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いやあ激動の2020年4月が終わりましたね。 今月は緊急事態宣言が全国に発令された関係で、多くのお店が閉まり、街の明かりが消え、自粛・緊縮・静粛の「3粛」を実感する静謐な1か月となりました。 市場では4月中旬までは、 ウィズ・コロナ銘柄 が持て囃されましたが、下旬にはそれらの多くは下落傾向となり、今度は早くも アフター・コロナ銘柄 が物色される流れとなりました。 緊急事態宣言が更に1か月程度延長されそうな現在、アフター・コロナを手掛けるのはまだ早すぎるような気が個人的にはしているのですが、マーケットはそうは判断していないようで、相変わらず市場の考えていることは良く分かりません。ま、今までも大して理解できたこともないのですが。(滝汗) 次に今月の成績ですが、対2019年末比でー17.0%となりました。未だ年初来大幅マイナスではありますが、先月末はー26.2%かつ一時期は瞬間最大風速でー34.2%まで掘っており、自らが長年をかけて作り上げてきた「優待バリュー株王国」が崩壊しそうな、「おケツ火だるまの大ピンチ」に直面して訳なので、そこから比べるとだいぶ回復しました。 来月のポイントとしては、本当に全国一律の金太郎飴的な緊急事態宣言が延長されるのか、そしてその期間はどのくらいになるか、だと思います。状況を見ながら、ポートフォリオ最上位で戦う銘柄に関しても必要があれば迅速・柔軟に入れ替えも検討していきます。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 30, 2020
さて今日は2019~20主力株概況シリーズです。ここからはJ3ランク(主力候補の有望銘柄)を見ていきます。31位 5284 ヤマウ(東JQS、非優待株) ◎◎ PF時価総額31位のPF上位銘柄は、土木中心のコンクリート2次製品メーカーで、九州が地盤のヤマウです。 現在の株価は348円、時価総額21億円、PBR0.44、自己資本比率は29.8%、今期予想PER4.09、配当利回り3.2%(11円)で、優待はありません。 さてヤマウは2014年3月期に自然災害による特需で利益が急伸したことがありました。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そして災害による特需は遅れて発生します。九州では2016年4月に熊本で大きな震災があったために、「そろそろ特需が発生してもおかしくないな。それにもしも特需がなくても、ヤマウは元々指標的に超割安なので、ここから株価が暴落することもないだろう。非優待株なのが玉にキスだけど、総合的に考えてローリスク・ミドルリターンの非常に良い案件だな。」と考えて、2017年に多めに買っていました。 そして2019年に入って復旧工事でコンクリ製品の需要が本格化しましたが、同時に運搬コストの高騰と原材料高が痛打し、ヤマウの業績は私が期待したようには伸びませんでした。 私は、「ヤマウは残念ながら自分が思っていたのとはその後の事態がちょっと違ったな。ただ指標的には相変わらず超激安だし、別に今すぐに叩き売らなくてはならないという状況でもない。ま、もう少し様子見でいいかな。」と思って現時点ではホールドを続けています。 ま、ここは結果としては「やや失敗の投資」でしたが、だからと言って致命傷になる程悪かったわけでもない、という実に微妙な案件でしたね。(滝汗) 2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Apr 29, 2020
さて市場ではほんのしばらく前までは、地方スーパー、ディスカウントストア、ドラッグストア、物流関連などのいわゆる ウイズ・コロナ銘柄 が持て囃され実際に株価も急騰していたわけですが、このところそれらは反落するか株価ヨコヨコで推移し軟調になってきています。 そしてその代わりに、COVID-19が終息したら業績が大きく回復しそうな、いわゆる アフターコロナ銘柄 が上昇し始めています。ブライダル関連・外食関連・遊技機関連・外車販売・高級品販売小売なんかですね。 具体的に私のポートフォリオ上位で該当する銘柄で言うと、 2780 コメ兵 3097 物語コーポレーション 3538 ウイルプラスホールディングス 6425 ユニバーサルエンターテインメント あたりが大きく騰がってきています。 自分の素肌感覚だと、「未だしばらくはウィズ・コロナ時代が続くんじゃないだろうか。 まだちょっとアフター・コロナ銘柄を手掛けるのは早過ぎるんじゃないかな?」と思うのですが、神なるマーケットには「少し先の未来を予見する魔法の鏡」としての偉大な力があります。 これはもしかすると、5月7日には緊急事態宣言が全国一律で解除されて、また同時に日本でのCOVID-19の感染が終息し、一気にポストコロナの時代がやってくる可能性があるのかもしれません。 株式市場って、本当に複雑で、乱暴で、猥雑で、気まぐれで、どうしようもないです。そしてだからこそ、私はもう20年間も熱狂し続けながら戦い続けている訳です。まるで、 悪魔の竜宮城 の様に、妖艶で魅惑的な世界なんですね。♪
Apr 28, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 384位 9932 杉本商事 (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF384位は、機械・工具商社の大手で測定器具関連で高シェアの杉本商事です。 現在の株価は1782円、時価総額203億円、PBR0.62、自己資本比率は84.2%で有利子負債は0、今期予想PER10.45、配当利回り4.5%(80円)、総合利回り5.1%(80+10=90円)で、優待は100株保有で1000円相当の図書カードです。最近はクオカード優待ばかりで図書カード優待の会社が減ってきましたね。 杉本商事は、指標的に割安で、財務は磐石、更には十分に高い総合利回りも出ていると言う3拍子揃った極上の銘柄です。ちょっとポートフォリオ中位では申し訳ないくらいにいい銘柄ですね。
Apr 27, 2020
さて大変なご好評を戴いている 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、今日はその ベスト100 をまとめておきます。 このシリーズを何の気なしに5年前に書き始めた時には、まさかベスト100まで書き上げる日が来るとは夢にも思いませんでした。ちょっと感慨深いですね。。。。 また改めてですが、当シリーズからのスピンアウト企画で、パンローリング社の書籍の扱いがある全国の大きな本屋さんで発売中&好評に付き重版出来(じゅうばんしゅったい)となっている みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 及び、その続編で同じく好評を頂いている みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト も改めてよろしくお願い申し上げます。 さて私が投資家としての生を受けて今年で20年が経ちました。今日紹介するのは、今までに数千時間以上をかけて読み倒してきた数百冊の投資本の中のまさに至高の「ベスト・オブ・ベスト」です。 今この日記を書いている机から10秒以内に手が届くところに全てがある、投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちです。私は資産を失っても、家を失っても、投資家として何度でもやり直せるという絶対の自信があります。でもその時にもしも、この子達が自らの傍にいなかったらそれはもう全然ダメです。つまり この記事は、私の投資家としての頭の中の全て ものの見方・考え方の全て ということです。 そして同時にこの記事は、私の投資家としての 「ある意味での集大成」 とも言える内容でもあります。このベスト100には私がどのような投資家であり、何を大切にしているのか、そしてどういうことを考えて毎日を戦っているのか、の全てが表出していると思っています。 全部読めば実力UP間違いなし、まさに「永久保存版」 絶対の自信を持って皆様に贈る渾身の日記となります。 前置きが長くなりました。 それでは早速始めましょう。 1~10位 11~20位 21~30位31~40位41~50位 51~60位61~65位66~70位 71~75位 76~80位81~85位 85~90位91~95位 なお未読の方は「持てる筆力の全てを尽くした」完全燃焼の上記のベスト95を是非今すぐに御覧下さい。 96位 イベントドリブントレード入門 (羽根英樹著、パンローリング社 2019年) はっきり言いますが、この本は値段が安すぎる・定価設定が間違っていると思います。