2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
全41件 (41件中 1-41件目)
1
●本日の一冊:「古典の読み方」谷沢永一(祥伝社)本日の一言-----------------------「わたしの読書論 勉強とは、「人間性」と「人間社会」を知ることである 」「読書の目的はただ一つ。現代の日本に生きるわれわれ日本人が、社会的人間として、自分自身にとって最も有利な生き方を実現するための栄養素が何であるかを発見するということにつきる。」-谷沢永一---------------------------- 本箱の奥を探っていたら出てきた古い本。ずっと昔に読んで読書意欲を刺激された一冊です。 古典を現代にも活用するという観点から著者の「読み方」が披露されています。そのキーワードは「人間」と「社会」です。 読書の全てをそのように割り切ってしまえるわけではないでしょうが、本書ではあえてその切り口になっています。 なるほどそういう見方もあるのだと思いました。 このような形で紹介される古典はどれも魅力的に思え、読んでみようという気になったのをおぼえています。やはり著者の筆力によるものなのでしょうか。 どのくらい読んだのかと思いリストを見てみると、6冊は読んでいます。古典を読んで「人間」や「社会」を学んだかといわれると、それはどうもわかりませんが・・。・本書で紹介されている9冊 ・「論語」孔子 宮崎市定:訳 ・「ジュリアス・シーザー」W・シェイクスピア ・「プルターク英雄伝」プルターク ・「三国志」 ・「悪霊」ドストエフスキー ・「この世の果て」W・S・モーム ・「箴言集」ラ・ロシュフコー ・「マイ・シークレット・ライフ」 ・「日本文化史研究」内藤湖南●for Chain Reading・「言志四録 心を高める叡智の言葉(仮)」渡部昇一/谷沢永一 (PHP研究所) *2007年3月発売予定・「紙つぶて 自作自注最終版」谷沢永一(文藝春秋社) -かつてこの書評集を読んで谷沢氏独自の視点と鋭い舌鋒、該博 な知識に驚きました。なるほどこういう読み方もあるのだと感心し ました。現在読んだら異なる感想だと思いますが、印象深い本で す。・「日本人の論語「童子問」を読む」(上・下)同上(PHP新書) *紹介済み*他に読書に関する著作多数あり。
2007.01.31
コメント(0)
●本日の一冊:「地球の上に生きる」アリシア・ベイ・ローレル(草思社)本日の一言-----------------------「おはよう お日さま! またお会いしましたね! 待っていたんです! いつも変わらぬお日さま! バンザイ! 」-アリシア・ベイ・ローレル---------------------------- リアルタイムでの体験はないのですが、1970年代のヒッピー・ムーブメント全盛の頃の「バイブル」とされていた本です。 なるべく物質文明から離れ、自然とともに自分のペースで生活する工夫を様々な面から描いています。衣・食・住など実用的なことも多数あります。 この本に載っていることは本当に全てが正しい知識に基づくものなのかというような野暮な話は抜きにして、素直に「自分たちの力の範囲で自然とともに心地よい生活をおくる」ことの素晴らしさを感じましょう。 既に日本版発売以来35年もたっていますが、いまだに版を重ねています。むしろ現在の方が広く「エコロジー」や「スローな生活」が広く浸透し、物質至上という社会の価値観も変化してきましたので、再度脚光をあびているのかもしれません。 本書は全編イラストと手書き文字の印刷でできているので、活字の多い本棚の中でも異彩を放ちます。 中には「ヨガ」や「老子」「易経」なども出てきます。 読んでみると自分でもやってみたい部分もありましたが、当然のことながら大変なことが多く、とても私には耐えられないように思いました。 都市生活者としては、できるところから少しでも、自分の気持ちが納得する方へ向かっていきたいものです。 この本に書いてあること徒歩旅行、小屋の作り方、野外料理、セッケンのつくり方、楽器のつくり方、染物、農作業、お料理、ひとりでお産・・・など●for Chain Reading・「太陽とともに生きる」ラモン・センダー/アリシア・ベイ・ローレル(草思社) -本書の姉妹編で、昨年末20年ぶりに復刊されたようです。
2007.01.30
コメント(0)
・少し前の「週刊ダイヤモンド 2007/01/13 新春号」に山本真司さんと新浪剛史さん(ローソン社長)の対談が載っていました。 新春特別対談「目先の業績を追わず100年続く会社を創る!」という4ページにわたる対談です。 ・人材投資なくして企業の未来はない ・インナーマッスルと右脳・左脳を鍛える ・経営者の「情熱」で優勝劣敗が決まる 「2007年は、継続的・持続的な企業成長をあらためて考えるべき年になると思う。 キーワードは、「パッション」「インナーマッスル」「全脳経営」の三つだね。」 (山本真司さん) 実はこのお二人は高校時代の同級生。悪友だったともうかがっています。 二人とも実に闊達で、とても魅力的です。 *この「週刊ダイヤモンド」は現在は一部の書店でしか入手できないかもしれませんが、ダイヤモンド社のホームページから購入することができるようです。
2007.01.29
コメント(0)
・買物にイオンの巨大SCへ行きました。 普段は食料品・書店中心ですので、その他のファッション店などの存在はあまり意識していません。 昨日は何かちょっとした贈り物を探す必要があり、専門店を眺めました。 全体的にセール期間中らしく、どの店も活気があります。 ついつい関係ないスニーカーなどに興味をひかれて時間を浪費してしまうし、これだというものが見つからなかったのですが、最後に入った店でなかなか良いものを発見。それに決定しました。・その後帰宅してから読書。 1冊読み終わり、次は何にしようかと思っていたら、昔読んだなつかしい本がでてきましたので、ついついそれに没頭してしまいました。 ですが、その本には「読書量・知識量を誇るために読書をしても無駄」というようなことが書かれており、良い反省材料となりました。他人の受け売りをいくらしてもだめですよね。
2007.01.29
コメント(0)
ここしばらくは休日は日曜だけかもしれません。 たまっている雑事をすませると一日が終わってしまいます。 そういう時こそ読書です。今日は「地球の上に生きる」アリシア・ベイ・ローレルをよんでいます。なるべく手作りで、自然とともに暮らそうとする人のための本です。全編手書きのところが良いです。 ぼーっと考えていたら、クルマとカメラと自転車がほしくなってきました。いろいろ考えてみましょう。
2007.01.28
コメント(2)
