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みなさま、こんにちは。6月に発売すると言っていた私の新刊「エイジレス魔女の作り方」ですが、途中で大幅に書き足した章などがあり、若干伸びまして7月10日に発売する事となりました。(追記)上の画像にはまだ帯がないですが、帯付きはこんな感じです↓現在、上記楽天ブックスさんをはじめ、アマゾンやその他ネット書店にて予約受付中です。地方の本屋さんには7月10日になっても、ない場合がありますので、本屋さんにてご予約頂けると幸いです。去年1月から今年1月にかけて「WEBちくま」という筑摩書房さんのWEBサイトで月2回連載させて頂いていた文章の書籍化となります。ただ、出版にあたり中身を相当精査しなおし、大幅に書き足したり、イラストが加わったりしましたので、かなり印象は変わっていると思います。腸の美しさが若さの決め手!酵素ってすごい!ファイトケミカルで細胞をサビから守る!老化の速度を左右する油の話魔女の好物 食べる美容液魔力を衰えさせる犯人は?オーガニックできれいになる!錆びないために避けるべきもの血糖値急上昇がシミとシワを作る!?若返るためのミネラルマジック毒素排泄作戦!不老の秘密は美しい背骨にあった!正しい姿勢と丈夫な骨のためにノン合界ノン合成ポリマー主義オイルと精油のマジック光老化をブロックする!!女性ホルモンと卵巣成長ホルモンでお肌をプリプリにする!エイジレス魔女の真の敵とは?細胞の寿命の延ばし方これまで書いてきたおなじみのテーマも多いですが、特徴としてはかなり文章量が多く、細かいことまでコテコテに書いているということです。これまでと違い、文字数の細かい制限がほとんどなかったので、本当に自由に好きなだけナチュラルアンチエイジング研究レポートを目一杯書いた!という感じの本です。一度こういうのをやってみたかったんです!240ページたっぷり書いています。前回のレシピ本で「もう少し文章が読みたかった」という感想をもって下さっていた方には、まさに堪能して頂けるのではないかと思っております。ところでこの6月24日に、ついに40歳になりました。40歳になったから、突然大きく何かが違うというわけでもないですが、孔子いわく、いよいよ不惑の40歳。次の節目は天命を知る50歳。それまで気合いを入れて、元気に頑張っていきたいと思っています。現在のところの、私のナチュラルアンチエイジング生活の集大成「エイジレス魔女の作り方」、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年06月27日
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みなさま、こんにちは。毎日すっきりしないお天気が続き、体調を崩している方も多いようです。低気圧になると自律神経の副交感神経がとっても優位になるという安保理論を、こんな時痛感します。昔痛めた場所が痛くなったり、腰痛が再発したり、頭が痛くなったり、理由もないのに気分が落ち込む人もいるかもしれません。そんな時は、好きな香りでアロマテラピーをしたり、ハーブティーを飲んだり、オイルマッサージやカイロプラクティックなどのボディケアを受けに行くなどして、うまく体調を整えてみるのがおすすめです。先日参加させて頂いた抗加齢医学会の発表でも、香りと心についての面白い実験結果の発表がありました。「心と呼吸とアンチエイジング」の昭和大学の本間先生、「食品による脳のアンチエイジング効果の客観的評価」の杏林大学の古賀先生の発表です。本間教授は喜怒哀楽の感情と呼吸がどんな関わりをもっているかを、EEGという脳波から脳内活動部位を推定する機械を人間につけて、呼吸と同時に活動する部位を調べたそうなんですね。不安と呼吸の関係、快、不快の香りと呼吸の関係など、いろんな実験を行ったそうです。その結果分かった事は「情動」の中枢は脳にある「扁桃体」周辺なのではないか。つまり、心とは「扁桃体」にあるのではないかと。しかも「呼吸」と「情動」というのは連動して変化しているということなんです。