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応援のポチリをお願いいたします。にほんブログ村アダナから友達が2泊3日で遊びに来ていました。猫ちゃんと一緒に。まだ子猫しゃんです。寝ぼけた時しか私のところには来てくれない…。目がしっかり覚めているときには私を見ると逃げるのですが、眠たいときには思考が働かずに無抵抗で抱っこされています。まだ騙しやすいのが子猫しゃんですね。さてそんな友達にガジアンテプの名物 Katmer (カトメル) を食べてもらいたいと思って連れて行きました。このカトメルはガジアンテプが発祥の地といわれていますが、そのガジアンテプでもかなりの老舗の専門店が Katmerci Zekeriya Usta。ここは本当にお勧め。アクセス方法もこの記事の最後に張り付けておきますね。まず、カトメルとは何ぞや。写真からどうぞ~このカトメルについては、Newsweek の World Voice セクションに寄稿した記事の中で少し触れたことがあります(https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/kimura/2021/10/post-9.php)。薄く伸ばしたフィロ生地に砂糖とクロテッドクリームを広げ、ピスタチオをふんだんにまき散らします。それを 200‐230 度ほどに設定したオーブンで 10 分ほどパリパリに焼きあげたもの。ちなみにフィロ生地とは、イーストを含まない生地で、小麦粉と水と少量の油だけが材料。下の写真を見ていただくと、その生地の薄さが分かっていただけるかと思います。↑小麦粉と水と油だけの生地がこんな風に薄くなります。もちろんこの生地をこんな風に薄くするにはそれなりの (いや、かなりの?) 技術が必要です。その様子を動画で撮っていましたので (といっても去年の夏のもの…)、リンクを貼っておきます。無料の動画編集を使って初めて編集したので、Watermark と呼ばれる宣伝の透かしが入っております。そんなわけで、ちょっと見にくい箇所もありますが…、初めての動画編集、そして無料の動画編集アプリを使ったということで…目をつぶっていただければ(笑)。さて、こうして薄く伸ばした生地にピスタチオと砂糖とクロテッドクリーム (トルコではカイマクと呼ばれる) を乗せて折りたたんでから、オーブンでパリっと焼き上げます。そのオーブンがこちら↓ 年季が入ったオーブンです。オーブンというか焼き窯という名前のほうがピッタリでしょうか。こうして、熱々パリパリのカトメルの出来上がり。カトメルは牛乳と一緒に出てくるのが普通。私、普段は牛乳なんて飲むことはないのですが、カトメルには意外に合うんですよね~。ガジアンテプにはカトメルジと呼ばれるカトメル専門のお店がたくさんありますが、このゼカリヤ・ウスタのカトメルはとっても美味しいです。いつも満席で人であふれています。コロナ中でもです…。ガジアンテプではこのカトメルが朝食として食されますが、今回私たちはランチとしていただきました。スイーツとして食べても良し、食事として食べても良し、いずれにしても美味しいのがこのカトメル。ではこのゼカリヤ・ウスタの地図を最後に貼り付けておきますね。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*日本未上陸の高品質のアレッポ石鹸を現地から直送していますご関心のある方はお問い合わせくださいね。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*コロナ後は中東へお越しくださいね。 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ↓大阪・船場生まれの名物チーズタルト↓ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2-3名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人男性がおりますが、違法操業者となります。さらに詳しくお知りになりたい方はお問い合わせくださいませ。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000
2022.02.11
応援のポチリをお願いいたします。にほんブログ村まだまだ雪が残っているガジアンテプ。今日は本当に危険でした! 解け始めた雪が凍結。道路はつるんつるん。こけている人もいました…。実際、歩くとどこで足を取られるか分かりません。こけないように踏ん張ると、腰にくるんですよね…。この雪のせいで腰痛が…ぐぬぬ。明日は家でゆっくりしなければ。さて、そんな大雪がふった翌日…1週間ほど前になりますが、友達をさそってガジアンテプ名物の「Beyran çorbası (ベイラン・チョルバス)」を雪の中で食べるという無謀な計画を実行いたしました‼こんな雪の日に絶対に食べたくなるのが…こちら、この赤いぐつぐつのスープです!この「Beyran çorbası (ベイラン・チョルバス)」は、ガジアンテプでは朝食として食されるもの。羊の脂とそぎ肉がふんだんに入っています。羊肉をお米と一緒にぐつぐつと煮たもの。それにたっぷりのニンニクと赤トウガラシが入っています。見るからに辛そう…ではありますが、そんなに辛くありません。そして、もちろん辛さは選べます。羊の肉がたっぷり入ったスープなので、お値段もそれなりに高い。でもこのスープだけでお腹がいっぱいになります。くったくたに煮込まれたお肉はお口の中でとろけるほど柔らかいです。トルコリラが暴落している今は、お値段が高いといっても一皿350円ほどで食べれてしまうので…安くで贅沢できてしまう。今回の雪の日にしたことは、これは友達の提案だったのですが、スープをお持ち帰りにしてもらって公園の雪の中で食べるという罰ゲームみたいなもの(笑)。いや、私が誘ったのですがね、まさか外で、しかも雪の中で食べるとは思いつきませんでした。いやはや…。でもこれが結果的に結構いけました。とはいえ、ベンチに雪が積もっていたので、お尻は濡れてしまいました。↑鼻水を垂らしながら食べたスープ。しかしおいしかった!さて、この「Beyran çorbası (ベイラン・チョルバス)」はレストランによっても味が違います。レストランによっては、野獣の香りがプンプンと漂う Beyran çorbası が出てくることも。ですから臭みのない美味しいスープを楽しむには、評判の良いレストランを選ぶ必要があります。↑ね、色も微妙に違いますでしょ?私のお気に入りのレストランが我が家からほど近い場所にありまして…。このレストランの Beyran çorbası は最高です。あー、書いているうちにまた食べたくなってきた。1週間に1度は食べても良いかも…。ジュル…。ガジアンテプにいらっしゃることがあるなら、この Beyran çorbası はマストです。是非ご賞味あれ。そしてガジアンテプなんかには来ないよ~といわれる方がおられましたら…いや、ほんまに損してはりますよ。ガジアンテプを知らずしてトルコを制したとは言いません‼ なーんて、ガジアンテプびいきの私は思ってしまうのであります。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*日本未上陸の高品質のアレッポ石鹸を現地から直送していますご関心のある方はお問い合わせくださいね。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*コロナ後は中東へお越しくださいね。 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ↓たまには手抜き。でも美味しいお食事↓ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2-3名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人男性がおりますが、違法操業者となります。さらに詳しくお知りになりたい方はお問い合わせくださいませ。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000
2022.01.29
応援のポチリをお願いいたします。にほんブログ村 そろりそろりと活動の幅を広げております。コロナ中はレストランで食事をすることもなかったのですが、ここ最近は少しずつ外食の機会を増やしております。1年半以上、自分の作った食べ物を基本的に食べてましたので、テイストの違ったものを食べたい‼ そして座っていて食事が出てくるというのは非常に魅力的♡友達とディナーに出かけたのはガジアンテプのとあるレストラン。Has Sofram Restaurant です。美食家の友達が気になっていたレストラン。徒歩で 20‐25 分ほどてくてく歩きます。私たちが注文したのはお肉の盛り合わせ。↓こちらは前菜とスープ。↓焼きたてのキョフテ。キョフテとは、中東のハンバーグのようなもの。牛肉またはラムのひき肉に香辛料が混ぜ込んであります。↓食べている間に、焼きたてのラム肉などを持ってきてくれます。このラムのスペアリブが個人的には一番おいしかった!やわらかくて骨までしゃぶりたくなるほど。こんなにお肉だけを食べたのは久しぶりです。ぷは~っ。余は満足じゃー。そしてこの後にアイスクリーム屋さんに行き、ピスタチオのアイスクリームでこの日のディナーを締めました。でも夜中に食べすぎたせいか、この日は午前3時ごろまで眠ることができず…。このレストラン、他のレストランと比べてお値段が少しお高めの設定ですが、雰囲気はとても良いレストランです。といっても、私が注文したお肉の盛り合わせの小さいほうで 50TL (当時のレートで6ドル以下)、大きいプレートは 85TL (当時のレートで10ドル以下)。ドルに換算すると「安っ!」となりますね。きっとコロナ前は大繁盛していたのでしょうが、今は二階席は閉じられていました。今後ツーリストが増えて、また繁盛するといいなと思います。どのレストランも大変ですよね。「食の首都」とも呼ばれるガジアンテプ。今後も人気のあるレストランを制覇していきたいと思います。プラスおいしいレストランの発掘作業にも励みたいと思います。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*日本未上陸の高品質のアレッポ石鹸を現地から直送していますご関心のある方はお問い合わせくださいね。~*~*~*~*~~*~*~*~*~**~*~*~*コロナ後は中東へお越しくださいね。 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ村↓神戸牛はトルコでも有名‼↓ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2-3名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人男性がおりますが、違法操業者となります。さらに詳しくお知りになりたい方はお問い合わせくださいませ。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2021.10.20
何を隠そう、私はオクラが大好きです。そう、あのネバネバ感が特徴の野菜。野菜でオクラが好き! って真っ先に答える人は少ないかと思いますが…私の中ではけっこう上位に位置するオクラちゃん。で、何だかマイナーな野菜に思えるこのオクラ、中東にも実は存在しているのです。アラビア語では「バーミエ」と呼ばれています。トルコ語では分かりませんな~。←調べようともしないズボラな輩です。中東のオクラの特徴はとぉっても小さいこと。小指の第2関節まで位のサイズか、下手すれば第1関節くらいのサイズのものまでとにかく小さいのが主流。ヨルダンでは日本のサイズのオクラは見つかりませんでした。トルコでは小さいのが主流でありながら、日本のサイズのオクラも売られています。ここで写真をば ↓手前のが小指の第2関節サイズの主流オクラ。真ん中が日本のサイズのオクラ。それから一番上のオクラは、茹でる前のもの。トルコでは赤みがかったオクラが多いのです。でも茹でると赤みが取れる感じ。さて私はこのオクラをさっと茹でて、鰹節と醤油をかけて食べるのが好き。これが実家でのオクラの食べ方だったんですよね~。でも薄い輪切りにして豆腐の上にトッピングしたりするのも好き。トルコでは鰹節はありませんので、醤油だけをかけていただきます。それでも私には「和の味わい」を感じさせるほっとする味。明日はひよこ豆の豆腐を作る予定なので、オクラを輪切りにして乗せてみようと思います。さてヨルダンではオクラの料理と言えばバリエーションは一つだけでした。オクラのアラビア名「バーミエ」がそのまんま料理の名前にもなっていますが、オクラとお肉をトマトソースで煮たもの。ま、家庭によってバリエーションは多少あるのかもしれませんが、いずれにしてもオクラはトマトベースという認識かと思います(むっちゃテキトーですみません。もちろん私はこのヨルダンのバーミエを調理したことすらありませんゆえ、テキトーな説明をお許しくださいまし)。どこかのサイトからお借りした写真をアップしておきます。ヨルダンのバーミエはこんな感じです。で、このバーミエも私はすごく好きでした。家庭料理なので一般的なレストランのメニューにはなかったような気がします。あれ? あったかな…。いずれにしてもツーリストの方が中東のバーミエを食べる機会は少ないかも…。オクラは夏の野菜なのですが、中東では乾燥しているものを買うこともでき、1年中使えます。茹でて食べる私の方法は、小指サイズのオクラではちょっと物足りないので、トルコで日本のサイズと同じ大きめのオクラを見つけて嬉々として購入。夏の間にたーーんと楽しみたいと思います。夏は野菜が安くなるので嬉しいですね。トルコも野菜天国です。明日はパザールの日なので買い出しに出かける予定。ここ数日は風がかなりキツくて8階の我が家の窓からビュンビュンと吹きこんできます。冷房を使ったのは1日だけで、その後は風ビュンビュン+湿度なしのカラッとしたお天気のイズミル。こういうお天気だったらイズミルの夏も悪くない。皆様もお元気で日本の夏をお過ごしくださいね~。コロナ休暇の後は中東へお越しください! 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ村ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comアフェリエイト始めました。次世代の旅のお供になりそうな新しい形のお財布 Rivollet。ご関心のある方は覗いてみてください。https://revollet.io?token=NOUcgl8sお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2-3名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人男性がおりますが、違法操業者となります。さらに詳しくお知りになりたい方はお問い合わせくださいませ。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2020.07.09