●本日の一冊:「14歳からの哲学」池田晶子(トランスビュー)本日の一言-----------------------「14歳の人へ このような仕方で物事を考えることを、「哲学」と言います。(中略) 君がもとめているのは、「考えて、知る」ことであって、「読んで、覚える」ことではないからです。(中略) だからとにかく大事なことは、君が、「知りたい」という気持ちを強く持っているということ、ただそれだけだということです。」「14歳以上の人へ 「哲学」という何かが、自ら考えるより先に存在しているわけではないのですが、哲学史や学説を覚えることが哲学であるという誤解は根深く、あるいはそれらを「やさしく」解説したところで、やはり自ら考えられているわけではなく、(中略)とにかく人が素手で考え始めるその生の始まりを伝えるべく、このような教科書の形で書いてみました。」-池田晶子---------------------------- 「哲学」と聞くとそれだけで構えてしまうほど難しい言葉のやりとりや、抽象的な世界だけの話、あるいは哲学の学説や解説などが連想されてしまいます。 本書ではそのようなこととは関係なく、身近で具体的、全ての人に共通するような根本的なテーマから話が始まります。 副題には「考えるための教科書」とあります。「教科書」の持つ印象は良くないものですが、本書はそのイメージとは違い知識詰め込み型ではないところに特色があります。とにかく大切なのは、興味を持ったことを自分の頭で考える続けることだということです。 当たり前のことのようですが、なかなかできていません。14歳はとっくの昔に過ぎ去っている私が現在読んでもためになりました。 もやもやと何となくすっきりしない形で考えていたことが、まとまりそうなヒントにもなりました。・「理想がなければ現実がないということ、少し実感できるようになっただろうか。目に見える君の人生や、君の人生を含むこの社会を、一番深いところで動かしているのは「理想」、目に見えない観念としての理想なんだ。(中略)よりよくなりたい、よりよくしたいという、現実の原動力としてのその思いだ。」目次14歳からの哲学A 考える;言葉;自分とは誰か;死をどう考えるか;体の見方;心はどこに ある;他人とは何か)14歳からの哲学B(家族;社会;規則;理想と現実;友情と愛情;恋愛と 性;仕事と生活;品格と名誉;本物と偽物;メディアと書物)17歳からの哲学(宇宙と科学;歴史と人類;善悪;自由;宗教;人生の 意味;存在の謎) 出版社・メーカーからのコメント あなたはキチンと答えられますか。―――― 善悪、自由、規則、自分とは誰か、体と心、仕事と人生、理想と現実、恋愛と性、人生の意味、死をどう考えるかなど思春期の疑問、人生一度は考えるべき問いに、真正面から答える書下ろし30章。「間違えてはいけないのは、人生訓や処世術とは違うという点だ。」朝日新聞、「これは、世代を超えた時代的なメッセージだろう。(芹沢俊介氏)」共同通信、「大人こそ、読むべきである。」全私学新聞、クロワッサン、毎日中学新聞などで紹介。平易かつ真実の言葉で「今、ここに在る」事の謎に迫る。哲学“学”とは無縁な『考えるための教科書』。 ●for Chain Reading・「14歳の君へ どう考えどう生きるか」池田晶子(毎日新聞社)・「知ることより考えること」同上(新潮社)・「人生のほんとう」同上(トランスビュー)・「勝っても負けても41歳からの哲学」同上(新潮社)・「41歳からの哲学」同上(同上)
2007.01.27
コメント(0)
●本日の一冊:「GRデジタルワークショップ」田中長徳(えい出版社)本日の一言-----------------------「「良く写るレンズ」とは何か? GRレンズブランドを定義するGRDレンズが他のコンパクトズーム付きデジカメレンズを凌駕しているのは、「歪みのないこと」なのである。 」-田中長徳---------------------------- かつて天文少年であった私は光学関係にも若干興味があります。天体望遠鏡やカメラのカタログをボロボロになるまで眺めていました。(その後小さな望遠鏡と安いカメラは入手しましたが、次第に熱が冷めてしまいました) その後、登山に熱中し山の写真なども撮るようになり再びカメラ熱が再燃しました。無理やり6×4.5という中版カメラも買いました。(あまり使わないまま押入れにしまってあります) 天文や山の頃に得た「知識」で、カメラのブランドだけは詳しくなり、いつかは「ライカ」、「ツアイス」、「ハッセルブラッド」などを入手したいなどと思ったものです。(高くてとても入手できません) 事実、それらで撮影された写真の実物の素晴らしさを何度も見ました。(もちろん腕前が重要ではありますが・・) 偏ったブランド志向のある私がコンパクト・デジカメが欲しくなり、ライカ搭載ということでパナソニックの普及機を検討したのですが、 どうも期待しているものとは異なるようでした。 気が付けば家にも既にそれらがありました。ソニーのビデオにはツアイスレンズが、家人のパナソニックのデジカメにはライカレンズが、それぞれ搭載されているのです。 なんだあるじゃない・・、でも何か違うのです。調べてみるとこれらのレンズは全て日本でのライセンス生産で、どうやら本物?のレンズの力は発揮されていないようです。(それすらもわかりません) そんなこんなでわからなくなってあきらめかけていた矢先、1F書店で見つけたのが本書です。 「リコーGRデジタル」という機種が本書の主役?です。 何だか良さそうだぞ、ということがすぐに伝わってきます。早速ネットでこの機種を調べるとコンパクト・デジカメにしては高価です。2005年11月頃に発売されていますが、当時の価格はもっと高かったようです。 どうやら特別な機種のようです。 それにしても「きれいに撮れる」、「画像に味がある」ということを満たしている機種ならば欲しくなってしまいます。 まずい。物欲がムクムクとわいてきました。●for Chain Reading・「ハッセルブラッド紀行」田中長徳 -やはりあこがれの・・。読むだけなら安上がりか。・「トウキョウ今昔 1966・2006」同上(岩波書店) -ライカとデジカメの白黒対比が面白そう。・「さらば、ライカ アナログ派のためのデジカメ活用術」同上(広済堂) -気になるタイトルです。・「偽ライカ同盟」同上(原書房) -ライカのように撮れるカメラのこと?これまた面白そう。・「カメラ悪魔の辞典 マニアの目は節穴?」同上(知恵の森文庫) -マニアではありませんが、目は節穴です。これで勉強しましょう。
2007.01.26
コメント(4)
●昨日の読書 ・「14歳からの哲学」(池田晶子)をパラパラとめくっているうちにすっかり没頭してしまいました。 夜11時ころから読み始めて寝るまでにほぼ読了。 最初はとっつきにくく感じましたが、だんだんテンポ良くなってきました。 本書は「中学生向き」と勝手に思い込んでいましたが、遠い過去に14歳であった私が読んでも得る所が充分ある内容です。 ほんと「自分の頭で考える」ということを考えさせられました。 まっこうから「進歩」や「豊かになる」ということは、 「精神が豊かになる」ことである、といった意味の発言は明快で気持ち良いです。
2007.01.26
コメント(0)
