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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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2021年01月13日

【障害者雇用の現実】「指令:家を維持せよ」 〜北海道の冬をストーブなしで乗り切れ〜。

※本記事は
 障害者雇用枠で働く人の生活の一例です。

 すべての障害者雇用労働者に
 当てはまるわけではありません。

 「こういう現実もある」という前提で、
 参考程度にお読みいただければ幸いです。



ー目次ー
  1. 障害者雇用の現実:労働者の状況
  2. 障害者雇用の現実:冬季の目標
  3. 障害者雇用の現実:朝〜午前中
  4. 障害者雇用の現実:昼休み
  5. 障害者雇用の現実:退勤〜入浴
  6. 障害者雇用の現実:帰宅前
  7. 障害者雇用の現実:帰宅後
  8. 障害者雇用の現実:就寝
  9. 障害者雇用の現実:まとめ

1.障害者雇用の現実:労働者の状況

障害者雇用枠で働きながら
副業を育てる一人暮らし。

  • 家族:なし
  • 障害年金:落選
  • 生活保護:現在は受給していない


    • <障害・疾病>
      • 自閉症スペクトラム
        (自閉傾向:強、アスペルガー傾向:弱、hsp傾向:強)

      • 鬱病
        安定剤・睡眠薬の服用あり

      • 精神科への通院歴
        14年目

      • リストカット歴
        常習

      • オーバードーズ歴
        過去2回(現在は行っていない)


        • 2.障害者雇用の現実:冬季の目標

          冬季の目標:家の維持。

          光熱費を抑えるため、
          冬の北海道をストーブなしで乗り切る。


          月収:8万円
          家賃:4万円

          ※ガスストーブを1日に数時間つけた場合の
           平均ガス代:月12000〜15000円

           ストーブ未使用時の
           平均ガス代:月2700〜3300円

          3.障害者雇用の現実:朝〜午前中

          英語のショートストーリーを流しながら
          シャドーイング学習。


          本日の参考動画: 『マッチ売りの少女』

          朝食、身支度をすませ出勤、
          地下鉄乗車中は読書。

          午前中の仕事をこなす。

          4.障害者雇用の現実:昼休み

          地下街を散歩し身体を温める。
          水道で空腹をまぎらわす。

          温水の出るトイレで手を温める。


          身体が温まったらベンチで読書か、
          Book off で本の探索。

          午後の仕事に戻る。

          5.障害者雇用の現実:退勤〜入浴

          自治体が運営するトレーニング施設へ。
          (障害者手帳により無料での利用が可能)


          移動中は読書。

          トレーニング、ストレッチに勤しむ。

          無料で熱いシャワーを利用できるのが
          大きなメリット。

          ここで入浴をさせてもらう。


          6.障害者雇用の現実:帰宅前

          Wi-Fi完備の休憩所がある大型スーパーへ。
          半額食材の買い出し。

          休憩所で暖をとりつつ、副業にいそしむ。

posted by 理琉(ワタル) at 18:03 | TrackBack(0) | 働き方

2021年01月12日

【障害者雇用の現実】来なければ欠勤は欠勤、忌引き休暇なし:”命の重さは平等ではないのか?”。

※本記事は筆者自身と、
 周りの障害者雇用枠で働く知人や
 関係者への取材内容がメインです。

 すべての障害者雇用に
 当てはまるわけではありません。

 「こういう現実もある」という前提で、
 参考程度にお読みいただければ幸いです。



ー目次ー
  1. 障害者雇用とは
  2. 障害者雇用の現実:社会保険と厚生年金
  3. 障害者雇用の現実:給与
  4. 障害者雇用の現実:忌引き休暇
  5. 障害者雇用の現実:来なければ欠勤は欠勤
  6. 障害者雇用の現実:まとめ

1.障害者雇用とは

原則として
「障害者手帳」 を持つ者が応募できる雇用枠。

<障害者手帳の種類>
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳


障害者雇用促進法により、
企業は全従業員のうち2.2%以上の
障害者雇用が義務付けられている。

(2018年4月1日施行)

