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ホルムズ海峡通らない原油タンカー、日本に28日に到着予定-代替ルート赤沢経産相は、ホルムズ海峡を通らない代替ルートを利用した原油タンカーが28日に初めて日本へ到着する見込みを明らかにした。サウジアラビアの東西パイプラインやUAEのフジャイラ港を活用した出荷が進んでおり、原油の安定調達手段として期待が集まっている。赤沢氏は24日の閣議後会見で、2社のタンカーが日本に向かっているが、社名については「公表できない」と述べた。28日に続いて4月5日にも到着する予定だ。さらに、中東以外の地域からの調達分として、4月25日にも別のタンカーが到着する見通しだという。経産省の発表資料によると、太陽石油が3月1日にサウジアラビアのヤンブー港で原油を積み、マレーシアで積み替えを行ったタンカーが28日にも愛媛県に到着する予定だという。太陽石油は愛媛県今治市に日量13万8000万バレルの精製能力を持つ四国事業所を保有している。(以下略)---引用記事にあるうちの1隻が、おそらく先週末に日本に入港したはずです。このことをもって、問題が解決したかのように舞い上がっている人たちが一部いるようてすが、残念ながらそんなことはありません。そもそも、日本全体の石油需要は年間2億8千万kLで、これを1日当たりに換算すると77万kL、25万トンタンカーで2.7隻分である、とのデータが石油情報センターから公開されています。ただし、これらすべてが原油の形で産油国から輸入されているわけではなく、精製済、商品して加工済の商品として産油国以外の加工国から輸入される分も多いので、オイルタンカーは1隻で国内需要の約0.7日分を供給すると言われます(1日1.5隻分程度ということ)。つまりタンカー3隻とは、日本の石油全需要の2日分に過ぎません。これから4月25日までの約一か月間に日本に来るタンカーがその3隻だけだったら(そんなことはないでしょうが)、焼け石に水です。勿論、ペルシャ湾以外から日本が輸入する原油もゼロではありません。しかし、かつて主要な石油輸出国だったインドネシアとブルネイの石油輸出は激減し、アメリカ大陸の主要な油田はエクアドルを除いてメキシコ湾岸にあり、超大型タンカーはパナマ運河を通過不可能なので、日本までは非常に長距離、油質も需要とマッチしないため、現在は日本の石油供給の8〜9割はホルムズ海峡経由となっています。このうち、引用記事にあるとおり、サウジアラビアは国土を東西に横断するパイプラインで紅海の港に原油を送り、そこから石油を積み出せます。ただし、紅海の港の石油積み出し能力は低く、ペルシャ湾側の6割程度とされます。そこに各国が石油の供給を求めて殺到するわけです。しかも、紅海の入口にはイエメンの武装組織フーシ派がいます。この戦争が始まる前は、フーシ派こそが中東の海運にとって最大のリスクで、紅海を通過する商船を盛んに攻撃していました。そしてUAEもホルムズ海峡の外側までパイプラインで石油を送り、そこから石油を積み出すことができます。ただし、こちらもホルムズ海峡内側の6割程度の積み出し能力しかなく、また、ホルムズ海峡よりは距離は遠いとはいえ対岸はやはりイランなので、ドローン等による攻撃を受けています。それ以外の湾岸諸国(オマーン、カタール、クウェート、イラク)は、ホルムズ海峡を迂回して原油を積み出すルートはありません。結局、サウジアラビアとUAEのみが、最大で平時の6割程度の積み出しができるに過ぎないわけです。実際には前述のような攻撃を考慮すると、その2/3、つまり平時の4割日本が輸入できたら御の字でしょう。この両国は日本の石油輸入元1位と2位で、それぞれ4割程度のシェアを持っています。それ以外のオマーン、カタール、クウェート、イラクからの輸入は、従前は15%程度ありましたが、これはゼロになります。これ以外の、非中東諸国(米国、エクアドル、オーストラリア、インドネシア、ベトナム等)は従前は5%にも満ちません。他国も必死で中東以外からの石油輸入に狂奔するでしょうから、短期的にこれを大幅に増やすことは難しいですが、倍増の1割まで増やせたと仮定します※。※日本が現在石油を買っていないが、輸出の余力があり、中東とは離れた位置の産油国が一つあります。それはロシアですが、果たして今の自民党政権がロシアから石油輸入ができるかは疑問です。これらを合計すると、ホルムズ海峡が封鎖されている間、平時の原油輸入量に対して良くて6割、おそらく4割しか原油が入ってこない計算になります。その減少がどの程度の影響を社会に及ぼすか、正確に予想はできませんが、一つ参考になるのは、近年、前年比で石油の輸入量+国内生産量(ほぼ無視するに足る微量)の合計が、前年に対して群を抜いて大幅に減少した年が2年あります。過去最大の減少幅だったのは、2020年、つまりコロナ騒動の勃発した年で、前年比-21.1%、それに次ぐのが2009年リーマンショックの年で前年比-9.7%でした。つまり、原油輸入が4~6割減は、リーマンショックもコロナも比較にならない規模の経済活動の停滞に連動することが想像できます。なお、石油備蓄が254日分あったとされますが(今は取崩したので、それより減っている)、実際の備蓄量は本当の国内消費の254日分ではないことが指摘されています。というのは、「1日分」の想定消費量が現在の実需よりかなり少ないのです。1月末の石油備蓄量は7289万KL・248日分と公表されていますが、備蓄量を日数で割り返すと1日分とは29.4万KLになります。しかし、実際には記事冒頭で指摘したように、日本全体の石油需要は1日当たり77万kLです。最初から石油製品に加工されて輸入されている分は備蓄の何日分の計算に入っておらず、更に国内でナフサ(ビニール、プラスチックなどの原料)に精製される分も除いて計算しているようです。また、備蓄量には、タンクの底、吸油ポンプより低い位置の取り出し不能な分(備蓄量の約1割)も含まれているとも指摘されています。これらを考慮すると、実際の備蓄量は公称の半分を少し超える程度の日数分にしかならなそうです。概ね135日程度分です。そして、原油の輸入量が仮に平時の半分とすると、それを2倍した270日程度、つまり9か月程度の備蓄となります。しかも、先ほど「最初から石油製品に加工されて輸入されている分は備蓄の何日分の計算に入っておらず、更に国内でナフサに精製される分も除いて計算している」と書きました。しかし、現在石油の需給がひっ迫しているのは日本だけではありません。世界中、とりわけアジアはホルムズ海峡への石油依存率が高く、石油製品を従前どおりに生産できなくなっています。つまり、石油製品も従前どおりの輸入は難しくなります。例えば、前述のナフサは、国内在庫が20日分程度しかありません。また従前相当量のナフサを海外から輸入していましたが、それらのナフサも元をただせば中東から輸入した原油から生成されたナフサを日本に輸出しているわけです。日本への最大手のナフサ輸出国だった韓国は、すでにナフサの輸出が停止になっています。ナフサはすでに不足が表面化しています。いずれ、他の石油製品も、個別の品目によって不足してくるでしょう。原油を精製して得られる様々な石油製品の割合と、実際の石油製品の需要は同じではないので、あまり必要のない油種が大量に余り、必要性の高い油種はあまり生産できない、ということが必然的に起こるからです。また、精製済の石油製品は長く保存できないので、原油のように備蓄しておくこともできません。そのため、原油としての備蓄量が保つ期間よりずっと前から、様々な石油製品が不足します。というわけで、結局ホルムズ海峡を通れない(通らない)ままでは、石油の輸入は4~6割減という致命的な状態に陥るしかありません。ならばホルムズ海峡を通してもらうように交渉すればいいじゃないですか。イラン側は「米国とイスラエル以外の船は通過を認める」と言っているのです。にもかかわらず日本側はイランと交渉しようとせず、ホルムズ海峡以外の石油調達を模索しているようです。要するに「トランプ様の敵であるイランなんかと交渉して、膝を屈してお願いなどしたら、トランプ様の顔に泥を塗る」と考えているのでしょう。冗談ではありません。現代文明は、石油がなかったら1日たりとも維持できません。とりわけ資源を国内て賄えない日本が資源を確保できなかったらどうなるか、太平洋戦争末期に痛いほど体験したはずです。そして、ここまでの戦争の推移から考えて、トランプがイランに勝てる見込みはもはやゼロです。攻撃されたイランは戦争をやめる気はありません。つまり、戦争が短期間で終結する可能性は低く、ホルムズ海峡封鎖がいつ解かれるのか想像もつきません。それなのに、資源の確保よりトランプ様のご意向に逆らわないことを優先する国、これでは日本の将来は破滅しか待っていないでしょう。石油が尽きて経済破綻してトランプに忠義を尽くすつもりなのでしょうか。
2026.03.31
