこう似ているそうだから、野生のフキノトーを収穫する人は注意すべきである。
ちなみに「ハシリドコロ」の由来は「中毒症状が走り回るくらいつらい」とか「走り回るほど頭がおかしくなる」とか、なんかそんな感じの症状だったように思う。症状がつらくて走り回った経験が私にはないので、どちらかといえば後者の由来が正しいのではないかという気がする。いずれにしても、中毒は避けるべきである。
フキノトーというくらいだから、当然「フキ」の香りがする。フキよりもこっちのほうが香り自体は強いかもしれない。正直私は植物に関する知識が恐ろしく少ないので、フキとフキノトーの関係をよく理解していない。ミョウガとミョウガタケの関係と同じくらい不明である。
フキノトーって食いごろはいつ?フキノトーを採っちまうとその後のフキはどうなるの?フキノトーって全部の株に出るの?などといった数々の疑問を一切解決せずに、いたずらにちょん切って片っ端から収穫することにしている。ミョウガってどうなるの?のパターンもこれと同じである。
まあこれを読んでくれているお子さんはいないと思うし、いたらいたでひとクサレ注意のことばでもかけてやりたい気分になるわけだが、子供のころ、はじめてコイツを食ったとき、こんなにクソまじぃもんがこの世にあるとはと驚愕したのをよく覚えている。
当時はけっこう都会に住んでいたので、フキノトーが口に入ることもほとんどなく、基本的には毎年平和な春のはじめを迎えていたのだが、おせっかいな近所のおばはんがフキノトーを大量に仕入れてきて、これをウチに持ってくるわけですよ、猛烈に運が悪い春には。
すると母親はなぜかスイッチが入っちゃって、こんなに貴重なものを!などと目に涙を浮かべそうな勢いで辞令を述べ、その晩は恐怖の「フキノトー料理」が登場するのだ。死にそうになりながら1つ食って、もう2度と箸をつけないでいると、必ず言うのだ。
いっぱいあるんだから、食べなさい。
冗談じゃねえ!こんなもん1個までだ!これ以上食ったら死んじまうわ!と思いながら「もういい」と私は答える。これで「ああそう」なら何の問題もない。ところが私の母親はそんなに素直な人間ではないのだ。
「なんで?こんなにおいしいのに」
「いらない」
「食べなさいよ、おいしいでしょ?」
「おいしくない、まずい」
「何言ってるの?おいしいわよ」
「もういらない」
「あんたはなんでそんなに食わず嫌いなの?だまされたと思って食べなさい」
「・・・」
私は1つ実食しているのに「食わず嫌い」のレッテルを貼られ、食った結果私の舌は「まずい」と判定を下したにもかかわらず「おいしいでしょ?」と無根の疑問を持たれ、挙句は「おいしいでしょ!」と怒鳴り始める始末。あまりにも理不尽すぎる。今にして思うと、母は理不尽というよりただのバカだったのではないかの疑いも生じるレベルである。いや、当時もそんなふうに思った記憶が確かにあるぞ。
理不尽はこれだけで終わらない。「もうあんたはバカだねぇ・・・どうしてこんなにおいしいものを食べないの?ほんとにバカだねぇ・・・」最上級のしかめっ面で、こんなことをほざく。このくそばばあ!と、私は内心思っていた。
もしかしたらこの人はバカか?と思った人に「バカ」を連呼される始末。だから私にとってフキノトーは「理不尽な味」なのだ。
大人の読者の方であれば、フキノトーを一度くらいは食ったことがあるだろう。万一まかり間違ってコレをお子さんが読んでいたとするなら、悪いことは言わない。やめといたほうがいいぜぇ、フキノトー・・・
味をひとことで言うなら「クッソにげえ」のがフキノトーの最大の特徴。香りだっておそらく子供には不向き。何しろあの「フキの香り」を強烈にした感じなのだから。だからきっと子供からすれば「クッソにがくてくせえ食い物」と感じられるはず。こんなもん食わないに越したことはない。
しかしあれから少なくとも30年以上は経過した現在、実に不思議なことに、このフキノトーが「なんとなくうまい」と感じられるようになってきているのだ。さすがに「フキノトーのてんぷら」なんつったら苦すぎて食えたもんじゃないんだけど、花のひとかけらをみそ汁に散らしたり、うどんやそばのだしに浮かべたりすると、なんだかけっこううまく感じられるようになっているのだ。
しかも、見てみぬふりをしつづけたフキノトーを、一念発起で収穫して食ってみたほんの数年前から、なんとなく「うまい」感じを覚えるようになったのである。
まあ100個とってきても、実質私が食うのは1個分にも満たない程度なんだと思う。残りは家族がてんぷらだフキみそだと喜んで食うから、フキノトーもけっこう収穫しがいがあるのだ。
だからといって少年時代に受けた理不尽な屈辱が正当化されることは絶対にない。これだけは言っておかなければならない。それは金輪際絶対にありえない!