2.障害者雇用の現実:社会保険と厚生年金

社会保険
厚生年金

基本的にないが、一般枠と同様、
労働時間によって加入する場合あり。

障害年金や生活保護の受給者については
企業ごとに別途、対応する場合あり。


3.障害者雇用の現実:給与

企業や業務内容により千差万別。

そのため一概には言えないが、
一般枠よりも安価になりがち。

筆者の個人的な体感ながら、
以下の理由が考えられる。

  • 一般枠よりも限られた業務を担当することが多い
  • 障害者雇用への認知度、社会への浸透度が低い
  • 体調の不安定による欠員のリスクが高い


4.障害者雇用の現実:忌引き休暇

なし。

身内に不幸があっても
葬儀に出席する場合は欠勤扱い。

有給が残っている場合は有給を充てる。




とある従業員の言葉が、筆者の胸に突き刺さった。

一般社員の命と
僕たちの命の重さは同じではないのか?

格差社会の前では
命すら平等ではないのか?


5.障害者雇用の現実:来なければ欠勤は欠勤

オフィスのあるビルの設備にトラブル発生。

一部設備が使用不能になったため
出勤を控えてほしいとの連絡が入る。

それでも出勤希望の場合は、
止めることはできないので可。



「もし出勤を控えた場合、その扱いはどうなるの?」

欠勤。
有給が残っている場合は有給を充てる。


完全なるビル側の都合でも、
欠勤数は有無を言わさず増える。


6.障害者雇用の現実:まとめ

障害者雇用枠で働く人たちの現状は厳しい。

特に精神疾患や発達障害など、
見た目に分かりづらい障害の場合、
周囲の理解を得られず孤立してしまう。

そのため、
家族からの支援を受けられなかったり、
信頼できる友人ができなかったりで、
精神的に追い詰められて再発するケースも多い。




「障害者」
という言葉にネガティブな印象を持たれ、
差別の対象になることも多い。

そういった思いをしたくないあまり、
障害を隠して一般枠で働き、無理を重ねて退職、
という悪循環に陥ることもある。

そのような厳しい条件の中で、
障害年金、生活保護などとあわせて
何とか働いている人も多い。




とはいえ、日本社会が
以前に比べて障害者が働きやすい環境を
整えてくれているのも事実。

障害ゆえに、自身の居場所や
存在意義を疑いがちな当事者にとって、

「活躍の機会がある」

というのは大きな希望であり、生きる意味にもなる。



依然として環境は厳しい。
それでも、

「違いは武器、障害は個性」と
胸を張って言える社会の実現を願う。








posted by 理琉(ワタル) at 18:51 | TrackBack(0) | 働き方

2020年01月02日

足腰が鍛えられた、カラオケ店アルバイト。

音楽活動とフリーターをしていた時、
3ヵ月ほどで終わってしまったけど
カラオケ店でアルバイトをしたことがある。

深夜帯を希望しながら、人員の関係で
朝シフトになったのはきつかったけど、

店舗の間取りが少し特殊だったこともあり、
この仕事をしている期間中は特に足腰が鍛えられた。



7階建てのビルがまるごと店舗、
1階がフロント、2〜6階が客室。

7階が厨房と事務室。

朝(早番)スタッフの主な仕事は
受付もやるけど、主に部屋の清掃と給仕。

早番は人数が少ないので、
1人1人の仕事量が多いのは大変だけど、

一番大変だったのは、この7階建てのビルを
ほぼ階段だけで昇り降りする必要があったこと。



スタッフ用の裏口エレベーターはあるけど、
使っていいのは主に1階フロントに急遽人員がほしい時。

それ以外は基本的に
階段を駆け抜けてくださいとのこと。

平日の午前中はお客さんが少ないから
まだよかったが、

開店前の全部屋の清掃が間に合わない時や、
朝から予想外に混んで部屋の清掃が追い付かない時は

悠長に歩いているヒマはなかった。



階段は一段飛ばしで駆け抜けるのが基本スキル。

何年も勤務しているベテランフリーターさんは
「スポーツはやっていない」と言いながら
力強く滑らかな足さばきを見せてくれた。

僕はバスケをずっとやってきて、
普段から何らかのトレーニングをしていても、

8時間の大半を階段の駆け抜けで過ごすのは
かなりきつかった。

勤務して最初の1週間くらいは
夕方になると足腰がガクガク震え、
これが今の自分の現状と思い知らされた。



そんな、天然トレーニングの毎日も
不思議なもので2週目くらいには慣れてしまった。

むしろ「鍛えられる」と喜んで
階段を駆け抜けるようになっていた。

人間の環境適応能力はすごい。

我が事ながら、”朱に交われば赤くなる”を
地で行くアジャストメントだった。



当時は抗うつ薬と睡眠薬の副作用で
強烈な眠気に悩まされていた。

これにより朝起きれず遅刻が増えたことで
残念ながら3ヵ月で退職してしまった。

それでも、この強化合宿のような勤務期間で
かなり足腰が鍛えられた。

7フロアあるカラオケ店は
もしかしたら少し特殊かも知れないが、

フロント受付に入らなければ
基本的に動き回って清掃をしている裏方業務は
すごく楽しかった。



辞め方が後味の悪いものになったのが
自分の中で申し訳ないけど、

鍛えられたこと、
カラオケ店の裏側を体験できたことには
とても感謝している。




posted by 理琉(ワタル) at 15:30 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月29日