読んだその日からダイレクトに投資に役立つ貴重な知見に溢れており、とても2000円で、それも日本全国で堂々と売っていいような内容ではありません。最低でも7800~9800円が妥当な価格でしょう。最高の一冊ですね。1.総論2. 市場の価格がTOB価格を上回った場合は、「何か」がある可能性が高まる お勧め3. 歴史は繰り返す4. 謙虚さと出口戦略が大事97位 「恐怖で買って、強欲で売る」 短期売買法 (ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング社 2019年) 「自分が感じる恐怖を優位性に変える」秘密の方法をついに解き明かしてくれた新世代の名著ですね。1. 総論2. 恐怖と強欲と相場3. 「恐怖効果」には市場トップクラスの優位性がある4. コナーズの様な文章が書きたい5. 「モメンタム効果」と「恐怖効果」のマリアージュの素晴らしさ6. TPS戦略7. 恐怖効果には普遍性・永続性がある お勧め98位 魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門 (リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ / ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング社 1999年) この本は21年前の発売以来、「短期トレーダーのバイブル」として名高い名著です。長年のロングセラーであり、現在8刷と重版を重ねてもいます。また、定価が30800円と「高額な本が多いパンローリング社の中でも、トップクラスに高い超高級本」としても知られています。そして肝心の中身も素晴らしいです。1. 総論2. アヒルが鳴いたら、餌をくれてやれ3. タートル・スープ お勧め4. マーケットに自らを語らせることが重要 お勧め99位 イベントトレーディング入門 (アンドリュー・ブッシュ著、パンローリング、2011年) この本は、感染症・大災害・テロ・政変などの「特殊なイベント」が発生した時の運用方法について解説した貴重な1冊です。 「他に似た本が全くない」という意味において素晴らしい本 です。 また2020年4月現在は、中国発の新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎の感染拡大の影響で世界中の株式市場が激しく動揺しており、「非常にタイムリーな1冊」という言い方も出来ると思います。1. 総論2. SARS3. 地震と津波100位 トレンドフォロー大全 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社、2019年) 株式投資本に関する名著が量産され「黄金期」とも言える充実したディケイド(10年間)となった2010年代ですが、その豊かな実りの期間の最後を飾る、決定打の最高の1冊ですね。1. 総論2. トレンドフォロワーとのインタビュー3. 人々は本質的にトレンドに従う性向がある お勧め4. 市場価格は完全に効率的ではなく、完全に非効率的でもない5. 2種類のモメンタム6. バフェットの利益の秘密の源泉 お勧め7. あらゆるタイプの投資家にとって、トレンドフォローには無視できない力がある以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト100のまとめでした。
Apr 26, 2020
さて今日は、2019~20主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 尚最初にお断りしておきますが、マーケットに吹き荒れるデビルコロナの影響で現在私は必死にポートフォリオの改築を進めています。 具体的にはCOVID-19の悪影響を受けにくい、もしくは逆にそれを追い風に出来る「ウイズコロナ銘柄」への資金集中を加速しています。 そのため、今回の21~30位の中には、登場後の市場環境の激変によって既にポジションを再び大きく落としているものもあります。ご了承ください。 まず復習として、TOP20銘柄についてはこちらをどうぞ。 1~10位 11~20位 それでは私にとって大切なPF上位銘柄がぎっちりと並ぶ、21~30位のまとめです。21位 2790 ナフコ ホームセンター業界は成長力に乏しいことから全体的に不人気で株価も割安ですが、その中でもナフコの割安さはずば抜けて突出しています。具体的に言うと、超低PBR&好財務&過去25年間一度も赤字のない手堅い業績が素晴らしいですね。22位 4754 トスネット 指標的な割安さ、地味ながら着実な成長力、堅牢な財務、魅力的な優待 の4つの魅力を兼ね備えた、いぶし銀の実力派銘柄です。新型コロナの影響で株価が急落していますが、相対的な戦闘力は逆に上がっている気がしますね。23位 9202 ANAホールディングス 、、、その後の新型コロナウイルスの全世界への爆発的な蔓延を受け、私は「PF最上位の一角で戦えるだけの戦闘力が、現時点のANAには残念ながら既に全く無い。」と考え直しました。そのため今は一旦「母なる優待株いけす」へと戻りました。24位 5923 高田機工 ここは、資産バリュー株として見た場合の割安さは日本市場トップクラス ですし、優待廃止がない限りはこのまま楽しくホールドして応援していく予定です。25位 3258 ユニゾホールディングス、、、今は全株を売却し、勝負を終えました。永い間、大変お世話になり深く感謝しています。26位 7228 デイトナ ニッチ市場で着実な成長を遂げ、また同時に指標的な割安さとまずまずの総合利回りも兼ね備えた、成長バリュー、収益バリュー、優待バリューの「3本の矢」が揃った「ハイクオリティ特別選抜銘柄」ですね。27位 3538 ウイルプラスホールディングス ここもデイトナ同様で、成長バリュー・収益バリュー・優待バリューの「3本の矢」のある魅力的な超小型株ですね。28位 8167 リテールパートナーズ 「デビルコロナ真っ只中」の混とんとしたこの世界で、リテールパートナーズは、ローリスク・ミドルリターンの良質な期待値を持った、最上級のエクセレントな銘柄に復帰したと考えています。29位 8203 ミスターマックス・ホールディングス 突如勃発したコロナ騒動の中で既存店月次が逆に急激に良化していることを最大限に高く評価し、「ウイズコロナ銘柄」として、再び鬼プッシュして大きく買い乗せしました。30位 7561 コーナン商事 ここも2月以降の既存店月次が急激に良化しており、「ウイズコロナ銘柄」の資格があると思います。指標的に十分に安いのもいいですね。 以上、2019~20ポートフォリオTOP30のまとめ でした。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Apr 25, 2020
COVID-19の猛威に対する緊急事態宣言が全国に発令されてしばらくが経ちました。自粛への圧力は日々高まっており、車で夜街を走ると、「あぁ、灯りが消えて本当に暗くなったなあ。」と実感しています。 今のところ緊急事態宣言は5月6日までの予定ですが、「明らかに新型コロナウイルスへの感染者数が激減した」というニュースは聞かないですし、個人的には少なくとも5月末くらいまではそのまま延長されるのではないか?と考えています。 では、5月31日になったら、魔法の解けたシンデレラのように日本全国津々浦々にビフォアコロナの様な自由闊達な社会が戻ってくるのでしょうか? もちろん現時点では誰にも分からないことですが、感染者・死亡者・全国各地の医療機関のひっ迫状況によっては、更に1か月、2か月とダラダラと緊急事態宣言の延長が長引く可能性もあるように感じています。政治家にとって「自粛の解除」のリスクはかなり高いと考えています。 でも、もしもそうなると、COVID-19が「モロに敵になる」自己資本比率の低い小売企業・外食企業・宿泊業・ブライダル企業・航空関連企業あたりからは破綻するところが続出するように思います。そしてこれらの企業の多くの株価には、例えば「緊急事態宣言が9月末までこのままずっと続く」リスクは現時点では織り込まれていないと見ています。 私は、 過酷なウィズ・コロナ時代が少なくともここから半年、長ければ2年続く と言う 悪夢のプランB が発動することに備えて、現在ポートフォリオの急速な ウィズ・コロナ シフト を進めています。 そしてこの1週間でそれを加速し、デビルコロナの悪影響が業績に直撃しそうな銘柄の保有比率を更に大きく圧縮して減らしました。憂鬱な投資行動でしたが、私はCOVID-19とそのまま一緒に冥界に旅立つわけには行きませんし、腹を括りました。 一体ウィズ・コロナ時代はいつまで続くのでしょう。皆様はどう思われますか?
