inti-solのブログ

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2019.06.24
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カテゴリ: 政治
安倍首相のあいさつ、辺野古への言及は… 沖縄「慰霊の日」歴代最多の8回目 県民投票後で初
ことしの全戦没者追悼式は、「令和」初、「玉城デニー知事就任後」初、そして名護市辺野古の埋め立て工事に投票者の7割が反対の意思を表示した「県民投票後」初となる。今年も安倍晋三首相が出席。第1次安倍内閣の1回(2007年)を含む8回目で、歴代最多を更新する。
6月23日の県主催の追悼式は沖縄戦から33年目の1977年に始まった。81年には当時の皇太子(現上皇)が「日本ではどうしても記憶しなければならないことが四つあると思います」と述べ、8月の広島と長崎の原爆の日、終戦記念日とともに、沖縄の慰霊の日を挙げた。
追悼式に首相が初めて足を運んだのは、平成になった後の1990年、海部俊樹氏だった。
その後、節目ごとに95年の村山富市氏、2000年の森喜朗氏と続き、01年の小泉純一郎氏以降、03年を除き、毎年首相が訪れている。平成の30年間、9人で21回。「令和」初となる今年も引き続き、安倍首相が姿を見せる。
歴代首相は、犠牲者の追悼はもちろん、不発弾処理や戦争マラリアの補償、遺骨収集など積み残した戦後問題への支援に言及、米軍基地の過重負担の解消に取り組む決意などを示してきた。一方、県民の負担がアジア太平洋地域の安定につながったとして「率直にお礼の気持ちを表したい」と述べ、県民の反発を招くこともあった。
安倍首相は追悼式のあいさつの中で「基地の負担をあたうる限り軽くするため、沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら『できることを全て行う』との姿勢で全力を尽くす」と語り、西普天間地区や北部訓練場過半の返還など実績や成果を強調してきた。(要旨・以下略)

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安倍が毎年追悼式典に参加していることは評価すべきなのかもしれません。もっとも、それは単に安倍が長期政権だから、ということにすぎないようにも思えます。この間日本政府の対応が、沖縄が戦中戦後に措かれてきた境遇に対して、正当に報いる内容であったかというと、とてもそうは思えないのが現実です。
もちろん、民主党政権下でも辺野古移設を覆せなかったことから分かるように、首相1人だけが悪い、ということではなく、外務省、防衛省など日本政府全体が辺野古移設に固執しているのが現状であろうと思います。
その意味では、安倍が、ということではなく日本政府が、いや日本全体が、沖縄に対して冷淡であるという状況は否定しようがないように思います。

よく知られているように、沖縄は事実上日本の国土で唯一地上戦の舞台となった場所です(厳密に言えば硫黄島と北方領土も同様ですが)。加えて、戦後25年間本土から切り離されて米軍統治下に置かれ、現在でもなお在日米軍基地の大半が沖縄に置かれていることなど、日本の太平洋戦争における負の遺産を一身に負わされている、と言っても過言ではない状況があります。
戦後の経過をたどると、本土の米軍基地が撤去されると、それは単純な撤去ではなく、沖縄に移転しているだけ、という側面すらありました。

歴代政権は、大枠ではそのような状況を根底から変えるようなことはしてこなかったものの、限られた範囲の中では沖縄の負担軽減に心を砕いてきた政治家が、自民党の中でも少なくありませんでした。戦中戦後の日本側沖縄に与えてきた仕打ちへの後ろめたさ、なのかもしれませんが。
しかし、どうも安倍政権は、記念式典に足を運んだ回数は多いというだけで、沖縄の問題の解決に心を砕いているようには見えません。辺野古への基地移設問題でも、むしろ強硬策を好んで選び、沖縄の民意を挑発しているように感じます。
最近は加えて嫌韓嫌中のネトウヨ連中が、その延長線上で沖縄も攻撃対象に加えているようです。安倍自身が沖縄に対して直接的な悪罵を投げつけることはないけれど、安倍支持層の沖縄に対する暴言はひどいものです。安倍の沖縄政策もそれに影響されているのかもしれません。

何度も指摘していることですが、翁長前知事も、玉城現知事も、すべての米軍基地を撤去しろとは言っていません。普天間基地に絞って、無条件での返還(辺野古への移設ではなく)を要求しているに過ぎません。嘉手納基地も含めたすべての米軍基地の返還を求める世論も沖縄では根強い中(私も、本来的にはそうあるべきとは思いますが)あえて普天間基地だけに的を絞った最小限度の要求に終始しています。基地としての重要性も、普天間と嘉手納では大差がある中で、せめて普天間だけでも撤去を実現したいという現実的な対応です。しかし、それすら辺野古への移設と交換条件でなければ認めないというのが日本政府の態度です。
沖縄の中で基地を移設することは、移設であって返還とは言えないでしょう。辺野古への基地移設に対する賛否は、この間の国政選挙の沖縄での得票、県知事選、そして住民投票によって、十分明らかです。その、明確な意志を踏みにじっておいて、「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら」とは、よく言えるなと思わざるを得ません。





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最終更新日  2019.06.24 19:00:08
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