inti-solのブログ

inti-solのブログ

2009.08.18
XML
テーマ: ニュース(96525)
カテゴリ: 政治
いよいよ総選挙が公示されました。投票日は8月30日。
私としては、民主党がよいとは必ずしも思いませんが、自民党(と公明党)は良くないとは声を大にして言えます。小選挙区は民主党に、比例区は別の党(もちろん自民公明ではない)に投票しようかなと思案中。

ところで、なにやら鹿児島で民主党の候補者が日の丸を「切り刻んで」作った民主党旗を掲げたと話題になっているようです。麻生が党首討論でやり玉に挙げて、ネットウヨク連中や産経新聞も付和雷同中。実際には、2枚の日の丸を縫い合わせたものであって、切ったわけではない(まして切り刻んだわけではない)そうですが。

ま、立てる必要のない波風をこの時期に立ててしまった、という意味では、民主党のエラーではあるかもしれません。日の丸君が代問題についてあえて一石を投じようという意志と覚悟があるなら話は別ですが、早々に謝罪してしまったところを見ると、民主党にはもともとそんな意志はないようです。

でも、私は思うのです。日の丸をどう使ったっていいじゃん、って。他人の家から日の丸を奪い取ってきて切り刻んだというなら話は別ですが(それは窃盗、あるいは器物損壊)、自分で用意した日の丸を自分でどのように使おうが、それは所有者の自由と思います。何でそんなことを非難されなければならないのか、私には理解不能。
日の丸と言えども、所詮ものに過ぎません。かつて、戦前の日本軍は、軍旗(連隊旗)を異常に神聖視していました。何しろ、軍旗護衛中隊なんてものがあるのです。1個連隊は9個中隊ですが、その9個の中隊のうちの1個が、戦闘に参加するのではなく、ただ軍旗を守るだけの任務に就くのです。軍旗を奪われたからと自殺を強要される連隊長が現れたり、軍旗奪還のため成算のない無謀な作戦を強行して、無意味に犠牲者を出すなど、本末転倒な出来事がたくさんあったのです。
旗というモノに、個人として神聖な意味づけをするのは本人の自由です。しかし、それを他人に、社会全体に強要すると、そういう馬鹿げた出来事が起こる。

しかも、そんなに「神聖な」軍旗は、実はその多くが「切り刻まれ」ていたのです。
旧軍の軍旗は、何故か旗の周囲の房だけがあって、肝心要の旗そのものはないのです。もちろん、作られた時点では旗はあります。ところが、それが連隊に授与されると、いつのまにか房だけになっちゃうのです。
何故かというと、実戦で旗に銃弾を浴びたりして、次第に旗の部分が破られて房だけが残る、だから、房しか残っていない連隊旗は実戦経験豊富な精鋭部隊の印だ、という固定観念が当時あったわけです。実際には、軍旗に銃弾なんか浴びたら旗手が責任問われて大変なことになりそうですし、銃弾を浴びたら房だってボロボロになるはずですが。
それなのに何故房だけになってしまうかというと、「歴戦の旗」にするために、こっそりと切り刻んじゃうわけです。実に馬鹿馬鹿しい話ですけれど。

日の丸というモノを神聖視したいなら、したい奴だけが勝手にやってくれと私は言いたい。私は、君が代とは違って日の丸は割合に好きですけれど、しかしこういう神聖視は大嫌い。

産経新聞によると、海外では国旗を冒涜すると刑事罰の国もあるそうですが、ここは日本です。日本にはそんな法の規定はありません。
日本では無罪外国では有罪などという出来事はいくらでもあるし、逆に日本では有罪外国では無罪という出来事もたくさんある。当の産経新聞やネットウヨクの言動は、ヨーロッパ諸国の多くでは刑事罰に問われます。

追記
日の丸に反対する意思表示として日の丸の旗を焼き捨てるとか、本当に切り刻むなら、日の丸に対する「冒涜だ」というのは理解できるのですが、それを利用して別のものを作ることが「冒涜」と言えるのかどうか、私には疑問です。そんなことを言い出したら、上記に上げた軍旗を切り刻んで房だけ残す行為はまさに軍旗に対する冒涜以外のなにものでもないでしょう。しかし実際には、それが冒涜として行われたわけではないことは明らかです。

まったくの想像ですが、今回の民主党旗を作った支持者というのは、案外日の丸大好きな保守的な人かも知れないという気がします。もともと民主党は左右の寄り合い所帯ですが、場所柄的に鹿児島は保守色の強い土地ですし、日の丸に縁のない人は日の丸の旗を作り直して民主党旗に、なんてあまり思いつかないのではないかと思えます。だいたい、たいていの人は、あんなに大きなサイズの日の丸を2枚も持っていませんから。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.08.19 00:42:40
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: