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[絆] ブログ村キーワード 2009年3月まだ寒い土曜日の「猫の部屋」バラ園の黒猫、ジジは毛布も敷いていない箱の中でうずくまっていました 呼びかけてもあまりに反応が薄くまるで寝ぼけているような様子次第に大きな瞳からは光が失われ少しずつ、少しずつ前のめりに倒れていく、ジジ口を開いているものの確認しなければならないほどゆっくりした呼吸と徐々に冷たくなっていく体明らかに眠気などではない不自然なジジの姿を妹の悟空は、そばに寄り添いジッと見つめていましたその光景を見て秘書たちの頭をよぎったのは前年12月、突然逝ってしまったジジの兄、ヒュウマの姿あの日も寒い土曜日箱の中に見つけたヒュウマはいつもと同じ穏やかな顔まるで眠っているようでしたもしかしたら、ヒュウマもこんな風にウトウト眠ってしまって永遠に目覚めることがなかったのかもしれない…そう思った瞬間冷たくなったヒュウマを抱いた感触が心優しいsinsinさんが大声で泣いていた声が秘書たちの手に、耳に蘇ってきました司令塔Aさんや運び屋Tさんの顔バラ園のお母さん、Sさんの顔…ジジを可愛がる人たちの顔が次々に浮かびましたわがままかもしれない…自分勝手なのかもしれない…けれど、もうヒュウマの時のように突然、別れるのは嫌だと秘書たちは思ったそうですそして、ヒュウマを亡くしてからいろんな思いを込めジジを見守ってきたsinsinさんにもう、自分を責めるほどの悲しい思いをさせたくはないと思いました暢気そうに見えた公園でも野良猫生活は、やはり厳しいものですいつも一緒だった大好きな兄を亡くしたショックもジジには、大きかったかもしれません極度の貧血と明らかな免疫力の低下風邪の症状も口内炎もありました彼女の小さな体はとても弱っていたのです緊急入院し、治療は始まったものの予断を許さない状況そんなジジに会うためsinsinさんは、ジジの好きな缶詰やドライフードを持って何度も、病院に行きましたそして、ジジを優しく撫でながら悟空の話や仲間たちの話を聞かせていたそうですあの頃だったでしょうか…秘書たちは、初めてsinsinさんの口からこんな言葉を聞きました「いつかジジを家に連れて帰りたいんです…」ヒュウマと、とてもよく似ているジジ彼女を見つめ続けたsinsinさんの目がいつでも優しく、温かく愛情で満ち溢れていることは随分前からわかっていましたけれど、あの頃のsinsinさんにはすぐにジジを迎えられない事情がありましたそして、もちろん突然倒れたジジにも大きな問題がありましたけれど、もし今のこの状況をどちらもが乗り越えられたなら…きっと、その時彼女たちの進むべき未来がはっきりするだろうと感じました「もしかしたら造血機能自体が戻らないかもしれない…」病院の先生からいちばん心配されたのは貧血数値は改善されないままジジは、司令塔Aさんの家通称「猫キャバ」で療養生活を送ることになりましたしばらくの間一進一退を続けていた彼女が先生を驚かすほどの生命力を見せたのはあの土曜日から、2ヶ月が過ぎた頃あれだけ心配された貧血は通常の数値に戻りまるで何もなかったようにジジは、元気になったのですずっと祈り続けていたsinsinさん献身的に看護を続けたAさんそして、秘書たちはじめジジを大切に思うすべての人たちはどんなに喜んだかわかりません妹思いのヒュウマに拓夢、チョビ、さくらが彼女を守ってくれたのだと思いました貧血はなくなったけれど口内炎の症状だけは、完全にはなくならず悪化すると、ご飯を食べなくなるジジその都度、Aさんは病院へ連れて行ったり薬を調整したり、右往左往少しすると、何事もなかったようにご飯を食べ出すけれどいったい、どのタイミングで痛くなるのか良くなるのかどうも注射や薬だけで見極めるのが難しい…Aさんと第一秘書が電話でジジの話をしていると後ろから、やけに甘えた彼女の声が聞こえてくることがありましたAさんが撫でるとケージの隅で転がったりお尻を上げて、喉を鳴らしてご機嫌になるジジそして、次の朝には「ご飯を食べた」とのメール何となく、彼女の意図することがわかり苦笑した日もありました人見知りで、怖がりだけど本当は、とても寂しがり屋で甘えん坊なジジけれど、Aさんの家には20匹以上の家猫さんたちがいて好きな時に甘えることも自由に動き回ることもできない大きなケージの中で過ごす彼女を見てAさんが、いつも言っていたこと「ジジだけを可愛がってくれる人のところへ行かせてやりたい…家の中を自由に動き回れる環境で暮らせるようにしてやりたい…」今まで、たくさんの仲間たちが出会うべき家族と幸せになる姿を見てきました初めて会った時から引き寄せられるようだった出会い長所とは言えない部分さえすべてが愛しいと受けとめてもらえた出会いいくつかの問題をすべて解決しても迎えたいと望まれた出会いジジとsinsinさんは保護猫とお当番さんとして出会い共に過ごしてきた3年間楽しく、嬉しいことも多かったけれど悲しいことや難しい問題もありましたけれど、sinsinさんはそのすべてを乗り越えジジを迎えることを決めました長い時間を経てもいろんなことがあっても何も変わらなかった愛情はやっぱり本物だったと感じましたsinsinさんは、ジジを迎える前にAさんに、こんな頼み事をしたそうです「私の家に来てもいいかって聞いてみてください…」Aさんは笑っていたけれどちゃんとジジと向き合いいろんな質問をしましたジジは、大人しく話を聞き何かを考えているように見えたそうです彼女が何を考えていたのかはわからないけれど…ジジがsinsinさんの家に初めて行った日彼女は、新しい環境に怖がったりすることもなくsinsinさんに撫でられお尻をあげて、転がりましたきっと、それがジジの出した答えだったのでしょうsinsinさんとジジにはこれからも、いろんな出来事が待っていると思いますけれど、彼女たちにはこの3年間で育んだ深い絆がありますきっと、どんなことでも乗り越えていける…私は、そう信じています 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp いつも司令塔Aさんの家に行くとsinsinさんは、体ごとケージの中に入り込み長い間、ジジを撫でながら二人だけで話をしていました。今は懐かしい思い出ですやっと、一緒に暮らせるようになったsinsinさんとジジきっと毎日、たくさん話をしていることでしょうその姿を想像するだけで、とても幸せな気持ちになります 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中sinsinさん、ジジ、本当におめでとう
2011.06.29
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[出会い] ブログ村キーワード 5月、今年も中之島公園には美しいバラが咲きましたシンメトリーに作られた園内低い位置に配置された数々のバラ周囲に背の高い樹木は少なく川に浮かぶ船や橋の上からもその鮮やかな色彩を見ることができますバラ園が再整備工事で閉鎖されたのは雪が降りしきる2008年1月半ばのことでした この閉鎖で、園内は全域立入禁止テリトリーが集中するバラ園は当然のことながら、仲間たちの数がいちばん多い場所でしたあの頃は、毎日何匹もの仲間たちがやってきました朝から晩まで、怒り狂う仲間たちを相手に「猫の部屋」の人たちは、バタバタ動きまわり威嚇されたり、引っ掻かれたり噛みつかれたりが日常茶飯事でした恋の季節を目前に控え待ったなしの状況毎回、10匹近くの仲間たちを病院へ運び手術して、連れ帰る日々おしゃべりする間もなく、1日が過ぎまた翌日には、同じことが繰り返されていました彼女たちがやって来たのはそんな忙しい日々の真っ只中連絡ノートの日付は、2008年2月7日「2/7 捕獲した猫(8匹)売店前 キジトラ、キジ白、クロ×2匹喫茶前 クロ×3匹(ジジ、他2匹)、白黒…」毎日、たくさんの仲間たちが捕獲されそのうちの半分以上が黒猫だったり、キジ猫だったり秘書たちはじめ、ほぼ全員が餌やりさんではなかったため正直、見分けがつかずパニックに陥るほどでした頼りになったのはバラ園の猫たちのお母さんSさん、ただ一人ただ、Sさんもこのまま公園で生きていくなら距離を保って接するべきだと考えていた人です「こんなことなら、もっと馴らせておくべきでした…」長年、たった一人でバラ園の猫たちを見てきたSさんも本当なら、無理矢理捕まえて手術するだけでなくもっと可愛がりたかったのでしょうそんなSさんでさえ引っ掻いていたバラ園の仲間たち寂しそうなSさんの表情に秘書たちは切なくなったそうですノートに「クロ」