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全3回の最終回です。21日は西穂山荘に宿泊しました。2食付きの宿泊料が1万5000円になっていました。今のこの物価高ではやむを得ないことですが、わたしが登山を始めた頃(90年代半ば)は、山小屋は2食付きで南アルプスが6,500円、北アルプスが8,000円というのが主流でしたが、もはや時代が変わってしまいました。テン場の幕営料も当時は1人1泊500円でしたが、それが1,000円になり、今は2,000円です。それでも小屋よりかなり安いですが、いまや体力的にテントを担いで登れるかどうか。翌3月22日、早朝、丸山付近から望む笠ヶ岳朝は強風でした。いや、北アルプスという場所柄を考えれば「標準的な風」なのですが。双六岳・三俣蓮華岳方面のはずです。前穂高岳から明神岳乗鞍岳焼岳霞沢岳笠ヶ岳と抜戸岳、快晴なのですが、朝焼け(モルゲンロート)はそれほど真っ赤に染まってくれませんでした。乗鞍岳と焼岳乗鞍岳と焼岳、朝焼け終わってしまいました。西穂高方面、まだあまり日が出ていません。西穂高方面アップ。こちらもそんなに真っ赤にはなりませんでした。独標にすでに人が立っています。双六岳、三俣蓮華岳方面朝焼けが終わったら、定番の笛練習。前日も、独標から西穂山荘まで戻った後、写真は省略しましたが、笛練習をしました。前日は午後2時過ぎだったので暖かくて(気温は恐らく0度を超えていたと思います)指は全然痛くなかったのですが、この日はさすがに朝7時半頃、気温はマイナス6~7度?3月後半だし暖冬だし、凄まじく寒いわけではないけれど、指は痛かったです。荷物が多いので、笛は厳選しました。サンポーニャのマルタ(小さい方)とサンカ(大きい方)、ケーナは1本だけ。マルタの半音管列(一番右下)を持った来た分だけ、最小限度ではありませんが。小屋の前はこんな感じになっています。例年に比べて雪が少ないとはいえ、まあ多いです。焼岳乗鞍岳新穂高ロープウェイ方面に下山し始めたところで、樹間に西穂高岳方面がちょっと見えるところがあります。新穂高ロープウェイに到着しました。この前後も写真はいっぱい撮ったのですが、この時間になると、上空が真っ青ではなく、薄雲がかかった白い空(視界は充分で、晴れではありましたが)になり、前日やこの日の早朝に撮ったほどの写真にはなりませんでした。この後、9時45分(始発2便目)のロープウェイで下山し、新穂高温泉から平湯温泉に戻ったら、平湯から先のバスが、松本行きも新宿行きも想定していた便は満席、夕方4時過ぎの便か、または乗継時間5分の便(笑)という究極の選択を迫られ、3連休最終日の渋滞なども想定して、乗り継ぎ時間5分の便を選択したため、平湯温泉で風呂にも入らずお土産も買わずに帰宅したのでした。
2026.03.29
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前回の続きです。一番左手前がピラミッドピーク(8峰)、写真右の大きな山はジャンダルムのようです。奥穂高岳はジャンダルムのとなり、写真の右端にわずかに見えます。写真中央の一番高く写っている山がジャンダルム、その右の目立たない、ややなだらかな突起が奥穂高岳のようです。吊尾根を経て前穂高岳、そしてその右に明神岳10峰から見た独標(11峰)。・・・・・というわけで、独標よりさらに先、10峰まで行きました。2014年末に来たときは、独標の山頂側の斜面は下ることができずに諦めたのですが、今回は上から見下ろして、山麓側と難易度はあまり変わらない気がして、下ってみたらさほど困難なく降りられました。無雪期も含めた記憶では、独標からの山頂側への下りは全行程中でも指折りの難所だったように思うのですが、当時より簡単になったのでしょうか?単なる記憶違いでしょうか?とはいえ、ここは滑ったりコケたりしたら一発でこの世から退場という場所であることは間違いありません。その先9峰への鞍部は、無雪期も痩せ尾根ですが、尾根右側に人の背丈くらいのハイマツが密生していて、下が見えないのであまり恐怖心は感じないところです。しかし、今の時期はハイマツの丈を超える積雪があり、切り立ったナイフリッジのトラバースになっています。とかも、当然のごとく雪庇が張り出している。ここを通過するのは、私の冬山技量ではやめておいた方が無難だなと考え、今回の到達点は10峰まで、としました。ここまででも、冬山としては過去最高難度です(八ヶ岳・赤岳とどちらが高難度か、やや微妙ですが、独標+10峰の方が、やや高難度かな、と思います)。10峰から見たピラミッドピーク。ただ、11年前に来たとき、独標より先に向かう人は、少数派だったような記憶があります。今回は、独標までで戻る人よりその先に向かう人(西穂山頂まで行くとは限らず、私と同様10峰で戻る人、ピラミッドピークまでで戻る人もいたようですが)の方が多い印象を受けました。独標から10峰まで。そういうわけで、滑ったら右下に向かって何百メートルまっしぐらです。10峰との鞍部まで引き返して、独標を見上げます。