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こんにちは。桜が開花して、今週末にも満開という話ですね。私はどういうわけだか20代の頃からなぜか桜を見ると、また1年生きて桜を見ることが出来て嬉しいなと感慨深い気持ちになってしまいます。だからどんなに忙しい時でもお花見をかかしたことはないんです。今週末も恐らく行くと思います♪それから、この数ヶ月、メッセージを何人かの方から頂いているのですが日々の生活に追われていっこうにお返事が出来ていません。時間はかかりますが、必ずお返事したいと思っていますのでもう少しお時間を下さいませ。さて、今日は衝撃的なお話があります。今アメリカの栄養学で、何人もの専門家が論文を書き、一躍盛り上がっている意外な栄養素があるそうです。なんだか分かりますか?それはファイトケミカルでも、ミネラルでもありません。私も聞いた時は「え?まさか!」とひっくりかえりそうになりました。それはビタミンDなのです!これまでビタミンDはカルシウムを骨に吸収する時に必要なビタミンとして知られていましたが、どうやらそれだけではなく人間が健康を保つために重要な働きを持っていることが最近の研究で分かってきました。どうやらビタミンDはビタミンではなくて、ホルモンだということも分かってきたのです。栄養学というのは本当に日進月歩です。食物繊維だって昔は何の栄養にもならないカスみたいなものだと言われていましたが、今やその大切さを知らない人はいません。野菜に含まれるファイトケミカルも、この近年発見されたものばかりです。ビタミンDの意外な効果についても、1980年に最初発表されたのですが、2006年になって急に脚光を浴び、この2年間にいろんな人のたくさんの研究論文が出されていて、その効果はかなり確実だろうと言われています。以下の記事はビタミンDに詳しい日本大学の平柳要准教授の本「がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ」を参考に書かせてもらいます。ビタミンDには高血圧の予防効果、そして感染症の予防効果に加えて、がん予防効果があるそうなのです。●1980年 ジョンズポプキンス大学のガーランド兄弟が紫外線量の多い地域ほど結腸ガンの死亡率が少なく、紫外線量が少なくなるにつれて死亡率が高くなっているという論文を発表。●1989年 同じくガーランド兄弟が、白人2万5620人を対象に10年間追跡。ビタミンDは肝臓で血清カルシジオールに変わるのですが、この血中濃度が高いグループは濃度が低いグループに比べて大腸がんのリスクが79%も低いことを発表。●1997年 アメリカ国立ガン研究所のタングレア氏の研究で血清カルシジオール濃度の最高のグループは最低のグループより直腸がんのリスクが63%低いことを発表。●2006年 ニューヨーク州立大学のワクタウスキー氏の3万6282人のアメリカ閉経女性の7年間の追跡調査で、血清カルシジオール濃度が最高のグループは最低のグループより大腸がんのリスクが60%も低いことを発表●ロンドン大学セントジョージ病院医学校のローエ氏は、イギリスの34歳~84歳の女性179人の調査で血清カルシジオール濃度が最高のグループは最低のグループより乳がんのリスクが83%も低いことを発表その他たくさんありますが、書ききれないくらいです。関連ニュース特に関連が認められたのは大腸がんと乳がんですが、ガン全体のリスクも17%減らせる威力があり、ビタミンDにはガン化した細胞に対する増殖抑制や、正常細胞に戻す働きがあることが新たに分かったのです。確かに日本でも紫外線総量の少ない北海道や東北地方では大腸ガンの死亡率が高いようです。そうだ!日本の100歳以上の長寿者アンケートでも、職業の1位は農業だったな、、、ビタミンDは食品以外では、紫外線UV-Bを皮膚に浴びた時に体内で合成されます。ところがUV-Bは、波長が短いため窓ガラスを通り抜けられません。しかも日焼け止めやストッキングでも妨げられてしまいます。要するに直射日光じゃないとダメなのです。しかしこれまでは骨のためには太陽光を15分くらい浴びて、ビタミンDを日に200IU程度摂れていれば十分と言われていました。