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冬のガサガサ肌、赤ちゃんのデリケートな皮膚、アトピー肌、傷の治療にお勧めしたいのが「白色ワセリン」。白色ワセリンの中でも、特に健栄製薬の「ワセリンソフト」を是非お勧めしたい。私は、つい先日、9月になってこのケンエー「ワセリンソフト」を5個買った。なぜなら、このワセリンソフト、冬には非常に品薄になり、私の住んでいる地域では、薬局、ベビー用品店を回っても非常に手に入りにくい。というか、9月の現時点で、すでに楽天市場で取り扱っている店は入荷待ちか、残り数個となっている。ちなみに、ケンエー「ワセリンソフト」を扱っているのは楽天市場では10店舗。その中で、送料も含め、最安値はアカチャンホンポ楽天市場店(ただし、今日時点で残り10個)、続いてケンコーコムが安い(同じく残り15個)ワセリンソフト 60g/ケンエー/ワセリン/税込\1980以上送料無料ワセリンソフト 60g[ケンエー ワセリン ケンコーコム]品薄の理由について、製造元の健栄製薬に問い合わせたところ「欠品は大変申し訳ないが、品質を落とさないためには、生産量を簡単には上げられない」という回答。いったいなぜ、ケンエー「ワセリンソフト」はこれほど売れるのか?キング・オブ・保湿剤 ~白色ワセリン~ワセリンの特徴は、他の保湿剤とは異次元の安全性と保湿力。さまざまな保湿剤があり良品も多いが、ワセリンを超える保湿剤ははっきり言って無い。【ポイント1】・・・150年の歴史が証明する安全性アトピー肌や薄い赤ちゃんの肌に使うとき、最も心配なのが安全性。石油を原材料とするワセリンは1850年代に原油労働者が保湿に使い始めた黒いワセリン(ロッドワックス)が始まり。1870年代に精製技術が確立し、現在の白いワセリンとなった。ワセリンはあかぎれや傷口に塗っても炎症を起こさない保湿クリームとして150年余の歴史がある。【ポイント2】・・・軟こうの基剤に使われる安全性ワセリンが安全性が高いゆえんは、非常に安定していて、変質しにくいこと。通常、ワセリンの使用期限はなんの添加物も加えなくても5年以上。さらに、この5年の使用期限というのも、局方(薬品)にするにあたり、国がとりあえず決めた年数(といっても5年というのは異例の長さ)で、普通に使う分には10年近く使える。ワセリンは非常に安定していて、他の薬に影響しないことから、抗生物質軟こうやステロイド軟こうを溶かす基剤として広く使われており、誕生から150年が経った今もワセリンを超える超安定基剤は開発されていない。あらゆる人に使うことを想定して作られる「軟こう」の主成分であるということは、「ワセリンが肌に合わずダメ」という人はほとんど居ないということ。【ポイント3】・・・傷口に直接ぬってもOKな安全性ボクシングの試合、目頭を切った選手が、傷口にたっぷりと塗られて止血に使われているのが白色ワセリン。(正確にはアビテンで一回血を止めて、その上から傷口を守るようにワセリンを塗る)ワセリンは傷口の細胞を痛めず、細菌も繁殖しないため傷口に直接塗ることができます。このワセリンの特性を活かして注目されているのが傷口の湿潤療法。傷口に消毒薬を塗って乾かしたりガーゼを当てたりするのではなく、ワセリンとラップだけで治すという療法。水洗いしただけの傷口にワセリンをたっぷり塗り、その上からラップを巻き、治るまで交換せず放置しておくというもの。効果は抜群で、化膿もせず、治りが早く、傷跡もきれいに無くなるので、ようやくここ10年ぐらいで普及してきた。しかし、医学会では「消毒もガーゼ交換もしないなんて・・・」と長い期間、イレギュラーな手法と認識され避けられてきた。湿潤療法の効果が確認され、広まった一つのきっかけは、農家の獣医師。針金や釘を踏んで、穴が空くほどの深い傷を負った牛の蹄を治すのに、ワセリンにキトサン(カニ甲羅の成分。傷の治りを早くする)を混ぜたものを30年ほど前から使って効果を出しており、このことを知った人間の医師が湿潤療法の効果の高さを再確認し、人間でも広まってきた。【ポイント4】・・・けた違いの保湿力ワセリンとは要するに「油」。油と言っても、融点(液状になる温度)が50℃で、人間の皮膚の上(33~37℃)で半流動体のちょうどよい固さでとどまる。つまり、ワセリンを塗ると、皮膚の上にはがれにくいバリアーが作られる。すると、肌にしっかりと水分が閉じこめられるので、肌が乾燥しない。それどころか、肌の細胞が少しずつ放出した水分(汗なども含む)がワセリンの下にたまっていくので、肌がだんだんしっとりしてくる。これに対し、一般的な保湿クリームは「肌に浸透する」「肌になじむ」ことを目的としているため、ワセリンと比べるとどうしてもバリアーが薄く、はがれやすい。また、肌に浸透する、なじむということは、(非常に低レベルだが)細胞に影響を与えることとになり、一部の人には合わないケースも出てくる。シンプルな石油精製物であるワセリンと違って、どうしても少量の添加物を入れなければならないのも、まれに合わない人が出てしまう原因。【ポイント5】・・・とっても安いワセリンの原料は石油のみ。製造工程もシンプル。古典的なクリームなので開発費もゼロ。他の保湿クリームと違っていろいろな添加剤を使ったり、複雑な製造工程を必要としないので、コストが非常に低く、日本局方白色ワセリンは1瓶300円程度。最高品質のワセリン健栄製薬 ケンエー「ワセリンソフト」最も古く、最も安全で、最も強力な保湿剤・白色ワセリン。局方ワセリンをはじめ、様々な製品があるが、その中でも健栄製薬の「ワセリンソフト」は特に優秀。ワセリンソフトが人気で品薄な理由を健栄製薬に直接聞いた。【ポイント1】・・・他社製品をはるかにしのぐ柔らかさ=伸びの良さ。したがってベタつかない保湿クリームとしてワセリンを使う人の悩みは、なんといってもベタつき。これほど優れたワセリンが、保湿クリームとしていまいち普及していないのは、ベタつきゆえといっても過言ではない。なぜベタつくのか?ワセリンは他の保湿クリームと比べて、常温では「固い」。そのままでは伸びが悪く、ベタベタになってしまう。ワセリンの塗り方は、まず手のひらの間でこすり合わせ、熱でワセリンが十分に柔らかくなってから塗るというもの。しかし、慣れなければ、厚めに塗ってしまうし、塗りむらもできる。そこで、製薬各社はソフトタイプのワセリンを開発している。私はそのほとんど(多分、市販されているのはすべて)を試してみたが、段違いに伸びがよいのがケンエー「ワセリンソフト」試しに他社のソフトタイプと比較して欲しい。(いずれも悪い品物ではないし、それに数百円だ)比べてみればケンエー「ワセリンソフト」の伸びの良さ、ベタつきの少なさが実感できるはずだ。ベタつきを嫌がる子供がいるお母さんに、私が勧めると「このワセリンは大丈夫だった」という感謝も頂いたことがある。【ポイント2】・・・秘密はワセリンのグレードと製造工程他社のソフトタイプワセリンと比べて、ケンエー「ワセリンソフト」の伸びがあまりに良いので、当初、私は「可塑剤(かそざい)を使っているのでは?」と思っていた。可塑剤とはものを柔らかくする添加物だ。そこで、健栄製薬に直接電話で問い合わせてみた。健栄製薬は、医療機関で使う消毒用アルコールのメーカーとして有名で、大坂にある。ワセリンソフトの成分について聞きたいとオペレーターに伝えると、男性担当者が丁寧に質問に答えてくれた。他社製品と比べると非常に柔らかいが、可塑剤を使っているのですか?と聞くと「いいえ、可塑剤は使っていません」 「他の添加物も入っていません」 では、ケンエーのワセリンソフトはなぜこんなに伸びがいいのか?「ワセリンのグレードの違いなんです」 高グレードのワセリンは、柔らかく伸びがよい、その代わり大量には作れないそうだ。「それと、製造工程の違いです」 製造行程が普通のワセリンより多いらしい。そのため純度が高く、柔らかいワセリンを作れるという。具体的なやりかたにも興味があったが、企業秘密もあるだろうから、詳しく突っ込んでは聞かなかった。健栄製薬の話を総合すると、要するに、ケンエー「ワセリンソフト」は稀少な高級ワセリンといったところだろう。健栄製薬のケンエー「ワセリンソフト」安全性は日本局方ワセリン以上。さらに、チューブタイプなので、雑菌やホコリが混じることがなく常に清潔。そして、他の保湿クリームと遜色ない伸びの良さで、ベタつかない。まさに、この冬最強の保湿クリーム。しかし、人気の高級ワセリンゆえ、冬の品薄は避けられない。特に小さなお子さまに使いたい方には、早めの確保をお勧めする。なお、健栄製薬の担当者によると、同社のケンエー「ベビーワセリン」も中身は全く同じとのこと。ちなみに、単価、送料とも最安値は爽快ドラッグだった。ベビーワセリン★税込1980円以上で送料無料★ベビーワセリン(60g) [爽快ドラッグ]
2013/09/17
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●ワタミ渡邊美樹、ぎりぎり当選ラインに滑り込む非常に残念な結果が出た。2013参院選では自民が改選121議席中65議席を獲得し、主に経済政策の成功や外交政策の好感を反映させた形だが・・・その一方で「ブラック社長」ことワタミ渡邊美樹と「大阪をダメにした府知事」太田房江が比例で当選してしまった。参院選の比例区は非拘束式名簿で、当選順位は得票順に決まる。今回、自民は比例で18議席を獲得しており、渡邊美樹は16位、太田房江は18位だった。つまり、29人の自民比例区候補の中で、渡邊美樹と太田房江が個人名で他の候補を上回ったということだ。二人はその経歴からテレビ出演も多く、特に渡邊美樹はその知名度から「準タレント議員」として個人名得票率が高いと見られ、良識ある自民支持者の中で警戒されていた。渡邊美樹を落選させるためには、自民比例区での個人名投票順で渡邊を下位に回す必要があった。しかし、ワタミ渡邊美樹の擁立に激怒した自民支持者が棄権または第三局に回り、投票をしなかったか、維新やみんなに流れた様子だ。結果として自民比例区は事前のメディア予想の20議席(18-22議席)を下回る18議席にとどまり、知名度に勝る渡邊美樹、太田房江らが当選した形だ。参院選比例区は「党の得票数で議席数が決まり、個人名の得票順で当選してゆく」というシステムなので、ワタミ渡邊美樹でいえば1.他の自民候補者得票数が伸びてワタミ渡邊美樹の順位が下がるメリットと2.自民党の得票数が伸びて渡邊美樹まで当選してしまうリスクを天秤にかけなければならない、自民支持者にとっては頭の痛い選挙であったことは事実だ。●自民流出票のうちわずか4.4%があれば阻止できたワタミ渡邊当選今回の参院選、自民比例は20議席前後を伺う情勢と各紙が伝えていた。しかし、ふたを開けてみると1,846万票で18議席に止まった。今回の投票率52%で計算すると、20議席を獲得するには自民比例で2100万票位を獲得する必要があるので、単純計算して250万票が他党に流れたことから、比例は予想を下回る議席数となったと見られる。いくつかの新聞報道によると、自民支持者で比例区を自民に投票したのは80%前後と他党(90%前後)よりも低いことから、他党にかなり票が流れたと見られている。さて、ワタミ渡邊を阻止するためには何票の個人名投票が必要だったか?比例区で個人名の得票は次のとおりだ。16位 当○ 渡辺 美樹(53) 104,176票17位 当○ 木村 義雄(65) 98,979票18位 当○ 太田 房江(62) 77,173票--------------------------------------------19位 落× 若狭 勝(56) 76,829票20位 落× 園田 修光(56) 65,840票21位 落× 大江 康弘(59) 59,376票19-21位の候補者が16位のワタミ渡邊の10万票に勝つには3人合わせて11万票が個人名でプラスされればよかった。これは自民から流出したとみられる250万票の4.4%でしかない。つまり、自民支持者でワタミ渡邊を回避するために棄権や他党を選んだ人たちの票が、政党名でなく個人名で下位候補者に割り当てられればワタミ渡邊は阻止できた計算だ。もちろん、下位候補については名前すら知らないという人も多いだろうから、そう単純な話ではないのだが、落選した下位11名全員をワタミ渡邊に勝たせるのすら50万票ぐらいしか要らないのだから、事前予想から250万票の流出はあまりに痛かったというべきだろう。渡邊擁立に伴う流出があったにせよ、それでも自民流出250万票の1/5(20%)にすぎない50万票があれば、ワタミ渡邊は完全に阻止できたのだから。個人的な反省として、こんな閑散ブログでも比例下位が予想される自民候補者をピックアップして、推薦する記事でも書けば良かったと後悔している。●「ワタミ渡邊が嫌だから棄権or他党」は正解だったのか?「自民支持者だが、ワタミ渡邊を擁立したのに反対する意志を示すため他党or棄権を選んだ」というコメントをよく見かける。どの位の人がワタミ渡邊を回避するためにそうしたかは不明だが、その選挙行動は賢明だったのだろうか?ワタミ渡邊は今回16位で当選したのだが、これを落選させるため・・・つまり、自民の比例区を15議席にするには何票にとどめておけばよかったのだろうか?投票率52%で行くと、自民党が1議席を獲得するのに要したのは約100万票と推計される。すると、15議席にとどめるには1500万票。今回、自民比例区では今回1,846万票が集まったので、これよりさらに300万票前後が自民から流れなけれとワタミ渡邊が当選してしまう。さらに言えば、このうち1,400万票が政党名で投票されているので、もともと自民は14議席は確定していたようなものだ。よって、自民党の比例区を15議席以内にとどめておくのは最初から不可能に近かったといえる。やはり「消極的に自民を回避するより、積極的に渡邊の順位を引き下げる」方法が現実的である。すべては後付になってしまうのだが、私は前回の記事参院選比例区は「個人名」で ~例えばアベノミクスは評価するがワタミ渡邊美樹は絶対に当選させたくないあなたへ~の中で"ワタミ渡邊を落選させたいなら自民支持者は他の候補者に個人名投票をしてワタミ渡邊の順位を下げるのが現実的"と訴えてきた。現実に出たデータに基づいて見ても、(といっても、かなり大ざっぱだが)ワタミ渡邊を自民の比例区で最下位にして、完全阻止するために必要だった票数は50万票にすぎない。一方、ワタミ渡邊が当選した16位を落選させるために自民党から減らさなければならなかった票は300万票と推計される。すると、少なくとも「自民支持者だが、ワタミ渡邊の当選は阻止したい」と考えた人がどのような投票行動をとればよかったのかは見えてくるだろう。・・・といっても、他党だが政策・方針が自分の考えに合う人に個人名投票した有権者は、非常に正しい選択をしたと言える。(それこそが、いろいろ批判のある非拘束式名簿方式の唯一といっていいメリットだから)問題なのは「ワタミ渡邊はおもしろくない。なら棄権だ」と考えた人たちだ。なぜなら、選挙において棄権とは人気候補への白紙委任に他ならない。この人たちは、そのワタミ渡邊に白紙委任状を渡したのだと自覚すべきだろう。【送料無料】竹林はるか遠く 日本人少女ヨーコの戦争体験記 [ ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ ]日本人の体験記にもかかわらず、韓国、反日勢力の圧力でなぜか英語圏でしか発売されていなかった名著の待望の翻訳。終戦近く、朝鮮共産党軍による日本人への虐殺、略奪、暴行が行われていたという隠蔽された歴史を知る一著。韓国で発禁指定を受け、日本でも反日勢力が発行に猛反対してきた幻の書。
2013/07/22
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【ブラック社長はTPPと雇用改悪がお好き】自民党が参院選比例区で、ブラック企業の代名詞であるワタミ会長「渡邊美樹(わたなべ美樹)」を擁立するという報道に、安倍自民に期待していた支持者は大きなショックを受けたようだ。第23回参議院候補予定者知らない人はまず居ないと思うが、ワタミとはこんな会社で、渡邊美樹とはこういう人間だ。ワタミ社員の過労自殺を認定 入社2カ月の26歳女性居酒屋チェーンのワタミフードサービス(東京)社員だった女性=当時(26)=が入社2カ月後に自殺したのは「長時間労働による精神障害が原因」として、神奈川労働者災害補償保険審査官は21日までに労災と認定した。決定書は「時間外労働は月約140時間以上で休日を十分取得できる状況ではなかった。業務の負荷が主因で適応障害を発病し、自殺を思いとどまる力が著しく阻害されていたと推定できる」とした。自殺した女性がワタミから2ヶ月間受けた「仕打ち」は次のようなものだという。・一週間の座学後、強制的に長時間労働・最大7日間連続の勤務 ・研修もなく大量の調理業務 ・休日や勤務終了後もレポート書きやボランティアの強制 ・体調不良を訴えていたにもかかわらず、会社は休ませず・明け方閉店するが電車がないため帰宅できず始発で帰宅。そして昼に再び出勤。そして、当然すぎる労災認定の報を受けた渡邊美樹はこうのたまった。「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません」(2012.2.21 渡邊美樹ツイッターより)わたなべ美樹とはこういう人物である。これは安倍、自民支持者でなくても渡邊美樹擁立には「なにをしてるんだ!」と憤慨するだろう。【第二次安倍政権 3本のアキレス腱】私も安倍自民の政策を全面支持している訳ではないが(正直を言うと・・・とんでもない爆弾が来るのではと警戒している)、当たり前のことが言う、やる、久しぶりの政権として期待をしている。ただ、安倍支持者も口をそろえて「さすがにこれはダメだ」という政策が3つほどある。〔安倍自民、これだけはダメ〕1.TPP参加2.労働規制改革(解雇推進法)3.外国人移民受け入れ渡邊美樹は食料も人件費もなるべく安くしたい外食(しかも居酒屋)経営者であるため、1~3すべてに肯定的というかむしろ積極的な人物という意味でも、決して国政に参加させたくない人物だ。この他に4.として第一次安倍政権が倒れる最大のきっかけになった悪法・ホワイトカラーエグゼンプション(残業代ゼロ法)があるが、さすがに前回の反省から?今のところ遡上に上がっていないようだ。【渡邊美樹を落選させて、自民を勝たせることは可能】「渡邊美樹は名簿上位だから、自民が大勝すると渡邊美樹も自動的に当選してしまう」という声を聞く。だが、これは勘違いだ。名簿上位とかいうのは衆議院の比例(順位式、拘束式名簿)の話であって、参議院の比例は非拘束式名簿なので順位はない。ただ候補者が横並びにリストアップされているだけ。参院選の比例はたくさん票を取った人が当選し、票をとれなかった候補者は落選するシステムだ。選挙Q&A 非拘束名簿式って?つまり、比例では政党名は書かず、あなたの政策(TPP反対や雇用改悪反対)に近い立場の議員の個人名を書けばよい。〔2013 比例で渡邊美樹を当選させない方法〕1.政党名(自民党)を書かない2.渡邊美樹以外の候補者の名前を書く【では、誰の名前を書けばよいか?】参院比例は政党名ではなく個人名を書くのが一番正しい。だが、誰を選ぶか?当然、TPP、雇用、移民の3つに反対か慎重な議員を選ぶべきだろう。はっきりそうした姿勢を示しているなら、自民党議員でなくてもよい位だ。もし、それらの分野に判断を示していないなら、国益・公益主義の思想を持っているかどうかを基準にすればよいだろう。まず、今回の自民参院比例候補者で第一に私が思い浮かぶのは衛藤晟一(えとう せいいち)だ。●プロフィール衛藤晟一(えとう せいいち) 65歳昭和22年大分市生まれ。自民党社会部長、運輸政務次官、衆議院厚生労働委員長、厚生労働副大臣を歴任。日本会議国会議員懇談会事務局長、拉致議連事務局長(のち副会長)などを務める。衛藤は・TPP反対・人権救済法、国籍法改正反対・外国人参政権反対・国防重視・自虐史観反対そして極めつけが・公明党と犬猿の仲(かつて選挙区で妨害を受けた)※唯一気になるのは派遣法改正への取り組みであるが、例えば竹中平三のように正規雇用を壊して派遣へ切り替えようというのではなく、衛藤晟一の場合は高齢者や育休後女性など、職になかなか就けない人を派遣で採用しましょうという意見だと私は理解している。240327 衛藤晟一議員質問 参議院厚生労働委員会 労働者派遣法について「高齢者の雇用情勢は非常に厳しい。派遣の規制強化によって高齢者の雇用を奪ってはならない」えとうせいいち 公式サイト自由民主党 衛藤晟一 比例代表 選挙前.comYahoo!みんなの政治 国会議員 衛藤 晟一外務省幹部ニヤニヤに衛藤晟一議員爆発、水ぶっかけ! 日頃から不満鬱積かほかの候補者でも、たとえば有村治子は実体として中国映画で反日プロパガンダ色が強い「YASUKUNI-靖国-」作製に公的な助成金が使われたことに猛抗議をした。夫婦別姓にも反対だ。石井みどりは国民皆保険制度を守るためTPP反対だ。【メディアに踊らされず、自分で考えて1票を】非拘束式名簿の長所は、国民が自分に一番近い考えの政治家を推すことができるという点だ。「TPP反対、雇用改悪反対、移民反対」の候補者が圧倒的多票を得たとすると、政党に対して「これが世論だ。尊重しないなら決して支持しない」という強烈無比なメッセージとなる。たとえば衛藤晟一が大圧勝して、渡邊美樹に票が入らなければ、自民党としても悪政策を見直さざるを得なくなるだろう。(渡邊美樹を推薦したことも含めて)たしかに、安倍自民はこれまでの内閣よりずっと良い。しかし、看過できない悪政の種も持っている。その種を「これだけはやっちゃダメだよ」と刈り取るのは有権者の役割だ。投票率が70%を切ってからの選挙は、常に権益団体(経団連や日教組や創価学会)の有利な結果に進められてきた。それは我々「ふつうの人」が投票権という貴重な権利を放棄し、政治家に「どんな悪政をしても文句を言いませんから、お好きなようにやってください」と白紙委任をしてきたからだ。そんなことを続けてきたから、日本はおかしくなり悪意ある近隣国に付け入られ、ふつうの人の生活は追いやられてきた。まったく私的な意見だが、これはテレビが折に触れて「1票では何も変わらない」というメッセージをドラマやバラエティの中で刷り込んできた結果でもあるのではないだろうか?だらだらと見ていたテレビに洗脳された記憶はないだろうか?さあ、気を取り直して選挙に行こう。政治家に本当の世論を知らせに行こう。
2013/06/16
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生野区連続通り魔事件生野区連続通り魔事件(いくのくれんぞくとおりまじけん)とは、2013年5月に大阪市生野区で60代の男女2人が次々と刃物で刺された[1]通り魔傷害事件。事件の概要2013年5月22日午前5時15分頃、生野区新今里で、近くに住む韓国籍の男(31歳)[2][3]が通行人に「生粋の日本人ですか」と尋ねながら次々に繰り返し刺傷した[4]。通行中の毎日新聞新聞配達員の日本人男性(61歳)とビル清掃員の日本人女性(63歳)が犯行のターゲットにされ、被害者は腹部、背中などを執拗に何度も刺突された[4]。110番通報を受けた大阪府警察生野警察署員が、現場付近の路上で日本人男性が倒れ、さらに南西数十メートルの路上でも刺された日本人女性がうずくまっているのを見つけ、文化包丁を持って日本人女性のそばにいた男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した[3]。逮捕された犯人は取り調べで「日本人なら何人も殺そうと思った」と供述を行っている[4][2]。なお、犯人は3年前から精神疾患で入退院を繰り返していた[5]。脚注[1] 大阪・生野区 通り魔か 男女刺され重傷 31歳男を逮捕|MBSニュース(2013年5月22日) [2] “逮捕の韓国籍男「日本人を殺す」”. FNN. (2013年5月22日)2013年5月23日閲覧。 [3] “商店街で刺され男女重傷=殺人未遂容疑、31歳男逮捕―大阪府警”. 時事通信社. (2013年5月22日). 2013年5月23日閲覧。 [4] 「日本人なら何人も殺そうと思った」 逮捕の男が供述 府警が捜査本部設置 産経新聞 2013.5.22 [5] 【生野通り魔】逮捕の男、精神疾患で入退院繰り返す - MSN産経west(2013年5月22日) 関連項目通り魔 ヘイトクライム 外国人犯罪 成都事件(中国四川省成都で起きた日本人襲撃事件で毎日新聞記者等が殉職) 中公新書 1911【1000円以上送料無料】外国人犯罪者 彼らは何を考えているのか/岩男寿美子【1000円以上送料無料】喪家の狗 実録!在日中国人残虐犯罪/田雁/向軒/東山彰良
2013/05/26
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安部政権が誕生し、日本経済復活の一策として「2%のインフレ目標」を挙げた。非常に良い施策だと思うが、なぜか野党議員や一部メディアが大反対しているので首を傾げる。●世界は常にインフレしている次の表を見て欲しい。2011年のインフレ率が分かる185カ国の中でG20+名目GDP500億ドル以上の国のインフレ率を表にまとめた。要するに先進国の一覧表だ(1-3,185位は除く)。先進国のインフレ率参考:世界経済のネタ帳184位日本は先進国中ただ一つのデフレ国家なのだ。日本はデフレが常識になってしまっているかもしれないが、世界では「インフレこそ常識」なのだ。●「インフレもデフレも無いのが理想」という間違い一部マスメディアや野党政治家(民主党議員など)のインフレ・デフレに関する伝え方は「インフレ=悪、デフレ=悪」という論調が目立つ。やもすると「インフレ(デフレ)ゼロが理想」もしくは「今のデフレのままでいよう」と言ってるかのようだ。これは一見バランスが取れていて正しいように見える。だが、実際にはこうだ。・適度なインフレ=良・過度のインフレ=悪・デフレ=すべて悪覚えていて欲しいのはインフレは適度ならば歓迎されるが、デフレは程度に関係なくすべて悪いということだ。構造的に、日本も含め資本主義経済国ではインフレがなければ成長はない。国民も企業も国も豊かにならない。適度なインフレ誘導下では雇用が創出され、インフレ率以上に給料が上がり、企業は利益を上げ、国家はGDPが上がる。世銀にせよFRBにせよ、世界の金融政策者が「インフレをコントロールする」というのはよく聞くが「デフレにする」というのは聞いたことがないはずだ。なぜなら「デフレにする」というのは雇用を捨てる、企業を捨てる、GDP成長もしないと言っているに等しいから。だから「2%のインフレターゲットは危ない(だから0%インフレにするか、デフレを維持せよ)」というのは、国民と国を貧しくさせろと言っているわけだ。2%のインフレという(常識的な水準の)国民救済策を非難する人は、恐ろしい無知か日本人が憎い人だろう。●なぜデフレはすべて悪いのか?デフレの最大の問題は所得分配がうまくいかなくなることで、結局皆が貧しくなることになる。この現象の説明は難しいが、私なりに簡単に説明してみたい。実は、日本はバブルが崩壊しても、今日まで富の量自体は増えている。(その間も貿易黒字が続いているため)だが、国民は貧しくなっている実感しかない。富が一部に集中し、大多数の国民にお金が回ってこない。最大の原因はバブル後極端なデフレが起こり、現在まで続いているからだ。正確に言えばお金の流れ(キャッシュフロー)が止まっているためである。貯金箱に入ったまま忘れ去られたお金は無いのと同じである。その分貧乏になったのだ。確かに、デフレ下ではお金の価値(=貯金)は金利がゼロ近くてもデフレ率の分だけ上がる。だが、そうするとお金が銀行に流れるので人々はモノを買わなくなる。この状態が15年間続いたため、日本人は節約ばかりで消費をまったくしなくなった。人ばかりではない。企業も「内部留保」という貯金を続け、一方で社員の給料は下げる節約を続けた。もちろん、貯金や節約は悪いことではない。日本ではケチではない限り節約は堅実さのバロメーターとして美徳とされてきた。問題は自分だけが節約して、他人が浪費するなら経済はそれなりに回るが、「みんなで節約したら、みんなで貧乏になる」ということだ。これを「合成の誤謬(ごびゅう)」という。国家ぐるみの緊縮財政、すなわちデフレ下では盛大な合成の誤謬が起こり、国も人も企業もじり貧に陥る。だが、いきなり「貯金や節約をやめてお金を使いましょう!」と言っても誰も動かないだろう。(多分私も)経済が成長しないから(利益や給料が増えないから)、将来に悲観的になり、人も企業も心配になってますます貯金に走る。するとモノが売れない。また利益も給料も減る。そしてまた貯金へ・・・の延々の繰り返しだ。「デフレスパイラル」というのは簡単に言うとそういうことだ。しかし「じり貧なのは分かる。だが、やっぱり心配なので貯金をしたい」というのは当然だ。だからこそ「適度なインフレ」が必要になってくる。●適度なインフレはなぜよいのか?戦争中や、急成長中の国家で必然的に起こるインフレは非常にコントロールしにくい。インフレというと、歴史の教科書で学んだ大戦中のヨーロッパや、ブラジルなど中南米のインフレを思い浮かべる人も多いだろう。だが、低率(年率0コンマ数%~3%程度)の人為的なインフレはコントロール可能だ。インフレをコントロールできれば、資本主義経済の恩恵に与れる。(というより、インフレを起こさなければ資本主義経済は動かない)まず、第一段階として、金庫に金を貯めこんでおくことのうま味が減る。年率1%のインフレが続くと、100万円は10年後には91万円、30年後には74万円の価値しかなくなる。もちろん、それをフォローするために銀行では金利が付くのだが、通常、預金の金利はインフレより少し遅れて上がる。(例えばインフレ率が0%→1%→2%と上がった場合、金利は0%→0.5%→1%)のように。すると、預金をしていては徐々に損をするので、人々はお金を使おうとする。特にインフレに強い資産を買いたがる。不動産、宝石そして株などだろう。中でも株は通常インフレ率より大きく値上がりするので(株はインフレ対策に一番有効な資産だろう)、株の売買が盛んになる。企業は未来のための投資にお金を使おうとする。内部留保を止め、工場の機械を買ったり、優秀な人材を育てるのにお金を使うようになる。その上、みんなが株を買ってくれるので資金が潤沢になる。こうして企業の取引が多くなり、利益が出て、社員の給料が上がる。企業が利益を上げ、給料が、景気が良くなると、消費者心理が上向き、モノの売買が活発になって好景気になる。つまりお金が流れる。だが、これはあくまで第一段階。本当のインフレの効果は第二段階で「相乗効果」だ。経済が好況になれば税収が増え、社会保障費が積み増しされる。要するに老後の心配が和らぐ。そこで、仮にAさんの給料が増えたら、Aさんは魅力的でなくなった銀行に増えた分そのまま預けるだろうか?(たった年率1%のインフレでも10年後には1割も目減りするのに)私だったら、まず別の使い道を考える。資産運用として株を買うにしろ、グルメを楽しむにしろ、なにかを「買う」だろう。どれぐらいお金を使いたくなるかは「消費性向」という。デフレ下では(皆が貯金したがるので)消費性向は上がらない。人がなにかを買ったとき、儲かるのは売り手だけではない。Aさんに家を売った不動産屋は、儲かったお金で気になるホステスにダイヤモンドを買い、宝飾店の販売員はグルメを楽しみ、シェフは新しい材料を買い、農家は・・・小難しく言えば「乗数効果」ということになる。例えば、Aさんが100万円でモノを買い、さらに売った人が原価を引いた80万円で何かを買い、さらに次の人が64万円で何かを・・・と80%の消費を続けていくと乗数効果はきっかり5倍、つまり500万円の経済効果になる。ご存じ「金は天下の回りもの」だ。このように高い消費性向と乗数効果が合わされば、経済は急速に活況になる。※もちろん、海外からモノを買えばその時点で富が海外に流出するので、乗数効果は止まる。TPPの大きな問題の一つは乗数効果をうち消し、国内の経済対策の効果を無くしてしまうことにある。●借金を返すもう一つ、インフレの大きな効果として「徳政令(借金棒引き)」効果がある。インフレでは借金の価値が下がる。しかも、借金の金利はほとんど変えられないので、相対的にお金が返しやすくなる。おそらく、安部政権のインフレ誘導の狙いの一つに、900兆円に及ぶ国の借金を減らす目的があるのだろうと思う。・インフレ誘導→税収アップ→借金返済・インフレ誘導→借金の価値目減り→借金返済ところで、900兆円の借金の引き受け手は(つまりインフレで損をするのは)誰だろう?実は銀行(ゆうちょ銀行や信金含む)と生命保険会社が大引受先なのである。(銀行が40%、生保が20%を保有)。銀行や生保は顧客から預けられたお金を運用して利益を出さなければ潰れてしまう。そこで、バブル期以降、安定資産の国債を大量に買い込んできた。では、インフレになると銀行や生保が潰れて(リーマンショックのような)日本発金融危機が起こるのだろうか?もちろん、インフレがコントロールできなければそうなる。が、そのような銀行や生保が手をこまねいて待つはずもないし、低インフレでそのような壊滅的ダメージも起こらない。そもそも、インフレは巡り巡って銀行・生保にも利益をもたらす。例えば、運用先を国債から、企業への貸し出しに転換するなどの対策は当然に取られるだろう。そうすれば、企業・・・特に銀行から貸し渋りを受けてきた中小企業は資金繰りが楽になり、ますます景気は好転する。もう一つ、2%のインフレ目標では、実際のインフレ率は1%以下(おそらく0.X%)で落ち着くだろう。デフレを15年も経験した日本人が、急に預金を止めるとは到底考えにくい。銀行・生保が急激に大ダメージを受けるシナリオにはならない。経済の好況が実現すれば、銀行・生保とて投資によって国債以上の運用益を得られる。(実際、日本以外の先進国のインフレ率は1~4%だが、銀行・生保は十分に機能している)●インフレで格差解消へインフレによって、最初にダメージを受けるのは「お金を持っていて、決して手放そうとしない人(企業)」である。字のごとく「金持ち」だ。しかし、金持ちはお金を運用することで・・・具体的には潜在能力はあるが、お金に不自由していた人々に貸し付けることで、そのダメージを軽減したり、逆に利益を上げることができる。15年のデフレ下では、お金を多く持つ高齢者・企業がますますケチになり、持たざる若年層・労働者が諦めムードになることで、日本の経済は沈滞してきた。経済の沈滞はお金持ちも貧乏人も同じように苦しめてきた。貧乏人は富み、お金持ちはますます富む、そんな社会にするためにはインフレ誘導によって、日本国に眠っている富を市場に引きずり出す必要がある。●要するにインフレではなく、インフレの程度が問題もちろん、インフレ誘導はさじ加減を誤ると重大な事態を引き起こす。しかし、2%というインフレ目標は、実際にはコンマ数%に落ち着くだろう。私が最も心配しているのは、インフレ誘導が目標以上に暴騰することではなく、0.1%にも満たないか、悪くするとデフレを多少軽減する程度の効果しかない結果に終わることだ。少なくともインフレの程度や誘導法ではなく、インフレ自体を問題視するような報道や発言をしているメディアなり人間は信頼しなくてもよいと思う。2%のインフレ誘導は、急激な変動リスクは少なく、15年つづいた良いことなしのデフレを終わらせ、日本に光を見せる政策として、非常に妥当だと思うのだがいかがだろうか?
