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みなさん、こんにちは。一瞬風邪をひきそうになりましたが、なんとかプロポリススプレーと金時生姜とエルダーフラワーのハーブティーで、またもや1日で治りました。風邪らしい風邪をひかなくなって1年以上経過していることに気が付きます。寝てないとか、疲れとかはありつつも、体調不良で仕事を休んだことがないんですよ。自分でも免疫力がずいぶん上がったなーと思っています。最近自分の写真を全然載せていないので、今日は載せてみます。年末に、かなりばっさりと髪の毛を切ってしまったんですよ。書籍のイメージが強い方が見たら、だいぶ印象が違うかもです。まぁ、かなり洗うのも乾かすのも楽ですね。毛先に限定で出したヘアワックスを付けただけでまとまります。さて、前回は化粧品というのは、いったい何のためにあるのかという話を書きました。1番目の目的としては・・・・・1、良質なオイルやうるおい物質で、足りない皮脂膜や細胞間脂質、NMFを補助してバリア機能をアップさせるためというものがありました。バリア機能が良好だと、紫外線などの外界の刺激や乾燥から肌を守り、シワやシミやたるみを作りにくくなります。肌のバリアである皮脂膜と角質層のうるおい物質を補助してあげると、肌のアンチエイジングにとってとても良いのです。そのため第一義には、化粧品に含まれる「油」の種類と質が大切で、同じ化粧品に見えても、化粧品に含まれる油にはいろいろあるという話を前回後半で書きました。それを更にまとめますと・・・・化粧品に含まれる油の種類●石油から出来た鉱物油●プラスチック人工油であるシリコーンオイル●石油系化学溶剤抽出の植物油●圧搾の植物油(種や実を搾っただけの油)●圧搾のオーガニックの植物油(更にその植物がオーガニックや野生である)こういうグレードの違いがあると思います。更に言いますと、圧搾の油の中でも・・・★加熱して搾る★非加熱で搾る★搾った後に加熱して活性炭などで脱臭している・・・などいろいろなタイプがあります。加熱して搾った方が、少しはたくさん搾れるのですが、脂肪酸の種類によっては、加熱で損なわれたり酸化してしまうものもります。この時の温度も、高温~中温までいろいろあります。中温くらいなら、さほど成分の劣化がないことも多いです。でもやはりまったく非加熱のほうが、成分として損なわれるものが少ないです。しかし低温圧搾のオーガニックの植物油は、植物自体が無農薬で希少な上に、搾れる油の量も少なくなるので高額です。でも損なわれる成分がなく、フィトケミカルたっぷりな油だと思います。ただ、物によっては、中温くらいで若干加熱してあげたほうが、よいオイルになる場合もあります。今、私が作っているサンスクリーンで「米ぬか油」というのを使っているんですが、これはたくさんある成分の中の1つですが、これだけでも見つけるのが本当に大変でね。よくあるじゃーんと思うかもしれませんが、無農薬で、しかも圧搾の米ぬか油なんて、まずほとんど存在しないんですよ。世の中にあるのは、溶剤抽出の米油がほとんどです。99.9%これです。搾るんじゃなくて、米ぬかに溶剤をかけて脂肪分を溶かし出すのです。分かりやすいサイトを見つけたのでリンクしておきます。音が出るPCで見るのがいいですが、出なくても文字があるのでだいたい分かると思います。一般的な米油が出来るまでこの溶剤とは、石油系有機溶剤のヘキサン。ベンジンの主成分で急性毒性があり、多発性神経炎、肝機能障害といった慢性毒性もあります。これを食用のものに入れるんですよ?なんでこんなことするかというと、少ない原料でも、たくさん油を作って効率を上げるためです。最後はヘキサンを加熱して取り除きますが、ただ、栄養価はだいぶぶっ飛びます。特に米ぬか油には、ガンマオリザノールという米ぬかにしか含まれてない美肌成分や、トコトリエノールというスーパービタミンEが多いんです。ガンマオリザノールは、皮脂腺の機能を高めて皮膚の保湿力を高めて、潤いのあるお肌にし、くすみ、小じわ、ニキビにも効果があります。最近の研究では、アトピー性皮膚炎をひきおこす「IgE抗体」を抑えて、カユミと炎症を改善することが報告されています。また、ガンマオリザノールには酸化を防ぐ効果があり、紫外線をブロックし、メラニン色素をつくり出すチロシナーゼ゙酵素の活性も抑えます。米ぬか油にはトコトリエノールと言うスーパービタミンEも含まれていますが、これはビタミンEの50倍もの驚異的な抗酸化力があって、メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぎます。ビタミンEは一般的にはトコフェロールという名称で知られ α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)など4つの種類があります。トコトリエノールはトコフェロールの仲間で、要は活性型のビタミンE。