扁桃体は大脳辺縁系という原始脳の部分にあります。分かりづらいですが写真の少し色が濃くなっている脳の中心部分全部が大脳辺縁系で、馬の足のようなところが記憶を司る海馬、そのすぐ前の小さい種みたいなのが扁桃体です。EGGを頭につけて予期不安の実験をしたそうです。指に電極をつけてビリッとくるのが「いつくるかいつくるか、、」というような状況を作ります。不安を感じたら何度でもボタンを押すというルールにしているのですが、不安度の高い人は呼吸が変動しやすく、非常に浅い呼吸となることが分かりました。これも、呼吸に比例して不安電位が生じているんですよね。この不安電位を減らすには、ゆっくりと深い呼吸をすると減るそうです。また、ラベンダーなどのよい香りの精油を被験者に嗅がせると、非常にゆっくりとした呼吸になって呼吸数が減ります。逆に生ゴミなどの嫌な香りを嗅がせると、呼吸数が増えて、不安電位も増強します。非常に面白いなと思ったのは本間教授は「能」のシテ方(主役)を被験者に実験し、顔に表情をとらえるための装置をつけて、頭にはEGGもつけて呼吸数と脳波と脳の活動部位を観察したそうです。「能」のシテ方はご存知のように、無表情の面をつけて演じ、セリフはありません。そして実際演じている時、大きく表情の変化もないそうです。ところが実験により、なんとシテ方は「呼吸」だけが変化していることが分かりました。感情が大きく動くような場面では呼吸だけが浅く激しく変化し、おだやかな場面では呼吸だけが深くゆっくりとなります。しかも、すべてにおいて「扁桃体」部分が呼吸と連動して大きく活動していたそうなんです!昔、一度だけ京都で薪能を見てひどく感動したことがあります。私はその時劇団員だったのですが、能楽はあるものの、この無表情でセリフのない演者の何がこんな凄みを生み出し、感情をお客様に伝えられるのか不思議に思いました。しかし面も面の下の顔も無表情でも、呼吸は場面にふさわしく変動し、しかも脳の扁桃体も実は大きく変化していたというわけなのです。能の魅力というのは、大きな表情が隠されれば隠されるほど、面の下の見えない波動がパワーを増し、観客の感性が研ぎ澄まされ、より深い感動を生むということなのかもしれませんね。能の件はさておき、呼吸というのが人間の心と密接に連動していることが、これではっりしましたね。本間教授によると、深い、ゆっくりとした呼吸で何かを心配しようとしても、なかなかうまくいかないそうです。マイナス思考に陥りがちの方は、好きなアロマの香りを嗅いだり、深い呼吸をゆっくりするというのを習慣化してみるといいかもしれません。また、いろんな香りの脳への効果を実験なさっている杏林大学の古賀教授のお話では、香りというものは人間の五感の中でも、脳の新皮質を通さず、脳の大脳辺縁系に直接伝わるという特別な感覚であり、大脳辺縁系は本能と結びついている場所なので、心にも大きく関わるとのこと。確かに、さきほど心のありかとして出てきた「扁桃体」も大脳辺縁系にありますからねー。古賀教授は被験者に脳波測定装置を着け、ラベンダーなどの良い香りの精油と履き古した靴下に似たいやな香りを嗅いでα波の出方を測定するなど、さまざまな実験を行ってきたようです。良い香りではα波が脳に現われてリラックスしますが、嫌な香りを嗅がせると、すぐα波が消えてしまうようです。うまくリラックスし、ストレスを軽減する事は血流を良くし、テロメアの長さを温存させ、アンチエイジング的にも欠かせません。講演で面白かったのはコーヒーも豆の種類によってα波が出るものと、変化がないものに分かれるということ。実験で使用したコーヒー豆は、ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類。このうちα波が増えたのは、ガテマラとブルーマウンテンで、その他はほとんど水を飲んだ時と変わらないんですよね。要するにリラックス効果があるのは、香り高いコーヒーであるということが言えるようです。しかも焙煎は深炒りのほうが、よりリラックス効果が高いそうです。飲みすぎると胃に負担を与えたり、鉄分の吸収を阻害することが懸念されるコーヒーですが、たまに飲むなら香り高いコーヒーがよさそうですね。