2013/01/14
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楽天Edy付きのクレジットカードを持っている人は、クレジットカードの有効期限切れと同時に残った楽天Edy残高の使い道に困ったことがあるだろう。もちろんコンビニ等で「Edyと現金で払います」と言えばEdyを使い切ることができる。しかし、残高が173円とか微妙な金額だと・・・そんなときは残ったEdyを募金で使い切ってみてはいかがだろうか?例えば楽天クラッチ募金を使えば震災や台風被害の被災地への義捐金が楽天Edy「1円」から寄付することができる。やり方は非常に簡単だ。楽天クラッチ以外にも楽天Edyで寄付ができる団体はいくつかある。今回は日本盲導犬協会を例にする。【日本の盲導犬不足について】日本では一種一級の視覚障害者が12万人おり、このうち5千~1万人が盲導犬を必要としているといわれている。一方、現役の盲導犬は900頭余で圧倒的な供給不足が数十年も続いている。盲導犬の育成に多大な費用がかかるのは言うまでもないが、盲導犬の引退後は多くの協会が老犬ホームとして引退犬を終生飼育する(多くの聴覚障害者は高齢犬の介護ができないため)。実は引退犬の老後のための費用も足りない。盲導犬団体も、患者団体も、厚生労働省すらも質が高い盲導犬をもっと育成し、それらの盲導犬が幸せな生涯を送らせるべきであることは十分に認識している。しかし、主に資金の問題で盲導犬の数を絞らざるをえない。↑この画像をクリックすると日本盲導犬協会のEdy寄付画面へパソリにEdy付きのクレジットカードを載せ、残額を確認しておく。Edy寄付の画面に残額を入力する。残額と振込額が同額で、支払い後残高が0円になることを確認して「OK」寄付完了。小銭が残っていたEdyはきれいに使い切った。期限切れ楽天Edyつきクレジットカードはハサミを入れて捨てよう。バスト専門医が監修したバストケアクリーム【DECOLLECE】デコルセ価格:8,800円(税込、送料別)お得な 60ml☆年齢からくる悩みに、オキシーライフのホメオパシーヒト成長ホルモン(hgh)!オ...価格:4,380円(税込、送料別)
2013/01/07
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職業柄もあって、というか学生時代からサプリメントに興味があって、これまで様々なサプリの効能を期待し、いろいろなサプリを買ってきた。時には複数のサプリをざらざらと飲んでいた時期もあった。だが、結論としてサプリというのはせいぜい1種類か多くても2,3種類しか続けられないのだということが実感できた。(経費的にも、労力的にも)サプリというのは続けないと意味がない。それこそ、この先何十年も付き合わないといけない。5~6種類のサプリを飲み続ける自信がある人はいるだろうか?ボディビルダーやリフターのようなサプリジャンキー(失礼!でも事実)でも、一線を引退したらサプリを摂らなくなる人も多いというのに?私には到底無理だ。というわけで今は「スーパーマルチサプリメント(超万能サプリメント)」1種類だけを飲むことにしている。スーパーマルチには多様なビタミン・ミネラルが十分以上に採れるほか、コエンザイムQ10、リコピン、αリポ酸、ノコギリヤシ、イチョウ葉などなど、注目の成分も含まれているのが特徴だ。いままで、スーパーマルチといえば「ライフフォースマルチプル」だったが、諸事情により日本での輸入ができなくなったようだ。いくつかの輸入代行に問い合わせたが取扱停止とか当分再入荷できる見込みがないとのこと・・・原因は説明されなかったが、成分が日本の薬事法にでもひっかかったのだろうか。そこで、他の様々なスーパーマルチを当たったが、この製品がライフフォースマルチプルと唯一比肩できる製品のようだ。他の製品は成分が不十分か高価すぎる。飲み始めて2ヶ月になった。ソフトゲルタイプはライフフォースで皆が苦労したあの独特の臭気がなく、胃からくる口臭の原因にもならない。とてもお勧めできる。■商品名:送料無料あり★【お得サイズ】アダム メンズマルチビタミン 180粒【2012_野球_sale】【2sp_121004_green】■レビュー内容日本で取扱中止になった超万能サプリ・ライフフォースマルチプルの代替品を探していましたが、これが成分的に一番近くいま入手できる「超万能サプリ」ではトップだと思います。特筆すべきはソフトゲルタイプはライフフォースやアダムで気になった臭いがまったく無いところ。職場でも飲めます。また湿気にも強いソフトゲルのようです。 もっと詳しく見る
2012/11/06
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運転免許虚偽申告に罰則導入へ てんかん患者らの事故で(朝日デジタル H24.10.25)てんかんなどで運転に支障がある病状にありながら故意に申告しなかった運転免許取得者に対し、罰則を設けるべきだとする提言を警察庁の有識者会議が25日にまとめた。免許の取得・更新時には、病状を都道府県公安委員会に申告しなければならないが、虚偽申告をしても罰則はなく、申告をしないで免許を取った運転者による事故が相次いで発生。警察庁が有識者会議を設けて対策を検討していた。免許の正しい意味をご存じだろうか?「禁じられていることを(色々な条件をクリアして)してもよいと認められる」ことが許可である。めんきょ1 【免許】 [1] 一般には禁止または制限されている行為を、行政官庁が特定の場合に特定の人だけに許すこと。車を運転してはいけないし、医療行為をしてもいけない、飲食店や理美容店をやってはいけない。他人を傷付けるかも知れないからだ。だから必ず行政府の発行した免許(または許可)が要る。このように、そもそも免許(許可)の対象となるのは、禁止行為なのだ。てんかん患者の運転免許問題については、日本てんかん学会が事故が相次いだ後に逆に緩和を求めるなど混乱が見られた。学会の主張は申告条件緩和すれば虚偽申告や申告もれが防げるという奇妙な論法だった。てんかん患者の利益を最大化することが目的の日本てんかん学会の意図は明かだった。相次いだ事故を逆手にとって、てんかん患者の運転免許環境のハードルを下げることだ。しかし、それはてんかん患者にとっても、公益にとっても良くない行為だ。こういった問題が発生すると、かならず「人権屋」という集団が騒ぎ出す。毎日新聞がまたおかしなコラムを書いていた。社説:運転免許と病状 北風ばかりではなく (毎日新聞 2012年11月04日)てんかん発作が原因とみられる事故が起きるたび、免許更新の際に適性相談を受けるよう指導が強化され、結果的に免許を取り消される人が増えているのが実情だ。まったく的はずれだ。「禁止行為をすること」に適性がない人が免許を失うのは、不当でもなんでもなく、当然の結果だ。むしろ、善良で常識的な大多数のてんかん患者は、虚偽申告の罰則化、厳罰化によって、てんかん患者による重大事故が無くなることを望んでいるはずである。例えばこう考えてみて欲しい。貴方は道交法を管轄する公務員である。貴方はてんかん患者で、薬で完全には症状をコントロールでず、過去に軽微な事故(ガードレールをこする程度の)を起こしてしまって以来、車の運転がすっかり怖くなり運転免許を返納してしまっている。その貴方が、てんかん患者の運転免許審査を担当したとしたらどうだろう?私だったら・・・同じ持病を持つ人々にかなり厳しいジャッジをする。そうやって具体的に考えると実感できるだろう。免許をもって車を運転することは「権利」ではなく、許可すなわち「許し」だということが。健常者でも健康不安や精神状態に問題がある場合は運転してはいけないと法に定められている。てんかんの発作は予見できないから免許そのものが制限される。これは「禁止行為」において当然のことだ。大多数の誠実で善良なてんかん患者は虚偽申告などしない。虚偽申告をするのは「他人を死なせてしまうかもしれないが、かまわない」と考える人たちである。そういった人間を世間では「悪人」という。
2012/11/04
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○中国人の異常な所得格差は20倍!?中国共産党のジレンマ ~中国経済は回復も進化もできない。その理由~中国は「世界の下請け工場」であり、発注者の外資が手を引けばすぐ倒れる脆弱な経済大国だ。中国企業は安物づくりに特化して、モノづくりの国として成長しなかった。安物を作るしかないゆえ、中国人の90%は低賃金を宿命づけられている。中国の貧富の格差は先進国最悪・・・というより異常で絶望的なレベルというべきだろう。富裕層上位10%と貧困層下位10%の格差は実に約18.4倍。(※国連貧富比両端10%)格差が20倍近いというのはまともな先進国ではありえない。財政破たんが噂されるイタリア、ギリシャですら10倍ちょっとだ。ちなみに格差社会が社会問題化している日本は4.5倍でしかない。経済の急激な失速にあせった中国政府は2011年の第12次五ヵ年計画の中で「(海外からの)投資と輸出に大きく依存する成長方式からの脱却」との目標を掲げた。要するに外需依存から内需重視への転換である。しかし、かつての日本のように具体的な方策は挙げられなかった。それはそうだろう。内需転換のためには労働者の賃金と文化度を上げなければならない。だが、それは中国共産党が60年間避け続けたことだ。○中国7億人は政策貧民であり、政策愚民である実際、7億人を超貧困に固定し、愚民化するのは中国共産党の政策だった。7億の貧者がいなければ、外国は下請け工場を造ってくれない。発注もこない。中国共産党は彼らに富と知恵を与えることを避けてきた。ダンピングを続けたかっただけが理由ではない。中国共産党が最も恐れているのは大衆が知恵と金を持ち「市民」になることだ。大衆が力を持つと独裁政権=中国共産党は打倒されてしまう。ここに内需拡大したくても決してできない中国共産党のジレンマがある。彼らが知恵を得ないよう、中国共産党は報道、出版を徹底的に管理し、インターネットを監視している。矛先が自らに向かわなくするため、仮想的として日本を憎むよう教育する。貧者化・愚民化と「反日」は密接な関係がある。7億の貧者にまともな人権はない。基本的にデモは許されない。唯一当局がデモを許すのが「反日デモ」なのだ。反日デモが激しいのは日本が憎いからばかりではない。日頃のうっぷんを晴らす、唯一と言っていい機会だから爆発するのだ。そして、貧しい反日デモ参加者が2005年と2012年にやったことといえば抗議ではなかった。海外メディアが見たのは、警官立ち会いのもと公然と繰り広げられる破壊と略奪だった。○IMF「日本は欧米が逃げ終えるまで中国を支えろ」それでなくても欧米は対中投資を減らしはじめているのに、「反日デモ」という名目の公認略奪を見た欧米は、中国からの資金引き上げと投資削減を始めた。2010年以降、財政状況が悪化した欧米が対中投資を減らし、資産を引き上げてきた中、日本だけは中国市場の問題を楽観視してきたが、ようやく日本企業も対中投資を見直しはじめた。どう考えても中国の一方的な自爆にもかかわらず、2012年のIMF東京総会でラガルド専務理事は「世界経済は日中の完全な貢献を必要としている。領土問題での混乱は避けてほしい」と述べた。多くのIMF幹部も異口同音に「日中は領土争いをやめて経済協力を!」と諭した。言っておく。これは和平を望むメッセージではない。私が翻訳してあげよう。要するにIMF幹部は「我々は中国から投資を引き上げるが、そうすると中国経済が失速して我々も損をする。そこで代わりに日本が中国にもっと投資をしてくれ」と言っているのだ。こういった発言の根本には自国益主義はもちろんだが、深層心理には根強い人種差別意識があるのだろう。○投資減、企業は停滞・・・中国共産党はどうする外国の投資はどんどん引き下げられるのに、あいかわらず中国企業は売れるモノを作れないので利益がでない。しかも、労働者に外資系の工場でストライキを起こすのだけは容認してきたので、徐々に人件費が上がり、下請けを依頼するには高すぎるほどになった。労働者がせっかく賃金を得ても、粗悪な中国製品ではなく優良な日欧米の製品を買いたがるので内需が成長しない。おまけに、金をもった労働者が知識まで得て「市民」になり、これまで60年にわたって自分たちを支配し続けた中国共産党に反旗を翻しそうな情勢だ。一党独裁体制をしいてきた中国共産党は確実に追いつめられている。では、中国共産党はどのようにしてこの局面を打開しようとしているのだろうか?少なくとも2つを既に実行している。○軍事的圧力で東・南シナ海へ領海拡大一つは領海の拡大である。中国は日本との間に東シナ海・尖閣諸島、フィリピン・ベトナムなどとの間に南シナ海・スプラトリー諸島を争っている。本質的に大陸国家である中国が、これらの島を奪取して海洋進出しようとする理由は、領海図を書き換えたいからである。東シナ海・南シナ海が中国の領海になれば、地下資源(石油)、海洋資源(漁業)、そして海上交通路(他国の貿易)を支配することができる。これらはいずれも金を生み、パクリとダンピングしかできない中国のような三流国でも利益を上げられるようになる。特に海洋交通路=シーレーンを抑えれば、日本や東南アジアのような海洋国家を戦わずして屈服させることができる。○10年間だまされ続けたアフリカ二つ目はアフリカへの進出である。中国のアフリカ進出は当初(2000年頃)はとても歓迎されていた。しかし、2008年リーマン後、外資が中国から引き揚げはじめると、焦った中国企業は露骨になった。中国企業による不法な地下資源の採掘や、アフリカ人労働者の酷使が表面化した。賢明なアフリカ人たちは「これは中国によるアフリカ植民地化だ!」とようやく気づいた。中国と違って豊富なアフリカ資源(特に石油)。中国よりさらに賃金が安いアフリカ8億人。中国は20世紀にチベット、ウイグルを植民地化した。21世紀は資源が豊かだが、人々は貧しいアフリカを狙っている。中国はテレビや携帯電話など先進国では売れない中国家電をアフリカに売りつけ(それでもアフリカ人にとってはハイテク機器だ)、代わりに石油を格安で輸入している。アフリカで次々と大油田が発見されているのに、原油価格が高止まりしているのは、それらがことごとく中国に買いたたかれてしまうためだ。それならば、アフリカはまともな他国に売ればいいじゃないか?と思うかもしれないが、アフリカの石油パイプラインは中国製で中国が管理しているため、アフリカは中国以外に石油を売ることができない。産業インフラは中国企業のためだけに作られ、その現場でも常にアフリカ人は中国人に低賃金で雇われ、管理される。工業技術も必要以上は決して教えられない。中国共産党は自国の労働者にそうしてきたよう、アフリカ人を低賃金の愚民にしておきたいのだ。まるで19世紀の英国-インドのような典型的植民地政策を中国はアフリカで行っている。既に中国を脅威とみなしたアフリカ連合(AU)は「アフリカは中国型植民地主義にだまされてはいけない」との声明を出している。10年以上狡猾な中国と付き合ったアフリカ人たちは「中国との貿易はメリットがない」「アフリカは奪われ、利用されている」と気付き、打開策を模索している。○海洋進出とアフリカ植民地化を阻止せよこうした中国の動きは日本にとって大きな脅威だ。東シナ海と南シナ海を中国が制圧すれば、海洋国家の日本は資源も食料も輸入できなくなる。家電も車も輸出できなくなる。いつもは中国の顔色をうかがってばかりの経団連の家電・自動車メーカーが尖閣問題だけは邪魔しないのは、それが自由貿易(自分たちの利益)に関わることだからだろう。アフリカの植民地化とて対岸の火事ではない。アフリカ進出によって中国が軍事力を増大させれば、間接的に海洋進出につながる。もちろん、アフリカ人が不幸になるのは人道的にも見過ごしてはならない。だが、損得勘定・・・実利で言っても、中国に代わって日本がアフリカと「フェア」な経済関係を作れば中国式植民地政策に苦しむアフリカにとって光明となる。日本にとっても、資源確保、市場拡大のまたとないチャンスで両得Win-Winだ。そういう関係とは、約束を守りあえる国でしか成り立たない。中国とWin-Winはありえない。○日本が直面する「問題」とはなにか?「問題とは理想と現実のギャップである」とP・F・ドラッカーは言った。こうありたいのに、現実はそうではない、その状態こそが「問題」だと説明する。※例えば「お金が無い」こと自体は問題ではない。「ご飯を食べたいのに、食料を買えない」状態が問題だ。「平和で国民が幸せな国であること」というのが多くの日本人の理想だろう。すると問題は「平和と幸せ(豊かさが前提になる)が脅かされていること」・・・ということになる。次に問題を解決するためのツールを考える。歴史を振り返ると、日本は伝統的に外交が下手だ。国防力も憲法9条によってあまりに制限されすぎている(この点ももちろん要改善だ)。私が思うに日本が最も有効に使えるツールは「支援」だろう。人的支援もそうだが、経済支援は日本が今も世界一だと思う。これまでのように反日的な国に金をばらまいてはいけない。彼らはその金に感謝しないばかりか、武器を作って日本を攻めるだろう。ジャパンマネーは現実的な国益を見据えて戦略的に使うべきだ。日本が経済大国であり続けられるのは、劇的な改善がみられなければ長くて10年。この10年の間に、ジャパンマネーをどこに使うかが大事だ。具体的には、尖閣諸島を守りつつ、南シナ海の諸国を支援し、アフリカへ投資する。そして、東南アジア・アフリカと信頼と資金力を背景とした強力な政治経済提携を結ぶ。これ以上、国際社会に中国共産党の被害者を生み出さないために「ジャパンマネー」という協力無比なツールを使うのだ。もちろん、中国共産党が倒れて中国が混乱するのは一時的なリスクではある。だが、今の中国共産党のシナリオが着々と進行するのを見過ごす結果よりははるかにダメージが小さい。○中国経済の失速をあざ笑うのではなく・・・中国の経済体制はどのような仕組みで、どうして中国は問題を解決できないか?それを知ることは大事だ。だが、「なぜ知らなければならないか」について関心が低すぎるのではないか?単に無礼な隣国が困窮する可能性を楽しむに止まっていないか?日本が直面しているチャイナリスクは深刻だ。中国共産党は体制の維持に必死だ。もともと悪質な組織がなりふり構わなくなってきている。こういう時期だからこそ中国経済を知るのだ。中国経済が分かれば、なぜ中国が東・南シナ海に進出したがるのか、アフリカを植民地化しようとしているのかが分かる。中国の行動原理を知り、対策を考えるために、今の中国経済の矛盾と限界を冷静に分析する必要があるのだ。
2012/10/15
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○中国のGDPは粉飾決済中国経済の失速がいよいよ隠しきれないレベルになった。これまで中国経済の強さを示していたGDP成長は8%台を切り7%台に落ちると中国政府は認めた。7%成長とは日欧米には夢のような数字だが、成熟国と成長国では成長率は当然違う。日本は高度成長期には平均してGDPが9%成長した。しかも7%台というのもあやしい。実際のGDPはおそらく6%台か?悪くするとさらに低い。一般的に各国のGDPは「93SNA」などの国際基準で算出されるが、中国の場合独自のGDP算出法を採用して、実際よりGDPを大きく発表する「粉飾決済」だ。「中国政府が発表する数字は信用するな!」は国際常識だ。○中国株式市場はこの10年、アジアで唯一間成長していない!?この10年のアジア主要経済国(日本除く)の株価指数の動きを見てほしい000001.SS 中国・上海総合^JKSE インドネシア・ジャカルタ総合^BSESN インド・SENSEX30^KS11 韓国総合^TWII 台湾加権インドネシア(10倍↑)、インド(6倍↑)の躍進がめざましい。韓国(3倍↑)と台湾(2倍↑)は経済的にはほぼ成熟して日欧米に近いので伸びが悪いのは仕方ない。ちなみに同じ10年でタイ(9倍↑)、フィリピン(8倍↑)、マレーシア(2.5倍↑)、ベトナム(2倍↑)、シンガポール(2倍↑)、オーストラリア(1.5倍↑)だが、中国だけは10年前と株価が変わっていない(1.2倍)!?意外に知られていないが、アジア諸国の中で最悪の市場が上海市場なのだ!この事実が意味するところは「中国の企業は(まだ成熟もしていないのに)10年間まったく成長していない」ということである。○中国は世界の「下請け」工場中国のGDP(生産)は10年で10兆元→47兆元と5倍近く伸びた(と中国政府は発表している)。しかし、この間、中国株は伸びていない。なぜか?単純だ。中国企業が利益を上げられないからだ。中国企業が利益を出していない(出せない)端的な例を挙げよう。既に普及型パソコンはパーツを組み立てるだけのローテク産業になりつつあるが、こういった分野は中国が強い。世界2位のPCシェアを誇るのは中国レノボだ。(1位ヒューレットパッカード、3位DELL)〔2011年度決済〕・米HP(PC部門) 売上高295億ドル、営業利益17.7億ドル(営業利益率6%)・米DELL 売上高157億ドル、営業利益11.5億ドル(営業利益率7%)・中国レノボ 売上高296億ドル、営業利益5.8億ドル(営業利益率2%)レノボはDELLの倍の売上げで、営業利益は半分という薄利多売の見本のような会社であることが分かる。投資家ならどちらの会社の株を買うべきかは一目瞭然。しかしレノボとHP、DELLのPCが同じ価格だったら信頼性が低くブランド力もないレノボを買う人はいない。レノボは利益がでなくてもバーゲンセールを続けるしかないのだ。上海市場にはレノボのようなローテク薄利多売企業しかない。(私は「100円ショップ市場」と呼んでいる)これでは10年間株価が上がらないわけだ。中国は「世界の工場」といわれている。これは間違っていないが、誤解を与える表現だ正確には、中国は「世界の下請け工場」と表現すべきだろう。下請け業者にすぎない中国企業は、大きな利益は発注会社である日欧米に持っていかれ、わずかな工賃しか受け取れない。中国でモノを作って儲けているのは中国企業ではない。アップルであり、P&Gであり、トヨタであり、キャノンなのだ。○何を作っても100円ショップの中国企業通常、途上国は外資の力を得ているうちに自国の企業を成長させる。もちろん中国政府もそうしようとした。しかし、中国企業は低すぎる文化度、民度、政治制限(後述する)により成長できなかった。世界2位のパソコンシェアを誇る中国レノボは米IBMのPC部門を丸ごと買い取ってブランドを得た。だが、今やっているのは粗悪なパソコンの安売りだ。中国人には「ブランド=信頼性、優位性」ということが分からないらしい。中国家電最大手ハイアールは、日本の三洋電機の家電部門を買収した際「SANYO」ロゴを使う契約を盛り込んだ。5年、10年使い続ける家電を日欧米で売るのに「ハイアール」では信用されない。だから日本企業のロゴを付けたい。そういうことだ。中国人はブランドをロゴマークのことと勘違いしているようである。これから先、中国にブランドが誕生する可能性は低い。ブランドの意味を、理解できなければ・・・フェラガモやカルティエ、ハーレーダビットソンやアップルが小さな工房からいかにして今の地位を築いたのか理解できなければ、中国人はいつまでもロゴマークを買おうとするだろう。そして、すぐにロゴの価値を落とし、また下請け工場に戻って100円ショップに並べるニセ物を作り続けるしかないだろう。○中国が輸出できるのは「貧しさ」だけ今、中国経済が向き合っている現実は非常に残酷で深刻だ。それは中国が輸出できる唯一の商品は『貧しさ』という現実だ。イギリスの経済学者は「中国はデフレを輸出している」と断じた。(そして、中国デフレを大喜びで買っているのは日本だ。日本が長すぎるデフレから脱却できない理由の一つは「100円ショップ」「プライベートブランド」「ユニクロ」などのMade in Chinaにある)しかし、中国が安物・・・労働者の貧しさを売れなくなったら何か買う物があるだろうか?・まず、中国には技術はない。他国の技術を盗んだり、買ったりすることはある。しかし、急速に進化する技術は自分で育てなければ、早々に陳腐化する。・そして、中国には資源がない。中国の土地は広大だが、石油も石炭も、金属も、農地も、水すらない。十分でないのだ。どれも中国13億人にはあまりに足りない。2010年、尖閣諸島沖で中国漁船が海保巡視船に体当たりして船長が逮捕された際、中国政府はレアアースを輸出規制した。逆に言えば日本にダメージを与えられる輸出品がレアアースぐらいしか無かったのだ。○IMFに「内需強化しろ」と言われてもできない中国国際通貨基金(IMF)は中国経済の減速を心配して「内需に力を入れなさい」と諭した。この忠告は『貧しさ』を失ったとき、中国経済は死ぬというジレンマを無視している。中国は「世界の下請け工場」であり、株価を見る限り少なくとも10年間、中国企業は下請けと安物売りしかしてこなかった。下請けも安売りも低コスト・・・つまり中国人労働者の低賃金によって成り立っている。日欧米の高級財を買っているのは中国のわずか2500万人の超富裕層(年収35000ドル超)である。日本にツアーで来て、温泉を楽しみ、家電を買いまくるのはこの2500万人である。(この2500万人のうち90%が中国共産党の関係者だという)さらに、中級財を買えるのは9000万人の中所得層(年収15000ドル超)だろう。中国に進出している日欧米の企業はこの1.3億人(中国人口の10%)をターゲットにしている。残る12億人は低所得層であり、そのうち7億人は5000ドル以下(年収40万円以下)の超貧困にあえいでいる。そして、この超貧困層7億人が中国の目玉商品「安物」の作り手であり、中国経済の屋台骨なのだ。中国政府がIMFが言うように内需に舵を切りたいのであれば、この7億人の所得を倍増しなければならない。しかし、彼らの所得を上げるということは企業に「賃金を今までの倍払え」と言っているようなものである。東南アジアに工場を移転できる国がいくらでもあるのに、どの外国企業が中国などに工場を残すだろう。安物しか作れない中国企業が、どうやって賃金を上げられるというのだろう。中国労働者はいつまでも貧困層でなければなく、ゆえに中国企業は安物しか作れない、そして労働者の賃金は上がらない・・・この貧しさのスパイラルの中でしか中国は生き延びられない。中国が直面している現実であり、限界だ。【送料無料】ケン・フィッシャ-のPSR株分析 [ ケネス・L.フィッシャ- ]ウォーレン・バフェットの投資法に多大な影響を与えた「"超"成長株投資」で有名なフィリップ・A・フィッシャーの息子であるケン・フィッシャーが父の理念を実践するための具体的な方法を確立。3~5年で3~10倍になるスーパー株式をPSRやPPRからスクリーニングする。
2012/10/15
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森達也はオウム真理教の密着取材をまとめた「A3」で脚光を浴びたジャーナリスト。著書に「A3」「靖国」「死刑」「世界はもっと豊だし、人はもっと優しい」など。孤高のジャーナリストとして人気があり、モットーは「大衆とは違った視点」。傾聴に値する意見も多いが、基本的には左翼的思想家と私は思う。森達也が尖閣・竹島問題について寄稿した「加熱する領土問題、譲渡することも一つの選択肢だ」〔ダイヤモンドオンライン 2012.9.28〕の内容があまりにひどかったので、反論したい。なお原文は5ページにわたる長文なので、森達也の文意が変わらない程度にトリミングした。 ポール・サイモンが歌う『El Condor Pasa』(邦題は『コンドルは飛んでゆく』)の中盤に、以下のような歌詞がある。人は大地に縛りつけられて世界で最も悲しい声をあげるとても悲しい声をあげる なぜ人は、カタツムリやオランウータンやイルカやミミズよりも、悲しい声をあげるのだろう。世界で最も悲しい理由は何だろう。 土地の所有をめぐって争うからだ。初っぱなから頭が痛い。「コンドルは飛んでいく」は厳しい寒さと乾燥のアンデス山脈に伝わる民謡だ。悲しい声はアンデスという不毛の土地で、それでも生きていかねばならない辛さを歌ったもので、領土紛争とは無関係。 こうして地上に降りてきた人の先祖は、群れて生活することを選択したことで、自分のテリトリーと群れのテリトリーを、ほぼ同一視するようになった。だからこそ土地をめぐっての争いが、個VS.個から群れVS.群れになった。さらに発明した武器や火薬を使うことで、より大規模に相手を殲滅できるようになった。つまり戦争だ。この部分は歴史的にも正しい。そして、この正確な認識によって、後述するよう、森達也の論理は破たんする。 尖閣や竹島をめぐる騒動が起きる直前までは、世界204の国から集まったアスリートたちが競い合うオリンピックがロンドンで行われていた。全世界の人たちがテレビやネットでその結果に一喜一憂し、時には称え合い、閉会式では「国境なんかないと想像してごらん」とジョン・レノンが歌う「イマジン」が大きくフューチャーされた。森達也は「竹島は我が領土」のプラカード事件のことを知らないらしい。サッカーやバスケットボールで、多くの日本選手が韓国選手に負傷させられていたことも知らないらしい。 でも領土問題については、まるで遺伝子レベルで刷り込まれているかのように(実際にそうなのかもしれない)、人はいまだにテリトリー争いをしていた太古の時代の感覚から一歩も抜け出すことができずにいる。左翼的思考にありがちな意見である。人間も動物である以上、本能を基本として行動する(例えば異性に対する恋愛感情)。そして、最低限のルールを守るべく理性で本能をコントロールする(暴行やストーキングをしない)。医学的にも、社会学的にも、本能から抜け出すべきという前提がそもそも誤っている。 1979年に来日したトウ小平は、日本の記者から尖閣問題について質問されたとき、「この問題はしばらく置いてよいと思う。次の世代はわれわれより知恵があり、実際的な解決法を見つけてくれるかもしれない」と回答した でも問題を先送りにして次の世代に託したとしても、発想や思考方式を変えないかぎりは、間違いなく新たな知恵など出てこない。 ならば「譲渡する」ことも、一つの選択だと僕は思う。トウ小平の先送り提案から「譲渡する」に一気に話が飛躍する。論理展開がめちゃくちゃなのだが、森達也の著書を2、3冊読めば分かるよう、この人はいつもこの調子である。まず、トウ小平の先送り提案は、当時まだ国力の無かった中国が「いずれ国力を蓄えて尖閣を奪取する」ための、先延ばし戦略であったことは、現在の中国の対応を見ても明らかである。このトウ小平のしたたかな計算をあくまで「次世代の話し合いによる平和的解決」を示唆していると思いこみ囚われているのが森達也という人の限界だ。さらに言えば、森達也のような左翼的思想家は自説に固執するあまり、現実の事態を直視せず、自己と違う他人の意見を受け容れない傾向がある(森達也著「死刑」はその典型)。では、なぜ「譲渡する」という極端な意見が飛び出すのか? 人が居住しているのなら話は別だ。でも尖閣にしても竹島にしても北方領土にしても、現時点で日本国籍を有する人は住んでいない。 あまり知られていないことだけど、国土面積において世界第61位の日本は、排他的経済水域の面積については世界第6位にランクしている。韓国はもちろん、中国やロシアよりも大きいのだ。ならば「ムキになる」以外の選択肢を示すことも、次の世代としては可能なはずだ。 日本は広い海をもっているのだから、いくらか韓国、中国、ロシアに渡してよいというのが森達也の感覚らしい。 要するに「お金持ちは強盗にお金を渡していいんじゃない」と言っているわけだ。 「法治」という概念を踏みにじる浅はかな考えである。野良猫に餌をあげるのとはワケが違うのだ。 「あまり知られていないことだけど」と森達也は語るが、ふつうに新聞テレビを見ている人なら日本が世界有数の海洋国家であることは常識レベルだ。 そして、中国やロシアは大陸国家であり、排他的経済水域が日本より小さいのは当然だ。 森達也の根本的な間違いは「島」が大事なのは人が居住するためでなく、排他的経済水域が決定されるためであることを知らないことにある。。 各国は排他的経済水域で漁業や資源などの開発を行う。 その代わり、水域内における環境保全や安全管理の責任を負う。 尖閣に上陸したのは香港の活動家たちだ。ところがその意趣返しのように日本から上陸して日の丸を掲げた10人のなかには、活動家だけではなく5人の地方議員も含まれていた。ならば意味がまったく違う。あまりに軽率だ。 なぜ香港の活動家の上陸より日本の議員の上陸を「軽率」と非難するのか理解に苦しむ。 おそらく森達也の持病である「日本嫌い病」のためであろう。 法的に言えば、香港活動家の上陸は「出入国管理法違反」であり、国が国なら射殺されていてもおかしくない重罪だ。 一方、日本議員の上陸は立ち入り禁止場所に入った「軽犯罪」であり、森達也とは逆の意味でまったく意味が違う。 尖閣に上陸した香港の活動家たちは決して中国人の総意を体現しているわけではないし、イ・ミョンバク大統領のスタンドプレイを苦々しく思っている韓国人も数多い。メディアはそうした多面性を伝えなければならない。絶対に単純化してはならない。今こそ抑制を働かせなくてはならない。 要するに中国・韓国の自制的な一面も報道せよと言っている。これは正しい。 そして、実際ネットメディアでは中国や韓国がどのぐらい自制的かということは報道されている。○韓国の自制度・・・韓国大統領の事務遂行機関の「特任長官室」は上陸翌日の11日、ある世論調査専門業者に依頼し、実施した調査結果で「84.7%が‘大統領として当然行使すべき国土守護の義務果たした点で肯定的だ’と評価した」と発表した。 〔ライブドアニュース〕○中国の自制度・・・尖閣諸島の魚釣島に上陸して日本の当局に逮捕された香港の活動家ら14人のうち、7人が17日夜、香港の空港に帰還した。出迎えた人々からは地鳴りのような大歓声が上がった 〔サーチナニュース〕今、中韓がどのぐらい自制的か、こういった記事で大勢は分かる。森達也もジャーナリストなのだから、自制的な中国・韓国人の姿を自ら取材すればよいだけの話だ。といっても、少なくとも現時点で中韓の著名人が「自制的な」コメントをすることは、彼らの身に危険が及ぶリスクを負うが。 もう一度書く。領土とは利権だ。ならば交渉はできる。何かに置き換えることも可能なはずだ。ところが多くの人はこの問題になると硬直する。森達也は領土を中韓に譲れば、資源や漁業権などの交渉ができると述べている。日本の領土でない島に、日本が領有権を主張しているのならばそういった「あざとい」交渉も悪くないだろう。しかし、あえて「利権」という言葉を使って嫌悪感を招いているが、領土とは「財産」である。少子高齢化が進み、天災の傷跡深く、社会制度の将来も暗い日本が、地下資源や海洋資源といった財産を「森達也式理性」のために放棄するのは、国民を路頭に迷わせることである。そして森達也は最後にこう結ぶ。 無用な諍いや争いを回避するためならば、少しばかり領土や領海が小さくなってもかまわない。弱腰と呼びたいのなら呼ぶがよい。でもこれだけは絶対に譲らない。私たちは自国と他国の人たちの命を何よりも大事にする。森達也はどうやら国際司法裁判所や国際海洋裁判所の存在を知らないらしい。もちろんそんなはずはない。「戦争か、譲渡か」の2択しか無いように読者に印象づけるのが、森達也のやり方だ。それにしても「命のために譲ろう」とは・・・森達也の根本的な欠陥が顕れた主張である。歴史に学ばず「譲れば争いは防げる」と思いこんでいるのである。森達也の思いこみとは裏腹に歴史は物語る。「譲れば争いが起きる」のである。かつて、ヒトラー率いるドイツ軍が強引にズデーテンに進駐した際、開戦を恐れた英仏首相はこれを黙認したばかりか追認までした(ミュンヘン会談)。「ドイツは第一次大戦の敗戦で、領土を失い、莫大な賠償金も払った。これぐらい大目に見よう」というのが、ヨーロッパの各新聞の論調だった。異常な平和主義に陥っていたヨーロッパの大衆もこれに納得した。(まさに今の森達也と同じ論理である)しかし、ヒトラーは次々に領土要求をエスカレートさせ、その要求を次々と飲んだヨーロッパ首脳が「宥和政策にはキリがない!?」と気づいた頃には、ナチスドイツは無敵の状態となっていた。一方、キューバ危機ではソ連のミサイル配置に対し、ジョン・F・ケネディはミサイル撤去の要求を断固として「譲らなかった」。結果、ソ連フルシチョフはキューバからミサイルを撤収し、その後、ソ連が崩壊するまで米ソの軍事的衝突は起こらなかった。森達也が誤解しているように、大事なのは島の土地ではない。日本人の生命と財産と主権が大事だからこそ、領土問題で「譲って」はならないのである。中韓と無用な争いを避けるためにこそ、領土問題で「譲って」はならないのだ。森達也は弱腰などではない。若い頃はかなり危険な思いもしている。彼のジャーナリストとしての意志の強さには敬意を示す。森達也は弱腰ではない。無知なのだ。それゆえ、日本人と中韓との関係を損なう浅慮を晒してしまうのだろう。