ところが平柳要准教授によると、ガン予防のためには1日あたりビタミンD3が食事やサプリ、日光浴合わせて4000IUあるとベストだとのこと。4000IUって、結構すごい量です。やばいです私、夏場は完全遮光日傘でした!!一応丈夫な骨のために、朝はベランダでフルーツ食べながら15分くらい日光浴するものの、その後は日がな1日中北向きの治療室にこもりきりで太陽に当たっていない!!夏場の正午なら露出の多い服装で30分日光浴すると4000IUになりますが、冬なら同じ時間で100IUくらいしか生成されず、1日中浴びていても500IUだそうです。日陰でも反射で半分くらいのUV-Bは浴びれるそうです。ただし日焼けするほど長時間紫外線を浴びると、逆にそこから先はビタミンDは生成されなくなります。例えば黒人だとビタミンDの生成量は白人の5分の1~10分の1だということです。肌の色を黒く焼きすぎることは逆効果ですし、皮膚ガンのリスクも増やします。白い肌のほうがビタミンDの生成量は増えるので、やはり美白は大事なんです。しかもUV-Bはシミ、そばかすをひき起こし、波長が長く窓ガラスも通り抜けるUV-Aは真皮まで到達して、シワやたるみをひき起こします。とはいえ今、日本人の死因1位はガンで、女性のガンの死亡原因の1位は大腸ガンです。女性がガンになる部位では1位大腸ガン、2位乳ガンです。光老化はイヤだし、ガンもイヤだー!!となると鬼の取るべき道は、夏場は顔や肩などはやはり日焼け止めを死守。しかも帽子は被る。その他の部分は出来る限り露出して、15分程度日光浴。しかしそれ以上はUVカットか完全遮光日傘をさすなどしてやはり防御したい。冬場は極力日焼け止めは塗らないで、やはりウォーキングなどで適度に日に当たる。そして鮭を1切れ食べるだけで1576IUものビタミンD3が摂れるそうなので、食事から摂取するようにしようっと。幸いにも鮭はアンチエイジングフィッシュと位置づけていたので我が家ではよく食べていました。鮭がダントツですがそれ以外ではうなぎ、カレイ、さんま、サバ、まぐろ、鯛、ブリ、さわら、カズノコ、シラスにもビタミンD3は多いです。D2は干ししいたけ、きくらげにも多いのですが、D3の倍摂らなければ効果がないそうです。しかも天日干しじゃないとダメなんですが、最近の干ししいたけはほとんど機械乾燥だから自分で天日干ししなおさないといけないらしいです。しかし私の場合は、あまりに光のささない治療室に閉じこもりきりだし、毎日魚ばかり食べられない。しかも、やっぱり光老化も気になる、、、、本意じゃないけど、この際サプリメントをプラスするしかないかな。そこで、天然ビタミンD3のサプリを試しに注文してみました。これに関してはいろいろ試してから、また書きますね。サプリを摂る時に気をつけなければならないのは、脂溶性ビタミンであるビタミンDをあまりにも大量に毎日摂取すると、血中カルシウム濃度が高くなること。カルシウム濃度が高くなりすぎると、カルシウムが腎臓、血管、肺、心臓に沈着するという副作用があります。平柳准教授によると日光に当たる機会の少ない人は、食品やサプリメントから2000IUは摂るようにとのこと。日本人の食事摂取基準では15歳以上ではビタミンDの1日の摂取目安量は200IU。どんな人も過剰摂取による健康障害を起こす事のない最大の摂取上限値は2000IUです。私は魚を食べず、太陽にも当たらなかった日に限り、サプリメントから1000IU程度摂ろうかなと、今考えています。しかし、日々太陽に当たっていたり、魚や干ししいたけを多く食べる人はサプリメントなんて不自然な物は必要ないですよ!それから、これはあくまでもガン予防の1つの考察であって、ビタミンDさえとればなんでもOKという話じゃないです。食物繊維や酵素、ファイトケミカルも大切。腸を美しく、血液を美しくすることが基本だということも忘れないで下さいね。光老化は怖いが、ガンもいやだ!太陽を恐れすぎず、適度な日光浴をしましょうか!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年03月25日