ロックダウン2日目のトルコです。でもロックダウンといっても14時まではスーパーは開いているという。ラマダンも始まりましたし、すべてを完全に占めてしまうということはないようです。じゃあロックダウンと言わないよね…(笑)。とはいえ14時以降はお店は閉まります。本当にこのコロナ、いろいろ調整が難しいですよね~。さて中東はドライフルーツの宝庫ってご存じでしたか? ドライフルーツだけではなくドライ野菜も多いのですが…多分以前のブログで ↓ こんなドライ野菜の写真を載せましたね。でも今回はドライフルーツの活用術について。なんせ中東ではキロ単位で安く買えちゃうこのドライフルーツ。日本でよく知られているのはレーズンだと思いますが、中東ではありとあらゆるものがドライフルーツになります。ところで日本ではドライフルーツって、ケーキに使ったりなどが一般的で、それだけを食べるってあまりないかもしれません。でもドライフルーツはかなり優秀だそうです。乾燥することで、生(なま)のときより増えるのが食物繊維とミネラル類だそうです。ミネラルに関しては、カリウム、リン、鉄などが乾燥することで凝縮され、効率よく摂取できるようになるということです。私はドライフルーツのティーがすごく好きで毎日大量に飲んでいます。材料は例えばこんな感じ。左から、ホワイトマルベリー、チェリー、アプリコット、レーズン(葡萄)です。ホワイトマルベリーは生で食べるのもすっごく好きなのですが、出回るシーズンが非常に限られているうえに、あっという間にダメになってしまう。保存が全く聞かないので、お店に出たその日に買ってその日のうちに食べないと傷んでしまいます。なのでドライフルーツになっているのがすごく嬉しい!さてこうしたドライフルーツをマグカップに入れて、ハチミツを小さじ1 加えてお湯を注ぎます。もうこれだけで、本当にリッチな高級ドリンクの出来上がり! ドライフルーツから栄養分がたっぷり染み出てきます。そして1回だけではなく3回は使えるこのドライフルーツ。飲んではまたお湯を注ぎ…で、最後にはふやけたドライフルーツももちろん食べちゃいます。美味しいんですよね~。ドライフルーツをキロ単位で買って、毎日飲んでいます。これもコロナによる外出禁止ならでは。だって普段は家にいませんから、こうやって優雅にドライフルーツのティーを朝から何杯も飲むなんて、あんまりできません。そしてドライフルーツのティーのお供はジャズミュージック。至福の時~。ムフフ。皆様も試してみてください。さて昨日4月23日はトルコの祝日だったようです。「国民主権と子どもの日」だそうです。そのせいもあってか? それともコロナと戦おう! という市民の結束を表すためなのか、国旗を掲げている家が増えています。そして外出禁止のために、家で何とか過ごさなければならないトルコ人たち…昨日は屋根でくつろぐトルコ人たちを発見。望遠で撮ったので、写真がクリアではありません。悪しからず。しかし、ええなぁ。私も最上階の8階なので、屋上に出れるはずなんですけど。トルコでの外出自粛はあと1か月は最低続くようなので、もうちょっと気温が高くなったら、私も黄昏時に屋上に出てみようかな~と思っております。コロナ休暇の後は中東へお越しください! 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ村ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comアフェリエイト始めました。次世代の旅のお供になりそうな新しい形のお財布 Rivollet。ご関心のある方は覗いてみてください。https://revollet.io?token=NOUcgl8sお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2-3名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人男性がおりますが、違法操業者となります。さらに詳しくお知りになりたい方はお問い合わせくださいませ。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2020.04.24
ずっと以前に「永遠に愛される庶民の味ーファラフェル」という記事を書いたことがあります。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201307060000/ ファラフェルとは知る人ぞ知る…アラブのファーストフードで、ひよこ豆の小さなコロッケ。中東に来てこれを味わわないでお帰りになる方はいないでしょう…。トルコでもファラフェルが売られています。でもねーーーー、はっきり言って未だかつて「これはうんまい!」というファラフェルにはトルコでお目にかかったことがありません。なぜでしょう。シリア人がシェフのレストランでも、ファラフェルは…はっきり言いましょう、不味い‼ 油が悪いのか何が悪いのか。実はレバノンでもあんまり美味しいファラフェルには出会ったことがありません。トルコよりはましでしたがね。なぜでしょう…。そこへ来ると、ヨルダンのファラフェルはうんまい。ゴールデンウィークにヨルダンに旅行に来られる皆さまはぜひファラフェルのサンドウィッチをお召し上がりくださいませ。さ、私にとってはそんな哀愁を誘うファラフェル…。トルコであの本当に美味しいファラフェルは食べられないだろうと思っていた矢先のことです。カナダ育ちのレバノン人の友達のお母さんがイスタンブールに1か月来られることになりました。このレバノン人のお母さんは、カナダでアラブ料理のレストランを切り盛りしてン十年という経歴の方。ご主人が亡くなった4年前にお店はたたまれたようですが、ずっとアラブ料理を作り続けてこられました。そのお母さんがファラフェルをご馳走してくださるということで…先日の日曜日に15人ほどが集まり、ファラフェル・パーティ開催と相成りました。↑出来立てアツアツのファラフェルです。↑ファラフェルと一緒に巻くのは、パセリ、トマト、ラデッシュ、それからカリフラワーときゅうりのピクルス。そしてお母さんお手製の酸味があるソースをたーーっぷりかけます。ちなみにピクルスもお母さんのお手製。巻き巻きしたら、サンドウィッチの出来上がり!このファラフェルサンドが、もう超おいしかったこと!ほっぺが落ちるとはこのこと(笑)。いや実は、そんなに期待していなかったんです。内緒ですが。だってレバノンで本当に美味しいファラフェルに出会ったことがなかったので…。レバノン人が作るファラフェルとはきっとそんなに超絶な味ではなかろうとナメておりました。でもさすが、レストランをン十年も切り盛りしてこられただけあって、レバノン人のお母さんのファラフェルは最高でした!ファラフェルの他にも、ババガヌーシュ(茄子のペースト)やクッベ(ブルグルで作るコロッケです。このお母さんのはベジタリアン用にカボチャを使ったクッベでした)なども作っていてくださり…。すべてすべて最高の味でした! アーーー、幸せだった。やっぱりファラフェルはアラブの味。アラブに作らせるのが一番です。トルコではあかんな…。たとえ働いているのがシリア人でも、トルコ人オーナーだからかな。中東の庶民の味、ファラフェル。今度ヨルダンに行くときは死ぬほど食べてきたい!それまではこの間の日曜日のファラフェルの味を思い出して、我慢いたします。トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.comお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」や「月の砂漠ツアー」という名前で開設されている Facebook 等のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2018.04.18
クロテッドクリームといえばイギリス! と思われるかもしれませんが、トルコにもクロテッドクリームがあります。こちらでは "Kaymak(カイマク)" と呼ばれており、トルコの伝統的な朝ごはんには欠かせないものだそうです。 淡泊な味わいでありながらサラッと濃厚。このカイマクですが、牛または水牛のお乳が原料です。火を通した時にできる上澄みの脂肪分だけを使って作られたクリーム。フワッとした口触りで口の中でサラッと解けます。淡泊な味わいですが、乳脂肪分は60%にも上るようです。ほんのりとした甘みがあります。この柔らかい優しいくちどけ感の虜になります。トルコの伝統的な朝食では、カイマクと蜂蜜をたっぷりパンに載せて食べます。カリッと温めたパンに載せるとなおさら美味しいですが、パンはトーストしていなくても大丈夫。私はカイマクとニューテラ(Nutella) のコンビも好き。コレステロール取り過ぎになるのかも…。お腹周りが太ったとか騒ぎながら、こんなものを食べておりますので…(笑)このカイマクは特別なものではなく、どのお店でも売っています。この味を覚えてしまうとね~、病みつきになりますね。いつになったらポッコリお腹対策に乗り出せるのやら。日本ではクロテッドクリームといえばスコーンのお供…みたいに考えられていて、スコーンがそもそもそれほど頻繁に食べられるわけではないので、クロテッドクリームもあまり食べられていないかもしれません。でもカイマクは普通のパンをトーストして上に載せるだけでも素晴らしい美味しさ‼ トルコに来られる機会があればこのカイマクをぜひぜひ味わってみてくださいね。トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/service_Introduction_Japanese.htmlお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」や「月の砂漠ツアー」という名前で開設されている Facebook 等のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.12.14
イスタンブールでたまたま見つけたイエメン料理のレストラン。イエメン料理はこれまで旅した中東諸国でも食べる機会がなかったので、早速入ってみました!スタッフはイエメン人が多いけど、オーナーは中国系(モンゴル系?)のような顔をしています。メニューはいろいろで、ごく一般的なシャウルマなども含まれています。典型的なイエメン料理は❓ と聞いたときに「これが絶対おすすめ」と太鼓判を押されたのが「ファハサ」や「サルタ」と呼ばれる料理。その中でも「ファハサ」が外国人の口には合うであろうといわれたので、今回は「ファハサ」を注文してみました。ファハサは細かく割いたラム肉とお野菜の煮物。香辛料とともにグツグツと煮たラム肉はとーーっても柔らかい。野菜は煮詰まって姿がほとんど見えません。大きなホブズ(アラビア語でパンという意味)をちぎって浸しながらいただきます。とにかく熱々で出てくるので、最初はちょっと大変。口蓋をやけどさせることも…。上の写真のお鍋とこちら右側のお鍋(⇒)とでは何ら変わりがないように思えますが…実は片方がお肉入りで、もう片方はお魚入り。どっちかは忘れました。お魚入りのほうは、「ファハサ」ではなく、「Saluneh」という別の名前で呼ばれていました。どちらもスパイスが効いていますが、日本人的には何となくカレーを食べているような気分になります。お味のほうはですね…熱すぎて味がよく分からないというのが正直な感想(笑)。あと料理が冷める頃にはお腹がいっぱいになり始めて、お腹がいっぱいであるゆえにやはり味がよく分からない(笑)。あれ?単に私の舌に問題があるのか?後で確かめてみると、イエメンの国民料理は「サルタ」のようです。このレストランでもサルタがありました。でもスタッフは「サルタ」よりも今回頼んだ「ファハサ」を薦めていました。なんでだろう? サルタのほうは、挽き肉と野菜が使われるそうな。他の料理と同じように、クミンやその他の香辛料を入れてぐつぐつとトロトロになるまで煮たビーフシチューあるいはカレーのようなお料理です。通常イエメンではランチとして食べられることが多いようです。次回はぜひぜひこのイエメンの国民的料理「サルタ」を食べたいと思います。スタッフは「サルタは注文するお客さんが少ないよ」といっていたのですが…物は試し。このイエメン料理レストランですが、やはり中に入ってくるのはアラブが多い。いつも賑わっています。とにかくボリュームがあるので、食べた後はやたら眠気が襲ってくる…。トルコ料理には飽きたから、ちょっと変わった物が食べたいと思われる方にはお勧めのレストランです。イスタンブールに来られる方がありましたら、ぜひイエメン料理もお試しあれ。トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/service_Introduction_Japanese.htmlお気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」や「月の砂漠ツアー」という名前で開設されている Facebook 等のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.11.27
カッパドキアでは食べて食べて食べまくった…。旅行でこんなにどっさり食べるのは、私にしては珍しい。多分、フランスから来たアメリちゃんにトルコ料理を味わってほしかったから、というのと、トルコでは外食が安いということもあります。日本円に換算すると、かなり高級なレストランでも1000円くらい。なので、お財布の紐がちょっぴり緩んでしまう…というのも事実。だから生活費が安いはずのトルコでも、結局はドイツでかかっていたのと同じくらいの生活費になっている…のかな。家計簿をつけていないので分かりませんが…(笑)さてカッパドキアの名物として勧められたのは、テスティ・ケバブというお料理。素焼きの壺の中に羊・牛・鶏のいずれかのお肉を入れて、たっぷりのお野菜と一緒に炭火にかけてじっくり煮込んだ料理。出来上がったらお肉も野菜もホクホクで柔らかくて、とても美味しい。素焼きのポット(壺)の上に乗っているのはパンで、ふたの役割を果たすのだとか。この素焼きポットは、トンカチのようなものでトントンと叩いてパカッと開けます。この壺は毎回割ってしまうので再利用できないと書かれていた記事もあったけれど…年季の入った1枚目の写真のような壺は再利用しているような気がしますが…。私達は1日目と2日目にこのテスティ・ケバブをいただきました。1日目は私が注文、2日目はアメリちゃんが注文。お店によって味が全然違うことにびっくり。アメリちゃんはご不満でした。1日目に食べたテスティ・ケバブの方が数段美味しかったと。うむ…確かにこんなにも味が違うとは。なんかアメリちゃんの頼んだテスティ・ケバブにはお野菜が入れ忘れてあったような気もしないではありませんが、そんなことってあるんでしょうか。そんなこともありつつ、カッパドキアでは美味しいお料理をたくさん楽しみました。最後の日にウルギュップ(Ürgüp)という町でたまたま見つけたレストランで食べたお肉の盛り合わせは非常においしかった! 下の写真がそれです。お美味しそうでしょ~?私は肉食では決してないのですが(といいますか、ほぼベジタリアンのような食事を普段はしています)、なぜかカッパドキアでは肉ばかり食べていたなぁ…。まぁ、たまにはいいでしょう。この最終日に立ち寄ったお店は雰囲気も良く、お味もとても良かったので、いつかブログにアップしたいと思います。それにしてもカッパドキアには日本語を話せるトルコ人が多い。きっと2年ほど前まではトルコに日本人観光客が押し寄せていて賑わっていたんだろうなぁ。日本人はすっかりトルコから遠のいてしまったようです。日本人よ、戻ってこーーーい‼ というのがカッパドキアのみならずトルコの叫びかもしれません。こんな時だからこそ、トルコの良さをたくさん味わって皆さまにもお伝えしていけたらと思っています。トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.09.19
