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みなさん、こんにちは。来月はバレンタインデーですね。ということで、新作の生チョコです。生チョコと言っても、乳製品は使わないので生チョコ風というのが正確ですが。でも口どけはふわーっと、とろけます。甘みは、玄米甘酒だけを使い、オールオーガニックで、レシチンさえ使わない、48度以下調理のRAW生チョコレート。玄米甘酒の生チョコってどんな味かと思うでしょ?これが意外や意外、とても甘酒とは思えない、深い優しい甘みなんですよね。甘酒でチョコを作るのがほんと難しかったんですが、やっと完成いたしました。発売は2月の2日かそのあたりです。チョコレートでレシチンを使わないで作っているというと、業界の方には驚かれるのですが、うまいことすれば出来ないことはないんです。しかし考えてみたら変わり者ですよね。コスメは合界使わないでチョコレートみたいに大豆レシチンで乳化して、本来レシチン使うはずのチョコレートでは、レシチンすら使わないんだから(笑)でもカカオはポリフェノールが多いスーパーフードだから食べたいけど、砂糖は摂りたくないし、原料は極力シンプルでという鬼の願望が形になりました。さて甘酒と言えば今週、社員研修で千葉県の造り酒屋「寺田本家」さんに行ってきました。お米で出来たマイグルトや、玄米のお酒「むすひ」など、無農薬のとても変わったお酒を作っている酒蔵です。当主の寺田さんの「発酵道」という名著を読んで感動し、4年前にも一度ここを見学させていただき、私はとても影響を受けました。その時のことは当時ブログに書きましたので、まだの方はよかったら読んで下さい。発酵場体験Something great!今回は、寺田本家の発酵道をうちの会社のスタッフに学んでもらいたくて、会社を臨時休業して全員で訪れたのです。いつも私の心の中には、この蔵の光景がありました。だから2度目なんだけど、まるで故郷に帰ってきたみたいな気持ち。↑今回は、当主の寺田さんに加えて、お婿さんの優さんが主に蔵の案内をして下さいました。4年前と変わらないのは、寺田さんの静かなたたずまいと、優しいお人柄。そして蔵の歴史ある風情や、酒を仕込みながら歌うと言う昔ながらの風習。時計がなかった時代、歌うことで時間を測っていたということと、寒くて冷たい仕事を、出来るだけ楽しくするための工夫だったと言います。効率化するためにあった機械がどんどん減り、お米すら素手で洗う蔵人のみなさん。代わりに復活したのが「仕込み歌」。「お酒は微生物が作るもの。微生物は生き物だから、人の気持ちにも影響を受ける。不平不満、愚痴を言いながら作ったら、まずいお酒が出来、楽しい嬉しい気持ちで作ったら、おいしくって人を元気にするお酒が出来る。だから僕たちは、今日も楽しく歌うんです。」民謡をやっている、副杜氏のなかじさんは歌い終わったあと、そう話して下さいました。なかじさんは寺田本家の酒かすを使ったレシピ本を出して、大人気で重版になっているんだとか。変わらない寺田本家ですが、以前とは違うところもありました。まずマイグルトの作業場が!↓いつも飲んでいるお米のヨーグルトのマイグルトがビンに詰められている光景を見るのは感動!マイグルトをはじめ、寺田本家のお酒、そして使用しているお米、水が放射性物質の検査に出されていますが、すべて不検出の結果(ページ真ん中あたりを見て下さい)が出ています。麹米を作る麹室に私服の私たちを通して下さるのは以前と変わりません。でも、進化しているところがありました。それは麹です。以前は蔵の壁に住んでいる麹を増やして使用していたのですが、今はお婿さんの寺田優さんをはじめとする蔵人たちでやっている田んぼの、稲についている稲麹を使って麹米を作るそうなんです。↑この黒いのが麹です。このほうが、おいしいお酒が出来ると言うことで、現在はすべてこれになっているそうです。もちろん麹室の壁には、麹菌がたくさん住んでいますから、彼らも参加してるのでしょうけどね。この稲麹、お米作りで言えば「稲の病気」の一種と見なされるそうです。慣行農法ではこれを防ぐために、農薬を使ったりするのでしょうね。でも、稲麹が出来たからって、全部のお米がダメになるわけじゃない。私も自分の田んぼで、1つか2つはこういう黒いのを見たような気もします。