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こんにちは。最近東京はお天気がいまひとつでしたが、今日はすっきりと晴れています。気持ちいいです♪さて、お知らせですが今発売している雑誌のいくつかに私の記事が載っています。まず、松田聖子さんが表紙の婦人公論。「女はキレイに欲ばりです」特集。私の記事は「横ジワ解消首マッサージ」というタイトルで、2ページ載っています。他には野田秀樹さん、真野響子さんのお話。国内最高齢でヌード写真集を出した沢田亜矢子さんと「舟歌ビューティー」が話題の矢代亜紀さんの対談。腰まわしダイエットのSHINOさん、歯科医の宝田先生、佐伯チズさんといった方々の記事も面白いので、良かったら読んでみて下さい。とにかく表紙の松田聖子さんのこの若さとひきつけるオーラがすごくて、見ているだけで元気になれます。次に「わかさ」5月号。「0円エステ」と題して要するに首マッサージと、ストレッチと筋トレを紹介しています。カラー10ページ。鬼世代より若干読者層がご高齢の雑誌です。この独特なノリは初めてで少々驚きましたが、わかさには次号も「新股関節エクササイズ」と題して登場する予定です。最後に「BODY+」(ボディプラス)5月号。これは「アンチエイジング 鬼の処方箋」というタイトルで、なんと今月から連載が始まります!!雑誌の連載は初めてなので、ドキドキワクワクです。BODY+は全体が身体を動かすことがメインの雑誌ということなので、私は少し違って主に食事に関してのことや、それに付随する商品選びについての連載です。コスメのことも書く予定です。ここまで言っちゃっていいの?って思うようなことまで、結構自由にやってよいということなので、一般雑誌ですが鬼節炸裂で行こうかと思っています。お楽しみに!!今日は雑誌の告知だけになってしまいました。書きたいことも溜まっているので、次回は早めに更新しますね。春うらら♪身体を引き締めて、首はしなやかに!雑誌の連載も頑張ります!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年03月22日
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だいぶ暖かくなりましたね。筑摩書房から6月に発売される本の原稿は、あれから更に書きたいことが続出してしまったため、かなりの熱い内容となりました。締め切りがすぎてしまいましたが、やっと最後に残っていた最終原稿を今日送付し、まだ細かい直しが残っていますが、だいぶ峠を越えました。いやーー、探求って楽しい。新たにいろいろなことが分かり大興奮しながら書いていました。読んでくださる方にも、このワクワク感が伝わればいいなと願っています。本のために実は一昨日も鶴見クリニックに行って、LBAを使って甘味料の実験をしていました。食べた甘味料によって血液の状態がどう違うかです。私1人の結果なので結論づけることは出来ませんが、自分の中ではかなり面白い事実が分かりました。本に私なりの考察を徹底的に書きましたのでお楽しみに♪さて、原稿のほうが一段落したので、有楽町のイトシアに行ってまいりました。目的はこれです。自分へのごほうび!まーたスイーツかと言われそうですが、例のごとく砂糖は使っていないケーキ。しかし今回はすごいですよ。患者さんに教えてもらったんですが、いやーびっくりしましたね。その名も、アガベショートケーキ!!GI値25、ショ糖3%というあのアンチエイジング甘味料決定版の、アガベシロップでケーキを作る店があったんですね。生クリームはアガベのみで、スポンジ部分に少しのメープルシュガーとほんの少しの水飴を使っているそうです。息子と2人で食べましたが、甘さ控えめで、普通においしかったです。しかし、ここのケーキ屋(お惣菜もあります)のケーキがすべてがアガベじゃないのでご注意を。アガベショート以外ではクリームブリュレもアガベだそうですが、これは残念ながら売り切れでした。クリームブリュレはなんとアガベのみで甘みをつけているんですって!名前は「munchies dELI Tokyo」HPはこちら有楽町はお持ち帰りのみですが、代官山店は2席ほど席があるそう。今度はブリュレを食べてみたいなぁ♪さて、以前から「異性化糖」についてちょくちょく書いてきました。