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2014.05.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類


歌を作ったから聴いてもらえたらと思うんだ。窓を閉めて街のノイズのボリュームを少しだけ小さくして。けして名曲といえるものではないから本でも読みながらでいいさ。人生の歩みを進めながらでいいさ。いつも退屈な歌ばかり聴かせて申し訳なく思う。でもぼくは誰かに歌を聴いてもらわずにはいられないんだ。伝えたい感情を誰かに聞いてもらわずにはいられないんだ。
冬服が時代遅れな季節に想い出が染み込んだセーターをいつまでも脱げないでいるような自分を情けなく思う。次の冬にもう一度巡り合える保証の無い温もりに期待するような自分が哀れに思う。誰からも理解されない思いの歌詞の歌は本人以外は退屈でしかないとわかっているけれど。
誰かの為に流した彼女の涙をいつまでも忘れられないでいる。地平線の遥か彼方に見えるか見えないくらいほどの遠い記憶。一つの愛を共に育むはずだった人の面影の幻がぼくに歌を書かせ続ける。
歌を作ったから聴いてもらえたらと思うんだ。窓を閉めて街のノイズのボリュームを少しだけ小さくして。けして名曲といえるものではないから本でも読みながらでいいさ。人生の歩みを進めながらでいいさ。歌を聴いてもらえるそれだけで満足さ。一人だけであろうと何人であろうと。








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最終更新日  2014.05.04 02:06:12
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