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<オープン戦参戦>3月31日から4月2日までの3日間にわたって、ベルリン・ダンスフェスティバルが開催されました。会場はベルリン中心部にあるマックス・シュメリングホール(Max-Schmeling-Halle)です。メインホールAの他にB, C2つの小ホールがあり、私たちはまず初日の午前中にホールCで開催されたWDSFシニアIIIラテンオープン戦に参加しました。5時起床で準備を始め、6時半から一番のりでホテルの朝食会場へ。日本との時差が7時間なので、5時起きと言っても日本時間では昼まで寝てた感覚。体調はバッチリです。7時半にホテルを出発し、昨日買った1日乗り放題券でトラム(路面電車)に乗って体育館に向かいます。入り口で手荷物検査がありました。9時から1次予選開始です。シニアIIIラテンとシニア Iラテンのオープン戦が交互に行われました。シニアIIIラテンは出場組数29組、審判はオーストリア、レソト、フランス、エストニア、セルビア、イギリス、ポーランド、ラトビア、トルコ、スペイン、ドイツから各1名ずつの11名です。試合は1次予選からサンバ、チャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目戦。京都の松本組がシニア Iラテンに参加されていて、お互いに動画を撮りあいました。2次予選のチャチャで、後ろにいたスペインの男性がバックしてきて、脛を思いっきり蹴飛ばされたんですよ。全く悪気はないでしょうし、踊り終わってからきちんと謝りに来てくれたので仕方ないんですが、赤く内出血して周りが青タンというバラ星雲のような状態になってしまいました。黒塗りしてるんで試合中は目立たなかったんですけど痛かったですよ。準決勝も自己ベストの踊りができて、決勝に行けると確信したんですが残念ながらここで敗退。10位の成績でした。決勝の結果は以下の通りです。<シニアIII オープン戦ラテン>1. Herbert Schoepf - Beatrix Schoepf(オーストリア)2. Mindaugas Baskys - Mika Simkunaite(リトアニア)3. Marcus Hoetzel - Jenny Hoetzel(ドイツ)4. Aurelio Grassi - Rizzi Aurora(イスラエル)5. Peter Langthaler - Claudia Langthaler(オーストリア)6. Reymo Gomez Olmedo - Carmela Huertas Jimenez(スペイン)蹴っ飛ばされたスペインのカップルは決勝に進んでいて、ちょっとムカつきましたね。1次予選から1曲が1分50秒くらいで長かったです。こちらはシニア I ラテン決勝のジャイブです。昼に試合が終わって、帰る時も昨日買ったトラム1日券がまだ使えました。5回も乗れて完全に元取れた感じ。2次で敗退したフィンランドの選手と帰りのトラムで一緒で、明後日の世界選手権でまた会いましょうと言って別れました。朝は晴れていたのに、午後から雨が降ってきました。ベルリンはまだ寒くてダウンが必要です。近所のスーパーに買い物に行って、水とビールとローストチキンを買ってきました。毎日外食だと高くつくので、部屋で4時頃に昼ご飯兼夜ご飯を食べ、早々に寝てしまいました。(つづく)
2023/03/31
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<ドイツの桜>日本からベトナムのハノイまで飛行機で約5時間、そこからドイツのフランクフルトまでは約12時間、到着したのは朝6時でした。時差は7時間です。ターミナル2からターミナル1まで無料バスで向かい、フランクフルト空港駅からドイツ国鉄(DB)に乗ってフランクフルト中央駅に行きました。4駅くらいでしたね。ここからは新幹線のようなICEに乗って約4時間、ベルリンに向かいます。なんで飛行機で直接ベルリンに行かなかったかというと、その方が安かったからです。東京〜大阪間を飛行機より新幹線の方が本数も多いし安いみたいなイメージですね。フランクフルト駅で買ったサンドイッチをかじりながら、車窓から見える牧草地を眺めて過ごしました。ベルリン駅到着12時55分。近代的でかっこいい駅でした。トラム1日券を一人8.8ユーロで買って、駅からタイタニックホテルに向かいます。ホテル到着13時41分。こんな乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎばっかりの旅は、疲れますね。家を出てから32時間40分かかりました。 のんびりホテルでくつろぎたいところですが、明日朝から試合なのでトラムで体育館の下見に行きました。トラムは1回乗ると3ユーロなんで、3回以上乗れば一日券の方がお得です。日本を出る時、これが今年の桜の見納めかと思っていましたが、ドイツでも咲いてるんです。ICEの車窓からもたくさんの桜の木を見ましたよ。ベルリンはまだ最高気温一桁らしいんですが、この日だけ特別温かくて、体育館に行った帰りにとんでもない夕立に合ったんです。小さな折りたたみ傘は全く役に立たず、特に一足しかなかった靴がずぶ濡れで、ホテルに戻って下のレストランでご飯を食べる時にはダンスシューズを履いて行きました。 ダンス以外にも役に立ちますね、ダンスシューズ。(つづく)
2023/03/30
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<旅立ちは昔も今も日本橋>羽田国際線ターミナルもしばらく行かないうちにずいぶん様変わりしました。まず名前が羽田空港第3ターミナルになってましたね。ターミナル内に日本橋がありました。さらに和テイストのお店がずらり。搭乗口に入る前に手荷物検査があるんですが、お水とか液体類は持ち込み禁止になっていて、みんな直前で持っているジュースなんかをがぶ飲みするんです。それを知らずに昔セルタンとか新しい歯磨きチューブとか没収されたことがあります。悲し気持ちになるんですよ。せっかく張り切って新品買って持って行ったのに、手荷物に入れていたばっかりに没収。今回にたような経験をされている方に遭遇しました。カバンの中にどっさりフルーツゼリー。(お気の毒です)シニアIIIラテン世界選手権に参加するために、ドイツのベルリンに向かうんですが、航空運賃がバカ高くて今回最安値だったベトナム航空を選択しました。ハノイ経由です。ベトナムは乗り換えも含め初めての経験です。飛行機に乗り込むとまずセキュリティ関連の説明が流れます。これがユニークなんですよ。田んぼの中でシートベルトの装着説明って、面白いですよね。食事も美味しかったですよ。チキンのデミグラスソース煮みたいのでした。なぜか分かりませんが、私はベトナム人だと思われてCAさんにベトナム語で話しかけられるんです。ハノイについて、乗り継ぎ待ちで店をブラブラしていたら、またベトナム人旅行者にベトナム語で話しかけられました。シンガポールの時もハワイの時も現地の人だと思われたんですよ。世界中によくあるタイプの顔なんでしょうかね。日本ではまだマスクしている人の割合が高いですが、ここでは誰もマスクしていませんでした。(つづく)
2023/03/29
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世界と渡り合える強い日本代表チームを育成する目的で、ブルーロックと呼ばれる監獄のような施設が建設されます。集められたのはユース世代のFWの選手ばかり300名。その中の一人となった無名の高校生、潔世一(いさぎ よいち)を中心とした成長物語です。プロジェクトを率いるのは絵心甚八(えご じんぱち)。集めた18歳以下のストライカー300人の中から、日々進化していく才能溢れる選手を選んでいきます。五角形の建物に合わせて5ブロックに分かれ、各ブロック60名が12名ずつの5チームになりました。 まずは入寮テストのオニごっこから。12名でボールをぶつけ合い、制限時間の最後にぶつけられてオニとなっていたものが脱落。残った11名でチームとなって、一次選考を戦うこととなります。競技ダンスも1次、2次と進んでいくたびにどんどん数が減っていきますが、ブルーロックの一次選考は棟内の5チームによる総当たりリーグ戦でした。潔はチームZに属していて、V, W, X, Yと戦います。全員がFWですから、どう役割を分担するかというのが大きな勝敗の鍵になります。通過できるのは上位2チームのみ、そして下位3チームの得点王各1名が選ばれます。自分は何を得意とするのか、武器が分かっていなかった潔でしたが、試合を通じて空間認識能力とダイレクトシュートが使えることを認識していきます。フィールド全体を把握できる能力が重要なことはアオアシでもそうでしたね。二次選考に進んだのは300名中125名でした。3人でチームを組んで、試合に勝つと相手から1人を引き抜くことができます。敗けて1人になると脱落。潔は戦いの中で他の選手が持つ特技を次々と自分のものにしていくんです。個性的で難しい名前の選手たちがたくさん出てきて、面白いですよ。ドリブルの天才・蜂楽 (ばちら)、俊足の美青年・千切 (ちぎり)、フィールドのキング・馬狼 (ばろう)、トラップの魔術師・凪 (なぎ)、そして全てにおいてトップレベルを誇るNo.1プレーヤー・糸師 凛 (いとし りん)。三次選考に進んだチームは、絵心が招待した世界トッププレイヤーと対戦しました。みんな世界の壁の高さを思い知ることになります。ここまで勝ち残ってきたのは35名。金がかかりすぎるという日本サッカー連盟からのクレームをはねのけるために、急遽U-20の現日本代表チームと戦う試合が組まれることになりました。『ブルーロック』(BLUELOCK)は、金城宗幸(原作)、ノ村優介(作画)の漫画をもとにしたアニメで、2022年10月から2023年3月まで全24話が放送されました。才能の原石たちが次々と覚醒していくスピード感溢れるアニメで、周りでも結構見てる人多かったです。続きがものすごく楽しみ。オススメです。
