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2016年06月05日
全商珠算・電卓実務検定とは?
ここでは、全商検定の中でも簡単な 「全商珠算・電卓実務検定」の種類、内容について解説します。
まず、計算用具が「 そろばん 」か「 電卓 」の2種類があります。
そして、部門も2つあって「 普通計算部門 」と「 ビジネス計算部門 」になります。2部門両方の合格でその級の合格となります。
級は1級、2級、3級、4級、5級、6級もあります。
文字通り、 「そろばんか電卓を使って速く数字を計算しよう!」 的な検定です。
普通計算部門よりもビジネス計算部門の方が難しいです。
そろばん・電卓のどちらも問題用紙と回答用紙は同じです。ただし、普通計算部門でそろばんを使う場合、すべての問題に回答するのではなく、指定された問題を回答します。ビジネス計算はそろばんを選択していても電卓で受けてもいいそうです。ただ、4級、5級、6級は普通計算のみで、計算用具もそろばんのみです。
●普通計算部門
試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。
問題内容は A掛け算 、 B割り算 、 C見取算 (ずっと足し算、引き算するやつ)、 D伝票算 といったものです。
とにかく電卓を速さと正確さを求められる部門です。
でも、全商ビジネス文書実務検定に比べれば簡単です。
電卓は練習すれば、みんな合格できます! 70点以上ということは、30点分はミスできますからね。
そろばんは、やる機会がなかった人にとっては難しいと思うけど、別に無理して受けなくても全然問題ないと思います。
●ビジネス計算部門
ビジネスで使う計算知識を問う部門です。
試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。
1級の場合、共通問題15問と選択問題5問があります。
共通問題は、 単利計算、手形割引の計算、売買・損益の計算、複利計算、減価償却費の計算 が出題されます。2級3級とかぶるものも多いです。
選択問題は A複利年金の計算、B証券投資の計算、C経営分析の計算から1つ選択します。
1級であっても、学習範囲は狭いので、短時間の勉強で合格できます。
2級、3級は選択問題はありません。
割合に関する計算、貨幣換算、度量衡の計算、単利計算、手形割引の計算などが出題されます。割と簡単です。
6月第3日曜日と11月第2日曜日
年2回実施されます。
1級、2級、3級は各部門1,000円です。
なので、級合格するには2,000円必要です。
4級、5級、6級は900円です。
以上、全商珠算・電卓検定についてでした。
珠算・電卓実務検定の種類
まず、計算用具が「 そろばん 」か「 電卓 」の2種類があります。
そして、部門も2つあって「 普通計算部門 」と「 ビジネス計算部門 」になります。2部門両方の合格でその級の合格となります。
級は1級、2級、3級、4級、5級、6級もあります。
試験内容
文字通り、 「そろばんか電卓を使って速く数字を計算しよう!」 的な検定です。
普通計算部門よりもビジネス計算部門の方が難しいです。
そろばん・電卓のどちらも問題用紙と回答用紙は同じです。ただし、普通計算部門でそろばんを使う場合、すべての問題に回答するのではなく、指定された問題を回答します。ビジネス計算はそろばんを選択していても電卓で受けてもいいそうです。ただ、4級、5級、6級は普通計算のみで、計算用具もそろばんのみです。
●普通計算部門
試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。
問題内容は A掛け算 、 B割り算 、 C見取算 (ずっと足し算、引き算するやつ)、 D伝票算 といったものです。
とにかく電卓を速さと正確さを求められる部門です。
でも、全商ビジネス文書実務検定に比べれば簡単です。
電卓は練習すれば、みんな合格できます! 70点以上ということは、30点分はミスできますからね。
そろばんは、やる機会がなかった人にとっては難しいと思うけど、別に無理して受けなくても全然問題ないと思います。
●ビジネス計算部門
ビジネスで使う計算知識を問う部門です。
試験時間は30分です。
合格点は70点以上です。
1級の場合、共通問題15問と選択問題5問があります。
共通問題は、 単利計算、手形割引の計算、売買・損益の計算、複利計算、減価償却費の計算 が出題されます。2級3級とかぶるものも多いです。
選択問題は A複利年金の計算、B証券投資の計算、C経営分析の計算から1つ選択します。
1級であっても、学習範囲は狭いので、短時間の勉強で合格できます。
2級、3級は選択問題はありません。
割合に関する計算、貨幣換算、度量衡の計算、単利計算、手形割引の計算などが出題されます。割と簡単です。
試験日
6月第3日曜日と11月第2日曜日
年2回実施されます。
検定料
1級、2級、3級は各部門1,000円です。
なので、級合格するには2,000円必要です。
4級、5級、6級は900円です。
以上、全商珠算・電卓検定についてでした。
2016年08月17日
全商珠算・電卓検定の合格率を公開!
