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みなさま、こんにちは。紫外線の強い毎日ですね。昨日私はサンダルデビューしました。7月に出す新作コスメ3種の仕様がやっと完成し、今は発売に向けてラベルを作ったり、サイトやカタログなどの準備中で、バタバタしています。その他にも、同時並行でいろいろなコスメの開発をしていますし、秋に発酵食品を自社ブランドで数種類出すため、生産者の方々に会いに出かけたり、サイトの原稿を書いたりしてる毎日です。でも、変わらずカイロプラクティックの治療院は週3回やっていますし、トークイベントは今月は3回もありましたし、だけど家族との時間も大切にしているため、いやー目が回りそう\(◎o◎)/!だけど好きなことしかしてないので、忙しくても楽しい毎日です。↑うちの畑の小松菜です。種というのは観察してると面白いのですが、最終的にどんどん放物線を描いて広がります。出来るだけ子孫を、遠くに広く残そうとしているのです。そして十分広がったから、このように急速に枯れ始めます。次世代にバトンを渡したら、安心して土に還ろうとします。そしてそれは自然な肥料となり、また巡り新しい命として、いつか生まれてくるのです。なんだかしみじみとする春の庭です。先日ある雑誌の取材を受けた時に、私のアンチエイジング法について、一言で言うとなんですか?と聞かれました。守備範囲が広いので、なかなか難しい質問です(^_^;)方法としては多岐にわたるのですが、基本は何かと考えてみると、やはり「人間が持つ自然治癒力を高める」ということに尽きるんじゃないかと思いました。私は28歳でパニック障害になり、それがハーブと栄養学と呼吸法とカイロプラクティックで治癒したことがきっかけで、治療家の道に進むことになりました。体が持つ自然治癒力。カイロプラクティックの世界では「イネイトインテリジェンス」とも呼びます。それを妨げるのが、脊椎サブラクセイション(subluxation)。ズレや歪みによって神経伝達が阻害され、自然治癒力が発揮されるのを妨げている椎骨のことを言います。私は、問題のあるサブラクセイションを見つけて取り除く施術をするのが専門。ただ、現代人のサブラクセイションは椎骨ばかりとは限らず、食事やコスメ、すごし方、心までが整うと、本当のビューティーエイジングだなと感じています。美しい背骨を手に入れると共に、過剰な活性酸素や糖化、炎症を呼び込むような食生活やバリアを壊す化粧品、生活習慣を見直すことも大切です。化粧品やサプリメントを開発している中で、植物が持つフィトケミカルの力にもすごく驚かされます。ただ、なんといっても一番ベースにあるのは、体が持つ自然治癒力。「秩序を保とうとする力」「修復力」です。基本的にこれが備わっているからこそ、これがすごいからこそ、施術も、フィトケミカルも活きるのです。知れば知るほど、一体誰が設計したんだろうと思うほど、なにもかもがミラクルです。それは人間の体にだけあるわけではなく、植物も動物も、自然界すべてに備わっているイネイトインテリジェンスだと思います。人の体は約60兆個の細胞で出来ています。細胞の基本的な形は球状で、1つの大きさはだいたい10~30μm(マイクロメートル)1μmは1mmの1000分の1ですから、まぁナノメートルよりは大きいですが(1nmは1μmのさらに1000分の1)、1つ1つはかなり小さいです。↑細胞はこんな構造です。表面には厚さ約7nmの細胞膜があります。細胞膜には鋭敏なセンサーの役割があり、いろいろな情報をキャッチして細胞内に伝えています。また、特定の物質を細胞内に入れたり、細胞外に出したりする重要な役割もはたしています。細胞膜はリン脂質が主成分ですが、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を補うことで、細胞膜は柔らかくなり正常な機能を保ちます。オメガ6は摂りすぎの傾向なので、オメガ3を積極的に摂るのが大事と言うのは、もう多くの方がご存知です。クリルオイルなんかはオメガ3脂肪酸にプラスして、リン脂質が40%も含まれるので、細胞にとって極上のごちそうと言えます。