居酒屋の年末年始、18時出勤、朝9時退勤。

6〜7年前の今時期、
僕は深夜の居酒屋ホールのアルバイトをしていた。

1年目はホール / キッチンの区別がなく、
洗い物も自分たちでする焼き鳥屋、

2年目は異動し、ホールとキッチンが明確に分かれ
深夜のホールをワンオペでこなすスタンダードな店。



2年連続、クリスマスと年明けは店で過ごしたが、
どちらも年末年始の飲み会ラッシュで
少なくとも12連勤以上はしていた。

完全な昼夜逆転生活もそうだけど、
特に1年目の焼き鳥屋に在籍した時の
年末年始はすさまじく大変だった。

※禁止されているゲームセンターでの業務両替を
 店長に無茶振りされたのもこの焼き鳥屋だった。

→「 両替逃亡劇〜前編〜。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/295/0

→「 両替逃亡劇〜後編〜。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/296/0

ちょうど24日、25日が土日に重なったのもあり、
連勤を終え1月5日の休みを迎える頃には廃人になっていた。



朝4時半ラストオーダー、5時閉店。
5時になっても店内は半分近く埋まっている。

朝5時半、ようやくお店が空になると、
70席くらいある店内のテーブルにはお皿の山。

当然、キッチンに下げたお皿も片付けられず、
洗っていない食器が山積み。

テーブル上のお皿を今下げてきても、
バックヤードに置くスペースがないので放置。



朝3時くらいには店長と僕の2人になっており、
店長はレジ締めなど閉店作業に取り掛かる。

僕はというと、
店にある食器が出尽くしたかのような光景を
1人で洗って片付ける作業を前に、一旦茫然とする。



まずはバックヤードの山積みを
洗って片付けるのに1時間。

食器を下げてくるスペースが確保できたら
全テーブルの食器を下げて席をセットするのに1時間。

客席の片付けが終わり、下げてきた食器を
すべて洗って片付けるのに1時間。

ここまでで朝8時くらいになっていた。

食器の片付けがすべて終わったら、
そこから本来の閉店作業に取り掛かって30分。

朝9時〜9時半。空は完全に明けていた。

9時を過ぎても終わりが見えない時は、店長が
「今日は締め作業はここまででいいよ、
どうせ明日も片付けに追われるから」と
無理やり帰らせてくれたこともあった。



普段は23時〜5時のシフトだが、
繁忙期で18時〜19時に出勤していた。

なので、朝9時くらいまでかかると
勤務時間がすごいことになった。

へろへろになりながらお店を出ると、
さわやかな真冬の朝日が差し込む。

開いてるのか閉じてるか、
もはやわからない両目に強烈な光が入り、
まぶしいを通り越して痛かった。

吹雪にでもなってくれた方がマシとさえ思った。



そんな大変だった焼き鳥屋は1年で異動、
キッチンがちゃんといる店に行った年は
さすがに朝9時までかかることはなかった。

朝7時くらいで帰れていたから、
異動してよかったと思っていたが、

これも今考えると感覚が完全に麻痺している。

業界大手の企業が展開するチェーン店で、
年末年始とはいえこんな勤務実態がバレていたら
世間から袋叩きにされたかも知れない。



思い返せばむちゃくちゃな働き方のおかげで、
アルバイトとしては破格のお給金をもらった。

今となってはこうして笑って書ける話だけど、
もし今、ヘルプで来てくれと言われたら
さすがにもうこりごり。

2年目に在籍した店はもう潰れてしまったが、
初年度の焼き鳥屋はまだ残っている。

→「 働いていた店が潰れると、なんだかんだ寂しい。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/294/0