独標まで戻ってピラミッドピークを振り返ります。さっき行ってきた10峰。側方から見ると10峰はよく分かるのですが(前回峰のナンバーをふった写真を参照)、独標から見ると、背後のピラミッドピークと重なって、山の形がまったく分かりません。独標から上高地を見下ろしたら、河童橋(中央)と上高地バスターミナル(写真右)が見えます。今の時期は無人・・・・・と言いたいですが、徒歩の入山者が相当いるはずです。同じく上高地バスターミナル(写真左)、帝国ホテル(写真を拡大しないと分からないかも、中央やや左)、大正池(中央やや右上)独標からも下山します。西穂高岳って、独標から先は中上級向け、独標までは初心者向けって説明されます。もちろんそれは無雪期の話ですが、雪がなくてもここは初心者向けじゃないだろうって思うんですよね。更に下って行ってから独標を振り返ります。笠ヶ岳と抜戸岳大ノマ岳、弓折岳でしょうか?乗鞍岳と焼岳霞沢岳更に次回に続きます。
2026.03.27
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西穂高岳独標に行ってきました。昨年は時間切れで敗退したのですが、今年はどうだったでしょうか?平湯に前泊して、始発のバスで新穂高温泉に行きました。天気はこのとおり、期待できそうです。ロープウェイの始発は朝9時だったのですが、8時半の時点ですでにこの長蛇の列。3連休の中日で快晴ですからね。私は、始発のバスが7時45分に到着していたので、戦闘から3番目でした。ロープウェイの乗り継ぎ駅しらかば平駅から焼岳を望む。新穂高ロープウェイで山頂駅に到着し、9時40分頃登山開始、すぐに展望台があり西穂高岳を撮影。一番高いのが西穂高岳ですが、私が目指したのは右端の黒いピーク、独標(11峰)で、結果的にその左隣の10峰まで行きました。同じく西穂高岳ギザギザに峰のナンバーをふってみました。槍ヶ岳も見えます。双六・三俣蓮華方面のはずです。ロープウェイ駅から1時間弱、10時40分少し前に西穂山荘に到着。左奥が乗鞍岳、右手前が焼岳霞沢岳軽く食べ物を食べて登山続行。向かう西穂高岳です。笠ヶ岳双六岳とか三俣蓮華岳とか、その辺りの山々のはずです。目指す独標が眼前に。独標とその向こうにピラミッドピーク(西穂の峰)、手前は、昔は何峰という名はなかったように思いますが、最近は12峰と呼ばれているようです(独標は11峰)独標を登っていきます。独標到着。12時10分頃なので、西穂山荘から所要1時間半でした。以下次回に続きます。
2026.03.25
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3月28日(土)中野区新井薬師公園(西武新宿線新井薬師駅から徒歩5分)で演奏します。時間午後3時~3時30分。演奏:ティエラ・クリオージャ+踊り:ふ〜みん&アスキータ
2026.03.24
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トランプ氏、真珠湾攻撃に重ね軽口 イラン作戦「奇襲狙った」 日米首脳会談トランプ米大統領は19日、日米首脳会談冒頭の記者団との質疑応答で、対イラン軍事作戦では「奇襲を狙った」と述べ、同盟国には事前通告しなかったと明らかにした。旧日本軍のハワイ真珠湾攻撃に重ねた軽口も飛び出し、空気が張り詰める場面もあった。「奇襲(の効果)を何より理解しているのは日本だろう?」。日本の記者から同盟国に作戦を通告しなかった理由を問われると、トランプ氏はこう切り返した。さらに「パールハーバー(真珠湾)の時はなぜ教えてくれなかった?」と皮肉ってみせた。横に座っていた高市氏は目を見開いたものの反論はせず、受け流した。---このとんでもないやり取りについてとんでもない論評をする輩がいます。あーぁ@sxzBST【悲報】日本メディア、バカな質問をする日本人記者「イラン戦争前に日本に伝えなかったのはなぜか」トランプ大統領「なぜ君達は真珠湾攻撃のことを私に教えてくれなかった ?君達は我々よりずっと奇襲攻撃を信じてる」高市首相の「なんちゅう質問してんねん」て顔!---私の記憶が確かなら、真珠湾攻撃というのは1941年12月8日、日本が米国に対して奇襲攻撃をかけた戦いだったはずです。一応攻撃直前に宣戦布告をする予定だったものの、よく知られているように、現地大使館での宣戦布告文の翻訳の遅れによって結果的に宣戦布告前の攻撃になりました。が、そんなことはたいして重要ではありません。当然ながら当時の日米は敵国同士でした。戦っている相手にどこを攻撃する、なんて教える国はないでしょう。しかし、今の日米は「同盟国」であるはずでは?