●本日の一冊:「批評の事情」永江朗(原書房)本日の一言-----------------------「私なりの定義をすると、評論とは(前に述べた)二点、「それは何か」という問いと文章の芸のほか、ジャーナリズムとアカデミズムをつなぐもの、というものがあります。ここでいうアカデミズムは必ずしも学術とは限らず、専門領域とでもいいましょうか。」-永江朗---------------------------- 著者の永江朗氏は出版業界・書店に関する著作が多くあります。私も何冊も読みましたが、常に広汎な知識と現場取材・経験をもとにし、かつ自分の考えや想いもきちんと出しているところにとても好感を持ちます。 そのベースは本や書店に対する愛情や思いいれなどですが、時には厳しく課題を指摘している場合もあります。 本書は「評論家」(変な意味でなく)として注目されている人が44人紹介されています。2001年出版なので、既にかなりその分野で著名になっている方もいるようです。 それぞれの仕事と特徴、著者の簡単な感想が述べられていますが、何名かは面白そうなので、思わず読みたくなってしまいます。 何でも反対したり、斜めに構えるだけではなく、新たな視点や考え方を提示している「評論家」なり「批評家」がどんどん出てくることは良いことです。 恐いのは私にも「思考のクセ」や考え方の「好き嫌い」がありますので、気が付かないうちに一面的なものばかり好んでしまうことです。そのような時にここに紹介されているようなちょっと異質な人の本を読んでハッとするという刺激が必要だと思いました。 目次1 社会はどうなる?(宮台真司―九〇年代がはじまった;宮崎哲弥― アカデミズムとジャーナリズムのあいだで ほか)2 時代の思考回路(大塚英志―物語の生産と消費をにらんで; 岡田斗司夫―オタク批評の真価 ほか)3 芸術が表わすもの(椹木野衣―ポップカルチャーを生きるニヒリズム; 港千尋―世界を再構築する眼 ほか)4 ライフスタイルとサブカルチャー(伏見憲明―男制・女制;松沢呉一― ばかばかしいもので撃つ快感 ほか)5 文芸は何を語る(福田和也―小林秀雄への道;斎藤美奈子―あなた の固定観念 ほか) ●for Chain Reading*本書は「ちくま文庫」でも入手可能です。・「ブックショップはワンダーランド」永江朗(六耀社)・「本」同上/監修(プチグラパブリッシング)・「狭くて小さいたのしい家」同上(原書房) *紹介済み・「恥ずかしい読書」同上(ポプラ社) *紹介済み・「不良のための読書術」同上(ちくま文庫) *紹介済み・「インタビュー術」同上(講談社現代新書) *紹介済み*出版業界・書店に関する著作が多数あります。
2007.01.25
コメント(0)
●昨日の一汁一菜 ・キムチ・チャーハン(キムチ、たまねぎ、にんにく、ゴマ) ・味噌汁(小松菜、たまねぎ) *一昨日たくさんつくりましたので、その残りを食べました。 ●うどん・そば ・お昼は同僚と食べていますが、昨日はうどん屋にいきました。 生粋の名古屋人に聞くと、やはり名古屋では「きしめん」が有名なだけにうどん屋は良く行くそうです。 逆にそば屋はあまりないとのことです。 確かにうどん屋でそばもやっているといった程度が多いようです。 東京だとはるかにそば屋が多いのですが、土地柄なのでしょう。 ・その割にはうどん屋で「きしめん」を食べている人は少ないようですねー。私は名古屋にきてからすっかり「きしめん」のファンになってしまいました。けっこう注文するのですが、町のうどん屋さんではあまり出ないようで、扱っていないこともままあります。 そんなものなんですかね。 ・冬になると特に体の温まる「味噌煮込みうどん」がおいしいのですが、これも好き嫌いがかなりあるようです。もちろん私は好きですが、味噌煮込みはなぜか普通はきしめんではなく、うどんです。 それがまた東京の人間には「生煮え」としか思えないくらい芯が残っているような固い麺が多いのです。「味噌煮込みうどん」で有名な山本屋で初めて食べた時は驚きました。 今ではそれが当然で、そうでないと何か違和感をおぼえますが、それってだいぶ名古屋人化してきたということでしょうか。(笑)
2007.01.24
コメント(0)
●本日の一冊:「プルターク英雄伝」プルターク/著、鶴見祐輔/訳(潮出版社)本日の一言-----------------------「アレキサンダーや、シーザーや、ぺリグリーズをみていると、われらはそのうちに、ごうまつもせせこましさや、ひねくれや、意地の悪さなどを感じない。あくまでも闊達で、高朗で、雄渾である。それは彼らの視野には、いつも大きな全世界があったからである。 しかしつきつめて考えてみれば、それはやはり、プルターク自身の偉大であったのである。彼の視野が広大無辺の天地に展開していたからこそ、かかる雄大な英雄の心は、その筆に載ったのだ。」-鶴見祐輔---------------------------- 数多くの本に「名著」とされている「プルターク英雄伝」ですが、現在ではなかなかお目にかかれません。本書は全訳ではなく抄訳のようです。 抄訳でも雰囲気は充分味わえるだろうと手に取ったのですが、何せ読みにくい。訳者の鶴見祐輔氏は少年時代からの愛読書ということで思いいれたっぷりなのですが、どうにも冗長に感じてしまいました。 これならば登場人物は多少異なっていても塩野七生氏の「ローマ人の物語」の方がはるかに読みやすく理解しやすいと思いました。 アレキサンダー大王やシーザーを「英雄」とするということは、かくあるべしという理想像なのでしょうか?シーザーは多少なりともローマの安全保障を確立しようとしていたようですが、アレキサンダー大王は自らの野望のために各国を侵略したようですが・・。 このように考えると、幾多の著名人が感銘を受けたといわれても私にはあまりピンとこないのです。(だから最近はお目にかからないのかもしれません)要旨(出版社)一巻のプルタークあらば、わが一生を築くことを得る。西洋文明の淵源たる古代ギリシア、ローマに活躍したアレキサンダー、シーザー、ブルータス等の英雄の波瀾万丈の生涯を生き生きと描き、自己の理想とする人物、人生とはいかなるものかを示唆する英雄伝の白眉。 目次プルターク伝セミストクリーズアルシバイアディーズペロピダスアレキサンダーシーザーアレキサンダーとシーザーとの比較マーカス・ブルータス ●for Chain Reading・「プルターク英雄伝」プルターク *岩波文庫、潮文庫などあるようですが、いずれも現在入手困難。・「新・プルターク英雄伝」谷沢永一/編訳(祥伝社)・「ナポレオン」鶴見祐輔(潮出版社)
2007.01.23
コメント(0)
●昨日の一汁一菜 ・キムチ・チャーハン(キムチ、ゴマ、たまねぎ、にんにく) ・味噌汁(小松菜、たまねぎ) *しばらく前に買っておいたキムチが発酵が進みすっぱくなりました。 私はすっぱいのに弱いので、チャーハンに投入することにしました。 なかなかカゼも直らないので、にんにくもたっぷり入れてキムチ・にんにくチャーハンです。多めにつくったので2日分くらいありそうです。 食べ終わったら汗だらだらでした。 *その後、少し読書。-このところ読書意欲が落ち込んでいましたが、やや調子が戻ってきたか?