Apr 24, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。383位 7185 ヒロセ通商(東JQS、9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額383位の中堅銘柄は、独立系の外国為替証拠金取引大手で顧客は小口の個人投資家が中心のヒロセ通商です。 現在の株価は1713円、時価総額111億円、PBR1.20、自己資本比率は11.4%、今期予想PER6.86、配当利回り1.5%(26~30円)、総合利回り4.4%(26+50=76円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で10000円相当の自社キャンペーン商品(食品などの詰め合わせ)です。 毎回、とにかくすごいボリュームです。 特に下の優待品の中の、「LION FXグリーンカレー」が「泣くほどに、吐くほどに、〇〇い。」 とネット上で大きな話題になっています。 話題沸騰のヒロセ通商優待グリーンカレーの実際はどうなのでしょうか? 食べるのが怖いですね。。。 でも勇気を出して早速実食してみましょう。。。 見た目は割と普通ですね。。。 ついに食べてみます。。。 ううっ、なるほど。。。 これは「グリーンカレー」としては確かにちょっと厳しいですね。レモングラスと魚醤が効き過ぎていて、カレーと思って無邪気にノーガードで食べると、「おぇー」となります。 ただ、 視点を新たにして「新種のトムヤムクン」として考えれば、そう悪くは無い 様に個人的には感じました。 投資家は固定観念・常識に決して縛られてはなりません。全ての物事が激変し、価値観が急速に移り変わっている「ウィズ・コロナ」の今の時代では猶更ですね。 ヒロセ通商は、優待品を通じて、「何事も頭から信じるな。 これは本当はグリーンカレーなどではない。 見て・触れて・食べて・実際に自分で体験し、深く考えて答えを出せ。そうじゃないと生き残れない。投資の世界では正解は常に変化していく。」という投資家としての心構えを暗に伝えてくれているのかもしれません。いや多分そうでしょう。 そう考えると、とっても株主思いの会社である とも言えますね。♪ さて最後にヒロセ通商の総評ですが、指標的にも安いですし、「質より量」の圧倒的なボリュームを誇る優待品にも大きなインパクトがありますし、ポートフォリオ中位としては申し訳ないくらいに良い銘柄と思います。今後もしもチャンスがあれば、もうちょっと買い増ししたいですね。
Apr 23, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。 382位 7921 TAKARA & COMPANY (東1、5月優待) ○ PF382位は、上場企業のディスクロージャー事業大手のTAKARA&COMPANY(旧 宝印刷)です。 現在の株価は1757円、時価総額227億円、PBR1.24、自己資本比率は75.8%と鉄壁、今期予想PER14.90、配当利回り3.1%(54円)、総合利回り3.9%(54+15=69円)で、優待は100株保有で1500円相当の「選べるギフト」などです。(3年以上の連続保有では2000円相当にアップします) 今日は私の過去の選択例をいくつか見ておきましょう。 TAKARA&COMPANYはレアで稀少な5月優待、鉄壁の財務、まずまずの総合利回りを誇る3拍子揃った魅力的な銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
Apr 22, 2020
さてちょっと380位の6387サムコの日記でやらかしたので、今日は口直しにもう1本記事を出します。通常の2020PF概況シリーズの倍プッシュです。 381位 9945 プレナス (東1、2月優待) △ PF時価総額381位の中堅銘柄は、持ち帰り弁当「ほっともっと」を展開し、喧嘩別れした 7561ハークスレイ が手掛ける「ほっかほっか亭」と仁義無き死闘を繰り広げているプレナスです。著名投資家のWWW9945さんのハンドルネームの由来となっていることでも有名ですね。 現在の株価は1865円、時価総額827億円、PBR1.31、自己資本比率は63.5%と良好、今期予想PER101.91、配当利回り3.2%(60円)、総合利回り4.6%(60+25=85円、優待券のヤフオク平均落札価格は驚異の額面の95%。そのため優待券は額面の100%換算。)で、優待は1年以上の継続保有を条件として、100株保有で500円相当の優待券5枚などです。 プレナスは指標的には今ひとつですが、優待券のヤフオク平均落札価格(95%)が端的に示している通りその優待戦闘力は抜群です。総合利回りも十分に出ていますし、PF中位としては十分に良い銘柄であると考えています。
Apr 21, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。 380位 6387 サムコ (東1、1月優待) △ PF380位は、半導体など電子部品製造装置の研究開発型企業のサムコです。 現在の株価は1736円、時価総額139億円、PBR1.64、自己資本比率は76.6%、今期予想PER28.46、配当利回り1.2%(20円)、総合利回り1.3%(20+3.3=23.3円)で、優待は300株保有で1000円相当のクオカード(☆2年以上継続保有の場合2000円相当)です。 この記事を書こうと思って優待フォルダーを漁っていると、なんだか最近のサムコの優待品が見当たらなかったので「変だな?」と思っていたのですが、しばらく前に優待獲得に必要な株数が100株から300株に変更になっていました。(汗) 私は100株しか持っていないので、それでこの数年優待が届かなかったのでした。(当たり前) これはシマッタ。。。やってしまった。。。 仕方ないので過去に貰った優待写真を貼っておきます。(滝汗) サムコは指標的には妥当なところですが、財務状態が良いですし、地味ながら成長力もありますし、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
Apr 21, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 379位 2883 大冷 (東1、9月優待) ◎ PF時価総額379位の中堅銘柄は、魚、肉、野菜など業務用冷食を手掛け、骨なし魚が主力商品の大冷です。 現在の株価は1835円、時価総額110億円、PBR1.44、自己資本比率は66.1%で有利子負債は0、今期予想PER13.01、配当利回り3.0%(55円)、総合利回り4.1%(55+20=75円)で、優待は100株保有で市価2000円相当の自社商品(冷凍食品)です。 私はこの大冷優待品の「骨なし魚」を毎回とても楽しみにしています。 「骨が無いということが予め分かっている」ことの安心感が絶大 で食べるのが快感なんですね。 まるで国債を保有するかのように、大船に乗った気分で骨を気にせずに自信をもってムシャムシャパクパクお魚を食べられることってこんなに快適なことだったんだ、と大冷の優待品で初めて気づかされました。 それでは実際の調理例をいくつか御覧戴きましょう。 いやあ、大冷の優待品は本当に素晴らしいです。 ここは指標的な割高感もありませんし、総合利回りもまずまず出ていますし、何より優待内容が抜群ですし、PF中位としては全く文句の無い良い銘柄であると考えています。と言うか、 これほどに力のある銘柄であってもなかなか無間地獄の「優待株いけす」から脱出できないくらいに、日本株市場には割安で力のある銘柄が多い と言うことです。軟調な環境に負けて市場から去る、等という事は決して投資家としてやってはならないと思いますね。
Apr 20, 2020