「敵国に対して攻撃予定を教えなかったんだから味方に対しても教えないのは当然だ」・・・・どう考えても理屈がとおっておらず、滅茶苦茶な言い分です。それはつまり、トランプにとっては日本なんて今も敵国だ、という意味にしか解し得ません。あるいは「属国ごときにそんなことを教える必要なんかない」かもしれませんが。いずれにしても、日本の立場などないがしろであることは間違いありません。ところが、引用したXをはじめとして、「日本の記者がバカな質問をしやがって、トランプの軽妙な返し、最高!」みたいな反応をしているネトウヨアカウントが散見されて、非さくりかえりそうになります。きみら、日本がトランプから敵国同然認定をされたことが、そんなにうれしい?それのどこが軽妙な返し?考えられる答えは二つです。この連中は日本よりトランプの方が大事だと思っているか、または日本が敵国認定されていることに気付いてすらおらず、トランプが何か言えば条件反射的に礼賛しているだけか。どちらにしても、こういう連中の意向に左右されて、日本の将来が良い方向に向かうことはあり得ません。そして、当の高市はと言えば・・・・・。論評する気も失せます。この愚行に何も異を唱えないニコニコ、ヘラヘラ、真珠湾を引き合いに出されて、いわば当てこすられても、何も言わない。これが「愛国者」なんですか?まあ、最初から分かっていたことではありますが。
2026.03.20
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トランプ、日本などがホルムズ海峡に「喜んで」艦船派遣しないことに不満。NATOも「我々が始めた戦争ではない」と冷ややかな反応アメリカとイスラエルが2月28日に軍事作戦に踏み切った後、イランはホルムズ海峡を封鎖し、航行しようとする石油タンカーを攻撃している。トランプ氏はホルムズ海峡の安全な通行を確保するために、艦船を派遣するよう同盟国に呼びかけているが、各国は慎重な姿勢を見せている。トランプ氏は3月16日、ホワイトハウスでの記者との質疑でアジア各国にも触れて「日本は95%、中国は91%、韓国もかなりの割合の石油、つまりはエネルギーをホルムズ海峡の石油に頼っている」と発言。「彼らは我々に感謝するだけではなく助けるべきだ。驚きなのは、彼らが喜んでそうしないことだ」と不満をもらした。NATO同盟国も、トランプ氏の支援要請に冷ややかな反応を示している。---このようなふざけた要求には絶対に応じるべきではありません。なるほど、「日本は95%、中国は91%、韓国もかなりの割合の石油、つまりはエネルギーをホルムズ海峡の石油に頼っている」のは事実です。だからこそ、この地域で戦争など起こらない起こさないことこそが日本の国益です。イランが一方的に他国を攻撃したならともかく、米国とイスラエルが国際法に反して一方的にイランに攻撃をかけて戦争が始まっています。自分で火をつけて戦争を始めておきながら、それが収拾できないから、石油をホルムズ海峡に依存する他国も参戦しろ、とか、夜郎自大にもほどがある。自分のケツくらい自分で拭け。そんな戦争に日本が参加して、日本の利益になることなど皆無です。しかも、イランがホルムズ海峡を封鎖(半分は口先封鎖ですが、それも含めて)することを、世界最強の米海軍が阻止できないのに他国が阻止できるわけがないのです。能力の問題ではなく地理的条件から言って、この海域は攻撃する側が圧倒的に有利、護衛する側が圧倒的に不利ですから。米国が侵略的であるのは今に始まった話ではありません。が、アフガン戦争でもイラク戦争でも、「国際社会を味方につけよう」という様々な努力あるいは工作(イラクの核開発疑惑の捏造など、デマも多々ありましたが)を行ってはいました。しかし、今やトランプは、「国際法など知らん」という意志を明確にしています。小国も大国も対等という考え方自体を否定して、「強いものが勝つ、弱い国の意志など尊重する必要はない」という態度が剥き出しです。とんでもない話ですが、それでも戦争をするというなら一人で勝手に戦争をしていろ、というしかありません。国際協調も何も関係なく、米国が勝手に戦争をするなら、他国に支援など求めるな。実際のところ、日本とイランは歴史的に対立点などなく、主に石油を巡って経済的には親しい関係にありました。1979年イランでイスラム革命が起き、対米関係が悪化して米国からイランが「テロ支援国」の烙印を押されても、従前の日本政府は米国の顔色を見てイランとの付き合いを控えるようなことはせず、イランはずっと日本にとって2011年まで第3位、18年まで第6位の石油輸出国でしたし、イランのアザデガン油田の権益を日本が持っていたこともありました。