2012/10/02
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中国英字メディア、米有力3紙に尖閣領有の「特集記事」掲載 中国新聞社は9月30日、中国の英字メディア、チャイナ・デイリーが米国時間同28日付のニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズの3紙上に同時に尖閣諸島の中国領有をアピールする「特集記事」を寄稿したことを伝え、関係者のコメントを紹介した。【2012.9.28 サーチナニュース】国連総会で支離滅裂な論理を展開した中国外相中国の尖閣領有権主張は周辺地域の石油埋蔵報告を受け、米国から日本へ沖縄と同時に尖閣諸島が返還される直前の1970年に突然始まったもので、中国が尖閣諸島を領有してきた証拠とするいずれの史実、史料にも根拠がない。それどころか、CIAの調査により1966年の中国軍用地図(毛沢東直属の紅衛兵向け地図)に尖閣諸島が日本領として記述されていることが明らかになっている。中国の主張に正当性がないことは、はからずも2012.9.27国連総会での中国ヨウ・ケッチ外相の支離滅裂な主張が世界中にアピールし、かえって日本の正当性を強調してしまった。「カイロ宣言」で自爆した中国外相〔中国外相の主張〕日清戦争後の1985年、日本が尖閣諸島を中国から得た(下関条約のことを言っている)。その後、1943年のカイロ宣言により第二次大戦後、中国に返還された。〔歴史の事実〕1.日清戦争後の下関条約で中国から合法的に割譲された台湾などに尖閣諸島は含まれていない。2.尖閣諸島は古来からの本の領土であったので、そもそも中国から割譲されたことはない。日清戦争前も日清戦争後も常に日本領土。3.したがって「日清戦争で中国が奪われた領土を日本に返還する」というカイロ宣言の対象に尖閣諸島は含まれていない。4.さらに、カイロ宣言はF.ルーズベルト、チャーチル、蒋介石ら三首脳の署名がなく公文書として効力がない「報告レベル」という説が有力。〔結論〕尖閣諸島とカイロ宣言はまったく無関係(=世界中の常識)いまこそ日本は世界中に尖閣問題をアピールすべきとはいえ、世界中の人々は自国以外の領土問題には関心が薄いのも事実。アメリカでは従軍慰安婦、竹島韓国領など韓国系移民や韓国系議員の「努力」で日本に対する謝ったイメージが展開され、浸透している。特に世界的に有名な有力誌(ニューズウイーク、タイムズなど)での広告はインパクトが大きい。中国の論理が破たんしているのは明かだが、世界中の人々に「なんとなく中国のものなのでは?」というイメージを定着させてはならない。日本としても、世界の有力誌に尖閣問題における日本の正当性、中国の不正をアピールしなければならない。では、どこが寄稿するか?ここで問題になってくるのが「どこが世界の新聞に寄稿するのか?」ということだ。もちろん本来であれば政府が行うべきである。だが、現政府に(民主党ではいつものことだが)その動きがない以上、別の方法を考えなければならない。かといって、中国側は半国営の中国メディアが寄稿したのだから、日本側も公的な機関がアピールしなければならないだろう。維新の会あるいは自民党が「党としての意見」を述べたのでは、受け手の印象がまったく違うからだ。とすれば、直接的な利害関係者として国以外で最も打倒なのは沖縄県あるいは石垣市だ。反日プロ市民にたじろがない石垣市・中山市長に期待反日的なプロ市民に圧倒されている沖縄県知事と違い、石垣市・中山義隆市長は尖閣諸島の問題に積極的だ。中山市長は尖閣国有化では(民主政権が)現状維持とすることで中国の侵略を許すのではないかと危惧し、東京都に共同購入を持ちかけた。また、尖閣諸島への不法上陸者に対しては「強制退去のみでは難民と同じ。中国に誤ったメッセージを与える。起訴すべき」として政府の対応を批判した。東京都の尖閣購入が検討されていた時、土地鑑定のための上陸団に加わり尖閣諸島に市長として上陸しようとした(国の不許可により断念)これに、尖閣問題に懸念を示している市議会議員も加われば世界広報は実現できる。広告費は尖閣購入寄付金の流用でOK!中国人民日報の記事によると、ニューヨークタイムズへの広告掲載には3万ドル(約240万円)かかったそうだ。米4大新聞(ニューヨークタイムズ、ワシントンタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル)に一斉広告するとして1000万円が必要となる。さらに尖閣諸島と同じく、南シナ海で中国と激しい領有権争いをしている東南アジア5国(台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ)にも広報を打てば完全な中国包囲網ができる、一国1~2誌で5国合わせて200~300万円で十分だろう。石垣市ではかつて東京都の尖閣購入計画に対し「すぐやる課」が対応している。→石垣市尖閣諸島寄附金について同課によると、集まった寄付金について、実際どのような形で運用するのか決まっていないようだが、9月21日現在、567万円が集まっている。今すぐにでも米2誌に広報が打てるレベルだ。まず石垣市に要請しよう!(テンプレート)●石垣市メールフォーム●件名: 尖閣は石垣市の島であることを周知する海外新聞広告について(要望)メールアドレス(必 須):氏 名(必 須):住 所(必 須):都道府県、市区までで結構です電話番号: 年 齢 : 性 別 : 職 業 :メール内容(必 須):要望、その他石垣市長 様尖閣問題にかかわる市長の毅然とした対応にお礼申し上げます。さて、ご存じのとおり中国メディアが平成24年9月28日付けニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト等の米主要新聞に「尖閣諸島は中国領土」との見開き2ページにわたる巨大な広告を掲載しました。海外では尖閣問題に必ずしも関心が高いわけではなく、この広告によって米国民ひいては米世論が「尖閣諸島は日中領土紛争地域」との誤った認識を持つに至ることは、米世論を変化させ、米大統領の立場を変え、日米安保をゆるがすものです。結果、尖閣周辺を好漁場とする石垣市漁民、漁業関連従業者の生活を直撃するでしょう。現在のところ日本政府は反応する動きを見せていませんが、石垣市は地方自治体として海外新聞に広告する権利主体となりうるはずで、海外に尖閣所有の正当性をアピールする広告掲載を強く求めます。私案ですが広告対象は日米安保の観点からアメリカ。また日本と同じく中国に領有権を侵されているフィリピン、ベトナム等東南アジア諸国が適切と考えます。なお、予算的に難があれば、貴市「石垣市尖閣諸島寄附金」を活用することを提案するとともに、不足があれば寄付を行う準備があることを申し添えます。尖閣の守護神・仲間均市議にも陳情を本来、市の予算運用については市議会から提案されるのが最も適当だ。仲間均市議は、今年だけでも2回(しかも中国が加熱している最中!?)尖閣諸島魚釣島に上陸を敢行。過去に尖閣諸島購入を計画するなど、何度も「尖閣は日本国有の領土」と主張し続けてきた。プロ市民、中国スパイの脅威も恐れないその姿はまさに「猛者」。→尖閣諸島の唄(作詞:仲間均)海外広告についても市議会に提案してくれるはずだ。→仲間均 政治活動事務所メール: info@senkaku.net件名: 尖閣は石垣市の島であることを周知する海外新聞広告について(要望)仲間均 様これまでの尖閣問題にかかわる仲間市議の毅然とした対応にお礼申し上げます。さて、ご存じのとおり中国メディアが平成24年9月28日付けニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト等の米主要新聞に「尖閣諸島は中国領土」との見開き2ページにわたる巨大な広告を掲載しました。海外では尖閣問題に必ずしも関心が高いわけではなく、この広告によって米国民ひいては米世論が「尖閣諸島は日中領土紛争地域」との誤った認識を持つに至ることは、米世論を変化させ、米大統領の立場を変え、日米安保をゆるがすものです。結果、尖閣周辺を好漁場とする石垣市漁民、漁業関連従業者の生活を直撃するでしょう。現在のところ日本政府は反応する動きを見せていませんが、石垣市は地方自治体として海外新聞に広告する権利主体となりうるはずで、海外に尖閣所有の正当性をアピールする広告掲載を強く求めます。私案ですが広告対象は日米安保の観点からアメリカ。また日本と同じく中国に領有権を侵されているフィリピン、ベトナム等東南アジア諸国が適切と考えます。なお、予算的に難があれば、貴市「石垣市尖閣諸島寄附金」を活用することを提案するとともに、不足があれば寄付を行う準備があることを申し添えます。市議会での提起をぜひ前向きにご検討下さい。名前: 住所:(市町村名まで)国交正常化から40年。中国への配慮、遠慮はまったく無駄であったことが分かった。否、かえって中国をつけあがらせ、結果的に両国の国益を損なう元凶であったことがこの1年で明らかになった。中国共産党はデフレを輸出して富を蓄積している。国民をワーキングプアの状況に固定し、安上がりな労働力で外貨を稼ぐ。問題は安価な中国製品で各国の製造業が疲弊するだけではない。98%の中国国民が政策的に貧困を強制され、不満と失意の人生を余儀なくされることだ。だから、政府が唯一許可する反日デモの時、彼らは暴徒となる。国民に不満を強いて、それでも革命が起こらないための反日と領土拡大だ。日本が中国に誠意をみせるとか、大幅に譲渡すれば解決する問題ではない。これは完全に中国の構造的問題だ。もう、日本が中国のためにできることは何か?などという無意味な空想はやめて、現実を見よう。そして、中国に「法とルールと礼節の国際社会に入るよう」促そう。そのためには「日本はもう君たちのわがままを聞くのはやめた。今後、国際ルールに徹する」という意思表明が必要だ。まずは、海外新聞広告からはじめよう。メールを送ろう、寄付も1000円でいい。「誰か」を待つのではなく、我々がやろう!
2012/10/01
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NTTひかりTVをHDMIでTVに接続ひかりTVをS端子でHDDレコーダーに接続(この小さい画面で録画される)NTTひかりTVをHDMIでTVに接続ひかりTVをS端子でHDDレコーダーに接続(この小さい画面で録画される)これは我が家のNTTひかりTVの画像である。HDMI端子を使ってREGZAにデジタル接続すれば上の画面のようにフルHDで表示される。だが、NTTフレッツ光TVの番組を録画しようとHDDレコーダーにコンポジット端子やS端子で接続すると下の画面のように上下左右がカットされ画面が小さくなってしまう。このように画面が小さくなることを「額縁放送」という。NTTひかりテレビの番組をハードディスクレコーダーに録画するときは「額縁放送」の状態でしか録画できないのだ。一応、PM-700というNTTひかりテレビのSTB(セットトップボックス・インターネット回線でテレビ信号を受け取る装置)にはUSBハードディスクが接続できHD画質で録画できるが(1)とにかく使い勝手が悪い(2)致命的に反応が遅い(3)予約録画しにくい(4)スキップやチャプターといった再生機能が使えない(5)DVDやブルーレイに焼けない・・・等々、一般のハードディスクレコーダーより格段に不便でフラストレーションが溜まる。この額縁放送どうにかする方法はないかとNTTひかりTVのカスタマーセンター(0120-001-144)に相談してみた。対応してくれたサポートの方は「コンポジットやS端子での接続はブラウン管テレビのための仕様で変更できない」「額縁放送を解消できる新しいSTBが生産される予定もない」「申し訳ないが(これから先も)額縁放送が解消されることはない」と呆れるぐらい気持ちよく断言してくれた。ケーブルテレビの場合、ハイビジョンデジタル放送をS端子でハードディスクレコーダーに接続しても(画質は落ちるが)額縁放送になることはない。電気系には強くないので細かいことは分からないが、ネットで調べた限りケーブルテレビとNTTひかりTVでは「元々の映像信号が違うから」ということらしい。とはいえ、あの使い勝手の悪いNTTひかりTVのSTBハードディスクで撮り溜めした連続ドラマを見る気にもなれない。(連続再生も、チャプターも、フォルダ機能もないのだ!?VHSビデオデッキよりも使い勝手が悪い!)加えて、2012時点で基本チャンネルにJ-SPORTやフジテレビONE、TWOが入っていないのも痛い。特にJ-SPORT無しはサッカーやバスケ、WWEを観たい人には致命傷だ。というわけで、私は地元ケーブルテレビへの乗り換えを真面目に検討している。せっかく光ファイバーの環境を手に入れたというのに非常に残念だ。今後、NTTでフレッツ光、ひかり電話、ひかりテレビの3点セットを導入しようと検討している人は、額縁放送に耐えるか、VHSビデオよりも貧弱な再生機能に耐えるか、上の画面を見てよーく考えることをおすすめする。【ひかりTVのカスタマーセンターに電話が繋がらず解約できない場合】基本的にひかりTVのカスタマーセンター(0120-001-144)は非常に電話が繋がりにくい。(私の場合、日曜だったが10回ほどコールしてようやく取り次いでもらえた)運良く繋がっても「ビデオサービスなどを無料にするから解約は待ってくれ」などと引き留められる。そうして一週間ほど様子をみて、やはり解約しよう!となると、今度はさらに繋がらなくなる。というか不自然な位に繋がらない。2日続けて各10回以上コールほどしたが「電話が非常に混み合っているのでお掛け直し下さい」の音声案内の後、勝手に切られる。「もしかして解約の連絡と知って、自宅電話番号は取らないのでは・・・」と疑ってしまうほどだ。カスタマーサポートが電話を取ってくれない時にはいい方法がある。それは「新規お申し込み窓口(0120-555-468)」に連絡するのだ。流石は新規のお客様窓口。1コールで繋がった。「解約したいのですが」「こちらは新規のみの受付ですので、カスタマーサポートにお掛け直し下さい」「ではカスタマーサポートから折り返し連絡下さい。まったく繋がらないので」「・・・分かりました。お時間のお約束はできませんが折り返し連絡させます」と渋々ではあるが、折り返し電話の対応をしてくれる。【送料無料】コラァ!中国、いい加減にしろ! [ 辻本貴一 ]ブログ「中韓を知りすぎた男」で有名な辻本貴一氏の著書。三橋貴明が財務データがら中国、韓国を分析するのを得意とするのに対し、辻本貴一氏は長年中国と韓国で会社経営をしてきた経験を基に中国人、韓国人のメンタリティから中国、韓国を分析する。中国、韓国とも「政治誘導反日」をしているが、そのバックボーンが両国で違う(単純に国民性の問題ではない)ことに気付かされる一冊。一連の竹島・尖閣領土問題や反日行動を見ていると、辻本貴一氏の中韓分析が非常に正確である事を再認識した。領土問題の解決策が見えない今だからこそお勧めしたい。
2012/09/23
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橋下さん!なぜ黙っているんだ!?大阪市HP>市長の部屋>記者会見橋下 徹 オフィシャルウェブサイト橋下さん、知ってるでしょう?竹島に李大統領がズカズカと不法入国しました。あろうことか「韓国に来たければ天皇は謝れ!」とまで言いました。さらに9月には竹島沿岸で軍事演習をするとぶちあげました。「独島(?)は歴史的にも国際法上も完全に韓国の領土」などと正当性を主張しながら、国際司法裁判所には「絶対に行かない」と自ら不法占拠であることを国際的に示してしまっているにもかかわらず・・です。橋下さん!知っているだろう?中国の活動家とTV局スタッフが尖閣諸島の魚釣島に不法入国しました。海上保安庁の巡視船にレンガを投げつけても「公務執行妨害なし」で強制送還として丁寧に帰国させてあげました。中国から「中国の領土に上陸して何が悪い!」と抗議されて、すごすご引き下がった形です。この状態なのに、国の危機なのに外務省官僚は面倒ごとから逃げ回っています。さらに韓国系団体から献金を貰いまくっている民主党政権は口先「遺憾」を繰り返すだけ。実際には日韓スワップ協定の停止、韓国の国連非常任理事国入り不支持、韓国国債の売却といったきわめて有効な制裁を発動しない方針です。韓国が絶対に応じない(つまり韓国にダメージもない)「国際司法裁判所」カードという一番の安全パイだけを切って「やるだけはやった」体で格好をつける腹づもりでしょう。そして、ついに尖閣上陸を果たした中国に対しては「民間人のやったこと」と完全に沈黙しています。わずかに正論を言う野党議員は力不足。この状況に、国民は怒り、失望、危機感の中で光を見いだせずにいます。橋下さん!かつて、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁巡視船に体当たりした事件で、日本が徹底した弱腰外交に終わった時、あなたはこう言った。「僕は知事だから、国の専決事項である外交には口を出さない。でも、今回の事件で中国は国としてはっきりメッセージを打ち出したのはすごいと正直に思う。日本側がなにもしなかったのとは対照的だ」と。あの時、我々は正直がっかりした。「国のことには首長は口をださない」なんて、それは詭弁だ。知事だから国の専決事項にもの申すことが出来ないなんて決まりはない。海兵隊移転の問題だって、原子力政策の問題だって、TPPの問題や外国人参政権問題だって国の専決事項だけど、各知事は自由に発言してきた。実際に今回の問題が発生するや、貴方の尊敬する石原都知事は猛烈に抗議したし、森田千葉県知事もこれに続いた。橋下さん、言っていいんだ。いや、言わなきゃいけない。次の総選挙で台風の目となるであろう、維新の会総帥であるあなたが立つべきだ。橋下さんはいままで公務員、天下り団体、日教組など、庶民の敵をばっさり切り払ってくれました。その痛快さに支持者は増え、第三勢力として維新の会は確固たる地位を築き上げてきました。だけど、橋下さんは、今回の韓国の蛮行についてまだ明確な態度を示しておられません。きっとお考えがあってのことでしょう。ですが、国民の我慢や寛容は限界に達しています。いまこそ国民は橋下徹の言葉を待っています!お願いです。韓国の不作法について、あの橋下節で政府や官僚に、そしてならず者国家の韓国と中国についてどう対処すべきか、私人としての意見でいい、はっきり言ってください。年収5億円をなげうち、国民のため簿給重責の首長に転身した橋下さん!国民の幸福と日本の将来のために立ち上がった「最後の愛国者」橋下徹さん!もはや、あなただけが頼りです!!8/18 追記 橋下さん!貴方のツイッターに今現在100件以上、竹島・尖閣について意見を求める声があるじゃないか!!大津市いじめ事件や原発問題には雄弁なのに、なぜ竹島や尖閣には一言もリプライしないのですか??橋下さん!維新の会で国政に出るんだろう?国民の代表になるんだろう?なぜ、この国家の大事について声明を出さないんだ???答えてくれ!橋下さん!
2012/08/16
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「国民」の定義を明確にせよ話はそれからだ。※かつて国民新党を結成した亀井静元代表は、同じ質問に対し「(党名の)国民とは日本国籍を有する人のこと。(在日)外国人は含まない」と明言した。
2012/07/12
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次長課長・河本ら吉本興業タレントがらみの生活保護不正受給に関するメディア側の姿勢があまりにも酷い。言わずもがなだが、吉本興業はタレントを多数排出し、テレビ・ラジオ局とは蜜月関係だ。必然、テレビ局と資本関係の新聞も吉本興業には強く出られない。しかし、この問題に関するメディアの報道を見ていると、メディアがどのように視聴者を自分たちの論理に誘導し、印象操作して世論を作り出しているかが分かり易くあらわれている。以下、今回の件で濫用されている「印象操作」を揚げてみるので、注意してテレビを見てほしい。1.「不正ではない。役所が認めていたから」もう聞き飽きた感がある「公務員悪玉論」で非難の矛先を変えたいようだ。こういうタレントやコメンテーターに聞くが、役所(福祉事務所)は本当に高収入タレントの身内に生活保護を漫然と認めるだろうか?吉本芸人 「あの、私は年収1000万円で余裕はありますが、扶養したくないので母の生活保護を認めてください」ワーカー 「もちろん、いいですよ」そんなわけはない。タレントが正直に収入を申告せず、経済状況を偽ったからこそ、生活保護を打ち切ることができなかったのだ。虚偽申告をした側が一方的に悪質だ。2.「芸人も悪いが、不正を見抜けなかった役所が一番悪い」不正を見抜けないのはお役所仕事だから、怠慢だからという。(そもそも役所の怠慢があったら不正行為が正当化されるのだろうか?)「怠慢」という前に福祉事務所のケースワーカー数が少なすぎるくらいは、少し勉強すれば分かるはずだ。各自治体1人のケースワーカーの受け持ちは30~150人という。さらに家庭事情を詳しく調べられるような警察権は当然なく、不正の疑いを持っても役所やワーカーだけでは何もできない。これはもともと、現在の生活保護が「性善説」を基本としているからで、法の問題ではあっても役所・役人の怠慢などではない。生活保護の実態を本当に知らないコメンテーターはいないはずなので、この点を恣意的に隠して印象操作をしている点が悪質だ。(もし何も知らずにコメントしているのだとしたら、以後その人の発言は無視すべきだろう)3.反省し、今後は辞退するのだから、これ以上非難するのはバッシングそもそも、生活保護は「生きるか死ぬか」の切羽詰まった状況で、はじめて発動される「最後の命綱」。命綱を辞退というのは「ありえない」。辞退したら死ぬ・・・という人のみに支給されるものだ。経済的な余裕を隠した不正受給だからこそ「生活保護辞退!?」などという異常な対応が可能なのだ。ここ数日の報道を見ていて「生活保護を辞退ってありえないんだが」と正確な突っ込みを入れたコメンテーターを見たことがない。4.本当に困窮している人の話と混同させようとする問題になっている河本、西野ら吉本興業タレントは、親との良好な関係をたびたび話題にしてきた。つまり、親族関係は破たんしていなく、扶養を拒む合理的理由はない。その上で「(300万円の腕時計を持っていますが)不安定な職業で…」「(毎月40万円のマンションのローンを払っていますが)人気商売ですから…」このような身内がいる人間と痛ましい「おにぎりたべたい事件」や「老姉妹衰弱死事件」のような事例を恣意的に混同させようとするコメンテーターには要注意だ。不正受給者をはじくためのやむを得ない審査の厳密化が本当の弱者への支給を遅らせている。本当の困窮者を殺したのは、不正受給者であるという指摘は的外れではない。生活保護制度については、過去の記事「「働かざる者、食うべからず」とは、その真の意味」にも書いた。もちろん、本来の弱者救済から、貧困ビジネスや不正受給、怠惰セーフティネットに変貌しつつある生活保護の問題点も掘り下げなければならない。しかし、今回の問題に限って言えば、吉本興業のタレントという興味深い対象でもあり、むしろメディアの印象操作の手口を知る上で参考になる。
2012/05/29
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【AKB商法は凄い】「金で票を買う」「AKB商法」とAKB総選挙は非難を浴びた。だが、秋元康がやっているのは商売なのだから、合法的に利益を上げることは商売人としては正しい。しかもAKB48の場合、アイドルはAKBで夢を追いかけ、その姿を見てファンは思い入れを強くし、運営側はしっかり儲かるという見事なシステムができあがっている。多少、投資なるものをやっている身としては「48株式会社」が上場していたら、是非とも株を買いたいぐらいだ。【「アイドル育成」を知り尽くした秋元康】従来アイドルにも「ファンが育てる」という概念はずっとあった。そして完成したアイドルからファンが離れていけば、そこで人気は停滞し、やがて消えるというのが従来モデルだった。だが、このシステムを知り尽くしている秋元康は「育てる」の部分に特化し、育てることに課金をするシステムを作り上げた。それが、批判の多い「金で票を買う総選挙」でありCDを買ってはじめて参加できる握手会だ。秋元康はファンとメンバーの距離を縮めることにより、良く知り強い思い入れを持つ、確実な資金源ファンを確保している。さらに、ファンやTV局はネットや番組でエピソードやメンバーの素顔を紹介し、資金源ファンは次々と増えてゆく。資金源ファンはプレーヤーとしてゲームに参加しているのだが、プレステと違ってリアルな世界のゲームだ。育成したいアイドルは実在の少女だし、プレイするにはお金を使わなければならない。そして、投資をすればするだけ、その子のランク上がる。ランクは「メディア選抜」などと露出度に変換される。露出度が増えれば人気は後から付いてくる(心理学でいう「単純接触効果」)のは当たり前だから、テレビで見てるうちに実際にAKBが好きになったという人も増えてくる。(つい最近、女子小中学生数人と話す機会があったのだが、彼女たちのAKB熱はすごかった・・・)すると、ファンに頼らなくても一定の収益が上げられるようになる。【ファンは歌が下手でもダンスが重くても構わない!?】K-POPなどと比較したAKBの歌唱力やダンスへの批判も的を射ていない。極論をいえばAKBファンにとっては歌などどうでもいいのだ。(個人的に「桜の木なろう」は長く歌い継がれる名曲だと思うが)意味がわからない人は一度AKB劇場の公演を観るといい。ミリオンセラーのヒット曲は歌われず、劇場曲は陳腐なアイドルソングばかり、歌もダンスもいまひとつ。それでもファンは大変喜んでいる。結構なことではないか。48グループの歴代曲の中からファンが投票で好きな曲を選ぶセットリストベスト100というイベントがあった。■AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 20121位「ヘビーローテーション」 AKB48 17thシングル2位「Everyday、カチューシャ」 AKB48 21stシングル3位「孤独なランナー」 SDN48公演曲4位「フライングゲット」 AKB48 22ndシングル5位「チームB推し」 チームB公演曲6位「愛しきナターシャ」 チームB公演曲7位「風は吹いている」 AKB48 23rdシングル8位「抱きしめちゃいけない」 AKB48シングル収録曲9位「泣きながら微笑んで」チームK公演曲(大島優子ソロ)10位「夜風の仕業」 チームB公演曲(柏木由紀ソロ)ランクインした局を見ると、トップテンに知名度の高い曲はほとんど入らず、知らない曲ばかり。実際聞いたが、ありきたりのアイドルソングで聴き応えもない。だが、ファンと話すとそれぞれの曲が選ばれた理由がよく分かる。「大島優子が唯一センターを努めた曲だから」「バッシングに耐えてきた柏木由紀のソロ曲だから」「SKEを支えてきた松井玲菜のソロ曲だから」「解散するSDN48の曲だから」「諸事情で不遇な時期をすごしたチームの曲だから」ファンにとって大事なのは、その曲にまつわるストーリーであって楽曲そのものではない。好きなメンバーが活き活き歌っている姿を見ること、好きなメンバーの声を聞くことが目的なのだ。【ストーリー性を重視する秋元演出】ファンにとっては歌は平凡でいいし、ダンスもキレキレでなくてかまわない。なにせAKB48というのは「アイドル育成シミュレーションゲーム」なのだ。批判が多いのはともかく、純粋に課金型ゲームとして見た場合、AKBというのは非常に優れたシステムだ。歌もダンスもそれなりに上手だが、完成されすぎて伸びしろが無く、欧米POPの型にはまりすぎて応用が利かないK-POPが太刀打ちできないのも無理はない。確かに秋元康が言うように「AKBは歌もダンスも下手だが、それを一生懸命やっているのがいい」のだ。アイドル育成シミュレーションゲームなのだから、育成するだけの余地がないのは逆に不利だ。最近、秋元康は指原莉乃という、顔も平凡で、歌もダンスもいまいちで、テレビ的にもいまいち面白くないメンバーを「推している」という。理由は「見事にダメだから」だそうだ。この記事を読んで、私はこのブログを書こうと決心したぐらいだ。さすがAKB生みの親の秋元!なんと合理的な理由だろう!!育成しがいがある娘ほどゲームキャラとしてはいい。サクセスストーリーほど人は思い入れしやすく、自分に重ねたくなる。つまり、キャラにファンが喜んで投資するには、思い入れは強ければ強いほどいい。指原莉乃の例は、秋元康が仕掛けた感じだが、AKBはストーリで成り立っているグループだ。少女達の苦労エピソード、心温まる友情談、努力と運命のストーリー・・・そんなものを意図的に、間接的に秋元康は作り出している。たとえば「センター・前田敦子」「ナンバー2・大島優子」は秋元演出の好例だろう。前田敦子は15歳の時に秋元康に突然「センターは前田」と任命された。古株のファンでない私でも、不器用な性格の前田がセンターになったがため、これまでにしてきた苦労は、昨今のバッシングを見るだけで察することができる。一方、芸能歴が長く、万事器用で頭が良く、努力家で気配りができる大島優子は、常にその実力と努力と人柄を認められてきたが、決してセンターの配置換えはなかった。この絶妙な人員配置が、「前田と大島」というパワーバランスを作り出し、3回の総選挙のテーマを作り出した。当の前田と大島が、非常にナーバスになり、考え、発言し、行動してきたことはファンの感動あるいは反感を生んだ。ところで、これを運営側から見ると「前田と大島」が盛り上がれば盛り上がるほどお金が入るわけで、大変結構なことだ。アンチ前田は大島の努力に報いさせるために資金を投じ、前田を守ろうとする勢力は大島に負けないよう資金を投じる。どっちにしても運営側が儲かるのには変わりがない。当の本人達(特に前田)にとっては気の毒な話だが、運営側は二人の関係が複雑になればなるほど儲かるという仕組み。しかも、本人たちとファンはいたって真剣なのだから、これほど魅力的な商品と忠誠心の高い顧客はない。何度も言うが、AKB商法は実に上手くできている。すばらしい。【AKB最大のリスクは「人気」】とはいえ、このアイドル育成シミュレーションゲームのシステムは3つの弱点がある。第一に、人気が出たメンバーはファンが見放すのだから(一般に最も人気がある板野友美の総選挙8位転落など)、常に新しい素材・・・アイドル候補の少女を提供しつづけなければならない。第二に、常に変化を求められる。メンバーのキャラクター多様性の話だ。これまで受けていた「前田のような・・・」「大島のような・・・」という素材ではなく、常に違ったタイプが求められる。第三に、これが最大の問題なのだが、現在のAKB48のように人気が出過ぎてプレーヤーが急増すると、投資した金額に見合うリターンが得られなくなる。総選挙で言えば、第1回の総選挙では十万円あれば大きくランクを動かせたが、第3回総選挙ではもはや百万円を投入しても大勢に影響はなくなってしまった。これはプレーヤーのモチベーションが下がる。課金型ゲームで、高額なアイテムが役立たずというのは最もプレーヤー離れを引き起こすからだ。秋元康は1980年代のおニャン子クラブ時にまさにこの問題で行き詰まり、方向性を失ったおニャン子は最期はバラバラに解散した。メンバーは数人しか芸能界に残れなかった。今回48プロジェクトでは、秋元康は「地域密着型・リスク分散」「計画的な新キャラの提供」で延命対策を取っているようである。だが、長期的視野でこのゲーム性を維持するのは困難だし、そもそも秋元康のような飽きっぽい人がそのような事を考えているとも思えない。なにしろ、AKB48では第三のリスク「人気上昇に伴うファン離れ」は既に始まっているのだ。ファンは成熟したAKBから未完成のSKE、NMB、HKTに流れるだろうが、それも永遠には続けられない。おニャン子クラブの数少ない生存者・生稲晃子がテレビでAKBのメンバーに言っていた「気を付けて!秋元先生はすぐ手を離すから!」秋元ら運営側があと数年で莫大な収益を確保し、商品価値を見いださなくなったら・・・48グループのメンバー達はおニャン子のように・・・いや、サービスが終了したオンラインゲームのキャラクターのように見捨てられるだろう。最初に私は「48株式会社」があったら株を買いたいと書いた。もちろん、ある程度値上がりをしたら売る前提で、、だ。投資家として、長く持ち続けられるタイプ株ではない。
2012/02/27
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【伸び悩むK-POPを踏み台にする秋元康】秋元康は凄い作詞家だし黒い策士家だ。たびたびAKBの対立軸としてK-POPを引き合いに出し上手く利用している。秋元康は「これからのアジア進出を考えると、どうしてもクオリティの高いK-POPとの争いになる」とK-POPの脅威を訴えかける。さらに秋元康は「K-POPはプロ野球、AKB48は少年野球」と例えた。KARA、少女時代らK-POPのグループは歌もダンスもレベルが高くまさにプロ。これに対しAKB48は歌もダンスも発展途上、しかし「高校球児が一塁ベースにヘッドスライディングするような懸命さがAKBの良さ」というのだ。実際、アジア地域においてK-POPの人気は高い。しかし、韓国の音楽プロデューサーが秋元発言を聞いたら苦笑することだろう。韓国の(まともな)プロデューサーだったらK-POPが束になってもAKB48を軸とした48陣営に勝てるはずがないと分かっている。さらに賢明なプロデューサーならK-POPの歌が上手ければ上手いほど、ダンスがキレればキレるほど、整形を繰り返して美人になればなるほどAKBとの差が開いてゆくジレンマにも気付いているだろう。KARAの一番人気のスンヨンも、少女時代の一番人気のテヨンも、AKB48の前田・大島どころか指原莉乃にも勝てない。なぜか?KARA・スンヨン少女時代・テヨンAKB48・指原莉乃 K-POPもAKBも売り出し手法に批判が多い。クリーンでない活動資金源、ステルスマーケティングまがい、ごり押し、圧力団体の働きかけとなにかとダーティなうわさが多い。とにかく、売り手側が必死なのは同じなのだが、結果では大差がついてしまっている。【アジア進出を語りながら福岡にHKT48を作る秋元康】第一、秋元康はアジア進出を語りながらAKBをアジア進出させる気はない。変わりに現地でアイドルグループを作る計画だ。実際、インドネシア・ジャカルタを拠点とするJKT48を誕生させた。タイペイ、シンガポールでも同様の姉妹ユニットの計画があるという。これを秋元康による「商業フォーマット」の輸出と見る向きもある。確かにそれも一つだろう。だが、私は輸出というより「現地調達」の意味合いが強いと思う。日本人のアイドルをツアーさせるのではなく、現地で「手っ取り早く、安く」アイドルを作り上げる手段にすぎないのだろう。理由はシンプル、日本を除くアジア諸国はマーケットが小さすぎるからだ。日本の音楽マーケットは世界2位で約3,500億円。アジアで日本に次ぐマーケットの韓国は120億円ちょっとだから実に30倍の巨大マーケットだ。その他のフィリピン、タイ、ベトナム、インドネシアなど経済発展著しい国々も音楽マーケットは数億~数十億の小規模マーケットばかりで日本の一都市分にも及ばない。だから、秋元康はアジアを後目に名古屋(SKE)、大坂(NMB)、福岡(HKT)での展開を優先させているのだ。特に福岡のHKT48は、AKB人気につられSKEの人気が上がりつつあったが、NMBはまだパッとしないという微妙な時期に結成された。やもすると「やりすぎ」感が強くなり飽きられるリスクがあったにもかかわらず、アジア初展開のJKT48よりも先に活動したのだから秋元の「国内重視路線」がうかがえる。(ただし、東北(仙台?)、北海道への展開はさすがに時期を見るだろうが…)「アジアでのK-POP人気」の正体もそう考えると分かるだろう。市場規模100億円程度のK-POPにとっては数十億程度のアジア諸国での売上は魅力的だ。売り込みも必死にやる。一方、J-POPにしてみれば小さすぎるマーケットに資金を投じては売り込む価値がない。それに、放って置いても日本のコンテンツはアジア各国で人気で、まったく広報されていないJ-POPに、必死で広報しているK-POPがやっと追いついているというのが現状だ。アジアでのK-POP人気の正体とはそのようなものである。【K-POPとは次元が違う!?AKBの本質とは】K-POPはいろいろお手入れされてきちんと整った顔立ちといい(笑)、スタイルといい、歌といい、ダンスといい、AKBはじめ48グループとは確かに高校野球とプロ野球ぐらいのレベル差があるだろう。だが、AKBらとK-POPの決定的違いはアイドルとしてのレベル差ではない。両者のルックスやパフォーマンスを比較する声もよく聞くが、秋元の考えている戦略や48グループの本質を理解していないのではないかと思う。ばっさり言ってしまえば、K-POPとは劣化欧米POPを日本向けにアレンジした曲を歌う「アイドル音楽」にすぎない。一方、AKB48は本質的に「アイドル育成シミュレーションゲーム」である。一括りにしてしまえばK-POPもAKBもアイドルだしが、存在している次元が違うのだ。むしろ、子供の頃から才能を探し、歌・ダンスを何年も訓練し、顔と体も何百万円もかけて整えた「完成形」はAKBにはなじまない。ファンはキャラクターを育てたいのであって、完成品を持ってこられても困るのだ。誤解をおそれずに言えばKARA・少女時代らK-POPアイドルはいろんな意味で作り込まれ完成し、売りつけられるアイドルだ。一方、AKB48ら48グループはファンが育て、作り上げる、育成型アイドルだ。そこが両者の決定的な違いだと気が付いていない的はずれな批判が多い。が、ルックスやスキルで48グループとK-POPを比較すると、まったく見当違いの結論に行き当たるだろう。