さて私はしばらく前から、邪悪で強大な新型コロナウイルス の影響が今後長期間に及ぶ可能性があることを危惧しており、ポートフォリオの「デビルコロナシフト」を急速に進めています。 さて今の株式市場のコンセンサスを見ると、「コロナの悪影響はせいぜい後2、3か月」という前提で株価が形成されている銘柄が非常に多いです。 でも仮に悪い方の「プランB」が発動して今の緊急事態宣言が後6か月とか1年とか、そのまま延長延長でダラダラ続くとすると、固定費が重くて財務状態が悪い企業の中には、デビルコロナの圧力に負けて破綻に至るところが続出する可能性もあると個人的には考えています。 私は投資家として、「健康で長生きする」ことを最大の使命であると思っています。邪悪なデビルコロナとそのまま心中するわけにはいかないのです。 そこで今日は、 COVID-19の猛威がこれから仮に1年続いてもダメージが限定的、もしくは逆にそれをプラスに転換できる銘柄=ウィズ・コロナ銘柄 がどのようなものか?について考えてみたいと思います。 端的に言うと、 ウィズ・コロナ銘柄とは、邪悪で強大なデビルコロナのエンベロープに縄跳びを結び付けて、コロナの力でビューンと前に進む力がある銘柄 になります。 以下は、私が「ウィズ・コロナ」の今の時代に適していると考えて、現在ポートフォリオの上位に据えて戦っている銘柄とその簡単な理由です。尚、順位は本日現在の時価総額順の最新のものとなります。それでは早速始めましょう。2位 9027 ロジネットジャパン アマゾンの デリバリープロバイダー (Amazonの日本法人「アマゾンジャパン」が提携する地域限定の配送業者のこと。)になったことの効果で業績躍進中。 デビルコロナが猛威を振るえば振るうほどみんな巣ごもりしてアマゾンでどんどんと買い物をするようになるので、デビルの影響を受けにくい と考える。3位 7520 エコス 東京多摩地盤の食品スーパーで、指標的な割安感とまずまずの成長力を兼ね備えたいぶし銀銘柄。 デビルコロナの影響が今後長期間に及ぶとすると、業績は逆にじりじりと良くなる ように思う。 ウィズ・コロナ時代では、「自粛せずに普通通りに店舗を開け続ける権利がある」ことには途轍もなく大きな価値がある。4位 9057 遠州トラック アマゾンから幹線輸送と個別宅配業務受託を受けており、ここも ロジネットジャパン同様いい と思う。5位 8203 ミスターマックス・ホールディングス 九州地盤のディスカウントストア。先日の紹介記事でも書いたとおり、 デビルコロナ出現以降に既存店売上高が爆増(2月113.4%、3月112.5%) しており、「コロナ特需」を受ける銘柄であることは間違いない。6位 8167 リテールパートナーズ 西日本の有力食品スーパーの大連合。 コロナ地獄が長引けば長引くほど相対的には「浮いてくる」銘柄 と思っている。何故かというと、 出かけるところが食品スーパーくらいしかなくなる から。7位 3020 アプライド 九州地盤のパソコン小売店。 指標的に激安&みんなが在宅ワークをすると、パソコンや周辺機器の需要がドンドンと増える ので、ここは凄くいいと思う。12位 7932 ニッピ ここに関しては特にウィズ・コロナではないのですが、 「固定資産の譲渡による固定資産売却益5292百万円(概算)を特別利益に計上する見込みであり、2020 年5月15日公表予定の「2020年3月期決算短信」において、2021年3月期業績予想(連結・個別)に折り込む予定」 で、 今期の見た目の業績数字が抜群に良いことが「スケスケのスケルトンで丸見え。」なのが実にいい と思う。 15位 2790 ナフコ ホームセンター業界では相対的には弱いのだが、極限の低PBR(0.23)&好財務(自己資本比率62.8%)を誇っており、また コロナが猛威を振るう中でも既存店月次が悪くない(2月102.4%、3月97.3%) ことから、総合的にはとても良い銘柄と思う。17位 7516 コーナン商事 ここは 2月・3月の既存店月次が急激に良化(2月112.6%、3月109.2%)しており、COVID-19の悪影響を受けない銘柄なのは明白 と思う。またホームセンター業界の中でも同業他社に較べて相対戦闘力が高いのもとても良いと感じている。18位 7508 G-7ホールディングス 業績絶好調の「業務スーパー」のフランチャイズがメインの業態 であり、 コロナが長引いてもびくともしない と思う。20位 7228 デイトナ 、、、 バイクで孤独にツーリングするのは、「3密」からは程遠い ですし、今のご時世にあっていていいのではないでしょうか? 以上が私が現時点で考える、ウィズ・コロナ銘柄となります。 皆様も他に、「ウィズ・コロナ銘柄だったらここもいいよー。」というものがありましたら、是非私にも教えてください。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ及びそのスピンアウト企画 は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 19, 2020
さて今日は2020PF概況シリーズです。378位 8365 富山銀行 (東1、3月優待) ◎ PF378位は、戦後設立の地銀で、預金量は4000億円台で地銀協加盟行では最小規模のチビチビ地銀の富山銀行です。資金力のある個人投資家だったら傘下に収められそうな規模ですね。 現在の株価は2040円、時価総額111億円、PBR0.30、自己資本比率は7.2%、今期予想PER11.08、配当利回り2.5%(50円)、総合利回り3.4%(50+20=70円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で2000円相当のオリジナルセブンプリカなどです。 私は、優待族としての出自を賭けた、壮大かつ遠大な 「命がけのイタズラ計画」 である 優待地銀株バルクプロジェクト の一環として、ここ富山銀行に2020年3月9日に新規参戦しました。なので、優待権利を獲得できるのは2021年3月となります。その頃には今のコロナパニックが収まっていることを心底願いながら、のんびりとホールドして応援していく予定です。
Apr 18, 2020
さて今日は当ブログダントツ一番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。 30位 7516 コーナン商事 (東1、2月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額30位の準主力株は、ホームセンター業界4位で大阪地盤のコーナン商事です。 現在の株価は2413円、時価総額836億円、PBR0.67、自己資本比率は32.8%、今期予想PER6.93、配当利回り2.2%(54円)、総合利回り2.7%(54+10=64円、優待券のヤフオク平均落札価格は驚異の額面の98~100%!。そのためここでは額面の100%で換算)で、優待は100株保有で1000円相当の自社商品券です。1000株保有までは戴ける商品券はどんどんと増えていきます。また今期からは優待品は商品券に統一され、3年以上保有の場合には優待券が更に追加されます。 実際の買い物例を御覧頂きましょう。 コーナン商事は他の中堅ホームセンターの買収などを通じてマイルドながらも確実な成長力があり、また自社PB商品の拡充などを通じて着実に利益率も高まってきています。 更に同時に指標的に非常に割安で、過去25年間で一度も赤字もありません。総合的に考えてこの数年で極上&エクセレントな銘柄に変貌していると考えます。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また 既存店月次を見ても、2020年2月が112.6%、3月が109.2% と、新型コロナウイルスの悪影響を受けていないばかりか、逆にそれを追い風に出来る、 ウィズ・コロナ銘柄 でもあります。 そのためコーナン商事は、優待MAX分を保有していくのに全く問題が無いばかりか、更にポートフォリオ最上位の一角で戦えるだけの総合戦闘力を持った銘柄であると認識を新たにしています。 、、、ということで、私は久しぶりにここを大きく買い増ししました。仕込みの関係で紹介が少し遅くなりましたが、本日の最新のランキングではPF20位以内にまでググっと順位を上げてきています。 驚異の低PBR(0.23)を誇る業界5位の 2790ナフコ と併せ、 ホームセンター業界からのハイクオリティ特別選抜2銘柄 として楽しく戦っていきたいと考えています。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 17, 2020