同じくα、β、γ、δの4種があります。トコトリエノールは脂溶性のビタミンですから角質への浸透もよく、皮膚への浸透力は、なんとトコフェロールの15倍です。しっかり角質層に浸透して、活性酸素を消去します。しかし、このような有効成分も、溶剤抽出で高熱加温されて、化学物質で脱色して脱臭したりして更に熱してとかやってたら、かなり損なわれてしまいます。 そこでこういった化学処理のない圧搾の無農薬の米ぬか油を探しに探して、それをサンスクリーンに使用しています。しぼる前に中温で少し加熱しているオイルですが、それでもガンマオリザノールもトコトリエノールもたくさん残っています。トコトリエノールは100g中50mgです。今、オリジナルでも米ぬか油を搾る試みをやっていまして、九州産の無農薬の米ぬかを上からぐぐっと押して、米ぬかに20%含まれている油分を、搾り出しているだけの油を試作しています。そのあとは和紙で濾過するだけです。前もあともいっさい加熱しません。しかし、これをやると有効成分はものすごく残るのですが、なんせヌカの香りもだいぶ残ります。でも、これを塗ると肌の調子はめっちゃよくなるんですよ!これは、サンスクリーンに使うだけでなく、オイル美容液にしようかと考えています。同じく、今、お茶の実もオリジナルで搾っています。茶実油はオリーブオイルよりも多くのオレイン酸とリノール酸を含みます。サポニンも多いので、オイル自体の浸透性がすごく高いという特徴があります。カテキンやビタミンEも多いので抗酸化力が高く、抗炎症作用、美白作用もあります。でも人の手が入った、肥料を与えられている茶畑では、お茶はあまり実をつけないんですよ。自然にかえると、ちゃんとたくさんの実をつけます。これをこのまま、加熱せずに搾ると、魔法のような茶実油が出来ます。なかなか出会えない、希少な茶実なのですが、ついに出会えました。福岡の矢部村、中津江村っていうところで、長い間耕作放棄地となっていた昔の在来茶の茶畑と、同じく野生にかえっているやぶきたの茶畑、更にその種がこぼれ自生している茶樹、鳥が運んだのか山に自生している茶樹から採取した、完全なるワイルド茶の実があるんですよ。この地域のお茶は、古くは朝廷に献上していた在来種のようです。これを、まったく加熱せずにそのまま今搾っています。米ぬか油とこのワイルドな在来種の茶実油をブレンドした、まったく非加熱のオイル美容液を作ろうかと。サンプルは出来てきてますが、本当に浸透が良く感動!ジャパニーズビューティーなオイルだ~!!!あれ、なんか話がだいぶ脱線しましたか?こんな風に成分名にただ「米ぬか油」とか「茶実油」とか「オリーブ油」とか書いてあっても、中身はいろいろなんですよね。油1つも、どう搾るかによって、まるで違うものになっていきます。成分の1つ1つで、そこにこだわりながらコスメを作っているんで、正直1つのコスメを開発するにも、ひーーってほど大変なんですが、こういう植物との出会いが楽しんですよね。この在来種のお茶の葉から、今チャエキスも作っています。チャエキスは、抗酸化と美白に良いので良く使いますが、このワイルドな茶葉から作ったエキスは、かなりすごそうです!さて、今日は旧暦でいうとお正月だそうですね。しかも新月だそうで。新月は体の解毒、浄化、洗浄、排泄の力も最も高めてくれます。心に溜まったものも、体に溜まったものも、すっきりと浄化できる日です。今日は、オイルマッサージでもしながら、ゆっくりとお風呂に入ろうっと。新月に、願いごとを具体的に紙に書くと、その願いが叶うといわれていますから、願いごとも書いてみようかな。新しい年のはじまりに、心も体もすっきり。旧正月、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
2014年01月31日
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みなさん、こんにちは。いよいよ都知事選なので、鬼的にスイッチが入ってきています。今回は脱原発を主張する候補者が2人もいるので、それがポイントになること自体は、議論の機会が増えるので、よかったなと思っています。ただ、私が望むのは脱原発を含んだパラダイムシフトなので、それだけの観点や知名度で選ぶことは出来ません。政策と候補者の本気度を見極めて、投票したいと思っています。昨日から2月10日まで、高レベルの放射性廃棄物を埋め立てるフィンランドのオンカロを描いた「100,000年後の安全」という話題作が、ユーチューブで無料で見れます。オンカロは、地下およそ520メートルの深さまでトンネルを掘り、そこにひたすら放射性廃棄物を100年間にわたって放り込んでいくというだけの施設。100年後に施設が満杯になった後は、道を埋めて完全に封鎖するんだそうです。でも、なんとここが世界で唯一の最終処分場なんですよ。埋め立てた使用済み核燃料の放射能が生物にとって安全なレベルまで下がるには、なんと10万年かかるんだそうです。処理場とは名ばかりで、「オンカロ」は、何もしないで地下に封鎖され続け、ただひたすら、少しづつ放射能が弱まるのを、10万年も待つんだそうです。10万年ですよ、10万年。10万年間も自分たちの子孫たちに近づいたら死んでしまうような核のゴミを押し付ける。正気ですか?って言いたい。この映画の監督のマイケル・マドセンは、オンカロの取材をしたとき、学者たちに「こういう施設を作れない国があるとしたらどこか」という質問をしたそうです。その答えは日本でした。現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、日本は、火山があり地震があり、常に地層が安定していないので、オンカロのような地層処理場が作れないということです。それなのに原発を54基も持っていることが、根底からおかしんですよね。現在はとりあえず、すべて稼働はしていませんから、この先は時間をかけて廃炉にしていくしか道はありません。それなのに再稼働なんて、もっとありえないのが分かります。映画 『100,000年後の安全』マイケ ル・マドセン監督(2009 年/79分/デンマーク, フィンランド, スウェーデン, イタリア)日本語吹 き替え版ナレーション:田口トモロヲ=【映画配 信ページ】http://www.uplink.co.jp/100000/2014/【配信期 間】2014年1月22日(水)正午12時~2月10日(月) 正午12時さて、スキンケアについて今回も少し書こうかなと思います。私はカイロプラクターとして15年間施術をさせていただいていますが、その他にオーガニックコスメの開発を、かれこれ6年ちょいやっています。害のないものを作りたいということから始まって、今ではそんなのは当たり前で、開発を続けていく中で、植物の持つ抗酸化力に感動する日々が続いています。多くの女性が使う化粧品ですが、男性で化粧品を使う方はまだまだ少ない状況です。根本的な問題として、男と女では肌質がまるで違うと言うことも大きな理由だと思います。「皮脂を出せ」と促すのは、主に男性ホルモンの働きなので、女性は元々男性より、皮脂の分泌が少なく乾燥しやすい傾向にあり、加齢と共に肌の水分量も皮脂の分泌も減っていくのに、男性は50代くらいまで、20代とほぼ同じくらいの皮脂を分泌出来るんです。そのため男性は、角質層の水分が蒸発しにくく潤いも保ちやすい傾向になります。また、角質層が女性より厚いので、紫外線を真皮にまで通しにくく、日焼けによるシミやシワになりにくいのも利点です。もちろん個人差がありますし、男性でも日焼けを繰り返していると、やはり女性同様シミやシワや乾燥と言ったトラブルが起きやすくなります。以上をふまえて、化粧品っていったい何のためにあるの?と言えば、以下のようなことだと思っています。1、良質なオイルやうるおい物質で、足りない皮脂膜や細胞間脂質、NMFを補助してバリア機能をアップさせるため2、埃や汗、酸化した皮脂、メイクなどの日々の皮膚の汚れを洗顔で落とすため3、空調などによるお肌の乾燥や大気汚染、紫外線の害、メイク用品から肌を保護するため4、植物の抗酸化成分などの力を少し借りて、肌の自然治癒力を高めるため5、メイクして美しく装うことで、自分の美しさを最大限に引き出すためこの中で、特に大事な化粧品の役割って、やっぱり1なのかなと思います。自分仕様の最高の天然クリームであるある皮脂膜を補うこと、そしてバリアを強化することは、肌のアンチエイジングにとって、長期的に見てもかなり大事なことです。だから私は全種類でオイルフリーが徹底されているコスメや、うるおい物質がほぼ含まれないような、アルコールや水分ばかりの化粧水をバシャバシャ付けることには、あまり意味を見いだせないです。そのコスメに配合されているオイルが何なのか?植物油なのか、鉱物油なのかシリコーンオイルなのか?脂肪酸の種類は何か?油を搾る時にどういう製法で搾っているか、がすごく気になります。同じ植物油でも搾り方によって、有効成分の含有量が全然違うからです。一般のケミカルコスメには、植物油でも溶剤抽出オイルや鉱物油、シリコーンオイルが使われていることが多いです。鉱物油(全成分にはパラフィンとかワセリンとかミネラルオイルと書いてあります)は、石油を精製したオイルで、幅広く一般化粧品に使われています。皮膚科で出されるワセリンやよく売られているベビーオイルもこれです。鉱物油にも良い点はあって、刺激がなく、分子量が大きく浸透が悪いオイルなので、肌にバンドエイドをするような働きがあります。合成界面活性剤や乾燥などで、肌のバリアがとても薄くなっていると、どんなものを塗っても刺激を感じやすくなっている場合、油膜を形成する鉱物油を一時的に使う分には、そう悪くありません。ただし精製度が良くないと、鉱物油には有害な不純物が含まれているので、これによってシミになったり、皮膚が黒くなることもあります。