2023/03/28
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2023年3月22日から26日までの5日間にわたって、さいたまスーパーアリーナにおいて、ISU(国際スケート連盟)の 世界フィギュアスケート選手権大会が開催されました。その様子はテレビで放送されていましたので、ご覧になった方も多いかと思います。それにしても今年の世界選手権の日本勢の活躍はすごかったです。ロシアが参加していないというのもかなり大きなポイントになっているとは思いますが、男子女子ともに世界選手権2連覇達成の快挙、ペアも金メダルと絶好調でした。ライブで見たのは男子フリーだけだったんですが、最終滑走の6人はみんなノーミスで1位が次々と入れ替わるすごい試合でした。優勝した宇野選手の滑走前滑走後何処でどのジャンヌを跳んだかとか、それぞれのスコアがこんな風に画面に出ると分かりやすいですね。結果は以下の通りです。<男子シングル><女子シングル><ペア><アイスダンス>競技ダンスの世界選手権は、前年の世界選手権で決勝に入った選手の出場国で開催できるという縛りがあるようです。日本でも2018年に長野でシニアIVスタンダード世界選手権が開催されましたが、それは日本代表選手の健闘があったからなんですね。フィギュアスケートでも開催国は多分似たような感じで決まっているのだと思います。来年はカナダのモントリオールで開催される予定です。
2023/03/27
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桜満開の日曜日は雨で、花見にはあいにくの寒い一日。JDSF公認、第19回埼玉県東支部ダンススポーツ大会でした。ここのところ試合が続いております。場所は埼玉県にある草加市スポーツ健康都市記念体育館。電車とタクシーで1時間弱で行けます。9時より少し前に到着すると、雨を避けて出場選手たちが並んで開場を待っていました。今日はA級、B級、C級、年齢別ではシニアIIA級のそれぞれラテンとスタンダードがあり、シニアIIIA級、シニアIIIB級はスタンダードのみの試合がありました。シニアIIA級は前回の試合で維持を決めているので、今日はA級戦ラテンのみに参加。10時から試合開始で、プログラムの先頭がラテンA級の1次予選でした。参加14組で最初からサンバ、チャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目戦です。2ヒートに分かれて踊りました。パソの音楽が変わっていて、エスパーニャ・カーニに合わせて作ってあるルーチンだと微修正が必要でしたね。皆さんうまく合わせている様子でした。次の準決勝までは1時間空いて、踊ってしばらくは平気だったんですが、だんだん冷えてきたんです。かっこいい体育館なんですが空調がなく、じっとしていると寒いので動くか着込むかどちらかでした。草加市の来賓の方のお話では、隈研吾氏設計の新しい空調付き体育館を近日建設予定とかおっしゃっていたような。ここはここで、全然滑らない床でよかったんですけどね。こちらB級戦ラテンの1次予選の様子。A級戦ラテン準決勝は11組で、5種目連続で踊りました。ルンバの後に給水タイムがありましたが、曲が短めだったのでそれほどきつくなかったですね。決勝に進んだのは6組。私たちも入っていました。曲のスピードが少し速めだったせいかと思いますが、決勝の最初の種目サンバはルーチンの2周目に突入。やけに長いので、いつまで続くんだろうと心配になってしまいましたよ。パソで決勝だけはエスパーニャ・カーニがかかったので気持ちよく踊れました。今日は5種目を3回踊らせてもらっていい練習になりました。結果は6位でしたが、自分の実力通りの踊りができたので満足です。優勝したのは福馬智生・泉名咲璃 組(東京都)で、オナーダンスにチャチャを踊ってくれました。今日の試合は思っていたより層が厚くて、いまいち成績は振るわずA級維持もできませんでした。会場で応援してくださった皆様、ありがとうございました。また頑張ります。競技会情報はこちらから
2023/03/26
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壁にかけてあった電波時計が止まったので電池を入れ替えました。ところが受信状況が悪いようで、しばらく経っても全然時間が合わなかったんです。そもそも電波ってどこから飛んできてるんでしょうね。日本には、標準電波(時刻情報を含む電波)の送信所が2箇所あるそうです。一つは福島県、1999年に標高約790mのおおたかどや山に250mのアンテナを立てて送信開始しています。もう一つは佐賀県と福岡県の県境にあるはがね山(標高約900m)に200mのアンテナを立てて、2001年から送信しているとのこと。どちらも標準電波の受信範囲は半径1000kmですので、この二つで日本全域をカバーできるそうです。時刻はセシウム原子時計を使用していて、誤差が10万年に1秒。送信データの中には時刻だけではなく、うるう年なんかも計算されたカレンダーも含まれています。電波時計が開発されたのって、ここ30年くらいの間だったんですね。そういえば昔は腕時計のネジ回して合わせていたような記憶が蘇ってきました。小さな時計の中に入れる受信用アンテナの開発なんて、物凄いドラマがありそうです。ところで電波を受信できなかった時計に話は戻りますが、福島の方に向けてベランダに出したら受信しました。受信しにくい環境というのがあるらしいですね。家電やOA機器、金属製の家具の近くとか、鉄筋・鉄骨の建物の中、地下、空港の近くや交通量の多いところなどだそうです。天気の悪い時なんかもダメみたい。テレビの電波の1万倍くらい長い波長の長波ですから、雨やビルなどの影響をあまり受けないはずなんですけどね。2つの送信所の周波数は、福島が40KHzで九州が60KHzと違っているそうです。最近はどちらの周波数でも対応できるアンテナになっているようですが、昔は関西から引っ越してきたら電波受信しないなんてこともあったそうですよ。電池入れ替えたのに電波時計の時間が合わないなんていう時は、なるべく障害物のない場所で、福島と福岡のどちらか近い方に向けてみてください。
2023/03/25
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銀座で爆弾事件が発生しました。警視庁公安部のエース・倉木(西島秀俊)は妻の千尋(石田ゆり子)をこの事件で亡くし、真相を探るために捜査チームの枠を超えて動き出します。逢坂剛の小説『百舌の叫ぶ夜』を原作とするハードボイルドなドラマでした。百舌(モズ)という鳥は、トカゲなどの獲物を獲ってもすぐには食べずに木の枝に串刺しにして飛び去るという習性があるそうです。集めたドングリを埋めて忘れてしまうリスのように、キープした食料を後で食べようと思って忘れてるだけなんじゃないかと想像していましたが、本当の目的はまだ解明されてはいないとのこと。この物語に出てくるモズは、大手警備会社に雇われていた暗殺者・新谷(池松壮亮)で、手口はアイスピックでターゲットの首の後ろを刺すというものでした。新谷(しんがい)は雇い主からの依頼で、爆弾犯が持っているICチップを回収するために事件当日現場にいたんですが、口封じのために抹殺されそうになるんです。かろうじて生き延びますが記憶喪失になり、事件がより複雑になっていきます。爆弾事件現場にはもう一人、公安の美希(真木よう子)がいました。特別監察官・津城(小日向文世)の勅命を受け秘密裏に新谷を追っていたんです。警視庁内の不正を暴く仕事ですが、闇はかなり深く壮大な陰謀が背後にあって、政治家や警察の上層部、それに大手警備会社の役員・東(長谷川博己)も絡んでいるようでした。警察の極秘任務『グラークα作戦』は数年前失敗に終わるんですが、それに元公安職員だった千尋も関わっていて、倉木の現在の上司である室井(生瀬勝久)が指揮をとっていました。この作戦に関わった捜査員はみな心を病むか死亡しているんですが、極秘作戦であるが故に殉職扱いにもなりません。都市伝説のような謎の人物『だるま』が夢の中にも現れて、ちょっとホラーな感じでしたね。警視庁の中でも公安部と刑事部というのはどうも仲が良くないようで、協力して捜査を担当することになった大杉警部(香川照之)は特に公安を嫌っていました。しかしチーム内の誰よりも真相を求める強い気持ちで波長が合ったのか、二人はこの先ずっと行動を共にして少しずつ相手を認めていくんです。二人とも所構わずひっきりなしにタバコを吸っていました。モズこと新谷の生命力の強さには驚かされます。『だるま』の正体はまだ分かっていません。TBSとWOWOWの共同制作で2014年に全10話が放送されています。凄惨な爆弾事件現場や拷問・殺人シーンとかなり血生臭い場面が多いんですが、面白いドラマでした。続きも楽しみです。