2007.01.23
コメント(0)
●本日の一冊:「男たちへ」塩野七生(文春文庫)本日の一言-----------------------「装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。だからこそ、素晴らしいのだ。」-塩野七生---------------------------- とても理知的で論理的な文章を書かれる塩野七生さんの「男」に対する考察・要望集です。さぞかし手厳しいだろうと思いながら読みましたが、そう思うこともないほどかけ離れた世界のことのように感じました。 ある意味ではほっと一息です。 私事で恐縮ながら、本書を読んでいると自分のことをぐさぐさやられているように感じてしまいます。・「(「頭のよい男」とは、)よく言われる自分自身の「哲学」を持っている人ということだが、哲学と言ったってなにもむずかしい学問を指すわけではなく、ものごとに対処する「姿勢」(スタイル)を持っているかいないかの問題なのだ。」・「四十歳以前の運は天与のものである割合が大きいが、四十歳以後の運はその人自身の「せい」である場合のほうが、大きくなるものだと思っている。」・「スタイルとは、見せかけの反対である。 強い信念のことである。」・「スタイルがある、とは? 1.年齢、性別、社会的地位、経済状態などから、完全に自由な人であるということ。 2.倫理、常識などからも自由であること。 3.貧相でないこと。 4.深いところでは、人間性に優しい眼を向けることのできる人。 」・「成功する男、とは? 1.身体全体からえもいわれぬ明るさを漂わせる男。 2.暗黒面ばかりに目が行く人、ではない男。 3.自らの仕事に、90パーセントの満足と、10パーセントの不満をもっている男。 4.ごくごく普通の常識を尊重すること。 」 ファッションを気にしていたのは大学生ごろで終り、社会人になってからは最低線をかろうじてキープしている程度でしょうか。 うーむ。これではいかんですね。 本書を読んでいると、なぜかイタリアに行ってみたくなります。また、トルストイなども読んでみたくなります。 どうやら塩野さんの文章でそれぞれが魅力的になっているせいのようです。[要旨](出版社)インテリ男はなぜセクシーでないか?浮気弁護論、殺し文句についての考察。男の色気、嘘の効用について。成功する男、わが心の男。腹が出てきたらもうおしまいか等々、塩野七生が男たちに贈る辛辣にして華麗、ユーモアと毒にみちた54章の「男性改造講座」。若者から老人まで、男が本当の大人になるための最良のバイブル。 [目次]頭の良い男について;イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻;古き皮袋に新しき酒を;再び、古き皮袋に新しき酒を;嘘の効用について;再び、嘘の効用について;「同じ言語」で語りあえることの尊さについて;装うことの素晴らしさ;「絵」になるということ;クロウトの意見;女には何を贈るか;人前で泣く男について;おしゃれな男について;男女不平等のすすめ;ひげの種々相について;ステキな男;殺い文句についての考察;女の性について;オール若者に告ぐ;男の色気について;マザコン礼讃;男のロマンなるものについて;浮気弁護論;つつましやかな忠告二つ;女とハンドバッグ;インテリ男はなぜセクシーでないか;嫉妬と羨望;食べ方について;不幸な男;執事という種族について;『風と共に去りぬ』に見る男の形;ウィンザー公夫人の宝石;銀器をめぐるお話;仕事は生きがい、子供は命、男は?;スタイルの有無について;セクシーでない男についての考察;男と女の関係;働きバチなる概念について;男が上手に年をとるために;成功する男について;地中海的中庸について;自殺の復権について;外国語を話すこと、など;外国人と上手くケンカする法、教えます;あなたはパトロンになれますか?;肉体讃歌;続・肉体讃歌;イタリアの職人たち;わが心の男;腹が出てきてはもうおしまいか ●for Chain Reading・「再び男たちへ」塩野七生(文春文庫)・「ローマ人の物語」1~28(文庫版・未完)塩野七生(新潮文庫) *紹介済み・「イタリアからの手紙」同上(同上)・「マキアヴェッリ語録」同上(同上)・「チェーザーレボルジア」同上(同上)
2007.01.22
コメント(0)
・昨日は天気も悪く、カゼ気味でしたので、ほぼ1日中本を読んでいました。 だいぶ未読本がたまってしまいましたので、少しは減らそうと思います。 とは言っても集中力がないので、途中であれやこれや。 途中で同じ本を再度買ってしまったことに突然気がついて「しまった」と思ったり、時にはお風呂に入ったりしていました。 そうこうしているうちに結局2冊は読みました。 もっと飛躍的にスピードアップしないと追いつかないなー。
2007.01.22
コメント(0)
突然ですが、クルマが欲しくなってきました。自宅にある今の愛車も今年で9年目。運転が下手なご主人のもとぼろくなってきました。 それでもエンジンも調子良く、快適に毎日活躍しています。先日家人からめずらしくクルマをそろそろ替えないか、といわれてその気になってきました。 一度のってみたいクルマがいくつかあるので、ひさしぶりにクルマ雑誌やネットを検索したりしました。とはいえ予算はたいしてないようなので、中古車かな? このようにあれこれ探している過程が楽しいのですね。あ、でもクルマ買う前に自宅へ戻れないと私は乗れませんね。
2007.01.21
コメント(2)
●本日の一冊:「不味い」小泉武夫(新潮文庫)本日の一言-----------------------「ムサボリビッチ・カニスキー」「味覚人飛行物体」「発酵仮面」「ジュラルミン製胃袋」*著者・小泉武夫氏につけられたニックネームの数々---------------------------- ニックネームだけでも小泉武夫氏の「すごさ」がわかろうというものです。小泉氏はゲテモノ食い作家ではなく、れっきとした醸造学の権威なのですが、その著作も体験もとてつもなく面白いので、ついつい文章を読み進んでしまいます。 本書もまたユニークです。世に美味探求の本はあまたあれど、不味さに焦点を当てた本は珍しいでしょう。 この本はまさにそのタイトル通りです。ただ主観的に不味いといっているだけではなく、本職の学者としての分析もあります。 でも本質的にこの先生は未知の食に対する好奇心が人一倍強いのでしょう。私たちが見たり、聞いたりするだけで恐れおののくようなものを平気で口にいれています。うげー。 短い読みきりエッセイの集まりですので、いつでも、どこからでも読めます。電車の友に最適でした。(ただし、食事中はおすすめできないかもしれません) 著者の「食」に関する著作は各出版社から多数出ていますが、いずれもタイトルがユニークで、どれも読んでみたいものばかりで困ってしまいます。