優さんたちの田んぼで出来たお米は、立派にお酒の原料になり、しかも麹まで作ってくれているんだから最高ですよね。ちなみに普通の酒蔵では、麹菌はよそから買ってきます。↑酒母室では、麹室で出来た麹米を樽に入れて、天然の乳酸菌がやってきて発酵していくまで、何日もかかって待っています。そしてまた、天然の酵母菌がやってきてお酒になっていくのを、ひたすら待ちます。ちなみに一般に行われている速醸造りは、人工的に培養した乳酸や酵母を添加して短期間に発酵させているわけなので、こうした昔ながらの作り方とは全然違います。純粋培養された乳酸菌や酵母菌は少しの腐敗菌にも弱く、蔵を薬品で消毒しなければならないほどで、麹室や酒母室に見学客を入れるなんてもってのほかですが、寺田本家さんでは、このような驚くべき光景が、、、酒母に指を入れて、なめても大丈夫なんです。もちろん、何日目以上か、日数が経過したものに限るんだと思うんですけど。4年前に来た時より、更なる発酵場が完成されているんだと思いました。「発酵場が出来ていれば、どんな雑菌がきたって負けません。自然界にいるたくましい天然菌が参加してお酒にしてくれているのだから、蔵見学に来てくれているさまざまな方が、外から雑菌を持ち込んでくれることで、更に味わい深い、いい酒になります。」「火落ち菌という、酒蔵が震え上がる菌があります。これが発生したら酒は不味くなり、蔵は終わりだからと、殺菌除菌にあけくれる。でも、うちのお酒には、実は火落ち菌も検出されたことがあります。だけど発酵場が出来ていれば、火落ち菌が増殖することもない。むしろ火落ち菌がちょっといるくらいの酒が、百薬の長になるんだと思いますよ。」自信に満ちた顔で、優さんは笑っていました。寺田さんなんかは、Oー157のジュースを飲んだって、腸に発酵場が出来ていれば、決して巻き込まれることはないとまでおっしゃっていました。ここまで言い切れるところが、確実に進化していると思いました。蔵見学のあとは、当主の寺田啓佐さんが1時間くらい発酵道のお話をして下さいました。うれしき、たのしき、ありがたき、3つの「き」で「おみき」。それこそが発酵道。発酵していると腐らない、腐らないのは変わるからそして変わる時には、楽しく変わろう。そんなお話をして下さいました。変わらないもの、そして変わっていくもの。確かに寺田本家は、いい意味で4年前とは変わっている。変わっていくから、発酵し続けることが出来るんですね。寺田さんは、EM菌と光合成細菌に、玄米酒むすひを混ぜて発酵させ、それを福島の農地にトラックで蒔きに行くというボランティア活動を、ずっと続けていらっしゃいます。蒔きに行くたびに、線量がどんどん下がっていくそうです。お酒の菌を混ぜるのは、お酒の菌は寒い時に働く菌だから。EMや光合性細菌が増殖するには、ある一定の高温が必要ですが、確かに清酒で働く菌は、冬場の寒い時に活躍する菌です。なるほどー!と感心してしまいました。↓こういう研究は昔からあるようです。放射性物質 微生物で回収太古の地球は、それこそ放射線だらけだった。だけど、それを分解する微生物たちがいた。放射線や紫外線をエネルギー源とする光合成細菌たちがいたからこそ、真正細菌や藍藻が生まれ、現在のような酸素が豊富で動植物が住める地球環境になったと言われています。私たちが自分たちの都合で作り出してしまった人工放射性物質を分解して頂くのは、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。もう二度と、こんなお世話を微生物たちにかけさせないようにしないといけませんね。だけど今は、少しその力を借りさせて下さい。体の中からも生みそ、糠漬け、塩麹漬け、甘酒、酒かす、キムチ、マイグルト、むすひなど、アメージンググレースたちの力を。。。。うれしき、たのしき、ありがたき3つの「き」の魔法で、今日も発酵したい!!
2012年01月26日