2012/02/27
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自分を主張したいとき一番簡単なことは「私は正しい」って言うことなんですすぐに言えます正しさなんてバカでも言えるんです「あなたは間違っている」なんてバカでも言えるんです相手の揚げ足を取ることは一番のおバカさんでもできるんですだから人は自分自身が寂しいときほど自分自身が独りでいたくないときそして素直に一緒にいて欲しいといえないときには正しさをふりかざすんです名越康文 (精神科医)自分は正しいと思いこんでいる人間はやっかいだ。なにせ正しいかどうかに関心がない。ウォルトマン(劇作家)
2012/01/10
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国会でもメディアでもTPPを推進する意味が「理解できない」と90%の国民が言っている。TPP推進派が、TPPの知識を持つ国民の理解を得られないのは、彼らの目的が市場原理主義の実現であって、国民の幸福ではないからだ。ピーター・ドラッカーは「経済は目的ではなく手段である」と喝破している。目的を、国民が希求するものを見失ってはいけない。国民が求めているのは自由貿易でも規制緩和でも微々たるGDP増などでもはない。ましてや、TPP推進派が「外圧で破壊せよ」と気炎を上げる農協や医師会の打破など興味もない。国民が求めているのは、ただ、ささやかな「国民の幸福」のみだ。ゆえにデメリットを誠実に語らないTPP推進派が国民から支持されないのは当然だし、「国民の幸福に反していけない」と主張するTPP反対派が圧倒的に支持されるのは必然なのだが、市場原理主義者はそのことに気づく様子がない。いや、TPP推進派の中には「自由貿易、規制緩和で経済を活性化すれば、国民を幸福にできる」という識者もいる。だが、これは耳触りこそよいが、まさに目的と手段を意図的にすり替えた典型だ。読んでのとおり、彼らの目的はあくまで市場原理の実践であって、国民の幸福は手段にすぎないと宣言しているのだから。もし、TPP推進派の誰かが「国民の幸福のために、TPPや市場原理主義がいかに有効であるか」を分かりやすく説くことができれば、彼らは拍手で歓迎されることだろう。だが、寡聞にしてそのような高説を聞いたことはないし、そもそも彼らが国民のために懇切丁寧な説明をするかどうかもかなり疑わしい。一般にTPPを推進する識者は知識が豊富で、持論に強固な自信を持ち、反対意見にぶれない。要するに頭が固い。彼らにとっては、「市場原理」という主義主張を堅持することが唯一の目的であり、国民の幸福は大した問題ではないからだ。そんな市場原理主義者の実態を端的にあらわす実話がある。市場原理主義全盛の1929年。世界大恐慌が起こった。世界中で失業者があふれかえり、アメリカなどは失業率25%という未曾有の国難に陥った。当時の市場原理主義の重鎮アーサー・セシル・ピグーは、「市場に任せておけば、必ず失業問題は解決する」と豪語したが、ますます状況は悪化いった。しかし、ピグーは自説を曲げず、ついには「経済学は間違っていない。間違っているのは労働市場のは方だ」とまで言った。ピグーのような市場原理主義者は、アメリカや中国のように国民の90%が貧困層に墜ちて失業にあえいでも、残り10%の富裕層によってGDPが増大しさえすれば満足なのだろう。大恐慌とまではいかないが、日本経済はかなり厳しい。内閣府の世論調査で、現在の暮らしについて「きわめて不満」と答えた人が平成11年にはじめて10%を超えた。平成22年度の調査でも「不満」の割合は9.3%で全く改善する様子がない。現在の暮らしに強い不満を感じている人が国民の一割もいるということは、国が「最小不幸社会」を実現する政策を誤ったか、そもそも行わなかったということだ。そんな状況なのに、昨日(11/18)のASEAN首脳会談で野田首相が2兆円規模のインフラ整備支援を表明した。大震災の影響で深刻な苦境から抜け出せていない国民が数十万人いる状態で、他国を支援する余裕があるのなら、一人でも多くの国民を幸福にするのが先であり、他国への支援は後回しにするべきだ。他国民のことはさておき、自国民をまず守る。それの何がいけないのか?だが、なんとなくわだかまりを感じる人はマザー・テレサの言葉に耳を傾けるといい。1981年に来日したマザー・テレサは「日本人は(当時極貧国だった)インドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです」と世界一の対外支援国でありながら国内問題を解決しようとしない日本政府を非難した。戦争や超貧困という容赦ない現実の中で愛を実践してきたマザー・テレサの言葉は、どんな偽善者の言葉より誠実で正しい。マザー・テレサに言わせれば国民の同意も得ず、他国の支援を確約したりする野田首相は偽善者だろう。それどころか、国民に断りもなくで消費税増税を国際公約したり、国民に情報を隠してTPP協議参加を表明したりする行為は、主権者軽視どころか裏切りですらある。民主主義国家の政治家が、主権者たる国民を軽視し、他国を優先させるようなことは決して許されない。ISD条項すら知らずに「TPPバス」に駆け込んだのは、国民よりアメリカ大統領の不機嫌を恐れた愚かな首相であり、その首相に国家の命運を丸投げしたのは、自分がどの国の政治家であるかを忘れた民主党だ。そして、こういう愚かな首相や政治家を生み出したのは、自らで考えること放棄し、扇情的なメディアに振り回されっぱなしの我々国民である。高度成長期が終わって40年、日本政府は国民を置き去りにして他国におもねってきた。アメリカ、ロシア、中国、韓国・・・テロ国家の北朝鮮にすら「配慮」をした。40年間、日本はすべての国との関係を守ろうとし、結果すべての国との関係を損なった。日本外交が失敗してきたのは、外交が下手だからだけではない。「国民のための外交」という目的が無かったからだ。いま必要なのは、「国民主権」の原点に立ち戻り、国民を幸福にするためでない外交方針を捨てる勇気である。それが分からないかぎり、日本はいつまでも負け続けるだろう。※この記事は、池田信夫氏のブログ記事「捨てる勇気」に感銘を受けて書きました。
2011/11/18
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●「離党も辞さぬ」TPP反対議員の決意に民主党分裂の危機 野田首相「1日まってくれ」11月10日午後、民主党の衆院5議員が離党届を持参し、輿石幹事長にTPP協議への参加反対を訴えた。5人は10日夕にTPP協議参加を表明をする予定だった野田首相らに対し「TPP協議参加を表明するなら離党する!」と詰め寄った。輿石幹事長は離党届を収めるよう説得したが、5議員が強硬に「参加なら離党」を主張したため、「三役会議で改めて話し合う」ことを約束し一旦事態を収拾させた。政府・民主三役会議では、野田首相をはじめ民主党首脳陣は5議員の「切腹諫言※」ともいえる猛抗議に震撼。前夜の党内協議でTPP反対・慎重論が圧倒的であったことから、5議員に他のTPP反対派民主党議員が呼応し、民主党が分裂する懸念が急激に現実味を帯びてきたためだ。このため、野田首相は10日夜に予定していたTPP判断の表明を急遽取りやめると発言し「11日の予算委員会で皆さんの意見を聞いた上で判断したい」と延べ、TPP交渉判断を留保した。これにより、民主党首脳陣は、民主党分裂のリスクを検討し、TPP交渉判断を再考することになったが、たった1日で党分裂を回避できる結論が出るとは考えにくい。同日昼には、自民・公明・国民新・社会・新党日本と衆院会派「国益と国民の生活を守る会」がTPP交渉参加に反対する決議案を衆院に共同提出し、民主党は共産党の協力を得てようやく退けたばかり。地方自治体でも10日現在、全国47都道府県中、実に44都道府県議会が「反対」「慎重検討」を要求しており、意見を表明していない他の自治体を除いて「全自治体賛成ゼロ」という厳しい状況。さらに、アメリカ側からも「もはやTPP議論への参加は遅すぎる」「米議会や他国議会が日本参加を拒否することもありうる」との声が挙がっている。野田首相が目論んできたTPP交渉参加は、5議員により暗礁に乗り上げた格好で、「1日待ってくれ」からさらなる延期の可能性も出てきた。11日の予算委員会の流れ次第では、足下の脆さを露呈した野田首相がやむを得ず方向転換することもありうる。※切腹諫言(せっぷくかんげん)・・・武家社会で家臣が主君に進言や戒めを行う際に切腹し、強烈な意志を示すこと。織田信長の素行不良を戒めるために諫死(かんし)したといわれる平手政秀の例が有名。●国益のために政治生命を賭した民主5議員野田首相が最も恐れていた事態・・・民主党分裂の危機が起こった。9日に行われたTPPに関するプロジェクトチームの会議(民主党経済連携PT)は紛糾し、5時間に及んだ。参加議員の実に7割がTPPに反対したため、当初「賛成」の方向でまとめられるはずだった提言はグレーで曖昧なものとなった。プロジェクトチーム会議で、民主党の挙党態勢を期待していた野田首相は、一転、TPP交渉の判断を一身に背負うことになった。しかし、民主党はもともと自民党傍流議員や、小政党を小沢一郎がかき集めた寄り合い所帯。アメリカにすり寄りたい議員と、国益重視の議員の温度差がTPP議論で一気に拡大したため、党分裂の可能性は高まっていた。・・・しかし、それにしても勇気ある5議員である。民主党の反対派のトップである「TPPを慎重に考える会」の山田正彦前農相ですら「離党」とまでは言わない。政治家は落選すれば「失業」である。自分の政党・・・しかも大与党を「造反議員」の汚名を被って捨てるということは、選挙で計り知れない不利になる。それでも5議員は立ち上がったのだ。国益のため、国民生活のため。我々有権者は、彼ら「国益主義の議員」を決して裏切ってはならない。それは、有権者がみずから民主主義を殺すことに他ならない。がんばった政治家を、有権者が評価せずして、誰が評価するのだ!●政治生命を賭して、国益を守ろうとした5議員“おにぎり王子”石山敬貴(宮城4区・農学博士)“お天気おじさん”斎藤恭紀(宮城2区・気象予報士)“湯沢温泉のお節介おばさん”京野公子(秋田3区・湯沢ロイヤルホテル経営)“民主反TPPの特攻隊長”中後淳(比例南関東・TPPを慎重に考える会事務局長)“火の国ふっけん主義”福嶋健一郎(熊本2区・経済学士)5人の公式HPやブログを見たところ、共通するのは「国益中心の政策」、「(民主党スローガンだった)『国民生活が第一』の実践」、「小沢一郎を支持か元支持」といったところだ。また、全員が農業・食糧自給を重視しており、領土問題について民主党政権の対応に不満を持っている。●「国益」を語る資格はない野田首相野田首相はTPP交渉参加について「日本の国益を追求する」と語っていた。だが、今日の「1日まってくれ、考えさせてくれ」でこの言葉が真っ赤な嘘であることを晒してしまった。野田首相がTPP交渉参加を本当に「日本のため、国民のため」と考えているのであれば、すでに参加表明には遅すぎ、一日一日がタイムリミットであるこの時期に延期などするはずがない。国益の前には、議員離党や党の分裂はささいすぎるほどの小事である。真に国益をかなえようとし、それが正しいと信じるなら、「考えさせてくれ」はありえない。「断行」の一手しか無いはずだ。「考えさせてくれ」発言は、他でもない、野田首相自身がTPP交渉参加が国益にかなうかどうかを疑っている証左である。野田首相は迷っているだろう。そしてTPPを、アメリカを疑っている。もしかすると、自らの政治生命を危惧して、11日の予算委員会であえて与野党からの強い反対攻撃を浴び「これほどの反対があり、参加表明を見送らざるを得ませんでした」というポーズを取りたいのかもしれない。しかし、野田首相が国益を考えていない政治家であることは「待ってくれ」で明白になった。保身に走る“泥沼のどじょう”野田佳彦(千葉4区・松下政経塾1期生)を我々有権者は決して認めてはならない。TPPをどう考えるかは全く関係ない。国益と国民益を考えない政治家を選ぶこと・・・それも、民主主義を殺すことなのだから。--------------------------------------------------------民主のTPP反対派5議員、離党届持参し抗議へ 環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加に反対する民主党の衆院議員5人が10日午後、輿石東幹事長に離党届を持参して、野田佳彦首相の参加表明阻止を嘆願する。輿石氏は慰留するものとみられるが、首相が参加表明すれば、5人は離党も辞さない構えだ。 石山敬貴(宮城4区)、京野公子(秋田3区)、斎藤恭紀(宮城2区)、中後淳(比例南関東)、福嶋健一郎(熊本2区)の5人で、いずれも当選1回。TPP参加表明に反対する超党派の国会決議に賛同する呼びかけに署名するなど強硬に反対していた。 (asahi.com 2011/11/10)※この記事は10日夕方ごろ朝日新聞のWebサイトasahi.comにアップされたが、数時間後削除され、現在は閲覧できない。--------------------------------------------------------
2011/11/10
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TPP推進派の人はアメリカに幻想を持っているか、日米関係におけるアメリカの弱みが見えていないか、オバマが追いつめられているのを知らないか、いずれか(最悪その全部)なのだろう。前回、「メリットもろくにないTPPに今さら参加って・・・アメリカ舐めてるのか?」という趣旨の記事を書いた。衰えたとはいえ、大国アメリカを舐めてはいけない。その上で、日本はクレバーな外交をしましょうというお話のつづき。●中野剛志も三橋貴明も言わない?「アメリカの日本経済強制介入」中野剛志、三橋貴明。この2人は、TPP反対派の中でも分かりやすさと親しみやすさで、知名度の高い宮崎哲弥と対TPP3枚ストッパー(私が勝手にそう呼んでいる)を形成している。実際、この3人がしゃべると、「TPPなんとなく推進派」がガラリと反対派に変わってしまうインパクトがあるのだ。3人とも「日本は内需9割の国」「すでに関税は世界一低い」「現地生産してるから関税撤廃しても効果がない」と言う。これは純然たる事実なので、TPP推進派の識者(あの池田信夫すら)も全く異を唱えない。農業問題だけに焦点が当たっていた1ヶ月前ならともかく、3枚ストッパーらTPP反対派がテレビや雑誌でTPPの問題を指摘しまくったので、まともなTPP推進論者(この状況でTPP推進論を唱える人が正気だとは思えないが・・・)は「輸出増大がTPPの真のメリットではない!」とまで言うようになった。では、最初「日本の輸出増!」と高らかに言っていた彼らが今なんと言っているのか?「平成の開国だ!」と言っているのだ。要するに、停滞する日本を救うのは構造改革(=市場原理主義の徹底)だから、国内で進展がみられない以上、外圧=TPPに期待するほか無い!・・・とか言いたいようだ。彼らは病人に「とにかく体に変化が起こるのは確か」という理由だけで、薬とも毒とも分からない怪しい粉をのませるのだろうか・・・?このように、一部の政治家や新聞同様、彼らTPP推進論者の対アメリカ観は非常に甘い。日本は過去に何度もアメリカによって経済のベクトルを強制転換させられているのだ。顕著な一例は3枚ストッパーが言っている「日本は内需大国」だ。実は、80年代後半を境に、日本が急激に輸出大国から内需大国になったのは、アメリカの要求によるものだ。TPPの問題追求に忙しい3枚ストッパーはこのあたりを詳しく言わないので(少なくとも私は聞いたことがない)、素人の私が説明すると80年代、アメリカ市場は質と安さを兼ね揃えた「メイド・イン・ジャパン」に完全に圧倒されていた。逆に、成長途上の日本はまだ購買力ベースで見るとアメリカの数分の1に過ぎなかったため、アメリカからの対日輸出は増えない。対日貿易赤字は膨らみつづけ、時のレーガン大統領はアメリカ建国以来の窮地に立たされていた。そこで、アメリカは日本に対して2つの強固な要求を突きつけた。1つは有名な「プラザ合意(1985)」要するに円高ドル安を強要して、日本製品の輸入をブロックする。もう1つは「日米構造協議(1989~)」(現在の「年次改革要望書」の前身)による日本への圧力提言。レーガンはこの中で日本の内需拡大要求を要求してきた。レーガンが内需拡大を要求した意図はこうだ。・日本がその旺盛な生産力を国内に向ければ、アメリカへの輸出は減る。・さらに、日本国民の購買力が上がりアメリカ製品を購入してくれる。時の中曽根内閣、竹下蔵相はこの「アメリカによるアメリカのための」要求を受け入れた。結果、日本では急激な内需転換が過剰内需(=資産インフレ・・・つまりバブル)を招いた。その結果、バブル崩壊を引き起こし、今日まで続く「失われた20年」に至る。現在の日本のカタチの大枠ははアメリカ・レーガン大統領の要求によって作られた。このことはしっかり覚えておくべきだ。●TPP推進の市場原理主義者にオバマ大統領は失笑さて、急進的なTPP推進派には、竹中平三をはじめ、池田信夫、辛坊治郎など、宗教的な市場原理主義者が多い。「宗教的な」とわざわざ付けたのは、分別のある市場原理主義者とは異なるからだ。経世済民、すなわち「経済」まっとうな経済学者とは、民の幸福を第一に考える人である。ゆえに、市場原理主義者であっても、まともな経済学者は「だが、TPPは日本国民のためにならない」としてTPP反対の立場を取っている。(もともと、前述の3枚ストッパーも「市場原理主義が適する状況には自由貿易や構造改革を行うべきだが、今はその状況ではとてもない」という立場)さて、宗教的な市場原理主義者は、彼らが「平成の黒船」と歓迎するオバマ大統領から痛烈なダメ出しを受けていることに気付いているだろうか?オバマは「市場原理主義の見張り番」である。アメリカの双子の赤字→サブプライム→リーマン→世界同時不況は、市場原理主義(というよりほとんど放任経済だったが・・)に基づく、ウォール街の独善的資本主義が生み出した。市場原理主義の申し子だったリーマンは破たんし、AIGやGMは倒産寸前まで行った。オバマはこの渦中で、「我々は立ち直れる!Yes We Can!」と宣言し、大統領に就任した。彼の使命はウオール街をはじめとした過剰な市場原理主義の取り締まりであり、弱体化したアメリカ経済の建て直しである。必然、その手法は行き過ぎた市場原理主義の見直しであり、保護主義的な手法であった。オバマはウオール街を規制し、倒産寸前の大企業の支援を打ち出した。「命の値段も市場に委ねよ」という保険会社の圧力に屈せず、アメリカ史上初の医療保険制度改革に成功した。アメリカの世論調査では過半数が「オバマは社会主義者」と考えているという。オバマが米韓FTAを成立させたことを市場原理主義者は持ち上げるが、それは市場原理主義者が大好きな「完全な自由貿易」とは全く異なる「制限しまくりの不自由貿易」なのが実態だ。市場原理主義がTPPを声高に叫ぶほど、オバマの失笑を誘っていることを自覚した方がいい。●「とりあえず協議だけでも」・・・は日米関係を破壊する前原誠司は面白い政治家だと思う。間が抜けているのだ。どういうことか?冷静になって見てみよう。前原は「まず協議に参加することが大事」という。これは一見正しいように聞こえる。だが、アメリカ+その他国のTPP交渉は完全非公開の上、現在進行形で、途中参加したところで、日本の新しい提案を受け入れる余地は少ない。TPP交渉の手続き上、日本が会議のテーブルに付く頃には大勢が決している。反対派にそれを指摘されると、今度は「もし、日本にとって不利なら離脱すればいいだけのこと」と言い放った。実際、KY前原がTPP全権大使なら、交渉を離脱しかねない(・・・と私は思う)だが、TPPがなぜ「完全非公開」で議論されているか?なぜ、アメリカは「あくまで日本の自主的な参加」を求めているか?この点について、前原は明らかに思慮を欠いている。実際、アメリカのワイゼル首席交渉官に「真剣に妥結に向かう意志がない国の参加は望んでいない」とまで言われてしまった。つまり、ワイゼルは「今から協議に入るということは、TPP参加が前提だ!」と明確に言ったのだ。前原、仙谷ら、民主党の推進論者が言う「途中退場は可能」をアメリカに「認めない」とここまではっきり言われて、なぜ「もしダメなら・・」と言えるのか??正直理解に苦しむ。協議して、途中退場というこじれ方なら、普天間問題以上の日米関係悪化は免れない。はっきり言って、野田首相をはじめTPPを推進している政治家はいったい何をしたいのか?さっぱり分からない。だが、一つだけ確実に言えるのは今後の日米関係にとって「途中で脱退」より「最初から参加しない」の方が確実に良いということだ。●TPPに参加しなくても、まったく大丈夫なワケアメリカを舐めるな!と言ったが、過度に恐れることもないと思う。日米関係というと、日本が安保で守られている立場から、とかくアメリカを恐れる傾向がある。だが、日米関係ではアメリカも日本の顔色を窺っているのだ。そこは強調しておきたい。米韓FTAの凄まじさには、アメリカのタイムスやニューズウィークですら、大きな記事にするのをためらった。「韓国から雇用をむしり取ってきたぞ!」と声高らかなのはオバマ大統領だけのようだ。支持率急落、時期大統領選は敗色濃厚・・・オバマ政権はそれほど焦っている。だが、決して「日本よTPPに参加しろ!」などと、かつてのレーガンの様な要求はしない。いや、したくてもできないのだ。アメリカは同盟国・日本以外にアジアとの強いパイプが無い。(もう一つの同盟国・韓国はパイプにするには影響力が無さ過ぎる)日本には、アメリカではなく、インド、インドネシア、ベトナム、タイといった15億アジアと手を結ぶという手段がある。(実際、自民党政権時代から、対アジアのFTAやEPAは活発化している)アジア諸国はアメリカを・・・白人を信頼しない。植民地支配によって、白人から徹底した搾取と暴虐を受けたからだ。一方、日本に対しては「はじめて白人を倒したアジアの雄」「誠実で信頼できる国」「ODAで多大な貢献をしてきた」「現在も依然として強い経済を持つ」と見ている。つまり、日本が「アメリカ抜き」でアジア諸国と経済提携し、巨大なブロック経済を作る可能性をアメリカは警戒しているのだ。さらにアメリカにとって最悪のシナリオがある。「中国」と日本が手を結ぶことだ。実際、中国共産党(中共)は、国内矛盾を反日政策だけで支えきれなくなり、不細工な経済政策の矛盾が崩壊する前に、日本との経済提携を模索している。一方で、アメリカが日本をTPPに巻き込もうとしているのを、中国は「対中包囲網を作るつもりだ!」と強く警戒している。だが、今、勢いに勝る中国を刺激するのはアメリカにとって非常にまずい。TPPに強引に日本を巻き込むのは、中国に対する挑発に等しい。そういった対中配慮もあって、アメリカは「日本はTPPに参加しろ!」と強要できないのだ。このように、図らずも中国の脅威、東南アジア諸国の台頭によって、日本は思わぬ強力な対米外交カードを手にして「しまって」いる。これが、「外交」「グローバル」ということだ。●それでもアメリカが怖い人にさて、それでもTPPを結ばないと、オバマが怒って日本を酷い目に遭わせるのではないか?と怖れている人にはこう言いたい。まぁ、落ち着け。オバマ民主党は次の大統領戦で敗色濃厚だ。まず、共和党の候補に負けるだろう。大統領が代わればアメリカはまたリセットされる。アメリカと日本は、そこからまた上手くやってゆけばいい。大丈夫。我々国民が正しい政治家を選ぶ限りは・・・
2011/11/07
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●「8兆円産業のために0.3兆円をムダにするな」????TPPについて不勉強だった私は民主党の前原誠司が「GDP比でたった1.5%の第一次産業(主に農業)のために、TPPに乗り遅れるな」言うのを見て首をひねった。日本のGDPは年間500兆円ぐらい。うち農業が占めるのは8兆円。一方内閣府の試算ではTPPに参加した場合、3千億円(0.3兆円)の経済効果だという。つまり、前原は「たった8兆円の産業のために、0.3兆円を犠牲にするな」と意味不明なことを言っているのだ。私でなくても、前原は頭がどうにかしたんじゃないか?と思うことだろう。●アメリカも「参加は自主的に」「参加しないなら結構」と言ってるのに?実のところ「TPPに参加してくれ」とアメリカが要求してきているわけでもないのだ。アメリカは日米同盟を重視している。べつに「日本を大切な友人だと思っているから」ではない。(米兵と自衛隊員の個人的な信頼関係は別にして)日本は紛れもなくアジアにおけるアメリカの最重要前線基地なのだ。アジアにおいて、アメリカの国益を守る上で日本は重要なカギとなっている。そしてその代わりになる国は「無い」日本人の対米感情が悪化すれば、アジアにおけるアメリカの地位は低下する。だから、TPPに参加させたいのは山々ながら、「参加なら大歓迎する」と言って、日本が自主的にTPPに参加する形を取りたがる。だが、アメリカの外交筋は日本よりずっとまともな感覚を持っているので「今から参加表明したって遅きに失した日本がTPPに参加してくれないのはやむを得ない」「弱体化したアメリカと手を結ぶより、アジアで協定を結ぶ道を選ぶかもしれない」とも考えている。●TPPのメリットを探してみたが・・・アメリカ・・・というかオバマ大統領と一部の米企業は、日本にTPP参加して欲しいようだが、圧力をかけてまで参加しろというわけではない。あくまで「要望」だ。じゃあ、日本人でTPPを推進する「知識人」「政治家」は、TPPにメリットがあると確信しているのだろう。だが、TPPが我々「日本国民に」どんなメリットがあるのか??肝心なこの点を、政府が一向に説明してくれないので、ここ1ヶ月ほどTPP推進派(慎重な方も含め)の方のブログを巡ったり、書店で本を読んだり、喫茶店で大手新聞のTPP記事を拾い読みしたりと勉強してみた。竹中平三、勝間和代、池田信夫、伊藤洋一、田原総一郎・・・ほかにブログで経済学の見地から立派な記事を書いている人もいた。とても参考になった。そして、TPP推進派の意見を勉強した結果「TPP参加による日本国民のメリットはゼロに等しい」ということだけは確実に分かった。一方、TPP反対派が挙げる問題点については、他の方のブログが詳しいので、私ごときが付け加えることは無い。TPPの問題点●TPP賛成派と反対派の違い・・・ただ1点のみTPPのメリット・デメリットは優れた経済ブロガーの記事を読んでくれたらいいだろう。経済は素人の私が指摘したいのは、TPP賛成派と反対派の決定的な違いだ。両者の違いは1点に集約できる。それは「アメリカを甘く考えているか否か」だ。この1点につきる。私が調べた限り、TPP推進派・反対派ともに「TPP=日米FTAである」という見方は同じだ。参加国中、中国をはじめ主要な大国が参加しないため、GDP構成でアメリカ+日本が90%なのだ。経済的に言えば他国の影響は無視してよいレベル。だが、TPP推進派と反対派は「アメリカ観」このたった1点で決定的に異なる。TPP反対派は、これまでアメリカが他国との貿易協定・・・NAFTA(対カナダ、メキシコ)や米韓FTAで実際にやってきた露骨で狡猾な外交姿勢に警戒を崩さない。一方、TPP賛成はアメリカをよほど信頼しているか、逆に80年代に日本がアメリカ経済を凌駕した記憶から慢心しているようだ。「まぁ、アメリカも日本を悪いようにはしないだろう」「日本はアメリカと対話して要求をのんでもらえるだろう」「嫌なら交渉から抜けさせてもらえるだろう」「根拠のない楽観的な憶測+だろう」・・・そういった姿勢がTPP賛成派には一貫してある。要するにアメリカを簡単に考えすぎている。いやいや、彼らだって仮にも専門家なのだから、アメリカの怖さを知っているのじゃなか!?・・・さすがに私もそう思った。だが、なぜか??彼らはアメリカはいい奴!そしてTPPを推進しなければならない!という使命に燃えているのだ。例えば、TPP推進一色の日経新聞の社説「米韓FTAを重く受け止めよ(2011/10/15)」 この時点(2011/10/15)で日経は「米韓FTAが結ばれ、日本は韓国に遅れを取った。TPPを急げ!」と書いている。成る程、韓国と日本はライバル関係だから、これは分かる。問題はこの後だ「米自動車業界の意向を飲まされた韓国の教訓(2011/11/4)」酷い話なので記事を読んでほしいが、要約すると・自動車の関税は韓国だけが即時撤廃、アメリカは10年の猶予期間つき・「アメリカの」自動車産業が危なければ「アメリカは」輸入制限できる・協定違反があったら「アメリカは」関税をかけられる・共済保険など相互扶助的な保険サービスは「韓国のものは」3年内に撤廃だが、アメリカの制度には口を出させない・知的財産権は「アメリカで」管理して韓国はアメリカの許可を得なければならない・・・と「米韓FTAで韓国はアメリカに一方的に不利な条件ばかりを飲まされた」という衝撃的な記事だ。よくもまぁ、21世紀にこんな不平等条約を・・・と呆れる。なんで韓国がこんな要求を飲んだのか?理解不能だが、事情はいくらか察することができる。まず、韓国は2度目のウオン暴落に見舞われていて、焦げ付きかけている。売って、返済し、また売って、返済するを繰り返す自転車操業状態だ。そんな韓国にとって、アメリカは大口中の大口のお客様だ。アメリカを怒らせて、逆に関税を上げられたりしたら、その時点で韓国経済は破たんする。もちろん、韓国への債権はIMFが血も涙もなく回収する。それより先に通貨スワップ協定を結んだ日本をはじめ、各国が返済の手助けをしてくれるだろう。さらに、在韓米軍の引き揚げを交渉カードに使われたのだろう。韓国は北朝鮮と戦争中である(今は一時休戦しているだけだが、潜水艦を撃沈されたりしてる)。在韓米軍が一斉に韓国を去れば、北朝鮮が強硬姿勢に出てくるのは必至。しかも向こうは核を持っている。とにかく、米韓FTAの実態を知って、ついに経済誌の雄・日経新聞がTPPに対する姿勢を転換するか!?・・と読み進めると、文末は「日本は韓国が米・EUとの間で実現できなかったことを検証し、これから始まる(TPPの)交渉ではより有利な条件を引き出すことを心がけていくべきだ」と「TPPに参加してがんばろう!」とばかりの文句で締めくくられている。(何度も言うが)TPP参加は強制しない、義務じゃないとアメリカ側も言ってるのに・・・TV・新聞はほぼTPP推進派だが、知識人も新聞も政治家も、TPP推進派はおおむねこんな調子なのだ。アメリカを舐めるな!と言いたい。2・26事件から第二次世界大戦の激動の時代を生き、対米外交に腐心した近衛文麿(元首相)は側近に常々こう語っていた。「内政の失敗は一内閣の運命には影響するかもしれないが、大したことではない。だが、対米外交の失敗は国家の命運に関係する」アメリカという国の短いが荒々しい歴史を見るに、近衛文麿の用心は正当と言うほか無い。近衛文麿は、A級戦犯として東京裁判に出廷を命じられたのを受け「戦犯として裁かれなければならないことに耐えられない」との遺言を残し、自害した。TPPその2~なにも前のめりでTPPに参加しなくてもぜんぜん大丈夫な理由~
2011/11/06
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ロンドンブーツ 田村淳 じゃあ見ないと言う選択で良くない?君の家…TVのチャンネル1個しかないの?あと電源切れないテレビなの? ナインティナイン 岡村隆史見たくないなら見なきゃいいのよ!ただそれだけのことなのになんでみんなに言う必要がある?簡単なことなのよ、電気代しかかかってないんだから、テレビなんて。ペイパービューだったらまだしも。消せばいい。タダで見てるんだから。電気代以外。彼らに共通しているのは「民放テレビ局」というものに対する、根本的な誤解だ。民放テレビ局は本質的にCMを放送するために存在している。ただ、CMだけだと誰も見ないから、ドラマやニュースを間に挟んでいる。繰り返すが、ドラマの合間にCMが挟まれているのではい。CMの間にドラマが挟まれているのだ。つまり彼らのこういった言動は、フジテレビに広告を入れているスポンサー企業の広告妨害をしているに等しい。CMを一本制作するのに数千万円、時には数億円の制作費がかかり、たった15秒のCMに100~300万円の広告料がかかっている。私がもし企業の広報担当だったら、彼らの所属事務所に怒鳴り込んでいることだろう。ロンブー田村淳が「(フジや韓流が)嫌なら見なければいい」という趣旨のつぶやきをしたのが8/2。その後、フジ大株主の花王の株価が暴落しはじめた。【H23.8.1-12の花王の株価 kabu.comスーパーチャートより】トイレタリー、化粧品最大手の花王は7月末にレーティングを上げられている(=証券会社の推奨を受けた)ほどで、株価が下がる材料はない。だが、8/2の田村淳の「見なければいい」発言以降、約10%も下落している。この期間、もともと、東証全体が下落しているのだが、生活必需品であるトイレタリー(石けん、洗剤など)を主力とするこの業種は不況に強い。実際、同業種(ライオン、資生堂、エステーなど)が2~5%の下落なのに対し、花王のみが異常に暴落している様相だ。「フジの韓流ゴリ推し問題で、フジ大株主の花王製品の不買運動が広がっている」「フジテレビが敬遠されることで、フジでCMを打っている花王製品の競争力が落ちる」といった情報がある以上、投資家が花王の売上を不安視するのは当然だろう。ロンブー淳は、その知名度ゆえ、ある意味で高岡蒼甫以上の反響を生み、フジテレビを擁護するつもりが、高岡以上のダメージを与える結果になった。自分の発言が他人(企業)にどの様な迷惑をかけるかを考えない彼らの言動は、テレビ人として「浅慮(せんりょ)の極み」と言わざるを得ない。タレントとしての自分の商品価値を下げるのは勝手だが、それによってスポンサー企業はもとより、スタッフ、関係者、所属事務所に迷惑をかける行為は、肯定できない。番組はタレント一人で作られているわけではないのだから、田村淳や岡村隆史の発言はあまりに自惚れているし、道理に欠ける。その意味では、もちろん高岡蒼甫の発言も軽率だし非難されるべきものだ。だが「自分はフジを見たくない」と自分の行動について述べただけの高岡に対し、田村淳と岡村隆史は不特定多数に「見なければいい」と呼びかけたのだから、悪質性は比較すべくもない。実際、田村淳のツイッターはフジテレビ株主である花王の不買運動につながった可能性が極めて高く、もしかすると韓国発のドラマやタレントの価値を損なった可能性すらある。前記事「繰り返しても本当にならない嘘 ~視聴者が拒絶しているのは"韓流"でなく"洗脳"~」でも書いたとおり、私は韓国のコンテンツやタレントの全てを拒否するものではない。フジTVのごり押し逆効果や、ロンブー淳らの発言で、例外的な優良コンテンツすら否定される風潮が醸成されたのなら、それについても怒りを覚える。殊「見なければいい」などとは、TVビジネスに関わっているプロであれば決して口にするべき言葉でない。田村淳や岡村隆史こそつぶやきを止め、タレント業に専念するべきだろう。特に、政治家を目指している?らしい田村淳は、これ以上自分の浅はかさを晒すのは止めた方がよい。日経ヘルスなど各種メディアで今話題の乳酸菌です☆送料手数料無料サービス中☆ロンガムBB536菌...価格:2,680円(税込、送料込) 乳酸菌とビフィズス菌、「同じモノ」と混同していませんか?
