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GW特別企画、台湾のお茶屋さんでお茶を買うノウハウ集(初心者向け)。最後は帰国後のあれこれ編です。遠足は「家に帰るまでが遠足」ですが、お茶の買い物も「口に入れるまでがお買い物」ですので、ここまでサポートしますw<賞味期限が10年前に切れてる?>「台湾土産でお茶(or食べ物)をもらったら、随分前に賞味期限が切れてるやつで・・・」これ、よく聞く話です。それ、多分「民国紀元」です。中華民国の成立した1912年を元年とする、台湾で使われている紀元です。ざっくりと「昭和」「平成」といった元号のようなものだと考えておけばよいでしょう。民国と西暦の変換は1911を引けば求められます。西暦2012年は民国101年となります。下2桁しか表記しないこともありますので、もし賞味期限02年とか書いてあったら、それはおそらく民国102年、西暦2013年のことです。パッケージがよっぽど古くない限り、安心してお召し上がり下さい。<現地で飲んだ時ほど香りが出ないんですが?>こちらもよくある話です。水質の問題とか、もっともらしいことを色々言われますが、大体はお湯の温度の問題が多いです。烏龍茶は基本的には香りを楽しむお茶なのですが、お茶の香りの成分というのは温度が高くないと上手く抽出されません。ですので、使う器にお湯を入れて温めておき、お湯の温度を極力下げないように工夫すると良いです。香りを出すなら、とにかく熱く、熱々で淹れるこれを心がけましょう。お湯の温度が5度違うだけで、全然違うお茶の味と香りになることもあります。#お湯を移し替えたりと面倒くさそうに見える、中国茶芸のお湯で温める動作は、このためにやっているんですね。沸かしたての熱いお湯を使うのもポイントです。台所の電気給湯ポットではなく、お茶を飲むテーブルの上に電気ケトルを常備し、都度沸かしたお湯を使ってみると、美味しさが引き出されることもあります。たくさんの茶器(急須・蓋碗)を買うより、1つの電気ケトル。私が初心者の方に購入をオススメするお茶グッズです。↑こういうやつです。お湯を狙ったところに当てられるよう、注ぎ口が細いのをオススメします。<お茶が渋い・苦いんですが?>この場合、いくつかの原因が考えられます。原因を切り分けて、適した方法で調整します。・茶葉が多すぎる 入れる茶葉の量を減らしましょう。 一般的には、凍頂や高山烏龍茶の場合、茶葉が完全に開いた時に茶器の蓋に茶葉が軽くふれるぐらいが適量です。 数煎淹れても、窮屈そうで茶葉が広がりきらない場合は、多すぎと考えられます。・抽出時間が長すぎる お湯を入れて蒸らす時間が長すぎる可能性があります。 早めに出してみるなどして、適切な時間を探りましょう。 薄ければ、時間を少し長くします。・お湯の温度が高すぎる 温度が高いほど香りの成分は出やすいのですが、渋みの成分も出やすくなります。 少し温度を下げたお湯を注ぐと、だいぶ違うと思います。 温度の下げ方ですが、手軽なのは「一旦茶海などにお湯を移し、茶海から注ぐ」ことでしょう。緑茶は甘みを出すためにやや低めの温度が良いほか、東方美人茶も若干温度を下げた方が良いです。東方美人は烏龍茶ではありますが、小さな芽を多めに使った繊細なお茶なので。その方が、甘みを感じるお茶に入ります。他にもいろいろテクニックがあるのですが、より詳しく知りたい方は、日本で中国茶教室に通うと良いでしょう。茶芸とまでは行かなくても、美味しく淹れるワザをいろいろ教えてもらえます。<お茶の保存はどうしたらいいですか?>密封した状態で、直射日光の当たらない湿度の高くない冷暗所に置いておけばOKです。冷蔵庫や冷凍庫での保管は、結露・においの問題から、一般家庭にはあまりオススメできません。大量に入っているパッケージを買ってしまって、一気に飲めそうにない、ということであれば、帰国後すぐに小分けにしてしまうのも手です。アルミガゼットにエージレスを入れて、シーラーで口を閉じてしまえば、割と持ちます。一度開封したら、早めに飲み切るのが吉です。↑ディープなお茶好きさんは、こういうのを家に常備していたりしますw<「なんだか、お茶に興味が湧いてきました」という方へ>ようこそ、お茶の世界へ(^^)「台湾に行ってお茶を飲んで、お茶の美味しさに目覚めた」という方は、ディープなお茶好きさんの中でも結構多いんです。ある意味、中国茶・台湾茶好きの王道ですw#何を隠そう、この私もwお茶というのは、ある程度の知識を得て飲むと、より美味しく・楽しく飲めたりするものです。上記に書いたような淹れ方一つとっても、知っているのと知らないのでは大違いです。#だからこその、このノウハウ集です。次回の台湾訪問時には、もっともっと現地でお茶を楽しみたい!とお考えの方にオススメしたいことがあります。それは、日本でお茶経験を積んでおくことです。そうすれば、次回はもっと現地でお茶を楽しめます。そのための方法をいくつか。・日本のお茶屋さんでも、お茶を買ってみる 台湾茶だけでもたくさんのお茶がありますが、中国茶まで目を広げると、さらにたくさんの魅力的なお茶があります。 今まではよいものが流通していなかったのですが、最近は日本国内でも、こだわりのお茶を扱っているお店も増えています。 ネットショップも随分発達していますので、お店が近くにない方でも入手はカンタンです。 中には現地でもお目にかかれないような上質なお茶を揃えていることもあり、しかも、ごく少量から販売してもらえます。 専門店の中には、情報が充実しているところもあるので、いろいろと勉強にもなります。・中国茶教室・台湾茶教室に通ってみる 美味しいお茶の飲み方や知識を教えてもらえるほか、一緒にお茶を飲む仲間ができて、なかなか楽しいです。 また、教室ではいろいろなお茶を飲ませてもらえるのも魅力の一つ。 自分であれこれお茶を買いそろえるよりも、リーズナブルにいろんなお茶を飲むことができると思います。 「買ったのはいいけど、美味しく淹れられるかな」という心配もいらないですし。・中国茶・台湾茶のお茶会に行ってみる 最近、中国茶・台湾茶のお茶会というのが、あちこちで開かれています。 こうしたお茶会の多くは、難しい作法などもなく、誰でも気軽に参加できるものが多いです。 いろいろなお茶を試したり、淹れ方を実際に見たりすることができるので、なかなか楽しいのではないかと。 こうしたイベントの多くは、お茶好きの個人の方の主催で、主にブログなどで告知されています。 興味のある方は、中国茶の関連ブログを時々チェックされると良いと思います。にほんブログ村↑ここを見ると、割とメジャーなブログは網羅されています機会がありましたら、ぜひ、お茶会で一緒にお茶を飲みましょう(^^♪おしまい。
2012.04.30
