inti-solのブログ

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2019.08.24
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テーマ: ニュース(96526)
カテゴリ: 対中・対韓関係
ソウルから 倭人の眼】GSOMIA破棄の韓国、「快く手を取る」と言いつつ逆襲連発
韓国が日本政府による輸出管理厳格化などに対し、日本からの輸入食品への放射線検査強化に続き、日本とのGSOMIAの破棄を“対抗カード”として繰り出した。日本統治からの解放を記念する「光復節」(8月15日)の式典で、文在寅大統領は「日本が対話と協力の道に乗り出せば、われわれは快く手を取る」と言ったばかり。にもかかわらず、日本と手をつなぐどころか、神経を逆なでし続けている。(以下略)
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文大統領は別に、無条件で「われわれは快く手を取る」と言ったわけではありません。そこには、「日本が対話と協力の道に乗り出せば」という前置詞がついており、しかしそれに対してわれらが日本は、「対話と協力」のシグナルを発そうとはしなかった以上、「快く手をとる」となるはずがないのは明白です。
私は残念だと思います。でも、安倍政権やその御用メディアは、むしろそうなることを望んでいたんじゃないの?韓国と、あるいは少なくとも文政権と関係を改善したいなんて気はこれっぽっちもなかったんじゃないんでしょうかね。

そもそも、輸出管理厳格化(「ホワイト国」外し)の表向きの理由は色々言っていますけど、いかに言い訳をしたところで、その真の理由が徴用工問題(あるいはレーダー照射問題その他諸々の対立)に対する制裁措置であることは明らかです。日本がそれをやれば、当然やり返されるのは当たり前の話です。
そのひとつが韓国側も日本をホワイト国から外す決定です。それに関してもネトウヨメディアは色々叫んでいましたが、日本が韓国をホワイト国から外すのはよくて、韓国が日本をホワイト国から外すのは悪い、などという理屈はどう考えても成り立ちません。
ただ、韓国が日本をホワイト国から外しても、その経済への影響は日本が韓国をホワイト国から外すほどには大きくないのでしょう。だから、GSOMIA破棄という最大のカードを繰り出したのでしょう。

しかし、GSOMIAは1年毎の更新であり、期限3ヶ月前に破棄の通告すれば終了となることは、最初から規定されていることです。その更新が11月23日であり、3ヶ月前の更新期限は8月23日であることも、最初から分かっていたことです。それを分かった上で、「8月から韓国を『ホワイト国』から外します」と言うからには、当然GSOMIAの更新拒否という報復は予想の範囲内であるはずです。というよりむしろ、GSOMIAを破棄したければどうぞ、というくらいの覚悟、あるいは開き直りがあってやったことなんじゃないですか?

それなのに、韓国がGSOMIAの更新を拒絶すると、政府・自民党幹部は怒り狂ったり慌てたり。何を今更慌てるのか、まさかとは思うけれど、そのような展開を予測もしないで「ホワイト国外し」をやったのでしょうか。
そもそも、GSOMIAは遠い昔からある協定ではありません。わずか3年前に始まった協定です。前述のとおり、更新については規定があり、その規定にしたがって協定を終了させることは、腹の中でどう思うかはともかく、そんなに口を極めて非難すべきことでしょうか。元々、日本にとってそれほど実質的に重要な協定でもなかったように思うのですが。

ところで、話は変わりますが、韓国が反日だ、というのですが、実際のところはどうなのでしょう。
たまたま先月、私の職場の後輩が2泊3日だったか3泊4日だったかで、ソウルに旅行に行ってきたというのです。今どきの、政治に特別の関心のない、ごく普通の若者ですけど、もちろん日韓の対立のことを知らなかったわけではありません。でも、全然「反日的な雰囲気」など感じることはなく、みんな親切で楽しかった、と言っていました。
で、引用記事によれば「一般国民の多くは「愛国」やら「抗日」を前面に出されれば、世間体を気にして黙って従うしかない。韓国社会は今、そんな雰囲気や状況が続いている。」と言うのですが、その真偽のほどは知りません。しかし日本でも「韓国素敵」と発言しただけでネトウヨの攻撃を受けて炎上した芸能人がいるくらいだから、他所の国のことをあまり言えたものではありません。
で、今後のことは分かりませんけど、これまでのところ、訪日外国人の統計を見ると、確かに韓国人の日本入国者数は前年比マイナスではあるのですが、6月は前年比プラス0.9%、7月マイナス7.6%(マイナスということなら、「親日」の台湾からの来日者数も前年比マイナス)、依然として国別では中国に次いで第2位の位置にいます。そんなに大幅な減少はしていません。

日本政府観光局(JNTO)2019年訪日外客数 より

で、日本からの渡航者数についても、若干古い5月の統計ですが、韓国への渡航者は米国を僅差で押さえて国別渡航先の第1位、前年比20%増、という状態です。

jtb総研 アウトバウンド 日本人海外旅行動向 より

大韓航空が日本路線を減便、一部の路線を休航という報道はあるけれど、地方空港への便(元々便数が少なく、機体も小さい)ばかりで、大都市相互を結ぶ便の休航はほとんどありません。また、韓国のもう1社のアシアナ航空と日本の航空会社(JALとANA)が減便という報道もありません。したがって、渡航者の減少は確かにあるのでしょうが、それほど壊滅的な減り方をしているわけではないのだろうと思います。実際のところは、今月あるいは9月の渡航者数の統計が明らかになる頃でないと分かりませんけど。





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最終更新日  2019.08.24 22:45:09
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