昔、黒皮症の女性が大変増加したことが問題になりましたが、あれはこの精製の悪い鉱物油が原因でした。また、鉱物油は栄養価はまったくなく、抗酸化成分も全然なく、皮膚の常在菌がエサにしにくい油なので、長期的に使用していると、乾燥肌を助長します。鉱物油は、それでもまだ天然物である石油由来の油ですが、シリコーンオイルになってくると、完全に合成油で、実は油と書きますが油ですらなく、合成樹脂、プラスチック油です。車のワックスとか機械用によく使われているのがシリコーンオイルですね。これを顔につけるっていうのは、正直驚きだと思います。シリコーンオイルは落ちにくい水に強いメイク用品をはじめ、ほとんどのファンデーション、そして今や基礎化粧品にまで入っています。まだメイク用品は装うものなので100歩譲って理解してもいいですが、基礎化粧品になると、意味が分かりません。お手持ちのコスメの成分に、ジメチコン、メチコン、シクロメチコン、シロキサン、クロスポリマーなどの名称があったら、それがシリコーンオイルです。シリコーンオイルも分子量が大きくまったく浸透しない成分で、刺激がないのは良いのですが、撥水性が強く、皮膜性が強いので落ちにくいというのが最大の欠点です。落とすには強い合成界面活性剤が必要になるので、そのことによって肌のバリアにダメージを与えます。もちろん、ビタミンも有効成分もなく、皮膚の常在菌はエサに出来ず、まったく分解できないので、よけいに肌に残留しやすくなります。シャンプーでノンシリコーンというのが、今よくありますが、髪は死んだ細胞ですから、皮膜する分にはまだ良いんですよ。よくないのは、頭皮に付けることですね。だからシャンプーに入っているのはNG。まだリンスやトリートメントを地肌を避けて使う分にはシリコーン入りでもいいと思います。ただね、実は洗い流す時、背中に貼りつくんですよね。これのほうが問題で。ずっと使用していると、背中ニキビの原因となったりしますので、そういう意味ではやはりヘアケアもノンシリコーンが望ましいと思います。カルボマーと言うのは、シリコーンオイルではないですけど、水溶性の合成ポリマーで、こちらは落ちにくくはないですが、やっぱり分子量が大きく肌表面に水を抱えた膜を形成します。刺激はないけど浸透もせず、もちろん栄養価も有効成分もなく、常在菌もエサに出来ず、長期的に使うと育菌的良くありません。なんちゃらゲルとかジェルとか言うのは、90%くらいこれですね。まだまだ化粧品には鉱物油やシリコーンオイルが使用されていることが多いですが、植物の力が、化学合成成分より優れていることが分かってきている昨今では、植物オイルが使用されている物も増えてきています。植物油は、皮脂にも含まれる脂肪酸を持っていることと、角質層への浸透が良いことが特徴です。ただ、その植物油がどうやって作られているかは気になります。現代の油の搾り方は、ほとんどが植物に石油由来のヘキサンと言う有機溶剤をふりかけて脂肪分を溶かし出して、そのあと200℃以上で加熱してヘキサンを飛ばして、薬剤で脱臭脱色して添加物を入れて作ると言う、有効成分がぶっ飛んでしまうような作り方です。オーガニックの植物の種や実を搾っただけのオイルは、オイルと言っても、そういう作られ方をしたオイルとは、かなり違う成分を持っています。皮脂を補う脂肪酸が多いことや、肌への浸透が良いだけでなく、ビタミンやミネラル、抗酸化物質、フィトケミカルなどの有効成分が非常に多いことが優れた点です。皮膚に住む常在菌がちゃんとエサにして分解できるのもポイントです。植物油は素晴らしいんですけど、酸化したものは肌に良くありません。酸化した油は、過酸化脂質になり、これが刺激となってシワやシミ、ニキビといった症状にもつながります。だから日中付けるなら、植物油の中でもオリーブオイル、アボカドオイル、椿オイル、モリンガオイル、アルガンオイルなどオレイン酸の多いものや、ビタミンEやカロチノイドの多いもの、ホホバオイル、シアバター、オリーブスクワランなど酸化しにくい組成のオイルがベスト。皮脂や油の酸化を抑える成分や紫外線の害からブロックする働きのある天然の有効成分が豊富なものが良いと思います。オーガニックコスメでも、酸化しやすい組成の植物油を、日中用のクリームに使用していたり、ファンデーションの油に使用しているものがありますので、この点は注意して下さい。ローズヒップオイル、月見草オイル、ボリジオイル、ヘンプオイル、キウイシードオイル、グレープシードオイルなどはすごく酸化しやすいので、夜用として使う方が良いです。また、容器がエアレスでないと、空気に触れることが多いので、やはり酸化しやすくなります。エアレスでない場合は、フタをしっかり締めて出来るだけ早めに使い切った方が良いです。エアレスでも出来たら3か月以内には使い切り、また、チークやアイシャドーは、最低でも半年に一度は買い替えましょう。化粧品に含まれるオイルはどれも同じじゃない!オイルを見直して、バリアの整った美しい肌へ!!
