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エチオピア・イルガチェフェ ナチュラル(AlbertCoffeeRosters)オーギョーチゼリー(カルディ?)またアルバートのイルガチェフェナチュラル。今回は珍しくゼリーがお供ということで、いつもよりちょっとばかしライトに攻めることに。抽出時間を短縮するので、その分、湯温はやや高めに。挽目はいつもと同じ粗挽き。抽出時間3分50秒。自分としてはかなり早めのドリップ。エチオピア イルガチェフェ ナチュラル精製(AlbertCoffeeRosters)オーギョーチゼリー(たぶんカルディ)コーヒーに関してはほぼ見るところのないカルディだが、よく分からん輸入食品に関してはなかなかおもしろいものがある。オーギョーチが何なのか知らんかったので軽く調べてみたが、台湾産の植物で、種を乾燥させてから水につけて刺激を与えるとゼリー状になるらしい。あれ、植物だからゼリーじゃなくて寒天じゃないのか・・・?愛玉と書いてオーギョーチと読むのかな?シロップとゼリー両方が入ってる。いただきます。見た目が黄色いのでなんかレモンゼリーぽい予感がするんだが、味はまさにレモンゼリーという感じ。爽やかな酸味、とろとろ柔らかな割には弾力もあり、シロップと合わせてとにかくさらさらと口に入っていく感じは、ストレスフリー。そしてけっこう甘ったるいな。酸味がなかったらちょいきついくらい。というわけで、甘いものにはコーヒーが合う。有り難い。今日のイルガチェフェはこのさらっとしたデザートに合わせて、いつもと比べるとかなり早出し。よりすっきりとしていて華やかさと酸味が立ってるかな。もっと油脂の多い甘味ならばフルボディにして苦みもコクもしっかりと出したいところだが、今回はこれで正解だったかな。
2024.06.07
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cafeterada(カフェ テラダ)営業時間 11:00-22:00定休日 毎週月曜岐阜県岐阜市美殿町46https://www.instagram.com/cafeterada/訪問4回目本日のコーヒー(コロンビア京都農園)カヌレ(ピスタチオ)寺田君とこに納品ついでに。ふと思い立って開屋さんの前でガス灯を見上げる。実は美殿町のガス灯には歴史があるんだな。で。カフェテラダなんだが・・・実はこの日はピアノ演奏が予定されていて実際に実施されたんだが、どう足掻いても退勤できず、結局着いたのは21時過ぎ・・・ジーザス。リサイタルも完全に終わりもうお通夜状態かな・・・と思いきや、覗いてみるとまだけっこうな人だかりが。さすがは夜のカフェやな。覗き込んでみると、この前出会ったバイクのお兄さんが。どうもどうも。っつーかピアノ弾いてたの、この人らしい。まじか。多才で多彩やな。まわりの皆さんは余韻を楽しんでいらっしゃるようで楽しげ。とりあえずオーダーしよか・・・この前もいただいたコロンビアの京都農園を。比較的ちょいちょいと訪れているので、絶妙に良いスパンで経時変化が楽しめてる。そして今日は初のカヌレに挑戦。ピスタチオに弱いんよね。ピスタチオ。つーかカヌレってコンビニとかに置いてある偽物しか食ったことないので全然想像つかんのだが。コロンビア京都農園今回のコロンビアは、この2回ほどと比べると最高にフルボディな仕上がりで、苦みもしっかり気味。ただ、ツンとした感じでもなく落ち着いて入る感じで、厚みを感じる。冷めるに従って微妙な酸も出てきてややジューシーに。ここにカヌレをあわせてみたんだが、カヌレってこんなに硬いのね( ゚д゚)油断してると前歯もってかれそうな感もある、こりゃいいな。クリーム状になったピスタチオは油脂感とあの独特の後味がサイコーにクセになるね。コーヒーのお供にもってこいやな。しかし、カヌレってのは外は死ぬほどカリカリで、中はしっとりもっちり。何とも言えぬ食感だが、これは偶然か必然か、まさに「カ・ヌレ」って感じの食感。ドライでソリッドな表面と、しっとり水分で濡れた中身。これ語源ってどうなってんのか知らんけど、食感をそのまま音に表したと言われたら妙なぐらい納得感あるぞ。さて、こんなキモいことを考えつつ黙々と食べていたのかというとそうでもなく、周りには相変わらずピアノ・リサイタルのお客さんたちがまだまだ宴の最中。どうやら、寺田君の高校時代の同級生や先輩たちがたくさん来ているらしく(演劇部仲間なんだそうで)、演劇ついでに演劇ニッケルの話なんかを尋ねてみたら流石によく知ってて盛り上がったり、あとは本巣の方の杉原酒造さんの職人の方がいらっしゃって話を聞けたり。ちなみにこの職人さん、三間さんとおっしゃったが、なんと読み方が「ザンマ」という。響きからして完全に「斬魔」なんだが( ゚д゚)かっこよすぎか( ゚д゚)しっかり名刺交換をして再開を誓う。酒は全然飲めんが、杉原酒造さんの話はめちゃくちゃ興味深かった件。
2024.06.03
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家珈琲備忘録東ティモール レブドゥレテン(パンダコーヒー)香月堂 フルーツパウンド一昔前はケニア的な明るく質量感のある酸ながら、どこか淡白でもうひとつ面白くなかったこのレブドゥレテンだが、昨年のニュークロップからずいぶん化けたなぁという印象のこの豆。今日はちょいと温度高めで入れてみたい。東ティモール レブドゥレテン(パンダ)・香月堂フルーツパウンド今回は香月堂のフルーツパウンドを肴に。さて、厚みがありなおかつソリッドの酸は、今日はどこかグレープフルーツ的な果実味に富んでいてなかなか好印象。決してタンザニアやケニアのような厚みと旨味はないんだが、より鋭角的な味というか、不思議と魅力がある。ちょっと前は尖ってただけ・・・と言うと語弊があるんだが、もう1つ膨らみというか深みの無い味だなという印象だったんだが、これはこれで全く別の美味しさという風に思えるようになってきた。これは小生の味覚が変わってきている(これはこれで良いこと)のもあるんだろうが、明らかにレブドゥレテンが進化してる。また、今回は抽出温度高め(特に冷ます工程を入れていない)ということもあって、やはり香りの立ち方が良いし、ブラジルのような・・・とまでは言えないが、かなり香ばしい。フルーツパウンドのような濃ゆい甘味と合わせる時は、やっぱりこれぐらいの香ばしさが欲しい。コーヒー自体は冷めたほうが美味いと思うんだが、冷めるとどうしても果実感と酸味の方が立ってきて、なんだか重い菓子とのシナジーがもう一つ。油脂と糖の利いた甘くて重い菓子なら基本的に深煎り系の方が甘さを増幅してくれるので相性が良いんだが、抽出温度が高ければ(単純に熱々であれば)それに近い感じにもなる。というわけで、フルーツパウンドはそれほど時間もかけず序盤に消化。コーヒーの香りと甘みを感じられるうちに合わせて。後半はひたすらジューシーに。コーヒーは冷めるにつれて果実味や発酵感が顕在化しがちなんだが、良い意味でそういった雑味がほとんど出ず、最後までひたすらクリーンなのがこの東ティモールのコーヒーの醍醐味か。イルガチェフェのナチュラルやコスタリカのパルプトナチュラルが好きな人にとってはおそらく今ひとつ物足りない感じになるんだろうが、ああいったナチュラルらしさを雑味と感じる人にとっては、このレブドゥレテンは非常に優秀でドンピシャなコーヒーなんじゃないだろうか。結論、美味い。これだけで良かったな・・・口数は多ければ良いってもんじゃないのに。
2024.06.02
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cafeterada(カフェ テラダ)営業時間 11:00-22:00定休日 毎週月曜岐阜県岐阜市美殿町46https://www.instagram.com/cafeterada/訪問3回目本日のコーヒー(コロンビア京都農園)鉄板ナポリタン納品ついでにまたカフェテラダへ。我ながらこんなにカフェ系の店に通うなんて信じられないんだが、ずいぶん気に入ってしまったし、こちらも贔屓にしていただけているので有り難い限りで。コロンビア(京都農園)この前に引き続きコロンビア。焙煎から少しずつ時間が経っていて、前に比べるとだいぶ落ち着いてきた頃合い。基本的に焙煎したてのコーヒーって香ばしさというよりも焦げ臭さの方が立ってしまい、スペシャルティコーヒーの場合はその果実味、酸味というのも美味く出てこない。だいたい3〜4日は置いて様子を見ながらピークを把握するもんだけども、この前飲んだ時よりもだいぶバランスが良くなってきた気がする(カドが取れたという方が正確か)。ただ、やはりこれは寺田君とこの特徴なのか、バランスとしてはいかにも焙煎したという香ばしさがまず先頭に来ている印象。浅きにしろ深きにしろ、どうやらこれは寺田カラーといって良さそうだ。鉄板ナポリタンこの店のフードメニューの中核たるナポリタン。正直なところナポリタンなんて嫌いとまではいかなくとも、最も興味のないジャンルの料理の一つなんだが、寺田君の作るナポリタンの容赦ないケチャップの量や、採算取れてるのか心配になるほどどっさりと載せられた赤ウインナーなどツッコミどころ満載で、何でかまた頼みたいなと思っちゃうのよね。そして今日の味変用卓上調味料は、タバスコ「スコーピオン」。小生の知る限り、タバスコ公式でぶっちぎりナンバー1の辛さを誇るデスソースだが・・・一滴だけ垂らしてみるか。写真の右下のあたりにある水滴1粒がこのデスソースだが、さてどんなもんかとパクっといってみると、舌に触れた瞬間にチクりと突き刺すような超立ち上がりの早い辛さでギョっとする。さすがにこれはサソリの毒だな。激辛のやつって「後からジワジワ」ってのが多い気がするが、こいつは触れた瞬間にガツンと来る、極めてキレのあるタイプだ。後を引く感じではなく、本当に一瞬で作用して一瞬で引いていく。これは一滴で良いわ。と考えると極めてコスパが良い調味料なんだが、これ消費するのに何年かかるの(笑)
2024.06.01
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家珈琲備忘録エチオピアイルガチェフェ(Albert Coffee Roasters) まろやかプレーンヨーグルト杉養蜂園の菜花蜜今回はAlbertCoffeeRostersのイルガチェフェを。くっそどうでも良いんだが、アルバートの中西さんはイルガチェフェを「イルガ」と略すんだが、中西さん以外でこの略称使ってる人を一度も見たことも聞いたこともないんだよな。まぁ10数年コーヒーのトレサビリティに気を遣って過ごしてれば当然分かるレベルのことなんで何の問題も無いんだが。でも「イルガ」って響き、なんかちょっとオシャレよね。ちなみに、イルガチェフェといえばもはやエチオピアのコーヒー産地の代名詞となっている感があるが、たしかにエチオピア産の豆の中でも象徴的な香味を持っているといえばそうである。日本でも比較的古くから親しまれてきた産地だし、供給量も多いには違いない。ただ、イルガチェフェ村産=高品質という方程式が絶対的に成り立つのかというと決してそんなことはなく、むしろイルガチェフェはG1クラスでも普通に欠点豆の混入が多く、結局購入後にロースターの方でもハンドピックをかけないといけないぐらい品質が安定しない、という話は決して珍しくない(比較的スペシャルティコーヒーに対する熱量の少なめのカフェバッハ系列の店主さんでも愚痴るレベル)。ただ、その不安定さや雑味ですらイルガチェフェのイルガチェフェたる所以であり面白さだと肯定してしまい、それを楽しむことこそが正しいのだとすれば、むしろそれはセールスポイントにもなる。小生が今まで話してきた上での所感としては、アルバートさんは比較的そっち寄りの考え方をお持ちのようだ。淹れる度に香味特性が大きく変わることや、クリーンネスよりも特徴の強さを引き出すことを是とする中西店長の考え方は、小生も割と思うところがあり、勝手ながら共感してしまっている。ただ、何事も限度があって、最低限のクォリティは満たしていて欲しい。それだけかな。むしろ、ロースターさんや豆販売業者さんがどれだけ焙煎豆の品質管理に対して情熱を持っているか、そちらの方が100倍大事かなと。エチオピアイルガチェフェ(アルバート) まろやかプレーンヨーグルト杉養蜂園の菜の花蜜今回の付け合せも杉養蜂園の菜の花蜜。最近これがマストになってきた。今回合わせるのがまろやかプレーンヨーグルトということもあって、よりいっそう蜂蜜の方が立ってしまっている。やっぱりこの頭にカーンと来るような濃密な甘さが菜の花蜜の特徴ね。それでいて全く嫌な感じとかはなく、ほんの一匙で極めて印象的な味に。もしかしたらソースを作る時にも、安物の蜜をダバダバと使うより、こいつをほんの少し入れるだけの方が風味が良いかもしれん。外国産の自称純粋蜂蜜ほどの安価でではないが、シングルの蜜の中では破格の安さでコスパを考えるととんでもないクォリティ。ちょっと真面目に考えようかな。でもなんだかんだ高いんだよな。やっとこさイルガチェフェ。実はこの前も既に飲んでいるので今更だが、同店における昨年のグジ・ナチュラルがもはやフレーバーコーヒーに近い何かというレベルだったのに対して、ずいぶんコーヒー然とした香味になっていて、ある意味で安心感がある。去年のグジはもはやシナモン&ミルクチョコ(HATのまなや君はアップルパイと言ってたな)そのものと言いたくなるほどの甘みと熟成発酵感があったが、あれに比べるとだいぶ大人しい。華やかではありながらキレを損なわない酸は爽やかで、すっきりとした舌触り。かといって軽すぎるという印象はなく、冷めてくるとクリーンながらもタンザニアのようにタイトなトマト系の厚みのある酸も感じる。どこの商社から入れてる生豆から知らんが、今年のニュークロップに関してはグジよりイルガチェフェの方が良かったのだという。なるほど。というわけで、充分に堪能できた。
2024.05.30