細胞膜の中は細胞質で、細胞内液に満ちていて、中にエネルギーを作り出すミトコンドリア、たんぱく質の合成に関わるゴルジ装置、小胞体、リボソーム、不要物を処理するライソソームなどの細胞小器官があります。真ん中に核が1個あり、細胞のすべてをコントロールしています。この核の中に染色体があります。染色体は23組46本あり、この染色体がDNAで出来ています。DNAの中に遺伝子という細胞の設計図や先祖から受け継いだ情報があるのですが、1つの細胞にだいたい2万2千個前後の遺伝子があると言われています。遺伝子を構成しているDNAは、二重のらせん構造をしていています。細胞はいつも同じではなく、細胞分裂して新しいものに生まれ変わっています。毎日、なんと6000億回も細胞分裂し、6000億個の新しい細胞が生まれています。今、この瞬間にも私たちの細胞は生まれ変わり、3か月後には一部を除けばすべてが新しい細胞に入れ替わっている計算になります。細胞分裂とは要するにコピーです。細胞を分裂して、同じやつをもう1個作るわけです。この細胞分裂で一番重要なのは、細胞の設計図であるDNAを正確にコピーすることです。ところが、毎日生きているだけで1日で1つの細胞で100万個のDNA損傷が起きています。ほとんどがDNAの二重らせんを片方だけ切る損傷ですが、細胞10個のうち1つでは二重らせんを両方とも切るような損傷が起こるそうです。宇宙から差し込む自然放射線でも、細胞1万個のうち1つの割合で二重らせんが2本とも切れているのです。でも安心して下さい。私たちの体には「DNA修復酵素」というすごい酵素があるのです。これによって、1本切れたものは99.9%以上修復し、2本とも切れたとしても90%も修復します!1本だけ切れたら、無事なほうの対の1本を参考にすることで、かなりそっくりに修復できます。2本がいっぺんに切れてしまっても、他のDNAから似たパターンを探し出してきて、なんとか修復しようとします。ただ、この時によく細胞分裂でミスコピーします。でもこれまた安心なことに、私たちの体には「アポトーシス」という異常細胞の自殺機能があるのです。それでもかいくぐって生きのびた異型性細胞も、私たちの体の中の頼もしいパトロール隊である白血球のナチュラルキラー細胞によって、たいていは根こそぎやっつけられてしまいます。それでも残ってしまったものが、がん細胞になります。がん細胞になっても、ナチュラルキラー細胞は日々戦ってくれています。自然治癒力って本当にすごいですよね。こんなに傷がついても、ここまで修復され、修復されなかったものは自ら死に、それでも生き残った異常細胞も白血球が処理するのですから。しかし自分の修復能力やアポトーシス能力や免疫力の許容範囲を超えてしまうくらいのDNA損傷が起きることは、やはり避けたいです。それは、細胞のガン化という恐ろしい結果までいかなくても、皮膚細胞で起きればシワやたるみ、シミの原因となり、臓器や筋肉で起きれば老化や生活習慣病の原因となります。要するにDNA損傷は、老化の大きな原因なのです!DNAの損傷を加速させるものは、過剰な活性酸素です。活性酸素をたくさん発生させる原因は、紫外線、放射線、タバコ、大気汚染、食品添加物、有害化学物質、残留農薬、薬、電磁波、放射線、過食、飽食だと言われています。放射線もそれ自体でDNAを切るのは3割。あとの7割は活性酸素で切ります。放射線(おもにβ線)が体内の水にぶつかり、活性酸素のヒドロキシラジカルが発生するのです。私たちは食べものに含まれているカリウム40と言う自然放射性物質で毎日約6000ベクレルも体内被曝していますが、この程度ではちゃんと修復できるようになっているそうです。カリウム40は46億年前からありますが、まだ体内に入れることに慣れていない新しい放射能核種の場合は、生体濃縮しやすく代謝が遅いという説もあり、量や濃度によっては許容範囲を超えると思いますので要注意です。人間の体には活性酸素を無害化するSODやカタラーゼ、グルタチオンペルオキシターゼなどの抗酸化酵素があるので、多少のことはこれら酵素で解決してしまいます。要するに過剰に発生しなければ問題ないのですが、酸化ストレスが多い現代は、体内の抗酸化酵素だけでなく、食べ物から抗酸化物質を摂ることで、出来るだけ自然治癒力を助けて、より修復力を高めたいです。