2014年01月24日
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みなさん、こんにちは。寒い毎日ですね。こう寒いと3日に一度やると誓ったジョギングが、早くもさぼり気味です(ー_ー)!!ちなみに、あまり頑張りすぎるのは心臓に良くないのと活性酸素が発生しすぎるので、ジョギングと言っても走ったり歩いたりするウォーキング気味くらいの負荷のかけ方がいいと思ってます。距離は2kmを目安に走っています。適度な運動をすると成長ホルモンが分泌されて、肌のハリがアップし血流もよくなります。女性ホルモンも分泌されやすくなり、セロトニンも分泌して心もおだやかに。がんばりすぎない程度に、がんばろーっと!↑ジョギングのあとはローチョコレートっ!ってことで、新作が完成しました!植物の持つボタニカルカラーだけで美しい色に仕上がったオーガニックRAWチョコレートバーです!!この美しい色彩は、イチゴの赤、モリンガの緑、ほおづきの黄色、ベリーの紫色、ザクロのピンクなどのフィトケミカルで出来ています。フィトケミカルは植物が持つ色素や辛味、香りなどの成分のことで、人間にとっても嬉しい有効成分であることが分かってきています。ファイトケミカルは約1万種くらいあり、大半のものに赤、橙、黄、緑、紫などの美しい色素があるんです。色だけでなく、1つ1つにそれぞれの果物や植物の味わいがあります。もちろん砂糖は使用せず、アガベとローハニーのみの甘み。ぜひ食べてみてください!22日発売です。さて、最近インナーケアのことばかり書いていたので、今日は久しぶりに、スキンケアについて書いてみたいと思います。空気が乾燥しているし、寒いので汗や皮脂の分泌も減り、今の季節は特に肌が乾燥しやすい季節です。この「乾燥」という状態は、アンチエイジングにとって大敵。肌のバリア機能が落ちて、少しの刺激でもかゆみを感じやすくなって、かくことで肌を傷つけ、さらに状態を悪化させることも多く、シワも目立ちます。そもそも肌のバリアとは何でしょうか?肌のバリアとは皮膚表面の皮脂膜、その下の角質層のことです。その下の顆粒層もバリアに含める考え方もあります。肌のバリアの主な役割は以下の3つです。●肌表面からの異物の侵入を防ぐ●体内の水分、角質層の水分の蒸発を防ぐ●紫外線をある程度反射させる肌のバリアがあることでダニやほこりなどの異物が内部に入ってこないようになっています。バリアが落ちると、化粧品にもかぶれやすくなり、敏感肌になります。そして健康な角質細胞には20%~30%くらい水分があるのですが、これはほとんどが体の中から湧き上がってくる水分です。肌のバリアがあると、この水分を守ってくれるので乾燥しにくくなります。また、紫外線をある程度反射させて、皮膚の内部に入り込ませないようにする作用もあるので、肌のバリア機能が落ちると基底細胞や真皮まで紫外線が到達しやすく、消えないシワやたるみを引き起ここしやすくなります。アンチエイジングの鬼である私にとって、この「肌のバリアを守る」ということは、かなり重要なミッションです。肌のバリアの1つである皮脂膜は、皮脂腺から出る皮脂と汗を原料に作られる天然のクリームです。本来混ざらない皮脂と汗を混ぜてクリーム状にしているのが、天然の乳化剤である皮脂に含まれるリン脂質(レシチン)やコレステロールです。 この皮脂膜を作るのに欠かせないのが、実は皮膚に住む常在菌たちの働きです。皮膚には1兆個くらいの常在菌がいるんですが、彼らがこの天然のクリームである皮脂膜の乳化を助け、皮脂や汗を分解して弱酸性の皮脂膜にしているんです。皮脂膜を弱酸性にしてくれている表皮常在菌(表皮ブドウ球菌やアクネ菌など)達の役割は絶大です。皮膚表面が弱酸性だと、アルカリ性が大好きな黄色ブドウ球菌など、炎症やかゆみの原因になる悪玉菌の増殖を抑制してくれます。もう1つの肌のバリアである角質層は、10層くらいの角質細胞がアップルパイのように積み上がり、その隙間をセラミドなどの細胞間脂質やNMFと呼ばれるうるおい物質でセメントのように埋めて、角質層の水分が蒸発しないような構造になっています。