本日、私のポートフォリオ時価総額6位の超主力で、西日本の有力食品スーパー連合の 8167 リテールパートナーズ の サプライズ東証1部昇格 が発表となりました。 ま、リテパはその企業規模から考えるともっと早くに昇格していても全く不思議ではなく、今までの「東証2部暮らし」が余りにも永過ぎた気もしますが、ようやく満を持しての東証1部昇格となりました。 今後の東証1部銘柄としての更なる躍進に期待しています。本日は本当におめでとうございました。
Apr 17, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト100位 トレンドフォロー大全 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社、2019年) の最終回第7弾です。 今日は第3部 トレンドフォローに関する研究論文 から。 具体的には、第23章 ブラックボックス化されたトレンドフォロー - ベールをはがす を見ておきましょう。 本論文の目的はブラックボックス化したトレンドフォロー戦略の神秘のベールを取り除き、単一の製品としての性質、またポートフォリオ内における性質を分析することである。 具体的な分析内容は以下のとおりである。 1. 特定のパラメーター、トレード対象となる市場、リスク管理戦略を含むブラックボックス化したトレンドフォロー戦略を透明化する。 2. そういった戦略のリターンの源泉を分析し、そのリターンをバークレイズBTOP50マネージド・フューチャーズ・インデックス(BTOP50)およびS&P500指数(S&P500)と比較する。 トレンドフォローフィルターとして最もよく用いられる2つのテクニカルインディケーターは、チャネルブレイクアウトと単純移動平均の交差である。 CB50 C=今日の終値 HC(50)=今日を含む過去50日の最高値の終値 LC(50)=今日を含む過去50日の最安値の終値 買いシグナル C=HC(50)なら、明日の寄り付きで成り行きで買う 売りシグナル C=LC(50)なら、明日の寄り付きで成り行きで売る MA10×100 MA10=今日を含む過去10日の終値の平均 MA100=今日を含む過去100日の終値の平均 買いシグナル MA10>MA100なら、明日の寄り付きで成り行きで買う 売りシグナル MA10<MA100なら、明日の寄り付きで成り行きで売る 各戦略のパフォーマンス パフォーマンス結果とグラフ 2つのシンプルなトレンドフォロー戦略のリターンは非常に魅力的だ。報酬を含んだ場合も含まない場合も、トレンドフォロー戦略はS&P500とBTOP50をアウトパフォームしている。2つのトレンドフォロー戦略であるMA10×100とCB50の20年の分析期間における年次リターンはそれぞれ15.1%と12.8%である。 また2つのトレンドフォロー戦略のS&P500に対するアルファは年間5%~11%とかなり大きい。 この論文を読むと、1. トレンドフォロー戦略の成績の良さ2. トレンドフォロー戦略のシンプルさ がはっきりと分かります。 成績が良くて更にやりかたも単純な訳ですから、これはもう最高ですね。(笑) つまり、あらゆるタイプの投資家にとって、トレンドフォローには無視できない力があるということです。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。大著ですが間違いなく読む価値のある傑作です。皆様も気合を入れてどうぞ。(終わり)
Apr 16, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。377位 3194 キリン堂ホールディングス(東1、2月優待) ○ PF377位の中堅銘柄は、関西圏で高シェアを持つドラッグストアのキリン堂ホールディングスです。 現在の株価は1984円、時価総額224億円、PBR1.38、自己資本比率は28.3%、今期予想PER12.08、配当利回り2.1%(42円)、総合利回り2.6%(42+10=52円)で、優待は100株保有で下記の通りです。 私は昨年はキリン堂プライベートブランド商品として、「プレミアム品質マスク」を選びました。 何の気なしに選んだのですが、現在非常に重宝しています。マスク、全然お店に売っていないですからね。 キリン堂HDは、新型コロナウイルスによる業績ダメージを受けにくい、「ウイズコロナ銘柄」ですし、PF中位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Apr 15, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 376位 8551 北日本銀行 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額376位の中堅銘柄は、地銀中位で岩手県中心に八戸から仙台までの東北太平洋岸で展開している北日本銀行です。 現在の株価は1842円、時価総額161億円、PBR0.21、自己資本比率は5.1%、今期予想PER10.34、配当利回り3.3%(60円)、総合利回り4.9%(60+30=90円)で、優待は100株保有で (1)株主優遇定期預金作成優待券3枚または(2)地域特産品3000円相当などです。尚、2021年以降は1年以上継続保有の株主のみに贈呈されます。 さて地銀株というのは元々指標的に割安なところが多いことに加え、地銀株の地域特産品優待というのは 地元に根ざしている がゆえに極めてその内容が良いことが多く、個人的には大好きです。今日は北日本銀行の魅惑の優待品をいくつか具体的に見ておきましょう。 味噌粕漬ギフトセット いわいどりの焼き鳥づくし いやあ、北日本銀行の優待は実に素晴らしいですね。これからも現行の優待制度が維持される限りは楽しくホールドして応援していく予定です。
Apr 14, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 375位 9993 ヤマザワ(東1、2・8月優待) △ PF時価総額375位の中堅銘柄は、山形県地盤の食品スーパーのヤマザワです。 現在の株価は1622円、時価総額177億円、PBR0.62、自己資本比率は54.6%、今期予想PER294.91、配当利回り1.7%(27円)、総合利回り2.8%(27+18.8=45.8円)で、優待は100株保有&6か月以上継続保有を条件として、山形県・宮城県外の在住株主には2月に1000円相当の全国共通ギフト券 8月に山形県の新米セット2キロ です。 ヤマザワは指標的に特に見るべきものはありませんが、ま、PF中位としては特に問題はないと思います。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
Apr 13, 2020
さて今日は当ブログ一番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。29位 8203 ミスターマックス・ホールディングス (東1、2月優待) ◎◎◎ PF時価総額29位の準主力株は、九州地盤の家電、日用品ディスカウントストアのMrMaxHD(登記社名 ミスターマックス・ホールディングス)です。 現在の株価は395円、時価総額156億円、PBR0.53、自己資本比率は29.5%、今期会社予想PER8.15、配当利回り3.8%(15円)、総合利回り4.3%(15+2=17円)で、優待は1000株保有で「6か月以上の継続保有を条件として」2000円相当の自社プライベートブランド商品詰合せです。 2019年優待品 2018年優待品 さて現在私は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス の影響が今後長期間に及ぶ可能性があることを考えて、 コロナによるダメージをまともに受ける 銘柄群のポジションを落とし、その代わりに、 コロナによるダメージを受けにくい もしくはデビルコロナの邪悪で強大な勢いを逆にプラスに転化できる 銘柄群への資金集中=コロナシフトを加速しています。 ここミスターマックスに関しては、前期2020年2月期の業績推移が自分の想定よりもかなり悪かったことからJ1(主力株)からじりじりと順位が下がり、一旦はJ4(優待株いけす上位)ランクにまで落ちていました。 ただその後突如勃発したコロナ騒動の中で既存店月次が逆に急激に良化していることを最大限に高く評価し、再び鬼プッシュして大きく買い乗せしました。