本日はとーーーーっても美味しいトルコの名物料理をご紹介いたします。その名も「チーキョフテ」。本物のチーキョフテは生肉の肉団子の事だそうです。生肉といえば…レバノンでも似た料理があります。「クッベ・ナイエ」と呼ばれる生の羊肉の料理。生の羊肉をペースト状にして、ニンニクペーストやオリーブオイルをかけて食べます。アラブ (全てではありませんが) は生魚を載せたお寿司には「気持ち悪い!」という反応をするくせに、生の羊肉は抵抗なく食べれるようです。そんなアラブの話はいいのですが、ここトルコにも生肉の料理があったとは! とはいえ、街角で売られているチーキョフテにはお肉は含まれていません。生のお肉が入ると、4時間ほどしか持たないらしく、街角で売るのには適していないという衛生上の理由みたいです。まずは、チーキョフテの写真をどうぞ! こんな風に飾りつけして出されるようです。私が買ったのはテイクアウトのお店ですので、盛り付けは自分でしないといけません。このチーキョフテ、本物は生のお肉が入っていますが、お肉が入らないチーキョフテに何が入っているかというと…ブルゴルと呼ばれる細かい挽き割りの小麦に、唐辛子のペーストやトマトのペースト、玉葱やニンニク、また香辛料など。これらを混ぜこんで、力いっぱいこねる。そして握りずしのように手でぎゅっと握って形を作る。 こんな風です。このチーキョフテ、辛さを選べるお店もありますが、本来はとてもとても辛いもの。でも反対に言うと、辛くないと物足りない。私も辛めをオーダーしました。このチーキョフテは、レタス、ミント、ルッコラなど緑のお野菜に包んで食べるのが一般的。そうそう、レモンもたっぷりかけて。それから、お好みによってはもっと辛くできます。お店では辛いソースを付けてくれます。また酸味の利いたザクロソースをかける人もいます。こちらのザクロソースは中東ではかなり好んで使われるソースですが、チーキョフテのお店でもつけてくれます。というわけで、テイクアウトのセットはこのようになります。 野菜もパンもソースもつけてくれます。至れり尽くせりのセット。すぐに食べれちゃいます。そしてこのチーキョフタの美味しいこと!お肉が入っていないのですが、ブルゴル(挽き割り小麦)のおかげで満腹感半端ない。お野菜もたっぷり食べれますし、とぉっても優秀なベジタリアンフードです。↓ 私の友達お勧めのチーキョフテ専門のスタンド。人目につかないところにひっそり立っていますが、知る人ぞ知る。いつも賑わっています。上の写真の2つの茶色のお山のようなものがチーキョフタです。これを手でつかみ取ってギュッギュッと形を作ります。このお店は繁盛しているので、いつも新鮮なチーキョフテがあっという間にテイクアウトできちゃいます。このチーキョフテ、先日はピクニックにも持っていきました。テイクアウトできるので、お出かけ前にさっと買って持っていけます。至れり尽くせりセットなので、自分で準備するものってほとんどありません。それから来客があるときにも便利。テイクアウトしてお皿に盛り付ければ、立派な一品に。活用度高し!それにトルコ人にもアラブにも人気のお味ですから、好き嫌いを気にする必要もありません。テイクアウトのお店では1人分が 7リラ。210円ほど。でも1人分とはいえ量が多いので、2人で食べてもいい感じです。実際、ピクニックには6人いましたが、3人分のチーキョフテで十分足りる量。これは病みつきになる味です。本当に美味しい~。お店によって味が違うのでしょうが、私は友達お勧めのこのテイクアウトのお店がすっかりお気に入りになりまして…、来客がある機会に買おうと狙っています。実はこのチーキョフテ、発祥はトルコ南東部だとか。南東部といえば、私が最近行ってきたネムロト山があるアディヤマンなど。そういえば案内してくれた男の子たちがチーキョフテの事を話していたような気が…。本場で食べればよかった!本場の味は次回に回すとして…、トルコにいらっしゃる機会がある方はぜひこのトルコ名物「チーキョフテ」を味わってみてくださいね。見た目に反してこの美味しさ(笑)、旨いっと思わず声をあげてしまわれるはず。トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.09.04
ずっと中東で食べ続けてきた野菜があります。正確に言うと、「野菜」と思っていました…。ヨルダンでも売られていたけど、レバノンで見かけることのほうが多かった。レバノンでは必ずといっていいほどサラダに入っていました。昨日知ったのですが、これは日本では "スベリヒユ" と呼ばれる雑草なんだそうです。雑草??? そういえば、ヨルダンにいた時にスリランカ人の知り合いが、「こんなの食べるなんて! スリランカでは道路の際とかにいっぱい生えてて犬がおしっこするし、汚いわ! こんなの私は食べない!」と言い放っていたことを思い出します。その時は、フーン、と思っていたわけですが、なんと本当に雑草だったとは! しかもネットサーチしますと、このスベリヒユ、かなり優秀らしい。「食べられる雑草の最高峰」なーんていうタイトルをつけているサイトもありますし、「オメガ3を豊富に含むスーパー栄養野菜」なんていうタイトルもあります。ここまで優秀ですと、もはや雑草ではなくれっきとした野菜ですよね。あるインターネットサイトによりますと、このスベリヒユは「オメガ3脂肪酸含有量が全植物中最高」なのだそうで、天然の抗生物質とも呼ばれているそうです。非常に生命力が強い雑草で、抜いても抜いても生えてくるのだとか。そして「ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富で、解毒作用、コレステロール値、血圧、心臓冠動脈病などの血管系に優れた効果」があるとのこと。知らんかった~。知らんかった~。中東在住の皆さま、知ってはりました? こんな優秀な野菜が身近にあったなんて! しかも知らずに10年間食べ続けてた…(笑)。このスベリヒユは、中東ではファットゥーシュなどのサラダに入れられたり、とにかく生でよく食べられています。ですから私も生以外の食べ方を知りませんでした。でも生だと、葉っぱの部分だけサラダに使って、茎は捨てちゃうことが多かったのです。今回知ったのは、このスベリヒユを茹でてお浸しにして食べる方法。早速やってみました。うむ、なかなかイケる…。でもオメガ脂肪酸は熱に弱いそうな。となるとやっぱり生で食べたいかも。葉っぱは生で食べて、茎は茹でてお浸しに…というのも良いかも。インターネットサイトでは、スベリヒユの味は癖がなく…と書かれていますが、私が感じるのはスベリヒユには渋柿のような渋さがほーーーんの少しあるということ。口の中にちょっと渋みが残ることもあります。といってほとんど気になりません。そして、ちょっと粘り気があり淡泊な味。しかし、あるサイトによるとこのスベリヒユには「シュウ酸」が含まれているとのこと。シュウ酸とは「腎結石」「尿路結石」の原因になる「危険な酸」なのだそう。フム…今更遅いけど、かなり大量に食べ続けてきたような気が。でも今のところ問題なし。レタスやルッコラのサラダに入れると美味しいんですよね~。これからも食べ続けていきたいと思います。中東では普通に見かけるこのスベリヒユ。栄養価が最高峰のお野菜なんて知ったら、余計愛着がわいてきます(笑)。サプリなどが一世を風靡していますが、実は自然界にはすべてが整っているんですね。この優秀で非常に安価なスベリヒユ、これからもワシワシ食べちゃいます。中東に関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.08.18
神々が鎮座するネムロト山観光に出かけた私。Adiyaman (アディヤマン) と呼ばれる町に宿を取ったは良いものの、1泊でよいところを3泊もしたために暇を持て余す羽目に。そこで出かけたのが市内観光。小さな町だということは知っていましたが、本当にここまで何もない町だとは! で、このアディヤマン市内で「サルダール君と愉快な仲間たち(何かの本のタイトルみたい…)」に出会いまして、一日お世話になったことは先々回のブログでお話いたしました。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201708090000/先々回のブログには書きませんでしたが、サルダール君の体重は120キロ、ムハンマド君は100キロだそうで、猛暑の中、重そうな体で私を案内してくれてきっと大変だっただろうな…。でも若いから何でもできるか(笑)。さて、そんな彼らにアディヤマンで一番おいしいレストランを尋ねたところ、サルダール君お勧めのレストランは…"Kervan Saray"(カラヴァン・サライ)というところだそうな。トルコではよくある名前ですね。ここでもトルコ人とアラブとの違いは…決して「絶対にここが一番おいしい」と豪語しないこと。トルコ人は控えめ。「僕としてはここが一番だと思うけど...。あくまで僕が思うだけだから」などと謙虚さがあります。反対にアラブは何でも断言したがります(自分の意見がいつも正しいと思い込んでいる)し、針小棒大な発言もたびたび。国民的気質って違いますね~。さてこのカラヴァンサライというローカルのレストランでケバブを食べた後、ターキッシュ・コーヒーを最後にいただくことに。このコーヒーが私の人生を変えるとは(笑)! じゃーん、可愛いカップでしょう。 まずこのカップに一目ぼれ。何てオシャレ!! こんなカップは私がいた中東の国々にはなかったな…。私はずっとアラブに関わる活動をしているので、この10年、招かれたアラブの家は数知れず、飲んだターキッシュ・コーヒーの数も数知れず…。中東にいても日本人社会としか関わっていないような日本人とは少しわけが違いまして、本当に数えきれないほどのアラブのお宅にお邪魔してきました。そんな中で、ここでいただいたターキッシュ・コーヒーがこれまでに飲んだどのコーヒーよりも美味しかった! 一口飲んだだけで、これは…うまい! と唸る美味しさ。まろやかで、口の中でとろける感じ。思わず、何なの、このコーヒーは! 美味しすぎる! と叫んでしまいました。ところでこのターキッシュ・コーヒーは、アラブ圏ではアラビック・コーヒーと呼ばれています。エスプレッソ用のような小さなカップで飲むもので、下に固まったコーヒーパウダーが滓(おり)のように溜まりますので、上澄みだけを飲みます。初めての人は下に積もった濃いパウダーも飲んでしまうことがあり、喉に詰まらせることがありますので、ご注意を。サルダール君曰く、このコーヒーは Kervan Saray という地元のブランドで、アディヤマンの近くに工場があるのだとか。いわゆるローカルブランドです。このレストランでもコーヒー・パウダーが売られていたのでつい買ってしまいました。 これがその「世界一美味しい」コーヒーのパウダー中東に7年住んだくせに、私は今までターキッシュ・コーヒーを自宅で作ったことがないし、買ったことすらない。なぜって、アラブの家庭では99%の確率でこのターキッシュ・コーヒーが出されますし、いくつかの家庭を訪問するときには1日に5、6杯飲むことも。ヨルダンではそのために胃を痛めて、しばらくはコーヒーを自粛したことも。そんな私ですから、自ら好んでターキッシュ・コーヒーを作るなんてことはあり得なかったのです。が! この素晴らしくおいしいコーヒーに出会って、パウダーも買ってしまったので…自宅でこの世界一美味しい味を再現したい…と息巻くことに。となると、まずはカップが要ります。別に大きなマグカップに少量入れて飲んでもいいのですが、やっぱりせっかくだからお気に入りのカップで飲みたい。ということで、先週末にターキッシュ・コーヒーのカップを買いにモールに出かけてきました。アラブの家では、ターキッシュ・コーヒー用のカップがない家はない。でも私は中東生活の7年間、このカップなしで過ごしてきました。それなのに、ここトルコで買うことになるとは…人生分からないもの。さて、ターキッシュ・コーヒー用のカップは本当に種類も色も様々。セール品も多々あり、どれにしようかなと悩むこと1時間以上…。 セットの一例。セール品を買うこともできます。今なら50%引きとか60%引きとかもある。でもでも…お皿とは違って、ターキッシュ・コーヒーのカップはそうそう買わないもの。私にとっては多分、一生に一回買うようなものなので、どうせなら本当に気に入ったものを買いたい。というわけで悩みに悩んだ挙句…多少高くてもお気に入りを買うことにしました。そこで見つけたのが下のセット。 6脚のセット。紫とピンクと青で1セット。私は紫が6脚だと思っていたのですが、2色ずつが2脚ずつで6脚。紫が6脚でもよかったけど…でも、3色あればその日の気分で色を変えられるか。いろいろ品定めしましたが、やっぱりこのセットが気に入りました。高かったけど、このセットも30%引きでしたので、ちょっとは得した気分。そしてこのセット、在庫はなく展示品が最後のセットでした。というわけで、無事にカップを買いまして、昨日からターキッシュ・コーヒーを家で飲んでおります。しかし…うまく作れません。あの感動的な味を再現したいのだけど…まだ修行が足りません。やっぱり外で飲むからおいしいのか? いやいや、カップもそろえ、Kervan Saray のパウダーもあるのだから、家で美味しいターキッシュ・コーヒーが飲めるはず。まだあの味には到達しませんが、ターキッシュ・コーヒーの美味しい入れ方などをインターネットで検索して改良に励んでいます(笑)。しかし…飲みすぎかも。今日は3杯目。胃がちょっと痛い…かも? ターキッシュ・コーヒーは少量であっても強いので、あまり飲み過ぎるとよくない。でもこのカップで我が家のゲストに美味しいターキッシュ・コーヒーを入れて差し上げることができたら、ホスト冥利に尽きますよ~。頑張ろうっと! 皆様も中東に来られることがあれば、このターキッシュ・コーヒーを是非一度はお試しくださいね。ターキッシュ・コーヒーに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.08.15
本日は、イスタンブールで知り合ったシリア人のご家族のおうちに招かれ、シリア料理のフルコースをいただいてきました~。お腹パンパン。でも家に帰ってきて、持たせてもらったお料理をまた食べる卑しい私(笑)。なぜって、これはアラブ料理の中でも1、2を争うほど私が大好きなお料理だからなんです。今日ご馳走になったのは、シリア料理といってもダマスカスでのみ作られるダマスカスっ子の味。同じシリアでも、アレッポなど北のほうに住むシリア人はこのお料理を知らないことも。あるいは「聞いたことあるけど…作り方知らない」なーんて言うアレッポのシリア人もいます。その名もアラビア語では「ハッラーァ’ ウスバア」。直訳すると「指のやけど」…という名前かな。面白い名前です。「ハッラーァ’ 」の「’(アポストロフィ)」は何?と思われる方もおられるかもしれませんが、これはアラビア語独特の発音で、喉を詰めながら軽く「ァ」と発音するときのもの。なんのこっちゃ、と思われる方のほうが多いと思いますので詳しくは書きませんが、シリアやレバノンで頻繁に使われるいわゆる方言…で済ませておきましょう。美味しそうでしょう~。実はこれを食べたのは、ドイツのシリア人宅で。ヨルダンで友達だったのはホムス出身のシリア人が多かったので、ヨルダンではこれを食べる機会がありませんでした。なんせダマスカスの郷土料理ですから‼ドイツで初めていただいたときに、頭をガーーーーーーーンと殴られたかのような衝撃を受けた味(笑)。まぁ、つまりは美味しかったのです。というか美味しすぎたのです。で早速私もアラビア語のユーチューブを見つつ作ってみたのですが、やはりダマスカスっ子の作る味には到底かないません。もう一度食べたい…と思いつつ、なかなか機会がありませんでした。が‼ ここイスタンブールでこのお料理にまた出会えました。このご家族がダマスカス出身と聞き、さらに「アラブ料理作るから遊びに来てね」と言われたときに、すかさず厚かましくも「ハッラーァ’ ウスバア」をリクエストした私。そして今日、この美味しい料理に舌鼓を打ちました。実はこのお料理は実は冬の定番お料理らしく、本当は夏には食べないんだとか。でもわざわざ作っておもてなししてくださいました。これはですね…何が入っているかというと、レンズ豆とマカロニとよく炒めた玉ねぎと…。そう、端的に言えばエジプトのコシャリ (https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201705060000/) に似ています。ただしコシャリと決定的に違う点は、刻んだコリアンダーがドカンと大量に入っている点と、ザクロのソースが入っている点、それから「タマル・ヒンディ」と呼ばれるタマリンドのソースが入っている点。ザクロのソースもタマリンドのソースも酸味がありますので、「ハッラーァ’ ウスバア」も酸味が特徴です。この酸味が織り成すレンズ豆とマカロニの組み合わせが絶妙な味なんです。そしてトッピングとして、カラカラに揚げたパンが乗せてあります。このカラカラ揚げパンも、「ハッラーァ’ ウスバア」には欠かせない材料。お肉は一切使わないベジタリアン料理です。あまり知られていないダマスカスっ子の味。これ…絶対売れると思います。もっとこのダマスカスの郷土料理が広まってほしい。もし身近にダマスカス出身のシリア人がおられるなら、ぜひこの「ハッラーァ’ ウスバア」について聞いてみてくださいね。ツウだなと感心されるはず。それから機会があればぜひこの料理をリクエストしてください。レストランではまずいただけない、ダマスカスだけの家庭料理です。アラビア語のレシピは、インターネットでたくさん見つけることができます。とはいえ、各家庭によって作り方や材料に違いがあるのは当然のこと。ダマスカスっ子たちが集まれば、うちではこうする、いやいや、こうする方が美味しい! などと秘伝を教えてくれるはず。アラブ料理は奥が深いですな。いやはや、懐かしのこの味を堪能した一日でした。アラブ料理に関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。←携帯から押してくださる方にほんブログ村←パソコンから押してくださる方にほんブログ村ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ ヨルダンでは現在活動している日本語ガイドは2名となっております。それ以外で「日本語ガイド」と名乗っているヨルダン人は違法操業者となります。中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/