そんなくそばばあ・・・いや、私の母ももうすぐ90目前。1.5?qも離れたスーパーまで単独で買い物に行くというから、相当理不尽なゴリ押しもやはりダテではなかったんだなぁと思う今日この頃である。
2019年01月30日
第15R〜謎の中毒性!?「危険な実」その名は・・・
必ずお読みください!
めちゃくちゃ久しぶりである。みなさんお元気でしたか?
インフルエンザが猛威を振るう中の久々ブログ投稿となると、コイツはインフルにやられてたな?と思うかもしれないが、私は無事である。満員電車に何度となく「マスクなし」で乗ってもインフルにかかることはなかった。
別に私が特別丈夫にできているわけでもなければ、人知れず妙な抗体を持っているわけでもない。満員電車の乗客たちを見ると、ものすごい割合でマスクをしていることが確認できた。「女性専用車両」というのもあるが、ここはもしかしたら「マスク専用車両」なのではないかといぶかるほどのマスク人口だった。
おそらくそういう事情で私はインフルの毒性を回避することができたのだろう。私が乗った電車の乗客はエライなぁと思う。そんなわけで、いつもどおり比較的健康的な状態で、新年2発目の記事。例によって予想である。
この画像を見ただけでその正体を暴いてしまったアナタは相当な山ツウであろう。たぶん2、3回はクマに食われ、4、5回はイノシシに踏みつけられたことがあるのではないかと察する。それはともかく、予想。
◎ フジ
△ ただの石
△ カモシカの糞
正解は「◎ フジ」ですね。フジというのは、あのだらだらと紫色の花をつける植物。かなり有名ですね。私もよくテレビなどであれを見るが、ああやってまとまってどばーっと咲くと、いたくキレイである。
昔の人が「いとをかし」なんていっちゃう気持ちもわかる。をかしすぎてしょーがねーっつーレベルでキレイだと私も思う。
しかしどういうわけか、私が入る山のフジは全然キレイじゃない。ポツンポツンと咲くせいだろう。むしろばっちく見える。なぜなのか、その理由はイマイチわからない。
というのも、このフジの種というやつは、信じられないくらいの量が道の上に落っこちているからだ。あれが全部花になったなら、おそらくとんでもねぇレベルのいとをかしさであろう。
しかも種が飛散する音がものすごいんですよ。なんつーかね、インゲン豆ってあるじゃないですか。あれを巨大化させた感じなんだけど、その超巨大インゲン豆の外側の皮がものすごく硬いイメージですね。それがものすごい勢いで破られ、中の種が飛び出してくるのだ。
歩いて靴の下で踏みつぶすとガチガチと音を立てて外側が粉砕されているのがわかる。しかし私の歩き古した靴は底がすり減っており、底を突き破ってあの鋭利な皮の切っ先が足裏を刺し貫くんじゃないかという、けっこういっちょまえの恐怖感も実はある。車があの道を通ったらパンクするんじゃないの?というくらいの、なかなかの鋭さなのだ、たかだか「皮」のくせに。
頭上であの種(一般に「フジの実」と呼ぶらしい)が勝手にパンパン!とはじけ飛ぶ音はちょっとしたもの。すごい音ですよ。テレビの刑事ドラマの銃撃戦ではどひゅんばひゅんとそれらしい銃声がするが、フジの実は「パン!パン!」というシンプルな破裂音で、こっちのほうが銃声としてのリアリティを感じさせるのだ。
とはいっても、テレビもフジの実の破裂音も「銃声」ではないんだけどね。でもほんとにはじめは山の中で誰かが銃撃戦をしているんじゃないの?と感じたほどであった。