SOD酵素は亜鉛と鉄が不足していると十分作られにくいので、微量ミネラルをちゃんと摂りましょう。↑麻の実ナッツがおいしくておススメですが、こちらの麻の実の殻のほうをパウダーにしたもののほうが、鉄分は2倍くらい多いです。なおかつ亜鉛も若干こっちのほうが多いです。必須アミノ酸がすべて入っていて、重量中50%がたんぱく質という麻の実プロテインで、非加熱のため酵素が活きたRAWフード。少し青くさいきなこみたいな味で、スムージーや豆乳に入れて飲む感じですね。それから植物が持つポリフェノールやカロテノイド、ビタミンC、ビタミンEも活性酸素を処理してくれます。ヒドロキシラジカルを無害な水に変えるのは、なんと言っても水素です。私は肌で発生する一重項酸素という活性酸素に関しては、アスタキサンチンやカロテノイド、ケルセチンなどの抗酸化物質を肌に塗ることでも対応しますが、例えば植物の力だけでSPF値を出しているサンスクリーンではケルセチンやプロアントシアニジンが多いビルベリーの葉のエキスをたっぷり入れています。成分の中でもう1つ面白いのがブラジルのアグアヘ(オオミテングヤシ)というヤシ科のフルーツの実を搾って得られる真っ赤なオイル。このオイルにはニンジンよりもカロテノイドが多く、一重項酸素から肌を守るのに一役かっていると思います。すみません、たくさん書きすぎたため、後編に続きます!!
2014年05月26日
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みなさん、こんにちは。慌ただしい毎日が続き、ブログの更新が遅くなってすみません。いい天気ですね!うちの畑ではオクラの種取りをして、植えました。先週の木曜日は、コスメのプレス発表会でした。発表会では1時間のセミナーを1日3回やり、おかげさまで260人くらいのマスコミの方に来て頂きまして、大賑わいでした。↑トーンアップがテーマの化粧水、美容液、クリームの3種類が、7月15日に一度にデビューします。いやー、基礎化粧品3種を一度に出すと言うのは、5年前のブランドを立ち上げ時以来のことなので、完成させるには時間がかかりましたが、やっと世に出せるのでうれしいです(>_
2014年05月18日
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みなさん、こんにちは。あっという間にゴールンウィークが終わってしまい、いつもの日常です。私は今回、はじめて沖縄で講演会をやらせて頂きました。↑大好きな那覇のオーガニックレストラン「浮島ガーデン」さんの2階でやりました。古民家を改装したお店なので、2階は特に落ち着く空間です。↑浮島ガーデンと言えば、この伊江島産小麦の冷やし中華が超絶おいしいのですが、今回もこちらを食べてから頑張りました。伊江島小麦は、沖縄の伊江島に伝わる在来種で、農薬を使用せずに大城さんという方が作られていて、あまり精製されていないので、かなりふすまが残った、食物繊維の多い味わい深い麺です。↑旅先でも講演会前はやっぱり美容院に行きます。美容室に行くと、気持ちがしゃきっと切り替わるようです。今回は浮島ガーデン近くで、かなりコアなオーガニック美容室がありまして、そこでやってもらいました。スプレーとかもファファラで、あの臭い匂いがありません。ノンケミカルなため、シャンプーも石鹸シャンプーで、パーマもやらない美容室です。自分史上最大の、休憩入れて2時間もお話してしまいました。来て頂いた方、ありがとうございました。こんな風に、今後いろいろな地域でお話しできたらと思っています。オーガニックレストラン浮島ガーデンオーガニック美容院room↑翌日は本島のかなり北側のはての聖地、大石林山へ行きました。UAさんの撮影で来た場所で、ゆっくり見る余裕がなかったのですが、今回はいろいろなところを歩くことが出来ました。↑大石林山内の「生まれかわりの石」です。ここを3回くぐると、良くないカルマがすべて消えると書いてあったんで、一応3回くぐってきました(笑)↑さて、そのあとは「カフェ水母」へ↑海辺にあるとってもかわいいナチュラルレストランで、お米も野菜もほとんどが自家栽培で有機無農薬です。↑生野菜たっぷりのベジタコスを食べました。おいしいです。↑目の前のビーチで、息子はひたすら水切りの鬼でした。