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「モスラの歌/インファントの娘」東宝映画『モスラ』挿入歌(1961年)性懲りもなく怪獣ネタです。こちらは“ゴジラ”映画とは別枠で製作された映画。 東宝は『ゴジラ』(1954年)『ゴジラの逆襲』(1955年)の後、『空の大怪獣ラドン』(1956年)『地球防衛軍』(1957年)そして『大怪獣バラン』(1958年)とコンスタントに怪獣映画を製作している。 その後少しだけ怪獣から離れたものの約3年ぶりに復活したのがゴジラではなくこの『モスラ』だった。 (結局ゴジラが復帰したのはその翌年の『キングコング対ゴジラ』だ。 こちらは久々のゴジラだったし、対戦相手が超有名だったのも手伝ってかなりの動員数を挙げた。)さて、『モスラ』だがザ・ピーナッツ扮する小美人が出てきたり、怪獣が変態(卵-幼虫-サナギ-成虫)するというプロセスを踏んだりしたりという非常に一般受けするファンタジックな演出でこれまた非常に良い興行成績を収めた。 ちなみにモスラって蛾の怪獣なんだよね~(汗) なんかさ、後にゴジラと戦って地球を守るなど究極の美化がされてしまって、まるで美しい蝶のような扱いになってしまった。 なのでもっと悪いヤツを…とバトラなる凶悪怪獣まで作り出してしまった。 こうした矛盾が矛盾を生んでいく東宝怪獣がボクは好き♪(笑)この映画以上に有名なのがこちらの「モスラの歌」ですね。 モスラヤ モスラ~ ドゥンガン カサクヤン インドゥムウ~と延々意味不明な言葉で歌われるが、それでもなぜかソラで歌えちゃうという不思議。 ちなみにこの言葉(作詞)は由起こうじ氏。 素晴らしい発想力と創造力ですね。そしてこの摩訶不思議なメロディを作ったのが古関裕而氏。 ゴジラ関係の音楽といえば伊福部昭氏だがこの歌に限っては古関氏の勝利ですね。 もちろん歌うザ・ピーナッツの素晴らしい歌唱力と双子ならではのハーモニーの美しさも相まって、本当に日本映画史に残る名曲が誕生したわけです。B面の「インファントの娘」も古関氏がアレンジで絡んではいるが、こちらは池すすむ氏(凄い名前だ!)の作詞作曲。 一連のザ・ピーナッツが歌う昭和歌謡の延長上にあってもおかしくない楽曲だが、アレンジが南洋の島の雰囲気が漂っていて何ともクセになる曲である。 1961年の作品だと思うと感慨もひとしおである。さて、1992年再びモスラが復活した(『ゴジラVSモスラ』)。この頃はゴジラも体長(身長)50mから100mに倍増している。 当然モスラもでかくなってたし、ものすごくキレイになってた(笑) 電飾つけとんのかっ!?というくらいだ。で、ザ・ピーナッツの小美人も“コスモス”なんていうユニット名が付けられてた(苦笑) まぁ、それは別にいいんだけどね♪ 歌も出してるよ。(1992年)実はこの歌がイイ!!例の♪モスラ~ィヤッ、モスラ~♪っていう歌詞のほかに日本語訳でも歌っているのが興味深い。 しかももっと驚いたのはそのB面だ!!なんと伊福部昭先生が「聖なる泉」という楽曲を作詞作曲していらっしゃるのだ。 これは平成モスラのテーマ曲ともなっている曲で本当に心が洗われるような素晴らしく美しい曲です。 ちょうど前出の「モスラの歌」と「インファントの娘」を足して2で割ったような雰囲気で、その両方の長所を上手く合体させた奇跡的な曲。 さすがは伊福部先生ですね。 (あ、ちなみにその映画自体、伊福部先生が全編音楽担当をされているのです)ちなみにこの曲のSupervisorとして名を連ねているのがゴジラ・サウンドではお馴染み、ヒカシューの井上誠氏(メロトロン収集家でもあった)。 1983年のこと、元々ゴジラはもとより伊福部氏のことも尊敬していた彼は『ゴジラ伝説』というシンセ主体で作ったアルバムをリリースしている。 ボクも当時は本当に感心していたが、これが本家伊福部サウンドの良いところを現代風(当時としてはね)にアレンジしてあって凄く愛情を感じたんですよ。 特に2曲目の「巨大なる魔神」なんかはオリジナルよりもイイと思うくらいカッコ良かった☆その井上氏がSupervisorという形で絡んでいるということがボクには懐かしさと2人の友情みたいなものを感じられて嬉しかったなぁ。(1983年)
2006年01月31日
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『SUPERHIROS』RACER X(2000年)Action!版ゴジラが出たついでにこちらも。Mr. BIG(USA)から離れ、再びハードロック界に復帰したポールのRACER X第2弾アルバムがこれ。 ピッキングの正確さ&速さNo.1の称号を再び誇示するべく、メチャクチャ弾き倒してます!! 正直ハードロックファン、しかも昔の彼を知ってるファンはずっと「こんなもんじゃない…」とMr. BIG時代は思っていたでしょう。 ま、マキタ奏法(?)は奇抜で面白かったが、そうじゃないんだ!!ってね。 そんな昔からの“速弾きギタリスト”ポール・ファンの溜飲を下げたのが新生RACER Xだった。Mr. BIGを飛び出した彼は何かが吹っ切れたようにギターという楽器を楽しみだした。 その格好の餌食がBLUE OYSTER CULTの「GODZILLA」のカバーだった。 原曲を壊さない程度にリズムに変化をつけたりアレンジを若干変えたりして大いに楽しんでいるのがよくわかる。 彼の持ち味であるピッキング・ハーモニクスや高速ソロはもちろんだが、曲全体もしっかりRACER Xとして成り立っているのが非常に好感が持てる。 このボーカリストもかなり頑張っていて、この楽曲に関して言えばかなりフィットしていると思う。 もともと原曲ではチョーキングで表わしていたゴジラの雄叫びもハイトーンでチャレンジすることでワンランクアップした緊張感を醸し出すことに成功している。 うん、いいよ、いいよ☆☆☆彡B.O.C.、Action!、そしてこのRACER Xの3バージョンを聴き比べるのも面白いでしょう♪Mr. BIG時代に来日の際、ちゃんこ鍋屋さん前でパチリ♪(ポールもビリーも背ぇ高いもん、オイラ捕らえられた宇宙人状態だよ…涙)ちなみに、このアルバムで一番のお気に入りは「Time Before The Sun」です。 12弦アコギの響きだけで3杯おかわりできます。
