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先週購入してちんたら夜寝る前に・・・というか、何度も意識を失いつつ(あはは)
読みました(^^;)
やっぱ竹宮惠子先生の作品って面白いんですよ。なので読みたいんですけど、流石に連日の疲れがあるので一気には無理でした。
この作品は「地球へ・・・」のリバイバルの影響で復刻された漫画。
新装版にするにあたって、当時のカラーイラストがそのまま収録されたりして、とても貴重な絵を見せてもらえます。
この作品を最初に読んだのは高校生のときだったかな?
友人に借りて読んだのがはじめでした。
当時は確か他にも「風と木の詩」とかも一気に読んだんですよね。
何せ作品に勢いがあるので面白い。
だから止めるのが大変なんですよね
・・・・なのにここまで読んでるのにも関わらず、何故か当時「地球へ・・・」は読まなかったという・・・
自分でも不思議ですわ。
なんで読まなかったんだろ?友人も持ってたと思うんだけど、やっぱりSFっていうのにちょっと抵抗あったのかな。
ううむ。ま、それが運命だったってことで(^^)
久しぶりに読み直してみるとやっぱり「地球へ・・・」のジョミーとも共通するような、成長物語だなぁと。
舞台は四千年前のエジプト。
戦乱の中で渦巻く愛憎。
女神イシスの祝福をうけし伝説の救世主とは?
古代エジプト。
若き龍虎の熱き戦いがはじまる!!
主人公サリオキス。子供だった王子が、国を滅ぼされたことにより復讐を誓うのですが、そこに人々の思惑が絡まり、いつしか「砂漠の鷹」と呼ばれるリーダーに成長していくという。
宿敵は若きエジプト王スネフェル。でも彼もまた孤独な王で・・・。
王の器を持ちつつも、家臣たちと信頼関係が持てず、すぐに乱心するような恐怖王。
でもこんな寂しい王を救ったのが、国を滅ぼされた際にナイル川へと流されたサリオキスの妹、ナイルキア。
お互い敵と知らず恋に堕ちたふたり。
蜜月を過ごし、彼女のために変わろうとするスネフェル。
でも兄であるサリオキスが生きていると知り、再会を果たすのだが、それがどちらの目にも「裏切り」と取られ、結局はどちらも守るためにナイルキアは死を選ぶ。
しかもそれはスネフェルの手により!!
そこから堕落していくスネフェル。
そしていまや一国を築けるような勢力を持ったサリオキス。
最後の戦いは・・・!!
ってことで、まずこの サリオキスに惚れました
(あはは)
だって金髪で碧眼だし(><)
この設定は私のストライクゾーンなんですよね。
過去も 「天は赤い河のほとり」
ですっかりカイル皇帝にはまりましたからねぇ
小さいながらも一国の王子だった彼が、スネフェルが気まぐれではじめたという戦争により、奴隷にまで落されてしまうんですよね。
でもやはり奴隷になっても、内からあふれ出る高貴なものは隠せない。
いつの間にか、スネフェルに反抗する者たちのリーダーとして「砂漠の鷹」となり、
人々を先導する者へ!!
これがまた人情があるサリオキスだから、時に騙され囚われの身になったりと、いろんなことが起きるんですよね。
勝ち続けるだけじゃないところがまた面白いです。
そして最後は皮肉にも,王となるためにエジプトを攻めるサリオキスと、内乱から崩壊していったスネフェル。
この対比がうまいですね。
そしてこのスネフェル。
ものすごい気分屋さんで、人殺しなんてなんとも思ってないような彼ですが、ナイルキアと出会ってから変わるわけですよ。
子供時代、母親からも、誰からも愛されなかった寂しい王です。
彼をもっと書きたかったと竹宮先生がこぼれ話でおっしゃってました。
納得です。
この孤独感がいいんでしょうね。
自堕落なのも魅力になってますし。
何よりさらさらロングヘアがポイントですよね~♪
彼の外見も大好き!!
どれだけサリオキスにひどいことしても、彼は許せたなぁ
ごめん、サリオ(>▽<)
やっぱりそういう、憎みきれないという、スネフェルの心の葛藤までちゃんと描いてくれてるからこその共感なんでしょうね。
こういうところは流石だなぁって思いますね。
そして他にも魅力的なキャラがたくさん登場します。
アンケスエン。
最初にサリオキスのことを手当てした宰相の娘です。
でも本音を言うと私は彼女とサリオキスは一緒になってほしかったなぁ。
結局国とともに、そしてスネフェルを一人に出来ないってことで死を選んでしまったんでしょうね。
でもそのお顔が満足そうだったのが何よりでした。
イザイ
時にサリオキスのことを叱り、導き、そして最後は弁慶のごとく・・・。
彼もまたサリオキスに夢を託した一人。
彼の死は確かにサリオキスの中で大きなものでしたね。
アウラ
皇女という身分を捨て、サリオキスに従うことを決めた彼女。
男勝りな外見ですが、何せ生き生きしてます!!
キラキラしてて、パワーもらいますね。
ナイルキア
数奇な運命に翻弄され、最後は愛するものに引き裂かれた娘。
友好関係があったのなら、もしかしたら、ナイルキアとスネフェルが結ばれていたかもしれない。
そしてサリオキスと兄弟になれたのかもしれない。
でもそれは夢でしかなかった・・・。
彼女の優柔不断さがちょっとイラっとくるときもありますが(←オイ)
でもやはりヒロインはナイルキアでしょう!!
あ~、本当面白かった!!
一気に読ませる力強さと、キャラの魅力がありますね。
久しぶりに竹宮ワールドに浸れました(^^)
次こそは3ヶ月間眠らせた「地球へ・・・」を!!
来週にでも一気に読もうかなぁ。
こりゃ気合入りそうです~(^^)
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