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2016年05月28日

全商ビジネス文書実務検定とは?

ここでは、ビジネス文書実務検定(旧ワープロ検定)の種類、内容について解説します!

ビジネス文書実務検定の種類

まず部門が、 ビジネス文書部門 速度部門 の2種類があります。

そして、両方合格で「ビジネス文書実務検定合格」になります。1つの部門に合格し、 4回以内に他の部門を合格した場合は、その級の合格になります。

級は、1級・2級・3級・4級まであります。

試験内容

簡単に言えば、 Wordでの文書作成やタイピングの速さ をみる検定です。

1級を取得すれば、結構速く打てるようになれます。


● ビジネス文書部門

筆記 実技 があります。

筆記では文書作成に関する用語や漢字の問題がでます。

結構簡単です。ここで落ちる人はそういません。4級は筆記はありません。

筆記の 試験時間はどの級も15分です。

合格点はどの級も70点以上です。


実技はWordでビジネス文書を作成します。

作成するビジネス文書の種類は次の通りです。
4級 = 超簡単なビジネス文書
3級 = 簡単な表を含む文書
2級 = 表やオブジェクトを含む文書
1級 = 表、オブジェクト、テキストファイルを含む文書

オブジェクトというのは画像ファイルのことです。1級にもなると何回も練習しないと合格できません。

実技の 試験時間は4級〜2級は15分で、
1級は20分です。
合格点はどの級も70点以上です。


● 速度部門

与えられた文書を速くかつ正確にタイピングしていきます。

試験時間は10分です。

合格基準は純文字数が次の通りです。
4級 = 200文字以上
3級 = 300文字以上
2級 = 450文字以上
1級 = 700文字以上

「純文字数って何?」と思いますが、 「総文字数」—「エラー数」 のことです。なので、600文字打って5文字ミスタイプだったら純文字数は555文字になります。

気を付けておきたいのが、試験で与えられる文書の文字数が合格基準の+10文字なので、 11文字以上間違っていたら確実に不合格 です。正確さも重要です。

1級にもなるとかなり速く打たなければいけません。1秒間に1.1文字以上打たないといけないということです。

試験日

7月と11月の年2回実施されます。

検定料

ビジネス文書部門
1級 1,200円
2級 1,100円
3級 900円
4級 700円

速度部門
各級 800円

1級を受験しようと思ったら、2,000円必要です。


以上、全商ビジネス文書検定についてでした。



2016年09月06日

ビジネス文書検定(ワープロ検定)の合格率を公開!

全商ビジネス文書実務検定(旧  全商ワープロ実務検定)の合格率を調べてみました。

まずは、現在公開されている中で 最新4回分の合格率を発表します!

そして、 合格率の分析 まとめもお伝えします。

ちなみに、平成25年度から名称が「ワープロ実務検定」から「ビジネス文書実務検定」に変更されました。 試験内容は全く同じ です。

平成26年度以降の合格率はまだ公開されていないので、平成24年度(ワープロ)と平成25年度(ビジネス文書)の合格率を掲載します。

では、ワープロ検定の合格率からお伝えします。


ワープロ検定の合格率

文書部門と速度部門ごとでは集計されておらず、級ごとの合格率しかわかりません。


● 1級

第46回 32.0%
第47回 36.5%
平均合格率 34.25%


● 2級

第46回 69.0%
第47回 49.7%
平均合格率 59.35%


● 3級

第46回 79.5%
第47回 79.2%
平均合格率 79.35%


● 4級

第46回 86.8%
第47回 80.5%
平均合格率 83.65%


つづいて、ビジネス文書検定の合格率です。


ビジネス文書検定の合格率

こちらは、文書部門・速度部門ごとに集計されています。ですが、級単位での合格率は分かりません。

● 1級 文書

第48回 68.0%
第49回 56.3%
平均合格率 62.15%


● 1級 速度

第48回 43.0%
第49回 50.4%
平均合格率 46.7%


● 2級 文書

第48回 70.7%
第49回 67.5%
平均合格率 69.1%


● 2級 速度

第48回 68.9%
第49回 70.6%
平均合格率 69.75%


● 3級 文書

第48回 75.4%
第49回 73.6%
平均合格率 74.5%


● 3級 速度

第48回 91.3%
第49回 86.0%
平均合格率 88.65%


● 4級 文書

第48回 90.9%
第49回 86.9%
平均合格率 88.9%


● 4級 速度

第48回 79.9%
第49回 85.4%
平均合格率 82.65%



合格率を分析!

