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「山口の準強 姦もみ消し事件」超党派議員によるヒアリング。柚木議員(手前)は衆院法務委員会(5日)で、
中村刑事部長が逮捕状の執行を止めたことを厳しく追及した。=6日、参院会館 撮影:田中龍作氏=
TBS記者(当時)の山口敬之が伊藤詩織さんにレ イ プドラッグを飲ませて準強 姦に及んだことを示す物的証拠である。この動画が公開される可能性が出てきた。
「準強 姦事件もみ消し事件」を追及する超党派の野党議員たちが、きょう、詩織さん本人と警察庁などから事情を聴いた。
上述した動画公開の可能性は詩織さんの代理人弁護士が田中に明らかにした。
詩織さん側は準強 姦事件の民事訴訟でこの動画を東京地裁に証拠申請している。申請が認められ動画をめぐる部分の審理が終われば、公開される可能性があるのだ。
裁判所が官邸から圧力をかけられたり、あるいは忖度したりして動画の公開を認めなくても流出することもある。森友学園への国有地売却をめぐる音声データが流出したのと同じように。
テレビ局が官邸に遠慮して動画を放送しなくても、Youtubeなどで動画がネット上を駆け巡るだろう。世論が騒然とするのは必至だ。
詩織さんの傍聴知らずウソをつく警察官僚
柚木道義議員(希望)は以下のように質した―
山口の準強 姦を明白に裏づける動画を、検察審査会は委員たちに見せていないのではないか。その結果、山口は不起訴相当となった。
検察審査会を運営する最高裁事務総局は、「検察審査会法・第26条」を盾に回答できないとした。「検察審査会はこれを公開しない」という条文だ。
きょうは伊藤詩織さんが、会場の後ろの方から聴取を見守った。田中が感想を尋ねると詩織さんは「(役人の答弁は)答えになっていない」と肩を落とした。
警察官僚はウソをついているのだ。高井崇議員(立憲民主)が「著名人だから逮捕状を執行しないということはあるのか?」と尋ねた。
警察庁捜査一課の菅潤一郎・理事官は「著名人だから逮捕しない、ということはない」と否定した。
だが詩織さんに聞くと警察官僚の答弁は実際と180度違う。
「著名人で逃亡のおそれはない。だから山口の逮捕状は執行しなかった」。詩織さんはこう警視庁から説明されたというのだ。
「記録も残っていますから」。詩織さんは静かに憤った。
「嘘つきは泥棒の始まり」というが、警察が泥棒の始まりとなっているのが、この国だ。
・2017年12月5日、衆院法務委員会にて希望・柚木道義議員による詩織さん事件追及第2弾が行なわれたものの、今回も山口敬之氏の逮捕中止を命令した中村格刑事部長は出席せず。代わりに出席した警察庁・大賀真一官房審議官が、しきりに論点を逸らす逃げの答弁を繰り返したものの、その中で中村氏が逮捕中止を命じたことは暗に認めた。
・また、当時の担当大臣だった上川陽子法務相に対し、柚木議員が「中村氏から逮捕状の執行停止命令の報告を受けたかどうか」を質問したところ、「報告を受けたかどうかは答えられない」と答弁。今回も関係各所の担当者は「答えられない」「分からない」などの連発で、ますます疑念を深める状況となっている。
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