あの店では今も、閉店したものの
全席ぐちゃぐちゃ、バックヤード山積みの光景が
再現されているんだろうか。





posted by 理琉(ワタル) at 02:21 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月24日

ストレートネックの再発にご用心。

就労移行支援を慌ただしく卒業し、
その次の日から就職先へ出勤、
2日間の勤務を終えた。

→「 初出勤日が決定。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/391/0

初日は午前中にTV面談形式で研修、午後から実務。
2日目はフルで実務。

営業リストの作成がメインの
営業事務に従事することとなった。



仕事内容は今のところ、
ほぼ1日中PCに向かっている状態。

最後に勤務したPCソフトウェアのエンジニアでも
同じような感じだったので、慣れてる仕事ではある。

ただ、気をつけたいのは
以前、ずっとPCに向かうことでやらかした
ストレートネックを再発させないように、

姿勢とストレッチを十分に意識すること。



僕はもともと、
「緊張しなくていいよ」と言われるほど姿勢がよく、
猫背とは無縁だった。

前回の仕事ではPC画面を
猫背になって見続けたわけではないけど、

自分では気づかないうちに
首だけが前のめりになっていった。

結果、本来はS字の背中から首のラインが
真っ直ぐになってしまい、
首の付け根を痛めてしまった。



整形外科で「頚椎椎間板ヘルニア」と診断され、
仕事中は首輪のような装具を付けて、
首が前のめりにならないように矯正した。

ずっと付けていると首周りの筋肉が衰えるので、
PCに向かう時以外は外す。

帰宅したら鏡を見ながら
PCに向かっている時の姿勢をチェックし、
首が前に出ていたらフォームを細かく修正。

装具が取れて完治するまで数ヶ月を要した。



今回の新しい職場での勤務2日目、
フルで実務をこなした残り1時間というところで
急激に目の前が霞み、どっと疲れが襲ってきた。

肩甲骨あたりが硬直しているのがはっきりわかり、
首周りが明らかに凝ってきていた。

慌てて席を外し、小休憩。
無意識に姿勢が悪くなっていないかを確認し、
腕や肩をしっかり回してから席に戻った。

PCに向かう仕事には慣れていても、
そんな気持ちとは裏腹に身体はしっかり疲れているんだ。



肩こりや腰、首周りの故障、そして痔。

デスクワークが仕事の人にとって
避けて通れない傷病かも知れない。

前の職場でも、痔が悪化して大手術になった人や、
腰を痛めて退職せざるを得なくなった人を
何人か見て来た。

僕は一度、首を壊したから気をつけているとはいえ、
集中すると本当にパラレルワールド行きになるので、
姿勢だけは常にチェックしていきたい。

せっかく転がり込んだ、良い環境の職場と
自分の健康を大切にするために。




posted by 理琉(ワタル) at 02:16 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月23日

就労移行支援のOB会に出席 〜自分と向き合い、再出発を志した7ヶ月間〜。

「就労移行支援・OBの集い」に初めて参加してきた。

つい数日前まで、一緒に軽作業や庶務をしていた場所。
卒業生として戻るのは不思議な感覚だった。



僕が人生の再出発として通った就労移行支援。
OB会で聞いたスタッフさんや卒業生の話を書いてみる。


ー目次ー
  1. ロッカーに残る自分の名前に感激
  2. 就職が決まるタイミングは、ガツガツしてない時
  3. 卒業生の多くは、就職先に長く定着
  4. 大切な居場所にまた、戻ってきたい