2017.07.07
本日は、ヨルダン、シリア、レバノンで好んで食べられる朝ごはん料理「ファッテ・ホンモス」をご紹介します。今回のヨルダン旅行でもシリア人の友達が私に朝食を準備してくれていて、このファッテももちろん含まれていました。朝ごはん料理と書きましたが、朝食だけに出てくるわけではありません。スターターとしても食べられていますし、ベジタリアンフードとしても活躍します。このファッテは、ひよこ豆をつぶしたペーストにヨーグルトを混ぜたもので、通常のホンモス(ひよこ豆のペースト)より食感がさらっとしています。さらにこのファッテにはすでにピタパンが混ぜ込まれているのも特徴。ちなみに「ファッテ」というのは多分シリア・レバノン系の発音で、正確には「ファッタ」と呼ぶのが正しいかと思います。← 通常のホンモスはひよこ豆だけを使ったペーストで、ちぎったピタパンをスプーン代わりにして、このペーストをすくって食べます。多分、ヨルダン旅行に来られる皆様もホテルなどの朝食には必ずこのホンモスが含まれることにお気づきかもしれません。でもファッテの場合、すでにピタパンが混ぜ込まれています。ですから、かなりお腹にズシッと来るアラブ料理。でも美味しい! 私はいっぱいは食べられませんが、このトロトロの食感+ペーストでうまい具合にクタッとしたピタパンとのコンビにはヤミツキになります。中東のアラブの朝食には、こうしたファッテに加えて、マクドゥース(茄子のオリーブ油漬け)やラバネ(ヨーグルトの固いバージョン)、トマトやキュウリ、ミントなどの生野菜、それからオリーブがドサッと出てきます。マクドゥースについては、私のブログでも何度かご紹介しています。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201011250000/ 今回シリア人の友達は「1年ぶりの私のマクドゥース懐かしいでしょ~」とすっかり私の心を読んでいました。そう、この懐かしい味!! 彼女は漬け込んだマクドゥースを2瓶も持たせてくれました。1本はドイツに持って帰って、私の元ルームメートのアメリちゃんに渡すように仰せつかいました。重いけどね。そうさせていただきます。アメリちゃんはフランスに住んでいますが、私がドイツに帰るころに合わせて彼女もドイツ入りするので、すぐに会うことができます。きっと喜ぶことでしょう! というわけで、ヨルダンのアラブ友達の家でいただく朝食…。どのホテルの朝食よりもおいしかったのは言うまでもありません。皆様も中東に来られるときには、本場のホンモスやファッテをぜひご堪能下さいね。一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2016.05.23
ロシア人の奥さんを持つイラク人の友達がいます。このロシア人の奥さんは2人の子供を連れて、夏のバケーションでロシアに帰国しておりましたが、本日ヨルダンに戻ってきました。ところでロシア人と書きましたが、彼女は今話題の旧ウクライナのクリミア出身の女性なので、数か月前までは「ウクライナ人」でした。が、今回のロシアによるクリミア併合を受けて、めでたく? 「ロシア人」になりました。めでたく? と書いたのは、彼女自身はロシア人になったことをひどく喜んでいたからです。ただ今回の帰省の際には、ウクライナからクリミア入りするか、ロシアからクリミア入りするか、かなりいろいろ大変だったようで…まだ彼女とは話していませんが、一体どんな旅行だったのか色々聞きたいと思っています。さて、このロシア女性のご主人であるイラク人男性はかつてシェフとして働いていたこともあり、料理が得意。年のかなり離れた夫婦なので、奥さんは非常に若い。で、この男性は年齢のためもあってお仕事が今はなく、彼女が外で働いています(幼稚園の先生)。イラク人のご主人さんは家で「主夫」をしています。そんな経緯もあり、奥さんが1か月以上ロシアに帰っていても、彼自身は食べることはきちんと自分でできます。奥さんも、旦那さんを一人残していても安心! ってワケです。そんな彼が、本日帰宅する奥さんと小さな息子たちのために愛情をこめて作ったのが下の料理。じゃじゃーーん。まだ煮込む前です。これはアラビア語では「ワラカ・アイナブ」と呼ばれる料理で、直訳すると「ブドウの葉っぱ」という意味。ブドウの葉っぱに、ミンチ肉の炊き込みご飯を詰めて巻き巻きした料理です。ブドウの葉っぱは、若くて柔らか――いものを使う必要があります。薄いブドウの葉一枚一枚に炊き込みごはんを乗せて、丁寧に巻いていきます。つまりすっごく時間のかかる料理。こうした詰め込み料理は、総称して「マハシー」とも呼ばれ、ブドウの葉っぱだけではなく、ズッキーニの中身をくり抜いてお米を詰め込んだり、トマト、ナス、玉ねぎ、それから上の写真のお鍋の中にあるようにピーマンの中に肉入りご飯を詰め込むこともあります。こうしたものをすべて総称して「マハシー」。マハシーについては、以前のブログでご紹介したことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200903220000/ アラブは、このマハシーが大好き! ただ、手間がかかる割に、早食いのアラブにかかれば5分ほどで完食! 4-5時間もかかったのに…5分で終わり???? という主婦泣かせの料理でもあります。今回イラク人の友達が奥さんのために作った「ワラカ・アイナブ」も、ものの十数分で平らげられてしまうことでしょう。でも、一つ一つ丁寧に巻いていく作業は、まさに愛情そのもの。愛情たっぷりのアラブ料理の代表格です。皆さまも、ヨルダンに来られる際には是非是非この「マハシー」をお召し上がりになってみてくださいね。どのレストランでも、「ワラカ・アイナブ」は置いていると思います。しかし…2009年にこのマハシーについてブログでアップした時に、ぜひともマスターしてみたいと書いていたのですが…2014年現在もこの料理の仕方をマスターしていない私…。今だに食べるほう専門であります。多分マスターはできへんやろな…←すでにあきらめている。だって、4-5時間もかかる料理なんて…やってられませんがな!↓良ければ応援のポチッしてください。↓ 皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/
2014.08.09
天気予報では土曜日に雨が降るということでしたが、本日金曜日にザザーーーッと突然の雨が降りました。雨の時間はそれほど長くありませんでしたが、秋の雨第2弾。この雨を境にぐっと気温が冷え込むことも予想されます。さてはて、ついに秋本番といったところでしょうか。シリア人の友達から自家製の "マクドゥース" をいただきました! 大好物のマクドゥース、もらえて嬉しい! とぴょんぴょん飛び跳ねました。マクドゥースについては以前のブログでもアップしたことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201011250000/ マクドゥースとは、簡単に言うならナスのオリーブオイル漬け。シリアのおふくろの味です。 このお友達は、マクドゥースを家で作って売っています。1キロ 7JD。その貴重な1キロをいただいてしまいました。ありがとう~。秋はこのように、アラビア語で ”ムーニー” と呼ばれる常備食料品の準備の季節。シリア人はアラブの中でも、とりわけ「器用で料理もとても上手」な国民として知られています。このシリアのおふくろの味、皆さまにも味わっていただきたいです。中東ではこのマクドゥースは、アピタイザーとしても食べられますし、サイドディッシュとしても、サンドウィッチの詰め物としても食べられます。一般的な食べ方は、ピタパンにマクドゥースを挟んで食べるサンドウィッチ形式の食べ方。マクドゥースと一緒だとお箸が進むこと、進むこと…(いや、中東では実際にお箸を使っているわけではありませんが)。ついつい食べ過ぎてしまいます。1キロなんてあっという間に消費しちゃいます。さすがに2瓶目は買わないとイカンよな…もらってばかりではイカン。そんな訳で、私もアメリちゃんもこのマクドゥースに毎日のように舌鼓を打つ日々なのでありました。ちなみに小麦アレルギーのアメリちゃんはパンは食べられません。なので、ご飯にマクドゥースを乗せて食べます。それを見て私も最近ではご飯に合わせて食べるようになりました。でもやはりマクドゥースとの絶好のコンビネーションはパンですね。アラブ世界に旅する方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひこのシリアのママの味、マクドゥースを探してみてくださいね。10月30日から11月4日までの秋旅行の同行者、募集中です! http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201310030000/ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/↑ブログを読んでいただきましたら、ぜひ応援のポチッを1日1回お願いいたします。↑皆さまの応援がランクに反映されるしくみになっています。
2013.10.18
本日金曜日は、中東の週末なり。金曜日はいつも街中が閑散とし、車もほとんど走っておらず、平和そのもの~。金曜日の静かなアンマン市が好きです!さて今日は、ヨルダン人の友達の家でマンサフを呼ばれました。矯正装置を昨日上の歯にも付けまして、思ったより違和感はないとはいえ、やはり異物。慣れるのに数日かかるようです。実際、上の唇の裏側は傷だらけ…(涙)。そんな矯正2日目にお食事に招待されまして、一体どうやって人前で食べたらいいのか…と心配していましたが、ほぼ問題なくお食事ができました!今回招待してくれたお友達はヨルダン人に嫁いだシリア人。シリアにはマンサフはありませんので、結婚してからマンサフの作り方を学んだのだそう。彼女はマンサフが嫌いで、結婚して5年間は家族のためにマンサフを作るとはいえ、自分は食べずに終わっていたようです。でも次第にマンサフが好きになり、今では大好物の一つ。私も最初に食べたマンサフは、吐くかと思うほどまずかった。その後「マンサフ恐怖症」になりまして、マンサフと聞くとぞっとしていました。でも次第に慣れ、今ではマンサフって美味しい! と思えるようになりました。慣れって大切ですね。私のブログでも時々登場するマンサフ。マンサフを知らない方のために、以前にマンサフについて少し解説したことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201006090000/ をご覧ください。今日も美味しいマンサフに舌鼓を打ちました。上の写真でマンサフが二つのお皿に分かれているにお気づきでしょうか? 右側は手で食べる人用(男性たち)、左側はナイフとフォークで食べる人用(女性たち)です。実はマンサフの正しい食べ方は、手で。男性が一つのトレイを輪になって囲んで右手でそのままマンサフを食べます。女性も手で食べてよいのですが、男性と女性は別々に食べます。マンサフはもともと、男性中心社会のベドウィン料理。男性は男性同士で、女性は女性同士でそれぞれが別のトレイを囲んで食べます。今回御呼ばれした私たちは、女性陣はフォークとナイフで、男性陣は手で、それぞれ別の部屋でマンサフを食べました。その後、サロンに集まって談笑。これは男性も女性も同じ部屋で。和やかな週末はあっという間に過ぎてしまいます。さて、ヨルダン旅行にいらっしゃる皆様も、是非このマンサフに挑戦してみてくださいね。マンサフを食べずしてヨルダンに来たとは言えません!11月の混載募集中!http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201308310000/ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/
2013.09.20
シリアへの軍事介入の危機が緩和されたということで、ヨルダンは喜びに沸いています…というのは大袈裟ですが、それでも「とりあえず良かった~」という声が聞こえてきます。あるいはアラブの中には、「いやいや、まだ分からない。シリアが化学兵器を引き渡すって? あり得ない」という慎重な見方も。いろんな意見がありながらも、中東に住むアラブたちのほとんどはここに住み続けるしかない。でも私の周りには楽観的な見方をしているアラブのほうが多いです。そんなヨルダン、今日はかなり暑くなりました。今夜はそれほど涼しくならない。明日明後日とこの暑さは続くようです。日中の気温は35度くらいでしょうか…今ぺトラにいらっしゃるお客様はきっと灼熱の暑さの中でのご観光かと思います。さて、今日はベドウィン料理の「ザルブ」をご紹介。ワディラムのベドウィンのキャンプ場では、時々この料理が振舞われます。が、私の取引先のKhaled's Camp ではいつもこのザルブが振舞われるわけではありません。だって連泊しているお客さまもいるわけですし、毎晩毎晩同じ料理ではキャンプ場に連日泊まり込んでいるベドウィンたちにとっても少し大変ですから。ザルブとは、砂の中で調理する「ベドウィン式バーベキュー」といったところか。いわゆる保温調理法みたいなものですね。砂の中で温められたチキンやお野菜は、口の中でとろけるほどとっても柔らかくて、特に野菜は素材本来の味がしみ出していてとても美味しい。 ↑ Khaled's Camp で出来上がったザルブを取り出しています。ガスも使わずに砂の中の「オーブン」でじっくり調理なんて、砂漠に生きた先人の知恵ですね。塩味は控えめで、とても優しい味付けです。口の中でトロトロと砕けるお野菜は胃にも優しい。砂漠のキャンプ場でこのベドゥイン料理「ザルブ」に出会われた方は、砂漠の味を是非お楽しみくださいね!一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。「当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2013.09.12