また、これは今回の講演で言っていたのではないのですが、古賀教授の検索をしていてこんな記事を見つけました。2004年7月8日の読売新聞の記事です。 「雨時に発生しやすいカビのにおいは、それに慣れてほとんど感じなくなっても脳にストレスを与えていることが、杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らの実験でわかった。高温多湿の時期には、カーテンやソファなど布につくカビからもにおいが出やすい。研究チームは「長時間過ごす居間などで、自覚はなくても、くつろいだ気分が妨げられている可能性がある」としている。実験は、成人男女10人に、カビのにおいをつけた水と、無臭の蒸留水の入った試験管を、くつろいだ状態で30分間かいでもらい、脳波を記録した。人間は、同じにおいをかぎ続けると数分で慣れ、カビの場合でも、ほとんど自覚しなくなるとされる。しかし、実験の結果、カビ臭をかいだ時は、脳のリラックス度を示すアルファ波の出る割合が、参加したほぼ全員で、約3分の2まで減った。蒸留水ではほとんど変化がなかった。古賀教授は「自覚がなくても、脳はにおいに影響を受けていることが明らか。逆に良い香りなら、ほのかでも緊張をほぐすのに効果があるのではないか」と話している。」 うわーーー!例え臭いの自覚がなくても、カビの臭いはこんなにリラックスを妨げているなんて!この季節、なんだか調子が悪くなるのは、もしかしたらそのせいもあるのかも?ここは抗真菌(カビ)作用の高い精油の力を借りたいところ!ラベンダー、ティートリー、レモングラス、シダーウッド、ゼラニウム、ローズマリーシネオールなどが効果的です。カビ除けスプレーの作り方1、スプレー容器に無水エタノール10ml入れ、そこに精油を12滴を入れ、よく混ぜあわせます。(気に入った香りを1種でも、ブレンドしてもOK)2、1に精製水50mlを加えて、よく混ぜあわせます。3、掃除をしたあと、室内にスプレーします、使う前にはその都度よく振って下さい。 うまくリラックスすることは、アンチエイジング的にも重要。香りと脳と呼吸がこんなにも繋がっているなんて!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年06月23日
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みなさま、こんにちは。さっそくですがお知らせから。今発売している雑誌「からだにいいこと」8月号にて「知らずに過ごすとガクッと老ける!35歳からは「やってはいけない」夏の美容常識」という特集で登場させて頂いています。当たり前だと思っていることが実は間違いだったり、意外な事実が書かれている記事ですので、よかったら読んでみて下さいね。ところで、加圧トレーニングには結局行っているのかと、患者さんによく聞かれるのですが、実は時間がなくてまったく行けていません(涙)しかし年齢と共に代謝が落ちてくるのは確実だし、筋力低下防止、成長ホルモン分泌を考えても、ストレッチや、家で出来る軽い筋トレ(これらは7月上旬に発売する筑摩の本に書きました)、チベット体操以外に、もう少しアクティブに体を動かしたほうがいいのは確実です。そこで1ヶ月ほど前からジョギングを始めました。これなら思い立った時に出来て、しかもジムに行かなくていいし時間も短くてすみます。忙しすぎる私にはこれが一番継続可能なことだと悟りました。ジョギングと言っても15分~20分程度で、約2.5kmから3kmくらいの距離で、かなりゆっくり走っています。あまり過剰に運動すると活性酸素が増えすぎて問題なので、無理はしません。走ったあとは約10分程度ウォーキングし、その後ストレッチします。しかし驚いた事に始めた日の次の日は、お尻、太もも、お腹が全部筋肉痛で、階段がうまく下りられなかった程でした。筋力が弱っていることを痛感すると共に、引き締めたい箇所ばかりが筋肉痛になったので「これはいい!」とはまりました。筋肉を休ませて修復するために、3日に1度のペースで続けています。時々あいてしまうこともあるんですが、3日以上あけると、また少し体力が低下してて、苦しさを感じるので、なるだけあけないようにしたい感じです。