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さて大変な好評を戴いて来た「株式投資本オールタイムベストシリーズ」ですが、今日はその1~10位をまとめておきます。私が今までに読んできた数百冊の中の「ベストオブベスト」であり、今この日記を書いている机からすぐに、1秒以内に手が届くところに全てがある、そういう私が投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちでもあります。
損切りの大切さ、ナンピン買いの危険性、私は自ら血を流した後に泣きながらこの本を読み直すことを通じて実地に学び、心に刻みました。 この「生き残りのディーリング」が本棚になければ自分は今ここにいることは決してなかった でしょう。私が市場でこの15年を生き抜くことが出来たのはまさにこの本のおかげです。また日本人著者が精緻な日本語を駆使して書いたものである点がこの本を「異次元の名著」にしています。翻訳本ではこの深さは絶対に出ません。この本に出合えたことを、そしてそれがいつも自分の手に届くところに実際にあることを、心から感謝しています。
私はこの本から、 集中投資の必要性と分散投資の危険性 と いつも意味のある勝負に出なければならない ことを学びました。私がこの15年間を勝ち抜くことが出来たのはまさにこの本のおかげですね。
3位 オニールの成長株投資法(ウィリアム・オニール、パンローリング社)
私が死ぬほど苦手としていた「優待グロース株」をなんとかPFに取り込むことが出来るようになったのはまさに直接的にオニール先生のおかげです。本当に最高の1冊ですね。
損切りの大切さをこれほど分かりやすく教えてくれる本はないです。 シリーズ最高傑作にして100年後にも名著間違いなし太鼓判 の時を超える名作ですね。
この本が凄いと思うのは、水瀬ケンイチさんに代表されるインデックス系の投資家・そして我々のようなコテコテのアクティブ系の投資家の両方から最大限の賛辞を受けていると言うことです。そういう本って実はなかなかないですし、この本が「完全に神レベル」の完成度で全編綴られていることの何よりの証明ではないか?と思いますね。
6位 ピーター・リンチの株で勝つ(ピーター・リンチ、ダイヤモンド社)
企業IRへ直接電話をすることの重要性、巨大ショッピングセンターを徘徊する中で有望株を探すと言うアプローチ 全てこの本で学びました。私の投資手法の根本を作り上げてくれた感謝してもしきれない名作ですね。
7位 マーケットの魔術師(株式編) ジャック・D・シュワッガー、パンローリング社)
名著揃いのマーケットの魔術師シリーズですが、明日からの株式投資に直接的に「読む覚醒剤」のように役立つという意味においては、この3作目の桃本がシリーズ中で一番優れていると思いますね。
8位 ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール、日本経済新聞社)
「効率的市場仮説という宗教の経典」としてインデックス投資家にとっては「聖書」 として崇められ、それとは対照的に 我々アクティブ投資家にとっては「邪教の悪魔の書」 として名高いベストセラーです。結論としてはアクティブ投資家的な観点から見ても残念ながら大名作ですね。(笑)
相場心理学の歴史的傑作です。この本を読む前と後とでは明らかに自分は変わり、そしてパフォーマンスが良くなりました。最初に読んだ時は本当に衝撃でしたね。
10位 まぐれ(ナシーム・ニコラス・タレブ、ダイヤモンド社)
この本の素晴らしさは突出しています。傑作中の傑作です。まぐれを読まずに株式市場で戦うのは、「自分が猿であると知らず、鏡を見ずに市場に留まっている。」のと完全に同義ですね。
以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト10 でした。皆様、ここまでお付き合い戴き有難う御座いました。
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