仕込みの関係で紹介が遅くなりましたが、本日現在の最新ランキングではPF時価総額4位と超主力の一角の位置へと返り咲いています。 実際の月次を見ておきましょう。2020年2月113.4%、3月112.5%と絶好調な既存店月次を叩き出しています。 デビルコロナの悪影響を受けていないどころか、逆にそれが強力な追い風になっていることは明白 ですね。♪ またデビルコロナの影響で、今期の業績予想数字を出せなかったり、出していても利益予想が半減しているところが続出していますが、 ミスターマックスは2021年2月期に関して安定的な業績予想を既に出している点も買い安心感が強い です。 ちなみに上記の今期予想は既存店売上高前年比を100.1%で見込んでいるものなので、現在の「コロナ特需」が今後更に長引くようであれば、必然的に今期業績は上振れることになると思います。 更に各種SNSを見ても、 ミスターマックスには「コロナ神風」が吹いていて全国各地の店舗が爆裂特需フィーバーで激混み のようです。それを反映してか、会社HPには以下の様な記述がありました。会社ロゴも「ソーシャルディスタンス」を取っているのが、気が効いていて面白いですね。 ところで、 MrMaxHDが地盤としている九州北部は「日本最大のディスカウントストア激戦区」 として知られています。具体的には、トライアル(非上場)、ルミエール(非上場)、ダイレックス (非上場、但し以前は 7548サンクスジャパン として上場しており、2007年MBOにより上場廃止となった。ちなみにその時には私は PF3位の超主力株 として戦っていたのでとても思い出深い。)などの、「強烈に安い」ディスカウンターが軒を成しており、ミスターマックスはその地獄の環境下で、ずっと厳しい「仁義なき抗争」に明け暮れてきました。 そしてミスターマックスは厳しい競争下でまともに利益を出せない年月が続きましたが、2016年3月期からはようやくまともな利益を上げられるようになっています。 ちなみに会社IRに利益率改善の理由を質問すると、「2015年3月期に体質改善のために不採算店の閉鎖などで大きな特別損失を出して、それで良くなった。後、店舗の作業効率化を通じての人件費削減や物流費削減などの継続した経費削減の努力の効果もある。この2つ。」とのことでした。 またミスターマックスは、上場している他のディスカウントストアで規模が比較的近い他社と比べた場合の相対的な割安感が極めて濃厚でもあります。具体的には、2791 大黒天物産 (PBR1.37×PER19.47=26.67)3080 ジェーソン (PBR1.32×PER10.57=13.95)7646 PLANT (PBR0.26×PER101.59=26.41)8203 ミスターマックスHD (PBR0.53×PER8.15=4.32)9890 マキヤ (PBR0.49×PER16.32=8.00) と、 グレアムのミックス係数 で見ても、明らかにミスターマックスが1人だけ安い状態です。 更に実際の店舗を見ても、ディスカウントストアとしては店内は明るく清潔で、また店員さんも元気そうで生き生きしています。(他社のディスカウントストアでは、万年人手不足で疲れきっている店員さんばかりのところも良くあります。)そして商品の価格も十分に安く、総合的に見て他社のディスカウントストアと較べた場合の相対的な戦闘力が高いと考えられます。 ついでに実際のお店での買い物の一例も御覧頂きましょう。 上の写真のおにぎりせんべいは78円(私は幼少の頃から今に至るまでずっと一貫しておにぎりせんべいが大好きです。)、プリッツは79円、アレッポの石鹸は298円でした。 ちなみにこの石鹸ですが、ヴィレッジヴァンガードでは確か500円か600円で売っていました。 このように、商品の価格が実際に非常に安いことが分かりますね。♬ ちなみに現在私は、食品スーパーの 7520エコス と 8167リテールパートナーズ にディスカウントストアのここ 8203ミスターマックスHD を「3本の矢」として、 「コロナシフト」対策の本命 に据えて戦っています。 以上、複数の大きな魅力 を持つミスターマックスHDを、ポートフォリオの「コロナシフト」の一翼として、再び楽しくホールドして応援していく予定です。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の宇宙ステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Apr 12, 2020
本日2020年4月11日、当ブログ「みきまるの優待バリュー株日誌」は累計3000万アクセスを達成しました。 3000万アクセス、これは率直に言って2005年10月に 最初の日記 を書き始めた頃には想像も出来なかった、凄い数字と思います。私の日記のどこにこれほどのアクセスを戴けるだけの力があったのか、実は自分でも本当のところは良く分からないのですが、いずれにせよ皆様からの多数のご訪問を戴けたことをとても嬉しく思っています。 そして最近でも平均して10000/日を超えるアクセスを戴き 今日、ついに3000万アクセスを達成しました。 私が専門としている「優待バリュー株投資」は、たくさんの銘柄を最小単元ずつ買うことによって無理なくポートフォリオの防御力・総合利回りを上げることが出来る、資金力の限られた我々個人投資家に最適な安全で楽しい投資法と考えています。 これからも健康に留意しながら楽しく日記を更新していきますので、「みきまるの優待バリュー株日誌」 (初代 みきまる君) を引き続きよろしくお願いいたします。
Apr 11, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト100位 トレンドフォロー大全 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社、2019年) の久方ぶりの第6弾です。 今日も第18章 ラッセ・ヘジ・ペダーセン から。 ラッセ・ヘジ・ペダーセンは、デンマークの金融経済学者で、流動性リスクや資産の価格付けの研究で有名だ。ニューヨーク大学スターンビジネススクールのファイナンスおよび代替投資学の教授で、AQRキャピタル・マネジメントの社長でもある。 私たちが最初に注目したのは、ウォーレン・バフェットはどれくらいうまくいっているのかということです。世界で大金持ちの1人になるには、どれくらいうまくいく必要があるのかということです。 バリューファクターでは彼のパフォーマンスのほんの一部しか説明できません。バリューファクターでは説明できないものが大きなアルファです。そこで、リターンをクオリティによるものと考えてみようということになったわけです。彼は割安な株だけでなく、クオリティの高い株も買います。 彼のパフォーマンスを、バリューファクターを含む標準的なファクターだけでなく、クオリティ・マイナス・ジャンクと呼ばれるファクター、それともっと安全な株をとらえるファクター、いわゆるベット・アゲインスト・ベータ(ベータの低い資産を買って、ベータの高い資産を売る)というファクターと考え併せてみると、彼のパフォーマンスの大部分を説明できることが分かり、彼のパフォーマンスに近いパフォーマンスを上げる戦略を作ることに成功しました。これで彼のアルファのすべてが説明できるわけです。 彼はバリュー投資家であり、クオリティ投資家であり、安定した利益の出るクオリティ企業を手ごろな価格で買う投資家でもあります。 クオリティ企業は一般に業績が良い。彼は初期の段階でこれを認識して買ったことで利益を上げたのです。 このペダーセンによる「バフェットのアルファの秘密」の解説はとても歯切れがよくて勉強になりました。 バフェットは バリューファクター + クオリティファクター を用いて利益を上げてきたということですが、私の個人的な考えでは彼は更にプラスして、 恐怖ファクター も使っていると思います。 それにしても「バフェットの利益の秘密の源泉」を探るのにこれほど長い時間がかかったということが、バフェットの天才性を何よりも如実に語っている気がしますね。(続く)