2011/08/12
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●「ごり推しすればブームを作れる」というビジネスモデルに固執するテレビ局テレビ局は「繰り返し見せれば、視聴者は慣れる」という心理をフルに利用している。あるいは「何度も聞かせれば、いい曲に聞こえてくる」という心理もそうだ。それまで気にならなかった音楽、タレント、CM・・・確かにくり返されると、気になるようになり、時には好きにもなる。これは、心理学で「単純接触効果」と呼ばれ、1960年代(テレビの発展期)には既に発見されていたありふれた理論である。心理学など知らなくても覚えがあるだろう。隣の席の人を好きになるのも、故郷の文化や歌に愛着を持つのも接触効果だ。日常に愛着が湧く、自然な感情だ。テレビでいえば、AKB48のメンバーなど5年前は誰も知らなかった。しかし、昨今あれだけテレビに出れば、「小嶋陽菜はけっこうな美人だな」とか「篠田麻里子はスタイルがいい」という風になってくる。●単純接触効果の落とし穴にはまったことに気付かないテレビ局テレビ局は「くり返せばブームになる」をずっと続けてきた。最近はさらに進んで「繰り返せば嘘のブームも本当になる」と信じているらしい。それは実に愚かで、浅はかな考えだ。単純接触効果には注意書きがある。(1)嫌いなものをくり返されると、もっと嫌いになる(2)くり返しをやりすぎると、逆に嫌いになる今の「韓流ブーム」には、テレビ局が安易に「くり返せば嘘も本当になる」をやってきた胡散臭さがある。最初から大ヒットを宿命づけられたKARAのお披露目イベント動員数は3百人→3千人に水増しされた。 左:KARAのイベント(発表3千人) 右:FSの観衆(本当の3千人)チャン・グンソクの空港出迎え800人は時給2,000円のアルバイトだった。 チャン・グンソクだらけのテレビ欄。視聴率は全て一桁に惨敗した。実情を知らなければ「へぇー、韓流って流行ってるんだ」と思う人もいるだろう。だが、中国高速鉄道の隠蔽工作と同じく、ネットはそれらの嘘を暴いてきた。情報を持っている者は「韓流ブームは作られている」と見抜いている。そこで、テレビ局が不自然な程の繰り返しをするとどうなるだろう?当然ながら(1)と(2)のリバウンドが発動する。韓流に嫌悪感が発生するのだ。反「韓流ブーム」が起こったのは、高岡蒼甫(そうすけ)の告発が原因でもなんでもない。「韓流ブームはおかしい」と情報分析力を持つ者が、当然の感情を抱いたにすぎない。●「韓国批判」にすりかえるな!あくまで「テレビ局批判」だこのように、テレビ局は意図せず「多くの日本人が韓流ブームを疑い、韓国と名の付くコンテンツを嫌いになる」ように仕向けた。結果、お台場には反韓流ゴリ推しのデモ隊が千人超集まったし、2011/8/8のフジテレビの日は、フジにとって悪夢の日になった。視聴者は確かに「KARAや少女時代の曲ってそんなにいいか?」「2AM?ティアラ?ビッグバン? 誰、ジャニーズ?」「チャン・グンソクの顔ってなんだかなぁ」「韓国ドラマってワンパターンでつまらない」と思っているかもしれない。だが、彼らがしたかったのはあくまで韓国批判ではない。彼らは「嘘も繰り返せば本当になる(視聴者なんてそんなものさ・笑)」と嗤っていたテレビ局に対して怒っているのだ。テレビ局批判を「韓国批判だ」とすり替えてツィートした著名人らは、至極まっとうな反論に焼き尽くされてしまった。単純にも「嫌なら見なければいいじゃない」と言い放った軽薄な芸人は、視聴拒否と不買運動を呼び起こし、スポンサー企業に多大な経済損失を負わせる失態を演じた。そもそも、民放テレビ局は「CMを見てもらう」ためのテレビ局である。CMだけだと誰も見ないから、ドラマやニュースを挟んでCMを流しているのだ。この芸人は、そういった本質をまったく理解していなかったのだろう。この騒動が「韓国嫌いの人々による、韓流バッシング」だと誤って理解しているうちは、テレビ局、スポンサーともに韓流に対する拒否反応を強化するだけだ。自分たちが「嘘も繰り返せば本当になる」「視聴者はバカだから嘘にすら気付かない」という不遜な態度を取ってきたことに真摯な反省がなければ、韓流は視聴者からもっと拒絶される。●嫌いなら「韓国のドラマやタレントは嫌い」と言ってよい端的に言えば高岡蒼甫は「フジテレビのやっている韓流ごり推しは不自然だ」と言ったに過ぎない。ふかわりょうは「テレビ局なんだから推してもいい。だけどフェアじゃない方法はよくない」と言っただけだ。それを「人種差別だ」と発言するトンチンカンなテレビ人もいたらしい。(そもそも、モンゴロイドの日本人と韓国人は同人種だし・・)「●●ドラマはワンパターンでつまらない」「●-POPを聞いてみたけど別にどうでもいい」「●●●●の顔は整形っぽくて好きではない」これのどこが差別だろう??ありふれた芸能の話題だ。●の中が日本や外国ならOKなのに、韓国に関係した途端NGというのは、あまりに異常だ。韓国の●●が嫌いなら嫌いとはっきり言うべきだし(その方が本人やTV局のためだ)、嫌いの原因がTV局にあるなら尚更だ。「不自然なゴリ推しに拒否感を感じる」「引いては韓国のドラマやタレントにも拒否感を感じる」これは単純接触効果を誤用すれば当然に起こる、心理反応だ。要するに日本テレビ局の自業自得だし、それをバックアップしてきたスポンサー企業のミスである。●「韓国を批判するのはよくない」という空気が隠してきたゴリ推し韓流スポンサー企業は「韓流が流行ってないなら、数字をとれないなら、韓流じゃないコンテンツで数字を取って欲しい」と思っている。スポンサーに教えてあげるには「韓流ドラマはつまらないし、K-POPも韓国俳優もイマイチですよ」と正直に言えばいい。だが、なんとなく「韓国を批判してはいけない」という空気がこの国にはまん延している。韓国人が日本人を嫌いだというのはもちろん自由だ。(不快だし、時には反論するが、少なくともサイバー攻撃で言論弾圧をするほど日本人は低俗な民族にはなれない)高岡騒動などを受け、今年も日本へのサイバー攻撃の呼びかけ―韓国(8/4)なのに、同じ自由をもって日本人が「韓国人は好きになれない」と言いにくい空気が確実にある。国内外から「韓国は日本のことをなんと言ってもいいが、その逆は許さない」というジャイアニズムがまかりとおっているのが今の空気だ。それを韓国人が言うのは「私たち韓国人は国際感覚というものがない疑似先進国の人間です」という、破廉恥な告白だ。それを言う日本のサヨクは「まぁまぁ、文明後進国の人々に寛容でありましょう。彼らは文明弱者なんです」という呼びかけをしているに等しい。日本人と韓国人は対等(・・・と私は信じている)だから、相手のどこが好き・嫌いと言い合っていい。「韓国のことは批判すべきでない」という態度こそが、韓国人を対等に見ていない、見下している態度だ。●『冬ソナ以上の韓流ドラマはなく、ペ・ヨンジュン以上のスターもいない』かくいう私は、韓流おばさんでもないのに、かなりの韓流ドラマを観ている。親しい知り合いに何人か韓流大好きおばさんがいて、有名どころのドラマはDVDで一通り見ているからだ。おばさん達はお勧めのDVDを何本も貸してくれたが、私が全話を見たのは「ごめん、愛している」「威風堂々な彼女」・・・この2本だけだった。「天国への階段」「犬とオオカミの時間」など、韓国で大ヒットしたというドラマも貸してもらったが、数話で飽きた。だって、つまらなかったのだ。仕方がない。その、韓流おばちゃん達は口を揃えて言う。「私たちは韓国のドラマが好き。だけど冬ソナ以外は看板倒れが多いのは事実」「ヨン様の冬ソナで韓流ドラマを見始めた。何年も次の冬ソナを探した。でも、もう諦めた」そうだろう。冬ソナとヨン様の人気はNHKからひっそりと始まり、口コミで広がった、本物の人気作だった。その後の韓流ドラマの売り出し文句には「冬ソナを超えた」「冬ソナ以上のヒット」という冠がやたらと目立つようになった。その後NHKが連発したいわゆる「四季シリーズ」は冬ソナに全く及ばなかったし、ブームも呼ばなかった。それでも、わずか2000万円の放送権で2000億円の経済効果を生みだした「冬ソナ」の夢をテレビ局は求める。韓国のドラマは沢山ある。でも、冬ソナはない。数々の韓流ドラマがコケて、流石のテレビ局もそれに気付いた。「ブームにならないのなら、ブーム作ってしまえ!」少なくない日本人はマスコミをテレビ局を信頼しすぎている。だから、テレビ局が「いま●●が大ブーム」と言えば、無邪気にそれを信じた。冬ソナほどではないにしろ、韓流ドラマの小ヒットを通じて、テレビ局は「嘘も繰り返せば本当になる」と学んだ。いや、誤解した。そこそこ安いコンテンツをゴリ推しして、それなりのファンを付けるというビジネスモデルはここ7,8年で急速に定着した。そして、今日の韓流アレルギーを生んだ。●韓流ゴリ推しはテレビ局の利益にも、韓国の利益にもならない韓国のコンテンツやタレントが三流ばかりのはずがない。このまま、単純接触効果の禁忌を繰り返し続けるのはテレビ局のためにも、優良なコンテンツを求める視聴者のためにもならない。実力のあるドラマにごり押しは要らない。いい曲かどうかの判断は、他人に押しつけられるものではない。目先の利益に走って、長期的な利益を失うのは、愚かな組織のすることである。国から・・・国民から免許を頂いて、公共の電波を使わせてもらっているテレビ局は単なる営利企業とは言い難い。テレビでいくら繰り返しても本当にならない嘘がある。いや、正確には「繰り返せば繰り返すほど、疑いが強まる嘘がある」それに気が付かない以上、企業として既に失敗しているし、免許を持ち続ける資格もない。「フジテレビは気持ち悪いテレビ局だ・・・」そういう評判が定着する前に、猛省し、迅速な軌道修正をするべきだろう。フジテレビ前に「ノーモア韓流」“デモ”俳優・高岡蒼甫(29)が、韓国ドラマを放送するフジテレビを批判するコメントを短文投稿サイト「ツイッター」に書き込み、所属事務所を退社したのを受け、フジテレビに抗議しようとネット上で呼びかけあって集まった約1000人が7日、本社がある東京・お台場でデモ行進を行った。
2011/08/08
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【米韓FTA】 01.サービス市場は記載した例外以外全面開放 02.牛肉はいかなる場合であっても輸入禁止処置は行わない 03.他の国とFTAを結んだら、そのFTAの有利な条件をアメリカにも与える(互恵待遇) 04.自動車の売上下がったらアメリカのみ関税復活出来る 05.韓国の政策で損害を出したら米国で裁判する 06.アメリカ企業が思うように利益を得られなかったらアメリカ政府が韓国を提訴する 07.韓国が規制の証明をできないなら市場開放の追加措置 08.米国企業にはアメリカの法律を適用する 09.韓国はアメリカに知的財産権の管理を委託する 10.公企業を民営化 【EU-韓国 FTA】 ・工業製品関税は5年以内に撤廃。 ・自動車部品はFTA発効後即撤廃。 ・中型大型自動車は3年以内に撤廃。 ・工業製品については全て、EUの基準に適合している事とする。 ・韓国製品に外国産部品の使用が著しく増えた場合もしくは自国産業に被害を及ぼすと判断した場合に、セーフガードを発動できる。(EU及び各国それぞれにセーフガード権付与) 食料品 ・コメ、トウガラシ、ニンニク、タマネギは現状維持。 ・豚肉については10年以内に撤廃。 ・鶏肉、酪農品、冷凍サバ、冷凍メバル、チーズについては15年以内に撤廃。 ・ワインはFTA発効後撤廃。 ※上記関税撤廃の恩恵が受けられる企業は、原産地管理能力認証された輸出企業のみとする。(毎年認証を受ける事) 18~19世紀に西欧諸国が次々とアジア・アフリカ諸国と結んだ「最恵国待遇」と同等の不平等条約が韓国が米欧とかわしたFTAの事実だ。では、なぜ韓国はそれでもFTAを締結しなければならなかったのか?一言で言えば「国際競争力がなかったから」だ。韓国で作られる工業製品は日本や台湾をはじめ、海外でも同等以上の製品を作ることができる。だが、韓国には工業製品以外の輸出品がない。しかも、韓国の経済は輸出のみによって成り立っている(輸出依存率70%!?)だから、不利だと分かっていても「とりあえず今」を乗り切るためにFTAを締結した。戻れない道を歩みはじめたのだ。日本は韓国とちがって付加価値をつけたオンリーワン商品を生み出せる。輸出依存率は30%を切っている。日本は内需70%で経済を回している。今日、明日にも経済崩壊が迫っている韓国とは全く事情が違う。確かに、韓国は10年程度の繁栄を築けるかもしれない。しかし、このFTA内容は韓国発展の頭を押さえつけるものだ。このFTAのため、韓国が日本に代わる工業先進国として、今の日本やドイツのような地位を得ることはできない。「韓国はすでに米欧とFTAを締結した!」「日本も急がないと乗り遅れる!!」と騒いでいる輩。絶対にFTAを結ぶな!というつもりはないが、こんな米欧のみが有利な「最恵国待遇」FTAでないことは確認しなければならない。特に知的財産権は日本の生命線だ。洗濯物の嫌な臭いを殺菌ナノイーで消臭【送料無料】【smtb-u】Panasonic/パナソニック F-YZGX60-S【ナノイー搭載】デシカント式除湿乾燥機 シルバー
2011/06/01
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卒業式や入学式のプログラムに組み込まれた「業務」をやらないのは明らかに業務拒否といえる。国旗掲揚や国歌斉唱があるのは公立学校では当然なのだから、そもそも内心の自由を主張したければ教師にならなければよいだけの話だ。君が代で立たない教員辞めさせる 大阪府の橋下知事 (共同通信) 大阪府の橋下徹知事は16日、入学式や卒業式での君が代斉唱時に教育委員会などの指導に従わず起立しない教職員について「辞めさせるルールを考える」と述べ、排除していく考えを明らかにした。強硬な姿勢に教職員側の反発も予想される。知事は「国旗国歌を否定するなら公務員を辞めればいい。身分保障に甘えるなんてふざけたことは絶対許さない」とも強調。府庁で記者団の質問に答えた。[ 2011年5月16日21時40分 ] 清掃事務所の収集人が「ゴミは汚いから触りたくない」公立病院のナースが「病気が伝染ったらイヤだから出勤しない」環境局の検査員が「日焼けが嫌だから調査に行きたくない」窓口業務の事務員が「私は人見知りなので窓口に出ません」こんな「内心の自由」は、憲法の誤用濫用だ。そんなふざけた人間は役所に要らないし、実際の公務員にはいないだろう。だが、公立学校にはそんなダメ公務員がうようよ居るらしい。彼らは、東京都の国旗国歌拒否職員の処分が「憲法違反にあたらない」と明確に司法判断されても(つまり、国旗国歌拒絶が内心の自由ではなく、単なる業務拒否であると確定した後も)「国歌を歌いたくないから歌いません。国旗が嫌いだから起立しません」「でも、生徒には学校の規則を守らせます」という。業務拒否や職務怠慢はよくない、と正当な指導をされると「内心の自由だ、強制は憲法違反だ」と反対し、自らの背中で子供たちに嘘を教え込む。子供たちの風紀が乱れても彼らに指導する資格も実力もない。「他人に迷惑をかけていない。先生は内心の自由を犯してる。憲法違反だ!」と反論されたら、こういった教師はうつむくしかなく、まったく指導できないからだ。これでもお咎めなしだったのは、各都道府県の首長が「憲法・内心の自由・九条」という問題について、正しい知識をもっておらず、嘘と自己正当化をくり返す反日教師たちを増長させてきたからだろう。(もちろん全てではないが)大学を出てすぐ「先生、先生」と呼ばれる教師には、なにか特権意識のようなもの持っているのではないか、と感じる輩もいる。少なくとも公立学校における限り、彼らは「公務員」なのであり、公務員とは、民間がやらない公務を確実にこなすことを前提に税金から給与を支給されている。最近の橋下府知事の言動は首を傾げるし、知事としてもパフォーマンスに終始しているとか、今後長期スパンが見えないといった批判が絶えないがこの指摘に限っては完全に正しい。(彼得意のパフォーマンス、大衆ウケをねらったものにすぎないにしても)これを全国の首長で言えるのが、石原都知事と橋下府知事のみというのは嘆かわしい。他の首長は「公立高校の教師は、業務拒否してもおとがめなし」と黙認している。公務員が公的機関で公務を果たさないのであれば、首長はクビを言い渡すべきなのは当然だ。彼らにしても教師を続けたければ、国旗掲揚と国歌斉唱がない私立校に行けばいい。公立学校で公務員たる教師が仕事をしない。それは業務上も問題であるし、子供たちにそんな間違った大人を見せる教育的損失も計り知れない。なにせ、先生は「決まり・ルール」を守らないのに、生徒はその先生が決めた「決まり・ルール」を守らされるのだ。先生は身をもって範を示せる者であってほしいというのは、国旗国歌に反対する親ですら同じだろう。つまり、橋下府知事や石原都知事がいう「教師が起立・国歌斉唱しないならクビ」は・・・内心の自由とか、国旗・国歌の是非とか・・・ご大層な問題ですらない。要するに「働く気がないならクビ」という労使問題にすぎない。 君が代の『君』とは誰か?
2011/05/17
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私がいつも通る道に野良猫が多い一帯がある。野良猫が多いのは訳があって「餌やり」オバさんがいるのだ。数日前の話である。私がいつものように道を通っていると、餌やりオバさんが野良猫に餌をあげていた。餌やりオバさんは、空家?前の道路で、イチゴパック五皿を並べて、五匹の猫に魚の切り身らしき餌を与えていた。おばさんは猫たちに何か語りかけながら、携帯で写真を撮っていた。猫たちが並んで餌を食べている様子を携帯電話で撮影しているようだ。私は呆れながらも、公道で餌やりする非常識を注意しようか?迷っていた。その時、オバさんが(写真を撮るのに猫の並びかたが気に入らなかったらしい)一匹の猫を無理やりずらそうと手を伸ばした。猫に手が触れた瞬間!触られた野良猫は「グワッ!!」と怒りの声を出すと同時におばさんの手を引っかき、手のひらにガブッと噛みついた。当たり前だ。野良猫の・・・それも、野に生まれ、野に育った野良F1以降のガチ野良の・・・食事の邪魔をすれば反撃されるのは当然だ。野生動物は、食事中など無防備な時に攻撃されるのを最も恐れるものだ。常識である。そんな野良猫の正当防衛に対し、オバさんは「ギャー」と声を上げて携帯電話を落とし、中腰の格好のまま後ろに転んだ。あたふたして、自分の手から血が流れているのを見た餌やりオバさんは、なんと!自分に噛みついた野良猫を蹴飛ばした!?野良猫はのろまなキックをかわしたが、つま先がかすって逃げていった。憎き猫に逃げられた餌やりオバさんはどうしたか?私は目を疑った!なんと!?オバさんは怒りさめやらず、ギャーギャーわめきながら、他の猫を蹴飛ばしはじめたのだ!!猫はオバさんの攻撃をかわし、散り散りになって逃げだした。餌やりオバさんの暴挙に、私は「ちょっと!」と思わず怒鳴っていた。ハッと気づいたおばさんは「なによっ!○◇※☆×××よ!!」(・・・聞き取れない。恐らく猫が悪いと言っている)と叫びながら逃げるように去っていった。先ほどの猫は、遠巻きに見ている。一人になった私は、後に残されたイチゴパックと餌を片付けようとした。すると、様子を見ていたらしい、道路を挟んで向いの家のおじいさんが恐る恐る出てきた。おじいさんは「注意してくれてありがとうねぇ ワタシ、年寄りだから なに言っても聞いてくれなくて… あの人怖いから…」おじいさんは、一度は餌やりオバさんに止めてくれるようお願いしたが、その後、様々な嫌がらせや暴言を浴びせかけられ、何も言えなくなっていたそうだ。散らかった餌を片付けながら、おじいさんは「猫は困るけど憎くはない。 それより、あまりに可哀想でならない」と言った。この地域、野良猫が多いといっても、猫がのどかに昼寝している心温まる風景ではない。野良猫が集まり、餌や異性をめぐって喧嘩して、毎晩のように阿鼻叫喚の騒ぎ。激しい喧嘩をしたのだろう。中には片目が潰れている猫もいる。餌によって猫が密集するため、感染症がまん延し、成猫には腹水がたまり餓鬼のような姿のものがいる。生まれて間もない子猫は、猫カゼだろうか?目やにや鼻水で目鼻がふさがっている。そして、バタバタと死んでゆく。。。春になると週に一度や二度は子猫の死骸を見かける。タイヤに牽かれたのであろう、潰れて原型を留めいない遺骸。感染症で死んだのか、やせ細った遺骸。その遺骸をカラス(猫への置き餌をつつきに来る)がつつき、無残な姿に変わり果てている。肉片になった遺骸を、近所の人々がうんざりした顔でビニール袋に入れて片づける。そんな痛ましい光景を何度か目にした。おじいさんによると、この地域の地獄絵図は、十年程前に餌やりオバさんが引っ越してきてから始まったらしい。もちろん、自治会、保健所、(まともな)動物愛護団体が「餌やりをやめてくれ」「やるならちゃんと飼ってくれ」と頼んだが、オバさんは全く聞き入れなかった。中でも、この惨状を改善しようとした動物愛護団体の涙ぐましい努力は数年にわたったらしい。最初は餌やりオバさんを優しく説得していた愛護団体だったが「私は可哀想な猫にご飯を食べさせている良い人。 でも、猫が死ぬのは自然の摂理だから関係ない」という、驚異的に無責任で不思議な(そして餌やり人にはありふれた)強弁に、ついに説得を諦めた。本当の自然状態ならば、猫はこんなに集まらないし、増えないし、感染症や事故で死んだりもしない。(山猫や野猫を考えれば、容易に分かることだろう)おそらく、愛護団体はおばさんを「まともじゃない人」と認定したのだろう。餌やりオバさんの説得をあきらめた愛護団体は、自治会と協力し、捕獲器で野良猫を保護し、不妊手術をして放つ(TNR活動)など、不幸な命が増えるのを必死にくい止めようとした。だが、オバさんが次から次へ新たな野良猫を呼び寄せるので、効果はあがらず、ついには手術代で破たん寸前になった。愛護の人は、餌やりオバさんの無責任に屈し、保護活動を断念した。自治会の会合に出席した愛護の人は、野良猫対策を打ち切る無念を語った後「こういった無責任餌やりこそ動物虐待だ! 本当なら、虐待として行政が処罰すべきだ!」と憤然と言い放ったという。その通り。全くの正論だ。だが、おじいさんは役所の人の苦労も知っている。「役所の人もねぇ、何べんも来て、あの人と話してくれたんです。 いろいろ頑張ってくれたんですけどねぇ・・・ でも、法律がないから取り締まれないんだそうです。 ああいう人はね、牢屋に入れないと絶対やめないでしょう? 今はもう役所には来てもらわないんです・・・どうせダメだから」私も過去に記事を書いたので、ある程度知っている。おじいさんの言うとおりだと思う。厳しい罰則がなければ、(総じて社会適合性が欠落している)無責任餌やり人はやりたい放題だ。野良猫餌やりが招く「無関心による猫虐待」は、法改正が必要だし、国がやらないのであれば、自治体が条例で取り締まるしかない。実際、いくつかの自治体は「無責任餌やり禁止条例」を作ったが、自称・動物愛護家から、猛烈な反発を受けている。だが、本当の動物愛護家にとって、「無責任餌やり」は不幸な命を増やし、その責任はとらない・・・つまり、猫の保護は愛護家の自己負担で行わざるを得ない・・・という、憎むべき行為なのだから、「無責任餌やり禁止条例」に、一見もっともらしい論調で反対しているのは、愛護の皮を被ったニセ愛護=虐待者だと見るべきだろう。ニセ愛護の判別の方法は簡単だ。彼らは、野良猫に餌は与えるが、よくよく突っ込んで話を聞いてみると、猫の命や、周辺住民の迷惑には「関心がない」。本当の愛護家は、そのような無責任な連中とは全く違う。野良猫を保護して不妊手術をし、混合ワクチンも打つ。(猫のいくつかのウイルス感染症はほぼ不治の病だ)餌を与えるのは最小限。カラスやゴキブリが寄ってこないよう残りはすぐに片づける。近所の家から苦情が来れば、糞尿の掃除にも行く。それでも土地所有者から「ここで餌やりをするのは困る」と言われたら場所を移す。自分たちの意志で野良猫を管理し保護するのだから、野良猫について責任があり、ご近所には迷惑をかけないという明確な自覚を持っている。要するに「まとも」で「常識がある」のが本当の愛護家だ。残念ながら、日本は"無責任餌やり将棋名人"・加藤一二三氏らのような「自称・愛護家、実態・猫増やし虐待者」がほとんどで、本物はほとんどいないようだが・・・これに対し、ニセ愛護は非常識・無責任の見本のような輩だ。「餌やりオバさん」はニセ愛護ですらない。ただの道楽餌やり人で、自分は猫を助けていると陶酔している変人だ。結果、不幸に生きるために生まれさせられるのは猫。ゴミ(放置エサ)や、猫のみならずカラスや虫の被害を受けるのは住民。対応を迫られるのは真面目な行政と本物の愛護家。無責任餌やり人だけが愉しみ、満足し、なんら被害を受けない。こんなのは間違っている!住民と愛護家と行政、そして野良猫はお互いにいがみ合っているかもしれない。だが、その4者の本当の敵は無責任餌やりだ。無責任餌やりは、本質的に海外の児童売春と同じである。極貧国に行き、現地の少女に、日本円にすれば千円にも満たないお金を与え、肉体関係を強要する。生きるため、屈辱に応じざるを得ない少女に、奴らはこう言う。「お金ないと飢え死にしてしまうよ。 なぁに、深く考えなければ気持ちの良いことをするだけだ」そして自分が満足したら、さっさと帰国する。自分の行為で少女が妊娠しようが、赤ちゃんが死のうが関知しない。少女やその赤ちゃんの命に責任を持つつもりなど最初からないのだ。ただ、自分の悦しみのために、お金を与えたにすぎないのだ。・・・最も憎むべき人道的罪悪の一つだ。猫は本来、優れた・・・恐ろしいハンターだ。(猫を飼ったことのある人は皆ご存じのはずだ)特に生粋のガチ野良は怖い。悪業オヤジが、貧しさゆえ金に従うしかない少女たちを見下しているよう、餌やりオバさんは自分の与えた餌を食べる野良猫を見下していたのだろう。餌やりオバさんの受難は、これまで数代にわたって、オバさんの道楽にされ、見殺しにされてきた野良猫の誇りある一太刀に思えた。
2011/05/13
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食中毒が起きた焼き肉チェーンを運営する「フーズ・フォーラス」(本社・金沢市)の石野浩平マネジャーは1日、朝日新聞などの取材に「生で食べられないものだという認識はまったくなかった」と話した。 北陸3県と神奈川県で「焼肉酒家えびす」を20店舗展開する同社は、29日以降、全店で営業を見合わせている。 石野マネジャーによると、ユッケに使っていた肉は東京都板橋区内の食肉卸売業者から仕入れた。500~600グラムが真空パック詰めされ、従業員が当日の販売見込み数を小分けにして冷蔵。販売しなかった分は翌日まで客に提供していたという。この肉は卸売業者側から「ユッケ用にいかが、との商品提案があった」といい、出荷用に加工するまでにアルコール消毒を2度行っていると説明されて「安心だと考えていた」と話した。 これに対し、富山県などによると、食肉卸業者は都の調査に対し、「生食用として出したものではない」と答えているという。 【asahi.com 2011/5/1】焼肉酒屋えびすを経営するフォーラス側は、はっきり嘘をついている。なぜなら、 日本では「生食用」の牛肉は1グラムも流通していないからだ。これは一般国民は知らないかもしれないが、焼肉店を含む食肉業界では常識だ。(過去には生食用牛肉を出していた食肉市場もあったが、どうしても処理工程で細菌汚染が防げず、何年も前に止めている)牛の腸や口内には普通に病原性大腸菌がいるのだ。解体の過程でどうしても、それらが筋肉に付着してしまう。これをゼロにするのは不可能に近い。さらに、肉類のような有機物の上で、細菌を完全に殺す殺菌・消毒法も確立されていない。アルコール消毒など、気休めでしかない。こんなのは、食肉関係者なら常識として知っていることだ。では、なぜ焼肉店では堂々とユッケやレバ刺しがメニューに並んでいるのだろう?これには、国民の無知と、焼肉店の後ろめたい事情がある。ユッケやレバ刺しは人気メニューだ。それを客の健康を考えてユッケを出さなければ、客は他の焼肉店に流れてしまう。だから、焼肉店は危ないと知りつつ、ユッケやレバ刺しを出している。では、なぜ厚労省や保健所は「生食用牛肉など流通していない」とはっきりアナウンスしないのか?国民がその事実を知れば、ユッケやレバ刺しを注文する人もいなくなるだろうに。一つは、食肉の流通を完全には把握していないからというのがあるだろう。つまり「もしかしたら、把握していないだけで、きちんとした生食用牛肉があるかもしれない」というわけだ。ならば、この痛ましい事件をきっかけに、全国の保健所に一斉調査をさせ「現在、日本には生食用牛肉は流通していない」ことを再確認し、「すべての牛肉は生食すれば食中毒のリスクがある」ことを国民に周知するのが、国民の健康を守る厚労省の役目だ。細川律夫厚生相は直ちに行動すべきだ。厚労省が動かないもう一つの理由として、食肉業界の圧力が考えられる。食肉業界は在日韓国人とエセ同和の利権の巣窟だ。役人を「営業妨害だ」「店を潰す気なら復讐する」と脅すのは当然だろう。それでも役所が注意すると「自主規制で安全と確認している」とか「殺菌したから安全だ。安全な肉を売るなというのは営業妨害」とか「生食用レバーとは書いていない。"生レバー"と書いているだけだ」などと詭弁をふるうという。焼肉酒家えびすを経営するフーズ・フォーラスがどのような成り立ちの会社かは知らない。だが、ユッケの肉が生食用でないことも、病原性大腸菌のリスクも知っていながら提供したのは間違いない。現実的には、検察は業務上過失致死を求めるだろう。しかし、フーズ・フォーラスは「感染して死んでも構わない。それより金儲けだ」との未必の故意に近い意図をもっていたわけだから、殺人罪の立証を検討するぐらいの厳しさをもって本事件に臨んでほしい。2011年5月2日追記やはり、フォーラス社長・勘坂康弘容疑者は「生食用」牛肉なぞ流通していないことを知っていた。つまり食中毒のリスクを知りながら、危険な加熱用肉を客に提供していたことを認めた。唖然とするのは、それを正当化するために「法律が禁止していないから悪い」と居直ったことだ。「牛肉については…、国内と屠場からの生食用としての実績は有りません」 「それを踏まえ、法律で生食用というか、その~、普通の精肉をユッケで出してるのを全て禁止して、禁止すればいい!禁止するべきだと思います。禁止して頂きたいと思います! 要は生食用以外は出しちゃいけないという風にしてしまえば・・・明らかに違法ですし、それは即逮捕というか・・・」 あわててパニックに陥っているのだろう。あくまで、自己を正当化したいのだと思うが、こういう時にその人の本性が顕れる。要するに「加熱用を生食に出すのはいけないと知っていたけど、はっきり禁止されていないから出した。一番悪いのは禁止していない法律!」と言いたいようだ。絶望的に支離滅裂なので突っ込んでおくと「普通の精肉(加熱用)をユッケで出してるの」は現行法でも違法であり明確に禁止されている。加熱用牛肉を生食させることは「汚染(の疑いがある)食品」の販売にあたり、食品衛生法第6条第3項にきっちり「してはならない」と明記されている。〔食品衛生法〕第6条 次に掲げる食品又は添加物は、これを販売(中略)してはならない。3 病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を損なうおそれがあるもの。ちなみに、焼肉(加熱用肉)を提供することは、熱殺菌する前提の肉を提供することなので、同法違反にはあたらない。あくまで加熱用肉を「生で食べてください」と提供することが違法だ。これも、焼肉店ならば、保健所の許可を貰う前に必ず講習会で習うことなので、知らなかったはずはない。要するにフーズ・フォーラス社長・勘坂康弘容疑者らは、人命を軽視して儲けに走ったのだ。焼肉は加熱殺菌するという意味においては、子供も老人も安心して楽しめる最も安全な食品だ。しかし、生肉の状態では"毒"といっていい。そんな生肉を、毒を「どうぞ生で食べてください」と客に出していたフーズ・フォーラス社長・勘坂康弘容疑者は『 すべてのお客様に 「 愛 」 を、店舗スタッフへ 「 感動 」 を、「 愛と感動 」 のレストランチェーン 』などと語っていた。「私自身肉が大好きでしたし、リーズナブルに提供できれば絶対いけると思いました。焼肉は単価が高い店が多く、牛角などが出始めたとはいえまだ後発でもいけるだろうと考え、焼肉業態にしようと決めました」倫理観を欠く人間・勘坂康弘容疑者のこの決意から、尊い命が奪われ、食肉業界の真面目な方々が不当な被害を受ける未来が決まった。愛とか感動とかを語りながら毒を盛る。このような人間を商売人とはいわない。詐欺師とか殺人者というべきだろう。
2011/05/01