7月に入りました! ラマダンがあと数日で始まります。今年のラマダンは去年にも増して過酷らしい…。ラマダンを間近に控えた今日この頃、アラブたちは…パーティに明け暮れております(汗)。太陽が出ている日中は呑まず食わずで過ごすイスラム教徒たち。ラマダン前にたっぷりはじけておくつもりなのでしょうか、そこここで連日のパーティ…。大音響の音楽があちらこちらから、夜中の12時になっても響いてきます。私は寝ますで~。 そんな毎日です。さて今日は、ずいぶーーん前のブログでご紹介したことがある「ファラフェル」についての記事。アラブ風ファーストフードの代表格です。 ファラフェルも最近では日本人に馴染みが深くなってきているかもしれません。ファラフェルとは、ペースト状にしたひよこ豆を丸くして油で揚げてコロッケ風にしたもの。お肉は一切使わないので、まさにベジタリアン・フードと言ってもいいでしょう。 ファラフェルを揚げています。ファラフェルのお店は、街中の至るところで見かけます。アラブに愛されるファラフェル。このコロコロのお豆コロッケをホンモス(こちらもひよこ豆のペースト)などと一緒にパンにはさんで食べるのが一般的。ファラフェルのお店では、ファラフェルだけを買うこともできますし、サンドウィッチにしてもらうこともできます。お店によって、美味しい・美味しくないはやはりあります。油がきれいかどうかでも味は異なります。美味しいファラフェルのお店には、いつも人がたくさん出入りしています。ホッカホカ揚げたてのファラフェルをパンに包(くる)んでほおばると、ああ、これぞアラブフードの原点!! という味がジワーーッと口中に浸み渡ります。アラブに永遠に愛されるファラフェル。ファラフェルだけを40個くらい買って、家でファラフェル・パーティをすることもあります。お手軽で、簡単。家でファラフェル・パーティをするときは、ファラフェルにホンモス、それから生のトマトやキュウリ、フレッシュのミントの葉などを準備します。あとはピタパンに包むだけ!! これにアツアツの紅茶(シャイ)をすすりながら食べますと、皆さんもアラブになれますよ。ヨルダン旅行にいらっしゃる皆様、是非この庶民の味をお試しくださいね。ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/8月の混載募集中です!! 是非ご検討くださいませ。http://picturesque-jordan.com/tabinakama_Japanese_AUG_10_15_2013.html「アジアで花咲け! なでしこたち」第2巻が発売されました。私が出演したヨルダン編が載っています。ぜひお買い求めくださいませ。http://mediafactory.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784840152082&vid=&cat=025&swrd=当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/
2013.07.06
料理はあまりしない私…なんせ、家にゆっくりいるということがありませんので、ゆっくりと料理をするということもないんです。ま、もともと料理には関心がないとも言う…。きっと料理好きの方だったら、どんなに忙しくてもお料理の時間はきっちりと取り分けられるでしょうから。そんな私ですが、レバノン料理に挑戦しましたよ! ムジャッダラと呼ばれるレンズ豆のお料理です。お肉を使わないベジタリアン料理です。ムジャッダラは、レバノンやシリアの家庭料理。ヨルダンのレストランで見かけることはあまりありません。でもかの有名なレバノン料理レストラン Fakhar eDdin (ファハルッディン) には前菜のメニューにムジャッダラがあります。さて、このムジャッダラですが、レバノンでは「ムダルダラ」とも呼ばれています。 作り方はいたって簡単。レンズ豆にたっぷりのお水を加えてグツグツと煮込みます。半煮えになったらお米を入れまして、またグツグツと煮込みます。その間に、フライパンでニンニクと玉ねぎをクタクタになるまで炒めます。これをレンズ豆とお米の入ったお鍋に入れまして、クツクツと煮込みます。仕上げにオリーブ油を少したらします。使う香辛料は、クミンと塩と胡椒。人によっては固形のチキンコンソメなどを使う場合もあります。レンズ豆は非常に優秀な食品です。ビタミン B 群や E を豊富に含んでいますし、鉄分はジャガイモの 23 倍もあるそう。大豆が食べられない中東では、大豆に代わる食品としてレンズ豆が大活躍。このレンズ豆をたっぷり食べることができるムジャッダラは、とってもお勧めな料理なのです。ムジャッダラとは、アラビア語で「あばた」という意味だそう。レンズ豆にお米が交じった姿が、あばた顔を連想させるからだそう。ちょっと食欲をなくす名前ですから、あまり名前の意味はお考えにならないほうが良いかもしれません。ムダルダラという呼び名もありますが、人によっては、ムダルダラはレンズ豆+ブルゴル(挽き割り小麦)を使ったもの、ムジャッダラはレンズ豆+お米を使ったもの、という説明をしてくれます。が、この説明も人によって異なるので、ムジャッダラ=ムダルダル、つまり基本的に同じものを指すと思っていただいてよいと思います。強いて言えば、ムジャッダラは少しねっとりしていて、ムダルダラはパサパサと乾燥している…という感じでしょうか。この優秀な家庭料理、栄養はもちろんのこと、味もとても美味しいです。見かけはぱっとしませんが、食べてみるとお箸が進む進む。レバノンでは、ムジャッダラには生キャベツのサラダの組み合わせと決まっています。リンゴ酢とオリーブ油で味付けされたさっぱり系のキャベツのサラダとこってり系のムジャッダラ…最強のコンビです!!!さて、日本の方にはまだまだ馴染みがないこのムジャッダラ、中東にお越しの際はぜひ試してみてくださいね。ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/「アジアで花咲け! なでしこたち」第2巻が発売されました。私が出演したヨルダン編が載っています。ぜひお買い求めくださいませ。http://mediafactory.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784840152082&vid=&cat=025&swrd=当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/
2013.06.20
今日はエジプト発! のおいしいパイをご紹介。パイといっても、甘くありません。「薄焼きサンドウィッチパン」といったところか。この春の時期、ヨルダン観光に来られる方も多いかと思います。そんな皆さまにぜひ味わっていただきたいアラブ料理の一つがこの”ファティール”。エジプト発ですが、アンマンでも味わっていただけますよ。 ヨルダンにはエジプト人がたくさん出稼ぎに来ています。皆さまが観光で接するアラブの中にも、実はエジプト人がとても多いのです。ホテルでもレストランでも、エジプト人がたくさん働いています。とはいえ、このファティールのお店の数はまだまだ少ない。今回ご紹介するのは、Jabal Amman (ジャバル・アンマン) にあるファティールのお店。Jabal Amman は、アンマン市のダウンタウンにほど近い場所にある地区の名前で、地球の歩き方でも紹介されている Jordan River などのお店があります。Rainbow Street という通りがちょっとお洒落で、ヨルダンの若者にも大人気。カフェが立ち並び、夜は街に繰り出す若者たちで賑わいます。ヨルダン人の”素”(す)の顔を見に、皆さまもここへ足を運ばれてはいかが?→この看板が目印。とはいえ、あまり目立ちません。このお店は位置的には Rainbow Street の真ん中くらい。三叉路 (またはT字路) の角にあります。うーん、ちょっと説明が難しい。でも人気があるお店なので、道を歩く人に聞けばすぐに教えてくれると思います。 ↑ファティールの作り方。手のひらサイズのパン生地をこうして伸ばしていきます。 ここが見もの!! 器用なエジプト人の離れ技!! 生地をグルグル回して、それはそれは薄くしていきます。 限界まで薄くしたら、フィリングを置いていきます。 フィリングを置いたら、生地をきれいにたたんで、あとはレンガ製のオーブンに入れます。 →こちらはオリーブとトマト、チーズのフィリング。↓そして、出来上がりはこんな風。 →カリカリの生地をぺラッとめくってみます。生地の薄さがお分かりになるでしょうか?さてこのファティール、美味しさにかけては天下一品! なんせ生地がそれはそれは薄いので、サクサクっと食べれてしまいます。軽いので、胃にもたれません。そしてフィリングの味を楽しむことができます。いや~。うまいですな。このお店、スペースがとても狭く、店内には4つほどのテーブルがあるだけ。ほとんどのお客は外にあるテーブルでパイを楽しみます。夜は若者たちで埋め尽くされるので、店内に入るのも四苦八苦。こう人が多くては、エジプト人の離れ技も観察できません。それで出来れば、お昼のランチにこのお店にお出かけになることをお勧めします。ランチタイムはお客がほとんどおらず、お店を独占状態。パイの作り方をじっくり観察できますよ。ぜひ皆さまも、このエジプトの味をヨルダンでお楽しみくださいませ。きっと「また食べたい」って思われること間違いなしですよ!!ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←応援して下さる方はクリックしてくださいね。
2012.02.28
先日スペイン人の友達と、ケバブを食べに行きました。ここムルシアにはケバブ屋さんがあちこちにあります。ケバブ大好き!! というこのスペイン人の友達。ほな、一緒に食べましょか、ということで彼女ご推薦のケバブ屋さんへ。 ところで、ケバブと一言で言ってもいろいろな調理方法があります。ここスペインで「ケバブ」と呼ばれているものは、ドネルケバブです。お肉を回転しながら焼き、焼けた表面の部分をそぎ落とすもの。これは中東ではケバブではなく、「シャウルマ」と呼ばれています。シャウルマについては、以前のブログでご紹介しました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200901040001/)。アラブに愛されるファーストフードです。美味しい! このシャウルマは中東で是非お召し上がりください。値段も1.5-2JDととても安いです。フライドポテトとセットにしたセットメニューは 3-4JDほどします。さて、中東でケバブと呼ばれるのは、串刺しにした焼き肉のことです。下の写真では、手前にあるのがケバブ。串刺しにして焼いたラム肉を串からはずして、香草やパンとともにお皿に盛りつけます。これは「シシ・ケバブ」と呼ばれています。こうしたケバブ、お店によっても味は違いますが、とても美味しいです。シシ・ケバブも中東旅行ではぜひお試しあれ。中東独特のスパイスが使われています。さてここムルシアで食べたケバブ (というかシャウルマ)…、何ともプレーンでニュートラルな味がしました。この友達はヨルダンに旅行で来たこともあるのですが、彼女いわく「ヨルダンのケバブにはすごくがっかりした。やっぱりスペインのケバブが最高!」。が、私にとっては、何とも面白くない味…という感じ。活(カツ)が入っていません! スペイン人好みの味に合わせてあるのでしょうね。とはいえ、量には満足しましたけど(笑)。ちなみに、このお店のシェフに「どこから来たの?」と聞けば、ブルガリアだそう。ほんなら、このケバブはブルガリア風味ということでしょうかね。中東のケバブもシャウルマも、やはり中東オリジナルの味がします。日本で食べるのとはまた違った本場のケバブを皆さまも是非お試しくださいね。 冬のヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.12.21
中東ではハイビスカス・ティーが好んで飲まれます。特にエジプト人はハイビスカス・ティーが好きなような気がします。日本でも最近ではかなり一般的になってきたかもしれません。 ハイビスカスといえば、言わずと知れたあの南国の大輪の花。でも乾燥させられたハイビスカス・ティーの葉はローズティーの葉のような色をしています。沖縄に行った時も、このハイビスカス・ティーが沢山売られていました。が、高かった。ここ中東では、本当に安価で手に入ります。ハイビスカス・ティーの魅力はまずその色でしょうかね。とても美しいルビー色をしています。その色に負けず、効能も優れているようです。美肌には欠かせないドリンクのようですよ。というのも、このハイビスカス・ティーにはビタミンC とクエン酸が両方とも豊富に含まれているからだそうです。 クエン酸と聞くと…酸っぱい! というイメージがありますね。本当にこのハイビスカス・ティーはかなりの酸味です。初めは、ちょっと酸味がきついなと感じられる方もいるかもしれません。私はこのハイビスカス・ティーに蜂蜜を溶かして飲むのがお好み。よくあったかいハイビスカス・ティーを飲んでいたのですが、この夏は夜に作って冷蔵庫で冷やし、翌日に飲むようにしてみました。暑い夏にはこの冷たい酸味が何ともいえず美味しいです。数日前にプロパンガスが切れまして、ガスボトルの交換を怠っているので、ここ最近でこそ飲めていませんが…。ハイビスカス・ティーはまた、カリウムを豊富に含み利尿作用があるため、むくみや二日酔いなどにもとても効くのだそうです。見た目も効果も抜群の優秀なティーの代表格ですね。日本でも手に入りますが、やはり割高になりますので、中東にこられましたら是非購入してお持ち帰りくださいね。今年 世界遺産に指定されたワディラムへぜひお越しください。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.17
こってり、みっちり、ぎっしり…私のお気に入りの「ナッツのはちみつ漬け」を今日はご紹介。 写真で見ていただくとお分かりのように、いろんな種類のナッツがぎっしりと入っていて、はちみつで漬けられています。こってりとした味わい。はちみつの甘さと様々なナッツのコリコリした感触が何とも美味しい。でも1スプーンでOKかな。そんなに多くは食べられません。これはシリア産のナッツはちみつ漬け。レバノンのとある街角にあるシリア人のお店で売られています。5か月ほど前、日本でのお土産にと購入したのが運のつき。重すぎて日本には持って帰れなかったのですが、それ以来のファンです。お菓子は食べない主義の私。家にはお菓子と名のつくものがありません。嫌いなわけではないけれど、別になくてもいいのがお菓子。でも時には、なんか甘いもの食べたいなぁと感じる時もあります。そんな時にも、このナッツのはちみつ漬けは最適! 1口食べるだけで、もっちりとした甘さに大満足です。 ちょっと笑ってしまうのが、ラベルです。「ドーピング」とか書いてあるし(笑)。しかもこのいかにもシリア人という感じの男性の絵も笑えます。さらにうたい文句が…「若さとキレの良い頭脳を保ちたいすべての人へ。若さを取り戻したいと夢を見ている老いた男性へ」…となっております。う~む。基本的に男性向けって感じなんですかね。でも美味しいですよ。こんなにナッツがぎっしり入っているなんてぜいたく品ですよね。シリアではもっと安いと思いますが、ここレバノンでは10000LP。6.6ドルくらいです。内容量は1KG。安いほうだと思います。ナッツは栄養価が非常に高い優れた食品です。良質なたんぱく質やビタミンE が豊富に含まれているのだそう。このビタミン E には強力な抗酸化作用があり、血液をサラサラにして動脈硬化を予防したり、がんや老化を予防したりする効果があるといわれています。どのナッツ類にもビタミンEは豊富に含まれていますが、なかでもアーモンドはダントツだそうです。中東ではナッツの種類が豊富で、とても安くで売られています。シリアはその代表格ですね。ヨルダンやレバノンは、シリアから輸入しているというケースが多いのです。最近のシリア事情で、レバノンでも色々な食品の値段が高騰しているのだそう。シリアからの野菜も届きません。肥沃で広大な土地を誇るシリア…早く情勢が落ち着いてほしいと願わずにはいられません。夏休みはヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.07.24
