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「きょうだい児」の絵本を作った 永井恵子さん 秘めた気持ち、伝えたい /島根永井恵子(ながい・けいこ)さん(52) 障害や病気を抱える子どもの兄弟、姉妹を指す「きょうだい児」をテーマにした絵本「ふうちゃんのベビーカー」を作った。5歳だけど、障害があっておしゃべりができず、ベビーカーに乗る「ふうちゃん」とそのお姉ちゃんのモデルは自身の2人の娘たちだ。 通院の付き添いなどで忙しい両親になかなか甘えられない。きょうだいはかわいいが、その存在を知られたら、周りにどう思われるだろう。そう悩んでいるきょうだい児たちに絵本を通して「自分だけじゃないんだよと伝えたい」。 幼い頃から、とにかく胸が高鳴ることが大好きだった。高校を卒業すると、京都でバスガイドに。記憶を飛ばした時も「カラオケでもしませんか?」と、持ち前の明るさでカバーした。 この記事は有料記事です。残り702文字(全文1028文字)[毎日新聞]母の愛情がたっぷりの可愛らしい絵本ですね。☄(まだ楽天市場には出ていないけど、その内出てくるのでしょうね。)記念すべき500万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメントに感謝です。☆彡にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.31
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料理研究家・桜井奈々、自閉症の娘に教え続けていること「必要性に気づいてほしく」 料理研究家の桜井奈々が25日に自身のアメブロを更新。自閉症の娘に教え続けていることを明かした。【動画】あなたもやっているかも?マスク着用時の“あるある”に共感の嵐 この日、桜井は「昨日さっそく娘の部屋の娘がよく座る場所に ニトリのマット敷いた」と報告し「もう一生ここから動かない」「明日学校行かなくていい?この上で一生、、生きていく!」と帰宅した娘の反応を明かした。 続けて「違う! そうじゃない」と述べ「落ちたゴミや髪の毛、、掃除機をかけるこの必要性に気づいてほしく絨毯じゃ目立たないので 白いマットを」とマットを敷いた理由を説明。「今朝掃除にいったら、、毎朝拾うミニトマトのヘタやゴミ、、、なんと何も落ちていなかった」と報告し「どうやら自分で拾って捨てたらしい」「さすが、、視覚優位」とコメントした。 さらに「発達障害にかかわらず人間可視化されたほうがみんなわかりやすい!!」とつづり「絨毯だと、、彼女には、ゴミは透明なんだろうな」と推察。「真っ白なお気に入りになったマットはキレイに使いたいらしい」と娘について言及した。 最後に「知的障害ありな子供に『汚い』という概念を教え続けて、、早10年以上」と回想し、改めて可視化の大切さに気づいたといい「衛生上、、掃除するという習慣は身につけたい」と意気込みをつづった。[ABEMA TIMES]普通なら汚れが目立つから敢えて白は避けるけど、これもまた教育の一環なんですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.30
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健常者と障害者つなぐブランド 自閉症の女子中生がモデル ふるさと納税返礼品に兵庫県加西市や姫路市の起業家らが、健常者と障害者の懸け橋となることを狙って、障害のある女子中学生がモデルを務めるブランド「Studio Ar-ch(スタジオ アーチ)」の製品を開発した。教材や弁当などを入れるかばんや巾着の「入園入学グッズ5点セット」で、加西市のふるさと納税返礼品に登録されており、関係者は「これからも魅力的な商品を開発していきたい」と話している。 同ブランドは、姫路市の嶋尾みち子さん(49)が設立。知的障害を伴う自閉症がある長女の中学1年、アーリ=本名・朱織(あかり)=さん(13)がモデルを務める。ブランド第1段として昨年、Tシャツも製作した。 一方、加西市でスタジオ「KIREI PLUS(キレイプラス)」の運営などを手がける美容師の北尾美和さん(48)が、撮影時などのヘアメークなどで協力。特産品販売や飲食の「えぇもん王国」経営の深田美香さん(48)が販売窓口となる。 入園入学セットは、小学校などで、よく利用される教材や靴入れのバッグと、弁当などを入れる巾着3点のセットで、いずれも厚手の綿生地。「入学時などにそろえる定番の組み合わせで、需要がある」として選択した。色は「インディゴ」と黄色、ピンクとし、「大人でも使いやすいようにした」とする。今回からアーリさんの上半身を描いたイラストロゴを商品に貼っている。 嶋尾さんは「障がいがある場合、社会との関わりなしに生活するのは難しい。ブランドの活動を障がい者と健常者とをつなげるきっかけにしたい」と話す。アーリさんは「かっこいい商品ができてうれしい」と話していた。 返礼品の場合、寄付額は2万5千円。えぇもん王国(改修休業中のため午前中のみTEL0790・42・1982)で販売もしている。7500円(送料別)。[神戸新聞NEXT]ふるさと納税にこういう企画は素晴らしいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.29
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「維新市府政に異議あり」と提訴 大阪市立高校21校の府移管 なぜ無償譲渡?(2)しわ寄せは生徒に明日1月28日、大阪地裁で注目の裁判が結審する。維新の市・府政が大阪立の高校21校を廃止し大阪府に無償譲渡しようとしているのは違法だとして市民が訴えている。土地・建物だけで計1500億円という巨額な市民の財産。犠牲になるのは生徒たちだという危惧の声が上がっている。◆特別支援学校は府移管で教育条件低下市立高校の府移管で、教育現場には何が起きるのか。先行例がある。16年、大阪市立の12校が廃止、府に移管された特別支援学校だ。学校教育法上、支援学校の設置義務は都道府県に課されるが、大阪には大阪市と堺市にも市立支援学校があり、居住地などで棲み分けられていた。しかし14年、当時の松井知事と橋下市長が「支援学校の運営については広域自治体である府に一元化」することで合意。 大阪市立だけが「二重行政」だとして、大阪市廃止を前提に府へ移管された。 大阪市の障害児教育は全国でも先進的な役割を果たしてきた。市立盲学校は国内で京都盲学校に次いで整備。市立聾学校も全国に先駆け手話教育を展開してきた。 父母や教職員は移管によって、手厚い市の独自事業が切り捨てられ教育条件が低下すると反対した。しかし、市教委も府教委も「教育条件は後退させない」の一点張りだった。 父母らの不安は的中した。移管後2年は緩和措置が取られたが、その後は府のルールを適用。教材費の予算は半減し、図書室の本の年間購入費も50万円から9万円に。肢体不自由の子どもたちの学校に市が独自予算で8~11人配置していた「実習教員」は府の基準にあわせ2人までに減らされた。 府は財政が厳しく、教室不足解消も一層遅れると懸念されていた。いま喫緊の課題は知的障害支援学校の過密化。26年には児童生徒が1590人増えると推計されるが、学校増設で対応できるのは600人程度。 府立障害児学校教職員組合書記長の西面(にしお)友史さんは 「とにかく府は、お金がかかることは潰していくという姿勢。教育条件が低下したのは現場の実感です」 と嘆く。◆移管には道理ない。しわ寄せは生徒に高校はどうか。大阪市立の高校は、美術やデザインに特化した工芸高校やファッションやセラミックを学べる泉尾工業高校、福祉学科がある淀商業高など、それぞれ特色ある教育を行い、長年、大阪の経済界に卒業生たちを送り出してきた。 大阪市立高等学校教職員組合副委員長の河内正さんも 「卒業生たちが阪神工業地帯を支えてきた」と自負をにじませる。一方で、 移管によって長年育まれてきた特色ある教育内容やサービスが失われかねないと案じる。予算の規模も違う。府のルールにあわせることで、現在の外部の専門講師による授業が続けられるのかなど、現場から不安の声もあがっているという。 「移管には道理がなく教育条件の低下以外の何物でもありません。結局しわ寄せを受けるのは生徒です」と河内さん。 移管問題は教職員の生活も直撃した。実業系が中心の市立の高校では実習を担当する教職員が現在108人働くが、その半数が期限付きの臨時教員。行政との交渉を重ね、ようやく雇用継続の道筋が見えたという。だが市立の高校18校に専属で配置されている学校図書館司書の雇用は不透明だ。府立高校にもかつては司書にあたる職員がいたが、橋下知事時代に廃止されてしまっている。 府・市教委は移管のメリットについて「府と市で教育のノウハウを共有でき、効率的な学校運営ができる」などと説明。松井市長も一昨年12月の市議会教育こども委員会で「広域的な視点で対応することが効果的で重要」などと語っていた。では、なぜ堺や東大阪、岸和田の市立高校は対象ではないのか。 住民訴訟の譲渡差し止め訴訟第4回口頭弁論は、1月28日午前11時から大阪地裁1007法廷で開かれる。 ASIA PRESS INTERNATIONAL[YAHOOジャパン]しわ寄せが生徒に来るのが何とも不甲斐ないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.28