この距離に慣れてきたら無理のない程度に少しづつ増やしていこうかなと思います。体脂肪は有酸素運動20分で初めて燃え始めるというのがこれまでの通説でしたが、昨日のテレビ「新常識スペシャル」でウォーキングスタート後、約2分で燃え始め、その後ウォーキングをやめるまでずっと燃え続けているという実験をやっていました。ただこの時、食後時間がそんなに経っていないと糖の代謝が優先されて、そのあとじゃないと脂肪が燃えないわけなので、糖が減少している食間の時の結果みたいですけどね。燃え始めるというだけで、やはり長く歩いたほうが効果的だとは思いますが、とにかく少しでもやりはじめる、そして継続するということが大切なんだなと思いました。もちろん加圧トレーニングも、筋肉に負担をあまりかけずに大きく筋力アップ出来る点や短い時間で効果が高い点、大量の成長ホルモン分泌などすばらしい面はたくさんあると思います。ただ、問題点として、、、●「血栓生成」の危険性が、理論上ゼロではないこと。●「静脈血流のみが強く制限されるように加圧する」という定義は要するに「鬱血状態」であることなどを指摘する専門家もいますし、特許があるせいかトレーナーになるのにかなり高額な講習料が必要なこと、トレーニングするのもそれに比例してやはり高額であることなどを考えると、もう少し料金体系の改善や、さらに詳細な医学的な研究報告を待ったほうがいい気がしています。加圧トレーニングの研究をしている東大の石井教授も、学会雑誌「アンチエイジングメディスン」の4月号にてこう語ってらっしゃいます。「低負荷強度での加圧トレーニングで肥大した筋では、腱などの結合組織の弾力強度は十分増加していないようです。したがって、全身的な抗加齢を考えたら加圧トレーニングで十分と考えるのではなく、活動的な日常生活を取り戻したり、定期的な運動を実践したりするための「きっかけ」あるいは「コンディショニング」として有効に利用するとことが重要であると考えます」これを要すると、筋肉は増強するけれどもその他結合組織は、本当に筋に負荷をかけて運動するほどは発達しないということなんです。この文章をよく読むと「きっかけ」っておいおいと、、、、その割には高額だし、ちょっと考えてしまいました。しかし実際血栓による健康被害の報告は開発者の佐藤さん以外今のところないそうなので、まず大丈夫だとは思いますし、コンディショニングとして、トレーニングの一つとして考えるなら悪くないと思います。が、私自身は今のところジョギングかな。先日の抗加齢医学会では、運動すると長寿遺伝子とミトコンドリアが活性化するということが言われていましたが、東邦大学医学部教授の有田先生は、メラトニンとセロトニンの観点から運動する事の効用についてのべられていました。あまり知られていませんが、睡眠を誘発するメラトニンという脳内ホルモンは、活性酸素を処理する作用もあります。その効果は、なんとビタミンEの約2倍だということです。また、メラトニンが十分分泌されるから深く眠ることが出来るので、要するにメラトニンが十分分泌されて深い質のよい睡眠をとると、成長ホルモンも出て、細胞も十分修復されるという二重のアンチエイジング効果があるというわけなんです。メラトニンは、脳内ホルモンのセロトニンから合成されます。うつ病の方の脳ではセロトニンのいちじるしい減少が見られることから、うつの改善にもセロトニンの正常な分泌は重要です。セロトニンは朝起きて、活動し覚醒している間中、脳全体に分泌されているのですが、分泌されていると大脳の覚醒レベルが上がり不安や緊張などのネガティブな感情を改善し、自律神経を活動にふさわしい交感神経にちゃんとシフトさせてくれます。おまけに抗重力筋の刺激を強め、背筋をしゃっきりさせ、顔のたるみを防ぐ効果があるそうなんです!!具体的には朝6時から夕方18時までがセロトニン分泌タイム。18時から翌朝6時までがメラトニン分泌タイムですが、メラトニンの分泌量は子供の頃が最ピークで、20歳以降になると急激に低下します。お年寄りが寝ている途中に起きてしまったり、寝つきが悪くなりがちなのは、メラトニン分泌の低下が原因の一つだとも言われているんです。