2006年01月30日
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『A TRIBUTE TO GODZILLA』various artists(1991年)先日仕事帰りにちょっくらCDショップを覗いたところ、偶然こんな中古CDを見つけた!!これは今からもう15年も前にリリースされたボクのヒーロー“ゴジラ”のトリビュート・アルバムで、実は前から欲しくて仕方なかったアルバムだったのだ。 もうその存在さえも忘れかけてた時にひょっこり現れるんだもん、そりゃ~もうビックリですよ。 (しかも100円で売ってた!!)全9曲入りでいろいろなアーティスト(日本人)がこのアルバム用に作ったオリジナル曲や巨匠伊福部昭先生の曲をモチーフにヒップホップだのスカだのとアレンジをしまくり原曲をとどめていないくらい大暴れしているナンバーがずらっと並ぶ。 オリジナル曲を用意したアーティストたちの楽曲は正直ツライものがあるが、それでも芹沢博士(平田昭彦)と山根博士(志村喬)との劇中セリフをサンプリングしてリズムに乗せていたり、ヘドラの主題歌や東宝怪獣たちの鳴き声などをコラージュ的に散りばめたお遊びはマニア心を大いにくすぐった。 なお、ボクが一番感心したのはNANAKIというアーティスト(詳細不明)が歌う「MOTHRA・A・Girl of INFANT」というオリジナル曲で、これはあの名曲「幸せを呼ぼう」(『三大怪獣地球最大の決戦』挿入歌)を彷彿とさせる昭和歌謡である。 これはそのままザ・ピーナッツ扮する小美人の登場と共に使われてもおかしくないほどクオリティが高い。さて、このアルバムの最大の目玉は何と言っても「(We are the Freakes of)GODZILLA」であろう。 この曲だけのためにこのCDを買っても損はない。いきなりデーモン小暮のあの声でナレーションが始まる。 そして間髪いれずに演奏されるのはなんと! BLUE OYSTER CULTの必殺曲「Godzilla」だ。 この曲は彼らが1977年にリリースした『SPECTERS』のA面1曲目に収録し、当時かなりの話題をかっさらった問題曲である。 公式以外でゴジラをモチーフに作った楽曲の中ではこの曲が一番有名で、しかもファンにもあたたかく迎え入れられている曲でもある。 その名曲「Godzilla」を演奏するのがなんとACTION!なのだ!! ACTION!といえば元NOVELAのヨシロウを中心にNOVELA脱退後に作られたへビィメタルバンド。 彼らはキャリアも長くツボを押さえたパフォーマンスをしてくれている。 ギターソロも予想以上にカッコ良かった。…で、ですよ! この曲のゲストがもっと凄いのだ!!なんと、BLUE OYSTER CULT本人(Eric BloomとDonald "Buck Dharma" Roser)がボーカルで参加しているんです!! もう奇跡的なコラボですよ。 正直、このアルバムが売れるとは思えませんよ…、それでも参加してくれたわけです。 完全な“友情出演”じゃないですかっ(笑) あとは遠藤賢治(あのラジオ中継の名セリフもやってる)やみうらじゅんもボーカルで参加してるし…。 ホントこれは超豪華な1曲ですよ、マジ。 いやぁ~、ホントにこんな貴重なCDをたった100円で手に入れられたことを音楽の神に感謝です♪ こちらのベスト盤にも「Godzilla」が入ってるよ♪
2006年01月27日
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PC続報です。やっぱりハード自体イカレちゃってるようだ。まぁ、もう5年も経ってるもんね…お疲れさん♪って時期かもね。某大手電器屋さんに勤めている友人がいるんだけど、修理するにも結構なお値段付いちゃうらしいからね… ><ということで、今ノートPCで書いてます。しばらくはこちらで更新作業するしかないかな…(画像やその他ソフト、更にはブックマーク・リストなども移行しなきゃね。 手間がかかります。)あ~、慣れないとキーボードが打ち難いなぁ
2006年01月26日
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PCの調子が悪い… もの凄く悪い…(泣)いよいよ再インストールせねばならなくなったかっ!?電源がすぐ落ちちゃうんだよねぇ~><
2006年01月24日
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やっと書き終えました。昨年2月に行った沖縄旅行記が、なんと1年の歳月を経てとうとう完成ヾ(〃^∇^)ノノいやぁ、長かった・・・一時はこのままお蔵入りか!?とも思われた実に8日間に及ぶ滞在記が今ココにようやく陽の目を見た!!↑大袈裟。興味を持った奇特な方はこちらのフリーページへ GO♪
2006年01月21日