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《池袋82歳“パパ活”殺人》身寄りのない“孤独老人”はなぜ殺されたのか? 24歳の容疑者は元恋人に金を貢いでいたが… 「池袋アンダーグラウンド」のリアル 東京都が「まん延防止重点措置」を施行した1月21日、コロナ禍の影響か人もまばらになった夜の池袋駅西口の繁華街近くのラブホテルで事件は起きた。「『やばいから来て』と友人からラインがあった」 若い女性の声で公衆電話から110番通報があり、すぐに最寄りの交番の警察官が自転車でホテルに駆けつけた。10階の部屋のドアをあけると、血だらけの老父が全裸で、椅子にもたれかかった状態で見つかった。老父は既に絶命しており、財布からは金が抜き取られていた。 非業の死を遂げたのは、さいたま市南区に住む今野勝蔵さん(82)。東北の豪雪地帯出身で1人暮らしだった。今野さんには身寄りもなく、遺体の確認は昔の職場の関係者がおこなったという。◆◆◆ 翌朝、現場から遠く離れた西八王子駅付近で容疑者が警視庁の捜査員に確保され、事件はスピード解決となった。 殺人の疑いで逮捕されたのは職業不詳の藤井遥容疑者(24)。逃亡を手助けしたとして、藤井容疑者の元恋人である小林優介容疑者(29)と弟の翔太容疑者(25)も逮捕された。「スピード解決に一役かったのは、昨年より取り付けが強化された防犯カメラでの追跡でした。藤井容疑者は今野さん殺害後、池袋駅付近で小林兄弟と合流し、新宿の歌舞伎町にむかった。その後、池袋の現場に引き返し、規制線の外から捜査の様子を窺ったようです。 その後は再び歌舞伎町に引き返し、カラオケ店にはいった。事件後にもかかわらず、藤井容疑者もカラオケで歌を歌っています。カラオケが終わった後、ネットカフェに移動し、一晩を過ごした3人は、朝に電車でJR西八王子駅にむかい、改札を出て別れたところをそれぞれ警察に確保されました」(全国紙社会部記者) 殺害の凶器はカッターナイフだった。藤井容疑者は「トラブルになりかっとなって刺した」「(カッターナイフ)は普段から持ち歩いている」などと供述しているという。「今野さんの死因は右太ももの動脈を切られたことによる出血性ショック。他に胸も刺されていた。今野さんは風呂に入っていた形跡があり、入浴している隙に藤井容疑者が今野さんの財布から現金を奪おうとしたが、バレて刺したというのが警察の見立てです。今野さんは●行為をした形跡はなかった。 藤井容疑者は、『カッターを所持していたのは護身用』と説明していますが、手首には切り傷があったそうです。110番は本人が友人と偽り通報したようです」(捜査関係者) 「(今野さんとは)路上で声をかけられた」とも供述している藤井容疑者。池袋駅周辺の防犯カメラにも、路上で会話しホテルに移動する2人の姿が映されていた。前出の捜査関係者が言う。 「藤井容疑者はパパ活の常習者で、背景には小林兄弟の存在がある。兄の優介はオンラインゲーム上で藤井容疑者と出会い、自分に好意を抱いていた藤井容疑者からパパ活で稼いだ多額の金を貢がせていた。 藤井容疑者は広島県出身で、軽度の知的障害があり、障害者手帳も所持していました。小林兄弟がネットの出会い系サイトで女性を演じて客を探し、藤井容疑者に●春をさせていた可能性が高い」 弟の翔太容疑者は西八王子駅付近の小さなマンションに住んでいた。病弱な母親と暮らし、アルバイトをして生活保護を受けながら母親の面倒をみていた。兄の優介容疑者や藤井容疑者もこのマンションに出入りしていたようだ。 マンションに最近引っ越してきたという近隣住民は、兄弟の印象をこう語る。 「マンション内で何度かすれ違いましたが、『今風の兄ちゃん』という感じで、香水の匂いをさせていました。でも、顔を合わせれば『こんにちは』とちゃんと挨拶をしてきて、チャラい見た目のわりには感じのいい青年だったんですが…」 兄弟の母親は「文春オンライン」の取材に対して「すいません、病気なのでわかりません」とか細い声で話すのみだった。 藤井容疑者は22日逮捕後の移送の際、車内で声をあげて泣いていた。 取調べに対しても涙を流しているという――。 ◆ 「文春オンライン」では、今回の件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式」ツイッターのDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: sbdigital@bunshun.co.jp 文春くん公式ツイッター: https://twitter.com/bunshunho2386文春オンライン[YAHOOニュース]24歳で障害者手帳を持って上京、しかも女の子なら、もう少し普段の生活を監督する、保護者の目があっても良かったですね。なんとも切なく、残念な事件ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.27
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知的障害の弟を支えた末に「弟の命をたちました、これから後をおいます」…自殺した兄を書類送検 大阪市西淀川区の民家で昨年4月、50歳代の兄弟2人が遺体で見つかった。弟(当時56歳)には重度の知的障害があり、兄(同57歳)が一人で介護をしていた。大阪府警西淀川署は14日、介護疲れから無理心中を図ったとして、兄を容疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検した。事件が起きたのは兄からのSOSで本格的な支援が始まる矢先だった。悲劇は防げなかったのか。布団に並んで「弟の命をたちました。これから弟の後をおいます」。木造2階建て住宅の2階和室の机上に残された便箋大の紙には、将来を悲観する言葉とともに、こうつづられていた。府警は兄が書いたとみており、同じ部屋に敷かれた布団の上では、2人が並んで死亡していた。 兄は透明のポリ袋を頭にかぶり、弟の顔にはタオルがかけられていた。司法解剖の結果、死因は2人とも窒息死だった。 昨年4月24日夜、兄と連絡が取れないことを不審に思った区の相談支援センターの職員が110番して見つかった。職員は4日前に家を訪れ、兄から「入浴介助のサービスを利用したい」と弟の介護について相談を受けていた。同22日に事業者が決まったと電話を入れたが、つながらなかった。2人は同日正午までに死亡していたとみられる。2人で散歩 西淀川区役所や近隣住民によると、2人の両親は、兄弟が幼い頃からこの家で小さな薬局を営んでいた。父親が1998年に他界して間もなく、離れて暮らしていた兄が実家に戻り、母親と兄弟の3人暮らしを始めた。 弟は6歳の頃、失語症で障害者手帳を取得し、重い知的障害もあった。家にこもりがちで、夜遅くまでテレビを見るなど、昼夜逆転の生活をしていたという。母親が7年以上前に死去してからは、兄は介護で就労が困難だとして生活保護を受給しながら一人で弟の面倒を見ていた。近所では、兄が弟を連れて散歩する姿がよく目撃されていた。 「自分が面倒見る」 一家は長らく介護への行政の支援を受けることはなかったが、弟の特性が影響していたとみられる。 母親は、周囲に「(弟は)他人を受け入れられない」と説明。施設や介護サービスを利用せず、亡くなる直前には、兄に「施設に入れないで」と言い残していたという。兄も「自分が面倒を見なければならない」と支援を拒んだ。 しかし、兄は生活保護担当の区役所職員に「介護がしんどい」「いつまで持つかわからない」と漏らすようになった。2018年から週2回程度、家の掃除や洗濯、食料の買い出しといった家事援助を受けるようになったが、入浴介助やショートステイのように第三者に弟を預けるサービスを利用することはなかった。 「兄が疲れている」。見かねた弟の主治医が相談支援センターに連絡し、入浴介助の話が進み出したのは昨年4月20日が初めてだった。 大切にしていた弟の命を奪うという最悪の結末に、近所の女性(82)は「兄は優しい子で、弟と散歩で外出する時には笑顔であいさつを返していた。相談してくれれば何か助けになれたかもしれない」と漏らした。「親なき後」課題 家族以外の関わりが難しい障害者とその家族をどう支援するかは、同居の親が障害者を残して亡くなる「親なき後」を見据えた場合にも大きな課題となる。 知的障害がある人の中には、人見知りが激しかったり、家族以外に体を触られるとパニックになったりするケースもある。 障害者福祉事業所の全国団体「きょうされん」(東京)が2015~16年に行った調査では、障害者と親との同居は54・5%で、50歳代の障害者でも3割近くに上った。同団体は「障害者の介護は、親を中心とした家族への依存で成り立っている。家族への負担は大きく、限界に達してしまう場合も少なくない」とする。 「ケアラーアクションネットワーク協会」代表理事の持田恭子さん(55)は、ダウン症と知的障害がある兄を介助していた。「当時は自分しか世話をする人間はいないと思い込み、日常生活のほとんどを兄のケアに費やしていた」と振り返り、「障害者だけでなく、家族への声かけや居場所作りも必要だ」と指摘する。[読売新聞]なんとも悲しいできごとでも、早く対策を練らないと、都会の中でも今後、こういう事態は増えていくのかもしれませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.26
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自閉症、薬の有効性確認 山末浜松医大教授ら治験 実用化へ一歩 浜松医科大(浜松市東区)精神医学講座の山末英典教授と他の6国立大の共同研究チームは21日までに、自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害の総称「自閉スペクトラム症(ASD)」の世界初の治療薬として承認申請を目指す「改良型オキシトシン経鼻スプレー」の治験を行い、コミュニケーション障害などの症状改善の有効性を確認した。英学術誌「ブレイン」で近く発表する。 ASDの治療法は確立していないが、治験の結果は治療薬の実用化に一歩近づく成果という。山末教授らは脳から分泌されるホルモン「オキシトシン」に人との信頼関係を築きやすくする効果があることに注目。これまでも国内外の臨床試験で同ホルモンの製剤にASDの改善効果があることは確認済みだったが「反復投与すると効果がなくなる」との報告もあった。 そこで山末教授は製薬会社と共同で、従来の薬より脳に取り込まれやすい改良型製剤を開発した。ASDと診断された18歳以上の男性約100人に浜松医科大や東大、大阪大などの7大学病院で4週間、反復投与した。 参加者には薬を低用量で1日1回(3単位)と同2回(6単位)、高用量で1日1回(10単位)と同2回(20単位)の4パターンのいずれかで投与。別途4週間のプラセボ(偽薬)投与も行い、症状改善を比較した。 その結果、低用量の1日6単位を反復投与した人が最も効果が高かった。従来の製剤による臨床試験で投与1回に限定して改善効果がみられた量と比べ、反復投与には半分以下の低量で効果があると確認された。 山末教授は「今後はさらに有意なデータを示すために300人程度の大きな治験をしたい」と話す。改良薬の承認申請には数年程度かかる見通しという。静岡新聞[YAHOOニュース]医学の進歩は確実に進んでいますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.25