全商珠算・電卓検定の合格率を調べてみました。
まずは、現在公開されている中で 最新4回分の合格率を発表します!
そして、 合格率の分析と まとめもお伝えします。
1級〜3級の合格率は普通計算とビジネス計算の部門ごとでしか集計されていません。なので、両方の部門に合格して、その級を取得できたかどうかまでは詳しくわかりません。
あと、計算用具がそろばんと電卓を一緒に集計してあるので、計算用具ごとの合格率も分かりません。
第124回と第125回は平成24年度で第126回と第127回は平成25年度実施のものです。
● 1級 普通計算
第124回 81.6%
第125回 80.3%
第126回 79.6%
第127回 78.5%
平均合格率 80%
● 1級 ビジネス計算
第124回 47.6%
第125回 55.8%
第126回 41.8%
第127回 38.7%
平均合格率 46%
● 2級 普通計算
第124回 88.2%
第125回 88.1%
第126回 86.5%
第127回 85.6%
平均合格率 87.1%
● 2級 ビジネス計算
第124回 79.4%
第125回 84.4%
第126回 69.4%
第127回 69.9%
平均合格率 75.8%
● 3級 普通計算
第124回 87.2%
第125回 83.5%
第126回 85.5%
第127回 78.7%
平均合格率 83.7%
● 3級 ビジネス計算
第124回 87.6%
第125回 78.2%
第126回 71.0%
第127回 72.7%
平均合格率 77.4%
● 4級
第124回 34.7%
第125回 25.3%
第126回 41.7%
第127回 17.9%
平均合格率 29.9%
● 5級
第124回 55.1%
第125回 40.3%
第126回 61.6%
第127回 32.8%
平均合格率 47.6%
● 6級
第124回 75.7%
第125回 59.1%
第126回 78.0%
第127回 52.2%
平均合格率 66.3%
やはり、 普通計算よりビジネス計算の方が合格率は低い です。3級や2級はさほど普通計算とビジネス計算の合格率の差はありませんが、1級になると35%くらいの差が開いています。普通計算は1級でも8割の合格率を誇ります。
普通計算の合格率は実施回にかかわらずほぼ一定しています。 ビジネス計算は実施回により、合格率が20%ほど変わることもあります。
部門ごとでしか集計されていませんが、両部門合格する確率は、
1級 40%
2級 65%
3級 65%
くらいになると思います。
ただ、先に言った通り普通計算はそろばんと電卓のどっちで受けたのか分かりません。
そろばんの方が電卓よりも合格率は低いと予想できるので、珠算の合格率はこれより低く、電卓の合格率はもっと高いと思います。
平成26年度以降の合格率に関しては、問題内容が変わったわけでもないので、特に変化はないと思います。
4級から6級の合格率が意外と低いですが、受験者数が少ないので気にすることはないでしょう。実施回によって合格率が結構上下しているのも受験者数が少ないからです。
全商珠算・電卓検定1級に合格するには、合格率の低いビジネス計算を重点的に演習しましょう。
2級や3級は合格率がかなり高いと言えます。
受験者数が少ないので、4〜6級は合格率が低いですが、問題はかなり簡単です。
まずは、現在公開されている中で 最新4回分の合格率を発表します!