もう1つ、この「フジの実」というやつには特徴がある。実に毒があるという特徴である。ところがこの実、食う人もけっこういるのだ。毒の実を食っちゃうなんてバカだねぇ・・・なんて思う。そう思っている張本人の私も食う。
大してうまくはない。私は酒のつまみに大量のナッツをストックしているが、ナッツにくらべると「まずい」と言っても大げさではないレベルの味だ。ところが、である。
まじぃなぁ、これ・・・なんて思いながら1つ、また1つとつまんでいるうちに、なぜか手が止まらなくなるから不思議なんだなー、これが。何しろ毒を持つといわれる実だから、食うのは1回に5〜6粒程度にとどめるべきだとも言われる。でも止まらないですねー。「かっぱえびせん」の原材料を調べたい気持ちになってくる。
いやいや、今の時代うっかりしたことは言えないが、正直いって、やめられないとまらないの次元は「フジの実」に軍配が上がる。うまさでいえば迷うことなく「かっぱえびせん」なんだけどね。なんだか知らんけど、フジの実には謎の中毒性があるので、食おうと思う人は要注意である。
「謎の中毒性」といえば、私は伝説のパンクバンド「あぶらだこ」のファンである。はじめて聴く人は例外なく耳をふさぎたくなるくらいのひでぇ楽曲が多いが、ガマンして聴くうちに「あぶらだこ抗体」ができ、しかもドーパミンだかなんだかを分泌する作用があるらしく、聴かずにはいられない中毒性を伴うから危険な楽曲の数々である。
でもさすがにあぶらだこを聴きながらフジの実を食う勇気は未だない。でもちょっとやってみたい気もする。インフルには感染しない私も、あぶらだことフジの実の中毒には完全に敗北である。
ついでにあぶらだこをぱくって「フジの実の歌」をちょっと作詞してみた。
フジの実すぎるーフジの実ー
フジの実をー、フジの実にとー、フジの種ー
人生初の作詞だが、まずまず上出来だと思う。
めちゃくちゃ久しぶりである。みなさんお元気でしたか?
インフルエンザが猛威を振るう中の久々ブログ投稿となると、コイツはインフルにやられてたな?と思うかもしれないが、私は無事である。満員電車に何度となく「マスクなし」で乗ってもインフルにかかることはなかった。
別に私が特別丈夫にできているわけでもなければ、人知れず妙な抗体を持っているわけでもない。満員電車の乗客たちを見ると、ものすごい割合でマスクをしていることが確認できた。「女性専用車両」というのもあるが、ここはもしかしたら「マスク専用車両」なのではないかといぶかるほどのマスク人口だった。
おそらくそういう事情で私はインフルの毒性を回避することができたのだろう。私が乗った電車の乗客はエライなぁと思う。そんなわけで、いつもどおり比較的健康的な状態で、新年2発目の記事。例によって予想である。
この画像を見ただけでその正体を暴いてしまったアナタは相当な山ツウであろう。たぶん2、3回はクマに食われ、4、5回はイノシシに踏みつけられたことがあるのではないかと察する。それはともかく、予想。
◎ フジ
△ ただの石
△ カモシカの糞
正解は「◎ フジ」ですね。フジというのは、あのだらだらと紫色の花をつける植物。かなり有名ですね。私もよくテレビなどであれを見るが、ああやってまとまってどばーっと咲くと、いたくキレイである。
昔の人が「いとをかし」なんていっちゃう気持ちもわかる。をかしすぎてしょーがねーっつーレベルでキレイだと私も思う。