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障害の違いで運賃に差…精神障害者向け割引に遅れ 首都圏はJRも大手私鉄も未導入 路面電車やモノレールなどを含む全国の鉄道会社175社のうち、精神障害者向け運賃割引を実施しているのは半数余りの97社にとどまっていることが、国土交通省の内部資料で分かった。首都圏や中京圏などの都市部では、ほとんど実施されていない。身体、知的障害者はほぼ全社が実施しており、障害の違いによって対応に差が生じている。 精神障害 統合失調症やそううつ病、てんかん、薬物やアルコールなどの依存症、高次脳機能障害などを指す。2021年版厚生労働白書によると、全国に推計で419万3000人おり、身体障害の436万人とほぼ並ぶ。知的障害は109万4000人。◆障害者手帳の交付開始時期が影響 昨年4月時点の調査結果をまとめた国交省の資料によると、精神障害者向けの運賃割引を実施している97社の内訳は、東京都営地下鉄や名古屋市営地下鉄など公営鉄道が11社、西日本鉄道など大手私鉄が2社、地方を中心とする中小の私鉄が84社。各社のホームページなどによると、一定の条件で、障害者本人や介助者の普通運賃を半額にするケースが多い。 一方、JR各社などには身体、知的障害者の運賃割引はあるが、精神障害者はない。精神障害は身体、知的障害と比べ、社会的に分類されたのが遅く、割引を受ける際に提示が必要な障害者手帳の交付開始が身体の1950年、知的の73年に対し、精神は95年だったことが影響している。 国交省鉄道局の担当者は取材に「運賃は鉄道事業法に基づいて鉄道会社が決めており、割引への協力と理解を求めている」と説明した。一方、JR東日本広報部の担当者は「身体障害者らの割引を含めて本来、社会福祉政策として取り組む必要がある」と、現在は行われていない公的な財政負担の必要性を主張。精神障害者割引について「他の利用客の負担につながる面もある。現在のところ予定はない」と回答した。◆平均月収6万円…「交通費の負担大きい」 精神障害者の運賃割引を巡っては、2019年に全国精神保健福祉会連合会(通称・みんなねっと)などが衆参両院に提出した請願で「障害者が移動する際に公共交通機関は必要不可欠だ」と指摘。国からJR各社などに身体、知的と同等の扱いになるように働き掛けを求め、衆参ともに全会一致で採択された。 みんなねっとの小幡恭弘事務局長は「われわれの調査では、精神障害者の収入は月平均6万円程度と少なく、交通費の負担感は大きい。関係者は運賃割引が進むように努力してほしい」と訴えている。◆国と鉄道事業者、費用を巡り溝 精神障害者の鉄道運賃割引について、国は「民間の判断に委ねられている」との見解を示す一方、鉄道会社側は「必要な財源は国が負担すべきだ」との立場で折り合えていない。障害のため仕事で十分な収入を得られない当事者らは身体、知的障害者と同様の制度の実現を求めている。 「遠方の親戚に会いに行きたいが、鉄道運賃の負担が大きく、控えざるを得ない」。精神障害者らの交流会などを企画している一般社団法人「精神障害当事者会ポルケ」(東京都大田区)の代表理事で、統合失調症を患う山田悠平さん(37)は肩を落とす。 山田さんは「都内では割引がある鉄道が限られるため、住居や生活の範囲も沿線に限定されがちだ」と話す。障害者権利条約が移動の自由を保障していることなどを挙げ、「精神障害者が社会への一歩を踏み出すための環境を整えてほしい」と訴える。 精神障害者向け割引がある鉄道会社は2012年の58社から21年の97社に増えたが、JR各社のほか都市部の大手私鉄の多くは未導入。「障害者人口のカバー率では、普及しているとは言えない」(みんなねっとの小幡事務局長)のが実情だ。 関西大の安部誠治教授(公益事業論)は「精神障害者の社会参加に向け、全国一律の運賃割引が求められているが、財政状況が厳しく踏み出せない鉄道会社もある。公共性の高い分野でもあり、財政負担などで国が主導的な役割を果たすべきだ」と語る。[東京新聞]運賃の値上げが唱えられている現状下、障害割引は一律にして全て見直して頂きたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.24
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「腸に穴」障害者ら次々病院へ でも共有されなかった「虐待の疑い」 「同じような事例が続いていると知っていれば、別の対応ができたかもしれない」 愛知県東浦町の知的障害者施設で入所者が相次いでけがをした事件で、調査を担当した自治体職員はそう振り返る。 入所者4人が病院を受診し、「虐待の疑いがある」と通報を受けた自治体もあったが、情報が共有されていなかった。 入所者の家族会の関係者からは「事件の再発防止には自治体間の連携が欠かせない」との声も上がる。 東浦町の「なないろの家」では2018年9月以降、40~80代の入所者4人が、腸に穴があくなどして病院を受診し、うち2人が亡くなった。 元施設職員の男(47)が、50代男性(その後死亡)と80代男性の腹を蹴るなどした傷害罪で懲役2年4カ月の実刑が確定。一方、40代男性への傷害致死と別の50代男性への傷害容疑については、名古屋地検は不起訴とした。 入所者の多くは意思疎通が難しいことに加え、監視カメラが未設置で暴行の目撃者がいないことなどから、立証が困難と判断したとみられる。 なないろの家の運営法人によると、4人のうち2人は、2019年6~8月に同じ病院に搬送された。 厚生労働省の手引によると、入所者への虐待が疑われる場合、入所前の住所地の市町村が通報を受け、施設側に聞き取り調査などをし、虐待の事実を確認すれば都道府県に詳しい状況などを報告する。必要なら警察への通報などもする。 だが、市町村が別の市町村とけが人の情報などを共有する仕組みはない。 2人の関係自治体はそれぞれ、東浦町を介して病院から「虐待の疑い」の通報を受けて調査した。 ただ、担当職員は取材に、なないろの家で他にも同様のけが人が出ていることを知らなかったと説明。「情報があれば、『同じような事例が続くのはおかしい』と施設側に突っ込んで聞くなど、より強い疑いを持って対応できたのではないか」と話す。 なないろの家の4人の関係自治体はいずれも、当時は虐待の認定に至らなかった。 自治体間の情報共有について、厚労省の担当者は「プライバシーの問題から現実的ではない」と慎重で、「事件性を疑うケースでは早めに警察と連携することが必要」とする。 一方、全国知的障害者施設家族会連合会(事務局・神戸市)の由岐透理事長は「情報共有が行政内部で完結するなら、プライバシーの問題にはならないはず」と話し、自治体間で連携するよう求めている。障害者施設での虐待は後を絶たない。外部の目の届きにくい空間であることや、職員のストレスも背景にあるようだ。 厚労省によると、19年度に全国の障害者福祉施設で起きた虐待は547件。263件だった13年度から倍増した。 要因別では「教育・知識・介護技術等に関する問題」「職員のストレスや感情コントロールの問題」が目立つ。 なないろの家の事件の元職員の男も、「(職務に)ストレスを感じていたことなども背景にある」と確定判決で指摘された。 事件後、運営法人は虐待が疑われた場合、職員や入所者の家族らでつくる委員会が事実関係を確かめるようにした。一定の時間帯に監視カメラを稼働させる対策も取ったという。 曽根直樹・日本社会事業大准教授(障害者福祉)は「職員が孤立したり、ストレスを抱え込んだりしないように配慮することが施設側には求められる。職員の介護技術と業務内容が見合っているかについて、検討することも必要だ」と指摘。監視カメラについても「言葉で伝えることが困難な入所者の代弁機能として設置を検討してもいいのではないか」と話している。[朝日デジタル]情報を共有しなかったというよりは、知っていて見知らぬふりをしたとしか思えない事件ですね。499万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.23
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大橋運輸 障害者雇用促進で厚労省から「もにす認定」取得愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸(鍋嶋洋行社長)は、障害者雇用に関する優良な取り組みを行う中小企業主として厚労省から「もにす認定」を受け、このほどハローワーク瀬戸で認定通知書の授与式が行われた。もにす認定制度は、厚生労働大臣が障害者雇用の促進や安定に関する取り組みなどの優良な中小企業を認定する制度で、令和2年4月に創設された。認定には体制や仕事および環境づくり、成果や情報開示に関する合格基準を満たし、法定雇用率2.3%を達成するなどの条件がある。同社の認定取得は愛知県で9番目、運送会社としては全国で2番目となる。同社では倉庫内作業などに従事する障害者の雇用を継続していくにあたり、生活面での自立支援に加えて鍋嶋社長自ら家族のもとへ赴き面談を行うなど、きめ細やかなサポートを心がけている。ハローワーク瀬戸の奥野裕子所長は、「これからの少子高齢化を考えると障害のある方の活躍が求められ、大橋運輸さんに瀬戸市での先頭を切っていただいた。これを機に認定を受ける中小企業が増えれば」と話し、障害者や外国人、女性が働きやすい職場環境整備につながることを期待した。鍋嶋社長は「良い取り組みをしている企業から聞く話が参考になる。今後も家族との連携を通じて意識を高めていきたい」とコメントし、共生社会の実現に向けた取り組みを進めていく姿勢を示した。[物流Weekly]こうした共生社会の実現に向けた取り組み、全国的に展開して欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.22