2023/03/24
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『冨嶽三十六景』で有名な葛飾北斎の一生を描いた映画を見ました。娘のお栄を主人公としたアニメは見たことがあります。父親の北斎に関してはよく知らなかったので、いろんな発見がありました。この体制で一日中描くのは疲れそうですね。北斎が生まれたのは1760年です。幕府は10代家治、ちょうど田沼意次が権力を振るった時代です。鬼平犯科帳とかね。歌舞伎絵などを手広く扱っていた版元は江戸幕府に目をつけられて、店に踏み込まれた上、商品を燃やされるなど厳しい取り締まりを受けていました。映画は4章に分かれていました。砂浜に絵を描いていた子供時代から、青年時代の売れない絵師だった頃が第1章の始まりです。浮世絵師・勝川春章の門下となりますが、身勝手な振る舞いが師匠の反感をかって破門になってしまうんです。江戸の下町長屋、日々の米にも困窮するほどの貧乏暮らし。しかしある日、版元で目利きの大旦那・蔦屋重三郎がうちで描いてみないかと訪ねてくるんです。あまのじゃくな北斎を、わざと売れっ子の喜多川歌麿や東洲斎写楽に会わせてライバル心を煽りました。歌麿は吉原に入り浸って美人画を描き続け、写楽はまだ子供ながら独創的な視点で歌舞伎絵を描きます。北斎は自分にしか描けない絵はなんなのか、大自然と命懸けで向き合って独特な波の表現を見つけるんです。70歳を超え、弟子たちに囲まれた日々の中、ある日脳卒中に見舞われます。肝心の右手が動かなくなって、いよいよ絵描きとして終わりかと思われましたが、不自由な体のまま旅に出るんですよ。弟子の一人でも付き添ったらいいのにと思ってしまいましたが、一人でよろよろ歩いていくんですね。そして見た美しい富士山を『冨嶽三十六景』としてまとめます。この精神力の強さ、描くことに対する執着は本当にすごいです。北斎は戯作の挿絵もよく描いていました。武士でありながら禁じらた戯作を作り続けていた柳亭種彦とは特に気があって、一緒に創作活動に励んでいたんです。しかしそれが幕府に発覚し、種彦は非業の死を遂げます。難を逃れた北斎はお栄と共に弟子の一人だった、信濃国の高井鴻山を頼り、そこでまた自慢の腕を奮い始めます。北斎は江戸時代にしては長生きだったんですね。酒もタバコも好まなかったようで、好きな絵を好きなだけ描いて90歳まで生きたとか。それでも死に際に、あと10年生きられたらもっといい絵が描けたと言ったそうです。『HOKUSAI』(ほくさい)は、2021年に公開された日本映画です。監督は橋本一、葛飾北斎の少年期は城桧吏、青年・壮年期を柳楽優弥、老年期を田中泯が演じました。最後に青年の北斎と老人の北斎が二人並んで海の絵を描くんですが、素晴らしい演出で、まるで波の音が聞こえるような気がしましたよ。面白い映画でした。おすすめです。
2023/03/23
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2006年に始まったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、今年5回目を迎えて3月8日から3月21日(日本時間3月22日)まで開催されました。もう日本中が大騒ぎでテレビをつけると日本優勝のニュースしかやってないので、皆さんもご存知のことかと思います。今朝アメリカとの決勝戦が行われて、日本が14年ぶり3度目の優勝を果たしました。社交ダンスのブログですので野球のことを書く筋合いはないんですけど、勝手に盛り上がっていたのでこの日のことを記録しておかないとあとで後悔するかもしれないと思いました。それほど野球のことが分かってるわけでもない俄かファンですが、やっぱり世界一ってうのは自分のことのように嬉しもんですねぇ。第1回大会の時、試合中に因縁の韓国戦があってアナウンスが流れたんです。昨日の試合中のアナウンスで、その時のことを思い出しました。競技ダンサーはダンスも好きですけど競技も好きなんですよ。日本代表がどっかで頑張ってると思うと応援したくなるんですね。今回は大谷やダルビッシュ、ヌートバーといったメジャーで活躍する選手も参戦して、日本の精鋭達が集結した素晴らしいチームでした。対戦したイタリヤやアメリカにも多くのメジャー選手がメンバー入りしていましたね。先発投手と指名打者の兼任が可能な大谷ルールが採用されたり、リリーフ投手は最低打者3人と対戦もしくはイニング完了まで交代できないという決まりがありました。ペッパーミルが日本でバカ売れしたのは今回のWBCのおかげでしょう。5回のWBCのうち日本は3回優勝していますが、予選から無敗で優勝したのは初めてじゃないでしょうか。全部見たわけではありませんが、スポーツニュースのダイジェストで見る限り、1番ヌートバー、2番近藤、3番大谷の出塁率が半端なく、そのせいで余計4番をまかされた村上様の不調がめだってしまっていました。途中から5番を打っていた吉田が4番に変わり、難しいピッチャーも真っ先に攻略する凄い選手だなと思っていたんですが、オリックスからボストン・レッドソックスへ行ったメジャーリーガーだったんですね。知りませんでした。メキシコ戦の勝利は吉田選手のホームランのおかげですよ。今回打って投げての大活躍だった大谷選手が大会MVPに輝きました。メジャーの年間MVPは逃したけど、やっぱり凄いものは凄い。エンジェルスのチームメイトであるマイク・トラウトとの戦いは全集中の一球入魂でした。栗山監督、侍ジャパン、優勝おめでとう!!!
2023/03/22
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JBDF2023年前期 関東甲信越ダンス千葉県大会に参加しました。家から車で1時間くらいと思っていたんですが、お彼岸だからか、早咲きの桜を求める行楽か、少し渋滞にに引っかかったりして受付終了間際の9時半になんとか滑り込みセーフ。アメリカで行われているWBC準決勝も気になるところでした。会場は柏市中央体育館です。コロナ禍の感染防止対策は続いていますが無観客試合ではなく、試合中のマクス着用は個人の判断に任せられ、濃厚接触などがないことを記した署名入りのチェックシートの提出もありませんでした。私たちは午前中のシニアラテンA級戦に参加しました。午後にはスタンダード競技もあったんですが、最近スタンダードは練習不足なのでラテンだけにしたんです。今年から年齢別の競技が一般戦の合間に行われるようになって数も減ったので、出られる時に出ておかないと後半が忙しくなりますからね。一般戦はラテン・スタンダードともB級、C級、D級とスタンダードA級戦があり、シニア(男女とも35歳以上)はラテンA級とC級、グランドニシア(男性55歳以上)はスタンダードC級の試合が用意されていました。こちらラテンB級の様子。先日行われたスーパージャパンのアマラテンで優勝した太田・三喜組がラテンB級に出場されてたんですよ。ダントツに上手かったですね。私たちの出場したシニアラテンA級戦は出場組数12組。いきなり準決勝でチャチャ、ルンバ、パソの3種目を踊りました。土曜日にレッスンを受けて、それがどれだけ実践できるかチャレンジです。実はルーチン改修してまだ練習が十分でなかったので、始まる直前までフロアのすみでイメージトレーニングとシャドーを繰り返していました。無事決勝に進み、なんとかルンバも間違えずに踊れて優勝です。会場で応援してくださった皆様、ありがとうございました。トロフィーとかメダルとかなしで賞状だけのあっさりした表彰式ですが、それで十分です。表彰式の前に、WBC準決勝のメキシコ戦、日本が逆転さよなら勝利というアナウンスが会場に流れました。みんな大盛り上がりでしたね。午後からのスタンダード競技に参加する皆さんにご挨拶して、早々に帰路につきました。9回裏、逆転打を放ったのは不調だった村上様だと知ったのは帰りの車の中です。イチローもそんな感じで、最後に結果出してくれてました。家に帰ってから近所の天然温泉に出かけたんです。テレビ付きのサウナがいつも以上に混んでましたね。食事どころのウエイトレスさんが、試合中はパブリックビューイングのような大賑わいでしたよと話してくれました。競技会情報はこちらから
2023/03/21
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カッコウは托卵(たくらん)という習性があることで知られています。卵を他種の鳥の巣に産み付けて自分は子育てをしないんです。そうとは知らずにカッコウのヒナにせっせと餌を運ぶ親鳥。自分が産んだ卵をカッコウのヒナに巣から蹴落とされ、いつの間にか自分より体が大きくなっても親鳥は餌を与え続けるんです。夏によく通る美しい声で鳴く、あのカッコウ。たくましい鳥です。今日ご紹介するアニメはカッコウの習性とはちょっと違いますが、同じに日に同じ病院で生まれて取り違えられ、全く違った環境で育った二人が16年後に出会うという物語です。高校生が主人公のラブコメなんて全く興味なかったんですが、なんとなく見始めて、流れで24話見てしまいました。主人公は進学校に通う真面目男子・海野凪(うみの なぎ)。大衆食堂を営む気のいいヤンキー上がりの両親に育てられ、貧乏ながらも勉強熱心で学費免除の特待生となって名門校に入学しました。学年トップで人気者の瀬川ひろに密かに恋心を抱いています。高校2年になって両親に取り違え子の事実を知らされ、本当の両親に会いに行くことになりました。なんと父親はホテル王で大富豪です。取り違えられた相手、天野エリカ(あまの エリカ)は令嬢として育ってきた世間知らず。双方の両親とも実の子供も育ての子供も可愛くて手放したくないので、二人を結婚させてしまおうと目論みます。本人たちの意思を無視して許嫁となった二人。お兄ちゃん子だった妹の海野幸(うみの さち)、そこに瀬川ひろも加わって揺れ動く恋心が交錯します。まだ登場していないんですが、凪にはそっくりの実の兄がいる様子。子供の頃に別れたきりの天野宗助(あまの そうすけ)をエリカは慕っているようです。『カッコウの許嫁』(カッコウのいいなずけ)は、吉河美希による漫画を原作としたアニメで、2022年に放送されました。原作ではこのほかにも恋のライバルがいるようですよ。楽しそうな高校生活だなあ〜。