しかしどういうわけか、私が入る山のフジは全然キレイじゃない。ポツンポツンと咲くせいだろう。むしろばっちく見える。なぜなのか、その理由はイマイチわからない。
というのも、このフジの種というやつは、信じられないくらいの量が道の上に落っこちているからだ。あれが全部花になったなら、おそらくとんでもねぇレベルのいとをかしさであろう。
しかも種が飛散する音がものすごいんですよ。なんつーかね、インゲン豆ってあるじゃないですか。あれを巨大化させた感じなんだけど、その超巨大インゲン豆の外側の皮がものすごく硬いイメージですね。それがものすごい勢いで破られ、中の種が飛び出してくるのだ。
歩いて靴の下で踏みつぶすとガチガチと音を立てて外側が粉砕されているのがわかる。しかし私の歩き古した靴は底がすり減っており、底を突き破ってあの鋭利な皮の切っ先が足裏を刺し貫くんじゃないかという、けっこういっちょまえの恐怖感も実はある。車があの道を通ったらパンクするんじゃないの?というくらいの、なかなかの鋭さなのだ、たかだか「皮」のくせに。
頭上であの種(一般に「フジの実」と呼ぶらしい)が勝手にパンパン!とはじけ飛ぶ音はちょっとしたもの。すごい音ですよ。テレビの刑事ドラマの銃撃戦ではどひゅんばひゅんとそれらしい銃声がするが、フジの実は「パン!パン!」というシンプルな破裂音で、こっちのほうが銃声としてのリアリティを感じさせるのだ。
とはいっても、テレビもフジの実の破裂音も「銃声」ではないんだけどね。でもほんとにはじめは山の中で誰かが銃撃戦をしているんじゃないの?と感じたほどであった。
もう1つ、この「フジの実」というやつには特徴がある。実に毒があるという特徴である。ところがこの実、食う人もけっこういるのだ。毒の実を食っちゃうなんてバカだねぇ・・・なんて思う。そう思っている張本人の私も食う。
大してうまくはない。私は酒のつまみに大量のナッツをストックしているが、ナッツにくらべると「まずい」と言っても大げさではないレベルの味だ。ところが、である。
まじぃなぁ、これ・・・なんて思いながら1つ、また1つとつまんでいるうちに、なぜか手が止まらなくなるから不思議なんだなー、これが。何しろ毒を持つといわれる実だから、食うのは1回に5〜6粒程度にとどめるべきだとも言われる。でも止まらないですねー。「かっぱえびせん」の原材料を調べたい気持ちになってくる。
いやいや、今の時代うっかりしたことは言えないが、正直いって、やめられないとまらないの次元は「フジの実」に軍配が上がる。うまさでいえば迷うことなく「かっぱえびせん」なんだけどね。なんだか知らんけど、フジの実には謎の中毒性があるので、食おうと思う人は要注意である。
「謎の中毒性」といえば、私は伝説のパンクバンド「あぶらだこ」のファンである。はじめて聴く人は例外なく耳をふさぎたくなるくらいのひでぇ楽曲が多いが、ガマンして聴くうちに「あぶらだこ抗体」ができ、しかもドーパミンだかなんだかを分泌する作用があるらしく、聴かずにはいられない中毒性を伴うから危険な楽曲の数々である。
でもさすがにあぶらだこを聴きながらフジの実を食う勇気は未だない。でもちょっとやってみたい気もする。インフルには感染しない私も、あぶらだことフジの実の中毒には完全に敗北である。
ついでにあぶらだこをぱくって「フジの実の歌」をちょっと作詞してみた。
フジの実すぎるーフジの実ー
フジの実をー、フジの実にとー、フジの種ー
人生初の作詞だが、まずまず上出来だと思う。