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『STAINED GLASS STORIES』CATHEDRAL(1978年)このバンドを忘れていた。もっともヨーロッパ的な雰囲気を持つアメリカのプログレッシヴ・バンドである。 そのサウンドはひと口で言えばYESの黄金期のそれに近いが、教会のクワイアーやエグいメロトロン・サウンドによりバンドの個性を高めている。1978年と言えばもう音楽業界はパンク/ニューウェーヴ全盛期で、大作志向のプログレッシヴ・ロックはすでに終焉を迎えアメリカの新しい形のプログレ・ハードとしてBOSTONやKANSASが成功を収めていた時期である。 そんな時代にこのようなレトロな型のプログレ・バンドがアメリカで作品を残していたという事実は、プログレ・ファンとしては少なからず衝撃的なことである。彼らはこの1枚のみ残してあえなく解散してしまったが、ここで聴かれるサウンドは驚異の連続だ。 全5曲トータル45分という本作は10分を超える大作2曲を含んでいるが、時に攻撃的に、時に叙情的に静と動が上手く構成されており、しばしば名盤『危機』を彷彿させる場面もあったりする。その要因としてひとつにギターとベースの音色がとてもYESに似ていることが挙げられる。 テクニック的には本家と比べては可哀想だが、それでも十分及第点をあげられるくらいセンスとテクを持っている。 尖がった音色でグルーヴ感のあるベースラインを弾くFREDと、アコギを上手く配したり非常に硬い音色で細かいピッキングを操るRUDYのギターは正にS・ハウを連想させる。 またキーボードのTOMのハモンド・ソロはK・エマーソンっぽいが、彼の一番の特徴はメロトロンの乱暴で下品(良い意味でネ)な使い方だろうと思われる。 エフェクター等で音を調整しようと考えておらず、強引な音の立ち上がりとかがかえって潔いくらいだ。 メロトロン・フリークには嬉しい音色かも。 (メロトロンの音が非常に綺麗なムーディー・ブルースと真逆なスタイル)残念なのはこのレコード(ボクが持っているのは1989年にリイッシューされたもの)がどうやら2次テープからの盤起こしらしく、アルバムの後半(最後の曲のラスト3分程)になるとテープの回転ムラが酷くて聴いてて凄く気持ち悪くなることだ。 レコード・プレイヤーが故障したのかと思ったくらいだ。 いくらインディーズ・レーベルの稀少作品とはいえ、これではちょっと辛い…ただし現在入手できる(?)CDはジャケット・デザインも違うので、しっかりとマスターテープからの盤起こしがされているのではないかと…きっとそんな劣等品ではないかと思う(期待を含めて)。本来ならば本日のレビューで“アメリカン・プログレッシヴ・ロック”について語ろうかと考えていたが、なかなか文章がまとまらず持ち越すことにした。 ごめんなさい。
2006年01月18日
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『CAVERNS OF YOUR BRAIN』LIFT(1974年)時々アメリカやカナダ、南米といったプログレッシヴ・ロックの根付きそうもない国から驚くほどクオリティの高い作品が届けられることがある。 このLIFTもその例外ではない。プログレッシヴ・ロックを含む“ROCK”という音楽が全盛期を迎えた1972年に彼らはニューオーリンズという、これまたプログレのイメージとは程遠い町で結成された。 中心人物はキーボードのChip Gremillion、ベースのCody Kelleher、そしてパーカッション(ドラム)のChip Grevemberg。 その後キーボードの友人であるCourtenay Hilton-Greenがボーカリストとして加入した。 程なくオリジナルのギタリストが脱退したがJ.Richard Huxenが加入、結成から2年後にようやくレコーディングに突入した。 その時のメンバーの平均年齢は19歳だったというから驚きだ。彼らのサウンドはひと言で言えばキーボードを中心としたテクニカルでシンフォニックなヨーロッパの王道プログレッシヴ・ロックを基盤としたプログレッシヴ・ロックである。 ベースの音がクリス・スワイアに似ているのでYESっぽく聴こえたりキーボードが特にソロパートでもろキース・エマーソンっぽいのでELPに聴こえなくもないが、全体の雰囲気は紛れもなくヨーロピアン・ロックそのものである。 しかもドラムスが明らかにジャズをカジッたかのようなフレーズや音色なので(この辺もカール・パーマーっぽいと言えばそれっぽい)よりテクニカルなロックに聴こえる。収録曲はたった4曲ながらそれぞれ“10:04”“9:20”“6:14”“11:44”という大作揃いなので非常に聴き応えがある。 しかもそれらを一気に聴かせるテクニックと構成力を持ち合わせているので途中でダレる事は決してない。 (難点と言えばボーカルの線の細さくらいだろうが、それも彼らのひとつの個性として十分受け入れられる範囲内である。)4つの楽曲がそれぞれ個性的で、この中ではもっともハードロックっぽい1曲目「SIMPLICITY」でもメロトロンやハモンドを多用したキーボーディストのセンスが光る。 ギタリストも早弾きこそないもののオクターブ奏法やカッティングにその技術とセンスが感じられる。 2曲目「CAVERNS」は荘厳なメロトロン・コーラスと切ないハモンドが大活躍するスローなバラード。 ギターのヴァイオリン奏法も上手いが、この曲での長いギターソロは必聴。 この時代のギターソロは真にボクらの心の奥まで染み入る。 また後半、さざなみのように押し寄せるメロトロンの波も琴線をくすぐる。