inti-solのブログ

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2009.12.05
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テーマ: 戦争反対(1248)
カテゴリ: 戦争と平和
宜野湾市のど真ん中に位置する、米海兵隊普天間基地の移転を巡る問題が揺れています。
このブログをお読みのみなさんは、一連の経緯についてよくご存じとは思いますが、一応改めて普天間基地問題のごく簡単におさらいを。

普天間基地は沖縄戦の最中に米陸軍によって建設され、その後海兵隊に移管されて現在に至っています。全長2700mの滑走路をもち、面積は4.8平方キロ。
この基地は、宜野湾市の中心部にあり街を完全に分断しています。また基地のすぐ近くまで住宅密集地が迫っているため、事故の危険と隣り合わせです。実際、2004年に沖縄国際大に普天間基地所属のヘリコプターが墜落する事故が起こっています。それに、土地の大半が民有地という特徴もあります。
これらのことに加えて、1995年の米兵による少女暴行事件によって、一挙に返還要求が高まり、抗議集会に85000人もの参加者が集まる事態となったことから、普天間基地の返還が決まったのでした。
が、返還の交換条件として、政府(自民党政府)は、名護市辺古野に基地を移転することに決めてしまいました。これでは結局、同じ沖縄県内での基地たらい回しに過ぎません。

と、言うのが、民主党政権成立までの普天間基地移転問題のごく単純な経緯です。民主党は総選挙で辺古野への基地移転について「見直し」をマニフェストに掲げていました。もともとは「県外・海外への移転」を主張していたのですが、総選挙前に妥協的になってしまったわけです。
とは言え、合意の見直しを行うという公約を掲げたことは事実であり、その公約に従って動いているわけですが、見直しとは具体的にどうすることかというのは、民主党内でも鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相の三者で考えが違い、また連立相手の社民党も考えが違い、かつ米国は見直しを拒否しているというのが現状です。

見直しの選択肢は3つあります。
1やっぱり以前の予定どおり辺古野に移転
2沖縄県外(日本国内の)に移転
3国外に移転
4その他(嘉手納基地に統合など)

ごく大雑把に分けると、社民党は3、北沢防衛相は1、岡田外相は4(嘉手納基地に統合)、鳩山首相は2か3を主張しているわけです。
私自身は、3国外に移転以外の選択肢はないと思っています。それ以外は、結局のところ基地機能のたらい回しに過ぎないからです。ただし、閣内で関係閣僚がそれぞれにバラバラなことを言い、右往左往しているのは問題です。まずは閣内の統一が第一でしょう。そうでないと米国にも足元を見透かされる。

ところで、この問題を巡って米国との関係悪化を懸念する見方があるようです。案外、中国や韓国、北朝鮮に対して声高に「屈服するな」なんて叫んでいる連中に限って米国の意向には積極的に屈服しようとしているように見えます。
国際関係というのは、国民の利益のために保つべきものであると私は思います。国際関係のために国民の利益を犠牲にするというのは、本末転倒です。もちろん、外国に屈服することが国民の利益につながるというなら、そうすることもやむを得ないと私は思いますが、少なくとも普天間基地移転問題に関して、米国の言いなりになることが国民(この場合は沖縄住民)の利益につながるとは、私には思えないのです。
そもそも、普天間基地問題でどんなに米国と対立したところで、日米関係が一時的に冷却することはあっても、決定的に対立的になることはないと私は思います。
なぜなら、普天間基地がなくなっても、嘉手納基地もあるし、沖縄ではありませんが三沢基地、横田基地、厚木基地もある。第七艦隊の母港は横須賀です。米軍にとって、これらの基地は不要な存在なのでしょうか。明らかに違います。逆で米軍にとって日本、特に沖縄の基地が重要だからこそ、拘っているわけです。対立の挙げ句に「では嘉手納からもお引き取りください」なんてことになるのを、米軍が望むはずがありません。

誰に対してもいい顔を見せながら、こういう問題を解決することなんてできません。日本国民か、米国の意向か、どちらの方を向いて政治を行うのか、そこのところが民主党政権に問われています。





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最終更新日  2009.12.05 22:30:00
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