そう、あのアンチエイジングの敵、「ブドウ糖果糖液糖」です。清涼飲料水やスポーツドリンク、冷たいカフェなんちゃらとかに使われている甘味料、、、というか、でんぷんから作った化学物質と言っていいでしょう。これはブドウ糖と果糖が最初から分離しているシロップで、ブドウ糖が多いものを「ブドウ糖果糖液糖」、果糖が多いものを「果糖ブドウ糖液糖」と言います。 これらの問題点はピュアで吸収の良すぎる甘味のため、砂糖よりも急激に血糖値を上げるということでした。しかし、とにかく驚くのはその含有量です。例の「食品の裏側」の安部司さんによると500mlのペットボトル中、なんと10%以上も異性化糖だっていうんだから驚きです。酸味料とかが入っているから、甘さを感じにくいんですね。こんな量が入っていれば、間違いなく血糖値は急急急上昇!缶コーヒーや缶紅茶にはこれじゃなくて砂糖が入ってる場合が多いですが、これは異性化糖が熱に弱いからなんです。ただ、コーヒー紅茶にも砂糖が角砂糖4個~6個分も入ってるそうなので、これはこれですごい量です。血糖値が急激に上がると、「糖化作用」が起こります。これは糖が体のたんぱく質と結びついて炎症を起こす現象と言われます。糖化作用が血管で起こると血管はボロボロになっていくことは、糖尿病の症状として有名ですが、病的に高血糖じゃなくても、日常的に血糖値が急激に上がるものばかり食べていることでも、全身に炎症反応が起きやすく、活性酸素が発生してこれが組織を傷つけて老化を促進するということがささやかれているんです。この現象が肌のたんぱく質で起こると、コラーゲンは弾力を失ってシワを発生させ、シミの元になるリポフスチンを作るそうなのです。急激に血糖値が上がると、そのあとはインスリンがスパイクして低血糖。いつも体がだるく、キレやすいというような子供さんの症状は案外ドリンクが原因であることも多いそうです。異性化糖には、ほかに「高果糖液糖」というほとんどが果糖のものや、「砂糖混合異性化液糖」という砂糖を混合したものがあります。こないだコンビニで調査したら、結構この「高果糖液糖」というのがドリンクによく見受けられます。これまでこのブログでは、果糖のGI値が22と低いため、果糖ならなんでもOKなような印象を与えてしまったかもしれません。私もたまに自然食品店にある「果糖」と書いてある白い粉糖を見ては「これはどうなんだろう?」といつも悩んでいました。もしかしたらドリンクの裏を見て「果糖だから安心」と思う人もいるかもしれませんね。しかし、これはあくまでも果物として食べる時の話のようです。果物には、実はそれほどたくさん果糖が入っているわけではありません。例えばみかん100g(中1個)で糖質は11gですが、これも全部が果糖ではなくて果糖、ショ糖、ブドウ糖が含まれています。林檎やナシ、スイカなどは果糖の比率が高く、ブドウ糖と果糖が同じくらいの量なのはいちご、ぶどうなど。比較的ショ糖が多いのはみかん、オレンジ、バナナ、パイナップルなど。しかし果物はパイナップル、ドライバナナの65(中GI値)を除いて、どれも低GIです。糖質が一番多いバナナですらGI55で、みかんは33ですから、よほど食べ過ぎない限り、問題ないわけです。しかし、高果糖液糖は500mlのペットボトル中60gくらい入ってるそうなんですね。これはかなりの量の果糖です。体じゅうで代謝されるブドウ糖と違い、果糖は肝臓でしか代謝されません。果糖は血糖値の上昇もゆるやかで、すぐ肝臓にいって代謝されるのですが、その分あまりに大量の果糖が肝臓に行ってしまうと中性脂肪を大量に作り、脂肪肝になるという実験データがあり、肝硬変になったマウスもいたそうです。ただしこれは、ありえないくらいの果糖を与えたマウスの実験です。果物を食べると、むしろ中性脂肪が減少するというデータ(こちらをご覧下さい。)があるくらいなので、果物を適量食べてる分には心配ありません。しかし果物じゃなくて、高果糖液糖や、白い果糖の粉をあまりバンバン摂っているというのは、やばいのではないかと思います。そういう意味ではGI25のアガベであろうとも、やはり摂りすぎは禁物というわけです。それにGIが低いものでも、量をたくさん摂りすぎると数値が上がってしまうので、とにかく何にせよ食べすぎはよくないっちゅーことですね。ドリンクを買うときは裏を見よう!ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖にご注意!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年03月17日