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みなさん、こんにちは。毎日寒いですね。さて、今日は久々にアンチエイジングの中枢について書いてみたいと思います。私は、老化を促進する代表的なものは、次の5つだと考えています。1、酸化2、糖化3、ホルモンの減少4、DNAの損傷とミスコピー5、テロメア(染色体の末端)の短小化このうち、1と2をどのくらい防ぐかによって、かなり肉体年齢を下げることが出来ると思います。女性らしさで言えば、3も重要ですが、しかし究極のところは、やはり4と5です。そして、1を防げば同時に4もかなり防げるので、1と4は切っても切り離せないものでしょう。今日はこの究極の4のDNAのミスコピーを、どう減らすか、どう修復するかというところに、焦点を当てたいと思います。この件につきましては、去年から放射線の問題で、たびたび書いてきました。私はアンチエイジングの鬼なため、元々このDNAの損傷とミスコピーを減らし、修復能を高めて、細胞の老化を防ぐということは大きなテーマなんです。人の体には60兆個の細胞があります。その細胞の1つ1つには23組46本の染色体が並んでいます。その染色体はDNAとヒストンというたんぱく質で出来ています。このDNAの中に遺伝子と呼ばれる、私たちが人間として生きていくための設計図や先祖や親から受け継いだ大切な情報があるのですが、1つの細胞にだいたい2万2千個前後の遺伝子があると言われています。この遺伝子を構成しているDNAは、↓このような二重のらせん構造をしていて、細胞が分裂する時には、このDNAもちゃんとコピーされます。子供ほどではないですが、私たちも毎日いろいろな細胞が生まれ変わっていますので、細胞分裂が起きています。そして普通に生きているだけでも、毎日1つの細胞につき100万個のDNA損傷が起きています。DNAの損傷の原因となるのは、やはり活性酸素が一番です。活性酸素の主な発生源は、呼吸、紫外線、タバコ、大気汚染、食品添加物、残留農薬、薬、電磁波、放射線、過剰な運動、過食飽食、過剰な飲酒、過剰なストレスなどです。DNAは二重になっているので、切れるといってもたいていは1本だけです。DNAがこんなに多数切れてしまえば、すぐに死んでしまいそうですが、「DNA修復酵素」というものがあるので、1本だけなら無事なほうの対の1本を参考にすることで、100%近く修復します。問題は二重らせんの2本がいっぺんに切れた場合。これも毎日普通に生きているだけで、10個の細胞に1つの割合で起きているのです。2つ切れてしまうと参考にするものがないのですが、それでも他のDNAから似たパターンを探してきて、なんとか修復しようとします。すごいですね。ただ、この時に、よくミスコピーするそうなんですね。このミスコピーがあっても、何度でも修復できるのですが、どうしてもダメな場合もう1つ防衛策があって、ミスした細胞を排除する「アポトーシス」というプログラムがあり、すみやかにミスコピー細胞は死んでしまいます。ただ、自分の修復能やアポトーシス能の許容範囲を超えてDNA損傷が起きてしまうと、追いつかなくなってしまうことがあります。この時起きることが次の2つのうちのどれかです。1、老化2、ガン化どっちも嫌ですが、2は命にも関わりますから、ますます大変な問題です。ガン化までしなくても、老化は確実に進みます。というわけで、私たちアンチエイジングの鬼は、まずは活性酸素を過剰に発生させるような生活習慣、食習慣を出来るだけやめ、その上で生きているだけでどうしても生じる活性酸素も、野菜に含まれるポリフェノールやビタミンA、C、Eなどの抗酸化物質や、「美的水素」「ヒマラヤ岩塩」のような還元力のあるもので、酸化を還元することで、出来るだけDNAや細胞損傷を防ごうとしているわけです。起きてしまった損傷は、DNAの修復能力を高める、キャックローの樹皮エキスのAC-11を飲むことで、出来る限り正確に修復するという作戦もとっています。特に現在は、放射性物質が花粉とくっついて飛んでいたり、食べ物の中に含まれていたりしますので、本当にたまらない状況です。放射線は3割はそれ自身でDNAを切りますが、7割は放射線によって細胞内の水に活性酸素が生じて、これによって細胞の中の組織とDNAが損傷を受けます。それ自身で切るより、それによる活性酸素がメインなんですよね。この春の放射性花粉による内部被曝は、花粉症用のマスクをすることで、ずいぶん防げますので、東日本の方はおでかけ時にはマスクがおススメです。被曝予防に花粉マスク有効 セシウム通さず 東大実験 (朝日新聞) 更に今日はDNA修復に欠かせない栄養素を3つ書きたいと思います。昔出した「アンチエイジングの鬼レシピ」にもDNA再生メニューとかって載せているんですが、それは亜鉛、葉酸、核酸の3つです。