要旨(出版社)何だこれ!こんなもの喰えるか!ふつふつと沸きあがるあの怒り、あのわびしさ、あの悔しさ。世界の珍味に挑戦してきた食の冒険家コイズミ教授もこの「不味さ」だけには敵わない。ホテルの朝食、病院食、給食、大阪の水…etc。自らの苦闘と悲劇を糧にして、不味さがどこから来るのかを科学的に、ときに感情的に解き明かす。本当の美味しさを知るには、まずは不味さを知るべし。 目次観光地のお膳;不味いカニ;不味いラーメン;ホテルの朝食の蒸した鮭;病院の食事;丼物;ブロイラー;不味い蕎麦;不味い学校給食;不味い蛇;不味い駅弁 街弁;不味いフライ;不味い虫;ホテルのティーバック;不味い野菜;血の匂い;カラスの肉;不味い刺身;ジュール・ストレミング;不味い豆;不味いビール;未去勢牡牛の肉;不味い飯;ホンオ・フェ;不味いイクラ、不味い筋子;不味い鰻;不味い総菜;不味い納豆;大阪のホテルの水;不味いつまみ;不味いライスカレー ●for Chain Reading・「納豆の快楽」小泉武夫(講談社文庫)・「うわばみの記」同上(集英社文庫)・「くさいはうまい」同上(新潮文庫) *紹介済み・「怪食対談あれも食ったこれも食った」同上(小学館文庫)・「旅せざるもの食うべからず」同上(光文社 知恵の森文庫)*他、多数あり。
2007.01.20
コメント(0)
●本日の一冊:「さらば甘き口づけ」J・クラムリー(早川書房)本日の一言--------------------------------------------------- 舞台は1970年代のアメリカのようです。古い作品ですが、ブックオフの105円均一本でタイトルに魅かれて買ってきました。以前からタイトルだけは憶えていました。邦題がいいですね。まるでR・チャンドラーのようです。 内容もまさにその通りで、紹介にはチャンドラー、マクドナルドを引き継ぐハードボイルド作家とか書かれていました。 ベトナム帰りでどこか孤独な影をひきずる酔っ払いの私立探偵スルーの叙情的かつ皮肉でタフなキャラクターがいい味を出していました。 そしてどこか常軌を逸した人たち、アル中の犬。ひょんな仕事から複雑に絡み合った人間模様へ。70年代のアメリカの抱える深い病巣といった感じで救いがないなー。 それでも淡々と己の良心に従い仕事をこなす主人公。その心情は友情なのか、愛情なのか、憎悪なのか・・。読ませます。要旨(出版社からの)酔いどれの私立探偵スルーはカリフォルニア州の酒場で、捜索を依頼されたアル中作家トラハーンを見つけた。が、トラハーンは怪我のため入院することになった。足止めをくったスルーは、そこで、酒場のマダムからの別の依頼を引き受けた。依頼は、10年前に姿を消したきり行方の知れない娘を捜してほしいというものだった。病院を抜け出してきたトラハーンとともに娘の足跡をたどり始めたスルーの前に、やがて、女優志望だった娘の10年間の哀しい軌跡が浮かびあがってきた…。さまざまな傷を負った心を詩情豊かに描く現代ハードボイルドの傑作。 ●for Chain Reading・「ファイナル・カントリー」J・クラムリー(早川書房)・「明日なき二人」同上(ハヤカワ・ミステリ文庫)・「友よ、戦いの果てに」同上(同上)
2007.01.19
コメント(0)
・日帰りで東京出張です。といっても、片道2時間もかかりませんからたいしたことではありませんが・・。 通常は東京出張の際には自宅に戻るのですが、あいにく今回は土曜日名古屋で出勤・打合せがあるので、日帰りとなりました。 いろいろ情報収集して戻りました。 それにしてもカゼが良くならないので、眠くてしかたありません。 帰りに食料を買って部屋に戻りましたが、夕食を食べると眠くて眠くて・・。ぐー。
2007.01.19
コメント(0)
・先日、改装していた1Fの書店がリニューアル・オープンしました。 今までは1Fが本・文具・セルAV、2Fがレンタル・リサイクルでした。 今度は3Fも書店になり、大きく売場構成も変わりました。・本好きとしては、どのくらい本が増えたかおおいに気になります。 早速ざっと見学してまわり数冊購入しました。 確かに今までなかった種類の本が増えたように思います。 またこれでは購入頻度が増えてしまいます。 (うれしい悲鳴です)
2007.01.18
コメント(0)
・何だかしばらく楽天日記に入れませんでした。(わたしだけ?) 本日から復帰したと思ったら、管理画面などがリニューアルされていました。・ブログもそろそろマンネリ化してきたので、いい口実ができたのでやめてしまおうかとも思っていたのですが、まだしばらくは何やら書いていこうと思います。
2007.01.17
コメント(2)
●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ゴマ) ・味噌汁(大根、油揚げ) ・めかぶ、納豆、梅干 *体調がいまひとつなので、さっさと帰ろうと思っていたのですが、会社で無駄話に熱中してしまい結局遅くなってしまいました。早く帰れそうなときに帰らないでどうする! 食後少し落ち着いて読書。どうも調子が出ずに眠気優先。暖かくして早めに寝てしまいました。
2007.01.16
コメント(0)
●本日の一冊:「ホーキングの最新宇宙論」S・ホーキング(日本放送出版協会)本日の一言-----------------------「この本に収められた講演と論文は、宇宙がある法則によって支配されているとの確信のもとに書かれています。現在、私たちはこれを部分的にしか理解していませんが、そう遠くない将来に、完全に理解できるであろうと思っています。」 -S・ホーキング---------------------------- 佐藤勝彦氏の宇宙論「インフレーション理論」を読んだので、久しぶりにホーキング氏も読んでみたくなりました。 著者の偉大な所は独創的な理論にあるのですが、それ以上に自分の理論に固執しすぎずに、それを否定することも自らやってしまうというところにもあると思います。 本書は1990年頃の出版ですが、その当時著者は「宇宙の主要な理論は今世紀(20世紀)中に解明されてしまうだろう」と予言しています。 残念ながらそうはならなかったものの、近年の天文学や宇宙論の進歩はケタ違いに感じられます。 「ブラックホール」、「ホワイトホール」、「ワームホール」、「ビッグバン」「相対性理論」、「量子論」など、日常生活には必要ないけれども誰もが一度は疑問に思う宇宙について平易に説明されています。 ところで、ホーキング博士は現在は健康はいかがなのでしょうか。研究活動が継続できていると良いのですが・・。 先日のニュースでは、65歳になった博士が2009年までには宇宙に行くという発表をされていました。車イスの状態で!すごいことです。それまでに実業家のブランソン氏の進めている宇宙旅行事業が実現することを期待したいものです。出版社からの要旨私たちはどこから来たのか。