1時間近く、平べったい石をひたすら投げこんでました(笑)カフェ水母〒905-1502沖縄県国頭郡国頭村楚洲150-1Tel:0980-50-4040↑そのあとは、無農薬で無肥料でなんと露地栽培でイチゴを作っていると言う、奇跡のやんばるイチゴ農家の、森岡いちご農園を訪問しました。森岡さんは5年前から、無農薬でのイチゴ作りに取り組んでいらっしゃるそうです。高畝でネットで守られていましたが、虫にもやられておらず、きれいなイチゴ畑でした!露地での栽培に適している「宝交早生(ほうこうわせ)」という品種で、小さいですが濃くて風味のある味で、とっても良い香り!実が柔らかいので販売には向かず、なかなか市場に出回りません。イチゴは虫がつきやすく、通常農薬の量が多い果実です。森岡さんのところでも有機肥料を与えていた初期は、虫が発生したそうです。しかし無肥料にしたところ、そういう被害は目に見えて減り、台風の多い雨の多い沖縄で、まさかの露地栽培での無農薬イチゴ作りに成功されました。露地にこだわったのは、何よりイチゴが大好きで、露地のイチゴの方があきらかにおいしいからだそうです。寒暖差が激しい土地柄なのも、糖度を上げることに繋がっているようです。苺は、与える水分量をコントロールすることで甘さを出すのですが、味の濃い苺へのこだわりから、水やりは一切せず、雨も苗の時以外は降ってほしくないくらいだそうです。露地でさんさんと太陽を浴び、畝を高くして、根を深くはらせ土の滋養を存分に吸わせたイチゴは、本当においしかったです。うちの表参道の店で、先日1日だけこのイチゴを販売して大好評だったんですが、またやれたらやりたいです。もしかしたら、森岡さんの奇跡のイチゴジャムを鬼仕様で作っていただけるかもです。お楽しみに!↑さて、そのあとホテルに帰ろうと思ったんですが、フェイスブックを見てみると、リスペクトする三宅洋平さんが、地元本部町の「かつおのぼりまつり」でライブするという書き込み発見!たまたまホテルから車で30分くらいのところだったんで、まさかまさかのライブ鑑賞が出来ました!洋平さんの歌を聞くと、パワーチャージ出来ます。ラッキーでした。↑翌日は、伊江島小麦があまりにおいしいため、なぜだか伊江島にフェリーで渡りました。あいにく梅雨入りしてしまったんですが、伊江島では絶賛百合祭り中で、リリーフィールド公園では海岸沿いにてっぽう百合畑が、いっせいに花開いて圧巻でした!一応、名前が小百合なもんで、ちょっとテンション上がりましたよー\(◎o◎)/!もちろん伊江島小麦の麺と伊江島小麦粉もさっそくゲットしました。残念ながら希少すぎて、県外から買うことどころか県内でもなかなか手に入りません。食べたい方は浮島ガーデンさんへどうぞ。↑伊江島に行ったら、伊江島のサグラダファミリア「カーサビエント」に泊まるべしと、浮島ガーデンの店主の直子さんに聞いて、やってまいりました!民宿なんですが、曲線が多くてすごく面白い建物でした。焼き物をやっていたお父様が、家作りにも凝り出して、全部手作りだそうです。↑カフェでの朝食が付いているのですが、これがかなりの絶品でした。お米は無農薬ですが、野菜は必ずしもオーガニックというわけではないようですが県産や伊江島産野菜。完全ベジな朝食でした。いつもは朝は生野菜と果物くらいしか食べませんが、思わず食べちゃいます。カウンターから見える厨房に置いてあった油が、まさかの鹿北製油の無農薬なたね油でした(*^。^*)春巻きが苦手な私ですが、まったくスイスイとおいしく食べられたのはそのせいかもしれません。カーサビエント〒905-0501沖縄県国頭郡伊江村字東江上549TEL 0980-49-2202さて、最近私はあるものに注目しているんですが、それは何かと言いますと・・・・↑春ウコンです!!そう、この沖縄でたくさん栽培されているハーブです。ウコンと言えば肝臓に良いというイメージしかないと思いますが、本当にさまざまなパワーがあるようで、アンチエイジング的に非常に気になっています。特に、春ウコンは精油成分が多く、薬効が一番高いことで知られています。ウコンの有効成分はクルクミンが有名ですが、クルクミンには肝臓の働きを強化して、胆汁の分泌を促す働きがあり、利尿作用もあります。