今が生死

今が生死

2021.03.26
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カテゴリ: テレビ番組


今日の「澪つくし」では死の床にある坂東久兵衛の娘律子が看病してくれている妾腹のかおるに対して「あなたは少しも変わらないわね」という台詞があった。
そう言われてみるとドラマとはいえ様々な逆境や女中のハマなどからのいじめに対して悲しむことはあっても捻じ曲がることはなく誠実一筋に生きてきた。
ドラマでなく実際の人間ではどうだろうか?虐められたり、差別されたり、父親に勘当されたり、夫に死なれたり、最初に妊娠した子を流産したりしたら天を恨み、自分の不幸を嘆き、自分を不幸にした人を恨み人間が変ることが多い。立場が変って落ちぶれた坂東家の正統のお嬢さん律子に対しては哀れみの感情を抱くかもしれない。
もちろん実人間でもかおるの様に心がぶれず誰に対しても常に誠意を尽くして生きている人もいるかもしれないが、一般的には不親切にされたら「なにお!」と思い、自分が高い立場になったら昔威張っていた人をさげすんで哀れむようになることが多い。かおるにはそれが一切なく変わらぬ気持ちで人に接し困難に挑戦してきた。
「事実は小説よりも奇なり」と言われるように現実には小説以上に凄い人がいたり凄いことが行われることもあるが、人の生き方は小説化されなければよく見えないことが多いので小説を見習ったりしながら私たちは生きているのかもしれない。
かおるの生き方を見習って自分の生き方や日々の生活を見直さなくてはと思った。





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Last updated  2021.03.26 14:01:36
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