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またまたお久しぶりになってしまいました。現在休みの日や夜は、6月に出る筑摩書房の本の原稿を必死で書いています。締め切りは7日だったんですが土日は筑摩は休みなので、今日中に送れば大丈夫ということで、最後のあがきをしています。連載の書籍化なんですが、かなりいろいろ書き足し、ものすごい情報量になっています。今まで書いた事がないような新情報もたくさん書きました。今度はものすごく文字が多い本なので、鬼道を進んでいる方や、とにかく究極の情報が欲しい方にもとても満足して頂ける本なのではないかと思います。医師の鶴見先生にも送付して見てもらったんですが「まるで総合健康辞書の決定版ような本だ」と言われました(笑)ところで最近、私の中で生ワインがブームです。ワインって生に決まってるだろ?って思っている方がいると思うんですが、高級ワインにはさすがに加熱殺菌はあまりないようですが、安価なワインは60度で加熱殺菌されているものも、実は結構あるんです。特に「酸化防止剤無添加」とか書いてある安い日本のワインは、かなりの確率で加熱殺菌されているそうです。低温殺菌の歴史は実はワインから始まりました。フランスの細菌学者パスツールがワイン業者から「ワインがすぐに酸っぱくなって味が悪くなるのをどうにかしてほしい」との要請を受け、いろんな試行錯誤の結果、60度で30分加熱処理をすること考え出しました。この60度という温度は風味への影響を出来るだけ食い止めるギリギリの温度だそうです。この方法はパスツールの名をとってパスツライゼーションと呼ばれています。フランスでは現在ではワインへの加熱殺菌は禁止されているとのことですが、ワインを低温殺菌するというのは実は歴史のあるオーソドックスな方法みたいです。しかも通常は亜硫酸塩などの酸化防止剤が必ず入っています。微量なので問題ないとされますが、まぁ毒物です。なんのために入れてるかというと、酸化を防ぐのもありますが発酵を抑制するためです。そのままにしとくと酵母がワインの糖分を食べて発酵が進み、スパークリングワインになっちゃうからなんです。ワインの中の酵母を濾過し、さらに酸化防止剤を入れて微量に残留している酵母の働きを抑制し、雑菌の繁殖を抑え、酸化を防止して流通に耐えうるようにしてあるんですね。ただ、オーガニックワインに入っている亜硫酸塩は通常のワイン3分の2くらい。日本の一般的なワインの3分の1以下です。そのせいか酔い方が優しく、オーガニックワインも好きなのですが、酵素マニアの私としては日本酒で言う「むすひ」のような発酵し続ける酵素ワインはないものかと思っていました。もちろん、あとから炭酸ガスを注入しない本物のスパークリングワインがそれなんですが、開けたら全部飲まないとおいしくなくなるし、しかもたいてい酸化防止剤は入っています。そして出会ったのが、生にごりワインです。瓶の中で酵母がぎりぎり生き残り、酵素たっぷり!加熱されていないのは当然ですが、濾過されていないので酵母がそのまま生きて残り、しかも酸化防止剤無添加。まさに酵素ワイン!濾過されていないので、食物繊維、ミネラル、ブドウの有機酸、酒石酸、クエン酸、アミノ酸などの有効成分がそのまま残ってるんです!発酵がまだ進んでいるので微妙に微炭酸。温度を0℃~5℃で保存しておかないと、さらに発酵が進んで炭酸ガスが発生し、開栓する時にむすひのように一気に中身が噴出してしまうことがあるそうですが、温度管理がちゃんとしてあるためか、微発泡ですんでいます。この井筒にごり生ワインはオーガニックではないのですが、とにかくフレッシュで飲んだ事のないおいしさです。アルコール分12%なんですが、アルコール感をあまり感じず、一瞬ジュース?って思うほど。酔い方もめちゃめちゃ優しいですよ。(追記)限定品のため、上記リンク先のショップのがすぐ売り切れになってしまったようです。もう一店舗貼っておきますね。すみません、書きたいことがいっぱい溜まっているんですが原稿がやばいので今日はこれにて。酵素ワインはとにかくフレッシュで、信じられないおいしさ!原稿のラストスパート頑張ります!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年03月09日