3曲目「BUTTERCUP BOOGIE」は彼らのテクニックを思う存分堪能できる祭り的なナンバー。 本当に19歳か!?と思うくらい大人びたセンスである。 1974年と言えばELPもまだ全盛期だったのでその影に隠れてしまっていたのかも知れないが、このキーボーディストはキースのそれにも匹敵するくらい素晴らしいと思う。 4曲目「TRIPPIN' OVER THE RAINBOW」はアルバム中最高のシンフォニックサウンドを聴くことができるナンバー。 4:30を過ぎた頃の間奏部分でのキーボード・ソロを含むメンバー間のインタープレイは言葉にできないほど緊張感と達成感がある。 楽曲自体も素晴らしい。 そしてお約束とも言えるラストでの怒涛のメロトロンの洪水(この表現はちょっと照れる)は溺れる事必至。しかしアメリカという国は不思議だなぁ~、と思わざるをえない。ということで、次回はちょっとコラムでも書こうかな。
2006年01月16日
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『Pampered Menial』(1st)PAVLOV'S DOG(1975年)昨年12月の“東京Groovus!”以来ほとんどレビューを書いてないが、実はいつもよりも増して音楽漬けなのであった。 特にここ1週間くらいは1970年代のアメリカのアーティスト(プログレ周辺)を重点的に聴いている。で、やっぱり凄いなぁ~と思ったのがCAPTAIN BEYOND(未レビュー)とこのPAVLOV'S DOGだ。 どちらのバンドも特に1stアルバムが奇蹟的に素晴らしく、完成度という点において最高レベルに達している。先週仕事の帰りに偶然この『Pampered Menial』の中古CD(COLUMBIA盤)が廉価で転がっていたので購入。 ここ数日のへヴィ・ローテイションだ。 そんな折、偶然にもつい先ほどまにゃ。さんからメールが届いた。 ヽ(。^∀^。)ノ 「パブロフのワンコ買いました♪」 (←ホントはまにゃ語だけど)あはは!! “パブロフのワンコ”って。 このアルバムに関してはこのブログでもちょうど1年前に書いているが、やっぱりいいものはいい!! 今にも泣きそうなDavid Surkampのビブラート・ボイス、泣き泣きのメロトロン、生ヴァイオリンと生フルートによる哀愁漂うソロパート、そしてなによりも美しいメロディーラインが涙を誘う。 個人的には正直彼等のサウンドをプログレという範疇に収めるのはどうかと思っているが、そんなこだわりなどは関係なく素晴らしいロック作品だと確信する。叙情的で美しい曲が並ぶ中、特に異彩を放っているのがこの3曲目「Song Dance」だ。ピアノロックをベースに程よいプログレ色とネイティヴ・アメリカンの民族音楽を融合させ、ハードロックのベールで包み込んだとっても不思議なサウンド。 目まぐるしい場面展開もスリリングで、随所に導入されているメロトロンの響きがドラマチック性を高めている。 とにかくこの1曲でボクは彼等の虜になった。今回あらためてアルバムを通して聴いたが、より彼等の魅力に気付いた点が多くあった。 アルバム全体でも34分弱しかないこのコンパクトな作品に彼等の幅広い豊かな音楽性が散りばめられており、アメリカ セントルイス出身の若者たちの瑞々しい感性が眩しく感じられた。 特に4曲目の「Fast Gun」の若々しいリリシズムとダイナミックさとの絶妙なバランス感覚は、同時期にリリースされたMR. BIG(英)の名作『Photographic Smile』にも符合する佳作である。 そういえば、彼等のオフィシャルHPを見たがどうやら昨年ドイツでライブを行なった模様。 デビューから30年経った現在もリアルタイムで“PAVLOV'S DOG”という活字を目にするのは想像以上に感慨深いものである。
2006年01月15日
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今ボクが一番期待している名古屋のメロディアス・ハードロック・バンド SHIRLEY TEMPLEが、来たる2/4名古屋ハートランドでライブを行なう。 ここのところライブ三昧のロマですが、これもやっぱり外せないな(ο^ー')b 彼等の凄さや素晴らしさは過去日記で確認していただくとして、今回はもうひとつボクにとって嬉しい出来事が重なったのだ。それはボクの古い友人のバンドが対バンとして共演するからに他ならない!! そのバンドは ロック戦隊 ポツダム巨人軍 一見ヘンテコなバンド名だが(失礼)、その由来やコンセプトは彼等のHPに詳しく書いてあるので誤解の無いよう是非見ていただきたい。とにかく凄いバンドなのだ。 ステージを観てもらうとまずそのコスチュームの奇抜さ(これが“ロック戦隊”たる所以だが…)や歌詞の内容から≪コミックバンド≫ととらえられがちだが、それは確かなテクニックがあってこそ出来るというもの。 そう、サーカスのピエロが実は相当なテクニシャンである事と同じなのだ。 特にリードギターのポツダムブルーまさみのプロ・ミュージシャン以上のテクニックは必見!! (彼はあのイカ天に緒々田健一withボーダーのメンバーとして出演した経歴も持つ)彼が第一線のプロ・ミュージシャンでない事が不思議でならないくらいだ。 この“未来を担う”であろう若いシャーリー・テンプルと、70-80年代のハードロックに名古屋土着のセンスを融合した“ベテラン”ポツダム巨人軍との共演は、本当にこれからの名古屋…いや、日本のロックシーンを占う重要な対バンになることだろう。 この歴史的瞬間を観ずにいられようか!?