まず、亜鉛は細胞分裂と細胞形成と成長に欠かせないミネラルです。DNAをコピーする時に活躍するポリメラーゼという酵素があるのですが、この酵素に亜鉛が含まれているので、亜鉛不足ではちゃんとしたコピーが出来ません。また、DNAをコピーする時に大活躍するジンクフィンガーと呼ばれる転写活性たんぱく質にも、亜鉛がたくさん含まれています。しかも、活性酸素を体内で処理するSOD酵素の原料の1つが亜鉛です。コラーゲンの合成にも関わりますし、味覚の正常化や、男性では生殖能力の維持にも重要なミネラルです。亜鉛の多い食品牡蠣、煮干し、たたみいわし、抹茶、松の実、ゴマ、アマランサス、カシューナッツ、するめ、高野豆腐、アーモンド、かに次に「葉酸」です。DNAでミスコピーが起きると、すぐになんとかしようとして、ミスコピー修復酵素が働くのですが、この時葉酸が不足していると、酵素がうまく働かないのです。葉酸はDNAの生成や修復に、とても重大な役割を持っています。葉酸の多い食品酵母、焼き海苔、わかめ、うなぎ、たたみいわし、青のり、枝豆、モロヘイヤ、きなこ、大豆、パセリ、ほうれん草、あさつき、春菊、アスパラガス、あおさ、酒かす、昆布、お茶、アマランサス、サニーレタス、ブロッコリー最後に、「核酸」です。傷ついた遺伝子を修復するには、欠かせない栄養素だと言われています。DNAの原料となり、DNAの情報を写し取ってたんぱく質を合成するRNAも豊富です。どんな食べ物にも、核酸は含まれていますが、核酸が多く含まれているものには、プリン体やコレステロールが高い食品もあるので、食べ過ぎには注意して下さい。効果的に核酸が摂取出来る食べ物サケの白子、ビール酵母、パン酵母、ちりめんじゃこ、かつお節、海苔、大豆、はまぐり、いわし、アンチョビ、牡蠣、鮭、イカ、うずら豆、ソラマメ、えんどう豆、インゲン豆、海藻などこう見ると葉酸も核酸も多そうだから、瀧の酵母もいいかもですね。海産物は、くれぐれも汚染のないものを選んでください。また、栄養バランスを良くした上で、摂取カロリーだけを6割~7割(特に炭水化物を減らす)にすると、長寿遺伝子がONになることが、あらゆる生物で確認されていますが、これによりDNA修復も増えることが分かっています。DNA損傷を、出来るだけ防ぐ。そしてミスコピーは、すみやかに修復したい!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2012年01月19日
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みなさん、こんにちは。寒いですね、今日はこの冬一番の寒さだとか言われていますね。私はやっとお正月ボケから回復し、じょじょにいつものペースを取り戻してきました。今朝起きて、あれ?ちょっと喉痛い?って思いましたが、プロポリススプレーことあるごとにスプレーしてたら、午後には何ともなくなってきました。ダメ押しで金時しょうが湯も飲んでいます。ああーおいしい、沁みますね。抗糖化作用も高いと知ってからは、生姜が更においしく感じます。さて、一昨日は六本木でやっていた田中優さんの講演会に行ってきました。「未来レポート」ってタイトルです。優さんの講演会は去年7月に続いて2度目だったんですが、お話がすごく分かりやすいし、内容も明るい未来を感じさせるものなので、私は1度聞いてすっかりファンになってしまいました。田中優さんは環境活動家で未来バンク事業組合理事長、日本国際ボランティアセンター理事。ミスチルの桜井さん、小林武史さん、坂本龍一さんが資金を出して環境保全のための非営利団体の「ap bank」の監事としても有名ですね。↑上記をはじめ、著書は多いですが、坂本龍一さんと「非戦」という本を共著で書かれていたこともありましたね。実は私は中1の時から坂本龍一さんの大ファンで、坂本さんのラジオ「サウンドストリート」で投稿ハガキが読まれたことが、少女時代の私の一番のトピックスなくらいでした(笑)今はそこまでファンと言うわけではないですが、私の中ではずっと特別な存在なので、坂本さんが、ずいぶん前から環境問題のほうに着手されていることや、「STOP六ヶ所村」などの活動には、遠巻きながら敬意を表しておりました。そんなことから、なんとなく田中優さんにも以前からずっと親しみが勝手にあったのです。