[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2021.02.21
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カテゴリ: 宝塚
もっと時間が掛かると思っていたが、土曜日が暇だったので、予想以上に早く書き終わった。

今公演は、実際に舞台を観劇すると「何故、その組み合せで役替わりをさせるのか?」という劇団の意図がハッキリと分かる。
これからの星組を背負って立つ95期~100期までの男役スター達に課題を与え、ここでしっかり成長させたいのだろう。
(それは、公演プログラムのスチール写真を見ても明らかだ)



ベンヴォーリオ役の瀬央ゆりあ(95期)は、ロミオの親友役という事で、礼真琴とさすがのコンビネーションを見せた。
また、血の気の多いマーキューシオに比べると、あまり諍いを好まないタイプのように映り、その辺りも瀬央の持ち味に合っているように思う。
これまで着実に歌唱力を付けて来た彼女だが、本作は更に歌の難易度が上がっているようで、僕が観劇した時には、まだ完璧には歌を自分のものにしていないように感じられた。
愛月ひかるとのティボルトの役替わりも含め、新たなチャレンジとなるだろう。

失敗を恐れず突き進め、せおっち!!
☆*:.。. o(≧∇≦)o .。.:*☆



一方、こちらも愛月と役替わりで死を演じる98期の伊之助、もとい(笑)ぴーすけこと天華えまも、熱演を見せている。
新公時代は生きる塊のような溌剌さが持ち味だった彼女だが、最近は随分と大人っぽさが増し、男役の色気も身に付いて来た。
今公演ではそれを最大限に活かし、ロミオの影のように怪しく死を演じている。
ロミオだけでなく、物語全体を支配し動かすほどの空気感を醸し出せるようになれば、役者として更にスケールアップできるだろう。
難しい課題だとは思うが、愛月との役替わりが刺激となり、公演中にまだまだ変化・深化して行く予感があるので頑張って欲しい。

マーキューシオ役に関しては、何の心配もしていない。
思い切り暴れてやれ、ぴーすけ!!
☆*:.。. o(≧∇≦)o .。.:*☆



一方、A日程でマーキューシオを演じる極美慎(100期)は、芝居でも歌でもまだまだ殻を破ろうと奮闘中、という印象を受けた。
ティボルトの粗暴さがジュリエットへの満たされぬ愛を起点にしているのに対し、マーキューシオのそれは生まれつきの気性なので、2人を対比させるために、もっと豪快に押し出しを強く演じた方が良い。
せっかく175cmという高身長に恵まれながら、今の芝居では大きく見えない。
これまでの好青年的なイメージをぶち壊すのが、今公演での極美の課題だ。

どんどん自分をさらけ出せ!!
☆*:.。. o(≧∇≦)o .。.:*☆



パリス伯爵役の綺城ひか理(97期)は、この役柄に関しては何の不満も不安も無し。
いかにも金持ちな貴族といった役作りで、借金苦で余裕が無いキャピュレット卿(天寿光希)と上手く対比させていた。
彼女にとってのチャレンジは、B日程で役替わりするベンヴォーリオ役だろう。
どんな役作りをして来るか、ロミオ役の礼真琴とどんな掛け合いを見せるか、興味は尽きない。

脇役ながら、ヴェローナ大公役の輝咲玲央(92期)も威厳ある芝居で、物語に深みを与えている。
99期の遥斗勇帆にとっては、存在感を示す絶好の機会となるだろう。
愛を演じる希沙薫(100期)と碧海さりお(101期)も、礼真琴の出世役なだけに、どんどん自分をアピールして欲しい。

皆んな、頑張れ!!
☆*:.。. o(≧∇≦)o .。.:*☆

ありがとう!!




と、余裕綽々で感想を書いていたら、B日程の抽選方式に全部外れた…。

ミギャ――ッ!? Σ( ̄□ ̄;)

今日の先着順方式で買えたから良かったものの、肝を冷やした。
もしかして、誉め過ぎてチケットの倍率を自分で上げてしまったか…(笑)。
次回の観劇は、ちょうど1ヶ月後の3月23日(火)だ。

今月中に他のキャストの感想を纏めてしまいたい。





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Last updated  2021.02.22 20:31:23


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