2023/03/20
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3月14日に東京で桜が開花しましたが、まだ寒いですね。平年より早いところが多いとのこと。うちの方でも咲き始めています。今日は母の1日早い誕生祝いをしました。去年は入退院を何度も繰り返してもういよいよかと思っていましたが、最近は肌の色艶も良くなってすっかり元気になりました。WBCや高校野球、相撲とテレビで毎日スポーツ観戦して楽しいようです。ストーン付きのマスクをお出かけ用にしていて、誰かに褒めてもらうと『銀座で買ってきた』なんてホラを吹いております。世間に関しても自分に関しても文句ばっかり言ってる見栄っ張りは母ですが、記憶力だけはとんでもなく凄くて時々驚かされます。この世に未練はないと言いつつ甘いものに対する執着は激しく、今日もランチの後にスイーツ食べたのに『おはぎ』を連発しておりました。面倒臭いけど、いなくなるときっと寂しいだろうなと思っています。あと何十年か、元気に文句言ってて欲しいです。帰りに大将のお父さんにご挨拶に行って、寺のきれいな枝垂れ桜を愛でてきました。こちらはすでに、満開なり。
2023/03/19
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ルンバを少し自分たちで改良してみたので先生に流れを見ていただきました。男性が女性に持って行かれているように見えるといわれ、それは男性がパラレルなのに無理にクロスの女性にあわせようとしているからではないかとのこと。数年前にダンス合宿で話題になった4スタンス理論のことかなと思いました。人間には持って生まれたバランスみたいなのがあって、クロスタイプとパラレルタイプに分かれるという理論です。当時は自分が何タイプなのかも良く分からずにモヤモヤしたままそれっきりでした。先生がパラレルタイプなので、自分と同じタイプの人間をすぐ見つけられるそうです。大将は典型的なパラレル男子だとのことでした。パラレル男子の得意な動きは、横とか縦の直線的な動きなので、それをやるときはとても自然で強く見えるそうです。逆にクロスタイプの動きをすると、たとえば足を深くクロスするとか体をひねって女性を見るとかするともつれてるような弱い見え方になるんだとか。女性の方は典型的なクロスタイプなんだそうで、バーンと強く立ってる男性の周りを絡みつくように動くとよく見えるとのことでした。タイプが同じ人同士のカップルの方が相手の動きを理解しやすいみたいです。タイプが違う人同士で組んでる場合は、先生たちもそうらしいのですが、相手のやり方に無理に合わせると持って行かれるのでその必要はないとのこと。それぞれの特性をよく理解して、お互いやりやすいように折り合いをつけるということでしょうね。ペットボトルの持ち方でどちらのタイプか分かるとか聞きましたが、今日試したのは片手を前に出して片足をそれに向かって上げて、どちらの足の方が自然かというので判別されてました。内旋とか外旋とかもおっしゃってましたね。前にも書きましたがどのタイプだからいいというわけではなく、どちらのタイプにも素晴らしいアスリートがいますのでご安心を。
2023/03/18
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『凪のお暇』で空気を読みすぎる女を演じた黒木華さんが、今度は空気を全く読まない女を演じていました。感情を表に出さず、仕事は完璧にこなす瀬古凛々子(せこ りりこ)。大手出版社の経理部にいた彼女が、能力を買われてネットニュースサイト『カンフルNEWS』の編集部へやってきます。全く人と馴染めず、人の感情が理解できない凛々子は、常に分厚い辞書を持ち歩いていて、『友達』とか『好き』とかいう単語まで辞書で調べようとするんです。矛盾を感じると『ザワザワする』と言い、納得がいくまでとことん調査するので経理部にいた時も異質な存在感を放っていました。執行役員の仁和さんという上司が、教師だった凛々子の母親の教え子らしく、なにかと目をかけてくれていて、調査能力を活かせるゴシップサイト編集部へ異動させます。彼女に与えられたミッションは5000万PVを超えるサイトにすること。これまで2番煎じのコタツ記事でダラダラ仕事していた廃部寸前の編集部に、地獄の番犬ケルベロスがやってきました。決定的な証拠を掴むまで丹念に取材し、自分のネタに誇りを持って記事を公開する手法は、やる気を失っていた部下たちにも浸透し次第に読者を増やしていきます。ゴシップを暴かれた方はたまったものじゃないと思いますが、その影で声を出せずに辛い思いをしていた人たちを代弁して救うというメリットもあるんですね。凛々子はいつも深緑色の服を着ているんですよ。アニメNARUTOやBORUTOに出てくる油女シノみたいなキャラでした。中学時代にある事件があって、それが彼女の人生に大きな影を落とすんですが、中学生役の子が本当によく似ていてビックリです。彼女が良く行く黄実子という名の薬膳カフェが、魔女の宅急便のキキの実家みたいな雰囲気で好きでしたね。『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』は、2022年に放送されたテレビドラマです。アニメ原作かと思ったらそうではなく、ドラマオリジナルストーリーだそうです。主演の黒木華さんはこの作品がフジテレビ系ドラマの初出演だそうで、さらにドラマデビュー10周年とのこと。全11話、山あり谷ありで面白かったですね。オススメです。
2023/03/17
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日本人の4割が、この季節、花粉症に悩まされているそうです。診療所に行くと、今日も多くの方が『花粉の薬』をもらいにきていました。これだけ国民が困っているのに、研究機関がこの問題に取り組んでいないはずはありませんよね。一つ気になっていたのは、昼休みに通る公園へ向かう道で、毎年たくさんのは花粉をつけていた杉の木が、去年から花粉をつけなくなったことです。いつもその木の脇を通るときは息を止めて目も瞑っていたのでよく覚えています。かといって枯れてるわけでもなさそうで、何か実験的に対策をとったのかなと漠然と思っていました。スギ花粉飛散防止剤なるものが開発されているようなんですね。開発に携わっている森林総研はご近所なので、これは想像ですが、この木にも試験的にかけてもらったのかもと思っています。カビの一種シドウィア菌を使って、スギの雄花だけを枯れさせるんだそうです。スギ花粉飛散防止剤の空中散布そんないい話があるなら、どんどん撒けばいいのにと思ってしまいますが、人や農作物への影響を検証したり、まだきっとやることがいろいろあるんでしょう。林野庁では花粉発生源対策『3本の斧』を推進しているようです。3本の矢じゃなくて斧なんですね。第一の斧花粉を大量に飛散させるスギ人工林の伐採を進め、住宅や商業施設への利用を推進。第二の斧花粉の少ない苗木に植替えたり、広葉樹の導入を進めます。第三の斧スギ花粉の飛散防止剤の開発・普及を図ります。もう何十年も飲み続けてきた花粉症を抑える薬もいつか飲まなくてよくなる時が来るんでしょうか。でも血液検査してもらったら、スギだけじゃなくてヨモギとかブタクサにも反応が出たんですよ。項目にはなかったけどクヌギ系もダメみたい。スギ花粉が軽減しても、花粉は春だけじゃないんですよね〜。
2023/03/16
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昨日の夜、さりげなく言ってみたんです。『そういえば今日って、ホワイトデーだっけなぁ。』大将がモジモジしてるところを見ると完全に忘れてた様子。バレンタインに今年はチョコあげたんですよ。コンビニで買った安いやつですけど。そもそも自分がチョコを食べないので、どれが美味しいのかなんてさっぱり分からないんです。こういうのは気持ちが大事ですから、お返しなんて全く期待していませんでしたが、大将の反応が面白いのでちょっと言ってみただけ。今日、仕事から帰ってみると冷蔵庫に存在感のある白い箱が入ってました。『これなに?』ルタオという名の小樽にある人気スイーツ店からお取り寄せですって。開けてみるとイチゴのケーキみたいでした。凍ってるので解凍までに10時間ほどかかるそうで、食べるのは明日になりそうです。素材はこんな感じ。まさに、エビで鯛を釣った形になってますね〜。こういう10倍返しなら大歓迎!ご興味ある方はこちらからどうぞ。