メラトニンの分泌は午前0時~2時くらいがピークで朝に近づくほどに分泌が減るため、同じ7時間寝ても0時になるのと夜中の3時から寝るのとですっきり感が違うのはこのせいもあるんでしょうね。セロトニンが昼間十分分泌されると、日没後このセロトニンを原料に、今度はメラトニンが十分作られます。要するに、日中どれだけセロトニンを分泌させるかが、メラトニンを増やす鍵でもあるのです。有田先生の実験で、セロトニンの分泌を増やすことが証明されている方法を紹介していました。●太陽の光を浴びる事●歩行リズム運動●咀嚼リズム運動●呼吸リズム運動具体的には朝、カーテンをあけて朝の光を浴びる事(網膜への光刺激)、一定のリズムをともなったウォーキング、ジョギング、スクワット、自転車を漕ぐこと、歌を歌うこと、ガムを噛む事、呼吸法、読経などが効果が高いそうです。呼吸法というのがなぜいいかというと、具体的には「腹筋の収縮を伴うリズムのある呼吸」というものに、セロトニンを活性化する効果があるそうなんです。だから読経というのも、歌を歌うというのも、口先だけでは効果半減で、腹の底から声を出すということが大切なんですね。リズム運動したあとというのは約2時間セロトニンの血中濃度が増えているそうです。毎日やっているとセロトニンの感受性が高まり、より分泌しやすくなるそうで、有田先生によると一日30分を毎日やるというのが効果的だとか。ウォーキングも15分後からセロトニンが出始めるようです。脂肪は2分で燃焼しはじめるとしても、セロトニンを考えるとやはり15分以上はやりたいところですね。毎日ジョギングというのはきついので、私はスクワットやチベット体操なども併せて継続します。ちなみに、これは有田先生が言っていたことではないですが、あの「貧乏ゆすり」というのも立派なリズム運動なんですって。見ていてあんまりいいものじゃないですが、不安や緊張やイライラが高まった時に、体が無意識にセロトニンを出そうとしているのかもしれませんね。ちなみに、セロトニン、メラトニンの原料はアミノ酸のトリプトファン。ビタミンDも合成に関わります。かつお、まぐお、豆腐、バナナなど。私のアンチエイジングの鬼レシピにも快眠レシピとしてかつおを使ったものを載せています。リズム運動で、セロトニンを増やしてたるみ撲滅!そしてメラトニンでぐっすり眠って、抗酸化!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年06月16日
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みなさん、こんにちは。さっそくですが、一点お詫びと訂正があります。5月13日のブログ「脱ポリ、合界、ナノ粒子!」という記事の中でご紹介したナチュラピュリファイさんのパウダリーファンデーションに使用されている酸化チタンが、35nmのナノ微粒子であることが分かりました。ブログを書く前にメーカーさんに電話で確認した時に、電話口に出られたスタッフの方は「ナノ粒子の使用はいっさいありません」という回答だったのですが、その後雑誌の連載に書くのに、念のためもう一度確認したところ、他の商品にはいっさい100nm以下の粒子は使っていないけれど、パウダリーの酸化チタンだけは35nmであることが分かりました。昨日藤田社長ともお話したのですが、最近ナノ粒子(100nm以下の微粒子)に対する問い合わせも増え、安全性もはっきりしていないため、現在パウダリーファンデも100nm以上の粒子に切り替えようと試作品を作っている段階だそうで、遅くても今年の9月、10月あたりにはチェンジする予定だそうです。しかし、そうすると現在のSPF15という数値を出すのは難しく、出そうとすると昔よくあったファンデのように白浮きする使用感の悪いものになるため、ファンデーションのSPF値を10以上にするのはむつかしいとのこと。その場合は日焼け止めをしっかり塗ってもらう形になるようです。要するに現在一般に流通しているSPF10以上のパウダリーファンデというのは、ほとんど全部ナノ粒子だと考えて間違いないようです。