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cafeterada(カフェ テラダ)営業時間 11:00-22:00定休日 毎週月曜岐阜県岐阜市美殿町46https://www.instagram.com/cafeterada/訪問2回目本日のコーヒー(コロンビア京都農園)・サバラン前回の訪問から約1週間ほど。カフェ寺田を再訪。今回の目当ては、以前訪問した時に看板の一番上に書いてあって気になっていたサバラン。サバランっていったいなんなん???聞いたことはある気がするものの、やっぱり知らんな。また、今回はまた豆のラインナップが変わっているとかいう情報もあり、コーヒーと合わせてサバランをいただこうということで。コロンビア 京都農園というわけでオーダーしたのはコロンビア。京都農園という名前なので、まさかドメスティックかと思いきや、コロンビアにそういう名前の農園があるだけなんだそうで。由来はたしかに京都なんやろうけど、日本受けを狙った豆というわけでもないらしい。さてコロンビアを。コロンビアといえば一般的には、深煎りにすればブラジルに似た香ばしさと苦み、厚みのある甘みで、ブラジルに比べるとややマイルドなコーヒー。浅めであれば柑橘系の明るい酸が楽しめてなおかつバランスの良いコーヒーであることが多いイメージだが、寺田君ところの焙煎はどんな具合か。ファーストインプレッションはローストアーモンドのようなツンとした香ばしさと苦み。深煎りでも浅入りでも共通してこのツンとした苦みがあるのがこの店の特徴だが、おそらくかなり小ロットでの焙煎なんだろうな。半熱風のロースターを使用しているらしいが、小型焙煎機かつ少量(100g単位らしい)ということなので、浅きにしろ深きにしろこういう特徴が出るのは必然なのかもしれない。というわけで、かすかにコロンビアらしい酸もありながら、全体的な印象としてはかなりブラジルに近い感じがしてしまう。良くも悪くもかな。ただ、この店はコーヒー単品がメインではなく、あくまでいわゆるカフェなので、濃厚なバスクチーズケーキをはじめとした店独自の甘味と合わせること前提であれば、全体的に深煎り気味でも全く問題あるまい。というかむしろ正解だな。で、今回合わせるのはこのサバラン。表看板を見る限りではこの店のイチオシにしか見えないんだが、一度は食べてみたいと思っていたやつ。ちょっと気になるのは「洋酒が効いてます」という一言。「入ってる」ではなく「効いてる」なので、あくまで風味づけ程度ということだろう。じゃなきゃ効いてるなんて言い方はしないよな。しかしサバランってどういう甘味なんだろうか。と、この時は思っていたんだが無事に着丼。思ったより背の高いパンやな。サバランなんかやたらとシロップびったびたなんですが( ゚д゚)こういう菓子なのか。実はサバランって昔流行ったことがあって、いわゆる昭和の純喫茶なんかの方が置いてある可能性の高い菓子なんだそうだが、最近またブームになりそうな兆候があるとかないとか。どっちやねんて。さて、初めて食べるサバラン。店主の寺田君曰く、ブリオッシュ生地のこういう形のパンに生クリームを詰めて、ラム酒をたっぷりつかった甘いソースをダバダバとかけて食べるデザートなのだそうで。ちょっと待て、ラム酒をダバダバ??という説明をね、なんと食べた後になって聞いたわけ。まさかあれね、こんなに洋酒が効いてるとはね。いや、洋酒が利いてるとは書いてあるけど、入ってるとか、アルコール食物とか書いてないっしょ( ゚д゚)いや〜危なかった。空きっ腹だったらたぶん死んでたね。というぐらいラム酒がふんだんに使ってあって、翌日の朝5時まで一度も目が冷めませんでした。とりあえず酔いつぶれる前の記憶。サクっとほどけるような軽いパン生地に作りたて生クリーム。この時点ではちょっと高いクリームパンなんだが、このラム酒の香りがバッチバチで甘いシロップと混じって生クリームとまたよく絡むわけで。そして鼻にブワっと抜ける濃密なラム酒の香り。これがアルコール飛んでないラム酒か( ゚д゚)なんとまぁゴージャスな香りと味か。やっぱり洋酒って香りと風味では段違いね。ラム酒ってよく料理酒で使われるけど、何で生で飲まないかって、クセが強すぎるからだそうで。こうして割ったりクセの強いもの同士で合わせたりするとちょうど良いらしい。でも普通に飲んでも美味そうだな。そもそも酒が全く駄目な小生にとってはあまり身近な存在ではないんだが、体調がよくて腹パンの時だったらもう一度食べてみたい。しかし、その後にNaturalBaseに寄ってさんざんだべっていったらしい。ほぼ記憶が無いんだが、オサムくんごめんな。ちなみに、次の回にNatural baseを訪れた時に、おさむ君やたらとサバラン食べたいって言ってたので、そとうサバランについてくっちゃべってたらしい。お酒怖い(´・ω・`)。
2024.05.29
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家コーヒー備忘録HATブレンド&杏仁豆腐またまたコーヒーと関係ないんだが、昨日と比べても一気に花開いてきたな。こりゃ2日と経たず八分咲までいってしまいそうだ。HATブレンド&杏仁豆腐今回はHATブレンド。そういえば、オードに変えてからHATを淹れるのは初。ということで、この前のハロバンティマウンテンと同じ淹れ方でやってみたが、さすがはすべての方向に強い個性を持つHATブレンド。いわゆるボディ、酸のキレと厚みの両立、香ばしさ等々、いつものHATの良さが全面に出ている。こりゃ良いわ。とはいえ、なんだかんだでみるっこに比べるとややシャープな苦みが立っている感は否定できない。しかし、もともとの風味がこれだけ荒々しく強いタイプだと、挽目や抽出時間なんて小細工はそれほど関係無いのかもしれんな。美味いことに変わりはないし。ちなみに杏仁豆腐はけっこう久々だったが、ちょうど一昨日仕込んだばかりのクコの実がちょうど良い感じで、適度にとろとろな本体と相まってかなり幸せな食感と味。やはりクコの実は欠かせないな。
2024.05.28
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エチオピア ハロバンディマウンテン(パンダコーヒー)まろやかプレーンヨーグルト(AEON)杉養蜂園 菜の花蜜前回に続いてハロバンティマウンテン。今回は挽目を細かくしつつ、抽出温度も少し下げてみた上に、抽出時間を少し長めにとってみた。ファーストドリップにおよそ1分、その後は調子を見ながら。およそ4分40秒ほどでフィニッシュ。エチオピア ハロバンディマウンテン(パンダコーヒー)まろやかプレーンヨーグルト(AEON)杉養蜂園 菜の花蜜今回も菜の花蜜をあわせて。さて、肝心のコーヒーの方だが、ここに来てようやくフェロー・オードのベストな挽目と入れ方がつかめてきたような気がしないでもない。苦みはそれほどシャープにならず、奥行きのある果実味と香り、しっかりとした酸が出て、ようやくシャバくないコーヒーになってきた。少し安心。単純に粒度を細かくしただけだが、やっぱりある程度細かくしないと出てこないんだろうなという。しかしながら、「単純に精度が良い=美味しい」とは限らないってのが本当に味噌だよね。精度が良いということは安定につながり、プロフェッショナルの目線で言えば安定=良質やから、当然こういうミルが評価されて然るべきではあるんだが・・・。せっかくオードでも美味しくなってきたのにアレなんだが、やっぱりみるっこ復活させるか、という気にもなってくる。悩ましい限り。と、みるっことの比較はここまでにして、純粋にハロバンティマウンテンを味わう。口当たりはスムースで、イルガチェフェやグジのナチュラルのような露骨な華やかさや果実感よりも、明るいながらタイトでクリーンな酸が印象的。ただ、こういう引き締まったクリーンなコーヒーにありがちな物足りなさがあるわけではなく、高次元でバランスの良いコーヒー。全体的な印象としては軽めのコーヒーかな。やっぱ美味いわこれ。そういえば最近ぜんぜん言及してなかったが、杉養蜂園の菜の花蜜、今まで食ってきたはちみつの中で最強の甘さね。これ糖度の問題とかじゃないんだよな。甘く感じるというところがポイントで。本当に少量で強烈な風味が出る。1kgで500円以下の純粋はちみつなんてモノが世の中出回ってるが、どう考えても嘘だろうな・・・明らかに風味で劣るし、なにかで薄めたとしか思えない味。やっぱり少量でも良いからこういう良質なのを使った方が良いのか。
2024.05.28
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エチオピア ゴロベデッサNフレンチロースト(パンダコーヒー)ヨーグルト&菜の花蜜(杉養蜂園)今回はパンダのゴロ・ベデッサ ナチュラルのフレンチロースト。果実感の生々しさについてはさすがにシティの方があるが、全体的な風味の分厚さとまったりとした甘さに関しては明らかにこいつの方が上。オードでどんな味に変わるか楽しみなところ。楽しみと言いつつ、本当は今のところイマイチな結果しか出ていないので、不安の方が大きいことには違いない。最近賞味期限が気になり始めて普段遣いするようになった菜の花蜜。エチオピアやコスタ・リカに合わせるなら抜群に良い。ただ、同系統のモノって合うんやけど、化学反応は起こらないんだよな。面白みは無いっちゃ無い。エチオピア ゴロ・ベデッサ ナチュラル フレンチロースト(パンダコーヒー)明治ブルガリアヨーグルト&杉養蜂園菜の花蜜ようやくオードの使い方がつかめてきたのか、それとも舌が慣れてきてしまったのか、初日に特に気になっていたシャープで強めの苦みはだいぶ気にならなくなり、深煎りにも関わらずふわ〜っとフローラルで華やかな果実香、ドンと厚みのある甘みなど、欲しい要素が自分の好み通りにおよそ出ている。もちろん記憶の味と完全に一致するわけではないが、ようやく所定の基準には達してくれた感がある。ただ、これは正直なところ、相性もあるやろうな。今のところマンデリンは全敗中。何度やってもイメージとかけ離れた感じになってしまう。やっぱりみるっこならではの微粉がある程度無いと、すっきりし過ぎるんよ。一般的なマンデリンと一緒になっちまう。何とかしたいな。やっぱり元に戻すか。
2024.05.27
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エチオピア・ゴロベデッサN(タストリー コーヒー&ロースター)レディボーデン先日に引き続いて、タストリーのテーブルトークブレンド。ただ、前回はまだみるっこ(フジローヤル)で挽いた豆だったので、おそらく香味については変わるだろうと予測される。挽目についてはひとまず前回から変えず固定したまま。エチオピア ゴロ・ベデッサ ナチュラルレディボーデン バニラアイスクリームレディボーデン久々やな・・・実は母が年末年始で食べようと思っていたらタイミングを逃し続けてここまで来てしまったらしく。せっかくなのでついでに食ってみようかと。アイスクリーム事情に関してはあまりよく分からんのだが、レディボーデンといえばメジャーどころで言えばハーゲンダッツに次ぐブランドだと認識している。安物ではないよね?どうだっけ・・・アイス買わんから分からんのだよな・・・。バニラ感は割と控えめでどちらかというとミルク感の方が強いが、バランスがよく食べ疲れしない味やね。さて、コーヒーの方だが、やはりフェロー・オードで挽いた豆はここまでの傾向の通り、やはりみるっこに比べると、全体的にかなりすっきりとしていて、相対的に苦みがシャープに表に出るようになった印象。ナチュラルらしい複雑さと重み(雑味成分)もすっきりとしてしまい、綺麗と言えば綺麗なんだが、どうしても軽くて物足りない感。これは慣れもあるんだろうけど、やっぱり自分が求める香味とは少し方向性が違うような気が。なかなか難しいな。もっと浅煎りの豆を主軸にするならこれで正解なのかもしれん。ノートコーヒーが勧めてるぐらいやから、当然そうなるかな。“いわゆる”サードウェーブマンセーな店ならウケるだろうなぁ。
2024.05.26
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ブドワビーンズ スペシャルブレンドマルナカ製菓特選牛乳ミルクドーナツブドワビーンズのスペシャルティコーヒーブレンド、何度目のトライになるか分からなくなったがとりあえず淹れてみる。初回のトラウマレベルのサビ臭さは何とかなったものの、価格に見合った納得の味まではまだまだ遠い。今回は抽出温度はそれほど下げずに、ドリッパーはいつものCONOのままで、一般的な早出しで淹れてみることに。これをやったら負けかなと思ってたんだが、あらゆる手を尽くすと決めたからには最善を尽くさざるをえない。豆全体を一気に濡らして、ファーストドリップがたらたらっと垂れるぐらいの状態から30秒ほどでいわゆる蒸らし。その後は途切れないようにどんどん足していく。3分とかからずに抽出工程終了。いつもなら少し薄める工程も入れるんだが、この淹れ方なら必要無いな。というわけで、マルナカ製菓の特選牛乳ミルクドーナツをおかずにいただきます。はい、まぁ当たり前なんやけどシャバッシャバのライトボディのおかげか今まで全然表に出てこなかった酸が出てくるんだが、これ酸化した酸としか思えないな・・・。そして初日以来のサビ臭さがまたツンとくる。いったいこの味は何なんだ。これだけシャバく淹れても出てくるってことは、やっぱり抽出温度で調整するしかないってことか。この風味を心地よいと思える人っているのかね。少なくとも今まで飲んだどんなコーヒーもこんな味は・・・あ、あるわ。◯田珈琲でもこういうエグい味する豆買ったことあった。
2024.05.18
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ブドワビーンズ スペシャルブレンドフルーチェブルーベリー味ブドワビーンズのスペシャルブレンド、3回目のトライ。どうにかこいつを美味しく飲みたいんだが、今のところ2戦2敗。何とかしたい。原因不明のサビ臭さ(金属臭?)という、雑味だらけでまるで美味しく飲めなかった初回の轍を踏まないために、2回目はだいぶヌルく淹れたんだが、今度は抜け殻のようなスカスカの一杯に。そりゃそうだろという話なんだが、今回はもう少しバランス調整を。久々のバートドリッパーでの抽出を試みることに。フレームドリッパー系ではその剛性、精度ともに最高クラスのドリッパーで、すっきりとした仕上がりを求めるなら至高の機材の一つだと思うんだが、デザインのためか上に飛び出した突起が致命的に邪魔。本当に、これをデザインした人には1億回ぐらい文句を言いたいところなんだが、何でこの突起つけたのかね。ちなみに、洗う時にもめちゃくちゃイライラする。まぁ、作る方としては楽なんだろうな。でも絶対これはデザイン重視の結果だと思う。アンチ機能を伴わないデザイン美の立場としては一番許せん商品なんだが、それ以外の部分は満点なので仕方なく目を瞑る。今度上の部分だけ削り落としたろうかな。いつもより1メモリだけ粗めに挽き、湯の温度はこの前よりはやや高めに。ドリッパーの突起のせいでどうしても湯を落とす位置が上がってしまい、豆に対する圧が高まってしまうこのクソドリッパーなんだが、適度にボディがライトになってくれるという点では優れてるんだろう。やや早めの4分ほどで抽出を終え、さっそく試食。ブドワビーンズスペシャルブレンドフルーチェブルーベリーお〜今回は多少酸味を感じるし、初回のような鉄臭さもほぼ気にならない。やっぱりフレーム系のドリッパーだと溜まりにくく、若干湯抜けがスムーズになってすっきりした味になりやすいが、ちゃんと影響は出てたようで。ただ、やはり今度ももの足りない感はある。高く見積もってもせいぜいプレミアムコーヒーぐらいの特徴しか感じない。これならいっそのことしっかりと深煎りの方が飲みごたえもありクセもなくなって良かったのではと思わざるを得ない・・・まぁ豆の管理の問題だろうな。もっと早く冷凍庫に入れてくださいと言うしかない。というわけで、フルーチェが有り難い口直しに。普通逆だよな・・・
2024.05.16