2023/03/15
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昔の文章を読んでいたら、単位がリットルじゃなく石(こく)だったんです。加賀百万石とか聞いたことがありますが、一石(いっこく)ってどのくらいなのか調べました。一石(いっこく)=十斗(と)=百升(しょう)=千合(ごう)だそうです。うちはいつもご飯を五合炊くんですが、180mLの計量カップ1杯が1合ですから、一石はその千倍ということになります。ちょっと量が多すぎてイメージできないですね。お醤油とかお酒とかの大きな瓶が一升瓶ですから、それで100本。灯油とかペンキとかの一斗缶が10個、これでなんとなくどの程度か解りました。一石は米俵2.5個分なんだそうで、百万石というと250万俵ですわね。想像を絶します。この石(こく)斗(と)升(しょう)合(ごう)などは重さの単位ではなくて、容積の単位ですのでお米だけでなく油とか温泉の流出量といった液体にも使われていました。一石(いっこく)=180リットルこれが知りたかった答えです。一人暮らし用のユニットバスがちょうどそのぐらいらしいです。ちなみに一石をドイツ語で直訳すると、アインシュタイン(Ein Stein)になります。天才物理学者、E=mc2の人です。日本人なら一石さんなんですねぇ。今日3月14日は、アインシュタインの144歳の誕生日でした。
2023/03/14
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和菓子は日本の四季を映す宝石のようなスイーツです。あんこが苦手な私ですが、昔、短い間ですがお茶を習っていたことがあり、出される和菓子の美しさに感銘を受けたものでした。今日ご紹介する物語は、京都の和菓子屋を舞台とした日常系アニメです。納野和(いりの なごむ)は、実家の和菓子屋・緑松(りょくしょう)の後継ぎとして期待されていた一人息子でしたが、ミュージシャンを志してを家を飛び出し、東京でバンド活動をしていました。10年続けたバンドが陽の目を見ぬまま解散し、そのタイミングで店の主人だった父親が入院。実家の和菓子の味が大好きだった和は、店を継ぐ決意と共に京都に帰ります。帰ってみると雪平一果(ゆきひら いつか)という小学生の居候がいて、両親の信頼も厚く、和をライバル視します。彼女の母親は海外で仕事をしていて、父親はミュージシャンらしいのですが彼女を店に預けたまま行方不明になっていました。一から和菓子づくりの修行を始めたお調子者の和と、なんでも自分でこなそうと頑張るしっかり者の一果。初めはなかなか歯車が噛み合いませんでした。和が東京で同棲していた元カノの佳乃子(かのこ)も京都にやって来たり、店のアルバイトの女子高生みつるちゃんに片想いされたり、和は人当たりがいいので結構モテるみたい。春夏秋冬と季節が移りゆく中、その時ならではの美しい和菓子が登場して、味は想像できませんが目にも心にも優しい物語でした。『であいもん』は浅野りん原作の漫画作品で、2022年にアニメが放送されました。京都出身の大将もよく知っている風景を目に留めて懐かしんでいましたが、『京都弁がちょっと違う』とも言ってましたね。私にはその微細なニュアンスの違いは分かりかねましたが。であいもんというのは、フランス語のマリアージュみたいな意味でしょうか。『料理をつくるとき、ある材料とある材料を一緒に組み合わせると、材料同士が個々の素材の味以上に持ち味や深みを引き出し合い、料理がおいしくなることをいう。 あるいは、どちらの材料の味も引き立たせるような取り合わせのよい食材のことをさす。』という京言葉だそうです。
2023/03/13
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3月12日(日)、グランドプリンスホテル新高輪(飛天)において、JCF主催のユニバーサルグランプリジャパンが開催されました。プロはNDCJ 加盟団体登録選手を対象とした単科戦です。ユニバーサルグランプリ・プロフェッショナル部門の結果は以下の通りでした。 毛塚鉄雄杯(ボールルーム)山本千恵子杯(ラテンアメリカン)ワルツ1 小林 恒路&赤沼 美帆2 樋口 暢哉&柴田 早綾香3 佐藤 純平&亀山 聡美4 水出 光&雨宮 可奈5 朝増 拓哉&中川 千秋6 井﨑 健太&井﨑 沙織タンゴ1 樋口 暢哉&柴田 早綾香2 小林 恒路&赤沼 美帆3 佐藤 純平&亀山 聡美4 朝増 拓哉&中川 千秋5 水出 光&雨宮 可奈6 山本 千博&大吉 優華ヴェニーズワルツ1 樋口 暢哉&柴田 早綾香2 小林 恒路&赤沼 美帆3 水出 光&雨宮 可奈4 景山 雄紀&和田 有可5 佐藤 純平&亀山 聡美6 朝増 拓哉&中川 千秋スローフォックストロット1 樋口 暢哉&柴田 早綾香2 小林 恒路&赤沼 美帆3 水出 光&雨宮 可奈4 佐藤 純平&亀山 聡美5 景山 雄紀&和田 有可6 朝増 拓哉&中川 千秋7 井﨑 健太&井﨑 沙織8 山本 千博&大吉 優華クイックステップ1 樋口 暢哉&柴田 早綾香2 小林 恒路&赤沼 美帆3 水出 光&雨宮 可奈4 佐藤 純平&亀山 聡美5 景山 雄紀&和田 有可6 朝増 拓哉&中川 千秋7 井﨑 健太&井﨑 沙織チャチャチャ1 鈴木 佑哉&原田 彩華2 竹内 大夢&中島 由貴3 歩浜 敏夫&松浦 のぞみ4 鈴木 勇人&髙辻 なつみ5 中村 将太&中村 雪6 中川 真仁&まりねサンバ1 鈴木 佑哉&原田 彩華2 竹内 大夢&中島 由貴3 歩浜 敏夫&松浦 のぞみ4 中村 公紀&大塩 香澄5 中川 真仁&まりね6 中村 将太&中村 雪ルンバ1 鈴木 佑哉&原田 彩華2 竹内 大夢&中島 由貴3 歩浜 敏夫&松浦 のぞみ4 中村 公紀&大塩 香澄5 中島 光一&奥山 智美6 鈴木 勇人&髙辻 なつみパソドブレ1 竹内 大夢&中島 由貴2 鈴木 佑哉&原田 彩華3 歩浜 敏夫&松浦 のぞみ4 中村 公紀&大塩 香澄5 鈴木 勇人&髙辻 なつみ6 中川 真仁&まりねジャイブ1 鈴木 佑哉&原田 彩華2 竹内 大夢&中島 由貴3 中村 公紀&大塩 香澄4 鈴木 勇人&髙辻 なつみ5 歩浜 敏夫&松浦 のぞみ6 中島 光一&奥山 智美<ボールルームPR動画><ラテンアメリカンPR動画>アマはJCF未登録選手を含む全てのアマチュア選手を対象とした5種目戦でした。結果は以下の通りです。ユニバーサルグランプリ選手権(アマ ボールルーム)1 五月女 光政&五月女 叡佳2 藤森 春樹&金山 咲月3 岩崎 将之&中山 絵里加4 中村 エドワード漸&中村 エリザベス永理5 加地 渉&今橋 紗希6 米積 雄大&和田 みさり7 志冨 優&岩井咲 里華ユニバーサルグランプリ選手権(アマ ラテン)1 藤井 創太&中村 安里2 海老原 拳人&タカギ ルナ3 吉田 篤志&礒道 佑菜4 高橋 海&榮岩 由莉那5 中西 宣貴&谷原 心蕗6 古田 幸太郎&生方 怜奈試合の様子はYouTubeで無料配信されました。競技の様子はこちらからご覧になれます。ユニバーサルグランプリの前哨戦として、午前中にはプロ・NDB杯争奪JCFクローズドとアマ・シニア60の試合が行われました。プロ・アマとも、ジャイブとヴェニーズを抜かした4種目戦です。JCFクローズドはJCFに登録しているプロ選手のみ、シニア60は男性60歳以上のアマアチュア選手のみの試合でした。アマはJCFに登録していなくても出場できて、入賞しても登録の義務は生じないということだったので、大将が今年60歳になった記念にシニア60ラテンに出場しました。(女性は年齢不問)4時起きで電車に乗って、寝不足でボヤーっとしたままどれだけ実力が出せるか挑戦とか言ってたんですが、久しぶりの東京でワクワクしてたもんで(JR高輪ゲートウェイ駅も初めて見れたし)割と普通に踊れました。おかげさまで優勝です。練習会などでもお会いしている先生方他、久しぶりの競技仲間にもたくさん会うことができて嬉しかったです。どうもありがとうございました。競技会情報はこちらから
2023/03/12
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WBC、みなさん見てますか〜?!ダンスの練習で忙しくてそれどころじゃないですかね。昨日の日韓戦は長い試合でした。ひょっとしてコールドゲームかといった展開で、侍ジャパンのメンバーがあまりにパカスカ打つので逆に次々投入される韓国のピッチャーが気の毒になりましたよ。さてTBSさんがナニを思ったか、バックで流してるテーマ曲がジャーニーのセパレイト・ウェイズ(Separate Ways)という曲でして、私はそっちの方にもビビッと反応してしまいました。昔バンドでよく歌ったんですよ。競技会のワルツでオープン・アームスが時々かかったりしますので、ジャーニーのことをご存知の方も多いかと思います。日本人の愛する洋楽アートスト50に中にも食い込む人気バンドなんですよ。テーマ曲のセパレイト・ウェイズを、ふられた男の歌だと思っていましたが、そうじゃない意味もあるんでしょうか。WBC、今日はチェコ戦です。岩手県陸前高田市出身の佐々木朗希選手が先発される予定とのこと。佐々木選手は子供の頃に3.11で被災されて、お父さんと祖父母を亡くされたと聞きました。災害で別々の道(セパレイト・ウェイズ)を歩まざるを得なくなった方々も、今日は心を一つにして侍ジャパンを応援することでしょう。頑張れ、日本!!