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グループホームがマンション入居、管理規約に違反…地裁が使用禁止命令 障害者が暮らすグループホームが、分譲マンションに入居することの是非が問われた訴訟で、大阪地裁は20日、住宅以外の使用を禁止した管理規約に反するとして、グループホームを運営する社会福祉法人に部屋の使用禁止を命じた。 龍見(たつみ)昇裁判長は入居によってマンションの管理組合側に防火対策で新たな費用がかかるとし、「住民の共同の利益に反する」と判断した。法人側は控訴する方針で、確定するまでは退去する必要はない。 判決によると、マンションは1988年築の15階建て。法人は約20年前から2部屋を所有者から借りて運営し、現在は知的障害者の女性6人(40~70歳代)が職員と生活している。組合側は2016年、地元の消防署からの指摘で入居を把握し、18年に管理規約に反するとして提訴した。 龍見裁判長は判決で、グループホームの入居で消防法に基づく防火対策の規制が厳しくなり、点検や消火設備の設置が必要になると指摘。高額な費用が見込まれるとし、「経済的な負担から影響があり、管理規約に反する」と判断した。 グループホームの役割については「障害者の生活の本拠で、公益性の高い事業」としたが、「他の住民の不利益より優先されることは認められない」と述べた。 マンションには現在、消火設備の設置を免除する大阪市の特例制度が適用されている。管理組合側の代理人弁護士は「障害を持っている人を差別する意図はない。正当な判決だ」とのコメントを出した。難しい都市部での戸建て 「障害者の行き場がなくなる」。判決後の記者会見で、社会福祉法人の幹部は困惑の表情を浮かべ、代理人の藤原航弁護士は「全国のグループホームに影響が出かねない」と批判した。障害者の自立につながりやすいとしてグループホームの需要は高まっており、厚生労働省によると、2020年度の事業所数は5年前の1・4倍に増え、1万を超えている。 課題は場所の確保だ。特に都市部では土地や建物取得の費用負担の重さから、戸建てが難しいという。日本知的障害者福祉協会(東京)の20年度の調査では、回答した約1300事業所のうち約3割が集合住宅に開設していたが、住民側が反発することもある。 このため、大阪府は府営住宅を積極的に提供しており、20年度末で公営住宅で全国最多となる535戸を貸し出している。 大阪府立大の三田優子准教授(障害者福祉)は「消火設備などの設置費用を事業所や住民に負担させるのは、国が後押しするグループホームの普及の妨げになりかねず、費用を公的に支援する仕組みが必要だ」と話した。[読売新聞オンライン]バリアフリーな社会を目指しての歩み寄りが臨まれますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.21
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ケースワーカーが精神障害がある男性に「知能が足んない」 市が陳謝 東京都八王子市の30代のケースワーカーの男性職員が、精神障害がある男性(41)から相談を受けた際、「自殺未遂したからって容赦しねえぞ」「知能が足んない」などと発言していたことがわかった。男性は20日、市に対応改善などを求める意見書を提出。市は陳謝した。 男性の代理人弁護士らによると、男性は11月、受給する生活保護の法解釈などをめぐって市役所窓口で職員と話した後、パニック発作を起こし、庁舎内で自殺を図った。12月1日、男性は改めて市に電話し、職員とのやりとりを録音した。 職員は「何、うそついてるんだよ。いい加減にしろよ、お前よう」「自殺未遂したからってな、容赦しねえぞ」と繰りかえした。「自分に頭が足んないって分かってるんだったら、おとなしくしてなよ」「知能が足んないってことだよ」とも述べた。凶悪犯罪者と男性を結びつけるような発言もあった。 職員は生活保護受給をめぐる収入認定についても、「自殺未遂しようと何しようが変わんない」として、誤った解釈を押し通した。 男性は「間違った説明をされた上、人格を否定され、あおられ、精神的苦痛を感じた」と話す。市側は「申し訳ない発言だった。あらためて職員に対して研修を行いたい」と述べた。[朝日デジタル]生活保護の申請時に、意外に屈辱的な言葉を投げ掛けられるケースは少なくないようですね。こういう場面にこそ、IT化をもっと普及してスムーズな対応をお願いしたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.20
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[安心の設計]社協やNPO 財産管理…知的障害者や認知症高齢者の法人後見 知的障害者や認知症の高齢者らの財産と暮らしを守る成年後見制度。家庭裁判所が選ぶ後見人には、親族や弁護士などの専門職だけではなく、NPO法人や社会福祉法人などの法人もなることができる。法人が後見人を務める「法人後見」は、複数の専門職のチームによる長期的な支援が特徴で、普及に向けた取り組みも始まっている。横浜市鶴見区の今村 聰子(としこ) さん(82)は2006年、夫が72歳で亡くなったのを機に、重い知的障害がある長男(56)のため、後見制度の利用を申し立て、長男の後見人になった。 グループホームで暮らす長男の障害年金などの財産管理を担ってきたが、自身の記憶力の衰えが心配になり、今年6月に後見人を辞任した。代わりに後見人になってもらったのは、区内のNPO法人「つなぐ」だ。 つなぐは、障害者の後見人を引き受けるため、19年4月に設立された。社会福祉士や看護師、弁護士ら計31人で構成し、現在、12人で21人の支援に当たる。 それぞれに実務担当者を置き、毎月1回は本人に会う。定期的に複数のメンバーで検討会を開き、担当者の活動内容や本人の健康状態、暮らしぶりなどの情報を共有し、お金の使い方をチェックする。知的障害者の後見期間は長いため、情報の蓄積などで継続的に支えられるのが利点だ。 つなぐの根岸満恵副理事長は「チームでアイデアを出し合うことで個人の資質以上の支援ができる」と話す。今村さんも「複数の人が息子を支えてくれるので、個人の後見人に託すよりも安心だ」と語る。ただ、法人後見の普及は進んでいない。最高裁の統計では、20年に親族以外で法人が後見人に選任されたのは全体の1割ほどだ。 担い手も偏りがみられる。厚生労働省の調査(18年4月時点)によると、後見を担う法人は500あり、このうち社会福祉協議会(社協)は365だ。NPO法人は78、社協以外の社会福祉法人は7のみだった。 日本社会事業大学の曽根直樹准教授(障害福祉)は「高齢者や障害者の支援の経験が豊富で、地域の福祉サービスをよく知る専門職員がそろった社会福祉法人が、もっと法人後見を実践してほしい」と語る。 静岡県富士市で特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人「美芳会」は、09年10月に法人後見を開始した。社会福祉士3人が定期的な訪問などで支援に当たり、事務職員4人が通帳を管理し、出金手続きをするなど分業して、現在3人の後見人などを務める。 知的障害と軽度の認知症がある60歳代後半の男性の支援では、社会福祉士が2週間に1回、2万円を手渡しに自宅に出向く。現金が手元にあると通信販売や買い物にすべて消費してしまうからだ。 男性から電話がかかるたびに交代で自宅を訪ね、何に困っているのか耳を傾ける。社会福祉士の増子玲子さん(53)は「地域の福祉関係者と連携し、支援が難しい人を組織的に支えられるのが強みだ」と語る。バンクに登録 厚労省が今月公表した成年後見制度の見直し案は、社協以外の法人後見の担い手の育成を掲げ、都道府県による研修実施などを盛り込んだ。 大阪府では、府内の社会福祉法人を後見人候補として登録する「法人後見人バンク」を創設し、12月に6法人を登録した。府が行う「法人後見専門職員」の養成研修を受けた社会福祉士らが所属する法人だ。 身寄りのない知的障害者らについて、市町村長が成年後見制度の利用を申し立てる際、専門職らの協議で法人後見が適していると判断した場合、バンクから後見人候補者を推薦する仕組みだ。報酬はなく、人件費や事務費用は後見人に選任された法人が負担する。 府地域福祉課の辰巳貞江さんは「どこに住んでいても、必要な人が制度を利用できるように登録法人を増やしたい」と話している。 ◆成年後見制度= 認知症で判断能力が低下した人や、知的障害者に代わって、家庭裁判所が選んだ後見人らが預貯金の管理や福祉サービスの利用契約などを行う制度。本人や家族らが申し立て、家裁が本人の判断能力に応じて後見人、保佐人、補助人のいずれかを選任する。 後見人候補…「団体・法人」39%「きょうだい」53% 知的障害者の親でつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」(東京)が今年2~4月に行った会員アンケートによると、成年後見制度を利用する場合、誰を後見人候補者にしたいかを複数回答で尋ねると、1218人のうち、最多の53・2%が「きょうだい」を挙げ、次いで「団体・法人」が39・4%、「社会福祉協議会」が36・6%だった。 また、後見人を務めている家族が健康不安などで後見することができなくなった際、誰に引き継ぎたいかを複数回答で尋ねると、117人のうち46・2%が「きょうだい」、32・5%が「団体・法人」と答えた。 集計を担当した埼玉県手をつなぐ育成会の高野淑恵理事長は「法人後見の良さへの理解が広がっている。障害の特性を理解した上で、本人の意思を尊重し、暮らしを長期にわたって支えられる法人後見の担い手が増えてほしい」と期待する。[読売新聞オンライン]親亡き後の財産管理、折をみて考えてゆきたいものですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.19