2006年01月14日
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というわけで話が前後してしまいましたが、この日のメイン・イベントである≪Jさんを囲むオフ会≫ が目出度く開催されたのでした。しかし、Jさんは色んな意味で凄いよっ!! どうやら「Jの被害者同盟」なる組織が結成されているようだが、ボクも晴れてその構成員になれた模様(苦笑) ある意味光栄です☆彡そういえばボクは今回誰がオフ会に参加するか知らなかった。 Jさんからの詳細がなかったからだ!!(笑) 知っていればその方のブログなり拝見し予備知識を知り得たものの… その中で唯一昨年5月のDio/スピベガ来日の際コメントをいただいたicさんがいらっしゃるという事だけがしっかりした情報だった。 しかしもちろん彼女とはお会いしたことはなく、Jさんとも初めてだったので不安一杯、暗中模索状態での参加となった。 (まぁ、その辺のJさんのキャラはブログを読んで知っていたので苦笑いするしかなかったのだが…w) 午後3時半頃Jさんからメールが入りボクは栄(名古屋では一番の繁華街)まで繰り出した。 地下鉄栄駅に着いたので直接電話してJさんのいらっしゃる場所を確かめ、そのまま電話中の女性を探した。 「4Aの出口です。」と言われたがそれが2ヶ所もあったため戸惑ったが割と簡単に見つけることが出来た。会うなり年を訊かれビックリしたが「ロマは年齢不詳です♪」と流した。 寒かったのでとりあえずお茶でも飲もうと歩き始めたが、Jさんメールに夢中でなかなか歩いてくれない(苦笑) それでも何とかAL AVISというオシャレ・カフェに入ったが、オーダーの途中でJさん突然外へ飛び出した!! 戸惑うロマと店員さん… ( ゚Д゚)<どどどしたっ???ここで“振り回されてはいけないっ!”と強い意志を持ち先にオーダーだけして待っているとしばらくして若い男の子を連れてJさんが戻ってきた。 彼はTomoさんという25歳の若者でとても礼儀正しい好青年だった。 どうやら巷で流行りのmixi繋がりでいらしたようだった。 普段「見た目若~い☆」と言われ有頂天になるロマも本物の若者がそばに来られてはボロ出まくり(苦笑) ピチピチボーイには敵うわけありません。 知らず知らずに端っこに後ずさりするロマ。やっと3人揃いオフ会っぽくなってきたと思ったが、やはりJさんは携帯メールに夢中…いや、夢中というわけではなく実際はただ単に操作が遅いだけだった(爆) Jさん、いいキャラしてるぜ!! そんな合間を縫って(?)ボクとTomoさんは意気投合♪ 彼は関西出身だがなんとFREEWILL(京都出身)のライブを何度か観ているとのこと。 まさかこんなトコでFREEWILLを知っている人に会えるとはっ!! 嬉しくてちょっと興奮してしまいました。 しばらくするとicさんも到着し4人が揃った。 男女2人づつのバランスの取れたオフ会となったが、会話の中心が最近のメタル系バンドの話になったのでボクはついていけず…。 ガクッ。で、実はこの3人が今夜のライブに参戦するのだが、ボクはチケを買っていない。 「当日券でどう♪」と悪魔の囁きが…(笑) でもなぁ~、『オクタバ…なんとか』(タイトルすら覚えていない)も聴いてないしねぇ。 ということで昨日の日記に続くわけだが、ホント怒涛の展開でしたね。初めて来られた方は昨日の日記を読んでね♪*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○*:..。o○☆*゚¨゚ さて、ボクがペトル~シ君を待っている間にライブ終了後に合流したばっはーさんとひろりんさんを含む5人はボクを置いて(悲… BGM:「Crying Days」byスコーピオンズ)オフ会会場へ。 自分のためのサインすら貰わずキッチリ仕事をしてボクもその会場へ。(健気がキーワード)韓国居酒屋「KORE庵」という所だったが、石焼ビビンバが美味かった♪(しっかり焦げめがついて胸キュン) やはり音楽繋がりのオフ会はジャンルがどうであれ楽しかった!! もっと時間が欲しかったというのが本音だけど。 ここで初めて会ったひろりんさんとはもっとイ・プーの話とかしたかったのにほとんど話が出来なかった。 (みなさん、またオフ会しましょうね♪) さすがは“北陸のブリザード”Jさんだ!! 嵐のような名古屋オフ会はあっという間に幕を閉じた。 (最終電車の都合でボクやTomoさん、ばっはーさんはその場で解散したがどうやら残りの3人はその後ロックバーに寄ったらしい…羨ましいぞ~)というわけで参加した皆さま、お疲れ様でした。 ロマは楽しい時間を過ごすことが出来ました☆ ホントはあと2時間くらいは欲しかったけど時間が足りないくらいの方がオフ会としては良いのかな…と。 どうもありがとうございました m(_ _)m
2006年01月13日
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昨日の『驚愕の展開@@』の真相です。数日前の新聞で名古屋公演のチケットがまだ完売でない事を知り、ちょっとだけ「行こうかな…」という気にはなっていたのは事実だった。そんな折、そのDream Theater目的で名古屋に集結したブロガー達によるオフ会に参加してしまった(笑) そうなれば話題は来日中の彼等のセットリストだとかになる。 うぅぅ…、やっぱ「行きたいーっ!!(≧▽≦)」 でもなぁ~、当日券って高いんだろ~? (8000円もする) しかも正直に告白すると実は彼等のニューアルバムすら聴いてないしっ☆(爆) でもでも!! ジョンには久しぶりに会いたいし… ん!? そうだ。 楽屋に挨拶に(だけ)行こう!! (;^ー')b「ハ~イ、ジョン♪君が名古屋に来てくれてるって聞いてご機嫌伺いにきたよ。久しぶりだなぁ~♪」 みたいな(苦笑) そんな都合の良いことばかり考えながらボクはオフ会だというのに無言状態が続いた…(・ε・`*)♪ しかし会場時間も近くなり4人はイソイソと愛知芸術劇場へと向かう。