このNMFの40%はアミノ酸なのですが、これも実は肌に住む常在菌が作り出しています。肌のバリアを健全なものにしていくためにも、表皮常在菌達とは仲よくしたいもの。そのためにはどうしたらいいのでしょうか?実は表皮常在菌は乾燥が大の苦手。乾燥することで、善玉菌達が住みにくくなり、善玉菌がいないと乾燥も招きやすいと言う悪循環に陥ります。表皮常在菌が住みやすく、肌バリアを壊さないために一番大切なことは、肌を洗いすぎないことです!!もちろん皮脂が酸化すると肌荒れの原因になったり、シワやシミの原因になりますし、ほこりもついているし、化粧をしている場合もあるし、洗うことは必要です。肌を洗って菌たちが一時的に減少しても、30分も経てば毛穴などに残っていた菌が増殖しますし、皮脂や汗もまた出てきます。ただし、合成界面活性剤の多い洗浄剤で洗いすぎると、皮脂が過剰に奪われ、水分を保持する角質層の細胞間脂質まで減少してしまうことがあります。こうなるとバリアが慢性的に薄くなり、エサがないので善玉菌たちも減少し、乾燥肌、かゆみ肌、シワ肌の原因となります。菌と肌バリアのために大切なこと★合成界面活性剤の多いもので顔を洗わない合成界面活性剤は洗浄剤やクリームなどの化粧品を作る時、水と油を混ぜるための乳化剤で、水にも油にも馴染む性質を持っていて、この働きを化学的にとても強めたものです。クレンジングや洗浄剤に含まれている場合が一番問題が大きいので、特に注意して下さい。比較的合成界面活性剤の量が少ないのがクリームタイプのクレンジングです。化粧を落とす時は、洗い流せるクリームタイプを選び、あまり長く顔に置いておかず洗い流しましょう。私はそもそも合成界面活性剤が嫌なので、皮脂にも含まれるリン脂質(レシチン)で乳化したクレンジングを開発したので、それを使っています。これは合界を使用してない、美容クリームみたいなクレンジングなので、そんなに慌てて洗い流す必要はありません。ただし、こういう合界でないクレンジングを使用する時は、必ず落とすほうのファンデーションも落ちにくいシリコーンオイルやナノ粒子が使われてないものを選ぶ必要があります。化粧をしていない時は、石鹸かクレイジェルかどちらかで洗っています。液体タイプの洗顔料の場合、石鹸だと思っていても石鹸ではなく合成界面活性たっぷりの洗浄剤であることが多いので気を付けて下さい。固形石鹸でも、たまに合界のものがありますが、全成分に、カリ石鹸素地、石けん素地とあるもの、または油脂(オリーブ油などの名称)+水酸化Naもしくは水酸化Kとあるものは、まず石鹸だと思います。ただ、たとえ石鹸でも、洗いすぎは禁物です。冬は特に汗や皮脂も少ないので、朝などは乾燥肌の方は、ぬるま湯洗顔くらいで良いと思います。私は冬の朝はクレイジェル洗顔をしています。これは特別に作った洗顔料なので、冬に使用しても石鹸より乾燥しません。★殺菌成分に注意殺菌作用の強い化粧品を常用していると、善玉菌まで殺してしまいます。ニキビの原因菌と言われるアクネ菌も実は増えすぎない限りは善玉菌と呼べるものです。アクネ菌の異常繁殖は、殺菌しなかったことや、顔を洗わなかったことが原因ではなく、食べ物や生活習慣などによることが多いです。防腐剤がたくさん入っているコスメも、常在菌にとっては嬉しいもではありません。★30分以上の長風呂はしない半身浴をたまにするのは体を温めて、汗もかくので良いのですが、いつもやっていると、これまた皮脂を取りすぎて乾燥を招き、常在菌のためにも良くありません。★皮脂腺の多い個所と、そうない個所を意識して洗う顔の中でも皮脂腺が多いのはTゾーンです。ここは洗顔料をちょっと多めに使用しても良い箇所です。私はスクラブなどを使用する時も、冬はTゾーンにだけ使ったりします。その他の箇所で皮脂腺が多いのは頭皮と背中と胸の真ん中です。陰部も少しは皮脂が出やすい部分ですから、表面は石鹸で洗って下さい。ただし膣の中は強酸性に保たれることで制菌しているので、洗うと逆に雑菌が繁殖しやすくなるので石鹸で洗わないこと。だからシャンプーは、ほぼ毎日しますし、背中と胸の真ん中などはちょっと気を付けて洗いますが、その他の部分は、冬は石鹸&タオルで毎日ゴシゴシ洗うということは必要ないと考えています。