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発達障害の親子2000人を支えてきた指導員が語る、「しつけ」ではなく「子どもと向き合う」ことの大切さ〈この人〉発達障害やグレーゾーンの子を支援 浜田悦子さん(42) 現在小学6年の息子が発達障害と診断されたことをきっかけに2013年、民間の発達支援センターの指導員になった。以来、約2000人の親子と関わってきた。 息子は当時、聴覚、触覚、味覚が過敏で、服の肌触りも苦手。人が多い場所も怖くて行けなかった。最初は「しつけで何とかなるはず」と思っていたが、指導員の養成講座を受け、発達障害は脳の機能障害であり、しつけのせいではないと知った。今は「子育てコーチング協会」(東京)のインストラクターとして、発達障害やグレーゾーンの子どもとの向き合い方を伝える講座などを手掛ける。 自分を責める親も多い。まずは「子どもの特性をよく見てほしい」と呼び掛ける。例えば、わが子が朝の準備をせずに、ぼーっとしていても「早く」「遅れちゃう」とせかさない。「一緒に準備しよう」と手伝うなど、子どもの行動を理解した上で手だてを考えることが大切という。 「子どものつまずきや擦れ違いには、その子との向き合い方のヒントが必ず隠れている。そのヒントを探すお手伝いをしたい」。横浜市在住。 [東京すくすく]子育てのヒントは、子どものつまずきや擦れ違いに隠されているんですね。そう思うと、叱らずに冷静に向き合えますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.18
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オンライン 第57回知的障害教育研究協議会「知的障害教育における国語の授業づくりと評価△Zoomで開催△分科会(幼稚部、小学部、中学部、高等部)、全体会、講演「知的障害教育における授業評価とカリキュラムマネジメント(仮題)」(加藤宏昭・文科省初中局特別支援教育調査官)△授業(4学部・各1授業)のオンデマンド配信(3月25日まで)2月22日~3月25日まで協議会のアーカイブ配信△参加費 3000円△2月10日申し込み締め切り△2022/2/11 △筑波大学附属大塚特別支援学校△https://www.otsuka-s.tsukuba.ac.jp/page4_7.html?eid=00022 △Tel03・3813・5569[日本教育新聞]2月の連休入りの、有意義な企画ですね。498万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.17
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追悼、里内龍史さん 障害者の権利獲得目指し闘い続けた障害者の当事者団体「茨城青い芝の会」会長の里内龍史さん(土浦市神立)が9日、亡くなった。66歳だった。障害者の権利獲得を目指して闘い続けた。脳性まひがあり、車いすで市民運動の闘いの現場に出掛け、文字入力音声読み上げ装置を使って発言した。昨年6月には「茨城青い芝の会」60周年記念誌(21年7月29日付)を発行したばかりだった。滋賀県の浄土真宗の寺に生まれた。1980年、かすみがうら市の閑居山(かんきょざん)にあった障害者のコロニー「マハラバ村」に移り住んだ。滋賀の共同作業所で働いていた頃、同僚から「作業所で働いて善人ぶってもしょうがない。現代の親鸞のような面白い人が茨城にいる。浄土真宗だから、その人のところへ行って、親鸞の悪人正機の思想を学べ」と言われたのがきっかけだった。マハラバ村は64年、閑居山の麓にあった願成寺(がんじょうじ)住職の大仏空(おさらぎあきら)=故人=がつくった。後にマハラバ村を出た障害者が全国各地で「青い芝の会」を結成し、70年代に先鋭的な社会運動を起こした。マハラバ村自体は長続きせず、ほとんどの障害者が数年で村を出た。残る人が少なくなった状況の中、里内さんはマハラバ村に移住し、最後の大仏門下生となった。その後、大仏住職は死去し、84年12月、里内さんは村を出て、土浦市神立で自立生活を始めた。「きれいな目をしている大人」1人暮らしをする里内さんを長年、介助し、支えた土浦市の天海(てんかい)国男さん(79)は、大仏住職と知り合い、マハラバ村に行くようになり、里内さんと出会った。「ある日、和尚に呼ばれてマハラバ村に行った。車いすの若い男の人に声を掛けられて、政治のこととか何か議論するようなことを言われた。大仏和尚にそのことを話すと『あれは滋賀県のお寺の坊主だ』と言われた。それが里内さんとの最初」と話す。天海さんは「里内君と初めて会ったとき、子どものようにきれいな目をしている大人だと思った。そこから付き合いが始まった」と当時を振り返った。里内さんは生前、天海さんとの出会いについて「閑居山に来る人の中に天海(てんかい)さんがいた。大仏和尚が亡くなる1カ月前に天海さんを閑居山の手伝いに呼んだ。大仏和尚は自分の死期を悟って天海さんに閑居山に残した私を託したかった」と茨城青い芝の60周年記念誌に書いている。天海さんは「(マハラバ村を出た後)どうしているかと気に掛かり、里内君の家を訪れるようになった。当時は介助という制度があったわけではなかったが『介護をやってくれ』ということになり、やるようになった」と話す。「塩辛を食べること」が掟記者が筑波大学に在籍していた2021年年3月、里内さんのお宅に伺い、話を聞く機会があった。ちょうど「青い芝の会」をテーマに卒業論文を書いたこともあり、当時アルバイトをしていた介助事業所の関係者がつないでくれた。里内さんは、マハラバ村での暮らしのこと、茨城青い芝の会の活動のことを、文字入力装置に打ち込み、伝えてくれた。「大仏和尚は塩辛が好きで、塩辛を食べることが村の掟(おきて)だった。掟を破ると村から追い出された」という話が記者の印象に残った。当時のことをなつかしそうに話す里内さんの姿から、最後の大仏門下生の生き様の一旦が、少しだけ分かった気がした。87年には、脳性まひ者の折本昭子さん=故人=と大仏住職らが創設した「茨城青い芝の会」の会長に就任し、JR土浦駅のスロープ闘争、障害者だけの国立大学として設置が構想された筑波技術短期大学設置反対闘争、知的障害者に対する暴行事件である水戸パッケージ事件の糾弾闘争など、障害者の権利獲得のための闘いを続けた。近年は、地元、土浦市のバリアフリーのまちづくりにも尽力した。バリアフリー新法が策定され、住民提案制度が創設されたのを機に2007年、里内さんは、市民団体「バリアフリー新法にもとづく基本構想の策定を実現させる会」の一員として全国で初めて、土浦駅周辺のバリアフリー化などを求める基本構想策定を土浦市に住民提案し、市が実施する道路や施設の整備にあたっては、障害がある当事者が計画策定に関わるという仕組みづくりを実現させた。当時、里内さんと共に市に住民提案した市民団体「アクセス・ジャパン」(東京都板橋区)代表の今福義明さん(63)=当時はDPI日本会議常任委員=は「里内さんは基本構想策定のときに一緒に取り組んだ仲間。里内さんが当時からおっしゃっていた、神立駅近くの危険な踏切問題はまだ解決していない」とし「昨年以降、コロナでお会いすることもなかったが、NEWSつくばで茨城青い芝の会60周年の記念誌が発行されたのを知り、シェアした。訃報を知り、本当にショック」だと話した。[NEWSつくば]66才、まだまだやりたいことがあったでしょうに、余りにも若過ぎる死でしたね。大いなる功績に、合掌..。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.16
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施設抜け出した入所男性、屋外に脱ぎ捨てられたパジャマ…1か月後に川の中で遺体発見 山形県村山地域の民間の障害者支援施設で昨年、入所中の50歳代男性が施設を抜け出して行方不明となり、その後、遺体で見つかっていたことが12日、県への取材で分かった。県障がい福祉課によると、同施設は知的障害者向けの入所施設。昨年10月12日の深夜、見回りをしていた職員が男性がいなくなっていることに気づいた。警察などと協力して捜索したところ、施設から約100メートル離れた屋外に、男性の名前が書かれたパジャマが脱ぎ捨てられていたという。11月下旬頃、施設から約1キロ離れた川の中で亡くなっている男性が見つかったという。 施設には外部と出入りできるドアが15か所あり、男性は無施錠だったドアから出たとみられるという。 施設はその後、再発防止のため、ドアを開けるとセンサーが反応する警備会社のシステムを導入し、フェンスを設置するなどした。 県は今後、県内の同様の施設に対して、事故について周知し、施錠確認の徹底などを呼びかける。施設を所管する自治体は昨年中に重大事故として消費者庁に報告している。[読売新聞]今頃になって明るみになった失踪事件、最悪の結果となり、悔やまれますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.15
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「長男は悪魔の子」「のろわれている」と幻聴…乳児放り投げ、死亡させた母親に無罪判決 生後まもない長男への傷害致死罪で起訴された大和市の無職女性(39)の裁判員裁判の判決で、横浜地裁(奥山豪裁判長)は12日、女性が心神喪失の状態だった疑いが残るとして、無罪(求刑・懲役5年)を言い渡した。 判決によると、女性は2018年8月22日、自宅で、生後1か月の長男を床に放り投げるなどして頭に衝撃を与え、死亡させた。しかし奥山裁判長は、起訴後に精神鑑定を行った医師の証言を基に、女性が08、09年頃に統合失調症を発症し、事件当日には「(長男は)悪魔の子だ。のろわれている」といった幻聴を聞いていたなどと認定。「幻覚妄想状態に支配され、自らの意思を働かせる余地は残されていなかった」と述べた。 これまでの公判で女性は、「『声』が聞こえ、体が勝手に動いたような感覚だった」「(長男から)悪魔を追い払って、私が助けなきゃと思った」「『声』の存在を周囲に明かせば家族を殺すと脅されていた」などと供述。検察側は、刑事責任を減免するための「詐病」の疑いがあると主張したが、判決は、長男への暴行には従来の女性にはみられない異常な側面があったと指摘し、女性に知的障害があることも踏まえ、作り話ではないと結論づけた。 奥山裁判長は判決後、「病気の影響とはいえ、生まれたばかりの子を死なせたのは紛れもない事実で、非常に悲しい結果。周りの人を頼って治療に取り組んで」と説諭した。[読売新聞]病を汲んでの温情判決ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.14