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アルバートコーヒーロースターズ イエメン バニーマタル杏仁豆腐(カルディのパックのやつ)またまたアルバートコーヒーさんの豆。今回のイエメンもイチオシの一角とのことなので素直に購入したんだが、昨年のバニーマタルからまた変わっているので楽しみ。粉にした時点で予想外の圧倒的な華やかさに驚愕。イエメンもエチオピアも、現代では広義のモカとして一緒くたにされているしおおよそ香味の傾向も似ているのではあるが、どちらかというとイエメンの方が複雑でグラッシーな香りで果実感控え目なイメージがあった。というかそういうコーヒーがほとんどだったんだよね。11年前、生まれて初めて飲んだイエメンは、今回飲むバニーマタルとおそらく同じ名前のバニーマタリ。店はパンダコーヒーと同系列の珈琲豆に音。濁り一つ感じられないほどのすさまじいクリーンカップで、フローラルさはそれほど無いものの、香りについてはマンデリンをもっと上品にしたような感じだった。懐かしいな。この豆は初めてなので、まずは手加減無しのスロードリップ。さっそくコントロールをミスって若干ペーパーに湯が垂れてしまったが許容範囲。とにかくファーストドリップを大事に淹れたい時は、豆の上に湯を乗せる感覚で。これ大事。定番の淹れ方や特定の淹れ方を絶対視して可能性を試さない人が多いが、想像力を膨らませて、いろんな淹れ方を試してみれば良いのにね。ドリップって基本的には、豆の挽目の粗さ・抽出温度・早さのパラメータのバランスだけなんやから。10人いれば10通りのメソッドがあって良いと思うんだがな。つーか何なんだこの華やかさは!!!!まぁ挽いた時点で確信はあったので驚くのもおかしいんだが、とても本物のモカとは思えんほどの華やかな香りだね。一概には言えないってのは当然分かってはいるんだけど、イエメンのくせに去年飲んだ同店のグジを思わせるような露骨なエチオピア感。これは驚きだわ。もちろんイエメン自体も全体として華やかな香味をもつ傾向にはあるものの、申込しスパイシーさやグラッシーさにパラメータの配分があるものが多いのに、こいつはフルーティ一点突破という印象。こりゃ飲むのも楽しみ。油断なく最後の一滴までほぼ思い通りに抽出。最初だけはちっと失敗した感があったが終わりよければ全て好し。CONOドリッパー推奨の点滴法で濃厚かつ雑味の無いカップの完成。イエメン バニーマタル N(アルバートコーヒーロースターズ)杏仁豆腐(カルディ)くしくもこの日の付け合せは、ネーミングだけはイエメンに縁があるカルディの杏仁豆腐。ずっと前に貰ったのになかなかふんぎりがつかずに眠らせてあったんだが賞味期限がジャストだった件。いただきもうす。ん~アロマ自体もすさまじい果実香にあふれていたが、何という芳醇な完熟果実感か。最近よく飲むゴロベデッサにかなり近い感じがするな。ただ、こいつの方がよりワイルドで強い個性を放ってる。酸の系統はどちらかというとベリー系で鮮烈な明るさ。若干舌に絡みつくシロッピーなフィーリングで、飲みごたえも抜群に良い。これはイエメンじゃなくてイルガチェフェですって言われた方が説得力あるな。パンダのゴロベデッサと比べると、悪くいえば濁りが多く低品質、よく言えば特徴が強く出ていてワイルド。雑味というが、これほどのクォリティになってくるともはや美味しさの成分なんだよな。自称最高級エチオピアとかほざいとる、軽くて甘いだけのどこぞのコーヒーとはわけが違うわ・・・これは多幸感に溢れた豆や。中西さん、おみそれしました。ニュークロップに変わらない限り、間違いなくまた買いますわ。ただコスト的にそう簡単には買えない( ゚д゚)
2024.04.26
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エチオピア ゴロ・ベデッサ N シティロースト(パンダコーヒーロースターズ)昨日飲んだばかりのゴロベデッサNのフレンチローストと比べるため、残してあった数少ないゴロベデッサのシティローストを冷凍庫から召喚。最高のタイミングで冷凍に放り込んだので、2ヶ月近く前のモノとはいえ品質には全く問題無し。どんな感じかね。できるだけ同条件での比較のため、挽目と淹れ方も昨日とほぼ同様に。抽出中のアロマに関しては、いかにも焼いた香ばしさがあったフレンチローストに対して、こちらは花の香りがよりいっそう強く出る。トータルでの香り成分の印象はフレンチの方がやや強いか。やっぱり香りのみについていえば、深煎りは強いね。良し悪しは別として。エチオピア ゴロベデッサ ナチュラル精製 シティロースト(パンダコーヒーロースターズ)くるみゆべし今回はくるみゆべしをお茶請けに。まず一口目、華やかさと果実味そのものは昨日とほぼ同じ印象ながら、酸味自体はやはりかなりストレートに。と言いつつ、この豆の酸って本当に柔らかいのよね。ケニアとかタンザニアだともっとツンツンして超明るいんだが、決して柑橘的な明るさではない。華やかなのに明るくはないってのがこのコーヒーの良いとこだよなぁと改めて実感。また、コスタリカのパルプトナチュラルにありがちなシロッピーなフィーリング(舌に絡みつくような感覚)はなく、どこまでも後味すっきりとしたコーヒー。アフターテイスト、余韻こそがコーヒーの醍醐味と思う人にとっては物足りない要素の一つになるのかもしれないが、小生はもともと、いつまでも続く余韻が不快でコーヒー嫌いだったということもあって、こういう後味すっきりとした後腐れのない豆は大歓迎。この辺りは人によって好みが分かれるんだろうと思う。結論としては、シティとフレンチとでは香味のバランスが多少違うものの、深いから、浅いからという理由で素材の良さを残っていると感じられる要素は、どちらにも無かった。どちらも捨てがたい。次行く時までこれがまだ残っているかわからんが、やっぱりエチオピアのナチュラルはいつも楽しみでしゃーないね。
2024.04.25
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アルバートブレンドフルーチェ(ブルーベリー)この前買ってきたアルバートコーヒーロースターズさんのメインブレンドことアルバートブレンド。けっこう酸味や果実感に特徴のある比較的浅めの豆ばかり買っていたので、オーナー中西さんに相談して選んでもらった。最近は酸味酸味とうるさい小生も、もともとは岐阜県民よろしく、いわゆる深煎り党であった。グァテマラでコーヒー適性を身に着けた後は、もっぱらブラジル(ダテーラ農園のN精製だったはず)の土臭さとまったりとした甘みの虜になり、ブラジルがあまりに単純過ぎることに飽きた後はもっぱらマンデリン党に。フレンチロースト党からバランス重視のシティロースト党に切り替わった今も、ドリップに関しては完全にフルボディを目指す方向から全然変わっていないし、何だかんだで味の厚みや重み(甘さ、油脂感)が重要なのよねえ。というわけで、「厚み」というテーマで選んでもらったのがこのアルバートブレンドだったのだが、中西さんいわく、「重さは無いかもしれないが、味の複雑さ、香味のレイヤーの厚みという点では間違いなく満足いただけるコーヒー」という説明で、小生の期待も爆上がり。すでにこの人の焙煎とブレンドについては絶大な信頼を寄せるに至っているので、中西さんの言葉は疑う余地もない。とりあえず今回は様子見ということもあり、手加減抜きでヌル目の4分半抽出(様子見とはいったい・・)。パンダ基準で言うならば全体の焙煎度はフルシティぐらいの感じで、香りだけでもすでに上質な酸があることが伝わってくる。アルバートブレンドフルーチェ・ブルーベリー味とりあえずアルバートブレンドから先に。もはや素材の判断がつかない複雑なアロマは、かすかにフローラル感もありながらトータルでは香ばしい。ケニアのような明るい酸を軸に、浅入りではない果実味がしっかりと出ているものの、決して尖ってはいない。甘味と合わせても負けない力強さもありながら、単品で飲んでも疲れないマイルドさもある。その時の気分でいかようにも楽しめそうな、まさに店のスタンダードモデル、いや、フラッグシップモデルと言って良い出来。この複雑さをそのままに、さらに特徴的な部分だけを尖らせていったのがHATブレンドという感じがするな。あのコーヒーは香ばしさと酸味のパラメータが両方MAX値に近いが、アルバートブレンドの方はもっと余裕がある印象。でも飲みごたえは抜群。優秀だねえ。合わせるは最近親殿がやたらと気に入っているフルーチェ。最近CMとか全く見んくなったけど、まだこの世に残ってたというのが不思議でしゃーないなこれ。アルバートブレンドはしっかりと明るい果実感のあるコーヒーなので、やはりこういうデザートと合わせても違和感は無い。ごちそうさまでした。
2024.04.24
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お伊勢たい焼き 縁屋(ゆかりや) 鏡島店あんバターたい焼きマンデリンオナンガンジャン〒501-0123 岐阜県岐阜市鏡島西2丁目17−36https://www.instagram.com/yukariya_oise/少し前にアピタ北方店の中で行商していた縁屋さんの感動が忘れられず、店舗を検索してみると意外なことにこの岐阜本巣エリアに3軒もあることが判明。ただ、どの店舗もちゃんとした店というより、自宅を改造してこじんまりと営業されているところのようで、こちら鏡島店さんももろに住宅街の中の民家のガレージの一部を使用して営業するという、何ともアングラな雰囲気。店というより自宅訪問をしているとしか感じられない。駐車場は割と離れたところで、どの番号に駐めて良いかも正直全然分からないので、かなりハードルが高い感じはする。金がかかるからやりたくないんだろうけど、もう少しわかりやすい場所に看板を出すつもりはないのか、ちょっと聞きたいとこだな。ガレージの裏側を覗き込むと、まつりの屋台風の店舗が。変わり種も含め、なんとたい焼きだけで7種類もあることが判明。カレーのたい焼きは流石に初めて。またもや全部買いたい衝動に駆られたが、近いところにあることがわかったので、また何度も通うことになろう。あ、でも夏は衛生の関係でまともに営業しないらしい。ジーザス。価格帯はそれなりに立派だが、最近では1個300円も珍しくない世の中か。安いとこはいまだに120円ぐらいでやっとるとこもあるが、クォリティに期待したい。つーかこの前アピタで食ったからクォリティは分かってたり。ちゃんと値段相応。とりあえず目当てのモノを頼んだその直後に気づいた。どゆこと???と思ったら、向こうから説明してくれた。助かりマングース。経緯も含めて説明を聞いたところ、どうやらコロナ禍需要で出てきた商品らしい。外食産業が大打撃を食らっていた当時、テイクアウトを含めた中食(なかしょく)需要が一気に増えた時期があった。完全に家で作る内食の重要性も当然見直されたと思うんだが、やはり日常とはちょっと違うものや、何等かの特別な付加価値のあるものを求めて様々な商品が開発されていたと思うんだが、このたい焼きにおいては、「家で生地からたい焼きを作ることはできないけど、生地さえあれば・・・」なんていう需要があったらしく、そういう要望に応えているうちに生地単品を商品化してしまったのだとか。つまり、生地を買って、家でタネを詰めて食べると。子どもとかが好きそうだよねそういう絶妙にDIY感あるコンテンツ。似たような商品で思い出すのは、「手詰め最中」だな。たしか長崎カステラで有名な九州の福砂屋も昔から手詰め最中を出してたはずだが、あれはなかなかどうして絶品だったと記憶している。たしかに、あんの水分が染みていない状態の生地を買って、家で好きなタネを挟んでオーブントースターでさっと焼き直したら最高の焼き立てたい焼きが食えるわけだ。頭良いぜ。ちなみに、買った時に冷めた場合の美味しい食べ方マニュアルもご丁寧につけてもらった。おおきにどうも。基本的には電子レンジで軽く温めてからトースターで焼くという手順ね。合理的だ。いやちょっと待て、毎年10月10日よりオープンってどゆこと????と突っ込もうと思ったら、またもや向こうから察して説明をしてくれる。このおばちゃんプロか( ゚д゚)いや、そりゃプロだわな。何言ってんだ俺・・・聞いたところによると、こちら自宅ガレージの一部を改装して営業しているためエアコン設備もなく、温かいシーズンに入ると、衛生のことも心配で営業できないんだそうだ。そりゃめっちゃくちゃ暑くなるでね。で、暑い時期は基本的にお休みで、秋口あたりから例年営業再開とのことで。表現がまぎらわしいが、そういう事情で毎年10月10日にオープンと名乗っているのだそう。もうちょっと誤解を招かない表現にしてはどうかと思うんだが、おそらくこれは確信犯だな( ゚д゚)◯月◯日OPENって一年中出てた方が世間の感心集められるもんね。というわけで北区。帰宅。付け合せが付け合わせだけに豆の方も気合が入る。コストの関係でもはや特別な時にしかなかなか飲めなくなってきたオナンガンジャンをチョイス。抽出温度は下げすぎず熱すぎず(だいたい90度ぐらい狙った)、抽出は安定の激遅仕様で超濃厚に。あんバターたい焼き(縁屋)マンデリン オナンガンジャン(パンダコーヒー)たい焼きはしっかりとレンジとオーブントースターで焼き直した。できるかぎりの手は尽くした。とりあえず先にマンデリンを。おいおい我ながら史上最高の出来ジャマイカ。グラス感・スパイス感・アース感が限界突破寸前の最大値でありながら上品かつ妙なフローラルさを感じさせる香りと甘み、独特のすっとする苦みの割合もまた絶妙。これより美味いマンデリンって存在するのかね、と言いたくなるハイレベルな一杯。続けて家族と大事に分け合ったあんバターたい焼きを。まずはカリカリサクサクで軽快な食感の最高の生地、そしてカスタードクリームと混ぜ合わせた濃厚なバターとあんこがマンデリンの香味とバッチバチにスパークして3倍の感動を叩き出す。あんバターの暴力だけでも相当なものがあるが、ここにオナンガンジャンが入ると手がつけられんな。カフェで出すならこのセットで1000円取れるな。体感的にはそれでも安いぐらい。コーヒー1杯の豆原価だけで170円近くいってしまってるので当然っちゃ当然だな。いや〜ここ最近ではぶっちぎりの一番やね。縁屋鏡島店、思ったより行きやすいところにあったので、今後もちょこちょこ通うことになるかな・・・・あ、夏場は営業休止だっけ( ゚д゚)オワタ
2024.04.23
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TRANSIT Coffee(トランジットコーヒー)〒500-8455 岐阜県岐阜市加納栄町通4丁目2810:00〜16:00 / 定休日: 火日祝https://www.instagram.com/transitcoffee_gifu/さて、1週間前にして既に来週のBBQ用の仕込みの一環でTransitCoffeeを訪問。今回最大の目当ては、キャロットケーキのホール注文。デザート用のスキル皆無の小生にとってここのキャロットケーキは救世主的なアレでして。ありがたやありがたや。とりあえず入店して速攻で来週用のキャロットケーキの予約を済ませ一安心。たまたまこの日は奥さん不在で、おすずちゃん留守番だったので、おすずちゃんに託けておいた。たのんだぞおすず( ゚д゚)b気楽になったところでとりあえず一杯。今日は安定と信頼のメインブレンドじゃな。おっと前回売り切れだった今話題のヴィーガンスコーンではないか。ヴィーガン要素には欠片も興味がないものの、とりあえずこの店のスコーンにはかなり興味があったので迷わずオーダー。っと、この日はなぜか隣にマーク(HATのスタッフ)も同伴。HATの仕事はどうしたのかと思えば、この時間は普通にお休みらしく、HATのシフトが無いこの時間はよくTransitで友達とCoffee飲んでるらしい。知らんかった。つーか仕事中じゃなかったんやな( ゚д゚)ヴィーガンスコーン(くるみ&いちじく)Transit Blend何か全く見たことない面持ちのスコーン。見るからに硬そう、かつクランキーな印象だが実際中身はどうか。おすずちゃんの淹れたCoffeeはこれで3回目だったかな?やっぱりシングルよりも明らかにBlendの方が豆の状態良い気がする。香気の芳醇さ、香ばしさは十分。わずかながら控えめな酸もあって、上品な深煎り。いかにも焼き菓子と合わせると美味しそうな気配。というわけでスコーンもいってみよう。いやぁ、何かやっぱりスコーンって見た目じゃないなこれ(笑)。もっとぬるっとしてるもんね、普通は。食べてみると、やはり見た目通りに超クランチ仕様で、くるみの香ばしさと絶妙な渋さに、干しいちじくのこれまた微妙な甘さと酸味合わさって、極めてナチュラルテイストかつ豊かな風味を演出している。見た目はジャンキーな感じなんだが、中身は極めて大人しく、甘みについても素材の自然な甘さを引き出しただけといった印象。コーヒーに合わせることを考えると甘み的にはややおとなしすぎる感もあるが、この店のトランジットブレンドであればそれほどバランスも悪くない。なんだかんだイギリス式に紅茶の方がマッチングは良いような気もするが、しかし十分に楽しめるバランス。スコーンもう1種類もらっても良かったかな。美味しくいただきました。それでは、来週、キャロットケーキよろしくお願いします(`・ω・´)ゞ
