inti-solのブログ

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2013.09.10
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カテゴリ: 災害
汚染水の遮断「できていない」…菅官房長官
菅官房長官は10日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺海域への汚染水拡散を防ぐために設置された「シルトフェンス(水中カーテン)」で完全に海水を遮断できていない実態を認め、「水は行き来している。全部、水をストップしていることではない」と述べた。
汚染水を巡っては、安倍首相が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内で完全にブロックされている」と述べていた。これに関し、菅氏は「フェンスの中も週1回検査をしており、基準値以下だ。汚染水の影響について、完全にブロックされているという表現を使った」と指摘した。

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つい数日前、安倍首相はブエノスアイレスにて、全世界を前に、こう言ったと報じられています。

首相強弁「汚染水問題ない」 IOC委員質問に回答 実際は外洋漏えいも
 二〇二〇年夏季五輪の開催都市を決めるIOC総会で、安倍晋三首相は東京電力福島第一原発の汚染水漏えい問題について、「まったく問題はない。汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と強調した。 
安倍首相はプレゼンテーションで「東京は世界で最も安全な都市の一つ」とアピール。福島第一原発事故について「状況はコントロールされている。東京にダメージを与えることは許さない」とした。この発言に対し、IOC委員が質疑応答で、東京に影響がない根拠を尋ねた。
首相は「汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の〇・三平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と断言。近海のモニタリングの結果、「数値は最大でも世界保健機関(WHO)の水質ガイドラインの五百分の一。日本の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準だ」とアピールした。(以下略)

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どう考えたって、汚染水問題が「全く問題ない」はずがないし、「状況はコントロールされている」ようには見えません。当の東電自身が、記者会見において首相発言の根拠を問われて、政府に真意を照会すると答えているそうです。実際タンクからの汚染水の漏洩は止まっていないし、近いうちに止められるメドも立っていないようです。漏れ出した汚染水が流出し、最終的に海に流れ込んでいる状況も、解決の見込みがない。流入する地下水が汚染される状況も同様です。そしてさらに、「汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の〇・三平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」との発言も、菅官房長官が、実はブロックされていない事実を認めたわけです。(そんなこと、常識で考えれば当たり前ですが)

で、菅長官は「基準値以下だ」とも言っているようです。確かに現状では基準値以下ではあるようですが、海水中の放射能が1週間で8〜18倍にも急増したとも 報じられています。
何しろ、流出した汚染水の放射能量は24兆ベクレルという莫大なものですから、それが海に流れ込めば、放射能が急増するのは当たり前です。汚染水の流出が止まっておらず、海への流入も阻止できていないとすると、今後海水中の放射能が、増えることはあっても減ることはない。いつまで基準値以下でいられるかはわかりません。

オリンピック自体への賛否は、ここでは特に触れませんけれど、オリンピック招致という目的のために首相が世界に向かって嘘をついた、という事実は歴然としています。まあ、「嘘から出たまこと」じゃないけれど、今後本当に汚染水問題(原発を巡るその他の問題も)を完全にコントロールできるようになることを期待しますけどね。そうなれば、安倍の嘘も、それほど重大視はされなくなるでしょうし。でも、そううまくことが運ぶ可能性は、どう考えても低そうです。





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最終更新日  2013.09.11 00:17:05
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