この地球、この宇宙、この世のすべてはどのようにして生じたのか。この素朴な疑問に答えることのできる数少ない人間の一人が、“アインシュタインの知的後継者”といわれ、ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』の著者としても知られる物理学者スティーヴン・ホーキング教授です。本書は、その記念講演を主体に、未発表の論文、彼自身が語る半生記などを加えた体望の出版です。最新の概念を駆使して時空を超え、宇宙創生の謎に迫ると同時に、天才の名をほしいままにする偉大な科学者の人物像を浮き彫りにしていきます。 目次日本の読者へのメッセージホーキング・私の半生ブラックホールとベビーユニバース宇宙の始まり時空の涯て虚時間時間の矢ブラックホールの量子力学物理学の統一解説・ホーキングの宇宙を語る(佐藤勝彦・高柳雄一)素顔のホーキング博士(伊藤恭子) ●for Chain Reading・「ホーキング、宇宙の全てを語る」S・ホーキング(講談社インターナショナル)・「ホーキング、未来を語る」同上(SB文庫)・「ホーキング、宇宙を語る」同上(ハヤカワ文庫)*全て読みました。
2007.01.15
コメント(0)
●腕時計購入 ・めったにないことなのですが、ネットで衝動買いしてしまった腕時計が宅配便で届きました。 時計は常時使用しているのが2つで、その他に4つくらい止まったままのものがあります。 いずれもたいした価値のものではありませんが、先日思い出して前の時計を復活させようかと思っていました。 ちょうど関心を持っていた所に面白そうな機械式時計(自動巻きや手動巻きのもの)で安いもの(1万円もしません)を見つけたので購入しました。 デザインと価格にひかれたのですが、実物は思ったよりも大きく目立ちます。 ありゃりゃ、何事にも地味な私としては、会社にしていきにくいですね。 とりあえずネジを巻き、時間調整などをしてみました。 簡単な説明書によれば、年・月は手動切替、防水は一応してある程度、一日の誤差数十秒、というまことにイタリア(のデザイン)らしいアバウトさなのですが、デザインは素敵だと思っています。ちょっと大きいのが難点かなー。 表面は天空のイメージ、裏側はスケルトンで歯車などが動く様子がわかります。 まあせっかくですからじょじょに使ってみましょう。 なお、ネットで検索すると「時計としての精度」を期待しすぎてはいけないようです。あくまでもファッションということですね。(笑) ●納豆でダイエット?/昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ゴマ) ・味噌汁(大根、油揚げ、とろろ昆布) ・めかぶ、納豆、梅干 *TVのダイエット特集で「納豆」を食べ続けるとダイエットになるという情報が放送されたようで、近所のスーパーの納豆が売り切れていました。困るなー。 それだけ食べていればダイエットできるものでもないと思いますが・・。 そういう私はこの2~3ヵ月、ほぼ毎日のように「納豆」と「めかぶ」を食べています。おかずがあまりいらないので、粗食になり3~4キロはスリムになったと思います。ベルトの穴ひとつぶんは変化がありました。 これって「納豆」のおかげなのでしょうか?
2007.01.15
コメント(0)
ようやく名古屋で地元の熱田神宮に初詣しました。 まだまだ参拝客が多く混雑していました。意外にも無心で参拝できました。 その後、本と食料を買いに行きましたが、ワインを飲みたくなったのを、ぐっとこらえて帰りました。
2007.01.14
コメント(0)
・どうやら本格的にカゼをひいたようです。 寒気、のどの痛み、鼻水など諸症状がでてきました。 なるべく暖かくして、早めに寝るようにし、カゼ薬も飲んでいるのですが、すぐには良くなりません。 どうにも集中力が低下して困ります。 2~3日休んで寝ていようかという「さぼり心」が頭をもたげています。 そこを無理やり起き出して出勤しました。 素早く仕事をしてしまい本日は早めに引き上げましょう。
2007.01.13
コメント(2)
・昨日は以前会社でお世話になった先輩との会食でした。 先輩は家業をついで立派な実業家です。 某イタリアン・レストランで会食しながら近況などを報告。 ラグーソースのパスタが濃厚な味で美味でした。 次第に会社の話なども出て、昔のままの雰囲気で話がはずみました。 このところカゼをひいて体調がよくないので、お酒は赤ワインをカラフェ1本だけにひかえました。 結局すっかりご馳走になってしまいました。 良い先輩はありがたいものです。(こういうときだけ)
2007.01.12
コメント(0)
●本日の一冊:「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」佐藤勝彦(同文書院)本日の一言-----------------------「宇宙という言葉は、中国の漢時代の書物「淮南子」に「四方上下これを宇といい、往古来近これを宙という」と書いてあります。空間的広がりと時間的広がりを合わせたものが宇宙というわけです。 「宇宙論」は、まさにこの漢字が示しているように、時間と空間を扱う学問といっていいのです。」-佐藤勝彦---------------------------- 宇宙創生の謎に迫る、というと「車イスの天才」ホーキング博士が有名ですが、日本人もこの分野で活躍している人がいました。 著者の佐藤勝彦氏は宇宙の初期段階である「ビッグ・バン」が起こる以前の研究を行い、「インフレーション理論」としてまとめられています。 本書は出版が1991年と古いのですが、著者の難しい理論がわかりやすくまとめられています。認識することは不可能なものの、私たちの宇宙以外にも数多くの宇宙が存在している可能性があることなど、科学は時にSF以上に面白い話を提供してくれると思いました。 本書でも少しふれられている解明が期待される謎についても、つい先日になりますが、日本人を含む共同研究チームが把握困難とされていた「暗黒物質(ダーク・マター)」の分布を明らかにしつつあるというニュースがありました。 今後の宇宙論の進展にますます興味がわいていきました。出版社の要旨宇宙はどのようにして誕生したのか。宇宙は膨張を続けているというが、いったいどこまで膨張し続けるのか。本書は量子論と相対論という現代物理学の二大理論によって、宇宙創生の理論から、さらには親宇宙から子宇宙、孫宇宙、曾孫宇宙と際限なく生まれる宇宙の謎やトンネル効果、地球外生命存在の可能性まで、宇宙の最新パラダイムを斯界の権威が平易に解説した、宇宙論入門の入門書。 目次第1章 宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった第2章 アインシュタインは宇宙をいちばん知りたかった第3章 マザー・ユニバースからチャイルド・ユニバースへ第4章 ホーキングとビレンケンの「無」からの宇宙●for Chain Reading*本書はPHP文庫で入手可能です。・「アインシュタインが考えた宇宙」佐藤勝彦(実業之日本社)・「宇宙はすべてを教えてくれる」佐治晴夫/佐藤勝彦(PHP研究所)・「宇宙「96%の謎」」佐藤勝彦(実業之日本社)
