ー目次ー
- この本を読む前の自分
- この本で得た気づき
- 学びから実戦していきたいこと
1.この本を読む前の自分
”身内びいき”はなぜ起きるのか。
それに伴い、
相手グループへの過剰な攻撃は
なぜ起きるのか。
プロ野球では、時に
巨人ファンと阪神ファンは激しくいがみ合う。
客観的に見れば”野球の1試合”にもかかわらず。
サッカーの試合では、
互いが相手チームのサポーターを
激しく罵り合い、時に暴力沙汰にまで発展する。
過激派には
”フーリガン”という呼び名までつけられている。
一見、そこに怒りや憎しみの
入り込む余地がないようなこと。
なのに、人はグループに分かれると
なぜいがみ合いが激化するんだろう。
2.この本で得た気づき
なぜ、グループ同士で過剰にいがみ合うのか。
それは、人には
「内集団・外集団バイアス」
という性質があるから。
「内集団・外集団バイアス」
自分の所属する集団のことは高く評価し、
集団外のことは低く評価する性質が
私たちにはあります。
そこには、外集団に対する
”根拠のない優越感”が生まれます。
この性質は、何のためにあるのか。
生き残るため。
強固に団結し、自分の所属する集団を守るため。
この根拠のない優越感は集団の結束を強固にし、
戦闘を有利に進めることができます。
人間は集団を作り、生存競争を勝ち抜いてきた。
だから、悲しいけど
自分の所属しないグループを攻撃する行為は
「なくてはならない生存機能」だった。
3.学びから実戦していきたいこと
もし、グループ外からの攻撃に遭遇したら。
その人は本当に怒っているのか
自分の所属する集団を守ろうとしているのか
を、考えてみたい。
その人はもしかしたら、
その集団に属することで
かろうじて自分を守っているのかも知れない。
強い集団に守ってもらうしかないほど、
不安でいっぱいなのかも知れない。
彼らの攻撃性の正体は何か。
怒りか、不安か、それとも悲鳴か。
背景を見極める冷静さを保つことを
意識していきたい。
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