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GW特別企画。続いては、お店での買い方編です。初めてお茶屋さんに行くとなるとドキドキだと思いますので、ポイントを少しご紹介しておきます。<時間と空腹にご注意を>まず、お店に突撃する前の事前準備です。ポイントは3つ。時間と空腹と予算です。<時間>お店で試飲をして買おうと思ったら、結構時間がかかります。基本的には、お茶を選んで、きちんとお茶を淹れてもらい、数煎飲む(お茶の味と香りの変化を見るので)ことを考えると、1種類あたり早くて10分、普通は20分程度かかります。さらに、量り売りをするタイプのお店だと、パッキングの時間も考慮する必要があります。たとえば、3種類のお茶を試飲して買おうと思ったら、大体1時間半ぐらいの時間は見積もる必要があります。旅行の計画を立てる際に、余裕を持った時間を組み込んでおくと良いでしょう。台北のお茶屋さんは、朝は弱いですが宵っ張りなところも多いので、夕方以降に訪問スケジュールを組むのもありです。<空腹>お茶屋さんに行くと、あれこれお茶を試飲すると思います。現地では、焙煎をかけていないお茶(生茶といいます)を出されることが結構あります。このタイプのお茶は、香りは大変良いのですが、胃への刺激がかなり強めです。そのため、空腹でガブガブ飲むと胃を痛めてしまったり、悪い方の「茶酔い」になり、気分が悪くなったりします。極端な空腹の時は避けるか、事前に何か少し食べてから出かけることをオススメします。また、お茶の香りや味をしっかり確認するために、直前の食事は辛いものや香辛料の強いものを避けた方が良いかと思います。強い香水も避けて下さい。香りがわからなくなります。<予算>買いたいお茶をリストアップし、予算をある程度決めていくと良いでしょう。問屋系のお店に行くとクレジットカードが使えないこともありますので、事前に現金を用意しておきましょう。<試飲の順番>お店に入ったら、「○○茶を買いたいのですが、試飲は出来ますか?」と聞いてみましょう。OKだったら、多くの場合は試飲台に案内されると思います。#いきなり、試飲台の前に座らされるケースも多いです。さて、さっそく試飲と行きたいところですが、お茶を飲んでいく順番を少し意識した方が良いかもしれません。その原則は2つ。・清らかな香り・味のお茶を先、濃厚な香り・味のお茶は後・値段の安い茶を先、値段の高いお茶を後です。ざっくりと言いますと、緑茶、文山包種茶、凍頂烏龍茶、高山烏龍茶は先木柵鉄観音、東方美人、紅茶、プーアル茶などは後に飲んだ方が良いと思います。これは味や香りが濃厚で強いものを飲んでしまうと、舌や鼻がマヒしてしまい、繊細な味と香りがよくわからなくなってしまうためです。ただ、いくつも青っぽい(清らかな)お茶を飲み続けるのは、結構しんどいもの。途中にやや濃厚なお茶を入れるなどして、アクセントをつけ、飲んでいくと良いでしょう。最初に「このお茶とこのお茶を買いたい」と伝えてしまうのも手です。お値段ですが、先に良いものを飲んでしまうと、次の安価なお茶が悪くない出来であっても決断できなくなってしまうためです。良いのを先に飲んでしまうと、どうしても粗が目立ってしまいます。コストパフォーマンスをきちんと判断するためには、経験上、お値段が下のランクから飲んでいった方が良いです。<聞香杯の使い方>ご存じの方も多いと思いますが、台湾では烏龍茶を飲む時に、聞香杯(もんこうはい)という独特の茶器を使うことがあります。右側の背の高いやつが聞香杯で、こちらに入っているお茶を、隣にある背の低い茶杯に移してから飲みます。移し方は聞香杯の上に茶杯をかぶせてひっくり返す、というアクロバティックなやり方をする人もいますが、以下のように普通に注ぐだけで全然構いません。茶杯に移して、空になった聞香杯。この内側の残り香を嗅ぐことによって、香りの変化を楽しみます。・・・が、時々「ん、特に香りなんかしないぞ」と感じることがあります。それ、熱すぎるからです。熱々の時だと、熱い空気しか来なくて香りが良くわからないんですね。熱すぎて鼻のセンサーが利かないんです。一呼吸置いて、少し冷ましてから香りを聞いてみると、あまーい香りがするようになるかと思います。温度が下がるとまた別の香りがあらわれるので、ちょこちょこ確認してみて下さい。良いお茶ほど香りが長く続きます。なお、空になった茶杯で香りを聞いても、同じように香りの変化を楽しむことができます。聞香杯が無い時は是非試してみて下さい。<茶器選びはお茶選びの後に>滞在中に茶器を買おうと思っていらっしゃる方も多いかと思います。選ぶタイミングとしては、”お茶を選んだ後”がオススメです。お茶を選んだ後、パッキングをお願いするので、少し時間が空きます。この時間を使って、茶器を見ると時間が有効活用できますし、買うお茶が決まっていますから、どういう茶器が向いているかのアドバイスも受けられます。さらに、お店側にとっても、その方がありがたいのです。ひっきりなしにお客さんが来るお店では、”試飲台を空けてあげないと、次のお客さんが試飲できない”ということもあります。特にGWだったり観光客が集中する時は、周りを少し見て譲ってあげると、お店の方も助かると思います。<お会計の際には、お茶の確認をしっかりと>選んだお茶のパッキングができあがったら、お会計になります。その際、「同じような袋で何が何だかわからない」「頼んだお茶が抜けてる」なんてことがたまにあります。お互い後で嫌な思いをしないよう、その場できちんと確認しましょう。「トラブルはその場で解決」が海外旅行の基本デス。<接客について>割と高いサービスレベルで、日本人に優しい台湾ですが、そうは言っても、日本ではありません。日本だったら、お客様に不快な思いをさせるというのは大変稀ですが、台湾では、大ざっぱに言って10回に1,2回は「むむむ?」ということがあります。これは、忙しい時に無茶なお願いをしてしまったり、たまたま店員の機嫌が悪い、とかいろんな理由があります。「こちらは客なのにプロ意識に欠ける!」と多くの日本人は思うかもしれませんが、それは日本基準の考え方です。台湾は外国です。「まあ、そんなこともあるか」程度に、大らかな気持ちで行かれることをオススメします。いちいちカリカリしていたら、旅が楽しくありません。どうしても良い接客が、という場合は、比較的空いている時間を狙っていくと良いでしょう。ただし、朝一番などは向こうの気分も乗っていないので、午後がいいでしょうね。以上のような点に気をつけておけば、楽しくお買い物ができるのではないかと思います。明日は帰国後のお話を。続く。にほんブログ村↑↑↑お役に立ちましたら、是非クリックを♪
2012.04.30
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<2017年12月31日追記>こちらの最新版の記事を、新ブログに掲載しています。台湾でお茶を買うノウハウ2018(2)お店選び編(台北版・その1)お店の移転情報なども掲載していますので、上記リンクよりご覧下さい。GW特別企画、次はお待ちかね?の、お店選び編です。おそらく多くの人が訪れ、MRT網が発達して移動も便利な台北版をお届けします。<個性的なお店が多数>まず、台北の街中には、お茶屋さんが星の数ほどあります。通りを10分も歩けば、数軒のお茶屋さんを見かけることでしょう。それぞれのお店が、さまざまな個性を持っていますので、この中から良いお店をピックアップするのは、至難の業です。日本人向けという観点では、台北ナビや旅々台北などに、たくさんのお店が紹介されています。が、記事を読むと、どこも良さそうに書いてあります。半分広告なので、仕方ありません。「本当のところ、どこが良いの?」というのが、気になるところかと思います。全部のお茶屋さんを回ったわけではないので、あくまで個人的な感想レベルですが、いくつかオススメのお茶屋さんをピックアップしてみたいと思います。