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発達障害のある子どもがいきいきと輝くかかわり方と工夫を紹介。 『「うまくいかない」ことが「うまくいく」に変わる!発達障害のある子どもがいきいきと輝く「かかわり方」と「工夫」』2022年1月4日発売!株式会社幻冬舎のグループ会社、株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田貴幸)は、『「うまくいかない」ことが「うまくいく」に変わる!発達障害のある子どもがいきいきと輝く「かかわり方」と「工夫」』(岩坂 英巳、宮﨑 義博著)を2022年1月4日に発売いたしました。発達障害のある子どもが明るく自立して生きていくためのヒントを分かりやすく解説発達障害のある子どもは、特定の物へのこだわりや、注意・集中の困難、多動性があるため、通常の育児ではうまくいかない「育てにくさ」があります。例えば、「あれ」や「それ」といった指示語が分からない、話しているときに目線が合わない、いきなり予想のつかない行動をする、などです。また、「育てにくさ」がある理由として、正しいかかわり方はどのようなものなのか、判断が難しい点が挙げられます。発達障害のある子どもの生活をサポートするには、保護者だけでなく、学校や専門機関が一体となって、一人の子どもの特性を共有し、その子に合った言葉のかけ方や体への刺激など、正しい「かかわり方」を理解・実践することが重要なのです。本書は豊富な事例をもとに、具体的に実践できる手引きとなっています。「どう接してよいのか分からない」「子育てがうまくいかない」と悩んでいる保護者だけでなく、幼稚園や学校の先生、地域でサポートをする方たちにとっても、分かりやすく解説しています。【書籍情報】書 名:『「うまくいかない」ことが「うまくいく」に変わる!発達障害のある子どもがいきいきと輝く「かかわり方」と「工夫」』著 者:岩坂 英巳、宮﨑 義博(イワサカ ヒデミ、ミヤザキ ヨシヒロ)発売日:2022年1月4日定 価:1400円(税込価格1540円)体 裁:単行判・並製/308ページISBN :978-4-344-93225-8【目次】第1章 子どもの発達障害に悩む親が増えている第2章 まずは「発達障害」を正しく理解し、 子どもの特性と「困りごと」を把握する第3章 親子の「困りごと」を軽減し、 子どもの成長を促す専門プログラムとは?第4章 じっとしていられない、空気を読めない、集中できない 症状別、子どもに自信をもたせ、やる気を引き出す「かかわり方」と「工夫」第5章 病院・学校・支援機関…… 周囲の協力を得るために知っておいてほしいこと第6章 その子に合った「かかわり方」と「工夫」で 子どもの人生は「その子らしく」輝くおわりに【著者プロフィール】岩坂英巳(いわさか ひでみ)児童精神科医師ハートランドしぎさん「子どもと大人の発達センター」センター長。1987年奈良県立医科大学卒業。奈良県立医科大学講師、米国University of California、Los Angeles(UCLA)留学後、奈良県心身障害者リハビリテーションセンター(現・奈良県総合リハビリテーションセンター)精神科医長、国立大学法人奈良教育大学教育学部教授(奈良教育大学特別支援教育研究センター長兼務)を経て、2016年4月より信貴山病院勤務。2021年11月、本稿執筆中に闘病の末没。宮﨑義博(みやざき よしひろ)作業療法士京都教育大学教育学部情報数学科、京都大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業。奈良県総合リハビリテーションセンター、奈良県障害者総合支援センター、ハートランドしぎさん「子どもと大人の発達センター」室長を経て、2020年4月よりフリーランスの作業療法士。感覚統合療法、SST、幼保、小中学校の巡回相談、乳幼児健診、療育教室、就労支援、大学、研修会講師を行う。 [DREAMNEWS]「うまくいかない」ことが「うまくいく」に変わる!発達障害のある子どもがいきいきと輝く「かかわり方」と「工夫」 [ 岩坂 英巳 ]手元に置いておきたい一冊ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.13
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発達障害の当事者と支援者が座談会 動画で配信 発達障害への理解を深めてもらおうと、浜松市の当事者と支援者が座談会を企画し、動画で配信している。昨年五月に改正された障害者差別解消法で二〇二四年までに民間事業者にも義務付けられる「合理的配慮」をテーマに議論。当事者の思いを伝える内容は示唆に富んでいる。 合理的配慮は、車いす利用者のために段差にスロープを置いたり、聴覚障害者と筆談するなどして障害者の障壁をなくすこと。発達障害がある男性が「障害者も最初から合理的配慮を求めるのではなく、提供する側と受ける側が互いに歩み寄ることが必要」と指摘すると、別の参加者は「自分でやれることはまずやってみる。うまくいかないときにどうするかを協議するのがいい」と同調した。 座談会は当事者団体の「アドバンスド」と市発達障害支援センター「ルピロ」が企画。新型コロナウイルスの感染拡大で開けなくなった交流会の代わりに、二〇年度から動画を配信しており、第二弾の今回は三十〜四十代の男女四人が参加した。 アドバンスド代表で、自らも十八歳の時に発達障害と診断された鈴木学さん(40)は「自分たちの障害を理解してもらうためにどうしたらいいか。配慮されて当然という意識を変えていかないといけない」と強調。動画には当事者を啓発する狙いもある。 座談会の司会を務めたルピロの内山敏所長は「顔を出して発言している時点で相当踏み込んでいる」と指摘。「悩んでいる家族や障害者の採用を進める企業などには、発達障害の人との関係を考えるきっかけになるのでは」と話している。動画はルピロのホームページなどから視聴できる。[中日新聞]双方の立場の理解の為にも、こういう座談会は有意義ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.12
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障害あっても読みやすく工夫 LLブック知って 知的障害や自閉症、読み書き障害がある人にも読書を楽しめるように分かりやすく表記した本「LLブック」を展示販売するフェアが、大阪市中央区内久宝寺町のカフェ&ギャラリー「路地カフェ」で開かれている。独り立ちするために必要な生活情報を伝える本やストーリー仕立ての写真本など20冊が並ぶ。28日まで。「LL」とはスウェーデン語で「やさしく読みやすい」という意味。文章や言葉を簡単にしてイラストや写真、絵文字を多く使い、漢字には振り仮名を付けるなど読みやすいように工夫されている。 「知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会」が主催。同会の吉田くすほみさんは「スウェーデンでは毎年約30冊の新刊が発行されているが、日本にあるのは全部で50冊にも満たない」のが現状だという。それでも「LLブックのコーナーがある図書館もあり、少しずつ広がってきている」と話す。 また、会場には文字を読むことが困難な人たちを支援するパソコンソフト「マルチメディアデイジー」も設置。文字の大きさや読むスピードを変えることができ、背景の色や音声で読み上げる部分の文字に色が付くなど、実際に体験することができる。 吉田さんはLLブックの普及と並行して「本と当事者をつなぐ人が必要」と指摘し、代読ボランティアの養成にも力を入れ、「読み手ではなく、当事者が本を選んでそれを読み聞かせしてくれる人を増やしたい」と今後の活動に目を向ける。「親御さん、施設の職員さんと一緒に読んでもらいたい。ぜひ、手に取って見てほしい」と来場を呼び掛ける。 ◇ ◇ 22日には大学生が重度の知的障害のある弟にカメラを向けた48分の映画「僕とオトウト」の上映会を行う。午前10時半と午後1時半。参加費は事前申し込み500円(当日800円)。申し込み、問い合わせは電話06(6762)0323、路地カフェ。[大阪日日新聞]LLブックの普及に尽力する吉田さん 映画の放映もあるんですね。近ければ気軽に訪ねてみたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.11
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日本一の次は「世界一」へ 知的障害抱え、父と2人で月1千キロ走る 「最後、もっと上げよう」。横にいるコーチに声をかけられると、大谷春樹さん(18)はうなずくでもなく、自転車をこぐ速度を上げて応えた。昨年末、時折雪が吹き付ける山口市阿知須の大会会場で、回転する車輪の音が一段と大きくなった。春樹さんには知的障害を伴う広汎性(こうはんせい)発達障害がある。その影響で、幼い頃からスポーツのルールの理解が難しかった。小学4年で初めて自転車に乗ると、スタートからゴールまで進めば良いというシンプルさが肌に合い、練習を始めた。ブレーキを徐々にかけることや左右に曲がることが難しかったが、父の正樹さん(41)がつきっきりで教え、1年で乗れるように。広島県と愛媛県をつなぐ「しまなみ海道」を走ると「またやりたい」と自転車のとりこになった。 練習はほかの団体などと行うこともあるが、基本は正樹さんと2人きり。パラサイクリングのコーチに教わったメニューなどを参考に週5日ほど練習し、月に千キロほどを走っている。弟の修也さん(11)も春樹さんに憧れて自転車を始めていて、家族をつなぐスポーツになりつつある。 春樹さんはロードレースの大会にも積極的に参戦している。2019年には、知的障害のあるアスリートの大会「スペシャルオリンピックス」の広島の競技会に参加し、優勝。全国から選手が集まっており、実質的に日本一を手にした。 昨年は新型コロナの影響で大会が減り、年末に半年ぶりのレースに参加した。「サイクルジャンボリー」の3時間耐久レース部門に出て、走った距離は92キロ。障害や年齢などの区別のない中、11人中5位と好成績を残した。東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子選手のコーチなども務めた佐藤信哉さんは、この日春樹さんと並走し「粘り強い走りをしていた。1年ほど教えているが、勝負にこだわる姿勢がでてきていて、今後が楽しみ」と期待を寄せる。 今後の目標は「世界の大会で優勝すること」だ。今年の11月には、2023年に予定される世界大会の日本代表選考が兼ねられたスペシャルオリンピックスの全国大会が開催される。「苦しいときもあるけど、頑張って勝ちたい」と力を込める。 ◇ おおたに・はるき 2003年、長崎県生まれ。長い期間を美祢市で育つ。現在は、宇部総合支援学校高等部3年生。卒業後は市内の就労支援施設で自転車の部品を並べるなど、自転車に関わる仕事をする予定。絵を描いたり、レゴブロックで好きな形を作り上げたりするのが趣味。[朝日デジタル]素晴らしいお父様がコーチで幸せですね。497万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.10