だいたいは50nm以下で、20nm以下というのも結構多いそうです。もしナノ粒子ではなく、しかもSPF10以上だとしたら、それはかなり使用感の悪い白浮きしたファンデのはずだということです。藤田社長はスタッフの教育をもっと徹底し、今後は分からないことに対して開発に相談なく回答する事のないように勤めると恐縮してらして、ほんとに真面目で誠実な方で、お話していて心を打たれました。キャリーオーバー成分についても、すべて表示している姿勢といい、ナノ粒子への対応といい、ほんとにすばらしい方だなと思いました。しかしながら、私の記事を見てパウダリーファンデを購入した方がございましたら、本当に申し訳なく思います。重ねてお詫び申し上げます。あと、お知らせですが今発売している雑誌「Bagel(ベーグル)」の7月号に、「ブログアンチエイジングの鬼 きれいをつくるお取り寄せ」というタイトルでカラー2ページにわたって、食材とコスメを紹介しています。まだブログに紹介していない、パックなど、どちらかというとプラスケア的なコスメが多いので、よかったら見て下さいね。さて、今月の6日7日と第8回日本抗加齢医学会 総会テーマ「アンチエイジングを科学する」に行ってまいりました。4月から正会員になり、初めての出席だったんですが、朝の9時から夕方5時半までびっしりと興味深いセミナーと発表が続きまして、ほんとに充実した2日間でした。セミナーの演者の方々は、順天堂大学の加齢制御医学の白澤教授をはじめ、同志社大学のアンチエイジングリサーチセンターの米井先生やら、長寿遺伝子を研究なさっているワシントン大学の今井先生、活性酸素に詳しい慶応の伊藤先生、ミトコンドリアに詳しい大阪市立大学の井上先生や、ビタミンCが老化に関係することを初めて突き止めた東邦大学の石神先生など、その他形成外科の方や美容皮膚科の先生方、更年期問題、脳の専門家の方や、東京都老人総合研究所の方など本当に幅広い分野の専門家の先生の、すべて実験データつきの発表の数々!その中でも一番ぶっとんでいたのは、西野流呼吸法で有名な西野塾の西野皓三さんの講演。ワシントン大学で、西野流呼吸法で得た「気エネルギー」がミトコンドリアや肝癌細胞などにどのような影響を及ぼすかを、実験し肝癌が消えたり、ミトコンドリが活性化したという結果が出て、これがオックスフォード大学出版のECAM誌にも掲載されているそうなんですねー私の中では、今学会の一番のトピックは「ミトコンドリア」だったように思います。ミトコンドリアは細胞に住む小器官です。ミトコンドリがいるから私達は生きていけます。しかしミトコンドリアはエネルギーの代謝過程で活性酸素を出すので、過剰活性することは問題だとされてきました。しかし最近では「高効率のミトコンドリア」という概念が出てきて、効率的にエネルギーを代謝し、ミトコンドリア内の抗酸化物質を活性化して活性酸素を消去出来るというスーパーミトコンドリを増やすということが注目されています。これについては、またじっくり書こうと思います。同時刻に4つもセミナーがある時間帯もあったので、すべてを網羅する事は出来なかったんですが、私が受けた講演は、、、6日「呼吸とアンチエイジング」「食品による脳のアンチエイジング効果の総合的評価法」「活性酸素の意味論」「抗加齢医学から加齢制御医学への潮流」「西野流呼吸法の実際と科学実証」「新たな代謝老化制御系としてのNADワールド」「女性ホルモン療法とアンチエイジング」7日「美容医学でのアンチエイジング しわ、たるみはどこまで改善するか?」「美しい肌のために 年を重ねていくために今すべきこと」「メタボエイジング カロリー代謝と酸素ハンドリングのつまずき」「特定検診の行方 抗加齢医学の役割」「更年期から取り組む抗加齢医学」発表を聞いて興味深かったこと、考えた事、日常生活に取り入れられそうな効果の高そうなことについて、次回から少しづつ書いていこうと思います。コスメの紹介もまだ全部終わっていないし、他にも書きたい事がたくさんあるんですが、とにかく時間がなくてなかなか更新出来ないのが残念!ブログをスタートして約2年半。総アクセス数も400万HITとなりました。