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こんにちはー!早く更新したかったのですが現在締め切りに追われていて、なかなか書く時間がありませんでした、ごめんなさい。WEB筑摩の連載が6月に書籍化されることが決まったんですが、1年が経過しているのでいろいろ書き足したい事がどんどんと増えて止まらなくなっていて、その締め切りが7日なんです。かなり濃い内容なので、ぜひ楽しみにしていて下さい!それから1冊目の「アンチエイジングの鬼」の本が、現在とても入手困難になっていてご迷惑をおかけしております。アマゾンにも楽天ブックスにもなく、書店にも品薄ということでこのたび4刷り目の増刷が決まりました。とりあえずはいとうゆき先生の酵素レストラン「ベジパラダイス」に15冊サイン入りで置いてありますので、お急ぎの方は寄ってみて下さいませ。さて、世の中にはマヨネーズ好きなマヨラーが多いと聞きます。そこで今日はマヨネーズについて書いてみたいと思います。マヨネーズは実はほとんどが油!通常75%~80%くらい油です。油の摂りすぎも気になるし、油を生鮮食品と考える私としては酸化も気になるし、それ以上に何の油なのかも気になるし、どんな鶏の卵かも気になります。おまけに砂糖が入っているもの、化学調味料、添加物が入っているものも結構あります。そんなわけで、全国の鬼のみなさまは、マヨネーズにはぜひ注意深くなって欲しいと思うんです。しかしあのクリーミーな、なんともいえない味わいはマヨラーならずともやはりたまには食べたいのではないでしょうか。そこで私がたまに作るのが豆乳マヨネーズ。作り方は結構簡単で、味はマヨネーズにも近く、ひけをとりません。豆乳マヨネーズのほうが卵のマヨネーズより油が少なくてすみます。材料原豆乳(お豆腐が作れちゃうそのままの豆乳です)100CCなたねサラダ油(鹿北製油のがおすすめ) 80CC~90CC林檎酢(木村さんのにごり林檎酢がおすすめ) 大さじ1塩 小さじ1蜂蜜(アンディーノハニークリーマー) 小さじ4分の1マスタード、こしょう 少々(お好みで)1、豆乳、塩、こしょうをミキサーにかける。これだけでも、すでにふんわりしてクリーミーになる2、1をボウルに移す。なたねサラダ油を少しづつ入れて攪拌する。3、続いて林檎酢を少しづつ入れて攪拌する4、蜂蜜、マスタードを入れて攪拌する注意点は油はサラダ油でないと、めちゃめちゃ臭くなります。マヨネーズに関しては油は精製されているほうがいいみたいです。あと豆乳は100%国産大豆で、遺伝子組み換えでないもので、出来たら無農薬のものなら最高。このままドレッシングにも、和え物にも使えます。酸化も気になるので、冷蔵保存で3日以内に使いきりましょう。私がマヨネーズ作りに使用している油です。すごいのは国産の無農薬のなたねの圧搾法の一番絞りオイルであること。低エルシン酸であること。化学物質、添加物をいっさい使用しないこと。トランス脂肪酸がなんと0.1%以下であること!酸化に強いオメガ9であること。国内を見渡してみても、これ以上のなたね油は見出せません。それから豆乳マヨネーズに比べ油が多いものの、手作りなら卵を使ったマヨネーズもそう悪くありません。ただし、良質の有精卵が手に入るかどうかが鍵です。平飼いで、抗生物質が与えられていない、遺伝子組み換え飼料などを与えられていない鶏の卵が良いと思います。材料良質な卵の卵黄 1個なたねサラダ油 170CC林檎酢(米酢でもOK) 大さじ1~2塩 少々こしょう 少々マスタード お好みで 私は大さじ1くらい1、ボールに卵黄、塩、こしょう、酢、マスタードを入れて手早く泡だて器でかき混ぜる。電動ハンドミキサーがあれば楽です。