2024.04.18
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朝コーヒー備忘録東ティモールレブドゥレテンタヤスチョコそれほど好みのタイプの香味ではないながらも、たまにふっと飲みたくなるこのレブドゥレテン。最近いろんなところから影響を受けて熱めで淹れることが多いんだが、今日もそれにならって温度下げずに抽出してみよう。サーバーとカップを軽く温めて、ケトルは冷まさず。あとはいつも通りの低速ドリップ。やはり抽出温度は高いほどよく膨らむ。またTayasのチョコレートとのセッション。いつものレブドゥレテンはソリッドなのに明るい酸とほのかな果実感が美味しいコーヒーなんだが、今日はより香ばしく、より硬質な印象が高まる。熟成した果実感はかなり控え目ながら、綺麗でややトマト感のある酸がよりはっきりと感じられるかな。苦みもやや輪郭がはっきりとしている。こうなるとチョコレートとの相性がなかなかどうして、悪くない。やっぱり甘味と合わせる時は図太く香ばしいコーヒーの方が美味しいと思うんだが、今後は付け合せがある時には高温で淹れた方が良いのかもな。などと反省したりしなかったり。結局気分で変えるやけど。
2024.04.17
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家コーヒー記録エチオピア ゴロベデッサ ナチュラル精製 シティロースト(パンダコーヒーロースターズ)住所: 名古屋市北区若鶴町235 パークサイド小川1F電話: 052-903-7073https://pandacoffee.com/showcase/いよいよゴロベデッサのシティ在庫が少なくなってきた(・・;)次はもうフレンチが控えてるんだが、次もこいつのシティを購入できるのかどうか分からんので、精一杯味わっておきたいところ。ここ最近は温度を上げたり下げたり、いろんな可能性を探っていたものの、今回ばかりは一番美味いと信じる淹れ方で。沸騰した湯をケトルに移して、半分だけカップに移して戻す。一滴ずつ丁寧に、ペーパーを濡らさないよう慎重に浸透させ、アロマも全力で楽しむ。香りについては飲む時より淹れる時の方がやはり楽しい。抽出時間4分強、珍しくほぼトチることなく100点満点に近い状態で完了。エチオピアゴロベデッサ(パンダCoffee)チョコレートアソート(Tayas)スモークビンズ(わし)一口目から理想的で絶妙な温さ。まさしくエチオピアらしい芳醇かる華やかなベリー感と控えめな酸味に、葡萄的な甘さ。どこまでも上品なのに濁り一つ感じさせないスーパーカップだな。どこかのアイスクリームみたいなこと言ってしまった。至高の一杯にしては付け合せがずいぶんとジャンクになってしまったが、エチオピアに合わせてタヤスのチョコもベリー味をチョイス。我ながらG.J.と言わざるを得ない。勿体ないので少しずつ飲み、冷めるまで温度変化を全力で堪能。やっぱりここ2年ぐらいの間ではピカイチの豆やな。後半戦はあえてスモークビーンズで口腔内を全く別方向のフレーバーで満たし、その対比を楽しむ。カツオ出汁風味バリバリのスモークビーンズにも関わらず、塩気と甘さの引き立て合いによって理不尽なケミストリーが発生。不思議なシナジーをばっちりと楽しむ。惜しむべきは、この余韻を楽しめるほど時間に余裕がないこと。職場爆発しねえかな。
2024.04.15
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マンデリンオナンガンジャン(パンダコーヒーロースターズ)自家炊きカスタード&ホイップシュー(ロピア)自家製スモークビーンズ最近しばらく飲めていなかったマンデリン。何だかんだ、やっぱりマンデリンが一番好きなのよねぇ。本当は毎日マンデリン飲みたいけど、ここんとこオナンガンジャンも一流のケニアみたいな値段になっちゃって困ったもんだ。つーかケニアの豆のレベルだけは年々下がってる気がするけど気の所為かね。だいぶ前(5~6年前かな?)、ケニアが国策としてコーヒー事業に手を出し始めたので間違いなく全体的なクォリティは下がるというのが専門家の見解を聞いたことがあるが、国が手を出すから質が下がるって皮肉ったらしくてしゃーないね。たしかに、ちょっと考えれば理屈は分かる。国がやるからには収益化が最優先やからな。閑話休題ところで、昨日ハットブレンドを淹れた時に久々のガチンコ熱々仕様で淹れてみたんだが案外良かったのでオナンガンジャンでも試してみようと思う。はい、淹れ始めた瞬間にいつもではあり得ないぐらいとんでもない膨らみ方。いかんいかん爆発してしまう。というわけで、いつも以上に慎重にゆっくりと。次はもう少し粗挽きにした方が良いか・・・マンデリンは繊維が粗いく、湯の透過速度がめちゃくちゃ早いので、ゆっくり浸透させるように淹れてやらないと途端にシャバくなりがちな、けっこう気難しい子。シャバくなると苦みばっかり前に出がちやから神経使うんだよな。マンデリンオナンガンジャン自家炊きカスタード&ホイップシュー(ロピア)今回のお供は、ゲンキーで買ってきたホイップシュー。つーか何となくパッケージの裏見て気付いたんやけど、製造がロピアやった。マヂか。ロピアといえばスーパーや肉の卸売とか肉の外食産業だけやと思いこんでたが、こういった自社製品を他所の販売者にも流通させとるのね。気になっていろんな食材の生産者確認してみたら、けっこうロピア製品多くて驚いた。イオン初め、いろんな店に置いてあった。都会のスーパーすげえ(小並感)。シュークリームを取り出して、さてまずはマンデリンから一口。すする前から既にアロマがいつもと違うが、飲んでみるとこれまた今まで嗅いだことのないストロングなスモーキーフレーバー。いつものエレガンスや複雑なスパイシーさはやや抑えめで、香ばしさが立つバランスに。3年ぐらい前までのオナンガンジャンは、むしろこうした荒々しい面が尖っていた印象があり、何かちょっと懐かしい気分に。今日はデザートがデザートなので、これぐらい尖っていて圧のあるコーヒーの方が合うので良いが、やや香味が単相的。いや、これでも他の豆とは比べ物にならない特別感とクォリティのある豆ではあるんだが、やっぱりいつもの複雑で厚みのある香味も捨てがたいな。シュークリームは格別にコメントすることなし。値段に見合ったクォリティだと思うが、まぁ同じく元気ーで売ってる「控えめに言っても」シリーズと比べると当然ながら物足りなさは否めない。コスパはこっちの方が良いと思うけど。あれちょっと高いんだよな。そして何となく塩気が欲しくなったので途中で謹製スモークビーンズを追加。どうしても規格外品が出てくるので、こうしてたまに消化するんだが、食ったの久々やな・・・。いや、やっぱり美味いわこれ。ちょっと時間経ってるので、正規品と比べるとやや劣るが。ここ最近在庫がとにかく足りないので滅多にありつけない。大事に食べよう。
2024.04.14
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家コーヒー備忘録ハットブレンドカスタードチュロス今回は珍しく久々にHATブレンドをアツアツ仕様で抽出。なんか妙に寒かったんだよなこの日。淹れる前にカップを温めようなんてことも、どれだけぶりにやったか。サーバーに100mlほど湯をためて、しばらく放置した後にカップに移す、しっかりと湯を切って準備完了。アツアツ仕様とはいえ、淹れ方そのものはいつもとほぼ変わらず。ただ、やっぱり抽出温度高い方が豆の膨らみは露骨だね。気持ち爆発気味。これがあるからいつも温度下げてるっていう面もあるんやけど、爆発陥没は避けられたので結果オーライ。ハットブレンド・カスタードチュロス今回のつけあわせは、冷凍食品のカスタードチュロス。母がどうしても食べたいといってどこかで買ってきたようなんだが、チュロスって冷凍で売ってるのな。知らんかった。コスモスかゲンキーだと思うんだが、今度探してみよう。さて、今回のHATは、いつも以上にキリっとした苦みにフルボディな舌触り、ケニアらしい分厚い酸味と甘味の成分もバチバチ主張してて、脂っこく甘いチュロスにドンピシャの相性。捉え方によってはいつもより雑味感がかなり強く出ているが、それはそれ。やっぱり、たまにはこうして何も考えずにダーっと淹れてしまうのも悪くない。特に付け合せが強力な場合はそうだな。
2024.04.14
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朝コーヒー備忘録(パンダコーヒーロースターズ)東ティモール レブドゥレテン(香月堂)フルーツパウンド今回はパンダコーヒーのレブドゥレテン。東ティモールの中でもけっこう赤い果実感があって好きな生産地だなあ。シティローストでも香ばしさと明るい酸が両立していて本当に素晴らしいコーヒー。淹れ方はいつも通りのマイスタンダード。フジローヤルみるっこの挽目=9、抽出温度低めでゆっくりと4分半かけて点滴。茶菓子の定番、香月堂のフルーツパウンドを添えて。さて、これだけしっかりと低温抽出していても香ばしさがまるで失われた感じがしないのは不思議だが、実際そうなんだからそうだと納得するしかない。要するに美味い( ゚д゚)。フルーツパウンドがあることが分かっていたのであえてかなりヘヴィに抽出してみたんだが、これでもずいぶん大人しくまとまった味になった。もうこれがデフォルトで良いよってか( ゚д゚)というわけで、程よい甘さにドライフルーツがアクセントのパウンドケーキに合わせて、東ティモールをさんざん楽しんだのだった。しかし、東ティモールを初めて飲んだ頃は、あまりに香味がシンプル過ぎてそれほど興味をそそられなかったんだが、変われば変わるもんだと思う。他の酸味の明るい系の豆と比べると、どうしても単相的でソリッドな味わいになりがちなんだが、何事もバランス。今のレブドゥレテンはかなり好きだのう。
2024.04.10
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Transitブレンドプリン本日もトランジットブレンドのターン。今回は珍しく気まぐれで割と早出しで淹れた。合わせるは市販のプリンの素で作ったプリン(たしかハウスやったと思うんだが・・・忘れた)。今回は実はやらかしてしまっていて、プリンの付属のカラメルソースは、プリント一緒に加熱するタイプのものだったにもかかわらず後入れ仕様で作ってしまったのであった。加熱しなかったからかカラメルソースがネッチネチで包装から出すのだけでも一苦労。さすがにこりゃいかん・・・良く言えば濃厚なんだが、これはちょっとアカンわ( ゚д゚)一方、トランジットブレンドは珍しく高温早出しで、比較的トランジットで飲むような香ばしくサラっとした感じに。シルキーマウスフィールってやつか。早だしだとけっこう苦みも立ってソリッドな感じになりがちなんだが、この日はそれほどでもなくバランスが良い。プリン自体はそれほど濃厚ではないので、コーヒーがこんな感じでちょうど良かったかもしれない。
2024.04.10
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家コーヒー備忘録 トランジットブレンド・杏仁豆腐・あげ潮ちょい久々のトランジットブレンド(TransitCoffee)。今回はアテの方が充実しているので、深煎りかつバランス重視の優等生のこいつをチョイス。同時に買ったイルガチェフェとケニアの豆がなんとも言えない状態だったので少し心配していたが、こいつだけは非常に良好だった。香りもしっかりと立ち上がるし、膨らみも正常。アルバートさんからの仕入れ時期が同じはずなのに、何でこんなに差が出るのか本当に不思議。さて、膨らみが良好であることを確認できたので、手加減抜きの超スロードリップで超フルボディに仕上げる。豆が豆なので、ドリップでこんだけ攻めてもそんなに尖らないというのはある意味優秀なのかもしれない。トランジットブレンド&杏仁豆腐ん~良か香りたい。何で九州弁。マンデリン的なむせ返るようなスパイシーさやブラジルのような圧倒的な土臭さとは違うものの、厚みと、ほっとするような安心感のある香りやね。ある程度の甘さや油っけのある甘味であれば、どれと合わせても喧嘩しないと思う。良い引き立て役だ。今回の杏仁豆腐はゼライスをそんなに入れていないサラッとした仕様で甘さもちょっと控えめだったが、どことなくカカオティック(造語)なトランジットブレンドの香りが、ちょうど足りないところを埋めてくれているようで乙。あげ潮先日の箱根旅行の際、浜松で買った静岡土産の定番。なんか昔に比べてだいぶ割高感が増したが(どこもそうか)、このワイルドな食感と脂っけと塩と甘みがお互いを引き立てあって何とも素晴らしい。最高のB級グルメ(決してA級ではないところが良い)。この荒々しさは、紅茶よりも絶対コーヒーの方が合うと思っているんだが、この焼き菓子の脂って、コーヒーと化学反応起こすんだよね。口の中で混ざった瞬間にナッティなフレーバーがボンっと爆発。コーヒー自体の香味はどこかへ行ってしまうんやけど、これもまたコーヒー&クッキーの醍醐味だよね。脂っこい焼菓子とコーヒーのシナジー最高。
2024.04.08
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Transit coffee ケニアアダチ製菓 くるみゆべしエチオピアに続いてトランジットで購入したケニアの豆。ちょうど買った時に店で淹れてもらったやつだが、その時は深煎り特有の香ばしさが買ってて酸っけのあるアロマがそれほど無かったが、こちらもどうなってるか。案の定だが、いつもなら豆の開封時に広がる香り、挽いた際に爆発的に広がる香りがほぼ皆無・・・。紙袋の香りの方が勝っている。湯を注いだ際にはエチオピアに比べるとそれなりに膨らむ。こちらの方がやや深煎りだからというのもあるか。今回のコーヒーのアテはくるみゆべし。これ素朴でけっこう万能なんだよなぁ。さて肝心のケニアだが、やはり香りがやや乏しいものの、オレンジ系の明るい酸としっかりとした舌触り、余韻、旨味はケニアらしくしっかりと。味は素晴らしいんだよな。あとは香りだけ。やっぱり香味が揃ってこそ立体感が出てくるし、面白さも倍増する。こちらも機会あれば良い状態で試してみたいな。