そして、 合格率の分析と まとめもお伝えします。
全商珠算・電卓検定の合格率
1級〜3級の合格率は普通計算とビジネス計算の部門ごとでしか集計されていません。なので、両方の部門に合格して、その級を取得できたかどうかまでは詳しくわかりません。
あと、計算用具がそろばんと電卓を一緒に集計してあるので、計算用具ごとの合格率も分かりません。
第124回と第125回は平成24年度で第126回と第127回は平成25年度実施のものです。
● 1級 普通計算
第124回 81.6%
第125回 80.3%
第126回 79.6%
第127回 78.5%
平均合格率 80%
● 1級 ビジネス計算
第124回 47.6%
第125回 55.8%
第126回 41.8%
第127回 38.7%
平均合格率 46%
● 2級 普通計算
第124回 88.2%
第125回 88.1%
第126回 86.5%
第127回 85.6%
平均合格率 87.1%
● 2級 ビジネス計算
第124回 79.4%
第125回 84.4%
第126回 69.4%
第127回 69.9%
平均合格率 75.8%
● 3級 普通計算
第124回 87.2%
第125回 83.5%
第126回 85.5%
第127回 78.7%
平均合格率 83.7%
● 3級 ビジネス計算
第124回 87.6%
第125回 78.2%
第126回 71.0%
第127回 72.7%
平均合格率 77.4%
● 4級
第124回 34.7%
第125回 25.3%
第126回 41.7%
第127回 17.9%
平均合格率 29.9%
● 5級
第124回 55.1%
第125回 40.3%
第126回 61.6%
第127回 32.8%
平均合格率 47.6%
● 6級
第124回 75.7%
第125回 59.1%
第126回 78.0%
第127回 52.2%
平均合格率 66.3%
合格率を分析!
やはり、 普通計算よりビジネス計算の方が合格率は低い です。3級や2級はさほど普通計算とビジネス計算の合格率の差はありませんが、1級になると35%くらいの差が開いています。普通計算は1級でも8割の合格率を誇ります。
普通計算の合格率は実施回にかかわらずほぼ一定しています。 ビジネス計算は実施回により、合格率が20%ほど変わることもあります。
部門ごとでしか集計されていませんが、両部門合格する確率は、
1級 40%
2級 65%
3級 65%
くらいになると思います。
ただ、先に言った通り普通計算はそろばんと電卓のどっちで受けたのか分かりません。
そろばんの方が電卓よりも合格率は低いと予想できるので、珠算の合格率はこれより低く、電卓の合格率はもっと高いと思います。
平成26年度以降の合格率に関しては、問題内容が変わったわけでもないので、特に変化はないと思います。
4級から6級の合格率が意外と低いですが、受験者数が少ないので気にすることはないでしょう。実施回によって合格率が結構上下しているのも受験者数が少ないからです。
まとめ
全商珠算・電卓検定1級に合格するには、合格率の低いビジネス計算を重点的に演習しましょう。
2級や3級は合格率がかなり高いと言えます。
受験者数が少ないので、4〜6級は合格率が低いですが、問題はかなり簡単です。
2022年04月09日
ビジネス計算実務検定とは? 珠算・電卓実務検定との違いは?