週一くらいで十分です。★効果的な保湿をすること洗顔料をちゃんと選び、洗い方を上記のようにすれば、それだけも乾燥肌はかなり治っていきます。その上、化粧品で皮脂膜の補助をしてあげると、さらに乾燥しなくなりますし、皮脂の酸化や紫外線の害を防ぎ、抗酸化作用でアンチエイジング効果もあります。選ぶときに気を付けたいのが、合成界面活性剤を多く含んでいないこと、それからシリコーンオイル(ジメチコン、メチコン、シクロメチコンなど)でなく、ちゃんと植物オイルが配合されていることや、グリセリンやヒアルロン酸やアミノ酸、糖類、セラミドなどの天然保湿成分が含まれていることが重要です。更にオーガニックの植物成分が含まれている化粧品にはカロテノイドや天然ビタミンE、エラグ酸、ケルセチンをはじめとするフィトケミカルなど、肌のアンチエイジングに嬉しい抗酸化物質が多いです。★汗をちゃんとかけること空調が整った部屋でいつも過ごして、運動不足で汗をかかないと汗腺の機能が落ちていきます。定期的に運動したり、時々岩盤浴や温泉に行ったりして、汗をかくことは大切です。ただしベタベタした汗をかいて、そのままにしておくとかゆみの原因になりますので、汗をたくさんかいたら、洗い流したり、優しく拭いたりしましょう。皮膚の常在菌が住みやすい、肌バリアを壊さないスキンケア!育菌、育バリヤがアンチエイジングには欠かせません!!
2014年01月16日
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みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。いやーすっかり新年のご挨拶と更新が遅くなりまして、ごめんなさい。年末年始は夫の実家の広島と、自分の実家の大阪に順番に帰っていまして、かなりゆっくりしておりました。おかげさまで夜更かし気味が直り、早めの時間に寝て起きる習慣が戻って体が軽いです。もう1つ、この新年からやり始めたことがあります。それは3日に1度のジョギングです!!私にそれを決意させたもの。それは本屋で見かけた、このクルム伊達さんの写真です。もちろん、きれいにメイクしてライティングして撮影されているのですが、それよりも何よりも内側から発する健康美というか、筋肉の引き締まった美しさに胸を打たれました。今までも家の中でのストレッチやスクワット、チベット体操などはやっていたんですが、もっとウォーキングや軽いジョギングなどもやったほうがいいのは分かっていました。けど、なかなか出来ていなかったんです。食事やスキンケアはかなり徹底している鬼ですが、アンチエイジングのために、やったらいいのが分かってて出来てないことの2つが早寝と運動だったので、今年はこの2つをなるだけ実行する年にしようと思います!そうそう、今発売している「日経ヘルス2月号」に付録で付いている「ダイエット手帳」の監修を少しさせて頂きました。↑こんな感じの薄くて持ち歩きやすい手帳です。食べたものや、その日やった運動や体重を書く欄があり、食べ方ルールや生活ルールが守れたかをチェックする欄もあり、モチベーションが上がる手帳です。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。この手帳に出てくるのは4つの食べ方のルールなのですが、今回はたくさんありすぎると大変だと言うことで4つにしぼることになりましたが、私は更に以下の10か条を守っています。1、排泄の時間である朝食は、旬のフルーツのみにする。夜は寝る3時間前までに夕食をすませ夜食は食べない。2、体内酵素を温存するためにも糖化を防ぐためにも、生野菜から食べ、炭水化物を出来るだけ最後の方に持ってくる(しかも炭水化物は食べ過ぎない)3、毎日350g以上野菜とフルーツを食べ、野菜の半分は生野菜にすること。(もちろん加熱野菜も食べる。)4、発酵食品は、酵素と乳酸菌の宝庫。腸内の善玉菌を優勢にしてくれる。納豆、生味噌、漬物なども毎日適度に食べる。5、腸のために、水溶性と不溶性の食物繊維の多い野菜を毎日30g以上食べる。ゴボウ、かぼちゃ、海藻など。