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太陽光発電「乱開発」、小規模装い監視逃れの実態山を切り崩し、水路を埋め、道路を破壊する知多半島の突端に位置する愛知県南知多町で、名古屋市の企業が太陽光発電所の建設を目的として山林を広範囲に伐採。住民に十分な説明なしに開発を進めた上、行政の規制逃れとも批判される乱暴な開発をしていることがこのほど明らかになった。計画によると、同町の市街地を流れる内海川の上流域5カ所の山林8ヘクタールを伐採し、斜面を切り崩して太陽光パネルを敷き詰めるという。太陽光パネルの下で、榊やブルーベリー、キウイ、レモンなどの作物を栽培し、「ソーラーシェアリング」(営農型太陽光発電)を行うとしている。土砂や伐採木で水路や田畑を埋め立て南知多町で太陽光発電所の建設を計画しているのは、名古屋市に本社を置くディーエスエス(以下DSS、木下誠剛社長)だ。同社によれば、「将来は地域に知的障害者のグループホームを建設し、農業に従事してもらうことを計画している。地域の活性化に貢献したい」という。しかし、町や住民が開発計画の実態を知ったのは、つい最近のことだ。2020年後半から用地買収を始め、2021年10月末に大規模な伐採や造成工事に着手。現在、大型の重機を投入しての突貫工事が続けられている。DSSは森を切り開き、伐採木を燃やし、土砂や伐採木で水路や田畑を埋める乱暴な開発を行っていた。その実態を目のあたりにした住民が町議会議員らに通報。町役場が実態調査に乗り出したことで、問題が初めて明るみに出た。>>記事の続きはこちら[東洋経済ONLINE]乱暴な開発は、また土砂崩れなどの恐れもありますね。きちんと町と情報を共有して頂きたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.09
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発達障害という才能 岩波明著◆発想力 受け入れ、生かそう[評]香山リカ(精神科医) 精神科医が書いた発達障害の本。そう聞くと障害の特徴や治療に関するガイドなのか、と思うかもしれない。しかし、本書のテーマはそこにはない。発達障害の人たちが内に秘める「社会や文化をがらりと変える力」を受け入れ生かしていこう、と世の中に呼びかける意欲作なのである。 発達障害といってもいくつかの種類があるが、本書で主に取り上げられているのは「対人関係の障害」と「特定の事物へのこだわり」を特徴とするASD(自閉症スペクトラム障害)と「衝動性、落ち着きのなさ」を特徴とするADHD(注意欠如多動性障害)だ。しかし、本書でそれぞれの障害の解説に割かれるページはわずか。あとはビジネスやアートの世界で名を馳(は)せる人たちが次から次へと登場し、それぞれが持つ発達障害の特性とそれをどう仕事や創作に生かしたのかが語られる。たとえばイーロン・マスクやオードリー・タンはASD、エジソン、モーツァルト、ピカソ、ニトリ創業者はADHD。ダ・ヴィンチに至っては両方の特性があるという。まさに華麗なる人脈だ。 ただし、と著者は言う。彼らがこの特性を社会的成功として花開かせるためには、「周囲に当人の能力を見抜いて適切なサポートをする人物」と「制約なく活躍できる場所」が必要。そして著者は、日本は「その真逆」だとして、才能ある個人を育てようとせず、しきたりや世間の「空気」に従わせようとする傾向が強いと指摘する。こういった不寛容さは発達障害の特性を持つ人たちだけではなく、すべての人を萎縮させ生きづらくしているだろう。 そう、発達障害の人たちが評価されてさまざまな場で戦力とされる社会は、ほかの人たちにとっても楽しめるストレスフリーな場であるはずだ。もちろん、勤勉、几帳面(きちょうめん)などは我々の強みでもあるが、そこからはずれた人を抑圧せずその過剰な集中力や発想力をおおいに生かそう。豊かな臨床経験を持つ精神科医の前向きな提案は、当事者や家族だけではなく、社会全体に希望を与える道しるべとなろう。 (SB新書・990円) 1959年生まれ。精神科医。昭和大医学部精神医学講座主任教授。『発達障害』など。 [東京新聞]発達障害という才能 (SB新書) [ 岩波 明 ]客観的に発達障害の育つ環境を捉えているのも興味深いですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.08
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障害者自ら支援担い手 「社会の底力に」全国117カ所に拡大福祉の受け手から担い手へ。ハンディをもつ人への介助サービスや相談支援を手がける障害者中心の事業体「自立生活センター」。全国117カ所に広がった拠点の第1号は1986年、中西正司代表(77)らが東京都八王子市内で創設した「ヒューマンケア協会」だ。 「プラネタリウム!」「行った!」。昨年12月の日曜夕方、市内のアパートで介助者と帰宅した男性(32)の声が弾んだ。男性は行動障害を伴う重い知的障害がある。状況の理解や意思伝達が難しいためパニックになると自身や他人を傷つける恐れがあるとされる。同協会など市周辺の5事業所の職員10人以上が宿泊や外出同行を含め月700時間を超す介護を行い、男性の1人暮らしを支える。 男性は2017年に宇都宮市内の障害者施設で起きた入所者虐待事件で腰付近を蹴られ骨を折るなどの重傷を負った。元職員ら2人が傷害罪などで執行猶予付き有罪判決を受けた。母親(66)から相談を受けた中西さんらが退院後の支援に奔走。障害の特性から在宅では困難とみられがちだったが、身体障害から知的、精神障害にも広がった重度者向け訪問介護制度を活用し、当時異例の1日24時間介護を始めた。 職員は会合や連絡帳で情報共有し、男性は週3日作業所に通う。ヒューマンケアの柴倉雄介さん(36)は「工夫すれば地域で暮らせる」。近所の母親は「本人は施設名を聞くだけでおびえていたが、今は顔も穏やかになった」と話す。ヒューマンケアは大学時代の事故で寝たきりから車椅子生活となった中西さんが「あわれみの福祉でなく健常者と対等に支えあう仕組みを」と開設。介助をボランティアでなく有料にし障害者側が雇う事業を障害者仲間3人とほぼ無報酬で始めた。都の補助金などで軌道に乗り、障害者の地域生活を支援する国の制度につながった。 移動や金銭管理、介助者との接し方を生活体験で身につける。障害者の先輩との対話を手がかりに自身の生きる力を呼び起こす。そんな自立生活プログラムの提供と障害当事者によるカウンセリングも展開。受講した障害者が相次いで各地に同じ理念の自立生活センターを開き、中西さんらが練り上げたテキストを使い障害者自立の拠点となってきた。 中西さんは言う。「障害者が事業の主体になることで初めて障害者の在宅支援のニーズとコストの実証データを世に出せた。どんなハンディがあっても自立し暮らせる支えあいは社会の底力となる」記者の一言 私が「東京遺産」として自立生活センターを残したいと考えるのは、当事者が必要な支援を当事者が提供する仕組み、当事者が社会を変えるモデルを世に示したからだ。代表と事務局長、運営委員の半数以上は障害者。活動は声を上げにくい障害者以外のさまざまな当事者を重んじる文化にもつながってきた。地域の人の力も引き出してきた。八王子に誕生したヒューマンケア協会の支援の担い手の柱は、当時も今も大勢の八王子の大学生だ。[毎日新聞]なんとも素晴らしい取り組みですね。これこそが社会の低力となっていくのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.07
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30すぎて発達障害とわかった私が、治療で“ましになった”話 漫画家・カレー沢薫『負ける技術』などのコラムや、30代からの終活を描く漫画『ひとりでしにたい』が文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞した、人気の漫画家・コラムニストのカレー沢薫さん。 新しく上梓したコミックエッセイ『なおりはしないが、ましになる』では、自身の発達障害を描いて話題です。 片付けが苦手、一つのことしかできない、相手の顔を覚えられない、空気が読めないなど、様々な「発達障害」にまつわる悩みや、検査、通院、薬、グループミーティングへの参加などが、ポップかつシュールな笑いに包まれて語られています。 また、マンガの医療監修を担当した東京リワーク研究所の五十嵐良雄医師の「発達障害」についてのコラムも掲載され、より詳しく知ることができます。 [女子SPA!]なおりはしないが、ましになる(1) (ビッグ コミックス) [ カレー沢 薫 ]漫画の内容はリンク先から覗けます。実体験からの下りは励みになりますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.06