1.ロッカーに残る自分の名前に感激


まだ、卒業して数日。
僕が使っていたロッカーに、名前がまだ残っていた。

「理琉のロッカーまだ残ってるから使いな」
と言ってくれた時は嬉しかった。



今回はクリスマスバージョンということで、
いつもより豪華、参加人数も多かった。

主な参加メンバーは、僕が入る何年も前に就職した人たち。
初対面の方が多く、会話の輪には入れなかった。

それでもスタッフさんと、何名かの卒業生の先輩と
けっこう話せて嬉しかった。

2.就職が決まるタイミングは、ガツガツしてない時

『就労定着支援』として
引き続き担当してくれるスタッフさん、
それから今日話した卒業生さんがこう言っていた。

「就職を焦らず、そこまでガツガツしない人が
いい巡り合わせに出逢える傾向はありますね。

早く就職したい!という姿勢が悪いわけじゃないけど、
いつでも行ける準備をして、余裕を持って過ごした方に、
ふとしたご縁が巡ってきやすいです。」




これは障害者の就職に限った話ではないけど、

追うものは逃げる。
どっしり構えていれば、ふとしたチャンスは巡ってくる。




僕の就職が決まったのは、生活保護を巡って親が暴れた時。
「はっきり言って就職なんかどうでもいい時期」だった。

そんな経緯もあり、2人の言葉にすごく納得した。

3.卒業生の多くは、就職先に長く定着

今回の参加メンバーのほとんどは何年も前に就職し、
かつそれからずっと同じ職場に勤続していた。

最長で8年前に卒業し、
その時の就職先に今も在籍中という人もいた。



新しい進路にしっかり定着できてるのは、
就労移行支援でしっかり自分と向き合い、
寄り添ってくれる人たちに囲まれたから。

卒業から時間が経ってもOBとして戻ってくるのは、
僕と同じように、ここが大切な存在になった人が多いから。


卒業して3日目の僕は改めて、
ここは素晴らしい居場所だなと実感している。

4.大切な居場所にまた、戻ってきたい

今回、話ができたのは主にスタッフさんだった。

それでも、ここは大切な場所と再確認でき、
お腹も心も満たされたOB会となった。

都合がつく限り、大切なこの場所に戻ってきたい。
そして、他の卒業生さんの話をたくさん聞いてみたい。





posted by 理琉(ワタル) at 23:22 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月20日

就労移行支援、卒業。

いつも通りに出勤し、
いつもの作業をこなす。

午後、盛大な壮行会を開いてくれた後、
またいつもの作業をこなす。

お菓子と、お礼のメッセージを置く。



15時40分、
一日のスケジュールが終わり、
みんなが帰宅していく。

作業部屋に残るは僕一人、
あっという間だった7ヶ月間を思い出し、
ゆっくりと名残を惜しむ。



突然、何か抑え切れないものが込み上げる。

感情の正体がわかる間もなく、
涙が次々と溢れ出す。

廊下を挟んだ事務作業部屋に
声が漏れないように、
持っていたひざ掛けを目に押し当てる。

こんなところで泣いておいて言うのも変だけど、
誰にも見せない涙になりますように、
誰も来ませんようにと願う。



「よかったね、ここに出逢えて…。」

泣きながら、
自分の中に居る自分に向けて
繰り返し声をかける。

仕事の問題、生活の問題、そして親の問題、
1年くらい前の僕なら一人で立ち向かうとして
誰にも頼るまいと意地を張って潰れていただろう。

人に気を許したり、自分の深い話をすることが
今以上に下手だったろう。

自分が抱える問題は一人で解決できなきゃいけない、
そう思っていたのは自分だけだったことに気づかされた。



明日から新しい職場。新しい仕事。

今後もし働く場所が変わっても、
僕が本当の自分の人生をスタートさせた場所は
変わらずここ。

明日からは「就労定着支援」として、
スタッフさんには引き続きお世話になるから、
会えなくなるわけではない。

毎月の「OBの集い」でまた来れる。

なのに泣いたってことは、
それだけあたたかくて大切な場所だから。

感謝の気持ちをありふれた、短い言葉で言う。

「このご恩は、一生忘れません。」




posted by 理琉(ワタル) at 01:06 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月16日