2023/03/11
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周囲の空気を常に読んでいる『いい人』って、どこにも必ずいますね。波風立てないように生きていくのって結構ストレス溜まると思うんです。大島凪(おおしま なぎ)は、空気清浄機などを販売する会社に勤める28歳のOL。節約を趣味とする慎ましい女性で、北海道の実家から持ってきた糠床を世話し、豆苗を育てたりして自炊生活を送っています。凪(黒木華)は自分のくせ毛が嫌いで、毎朝1時間かけてストレートに整えていました。同僚から頼まれると断れない損な性格で、いつも面倒な仕事を押し付けられています。夢は、内緒で付き合っている会社の出世頭・我聞慎二(高橋一生)と結婚し、同僚を見返してやることでした。ある日、恋人の慎二が同僚に、自分との付き合いは単に肉体関係が目的と話しているのを聞いてしまうんです。ショックで過呼吸を起こし、それがきっかけで会社を辞め、家財道具も全て処分して東京郊外の安アパートで新生活を始めました。季節は夏。暑いので拾ってきた扇風機を黄色く塗り替え、移動は全て自転車。髪はふわふわの天然パーマのまま、洗濯は近所のコインランドリーへ行きます。凪はこの休養期間に周囲との交友関係を広げていくんですね。ハローワークで知り合った坂本さん(市川実日子)、アパートの住人でパリピのゴン(中村倫也)や謎の老人ミドリさん(三田佳子)、シングルマザーの白石さん(吉田羊)。みんな一癖ある人たちですが、心から信頼できるお付き合いを経験します。女たらしのゴンにメロメロになったり、元彼の慎二が何度も訪ねてきたり、3人の恋模様も面白い展開に。さらに実家の母親(片平なぎさ)が凪の天敵で、なかなか『お暇中』を言い出すことができません。『凪のお暇』(なぎのおいとま)は、コナリミサト原作の漫画をテレビ化した作品です。2019年にTBSの金曜ドラマで全10話放送されました。空気を読むのって円満な人間関係のためにはある程度必要かもしれませんが、そればっかりだと疲れますよね。皆さんは、ダンスで発散されてるから大丈夫かな。それともリーダー(もしくはパートナー)に気を使いすぎて疲れます?
2023/03/10
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<試合の後>海外遠征やダンス合宿にいつもご一緒させていただいていた埼玉メロンチョコさんたちが、応援に来てくださっていました。グランドシニアラテンの優勝候補だったのに怪我で参加できなかったんですね。準決勝の動画を撮ってくださっていて、とてもありがたかったです。家に帰って大将といつになく熱心に何度も見直しました。自分達の踊りが特に悪いわけではないと分かっただけでも心に空いた穴は埋まりましたよ。あと1点もぎ取って決勝に進めていたら、展開が変わってたかもしれません。いい踊りしてるのに決勝に進めなかった何組かの選手が目につきましたね。今回のジャッジは好みが和菓子じゃなくて洋菓子だったのかもしれません。まあそれはどこで敗退した選手にも言えることで、イチロー選手もおっしゃってましたが自分の中の物差しで評価することが重要です。決勝を見たあとメロンチョコさんたちと一緒に近所のモールに肉を食べに行きました。元気がない時は食べるに限りますね。マヨルカのお土産がやっと渡せました。ランチのオーダーストップギリギリに駆け込んで、15時半のクローズまで話は尽きません。この試合で引退される予定の清水・丸市組、森田・小和田組の話も出ました。私たちはここで別れて家に帰ったんですが、メロンさんたちはセグエまで見て帰ったようです。大将のお母さんが友達と二日続けて観戦に来られていたそうで、いいところを見せられなかったのは残念でした。二日目の夕方、幕張メッセから電話がかかってきました。救急隊の方からで、お母さんがメッセの階段で転んで念の為病院で脳の検査をすると言われたんです。しばらくしたらまた電話が来て、9件病院をあたって受け入れ先が見つからず、お母さんも大したことないから帰ると言われているとのこと。病院に駆けつけるつもりで準備していたんですが、一緒に行った友達が送ってくれるそうで声もしっかりしていたのでホッと胸を撫で下ろしました。大事にならなくてよかったですが、大会の救護班の方にはお世話になったようです。どうもありがとうございました。(おわり)競技会情報はこちらから
2023/03/09
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<撃沈>新しい陣地の前に柵で囲った謎のスペースがあったんです。何か物を置く予定なのか、救急の場合に利用する場所なのかわかりませんが、周りは選手たちで大混雑なのに2メートル四方くらいのそこだけ誰も入らない空間でした。しばらくウロウロして戻ってきたら、そのスペースで練習している人がいたんですよ。長身の、いかにもアスリートといった体型の男性で、シャドーされてたんですが、まるで大谷翔平選手の投球練習を見るような(見たことないけど)オーラが漂っていたんですね。プロスタンダード優勝候補の橋本選手でした。左手首とボディをゴムで繋いで、そのシェープを絶対に変えないように、小さなスペースでゆったりと踊っておられたんです。大将も私も完璧なムーブメントとボディコントロールに感心して、あんなゴムどこで売ってるのか知りませんけどあったら欲しいなと思いました。2次予選は、勝ち残った24組がAB2つのフロアに分かれて1ヒートで3種目を踊りました。半分のフロアに12組入ると結構狭く感じて、場所どりが下手な私たちは一番最後に空いている場所になってしまいます。これも実力のうちなので仕方ありませんね。審判は1次予選と同様で、種目による交代制の3人でした。勝ち残れるのは半分の12組です。私たちもなんとかその中に入れました。準決勝は、ハーフコートのままAフロアに12組が入る形で行われました。ここからは6人ジャッジになります。相変わらず場所どりが下手な私たちは、一番奥の空いているスペースに追いやられる形になっていました。最初の種目チャチャで大将がなかなか踊り出さないので、音が取れないのかと心配してしまいましたよ。このまま踊ると審判から背番号が見えないかもと踊り出しを躊躇したそうです。2曲目のルンバでは私が肝心なところでバランスを崩し、ここ見られるとまずいなというシーンが。3種目終わって陣地に戻り一息ついていると、大将がひきつった顔で手でバツを作って戻ってきました。まさか決勝に進めなかった?思い当たる節がいくつかありましたが、かなりショックでしたね。後でスコアを見たら、近くに立っていらした二ツ森先生だけがフルマーク入れてくださってました。決勝に進んだメンバーは、こいちゃんや西部の鉄人ON組をはじめ、ほぼ全員知り合いです。私たちも是非その中で、喜びを分かち合いつつ決勝を踊りたかったですね。二人ともテンション駄々下がりでした。同じように準決で敗退した茨城の競技仲間と、傷を舐め合い励まし合ったりして。あ″〜〜〜!なんでやねん!ブクブクブクブクブクブクブクブク...。(撃沈)反省点は色々ありました。もっと練習に励まねばと目を覚まさせてもらえた感じです。直近のレッスンで習ったこと、全然できてなかったし。会場で応援して下さった皆さん、ご期待に添えず申し訳ありません。どうもありがとうございました。(つづく)競技会情報はこちらから
2023/03/08
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<3人ジャッジ>幕張メッセにはホテルから直通の連絡通路があって歩いてすぐでした。ダンサー風のカップルがみなさん同じ方向に向かって歩いておられるので、ただついて行くと選手入口に行けます。選手控室はプロもアマも一緒でステージ裏でした。既にびっしり陣地シートが敷かれていて、さらに奥の真っ暗な通路しか空いていません。少しでも明るいところと思って、そのトンネルの入り口近くに荷物を置いたんですが、奥の暗がりで懐中電灯つけてお化粧してる選手もいらっしゃいましたね。9時に試合開始で、わたしたちの出場するグランドシニアラテン1次予選はプログラムの三番目。着替えてすぐに試合といった感じです。フロアをAB2つに分けて行われました。ジャッジは3人、種目はチャチャ、ルンバ、パソの3種目です。出場組数28組。それを半分に分けて、2ヒートずつで踊りました。3人ジャッジというのは怖いです。2人に嫌われたらアウトなんですよ。例えば私たちが桜餅だとして、あんこ嫌いな人が2人いるともう1発で終わりです。審判だって人間ですから好き嫌いはありますし、どっちか迷ったら自分の知ってる選手の方にポイントあげたくなりますよね。ジャッジは以下の6人でした。61 二ツ森 司62 野村 泰雄63 秋田 祈雄64 鳥居 瑤子65 伊藤 武彦66 千田 耕平二ツ森先生ってずっと司会をされていたイメージでしたけど、中村俊彦先生にバトンタッチされて今回は審判をされています。ヒヤヒヤしましたが1次はなんとか突破しました。スコア表をよく見ると、この6名の先生方が種目によってABフロアを交代で見ることになっていたようで、実質3名なんですがメンバーチェンジが一度あるようでした。奇数ジャッジがAフロアのチャチャとBフロアのルンバ、パソ、偶数ジャッジがその逆みたいに。フルマークが9点ということになります。1次予選が終わり、2次予選まで3時間近くありました。暗がりに戻り、もう少しマシな場所はないかとウロウロしていたら知り合いの選手何人かに遭遇。ライジング戦やアマラテンに参加の茨城の選手たちや、プロスタンダードに参加されている知り合いの先生方にもお会いしました。サマンサ先生にも何年ぶりかでお会いしたんですが、相変わらず魔女のようにお美しかったです。教室から巣立って、それぞれ活躍されている先生方のお話など皆さんお元気そうで何より。試合の合間が同窓会みたいな様子です。そうこうしているうちに少しずつスペースが空いてきたので明るい陣地に移動しました。西部のON組は暗いトンネルの反対側にいらして、お会いするのはコロナ前の海外戦以来でしたが、きっちり体型を維持されていてさすがでしたね。うちは大将が激痩せして私が小太り度を増したので漫才コンビみたいです。同じだけ食べてるんですけどねぇ。(それがいかんのか?)(つづく)