これだけを考えると、春ウコンは秋ウコンの10分の1しかクルクミンが含まれていないのですが、だからこそ過剰症が起こりづらいと言えます。春ウコンが優れているのは精油成分が秋ウコンに比べ約6倍、ミネラルが約6倍ほど多いということ。精油成分の中に、ターメロン、シネオール、クルクメン、クルクモール、エレメン、パラメチトルイルカピノール、フラボノイド、アズレン、カンファなどが多く含まれていて、これらが五臓に有効に働くようです。生活習慣病や、肝機能向上、風邪やウイルス性疾患、ヘルペス、細菌性疾患要するに炎症全般。花粉症、皮膚炎、自己免疫疾患、関節炎、免疫力UPなんかに大変良いようですが、美容的にも乾燥肌の改善とか、吹き出物改善にも効果があるようです。私はこの中で、ウコンが炎症を抑える働きにすごく注目しています。先日も書きましたが、ウイルスや細菌が入ったり増殖した時に起こる激しい炎症以外に、日常生活にあまり影響を与えない常在菌が少し増えて起こっているものや、代謝活動の中で老廃物の処理過程で生じるもの、腸の中で悪玉菌が作る有害物質により起きているもの、それから糖質の摂りすぎによって出来るAGEによる慢性的な弱い炎症などがあります。この慢性的な弱い炎症が、酸化、糖化に次ぐ、3つめの老化の最大原因でないかというのが、アンチエイジング界で今注目されています。抗炎症がトピックスなのです。モリンガ、キャッツクロー、クリルオイル(DHA、EPA)、金時生姜、ココナッツオイル、大豆の発酵食品、玉ねぎ、海藻、椎茸、プロポリス、水素、オリーブの葉、エキナセアなどにも抗炎症作用が高いです。鬼的には、春ウコンもかなりきてます!沖縄には春ウコンをあちこちでみかけたので、いろいろ見てきました。↑この「ちぐさ」という会社の春ウコンが良かったです。無農薬自社栽培で、粒にするのにいっさいの添加物を使用していません。那覇の国際通りで見つけました。おもしろい会社です。そしてそして、沖縄に住む友人のヒプノセラピストAZUさんが南城市に引っ越ししていて、訪ねたらなんとおうちの真裏にこれが・・!!!↑なんと、沖縄でのウコン発祥の地だった!!!!\(◎o◎)/!ウコンは琉球王国の大切な交易品で、その栽培が始まった時にこの地の地頭大城氏がここにウコンを植えて栽培普及に大変な尽力をしたと言う事です。ご縁!!!ウコンづいてるー!!↑こちらはAZUさんのセラピールームです。旦那様の真吾さんは鍼灸師で、この向かい側の部屋で施術されています。だから体のコリも心のコリもすっきりなのが、この治療院のすごいところ。沖縄に行かれたらぜひ、行ってみて下さい。ルーア大好きな沖縄でリフレッシュ出来ました。そして、アンチエイジングは抗酸化、抗糖化、抗炎症が重要。植物の持つチカラに、これからも注目していきたいです!
2014年05月10日
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みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークはいかがおすごしでしょうか?先週、わたしは四国の、あるお醤油の蔵を訪ねました。↑100年以上前に作られた杉樽の中には・・・・↑お醤油のもろみが発酵中!!無農薬の国産丸大豆と無農薬の国産小麦に麹菌をふりかけて麹を作り、とオーストラリアの天日塩で仕込まれています。ここからは100年前の杉樽や明治時代からある蔵に住みつく乳酸菌と酵母菌が、この中に交代で入り込んで発酵して、お醤油を作り上げていきます。この蔵は、26年前に日本のお醤油の蔵で初めてOCIAオーガニック認証を取った蔵です。農薬が日本に入ってきたのは戦後ですし、元々はお醤油の原料の大豆も小麦も国産無農薬が当たり前でした。作り方も、上記のような本醸造しかありませんでした。しかし、戦後の食料不足により、少ない原料でたくさんの醤油を作る必要性から、脱脂加工大豆からアミノ酸液を作って着色料で着色して砂糖を入れるような作り方のお醤油が増え、その後は経済優先の為に、こうしたやり方をする蔵が増え、化学調味料や、ぶどう糖果糖液糖なんかを入れ始め・・・そして農薬を使った栽培が台頭し、安い海外原料が台頭し、あげくは遺伝子組み換え大豆が台頭し・・輸入大豆のほとんどが遺伝子組み換えという事態にもなってしまいました。