アラブに「好きな料理は?」と聞くと、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが「モロヘイヤ」。モロヘイヤの料理については、以前にご紹介したことがあります(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200903270001/)。これは本当においしいので、皆様にもぜひご賞味いただきたいです。アラブ料理のレストランなどでメニューに載せられていることもあります。家庭によって、もちろん味が違います。前にも触れましたが、アラブ料理には塩がたくさん使われます。モロヘイヤも家庭によっては本当に塩っ辛い。でも塩を調節すると、このモロヘイヤ、本当に健康的ですし、美味しいのです。今日はモロヘイヤを使った料理の作り方をご紹介します。日本に帰ってから作りたいと思って、初めから終わりまでじっくり観察いたしました。1.まずチキンの準備を始めます。チキンは煮ます。煮るときに月桂樹・ローズマリー・玉ねぎ・スティックのシナモンなどの香辛料を一緒に入れます。コトコトと長時間煮ます。煮汁は後で使います。このチキンですが、前日にじっくり煮て下準備しておくこともできます。2.つぶしたニンニク数片と玉ねぎ1個を油で炒めます。それから冷凍保存したモロヘイヤまたはフレッシュなモロヘイヤを入れて炒めます。 ここで入れるモロヘイヤの量は半端ではありません。炒めると小さくなります。今回使ったモロヘイヤはスーパーの大きな買い物袋3、4袋分くらいでしょうか。3.弱火で炒め続けます。だんだんモロヘイヤに粘りが出てきます。この時点での味付けは塩・コショウのみ。4.煮上がったチキンの煮汁をモロヘイヤに注ぎ込み、コトコトと煮ます。その際、トマトを隠し味に入れてもよし。でも後から取り除きます。 煮汁に味が付いているので、特に加えるスパイスはありません。 5. チキンのほうは冷まします。冷めたら、手で裂きます。 6. 出来上がり! これとは別にライスを準備しておきます。アラブ風ですと、オイルを使ってライスを炒めますが、普通の白ご飯でも全然問題ありません。ご飯の上にモロヘイヤをたっぷりかけます。レモンをギュウウウと絞っていただきます。また、みじん切りした玉ねぎとリンゴ酢を合わせたもの(写真の右)も、モロヘイヤにかけていただくと美味しい。こってりとしたモロヘイヤの粘りとサラッとしたフレッシュなレモンがよく合います。家庭によっては、Seven spices というアラブ料理に欠かせないスパイスをモロヘイヤに使う場合もあります。モロヘイヤはこの時期だけマーケットに出回ります。こうしたフレッシュなモロヘイヤを大量に購入し、きれいに洗って乾かし、冷凍庫に保存するのがアラブの女性たち。こうして冬の期間にもモロヘイヤの料理を楽しむことができます。アラブ世界では夏から秋にかけて女性たちが忙しく働き、1年分の保存食品を作ります。モロヘイヤなどを乾燥させる作業もそうですが、チーズやオリーブ漬けなどはその代表的なもの。マクドゥースについては以前にご紹介しました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201011250000/)。さらにザクロのソースなどを作る家庭もあります。日本でも昔は梅干しや味噌を家庭で漬けたり作ったりしていましたよね。中東に来られることがありましたら、ぜひ「モロヘイヤ」をお楽しみくださいね。アンマンのダウンタウンにあるジェルサレム・レストランでも人気の1品です。絶対に失敗がない1品といってもいいでしょう。日本人の口にとっても合うと思います 夏休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx 応援してくださる方はクリックしてくださいね。
2011.07.09
最近でこそ姿を見なくなりましたが、春に一斉に市場(スーク)に並んでいた野菜があります。アーティチョークと呼ばれるもの。日本ではまだ馴染みがないかもしれませんが、フランスなどヨーロッパ圏ではかなり頻繁に食べられていると思います。和名は朝鮮アザミ。 とげとげの外観はパッと見た感じ「え? 食べれるの? どうやって??」という雰囲気。実は私も調理法が分からずに、興味がありながらも買うことがありませんでした。そんなある日、友達の家でこのアーティチョークがお目見え!! 右の写真のように茹でていただくのが一般的なのです。 で、このとげとげのどの部分を食べるかといいますと、とげとげの葉を一枚一枚取り外し、根元のやわらかい部分を歯でこそぎ取りながら食べます。それから「花托(かたく)」と呼ばれる真ん中の丸っこい芯の部分を最後に食べます。大きな割に食べれる個所は少ない。でもすごくおいしい! おいしいといっても、特に印象的な味ではありません。淡白で、そうですね…食感的には水っぽいジャガイモを食べている感じ? アラブは何もつけずに食べますが、フランスでは、お酢とマスタードを組み合わせたドレッシングにつけて食べるのだそうです。今回はフランス式で。ムムッ。う、うまい!! お酢のピリッとした刺激と淡白な果肉がベスト・マッチです。さて、このアーティチョーク。変な名前~と思われる方も多いことでしょう。実はアラビア語が名前の由来。アラビア語では「アルディ・ショーキィ」。意味は「地面のとげ」です。なるほど~と納得してしまう。アーティチョークは本当に地面からつんつんと生えるとげみたいに見えますから。実際にこれ、食べるときに気をつけないと葉の先はかなりのトゲトゲなんです。食べるのに勇気が要りますが、とげとげした外見と違って中身は柔らかくて淡白。ぜひ皆様も機会があれば、このとげとげ野菜をお楽しみくださいませ。 夏休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx 応援してくださる方はクリックしてくださいね。
2011.06.29
初めて口にしたときの正直な感想は、「なんじゃ、こりゃ~!!」。決して決しておいしいとは思えませんでした。塩っ辛くて、いままで食べたことのない味と感触。思わず吐き出しそうになったものです。ところが、現在では私の大好物のアラブ料理のひとつ。こうして徐々に舌もアラブ化していくのでしょうか…。ご紹介するのは「マクドゥース」と呼ばれるアラブの家庭でのお漬物。シリアではどの家庭でも絶対に常備されている保存食の一つです。 材料はおナス、ウォールナッツ、赤ピーマン、ニンニク。おナスの中に、細かく刻んだナッツとピーマンとニンニクを入れ込み、オリーブオイルに漬け込みます。家庭によってはかなりピリ辛にしている場合も。シリアの家庭ではこの季節、夏の終わりから秋にかけてこうした保存食を作るのに大忙し。こうした野菜のオリーブオイル漬けは冬には欠かせません。どっさり作って、1年間食べ続けます。ウォールナッツのコリコリした感触とオリーブオイルを吸収したおナスのべったり・こってりした感触が絶妙のコンビネーション。ピタパンをちぎって、マクドゥースを少しずつくるんで食べます。やめられない、止まらない~という感じです。家庭によって微妙に(かなり?)味が違うのも特徴。どの家庭も「自分ところが一番!!」と胸を張ります。私はいろいろな家庭に出入りし、むしゃむしゃと平らげる役目。飽きない料理の一つです。典型的な家庭料理ですから、レストランなどでは食べることができません。アラブの家庭でしか出されないのです。この味をぜひ皆様にも味わっていただきたいのですが。もし機会があってこのマクドゥースに出会われた方は、ぜひご賞味くださいね。見かけは悪いですが、味は格別。それから食べれば食べるほど味が好きになる、スルメ的(?)アラブ料理だということをお忘れなく…!! 新年を中東で。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2010.11.25
ここ最近、ヨルダンの夜はめっきり冷え込みます。窓を開けているのが寒いくらい。涼しい風が開け放した窓からスースーと吹き込み、半袖ではいられません。でもこの涼やかな風、砂漠気候のヨルダンならではです。日中のじりじりした暑さから解放されるのが夜~朝にかけて。気温がぐっと下がります。さて、日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか。先日は友達の家でのランチに招かれました。「マンサフ、食べにこない~~~??」とお声がかかりました。で、出た!! 私はマンサフがどうにも苦手なのです。でもマンサフはヨルダン人の誇り。さらにこちらの人は、私が一口食べるごとに「好き?」「美味しい??」と矢継ぎ早に聞いてきます。そんな状況で「美味しくない」「嫌い」とは言えないではありませんか!!というわけで戦々恐々のランチ。 前にも触れていますが、いっちばん初めに食べたマンサフがあまりにも臭くてまずくて、心的外傷後ストレス (PTSD) のようになっているのです。ここでマンサフを知らない方のために、簡単なご説明。マンサフとはヨルダンの伝統的料理で、もともとはベドウィンの料理です。プレートに大量に盛ったライスの上に、ヨーグルトで煮た羊肉(ラム)やチキンをボンボンと載せた料理。いただくときは、ライスとお肉を自分のお皿に取り分け、その上にた~~~~っぷりのヨーグルトソースをかけます。ヨーグルトが嫌いな人にはかなりきついです。このヨーグルトはもちろん普通のヨーグルトとは全く異なります。ジャミードと呼ばれる、乾燥させて塩っ辛くしたヤギのミルクを使用します。さて、お味の方は…? 今回いただいたマンサフは実のところ、かなり美味しかったです!! 家庭によって味が全然違うのがこのマンサフ。お料理する人の腕にかなり左右されます。招待してくださったお家のお母さんは、本当にお料理上手。このマンサフも臭みが全くなく、サラサラと食べれてしまいます。面白いのですが、このマンサフを食べる時にはサラダなど他の料理が全く出てきません。ひたすらにマンサフだけを食べ続けます。いやいや、しかしお腹にもたれます。伝統的なベドウィン的(?)食べ方は、でっかいプレートに盛られたマンサフを大人数で囲み、手で食べるというもの。さすがに今回は、そんなことはありませんでしたが…。ヨルダンといえばマンサフ、マンサフといえばヨルダン。このヨルダン人の誇り、皆様も是非ご賞味くだされ。 旅のお仲間募集中。9月のヨルダン。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx
2010.06.09
以前にローズウォーターを使ったスキンケアの方法をお伝えしました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200812150002/)。そこでも触れていますが、中東ではローズウォーターがとても安価で手に入ります。空気が乾燥しており、土地が肥沃な中東ではバラが育ちやすいのだと思います。ローマ時代にも、中近東でバラの栽培が盛んに行われていたようです。ローズウォーターと並んでよく使われるのが「オレンジブロッサム・ウォーター」。こちらも安いです。ローズウォーターもオレンジブロッサム-ウォーターも、スキンケアだけでなくお菓子などにもよく入れられます。左がローズウォーター。右がオレンジブロッサム・ウォーター。さて、今日はホワイト・コーヒーの作り方のご紹介。ローズウォーターとホワイト・コーヒーに何の関係があるの? と思われた方!! そうなんです、ここヨルダンでは「ホワイト・コーヒー」=「ローズウォーターを使った飲み物」のこと。なぜ”コーヒー”というのかは、地元のヨルダン人にも分からないみたい…。アラブ料理はとても美味ですが、何せアラブはドカ食いをする。しかもお肉を使った料理が多いので、食べ過ぎると胃がどっかりともたれてしまいます。そんな時、食後に登場するのがこの「ホワイト・コーヒー」。ローズの香りで胃がすっきり。お口の中も爽やかになります。作り方は、沸騰させたお湯にティースプーン1杯のローズウォーターを入れて、かき混ぜるだけ。その後、カップに注ぎます。カップは小さめで。ローズの香りがアツアツのお湯からふんわり漂い、飲むと胃がス~~ッと軽くなる感じ。とても爽やかで美味しいホット・ドリンクです。ローズウォーターをあまり入れすぎると、香りがきつくなりお味の方もいまいち。ローズウォーターの割合が重要です。こんなに手軽に頂ける「ホワイト・コーヒー」。ぜひ皆様もお試しあれ!! リラックスしたいとき、胃が重い時などにとても効果的だと思いますよ。 中東散歩で中東情緒。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2010.05.30
最近ハマっている野菜があります。前から気になっていた野菜なのですが、料理の仕方が分からず、スーパーに行くたびにじっと眺めては通り過ぎておりました。"Mallow" という英語名で売られています。 一見、道端に生えている雑草のよう?なんか芙蓉(ふよう)の葉っぱに似ているなぁと思っていたら、やはりこれは芙蓉などと同じアオイ科の植物のようです。スークで料理法を聞いて我流で料理してみたら、何ともまずく、食べれるものではない!! 栄養ありそうなのに残念やなぁ・・・と思っていたら、アラブの家庭で働くフィリピン人の友達が正しい作り方を知っていて教えてくれました。さすが!!この Mallow ですが、葉も茎も丸ごと食べれてしまいます。きちんと洗った後、茎は2ミリ程に細かく刻みます。葉は一センチ太さの千切り状にします。みじん切りにしたニンニクと玉ねぎをオリーブ油で炒め、茎も放り込みます。しんなりしてきたら、最後に葉を加えます。ブイヨンと塩・コショウで味付け。しんなり・くったりするまで炒めます。アツアツにレモンをギュッと絞っていただきます。レモンは必須。このレモンが味を引き立てます。白ご飯にも合いますよ。私はマイブームのタイの香り米とこの Mallow を合わせるのがお気に入り。食べながらもレモンをギュッギュッと絞って絶えず加えます。日本ではお見かけすることのなかった Mallow ですが、ヨルダンではこの時期たくさん売られています。炒めると少し粘りが出て、独特の味わい。美味しいですよぉ。皆様も是非お試しあれ!! 中東旅行のことなら http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx まで。
2010.03.04
先日、近所のラジャおばさまとばったり道で出会いました。私は帰宅途中、おばさまはお出かけ前。「ナオコ!」となんだか嬉しそう。なんでも、アラブ料理をたくさん作ったので私に分けたいと思っていたのだとか。何と、有難や! 窓から見ると私の家の電気が全部消えていたので、留守だなとあきらめていたのだそう。 お出かけ前だったおばさま、私を引き連れていったん自宅へ戻ります。わ~い。分けていただいたのはサウジアラビアの伝統料理「カプセ」または「カプサ」。サウジの代表的な料理だそう。アラビア語には「P」の発音がありませんので、アラビア語で書くと料理名は「カブセ」になりますが、発音するときには「カプセ」と聞こえます。おばさまのご主人はサウジに出稼ぎに行っていますし、おばさまもサウジに住んでいたことがあるそうで、このカプセはお手のもの。 チキン(または他のお肉)とバスマティ・ライスというちょっと長めのお米を使います。トマト、オニオン、ニンニク、ニンジンなどの野菜をぐつぐつ煮て、その中にお米とチキンを入れます。シナモンやカルダモンなどたっぷりの香辛料で味付けするのが特徴。少しパサパサ気味のライスとた~~っぷりの香辛料がとてもよく合います。ラジャおばさまには4人の子供がいますが、それぞれみな巣立ち、ご主人も単身赴任の今は一人暮らし。でも家族が多かった時の癖で料理はいつもお鍋いっぱいに作るのだとか。このカプセも、どでかいタッパーにドカンと入れていただきました。でも「うわ、食べきれない!」なんて心配ご無用。このカプセ、とても美味しくてワシワシと平らげてしまいました。もっともラジャおばさまの作るお料理はどれもおいしいと評判なのです。ヨルダンのレストランでは、なかなかこのサウジ料理を食べる機会はありません。同じ中東でも湾岸エリアの料理と、ヨルダン・シリア・レバノンなどの料理は少し違うようです。もし機会がありましたら、皆さまにも是非楽しんでいただきたいアラブ料理です。 卒業旅行は中東へ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2010.01.12