Apr 10, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 374位 4718 早稲田アカデミー (東1、3・9月優待) ◎~◎◎ PF374位は、集団指導塾『早稲田アカデミー』を運営し、傘下に医系の『野田クルゼ』を持つ早稲田アカデミーです。 現在の株価は952円、時価総額157億円、PBR1.92、自己資本比率は49.5%、今期予想PER14.51、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り7.4%(20+50=70円、株主優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当のクオカード+9月株主に5000円相当の株主優待券です。また3年以上継続保有の場合には優待はそれぞれが2倍になります。 早稲田アカデミーは何しろ総合利回りが高いですし、マイルドながら成長力もありますし、 PF中位としてはとても良い銘柄です。というか、現実的にはもう少し上の順位で十分に戦えるような気もしますね。
Apr 9, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。373位 7085 カーブスホールディングス (東1、8月優待) △ PF時価総額373位の中堅銘柄は、コシダカHDから20年3月にスピンオフして上場した、シニア女性体操教室をFC展開しているカーブスホールディングスです。 私は元々コシダカHDを400株持っていた関係で、何だか知らないうちにカーブスHDを400株貰っていました。いつこの子がやってきたのか良く分からないのですが、気づいたらポートフォリオの真ん中あたりにちょこんと静かに座っていたので、今こうして記事を書いています。(汗) 現在の株価は475円、時価総額402億円、PBR5.05、自己資本比率は20.2%、今期予想PER10.51、配当利回り2.1%(10円)、総合利回り3.2%(10+5=15円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードです。 自分の基準ではカーブスHDは非常に割高なのですが、ま、せっかく頂いた株なので、とりあえずは一度優待を貰ってから今後どうするかを考えたいと思っています。
Apr 8, 2020
私は元々は、「新型コロナウイルスとか言っても所詮はコロナの一種なんだろ。基本的に昔からある風邪のウイルスに過ぎないんだし、熱には弱いはず。春になれば自然に収まるだろう。」と軽く考えていました。 なので、市場がコロナの影響で下がり始めると、「おっ、これはまたとないチャンスだ。どんどん買い進もう。」と手持ちのキャッシュポジションを使いながらご機嫌でサクサクと買っていきました。この時には、デビルコロナのことをまだ強敵であるとは全く思っていなかったのです。 この頃は、「コロナ騒動は比較的短期で、春頃には終息するだろう。」という前提で、コロナリバウンドが狙えそうな銘柄を中心にオラオラで買っていました。9201JAL、9202ANAの航空株とか、8233高島屋などの百貨店株なんかです。 ところが自分の意に反してコロナの猛威は留まるところを知らず、段々と全世界中に広がり始めました。私が「コロナ相場初期」に買っていた銘柄の多くは、リバウンドどころか更に谷底に加速しながら転がり落ちる勢いで、どうしようもありません。 土俵際ぎりぎりまで追い詰められた私は、遅まきながら「デビルコロナが強大な敵である」という事実を認識しました。そしてコロナの邪悪なパワーが前期・今期決算を直撃しそうな銘柄群のポジションを思い切って大幅に圧縮しました。切って切って切りまくりました。途轍もない、とてもこのブログでは書けないくらいの巨大な実現損が出ましたが、仕方がありません。 私は投資家として、何があっても、どんな市場環境下であっても生き残らなくてはなりません。それが唯一のルール。絶対に、死んでも「土俵を割る」訳には行かないのです。(滝汗) 大量の損切りでポートフォリオの含み損を一掃し、精神的なゆとりと健全さを取り戻した私は、今度は、「コロナの邪悪なパワー」が決算に悪影響を与えない、もしくはその強大な力をプラスに転換できる銘柄群への資金移動=コロナシフトを開始しました。 具体的には、2月、3月の月次が良い地方スーパー、ディスカウントストア、ホームセンターの中で、指標的に十分に割安な所に狙いを定めて主力に据えました。2790 ナフコ7520 エコス8167 リテールパートナーズ なんかですね。あともう少しありますが、これはまたいずれ主力株概況シリーズで書きます。 要は、緊急外科手術によって、新型コロナウイルスの邪悪過ぎるパワーを逆に利用できる銘柄群へ思い切ってポートフォリオを入れ替えたということです。 投資家人生20年間の中で今が最大のピンチという実感がありますし、ここまでの戦いで自らの認識不足や戦略ミスもあって多くの血を流しました。「beforeコロナ」の世界で長年主力として楽しく戦い、苦楽を共にしてきた銘柄のいくつかとの辛い辛い別れもありました。 今は、「COVID19の猛威が仮に今後1年続いても十分に戦える」、そういった銘柄群に残った資金を集中させ、新たな主力銘柄群を表に立てて「心機一転」して歩み始めています。 コロナ相場だからこそ輝く、新たな発想で迎え入れたフレッシュな超主力株達と共に、引き続き集中して相場に取り組みたいと考えています。
Apr 7, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 372位 6517 デンヨー (東1、3月優待) ◎ PF時価総額372位の中堅銘柄は、屋外用のエンジン発電機・溶接機でトップのデンヨーです。 ちなみにだいぶ昔のことですが、散歩していたら、デンヨーの発電機の上で野良猫が佇んでいました。古ぼけた発電機とストイックで鋭い目をした孤高のトラ猫が実に似合っていましたね。 現在の株価は1818円、時価総額415億円、PBR0.69、自己資本比率は72.9%と鉄壁、今期予想PER10.08、配当利回り2.4%(44円)、総合利回り2.9%(44+8.8=52.8円)で、優待は100株保有でお米券2キロです。 デンヨーは「優待株いけす」内の地味な銘柄ですが、同時に非常に実力のある銘柄でもあります。このように力のある銘柄をPF中位で持てる事を心から嬉しく思っています。
Apr 6, 2020
さて今日は久々に当ブログダントツ一番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。28位 8167 リテールパートナーズ (東2、2・8月優待) ◎◎◎ PF時価総額28位の準主力株は、2015年に山口の丸久と大分のマルミヤストアが、 更には2017年3月に我々 「日の丸バリュー投資家御用達銘柄」として知られた超割安株、福岡のマルキョウ が、 統合して誕生した、西日本の有力食品スーパー大連合のリテールパートナーズです。 ここは 2017年には最高でPF2位の超主力株 として戦った銘柄ですが、その後の株価上昇局面でチビチビと売却を続け、その後は持ち株の一部を恩株として残し、一旦「優待株いけす」に戻っていました。 ただ、今回のコロナショック相場で株価が大きく下落し、同業他社と比べた場合の相対的な割安感が強烈になってきたことを評価して久しぶりにまとまった量を買ったので、それで再びPF最上位の一角に返り咲くこととなりました。♪ 尚、仕込みの関係で紹介が遅くなりましたが、本日現在の最新ランキングでは既にPF時価総額5位&超主力の一角として激アツで戦っています。 現在の株価は661円、時価総額308億円、PBR0.44、自己資本比率は62.4%、今期予想PER11.11、配当利回り3.0%(20円)、総合利回り6.1%(20+20=40円)で、優待は100株保有で年2回、(1)買物優待券(100円)10枚、または(2)JCBギフトカード1000円分などです。尚、詳しい基準については下記を御覧下さい。 私は最近はJCBギフトカードを頂いています。 それでは私がリテパを再び買い増しした理由をコンパクトに見ておきましょう。以下の4つです。0. 私はそもそも今のコロナショックがここまで全世界に大きな影響を与えることになるとは考えていなかった。そして今でも今後の数か月で急速に終息する可能性は「低いながらもまだある」と個人的には希望を持っている。 ただ、もしも COVID19による肺炎が数年単位で今後長期間遷延化した場合に、「デビルコロナの影響を受けにくい、もしくは逆にその凶悪な力をプラスに転換できる銘柄群」をPF上位に強力に、多めに配置しておく必要がある と感じた。