優さんはチェルノブイリ原発事故から脱原発活動をずっとされているようですが、お話を聞いていても、こぶしを振り上げるような感じは全然なくて、いつもニコニコです。反対運動って感じなど微塵もなくて、わがままな現代人にいきなり我慢を強いる提案も全然なくて、話は理路整然としてて、解決策がどんどんと提案され、実に明快。それは「原発がないと、電力が足りないだろう!」という思い込みを覆すだけでなく、「代替えの自然エネルギーを今すぐ充実させないと!」とあせるわけでもないんですよね。元々日本は先進国の中では、一番省エネが実現できている国だから、そこまで必死にならなくても、ピーク時の電力を減らす工夫をちょっとすれば、わずか20.1%の原子力電気分くらいは、なんとかなってしまうそうなんです。消費電力の22%しか消費していない家庭の電力では、我慢を強いるわけでもない簡単な「節電方法」で解決。例えば木製の内窓などを入れてとにかく断熱する、スイッチ式コンセントを使う、古い冷蔵庫を省エネタイプに買い替える(省エネだけでなく年間3万円近く、電気料金も安くなることが実証されています)、エアコンに30分のうち5分だけ順番に電気が電力会社のほうで切れるタイマーをしこむなどです。78%もの電力を消費する事業者の場合は、ピーク時の電気料金を値上げするという、仕組み自体を変える提案。今は使えば使うほど、電気料金は家庭では高くなり、法人では安くなる仕組みなんですってね。そりゃ、今のままじゃ企業はピーク時でも使うでしょう。もちろん、節電作戦をとった後は、ゆっくり自然エネルギーも充実させていけばいい。日本は島国ですから波力発電、それから地熱発電、太陽光発電、風力発電、小水力発電などいろいろ有力なものがあります。地熱発電なんて、実は日本は世界7割のシェアを持ち、最高の技術力があります。岡山大学の池田教授が発明した、従来の100倍の電気を作れる太陽電池「グリーンフェライト」は2013年に実用化されるそうですし、「パーソナルエナジー」と言う高性能なバッテリーと6畳ほどの太陽光発電パネルがあれば、現在でも家1軒分まかなえちゃうそうです。これらはみな、世界最高の技術力だそうです。本日のロイター通信のニュース原発付近に住む子ども、白血病の発病率が2倍=仏調査世論調査では82%が原発を止めるべきだと出ました。ところが、問題は東電の株主の89%が原発推進を要求しているということです。これは、現在の電力会社に許されている電気料金の決め方「総括原価方式」というものに関係します。この方式は、発電、送電、電力販売にかかわるすべての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、その上に一定の報酬率(3%)を上乗せした金額を、すべて電気料金として利用者に請求できる仕組みです。この方式だと、お金をいくら使っても利益が保証されるし、使えば使うほど電力会社も株主も儲かるわけです。東電の大株主は、生保、金融、ゼネコン。だから電力会社は一番高い金利で株主の銀行から融資を受け、その金利に3%上乗せした電気料金を徴収します。総括原価方式では、固定資産に3%をのせて「事業報酬」として利益になります。原子力発電所を1基つくれば何千億円という資産になるので、火力発電所より施設にかかる費用が格段に高いです。高い施設を持てば持つほど、利益が上がるので、株主は原発賛成なんです。いくらかかっても費用に3%上乗せして電気料金を徴収すればいいんですから。株主のゼネコンの受注額の40%が電力会社がらみです。電力会社は高いものを発注すればそれを電気料金に上乗せして儲かるし、ゼネコンも高いものを発注してくれるから儲かります。ゼネコンは票をたくさん持っているから、政治家もなかなか逆らえません。なんと広告費までもが総括原価に入っていました。3%のせて電気料金で徴収です。電力会社の年間広告費は、1位のトヨタにせまるくらいだそうです。ライバルいないのに、1社独占なのに、宣伝しまくりです。すべてとは言いませんが、そうなるとマスコミもなかなか批判を報道しにくいという風潮はあったと思います。芸能人の方の口が重いのも、こういう背景があるからでしょう。年間50kw以上の電力を使っていれば、東電などの大手電力会社との契約をやめて、PPSと呼ばれるその他の電力事業者から電気を買うことが出来ます。