まず、「ビジネス文書検定の合格率」を見てみましょう。

そしたら、 1級は文書部門より速度部門のほうが難しい ことが分かります。2級はあまり変わっていないようです。3級は文書のほうが若干難しいみたいです。


これだけでは級単位の合格率が正確には分からないので、「ワープロ検定の合格率」も見てみます。
級ごとの合格率を見たところ、
1級は約35%
2級は約60%
3級と4級は約80% です。

ワープロ検定とビジネス文書検定は名称が違うだけで、問題内容は同じなので、 合格率もほぼ同じ と考えていいでしょう。

級の合格率は、文書部門の合格率と速度部門の合格率を掛けた値よりやや高いことも分かります。
例)ビジネス文書 2級文書部門合格率(69.1%) × 2級速度部門合格率(69.75%)= 48.2% < ワープロ 2級合格率(59.35%)

平成26年度以降の合格率に関しては、問題内容が変わったわけでもないので、特に変化はないと思います。

まとめ

全商ビジネス文書検定1級の合格率は結構低いです。

特に、 速度 の練習はサボらないようにしましょう。


2017年08月26日

合格できる全商ビジネス文書検定 勉強法

ビジネス文書実務検定は全商検定の中でも比較的簡単ですが、1級はある程度対策しておかないと合格できません。

ここでは、 ビジネス文書検定に合格できる効率的な勉強法を紹介します。

ビジネス文書検定合格への4つのポイント

【1】 まずは速度部門から取り掛かかろう!

ビジネス文書検定は筆記と実技からなるビジネス文書部門と速度部門があります。もちろん両方合格で級合格です。

どの級にも言えることですが、 まず速度部門から取り掛かることをおすすめします。 特に、1級はビジネス文書部門よりも速度部門の方が合格率は10%ほど低い傾向にあります。速度部門で落ちる可能性が高いということなので早目の対策が必要でしょう。

また、そもそもタイピング速度を上げておかないとビジネス文書部門の実技でも良い結果を出せません。初めのうちはタイピングを練習して速度部門が合格できるようにしておきましょう。


【2】 速度部門は練習あるのみ

タイピングに関しては、練習すれば誰でも速く打てるようになれます。

僕は、高校入学時はキーボードの配置も分からず、常にキーボードを見ながら打っていました。ですが、練習のおかげで高3で1級を取得できました。

練習の際は、 必ず決められた指でキーを打つことを意識してください。また、 キーボードをなるべく見ないようにしましょう。これが上達への近道です。

練習量には個人差があります。でも、練習すれば結果が付いてきます。すぐに上達するわけでもないので、長いスパンであきらめずに練習しましょう。


【3】 模試問題より過去問の方が簡単

「実教出版」の模擬試験問題集は本試験に比べやや難しい感じがします。

特に、ビジネス文書部門の実技は難しめの問題が多いです。体裁を工夫しないと1ページに収まらないこともありますが、本試験ではそのようなことは多分ないと思います。

ですので、過去問は必ず演習しておきましょう。


【4】 筆記対策はテスト前で十分

ビジネス文書部門の筆記は1級でもかなり簡単です。出題範囲も狭いですし、常識的な問題が多いです。

早めに勉強しても忘れてしまったら意味がないので、試験1週間前くらいからの対策で十分対応できると思います。



まとめ

タイピングの速度を上げることが最優先です。
タイピングの練習は早めにしておきましょう。


2022年06月28日

ビジネス文書実務検定が改定!? 何が変わるのか?

2022年度より全商ビジネス文書実務検定の出題内容が変更されます!
どこが変わるのでしょうか?
2021年度以前の対策でも問題ないのでしょうか?
問題別にみていきましょう。

ビジネス文書部門 筆記

すべての級で出題範囲が改定されています。ただし、全商協会のウェブにあるサンプル問題を見たところ8割程度は2021年度以前と同じ範囲から出題されています。問題自体も一般常識的な問題が多く、2022年度版の模擬問題で少し対策すれば十分対応可能でしょう。

ビジネス文書部門 実技

特に変更はないようです。

速度部門

1級・2級はフォントが手書き風フォントになります。
また、1級については誤字訂正を含むようになりました。サンプル問題を見たところ、3〜4箇所 網掛けとなっているところがあり、そこの漢字が間違っています。例えば問題文では「花を多く仕様する」(仕様は網掛け)となっているところを「花を多く使用する」に訂正して入力すればOKになります。誤字訂正自体の難易度はかなり低いですが、タイピング中に若干考える時間が発生してしまいます。2021年度までの形式で合格点ぎりぎりだった場合は、2022年度版の模擬問題を少し練習したほうが良いでしょう。

まとめ

ビジネス文書部門筆記と速度部門が若干改定されていますが、大きな変更はありません。2021年度以前の形式で対策していた場合も、十分対応可能でしょう。




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