受験者数も結構多いです。授業でも情報処理に結構時間を割くと思うので、避けては通れないです。
全商情報処理検定には ビジネス情報部門 と プログラミング部門 の2種類があります。
どう違うのか?
共通点はあるのか?
なぜ別々の検定ではなく、部門で分けてるのか?
といった疑問を解消しましょう!
ビジネス情報部門とプログラミング部門の違い
● ビジネス情報部門
ほとんどの商業生が受ける検定です。
検定内容は、 ただのExcelのテスト です。ただし、1級ではデータベース(Access)の問題も出ます。
どちらにしても、Excel関数の使い方が主な問題内容です。2級と3級には筆記だけでなく、Excelの実技問題があります。でも1級は平成24年から筆記のみになりました。
ビジネス情報部門と聞くとなんかカッコイイかもしれませんが、実質は 「表計算ソフト部門」でいいと思います。
● プログラミング部門
ビジネス情報部門に比べ受験者はかなり少ないです。主に情報系の学科の生徒が受けます。合格率は低く、レベルも比較的高いです。
検定内容は、名のとおり プログラミング のテストです。
プログラミングとは、簡単に言えばコンピュータのソフトウェアを作ることです。コンピュータプログラムの流れが書かれた図であるフローチャートの問題、プログラミング言語(Javaかマクロ言語のみ)の問題が出ます。商業科の人で1級に合格するのは結構難しいですし、プログラミングを授業で習っている人でも受からない人もいます。
ここで見てきた通り、ビジネス情報部門とプログラミング部門は 別物です。
ならば、「全商情報処理検定 ビジネス情報部門」「全商情報処理検定 プログラミング部門」というように部門を作るのではなく、ビジネス情報は「全商ビジネス情報検定」、プログラミングは「全商プログラミング検定」にすればいいと思いませんか?
問題内容も難易度も異なるのに検定名が同じだと混乱を招くと思います。
しかし、この2つの部門には共通点もあります。
共通点とは?
プログラミング部門の最初の15問(30点)の内、10〜11問はビジネス情報部門と出題範囲が同じです! 用語問題は重複しているところがあるということです。
商業高校生の皆さんにはありがたいことだと思います。プログラミングの勉強を全くしていなくても20点くらいは取れるということですから。
テストを分けているなら出題範囲も違うものにした方が、個人的には良いと思いますが。。。
検定名を別々にしない理由
全商の考えとしては、用語は出題範囲がかぶっているから、検定の名前を分けるよりは、検定名は「全商情報処理検定」という同じ名前にしといて、代わりに2つ部門を作っているのかもしれないです。
あと、全商情報処理検定3級というものがありまして、そちらは部門に別れていないのも理由だと思います。
以上、全商情報処理検定についてでした。
タグ: 全商情報処理検定
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