初出勤日が決定。

スピード決定した就職先への初出勤日が
来週某日に決定。

これにより、現在お世話になっている
就労移行支援に通うのはあと2日となった。



6月、誕生日を迎えた直後に通い始め、
気づけば半年以上。

3箇所の事業所を見学した中で唯一、
希望しない限りPCを使うことがなく、
スピード面で苦手な軽作業中心の事業所を選んだ。

→「 就労移行支援事業所へ正式通所。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/195/0



ここで行う軽作業のスピードは
7ヵ月従事した中で結局そこまで上がらなかったけど、

ここで取り組んだ多くの作業スキルが
日常生活に生きているのを実感している。



僕は今もたまにメルカリを販売メインで行っているが、
就労移行支援で行っていた商品の検品作業は
梱包前に不備がないかの確認に役立っている。

ダイレクトメールの封入や封止め作業は
検品した商品を丁寧に梱包したり、

それ以前に適切な梱包材を100均で用意したり、
商品を包むスキルを上げてくれた。



他の場所では、実務経験がないと
多くの場合はやらせてくれないであろう、
庶務に従事できたのも大きい。

備品の発注は大きな責任が伴うものの、
今回の就職先でもいずれ従事する可能性がある。

また、備品の過不足を調べる過程で、
いろいろな事務用品の名前や使い方を
じっくり学ぶことができた。

書類の補充では、どういう書類が
普段やり取りされているか目を通せて、

どういう書類上の手続きがあって
事業所が運営されているかを垣間見ることができた。



他にも、現在いろんな場面で応用できるスキルを
この7ヵ月間で磨かせてもらった。

他の事業所の見学に行っていた頃、
一日中PCを触っている事業所を選ばず、

あえて苦手な作業中心の場所を選んだことは、
結果的に大成功だった。



何より、今の事業所のスタッフさんはあたたかくて、
僕が親問題でたびたび苦しんでいる時も
親身に相談に乗ってくれた。

もう昔のことのように思える
区役所での親との直接対決も
ずっと気にかけてくれていて、
個人面談の時間を作ってくれたりもした。

親問題を1人で乗り切ろうとして
潰れかけていた僕は、

スタッフさんの支援にどれだけ救われただろう。



就労移行支援は、次のステップに進むための場所。
通えるのは最長2年まで。

そうは言っても、僕は人生でも指折りの
大変な時期にお世話になったこともあり、
卒業するのがものすごく寂しい。

せめて年内いっぱいは通いたい気持ちもある。

でも、長くいればいるだけ、後ろ髪を引かれそうなので、
このくらい急に卒業する方が僕にはきっといい。



人生屈指の荒波の連続だった今年を
乗り越える支えとなった場所。

毎月のOBの集いはできる限り来たい。

そして、僕が体験入所した1日目に来ていた、
尊敬と憧れを抱いた卒業生さんのように、

「卒業生の話」をする機会に
また戻って来たい。




posted by 理琉(ワタル) at 01:54 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月11日