<初台湾・初お茶屋さんという方向け>「初めて台湾に行きます」「あまりお茶は詳しくありません」「中国語もわかりません」という場合は、とにかく楽しくお茶を選んでいただけそうなお店がよいかと思います。日本語の通用度も高めで、初心者の来店に慣れている店が選択基準になります。これはガイドブックに載っているようなお店(非チェーン店・チェーン店・土産物店)だったら、大抵条件を満たしています。ただし、残念なことにこのようなお店が必ずしも、品質の良いお茶を扱っているとは限りません。中には、客の知識が無いのを見越して、あまり良くない茶葉を売っているお店もあります。#名前は伏せますが、私のような客が行くと煙たがられますwそんな中、確かなお茶を扱っている印象のあるお店として、こちらをご紹介します。新純香茶業最寄り駅:MRT中山駅訪問レポ:2007年・買い方ガイド付き 2009年 2011年こちらのお店は試飲も出来ますし、その際にこのお店オリジナルのお茶請けまで出てきます。きのこチップ類は、台湾リピーターの方にも人気で、わざわざここへ出かけて買ってくるほどです。お茶請け付きの試飲スタイルは、土産物屋的お茶屋さんで多いパターンなのですが、こちらは出てくるお茶がきちんとしたものばかりなので、安心できます。ほとんどのお茶が揃いますが、特に高山烏龍茶や文山包種茶など、清らかな香りのお茶が得意分野だと思います。日本人向けの買いやすさ・サービスの良さとお茶の品質を両立させている貴重なお店です。もちろん、そのサービス分はお茶の価格に若干乗っているわけですが、納得できるレベルだと思います。たくさん買うと、おまけが付いてきたりもするので、さほど気にならないかと。#土産物屋的お茶屋では、サービスはいいけど、価格が高く茶葉もプアというのが良くあります。ライトなお茶好きさんであれば、ハッキリ言って、このお店だけで十分かと思うのですが、「手早くパパッと買えるお店がいい」「おみやげ用にパッケージに凝ったものが欲しい」「まとめ買いで安く買いたい」「もう少しお茶を詳しく知りたい」「違う個性のお茶も飲んでみたい」「こだわりの茶器が欲しい」「驚くぐらい美味しいお茶を飲みたい」など、いろいろな要望が出てくると、他のお店も探検してみたくなります。そんな場合は、以下のようなお店が応えてくれるでしょう。「手早く」と「ディープに」で分けてみました。詳しい情報やお店の雰囲気は、訪問レポをお読み下さい。大体のイメージはつかめると思います。<手早くパパッと買いたい>ゆっくりとお茶を試飲して選ぶのが理想ですが、そうは言っても、観光客とは時間が無いものです。「ゆっくり試飲をして選ぶ暇はないので、パパッとある程度のお茶が買えるところ」という条件であれば、以下のようなお店が良いのではないかと思います。試飲は、行わないorできないとすると、銘柄指名買いが前提ですね。王徳傳最寄り駅:MRT中山駅訪問レポ:2009年 2011年ブティック風の店内で、パッケージもオシャレです。個人的には、凍頂烏龍茶と安尚烏龍茶をお薦めします。凍頂は爽やか、安尚はやや発酵&焙煎強めの烏龍茶です。嶢陽茶行最寄り駅:MRT中山駅訪問レポ:2009年 2011年王徳傳のとなりに並んでいるお店です。こちらもシックな店内で、パッケージも凝っています。看板茶である鉄観音茶王は、お茶ツウにも受ける品質。ピンクのレトロな缶に入っています。興華名茶最寄り駅:MRT忠孝新生駅(かなり歩きます)・永康街エリア訪問レポ:2008年鼎泰豊本店の並びにあり、入店待ちしている間にお買い物できます。工場が東方美人の産地にあるそうなので、手頃な東方美人は悪くない出来です。高山茶も澄んだ印象のお茶が多いです。林華泰茶行最寄り駅:MRT大橋頭駅(←蘆洲線の新駅。こちらが近いです)訪問レポ:2007年 2008年 2008年 2009年台湾の昔ながらの茶葉問屋の雰囲気を感じられるお店です。パッケージは簡素ですが、値段は問屋だけあって、かなり安いです。1斤1000元以上のお茶は高級品扱いで、別室の小部屋にあります。ちなみにいつもシャッターが半分閉まってますが、これで通常営業中です。早朝から営業しているので、観光客には便利です。<もう少し深くお茶を知りたい>お茶に本格的に興味を持った、そこのあなた。もう少し深い世界を知りたい方は、それなりのお店があります。その中でも、気軽に立ち寄れる、比較的ハードルの低いお店を紹介します。ここに挙げたのは、単なる観光客ではなく、お茶好きさんに行っていただきたいお店です。お茶に興味の無い方は、行ってもお互いのためになりませんので、あしからず。意翔村茶業最寄り駅:MRT忠孝新生駅(かなり歩きます)・永康街エリア訪問レポ:2006年 2007年 2008年 2009年 2011年基本は問屋さんなのですが、小売りをしてくれます(100g単位)。看板茶は、伝統的な製法の烏龍茶である古典美人茶。香りが甘いお茶です。店主の陳さんは台湾茶の本を出版されているなど、お茶については一家言をお持ちの方。初めての人には数種類のお茶をテイスティング方式で飲ませてくれ、値段も割にリーズナブルです。初心者から上級者まで受け入れる、非常に懐の深いお店です。茗心坊最寄り駅:MRT大安駅訪問レポ:2007年 2008年 2009年 2011年独自の焙煎技術を持ち、美味しいお茶をさらに美味しく仕上げる店です。焙煎のかかったお茶の優しい味は、他のお店とは一線を画したものです。高山烏龍茶のほか、プーアル茶も扱っています。プーアル茶はかび臭さとは無縁のものですので、飲む価値あります。難点は最低購入単位が大きいこと。150g~ですので、ちょっとお値段が張るかも。冶堂最寄り駅:MRT忠孝新生駅(かなり歩きます)・永康街エリア訪問レポ:2007年 2008年 2009年お茶屋さんというよりは、お茶研究室・サロンといった趣のお店。非常に穏やかな雰囲気の何さんが迎えてくれ、お茶を飲ませてくれます。雰囲気のある茶器や布、茶道具も少量置いてあります。お茶の数も少ないながら、華やかな香りの木柵鉄観音など、品質の良いものが揃っています。台湾の茶藝空間の雰囲気を知りたい方には、ぜひ。上園茶荘最寄り駅:MRT行天宮駅or中山国小駅訪問レポ:2006年 2007年 2008年 2009年 2011年台湾茶の決定版的な書籍「極める台湾茶」の監修をした林鼎洲さんのお店。日本語ペラペラのおじいさんです。まとまった時間(おそらく3時間以上はかかります)を用意して、事前に連絡してから行けば、お茶の見分け方などを熱心に講義してくださいます。店内は雑然としており、やや個性的な方ですが、お茶をもっと詳しく知りたいという方には良い勉強になるお店です。日本向けの卸もしています。明日は、初めての方なら気になるお店での買い方の話を。続く。にほんブログ村↑↑↑お役に立ちましたら、是非クリックを♪
2012.04.29