金融機関では城南信用金庫さんなどは、脱原発宣言をして、PPS利用と節電に取り組んでらっしゃいます。城南信用金庫HPしかし現在は50kw以下の家庭の電力では、1社独占だから電力会社を選ぶことが出来ません。自宅で太陽光発電しても、送電線を使用しないでバッテリーを使うなどしなければ、電力会社に自然エネルギーを売ってその分電気代が安くなると言うことしか出来ません。最近、「えねぱそ」という自然エネルギーを選べるシステムが出来ましたが、これは自然エネルギーの電力を買って証書をもらうことは出来るんですが、じゃあその分が毎月の電気料金から引かれるのかと言ったら、それはそれで払わないといけないんです。要するに、自然エネルギーへの寄付みたいな形しか出来ない。これはこれで自然ネルギーを応援するために大変意味のあることですが、、、私の会社も表参道の店の照明は全部LEDにしたんですけど、消費電力が小さいのでPPSは使えないので、せめてえねぱその電気を買おうと思います。えねぱそしかしPPSでも送電線は大手電力会社の独占なので、使うのに送電線の使用料がかかるのですが、これがめちゃ高く(PPS電気代の25%が送電費)、スウェーデンの10倍です。新規参入を防ぐため、大手電力会社が送電線の使用料を高くしているんですよね。日本も電力会社の1社独占をやめて、発送電分離して送電線を国有化して、他の会社に自由参入させないことには、なかなか自然エネルギーも発展出来ません。まずはここを変えないとですよね。今、枝野さんが発送電分離を言い出していますし、電力会社の広告費を総括原価に入れるのも問題視されてきています。本当に、日本は変われるチャンスだと思います。こんなに痛みを伴ったのだから、せめてよき未来の扉くらいは、未来の子供たちのために残したいと思います。原発の是非を問う都民投票を求める署名も去年12月から始まっています。大阪では必要数達成したそうですが、東京ではまだ3分の1しか集まっていないそうです。2月9日までに都民の20%の、約22万署名がないと都議会に都民投票を要求できないそうです。ネット署名などは出来ないので、新宿小田急ハルク前や渋谷のハチ公前で街頭署名出来ます。私もお正月に行ってきました。今週土日の「脱原発世界会議」にも行こうと思っています。原発都民投票の情報都民以外の方はネット署名も出来る国民投票もあります。田中優さんの講演のスケジュールは下記にあります。ぜひ1度直接聞いてみて下さい。田中優さん1月の講演スケジュール田中優さん情報による、今特に注意が必要な食べ物を書いておきます。生体濃縮によって汚染されやすくなっているのは、肉、魚、卵、牛乳、特に魚だそうです。それから特殊に集めてしまうものは、キノコ、たけのこ、ブルーベリー、コケ。特にしいたけ、なめこなどは気を付けて下さい。それから、米、小麦の胚芽部分。お米は精米してよく洗えば大丈夫だが、玄米の場合は要注意だそうです。あとは緑茶ですね。その他の野菜は、意外とそれほどでもないとのことでした。未来のために、新しいエネルギーと仕組みを考えたい。もちろん、アンチエイジングのためにも!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2012年01月12日
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みなさま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。すっかりご挨拶が遅れましてすみません。昔から1年中でお正月が一番のんびり気分なんです。一気に気が緩むから、お正月3日くらいから風邪をひくパターンも過去何回かありましたが、今年はとても元気でした。年末年始は、珍しくどちらの実家にも帰らず、家の片づけをしていました。忙しくてもなんとか日頃の家事はやっているのですが、大掛かりな片づけがなかなか出来ていなくて、今年はそれに集中しようということになり、衣類から本からいろいろ仕分けしていました。いやー、でもなんだかすっきりですね、片づけって眠っていて忘れていたものや、もう今の自分にはいらないもの、本当に必要なものが分かり、心も清々しくなるし、なんだか瞑想に似ています。ただ、ずっと片づけばかりしているのも疲れてくるので、元旦だけはおせち料理を作ってお弁当箱に入れて、家を飛び出して箱根の温泉に行ってきました。