2024.03.28
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エチオピアイルガチェフェ ナチュラル(アルバートコーヒーロースターズ)さてここ数日ずっと気になっていたアルバートさんのイルガチェフェ。パッケージドされた状態からでも分かる豊かな香りのおかげで既に不戦勝気味ではあるんだが、しっかりと検証しておきたい。あかん、もう挽いた時点で去年のグジに負けず劣らず素晴らしく華やかなフレーバー。やっぱり経時劣化だな・・・まだまだ厳寒のこの時期に管理不行き届きで状態が悪くなるというのはとうてい考えられん。やっぱり常温保存やと、場合によっては3週間ぐらいですっかりヌケてしまうこともあるだろう。湯を注いだ瞬間のアロマも見事。素晴らしく華やかでフローラルな香りだな。新鮮だ。去年のグジほどの露骨さ(あれは露骨と形容せざるをえない)は無いものの、ベリー感のあるすっきりとした感じかな。酸はこちらの方が明るそうだ。プチティラミスと合わせて。いや、アロマが素晴らしい。飲んでみると、パンダコーヒーの出すエチオピアナチュラルと比べても遜色のない華やかさで、やや東ティモールのようなタイトでソリッドな酸が良いね。パンダと比べるとやはりやや荒々しいほどナチュラルらしい雑味(これが美味しさでもある)に溢れている。去年のグジはちょっとやり過ぎなぐらい(着香してるんじゃないかと疑うほど)だったので、正直これぐらいの方が好みではある。いや~コーヒー飲んでこんなに安心したのは久々。アルバートさん、やっぱりレベル高いわ。おみそれしました。
2024.03.27
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家コーヒー記録グァテマララトラベシア 芋きんとん その他最近お気に入りのラ・トラベシア。今日はいつもの栗芋きんとんと、姉の残していった残り菓子を合わせて。今回は久々に手加減無しで好きなように淹れてみるかな。抽出温度はややぬるめ(湯をポット→ケトル→カップ→サーバー→ケトルに入れ替えて調整)。挽目を粗く、温度を下げた分、ガチで5分かけて淹れるで。グァテマラ ラ・トラベシア栗芋きんとんとりあえず先にグァテマラから一口・・・エレガント( ゚д゚)最近コーヒーの香味の表現がどんどん稚拙になってきとるが、もうこいつだけは高貴と表現するしかないかな。マウスフィールはスムースで、絡みつくようなボディではないものの、まったりとした余韻があり、程よい熟成感のある柑橘の酸、控え目ながらバニラ的な甘みもGoo。ウチの水に合っとるんやろうけど、なんだかんだこの淹れ方が一番好きかもしれん。その時々でだいぶフィールングが変わるので、商品としては出せんけどなあ。ラズベリーの入ったホワイト生チョコも処分してくれとの要請を受けたので食べてみる。ん、こりゃめちゃくちゃ甘い。ホワイトチョコってだいたいその傾向あるけどこれは特に甘いな。ここまで甘いと、マンデリンクラスの厚みが欲しくなる。グァテマラはこれにマッチングさせるのはもったいないな。全粒粉のクッキー。こっちの方がトラベシアとの相性は断然良いね。甘味や塩味については、行き過ぎるとどちらかの素材が食われてしまうので、バランスをとるのが難しい。いやいやしかしトラベシア恐るべし。サンタカタリーナみたいな分かりやすい香ばしさとチョコレート感よりも、こういうコーヒーの方が好きだな。
2024.03.19
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家コーヒー◯マンデリンオナンガンジャン◯TRADn.u.ネーブルオレンジアールグレイクッキー帰宅が遅くなったので、夕飯は軽くしてさっさと寝ようかと思ったところに、なんと姉のゲリラ訪問&大量の菓子( ゚д゚)。そうか、そういえば前日はバレンタインだったか。いつもこの時期には色々と菓子を持ってきてくれるんだが、せっかく来てくれたので、姉の一番のお気に入りのマンデリンを。ウチで飲む時だけは姉もミルクや砂糖は一切無し。毎度美味い美味いと言ってもらえるので有り難いね。既に冷凍して2ヶ月経ってるが豆は全くもって元気そのもの。ようけ膨らむ。気合入れて超濃厚に出したる。今日は寒いしちょっと熱めに出したろうかな。今回持ってきてくれた菓子。トラッドニューと読むらしい。知らんけど、ネット販売専門の業者らしく、何かの雑誌で見かけたとか。つーか最近ネットショッピングにはまってるらしく、ここで買うのがストレス発散になっとるらしい。つーか金使うのがストレス発散って末期症状じゃないのか・・・・大丈夫か姉ちゃん。わしゃ心配やわ。最近はこういう能書きが詳しいお店が増えたよね。ネット販売の場合は特にこういうところでアピールして関心を持ってもわらなあかんから当然か。◯マンデリンオナンガンジャン(パンダコーヒー)◯ネーブルオレンジアールグレイクッキー(TRADn.u.)というわけでさっそくトラッドニューのクッキーから。お〜さすがに高級品だけあって、柑橘らしい香味、きつくはないが鮮やかな明るい酸味、スパイスの利いた複雑な香り。ホロっとほどけるような粉感強めの食感との組み合わせもなかなかで、これまたオナンガンジャンの分厚いボディ、スパイス感とバッチグーの相性。うめえ。サンキュー姉ちゃん。
2024.03.19
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田子の月もなか(御菓子庵 田子の月)タンザニアハイツ農園(パンダコーヒー)旅行先で買った家族用の土産を開封。いちおう生菓子なので早めに食べないとということでまぁそう変わったものでもないんやけど、いわゆる餅入り最中というやつ。沼津の和菓子店田子の月の主力商品で、ネーミングはそのまんまの「田子の月もなか」。捻りも何も無いが分かりやすい。合わせるコーヒーは色々迷ったものの、最近ご無沙汰だったタンザニアのハイツに。あんこの種類によるが、ねっちりとした甘々系のあんこだったらタンザニアの力強い酸と厚みのある旨味がバッチシ合うはず。がっちり濃い目で抽出。最近ちょっと糖尿が気になるということで半分に。タンザニア ハイツ農園 W シティロースト(パンダコーヒーロースターズ)田子の月もなか(田子の月)ん〜芳醇な柑橘感。。。というよりトマト感漂うアロマがサイコー。まずはこっちから。丸一日経ってるけどふわっとさくっと軽やかな食感に、あんこも密度高めのむっちり感。タンザニアの厚みに負けない適度な甘さがあって小豆の香りもええね。さすが高いだけあるな。そしてやっぱり餅入りはジャスティス。さらにねっちりとした食感が満足度を上げてくれるな。
2024.03.18
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家コーヒー記録HATブレンド&手作り?プリンもう最近すっかりウチのレギュラーブレンドになってしまった感のあるHATブレンド。まぁこの強い香味に慣れてくるとまた統一感と上品な華やかさのパンダのブレンドに戻ってくるんだが、ただブレンドに関していえばやっぱりこのHATブレンドがあまりに強すぎて他の選択肢が実際ほぼ浮かばないぐらい。単品で飲むにはちと強烈過ぎるきらいもあるんだが(HATやTRANSITの淹れ方なら問題無いけど小生手加減抜きのフルボディ派なので)、基本的に何らかの甘味がセットなので問題無い。今日のお供は少々甘めのプリンがあるので、最強にフルボディでいきましょう。挽き目はいつもと変わらずみるっこの9で25g、5分弱で2杯出し。今日はここ最近で比べるとかなり抽出温度が高かったかもしれない。工程一つすっ飛ばしちゃったからね。しかしその甲斐あっていつもよりもずっと荒々しい酸と苦味と香り爆発仕様で、プリンとの相性最高。うますぎる。酸味系のコーヒーでこんなにデザートと合うってやっぱりHATすげーわ。つーかアルバートさんマジでG.J.。そういえ今日のプリンなんだが、そういえばどこの素を使ったかちゃんと記録するのを忘れてた(・・;)最近よく使うプリンLとは違うんよね。プリンLは少々大人しすぎるので物足りなくなってきた。付属のカラメルソースがくっそ量多い上に甘ったるかったのが玉に瑕だが、ちょっと香ばしくてとろんとろんのクレムブリュレ風な仕上がり。なかなか悪くない。ちなみに一見オシャレそうに見える今時なこの瓶は、以前どこかの高級プリンをお土産でもらった時にとっといたやつ。この手の瓶って今時は珍しくないんだが、口が小さすぎてとにかく中の洗浄が面倒くさく、全く機能的ではない。正直使い物にならん。何で世間はこういうのをもてはやすのかまるで理解はできんが、捨てるのも勿体ないのでとっておいたのが役に立った。まぁ結論から言うと、作りにくい食いにくい洗いにくいの三重苦で、機能美を至上とする我が家の価値観とは全く合わん。別に可愛い容れ物だからといって美味くなるわけでもなし。機能美も兼ね備えた芸術性がほしいとこやな・・・。あ。良いところあったわ。小さいから食い過ぎ無くて済む( ゚д゚)なんだ、めっちゃ重要じゃねえか( ゚д゚)さんざんコケにしてすみませんでした・・・
2024.03.09
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生どら焼 福◯屋(ふくまるや)〒502-0847 岐阜県岐阜市早田栄町3丁目23https://www.instagram.com/fuowu6/出張ついでにビアベリーバーガーの場所を確認しつつ、あわよくば・・・と思っていたんだが開店時間に間に合わず仕込み中の様子。見た感じは洒落てんねシンプルだな。と、とりあえず場所と看板だけ確認して住宅街を脱出すると、日赤病院の北側の道に出る。そしてちょうど出たとこに↓があったので、ちょいと寄ってみることに。昔からあったっけか?どうも思い出せんが。ちなみに、福◯屋と書いて「ふくまるや」と読むらしい。伏せ字ぢゃないので注意。どら焼きとは思えぬファンシーなポスター。お邪魔しやす。中に入ってみると10数種類のどら焼き群が。こんにちはと挨拶をしてみても誰も出てくる様子がない。大丈夫か。お、バタどら発見。いや、やっぱりバタどらはジャスティスでしょう( ゚д゚)しかも発酵バターと聞いてときめかない人間がおるだろうか、いや、おるまいて(反語)。と思っていると、奥から焦ったように店長らしき人登場。気づかなかったらしい(笑)というわけで購入しようと思って声をかけると、やはり持ち帰るまでの時間を確認される。さすが「生どら焼」というだけのことはある。何がどう生なのか知らんけど( ゚д゚)。一度職場に戻ってからだと持ち運びに4時間はかかってしまうのでどうしたもんかと思っていると、なんでか知らんけどこの「あずき発酵バター」だけはそんなに生ではないらしく(生地じゃなくて具の素材の問題なのか?)、今日ぐらいの気温だったら常温でも大丈夫でしょうとのことだったので結局心配は杞憂となったのだった。いちおう10℃以下で保存しろとは書いてあるな。まぁ冬場なら問題あるまい。今の気温6℃以下やし。袋はもったいなかったのでそのままいただいてきた。過剰包装反対。正直これでも過剰包装だと思うんだが、世間の人々はどういう認識なんだろうか。さて、無事帰宅後の食後、発酵バターということでそれなりに強いコーヒーを合わせたい。手持ちではパンダのマンデリン(オナンガンジャン)か、HATブレンドかの2択。豆の状態的にHATを先に始末したいので(実はこいつは冷凍してなかったのでね)、HATに決まり。福◯屋:あずき発酵バターどら焼HAT Burger & Coffee Shop:HAT BLENDまだ食べていないので分からんが、バターとあんことHATブレンドが合わんわけがないのよな。ちなみに今日のHATブレンドは気持ち熱めで抽出。多少苦みが前に出てしまっても良いやという感じだったが、やっぱり小生が淹れると不思議とHATで淹れてもらうような尖った感じにはならない。やっぱり水か・・・でも結果オーライ。生どら焼を謳うだけあってしっかりとしっとりもっちり系。生地自体にほどよい甘さがあって割りと好みかな。というか、やたらと生を推してくるのでもっと生焼け系をイメージしてたけど、これは普通に理想的などら焼きな気がする。やっぱり中のネタの方が生なのか?ただ、こいつは割りと持ちが良いとのことなので、生枠じゃないんだろう。中には発酵バターがたっぷり。ちょいと誤算だったのが、これ混じりっけなしのガチ発酵バターで、カスタードクリームと練ってあって食べやすいとかそういうファンシーなモノじゃなかった( ゚д゚)正直舐めてたすみません。で、ここで問題なのが、ガチでまんまバターなので、冬の常温ではカチンコチンに固まってんのよね。これ冬なら常温保存でじゅうぶん持ちます的な感じで説明されたけど、そうじゃないわ。これは「冷やしちゃいかん」系だわ。しかもこのバター、もちろん風味は素晴らしいんやけど、おそらく無塩バターか・・・・と思われるほど塩味が少ない。普通こういうどら焼きのバターって、塩気が加わるからこそ糖質の甘さと反応して味が引き立つ構造を狙って作るはずなんだが、ほぼほぼ塩気が無いおかげで、思ったよりも味に立体感が出てない。こりゃ、バターがギリギリ溶けない程度に温めるかオーブンで軽く焼いて食うべきだったな・・・。せっかくの美味しさが今ひとつ活かしきれていないまま終わった感があるので、今度改めてリベンジしたいところ。普通に塩バターで良い気がするんだがなぁ・・・。
2024.03.06