6、腸内の悪玉菌は高たんぱく、高脂肪が大好き!動物性たんぱく質を食べ過ぎないこと。その代わり豆など植物性たんぱく質などで不足しないようにする。7、悪玉菌の好物で、糖化の元凶である白砂糖を使ったお菓子類と、油の多いお菓子類を食べない。甘みはローハニー、アガベシロップなどで代替。料理にはみりんを使う。8、油は細胞膜とホルモンの原料なので質に気を付ける。加熱料理には、加熱に強いオメガ9系の油(なたね油、アボカドオイル等)を使い、ドレッシングには加熱に弱いオメガ3系(亜麻仁油、チアシード油)を取り入れる。酸化した油もの料理に注意する。外食で揚げ物を食べ過ぎない、同じ油を何度も使わない。トランス脂肪酸を摂らない。9、ミネラルが不足すると酵素の働きも、代謝も、心の状態も悪くなる。ナッツを食べたり、煮干し、昆布、焼きあごなどでしっかりダシを摂った味噌汁を毎日飲む。10、腹八分目にして、良く噛んで食べる。(最新の抗加齢医学の実験では適切な栄養バランスのまま摂取カロリーを減らすと、いろんな動物で寿命が約1、5倍延び、しかも若々しい。)このブログを読んでいる方にはおなじみの内容ですが、確かにこう見ると、ちょっとボリュームがありますね^_^;でも、全然難しいことは書いていないので、すぐに実行できると思います。日経ヘルスの今回の特集名の「一生もの「やせ習慣」」じゃないですけど、私は今ダイエットとかはまったくしなくても、そもそも太らない体質になっているようです。30歳をすぎた時、いったん代謝が落ちて7kgも太り、体脂肪も増えて運動しても全然痩せない時期が数年あったんですよ。そのあとに出会った酵素栄養学や、上記の10か条ですっかり体質が変わってしまったようで、今は燃焼系で体温も代謝も上がりました。夫も同じです。ぜひぜひ、実行して頂けるといいなーって思います!この中で難しいのは油だろうなと、このお正月すごく感じました。大阪の実家で、息子がさといもコロッケを食べたいと言うのですが、母は揚げ物をしないから、良いなたね油とかがおうちになくて、スーパーに買いに行ったのです。いや~!売ってませんね!まともな油が!化学溶剤抽出と、遺伝子組み換え原料のオンパレードじゃないですか!久しぶりに、世の中の現状を思い知りましたm(._.)m結局、ちょっと贅沢ですが実家にあったオリーブオイルとゴマ油9対1くらいで揚げました。全然問題なくおいしく作れました。ただし、ご存知の方も多いと思いますが、エキストラバージンオリーブオイルは偽装が蔓延しているので、これまたあんまり安いものは、まず圧搾のバージンオイルではない可能性が高いのです。オリーブオイル偽装の巧妙な手口まともな油を手に入れるのは、現代ではこんなに難しくなっているという現実。ともかく、顔の見える関係で信頼できるなたね油と、アボカドオイル、まともなオリーブオイルのリンクを貼っておきますね。すべてオーガニックで、正真正銘の圧搾法の無添加のオイルです。さて、雑誌つながりでもう少しお知らせです。今発売している雑誌の「CREA」の「2013 ベストコスメ」のオーガニックメイク部門の5位に、私が商品開発した「グレイシャスクランベリーチーク」が選ばれていました!!美容家の渡辺 佳子さんが「オーガニッククランベリーパウダーを頬の色付けにするというヘルシー志向で気持ちがあがるチーク」とコメントしてくれています。めっちゃ嬉しい\(~o~)/もう1つは雑誌「リンネル」の「ナチュラルコスメグランプリ2013」の中の「お悩み別ベストコスメグランプリ」で、「シミをどうにかしたい」部門で私が開発した「ベリーズビューティーサンスクリーン」が賞を受賞しました。美容家 吉川さんは「ベリーや植物の力のみで紫外線をカット、しみやそばかすを防ぐすぐれものです。」とコメントしてくれています。いやー、同時に雑誌2誌でコスメがベストコスメで選ばれるとは、ほんとにハッピーな新年の幕開けです!酵素を意識した抗糖化食事法とオーガニックスキンケアで一生ものの、アンチエイジング体質を手に入れよう!!
2014年01月09日
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