2、1になたねサラダ油を少しずつ少しずつ少しづつ入れて混ぜる。一度に入れると失敗するので注意して下さい。これも3日くらいで使い切るのがいいでしょう。マヨネーズは油が多いため、こだわり出すと手作りが一番。しかし、市販品でもかなりこだわったものが存在しています。それが松田のマヨネーズ。ご存知の方も多いと思います。松田のマヨネーズには、豆乳を使った豆乳マヨネーズ「とうにゅうず」と、卵のマヨネーズの「松田のマヨネーズ」があります。まず「とうにゅうず」。原材料 国産なたね油、国産大豆豆乳、純りんご酢、自然塩(海の精)、蜂蜜、味噌、マスタード、コショウ。これは油分が64%。すごいのは豆乳が100%国産の無農薬の豆乳であること。ヤマキ醸造さんの豆乳です。(ヤマキ醸造の方ともお話しましたが、ここのこだわりはすごいです。豆乳、味噌以外に野菜の販売もしているんですが、すべて有機自然農法。日本の有機農業の父とも言える須賀さん親子の野菜なんです。有機と言っても玉石混合ですが、須賀さんは本当の意味での有機農業。動物性堆肥はいっさい使わず、少量の植物性発酵堆肥のみだそうです。)油は米澤製油のなたね油で、国産の無農薬なたねの圧搾法抽出。ただし、米澤は鹿北よりはトランス脂肪酸が多くて1%。これが鹿北のだったら言う事ないんですが、そしたらこの値段ではすまないでしょう、千円行くかもなー。蜂蜜も100%国産の萩原養蜂所の百花蜜。林檎酢に使われる林檎も農薬を使わない時期を長く設定し、その時に収穫して水洗いして酢にしているとかで、相当こだわってますよ。味噌が入っているんですが、これがなんと松田のマヨネーズの社長さんが自分で畑で作っている無農薬栽培の大豆!社長さんは自分で食べる野菜はすべて自分で作っているそうで、お米も無農薬で作っていてその米で米麹を作り、それで味噌を作ってこれがとうにゅうずの原料になってるんですって!いやー、松田のマヨネーズのこだわりは、相当ハイレベルです。卵のほうのマヨネーズも、卵にこだわっています。平飼いで走り回っている健康な鶏で、抗生物質不使用。飼料には遺伝仕組み替え作物や、ポストハーベスト使用の作物は使わないとのこと。ただしこちらは米澤のオーストラリア産なたね油だそうで、非遺伝子組み換えですが、無農薬どうかは定かではないそうです。油分は75%。原材料 食用なたね油、卵、りんご酢、食塩、蜂蜜、香辛料参考までに市販されている超メジャーなマヨネーズの原材料を書いておきましょう。商品A食用植物油脂(菜種油、コーン油)、卵、醸造酢、水あめ、食塩、調味料(アミノ酸)、レモン果汁、香辛料商品B 食用植物油脂、卵黄、醸造酢、食塩、調味料(アミノ酸)、香辛料この両方に入っている調味料(アミノ酸)というのがいわゆる化学調味料で、怖いくらいにあらゆる加工品に使われています。グルタミン酸ナトリウムが代表的ですが、イノシン酸、グアニル酸などを精製したうまみ成分のかたまりです。コンビニのおにぎり1つにもなぜか使われています。 グルタミン酸ナトリウムとは?グルタミン酸ナトリウムに慣れている舌には、もしかしたら松田のマヨネーズや手作りマヨネーズが、なんだか物足りなく感じることでしょう。私も26才の頃、はじめて食べた時はそうでした。ところが生活の中から化学調味料、だしの素をどんどんと排除して14年。久しぶりに買ってみた松田のマヨネーズやとうにゅうずは、まったく違和感なく普通においしかったです。味覚が正常化したんだなー♪うちの息子は、豆乳マヨネーズに少ししょうゆをたらしたものを添えると、大根やきゅうりのスティック野菜を、どんどんと際限なく食べてくれます。ドレッシングじゃここまでは食べてくれないため、嬉しいです。しかし、マヨネーズはこのようにほとんどが油。カロリーも高いので、くれぐれも食べ過ぎに注意して下さいね。鬼としては、時々手作りして食べるくらいがいいのではないかと思っています。さよなら(アミノ酸等)!!真のマヨラーにこそ、チャレンジしてもらいたいマヨネーズ革命です!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年03月02日
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