スローな更新にもかかわらず、いつも応援クリックをして下さるみなさま、この長くて、くどいブログを読みに来て下さるみなさまには、本当に感謝しています。これからもマイペースに続けていきますので、楽しみにしていて下さい!追記 ナチュラピュリファイさんのパウダリーファンデですが、9月10月にノンナノ粒子にチェンジするかどうかは、まだ試行錯誤の段階で、確定ではないとのことです。SPF値をなくしたとしてもパウダリーファンデでナノ粒子を使わないと、かなり白浮きするのだそうで、そうならないための商品開発は本当に大変だそうです。人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票する
2008年06月10日
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こんにちは。関東は梅雨入りし、今日も雨です。雑誌ボディプラスの私の連載「アンチエイジング 鬼の処方箋」ですが、今月のテーマは「酵素をたっぷり摂って巡りのいい体になろう」で、カラー2ページです。よかったら読んで下さいね。ちなみに来月号のテーマは「コスメ」です。さて、先日マスカラについて書いたところ、このブログを読んで下さっている香鳥さんという方からすばらしいマスカラを教えて頂きました。それがこれです。カナダのサンコートの「ナチュラルシュガーベースマスカラ」!写真右がマスカラ。全成分水、加水分解コーンスターチ、カオリン、レシチン、クエン酸、トコフェロール、グレープフルーツ種子エキス、(+/-)酸化鉄、グンジョウこれがねー、こんなノン合界、ノンポリマーでありながら、なんと全然パンダ目にならないんですよ!お湯でスルっとは落ちませんが、落とす時も個別に拭き取らずとも、洗い流すノン合界クレンジングで、そんなに苦労なくすぐ落ちます。若干ダマになりますが、かなりまつ毛にボリュームも出ますし、この成分を考えると驚異的に優秀だと思います。いやー驚きました。ついでにミネラルクリームアイシャドー(写真左)も買って見ました。これはクリームアイシャドーなんですが、ノンケミとは思えないくらいのツヤ感とキラメキ!販売元の石鹸百貨の方にカナダまで問い合わせて頂いたんですが、サンコートはすべてにおいてナノ粒子は使っていないそうです。リキッドファンデは残念ながら合界ですが、その他ルースパウダーミネラルアイシャドー、リップシマー、リキッドアイライナーなどもノン合界ノンポリマーノンタール色素で、成分は安心です。こういうメイク用品がもっと増えてくれると嬉しいんだけどなーサンコート(by石鹸百貨)さて今回は前回少しお話した、ミツロウorシアバター乳化クリームについて。ミツロウとは蜂の巣から取れる蝋でパルチミン酸メリシルが主成分、シアバターとは南アフリカにあるシアーという木の実から採れる油分でステアリン酸が主成分です。本来乳化剤ではなく「油分」ですが、ほんの少しだけ水を油に混ぜ込む乳化作用があります。このタイプのクリームは、通常水分の量が少ないため、クリームというより「バーム」であり、かなり油っぽい皮膜という感じで、テクスチャーは伸びにくい硬めのタイプとなります。メイク下地にするとよれるので、日中メイクをする方には向きませんが、乾燥しやすい目の周りや口の周り、唇などに部分使いしたりするには適しています。あとはバリアの弱っている超乾燥肌の方のお肌を守る皮膜としては、短期間ならば悪くないですが(植物成分にかぶれやすい方には向きません。)、長期的に使うと皮脂腺を退化させたり、毛穴を詰まらせたりする懸念があります。その他、乾燥で痒いという方のボディのお手入れや、硬い角質のケア、ハンドクリームなどにもいいと思います。まずは水を含んでいるタイプから。こちら、山形県のハーブ研究所スパールのローズヒップのクリーム。全成分 ホホバ油、ミツロウ、セリシン、シラカバ樹液、ローズヒップエキス、ローズ油、ゼラニウム油ローズヒップはビタミンCがレモンの20倍というビタミンCの爆弾。そこに保湿成分のシルクのセリシン、その他希少なローズの精油も配合されています。水分としては、北海道産の白樺樹液も使われていますが、白樺樹液に含まれるフラボノイドには、シワの原因になる活性酸素を消去するパワーがあると言われています。