80年代頃にはイランからの出稼ぎ労働者が大勢日本に来ていましたし、2011年まではテヘランから成田まで、週2便イラン航空が飛んでいました。個人的には、90年代初めころ、引っ越しをした際に引っ越し屋の作業員がみんなイラン人だったなあ、という記憶があります。日本とイランの間には、石油という親しくすべき理由はあっても、対立点、対立すべき理由など何もないのです。そして、イラン国民も、日本に対する敵対心などほとんどないと言われています。日本にとって日米安保は生命線だ、という人がいます。安全保障を考えれば米国には逆らえない、という人もいます。私に言わせれば、そんなのは固定観念に過ぎないのですが、とりあえずその議論が主題ではないので今は触れません。「仮に」日米安保が大事だとしても、日本と第三国との関係まで米国の言いなりになるいわれはありません。そして、仮に日米安保が大事だとしても、石油の供給もまた日本にとってきわめて大事です。現代文明は石油の供給がなかったら1日たりとも維持できません。そしてその石油供給を、日本はほぼすべて輸入に、大半をペルシャ湾岸からの輸入に、頼っています。石油がなければ自衛隊の戦闘機も護衛艦も戦車も動かない、なんてことは太平洋戦争で痛いほど分かっていることです。だからこそ、従前は、日米安保があっても、その米国がイランをテロ支援国家扱いしていても、日本政府は「それはそれ」でイランと敵対などしなかったのです。いくら日米安保があったって、米国が日本に石油を全量供給してくれるわけじゃないんだから。ところが、前述のアザデガン油田の権益は2006年に米国の圧力で大半を放棄、残りの権益も2010年に放棄してしまいます。その後もイランからの石油輸入は続いていましたが、前回トランプ政権下の2019年に、日本はイランからの石油輸入自体を絶ってしまいます。石油供給という生命線すら、米国の言いなりになったわけです。日本がトランプの尻馬に乗って、イランとの戦争に参戦して、日本にとって何か益があるでしょうか?この先のイランとの関係、今は途絶えている石油輸入再開を見通しても、何も益はありません。唯一あるとすれば、「トランプ政権の歓心を買える」それだけです。しかし、トランプの歓心を買ってどうなりますか?あのトランプが、その「功績」に報いますか?日本を何か優遇してくれますか?他国が「喜んで米国を助けるのが当然だ」と公言する大統領が、そんなことをするはずがリません。つまりトランプの歓心を買ってもそれによる益はありません。そして、トランプの任期はあと3年で終わります。ここでトランプの要求を受け入れて自衛隊を派遣してイランとの戦争に参加してイランと決定的に対立するのは、あまりにバカバカしい選択です。
2026.03.17
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トランプ氏、「手負いの獣」イランに「TACOる」兆候トランプ米大統領は、対イラン軍事作戦が間もなく終結する可能性を示唆することで逃げ道を用意したが、世界は依然として同氏が実際にその出口戦略を実行するのか、そしてイランがそれを受け入れるのかを見極めかねている。原油価格の高騰が世界経済とトランプ氏の政治生命を脅かす中、トランプ氏は9日、対イラン軍事作戦を「ほぼ完了したようなもの」であり「短期的な遠征」にとどまると述べ、発言のトーンを急変させた。だが、対イラン軍事作戦の終結時期やその目的について、依然として矛盾したメッセージを発し続けており、最終的にどのような決断を下すのかは依然として不透明だ。~一部の観測筋は、トランプ氏の対イラン軍事攻撃のスケジュールに関する発言は、トレーダーたちが「TACO(Trump Always Chickens Out、トランプはいつもチキって退く)現象」と呼ぶ動きの証拠だと捉えている。~トランプ氏とその政権は、イランの名ばかりの政権交代を目指すことから、ペルシャ湾岸の石油供給を確保することまで、対イラン軍事作戦の目標を次々と発表してきた。だが、文書上では、イランの核兵器保有阻止、弾道ミサイルと海軍の排除、そして中東における代理勢力の抑制といった中核的な軍事目標が列挙されており、トランプ氏にとっては受け入れやすいものかもしれない。しかし、そのような目標達成による勝利宣言は、イランにトランプ氏が先に屈服したと見なされる可能性が高い。米イスラエルの空爆による甚大な被害にもかかわらず、イランはトランプ氏の9日の発言以降、反抗的な姿勢を強めており、湾岸諸国からの原油供給を遮断すると宣言し、対イラン軍事作戦のスケジュールを掌握していると主張するトランプ氏をあざ笑っている。