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<2017年12月31日追記>こちらの最新版の記事を、新ブログに掲載しています。台湾でお茶を買うノウハウ2018(1)基礎知識編お店の移転情報なども掲載していますので、上記リンクよりご覧下さい。このGWで台湾へお出かけになる方も多いのではないでしょうか。台湾土産の定番になっているのが、烏龍茶をはじめとする香りの高い台湾茶。せっかくだから美味しいお茶を買って帰りたい!と考えている方もいらっしゃるのではないかと。しかし、初めての台湾だったりすると、美味しいお茶が買えるかどうか不安ですよね。そこで、現地でお茶を買うための私的ノウハウを簡単にまとめてみたいと思います。まずは基礎知識編です。<台湾では、どんなお茶が買えるか?>台湾で買い求められるお茶は、原則、台湾で生産されているお茶(台湾茶)がほとんどです。中国大陸のお茶(中国茶)は、プーアル茶を除くとあまり流通していません。※「原則」と書いたのは、いわゆる台湾茶でもベトナムやタイなどでローコストに生産し、輸入していることがあるからです。台湾茶の具体的な銘柄には、以下のようなものがあります。・凍頂烏龍茶(春と冬がクオリティーシーズン) 台湾茶のかつての看板茶。 小さく丸まっているお茶で、お湯を注ぐと乾燥わかめのように大きく広がります。 金萱、四季春という新品種で作られるお茶は、比較的リーズナブルで特徴的な香りがあります。・高山烏龍茶(春と冬がクオリティーシーズン) 台湾茶の現在の看板茶。凍頂烏龍茶と形状は変わりませんが、爽やかさと深みを持っています。 産地によって香りや味に違いがあり、標高の高いところのお茶ほど、お値段が高くなります。 有名なのは、阿里山烏龍茶、杉林渓烏龍茶、梨山烏龍茶などです。・東方美人茶(白毫烏龍茶)(初夏がクオリティーシーズン) 紅茶に近い風味を持った烏龍茶です。洋菓子に合いそうな風合いです。 原則、無農薬栽培であり、最上のものが取れるのはほんの僅かの期間しかないため、良いものは大変高価です。・ジャスミン茶 大陸のお茶が有名ですが、台湾でも生産されています。 くるくる丸まった形のものではなく、お茶のそのままの形にジャスミンの香りをつけたタイプです。・文山包種茶(春と冬がクオリティーシーズン) 緑茶に近い、爽やかな香りをもった烏龍茶です。茶葉の形は細長く、かさがあります。 台北郊外の坪林などで生産されています。茶葉博物館のある地域の名茶です。・木柵鉄観音茶(春と冬がクオリティーシーズン) 焙煎を効かせた烏龍茶です。お茶の形は小さく丸まっています。 茶水の色は、アンズ色で、甘い香りが器に残ります。・紅茶 台湾でも少量ですが紅茶を生産しています。 細かく砕いていないリーフタイプで、砂糖を入れなくても甘さを感じるお茶です。 最近は「紅玉」というメンソール香のある紅茶も出回っています。・緑茶(春がクオリティーシーズン) 台湾でも少量ですが緑茶を生産しています。 碧螺春、龍井という名前が付いていますが、大陸のお茶とは品種も製法も違うので、全く違った風合いのお茶です。・健康茶ハブ茶、グアバ茶、人参茶など健康茶もよく見かけます。この手のお茶は、通常のお茶屋さんでは取り扱いがなく、土産物店や食料品店で販売していることが多いです。※この手のお茶に関しては、ここでは取り扱いません。大陸のお茶(中国茶)でも、台湾でよく見かけるのは以下のものです。・プーアル茶台湾にはビンテージもののプーアル茶が結構あります。ただし、ある意味、投資商品になっているので、お値段は高めです。普段飲み用のものも出回っていますが、特にオススメできるほどではありません。・ジャスミン茶花が開く工芸茶タイプのジャスミン茶は台湾では生産していないので、中国産を輸入しています。茶葉専門店には置いて無いこともありますが、迪化街などではよく見かけます。<お茶の購入単位> 現地のお茶を量る単位は、斤(きん)を使います。 1斤は600gです。斤の下には両という単位があり37.5gです。 1斤=16両という計算ですね。 小売店では、最低50gもしくは100gから購入できます。 問屋や産地では、最低4分の1斤(4両・150g)ないしは半斤(300g)からです。<お茶はどこで買えるか> 台湾土産の定番にもなっているので、お茶はあちこちで買えます。 主に買えるところと特徴は以下の通りです。 具体的なお店については、次の記事でご紹介します。・市中の茶葉専門店(非チェーン店) 店によって差はありますが、いちばんのオススメです。 試飲をさせてくれる店も多く、たいてい量り売り販売で、比較的少量からお茶を買うことが出来ます。 日本語が出来る店員さんがいるお店もあり、初めて買う方はここでいろいろ試されると良いでしょう。・市中の茶葉専門店(チェーン店・デパートなど) 天仁茗茶などのチェーン店では、パッケージに入ったお茶を購入できます。 大手メーカー製のお茶になりますので、品質的には「無難」というお茶が手に入ります。 日本語通用度はやや高めです。・市中の茶葉問屋 茶葉問屋の中には、林華泰茶行のように小売りをしてくれるお店もあります。 値段はとても安いのですが、最低購入単位が大きいほか(おおむね150gもしくは300g以上)、試飲も出来ません。 包装も簡素で土産物向きではありませんが、自宅用の普段飲みのお茶を買うには悪くないチョイスです。 日本語はあまり通じません。・市中の食料品店(新東陽など)・スーパーマーケット パッキング済みのお茶を販売しています。 買いやすいのですが、品質に関しては、ハッキリ言って良いものはありません。 日本のスーパーに並んでいるような、庶民感覚のお茶がほとんどです。・空港 おみやげ用に綺麗にパッケージされた大手メーカーの規格商品が並んでいます。 やや割高で、品質はそこそこです。時間が無い時、買い忘れた時用の最終手段です。 日本語は通じますが、お茶の詳しい説明は無いと思った方が良いでしょう。・市中の土産物店 市中の土産物店でも、おみやげ用にパッケージされたお茶が並んでいます。 おしなべて割高で、海外産の茶葉をブレンドしているお店もあるので、オススメしません。 日本語はペラペラで、セールスがとっても上手だったりします(笑)※お茶屋さんと土産物屋を兼ねているようなお店 お茶屋の看板でありながら、店頭にからすみを置いていたりするところは、お茶屋というより土産物屋と考えて良いでしょう。 この手のお店を、良質なお茶を買い求めようとして利用することは、あまりオススメしません。<ずばり、いくらぐらいのお茶が妥当な金額か> お茶の種類によって、だいぶ違うのですが、台北市内の普通の茶葉専門店で買うのならば、個人的には1斤1000元と2000元を一つの目安にしています。 1斤1000元(100g約160元)程度のお茶であれば、普通のお茶としては十分に美味しいと感じるお茶です。 1斤2000元(100g約320元)を超えてくると、かなり高級なお茶になってきます。高山烏龍茶は、大体このへんの金額からスタートです。 物足りない方(お茶マニア)は、さらに高いお茶を買うことになっていきますが、お茶の値段は天井知らずですので、ほどほどに。 ちなみに値段と味の関係ですが、 安いお茶ほど、刺激が強く、口の中に味がハッキリと残ります。ただし、余韻は少なく、煎も利きません。手軽に味わうにはこちらでしょう。 高級なお茶になるほど、口当たりは柔らかで、味わいが淡麗に思われるのですが、喉の辺りからこみ上げてくるような甘さや香りが戻ってくる傾向があります。余韻も長く、何煎も楽しむことができます。じっくり味わう向きには、こちらでしょう。 この違いは、できれば試飲させてもらえるお店で一度体験してみると良いでしょう。 最初に安いお茶、次に高いお茶の順で飲むと、違いがハッキリわかります。 私個人の経験では、渡す相手がお茶に詳しい方でない限り、おみやげとしては1斤1000元クラスのお茶で十分です。というか、その方が喜ばれます。 高いのだと「淡すぎる」と言われます。。。美味しいお茶を味わうにはそれなりに訓練が必要ですので。 なお、梨山烏龍茶のような著名な高級ブランド茶には、厳然とした相場が存在するので、お買い得品というのはありません。 安すぎるブランド茶は、たいてい、産地の不確かなものだったり、季節外れのお茶だったりします。 土産物店で買うのでない限り、お茶の品質自体は価格に比例すると考えて間違いないと思います。 #ただし、高品質なお茶=「好みのお茶」「美味しいお茶」ではないので、出来れば試飲して買うと良いでしょう。 それから、お茶に関しては価格交渉(値切り)も必要ありません。 その金額を出しても欲しいお茶は買う、欲しくなければ買わない、ということで意思表示をした方が、品があります。 基本的に定価販売ですが、たくさん買うようだとおまけをつけてくれたりすることが多いです。 では、次の記事でオススメできる台北のお茶屋さんをご紹介します。 続く。にほんブログ村↑↑↑お役に立ちましたらクリックを♪