ミツロウ乳化とは思えないほど、まるでカスタードクリームのような非常になめらかな柔らかいクリームです。お次はオーストラリアのコーラルムーンのティートリークリーム。全成分 精製水、ティートリーウォーター、セサミシードオイル、ビーズワックス、スイートアーモンドオイル、ティートリーオイル、ナチュラルビタミンEオイル、ラベンダーオイル、カモミールオイル、ウィッチへーゼルエクストラクト、グレープフルーツシードエキスもう、ティートゥリーのかたまりー!!ってほどティートゥリーの香りたっぷりクリーム。ニキビや吹き出物などのトラブルスキン用。水分が多めで、こちらもとっても柔らかいんですが、全体的につけるとかなり油っぽいので、またアクネ菌のエサになってしまいそう。やはり部分使いがオススメ。ミツロウ、シアバター乳化と言えば、ドイツのマルティナのクリームや乳液も有名です。マルティナの場合は、かなり水分が多く普通に「クリーム」と言ってさしつかえないようなテクスチャーをしていますが、その分結構分離があります。あと、やはり顔全体には若干油っぽいですね。次にアグロナチュラのナイトクリームとモイスチャーミルクです。どう考えてもこの成分でこんな水分の多いテクスチャーを作るのは難しいと思うので、何度が問い合わせて聞いたのですが、ミツロウとシアバターをすごく細かくトロトロにして、頑張って攪拌して乳化してるとのことです。モイスチャーミルクのほうが気に入っています。ちなみにアグロナチュラに入っている植物エキスは、すべて水蒸気蒸留法で抽出しています。オーガニックコスメは通常たいていエタノール(アルコール)抽出で、一般化粧品はBG抽出(石油系)が大半です。BGだと防腐力が強いから腐らないので、原料としての保存が効くのでよく使われるんですよね。エタノールの場合だと、防腐的に若干弱いので原料の中にキャリーオーバー成分としてパラベンが入っているものが国内だと多いです。ただし、アグロナチュラのように水蒸気蒸留法だと揮発性のエキスしか抽出することが出来ません。だから精油などを抽出するのには、水蒸気蒸留法は向いてるんですが、植物の有効成分をたっぷり抽出しようと思うと、やはりエタノールやBGということになります。(BG抽出は鬼的には出来たら避けたいです)残念ながら水蒸気蒸留法の植物エキス(精油以外)はエキスとしての効き目は、エタノール抽出などにはやはりかなわないと思います。ただ、少しのアルコールにも刺激を感じるというタイプの方にはいいのではないでしょうか。その他、使ったことないんですが、富山のアンティアンティさんのクリームも、ミツロウ乳化タイプのクリームです。水分も入っているので、マルティナに近い感じの柔らかいテクスチャーではないかと想像しています。次に水分を含んでいないタイプです。これらはクリームというよりまさにバームですね。こちらマドンナが愛用していることで有名なエジプシャンマジッククリーム。全成分 オリーブ油、ミツロウ、ハチミツ、花粉、ローヤルゼリー、プロポリスエキス精油も入っていない、非常にシンプルなクリームです。これは、夫が冬場乾燥で肌が痒いと言い出した時に、ボディ用として大活躍しました。水分ゼロで、顔にはやや油っぽすぎる気がします。もっとシンプルなものがお好みの方には、アルガンクリーム。こちらは全成分アルガンオイル、ミツロウ 以上というこの上ないほどシンプルクリーム。水分ゼロの硬めのクリーム。精油でも荒れる、かなり乾燥する、といった方の一時的な皮膜としては悪くないと思います。水分を含んでいないミツロウクリームとしては、この他タウトロッフェンのバームがあります。こちらも水分が含んでないわりに柔らかく、部分使いとして使い心地は上々。ノン合界ノン合ポリのミツロウ、シアバター乳化クリームは、意外にもこんなにたくさん選択肢あり!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票する
2008年06月03日
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