と書かれた仲間たちには当然のことながらほとんど名前がありませんでしたその中で、唯一可愛い名前があったのは、彼女黒猫のジジだけSさんの娘さんがそう名付けていたようですジジと一緒にやって来たのは彼女の兄妹たちやはりアニメからの名前がいいだろうと第二秘書が付けたのはヒュウマと悟空なぜ「魔女の宅急便」の兄妹が「巨人の星」と「ドラゴンボール」になるのかと当時は、大笑いしました静かで大人しく穏やかな雰囲気を持つ兄、ヒュウマお茶目でヤンチャ動くだけで笑いを誘う妹、悟空そして、怖がりで人見知りするちょっぴり天然娘のジジ個性豊かな黒猫3兄妹はとても仲良しでしたこの年、夏を迎える前に「猫の部屋」は閉鎖された公園内から新しい場所へ引っ越しましたビーチバレーの国際大会開催と本格的な再整備工事の開始が目前に迫っていたからですそして、その前後から本格的に「お当番さん募集」を開始することになったのです金曜日のお当番さんとして参加してくれたのがsinsinさん今やチーム金曜日を率いる「猫の部屋」のベテランです彼女と初めて会った日司令塔Aさんは、秘書たちにこう言いました「猫の顔と名前、全部覚えてた」初対面にも関わらずsinsinさんは、目の前にいるのが誰なのかを正確にわかっていたそうで次々に名前を呼びかける彼女にかなり驚いたのだとか猫と暮らした経験がないsinsinさん最初は、少し戸惑うこともあったようですが仲間たちと一緒にいる時はいつでも楽しそうでしたサスケとアトム兄妹とは、たくさん遊び愛らしいチャコの大きさに癒され気弱な大黒を励まして懐の深いシッポをナイトと呼んでいましたヤンチャなデビルちゃんに手こずりビビとハナちゃんの怒りに怯え大人のタエちゃんに悩みを相談し優しいチョビに慰められていましたそして、偏食だったヒュウマを心配しお茶目な悟空の表情に笑い少しテンポの遅いジジの健気さにいつも優しい目を向けていましたどんな仲間たちにも平等に接してくれるsinsinさん彼女が一匹ずつに注ぐ愛情はとても温かいものです猫を知らなかったからこそとても注意深く、細かな部分まで仲間たちを観察しその優しい目は、少しの変化であってもちゃんと気づきましたそして、いつしかsinsinさんはAさんや秘書たちにとってなくてはならない大切な仲間になりましたその年の夏FIPを発症した拓夢を亡くし大きな衝撃に襲われた「猫の部屋」その深い悲しみがまだ、心に残ったままの冬…クリスマスを前にして黒猫3兄妹の兄、ヒュウマが突然、亡くなりました寒かった土曜日の朝眠るように横たわるヒュウマの冷たさ不安そうに寄り添って見つめているジジと悟空の瞳あの日、sinsinさんは大声で泣きながら自分を責めていました金曜日、自分が何かに気づいていれば…もっと、ちゃんと見ていれば…私が、私が…途切れ途切れに電話から聞こえてきた言葉誰のせいでもないのに自分を責めてしまいたいほどどうしようもなく深い悲しみきっと、道端で泣きじゃくっているであろう心優しい彼女の姿が浮かび秘書たちは、胸が痛くなったそうですきっと、あの日からすべては決まっていたのだと思いますその後、残されたジジと悟空を見つめるsinsinさんに静かで穏やかだったヒュウマの姿が重なって見えるような気がしました明けて、2009年1月に、お家猫さんになったチョビが2月に、闘病中だったさくらが相次いで逝きました拓夢の死から半年あまり「猫の部屋」にとってあんなに悲しいことが立て続いた時期はありませんそして、迎えた3月また「猫の部屋」に事件が起こりました突然、ジジが倒れたのですそれは、またしても土曜日の朝のことでした… 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「おおさかねこネット」さんからのお知らせです6月26日(日)「子猫のお見合い会」開催完全予約制のため、事前のお申し込みが必要です。詳しくは、上記のブログまでお問い合わせくださいリンク大歓迎だそうです 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中sinsinさんとジジのお話は次回に続きます
2011.06.23
