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2014.08.08
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【パフォーマンス】

先生のいない自習時間にほうきをギターのように持って机の上に立つ僕に「ビートルズを歌ってよ」とリクエストの声。僕はビートルズじゃないからビートルズは歌わないよ・・・なんてことを言うつもりはないけれどどうせなら大人である先生にもそして子供である僕ら生徒たちのどちらの世代もが共感できるようなパフォーマンス、感性の違う人たちを同時に振り向かせるようなときめきが表現できたならと思うのだった。けれどそれはけして容易いことではないこと。けれどそれを成し遂げられた時の達成感は想像以上に感動的なのだろうと。
誰もが不可能と諦めてしまうようなことを可能としてしまう人物は尊敬してしまうし僕が目標とするところでもあるのだった。ということで机の上の僕はいろいろと思案した結果、担任の先生のモノマネをしながらビートルズの曲を歌うということを披露してみることにしたのだった。そのパフォーマンスを始めると次第に教室中の生徒たちは歌に合わせて手拍子をしたり踊ったりと最高の盛り上がりとなっていった。僕も自分のパフォーマンスが受け入れられたことに酔いしれていくのだった。と、そんな中ドアを開けて担任の先生が入ってきた。先生は『ありえない』という険しい表情で生徒たちをかきわけ僕を机の上から引きずり降ろし最高の盛り上がりを一瞬にして静寂へと変えてしまった。僕はすべての人々を楽しませようとしていたにもかかわらずその行為は理解されずこっぴどく説教を受け廊下に出され水の入ったバケツを両手に持たされ立たされることとなってしまったのだった。
僕は思った。「万人に受け入れられる表現者になることは思ったよりも容易くはなさそうだ」と。






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最終更新日  2014.08.08 20:03:37
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