先日、シリア人の友達の家でお食事をよばれました。この友達の家族はアルメニア系のシリア人で、ずっとシリアに住んでいたのですが、2年前にヨルダンに引っ越してきました。とても美人な2人姉妹で、特に妹は、ルネッサンスの頃の宗教画や絵画に出てきそうな顔立ちをしております。 いただいたのは、シリアの家庭料理。確か「ショルバット・ザハラ」と呼んでいたと思います。直訳は「お花のスープ」。カリフラワーをふんだんに使ったスープ料理です。中東に来てカリフラワーを使った料理がとても多いことに気付きました。日本では特にカリフラワーを使うことなどなかったのですが、ヨルダンでその美味しさを再認識。それにカリフラワーってとっても優秀な野菜なんですね~。色は白いのに、ビタミン C を豊富に含んでいて、その含有量はトップクラス。しかも熱を加えてもビタミン C が壊れにくいという特性をもっています。さらにガン予防にも効果的な成分がたくさん含まれているそうな。まさに「能ある鷹は爪を隠す」の代表格といえます。こんなカリフラワーですから、もっと食べなくては! 中東には新鮮なカリフラワーがいつも市場に並びます。生で食べても美味しいです。さて肝心のシリアの料理「ショルバット・ザハラ」ですが、とても美味しかった! 別に準備した炊き立てのご飯の上にこのスープをたっぷりとかけ、生のレモンをギュッギュッと絞って、アツアツを食べます。日本人の口に合いますね~~。ヨルダンでは見たことがありません。生粋のシリア料理です。このご家族はアンマン市のアシュラフィーエと呼ばれる、とても庶民的な地区に住んでいます。観光客の皆様でアシュラフィーエに足を運ばれる方はまだ少ないと思いますが、アシュラフィーエの急勾配の坂を上り詰めた頂上から見渡すアンマン市の景色は、圧巻ですよ。地球の歩き方にもアシュラフィーエは紹介されています。ぜひ一度はいらしてくださいね。 ヨルダン・シリアの査証に関する疑問はここで解決。http://picturesque-jordan.jp/dailyreport.aspx
2009.11.24
今日は北アフリカ料理「クスクス」のご紹介。アラブ料理といえばアラブ料理ですが、発祥はモロッコ、アルジェリア、チュニジアなどの北アフリカ地方です。こうした地域はフランスの植民地だったので、この「クスクス」も今ではフランス料理と混同されるほどフランスでメジャーになりました。「クスクス」という名前はどこかで聞かれた方も多いと思います。日本人にとっては覚えやすい名前。聞くだけで食べたくなりませんか? クスクスは1ミリ弱のまんまるい形をしている粒のことでお米の一種かと思ってしまうかもしれませんが、実はパスタの一種。乾燥させてあり、箱入りで売っています。料理に使うときは、同量の熱湯を加えて短時間加熱するだけで簡単にもどります。元々はこの粒状のパスタを「クスクス」と呼びますが、一般にクスクスというと、この粒のことだけでなく、煮込みスープやお肉と一緒にクスクスを食べるお料理のことを指します。 野菜をた~~っぷり使い、チキンやラム肉と共に煮込みます。魚を使う場合もあるのだそう。今回はチキンで。食べる直前にクスクスを熱湯で戻し、あとはこのスープを添えるだけ。簡単だよ、と友達は言います。でも栄養たっぷり、それに美味しい。家庭やレストランによって味が全然違います。″本物″のクスクスには、ハリッサと呼ばれるスパイスを使うのだそう。ハリッサは唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。ここヨルダンではハリッサは手に入りません。フランス人の友達はこのハリッサがないと、クスクスを食べている感じがしないといいます。でも私には十分おいしいクスクスでした :)皆さまもこの「クスクス」、機会がありましたらぜひご賞味くださいね。ちなみにヨルダンやシリアのレストランでは、あまり一般的ではありません・・・。モロッコ、チュニジアなどにご旅行の際は、レストランなどで味の食べ比べも楽しいかも! ヨルダン・シリアにご旅行の際は″アラブの食″もお楽しみください。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx
2009.10.10
先日、友達の家で美味しいアラブ料理「Makloubeh (マクルーベ)」をご馳走になりました。このアラビア語「マクルーベ」ですが、英語では“Upside Down”、つまり「ひっくり返す」という意味になります。 その名の通り、最後にお鍋を大きなプレートの上にひっくり返して仕上げるのです。といってもなかなか伝わらないと思いますので、写真を見て下さいね。 ↑このお鍋の下にはチキンがぎっしり入っています。上はナスとカリフラワー。 ↑沈んでしまいましたがご飯が入りました。 最後にお鍋をプレートの上でひっくり返します。→ このマクルーベですが、日本人の口によく合います。アラブ料理は全体的に日本人の好みに合うものが多いんですが、これはその代表格かもしれません。作り方ですが、チキンをシナモンやカレーパウダーなどのスパイスでコトコト煮込みます。その間に、カリフラワーとナスを油でしっかりと揚げます。揚げた野菜をチキンの入っているお鍋に入れます。しばらくして、今度はご飯を入れます。このようにして、お鍋の中ではチキン、野菜、ご飯が層(レイヤー)のようになるわけです。ご飯が柔らかくなったら、お鍋をプレートの上にひっくり返します。ひっくり返したまましばらく待ちます。お鍋の中のものを全部開けてしまうわけです。最後はアーモンドを散らして出来上がり。 分かりにくいですが、奥にあるのがマクルーベです。出来上がったアツアツのマクルーベに舌鼓みを打ちました! アラブ料理は本当においしいです。チキンやラムをたっぷり使うので、私の場合、ちょっとお腹にこたえる時もあるのですが・・・こうしたアラブ料理にはレモン風味の生野菜サラダがとてもよく合います。皆さまも中東に来られることがありましたら、レストランなどでこのマクルーベを是非お試しあれ。また食べたい! ってきっと思われますよ。 ″一般的なご質問″の項目で中東旅行のお手配に関する疑問を解決してくださいね。http://picturesque-jordan.jp/frequentlyaskedquestion.aspx
2009.09.22
中東料理と乳製品は切っても切り離せない関係にあります。ヨーグルトはみんな大好き。そのまま食べるのは勿論、料理にヨーグルトを添えることもよくあります。チーズも様々な種類があります。これだけカルシウムをたっぷり取っていますから、アラブで骨粗鬆症になる割合はぐっと少ないかもしれませんネ。さて今日は、「ラバン」と「ラバネ」のご紹介。アラビア語で書くとスペルは全く同じ。ただラバネの方は単語の最後にターマルブータと呼ばれるアルファベットがついて女性形になります。 ラバンとラバネ。パッケージも全く同じ。このラバンとラバネ、パッケージも全く同じで、同じ場所で売られているため混乱します。ぱっと見は一緒のものに見えます。違いは、ラバンはごく普通のヨーグルト。ラバネはいわゆる“ヨーグルト・チーズ”です。ヨーグルトに振動を加えたり長く保存したりすると、ヨーグルトの上に透明な水分が分離することがありますよね。これをホエーというのだそうです。ちなみにホエーはヨーグルトの成分の一部で、栄養たっぷりだそうですので食べた方がいいそうです。で、ラバネはこのホエーの部分を布やペーパーなどのフィルターでこし取ってろ過したものだそうです。 ご覧のようにラバネはとてもこってりしています。 スプーンを逆さにしても・・・落ちません。 ラバネの味ですが、「ヨーグルト・チーズ」という名前がぴったり。クリームチーズを食べているような感覚です。ほんのり甘みもある感じ。このラバンとラバネ、どちらも非常に一般的に食べられています。以前にマハシーという名の中東料理をご紹介しました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200903220000/)。ズッキーニにご飯を詰め込んでトマトベースで煮込んだ中東の代表的な料理ですが、こうしたものにラバネやラバンを添えて食べます。乳製品、実は私はかなり苦手な方ですが、マハシーとヨーグルトの組み合わせはとても美味しいと感じます!中東に来られることがあれば、ラバンとラバネ、ぜひ食べ比べてみてくださいね。皆様はどちらがお好きでしょうか? ちなみにラバンという言葉のもともとの意味は「白い」。聖書の創世記に「ラバン」というシリア人の男性が出てきますが、色が白かったんでしょうね~。 イスラエル・エジプトへのご旅行は http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx まで。
2009.08.03
アラブ世界に来られたら、必ずと言っていいほど味わわれるのが「フンムス」かもしれません。前にもご紹介済みですが(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810050002/)、これはゆでたひよこ豆に、にんにくやオリーブオイル、レモンなどをたっぷり加えてペースト状にしたもの。ホテルのビュッフェスタイルの朝食にも並べられていると思います。 お店で注文するとこんな風に出てきます。 で、このフンムスがとても美味しい。アラブはみんな大好きですし、日本人の口にも合います。でも作るとなると…相当の手間。そこで役立つ助っ人が缶詰のフンムスです。缶詰でもたくさん売られています。いろんなブランドがありますが、どのお店でも必ず置いています。缶詰だけではなく紙のパックのもあります。 初めてヨルダンに来た時にお土産にして持って帰ったのですが、いまいち味がよくありません。お店で食べたときには感動したのに…と悲しく思ったものです。ところがコツがあったんです! 美味しく食べるコツをアラブの友達に教えてもらいました。この缶詰だけでは、やはり美味しくないのです。そこで準備していただきたいのがオリーブ油、にんにく、レモン。缶詰をお皿にあけてから、すりつぶしたニンニク、オリーブ油、レモンを混ぜ込みます。よくかきまぜたら、あとはパンに乗せるだけ。驚くほど美味しくなります。そうそう、この味! と思わず嬉しくなります :)ちなみにアラブ世界では、どの家庭でも上のような小さな鉢(はち)を常備しています。ゴマ用のすり鉢に似ていますが、同じではありません。これはニンニクをつぶすためのものなんです。皮をむいたニンニクを入れて、ぐりぐりっとつぶすとあっという間にニンニクがペースト状になります。これは便利。こうしてペースト状にしたニンニクをホンムスの缶詰に混ぜ込むわけです。紙パックのフンムスはとても小ぶりです。お値段も 300 フィルスと手頃なり。試しに一つ、お土産にされるのはいかがでしょうか? 連休をヨルダンで過ごされませんか? http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx まで。
2009.07.27
夏といえばスイカ。ヨルダンでもスイカがたくさん出回っています。ヨルダンで一般的なスイカは、まん丸ではなく、だ円形のもの。アメフトのボールを大きくしたような形のスイカばかりです。でも味は日本のものと同じ。というか・・・日本のスイカより美味しいかもしれません。と~っても甘いです。先日、フィリピン人の友達の家に遊びに行きました。この友達は、1週間全く休みなしで7日間ぶっ通しで働いています。フィリピンには3人の息子がおり、彼らの教育費を稼ぐためにヨルダンに働きに来ました。20代で夫を亡くしてから、ずっと一人で子供たちを養ってきた立派なお母さんです。ヨルダンでの仕事は、メイド。7日間、毎日朝晩違うマダムのもとで働きます。彼女は自分の仕事にプロ意識を持ち、まじめで働きものなので引く手あまた。週に1回、半日でもいいからぜひ来て! というラブコール(?)に応えて、7日間朝と晩とそれぞれ違うマダムのもとへ。マダムが気に入らないと、彼女がさっさと首を切って(?)しまいます。彼女に来てほしい人達は沢山いるので、合わないマダムのもとで働くつもりはありません。この彼女、とってもチャーミングで笑顔がとても素敵。それからとても美人なので、それも引く手あまたである理由。アラブは、女性たちも同性にさえ「美しさ」を求めるのです。ま、それはさておき、この彼女はアラブの家庭で働いているので、いろいろなアラブの習慣をよく知っていて、面白おかしく話してくれます。私もこうしたフィリピン人の友達から、アラブ世界のあれこれについて色々教わっています。 スイカとチーズ。右側の赤いのがスイカです。そんな彼女が私に食べさせてくれたのはスイカとチーズ。アラブの家庭では朝、スイカとチーズを食べるのだとか。ま、すべての家庭ではないと思いますけれど。塩っ辛くてかなりきついニオイのするチーズと、甘くてジューシーなスイカの組み合わせ。実は私はチーズがもともと苦手ですので、この組み合わせ、「美味しい!」とまではいきませんが、好きな人にはヤミツキになる味のようです。まぁ確かに・・・こってりしたチーズの味がスイカのさわやかな味とマッチして、”珍味・美味”と言えばそうなのかもしれません。ところで、スリランカ人やフィリピン人のメイドさん達から聞くアラブ世界のあれこれ、かなり強烈です。隠された真実? またおいおいアップしていきたいと思っています。ヨルダンの日本語ガイドもお手配いたします。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2009.06.20
先日、友達がクッベを作ってくれました。クッベとは、アラビア語で“ボール”を意味し、この料理はその名の通り、アラブ風「肉団子」のことです。材料には、羊のひき肉、バルガー小麦、玉ねぎ、マッシュルーム、それから様々な香辛料が使われます。バルガー小麦は、アラブ料理によく使われます。これは挽き割り小麦のことで、蒸した麦を乾燥させてから挽いたものです。このクッベ、肉団子状に丸くする方法やパイのような形にする方法など、色々なバリエーションがあるようです。ヨルダンで一般的なのは肉団子状に形を整えて、油で揚げる方法。 友達が作ってくれたのは、羊のひき肉ではなく、チキンを使ったクッベ。癖がなく、とてもあっさりしていて美味しかったです。昨日はこのクッベと一緒にすし太郎で作ったお寿司を食べました。和洋折衷…ではなくアラブと和食の組合せ。でもなかなか合うんですよね。レバノンでは、クッベを生で食べるそうです。つまり、生の羊ひき肉をバルガー小麦に混ぜ込んで、そのまま食べるそうな・・・これはちょっと恐ろしくて食べれそうにもありません。皆様も中東に来られることがあれば、このクッベ、試してみてくださいね^^ヨルダンを含めた中東観光のことなら http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx まで。
2009.06.03
今日はとても珍しいものをご馳走になりました。「砂漠のトリュフ」とも呼ばれる、砂漠で生育する野生のマッシュルームです。これはアラビア語では“カマア”と呼ばれています。砂漠で稲妻が走ったあとに収穫できるのだそう。そしてこのトリュフは砂漠の砂の中に埋まっているそうです。 普通のマッシュルームより固めで、何となくコリコリとした歯ごたえがあります。どうやって食べるかというと、まずすっごく丁寧に洗うそうです。砂に埋まっているので、とにかく洗って洗って洗って砂を取り除かねばなりません。それから、ガーリックと塩で味付けしたオリーブ油の中に入れて混ぜるだけで出来上がり。 むちゃくちゃ美味しいです。一見何の変哲もない料理に見えますが、この砂漠のトリュフ、とにかく「美味しい!」のひとことです。食べはじめたら止まらない・・・! 幸せ~。こんなものの存在を今日初めて知りました。ちょっと得した気分。不毛に見える砂漠にも、神様からの贈り物がちゃんとあるんですね 。(注:カマアの写真2枚は Tom Volkさんのホームページからの転載です。)
2009.03.31
友達がラムのグリルに初挑戦。私が親しくしてもらっている日本人の友達です。この友達は料理が大好き。特にフランス料理。お菓子も簡単に焼いてしまいます。隣に住んでいる私は、いつも恩恵を受けています。感謝、感謝・・・・。 ニンニクたっぷりの香ばしいお肉料理に仕上がりました。上にはローズマリーがたっぷりかかっています。ラム肉は臭いとよく言われますが、このグリルは臭みもなく、美味しくいただきました。この友達が凝っているのがハーブティー。ここヨルダンでは、日本の約10分の1の値段でハーブ類が手に入るのだそう。ローズやタイムなどを好みで混ぜ合わせたリッチなハーブティーです。 たくさん購入して保存してあります。確かに日本では、こんなローズたっぷりのティーはなかなか楽しめませんよね。ヨルダンではローズウォーターにせよ、乾燥させたローズにせよ、"ローズプロダクト" がかなり安価で楽しめます。ローズ好きの人には嬉しくてたまりませんね。お風呂には入れるんだったら、こんなローズをたっぷり入れて入るのも素敵かも。これはヨルダンでは叶わぬ夢・・・・