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[窓] ブログ村キーワード 先週、第一秘書は「猫の部屋」のお当番に行くのが待ち遠しくて仕方ありませんでしたあいにく、第二秘書は仕事でお休みだったけれどとにかく、楽しみで…前日の夜は遠足前の子供のようになかなか寝付けないほどでしたその結果、寝坊した第一秘書「…なんで目覚まし止めたかなぁ」若干、凹みながらいつもより遅い電車に乗るも「猫の部屋」が近づいてくるにつれやっぱり、ワクワク「うーん、早く着けー」やっと駅に着き雨の中、いつもの道をかなりの速足で歩きましたそして、到着した「猫の部屋」カギを開ける前にはゆっくり深呼吸心の準備が整い思い切って扉を開けたら…「うわぁ…」そう、本格的な夏を前に「猫の部屋」はリニューアルしました「ずっと気になっていて、やりたかったことなんです」チーム火曜日棟梁と呼ばれるYさんは今回、壮大なる計画を立てすべてを引き受けてくださった立役者別名、「Y工務店と下請け会社」と呼ばれる個性豊かな火曜日のお当番さんたち各エリアの扉、物品を置く棚の数々掲示物から小物に至るまで手がけた作品は数多く殺風景だった「猫の部屋」を使いやすく、美しく変身させてくださいましたYさんが「猫の部屋」に来るたびにずっと気になっていてやりたかったことそれは…外屋根しかなく気温の影響を受けやすかった室内にちゃんとした天井を張ることそして、日当たりの悪いエリアに日差しを取り込める窓を作ることしかし、さすがに今回は大がかりな工事になるためチーム火曜日の力をもってしても難しいだから、Yさんは本物の工務店さんに頼んでくださったのですいち早く行われた天井の工事ですでに「猫の部屋」は見違えるほど明るく、美しくなりましたそして、少し遅れて先週の月曜日には窓の取り付け工事が行われYさんのリニューアル計画は、無事終了第一秘書が「猫の部屋」に行きたくて仕方なかったのはこのリニューアルの完成形を早く見たかったから「これは私的に満足かな」Yさんも大満足だった大ドミトリー、縦長の大きな窓ここからは日差しが気持ちいいくらいに入って少し暗かったエリアが、とても明るくなりました窓際に置かれたゆりかご争奪戦は隣から遊びに来ていたルナの勝利「ルナ、ここでお昼寝は最高だね」争奪戦に負けたつばさの羨ましそうな視線も気にせずルナは、気持ち良さそうに熟睡「もう少し大きいサイズにすれば良かった」もうひとつの窓がついたのは特別室と呼ばれるモデルちゃんたちの部屋このエリアには、蛍光灯がなく昼間でも、かなり暗かったのですYさんは、ちょっぴり後悔しておられたけれど実は、第一秘書がいちばん楽しみにしていたのがこの小さい窓理由は、その窓がつく位置でした小さくても、いちばん高い位置につけられる窓きっと明るい光と風が入りちょっとだけ近くなった空が見えると思ったからあいにくの雨だったけれどやはり、今までとは比べものにならないほど特別室は、明るくなっていました背の高い第一秘書が司令塔Aさん専用の脚立を拝借し小さな窓を開けるとたくさんの雨雲に、小さな雨粒が見えました「アンタたち、空見るのが好きだもんね」棚の上に座ってのぞき込むように窓の外を見るモデルちゃんとちびたちゃんしばらくの間、第一秘書は小さな二つの頭越しに見える窓の外の風景を眺めていました『にゃぁー』『にゃぁーんっ』『うにゃぁーっあぉーんっ』「…あ、忘れてた」背後から、いくつも聞こえてきたのはうっかり寝坊したためちょっぴり遅くなった朝ご飯を催促する声こうして、リニューアルの感動に浸る時間は過ぎ去りいつものお当番の日と同じ騒がしい一日が始まったそうです 「おおさかねこネット」さんからのお知らせです6月26日(日)午後から「子猫のお見合い会」が開催されます会場は、大阪市北区参加する子猫たちは、約10匹の予定ですお見合い会への参加は予約制となっていますので詳しくは「おおさかねこネット」さんのブログまでお問い合わせくださいなお、当日どうしてもご都合が悪い方別の日程でご参加いただくことも可能ですこちらもお気軽にお申し出ください可愛い子猫たちが良いご縁が結べますように…「犬猫を守る大阪市民の会」さんからのお知らせです7月17日(日)午後1時から「第二回 公園ねこの会」が開催されます会場は、阿倍野市民学習センター前回と同じ場所です当日、活動報告や発言を希望される方は「犬猫を守る市民の会」さんのブログ「我輩は公園猫」までお問い合わせくださいスタートから、もうすぐ3ヶ月を迎えようとしている「大阪市公園ねこ適正管理推進サポーター制度」面接、研修を終えた大阪市公認のサポーターさんたちが数多く誕生しています皆さん、各公園で精力的な活動を行いながらこれからの公園猫たちの未来を真剣に考えておられます 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中Yさん、本当にありがとうございました
