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仕込み寸前の小劇団で事件はおきる。主役の失踪。そして問われる決断。 ゆるさと笑いで行こうとするノリはわかるが正直「場」の切が悪い。 素舞台で劇場を表現するならもうすこし客席との一線をひくべきだ。 ただのセットの手抜きにみえてしまう。 楽屋モノを演じるなら楽屋という嘘をつくるべきだ。 劇世界へのひきこみが遅い。ひきこまれていないから小さな笑いがネタの域をでていない。 劇世界を不安定にさせるモノが何なのか。そういう力学への意識をもって演出していただきたい。 空間のつかいかたに不満。客席からみたときに後ろから声が聴こえる状態というのは素人臭い。席からどう視点を走らせてほしいのか?台詞が聴こえれば芝居というわけではないだろう。(♂)
2012年08月25日
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職場にて。 事件は、一本の電話からはじまった。 いつもはおとなしい営業の女性から帰りがけに電話。 「近くのコンビニに森●中がきています!」 (脳内BGM→踊る大捜査線のテーマで) 【中古】TVサントラ 「踊る大捜査線」オリジナル・サウンドトラック3【10P3Aug12】【0720otoku-p】【画】 営業の動きはすばやかった。 3階にいるほとんどの営業が外に出ていく。そのすばやさは永井ケンスケ、もといボルト並みだったらしい(嘘)。 そんなにみたいか森三●? ・・・というのはあとあと聞いた話。 私のいる2階は知らせにきた営業にも無反応で黙々と仕事。なんだそのリアクションの薄さは。 わざわざ知らせにきた営業Mのリアクションも変わっていた。 Mさんはいかないんですか? M「みたいというよりみたくないんで」なるほど。 さらに別の営業Sが通過。 S「いま帰りたいんだけどさ。いま帰るとみにいくやつみたいにみられるのがイヤなんだよな。ちょっとだけみたいんだけど」 じゃあふだんのジョギングウエアに着替えたらどうですか?たまたま通りました、みたいな。 S「そこまでみたくないよ。なんでそんな小芝居をしなくてはいけないんだよ」 まあ人それぞれリアクションが違って面白いもんですな。 それにつけても社員の平均年齢30を超えている会社を熱狂させる●三中、おそるべし。(♂) 【中古】単行本(小説・エッセイ) 冷静と情熱のあいだ Blu【Aug08P3】【画】
2012年08月10日
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ある天才打者の物語。とはいってもただの野球小説ではない。どこか醒めた翻訳風の距離感は村上春樹に通じる。肉体感覚はとても薄い。「マクベス」が絡み、奇妙な言語世界がからみ、暴力が渦巻く。世界はねじれ、黒いかもしれないが主人公はまっすぐで、圧倒的だ。爽やかであるはずないのに読んだ後に風が吹く。混沌とした世界のはじまりから終わりへの組み立てがすばらしい。本来野球はこういう静謐さで成り立っているのかもしれない。そんなことを思いつつ、長い間続く読後のざわざわした感情がどこからくるのかを考えている。傑作。(♂)
2012年08月09日
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