2012.04.28
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いよいよゴールデンウィークが始まりましたね~。さて、この機会を活かし、ブログ記事のメンテナンスを行うことにしました。このブログは、2005年10月から始めましたので、既に6年半ほどが経過しました。割に更新をさぼりがちなのですが、それでも記事数は、まもなく900本になります。これまでは「ブログは過去の日記帳」という感覚で運営していましたので、多少の間違いがあったとしても、「この当時はこう思ってたんだ~」と個人的に振り返る程度にしていました。なにしろ、勉強中の経過が出ているものなので、今から見れば「これは違うでしょ」ということも多々あるのです。が、中国茶ブログの中でも割に長寿な部類になってきたためか、最近、過去記事を参考にしてくださる方も増えてきました。時々、記事を引用されていたり、参考にして出かけたのような声をいただくにつれ、記事の正確性をきちんと担保しないといけないなあ、とひしひし感じております。というわけで、現時点の知識・経験から見て、誤っている点については、記事の修正および加筆、場合によっては記事の削除を行いたいと思います。中には、いただいているコメントもまとめて削除になってしまうケースがあるかもしれません。その際は、どうぞご容赦下さいませm(_ _)mついでですので、必要な情報をすぐに取り出せるよう、まとめ記事やインデックスも作成してみようと思います。どうぞご理解いただけますようお願いいたします。にほんブログ村いつの間にやら老舗に・・・(^^;)
2012.04.28
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今年の明前龍井シリーズ、とりあえずの最終回です。西湖龍井の中での梅家塢&獅峰の飲み比べをしてみました。まずは、梅家塢龍井。明前の一番茶です。続いて、獅峰龍井。こちらも明前の一番茶です。両者を比べると、ちょっとだけ獅峰の方が黄みがかった色に見えます。産地の違いですねぇ。#写真&ディスプレイで表現できているかどうか・・・さて、飲んでみた比較ですが・・・まず、両者とも新昌龍井より、味と香りの濃密度が段違いです。感覚的には、「2枚か3枚ぐらい格が違う」という印象です。お茶の甘み、旨味の強さ・余韻の長さといい、香りの豊かさなど、さすがはトップランクに位置するお茶だと思います。新昌龍井が悪いわけではなくて、この2つが飛び抜けすぎているんです。ある意味、バケモノ。その上での比較ですが、まずは梅家塢。こちらは、とにかく甘さと旨さが印象的でした。まさに甘露なお茶で、これは歯が痛くなるんじゃないかと思うぐらい(笑)、甘くて旨いのです。香りももちろんあるんですが、味の甘さと旨さの印象に引っ張られて、印象が薄くなってしまうほどです。さらに飲んでからの余韻も本当に長く続くので、「味の深み」とか「余韻の長さ」というのを知りたい方は、このお茶と烏牛早や新昌龍井を飲み比べると、その差がハッキリと分かるのでは、と思いました。文句無しに美味しいお茶です。続いて、獅峰龍井。こちらは、お湯を注いだ時の香りの良さにかけては梅家塢を凌駕しています。非常に香りも豊富なお茶で、それでいて甘みや旨味も十分あり、余韻も大変長く続きます。とても高い次元で香りと味をバランスさせたお茶だと思いました。私の好みどんぴしゃりなので、ヤバイお茶です(笑)ハッキリ言って、この2つのお茶は仕事中に飲むお茶ではありません。美味しさのあまり、仕事の手が止まってしまいます(^^;)時間をかけて、ゆっくりと味わえる時のお茶だと思います。そして、どちらが上とか下というのは、ここまで来ると無いですね。味わい重視なら梅家塢、香りも重視するなら獅峰だと思います。個人的には、飲みつけていることもあり、獅峰の方が好みです。というわけで、ここまでの龍井茶飲み比べを消費者目線で整理しますと、烏牛早 → 手頃に新茶のフレッシュさを楽しみたい 仕事の手を止めない程度に美味しいお茶を飲みたい新昌龍井 → 手頃に龍井茶の美味しさをたっぷりと味わいたい 気分転換になるような美味しいお茶を飲みたい梅家塢 → 味と甘さを追求した、とびきり美味しいお茶を味わいたい 至福のリラックスタイムを持ちたい獅峰龍井 → 味も香りをバランスさせた、とびきり美味しいお茶を味わいたい 至福のリラックスタイムを持ちたい という感じでしょうか。烏牛早か新昌龍井をベースにして、とっておきのお茶をより上位のランク、とするとお手頃価格でいろいろ堪能できると思います。中国の緑茶の相場が全般的に上がってますから、西湖龍井を基準にしてしまうと、かなり大変です(^^;)もっとも、最近は浙江龍井のレベルが随分上がってきているので、この組み合わせでも、あまり不満はないかと。個人的には、新昌龍井&獅峰龍井のペアが好きです(^^)にほんブログ村今年の龍井選びのヒントになれば♪
2012.04.25
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烏牛早に引き続き、新昌のお茶。今度は新昌龍井です。大佛龍井という別名も最近ではブランドとして通ってきています。こちら、烏牛早とは品種が違い、龍井43号です。3月28日摘みだとか。<龍井43号>龍井43号というのは、龍井に元々あった在来種(中国では地方群体種といいます)の中から、茶葉研究所が良いものを「選抜」して、育成している新品種です。同じようなものに龍井長葉とか龍井108号なんてのもあります。ちなみに新品種には「選抜品種」と「改良品種」がありますが、これは由来が全然違います。改良品種というのは、研究所で掛け合わせ(交配)をしたもの。つまり、品種改良とは今までに無かった品種を作る作業です。一方の選抜品種は、実生で増えた雑多な在来種の一群の中から、文字通り「選抜」したもの。既に存在していた茶樹の中から、好ましい個性を持っている茶樹(品種)を選んだものです。いずれにしても、その生まれた(選ばれた)品種の持っている個性は、たまたま土壌や気候が良かったからなのか、それとも品種本来が持っている特徴なのか、ということを見極めます。あちこちに植えて、茶摘みができるまで3年。その後、数年に渡って様子を見たりします。1年限りの特徴、とかでは困るので。そうしたプロセスを経て、「これは品種特性で間違いない」となったら、国あるいは省が認定品種として発表されます。ここまで早くても10年以上かかります。