2023/03/07
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<久しぶりの外泊>試合前日の金曜日、仕事から帰って家で夕飯を食べた後、幕張に向けて出発しました。道が空いていれば車で1時間ちょっとなので、試合のために前泊するほどのことはなかったんですが、朝いつもバタバタするので少しでも余裕を持って試合に臨もうと4年前と同じアパホテルに泊まります。途中、2件の事故に遭遇。自分達が3件目にならないように、慣れない道なんで慎重に走行してたんです。無駄なお喋りのせいで分岐点で間違えないようにとか。それでも三郷(みさと)のジャンクションで『間違えたか?』というヒヤリ事件がありましたね。ナビさんは悪くないんです。私たちが首都圏の高速道路網に慣れてないだけ。アパホテルの駐車場は翌日の12時までで1000円なんですが、幕張メッセの県営駐車場は24時間900円なので少し歩きますがそちらに停めました。夜だから空いていて、会場の一番近くに停められたのはよかったんです。ただエレベータがなくて結構な荷物を抱えて階段はちょっと大変でしたね。アパホテルは人件費節約ということだと思いますが、チェックインはマシンで行います。前回宿泊した時に会員カードを作っていたのでそれを挿入。ピカピカ点滅しているところにカードを挿入するだけなんですが、向きがちょっと普通じゃないんです。何人かアシスタントの方がいらして、慣れた感じで『磁気の方を上』と言われます。続けて支払いをカードで行うんですが、これは向きがさっきと逆なんですよ。みんな同じように間違えるんでしょう。『磁気の方を下でもう一度』と言われました。アパホテルの常連客以外は絶対これ、やらかすと思いますね。ホテルではたくさんのダンサーらしきカップルを見かけました。ロビーやレストランに外人もたくさんいましたが、コロナ前の騒然とした混雑ぶりではなかったです。大浴場もあるんですけど、まだちょっとコロナが怖いので部屋についてる五右衛門風呂のような小さなユニットバスに入りました。マットレスはふかふかで枕も2種類用意されていて、とてもよく眠れました。柔らかすぎて腰が痛くなる人もいるかも。冷蔵庫は設定温度が低すぎたのか、入れておいたサンドイッチが、朝食べようとしたら凍ってましたね。ペットボトルの水が無料で用意されていたのでポットでお湯を沸かしてコーヒーを入れ、その上に置いて解凍したんです。ドライヤーで解凍した事もあったなあ。大将はお構いなしにジャリジャリ食べてましたけどね。身支度を整え受付開始の8時半目指してホテルを出ました。チェックアウトは並ばず、部屋のカードキーをボックスに入れるだけなので早かったです。(つづく)強運 ピンチをチャンスに変える実践法 [ 元谷 芙美子 ]楽天で購入
2023/03/06
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2023年3月5日・6日の2日間、幕張メッセでJBDF主催のビッグコンペ『スーパージャパンカップダンス2023』、大会二日目の結果です。メイン競技はセグエ・スタンダードでした。<全日本セグエ選手権 スタンダード>出場9組優勝 橋本剛・恩田恵子2位 福田裕一・エリザベスグレイ3位 廣島悠仁・石渡ありさ4位 小林恒路・赤沼美帆5位 大西亘・大西ちかる6位 若代愼・辰巳友莉亜7位 島田寛隆・村松明香8位 金野哲也・井之口香織9位 新井優斗・森由希<全日本選抜ラテンアメリカン>出場164組優勝 正谷恒揮・齋藤愛2位 野村直人・山﨑かりん3位 森田銀河・小和田愛子4位 八谷和樹・皆川円5位 竹内大夢・中島由貴6位 中村公紀・大塩香澄<全日本選抜アマスタンダード>出場86組優勝 五月女光政・五月女叡佳2位 藤森春樹・金山咲月3位 飯沼孟大・馬場えりな4位 岩﨑将之・中山絵里加5位 熊谷光晃・粕尾明日香5位 米積雄大・和田みさり<ライジングスタープロラテン>出場64組優勝 本田 勇翔・鮫島 明日美2位 中原 紳吾・廣江 みなみ3位 松尾 樹・野中 友梨4位 佐藤 洋哉・中村 怜5位 田沢 拓都・牧野 莉子6位 渡辺 貴登・渡辺 イコナ<ライジングスターアマスタンダード>出場152組優勝 北島 翔・北島 杏奈2位 阪田 一磨・植木 絵美子3位 竹内 嘉崇・奥本 愛菜4位 清島 拓真・山本 亜優5位 佐藤 健人・廣野 莉早6位 足立 陽貴・足立 心優7位 杉山 大悟・山下 真奈ジュニアは大会当日現在、年齢が12才以上16才未満の男女です。一方が12才未満でも出場出来ます。ジュブナイルは大会当日現在、年齢が6歳以上12才未満の男女です。ジュニア、ジュブナイルとも同性のカップルは不可となっています。<ジュニアスタンダード>出場13組優勝 外村温仁・田中夏希2位 藤枝大河・宮澤めぐ3位 足立拓海・打越聖愛4位 伊達楓真・嶋田虹花5位 茂呂駿舞・今村朱里6位 鈴木伶音・渡辺華凛7位 小宮康平・勝木里桜<ジュブナイルラテン>出場18組優勝 中小路勇真・中小路美咲2位 斉藤有音・柴田莉奈3位 吉岡裕太・加藤向葵4位 金子祐大・関根乙央5位 藤枝修也・林日和6位 児山遥都・金子葵7位 佐々木知範・長谷川千秋グランドシニアは大会当日現在、満55才以上のアマチュア選手、パートナーはアマチュアの女性で年齢は問いません。<グランドシニアスタンダード>出場45組優勝 馬渕亮一・馬渕邦美2位 長谷川定・北條留加3位 髙木克之・日下貴志子4位 古澤誠・緑谷朱三江5位 石川誠一・石川美智子6位 冬野英和・冬野朋子大会要項はこちら、詳しい結果はこちらをご覧ください。大会1日目の結果はこちら、去年の結果はこちらです。競技会情報はこちらから
2023/03/05
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2023年3月4日・5日の2日間、幕張メッセでJBDF主催のビッグコンペ『スーパージャパンカップダンス2023』が開催されました。今年も選手、大会役員、一般観戦者など、当日すべての入場者は健康チェック表の提出が求められ、マスク着用など様々な感染防止対策がとられています。ただ大声での応援が解禁されましたので、選手たちに熱い声援が飛んでいました。大会一日目の結果です。メイン競技はセグエ・ラテンでした。出場できるのは2022年の全日本選抜ダンス選手権、日本インター、JBDF全日本プロフェッショナルダンス選手権の決勝入賞者と準決勝2回以上入賞した選手に限られます。<全日本セグエ選手権 ラテンアメリカン>出場12組優勝 野村直人・山崎かりん2位 正谷恒揮・齋藤愛3位 竹内大夢・中島由貴4位 森田銀河・小和田愛子5位 髙野大樹・加藤奈々6位 清水基允・丸市美幸7位 三室雄司・武藤慶子8位 中村公紀・大塩香澄9位 中島光一・奥山智美10位 須藤達矢・庄司まゆ11位 鈴木勇人・高辻なつみ12位 岡本圭祐・塚越あみ一般戦は全日本選抜(5種目戦)とライジングスター(2種目戦)に分かれていました。全日本選抜プロ部門に出場できるのは、JBDFは全国ランキング96位までの選手及び各広域加盟団体より選抜された選手、JBDF以外はNDCJ加盟団体より選抜された選手です。<全日本選抜プロスタンダード>出場202組優勝 橋本剛・恩田恵子2位 廣島悠仁・石渡ありさ3位 福田裕一・エリザベスグレイ4位 小林恒路・赤沼美帆5位 島田寛隆・村松明香6位 金野哲也・井之口香織7位 佐藤純平・亀山聡美<全日本選抜アマラテンアメリカン>出場84組優勝 太田佳輝・三喜穂菜美2位 大木大樹・大木風香2位 高橋海・榮岩由莉那4位 押川慧悟・和田知世5位 津田琥汰朗・津田マリア6位 佐久間翔太・本白水ナナ7位 吉田篤志・礒道佑菜プロ部門でライジングスターに出場できるのは、東部日本はC・D級選手で西部日本はE級登録選手も可となっています。