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マンデリンオナンガンジャン(パンダコーヒーロースターズ)名前分からん菓子(パティスリーアッシュ:大阪)姉が最近ストレス解消という名目で通販で色々買っているということで、何かよく分からんけど大阪の菓子屋さんの菓子を差し入れしてくれたので一緒にいただくことに。父が余命いくばくかという頃からまたよくウチにプチ里帰りするようになった姉だが、そういえばこうして折よくコーヒーを淹れてやるのはだいぶ久々かもしれないな。洋菓子があることと、深煎り好きの姉がいるということで、迷わずマンデリンをチョイス。一頃に比べるとさんざん洗脳した甲斐あって(笑)酸味の良さも理解し始めた姉なので遠慮は必要無いんだが、正直なところ、こういう機会でもないとマンデリンを飲みにくくなっているという現実問題もあるので奮発。以前はLCFマンデリンの2級品としか思っていなかったオナンガンジャンが、もはやLCFマンデリンをしのぐほどのクォリティになってきているし、何よりも価格の高騰がなかなかなことになってきている。いつもより苦味と香ばしさ重視で熱めの抽出。カップを温めるなんていつぶりか・・・下手したら1年ぐらいやってないかもしれん。特濃目指して全力で遅抽出。色々と近況を聞きながらたっぷり5分で完了。マンデリンオナンガンジャン(パンダコーヒーロースターズ)名前分からん菓子(パティスリーアッシュ:大阪)なんか栗まんじゅうのチョコレートがけみたいな菓子やな(最悪の比喩)見た感じクリームダバダバの激甘系菓子ではなさそうなので、先に菓子からいただきますかね。「あんもーめんとぺいしぼー」って何やろ。これがメーカーの名前かな?いや、これ違うな、英語読みしちゃいかん気がする。菓子やからフランス語かな?たぶん「心休まるひとときを」的な意味・・・のはず。直訳すると「平和な瞬間」なんやけど、西洋言語って基本的に名詞文化やもんね。日本語は述語優勢言語やから、こういう表現はなかなか感覚的に分かりにくい。後からよくよく調べてみると、大阪のパティスリーアッシュという店の商品らしいことが判明。姉はその辺についてはどうでも良いらしく(笑)まるで関心が無い。花より団子じゃないが、やっぱり我々は家族やなと感じる。こうして物書きの真似事を始めるまでは、どこの何て名前の店だとか体裁や知識にはまるでこだわらなかったんだが、書く以上はトレサビリティに気をつけないといけないので・・・辛いとこやな。別につらくないけど。どう見てもどっちもチョコレートがっつりかかってるんだが、左がチョコレートで、右がラムレーズンらしい。妙に理不尽を感じるのは小生だけか?ラムレーズンはしっかりアルコール含まれてるので、食後かつ夜で良かったと感謝。たぶん空きっ腹で食ったら明日仕事にならんかったやろうと思う。南無三。味と食感については見た目を裏切らない感じ。比較的甘さは控えめで、柔らか過ぎず硬すぎず、適度なしっとり感も無きにしもあらずぐらいの感じで、口の中の水分をやたらと吸われる感は無い。バランスの取れた菓子だな。これなら合わせるコーヒーはコスタリカかコロンビアあたりでも良かったかしらと思う。しかしここはオナンガンジャン、さすがに合わせるものを選ばんな(どの口で)単品で美味すぎる。菓子の方がかなり控えめで主張が弱い分、オナンガンジャンのオナンガンジャンたる所以をとことん味わいつくすことができたかもな。これは良いこと。ちょっと熱めに淹れたのでやや不安もあったが、想定した雑味や苦味は全く気にならず、とにかく分厚いアース感とグラス感、甘みにミルキーな余韻、どこをとっても完璧。大満足。
2024.03.05
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家コーヒー記録HATブレンド・ジーマーミ豆腐沖縄の郷土料理というジーマーミ豆腐なるものを貰ったんだが、いったいこれが何なのか分からずとりあえずググる。以外なことに農水省のページでの紹介が検索トップに引っかかったので引用。https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_18_okinawa.htmlへ~沖縄旅行したことあったけど、こいつは一度も出てこなかったな。知らんかった。見た目はごま豆腐かという感じなんだが、どうやらピーナッツ豆腐らしい。へえ、落花生でこんなにコシのあるテクスチャが作れるもんなのね。こればかりは本気で感心した。実物がこちら。何も説明されなかったらプリンか何かと勘違いしそう。ごま豆腐によく似ているものの、風味はごま豆腐とはまただいぶ違う。ピーナッツなので、胡麻よりももっと風味が濃密なのかと思いきや、予想外に大人しく上品な風味で、香りも味も控えめか。ただ、控え目に感じたのはこの付属品のソース(タレ?)が尋常じゃなく濃くてくそ甘かったことか。本物のみたらし団子のタレみたいな、やや醤油強めやけど何だかんだ甘ったるいというか。正直これが強すぎてスポイルされてしまったのか、ピーナッツの香りの香ばしさがあったのかどうかもよく分からんまま終わってしまった。しまったな、このタレかけずに味見しておくべきやった。不覚( ゚д゚)ただ、幸か不幸か個性の強いHATブレンドとの味の相性は抜群。もっと熱々で淹れればややスモーキーな香ばしさがこの甘さと超合うんじゃないかな。今日は割りとヌルメのドリップなので明るい酸の方が印象的やけど。ただ、この硬めにも関わらずコシのあるしなやかなテクスチャは良い。ムッチムチ。ごま豆腐よりももう少しコシが強い。いや、ごま豆腐も様々やから何とも例えにくいな。いや、良いモノをいただいた。ごちそうさまでした。
2024.03.02
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エチオピア ゴロ・ベデッサ ナチュラル(パンダコーヒーロースターズ)tayas(タヤス) オリエントチョコアソート今日は軽めのフルーティな気分だったのでグジのゴロベデッサを。ここ最近のLCFのエチオピアの中ではぶっちぎりで美味いんよな。エチオピアはウォッシュトの透き通るような鋭い酸も良いんやけど、なんだかんだでこの雑味が生むフローラルで甘ったるい香味こそが命という感じもするんよね。まぁパンダのエチオピアに一度としてハズレは無かったけどな。エチオピア グジ ゴロ・ベデッサ ナチュラル精製 シティロースト(パンダコーヒーロースターズ)今回もタヤスのチョコレートアソートを付け合わせに。なにげにタヤスのチョコって人工的でケミカルやけどフルーティフレーバーが添加されてて、まぁこういうコーヒーと合わせても合うっちゃ合う。ところで、フルーティなコーヒーには果物が、カカオ感のあるコスタリカやグァテマラにはチョコレートが合うっていう考え方があるんやけど、あれは合うとか何とかではなくて、ただ同系統の味だから邪魔にはならないってだけなんじゃないかと。似たような風味のものを合わせるのって、無難やけど、お互いの風味を引き立てる結果には繋がらないし、何ならお互いの良さがボケるよね。違う属性だからこそ、マッチングさせることに意味があると思うんだよな。テニスのダブルスでも、ダブル前衛やダブル後衛というスタイルはあるものの、多くのペアは前衛と後衛で役割分担をした上でマッチングするやん。異なるからこそ戦略に幅が生まれるわけで、化学反応も起こるわけなんちゃうんかな〜。と思ったり思わなかったり。だから相性の良し悪しって、どういう観点で良し悪しを語っているのかによって全く変わるわな。個人的には、原則として「似たフレーバーのものを重ねる」のはマッチングとして面白くないと思う。ハズレもしないが、別に相性が良いとも思わん。どちらかというと、塩と糖質のようにコントラスト効果によってお互いの素質を引き立て合うような関係こそが相性の良さと言えるんじゃないかしら。不思議やけど、コーヒー業界ではこういう価値観で相性を語る人が少なすぎるなと感じている。何でやろね。まぁ、コーヒーって他の茶系統の嗜好品の中ではあまりに風味が強すぎる(他への干渉能力や余韻が長すぎるしな)ので、どうしてもそういう考え方になりがちなのかもね。でもそれじゃおもんないから、対照を意識したマッチングについて語る人がもっと増えることを願う。
2024.03.01
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朝コーヒーHATブレンド&Tayasチョコレートアソートこの4週間はほぼ土日休日無しで出勤日が続いていたが、この日は久々に完全フリーの月曜振替休日。珍しく寝坊して6:00に朝の食卓につき、残りもののほうれん草とクレソンのお浸しと晩茶で喉を潤す。昼前には、先週急に倒れた旧友の見舞いに行くという用事はあるものの、外は雨でしっとりとした天気で、自宅でゆったりと朝コーシーを楽しむにはうってつけかな。冬場は静電気がコーヒーの天敵。こういう湿った日は非常に有り難いな。安らぎを求める日であれば、どちらかというとパンダの豆の方が適正な気もするんだが、ちょうど今あるお茶請けがお茶請けだったので、結局HATブレンドをチョイス。その分ちょいとヌルめに淹れてバランスを取るか。2月の頭なのに雨天というだけあって気温は高め。そんなに機材がキンキンに冷えてないので、しっかりと湯冷ましを実行。ポット→ドリップポット→カップ→サーバー→ドリップポットと湯を移し、ゆったりと時間をかけてドリップ。温度低めの割に膨らみ方は上々。やっぱりこれは湿度の影響なのかな??豆の膨らむ膨らまないって、単純に鮮度や焙煎の深さだけとは思えないことがよくあるが、ほんとに何なんやろうな。たぶん一般的な蒸らしからのドリップではこんな事に悩まないんやろうけどね。基本的にCONO式に忠実な抽出してると、毎日毎日、驚くほど差があって面白い。HATブレンド(HAT Burger & Coffee shop)Tayas チョコレートアソート今日は最近ちょくちょく付け合せになっているTayasのアソートをチョイス。けっこうジャンキーで甘いので1個だけでコーヒー1杯に堪えうるスペック。クォリティは二の次( ゚д゚)さて、温度低めかつ、それほど豆の状態も新鮮でもない状態のHATブレンドなんだが、前述の通りこの日は膨らみが妙によく、かなり香りが芳醇。ちょっとエチオピアっぽい華やかさがある。とはいえ、間違いなくHATブレンドケニア由来の明るい酸なんだが、いったい豆の内部で何が起こっていたのか。オールドビーンズという付加価値は全く信じていないけれども、やっぱり焙煎から2週間ぐらいまでは何が起こるか予測できない部分もあるよな・・・ただ、世間一般で流通してる早出しドリップではこれほど顕著な差にはならんのじゃないかな。冷めていくに連れてトマト的な厚みのある旨味と酸がよりいっそう表に出てくる。これだからゆっくり飲みたくなってしまうんだが、どうしても最後の方は加速してしまうという矛盾。美味しくなってきてからも余裕をもってゆっくり楽しむにはどうすべきなのか。
2024.02.29
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朝コーヒーグアテマラトラベシア(パンダコーヒーロースターズ)フルーツロール久々に90℃以上で抽出。香ばしさはこちらのほうが素直に出るな〜。最近わりと繊細なコーヒーを繊細に出すようなことばかりしていたので、ある意味ではコーヒー舌がかなり偏っているかも。たまにはデフォルトラインに戻すために、もう少し尖った部分をちゃんと抽出してやるべきだわな。今日のお茶請けはフルーツロール。メーカー不詳。いつもAEONに売ってるやつの消費期限ギリギリセールで狙い撃ち。今日のラ・トラベシアはいつもよりだいぶ荒々しく仕上がってなかなか乙。トラベシアにしては珍しくちゃんと苦味成分も出ていて、熱いうちからかなり酸が明るく、テクスチャもフルボディ気味でなかなか飲みごたえがある。いつもはもっと大人しいのにな。冷めてからは酸がもっと出るかと思いきや、これまた予想よりもマイルドでいつもの高貴な香味にシフト。なんかもっと濃く淹れたくなってきたな。久々に高温デミタスでやってみるか。ほんとにどんな飲み方しても美味しくなってしまう優秀な豆だな。
2024.02.27
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晩飯備忘録舞茸と鶏と白菜の鍋(2日目)エチオピア ゴロベデッサ(パンダコーヒー)杏仁豆腐今日は健康食( ゚д゚)久々にブリ食った・・・鍋は極限まで薄味にしたが1日かけて煮詰まってるのでなかなかに熟成度が高い(要するに濃くなってる)。脂がしっかり乗ってたので柚子胡椒をキリっと利かせてみたが大当たり。食後はゴロ・ベデッサ。ほんと良いナチュラル。どういうわけか今日のフレーバーえらいことになっとる。冷凍してるからか、冷凍しててもこんなに香ると言った方が良いのか。どれもグラム測って均等分けして保存してるんだけど、どうして毎回こんなに違うもんかね。コーヒーに拘り始めて10年を迎えるが、こればかりは本当に不思議。アロマも圧倒的だった( ゚д゚)そういえばちゃんと説明したことなかったかもしれんけど、コーヒーにおいてはアロマとう概念を「湯を注いだ際に立ち上る香り」として使っている。狭義というやつかな。しかしこの前よりも膨らみが良い。まるで焙煎したての様。パンダやアルバートさんの豆は比較的膨らみにくいけど(膨らむほど良いというのは近年まかり通ってる誤解)、ほんまようけ膨らむわ。破裂するほどではないけど。エチオピア ゴロ・ベデッサ ナチュラル シティ杏仁豆腐最近杏仁豆腐作りすぎ( ゚д゚)そして一向に減らないクコの実( ゚д゚)マジで何年かかるんやろこれの消費。良いね、ここ一番でブワっとくる分かりやすい芳香。さすがに7年前に飲んだパナマのカジェホンのゲイシャほどではないものの(あれはもう一生出会えんかも)、この美しくも芳醇で軽やかな(矛盾しとるな)華やかさは、パンダが圧倒的かな。堀口の豆も一通り全部飲んだけど、ここまでのものは1つも無かった。香りがこれだけ立ってると中身の方が軽くなりそうだが、この日のゴロベデッサは本当に奇跡的に酸にも厚みを感じさせるものがあり、軽さと重さを両立した最高の仕上がり。もったいなくて飲めない。わりと濃厚に仕上がってしまった杏仁。エチオピアが軽くなくて良かった・・・というわけで、お互いに引き立て合う最高のバランス。こういう奇跡が起こるからやめられんのよね。
2024.02.25
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(パンダコーヒーロースターズ)マンデリン オナンガンジャン(ヤマザキ)大きなツインシューまたもやヤマザキのツインシューの賞味期限ギリの特価品を家族が見つけてきてしまったので今夜のデザートに。最近どうしても飲む日を選んでしまうパンダのマンデリン。昨年度までのように通えなくなってしまったので希少価値が高い。今夜はなぜかこれしか択が思い浮かばず即断。こういう日もある。ミルはフジローヤルみるっこ、挽き目は8.5。ここ最近披露気味なせいか、ロイヤルな芳しさについ眠気が・・・いやこれ危ないな( ゚д゚)ちょっと低血圧気味かもしれん。もともと超低血圧やけど。淹れている途中すら眠たくてケトル落としそうになるのはヤバかったな、と後になってから反省。書いている今はカフェインでしっかり覚醒しているものの、ちゃんと睡眠とらなあかんな。眠すぎてあまりコントロールできなかったこともあり、マンデリンにしてはけっこうな早さで淹れてしまった。とはいえ、たぶん一般的なマンデリンよりよほど濃いんやろな。ツインシューとのバランスは決して悪くないというか良いわ普通に。これ好きな人から言わせると、もう少し見合った甘味を選べと言われるんやろか。たしかに自分でもそう思うんやけど、でも珈琲さえ美味けりゃ良いか、と思ってしまう。バランス悪いな( ゚д゚)ま、拘り始めると、菓子の方がよほど高くつくんでね。コーヒーは拘りまくっても1杯100円しないぐらいなので(一部の尋常じゃなく高いゲイシャとかは別)、1日1杯の贅沢にはちょうど手頃だわ。今日は高温早出しだからか、香りの立ちは良いね。まぁ熱いうちだけやけど。欲を言えばもう少しねっとり感が欲しかったかな。しかしオナンガンジャンに替わってからかれこれ1年近くか。さすがにLCFマンデリンの味がもう思い出せなくなってきたけど、オナンガンジャンでこれだけ美味いんだからもう文句は無いわな。さて、もう在庫が少なくなってきたな。買いにいかねば・・・倉橋さんにも言われたが、僕の買い方なら絶対に定期購入(サブスク)の方がお得だという。表に出てこないメニューも選択できるといういうことやしね。でも嗜好品に関して定期購入というのだけは、得だと分かっててもやりたくないんだよな。
2024.02.20