遺伝子組み換え大豆を使用していても、お醤油には表示義務はないので分かりません。日本の大豆自給率は約5%で、日本の輸入大豆の約75%は米国産です。そして米国産大豆の約93%が遺伝子組み換え大豆ですからね。本醸造をする蔵は探せばまだありますが、国産原料で仕込むところは稀で、国産無農薬原料で本醸造ともなると、本当に指で数えるくらいの蔵しか存在しません。更に、杉樽仕込みともなれば、もう本当に希少中の希少です。この蔵はその中でも、26年前から無農薬国産原料での本醸造を復活させている蔵なので、まさに古くて新しい先駆者的な蔵だと思います。1年半以上熟成し、もろみを搾ったものを火入れしてお醤油になりますが、ここで火入れせずに目の細かいフィルターを通して酵母菌、乳酸菌を減らすことで発酵を止めると、更に大変珍しい酵素が活きた生醤油になります。このお醤油をオリジナルラベルで、私のブランドで秋からやらせて頂くことになりました。嗚呼、楽しみ♪私はカイロプラクティックの施術以外に、オーガニックコスメのプロデュースを8年前からやっているわけなのですが、健康と美容、ナチュラルアンチエイジングを考えた時に、日本古来の調味料がおかしくなっていることが残念でならなくて。消えつつある本物の味を、もっともっと残したい、広めたいって思っています。特にお醤油やお酢や味噌などの日本の代表格のアンチエイジングな発酵食品は、本物をいただくことが大切だと思います。例えばお醤油は大豆、小麦、塩を原料とし、麹菌、乳酸菌、酵母による絶妙な発酵過程を経て生成され、その過程でアルコールやバニリンなどによる香り、大豆由来のアミノ酸によるうま味と、小麦由来の糖による甘みをもちます。味噌は蒸した米や麦に麹菌を植え付け、蒸して潰した大豆に混ぜることで、麹菌が生み出した酵素によって原料中のデンプンやタンパク質が分解されブドウ糖、麦芽糖、アミノ酸と変化していきます。そうすると糖質を求めて乳酸菌が増え、乳酸が発生することで、今度は酵母が生育しやすい環境になって酵母が増えます。酵母は糖分からアルコールや有機酸を作り、アミノ酸から高級アルコールを作り、味噌の香味を増やします。発酵という微生物のはたらきが加わることによって、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど栄養成分が消化吸収しやすい状態に分解され、栄養価がさらに高まっています。発酵とは食品に含まれる糖質、たんぱく質などが乳酸菌や酵母菌、麹菌などの微生物が作り出す酵素によって分解されて変化することです。発酵することで食品のうま味も増しますし、微生物が新しい栄養成分を作り出し、酵素も爆発的に増えています。動物も植物もみな体内で酵素を作っていますが、普通は自分に必要な酵素しか作りません。しかし麹菌や酵母菌などの微生物は、自分が必要とする何百倍もの酵素を作ってくれますし、乳酸菌は人間の腸内でも、ビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシンなどの美容に嬉しいビタミンを作ってくれる他、細菌やウイルスが体内に侵入しようとした時に、免疫細胞を活性化してくれる働きまであります。私たちはこうした微生物たちに囲まれ、助けられて生きているんだなーって、あらためて思いますね。このブログでも何度か書いていますが、免疫細胞の約60%~70%が小腸に集中していることが分かってきています。腸は体内にありますが、常に食べ物が外から入ってくるので、外界からの病原菌を最初に食い止める必要があるからだそうです。腸内に乳酸菌やビフィズス菌などが多いと、食物繊維やオリゴ糖を分解して乳酸や酢酸などを分泌し、腸内を酸性にして、更に善玉菌が優勢な腸となり、免疫力も上がります。発酵食品をよく食べ、食物繊維の多い野菜や海藻を食べると言うことは、健康にも美肌にもとっても有効です。ところが、腸内で悪玉菌が優勢になってくると毒素や老廃物がたまって免疫力が低下し、アレルギーは悪化し、美容面では肌荒れを起こしやすくなります。1つは食べ過ぎた時です。食べ過ぎると消化が追い付かなくなり、未消化のものに悪玉菌がたかり、有害なガスを発生させます。これがインドール、スカトール、硫化水素、アンモニアなどです。