(以下略)---米軍とイスラエル軍はイランに対して奇襲攻撃をかけ、制空権(航空優勢)を完全に掌握してイラン上空を好きなように飛び回り、また情報面でもイラン側の機密情報は米・イスラエルに筒抜けで、最高指導者のハメネイや軍、革命防衛隊の居場所が易々と突き止められて、早々に殺害されるなど、完全に一方的な展開になっています。が、それにも関わらず、イラン政府やその体制が倒壊する気配は、少なくとも現段階ではありません。イランは米・イスラエル軍の航空攻撃を阻止することはまったくできていないものの、米・イスラエル軍も、イラン軍のミサイルやドローンによる反撃を阻止することはできていません。いや、阻止はしているのでしょうが、すべての迎撃に成功しているわけではなく、中東各国の米軍基地にはイランのミサイルが降りそそぎ、ある程度の被害が生じています。自衛隊元陸将補による今後の予想です。ブルーリボンのバッチをつけているような司会者による番組なので、右翼系ではあるでしょうし、この人の言っていることにすべて賛同するものでもありませんが、軍事の専門家であるだけに、今後の戦争の帰趨についての予測はある程度参考になります。それによると・空爆だけで戦争に勝った戦史はない。・米軍は地上戦をする気はないし、地形と兵力差から、地上戦で勝てる見込みもない。・米軍のミサイルの備蓄は多くないので、枯渇してきた頃にイランは温存しているミサイルを使って大反撃に出るだろう。・イランのミサイルは米国本土には届かないので狙うのはイスラエル。・大量のミサイルが降り注ぎ、イスラエルが存亡の危機に陥るかもしれない。イスラエルが核で反撃する可能性がある。・それはさすがに米国が止めるが、その結果、米国はイランに大幅譲歩を強いられるだろう。・・・・当たるかどうかは分かりませんが、一理ある予測とは思います。ただ、米国がイスラエルを止められるでしょうか?トランプ自身が狂っていると私などは思っているのですが、今のイスラエルもやはり狂っているとしか私には思えません。狂っているトランプが狂っているイスラエルを止められるのか、疑問を禁じえません。万が一にもイスラエルが核兵器を使うようなことがあれば、イランも大量破壊兵器で反撃する可能性があります。ここでいう大量破壊兵器とは、化学兵器です。イランは化学兵器禁止条約に加盟しており、化学兵器は持っていないはずですが、保有を疑われています。もっとも、あれだけイランの機密情報が筒抜けになっている中で化学兵器に関する話が出てこないので、保有していないのかもしれませんが。ただ、製造できる技術と設備、原料があるのは間違いありません。従って、作ろうと思えば短期間で製造できるでしょう。もちろん、先制使用などしたら、確実にイスラエルから核による報復を受けるので、先制使用はしないでしょうが、逆に言えば万が一にも核攻撃を受けた場合は、もはや化学兵器をミサイルに搭載することをためらう理由はなくなります。そんなものの応酬になったら、犠牲者数は数十万人に及び、またそれ以降世界中で核使用に対する敷居は低下するのは確実であり、そうなることは世界のほとんどの国にとって(日本にとっても)困った事態となります。というわけで、そんなことになってほしくはありませんが、果たしてどうなるのでしょうか。少なくとも、このまま米国が一方的に勝って戦争が終わる、という可能性は、まずないでしょう。
2026.03.11
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2月分の鳥写真です。2月1日東京23区内某公園相変わらずニシオジロビタキがいます(まだネット上には公開されていないようなので私も公園名は非公開にしておきます)。ニシオジロビタキちなみに、3月に入ってもまだ見られているようです。ニシオジロビタキニシオジロビタキニシオジロビタキ2月14日葛西臨海公園ノスリ2月15日早戸川林道(神奈川県・宮ケ瀬湖上流)鳥撮影に行ったのですが、宮ケ瀬湖の貯水率が40%だったか、極度に推移が低下していました。今後の水不足が懸念されます。さて、この早戸川林道に行くのは今回が5回目ですが、目指す鳥はいつもヤマセミです。しかし、過去4回はことごとくフラれました。ウソ(オス)ウソ、きれいなオスですが、枝が邪魔で全身は撮れません。カヤクグリ。高山の鳥の定番ですが、冬は低地で越冬します。カヤクグリカヤクグリそして・・・・・ヤマセミ!!早戸川林道に通うこと5回目で、やっと撮影できました。名前と姿で分かると思いますが、カワセミの仲間です。ただし、カワセミよりかなり大型です。ヤマセミ。ついに撮影できたのは良いのですが、途方もなく遠方です。実際のところは証拠写真程度です。ヤマセミ。シルエットはカワセミとよく似ています。ちなみに、この場所にはカワセミも生息しています。ヤマセミ。実は2羽いました。ヤマセミ、先ほどより少し距離が近くなりましたが、相変わらず遠いです。ヤマセミニホンザルもいました。2月23日秋ヶ瀬公園ハイタカ。