要は、 投資家として、生き残りのために大胆な「コロナシフト」を引くべきだと判断 した。 そういった視点で考えた時に、 仮に日本全国津々浦々に外出禁止令が出る事態になっても、生活に欠かせないインフラである「食品スーパー」は営業禁止・自粛の例外になる可能性が高く、魅力が高い と思った。人はご飯を食べなければ生きていけない。 次に自分のポートフォリオ内の食品スーパーをしらみつぶしに調べ直したところ、既に本日現在でPF時価総額3位の超主力として戦っている、「成長力と指標的な割安さを兼ね備えたS級銘柄」で東京多摩地盤の 7520エコス は別として、それ以外では数年前に一度超主力として戦った西日本地盤のリテパが、「蛍光を発するように」浮かび上がって見えたこと。1. まず前提として、現在のリテパは3社統合によりスーパー業界売上高ランングで18位(2264億円)とかなり大きな規模になっています。(上記データは 業界動向SEACH.COM より引用) そしてその中で売上高が近いところを見てみると、8287 MV西日本 売上高2686億円 PBR0.67 ×今期最終赤字3038 神戸物産 売上高2671億円 PBR10.18 ×PER27.69=281.888217 オークワ 売上高2550億 PBR0.91 ×PER45.47=41.388182 いなげや 売上高2429億 PBR1.31 ×PER645.45=845.548255 アクシアル 売上高2353億 PBR1.45× PER14.66=21.268198 MV東海 売上高2277億円 PBR0.66× PER20.24=13.368167 リテパ 売上高2264億円 PBR0.44× PER11.11=4.889974 ベルク 売上高2228億円 PBR1.62× PER15.23=24.67 と、どこも圧倒的にリテパよりも高く評価されている。つまり、 規模の近い同業他社に較べてリテパは指標的に非常に割安 であること。2. リテパは現在、北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーの 9948アークス 、中部地盤の 9956バローホールディングス と3社間で資本業務提携をし、 「新日本スーパーマーケット同盟」 という、「田舎のヤンキー魂丸出し」みたいな怪しい名前の戦国同盟を結んで戦っている。 つまり、 リテパとアークスとバローは「同格」 ということになるのだが、下記の通りこれまたリテパだけが指標的に割安であること。8167 リテパ 売上高2264億円 PBR0.44× PER11.11=4.889948 アークス 売上高5122億円 PBR0.70× PER12.14=8.509956 バローHD 売上高5659億円 PBR0.75× PER11.45=8.59 また私がこの記事の下書きを書いている2020年3月28日現在の各社の過去1年間の株価チャートを見ると、8167 リテールパートナーズ9948 アークス9956 バローホールディングス と、アークスとバローの株価が急速にリバウンドしているのに対して、リテパだけは株価が下がったままであまり戻っていないこと。 今の市場は新型コロナウイルスに対する凄まじい恐怖心に支配されており、更に 参加者の多くはその経済的な損失のダメージもあり知的能力が大幅に低下 している。 人間は「損をすると知性が落ちる」生き物 である。その為 「頭がピヨピヨ」で理性の働かないミスプライスがつけられた銘柄が続出 している。そしてリテパもその1つの可能性があると考えたこと。3. 過去25年間の業績が極めて安定しており、かつM&Aによって売上高も伸び続けていること。また同時に驚異的に割安な株価水準だった マルキョウ を「超お得な価格で頭から丸食いした」ことの効果もあり、現在財務状態がとても良くなっていること。 以上、「デビルコロナ真っ只中」の混とんとしたこの世界で、 リテールパートナーズは、ローリスク・ミドルリターンの良質な期待値を持った、最上級のエクセレントな銘柄 に復帰したと考えており、今回再びPF最上位に据える事となりました。最大限の集中力を保ちながら戦っていく所存です。2020主力株概況シリーズ 免責事項 2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉はとても残念な事に持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 5, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。 371位 8697 日本取引所グループ (東1、3月優待) △ PF371位は、東京証券取引所と大阪証券取引所が2013年1月に経営統合して誕生した日本取引所グループ(JPX)です。 現在の株価は1984円、時価総額10641億円、PBR3.73、自己資本比率は0.5%、今期予想PER22.37、配当利回り2.7%(54円)、総合利回り3.2%(54+10=64円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。尚、1年以上2年未満継続保有の場合2000円相当、2年以上3年未満継続保有の場合3000円相当、3年以上継続保有の場合4000円相当に増額されます。 日本で独特のガラパゴス的な進化・発展を遂げている株主優待制度の是非について、「公平性の観点からはー」とか「日本独自の異形な慣習であり、グローバルの視点ではー」などと痛烈に批判される方がたまにいらっしゃいます。 ただ、そもそも日本株市場では、胴元のJPXにがっつりとした優待制度があるくらいですし、逆に外国市場に輸出してこの奇想天外かつ素晴らしい優待制度というものがもっとワールドワイドに広がったっていいわけですし、別にいいじゃんねー、と個人的には思っています。
Apr 4, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。 370位 7570 橋本総業ホールディングス (東1、3月優待) ◎ PF370位は、管工機材、住宅設備機器、空調機の卸売りの橋本総業ホールディングスです。 現在の株価は1756円、時価総額186億円、PBR0.84、自己資本比率は26.3%、今期予想PER8.46、配当利回り2.9%(50円)、総合利回り3.4%(50+10=60円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 橋本総業HDは指標的にもまずまず割安で、PF中位としては全く不足のないとても良い銘柄です。これからも優待を楽しみにホールド継続の予定です。
Apr 3, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 369位 7594 マルカ (東1、11月優待) ○ PF369位は、産機・建機併営商社の中堅で独立系のマルカです。 現在の株価は1787円、時価総額166億円、PBR0.67、自己資本比率は43.7%、今期予想PER8.72、配当利回り2.9%(52円)、総合利回り3.5%(52+10=62円)で、優待は100株保有で1000円相当のグルメセット(洋菓子)などです。 マルカは指標的にも割安ですし、レアな11月優待ですし、優待族的には実に良い銘柄です。PF中位としてはちょっと申し訳ないくらいですね。
Apr 2, 2020
いやあ、新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎が世界中で爆発的に広がり、リーマンショックを余裕で超える経済的なインパクトを与えそうな、とんでもない状況下で4月に突入しましたね。 さて今月のプロフィール画像は、 飛行機みきまる 🛬 です。 今のコロナ騒動が終息し、また誰もが世界中を自由に楽しく飛行機で行き交うことが出来る世界に一日でも早く戻ってほしい、という願いを込めています。 ま、いずれにせよ、引き続き丁寧に集中して戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Apr 1, 2020
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