そんなわけで龍井43号は、龍井の中にそもそもあった1本の樹が選抜され、一気に増やされたものということになります。新品種ではありますが、改良品種ではありません。43号のいちばんの特徴は在来種に比較すると発芽が早いこと。在来種より1週間から10日ほど早いとか。西湖龍井の産地は、味へのこだわりが強く保守的な方なのですが、早摘みの魅力はやはり大きいらしく、徐々に43号への切り替えも進んでいるようです。(参考)中国茶ニュース「西湖龍井の茶摘みが本格化」 中国茶ニュース「龍井で進む新品種導入の動き」おっと、品種の話題になると思わず熱くなってしまいます(汗)肝心のお茶はこちら。烏牛早との比較ですが、香りはこちらの方がハッキリとした豆香がでています。少し青っぽい感じの香りです。味の方は、さすがに旨味の詰まり方の「密度」が違いますね。甘さ+旨さが複層になっている感じで、こちらを飲んでしまうと、烏牛早は平板のように感じてしまいます。飲む順番を間違えてはいけませんね(^^;)飲んだ後の余韻の残り方も、全然違っていて、龍井の方は長く美味しい余韻が残ります。いわゆる、深みのあるお茶ってヤツです。うーむ、かなり違います。分かりやすく言うと、烏牛早は「甘い、旨い」。新昌龍井は「あまーい、うまーい、ほわわわーん」です。↑「ほわわわーん」で余韻を表現しておりますw浙江龍井と言うと、どうしても西湖龍井の下という印象が強くあります。が、中国緑茶の相場が高騰する中、「何が何でも西湖龍井」という思い込み・刷り込みは、そろそろ捨てても良い頃ではないかと個人的には思います。早い時期の浙江龍井も悪くないですよ(^^♪#実際、富陽や新昌、紹興の龍井がかなり西湖龍井として流通しているという話もあります。「浙江龍井が西湖龍井に化ける裏側」 現地相場より下のお茶は、ほとんどこれでしょうねぇ。。。にほんブログ村真面目なのかそうじゃないのか、よく分からないブログですw
2012.04.22
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ほぼ日で注文していた、龍井セットが届きました。今回は、獅峰、梅家塢、新昌龍井、新昌の烏牛早(※龍井と書いてあるヤツです)の4点セットです。産地&品種の違いを比べられる、なかなか面白いセットです。それぞれ、5gとか2gとかの分量なので、一般人からすると高い印象なのかもしれませんが、現地の値段をウオッチしている人からしたら、破格の安さです。多分、こんな値段ではもう買えないでしょうね・・・まずは烏牛早から飲んでみます。烏牛早(うぎゅうそう)は、温州市の下にある永嘉県の烏牛鎮というところが原産地の品種です。が、「あきたこまち」が今では秋田県だけで栽培されているのではないように、烏牛早もあちこちで生産されています。こちらは紹興市の少し内陸にある新昌県で栽培されているものです。烏牛早の多くは龍井と同じ製茶法で製茶され、場合によっては「龍井茶」として販売されています。見た目も、ほぼそっくりさんです。この品種の生産者にとっての魅力は、何と言っても芽吹きが早いこと。例年、西湖の龍井在来種(地方群体種)は3月下旬~4月上旬頃の茶摘みなのですが、温州あたりの烏牛早は温暖な気候のおかげもあり、3月上旬には茶摘みができます。というわけで、いわゆる”走りのお茶”として、欠かせない品種になっています。「1日早ければ宝、1日遅ければ草」この言葉が、春の明前茶商戦の様子を物語っています。清明節に向かって盛り上がる明前茶商戦に間に合えば、悪く言うなら”普通の新茶”でも価格を上乗せして販売できます。なので、西湖龍井ほどのブランド力のない浙江龍井の農家にとっては、とにかく早く市場に出すこと。これが収入に直結します。そんなわけで、こうした早摘みのできる品種が重宝されるわけです。#といっても、今年は低温&長雨の影響で10日ぐらい遅れたようですが。さて、肝心のお茶です。簡さんのお茶は、結構力の強いお茶が多いので、普通なら1gで十分です。↑評茶員の友。0.1gまで量れるはかり1gって、こんな感じですね。これをグラスに入れて、ゆるゆると飲みます。大変、甘みが出ていて美味しいお茶です。”甘いお湯”という感覚なので、飲み慣れない方には、お茶かどうか分からない可能性はありますが(^^;)新茶ならではのフレッシュさが茶水に詰まっていて、新茶の醍醐味を味わえるお茶です。「ふぅ~」と肩の力が下りる感じの美味しさです。なごみますねぇ。もっとも、やはり龍井種と比べると、良く言えば軽快、悪く言うと深みが足りないという感じはあります。このへんが品種の差で、価格の差にも繋がっています。というわけで、烏牛早は中国緑茶の高騰が著しい中、フレッシュな新茶をお手頃価格で楽しみたい、というニーズにきちんと応えてくれるお茶だと思います(^^)にほんブログ村↑OPENちゃんを少し意識してみましたw
2012.04.21
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1月に出版された岩茶房の左能さんの本を読みました。左能さんは、日本に岩茶を紹介された第一人者であります。改革開放後の中国ならまだしも、その前から岩茶を追い求めている情熱には、頭が下がります。岩茶房がある限り、日本では「岩茶」は「いわちゃ」ではなく「がんちゃ」なのです。さて、この本ですが、表紙の帯に「大人のための、滋味豊かな小説。」とあるように、お茶を題材とした小説です。主人公が共通の7編から構成されている、いわゆる連作短篇集ですね。それぞれ、主人公がお茶と出会う場面が描かれているのですが、印象的なシーンが多く、出てくるお茶はみんな美味しそうです。その中でも、とくに私が気に入ったのは冒頭の2編。とりわけ最初の1編は、トルファンの高昌国の跡でのお話。なにしろ、私のブログのプロフィール画像は、高昌故城にいたロバ車の”やる気のない”ロバです(笑)→そのときの旅行記もっともツボにはまるお話でした。次の敦煌の鳴沙山でのお話も、なかなかイイです。中国の近現代の歴史の縮図といった部分も出ていて、好きなお話です。↑単に私が西域好きだからかもしれません(汗)それ以降は、武夷山でのストーリーとなります。この本は、あくまで小説の形態をとっていますが、左能さんのストーリーをご存じの方ならば、単なる小説とは思われないでしょう。全編を通して、現実とフィクションの境目が分からなくなってくる、そんな不思議な作品に仕上がっています。読み進めていくと、だんだんディープな左能さんワールドの色彩が濃くなってきます。お茶を詩的な文脈で捉えている方ですので、そこが合うかどうかは人によるかも。ただ、あくまで「小説」というエクスキューズがありますので、そんなには気にならないかと。なによりも、1つ1つのお話が大体30ページぐらいと読みやすい。さらにお茶の描写が大変美味しそうなので、夜、読んでから寝ると、夢の中にお茶が出てきそうな本です。お茶好きのナイトキャップ本にはピッタリかもしれません。【送料無料】青にまみえる価格:1,680円(税込、送料別)新潮社の書評→こちらにほんブログ村
2012.04.20