2022年度より珠算・電卓実務検定試験が改訂され、「ビジネス計算実務検定試験」に名称が変更になります。
ただ、試験形式や出題範囲が大きく変わった訳ではないようです。
「今まで珠算・電卓実務検定に合格するために勉強していたのに、無駄になった」と思う必要はありません。
では、どこが変わったのでしょうか。主に以下の5つあります。
珠算・電卓実務検定では普通計算部門において伝票算が5問出題されていました。
ですが、これがビジネス計算実務検定では出題されません。でも、後述のとおり問題数が減ったわけではありません。
普通計算部門において計算用具に電卓を使う場合、小計・合計・構成比率の出題数がかなり多くなりました。
珠算・電卓実務検定では15問だったのに対し、ビジネス計算実務検定では60問も出題されます。
配点も高く、珠算・電卓実務検定では100点満点中15点(15問×1点)でしたが、ビジネス計算実務検定では300満点中150点(30箇所×5点)となります。半分の得点は小計・合計・構成比率にかかっているということです。60問あるのに点数に入るのは、そのうち30問となります。つまり、部分採点ということです。
普通計算部門において計算用具に珠算を使う場合、珠算・電卓実務検定では20問でしたが、ビジネス計算実務検定では30問になります。
合格するのが難しくなったといえるでしょう。
珠算・電卓実務検定では、ビジネス計算部門の1級は選択問題がありました。16問目〜20問目の20点分は「A 複利年金の計算」「B 証券投資の計算」「C 経営分析の計算」の3つから問題を選べました。
ビジネス計算実務検定ではこれがなくなり、20問全て必須問題となります。20問の中で、複利年金の計算と証券投資の計算が組み込まれます。経営分析の計算は出題されません。
珠算・電卓実務検定では1級の範囲だった「複利計算」「減価償却費の計算(定額法)」がビジネス計算実務検定では2級でも出題されるようになります。
全体として難しくなっているといえます。特に、普通計算部門はより練習が必要でしょう。
とはいえ、すでに珠算・電卓実務検定を合格するレベルであるならば、形式に慣れていけば問題ないでしょう。
過去問題はないので、模擬試験問題集を使って練習しましょう。
ただ、試験形式や出題範囲が大きく変わった訳ではないようです。
「今まで珠算・電卓実務検定に合格するために勉強していたのに、無駄になった」と思う必要はありません。
では、どこが変わったのでしょうか。主に以下の5つあります。
(1)伝票算の廃止
珠算・電卓実務検定では普通計算部門において伝票算が5問出題されていました。
ですが、これがビジネス計算実務検定では出題されません。でも、後述のとおり問題数が減ったわけではありません。
(2)小計・合計・構成比率の出題数が多い(電卓)
普通計算部門において計算用具に電卓を使う場合、小計・合計・構成比率の出題数がかなり多くなりました。
珠算・電卓実務検定では15問だったのに対し、ビジネス計算実務検定では60問も出題されます。
配点も高く、珠算・電卓実務検定では100点満点中15点(15問×1点)でしたが、ビジネス計算実務検定では300満点中150点(30箇所×5点)となります。半分の得点は小計・合計・構成比率にかかっているということです。60問あるのに点数に入るのは、そのうち30問となります。つまり、部分採点ということです。
(3)珠算の場合の出題数も多い
普通計算部門において計算用具に珠算を使う場合、珠算・電卓実務検定では20問でしたが、ビジネス計算実務検定では30問になります。
合格するのが難しくなったといえるでしょう。
(4)選択問題の廃止(1級)
珠算・電卓実務検定では、ビジネス計算部門の1級は選択問題がありました。16問目〜20問目の20点分は「A 複利年金の計算」「B 証券投資の計算」「C 経営分析の計算」の3つから問題を選べました。
ビジネス計算実務検定ではこれがなくなり、20問全て必須問題となります。20問の中で、複利年金の計算と証券投資の計算が組み込まれます。経営分析の計算は出題されません。
(5)2級の出題範囲の変更(ビジネス計算部門)
珠算・電卓実務検定では1級の範囲だった「複利計算」「減価償却費の計算(定額法)」がビジネス計算実務検定では2級でも出題されるようになります。
まとめ
全体として難しくなっているといえます。特に、普通計算部門はより練習が必要でしょう。
とはいえ、すでに珠算・電卓実務検定を合格するレベルであるならば、形式に慣れていけば問題ないでしょう。
過去問題はないので、模擬試験問題集を使って練習しましょう。