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表彰台で銀メダルを与えられたキム・ユナはぼろぼろと泣いていた。テレビ、新聞などマスコミはキム・ユナの涙を「引退の寂しさか?」と解釈しているようだ。一方、キム・ユナの異常点が常識になっているネット上では「あれだけ点数を盛っても負けた悔しさ」という声が多い。私の解釈はどちらとも同じで、どちらとも少し違う。キム・ユナは採点の有利がなくても、間違いなく実力あるスケーターだ。だが、韓国を出れば・・・「フィギュア・クイーン」の彼女は他の選手から尊敬されていない。キム・ユナのようになりたいというスケート靴の少女もいない。観客は彼女の演技に感動しておらず、会場は静まりかえっている。200点以上のスコアが発表されれば、容赦ないブーイングが起こる。ISUの影響下にない解説者は彼女の演技に冷淡で、他の優れた選手を賞賛する。インターネットはキム・ユナの異常得点を指摘する記事であふれている。キム・ユナは5歳からこれまで15年、必死に努力してきた。天才ではあるが、平凡な天才であった彼女は、努力で一流スケーターになった。ジュニア時代の浅田真央やキミー・マイズナー(米)との激闘は本物だ。やがて、国際大会で勝つようになると「韓国の妹」と呼ばれ国民的スターになった。2011世界フィギュアの曲は、韓国の魂「アリラン」をベースにした「オマージュ トゥ コリア」まさに韓国を背負って・・・いや、背負わされて、世界フィギュアに臨んだ。果たして、今回「も」キム・ユナはフリーでジャンプを2回失敗しながら「減点なし」という異常採点で128点という高得点をもらった。しかし、後半に高難度ジャンプ5本をまとめた安藤美姫に、力でねじ伏せられた。これまで、キム・ユナは異常採点を嬉々として受け入れてきた。浅田真央に勝つため、金メダルを取るため・・・金色のメダルと一緒に、大人たちとお金がキム・ユナの下に集まってきた。韓国人はキム・ユナを自慢し、彼女を賞賛してはばからない。少なくとも一時期、キム・ユナは有頂天だったろう。だが、彼女を「商品」と見る大人たちはキム・ユナをフィギュア・クイーンの座から下ろしてくれない。いまや、彼女が国際大会で優勝するたび直接効果だけでも200~400億円の経済効果がもたらされるのだ。彼女を「韓国の至宝」「史上最高のスケーター」と信じて疑わない韓国人は、彼女が表彰台の中央から外れること・・・特に日本人選手の下にいること・・・を決して許さない。キム・ヨナが滑走する瞬間の韓国TV視聴率は30%を超える。そんな環境で2位の表彰台に立ったキム・ユナは、今どんな気持ちだろう?正々堂々の敗北ならば、恥ずかしいことではない。悔しくても、前を向ける。ライバルを尊敬できるし、ライバルにも認めてもらえる。しかし、汚れるだけ汚れ、堕ちる所まで自分を堕としての敗北には、いかなる救いもない。私は、まだ少女のキム・ユナが、暗い穴の底でひとりぼっちで涙をこぼしているように見えた。哀れだと思った。たとえ、かつては彼女自身がそれを望んだのだとしても・・・20%OFF●倉科カナ/ビーチ・エンジェルズ倉科カナinサウス・ストラドブローク島BD【新品】価格:4,872円(税込、送料別)夏菜写真集『夏菜GANTZ/K』価格:2,310円(税込、送料別)緑友利恵 DVD「日テレジェニック2007 Memoires」価格:3,990円(税込、送料別)【25%OFF】[DVD] 水沢奈子の夏休み なごや絵日記価格:2,993円(税込、送料別)
2011/04/30
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2011 ISU世界フィギュア、男子のパトリック・チャン(カナダ)の素晴らしい演技よりも280点という銀河点に世界中が驚いた。実は、ずっと前からネット上では「どんな演技でも男子はパトリック・チャン、女子はキム・ユナ」と既に囁かれていた。2008シーズンあたりから、この2人だけはどんなにミスしても減点されず、それどころか加点されて異常点を続けてきたからだ。カナダ人と韓国人が上層部を牛耳るISUのシナリオ通り、女子も「順当に」キム・ユナが優勝しそうな気配だ。どれほどキム・ユナが優遇されているのか?今回の大会について、素人目にも分かりやすいのは、アリッサ・シズニー(米国)とキム・ユナのスピン比較だろう。実は、キム・ユナはビールマンスピンがあまり得意でない。キム・ユナは体が硬いため、完全なビールマンにならないのだ。そして、回転が遅い。(遅いと言っても平均よりは上だが)例えば、アリッサは完全なビールマンを完成させてからなんと12~15回転する。浅田真央も8~12回転だ。だが、キム・ユナはできそこないのビールマンの形で5回転できればいい方だ。さらに、シズニーのビールマンは杭で打ったかのように軸が微動だにしないが、キム・ユナはぐらぐらとトラベリング(回りながら位置がずれること)してしまう。 左:アリッサ・シズニー 右:キム・ユナビールマンの形からしてこれほど差があるのに、スピンの回転速度もぜんぜん違う2人のスピン。これほど差がある両者の同じビールマンスピンにジャッジはどのような点をつけただろうか?アリッサ・シズニー (レベル4) 基礎点3.50+加点1.14キム・ユナ (レベル4) 基礎点3.50+加点1.14なんと同点!? しかも最高得点タイ!世界最高(おそらく史上最高)のアリッサのビールマンと、不完全な形で、半分しか回転していないキム・ユナのビールマンが同じ評価!?というより、キム・ユナのスピンでレベル4はありえない。観戦していた全ての人に明らかなように、キム・ユナよりも良いスピンを回った選手は沢山いた。(もちろん浅田真央もその一人だ)TVを見ていた日米の人々は、二人のビールマンスピンが同じ得点だと知ったらさぞかし驚くことだろう。それより、冒頭のキム・ユナの転倒ジャンプに加点1をつけたジャッジがいたことの方が驚かれるだろうか?(私は驚かない。キム・ユナのジャンプミスや回転不足に加点が付くのは毎度のことだ)ロシアの"皇帝"プルシェンコは、現役選手として、はじめて「パトリック・チャンとキム・ユナの得点はおかしい」と声を上げた選手だ。しかし、今回の地元ロシア開催にもかかわらず今回の大会に出場していない。なぜなら、プルシェンコはISUから今大会の出場権をむりやり剥奪されたからだ。ISUは、プルシェンコが契約していたアイスショーにぶつけるように、公式試合の日程を組み、出場しなければ世界選手権の出場権を剥奪すると脅した。プルシェンコがアイスショーをドタキャンすれば、膨大な違約金を払わされる(なんといってもプルシェンコが目玉のショーなのだから)と分かっての作為だ。プルシェンコは「パトリック・チャンが優勝すると決まっている大会に出るつもりもない」と言ってショーの契約を守った。こうして、ISUは目障りな選手を抹消するのなら、相手が元・金メダリストのプルシェンコでも容赦しないという姿勢を見せつけた。全ての選手、コーチ、スタッフがISUの巨大な不正を知りつつも、公然とISUを非難できないのはこのためだ。韓国、カナダ選手以外は、組織ぐるみの不正に憤りつつ2位、3位争いをしている。だが、浅田真央はそれでも度々「明かな実力差」でISUの不正をねじ伏せてきた。浅田真央はもはやキム・ユナと戦っているのではない。浅田真央の総合力にキム・ユナは遠く及ばない。浅田真央はISUと戦っているのだ。不正を実力でねじ伏せるという孤独な戦いを続けている。だからこそ、異次元の技術を持ちながら、さらに進化を続けているのだ。浅田真央は愛するフィギュアスケートを守るために戦っている。 大人気ブライドルレザーシリーズ!ワンちゃん用の首輪ドッグカラーが登場【ポイント10倍】【...価格:4,515円(税込、送料別)
2011/04/29
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●またも公務員給与を政治の道具にしようとしている?菅政権は復興支援のため国家公務員の給与をカットするのだという。国家公務員の給与がカットされれば、地方公務員の給与も連動してカットされるだろう。公務員給与5%カット検討=東日本大震災の復興財源―民主 東日本大震災の復旧・復興財源をめぐり民主党内で、国家公務員の給与を5%カットする案が浮上していることが29日、分かった。 2011年度で約1500億円を捻出する。人事院勧告に基づかない給与引き下げは極めて異例だが、全体で10兆円を超えるとされる震災復興費用の財源確保のためにはやむを得ないと判断した。【時事通信 3月30日(水)2時32分配信】一見仕方がないことのように思えるが、非常に違和感を感じる。違和感の正体は「疑念」だ。民主党は国民と公務員に負担を押しつけて、保身を図ろうとしているのではないかという疑念だ。復興を真面目に考えるなら、すぐにでも4兆~8兆円が回収できる子ども手当てなどのバラマキ撤回には触れず、なぜ1500億円ぽっちの捻出をアピールするのか?民主党はマニュフェストとして掲げた、数々の愚策を撤回せずに済む妙案を思いついたとでも思ったのだろうか?●もはや「公務員」カードで国民を欺くことはできないところが、実際にはそうでない。国民の報道・政治リテラシーは高まっている。自らには傷を付けないように、常に第三者(国民、企業、公務員)に負担を強いる。現政権の震災への態度は一貫してそう写る。いや、民主政権発足以来、普天間基地問題、尖閣問題、宮崎口蹄疫、常にそうであった。そのことを、もう国民は見抜いている。以前、宮崎口蹄疫が発生したとき「宮崎県民は役人は信用するが、民主党は信用しないだろう」というコメントをいただいたことがある。そうだろう。宮崎県の公務員獣医師や市町村の職員は非常によく働いた。だが、農相と首相は一貫して責任を回避しつづけた。今回の大震災でもそうだ。目に見えるところで自衛隊、消防、警察、海保、気象庁、市町村役場の職員・・・寝ずに、献身的に働いたのは前線の公務員だ。霞ヶ関でも、無能な官邸をなんとか支え続けているのは「官僚」と呼ばれ、マスコミや政治家のスケープゴートにされ、唾棄された国家公務員たちだ。この国には、いろんな公務員がいて、おしなべて誠実で、真面目で、献身的で、「公僕」であることに誇りを持っている。部下に「早く逃げろ!」と叫びながら濁流に飲まれた町長大波に押し流される庁舎で避難放送を続けた町役場の職員津波が来ることを知りながらパトカーで避難誘導を続けた警官妻に子を託し、原発事故に立ち向かったレスキュー隊員「せめて遺品だけでも」と暗く冷たい海に潜り続ける海保「もう少し掘ったら、がんばったら・・」と瓦礫を掘る自衛隊員自分も被災者なのに、寝ずに避難所の人々を励まし続ける役場の職員老人たちを残してはゆけぬと放射線を浴びる施設にとどまる病院職員そして、消えない霞ヶ関の灯り。今、この時も庁舎に何連泊もし、国家崩壊を必死にくい止めている国家公務員たち・・・大変なとき、最初に助けてくれて、最期まで寄り添ってくれたのは、いつもあれほど憎まれてきた公務員たちだった。町役場の穏やかな青年は、町の老人たちが赤ちゃんの頃から知っている誰々さんの息子。介護施設のテキパキした介護士の娘は、子どもの頃から活発だった誰々さんのお嬢さん。常にどこか遠くにある政治家やマスコミとは違う。彼らは公僕であると同時に、市民であり、隣人なのだ。●国難にあってはじめて本当の味方と敵が分かる公務員は「一生懸命働いた人が損をする」仕組みになっている。以前、このブログで示したように、公務員給与問題の本質は「悪平等」「不公平」である。民間企業では50代後半の部長は65万円、50代後半のヒラは31万円と妥当な給与差がある。しかし、公務員では50代後半部長級は49万円、50代後半ヒラは41万円と愕然とするほど差がない。これでは、国益・公益のために働こうという人がだんだん少なくなっていっても仕方がない。このような悪平等の根本は自治労、日教組など公務員労組の旧弊体質にある。それを維持しているのが民主党、社民党、共産党など政界と公務員労組の癒着だ。諸外国ではこういう不公平な制度下では汚職や不平が起こる。だが、そんな悪平等の下でも、こうして仕事に真剣に取り組み、地方から中央から日本という国を支えてきたのは名も無き多くの公務員だ。そこに日本人の美質を見る思いがする。今、あれほど公務員叩きに腐心していたマスコミが、公務員たちを攻撃できないでいる。人々が公務員に対して持っていた誤解や偏見が現実のもとに瓦解したからだ。マスコミや政治家のいっていた公務員が、針小棒大に喧伝された虚像だと気付いた。今、公務員叩きをすれば、思慮深く慎重だがひとたび戦になれば絶対に引かない重厚な東北人全員を敵に回すことになるだろう。それどころか、国民はついに「敵はマスコミと官邸にあり」と認知するかもしれない。●民主党は筋を通してから国民、公務員に負担を求めよ復興という先行き長い戦いにおいて、必要なのは現金だけではない。それを効率的に使うことが現政権にできないことがここまで明らかな以上、有能な人材を活用することが大事だ。有能な人材、現場で実際に働く人材を罰するようなマネをして、国民にとって何の得になるだろう?これが不満そらしや見せしめではなく、やむを得ない措置だというのであれば、しかるべき筋を通さなければいけない。まずは従来なかったバラマキ政策(無償化、無料化、手当て)の撤回。そして、従来政策の無駄(生活保護の不正受給など)にメスを入れる。それでも足りないなら、まず自ら議員報酬のカットをする。その上で、公務員の給与をカットだ。公務員給与のカットも、一律ではなく「真の民間均衡」が取れるカットを行う。そうしないと、効率的に財源を集められないばかりか、日本経済の後退を加速させるおそれがある。それらを全てして、そこまでした上で、国民に借金を願う国債の発行だ。これまでの未熟な世論なら、公務員を叩けば支持率が上がっただろう。「俺は貧乏だ!だから公務員も貧乏になれ!」という単純思考が支持率を上げた。だから、民主党の「国家公務員の人件費2割カット」というマニュフェストは拍手で受け入れられた。国民は政治が作り出した不況にあえぎ、怒り、その矛先を政治家ではなく、巧みに公務員に向けるよう誘導されてきた。しかし、有事において現実を知り、政治リテラシーが高まった国民は、もはやそんな下品な手には乗らない。無能な政治家よ、去れ。不誠実なマスコミは、語るな。
2011/03/30
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それでも人生は続いてゆくのだということをすっかり忘れていやしないかね?【ウォルトマン・劇作家】
2011/03/23
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包丁仕事の途中、皆さんはどこに包丁を置きますか?キッチン台?まな板?作業中の「ちょい置き」って意外に多いですよね。私は先日この包丁スタンドを買ってすごい便利で安全になりました。こんなに便利なものなのに・・・都市部ですら街中にはまずありません。包丁ラックは普通は縦置き型です。でも、台所人なら包丁を落として床に突き刺した経験が1、2度くらいはあるでしょう。包丁の縦置きは危険。金属の吊しラックなら危険倍増。縦型はフックの巾が狭いためラックごと落ちてきます。私も何度もヒヤリとしました。しかし「包丁・ナイフは縦置き」という固定観念からか?横置き包丁ラックを求めてキッチン用具専門店、有名ホームセンターなどあちこちを回りましたが「そんなの製造されていない」「長年やってるが見たことがない」との回答…。でも、ついに見つけました。これは金属ラックに安定して吊すことができます。横型ゆえ幅広で安定してるのです。震度4の地震でもびくともしませんでした。さらに台所やテーブルに直置きしてもどっしり安定しています。包丁を多少乱暴に置いても倒れません。よほど考えてデザインしたのだと唸ってしまいます。既に包丁ラックやナイフスタンドが家にある人も、料理の途中の「ちょい置き」できる安全なラックの便利さを実感していただきたいです。コンパクトだけど大きめ包丁でもすっぽり収納、サッと取り出し。水切り良好。洗いも簡単、そのまま熱湯消毒できるからいつも清潔。それに超良心的価格。台所に立つ人々みんなに知らせたいおすすめグッズです。最後にショップさんにお願いです。付属のゴムが脚部の安定向上のため、包丁の刃先が金属に当たって破損しないようにするために付属していること、ラックごと熱湯をかけて消毒できることをしっかり書いてください。あと、包丁受けのプラ板はショップ自作でもいいので取り扱ってください。長く使いたいので。[本日ポイント倍増★]人気雑誌『オレンジページ』読者の声を 集めて作りました!オレンジページ...価格:1,260円(税込、送料別)
2011/03/21
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●グルーポン義援金、ドイツは2千9百万円、最下位韓国はわずか6万円!?東北関東大震災には世界各国から義援金が寄せられている。中でも注目されているのがグルーポン・グループが世界各国から集めた義援金だ。この結果がネットで話題になっている。多く聞かれるのが「それでも韓国は反日だった!(5万8380円)」「かつての同盟国ドイツは親日的だ(2884万563円)」という声だ。実際、義援金(寄付金)額ではドイツが他を圧倒している。※¥80=1$だが、このデータでは各国にどのくらいグルーポン会員数がいるかが分からない。だから、「韓国は冷たい」「ドイツは親日」と単純に言えないというのも確かだ。●補正したら実はダントツ1位はロシアのグルーポン義援金そこで各国にどれだけグルーポン会員がいるかを勘案しなければならないのだが、残念ながら私の検索力では各国のグルーポン会員数は分からなかった…(私自身、グルーポン会員ではない。システムに重大な疑問があるから)そこで、グルーポンと密接な関係があるソーシャルネットワークサービス・フェイスブック利用者数からグルーポン会員数をかなり乱暴に推計してみた。フェイスブック、グルーポンとも、同じ米国から、同じ2008年に世界進出を始め、急激に世界に浸透している。現在フェイスブックの利用者は世界で5億人、グルーポン会員は5千万人にのぼるという(ともに両社プレスリリース)グルーポンの会員はフェイスブックを通じて共同利用者を探すことが多く、両者は密接な関係にある。フェイスブック利用者の10人に1人がグルーポン会員と仮定すると、1万人あたりの寄付額(計算の都合上ドルで表示)は下記のようになる。(もちろん、国によってフェイスブックとグルーポンの普及率に差があるのは承知のあくまで参考値だ)トップは意外にも北方領土問題で緊張関係が続くロシアになった。さらに最下位は韓国に代わって、親日国が多いといわれる南米のアルゼンチンになった。●韓国と米国のグルーポン義援金、実質的に差なし?さて、ここでもう一つ考えなければならない要素がある。豊かさだ。金持ちならば多額の義援金を送ることができるし、逆であれば少額にとどまるだろう。そこで一人あたりGDPを参考に、その国の人がどれだけの負担を受け入れて義援金を送ってくれたのかを考えてみた。「韓国はやはり反日的」「冷たい韓国人」と、さんざんな言われようをした韓国の人々の負担を1とした場合の各国の負担スコアを示す。一人あたりGDPが高い韓国は再び最下位になった。残念ながら、やはりお隣・韓国の寄付金額が少ないのは確からしい。つづいてあまり差のないワースト2位はアメリカ・カナダ。アメリカ・カナダは日本人に対する好感度が高いという調査結果が多いのでこれも少し意外だ。再び1位ロシアが飛び抜けており、多くのロシア人がグルーポンを通じて寄付を送ったことが分かる。また、ドイツに限らず、ヨーロッパ諸国はおしなべて高い負担を受け入れているようだ。●グルーポン義援金が突きつけた外交の虚構と現実義援金については、グルーポンにかかわる要素の他、送金の方法などいろいろ考えるべき要素がある。いろいろ書いたが、これだけのデータでなにも言えないのは確か、というのが私の結論だ。しかし、巷で言われているように東北関東大震災について、韓国が冷ややかな態度なのではないか?という指摘もあながち間違っていないのかもしれない。一方、韓国では40億円以上の義援金が集まっているという報道もある。ただ、これはソースが韓国誌で日本新聞は報道していない。さらに、韓国はスマトラ沖地震で提示した義援金の実際には1/10分しか送らなかった実績があるだけに、これは国際パフォーマンスの可能性もある。親愛なる韓国の友人には申し訳ないが、国際社会でこういうことを一度やると簡単には信頼回復できないのだ。実際、被災地に40億円が届いてから「ありがとう」を言うべきだろう。これに対して、韓国につづくワースト2位だった米国は、日本人が思っているほど親日的ではないのかもしれない。だが、報道にあるとおり国家同士としては非常に緊密だし、実際、東北地方の救援や福島原発の対処では米海兵隊を中心に1万8千人を投入した「Operation Tomodachi(トモダチ作戦)」が展開されており、最も救援・復興に貢献しているのが米国であるのも間違いない。(余談だが産経新聞以外でこの史上最大規模の日米合同活動が報道されていないことに新聞紙への不信が募る)ダントツで義援金が多かったロシアは、日本が惨事の最中であるのをいいことに、北方領土への野心を露わにしている。この分析をしながら、外交は義理人情ではなく、あくまで国益・利害で動くという機微を強く実感した。●遠交近攻(えんこうきんこう)中国の兵法に「遠交近攻(「遠きと交わり近きを攻める」)」という格言がある。遠くの国とは仲良くし、近い国とは争うという意味だ。遠くの国は紛争の種が少ないし、攻め込まれるおそれも少ない。ひるがえって近くの国は利害や紛争の種が尽きない。隣国と利害を巡って対立するのは日本と韓国・中国・ロシアだけではなく、世界各地で見られる。(中国vsロシアとか英国vs仏国、ドイツvsポーランドなど何百年単位の確執がある)日本と韓国は特に韓国にとって利害が噛み合わないのだろう。韓国は日本と違って輸出依存度が高いのに、いつも海外市場では日本製品と争わなければならない。そもそも韓国人は国策によって、子どもの頃から世界の歴史学者が失笑する嘘だらけの歴史教科書をたたき込まれ、憎日感情を植え付けられるのだから、心情的に冷たくても不思議でない。何度もこのブログで言ってきたが、私は韓国人の友達も在日の友達もいるし、韓国人(特に日本に来て、事実を受け入れた人)には何ら敵愾心はない。問題なのは、韓国(や中国、北朝鮮)は国策として「反日」をやっているということだ。私たち日本人が彼らとどんなに仲良くしたくとも、特亜3国の人々は国策として日本人と仲良くならないようプログラミングされているので、真の友和は難しい。この分析をしながら、外交は人情でなく、利害で動くという機微を強く実感した。日本はあまりにも隣人に気を遣いすぎて、本当に日本と仲良くしたい国、仲良くすればお互いの利益になる国を遠ざけているのではないか?そう感じる人は私一人ではないはずだと思う。「トモダチ作戦」で協力して救援にあたる自衛隊と米軍
2011/03/20
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関東東北大震災の被害の甚大さに心を痛めている。現在発表されている死者は1500~2000人だが、最終的には1~2万人にのぼると私は思っている。さらに、福島第1~3原発をはじめ、東北・関東の発電所が停止・減発電を余儀なくされている。東京電力は計画停電に踏み切り政府も了承した。ライフラインの一事断絶が起こるが、いま日本を守るため、復興を一日でも早くするため必要な措置だ。計画停電や節電に協力することが国民の役目だろう。ロウソクを夜間停電や節電に活用したいが既に私の住む地域でも品切れだ。計画停電は明日から4月末まで少なくとも約40日間行われるため、ロウソクは百個単位で確保したい。そこでお勧めなのが、喫茶店やスナックなど業務用に販売されている「ティーライト(キャンドル)」だ。通常50~1000個のまとめ売りで、一個あたりの単価も5~10円と安い。業務用で一般店では入手できないが、インターネット通販では入手できる。私も注文したが、まだまだ在庫もあるようなので、是非活用したい。3000円以上で送料無料!超激安セール!プチギフト・仕入にも!ティーキャンドル・ロウソク・ロ...価格:1,020円(税込、送料別)ティーライトティンAタイプ / ロウソク★税込1980円以上で送料無料★ティーライトティンAタイプ...価格:1,281円(税込、送料別)
2011/03/13
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彼女のエピソードを妹・道重さゆみがラジオで公開した当初、あまりの破天荒ぶりに「道重のネタ?」「妄想だろう」と信じられていた姉重(あねしげ) しかし、、、彼女は実在する・・・・ ■ 姉重ってこんな娘昔のあだ名は「ちょいちゃん」だったが、それは「おっちょこちょい」の略である。しかし妹さゆみに言わせればおっちょこちょいのレベルをはるかに越えて危険ですらある。 子供の頃、夏休み初日に家族で海に出掛けたら浅瀬で転けて腕の骨を折り入院、夏休みの最終日にギブスが取れ骨折が治った暗黒の夏がある。 母と姉妹の三人で植物園に行ったら、そこは全部が植物と思っていたらしく、そこにあった説明書きに対しても「凄い!植物から本がなっている!」と言った。 遊園地の洗面所でおもちゃの指輪を見つけたお姉ちゃんは「コレ私のモノ!」と自分の所有にしてしまい指にはめ、その日はウキウキだった。それを見ていた妹さゆみは「あ、落とし物も人の役に立つんだなあ」と思った。 子供の頃自分の名前であいうえお作文を作る機会に、姉は名前に「つ」が付いているので「つ=罪な女」と書いた。 化粧道具をそのままカバンに詰めるのでカバンの中が汚い。 「g(グラム)」を「$(ドル)」と読み間違えて「このペン6ドルなんだー」とのたまった。 注射をして貰う際も成人しているのに凄く泣く。その注射する際は痛みの緩和されるシールを貼ってもらうという。 「恐竜はワニに進化した」という話を発見しノーベル賞を姉妹で狙っている。 趣味で集めたシールや食玩はキレイに取って置き、いつかプレミアがついたら儲けたいと思っている。 お酒を飲むとふにゃふにゃしてしまい、ついには道路に寝る。 兄の未使用下着をはいていた。 数字の桁を確かめていた時に、億の桁を「せんまんまん」と言った。 居酒屋のバイト時代、厨房の人に「これ読めるか?」と聞かれたのは「枝豆」の文字だったが「それくらい分かるじゃん、ねぇ!?」と妹さゆみにいきって言っていた。 カバンを“ぱっかーん”と開きっ放しだった姉は、見ず知らずのおばさんに「そんなんだったら盗まれたりするから気をつけなさい」と叱られていた。 わずか20グラムで持ち運び便利! 小型カメラ搭載で、拡張メモリ完備!小型カメラ搭載!超小型...価格:3,980円(税込、送料別)哀しい事があると食欲が沸かない。 ヘアアイロンの接触不良をボンドで直そうとして「家電製品をボンドでくっ付けるな!」と母に叱られた。 飴玉をむいて、飴の方をゴミ箱に捨てる事がある。テレビで映画を観ながら吹き替えの真似をして「私も出来るかも」とのたまう。 街で道行く人に「写真を撮ってください」とシャッター役を頼まれると「すいません、苦手なんで」と絶対に断る。実際ヘタである。バスに乗ると降りる場所のアナウンスが鳴るや否や素早く降車ボタンを押し「勝った!」と言っている。 ゴーカートで一周出来ない。 卓球のボールで突き指した。 プラスチックを電子レンジに入れて焦がし悪臭がたちこめ、母に放ち叱られた。 ゲームでは立って歩く程に体が動く。 ただしテトリスは達人級。食べ方が汚いのでいつもお母さんに叱られている。 天気が崩れそうな日は、お母さんに傘の有無を決めてもらう。 「14歳の母」で主演の志田未来が育児に家庭に学校に大変な姿を見て、泣きながら何故か「私も子供が欲しい」とのたまった。 ■ ハロー!モーニングガキさんこと新垣里沙を道重宅に連れて来て、お姉ちゃんと初対面の時に「あーガキさん!」と異常にフレンドリーに話し、挙げ句小馬鹿にした様な態度をとった為、その後ガキさんは道重宅を訪れていない。 モーニング娘。の中で一番好きな曲は「Go girl! 恋のビクトリー」。姉と亀井絵里の母が話をすると、驚くくらい性格が亀井絵里に似ているという。妹さゆみの誕生日プレゼントを渡さなかったのに、さゆみが誕生日プレゼントとして高橋愛ちゃんから貰った食玩が珍しいものだったので、妹と同じく食玩コレクションをしている姉は「私のコレクションに加えたい」と欲しがる高橋愛と姉がご飯を食べに行った時語ったという話では「配っているポケットティッシュを貰えなかったらまた駅から歩き直す」と話していたというが、それを妹さゆみが聞き直すと、ティッシュが貰えても再び駅から歩き直してティッシュを貰うという。 妹さゆみ出演のコンサートを観に行っても全く盛り上がっておらず席に居ないことも。それを問いただすと最初は「トイレ」と誤魔化すが、真実はじっとしていられなくてうろうろしたくなるとの事。 モーニング娘。のコンサートを観に行った後「私もダンス習いたい!」とせがむが、母に「じゃあダンス教室を探そうか?」と言われたとたん踵を返して「うーん、考える!」妹さゆみがモーニング娘。の韓国コンサート公演に向かう際「今から韓国だよ」とメールしたら「そっか、今 in 飛行機?」と返した。どうやら、普通に飛行機の中からメールが出来ると思っていたらしい。■ 妹さゆみと姉重妹さゆみは郷里の山口弁を出さずに標準語で喋ることも出来るが、姉は山口弁が直らない。 ガラスの扉によくぶつかるが、同じ扉に何度もぶつかるので妹さゆみに「いいかげん学習しようよ...」と思われている。 妹さゆみのおさがりのコスメを貰い、使っている。 化粧は普通の女性と逆の順序をたどってするというのだが、変えることが出来ない。まつげから始めてホットビューラーはライターの火を目に近づけてあっため使う。その後ライン、チークそしてファンデーション。眉毛は2Bの鉛筆を使用。妹さゆみと同じ少々凹面の痩せて見える鏡を使っていた。妹さゆみの方は凹面鏡が気持ち悪くなり使用を中止したが、姉は使い続けて「最近痩せたんだよね」と勘違いしているという。昔エアロビクスを妹さゆみと2人で習っていたが、人前で踊るのは好きではない。しかしカラオケでは踊る。 妹さゆみと歩いていたらボロボロの冷蔵庫が捨ててあると思い、中を見てみたら電源が通っており、アイスが入っていたので姉は喜び食べようとしたが、すかさず妹さゆみが制止。姉妹で口喧嘩して物凄く泣く。次の日母に仲直りの焼き肉パーティを開いてもらうが、何故そんなに泣いたのか訊くと「さゆちゃんのほうが正論で、お姉ちゃんの様だったから」と。 妹さゆみが覚えている限りでは、全て姉妹の口喧嘩でさゆみが勝利しているという。 小学生時代に大きな台風が通り過ぎるという時、その前日に姉は父の電気スタンドを壊してしまい隠していたが、台風が通り過ぎた後「台風の被害」と言い張って壊したスタンドを提出したが、案の定叱られる。妹さゆみも子供ながら「そりゃあ無理があるだろう...」と思っていた。 妹さゆみと2008年の正月に渋谷で待ち合わせをしていたが、新年早々姉は何故かジャージで現れる。その時知り合いのスタイリストさんに遭遇し、妹さゆみは「ウチの姉です」と言えなかった。 兄妹と育てられ方の関係では、まず兄(=兄重)が可愛がられて育てられ、二番目(=姉重)はそれじゃあ駄目だからと厳しく育てられて、三番目(=さゆみ)はそれを後悔して可愛く育てられたから「自分は損」だと思っている。 兄と母と妹さゆみとで話していた際、姉はテレビを観ていたと思いきや泣いていた。曰く「寂しい。私だけ仲間はずれにする・・・」と勝手に誤解。 小学生の時、妹さゆみと姉が電車に乗る際にさゆみはあらかじめ切符の端を少し破って印にしておいた。姉は「ねえさゆみ、切符ある?」とさゆみの切れ込み入り切符をさも自分の物の様に見せびらかす。姉はまた切符を無くしており、さゆみの切符を奪っていたのであった。妹さゆみはそれを指摘し姉に説教した。(ちなみに姉の切符は椅子の下に落ちていた)妹さゆみがある日姉に「遊ぼう」と誘ったが、その日は就職試験だったため「今日は試験だから」と断った。が、同日にもかかわらず、その後すっかり試験の事を忘れてお母さんと遊びに行った。 小中学の頃に注射でひく程泣いて、それが姉の友達経由で伝わって来て恥ずかしい思いをする妹さゆみ。 食事の際、妹さゆみが忌避していたこんにゃくを食べた姉は「このこんにゃく、ゴムみたいで美味しい」と言ったのを聞き、妹さゆみは「ゴム食べた事あるの!?」と思った。 絵を描くのが上手いが、山口県にある妹さゆみの部屋扉に貼ってあったアーティスト「19」のポスターにクレヨンで絵を描かれてさゆみガッカリ。 妹さゆみと一緒の部屋で寝ると、先に寝られるのは嫌で「ねえ寝たの?」と訊き続ける。 ~姉重最強鉄板伝説1~ 道重さゆみには美人でスゴイお姉さんがいる!