2009.03.28
モロヘイヤは、アラブ世界でとても好んで食べられる食材の一つです。夏の時期に大量に仕入れ、洗って乾燥させてから冷凍しておきます。こうすると、冬の時期にもモロヘイヤを使った料理が楽しめます。今日はお昼ごはんの招待を受けました。料理してくれたのは、シリア人の友達のお父さん。 4時間かけた力作 手間と愛情をたっぷりかけた一品です。なぜ4時間もかかるかというと、まずチキンだけをかるく料理します。それからモロヘイヤを2時間コトコトと煮ます。その後、スパイスや別に炒めておいたにんにくを入れて、また煮ます。モロヘイヤを丁寧に洗う時間などを入れると、4時間以上かかるそうです。でも味は格別。それに栄養たっぷりです。今回はモロヘイヤを2キロ使ったのだとか! チキンには骨までしっかり味がしみ込んでいます。ご飯をたっぷりお皿に入れ、その後モロヘイヤとチキンをご飯の上にかけます。ちょうどカレーみたいな感じですが、モロヘイヤのスープはもっとサラサラしています。レモンをかけるとさらに味が引き立ちます。山盛り2杯をいただいてもなお、「食べろ食べろ」と勧められます。う~~ん。もう入りません! でも美味しかったです。アラブの男性の中には料理が大好き、さらにとても上手な人がたくさんいます。基本的に食べることが好きな国民ですからね~。私も日本料理の腕をもうちょっと磨かなくては・・・・
2009.03.27
以前に中東の代表的サラダ "タブレ"をご紹介しました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810130000/)。健康的かつすごく美味しいので、作り方を教えてもらってからは自分でも何度も作るようになりました。作り方は簡単なのですが、難点は手間がすごくかかること。特にパセリのみじん切り。使うパセリの量が半端じゃないので、みじん切りも忍耐強く時間をかけてしなければなりません。でも、パセリをこんなにたくさん食べれる料理なんてそうそうないし、パセリとトマトとレモンの相性は抜群です。口の中にじわっと広がるレモン風味は最高! 差し入れのタブレ。先日、同じアパートの同じ階に住んでいるパレスチナ人の奥さんがタブレを差し入れしてくれました。人からいただいたのを食べるほうが自分で作るより美味しいですよね(笑)? この家庭のタブレにはブルガと呼ばれる小麦粒がけっこう多めに入っていました。なので、食べごたえも十分。サラダなのに、けっこうお腹がいっぱいになります。このパレスチナ人の奥さんには、子供が4人います。女の子が2人、男の子が2人。一番上の女の子はユスラという名前で17歳。お母さんは頭にかぶり物をしていませんが、この長女はなぜかしっかりかぶり物をしています。この娘(コ)、なぜか私のことを気に入っているらしく、お母さんからもたびたび「ユスラはあなたが大好きなのよ」、またユスラの妹からは「お姉ちゃんが一緒にコーヒーを飲みたいって言っている」などと言われます。が、なぜなのかよく分かりません・・・・。あまり接点もないのですが。多分日本のアニメの影響で、日本や日本人に対してほのかな憧れを抱いているのでしょう。アニメなどを通して日本文化はいろんな国で紹介され、受け入れられています。ただ、実際の日本がもっともっとグローバル化の波に乗って″国開き″をしなければ。今更こんなことを言っていても、もう遅いくらいなんですけれどね。特に若い人たち。視野を広く持ち、本当の意味で世界に通用する日本を作り上げていかねば・・・などと、サラダのタブレから「私の日本観」へと話が飛躍。
2009.03.22
今日は(今日も?)シリア人の友達の家でお食事をよばれました。今日のお料理はズッキーニの「マハシー」。シリア料理です。どんな料理か簡単にご説明すると、ズッキーニの中身をくり抜いたものの中に、ご飯とお肉を混ぜたものを詰め込んでトマトソースで煮た料理。見た感じは下の写真のようになります。 ご飯とお肉がたっぷり詰め込んであります。さて、もう少し詳しく説明すると、ズッキーニの中に詰め込んであるものは、刻んだミント、にんにく、ミンチにしたお肉、ご飯です。お肉はビーフでもいいし、ラムでもいいし、混合でも大丈夫です。お肉屋さんでは、「マハシー用」と注文すると、肉に加えて脂肪も入れ込んでミンチにしてくれるそうです。マハシーという名前には、いったいどういう意味があるのでしょう? 聞いてみると、これは「fill (詰める)」という意味のアラビア語動詞”ハシャー”から派生しているのだそう。つまり、“マハシー”とは”詰め込んだもの”という意味なのです。マハシーは美味しいのであっという間になくなってしまいます。でも料理にかかる手間は相当なもの。シリア人の友達は昨日4時間かけてマハシーを作ったのですが、翌日にはすっかり無くなってしまいました。私も最後の3本を分けていただきました^^このマハシー、本当においしいです。ズッキーニだけではなく、ナスやトマト、ポテトやピーマンなど、中身をくり抜けるものであれば何でもマハシーに出来ちゃいます。日本人の口にはぴったり合う味付けだと思います。これは私にとって、ぜひマスターしたいアラブ料理の代表格です。今度はぜひ友達が料理するときに助手として同席する予定です! 日本に帰ったときは絶対に作りますから、日本のお友達の皆様は乞うご期待くださいね~(笑)
2009.03.22
ニース風サラダは、実はアラブ料理ではなくフランス料理です。でもここヨルダンではフランス人が比較的多く (? 私の周りだけ…?)、フランス料理を味わう機会もけっこうあります。なので、勝手に「おいしい! アラブ料理」のカテゴリに強引に入れてしまいました。さてこのニース風サラダは南フランスの有名なサラダ。トマト、黒オリーブ、アンチョビなどに加えてさまざまな野菜を入れ込み、ビネガーのきいたドレッシングで仕上げるとっても健康的でおいしいサラダです。私の友達はこれにご飯を混ぜ込んでいました。なので、お腹もいっぱいになります。手軽にできるし、見た目もきれいです。と~っても美味しかったです。 さっぱり風味。量を食べてももたれません。さて下の写真は、スリランカ人の友達が作ってくれた“スリランカ風チャーハン”。これもなかなかおいしいです。こちらもたくさん野菜が入っているのが特徴。人参やインゲン、キャベツまで入っています。スパイスは控えめですが、スリランカから持ち込んだ月桂樹にも似た葉っぱがたくさん入っていて、ちょっぴり異国風の味付け。 チキンも付けてくれました。スリランカの料理は基本的にスパイスが効いているので、ヨーロッパ圏の友達はどちらかといえば苦手だといいます。でも日本人の口には合う味付けだと思います。スリランカの友達も、私がたまーに作る日本料理もどきが好きみたいです。国は違えど、やはり同じアジアだからでしょうかね~。こうしてあちこちで多国籍料理が食べれるので、もともと料理嫌いの私はどんどん料理から遠ざかっています・・・。自分一人だと簡単なサラダだけ作って済ませてしまいます。どうしても外食や食事招待などのときにはお肉の食べ過ぎになってしまうのです。今日もお腹がすいたら、友達の家にフラッと出かけようかしら(笑)
2009.03.14
今日はレバノン人の友達とお出かけしました。最近車の免許を取った彼女の運転で、近所をぐるりと回ります。お昼は彼女の手作り「ファスーリエ」をご馳走になりました。ファスーリエについては以前のブログで紹介済み(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810270003/)。前回はシリア風ファスーリエでしたが、今回はレバノン風ファスーリエです。といってもあまり大差なし。使うお肉が違う程度です。 おとなしい味付け。 トマトベースでお肉を煮込みます。お豆をたっぷり使った健康的な料理です。彼女はお肉にラムを使っていましたが、どんなお肉でも大丈夫だそうです。玉ねぎをたっぷり炒めた後、豆(ファスーリエ)をトマトでコトコト煮込みます。味付けはおとなしく、サラサラっと食べれてしまいます。美味しいですよ。彼女が使っている豆は、レバノンの実家のガーデンから収穫したものだそう。取れたてで、とても新鮮です。アラブの家庭料理の味付けは、おとなしめで健康的です。健康的なわりに、アラブでは男性女性を問わず(とはいえ、やはり男性の方が多いですが)“メタボ“がたくさん存在しています・・・・。美味しいあまり、つい食べ過ぎてしまうのでしょうかね~。
2009.03.12
アラブ世界にはおいしいスイーツがたくさんあります。ヨルダン・シリアなどにご旅行のときは、ぜひとも「カナーフェ」を味わってみてください。どのスイーツ屋さんにも売ってあります。が、もちろん"おいしい"と評判の店のカナーフェは病み付きになります。今日はお店の紹介ではなく、カナーフェそのもののご紹介。きっとご存じない方も多いと思いますので。 グラムまたはキロ単位で購入カナーフェは、バーミセリに似た細い細いパスタを使用したペストリー生地と、たくさんのチーズでできています。これを読まれると、パスタとチーズ? スイーツなのに? と混乱されるかもしれません。でもカナーフェはとっても甘いお菓子です。私も実際に作ったことはないので、正確な情報をお伝えできないのですが、カナーフェは、バターをたっぷり引いたフライパンにペストリー生地を敷き、チーズをた~っぷり散らし、またペストリー生地を乗せたものです。出来上がりに甘い甘いシロップをたっぷりかけます。アツアツで食べます。このシロップとチーズのトロッとした食感が何ともいえぬ美味しさです。 ↑ 出来上がったカナーフェ。シロップが生地とチーズに染み込んでいます。 ↑ こちらはレバノンのカナーフェ。このカナーフェ、説明が難しいのですが、とにかくヨルダンにいらしたらぜひご賞味くださいね(笑)。絶対おいしいといわれるに違いありません! ただし、ヨルダンのカナーフェはそれはそれは甘いので、覚悟して。ちなみにレバノンのカナーフェは、ヨルダンのとはかなり異なります。普通のパンにカナーフェがはさんであり、シロップ漬けされていません。シロップは好みでかけながら食べます。レバノンでは朝食にカナーフェを食べるのが一般的なんです。国が変われば食べ方もそれぞれ。でもカナーフェはオススメです。アツアツのチーズとシロップのハーモニーをお楽しみくださいませ。
2009.01.19
とっても健康的でおいしいシリア料理「フリーケ」のご紹介です。フリーケは、日本人のお口にぴったり合う味付け。ぱっと見た感じ、チャーハンの上にチキンを乗せているような感じですが、実はお米ではなく麦を使っています。このフリーケ、美味しいのでどんどん食べれてしまいます。 作り方ですが、麦を30分ほどお湯につけてから、シナモンスティックやガーリックと一緒にコトコトと煮ます。40分ほど煮て、麦が柔らかくなったらざるにあげます。オニオンやガーリック、にんじんなどの野菜をフライパンで炒め、ゆで上がった麦を混ぜるだけ。あとは別に味付けしておいたチキンを上に散らします。 青麦をおなべでコトコト煮ています。シリアの家庭料理といった感じで、とても素朴な味わいです。レストランなどではあまりお見かけしませんが、シリア人の家庭ではお客様があるときなどにたくさん作る、おもてなし料理です。もしアラブの国でフリーケに出会われたら、その素朴な家庭の味を楽しんでくださいね
2009.01.18
アンマンの街角ではパン屋さんをよくみかけられると思います。パンはヨルダン人の毎日の食事に欠かせないものです。こちらのベーカリーは、大抵どこも同じような品揃え。地域によって多少の値段差がある程度です。観光にいらした方も、一度はベーカリーをのぞいてみてくださいね。たくさんの種類のパンがありますが、日本と比べると全体的に値段が安いです。 三角形のがサバーネフ。渦巻きはザータル。 おススメのパンは、写真にあるような小ぶりのパンたち。私の職場の真ん前がベーカリーなので、ランチとして購入します。これらのパンは、アラブの家庭によっては自分たちで焼くこともあります。軽食としてよく食べられています。形によって、中の具が違います。私が一番好きなのは、三角形の形の「サバーネフ」。スピナッチ(ほうれん草)が中に入っています。少し酸味がきいているのは、スマックというアラブの香辛料が入っているから。ちょっと癖のある味かもしれませんが、試してくださいね。他にも、チーズやポテトが入っているのもありますし、お肉が上に乗っているのやザータルという香辛料がたっぷりかかっているものがあります。1個ずつ買って、味を試してみるのもいいですよね。ベーカリーで温めてくれるので、アツアツを食べることができます。職場の近くのベーカリーでは、1個250フィルスか300フィルスで買うことができます。このスウェフィーエ地区は物価が比較的高めなので、他の場所ではもっと安くで売られているかもしれません。ベーカリーは市民が出入りする非常に庶民的な場所。観光の途中で、ぜひ地元のベーカリーに立ち寄ってみてくださいね。
2008.12.27
ヨルダンは野菜が豊富です。しかも美味しい。きゅうりでもにんじんでもピーマンでも、素材がおいしいので、生でボリボリ食べても平気です。もちろん消毒はきちんとね。アラブ人はよく生で野菜をかじります。食事に招待されると、1センチくらいの太さで縦に長く切られたきゅうりやにんじんがお皿にどんと置いてあります。ボリボリ生で食べるのです。レモンをかけて食べてもいいです。箸休めみたいな感じで、チキンやラム料理の合間にこうした野菜を食べると、すごく美味しいです。私はヨルダンに来て、にんじんの美味しさを再発見しました。日本のにんじんって、形はきれいだけど何となく味がないような気がします・・・。こちらではしょっちゅうにんじんを食べています。このにんじんサラダも、お気に入り。 にんじんを粗くすり下ろし、オリーブ油とレモンで味付け。これはアラブ料理というより、フランス人の友達がよくやっている料理です。基本は、粗くすり下ろしたにんじんに、オリーブ油とレモン、塩・胡椒で味付けするだけ。私はこれに、パセリ、ミント、生アーモンドのみじん切り、それからスマックと呼ばれるアラブ料理専用の香辛料を入れ込みます。このスマックは、「ゆかり」にアラブのスパイスを入れたような味。酸味があります。うるしの実を砕いてパウダーにしたものだそうです。美味しいですよ。どんなサラダにも合うと思います。ぜひマーケットで見つけてくださいね。さてこのにんじんサラダ、美味しいので食べ始めたら止まりません。野菜がたっぷり食べれるヨルダン。私のお気に入りです。
2008.12.20
ダウンタウンには、伝統的なアラブ料理を扱った店がたくさんあります。仕事の後、友達の招待で「ジャブリ」という店にお食事に行ってきました。今日は羊がほふられた日だと先に書きましたが、今日のマンサフには本当に新鮮な新鮮な羊のお肉が使われていて、すっごく柔らかかったです。マンサフはベドウィン料理で、炊いたご飯と煮込んだラム肉の上に、ラバンと呼ばれる塩辛い“飲むヨーグルト”をかけて食べる料理です。ヨルダンの伝統的な料理です。 ただでさえ乳製品が苦手な私は、このマンサフには苦しめられた思い出があります。下見でヨルダンに来た2年前、お食事に招待されてよばれたのがこのマンサフ。はっきり言って吐きそうでした。お肉のにおいもきついし、ヨーグルトのにおいも味もきつくて、もう二度と食べまいと決意したのでした。ところが今日食べたマンサフは、思ったより食べやすく、「美味しい!」とまではいかなくてもまだ食べられる感じ・・・。これってこのレストランの味付けがいいのか、私の舌がアラブ料理に慣れてきたせいなのか、よく分かりません。 ↑ こんな風にラバンをかけながら食べます。観光で来られたみなさまは、一度は試してくださいね。ヨルダンと言えばマンサフ、マンサフと言えばヨルダンです^^
2008.12.08
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