<ライジングスタープロスタンダード>出場89組優勝 南雲駿・南雲真世2位 茅野博行・茅野仁美3位 伊藤秀太朗・阿部奈菜子4位 奥野正嗣・大桃ゆきの5位 松永健太郎・竹内愛希6位 北岸賢明・長内智子<ライジングスターアマラテン>出場71組優勝 太田佳輝・三喜穂菜美2位 梨木勝輝・まりん3位 向山翔矢・馬場梨紗子4位 和田陽樹・町田歩美5位 中村エドワード漸・中村エリザベス永理6位 金沢剛有・中山 寧々7位 足立陽貴・足立心優スーパーシニアは大会当日満65才以上のアマだけのカテゴリーで、相手がプロでもいいようです。<スーパーシニアスタンダード>出場24組優勝 馬渕亮一・馬渕邦美2位 大嶽達・大嶽 洋子3位 村山隆英・吉川恵美4位 日下尚之・日下真理5位 古澤誠・緑谷朱三江6位 八重樫昌利・八重樫千恵グランドシニアは大会当日現在、満55才以上のアマチュア選手、パートナーはアマチュアの女性で年齢は問いません。<グランドシニアラテン>出場27組優勝 横田信之・吉田治代2位 大矢部廣昭・中川弘美3位 千葉慎太郎・吉岡由美恵4位 杉山典克・杉山美子5位 小池越路・笹口由香利6位 国松正尚・国松千絵私たちもこの試合に参加してまして、残念ながら1点足りずに準決勝7位でした。詳しいお話はまた後日。大会要項はこちら、詳しい結果はこちらをご覧ください。去年の結果はこちらです。競技会情報はこちらから
2023/03/04
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モリー・ブルームは、ソルトレイクシティ五輪のモーグルでメダルが期待される選手でした。代表選考会での怪我で選手生命を絶たれますが、頭脳明晰だった彼女は法律家を目指すことにします。これまで父親の圧倒的なスパルタ・トレーニングに耐えてきた彼女は、心機一転暖かいロサンゼルスに移り住み、ロー・スクールに通う前に1年間休養を取ることにするんです。そこから始まる人生の大転換。これはモリーが2014年に出版した自叙伝に基づいて制作された実話です。モリーはハリウッドのクラブで働き始めました。そこで知り合った不動産業の男にアシスタントとして雇われ信用を得ると、彼が闇で運営しているポーカークラブを手伝うようになります。客は映画スターなどのセレブばかり。大金が動き、高額のチップに生活も潤ってきたモリーは、持ち前の美貌と頭脳でカモになる客を調達したりクラブ運営のノウハウを学んでいくんです。やがてモリーは上客を引き抜き、自分のクラブを立ち上げて運営するようになります。意見の行き違いでロサンゼルスで店を畳むことになっても、ニューヨークで再起しギャンブル好きのセレブの間でモリーのクラブは有名になっていきました。しかしかつてクラブに来ていた客が詐欺で逮捕され、彼の供述によってモリーもFBIに目を付けられてしまいます。政財界の大物や有名スポーツ選手、ロシアのマフィアなど様々な著名人たちを顧客に持っていたモリーは、取り調べで情報提供を求められますが頑なに拒否。ギャングに押し入られたり、薬漬けになったり散々な生活でしたが、一本芯は通っているのでなんとなく安心して見ていられました。子供の頃からスポーツで鍛えられていたせいか、メンタルが強いんですよ。普通なら挫けそうになる状況でも、負けないんですね。美しくて強い女性、かっこいいです。『モリーズ・ゲーム』(Molly's Game)は、2017年のアメリカ映画です。監督・脚本はアーロン・ソーキン、主演はジェシカ・チャステイン。ソーキンは第90回アカデミー賞で脚色賞にノミネートされました。面白かったです。
2023/03/03
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重版出来(じゅうはんしゅったい)という単語をこのドラマで知りました。出版物が見込み以上に売れて増刷することで、出版関係者にとってはこれ以上にない喜びなんだそうです。2016年に黒木華がテレビドラマ初主演した全10話。暗ーいドラマを見た後だったので、とっても清々しく感じましたね。大学で女子柔道のオリンピック強化選手だった黒沢心(黒木華)は、怪我で選手生命を絶たれ就職の道を選びます。性格が真っ直ぐすぎるせいか就活は全く上手くなく、何社も面接で失敗。しかし、大好きだった漫画が自分の人生に与えた影響を熱く語り、清掃員に変装して襲撃してきた社長を投げ飛ばして大手出版会社・興都館に入社することとなります。配属されたのは週刊コミック誌『バイブス』編集部。指導係となったのは五百旗頭(いおきべ )先輩(オダギリジョー)でした。見えない徳を積む社長の生活態度に共鳴し、自らも実践しているクールな大人で、バイブスの看板作家を何人も担当しています。バイブスの和田編集長(松重豊)は、熱烈なタイガースファンで、スポ根魂を持つ心とはウマが合いました。営業部で幽霊と言われていた小泉は、心と一緒に仕事をすることで彼女の熱気に押され、仕事にやりがいを見出すようになります。ただ、有望な作家を道具として扱うツブシの安井こと安井先輩とはどうにも相入れませんでした。個性的なベテラン作家たちや自信のない新人作家たちとの関わりによって、心も次第に編集者の仕事を学んでいきます。出版業界に友達がいた割にはその世界のことを全く知らなかったので、いろんな発見があって面白かったです。あらすじを描いたネームと呼ばれるものをまずは鉛筆で作成するんですね。原作は松田奈緒子の漫画で、小学館の『月刊!スピリッツ』に2012年から連載されていたそうです。漫画が作品として世に送り出されるまでには、編集者の伴走、営業の売り込み、書店員たちの作品に向ける愛情や売るための工夫など、本当にたくさんの人の努力が必要なんだということも分かりました。これまでご紹介してきたイチケイや天皇の料理番にも出演されていた黒木華さん。いい役者さんだなあと感心していたんですが、このドラマデビュー作品は本当に初々しくて、楽しかったです。おすすめです。
2023/03/02
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1970年代にドラマ化されたエドモンド・デ・アミーチスによる物語が、劇場版としてリメイクされた長編アニメーションを見ました。イタリアから9歳の少年マルコが、単身アルゼンチンまで母親を訪ねていく物語。子供の頃に本で読んだ気がしていたんですが、記憶違いだったようで結末を知りませんでした。結局、お母さんに会えたのか、会えなかったのか?皆さんは覚えておられますか。そもそもマルコがイタリア人だったところから知りませんでした。1800年代の後半、ジェノバの人々は不景気に喘いでいて、多くの人たちが出稼ぎや移民として南米に船出したんです。マルコの父親は貧しい人たちからお金を取らずに診療所を営んでいたため、経営は苦しく、母親が一人アルゼンチンに出稼ぎに出ることになりました。ブエノスアイレスで仕事についた母親から毎週のように手紙が届いていたんですが、それが突然プッツリと途絶えます。近所に住む大道芸人のペッピーノさん一家が一緒にアルゼンチンに行こうと誘ってくれますが、父親に許してもらえません。しかし母親の安否がどうしても気になるマルコはペットの猿アメディオと共に密航を試みるんです。マルコの固い決意を知ってついに父親も折れ、小さな子供には過酷な遠い船旅に出すことにしました。ちょっと疑問に思ったのは、イタリア人のマルコがスペイン語圏のアルゼンチンで言葉が通じたのかということ。まあ同じラテン語系の言語だし、イタリア語を話す移民も多かったんでしょうね。嵐の海を越えてようやくブエノスアイレスにたどり着くと、母親がコルドバという数百キロ離れた場所へ引っ越したことを知らされます。警戒心の緩い子供ですからスリに目をつけられて、知り合いもいない見知らぬ土地で無一文となってしまうんです。絶望的な状況ですが、マルコはついてる男です。先に旅立ったペッピーノ一家に偶然出会うんですよ。旅芸人ですから一緒にコルドバまで馬車で送ってくると言ってくれます。コルドバに行き着くまでも色々あって大変だったんですが、着いてみると母親はさらに遠いトゥクマンという所に引っ越したと言われ、なかなか会えないんですね。雪の降る山道を金もなく、靴は破れ、お腹も空いてボロボロの状態で歩いていて、このままフランダースの犬みたいなことになるのかと心配してしまいました。三千里というと12000キロですが、飛行機や通信の発達した今なら大したことないのかもしれませんが、そう言ったものがない時代ですから9歳の少年でなくても命懸けの旅ですよね。これでハッピーエンドでなかったらどうしてくれようという感じです。劇場版 MARCO 母をたずねて三千里は、1999年製作の映画で、楠葉宏三監督作品です。いい話でした。シーナ・イーストンがテーマ曲歌ってます。
2023/03/01
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