特に体に有害なのが、硫化水素とアンモニアです。これらが腸壁から吸収されると、血液を汚して、アレルギーやガン、糖尿病、肌荒れなどを引き起こします。硫化水素は卵の腐ったような臭いがします。便秘をすることでもクロストリジウムなどの悪玉菌が増殖し、有害物質が増えてしまいます。また、たんぱく質や白砂糖、動物性脂肪、酸化した油は悪玉菌の大好物です。悪玉菌が優勢になっているかどうかは、便を見ればすぐ分かります。便に色を付けているのは胆汁の中にあるビリルビンという物質ですが、ビリルビンは便が酸性なら黄色寄り、アルカリ性なら黒っぽく変化します。腸内の善玉菌が優勢だと酸性の分泌物を出すから、黄味寄り悪玉菌優勢だとアルカリ性の分泌物を出すから色が濃くなります。また悪玉菌が出すガスは臭いですから、においでも分かりますね。私は発酵食品以外では、大草原の乳酸菌というサプリメントと瀧の酵母という生きたサプリメントを、腸がいまいちな時にたまに飲みます。乳酸菌と酵母菌は乳酸菌の分泌物が酵母の成長を助け、酵母の分泌物が乳酸菌の成長を助けるので共生している関係です。患者さんなどにも腸が不調の方やアレルギーの方にはおすすめしますが、両方ともパワーがすごくあるのでみなさんに喜んでもらえます。酵母は糖質やデンプン質、たんぱく質を主に分解し、酸素があればアルコール、乳酸、酢酸などの有機酸も分解吸収しますし、たくさんの酵素も作り出します。乳酸菌は食物繊維や糖質、たんぱく質、脂肪を分解して、悪玉菌の繁殖を抑え、ビタミンB群などを腸内で作り出します。発酵力の強いこういう生きた乳酸菌と酵母菌をたまに外から送り込むことで、自分の腸内にいる善玉菌達も元気を取り戻すようです。乳酸菌サプリも酵母菌サプリも、まずは寝る前に飲むのが良いようですよ。ちなみに、瀧の酵母にペット用があるんですが、これがペット酵母って言ってね。最近リニューアルして、無農薬のアガベイヌリンと菊芋という水溶性の食物繊維の多い粉末も加わり、更にパワーアップしました。エサにちょっと混ぜるだけで、特に湿疹などの皮膚トラブルのある犬や猫ちゃんたちに、ものすごく効果があるようです。ペットフードでは酵素不足というのもあるし、やっぱ腸内環境って重要なんですね。もう1つ腸内善玉菌達が作り出す物質で、たいへん有効なものが「短鎖脂肪酸」です。脂肪酸は油を構成する成分のひとつで、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしていますが、炭素の数が6個以下のものを短鎖脂肪酸と呼びます。短鎖脂肪酸には、酢酸、プロピオン酸、酪酸などがありますが、これらは腸内では食物繊維やオリゴ糖を善玉菌が分解して発酵している時に出来ます。短鎖脂肪酸は、なんと消化管と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担っているそうです。胃液や膵液などの消化液の分泌を促す働きまであり、ミトコンドリアの活性化とか、腸内で有害な菌の増殖を抑制したり、蠕動運動を促進したり、さまざまな有益な機能があることが分かってきています!短鎖脂肪酸を腸内で増やすには、鶴見先生によると、なんといっても海藻、リンゴなどに含まれている水溶性の食物繊維、それから穀類、大豆、きのこ類にある不溶性の食物繊維だそうです。食物繊維の一部は腸で分解され、100g食べたとしたら、47gくらいの短鎖脂肪酸が出来るということが、最近注目されているようです。そのほかには、短鎖脂肪酸がそもそも多く含まれている黒酢、お酢、梅干しなども良いですし、ピクルス、らっきょう、漬物、キムチなどの発酵食品にも短鎖脂肪酸は多いようです。2009年のネイチャーに掲載された論文でも食物繊維や短鎖脂肪酸の摂取量の増加で、大腸炎などを緩和できる可能性があるとされています。論文http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7268/full/nature08530.html腸内善玉菌を優勢にし、短鎖脂肪酸も多い発酵食品。本物を摂って、発酵ビューティーでいきたいですね!!!
2014年05月02日
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