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昨日、雲南の晒青緑茶を飲みましたが、今日は国産の晒青緑茶を飲んでみました。こちら、和歌山県の田辺市龍神村で作られている晒青緑茶です。実はこのお茶を知る前、龍神村に行ってました。ちょうど2年前のいま頃です。こんな雰囲気のところです。こちらの温泉、日本三大美人の湯だそうです。#この温泉に浸かりに行ったのです。こうした場所で、地元のおばあちゃんたちがお茶を作っているのだそうです。うーむ、雰囲気だけで美味しそうです。で、肝心のお茶です。香りが驚くべきことに若いプーアル生茶のような香りがします。ただ、味は傾向が違います。若い生茶のような強さ(舌がキュッとするような渋み・収斂味)はなく、それでいて口の中がスッキリ、さっぱりとするお茶です。これは、おそらく品種の違いによるものではないかと。さらに肥料の散布や農薬の利用などもしない、ある意味オーガニックなお茶だからか、透明感があります。なかなか美味しいお茶だと思います(^^)さて、「なんかこの味、初めて飲んだ気がしないのよね。。。」と思っていたら、これでした。龍神村の食堂で食べた、和歌山名物”茶粥”です。このお茶、ちょっと変わった風味だな~、と思っていたのですが、どうやらこのお茶を使っていたようです。一度、口にした味って、結構覚えているものですね(^^;)このお茶についての詳しいことは、こちらで。→日本黒茶研究所にほんブログ村日本にも未知のお茶があります♪
2012.04.19
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先日、今古茶藉さんにお邪魔しました。茶摘みシーズンの合間に帰国されていた簡さんに現地の様子をあれこれ聞いてきました。最初は龍井を買おうと思って行ったのですが、「ほぼ日のセットがおトク」とのことだったので、店内でスマホを操りほぼ日で購入(笑)で、代わりに買ってきたのが乾燥方法の違う2種類の雲南毛峰です。絶好の教材だと思ったもので(^^;)1つは[火共]青緑茶。焙籠や乾燥機に入れ、輻射熱で乾燥させる方法です。黄山毛峰などさまざまな緑茶で使われており、炒青と並んで中国緑茶ではよく使われる方法です。上海などに緑茶として出荷する場合、こちらにすることが多いとか。外観も結構整っています。もう1つは雲南独特の晒青緑茶。お天道様に当てて乾かしたものです。プーアル茶の材料に使われるのは、主にこちらです。外観はややばらけた感じです。細かい理屈はさておき、乾燥方法で味や香りにどういう違いがあるのかを飲み比べて確かめてみます。まずは、[火共]青緑茶。浸潤の段階で香りが少し違うかも、と思いました。雲南毛峰独特の柑橘系の香りが少し弱く、むしろ[火共]青の独特な香りの方が強く感じます。ただ、味はクリアになりますね。キレが出ます。続いて、晒青緑茶。香りはこちらの方が柑橘系に出ています。グレープフルーツの皮の白いところのような香りがします。味の方は、[火共]青と比較すると、ちょっとモタッとした印象があります。というわけで、両者の違いをまとめてみると、香りを楽しむなら、個人的には晒青に軍配を上げたいです。味の方は、好みでしょうねぇ。晒青のモタッとしたというのは、余韻が切れることなく続くということでもあります。もちろん、江南の緑茶に比べると田舎くさいといえば、その通り。そのへんが雲南緑茶の評価が伸びない理由でもあるのですが、これも「個性」と考えると悪くない。一方、[火共]青のキレの良さも捨てがたいものがあります。キレるから余韻がないというわけではなく、一旦スパッと味わいは切れるのですが、その後ジワジワと余韻が来ます。このへんは、雲南の茶葉の力強さを感じます。とくにこちらの方が、茶摘みの時期が早いそうなので、その差が味の深みに出ています。悩みますねぇ。。。でも、一つ確実に言えることは「どちらもかなり美味しい」ということです(笑)にほんブログ村やっぱり飲まなきゃ♪
2012.04.18
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自動販売機でこのようなお茶を発見しました。シンビーノ ジャワティーストレート ホワイトジャワティー公式サイト名前と水色からして「もしや?」と思いましたが、インドネシア産のホワイトティーが原料のお茶です。中国茶な方にとっては、「白茶」と言ってもらった方がわかりやすいのですが、そうすると色々面倒なんだろうと思います。#インドネシア産のお茶に、中国茶の六大分類を持ち込んじゃうと一般の消費者にはややこしい。さて、肝心の味ですが、白茶の風合いを本当によく出していると思います。淡くやさしい味で、かつ微発酵による独特の香り成分も出ていますし、新芽の産毛の香り(毫香)も少々感じられます。ゴクゴク飲むというよりは、チビチビ飲んでみると特徴が良く感じられますね。商品紹介では、白ワイン感覚でと書かれていますが、なるほど言い得て妙です。特筆すべきは、このお茶、水色が実にキレイです。 この水色&味わい。むりやり福建の白茶に当てはめるなら、白牡丹ぐらいの成熟度の茶葉を使用しているのではないかと思います。 最近はなんでも「濃い味」ブームですので、この手の淡い味のお茶はマーケティング的には肩身が狭いところでしょう。しかし、そこは天空烏龍茶など、きちんと作り込まれた商品を作ってくる大塚食品さん。個人的には大変好感が持てるメーカーさんです。 ちなみに、インドネシア産の白茶のリーフティーも一度入手して飲んでみたいかもと思いました(^^;)#中国でも最近、白茶は盛り上がって来ています。→高まる白茶への投資熱にほんブログ村↑私を含めて上位8名中7名が知り合いです(笑)
2012.04.16
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いよいよ、お茶好きの心躍る、新茶シーズンが始まりました。ここ数年は大陸の緑茶が飲み初めになることが多かったのですが、今年は意外な産地の新茶がやってきました。杉林渓烏龍茶3月30日のものだとか。大陸は遅れ気味だったのですが、台湾は産地によってまだら模様のようです。早速飲んでみました☆時期も時期だけに大変フレッシュなお茶です。発酵も軽く、緑茶に近い感覚の烏龍茶に仕上がっています。香りよりも旨味追求型と言いますか。甘み&旨味が強いです。茶水の口当たりは柔らかで、とろみも感じます。このへんは高山茶ならではでしょうか。なかなか良いお茶です(^^)ただ、走味は早そうなので「早めに飲まないと!」な、お茶だと思います。まさにヌーボーですな。茶殻を見ると、まさに早い時期のお茶の特徴が出ていますね。台湾の茶摘みは、これから徐々に高山に進んで行くと思います。さて、今年のお茶はどんな出来になるでしょうか。にほんブログ村ちょしさん、荷花さんの下を秘かに狙ってます♪
2012.04.10