2011/02/21
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【正規修理は最低2万円!?パーツも入手困難】自宅で使っている東芝ハードディスクレコーダー「東芝 VARDIA RD-E300」のトレイの調子が悪い。「半締まり」の状態になってしまうのだ。トレイを閉めようとすると、半閉まりのような状態になり、「ウイーン」とモーター音はするものの、トレイが完全には閉まらず、DVDが読み込めなくなった。放っておくと、DVDが吐き出される。何度も出し入れするとたまに運良く読み込まれる。。。といった体だ。3年以上前に買ったRD-E300は延長保証も切れている。が、まだまだ使える高性能HDDレコーダーだ。いちおう東芝サポートに有償修理について問い合わせてみると「DVDドライブごと交換になります。代金は最低でも2万円、プラス出張費等で3千円がかかります」とのことであった。メーカーの有償修理はえてしてこういう高額なものであるが、オークションなどで中古取り引きされているRD-E300と兄弟シリーズ(RD-E301,302,304,305,305K,RD-E160)よりも高額な修理代金は当然見合わない。それならば自己責任で修理して、もし失敗したら中古を買うか、新製品に買い換えるのが得策と考えた。このRD-E300や後継機のRD-E301は以前はDVDドライブを市販品で換装できるが、再生に制限が発生したり、かなり上級者向けだ。【DVDトレイが閉まらない主な原因は駆動部のグリース減り】DVDトレイが奥まで入りきらずに途中で止まるのは、歯車やベルトが十分に噛み合っていないことが多い。原因は「ホコリ」と「グリース減り」であることがほとんどだ。私は過去にCDトレイの締まりが悪くなり、スプレー式のグリースで解決したことがある。RD-E300のようなHDDレコーダーのDVDトレイは経験がないので不安はあったが、グリース補充(グリスアップ)を試してみることにした。【まずは綿棒でギアの掃除】これがRD-E300のトレイを開いた写真。白い歯車やベルトが見える。まず、歯車やベルトを細い綿棒でふき取ると、おびただしいホコリが付着していた。もう3年以上も使っているのだから仕方がない。本体の電源を切って、手でゆっくりとトレイを前後させながら綿棒で掃除を続けた。アルコールやトルエンなどの有機溶剤は使わず(機材を痛める可能性があるので使わなかった)、綿棒のみで随分キレイになった。【呉工業 グリースメイトでRD-E300をグリスアップ】ホコリを取り除いたら、次はいよいよグリスアップだ。こういう狭いところにはスプレー式のグリースががおすすめだ。クレ CRC グリースメイトS 180mlバイクなどを扱う人には馴染みのスプレー式グリースだが、知らない人のために簡単に説明すると、スプレーした直後は液体でじわっと広がるが、すぐに半流動体のグリースに変わるすぐれものだ。ただ、ストローより細いノズルからの噴射は意外に勢いがあるので注意。新聞紙やティッシュなどに「シッ!シッ!」と短く少量スプレーする練習をして実行した方がよいだろう。間違ってもレンズ部分などにグリースがかかったら、それこそ使用不能になる。スプレーする場所は歯車のギザギザ部分。量や面積はごくごく少なくて十分。スプレー式グリースは広がりがよい。スプレーしてもトレイが上手く閉まらなかったらまた足せばよい。【結果:DVDトレイがしっかり閉まるようになり、RD-E300復活!】スプレー後、グリースを歯車に延ばすためRD-E300のトレイを何度か開閉させたら、いままで途中で止まっていたトレイが「カシャン!」と気持ちよく閉まるようになった。しかも、開閉スピードが全然速い!いままでより20~30%は開閉スピードが速くなったようだ。やはり、駆動部分のホコリが減り、グリースが補充されたことが良かったのだろう。もちろんDVDの読み込み、書き込みともに問題なく行えた。修理後2週間が経過しているが、なんの不具合もない。正規サポートで2万円以上だった修理を、たった15分、600円でできたのだからこれは大きい。グリース減りは経年劣化で、素人でも対処可能なので、他のHDDレコーダーやDVDプレーヤーで同様の問題が起きた場合にはこの方法が参考になるのではないだろうか。【補足:KURE-556とグリースメイトの違い】同じ呉工業の「KURE-556」に馴染みがある人は多いだろう。だが、556はあくまで「滑りを良くする」で、グリースメイトは「歯車のかみ合わせを良くする」ので反対の道具といっていい。間違う人は少ないと思うが、間違って556を使ってしまうと、まったく逆効果(おそらくベルトが滑って開閉ができなくなる)なので注意が必要。
2011/02/02
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●新星・飛松陽菜を擁した純国産アクション「KG~KARATE GIRL」武田梨奈、飛松陽菜(とびまつひな)ともにアクション馬鹿(ほめ言葉です)・西冬彦監督の秘蔵っ子。左・飛松陽菜、右・武田梨奈(武田梨奈ブログりなの「黙りな」日記より)武田梨奈は前作「ハイキック・ガール」から1年以上、西監督の道場でトレーニングを積んだという。トレーラーを見る限り、飛松陽菜は過去に絶賛した武田梨奈に劣らずポテンシャルが高い。蹴り技の見栄えがいいし、運動神経もいいのだろう。それにかなり度胸もあるようだ。(西監督の下にいるだけで相当な度胸がいりそうだが・・・)【マラソンP10】【ポイント10倍】【送料無料】EPSON(エプソン) IC4CL32 IC6CL32系互換 よりどり...価格:2,380円(税込、送料込)【閑話休題】詰め替えインクカートリッジの経済性と発色の良さについては過去記事で紹介した通りだが、最近はこんなに便利な商品が売れている。なぜかイエローばかりが無くなるのでずいぶん利用させてもらっている。(税・送料込みだし)詰め替えインクの方がプリンタの目詰まりが少ないような気がするのは気のせいか?と思っていたら、インクを溶かしている溶剤が"柔らかい"から詰め替えインクの方が詰まりにくいそうだ。●「ハイキック・ガール」を上回ることは確実か!?「KG」武田梨奈の前作「ハイキック・ガール」は正直言ってパッとしない興行成績だった。DVD化された後も、私が住んでいる地域の大手レンタルビデオ店でも早くから「準新作」に格下げされ、あからさまに低予算B級(というより三流作品)の扱いを受けている「ハイキック・ガール」を少し寂しい思いで見てきた。仕方がない。一回でお腹いっぱい。つまらないのだ・・・武田梨奈という美少女が、本当のアクションを全力で見せている。本当の空手有段者で、しかも、大会での実績がある武田梨奈。だが、それだけ・・・他の一流アクション映画のように「どうしても信じられない」という程のアクションでもない。スクリーンを通してみても、武田梨奈の技は軽い。それは仕方がない。42キロの16歳(当時)のきゃしゃな女の子だ。ポイント制ならいざ知らず、ダメージを競うフルコンタクト制なら色帯の中学生男子にも苦戦しそうだ。格闘技の本当の威力は決して神業ではない。物理的なものだ。フルコンタクト空手の女子トップ選手でも、60kg超級ならばなんとか男子選手とスパーリングできるが、それ以下だと、男子選手の手加減が必要になる。そのあたりのことは、極真会館の女子世界王者であった江口美幸氏(全盛期で157cm,65kg前後)は正直に話している。「(パワーのある外人対策として)男子選手とスパーリングもたくさんした。だけど、男子選手が本気でスパーリングしたら私がケガしてしまう。道場のみんなが私に協力してくれたおかげで優勝することができた」(たしかフルコンタクトKARATEのインタビュー)江口氏のコメントは謙虚で誠実だ。だが、本当のことを言っている。武田梨奈とよく比較されていた「チョコレートファイター」のジージャーは体重や筋力のなさが生む「格闘技の現実」を圧倒的なスピードと技量、そして相手役との競演でカバーした。チョコレートの場合、受け役は基本的にジージャーのMAXの蹴りを受けていた(そしてその上で演技をしていた)。ジージャーの魅力をMAXに引き出し、それを自分の演技力で倍増させたのだ。結果的に物理的な説得力をスクリーンで見せた。私がDVDを勧めると、フルコンタクト空手の黒帯も、アマレスの元国体強化選手も「ジージャーはすごい!」と感嘆していた。可愛さで20%勝って、映画で200%負けた ~ジージャー「チョコレート・ファイター」と武田梨奈「ハイキック・ガール」●飛松陽菜と西冬彦への期待「きれいだが軽い技に見える」の武田梨奈や飛松陽菜がアクション映画で成功するには、軽く見せないための工夫が必要。それが当たり前だ。だが、純ジャパニーズ・アクションにこだわる西監督がどうもこの点を理解しているかが心配だ。新星・飛松陽菜は今のところ武田梨奈と比べればさらに技が軽い。スピードも遅い。キメも甘い。正直いって、空手の本当の凄みは(男女や才能に関係なく)十代の経験年数では見せられるものではない。西監督のことだから、たくさんの武道家と会って、本物の武道家、ひとかどの達人とも出会っているだろう。だから彼は飛松陽菜や武田梨奈を通して何を見せるべきか・・・観客が何を観たがっているか知っていそうなものだと思うのだが。。。(今にして思うとだからハイキック・ガールの後半を唐突に中達也に任せたのだろうか?)格闘技のすごさを体現できないアクション俳優が悪いという人もいるだろう。武田梨奈がジージャーに劣るから興行的にも負けたと。それは否定しないが、私はそれだけだとは思わない。武道の凄みを体現できる、若くて見栄えのする俳優や女優なぞいないと思ったほうがいい。(だから、例外だったブルース・リーやジャッキー・チェンは今でもレジェンドなのだ)いや、そもそもファンタジーをスクリーンの中ではリアルにしてしまうのが映画というコンテンツの醍醐味なのだ。実在の達人やアスリートのすごさを見せる記録映像と、アクションエンターティメントは別物なのだから、武田梨奈ほどの素材なら、少なくとも観客に『「小林少女(柴崎コウ)」や「ラブ・ファイト(北乃きい)」より凄い』と言わせてしかるべきだろう。●自分の取りたい映画を撮って、成功するのは難しいハイキック・ガールを見て、KGの予告編を見て、西監督に言いたいことは「監督。あなたの熱意は分かる。頑張ってるのも認める。でも、武田梨奈や飛松陽菜、あるいは中達也師に酔ってませんか?ちゃんとスクリーンの中からお客さんを見ていますか??」ということだ。「国産アクションだよ!ノースタントだよ!ノーワイヤー・ノーCGだよ!女子高生だよ!」そんなことは客にとってはどうでもいい。要するに1800円払って、2時間座っている価値がある映像がみれるかどうかが大事だ。ノーワイヤーで明らかに体重が乗ってない飛び蹴りを、あからさまに吹っ飛び待ちのやられ役が受けるような寒いアクションを見せられるなら、全盛期のジェット・リーの様にワイヤー蹴りで相手役を骨折させる威力を見せてもらった方が観客としては納得するだろう。(ジェット・リーのワイヤー蹴りの受け手は防弾チョッキを身に着けて撮影に臨んでいた)しかし、そうは言っても、撮りたくもない映画におもねって成功するのも難しい。(及川中・・・)西監督が観客のリアクションばかりを気にしても、凡作になるだろうことも分かる。失業覚悟で理想のアクション映画のために独立した西監督だ。それだけは避けたい。撮りたい映画で成功するには・・・タランティーノや(ほんの一時期の)北村龍平は自分の好きな俳優を使って、やりたいように映画を撮って、興行的にも成功した。だが、そこにはクセのあるタランティーノと価値観を共有する「オタク仲間(ほめ言葉)」が、観客として興行を成功させるほど沢山いたという背景がある。実際にはタランティーノもかなりの確率で外すし、北村龍平に至っては目も当てられない状況になる(最近はアクション監督に専念している・・賢明だ)。私は北村の「ヴァーサス」だけは気に入っている。私と北村の「面白いこと」がシンクロした映画だったからだ。だが「あずみ」を見て嘆息し、「ゴジラ」は投げ出した。タランティーノの「パルプ・フィクション」も気に入っている。私とタランティーノの「好きなもの」がシンクロした映画だったからだ。だが「キル・ビル」はvol.1でvol.2の末が見えてTVで見た。予想通りだった。監督と観客"候補"たちのシンクロ撮りたい映画を撮って、なお興行的にも成功もしたいのなら・・・はっきり言えばもっと予算をもらって、もっと作りたい映画を作るには・・・「誰がこの映画を観るのか?」ということは最低限意識しておくべきだろう。その意識さえあれば必ず考える。「予告編を見て集まった彼らは何が観たいだろう?」と。客が見たいものが西冬彦監督の“それ”とシンクロしていること、その共有空間を大事にすることが、武田梨奈や飛松陽菜のポテンシャルを引き出すはずだ。私に限って言えば、予告編を見る限り、KGを観るために映画館にわざわざ足を運ぶことはないだろう。予告編でワクワクしなかったからが半分。「ハイキック・ガール」のがっかりが半分。DVDは・・・新作で見るかもしれない。だが、武田梨奈や飛松陽菜のこれからは是非見たい。2人には、とりあえず佐田真由美をアクション女優として超えて欲しい。この5年で最もキレのあるアクションシーンを魅せていたのが佐田真由美(本来はモデル、アーティストで格闘技経験不明だが、異常に上手い)だ。佐田真由美はその後、出産育児のため休業したが、後継者となる女優はまだ見あたらない。もちろん、武田梨奈や飛松陽菜にしても夢があるだろう。アクションは20歳まで、それからは本格女優として・・・というのでもいい。ただし、武田梨奈や飛松陽菜は近年まれに見るレベルのアクション女優としてキャリアをスタートさせた以上、それなりに知名度が上がっても「アクション」の肩書きがが重荷になるかもしれない。いまだに「東大」を良くも悪くも背負っている菊川怜のように、利用した肩書きはベッタリと貼り付くのだ。逆に「横浜国立大」を上手く利用して、知性派タレントとして地位を固めた眞鍋かをりは戦略的に上手い。そう考えると、もしかして、彼女たちを開花させるのは、仮面ライダーシリーズや戦隊シリーズへの抜擢かもしれない。ピンク、イエローで二人を姉妹設定で使えば、かなりいけるはず。男性陣も今までのようにルックス重視でなく、かなり技術レベルの高いメンツを揃えないときつそうだ。「KG」が私の期待する2人にとって、そんなきっかけになる映画になればいいが。
2010/12/17
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なぜ中国になんら不当な迷惑をかけていないのに、民主党左派議員やテレビのコメンテータは中国共産党に配慮したコメントなんだろう?それは検察の証拠ビデオが流出したんだから大事件だ。しかし、あくまで国内の行政・司法情報管理の問題であって、ビデオ流出自体については中共は当事者ではない。(船長らは不利益情報を公開された当事者だが)菅総理や仙谷官房長官は「昨今の情報流出も合わせて法と管理体制を見直す必要がある」とだけコメントすればよい話だ。中共と中国国民、世界がなんらかのリアクションを示すのは確実だが、日本政府として第一にすべきことは「中国共産党への配慮」ではなく「国内法の見直し」のはずだ。中共へ過度に配慮する民主党議員も、ビデオ流出を政具に利用しようとする野党議員もこの機会にキッチリ見分ける目が大切だろう。尖閣ビデオ流出は議員仕分けの好機でもある。
2010/11/05
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これは科学分野で研究をした経験がある人ならば、かなりの人が賛同してくれると思うのだが…「パラフィルムを開発した人にノーベル化学賞をあたえるべき!」と、私は密かに考えている。パラフィルムは科学全体の進歩を飛躍的に早めたはずだ。【パラフィルムとは】パラフィンを主成分とした万能・超伸延性フィルム。脅威の伸延性をもち、例えば5cm角のパラフィルムがあれば、サランラップのように皿一枚をピッタリ覆える。密着性が高く、密閉するとほとんど空気を通さず、さらに、熱、水、油、有機溶剤に非常に強いため、容器の密閉や検体の保存に欠かせない。化学、医学、生物学、工学の現場では必須アイテム。また、酸価させたくない貴重な物品(考古学、地質学の資料やコレクション)の保存にも使われる。エル・エム・エス パラフィルム4インチ 長さ125フィート(約3.8m)
2010/10/11
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NHK捏造事件と無制限戦争の時代反日マスコミの真実(2010)博士の独り言元空幕長らの団体が代々木で集会、中国対応で民主党政権を批判AFP通信 2010年10月02日 20:06 発信地:東京 【10月2日 AFP】(写真追加)東京・代々木公園で2日、尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)沖での中国漁船衝突事件に端を発した一連の政府の動きを「外交の敗北」などと批判する右派系団体が集会を開いた。主催者発表によると、約1500人が参加した。 主催したのは08年10月、懸賞論文で政府見解と異なる歴史認識を展開して更迭された田母神俊雄(Toshio Tamogami)元航空幕僚長が会長を務める右派系の全国ネットワーク。田母神氏は中国は尖閣諸島の領有権を主張しているだけではなく、沖縄本島を支配することまで視点に入れていると述べ、防衛を強化すべきときが来たと語った。 参加者の多くは「中国の圧力恫喝に屈した弱腰の菅政権を許すな」などと書かれたプラカードや日の丸を手にしていた。集会終了後、参加者たちは渋谷の繁華街をデモ行進した。(c)AFPデモの様子はYouTubeで見られる10.2中国の尖閣侵略糾弾デモin渋谷 Anti-China rally in Shibuya Tokyo 私は見に行っていないが10/2のデモ全体では東京だけ3000人規模だそうだ。その他にも名古屋、大坂などで散発的にデモが起こっている。この様子はAFPやBBC、CNNなど名だたる海外メディアではしっかり報道されているが、日本のマスメディアではまったく報道されていない。中国報道では最も厳しい姿勢を取っている産経新聞でもネット配信版を見る限りは報道されていない。朝日、毎日、読売、日経もしかりだ。もちろん原因は「日中記者交換協定」だろう。日中記者協定に違反して中国共産党ににらまれたら、いま(いろんな意味で)世界で一番注目を集めている中国に特派員をおけず、他社との購買競争に後れを取る。だから不本意でも、マスメディアは情報操作を行うのだ。情報操作・・・この言葉を聞いて皆が思い浮かべるのは「偽りの情報を流す」「偏った情報を流す」ということだろう。しかし、近年の情報操作はもっぱら「(本当に不利な情報を)伝えない」ことによって成し遂げられてきた。媚中反日の急先鋒である朝日新聞、テレ朝ですら中国に厳しい論説を(少ないが)報道せざるを得なくなっている。だが、本当に大事なことは伝えられない。渋谷、代々木といっても広い。近所にいても気が付かなかったという人も多い。もし、ネットがこんなに普及していなかったら、AFPの報道を知ることもなかったろう。この報道が(日本マスメディアにとって)危険なのは、民衆の発意による「デモ」であるという点だ。日本のマスメディアはこれまで「伝えない」という方法を用いて民衆のイメージや感情をコントロールしてきた。媚中反日の朝日・毎日はもちろん、読売・産経・日経ですら経済市場としての中国の魅力を解き続けてきた。もし、中国批判・媚中外交批判のデモが全国に飛び火すれば、万単位の人間が集まるだろう。そこで、一気にメディアの情報操作に非難が集まるのは必至。メディアとしては日中関係の悪化よりも、そちらの方がよほど都合が悪い。日本のメディアが報道したいのは2つだ。すなわち、国民が望んでいる情報(つまり購読数、視聴率が上がって儲かる情報)と、自分たちにとって都合のよい情報だ。このブログを読んでいる人は当然ネット環境が整っている人だろうし、そういう人たちは自分たちで情報を取りに行ける「情報強者」だ。だから、賛否はともかく大規模な中国・現政府に対する抗議デモがあったという事実を知ることができる。しかし、情報はひたすら受け身、テレビ、新聞に頼っている(新聞すら全世帯の25%が取っていない・・・)という情報貧者がいまだに大多数ということも知っておかなくてはいけない。それも含めて世論なのだから。繰り返す。国民の大多数である情報貧者はマスメディアの「伝えない」という操作によって都合のよいように動かされている。
2010/10/03
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日本中がザワザワした気持ちになっているだろう。周囲の「ふつうの人々」のリアクションをみればわかる。しかし、これを悪夢と考える必要はない。これまでが長い長い悪夢だったのだ。ニョキっとまぎれもないリアルが顔を出したから戸惑いはしかたない。これで夢から覚めたのならいいことだ。これぐらいの緊張がなければ、中国というリアルに国民が向き合えなかったということだ。メディアも「動かざるを得ない」状態になったということ。いずれにせよ、隣に住んでいる住民の顔が分かったなら、これからどう付き合ってゆくか?も考えようがあるというもの。中国が見えた。中国と向き合った。それは日本にとって非常に良いことだ。
2010/09/25
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政府は10日午前の閣議で、日韓併合100年に当たっての首相談話を決定した。談話は1995年の「村山首相談話」を踏襲し、「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切な反省と心からのおわび」を表明する (8/10時事通信)あの「騙し討ち採決」で有名な村山談話をさらに上回るねつ造談話だ。これは、外務省・野党はおろか、民主議員すらも知らない密室で作られ、いきなり発表された「密室談話」だ。そもそも、この談話を作った菅首相、仙谷長官、そして仙谷の腹心・枝野幹事長の3人は、「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切な反省と心からのおわび」を表明したいらしいが、「損害、苦痛」の具体像を理解しているとは思えない。日本が韓国を併合したのは歴史的事実だが、それが菅らが言うような「損害と苦しみの時代」ではなかったことを指摘しているのは、他でもない韓国人なのだ。<韓国日報 2004年4月22日より>日帝植民地時代は、私たちの歴史の暗黒期に思われて来た。日帝の一方的収奪の下、植民地朝鮮の民衆は窮乏と桎梏に呻いたというのが伝統的歴史認識だった。しかし最近、学界の一角でこんな認識は植民地朝鮮の実状と距離が遠いという主張が頭をもたげている。特に経済的に大きな発展が成り立ったし、当時移植された近代的資本主義の土壌が、1960年代以後、飛躍的経済成長の一要因に挙論されている。こんな主張の先頭に立っている、社団法人落星垈経済研究所 イ・ヤンフン(李栄薫・53・ソウル大経済学科教授)所長に会ってみた。○「資料を見て、教科書とはあまりに違う内容にびっくりし驚いた」 記者> 日帝植民地時代のイメージを修正するようになった個人的動機は。イ・ヤンフン所長> 1990年に、日帝の土地調査事業共同研究に取り掛かった。全国を回って土地台帳など現資料を収集した。慶南金海地域には大量の現資料が残っていた。資料を見て、教科書とはあまりに違う内容にびっくりし驚いた。土地申告をするようにして粗暴な農民たちの未申告地をでたらめに奪ったという教科書の記述と違い、未申告地が発生しないように綿密な行政指導をしたし、土地詐欺を防止するための啓導・啓蒙を繰り返した。農民たちも、自分の土地が測量されて地籍に上がるのを見て、喜んで積極的に協調した。その結果、墳墓、雑種地を中心に0.05%位が未申告地で残った。あの時、私たちが持っていた植民地朝鮮のイメージが架空の創作物なのを悟った。○「日帝の目的は日本本土と等しい制度と社会基盤だった」 記者>略取が目的でなかったとすると、土地調査事業の目的は何なのか?イ・ヤンフン所長>日帝の殖民統治史料を詳らかにのぞき見れば、朝鮮の永久併合が植民地統治の目的だったことを分かる。収奪・掠奪ではなく、日本本土と等しい制度と社会基盤を取り揃えた国に作って、永久編入しようとする野心的な支配計画を持っていた。近代的土地・財産制度などは、このため過程だった。○「日本の同化政策はそもそも矛盾を抱えていた」 記者> 日帝植民地統治を美化するという誤解を招くに値するのに…。イ・ヤンフン所長> 日帝が朝鮮を永久竝合しようとしたことは、はじめから誤った計画だった。日本内部でも、独自的歴史を持った文明民族を同化することは不可能で、おびただしい費用を支払うはずだから健全な協助基調の上で大韓帝国が独立することができるように手伝ってくれなければならないと主張もあった。(注:伊藤博文らの主張)その過程で私たちが能動的に対処したら、植民地化を避ける機会もあった。永久併合のための朝鮮の近代化は、民族意識の高揚と抵抗を呼ぶという基本的矛盾を抱いていた。○「植民地時代に脅威のGDP4%成長。人口も倍増」 記者> 日帝植民地化以前 朝鮮の経済状況は?イ・ヤンフン所長> 1910年以後は近代的統計資料があるが、それ以前は直接的資料がない。しかしマジギ(田畑の単位)当たりの小作料資料、米代上昇を見せてくれる間接的資料などを通じて大体的輪郭を描くことはできる。大きい成り行きでは、18世紀を経って1人当り所得が徐々に落ちながら、19世紀後半急激に減少した。1750年を頂点で農村の場市数字、人口、米生産性などが一斉に落ちたし、米代が上がって実質賃金が下落するなど経済沈滞の強い成り行きを見付けることができた。記者> 日帝の強制併合以後の経済的変化は?イ・ヤンフン所長> 沈滞一路の朝鮮経済が1900年を前後して上昇曲線を描く。日本からの資本流入、近代的市場制度の定着、所有権制度の整備、近代的企業制度と商法、取り引き安全性を保障する信託、通信、運輸の発達などが明確だ。植民地時代をかけて総80億ドルの資本が流入されたし、日本人たちの農場と工場が生じながら韓半島地域単位のGDPが上昇して、1人当りGDPと生活物資消費量などが大きく増えた。1920・30年代GDPは年間平均4%位上昇した。記者> 植民地民衆の生活水準が高くなったか? イ・ヤンフン所長> そうだ。何より人口が増えた。19世紀始終人口が減少している途中、20世紀に入って増加傾向に変わった。人口は衛生や伝染病などとも関連があって、直接的経済資料ではないが当時の経済状況を推定するようにする資料だ。植民地時代韓半島人口は、その以前の1,700万名から3,000万名(海外移住300万名除外)に増えた。それほど経済力が成長したのだ。記者> 当時世界経済で年間平均4%成長の意味は?イ・ヤンフン所長> 1920年代は世界経済の沈滞期だった。当時いくら好景気でも、年2%成長を越した国はあんまりなかったが、日本資本主義は年3%以上の持続的成長を継続した。植民地朝鮮の経済発展は韓半島と満洲、台湾を含んだ日本経済圏に共通された成長の結果だった。記者> 日本資本主義に特別な成長要因があったか?イ・ヤンフン所長> 活発な資本輸出だ。日本は自国通貨と1対1で交換することができる植民地通貨圏、すなわち円を共用化にする円通貨圏を新たにつくったから、ドルや金支払い負担を背負わないで大量の資本を台湾と朝鮮、満洲に投入することができた。大量投資と地域開発で朝鮮のメリヤスや履き物など工業製品が満洲に輸出されるなど、日本経済圏内の市場、分業関係が深化して活発な商品、資本移動を呼んだ。○「イギリスの植民地と日本の植民地は違う」 記者> イギリスなども植民地を持っていなかったか?イ・ヤンフン所長> イギリスなどは、植民地に工場や資本財、中間材を輸出して産業を起こさなかった。西欧帝国主義は基本的に原料収奪型だった。日本と違い永久併合が目的ではなかったから当たり前だった。引導という株式会社を、イギリスが投資して経営する。いつでも発つことができる商業的投資をした。それが帝国主義元々の姿だ。日本と植民地朝鮮の関係は、そんな枠では理解し難い。地理的に接していて、人種的に似ていて、文化的によほど似たり寄ったりで、一つの大きな日本で作ろうとしたのだ。記者> そんな日帝の政策は、結果的に私たちの幸運か?イ・ヤンフン所長> 1941~45年北朝鮮地域には、おびただしい重化学工業が建設されたし、その直接的受恵者は北朝鮮だった。朝鮮戦争当時、相当部分が破壊されたが、初めて作る時は難しいが復旧はあまり難しくない。しかし北朝鮮は市場経済制度を清算した結果、飢餓の沼にはまった。一方、日帝が構築した資本主義的市場秩序を、保存して発展させた韓国経済は大きく成長した。したがって日帝が残した物的遺産が、50年代以後どれほど助けになったのかは疑問だ。ただ、植民地当時定着された市場経済システムを、解放以後韓国が叩き壊さないで、アメリカの主導の下、再び建設された世界資本主義体制に能動的に参加した選択が輝く。○「歴史を歪曲したのは解放後の韓国人」 記者> 日帝植民地統治が、自主的資本主義発展可能性をむしろ歪曲したというのが通説ではないか?イ・ヤンフン所長> 私たちは18・19世紀の歴史に対してまともに分からないでいる。推計によれば、1910年植民地朝鮮の1人当り国民所得は40ドル(1937年価格では約60ドル)水準だった。産業施設もなかったし、すごく貧困な状況だった。資本蓄積率が低く、人口の80~90%は農業に携わる農業社会だったが、18世紀以来長期沈滞を経験していた。一種の道徳的価値や名分論が支配する社会だったし、勤労規律や勤労意欲が発達することができなかった。それで経済が長期的に沈滞しながら自ら解体される深刻な危機状況がつながった。記者> 解体危機と言うのは、泯乱(革命・暴動)などを示すか?イ・ヤンフン所長> それは一つの現象だ。社会が自分の統合力を喪失する時、民衆が支配階級の道徳性をこれ以上認めない時暴動が起きる。19世紀に入り、1840年頃からあちこちで泯乱が起きて、約50年の間農民たちが集団的反乱に出る。朝鮮王朝支配階級、すなわち王族や官僚が、これ以上健全な統合力を行史することができなくなったし、社会を健全な方向でひいて出る先進的イデオロギーに欠けた。閉まった社会共通の閉塞点に至った状況だった。実は、植民地初期に私たちの知識人たちは、19世紀を返り見ながら真の歴史が恥ずかしいという話をたくさんしたが、解放以後、そんな認識を全て停滞論だと決めつけて、歴史を明るくて進取的に記述して来た。しかし、歴史の真の姿にそっぽを向いていては、歴史に教訓を得ることはできない。 私が最近はまっている低カロリーアイス。病院栄養士の要望でグリコが作ったアイスで、普通のアイス(200~300kcal)の1/3のカロリー。しかし、味は意外にも合格点を通り越して「普通においしい!」ぐらいのレベル。1カップ110mlでたったの80Kカロリー 食事制限されている方に食べて頂きたいアイスです。グリコ カロリーコントロールアイス
2010/08/12