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佐々木正美先生が悩めるお母さんたちに遺した珠玉の言葉『子育てに迷った時のお母さんへの言葉』発売!(1/8発売) 株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『子育てに迷ったときのお母さんへの言葉』(佐々木 正美 著)を2022年1月8日に発売いたします。乳幼児から学童期までの子どもの悩みにこたえる温かいメッセージ教育のプロ、故 佐々木正美先生が、乳児期から学童期までの子供を持つ、悩めるお母さんたちに優しく寄り添って募る不安を和らげていきます。 「子どもにいうことを聞かせるよりも、子供の言うことを聞く」 「育児に失敗するのは、うるさいことを言いすぎるから」など優しくも厳しい、温もりのあるメッセージが詰まった一冊です。 【著者略歴】佐々木 正美(ささき・まさみ)1935年、群馬県前橋市生まれ。新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学留学。小児療育相談センターなどをへて、川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授を務めた。専門は児童青年精神医学。著書に『子どもへのまなざし(正・続)』『自閉症児のためのTEACCHハンドブック』『0歳からはじまる子育てノート』他多数。2017年逝去。【書籍概要】 書名:子育てに迷ったときのお母さんの言葉 著者:佐々木 正美 著 出版年月日:2021/1/8判型・ページ数: 四六判・288ページ定価:1540円(税込)URL : https://www.daiwashobo.co.jp/book/b596243.html[PRTIMES]亡くなられた後にも、著書が出版される。まるで天声のようですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.05
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冬の寒風に負けず、障害者支援に108周 さいたま・別所沼でリレーマラソン、大みそかに心の温かさつなぐ埼玉県さいたま市南区の別所沼公園で31日、「大みそか別所沼108周リレーマラソン」が開催された。難病や障害を抱える人々を支援するプロジェクトの一環で、一般社団法人「ラン・ドリームス」が主催。参加したランナーたちは1周926メートルのコースを走り、次の走者にバトンタッチして、冬の寒風に負けない心の温かさをつないだ。ラン・ドリームスは別所沼公園を拠点に、自主運営によるリレーマラソンを毎日行い、参加者から寄付を募り、難病や障害を抱える人たちを支援している。108周リレーマラソンは活動をより広く知ってもらおうと、大みそかの除夜の鐘にちなんで企画。多くの人が参加しやすいよう無料にし、飛び入り参加も可能とした。会場には募金箱を設けて協力を呼び掛けた。 代表を務めるさいたま市南区の楠田昭徳さん(78)は、2009年に52日間連続フルマラソンのギネス記録を樹立。15~20年には別所沼公園の周回コースで毎日誰かがフルマラソンを走る「チャレンジ2020」を達成した。挑戦を続ける中で、難病や障害を抱える人たちを支援したいと思い、法人を設立して活動を続けている。 リレーマラソンは午前7時にスタート。時折冷たい風が吹く中、参加ランナーたちはリレー形式で公園の周回コース108周(100キロ)を走破した。 重度の知的障害を持つ新座市の柳沢琉斗さん(20)は母親の朋子さん(57)が見守る中、父親の靖彦さん(53)と2周を走り、笑顔で次の走者にバトンタッチ。靖彦さんは「一緒に走るのは久しぶりだったが、息子も気持ち良く走ってくれたと思う。より多くの人にこの活動が広がっていけば」と期待を込めた。 楠田さんは「活動を続けていくことで、障害や難病を持つ人やその家族を支え、『自分たちも頑張ろう』と思ってもらえれば。今後も全国、世界へと、大きな広がりをつくっていきたい」と話した。埼玉新聞[YAHOOニュース]大舞台ではなく、無料で気軽に飛び入り参加もできるリレーマラソン、すてきな試みですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.04
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障害者をレストランに招待 マナー学びつつストレスを発散 加古川プラザホテル加古川プラザホテル(兵庫県加古川市加古川町溝之口)が、障害のある人たちを月1回、地域の団体を通じてレストランに招き、無料で料理を提供する取り組みを始めた。新型コロナウイルス禍で宴会需要が伸び悩むレストランを有効活用し、参加者にテーブルマナーを学んでもらいつつ、外出自粛でたまったストレスも発散してもらう。今後、加古川市と連携しながら受け入れる障害者団体を増やしていきたいという。 同ホテルの運営会社「カノコ」(同市加古川町篠原町)によると、東京パラリンピックで選手の活躍を見た従業員から、「地元の障害のある人たちに貢献できることはないか」との声が上がった。これを受け、協賛企業を募るとともに、市に団体の紹介を依頼。第1弾として、知的障害がある人の家族らでつくる「加古川市手をつなぐ育成会」を通じ、貸し切りにしたレストランに会員を招待することを決めた。 同会の楠木紳子副会長(64)は「会員の子どもたちが一人の大人として生きていくために、とてもいい機会になる」と話す。社会になじむ訓練の一環として、レストランでの作法を学べるほか、外出の機会が減る中で心理的な負担の軽減にもつながるという。 18日夜、同会の親子約30人が、レストラン「リヴィエール」に招かれ、トナカイやサンタクロースなどクリスマスにちなんだ仮装で着席した。料理が運ばれる前に、レストランマネジャーの池田直樹さん(48)が「ナイフとフォークは外側から使ってください」「パンをスープに浸すのはマナー違反ですよ」と作法を説明。参加者は最初は緊張した表情だったが、慣れてくるとスープやサラダ、ハンバーグなどをおいしそうに口に運んだ。 カノコの芳見達朗営業統括・管理室部長(61)は「従業員の知識の確認や接客のスキルアップ、店の改善点の発見にもつながる。楽しんでもらえる環境を、今後もつくっていきたい」とする。[神戸新聞NEXT]なんとも素晴らしい試みですね。親子で参加できることで不安も解消されますね。496万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.03
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大阪市立高のヤングケアラー調査 回答の5.3%が「家族を世話」子どもが家族の介護などを担う「ヤングケアラー」について、大阪市は23日、市立高の全生徒を対象にしたアンケート結果を公表した。回答者の5・3%が「世話をしている家族がいる」と答え、全国調査の4・7%より高く、府立高調査の6・5%より低かった。市は結果を今後の対策につなげるとしている。 府のアンケートに合わせて実施した。市立高の全生徒1万1381人に対して10~12月、インターネットで調査。31・9%にあたる3627人から回答があり、193人が世話をしている家族がいると答えた。 世話をしている家族の内訳(複数回答)は、きょうだいが38・3%で最も多く、父母が33・2%、祖父母が12・4%と続いた。きょうだいの中では「幼い」が64・9%、「知的障害」が16・2%、「身体障害」が8・1%だった。 世話をしているためにできないこと(複数回答)は「特にない」が32・6%、「自分の時間が取れない」が18・1%、「宿題・勉強の時間が取れない」が14%だった。 また市は、8月以降にヤングケアラーに関する研修を受けた市立中教員3770人を対象にしたアンケート結果も公表した。研修受講前にヤングケアラーという言葉を「聞いたことがあり、意味も知っている」は47%にとどまり、「聞いたことはない」が26・8%いた。自由記述では「(生徒が)誰にも話せず孤立していないか早く見つけることが必要」などの意見があった。毎日新聞[YAHOOニュース]教職員でも、ヤングケアラーという言葉すら知らない、聞いたことがないケースが多いことにもびっくりですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.02
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1歳男児死亡裁判 被告の母親は精神鑑定で軽度の知的障害3年前、田川市で1歳の息子に適切な治療を受けさせず死亡させた罪に問われている26歳の母親について、裁判所が行った精神鑑定で軽度の知的障害があるという結果が出ていることが、関係者への取材で分かりました。 来年2月に始まる裁判で、弁護側は被告について子どもが衰弱している状況などを認識できなかった可能性があるとして無罪を主張する方針です。 田川市の無職、常慶藍被告(26)は、夫の常慶雅則被告(26)とともに3年前(H30)、3男で当時1歳の唯雅くんに適切な治療を受けさせず肺炎で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。 裁判員裁判に向けて、裁判官、検察官、弁護士が争点などを話し合う「公判前整理手続き」の中で、裁判所が専門の医師による精神鑑定を行ったところ、被告には軽度の知的障害があるという結果が出ていることが、関係者への取材で分かりました。 初公判は、来年2月21日に福岡地方裁判所で開かれ、弁護側は3男が衰弱している状況や母親としての対処の仕方が認識できなかった可能性があるとして藍被告について無罪を主張する方針です。 裁判では被告の知能の発達の程度が事件に与えた影響が争点の一つになるとみられ、どのように判断されるのか注目されます。[福岡NEWSWEB]亡くした子が3男とあり、他の兄弟が元気に育っているとしたら、軽度の知的障害が原因とするには違和感を感じますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.01.01
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