2011.06.19
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[夢] ブログ村キーワード 「ふぁぁ、眠い…」「…そうだね」お当番の日作業が一通り終わると秘書たちは、いつもダラダラここ最近、第二秘書は忙しくなってきた仕事のため睡眠時間が減っています「うう、眠くて死にそう…」「大丈夫、死ぬ前には寝られるから」少々、寝られなくても食べられたら大丈夫だという第一秘書に比べて何よりも寝ることを最優先する第二秘書放っておけば、一日でも二日でも三日でも幸せそうに寝続ける彼女にとって睡眠時間が1分1秒でも削られてしまうことは誠に、ゆゆしき問題そんなこんなで、お当番の日にも第一秘書の目を盗んでお昼寝という名の爆睡、多々あり「・・・・・・」「…またですかい」第二秘書が大好きなお昼寝スポットそれは、いちばん猫密度の低い茶白たちのドミトリーこの部屋は、風通しがよくお日さま、ぽかぽかとっても気持ちがいい場所昼ご飯で満足したお腹を抱えホッと一息ついているとどんどん眠くなっていくのは猫も人も同じお昼寝している仲間たちを見ながら床の上で大の字になってうつら、うつら…「うわぁすっごい夢見たぁー」「どうせ、アンタのことだから、また変な夢でしょ」第二秘書は、へんてこりんな夢を見るのが得意今までにも、妙にリアルな夢を見ていつも第一秘書は呆気にとられています今回、お昼寝という名の爆睡から目覚めた第二秘書が話した夢とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここは、「猫の部屋」茶白ドミトリー中央の床を陣取り第二秘書は、お昼寝中「いやいや、そのまんまじゃないですか」「まあまあ、話は最後まで聞け」そこへやって来たのはぽっちゃりした茶白の女の子そう、今の「猫の部屋」でいちばん警戒心の残るチャオトコトコ近づいてきたチャオ目の前には、うつぶせになりスヤスヤ眠る、第二秘書しばし、その状況を見つめる…「ほほう、それから」「くふふふたまらない展開だよ」何かを考え込むように転がる第二秘書を見つめていたチャオそのまま、そろそろと近づきあろうことか、背中の上に乗ってスヤスヤ眠ってしまったのだとか「そ、それって爪出てなかったの」「…そんなの出ないよ」優しい重みを感じて嬉しさの余り、踊り出したい気持ちを抑え第二秘書、しばし狸寝入りしばらく経って、背中から降りるチャオあれは夢だったのかと思いつつ近くに座っていたチャオにそっと手を差し伸べてみると…「チャオは、どしたの」「くふふふもう幸せの絶頂だよ」差し出した手のひらに丸い頭を乗せスリスリ、ゴロゴロリアルに感じたチャオのふわふわした手触りいつもの警戒心が微塵もない信頼に満ちた瞳、甘える仕草第二秘書は大感激遂に起こった奇跡のような光景に涙を流したのでありました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ついに、普通の夢を見たか…」「もう夢でも幻でも、何だっていいもーん」今までの第二秘書の夢は突拍子もない内容が多かったけれど中には、実現しそうなものもあったり今回は、怖がりで警戒心が強いチャオが心を許して、甘える夢なんだか少し趣が違うようですが…「でもさ、やっぱり正夢になるかもしれないよ」「うん、そうなったら、わんわん泣いてもいい」こんな夢を見るようになったのはきっと、人を信頼するような表情をたくさん見せてくれるようになったから…秘書たちは、そう思っています 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 人に慣れていない仲間たちでも毎日、人と接しているうちに、どんどん変化していきます。もちろん、少しずつ変わっていく仲間もいればある日、突然変わる仲間もいて…チャオとの距離は、毎日少しずつ縮まっています。少しずつしか進めなくてもいいんです。不器用なところだって、彼女の個性そのうち、第二秘書の夢が正夢になる日だってやってくるかも…それを夢見ているのも、また楽しい時間です◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.16