2007.01.11
コメント(0)
●本日の一冊:「あやしい探検隊 海で笑う」椎名誠(三五館)本日の一言-----------------------「海は生きもの。怒ったり、ときどき病気にもなるんだね」椎名誠「二十八年潜ってね、ますます謙虚になっていかないとーと思ったよ」中村征夫---------------------------- 「ブックオフ」の105円本で見つけ久しぶりに再読しました。本書には、水中写真家の中村征夫さんが体験した1993年の奥尻島での大地震の体験談が収録されています。まさに九死に一生を得たことがわかります。大自然の力の前には人間は無力ですが、それとともに運命というものもあるのだと感じました。 全体的には椎名誠さんと海、それに関連する旅・人のエッセイです。エッセイの書かれた時代を考えると、もう四半世紀も前の話です。現在では本書で進水式をあげた八丈島の第一東ケト丸も大津波にさらわれて存在していないようです。 そんなに古い話ですし、以前にも読んだのですが、やはり椎名さんのエネルギッシュな活動と好きなことに集中する姿に元気づけられます。目次第1章 巨大魚を抱きにいく第2章 あやしい探検隊南太平洋ジグザグ旅第3章 日本海のサメ穴でサメ頭なでなで作戦に挑む第4章 南国快晴。第一東ケト丸の進水第5章 あやしい探検隊無人島へ行く第6章 南の海も笑っている第7章 フグとカツオの大勝負第8章 半魚人たちの伝説ドチザメA・Bのつぶやき―あとがきにかえて ●for Chain Reading*「椎名誠さんつながり」に多数あり
2007.01.10
コメント(2)
●本日の一冊:「邂逅の森」熊谷達也(文春文庫)本日の一言-----------------------「-人間の欲というものは、やっかいなもんでな。欲を消せば抗うことなもしなくなる。善次郎はそうも言う。 聞くたびに、そうなのだろうなと得心する。自然というものは、山というものは、抗ってどうなるものではないと思う。山の獣は、人間の欲望で獲るものではなく、山の神様から授けられるものだとわかっているつもりだ。」---------------------------- 物語として読んで「面白い」と思う本は「山本周五郎賞」受賞作品がはずれが少ないと思っています。 本書はその山周賞に加えて直木賞までとっています。それならばつまらないわけがない、ということで読み始めました。おまけに内容は私の好きな自然、特に山の話でしたので・・。 500ページを超える厚いほんでしたが、一晩で一気に読んでしまいました。「マタギ」と呼ばれる秋田の伝統的な猟師と自然との関係が主題ですが、日常生活での人間の弱さと、自然との対峙の中での強さやたくましさという対比の描写が際立っていました。本書の要旨 秋田の貧しい小作農に生まれた富治は、伝統のマタギを生業とし、獣を狩る喜びを知るが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われる。鉱山で働くものの山と狩猟への思いは断ち切れず、再びマタギとして生きる。失われつつある日本の風土を克明に描いて、直木賞、山本周五郎賞を史上初めてダブル受賞した感動巨編。 ●for Chain Reading・「相克の森」熊谷達也(集英社文庫)・「冒険の日々」同上(小学館文庫)・「まほろばの疾風」同上(集英社文庫)
2007.01.09
コメント(0)
●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、ゴマ) ・味噌汁(ほうれん草、油揚げ) ・鳥団子スープ(鳥団子、大根、もやし) *やたらに寒気がして集中力がありません。どうやらカゼのようです。 早めに手を打とうと厚着をし、部屋を暖かくして食事しました。 薬がきいたせいかすぐに眠くなってしまいましたので、すぐに寝てしまいました。 (面白そうな「宇宙論」の本を読んでいたのですが・・)
2007.01.09
コメント(0)
●本日の一冊:「草のちから藁の家」(INAX出版)本日の一言-----------------------「ストロー・ベイル・ハウスとは「藁」でつくる家である。 正確にいえば、壁を藁でつくった建築物であり、基礎、床、屋根などの素材は一般建築と同じである。 」---------------------------- 何かの写真集で海外での建築例を見てにわかに興味を持ちました。ログハウスもそうですが、ハンドメイド可能というころが良いです。 日本では建築基準等もあり、本書で紹介されているような最も簡単な方法では作れないようです。いつかはチャレンジしてみたいと思いました。 実際に作っているワークショップなどに参加して経験してみるというのも手ですね。 とは言え私のことですから、本を読んで満足という可能性も充分あります。 このところ「夢」が少なくなるばかりでしたので、たまにはこういう本を読んで自らの「夢」を増やしていくのもいいものです。(もちろん人にもよりますが・・) 目次藁の家―ストロー・ベイル・ハウス ストロー・ベイル・ハウス―地球にやさしい藁の家 メキシコ、ソーチルのストロー・ベイル・ハウス ストロー・ベイル・ハウスのつくり方 様々なストロー・ベイル・ハウス 藁の家の宇宙 藁の家によせる循環環境形成素材としての藁 ヨシ再生 茅葺きの今、そしてこれから ●for Chain Reading・「わらの家」大岩剛一(インデックス・コミュニケーションズ)・「ホームワーク」ロイド・カーン(ワールド・フォト・プレス) *紹介済み・「世界の不思議な家をたずねて」小松義夫(角川oneテーマ新書) *紹介済み
2007.01.08
コメント(0)
●昨日の一汁一菜 ・ご飯(雑穀米、菜っ葉) ・味噌汁(ほうれん草、油揚げ) ・鳥団子スープ(鶏肉、大根) ・大根おろし *寒くなってきましたので、暖かいスープにしました。 大根を1本買うとなかなか使いきれないので、いろいろ活用です。●本日出勤 ・寒~い、成人の日ですが、出勤です。 ちょっと風邪気味でもあるので要注意です。 今晩は、また雪が降るかもしれません。
2007.01.08
コメント(0)
本日は天候が大荒れと予報がでていました。その通りで雪が降っています。 昨日から無性に小説が読みたくなり、「邂逅の森」ーかいこうのもりー熊谷達也500ページを一気に読んでしまいました。 好みがありますが、次の展開にぐんぐんひきよせられます。さすがは直木賞・山周賞ダブル受賞作品です。 他に読む小説を部屋で探します。
