inti-solのブログ

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2017.12.21
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テーマ: ニュース(96523)
カテゴリ: 政治
BPO「抗議活動者が救急車を停止させて誰を搬送しているのか確認した(数十秒)。これが救急車を止めたと誤解された」←は?
沖縄基地反対運動を特集した「ニュース女子」(TOKYO MX)の報道に重大な放送倫理違反があったと結論づけたBPOに世間の反発が相次いでいる。
ニュース女子(制作会社はDHCテレビジョン)は2017年1月2日、沖縄ヘリパッド建設に反対する抗議者たちが救急車を止めた」と報じた。その後、一部の者たちから事実無根であると批判が殺到し、BPO放送倫理検証委員会が放送倫理違反がないか検証することになっていた。
その間もニュース女子は非を認めず、重要な指摘を行ったという立場を崩さない。
さてBPOが公開した報告書の中にある矛盾する箇所を紹介したい。
▼「抗議活動者が救急車を停止させた。これが救急車を止めたと誤解された可能性がある」。意味不明だ。
▼BPOの見解では「救急車が妨害されたという事実はなかった」。つまり「ニュース女子がデマを流した」ということになる。
まず大前提としてどんな人でも救急車を止める権利はない。BPOは当たり前のように「誰を搬送しているのかを確認しただけ」と書き連ねているが、確認の必要自体ないはずだし、数十秒という時間も長過ぎる。
現場の事情は詳しくは知らない。だが、おそらく抗議活動者は敵対勢力(防衛局職員、機動隊員)が運ばれていたら妨害するつもりだったのではないだろうか。だからとりあえず救急車を検問して誰を搬送しているのかを確認した。そう考えれば合点がいく。
BPO委員会の最終判断は「重大な放送倫理違反があった」というものだった。だが、少なからずBPOの調査とは違う証言も散見される。
沖縄にてカナンファームで塩パインを栽培している男性は「消防署長が妨害を認めている」と話している。(以下略)

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東京MXテレビの「ニュース女子」の沖縄ヘイト番組をめぐる問題は、 以前に紹介したことがあります が、この度BPOから、「重大な放送倫理違反があった」という当然の内容の 報告書が出されました

ところが、それに、Netgeekという、極右ニュースサイトが噛み付いています。一読すると、報告書の内容の断片だけしか見ていない(あるいは、意図的に見ようとしない)、かなり頭の悪い内容であることが歴然としています。

BPOの見解では「救急車が妨害されたという事実はなかった」

それは、BPO自身の独自の見解ではありません。報告書には、

基地建設反対派が救急車を止めたとのB氏の発言については、新聞社や他の放送局が国頭地区行政事務組合消防本部に取材したうえで、そのような事実はなかったと報道している。委員会も、念のため、同消防本部消防長に聴き取り調査を行った。
消防長の説明は、以下のとおりである。
1 2016年7月から12月までの間に、高江地区ヘリパッド建設現場付近からの通報は、20件あった。20件のいずれについても救急車の通行を妨害された事実はない。道が抗議活動やそれを規制する機動隊員等のため狭くなり、人を轢いてはいけないので徐行したことはある。
2 20件のうち防衛局職員、機動隊員を病院に搬送したケースが2件あったが、いずれも軽症。他の18件は抗議活動側が傷病者であった。
3 抗議活動側が傷病者であった18件のうち1件について、傷病者を収容した救急車が徐行運転を開始して間もない高江橋で、抗議活動側の人が救急車に対して手を挙げて合図し、救急車に停止してもらい、誰を搬送しているのかを確認したことがあった。救急車が停止した時間は数十秒であった。この事実が「救急車を止めた」と誤解された可能性がある。 (以下略)


と記述されています。現場で「救急車を止められた」当事者であるはずの国頭地区行政事務組合消防本部消防長が、「救急車の通行を妨害された事実はない。」が「誤解された可能性がある。」と明言しているのです。当事者である救急隊(を管轄する消防本部消防長)が「止められていない」と言っているのに、「止められたはずたー」と叫ぶ馬鹿馬鹿しさ。

更に、Netgeekの頭の悪い主張は続きます。

まず大前提としてどんな人でも救急車を止める権利はない。BPOは当たり前のように「誰を搬送しているのかを確認しただけ」と書き連ねているが、確認の必要自体ないはずだし、数十秒という時間も長過ぎる。
現場の事情は詳しくは知らない。だが、おそらく抗議活動者は敵対勢力(防衛局職員、機動隊員)が運ばれていたら妨害するつもりだったのではないだろうか。だからとりあえず救急車を検問して誰を搬送しているのかを確認した。そう考えれば合点がいく。


まず大前提として、「どんな人でも救急車を止める権利はない。」という言い分はそもそもおかしなものです。救急搬送されたのが誰か確認しようと手を挙げる、救急車がそれに応えていったん停車する、それは、一般的コミュニケーションの問題であって、権利とか義務とかいう以前の問題です。
救急搬送の話題は、自分自身も最近搬送されてしまったばかりですが、自分自身が搬送された経験より、自分自身以外の人間のために119番通報した経験の方が数倍、いや十数倍多いし、救急車に同乗したことだって、自分が搬送された回数よりはずっと多いので自信を持って言います。
救急車が接近すれば、要救護者がいるのはここだと手を上げて合図して止まってもらいます。そして、搬送者の属性や搬送先病院、同乗者の有無などが動き出す前に分かっていればよいのですが、うっかり混乱して未確認のまま救急車が動き出したら、合図して止まってもらうことはありますよ。だって、家族や同行者に、「××さんが○○病院に搬送されましたよ」と伝える必要がある場合もあるし、「えっ、それなら私病院まで付いていく」という場合もあるからです。それは不思議なことでも何でもありません。救急車は、合図されても止まる義務はないでしょうが、そういった点を現場で確認できたほうが救急隊にとっても好都合なので止まった、それだけのことです。

ちなみに、法的な権利義務をいうなら、道交法は緊急車両に関して
緊急自動車以外の一般車両(自転車、軽車両を含む)は、その進行を妨げないよう進路を譲らなければならない(以下略)。
と定めているのみです(第40条)。歩行者が緊急車両を呼び止めてはいけない、などという規定が、一体どこになるのやら、です。

「敵対勢力(防衛局職員、機動隊員)が運ばれていたら妨害するつもりだったのではないだろうか」なんてのは、これこそ悪意あるデマそのもの。引用した消防長の証言によれば、現に防衛局職員、機動隊員を搬送した2回は救急車は止められていないのですから。
で、あとは「BPOは反日左翼」とかいう、ある種お決まりのレッテル貼り。要するに自分にとって都合の悪いものはみんな「反日左翼」なのでしょうね。





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最終更新日  2017.12.23 17:49:47
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