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沖縄選挙区で自民党の島尻あい子氏が、社民党が擁立した沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏を僅差で破って勝利した。社民党や民主党は「自民党が沖縄に基地を押しつけた」としている。「沖縄県民のために基地を沖縄から無くす」という。「沖縄の人は基地問題で虐げられている」とすらいう。本当にそうだろうか?自民が悪い、沖縄県民は困っている、それだけの話だろうか?私は数年前、出張で沖縄に行ったことがある。その時、沖縄のタクシー運転手に世間話がてら基地問題について正直な気持ちを聞いた。顔立ちから明らかに現地人の運転手はこういった。「あれはねぇ・・・、難しいんですよ~」「私は正直あっても仕方ないと思ってるんですけどね」「でも、本土から来た人たちはね、基地は絶対イヤだから」島尻氏の肩書きは・沖縄・北方特別委員会理事・国防部会副部会長つまり、バリバリの国防感覚の持ち主でリアリスト。基地を海外移転などとはとても言いそうにない議員だろう。(下記の代表質問参照)実際、公式HPのなかで「沖縄基地問題の負担軽減」までは言っているが、同時に安保やアジアの安定も大事という。まぁ、正直言って自民党の一般論レベルにすぎない。かたや社民党が擁立した山城氏。沖縄平和運動センター事務局長という、バリバリの基地反対派。つまり、今回の参院選は沖縄に限って言えば「基地問題選挙」だったのだ。沖縄県民は自民案か、社民案かを迫られた形であったろう。国民は、2候補の得票に差がなかったこと、僅差ではあるが自民党の島尻氏が勝ったことに、注意を払うべきだろう。普天間基地問題は現地のタクシー運転手さんがため息混じりに言ったよう「難しい」話なのだ。県民の生活、日米安保、アジアの安定・・・それだけでは括れない別の「本質」があることを、今回の結果は示している。-----------------------------鳩山総理の所信表明演説の内容について、島尻議員の代表質問(2009.10)鳩山総理、総理のわが会派の代表質問へのご答弁は、あまりにも抽象的で困惑いたしております。 これからおたずねする「普天間基地代替移設問題について」は、沖縄の130万県民が注視していることをご認識の上、明確なご答弁をどうかお願いいたします。(中略)沖縄県民は本来争いを好まない県民性であります。ところが、軍事基地を受け入れざるを得ない局面において、常に賛成・反対で二分され、家族でさえも意見の対立でぎくしゃくするようなことが間々ありました。そのような苦渋の選択を常に強いられながら、また、筆舌に表わしがたい目にあっても、ここまで譲歩してきたのは、他ならない、愛する日本国の、そしてアジアの国々の安全保障を担う立場にあるのだという沖縄県民の誇りと自負心からであり、決して「基地の負担軽減」だけを求めるのではなく、「抑止力の維持」についても真正面から向き合ってきたのであります。しかし一方で、県民は、もうこれまでの賛成・反対のいわば基地の呪縛から解き放たれ、未来への自由な一歩を踏み出していくことを望んでいることも事実であります。ゆえに、橋本・クリントン会談以降、政治をあずかる先輩方がその政治生命をかけてまでも、この困難きわまる移設問題について薄紙をはがすように前進させてきたのであります。そのような県民感情の機微にかかわる問題だということへの認識が、鳩山内閣にはあまりにもなさすぎると憤りを感じます。所信表明で述べられた「沖縄県民の思いをしっかり受け止める」と本気でお考えなら、今回のような事態はおこらなかったはずです。鳩山総理のご見解を伺います。福島大臣にお尋ねいたします。与党三党合意において「米軍再編の見直し」を謳っておられます。社民党党首として、皆様方のおっしゃる「見直し」というのは辺野古案以外なら県内も認めるということでしょうか。日頃「基地のたらい回し」は絶対に認めないと訴えておられますが、今回の嘉手納統合案に関する外務大臣発言は明らかな合意違反にはならないのでしょうか。いつもの福島大臣らしい、歯切れのいい明確なご答弁をお聞かせください。-----------------------------この様な質問をした島尻議員を、沖縄県民の多くが支持した事実にはぜひ留意すべきだ。本当の「沖縄基地問題」は悪者を決めつけて話が進むほど単純ではない。
2010/07/11
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○まるで「色モノ」だった三橋氏前々から政策理念に共感し、応援していた三橋貴明氏の落選は避けられそうにない。そもそも「反現行メディア」を掲げていて、マスメディアが「無視」または「ネガキャン」に出るのは必至。ネット以外では知名度が皆無というマイナス。にもかかわらず、コスプレでの演説やその内容(「2ちゃんねらーが地球を救う」など)はいかにもマズかった。メディアもメディアの記事を見たネットもここぞと「色モノ」に指定して、三橋氏の良質な理念は省みられなくなった。支持者だった人も相当離れたのではないだろうか?マスメディアの怖さを知っているはずの三橋氏が、あまりにも迂闊だった。知名度がないから変わったことをしなければならない、という焦りからだったのだろうか?数字に強いはずの三橋氏だから、仮に2ちゃんねらーの支持を得られても、何票になるかは計算できてなければならなかった。断っておくが、私は相変わらず三橋氏の政治理念は支持する。・国益のための政治・既得権益メディアによる情報操作の排除・経済科学に裏打ちされた景気対策・財務政策この3つを言ってくれる三橋氏(だけでなく他の議員でも)に共感する。だから、私は彼の名前を書いた。しかし、、、あの戦い方とあの自民党の支援体制では何回やっても落ちるだろうとも思う。おそらく、三橋氏の票は、かなりみんなの党に流れたのではないか?(政策理念や経済政策に共通点が多い)三橋氏は政治の世界から日本に貢献したいのならば、常識的にやればいいのだ。2ちゃんねらー色など(私は2ちゃんが大嫌いだ)、大衆にとってはネガティブイメージにしかならない。オリジナリティをアピールしたいなら、常識の範囲内でやるべきだ。常識人の感覚も有権者が議員に求める資質なのだから。彼の政治理念は、少なくない人々の共感を呼ぶことができる。だからこそ、まず聞いてもらうことが大事だった。○「口先だけの民主党とは絶対組まない」と断言したみんなの党には期待選挙区はみんなの党候補に入れた。昔の自民党への政治不信は「なにをやっているか分からない」だった。今の民主党への政治不信は「言っていることがコロコロ変わる(ブレる)」「本当にまじめに考えているのか?」だ。いま、TVでインタビューされているみんなの党議員は、TVアナウンサーがどんなに誘導質問しても「民主党との連立はない。これはブレない」と言っている。国民の政界ニーズは「信用できる政治家」なのだ。いま一番信頼されていない政党である民主党との連立は、みんなの党の生命線を断つことになるだろう。みんなの党はこれでいい。○戦慄した谷亮子の大楽勝五輪を目指す現役アスリートが、政治もやると言い出した。政治をやりながら、現役も絶対やめないと言った。もちろん、それを言うのは谷亮子の自由だ。だが、それを「やりなさい。応援してあげますから」と背中を押した10万余の有権者(2:30現在)の頭はいったいどうなってるのだろう?谷亮子の言っていることは、つまりこういうことだ。五輪委員会と全日本柔道連盟が「今度のロンドン五輪代表は日本国民の投票で選びます」と決めたとする。まぁ、五輪代表はこれまで選出基準に不透明感があったので悪くない。だが、そこに、ちょっと柔道をかじっただけのアイドルが、たとえばAKB48の前田や大島がちょっと柔道を練習して、なぜか連盟公認になったとする。前田や大島は「アイドルは続けます!」「ツアーもライブもやめません!雑誌にもテレビにも出続けます!」「でも柔道もマジメにやって金メダルを狙います!」と言う。あなたは、前田や大島を五輪代表に選ぶだろうか?絶対に前田や大島を落とすだろう。普通に考えれば福見あたり。人によっては中村や谷を選ぶだろう。だって、日本に金メダルを取って欲しいし、そのためには強い選手を選ばなければならないのだ。だから、谷が比例区で10万票も獲得して、民主比例区トップ(2:30現在)の得票というのは、おかしいというよりゾッとする。いったい、自分たちの生活のための選挙という実感があるのだろうか?生活を圧迫している消費税、バラマキ、待機児童、無駄な公共投資、外交問題、安保問題、格差社会・・・すべて国会発なのに?投票率の低さはもちろん問題だ。だが、「政治に専念しない」と明言している谷亮子の大楽勝は、もっと深刻な問題かもしれない。 「民度以上の政治はできない(プラトン)」※プラトンは「民主政治=衆愚政治」と考えており否定的だった。大思想家・プラトンが衆愚政治を嫌ったのは意外だが、実にもっともな理由がある。まず、師のソクラテスが民衆裁判で無辜にもかかわらず死刑判決を受け服毒自殺した。そして、プラトンのアテネは戦力的に劣るが機能的なスパルタ軍との戦争に完敗した。ついにプラトンは「民主政治は要するに貧乏人の政治だ」とまで宣った。 余談 ~菅首相の”お願い”「この選挙区でどうしても2議席!2議席獲らなければならないのですっ!(某所に応援に来た菅首相)」「それ民主の都合だろ!! (ナイス野次馬)」駅前を行き交う人々から一斉に大きな拍手が起こった。
2010/07/11
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今回の選挙から従来、政党名を書いていた比例代表に個人名を書いて良いことになった。このため、いままで民主党や自民党の名簿上位にあった腹黒い古狸に投票しなくて済む。具体的には○選挙区選出議員選挙(クリーム色の投票用紙)→お住まいの選挙区の立候補者の名前を書く(従来通り)●比例代表選出議員選挙(白色の投票用紙)→好きな議員の名前を書く(政党名でも可)つまりこういうことだ(比例代表の投票用紙)従 来 → 今 回■■■ ■■■■民■ ■三■■■■ ■橋■■主■ ■■■■■■ ■貴■■党■ ■明■■■■ ■■■要するに、2010参院選では、このように2枚の投票用紙を書くことになる。(選挙区) (比例)■■■ ■■■■東■ ■三■■京■ ■橋■■■■ ■■■■太■ ■貴■■郎■ ■明■■■■ ■■■外国人(とういうか韓国人と中国人)のための政治に必死な民主党をなんとしても阻止しなければ「日本」が危ない。有望で能力のある民主党議員は応援したいが、小沢らが押し通す闇法案(外国人参政権や国籍法改悪)にはっきりNO!と言えない議員はやはり投票できない。闇法案を黙認しているのが事実だからだ。(その意味では反対を明確にしている松原仁や田村謙治ならば支持できる)はっきり言って、2010参院選は政治を国民のもとに取り戻す大チャンスだ!おもえば、自公連立 → 民主党政治は国民からどんどん離れていった。何人かの志ある政治家はいたが、マスゴミに潰された。(踊らされた我々にも大いに責任はある)いま、北海道から沖縄県まで、全国の有権者は我慢ならないことがあるはずだ。またもブレまくっている消費税に関する首相の発言マニュフェストにない外国人参政権、国籍法改悪など闇法案日本人失業者が路頭に迷っているのに無策子ども手当てや生活保護費など異常な外国人厚遇そして政権におもねり、世論操作するマスゴミの横暴・・・我慢がならないなら、白い投票用紙には三橋貴明と書けばいいだろう。全国どこからでも彼の名を書けば「国民は国民のための政治をしてくれと言っている!」と国会に伝えることができる。三橋貴明氏は自民党所属だ。彼が圧勝すれば自民党の古参といえど、国民の腐敗自民党への怒りを思い知るはずだ。世代交代、利権まみれの自民議員は弱化してゆくだろう。そして現政権・・・腐敗自民党の権化・小沢一郎の呪いから逃れられない民主党。自民党への復讐に燃え、「国民のため」をまったく考えない民主党の古狸たち。カネや宗教団体の組織票で選挙はなんとかなるさ・・・有名人のタレントを立てておけばバカな有権者が票を入れるだろう・・・そう信じて疑わなかった古狸たちは三橋圧勝ですっかり青ざめることだろう。「テレビ政治」の内幕いまでこそ同党をめぐる「政治とカネ」の問題を取り上げているが、当初は「民主党こそは金権体質とは無縁のクリーンな政党」と言わんばかりの論調だった。そうした“援護射撃”を受けて誕生した民主党政権は今日、マニフェストにも書かれていない「永住外国人の地方参政権法案」や「夫婦別姓導入のための民法改正案」を通常国会に提出する構えを見せているが、その暴走ぶりをテレビは黙殺する。民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由民主党の成長戦略は、三つの大きな欠陥を持っている。一つ目は、成長戦略と謳いながら、数値目標も実現時期も、一切明示していないという問題である。二つ目は、個人消費拡大手法の一つが「子ども手当」という、所得移転であるという部分だ。そして、三つ目が、子ども手当の財源について「無駄を削ること」で調達すると主張している点である。率直に言って、正気の沙汰ではないと思う。この主の「節約」志向に基づく景気対策が、歴史上うまくいったためしはない。本書では、民主党政権下における日本が危ない本当の理由を掘り下げ、徹底解説する。
2010/07/01
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○生活保護目的に入国?中国人32人に支給決定 (読売新聞)憲法違反すれすれのグレーゾーンである「外国人への生活保護支給」だが、厚労省通達にもとづいて”法を準用”という形で支給されている。これは厚労省の官僚が決めたことで、おそらくは中国・朝鮮と近い国会議員や団体の圧力があったにせよ、国会審議を経ているわけではなく、国民の同意を得ていない。これこそが「官僚専制」の弊害で、官僚が三権分立を一手に掌握している実態をあらわしている。○官僚は三権を握っている日本の三権分立は行政=霞ヶ関(官僚)、議会=国会、司法=裁判所の形を取っている。しかし、本来、行政官にすぎないはずの官僚が「この法律はこういう風に解釈するものである」と司法(裁判所)の役割をもってしまっている。さらに、「この法はこういう風に運用しよう」と決めてしまって、議会(国会)の頭の上を飛び越したりする。また、国会を通すにしても議員に立法能力がないため、実際には官僚立法がほとんどだ。もちろん官僚専制は悪いことばかりではない。裁判所の審査や、無能な国会議員の議論を待つより、迅速な判断ができるというメリットがある。○問題を無視する国会議員は職務怠慢ただし、「さすがにこれは官僚が間違っているだろう」という事は放置してはいけない。こうやってメディアが指摘し、国民が関心を持っているのだから、議員が国会の場で議論してしっかり法の運用を決めなければならない。国会議員がこういった法の問題を放置しているのは職務怠慢そのものだ。特に「脱・官僚依存」を掲げている党はこういうときこそ国会の本来機能を果たし、国会議員でも立法ができることを示すべきだ。大阪市の中国人48人については、人数からして国内外のブローカーが付いていることは間違いない。今後も大小の規模で必ず同じことがおこるはずだ。○生活に困った外人さんには帰国していただくのが世界の常識こう書くと冷たいと思うだろうか?だが「国籍」とは自分の帰属を意味する。自分がその国に責任を持つ代わりに、国にも保障と保護を求める。それが国籍をもつと言うことだ。だから、以前、「韓国人男性が超ファインプレー!養子554人分の子ども手当を申請 」でも書いたが、諸外国では「生活に困窮した外国人がいたら、強制送還してでも帰って頂き、母国で社会保障を受けてもらう」のが世界の一般常識である。中国・韓国以外の外国人は、日本の「外人さん」に対する社会保障の厚さに感心すると言うより、呆れかえっている。「君の国は、なぜ自分の国の人々の失業率が5%もあるのに、韓国人を助けるのに一生懸命なんだ???」商社に勤める友人がアメリカ人に言われた言葉だ。返す言葉がなく「日本の政府はおかしいんだ」と答えるしかなかったという。まさか「お前の国のGHQが押しつけた自虐史観が生んだ副作用さ」と答えるわけにもいけなかったのだろう。○外国人生活保護と消費税10%それでなくとも、消費税10%が議論されている昨今だ。消費税を導入して財政を再建すると息巻いている民主党・自民党の2大党首だが、消費税議論の前に大事なことを忘れている。民主党、自民党とも財源確保のために増税するという。谷垣総裁は財政負担を減らすためにやむをえないのだという、それはそうだろう。菅総理はさらに踏み込んで「増税で強い経済をつくる」という、それはムチャだろう。2大政党のトップが増税するときの基本を分かっていない。経済学の初歩の初歩だ。それは「財務体質が健全でなければ、増税しても効果がない」ということだ。シンプルに言えば、ムダに使われる可能性がある部分を残している限り、税収がそこに流れてしまう。いままで、中ぐらいのザルで水をすくっていたのを、大きなザルに変えてたくさん水をすくいましょうを言ってるようなものでナンセンスきわまりない。○地方のムダも見直さなければ増税は無駄特に、国の歳入のうち4割ほどが地方交付金などで地方自治体に流れる。さらに子ども手当てなどのバラマキも地方に流れる。消費税を導入しながら、地域振興券、定額給付金などのバラマキをしたかつての自民党。財源感覚もへったくれもなく、子ども手当てや高速無料化など自民党以上のバラマキに必死な民主党。どちらも消費税のイロハからやり直せ!といいたい。少なくとも、外国人(ほとんどは朝鮮・中国人)に対する生活保護、子ども手当て、児童手当などはムダそのものだ!増税するなら・・・いや、増税と別次元でも絶対に削るべきムダだ。とはいっても、反日的な韓国新聞「朝鮮日報」元支社長である白真勲(???、ペク・チンフン)氏を推薦するトンデモ民主党のことだから、「消費税増税」「強い社会保障」のスローガンの先には、どうも朝鮮人と中国人があるのは間違いなさそうだが・・・。--------------------------------------生活保護目的に入国?中国人32人に支給決定 (読売新聞) 大阪市は29日、市内在住の日本人女性2人(78歳と76歳)の親族を名乗る中国人計48人が5月以降、次々に来日し、市に生活保護を申請していたことを明らかにした。 市は「生活保護の受給を目的に入国した疑いがある」として、まだ保護費の支給を認めていない申請に対する対応を保留した。今後、大阪府警、法務省とも連携し、実態調査に乗り出す。 市によると、日本人女性2人は、ともに同市西区在住で、中国から帰化したという。 中国人48人には、子どもや高齢者も含まれ、いずれも2人の介護を目的として入国した。48人は5月6日~6月15日に在留資格を取得。外国人登録後3日~26日以内に西、港、大正などの5区に「仕事がなく、収入がない」として保護申請した。申請には、いずれも市内の同じ不動産業者が付き添っていたという。 在留資格があって要保護状態にあれば、生活保護制度を準用できるとの国の通達に従い、市はすでに32人について保護費の支給を決定。しかし、特定女性の親族と称しての中国人の大量申請には不審点が多いことから、6月7日以降の決定を保留にした。不正請求と断定された場合、市は、すでに認めた32人の保護の取り消しを検討する。[ 2010年6月29日14時11分 ] 読売オンライン
2010/06/29
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【『赤松(民主)口蹄疫』の被害 まとめ】5/18 ●口蹄疫:3月には感染 被害1市4町に 初動遅れに不満政府は4月20日に感染疑い例が発見された段階で農水省に対策本部を設置し、関係省庁との連絡会議も設けた。しかし、赤松広隆農相が大型連休中に海外出張して現地入りが10日にずれ込んだことなどに、地元などから「対応が遅い」との不満が高まった。鳩山由紀夫首相は17日、約1カ月経過してから政府対策本部に格上げしたことに関し、「風評が立つと農家が困る状況があった。政府は十分にことを運んできたが感染が拡大し、県民、国民に正確に事実を知っていただくことがより重要だと判断した」と説明した。5/18 ●口蹄疫:初動対応「問題ない」 赤松農相赤松広隆農相は18日の閣議後会見で、口蹄疫の対応について「私自身はやってきたことに全く反省、おわびすることはないと思っている」と初動対応などに問題はなかったとの認識を改めて示した。5/19 ●口蹄疫:野党が政府の初動遅れ追及へ宮崎県で口蹄疫(こうていえき)の感染が拡大している問題を巡り自民、公明、共産、みんなの4党は19日、衆院予算委員会での週内の集中審議開催を鹿野道彦委員長(民主)に要請した。赤松広隆農相の不信任決議案提出も視野に、政府の初動遅れや対策の問題点を追及する構えだ。5/22 ★口蹄疫:「スピード感が大事」鳩山首相、赤松農相らに指示(鳩山)首相はエース級種牛にも感染の疑いが出たことに懸念を示し、「スピード感が大事。県や地元の皆さんと協力してしっかり仕事を進めてほしい」と指示した。5/25 ★赤松農相、初めて陳謝赤松広隆農相は25日午前の衆院農林水産委員会で、宮崎県で感染が広がっている家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に関し「反省していないとは言っていない。結果としてこれだけ広がったことは申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べ、初めて自らの結果責任を認め陳謝した。5/28 ●口蹄疫:特別措置法が成立 国の損失補償、より手厚く宮崎県で感染が広がる家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に対処するための特別措置法が28日、参院本会議で全会一致で可決・成立した。6/1 ●口蹄疫:「なぜ今ごろ?」首相現地入りに批判口蹄疫(こうていえき)問題で1日、宮崎県入りした鳩山由紀夫首相。4月20日に感染疑いが確認されてから6週間。首相本人も「遅ればせ」と認めるタイミングでの来県に、被害農家や関係自治体の反応は冷ややか。わずか2時間余りの駆け足訪問に批判の声が上がった。6/3 !松坂市長、口蹄疫と中国商標局についての要望を民主党小沢幹事長からの圧力で妨害される口蹄疫問題や「松坂牛ブランド」の中国商標局による登録却下について松坂市・山中市長が農水省幹部と会談を持とうとしたところ、直前になって農水省が難色。民主党議員に理由を聞いたところ「(小沢)幹事長室から明らかな圧力があり『動くな』といわれた」ためであった。6/4 ★口蹄疫:埋却地で殺処分へ 山田副農相、県に伝える /宮崎山田正彦副農相は3日、口蹄疫問題でワクチン接種から2週間が経過した家畜を、生きたまま移動制限区域(半径10キロ)内の埋却地に移動させて殺処分することを認め、県に伝えたことを明らかにした。現場では作業従事者に疲労が蓄積し、人員も不足。梅雨を控え、作業の遅れが懸念されている。自衛隊の活動内容や緊急雇用など「抜本的に詰め直さないといけない」とした。6/4 口蹄疫:対策本部長は引き続き山田氏宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、赤松広隆前農相は4日午後の退任会見で、政府の現地対策本部長について、引き続いて山田正彦前副農相が、後任の決定まで務めると明らかにした。また赤松氏は県央部での発生について「抑え切れていない。現地の皆さんに深くおわびしたい」と改めて謝罪した。(※記事はすべて毎日.jpより抜粋)【『間違い・ミス』は民主党も分かっていた】私は5/24の記事『赤松農相「外遊」が晒した恐るべき無能と政治主導という幻想』の中で「口蹄疫との戦いは感染と対策のスピード勝負である」とした上で・赤松農相外遊の4/30時点で、口蹄疫はパンデミックを迎え国家的危機だった・大臣は日本にいて口蹄疫対策に専念しなければならなかった・政府は未曾有の農業災害を重く受け止め迅速に対応しなければならなかった・以上がまったく行われず、日本畜産界は今後長期にわたる大ダメージを受けたと指摘した。だが、赤松"元"農相の「結果としてこれだけ広がった」陳謝や鳩山"元"首相の「スピード」発言から、もはや明らかだ。与党・民主党は、赤松農相が外遊していたことの問題も認識している。口蹄疫対策が遅れに遅れていることははっきり自覚していた。そして、その上でミスや対策のまずさを湖塗しようとしていたのだ。メキシコやキューバ外遊やFTA参加が、数千億円の農業災害より優先されるという国はないだろう。おそらく、諸外国も口蹄疫パンデミックで、外遊が中止になることに理解を示す・・・というより当然と考えるはずだ。メキシコやキューバのトップならば必ずそうするはずだから。この事実から導き出される結論は一つだ民主党は国民のための政治をする気がない!ただ、ただ、ひたすら政権の座に居たいだけだということだ。だから責任を認めようとしなかった、ミスを認めなかった。そのため、対策が遅れに遅れ、毎日千頭の単位で農家の宝である牛豚が死んだ。国民の血税を少なくとも1千億・・・長期的にはさらにその数倍使うことになった。なにより日本畜産界に壊滅的なダメージを与えた。有権者のみなさん。こんどこそ目を皿にして「日本の、国民のための政治」をしてくれる候補に投票しましょう!
2010/06/04
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○なぜ赤松農相の4月30日~5月8日の外遊は中止すべきだったのか?自民党・公明党が赤松農相の不信任案を提出しようとしている。これに対し赤松農相は「誠心誠意、大臣としての職務を全うしていこうと思う」と、辞任を否定している。だが、宮崎での口蹄疫災害を知りながら外遊に出かけ、被害拡大の報告を受けながら外遊から戻らなかった農水大臣に存在意義があるか?甚だ疑問である。今回の口蹄疫に関しては・前回の口蹄疫より確認が遅れたこと・前回のウイルスより感染力が強いこと・前回よりも発生場所が密集していたことなどを理由に、赤松農相が日本にいても「私一人いなかったからといって、いささかも支障があったとは理解しておりません」と感染拡大は防ぎようがなかった、と考えるむきもあろう。が、この赤松農相の「私一人いなかったからといって」という認識には大臣・・・組織トップ、国に責任を持つ者として、そもそもの大間違いがある。それは「大臣は時の政権が党内人事に使うポストで、組織トップとしての資質は求められていない(要するにお飾り)」という考え方だ。これは、官僚の天下りと同じく、組織を(国家を)良くするための人事という概念がすっぽり抜けている。だから、後述するように、憎悪すら感じる「無能」に国民が振り回される事態になる。○なぜ、農水大臣は「現場に」いる必要があるのか?では、なぜ赤松農相の外遊は撤回するべきだったのだろうか?突き詰めて言えば「スピード」のためである。当然ながら、対策スピードが遅ければ、感染対策も、救援も遅れる。特に今回は猛烈な感染力を持つ口蹄疫ウイルスが相手である。口蹄疫対策の決め手は感染スピードvs意志決定スピード(=対策スピード)だ。これは口蹄疫に限らない。あらゆる有事・災害時にいえることだ。ここでいう「スピード」をもう少し正確に言えば「合理性のある意志決定スピード」だ。野球で言えば150km/hの暴投はいらない。145km/hのストライクが求められている。現状把握、意志疎通、なにより口蹄疫対策への集中。。。これが日本よりキューバにいた方が正確で速いのなら外遊してもよい。だが、FTAに出席している最中に口蹄疫対策を考えることができるか?宮崎に行かずして、現地の状況を正確に把握できるか?日本に居ずして、上(首相・閣僚)や下(農水省・宮崎県)との意志疎通ができるか?すでに、日本国民が震撼しているよう、口蹄疫ウイルスは恐るべき感染力を持つ。「感染スピード vs 意志決定スピード」の戦いにおいて赤松農相の「遅れ」は確実に”起こらずに済んだはずの被害”を招いた。口蹄疫による殺処分の推移(4/20-5/24)合計頭数145,358頭(5/24)引用元:gapadeupa:【口蹄疫】グラフ・高鍋農高等7施設で確認、計2市5町で200例、殺処分対象14万5千頭超(5月24日現在:更新)赤松農相は感染爆発から逃げるような30日のタイミングで外遊したゆえに今回の口蹄疫災害を、戦後最大の農業人災として「赤松口蹄疫」と称するのだ。戦後最大の農業人災はこの素人農相の無知が招いた・・・○「スピード」だけではない!赤松農相が外遊を中止すべき理由事件の最中、現場、日本あるいは宮崎に最高責任者(トップ)である農水大臣がいなかったのはどういう意味か?現地、宮崎には家畜伝染病予防法上の主たる責任者である知事・・・東国原知事がいた。まず、4月20日に口蹄疫が確認された。東国原知事は家畜伝染病予防法上、必要な措置とそれ以上の措置、さらには日本畜産の砦・宮崎を守るための措置を講じた。宮崎の農家、獣医師、役所や団体の職員は、知事の指揮下で、地獄絵図のごとき現場で奮闘した。しかし、赤松農相が外遊に出発した4月30日の時点で、事態はすでに宮崎県の問題ではなく「国家緊急事態」だったのだ。※6/15追記:菅首相が「国家的危機」とコメントしたのは6/13。あまりにも遅すぎる現状把握だ。被害の大きさ、食糧自給や国民生活に与える影響の大きさ、それを挽回するための膨大な費用・・・赤松農相は出発前の4月28日に開かれた農水省の小委員会で『感染確認後の迅速な殺処分等により、既に6例目の農場まで防疫措置が終了しており、迅速かつ適切な防疫措置が行われている』『豚での感染(1戸)が初めて確認されたが、感染拡大につながる豚の出荷は認められなかった』ため、外遊しても大丈夫と判断したと答弁している。なんという無知な農相だ!防疫措置や出荷制限をすることは「当たり前」のことで、「口蹄疫終息」とはまったく関係ない。いや、6例目が発見されたということは感染拡大中で、収まる気配がないということである。さらに(感染しやすい)豚での感染が確認されたということは、パンデミックが始まったということである。多少でも口蹄疫ウイルスの恐ろしさに危機感がある・・・農業に関心がある大臣なら、「これなら大丈夫」ではなく「これは大変だ!」という結論になるはずだ。4月25日:4頭目の感染が確認。殺処分の対象は戦後最悪の1000頭を突破。4月27日:東国原宮崎県知事、赤松広隆農水相や谷垣禎一自民党総裁に支援を要請。 翌日、自民党に口蹄疫対策本部が設置される。4月28日:国内初の「豚」への口蹄疫感染疑いを確認。 約70km離れたえびの市からも感染が疑われる牛を確認。4月29日:山田農水副大臣が東国原知事と意見交換。 防疫予算を要求するも「検討」のみの回答。4月30日:自民党、赤松農相と鳩山首相に会談要求。 一旦応じると回答しつつドタキャンして赤松農相はメキシコに発つ。このとおり、赤松農相は口蹄疫被害拡大の最中に(というかヤマ場で)外遊を行っていた。赤松農相が「農水幹部に意図的に情報を隠された」という意見もあるが、少なくとも感染の増加・拡大を報告されており、東国原知事の支援要請も受けている。これを「緊急事態」と認識しなかった落ち度はまず100%赤松農相にある。緊急事態と認識しなかったのは、赤松農相の無能と無知に原因を求められるだろう。だとすれば、赤松農相を首輪をしてでも日本に残し、農水省に缶詰にして、畜産や口蹄疫の勉強をさせるべきだった。赤松農相に多少まともな認識があれば、その後の意志決定スピードの速さや、対策の妥当性が増したことは間違いない。現行法や現行マニュアルで対応できないことも現場で露呈していた。必要なモノやヒトの手配も国家レベルで調達しなければ対応不可能だった。たとえば、口蹄疫対策の切り札であるスーパー消毒薬「ビルコン(独バイエル社)」の調達。同じく口蹄疫発生国である中国や韓国、EU諸国では国家レベルで取り組んでいる。つまり、赤松農相がすべきだった外交は、イギリスとドイツに飛んで、ビルコンを調達することだった。また、現行法とそれを基にした対策マニュアルが実情に合っていないという指摘は、かなり早い段階に現場から上がっていた。それならばBSE発生時のように特別措置法を国会で緊急成立することも現政府にはできた。これには対立する自民党も協力しただろう。同時に農水省のマニュアル改訂を指示することもできた。法律やマニュアル作りは国会や官庁の仕事だ。これだけの「不作為」をしながら、赤松農相は「私に責任はない」と言い続けている。○赤松農相外遊で「政治主導はムリです」と宣言することになった現政権緊急事態と当然認識すべき事態の最中に日本に最高責任者がいなかったことは、日本政府、少なくとも現政権がいかに無能かを白日の下に晒した。赤松農相に代わった福島瑞穂・臨時大臣代行、山田農水副大臣ともに「無策」であった。(この緊急事態にど素人を臨時大臣にしていることからも、現政権の危機管理意識がわかる)政府が口蹄疫対策本部を設置したのは感染確認から27日後の5月17日だった。(野党の自民党は独自に4月27日の時点で対策本部を設置した)口蹄疫ウイルスが1997年に台湾で招いた被害は4000億円。2001年に英国で招いた被害はなんと3兆5000億円だ。畜産輸出国でなくとも、口蹄疫ウイルス=千億~兆単位の被害をもたらす国家的危機というのは「常識」。それを「自治体でなんとかすること」「現行法どおりやっていれば大丈夫」などと微塵でも考えていたとすれば、恐るべき愚政者と言わざるを得ない。民主党ら現政権が掲げる「脱・官僚依存」と「政治主導」多くの国民が官僚(公務員)に対して「優遇されすぎ」「保身しか考えていない」と反感を持っている中で、相対的に官僚の力を弱める公約は感情的にも受け入れやすかった。だが、"脱・官僚依存"が国民の支持を得たからと言って"政治主導"が支持されたわけではない。もちろん脱・官僚依存という概念自体は悪くない。悪いのは、少なくとも現政権には政治主導にするだけの能力はおろか準備すらなかったことだ。もっと言えば、国家と国民生活を良くするための政治主導ではなかったことだ。単に彼ら政治家の影響力を強めたかっただけにすぎないとすら思えてくる。そして、今回、赤松農相外遊は(普天間問題とセットで)官僚から主導権を取り戻すべき為政者が無策・無知・無能であるということを、自らはっきり宣言した結果となった。これにより、政治家みずからが有能になって、有能な官僚をうまく活用するという理想型は遠のいた。つまり、赤松農相は口蹄疫問題というミクロな意味からも、いびつな官僚変革というマクロな意味からも、決して外遊すべきではなかったのだ。がんばれ宮崎畜産!
2010/05/24
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