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現代喫茶人の会主催の「一人一席春のティーパーティー」に行ってきました。会場は、府中市郷土の森博物館の中にある、県木園という広場。郷土の森は駅から離れているので、分倍河原駅からバスを利用しました。※文末に詳細なアクセス&バス時刻表を掲載します。博物館&公園の入園料200円也を入口のゲートで支払って、公園内に入ります。ここは博物館の他、古い建物などが移築されていて、見ることができるようです建物好きには楽しいですね。他、プラネタリウムなどもあるようです。軽食を出すお店もあるので、一日いられる公園のようです。あちこちに会場までの案内板があります。公園内では桜こそありませんが、ゆったりとしていて、お散歩にはちょうど良いかも。テクテクと、歩いていくと会場に到着。入口のところで、茶席券(1席300円、5席1300円)を購入します。私は午後からだったので、3席分の茶席券を購入しました。広場の中には、10あまりの茶席が設けられています。とくに開始時間などは決まっていないようなので、ちょっと興味のありそうな席に行って声をかけてみると良いのではないでしょうか。会場に着くと、まうぞうさんとkabuさんがいらっしゃったので、流れでタイの烏龍茶席へwAll Aboutでも紹介されていた、翠峰銘茶の宮崎さんです。娘さんの引っ越しとタイミングが重なり、今回参加できたのだそうです。飲ませていただいたのは、パパイヤ葉茶と金萱烏龍茶、台茶17号の3種類。パパイヤ葉茶は、青っぽいお茶ですが、健康に良い成分がたくさん入っているのだとか。まず金萱を飲ませていただいたのですが、とても滑らかな口当たり。香りもきちんと出ていて、製茶技術がかなり高いのではないかと思いました。飲んだ後の余韻の部分で「あれ、なんか違う」と感じるのですが、よほど飲み慣れた方でないと、分からないかと。生産量も驚くほど多いので、台湾向けの輸出も多いのではないかと思います。続いて台茶17号・白鷺。この品種は、台湾では紅茶や東方美人に使われることが多いのですが、こちらでは清香系の烏龍茶に仕立てています。やや青っぽさはありますが、品種の個性を嫌みにならない程度に香りに変化させてあり、なかなかの品質だと思います。いやはや、環境もさることながら、タイの烏龍茶の製造技術はかなり熟成されてきているなあと思いました。国民党の歴史的な経緯もあるので、侮れない実力です。続いて、マテ茶の茶席へ。まずはハーブ水で飲むスタイルのお茶をいただきました。粉っぽいお茶を上手に飲むための方法などを教えてもらいつつ、マテ茶言葉なるものを教えていただきました。マテ茶に何かを加えたり、提供する温度を変えることで、相手に自分の気持ちを伝えるという習慣があるのだそうです。続いて、マテ茶と砂糖でカラメルを作り、それを水と牛乳で溶いて飲むお茶を。ミルクキャラメルを溶いたようなお茶に仕上がっており、子供が喜びそうな風合いのお茶でした。これでミネラル分も取れると非常にいいですねぇ。とくに今日は風が冷たかったので、温かいお茶はありがたく感じます。テーブルには、川谷先生のマテ茶グッズコレクションも多数。お茶もさることながら、ちょっとしたミニ講義のように、いろいろと教えてもらえる茶席でした。続いて、現代茶席研究会のお席へ。清水茶寮さんの奥伊勢の焙じ番茶を淹れていただきました。飲んだ後の清涼感があり、スッキリとした焙じ番茶でした。さて、全体的に見ると、「中国茶勢は、なんでこんなに強くなっちゃったの?」と(笑)フリースタイルでお茶を淹れる&この形式の茶席運営に慣れている方が多いからか、中国茶絡みの茶席が目立ちました。他、時間の関係で回れませんでしたが、エコ茶会でお馴染みの極楽天山さんやとおこさん姉妹などもお茶淹れをされていました。このイベント、明日も開催しているそうです。いろいろなお茶が飲めますので、防寒対策をしっかりしてお出かけ下さい。耳寄り情報としては、まうぞうさんが、台湾茶以外のお茶を淹れるらしい!?です(笑)一人一席春のティーパーティー※バスでのアクセス京王線・南武線の分倍河原(ぶばいがわら)駅を起点にするといいかもしれません。改札を出て、右方向に進むと歩道橋のようなものになり、そこに案内が出ています。バスは30分に1本出ています。↓時刻表はこちら。毎時20分と50分発です。バスは後ろから乗って前で降りる整理券式。パスモも使えます。料金は170円で、10分弱で「郷土の森正門前」バス停に到着です。到着したら、通りの反対側にある博物館ゲートに向かいます。ゲート脇の入場券売場で200円のチケットを購入し、中へ進みましょう。案内板に従って進んで行くと、会場へ着きます。会場入口にある受付で、全席共通の茶席券を購入します。予約や開始時間の決まりはないようですので、気になる席があったら、近づいていって席主の方に声をかけましょう。大変シンプルに運営されています。にほんブログ村
2012.04.07
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さて、清明節を過ぎ、お茶好き的には今年の春茶の様子が気になるところ。現地のニュースから茶産地の状況を見てみましょう。とりあえず、旬のお茶である緑茶の状況で。<雲南省>まずは茶摘みが早く始まる雲南。昨年、一昨年と干ばつの影響が出ていましたが、今年もその傾向は続いているようです。干ばつ続く雲南価格は労務コストの上昇分が効いているようで、10~20%程度の上昇が見込まれているようです。産量は今後の雨の状況にもよるようです。<浙江省・安徽省>美味しい緑茶の産地ですが、寒波と長雨の影響が大きかったようです。早摘みの茶産地で生育が遅れ、茶摘みの開始が10日~半月程度遅くなったようです。【紹興】寒さと雨のダブルパンチ【温州】長雨に泣く温州【寧波】寧波から新茶の便り【安徽省】安徽省の新茶は半月遅れ茶摘みが遅れるということは、必然的に明前のお茶が少なくなるというわけで、価格は昨年よりも高めに。昨年の1割から2割高になっているようです。ここのところ大陸のお茶は毎年2割ぐらい値上がりするのは当たり前、という感覚になってしまっています。単年で2割だったら、「ふーん」と思うぐらいですが、ちょっと簡単な複利の計算を。毎年2割ずつ値上げするということは、4年で価格が倍になるということです。こういう日本ではまず考えられないような相場が、ここ10年くらい続いています。というわけで、かつて「お手頃」と言っていたお茶も、今では手を出しにくいお茶になってしまいました。ますます、日本に中国緑茶は入ってこないんじゃないかと思います。足も速いですし、お店の方が取り扱いにくいお茶です。入荷しているのを見たら、早めに買った方が良いでしょうね。<値段の高いお茶>この時期になると、出てくるのがこの話題。新茶に変な値段が付くことも増えています。まずは、日本でもメディアで報じられた”パンダ茶”。”パンダ茶”の価格は?パンダの糞を利用して作った有機茶なのですが、お値段はパンダのように可愛くなくて、1斤約22万元(500g約286万円)。無茶苦茶な値段であることと、「ガンに効くのだ」ということを業者が言い出したりしていて、現地でも叩かれているようです(笑)続いて、西湖龍井茶。龍井の一番茶1斤18万元也予約の価格なのですが、1斤18万元(500g約234万円)という破格の値段が付きました。といっても、この金額はチャリティーオークションなので、必ずしもお茶の値段だけではないのですが。まあ、夕張メロンの初競りと同じですね。こうした悪ノリ価格は、信陽毛尖でも。信陽毛尖、50gで2万元越えこちらは40gで16,800元(約22万円)。茶葉自体の価格というよりは、缶が景泰藍(七宝焼きのようなもの)、蓋は玉のようにゴージャスパッケージ込みの値段のようです。豪華パッケージの月餅が問題になりましたが、お茶にもそのうちそういう規制がかかるかもしれません(^^;)と、こんなふうに現地のニュースを見ていると、バブっている感じがストレートに伝わって来て、面白いです(笑)にほんブログ村
2012.04.05
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