皿に移してみましたが、ばばっと作ったので見せるのも申し訳ないほど寂しい感じですが、野菜は一応全部オーガニックです。かまぼこは保存料、リン酸塩、つなぎのでんぷん不使用、昔ながらの石臼製法で作られている「出雲神話」というやつです。赤い色は紅麹でつけているみたいですね。煮しめに入れているこんにゃくも、広島産の有機生芋こんにゃくなんですよ。これはオーガニックなだけでなく、使っている蒟蒻芋も在来種なんです。ほんとおいしいんですよ~生芋こんにゃくは、天然のセラミドも多くてお肌にもいいんです。黒豆や田作りは、砂糖を使わず今回はみりんでいきました。田作りはアガベを足したほうが、テリが出たかな。なますは、時間がなかったので紅芯大根で、昆布は煮しめを作った時のダシ昆布を味付けして、かんぴょうがなかったんで、大根を細く切って巻きました。簡単な少量おせちですが、それでもお正月気分満喫。温泉にもゆっくり浸かり、夜はぐっすりと眠りました。箱根湯本温泉の天山と、伊豆長岡の弘法の湯をはしごしたんですが、天山の洞窟風の露天風呂にボケーっと入りながら、日本人が長寿なのは温泉やお風呂に浸かるという習慣によるところもあるんじゃないのかなという気がしみじみとしてきました。お風呂に入ると血流がよくなって新陳代謝が高まりますし、リラックスしてよく眠れます。露天風呂というのは、頭寒足熱で、頭はのぼせないのもまたいいですね。海外で、あの浅いバスタブと、ホースのない固定シャワーの生活をすると、よけいに日本の入浴の風習のすばらしさを感じてしまう私は、根っからの日本人だなーと思います。露天風呂に浸かりながら、しばし瞑想。瞑想の習慣は、毎日15分ずっと続けていますが、最近ではこんな人の多いところでも、電車の中でも、目を閉じて呼吸法を始めると、すーっと静寂に入り込めるようになってきました。ハリ・シャルマ博士らがオハイオ州立大学とマハリシ国際大学とで行った研究では、食事で摂取する脂肪の量を同じにして比較した実験で、瞑想習慣がある集団のほうは、血中の脂質過酸化物(体内フリーラジカルの指標)が14%~16%も少なかったのです。また、キースワレイス博士の研究によると、5年以上瞑想習慣がある人々の生物学的年齢は、そうでない人々より平均12歳若かったそうです。まぁ、そういうアン鬼的な理由はさておき(笑)、片づけと同じで、あとの気分が清々しいので、当面続けていこうと思っています。さて、昨年12月に発売されたノーマンウォーカー博士の本の推薦文を、徳間書店さんから頼まれまして、帯とカバーに推薦文というのを人生初めて書かせて頂きました。ノーマンウォーカー博士の本は全部で4冊シリーズで出るということで、腸のバージョンの帯は鶴見先生が書かれたそうで、私は「食事を正しくすれば老化は防げる」という本の帯を担当しました。ノーマンウォーカー博士は、アメリカのローフード界の偉人で、伝説的な人物。果物と野菜をオーガニックで自給自足しながら完全ビーガンで、誰にも介護されることなく、元気に若々しく、99歳でなくなるまで生涯現役で、ローフードと生ジュースで多くの患者さんを劇的な治癒に導いたと言われてます。26年前になくなられ、これまで本格的な翻訳本が日本で発売されることはなかったのですが、今回初めて4冊ほぼ同時に徳間書店から出たんです。私も初めて読ませて頂き、その徹底ぶりに驚きました。もはや伝説の偉人なので、私ごときがごちゃごちゃ言うのもおこがましいのですが、大きく賛同する部分と共に、考え方が違うところがいくつかあったので、これは無理だ~と思ってお断りしたのですが、違うと思うことは違うと書いていいからとおっしゃって下さったので、正直な推薦文を書かせて頂きました。なぜ若返るために生の野菜や果物が最高なのか、白砂糖や牛乳、肉が体に入ると血中や臓器の中で何が起きてしまうかが、とても詳細に徹底的に書いてある本です。私がついていけなかったのは、穀物をいっさい食べるなと言うのと、腸内洗浄礼賛です。病気の方の一時的な食事としてなら理解しますが、健康な人までが若返りのためだと言ってでんぷん類を一切断ってしまうのは、ちょっと栄養学的に極端だなと思いました。穀物を主食にしてきた日本人には特に合うとは思えないし、人間の歯の構造から言っても、穀物をすり潰すための臼歯は20本、野菜を噛み切るための門歯は8本、肉を食べるための犬歯は4本ですからね。