レベルアップ太極拳

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2018年08月02日

少しだけ、難しい内容です。

最初の動作、1起勢（Qǐ shìチーシー）で上げた両手を降ろし、正面やや右で抱掌（Bào zhǎngパオジャン）すると、体を回していよいよ最初の

上歩（Shàng bùシャンブー）

です。
太極拳は南向きの開始を基本に説明するので、これから東へ向かうわけです。
足を出すときの体の向き（角度）がいつも一定になるように意識します。
体の向きは、南東です。
どの套路でも何を持っていても、上歩が無意識に正しくできるようにしたいからです。

上歩したら体重移動する前に、ため息をつくように鬆腰鬆胯（Sōng yāo sōng kuàソンヤオソンクワ）します。
そのあとに、弓腿（Gōng tuǐゴントイ）を始めます。

外見的に少しだけ分解してみると、
1：上歩して踵をつく
2：前足裏、全面がつく
3：前の膝下（すねの部分）が床に対してほぼ垂直になる
4：後ろ足の膝が、後ろ足踵の方へ向かって伸びていく

となります。
1：2：3：4：は、体の中でつながっていき、外見的にも流れていきますが、24式の練習ではしっかり意識してください。

2：のときの注意です。
膝を伸ばしてつま先裏が着くわけではありません。
両胯（股関節）がゆるむので前膝がさらに曲がる感じです。