2007.01.07
コメント(0)
●本日の一冊:「荘子 第四冊」金谷治:訳注(岩波文庫)本日の一言-----------------------「ほどのよい調和を得ているのが幸福なことで、余分ができるのは害だというのは、何事でもそのとおりだが、しかし、財物については特にそれが甚だしい。」-荘子---------------------------- 全四巻のうちの最終巻です。特に全巻を通したストーリーがあるわけではないので、好きな時に好きなだけ読み進めます。 深い叡知の状態に到達すると、常人からは何もしていないようにみえるくらい自然な状態になるようです。・人間の8つの欠点 1.自分の仕事でもないのにそれを自分の仕事にする、何でも屋。 2.ふりかえりもされないのにむりに進言する、口達者。 3.あいての心をうかがいながらそれに迎合した話し方をする、諂い。 4.正しいかどうかにおかまいなく調子を合わせて話しこむ、おもねり。 5.すぐに他人の悪事をいいたてる、悪口。 6.人の交際をひきさき親しい仲を引き離す、そこない。 7.ほめあげたうえでだまして人をおとしいれる、よこしま。 8.自分の望むことだけを抜きとって利用する、陰険。 ●for Chain Reading・「荘子 第一冊」金谷治:訳注(岩波文庫) *紹介済み・「荘子 第二冊」金谷治:訳注(岩波文庫) *紹介済み・「荘子 第三冊」金谷治:訳注(岩波文庫) *紹介済み・「荘子 ヒア・ナウ」加島祥造:訳(パルコ出版) *紹介済み
2007.01.06
コメント(0)
・昨日の会社の新年会で恒例(だそうです)の「ビンゴ大会」がありました。 会社宛などにいただいた贈り物などを社員に配るゲームです。 私は初参加だったので、何も知らずに参加しました。 司会からは豪華商品多数との声がありましたが、それほど期待していませんでした。・お酒も入っているのでビンゴ大会は盛り上がり、そのうち「ビンゴ!」の声がちらほら。 どうやらビンゴした順に好きな景品を選べるようです。 最初の数人はデジカメを選んでいました。そういうものもあるんですね。 ・と、突然リーチだった私にあたりが・・。「ビンゴ!」と勇んでステージに行くと、目に飛び込んできたのは「ドン・ぺリニヨン」。 おお、こんなものまで。取り上げようとして箱の下を見ると、何とロゼまであります。 通称「ピン・ドン」と呼ばれている、高級シャンパンの代名詞だそうです。 もちろん飲んだことなどありません。1996年とありました。 喜んでいただいてきました。(帰りに同僚から身を守るのに苦労しました) これは新年早々ついているかもしれません。 早いところ飲んでしまいましょう。(笑) *画像はネット上のものです。
2007.01.06
コメント(0)
●本日の一冊:「荘子 第三冊」金谷治:訳注(岩波文庫)本日の一言-----------------------「そもそも、本当に知っているものはそれを言わず、あれこれしゃべるものはほんとうには知らない。だから聖人は不言の教えーつまりことばには頼らないという教えーを行なうのだ。」-荘子---------------------------- 年末・年始にかけて少しずつ「荘子」を読みすすめました。後半は後代に追加されたり変更されたりしているようですが、それなりに面白く読めました。 「無為自然」を理想とし、人為性や思慮分別といった世間知的なものを捨て去ったところに本質があるとしているようですが、なかなかそれができないのです。 私もこのところ「落とし所」、「妥協点」、「根回し」のようなポイントを考えてしまうことが多くあります。それが行き過ぎてそもそもの本質をはずしてしまわないように自戒しようと思いました。 いい時にいい本を読んだと感じます。●for Chain Reading・「荘子 第一冊」金谷治:訳注(岩波文庫) *紹介済み・「荘子 第二冊」金谷治:訳注(岩波文庫) *紹介済み・「荘子 第四冊」金谷治:訳注(岩波文庫)・「荘子 ヒア・ナウ」加島祥造:訳(パルコ出版) *紹介済み
2007.01.05
コメント(0)
・本日から2007年の仕事開始です。 早速、今年一番の仕事(昨年暮にメモしておいた)をこなし、たまっているメールなどを処理しました。 夕方からは会社全体の新年会です。
2007.01.05
コメント(0)
・なぜか自宅に戻った時よりも荷物が増えて名古屋へ戻りました。 こんなに本を量的に読まなかった正月も珍しかったです。 (かわりにコミックをかなり読みましたが・・) 自宅に持っていった本は5冊中2冊しか読んでいませんでした。 ・自宅では家人がそれぞれ欲しいものを買って喜んでいました。携帯だとか、デジカメだとか。 ところが私にはあまり欲しいものがありません。 しいて言えば今の車には9年間乗り続けているので、そろそろ替えたいくらいでしょうか。 でも高いしなー。 すぐに個人で手が届く所で考えると、腕時計くらいでしょうか。 それで思い出して、自宅でごそごそやって発掘した時計を復活させようとしています。 (少し古いので動くのか心配) でも、それが動いたら新しい時計を買わなくてもいいということですね。 もう少し考えてみましょう。
2007.01.04
コメント(0)
・自宅でのんびりしています。 このところあまりお酒をひかえていましたので、正月に飲むとすぐに酔っ払ってしまいます。 本をもっと読まなくてはといろいろ抱えてきましたが、何とか「荘子」は読んでいるものの、仕事本はやはり(というか当然)手に取る気がわきません。このままではお持ち帰り必至です。
2007.01.03
コメント(2)
・毎年恒例ですが、実家へ向いました。 首都高を反対まで行くので大渋滞覚悟です。 今年も渋滞は相変わらずでしたが、幸い事故もなかったので、思ったよりも早くつきました。 兄弟の子どもたちもお互いに再会を楽しみにしていたようで、おおはしゃぎです。 ちょっと途中で行ってみたいところや、しばらくこないうちに変わったところなどをチェックしながらのドライブでした。 そういえば今乗っている車は早くも9年目です。 幸い古さを感じさせないタイプの車ですが、だいぶボロボロになってきました。 そろそろ次の車も欲しいと思い始めましたが、先立つものがねー。 それにあまり欲しい車もないんですよねー。 今の車は不必要に排気量が大きいので、ダウンサイジングしようかとも思っています。 家族はしきりに今の車は「酔う」といっておりますし・・。 何かいい車ないですかね?
2007.01.02
コメント(0)
・2007年になりました。 本年もよろしくお願いいたします。 今年は穏やかで平和な世の中になるといいなー、と思います。・このところ本を読めないでいますが、そのうちまたがんがん読むようになるでしょう。 現在はゆるゆると「荘子」を読んでいます。
2007.01.01
コメント(2)
全41件 (41件中 1-41件目)
1