(結局付いて行っちゃった♪)すると迷っているボクの背中を押すようにtomoさん(若い男子、mixi繋がり)が「ボクも会いたいっす☆」「行っちゃいましょうよ♪」とけしかける。 オイラこういうのに弱いんだよなぁ~f^_^; というわけで意を決してスタッフのもとへ。 カクカクシカジカ正体を証し、待つこと数分。 AFTER SHOWのパスをいただいた♪でもこれだけではボクの席がない事に気付く。 BEFOREならなんとかなるかもだけどAFTERだとロビーで待ちぼうけじゃん!! 再びスタッフに尋ねた。 再び待つこと数分…スタッフ 「当日券を買ってください」(爆!!)||||(;-_-)|||| ケチ… (ケチなのはロマネスクだ!というツッコミご容赦w)と、そういうわけで3人(ジャスミンさん、 icさん、tomoさん)は最高の笑顔で会場に入って行った …………ボクを残して。*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○*:..。o○☆*゚¨゚なかなかジョンの話が出てこない(笑) ヤツ等のライブは休憩を挟んで3時間もの長丁場である。 ボクは考えた。 ただ会って挨拶するだけじゃなぁ~、あ、そうだ! あの時の写真を見せてあげよう♪と思い急遽自宅に戻り写真(秘蔵写真4冊分)を持って再び会場へ舞い戻ったのだった。 ナイス!自分。ライブは予定通り21:30頃終わり上気したファン達が会場から出てきた。 もちろん3人組も満足げだった。 「Never Enough」とか初披露だったらしく興奮気味に話すtomoさん(笑) くそー、閑散としたロビーがどれほど寒かったか……さて、いよいよジョンに再会する時がやってきた!!熱烈なドリムシ・ファンなtomoさんだけを引き連れて2人で楽屋へと向かった。 しばらく関係者出入り口の扉前で待たされる。 するとtomoさんがこう言い出した。(ノ´∀`*) <今日の占いで「長年の夢が叶う」ってあったんですよ~♪おぉぉ!! まさにバッチリではないかっ!!と思ったのも束の間、スタッフが「ご本人様だけで…」||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン|||||||||||||||| tomoさんの夢、遥か彼方に………なにしろライブ後はシャワーを浴びたりメシを食ったりとミュージシャンは忙しい。 結構な時間待たされた。 ボク以外のオフ会のメンバー(この時点で更に2人増えていた)は先にオフ会(食事付)へと向かっていた。そしてようやく部屋からジョン(・ペトルーシ)が出てきた。 再会を喜び、一緒に写真を見て懐かしみあった。 他のメンバーやスタッフも覗き込む。 素晴らしい夢のような時間♪♪♪でもね、その時すでに22:00を過ぎていてメンバー等は夜の名古屋へ飲みに繰り出そうとしていたのだ。 そりゃ~、長いこと引き止めるわけにはいかないですよ。 大人だもん(涙)結局じっくりと話すことは出来ず、とりあえず頼まれていたジャスミンさんとicさんのパンフへのサインを貰っただけで、ボク自身へのサインは無し………(´。`;)っていうかボク自身の英語力の低下にビックリしたわっ!! (中学生以下だな)でも、やっぱりメンバー全員と握手できたしひと言づつだけど話も出来たし♪ 良かった良かった☆買ってくるべか♪
2006年01月12日
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今日はオフ会・・・・っていうかその最中なんだけど。先ほど4人で会ったの。で、その内ボクを除く3人が今夜のDream Theater名古屋公演を観るという・・・・ なーんだ、ボクだけ村八分か…とりあえず会場に一緒に行こうと思い、付いて行ったわけですよ。で、一か八かで、スタッフの人に「ジョンペトに会いたい♪」って言ったらなんと!! AFTER SHOWのパスをいただいちゃった(≧▽≦)♪後ほど詳しく・・・・(ルン♪)でも今(19:30)にこうして日記更新してるってことは……(謎) 一応ご参考までに……2ショットとか以前書いてる
2006年01月11日
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悟空の大冒険(1967年 昭和42年)月9で『西遊記』(香取くん主演)が始まった。実写版といえばあの夏目雅子さんのドラマも思い出されるが、ボクにとってはやはりこの『悟空の大冒険』こそが西遊記なのだ。で、久しぶりにこのレコードを引っ張り出してきて聴いてみた。ほほ~、よぉ出来てるやん♪と思わず笑みが。 昔の漫画の主題歌って今みたいにとってつけたような某レコード会社とのコラボではなく、本当にその漫画のために書かれた歌なので、より強烈な個性があって素晴らしい!!オープニングの「悟空の大冒険マーチ」なんかは効果音満載で疾走感抜群。 続く「悟空が好き好き」もメロディアスで楽しめる。 この曲のパロディが最近某牛乳屋さんのCMで使われている。 そして最後の「悟空がやってくる」はトッポジージョの声でお馴染みの山崎唯(ただし)さんの歌ういかにも声優さんらしいボーカルが面白いコミカルな曲。 そうそう、声といえばこのアニメでは三蔵法師の声優さんが野沢那智さんでとってもイイ味を出していたのを思い出した。 また、沙悟浄の声はニャンコ先生でもお馴染みの愛川欽也さん。 でも肝心の悟空の声が思い出せない…><
2006年01月10日