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朝コーヒー(パンダコーヒー)エチオピア ゴロベデッサN(香月堂)ビターチョコサンド昨晩の折紙珈琲のグァテマラがグァテマラらしからぬ強烈なモカ臭を放っていたので、触発されて朝からモノホンのエチオピアが飲みたくなってしまってゴロベデッサに手を出してもうた。そういえば今うっかり「モカ」と言ってしまったけど、珈琲用語でこれほど誤用が広まった言葉も無いだろうな。また、狭義と広義でもだいぶ意味が変わってしまうところも難儀。狭義のモカというか原義は、イェメンのモカ港から出荷されるコーヒーの総称で、まぁ基本的にはイェメン産のコーヒーか、モカ港から出荷される一部のエチオピアの豆を指す(こっちはちょっと怪しいか)言葉のはずなんだが、まぁぶっちゃけ近現代コーヒー事情ではエチオピア=モカになってしまっていると言って差し支えない。まぁ広義でエチオピアのコーヒー豆のことをモカと言っても許してやれよというのが小生の立場だが、スタバで流行った「カフェモカ」の功罪については、正直罪の方がデカいとは思うね。カフェモカってエスプレッソ+チョコレートソース+α(ホイップクリーム?)でしょ。モカ要素ゼロのこいつによくモカって名前つけよったな・・・これだけは許しちゃいけんと思うんやが、何でモカなんかね。一般的にカカオ感がある香味のコーヒーの産地といえば、コスタリカとグァテマラあたり。エチオピアもイエメンもチョコレートっぽさは無いと思うんだが・・・・少なくとも今までそういうのに出会ったことはない。どうなんやろな閑話休題今回もフジローヤルみるっこで挽目ダイヤルは9(けっこう粗挽き)、抽出温度はやや高め(冷ます工程をいつもの約半分)、ドリップも比較的早め(今日は完全に感覚)。とか言いつつ、ファーストドリップまで短くとも30秒はかけるけどな。というわけで、香月堂のビターチョコサンドをおともに、ゴロベデッサをいただく。香月堂は愛知県豊川の菓子メーカー。これって全国的に有名なのかな?昔からちょくちょく人からもらうんだが、売ってるところは一度も見たこと無い。個人的に、甘ったるいチョコレート系の洋菓子にはエチオピアのナチュラルという方程式があるんやけど、他所の店ではコスタリカが良いとかグァテマラが良いとかいう話をよく聞く。コスタリカやグァテマラというと、よくカッピングノートで「ミルクチョコレートのような」とか「カカオ」といった官能評価をされることが多いイメージなんだが、チョコレートにチョコレート合わせてどうすんのwwというのが小生の本音。そりゃ合うかもしれんけど、牛乳オカズにで豆乳飲みますって言ってるようなもんで、個人的には解し難いところがある。さて、香月堂のビターチョコサンドって最後に食ったのがいつか主出せない程度には久々なんだが、どんな味だったか。と思って食ってみたら、予想していたよりもずっと甘く、生チョコとまではいかなくとも粘土の高いテクスチャで質量感もある、けっこうヘヴィな菓子だった。これならマンデリンと合わせても良いなとも思ったんだが、ビターチョコというだけあってカカオ成分もそれなりに濃厚。というわけで、発酵感のあるフルーティなエチオピアナチュラルが・・・・実際めちゃくちゃ合うわ( ゚д゚)いやいや、我ながら悪くないチョイスだったなと自画自賛。先日淹れた折紙珈琲のグァテマラが妙にモカっぽい芳香を放っていたので今日はエチオピアにしたということもあるんだが、やっぱりパンダのゴロベデッサはちっとばかし格が違うわ。ナチュラルにありがちな汚さは一切無いくせに、淹れた後のアロマもバシバシ利いてるし、上品なのにシャバさが全く無くて菓子に負けてない。頭2つぐらい抜けてるわ。やっぱり倉橋さんの華やか系コンセプトのコーヒーは他の追随を許さんね。ごちそうさまです。
2024.02.19
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折紙珈琲 グァテマラ(https://www.instagram.com/origami_coffee/)杏仁豆腐先日折紙珈琲で買ってきたグァテマラをぼちぼちと。袋から出した段階でエチオピア的なそうとうフローラルな香り。ちなみに、焙煎豆の状態で良い香りがするからといって、淹れた後に香るかどうかは実はけっこう相関が無かったり無かったり。ドリップ中のアロマは最高なのに、いざ飲もうと思ったら全然、なんてことも別に珍しくないけど、みんなプラシーボ効果で香る気がしちゃうんだよな。普段と同じ挽き目でdone。よりいっそうピーチ系のエチオピアナチュラルのような香りがブワッと広がる。しかしこのほのかな香ばしさとチョコレート感がグァテマラかな。なんやかんやで良いな。しかし折紙珈琲さん、低温で早出しを前提に焙煎してるのか、いつも通りに淹れるとちょいと苦味というかエグみが目立ったんよな。というわけで、普段は絶対にやらない蒸らし系のドリップでさっぱり出してみることに。こんだけ抽出時間を短くするとどうしてもボディが軽くなりそうで不安ではあるんだが、早出しの方が香りは立ちやすい(というかアロマが逃げる前に楽しめるというか)ので、今回はそっちを楽しんでみるかな。折紙珈琲グァテマラ+杏仁豆腐やはりアロマはバッチグーだわ。でもやっぱり淹れてる最中のアロマには勝てんのよね~湯を含んだ豆から直接立ち上ってくるアレと比べると、どんな珈琲でも物足りなくなってしまう。特にこいつ素で良かっただけに余計にこのギャップを感じるね。これはどうしようもないことやけど。結論から言うなら、コーヒーは絶対自分で淹れなきゃ美味くないわな。どんな美味い人に淹れてもらったとしても。目と鼻の先で淹れてもらえるなら話は別やけど。さて、グアテマラのくせに今日のこいつはほんとにエチオピアと間違えとらへんかと思うほどの軽やかで熟成感の高い果実風味が漂ってるんだが、飲んでみると案の定というか、シャバシャバボディで妙に苦味の方が前に出てくる仕上がり。ん~~香りが満点越えてただけに勿体ないな~~。ちなみにこの日の杏仁豆腐の出来は過去一レベルで良かったので、ちょうど苦味を良い感じに中和してくれたかもしれん。幸運にも杏仁豆腐もシャバっとさっぱり系で口溶けサイコーだったので、ライトボディのこいつとは相性抜群。やっぱり組み合わせって大事だわ。
2024.02.18
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家で珈琲の記録タンザニア ハイツ農園 シティロースト(パンダーヒーロースターズ)卵と牛乳だけで作ったプリンハイツ農園すっかり気に入ってしまったなぁ。今夜の珈琲のおともは市販の素や調味料等を一切使ってない、卵と牛乳のみで作ったプリン。あ、いちおう流石に甘味料だけは入れてる。何だっけ、砂糖じゃないやつ・・・あ、パルスイートや( ゚д゚)パルスイートってほんまに大丈夫なんやろか。あ、天下の味の素さんの商品やから大丈夫やろ(雑この日は珍しくお供の方を基準にしてコーヒーを選んだ。甘さそうとう控えめでさっぱりしたプリンなので、マンデリンやエチオピアだと個性的過ぎてちょっとな。とはいえ、最近そういえばトラベシア(グァテマラ)が続いていたような気がするので、まぁタンザニアにしとくかという感じ。トラベシアは比較的バランスが良く尖ったところの無いコーヒーなので(個人的には分厚い旨味と酸の利いたゴリゴリ系タンザニアが好み)、割と合わせるものを選ばないかな。こういう淡白なデザートとマッチングさせてもまぁ邪魔はしないといったところ。でも今日はいつもよりちょっとさっぱりめに入れるか。手作りプリン&タンザニアハイツ農園シティローストというわけで、かなりひっさびさにバートドリッパー(フレームタイプ)とアバカペーパーを使って比較的早めにドリップ。3分半ぐらいでフィニッシュ。自分の感覚的にはかなり早かった。と思ったんだが、そういえばなぜか余り湯温を冷まさずに淹れていることに途中で気づく( ゚д゚)こういう時に限ってドジるんよね~ありがち。とはいえ、何か問題があったかというと結果オーライだったかな。とりあえず一口飲んでみると、きつい苦味や雑味は一切無く、割と酸の立った感じでやや軽めに仕上がった。でも思ったよりもしっかりボディ出ちゃったな。まぁ良い。つーか単品で美味いコーヒーになった。本当に結果オーライ。で、プリンなんだが、興味本位で作ってみたは良いもの、なんか甘い茶碗蒸しって感じになった( ゚д゚)いや、やっぱり化学調味料の力って偉大やね。いくらなんでもパルスイートだけでは物足りなすぎたわ( ゚д゚)ということで最速で片付け、タンザニアをしっかりと冷ましながらゆっくりと味わうことに・・・
2024.02.18
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グァテマラ トラベシア シティロースト羊羹(貰い物)12月に買ったパンダコーヒーの現行グァテマラことトラベシア農園。パンダといえばグァテマラというほど倉橋イズムあふれるこちらの豆。マンデリンやエチオピアのような分かりやすく際立った特徴とは逆で、クリーンかつトータルバランスに長け、気品のある香味をもつグァテマラらしい一品だが、今回は羊羹と合わせていただく。羊羹はどうということのない駄菓子系の格安羊羹。自分ではまず羊羹なんぞ買わんのだが母がこの手のリーズナブルな小分けタイプの羊羹大好きなので、不定期に買ってくる。と思ったら今回は貰ったらしい。最近ほとんど人付き合いもしとらんのに貰い物とは珍しいな。しかしこのグァテマラ、これまで飲んできたパンダのグァテマラと比べても遜色ないどころか、歴代トップに入るな。とにかく雑味が無いのは倉橋さんらしい。コスタリカほどではないもののカカオ感アリ、適度な酸と心地よい後味。バランスオブパワーだな。岐阜のラーメンで言うなら麺坊ひかりの塩。そういえば、もうひかりもずっと行ってない・・・さすがにノギヲさんもすっかり忘れてるだろうな。とはいえ、あの場所って絶妙になかなか行けないんだよなぁ。いまだに行列店やから、行ける日に限って駐車場に進入することすらできず諦めるパターンが多い。南無三。
2024.02.15
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家コーヒー記録HATブレンド(HAT Burger & Coffee Shop)大きなツインシュー(ヤマザキ)もう完全に我が家のレギュラーコーヒーの一角として定着したHATブレンド。なんやかんや、来月で1年の付き合いになるんだよな、早いもんで。ツンとした香ばしさと激明るい酸味で、バランスタイプでありながらも攻撃的で印象的なブレンドで、ハンバーガーとあわせても甘味と合わせてもイケてるイケメン。ただ、少々主張が強いので、さすがに繊細な和菓子には合わせにくい。金つばと合わせると見事に喧嘩。。。というか一方勝ちする。とはいえ、極めて汎用性が高く、たいていのモノが合わせられるこいつは、普段遣いとしては非常に優秀で。まぁ、普段遣いのコストじゃないんやけどね(さすがにスペシャルティコーヒーオンリーのブレンドなんでね)。缶ビール1本飲むよりはずっと安いんよ。さて、冷凍庫に保管してある豆を引き出して(↑25gずつ小分けにしたHATブレンドの図)今回はシュークリームがお供なので、遠慮なくフルボディで淹れてみましょう。この淹れ方をまなや君に見せたら何て言われるんだろうな。クレイジーって言われたら、てめえにだけは言われたくねえ( ゚д゚)と言い返すだろうな。みるっこの挽き目は9。ヌルめの湯で抽出すること4分半。いつものフルボディでマイルドな一杯完成。HATブレンド(HAT Burger & Coffee Shop)大きなツインシュー(ヤマザキ)つーかヤマザキのツインシュー、くっそ久々やな。最近兄がGENKYの「控えめに言っても多め」シリーズをいたく気に入っているため滅多に買ってこないんだが、どうやら30%引きセールに目がくらんだらしい。最近どこも高いからな、セールに釣られたクマーは決して珍しいことではないっつーかみんな買う動機ってだいたいそうでしょ?違うんかな。そして食ってみて思ったんだが、やっぱりゲンキーの「控えめに言っても」シリーズの凄まじさがよく分かるな。ほぼ同規格の商品のはずなのに、中に入ってるクリームのボリューム感が、控えめシリーズの半分ぐらいしか無いように感じる。ほぼコスト帯も同じはずなんだが・・・・ゲンキー恐るべし。まぁ小生としては、あくまで主体はHATブレンドなので特に問題無し。しかし低温で超低速ドリップにも関わらず今夜はやたらと酸が明るく出てる。もはやオレンジ食ってるレベルであかぬけた鮮烈な酸と果実感。ただ、これだけ酸が露骨に出てるのに香味全体の厚みが全く損なわれないのは、アルバートさんお見事と言うしかないね。いや~最近ずっと行ってないから、報告も兼ねてアルバートさんにもお邪魔したいね。うん。
2024.02.14
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家コーヒー記録菅珈琲 ブレンド 両口屋是清 銘菓2種めちゃくちゃ深め、久々にこういう香りかいだ。菅くんのすすめもあり、かなり温めで(測ってないが80℃以下)。挽目も少しだけ粗めに。菅くんに入れてもらったときよりさらにまろやかで甘めに。昨日買った菅珈琲のブレンドをさっそくウチで。なんだかんだ超絶深煎りなので、挽目をどんなもんにしようかやや迷う。いつもより少し粗目にしとくか。みるっこのダイヤルを9.5にセット。いつもパンダコーヒーで絶妙にマイルドな香りに慣れすぎているからか頭がくらくらするほどの深い芳香。強烈やなあ。エスプレソ用の豆みたい。いや、深煎り=エスプレッソと決めつけるのも早計ではあるんだが、一般的にね。湯は、ケトルからサーバーに、サーバーからカップへと移し替えてしっかり冷ましてまたケトルに戻す。焙煎士の菅くん本人から「ぬるめにしないとどうしても苦味が勝っちゃうんで」と助言ももらっているので、かつてないほどしっかりと冷ます。若干冷ましすぎた気が無きにしもあらず抽出温度を下げた分、しっかりと時間を使ってドリップ。25g5分きっちり。スーパーフルボディやね。菅珈琲 ブレンド両口屋是清 しなの路・旅まくらかつてない香ばしさかな。もともと深煎り党とはいえ、ここまでのレベルのものはなかなか買わないのでちょっとプレッシャーを感じるほどだが、甘味と合わせるなら至高かもしれない。さんざん温度下げただけあって流石に苦味はかなりマイルドで、しっかりとした甘さとねっとりとしたテクスチャが感じられる。後退りするほどの深煎りながら、去年飲んだものと比べれば明らかに一般的に受け入れられそうなモノになってる。酸味はほぼ0%と言って良いが、ほのかに感じる気品のあるカカオ感はおそらくグァテマラの要素だろうな。旅まくらの甘さが絶妙に引き立ってて良い。しなじ路だとちょっと大人しすぎるか。この珈琲はゲロ甘スイーツと相性抜群ね。ハチミツ使ってなんか作るかね。さすがに単品で飲むにはちょっと尖ってるけど、たいてい珈琲飲む時は何らかの甘味とマッチさせるだろうから問題なかろう。
2024.02.06