2026.03.08
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ホルムズ海峡封鎖を受けペルシャ湾に44隻・オマーン湾に4隻取り残されるイランによるホルムズ海峡の閉鎖を受け、日本の船舶にも影響が出ています。日本船主協会は、協会に所属する44隻の船がペルシャ湾に取り残されていることを明らかにしました。日本船主協会 長澤仁志 会長「当協会会員船舶、船員がペルシャ湾で身動きが取れない状況となっております。船員および船舶の安全を第1としつつ、1日も早くホルムズ海峡周辺の安全が確保され、わが国に必要なエネルギー、物資輸送が再開できることが望まれます」協会によりますと、イランによるホルムズ海峡封鎖の影響を受け、日本時間のきょう朝9時時点で、ペルシャ湾に44隻、オマーン湾に4隻の船が取り残されているということです。そのうえで、すべての船舶について、船の状況など情報のやり取りができているということです。取り残されている船の内訳は、原油タンカーが半分程度で、そのほかにLNGやLPGなどのガス運搬船も含まれます。日本は原油の9割以上を中東に依存していて、経済への悪影響が懸念されます。---米国とイスラエルがイランを空爆しています。国際法に反する蛮行ですが、最高指導者であるハメネイを殺害するなど、軍事作戦としては一方的な展開となっています。しかし、では一方的にイランが負けて戦争が終わるのかというと、残念ながらその見込みは薄いと考えるしかありません。イランが封鎖したホルムズ海峡に取り残された商船は当面動けず、また新たな商船がホルムズ海峡に入ることもできません。そして、この状態がいつまで続くかは分かりません。現状、「封鎖」と言いつつ、イランがやっていることは、革命防衛隊がVHFによってホルムズ海峡内の船舶に対して「いかなる船舶もホルムズ海峡の通過は認められない」と放送していることと、何隻かに攻撃をかけたことだけです。それでも、当面封鎖が解除される見込みはありません。大手海上保険各社、湾岸で戦争リスク補償停止 イラン情勢受け複数の海上保険会社がイランを巡る紛争を理由に、湾岸地域で船舶向け戦争リスク補償の引き受けを停止すると発表した。ガード、スクルド、ノーススタンダード、ロンドン・P&Iクラブ、アメリカン・クラブなどの保険会社は、解約は3月5日に発効するとした。戦争リスク補償はイラン領海に加え、ペルシャ湾および周辺海域で適用外となる。(以下略)---ペルシャ湾周辺の船は無保険になってしまいました。この状況下で無保険でも船を動かそうという無謀な船会社かあるはずもなく、従って当面船が動くことはありません。その状態は、「本当にイランが海峡封鎖なんかできるのか」に依拠して起こっているわけではありませんから、「封鎖なんかできないだろう」で解決することはありません。「封鎖はやめます」「商船を攻撃はしません」とイランが言わない限り解決はしません。つまり、米国がイランをどれだけ一方的に攻撃し続けても、イランが「参りました」と言わない、限り封鎖は解除はされないということです。イランの現体制は確かに酷いものだとは思います。だけど、イラクでも、アフガニスタンでも、シリアでも、米国が関与して政権を打倒した国で、「悪い独裁者が倒れてよい国になりました」なんて国はありません。現実には、「悪い独裁者が倒れて、もっと悪い政権になりました」「悪い独裁者が倒れて、最悪の混乱状態になりました」が何度も繰り返されているのが現実です。イランだけが「悪い独裁者を打倒すればよい国になる」となる可能性などないと考えるしかありません。それに、トランプはイランに地上軍を派遣する気はなく、空爆だけで作戦を実行するつもりのようです。もちろん、米軍がイランに地上軍を侵攻させて、全土を征服できるとは到底思えないことは間違いありませんが、空爆だけで政権を打倒することは、少なくとも短期的には不可能です。従って、ペルシャ湾の封鎖が解除されることも、この戦争がイランの敗北で終わることも、少なくとも短期的には見込みが薄く、泥沼の長期化により、全世界の経済に深刻な影響を及ぼす可能性が高いと考えるしかありません。短期的に「イランに勝った勝った」と留飲を下げる代償は、かなり高くつくことになるのではないでしょうか。
2026.03.04
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