inti-solのブログ

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2023.09.09
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「これまで消費税を着服してたくせに」ホリエモン インボイス反対運動に苦言「ちゃんと払えや」SNSでは賛否
9月5日、実業家の堀江貴文氏が自身のXを更新。インボイス制度への反対運動に苦言を呈した。
今年10月から始まるインボイス制度。これまで課税売上高1,000万円以下の事業者は、「免税事業者」として消費税の納税が免除されていた。しかし、今後はこのような事業者も消費税を納税しなければ、取引先の課税事業者が消費税の控除を受けられなくなる。
免税事業者のままでいる場合は課税事業者との取引が停止になる可能性があり、課税事業者になっても消費税支払いによる負担が発生することになるため、個人事業主を中心に抗議の声が続出。9月4日には、個人事業主らでつくる団体が財務省などに制度の中止、延期を求める署名およそ36万人分を手渡した。
すると翌9月5日、堀江氏は自身のX上で、この反対運動に疑問を呈した。堀江氏は署名に関する東京新聞の「インボイス反対に署名36万筆超 個人事業主ら、財務省に提出」というニュース記事を引用したうえで、《これまで消費税を「着服」してたくせによー言うわ。ちゃんと払えや》とコメント。個人事業主らの消費税免税に納得がいかない様子だ。続けて、《みんな払ってる消費税を払わずに下駄履かせてもらってなんとか成立していた商売はそもそも商売として成り立ってないんだよ》とも投稿した。
さらに、堀江氏はユーザーの《対価が少ない声優さんからの声が目立つと言うのはその辺かもしれませんね》というコメントを引用。《まあ厳しいことを言うと単純に新しい事にチャレンジ出来てない怠け者ってことになるわな。こんなしょーもない署名運動する暇があったらVtuberでもやってひと稼ぎしなよ、って思いますわ》と、インボイス制度に反対する人たちに喝を入れた。

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相変わらず、上から目線での馬頭暴言を繰り返しているようです。
インボイス制度にはいろいろと問題があり、私の周囲で普段まったく政治色がなく、おまけに明らかに売上高1000万円以上の企業に勤めている知人(売上高は知りませんが、従業員が3人以上いる会社で売上高1000万円以下はあり得ないでしょうから)も、「この制度はひどい」と言っています。すでに消費税を払っている会社もインボイス制度に対応するため、高価な会計システムを更新しなければならないからです。

それにしても、「これまで消費税を「着服」してた」というのは、明らかに暴言です。
着服とは、「人に知れないように盗んで(不正な手段を使って)、自分の物にすること。」です。法的に認められて消費税の支払いを免除されていた会社が消費税を支払わないことは、「着服」とは言いません。
しかも、それを「着服」と呼ぶのであれば、世の中のすべての小売業は諸費税を「着服」していることになります。
例えば、どこかのスーパーに行って、陳列棚の値札を見てみましょう。
1,100円(消費税100円)と書いてある商品を購入すれば、100円の消費税をそのスーパーが預かり金としてそのまま消費税として納税する-と、思っていませんか?いうまでもなく、違います。
仕入れた商品の原価にも消費税がかかっているからです。660円で仕入れた商品を1100円で売った場合、仕入れた段階で問屋に60円の消費税を払っているので、差引40円の消費税しか払いません。

が、その取り扱いを、今後免税事業者から仕入れた場合には認めない、というわけです。免税事業者から660円で仕入れた商品を1,100円で売っても、差額の40円ではなく100円の消費税を払え、というのです。従来通り差額40円の消費税納税で済ませられるのは、インボイス制度の登録をした適格事業所から仕入れた場合だけ、となります。
そうなると、損をするので免税事業者からは仕入れをしない、ということになる可能性が高いわけです。

などという超初歩的な話は措いて、粗利率が3割や4割の企業で売上高1,000万円では、もうほとんど生きていくことはできないでしょう。私の両親は、社員は夫婦だけ、という零細企業を営んでいましたが、さすがに売上高は1,000万円は越えていました。また、相手が一般消費者であれば(購入者が経費として処理するのでなければ)上記のような不利益はあまり影響はありません。
つまり、売り上げ1,000万円というのは、サイドビジネスで他に本業を持っているのでなければ、建設業の一人親方とか、偽装請負のように、実態は雇用関係に近いのに、委託契約の形にされている、という例が大半を占めているはずです。アニメ業界で声優が反対の声を上げているのも、そういう事情からでしょう。
実態は給料だけど、それを給料としてもらえば消費税を納税する必要はないのに、委託料の形でもらうと消費税を納税しなくてはならない、そのような不合理があるからこそ、1000万円以下は免税事業者、という優遇措置で何とかバランスがとれていたのでしょう。

「みんな払ってる消費税を払わずに下駄履かせてもらってなんとか成立していた商売はそもそも商売として成り立ってない」
残念ながら世の中には、そんなに恵まれた職に就いている人ばかりではないのです。そりゃあ、ホリエモンに比べれば商売の効率は低いでしょうが、それでやっとこさ食べている人が大勢いてその職がなくなったら収入が途絶えるのです。

「単純に新しい事にチャレンジ出来てない怠け者ってことになるわな。こんなしょーもない署名運動する暇があったらVtuberでもやってひと稼ぎしなよ」
これもまあ、空虚な建前論というものです。単純に、いつでもどんな環境でも新しいことにチャレンジできる、それは才能ですが、誰でもそんな才能を持っているわけではありません。新しいことをやって成功できる人は、さらに少ない。ホリエモンは新しいことに次々と手を出して成功してきた(受刑者にもなったけど)のでしょうが、そんなことが可能なのは、ごく一握りの限られた人間だけだと知るべきです。世の中には成功者がいれば必ず失敗者がいるのです。全員が成功を納めることなどできません。

ホリエモンが完璧な能力を持っているからといって、世の中の大多数の人間が完璧な能力を持っているわけではないのです。それは別に、怠け者だからではありません。
無限の能力を持っていないことを罵倒の材料にしている輩など、いつか自分が年老いて才能が摩滅した時に、自分自身にその言葉が降りかかってくることになあるでしょう。





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最終更新日  2023.09.09 09:00:10
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