ここでは、 商業高校卒業後の進路についてお伝えします。
割合は、全商が発行している「高校の商業教育」というパンフレットを参考にしています。
もちろん、商業高校によって状況は変わるでしょう。
就職か進学か?
就職者は、約45%
進学者は、約55%です。
就職・進学で ほぼ半々 と考えてよいでしょう。
成績の良し悪しで就職か進学か別れるわけでもありません。
就職先は?
事務職 約25%
技能職 約25%
サービス職 約15%
営業販売職 約15%
公務員 約5%
就職は基本的に学校の 推薦です。事業所から求人を受けた学校が、その事業所に就職を希望する生徒の中で、成績が良い人を推薦します。2つ以上の事業所を同時に受けることはできません。不採用が決まってから、他のところを受けることができます。内定をもらった場合は、必ずそこへ就職しなければなりません。
ただし、公務員は全く別です。推薦などはありませんので、自分で公務員試験の受験を申し込みます。学校は関与しません。試験問題は難しく倍率も高いため、事務職で採用される人はわずかです。警察官や消防士が多いです。
就職先として人気なのは、 事務職です。ただ、女性向けの求人が多いので、男子は受けれる事業所が限られてしまいます。
事務職と同じぐらい就職が多いのは、技能職です。商業と全く関係ない仕事に就く人も多いのが現状です。
進学先は?
専門学校 約50%
私立四年制大学 約35%
短期大学 約10%
国公立四年制大学 約3%
専門学校が半分を占めます。 分野は、医療系(看護や理学療法等)、情報系、公務員試験対策など、様々です。
私立大学は、 指定校推薦での入学が一番多いと思います。推薦が通ればほとんどの人が合格します。一般推薦やAOも多いです。また、 全商協会特別推薦 という方式もあります。
国公立大学は、一般入試で入るのはほぼ無理です。授業自体が普通科とはかなり異なるので、自分でかなり勉強する必要があります。そのため、一般推薦での入学がほとんどです。ただし、推薦を受けても合格するのは少数です。
以上です。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image