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チンゴンコーヒー メキシコ ムンドマーヤプレリュード 栗のタルト昨年12月23日のTroy's American BBQでのイベントにて購入してきたチンゴンコーヒーさんの遺作(しばらく日本には帰ってこないのでこういう呼び方をしている)なんだが、ついにここぞというタイミングが来たので解放することに。昨夜は姉家族とプチBBQもどきだったのだが、ウチに遊びに来る時はプレリュードのケーキを土産に持ってきてくれるのが恒例となっている。ちょうど1個だけ余ったものがあるので、家族でわけわけしていただくことに。上質な洋菓子にはやはり上質なコーヒーが欲しい。栗のタルト(プレリュード)そういえばこの栗のタルトは食べたことが無いかもしれない。だいたいいつもジャガイモのお菓子か、夏ならオレンジショートに固定されがちなので、意外とちゃんと食べたことがないものも少なくない。好きといっても、年に1回あるか無いかぐらいだからな。チンゴンコーヒー ムンドマーヤトロイ先生のところで飲んだ時は見事な香味に脱帽したもんだが、家ではどんな感じか。チンゴンさんのドリップはかなりライトな抽出の仕方なので、まず濃度や舌触りが全く変わってしまうだろうことは予想できる。まず抽出時のアロマだが、やはり完熟オレンジの濃密な香りで期待感は爆上がり。まぁ抽出するまでもなく、ミルで弾いた時点で超柑橘系のフレーバーが出まくりだったけどね。これがただ酸、果実感、甘みだけのライトなコーヒーだったら“それなり”のコーヒーでしかないんだが、しかしここはチンゴンさんのこだわり。小生が超濃厚抽出ということもあるのだが、むしろ感心するのはこの抜群の飲みごたえの方か。酸が先行しながらも、フルボディ感がしっかり出ていて、果実感に厚みがあるね。これぐらいドシっとしてるとケーキも美味い。こぼれ落ちるように栗がゴロゴロっと入ってるが、やはり舌触りも味も繊細。一晩経っていてもなんのその、タルトらしいサクっとした食感も味のトータルバランスも文句のつけようがない。栗はすでに旬なんぞ過ぎているんだが、しっかりと風味も楽しめる。流石やね。
2024.02.04
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2023年最後の珈琲トランジットブレンド花の木シュトーレン家族総出で墓掃除と今年最後の外食を済ませた後は、帰ってからまず珈琲で一服。クソスマスの1週間ほど前から食べ始めたシュトーレンもようやくラスト一切れ。ほんまに物持ち良いんだよなぁ。食後のデザートの一杯ということで、深煎りのトランジットブレンドを選択。もともと好きではあったんだが、ここのところとみにヌルめの珈琲の方が美味しく感じるシーズンに入ってしまったので、とことんヌルめで。いや~今年1年のコーヒーライフもこれで終わりか。思い返してみれば、今年も結局好きなコーヒーばっかり飲んでて、HATぐらいしか新しいコーヒー屋を開拓できんかったな。ちょっと整理してみるか。★菅珈琲★チンゴンコーヒー◯PEK COFFEE(ペックコーヒー)★折紙珈琲★Albert Coffee Roasters(ABC)◯HAT Burger & Coffee Shop◯TRANSIT COFFEE★note coffee roasters◯CAFE re:verbいやいや、どこがほとんど開拓できんかったや( ゚д゚)思いの外たくさんあって自分でも引くわこれは。ちなみにここに名前を挙げたくない店もまだあるんだが、しかしこれは豊作だな。ここで挙げた店のうち、自家焙煎は★印のお店のみ。その中でも、ABCはHATとTRANSITの豆の焙煎元となっていて、note coffeeさんはリバーヴの焙煎元という関係になっている。ちなみに、アルバートさんやノートさんの店舗にいっても、ハットやリバーブのブレンドを買うことはできない。アルバートさんやノートさん自身のブレンドは当然置いてあるが、ハットやリバーブのブレンドが欲しいならそっちの店舗に買いに行かないといけない。当たり前っちゃ当たり前の話なんだが、豆欲しさにうっかりアルバートさんでHATブレンドを注文しようとしたのは良い思い出。アルバートさんの珈琲はHATで飲んだブレンドが最初だったが、ケニアのような明るく分厚い酸にエッジの利いた香ばしさと、非常に求心力のある強い香味をもった珈琲で本当に感動した。品質、上質さに重きを置くパンダとはまたちょと違った魅力のあるアルバートさんだが、情報発信を見ていてもモダン&クラシカルで手作り感溢れる、今時らしい珈琲屋さん。西区という微妙に通いにくいところにあるのと駐車場がまず空いてないのが難点だが、HATやTRANSITでアルバートさんの魅力は充分に体験できるのでそれはそれで良しとしたい。ノートコーヒーさんは正直なところ豆によっては焙煎の設計思想が小生の嗜好と噛み合わなかったので、おそらく豆を買うことはもう滅多に無いと思うのだが(マンデリンはグラッシーでスパイシーな香味が強すぎるので、あえて浅めにして大人しくしている、ということだった上、実際に飲んでみたら全く飲みごたえも立体感も無いコーヒーだったので残念)、コーヒー機材の品揃えがとんでもないレベルで充実していて正直鼻血レベル。ここは器具を買うために来ようと思う。チンゴンコーヒーさんは2024年からカナダへ移住。しばらくアメリカ大陸での武者修行に明け暮れるそうで、せっかく出会ったばかりなのにちょいと名残惜しくはあるが、頑張ってほしい。店舗を持たず1人でやっている超マイクロロースターさんなので、生産効率的にどうしようも無いところが大きく、コストカットが大変難しかったのだろうと推測されるお値段だったが、付加価値のつけかたやプレゼンテーション能力と好奇心旺盛さについてはガチで応援したくなるレベル。コミュ力も高すぎる。年の中頃に発見した折紙珈琲さんは、瑞穂市の目立たない角でひっそりと焙煎屋&カフェを営む職人肌の物静かなお兄さん。いかにもこだわりの強そうな風貌、落ち着いていてなおかつ洒落た清潔な店の雰囲気で、何よりとにかく出す珈琲の抽出温度も提供温度もヌルいことが最大の売りで、さすがの小生も驚いた。焙煎についてはまだまだ分かっていないが、とりあえずカフェで提供される珈琲の設計思想は大いに共感できるところがあり、せっかくの縁なのでもう少し通いたいところ。と思っていたらもう年末。PEK COFFEEさんは焙煎屋ではなくコーヒースタンド。もともと塗装屋とのことで、店自体がショールーム的な感じにもなっている、今時らしい営業形態。メニューが全体的にいかにも女性向けかつかなりライトボディーに偏っているのでそれほど好みではないものの、自宅から一番近い珈琲専門店であり、まだまだ始めたばかりということで非常に伸びしろがあって楽しみな店。また機会あれば伺いたいところ。菅珈琲さんに最初に出会ったのは昨年の12月30日だったが、あっという間に1年経過。垂井の青島珈琲さん譲りの超絶深煎り珈琲への強い拘りを感じさせた彼だが、きっと信念をもって突き進んでくれるはず。年始にはまた谷汲山でお店を出すと思われるので、改めて伺いたい。さて、新しい店はこんなところだったが、なんだかんだで豆購入&消費トップは相変わらずパンダコーヒー。原価値上がりが続く昨今、コスト的に厳しい日が続いている中、今まで極めて良心的な価格設定で超高品質なコーヒーを世に出し続けてきた倉橋さんには脱帽。さすがにパンダもかなり大幅値上げに踏み切ったが、それでも実際に出てくる商品の蓋を開けてみれば、他の同価格帯のスペシャルティコーヒー店を寄せ付けない圧倒的な品質。マンデリンもLCFマンデリンがほぼ1年間不在の中オナンガンジャンで遜色ないクォリティを出し続けているのは奇跡。来年も良い出会いがあると良いな。
2024.01.31
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IRIS COFFEE パプアニューギニアAA両口屋是清 千なり・よもやま長野県長和町の道の駅、「マルメロの駅ながと」内のマルシェ黒曜で活躍されているイリスコーヒーさんのパプアニューギニアと、両口屋是清の千なりのセッション。パプアニューギニアは割りと苦味とボディがしっかりしている深煎り系だったので、思い切って甘い菓子と合わせた方が良さそうということで、この前是清でついでに買っておいた千なりも味見をしておかねばと思い決断。しかし、こんだけ是清好きを名言しておきながら、実は今まで三種類の銘菓詰め合わせ以外のラインナップを一度も食べたことないんだよな。是清ではあの三種類がそれほどまでに象徴的な商品ではあるんだが、買った時の印象では、店としてはこの千なりを推したそうな雰囲気を感じた。まぁこちらの方が単価が高くて、かつ足が早いからなんだろうということは予想がつくが、とりあえず食ってみよう。両口屋是清 千なりIRIS COFFEE パプアニューギニアAA千なりって何なのかと思ったらどら焼きなのね。表面が割と光沢のある生地で、焼印がなかなか凝ってる。つーか是清の菓子の焼印はよもやまも凝ってるが、写真ではイマイチ迫力が伝わらんね。正直ふだんは味以外にまるで興味が無いんだが、これだけ綺麗に模様が入っていると感心する。パプアニューギニアの素性はだいたい知れているので、とりあえず甘いもんから先に。千なりの生地は思いの外ムッチリ・しっとりとしていてきめ細かく、生地そのものの甘さもけっこうあり、上等な洋菓子と似たところもある。さすがにあれだけ推していてそれなりの価格がするだけのことはあるね。深煎りコーヒーと合わせても当たり負けする感がない。とはいえ何やかんや和菓子なので、バタ臭い洋菓子よりは控えめ。それに対して、パプアニューギニアも深煎り気味とはいえ、酸がほのかに感じられる程度のフルシティローストぐらいなので、睨んだ通り、お互いの相性はなかなか悪くない。両口屋是清 よもやまIRIS COFFEE パプアニューギニアAA何となく食べたりなかったので(というか千なりが思いの外美味くて食欲が湧いてしまったという)、ついでによもやまも味見。ネチっとしていて濃厚な餡は銘菓三種で共通なんだが、実はこのよもやまが生地の甘さに関しては一番大人しい。サイズがデカい分、食べやすいようにそうしたんだろうな。そのおかげか、こいつが一番普通に饅頭らしい饅頭に仕上がってる。旅まくらの方がフルボディの深煎りコーヒーには向いているが、イリスコーヒーさんのコーヒーは基本的に軽めの香味なので、これぐらいがちょうど良いかもな。旅まくらなら、パンダコーヒーのマンデリンか、HAT BLENDが良い。しばらくはこの組み合わせが鉄板になりそうだな。
2024.01.30
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トランジットブレンド・杏仁豆腐・シュトーレン大晦日の前日、この日は色々と作業もあるということで朝から景気づけというかケーキ漬けというか(美味いこと言いたかった)、仕事前の珈琲と甘味をしっかりと楽しむことに。トランジットはなり深煎りで香ばしさと適度な苦味推しなので、こういうデザートの時は最適やな。良くも悪くも、珈琲の味そのものを楽しむためのブレンドではないと思うわ。単品で飲むにはちょっときつい。このクコの実は道の駅志野織部の乾物屋さん(何て名前だっけ)で買ったやつなんだが、量販店で売ってるのとは比べ物にならないほど芳醇で風味が強い。ほんの100gちょいなのに使っても使っても減らない。安くない買い物だったけど、外食で1回1000円以上軽く飛んでいくことを考えれば、ずいぶん安い贅沢だと思った。おそらく1年間毎日杏仁豆腐作っても使い切れん上にクォリティ高すぎ。本当に良いものってこういうもんだわな。さて、今年もあと2日。今日は色々と片付けんとな・・・
2024.01.29
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TRANSIT Coffee(トランジットコーヒー)〒500-8455 岐阜県岐阜市加納栄町通4丁目2810:00〜16:00 / 定休日: 火日祝https://www.instagram.com/transitcoffee_gifu/ハットに続けて年末のご挨拶に。というか何でこんなに駐車場混んでるんだというぐらいこの近辺は駐車場が無い。この夏ぐらいまではいつでもたいてい空いてたんだが、10月以降からいつ来ても空きがなくて毎回毎回さまようことになる。実はここに来る前にHATにも立ち寄ったんだが、なんとHATで会ったお客さんとここでもまたお会いすることに(笑)まぁハットトランジット梯子は普通に想定できるからな。前回も買ったグジのアナエロビックを今回もオーダー。やっぱり自分で淹れた時とは違いかなりライトボディ。個人的にはちょっと物足りないが、ここに来るであろう客層のことを考えるとこれぐらいライトな方が面白いかもしれない。あと、やっぱりアップルパイの風味じゃなくてオレンジピールのチョコだわ。ここだけは譲れんな(笑)思ったよりシナモンフレーバーが無いのよね。年末年始用に、トランジットブレンドも購入。ちなみに右の黒い袋はHATブレンド。以前はHATも中煎りと深煎りがあったんだが、今は中煎りのみにして、トランジットの深煎りと差別化。よく考えとるね。そして念願のキャロットケーキ購入。大人気過ぎて昼過ぎにはいつも完売しているので、オープンして3ヶ月、一度もお目にかかったことすら無かったんだが、昼時だったので何とか間に合ったらしい。セーフ。にんじんのケーキなんて子供が野菜嫌いを克服するための甘味という先入観があって、名前からはあまり惹かれるものが無いんだが、そこまで人気があるからには理由があるんだろうと思い、ずっと気になってはいたんだよね。帰ってからが楽しみね。さて、奥さんにも色々とお世話になりました。育児に店に大変だとは思いますが、来年も健康にお気をつけて。応援してます。
2024.01.26
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朝イチ珈琲HAT BLEND(HAT Burger & coffee shop)シュトーレン(花の木珈琲店)久々の休日ゆえに完全に寝ぼけたままで、食後にぼーっと珈琲入れてたら撮影も何もかも綺麗に忘れていたことに気づく。たまの休日の朝イチぐらい寝ぼけても良いよな(ちなみにこの時5:00)。既にHATブレンドは半分飲んでしまった後(笑)。たまにはこんな緩い記事を書いてみるのも良いかな。実はHATのブレンド、最初に飲んでいた頃とはだいぶ印象が変わってきた。豆自体が変化したというよりか、自分の舌と考え方が変わってきたんだろうなと。アルバートさんの豆が全般的にそうなんやけど、香ばしさにしても苦味にしても酸味にしても、アルバートさんのコーヒーって基本的にどの特徴もシャキっと出てくる。ハットに初訪問でブレンド飲んだ時には、素性はめちゃくちゃ良いけどちょっとばかしキツいコーヒーだなというのが本音ではあった。やや飲むのに抵抗感じる程度にね。ここ数年はパンダコーヒーのめちゃくちゃクリーンで品質の高い、言うなれば繊細なタイプのコーヒーばかり飲んでいたので、ちょっと刺激が強すぎたんだよな。ただ、あくまであそこがハンバーガー屋だと思えば、こういう嗜好性にたどり着くのは必然やし、パンダのコーヒーではちょっと物足りない感じにはなるだろうと思う。コーヒー単品なら間違いなくパンダの焙煎の方が圧倒的に良いけど。菓子や食事ど合わせてグビグビといくならHATブレンドは強力なアイテムやねえ。改めて感心感心。目覚めの一杯としてもインパクトある香味やから最高やね。
2024.01.24
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