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1/8 友人でありかわいい弟分でもあるhisa(Vo.&G.)率いるクライフターンのライブに行ってきた☆この日は4バンドの対バンで、どれも個性的なキャラが立っておりなかなか楽しめた。 1つ目の月光HIGH WAYというアバンギャルドでサイケデリックでパンキッシュな3ピースバンド。 以前ボクが目を付けた件(くだんと読む)のギタリストが客席にいたので声をかけるとどうやらこのバンドの知り合いだったようだ。 なるほど同じ匂いを感じた。2つ目はボクが以前「あれはロックではない!」と言ってファンの悔し涙を誘った(笑)某北海道出身バンドのコピーをしたバンド。3つ目は打ち込みドラム&サンプリングという形式で度肝を抜いたFrenzy。 初期のRAGEっぽい激メタだったがボーカルの声質がBlind Guradianっぽかったりメロディアスなコード進行の楽曲が多く、ボク的には結構気に入ったが今日の客層ではかなり辛い状況だっただろう。 そして4つ目(トリ)がクライフターンだった。 ライブの詳細はかなかながキャピキャピ書いているので興味のある人は読んでみてくださいな♪昨年大ヒットした映画のワンシーンを連想させない?ライブ終了後、近くのファミレスでプチ打ち上げを行ない23時過ぎに解散。 hisaの車に乗せてもらいボクは実家に帰宅。 お正月に帰省どころか新年の挨拶もしてなかったので1泊分の着替えなどを持って午前様。 (hisa、遠くまでありがとう☆)当然家の者は起きているはずもなく、ひとり寂しくぬるくなったお風呂に入り就寝………のハズだった。が、名古屋でぬくぬくと一人暮らしを満喫しているロマにとって実家のフトンは重過ぎた(苦笑) 普段軽くてあたたかい超高級羽毛フトンで寝ているから実家の“綿の入ったフトン”はまるでぬりかべのような圧迫を感じた。 寝返りすら出来ない(涙) 世に「せんべい蒲団」という言葉があるが、これではボクがせんべいになってしまう。 しかも壁を隔てて寝ている両親のイビキが怪獣並みだったのでほとんど一睡も出来ず朝を迎えてしまった。 そんなボクの哀れな一夜の出来事を知った両親はお昼に高級とんかつ屋さんに連れてってくれて、しかも栗きんとんでお馴染みの川上屋でお茶タイム。 さらには最近できたというある観光スポットにまで連れて行ってくれた。 正直途中では目がショボショボし出したが我慢して久しぶりの家族の休日を楽しんだ。木造では日本一大きな水車だ!! (しかしながら凍結で動かず…( ̄ω ̄)チッ)さてその後近所のスーパーで買い物をし帰宅した。 これまた久しぶりのママの手料理(笑)を頬張る。 TVを観ながら一服していると姪がやってきて「お兄ちゃんに教えてもらいたいことがある♪」とのこと。(言っておくが強制的にそう呼ばせているわけではない! 勝手に呼んでいるだけだw) 優しいお兄ちゃん(爆)は丁寧に教えてあげたとさ。 そうこうしていると結構遅い時間になってしまったので、「そろそろ帰るわ~」とボク。 JRの時刻表を見て愕然とした!! なんと午後9時台の電車が1本しかないのだっっっ!!(;゚ Д゚) ハァ!?しかもそのたった1本の電車がちょうど出発した後だったのだ!!(; Д )゚ ゚ !!目も飛び出るわっ!! なんちゅー田舎やねんっ!! わが故郷ながらビックリ仰天やわっ!!結局その後50分も待ちぼうけを喰らい名古屋のマンションに着いたのは日も変わろうとしていた頃になってしまった。やっぱりこれからは多少無理をしてでも車で行くべきだと悟ったロマであった。ちゅーか、眠い。。。。。
2006年01月08日
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『IN THE FOLLOWING HALF-LIGHT』NETHERWORLD(1981年)ボクは彼等の経歴などは全く知らない。 しかしこんなにも素晴らしい作品がシンフォニック・プログレとはいかにも無縁だと思われたアメリカで作られたという事実に驚くと共に、自分の音楽に対する偏見を見直す絶好の機会を得たという思い出深いアルバムである。時代は1970年代後半パンクの出現によって音楽界の片隅に追いやられていたハードロックやプログレッシヴ・ロックの復権を願いつつも、1980年代MTVの出現によって息の根を止められてしまった感があった。1980年にやっとイギリスから“NWOBHM”というハード・ロックの波が押し寄せ始めたが、依然プログレッシヴ・ロックは死せる恐竜のようであった。1983年頃になってようやく“ポンプ・ロック”と呼ばれる新しいタイプのプログレッシヴ・ロックが誕生したことを思い返せば、いかにこのアルバムがリリースされた1981年という年がファンにとって辛い氷河期だったかがわかるだろう。しかもこのアルバムが届けられたのはMTVで活気付くアメリカからだったから二重の驚きだった。 以前紹介したMONA LISAを連想させるシアトリカルな展開とボーカルは、全くアメリカという国を感じさせない…というよりとてもヨーロッパ的な音楽であった。 とにかく奇跡的なアルバムであることだけは間違いない。ボクが持っているのはアナログ盤だが、そのB面が全編に渡って素晴らしい出来なのである。 特に「Isle of Man」はプログレッシヴ・ロックが持つ魅力の多くを凝縮したような楽曲で、これで転がらない人は門前払いである! 12弦ギターが奏でるセンチメンタルなアルペジオの響きと幽玄なメロトロン(個人的にも彼等のメロトロンの音や使い方は大好き)をバックにチェロ・のソロがゆったりと空間を流れる。 ひとり舞台を観ているようなボーカルの表現力。 テンポ・スピードを変え目まぐるしく変わる場面展開の絶妙さ。 加えて間奏部でのテクニカルなシンセ・ソロは高いセンスを感じるし、アウトロでの叙情的かつ情熱的なギター・ソロもハードロック然としていて聴き応え十分だし、一瞬挿入されるスパニッシュ・ギターも良いアクセントとなっている。 乱暴な言い方だが、庶民レベルの「月影の騎士」といった雰囲気である。 この1曲だけのために大枚叩いても損した気分にはならない。続く「A Matter of Time」もより原音に近い儚げなメロトロン・サウンドを聴くことができる佳曲。 先程の曲がシンセを堪能できる曲だとすれば、こちらはグランド・ピアノにセンスを感じる曲である。 とにかくこのキーボードを弾くRandy Wilsonなる人物は一体どんな人物なのだろう…とても興味が湧く。 もちろん手数の多いドラムスもメロディアスで力強いベースラインを弾くベーシストも、そしてエレクトリックとアコースティックを思いのままに操るギタリストも相当な達人だと思う。