唐突に、就職決定。

世の中とは不思議なもの。

必死になって求めているものは
なかなか手に入らなかったり、

今はどうでもいいとさえ思っているものが
ぱっと手に入ったりする。



結論から言うと、就職が決まった。

つい先日、いきなりの求人紹介と
いきなりの面接受験の話を書いたところに、
あっさりと。

→「 唐突に、明日面接。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/382/0



生活保護を巡る親問題で
心が乱れまくっていた僕は、

今は就職や面接どころじゃない、
悪く言えば、どうでもいいような気持ちで受けた。

初めてのTV面接に動揺し、
何を答えたかさっぱり覚えていないような
ぼろぼろの30分間を過ごしてきたし、

次の日も面接を受けたことすら忘れるように
淡々と仕事をこなしていた。



新たな就職先は物流会社の新部門、
仕事内容は営業に渡すためのリスト作成や
企業Webサイトの更新などがメイン。

障害者枠ではあるけど、
新しい企業の障害者雇用一期生なので、
お互いに手探り状態、らしい。

近々、勉強してみたいと思っていた
Wordpressにたくさん触れられるみたいなので、
タイミング的には願ったり叶ったり。



今回の採用枠は1人。

同じ就労移行支援に通う
もう1人のメンバーと一緒に受けた結果、
僕が採用された。

ということは必然的に、
もう1人は落ちたということ。

同じ場所に通っていると
これが露骨にわかってしまう。

入社時期はまだ決まっていないけど、
就労移行支援を卒業するまでの間、
この事実をどう抱えて顔を合わせればいいか
少し考えている。



また、僕は今回の突然の求人紹介まで、
ハローワークに行ったり求人を探したり、
面接練習をしたりは一切しなかった。

就職活動をまったくしていなかったと言っても
大げさではないくらい。

10月に企業実習に行ったものの、
実質的に大して動きもしていない僕に
パッと面接の話が来て、パッと決まってしまった。

懸命に就職活動をしている人にとっては、
複雑な気持ちにさせてしまうかも知れない。

その点も少し気になる。



何にせよ、結論は冒頭と同じ。

世の中の巡り合わせ、運、縁、タイミングは
本当に不思議。

必死に求めるものはなかなか手に入らず、
今は別にいいや、くらいに思っているものが
パッと手に入る。

こんなに不思議だと、
僕は「平穏な日々」を必死に求めているから
逆に激動の波ばかりが連続で来るのかと思ってしまう。

去る者は追わずと心得て、
激動上等くらいの余裕を持っていた方が、
もしかしたら獲得に近づくのかも知れない。




posted by 理琉(ワタル) at 14:55 | TrackBack(0) | 働き方

2019年12月07日

唐突に、明日面接。

「ピッタリな求人があるんです。
今日中に履歴書をデータで送ってもらって、
あさってTV面接ですけどどうですか?」

というわけで明日、
唐突に面接を受けることになった。



10月に一週間、実習に行った企業の
別部門の新規立ち上げのため、

PC操作がある程度できて
事務や庶務業務の経験者を探しているとのことだった。



6月から就労移行支援に通い始めて半年。

夏から担当している庶務業務などの
事務経験をたくさん積めて充実している最近、

このまま就労移行支援に在籍し、
事務スキルを磨きながら年越しすると思っていた。

そんな矢先の、急展開。
まさに青天の霹靂。



急すぎる面接の流れとなったが、
僕は今、まったく緊張していない。

落ちたら今と同じように、
引き続き就労移行支援で事務経験を積めばいいと、
良い意味で合否への関心が薄い。

唐突すぎて緊張する間もないというよりも、
今の僕にとって就職するかどうかの問題が
すごく小さく感じている。

それよりも今は、生活保護がどうなるか、
親と会わなければならないことの方が
遥かにプレッシャーが大きい。

→「 余計な一言で…涙が怒りに変わる。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/380/0



今日は面接の前日ということで、
職場では一応、聞かれるであろう質問や
アピールポイントについての話し合いはしてきた。

面接練習らしいことは何一つせず、
PCを用いたTV電話面接のロールプレイングもせず、
本当にぶっつけ本番。

人生の大きめの曲がり角に直面したのに、
生活保護や親の問題に比べたら軽いと思っている自分。

「選考」に臨む際に、前向きな意味で
適当な気持ちになっているのは今回が初めてだ。



こんなことを言っていても、実際に落ちたり、
もう1人受けるメンバーの方が受かったりしたら、
多少は悔しがったり、無力感を感じるんだろう。

とはいえ、親や生活保護の問題で
いっぱいいっぱいなタイミングでの転機到来、

そんな時に
緊張のかけらも抱かずに済んでいることは、
ある意味ありがたい。

「親問題に比べたら」
そう言って大抵のプレッシャーを
跳ねのけられるような、

強心臓を体感するチャンスと見ている。




posted by 理琉(ワタル) at 00:50 | TrackBack(0) | 働き方
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