ただ、それ以外は生野菜と果物のすばらしさがたっぷりと書かれていて、酵素に興味のある方には、とても勉強になるシリーズだと思います。穀物に関しても、特に精製した白い穀物、白米や精製小麦粉などの炭水化物は、確かにあまり多く食べ過ぎない方がいいと、私も思っています。もちろん炭水化物は大切なエネルギー源になりますから、不足なく食べないとなりません。それも砂糖で摂るより、穀物で摂ったほうが吸収もゆっくりだし持ちもいいです。ただ完全真っ白けに精製してしまうと、それはどんどん不自然で、血糖値を急激に上げてしまう、砂糖に近い存在になってしまうというのは確かです。GI値も、ブドウ糖137、白砂糖110、食パン95、うどん、もち85、白米85、玄米55、そば54、全粒粉パン50と言った具合に、その精製度に比例してはっきりと上がります。 昨年TVを見ていて、あのマツコデラックスさんが実は肉が苦手で、白ご飯を毎日大量に食べると言うのを知りました。白ご飯というものは、もちろんGI値110の白砂糖や、その上をいくブドウ糖果糖液糖入りの清涼飲料水よりかはマシですが、GI85で、わりとすぐにブドウ糖に分解されますからね。日本人は穀類を主食にしてきましたが、実は白米を食べてきた歴史も玄米を食べてきた歴史もそう長くはありません。1万年続いた縄文時代の主食は、なんと「どんぐり」です。弥生時代に稲作の文化が入ってきましたが、お米の生産量は少なく、米2割に大麦、小麦、ヒエやアワなどの雑穀が主食で、プラス豆、どんぐり、いも、ソバという時代が長いのです。もちろんお米も白米ではないし、かといって純粋なる玄米でもなく、なんとか道具でついて、少しでも食べやすくしようとしていました。江戸時代ですら、江戸患いで分かるように、白米食べていたのは都会人と富裕層だけで、多くの田舎では、まだ雑穀が主流でしたからね。炭水化物は消化されると、結局のところ「糖」になります。糖は体や脳のエネルギーですから必要ですが、多量に摂りすぎたり、急激に血中を糖だらけにしてしまうような食べ方をしていると、体内のたんぱく質と糖が結びついて「糖化」が起きます。糖化は、極端に早く私たちを老けさせます。糖化が肌で起これば、弾力を失い、ハリやつやがなくなり、くすみ、透明感を失います。皮膚の老化の原因の8割は酸化だと言われてきましたが、最近では糖化も大きな割合を占めると言われるようになりました。砂糖のお菓子の食べ過ぎには注意している人も、白ご飯はノーマークという方は結構いるのではないでしょうか。白いパンが大好きな女性も、とても多いですよね。白ご飯は確かにGI85で、かなりの高GIですが、白いパンはその上をいくGI95で、更にそのパンが菓子パンだったりすると最強になります。穀類は雑穀ごはんにしたり、玄米を12時間水につけて炊いたり、パンは全粒粉のパンにして、しかも食べ過ぎなければ、血糖値の上がりはゆるやかです。その他に、食事の最初に繊維の多いものやお酢系のものを摂っておくという「抗糖化」作戦は何度も書いているところですが、アメリカで2010年に発表された研究では、レタス、小松菜、キャベツ、白菜などの緑色をした葉菜に、かなりの抗糖化力があるそうです。また、インドの国立栄養研究所では、糖化を防ぐ食材として17種類を選び、真空凍結乾燥した食材粉末の糖化阻止率をAGE蛍光法で測定してたそうです。その結果、糖化を阻止する作用がダントツで高かったのはショウガで、その糖化阻止率はなんと93%だったそうです。ショウガに続いてシナモン、クミン、緑茶、黒こしょう、バジル、リンゴ、レモン、ニンニクなんかが効果があったようです。緑の葉菜に生姜と黒コショウ入れたドレッシングをかけて、食前に食べたら最強ですね!ショウガおろしドレッシングすりおろし生姜 1片、フラックスオイル大さじ1、レモン汁大さじ1、黒酢大さじ1、しょうゆ小さじ1、ヒマラヤ岩塩少々、黒こしょう少々 弘法の湯近くのロープウエイに乗って見た富士山です。どうか、すばらしい1年になりますように!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2012年01月07日
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