アルバムラストの「Sargasso」はI-II-IIIとパートが別れており、アルバム中一番のシアトリカルな展開を見せる。 まるで映画のサントラのようでもあり、演劇の伴奏のようでもある。 そのため叙情的さは薄れるが、リリカルでドラマチックな流れは十分プログレッシヴ・ロック・ファンを楽しませてくれる。A面は毛色が若干違うためシンフォニック・ファンには賛否が分かれそうだがB級的な魅力があってそれなりに良い。 垢抜けないプログレ・ハードというか、アクの強いボーカルで好き嫌いが分かれてしまうかも。 とは言え、前出のMONA LISAやSAGAが好きな人はきっとハマるだろう。 またプログレッシヴ・ロック・バンドには珍しくギターがハードでしかも巧いので、単にギター好きな人でも楽しめる要素は十分ある。 とにかく、このアルバムは時代といい出生といいファンの期待をいい意味で裏切る素晴らしい作品です。 店頭で見つけたら是非買いましょう!! そしてそれがCDであれば、是非ボクにボーナス・トラックを聴かせて下さい。 伏してお願いします m(_ _)m
2006年01月07日
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『星の要塞』スターキャッスル(1977年)お正月は静かで優しいプログレッシヴ・ロック(&フォーク)を聴いて大人しく過ごしたが、ここに来てちょっと明るい雰囲気が欲しかったためコレを選んだ。一般的に彼らは何かと“第2のYES”と比喩されているが、まぁ実際初期のアルバムはその通りではあったが、この3rdアルバムはよりハードポップ志向が強くなり一般の方にも聴きやすいサウンドへと変化している。 これは1976年にリリースされたBOSTONのデビュー・アルバムのバカ売れが影響しているかと思われるが、それにしてもよくこれだけの良質な音楽を生み出してくれたものだ。今日はもう10回以上ヘビーローテイションしているであろう、B面2曲目の「CHANGE IN TIME」ばかり聴いていた。 本当に心地よい。 心が温かくなるナンバーだ。安定したリズムに乗って爽やかなメロディーがボクの部屋に飛び交う。 コミカルなフレーズを弾くキーボードが余計に和ませてくれる佳曲。 なるほどベース・サウンドはクリスのそれに似ているが、もっと似ているのはボーカルの声だ。 これは初めて彼らを聴くYESファンは驚くだろう。 1980年にジョンが抜けてBUGGLESのトレヴァー・ホーンが新たなボーカリストとして参加したYESの『DRAMA』を聴いた時の衝撃に匹敵する。さて今日は久々にテンションが上がり、ついでに彼らの1977年のブートレッグも聴いてみた(正式なライブアルバムを持っていないだけ^^)。これを聴くとよくわかるが彼らは演奏が巧い。 リズム隊が安定しているとここまで安心して聴けるのかと再認識する。 ハモンドオルガンもツインギターもばっちりキメてくれる。 しかもコーラスワークも抜群だ。このブートの5曲目は「Breath And Thunder」という彼らにしてはハードで攻撃的なフレーズが聴けるナンバーなのだが、間奏のスペーシーなシーケンス・シンセ・ソロの直後になんとあの「火の鳥」のワンフレーズが現れる!! 観客大喜び☆ 世間の苦評を逆手に取った憎い演出である。 動機はどうであれ、是非みなさんにもこの素敵なバンドを体験していただきたいものである。YESファンはもちろん、BOSTONやKANSASファンも必聴だよ♪
2006年01月06日
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『January』PILOT(1975年)年が明け2006年の1月を迎えましたね。“1月”を英語で言うと? ( ̄ω ̄) 英語知らん…はい、“January”ですよね(汗) ということで、本日は1970年代スコットランドが生んだ世界一ポップなバンドパイロットの大ヒット曲「January」を聴きたいと思います。この曲が収録されているのは彼等の2ndアルバム『Second Flight』なんですが、上のジャケットは一般的に知られているジャケットとは違いますね。 しかもタイトルも『January』に変更されてます。 これはUSA盤(アナログLP)なんだけど、(多分)先行発売したシングル盤「January」のヒットを受けて米国で後追い発売したからなのかなぁ? だれか詳細希望~だからだろうか、曲順も若干違ってます。 本来B面4曲目に収録されていた「January」がA面トップになっており、本来トップに収録されていた「You're My No.1」がB-4に降格という逆転現象が起こっている。さて、このアルバムは1stで見せた彼等のポップ・センスに加え幅広い音楽性を披露した傑作。 ボクはこのアルバム(USA盤)から聴いたので余計に「January」のインパクトが強かった。レコードに針を落とすといきなり度肝を抜く軽快なイントロでイチコロです♪ 爽やかなボーカルとハーモニー、美しいストリングスにお得意の手拍子。 これほどの完成されたポップ・ナンバーがあろうか!! 個人的には一番ポピュラーな「マジック」よりもこっちの方が好き☆ この曲も新春を寿ぐに相応しい曲のひとつだなぁ~ヽ(。^∀^。)ノとにかく万人に受けるイイ曲なのでみなさん是非聴いてみてください♪
2006年01月04日
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謹賀新年『GONE TO EARTH』BARCLAY JAMES HARVEST(1977年)アコースティック・ギターの繊細な響き、優しげなキーボード、そして何よりも美しいコーラス・ワークとあたたかいボーカルに包まれて、すがすがしい気持ちで新年を祝いたい。みなさん、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。 DJロマネスク
2006年01月01日
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