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[病院] ブログ村キーワード あの場所に行く日とても憂鬱な気分になっていつも何とか逃げ出せないだろうかと私は思いますキャリーにバスタオルをかぶせて到着した場所そこは、病院そう、私だけでなく「猫の部屋」の仲間たちだっていつまで経っても苦手な場所けれど、もしかしたらみんなが苦手な病院に行くことを実は、嫌がっていないのかもしれない…むしろ、行って得をすることがあるとわかっているかもしれない…そんな仲間が、ここに一匹「うーん、やっぱり、また痛いところがあるね…」「心なしか腫れてる気がしませんか」先週土曜日の朝ご飯ご飯を配り終えた秘書たちが一匹ずつの食欲を観察していると怪しげな動きをしていたのは現在、「猫の部屋」最長老のゆうちゃん昨年、かなり悪くなっていた歯を思い切って抜きましたその後は、歯肉炎のお薬を飲み続けそのまま絶好調の食欲をキープ毎回、ご飯の時間には大好きなミルクでお薬を飲みその後、柔らかめの缶詰を平らげ仕上げには、小粒のドライフードもちろん、おやつの焼きかつおとチーム火曜日Wさんお手製のささみも楽しみに元気いっぱい過ごしてきました抜歯後の問題もなく歯肉炎もきれいに治っていたので少しずつお薬も減らしとっても順調に進んでいたのですが…ここに来て、食べる速度が少し遅くなりました途中で何かが引っかかることもあるようで口の中に缶詰を含んだまま、静止最近、痛みも出てきたのか口元を掻くようにして結局、最後まで食べられず断念何となく恨めしそうにすごすごと箱に戻ってしまう日が続きましたそして、先週土曜日の朝ご飯ではついに、ミルクやムースまで途中で断念してしまい心なしか、普段から丸いお顔が更に、丸く見えるような状態ムース缶は食べたいけれど、きっと痛くなるでも、お腹は減ってるしちょっとだけ食べてみようか…どうしようか…しばらく、お皿とにらめっこしていたゆうちゃんの心の声が秘書たちには、聞こえてくるようでした「ゆうちゃん、お口の中見せてくれる」「ほら、あーん」もちろん、普通なら「あーん」してみろと言われても素直に「あーん」など出来ない話しかし、なぜか不思議なことに秘書たちが口の中を見たいと思っている時にいつも、ゆうちゃんだけは大きなアクビをしてくれるようですこれは、果たして「あーん」なのかそれとも、ただタイミングが良いだけなのか私にも、わからないのですが…「あ、やっぱり歯茎が赤い…」「腫れて痛いんだろうね」この時もタイミングよくアクビをしたゆうちゃんの口の中をのぞき込み歯茎の腫れを発見そして、司令塔Aさんと相談の結果病院で注射を打ってもらうことになりました病院に行く時の第一関門はターゲットを捕まえること「猫の部屋」の仲間たちの場合若干、捕獲に近い状況になることも多いのでかなりの労力が必要ですそして、第二関門は洗濯ネットに詰め込んだターゲットをキャリーに放り込むこと洗濯ネットに入れられても諦めず大暴れする子が多いためここでも危険を伴いますしかし、ゆうちゃんはあっさり捕まって、静かに洗濯ネットに入りキャリーの中で、ゆったり箱座り「いつもながら見事に楽な子」「全員、こうだといいんだけど…」この時、夕方6時司令塔Aさんは、市内から離れた場所にいて第一秘書の背中では晩ご飯を待つ大合唱が響き渡っていたため第二秘書が、はじめて一人で病院へ向かうことになりました「…アンタ、大丈夫なの」「任しといて」「…ホントか」「多分、だ、大丈夫…なはず」すでに大阪勤務も長くなったというのに第二秘書は、大阪市内の地図がまったく頭に入っていませんそのため、第一秘書が何度も病院までの道順を説明しご丁寧にも、携帯電話に地図までセットし心許ない第二秘書の手にどっしり構えたゆうちゃんを渡し「猫の部屋」から送り出しましたしかし、玄関まで見送り部屋に入ったとたん作業台の上に置き去りにされた第二秘書の携帯電話を見つけたそうで…とにかく、ゆうちゃんだけでもいいから無事に病院までたどり着くことを祈ったのだと言っていました「ゆうちゃん、病院でもすっごく大人しかったんだよ」「そうかい、そうかい…」「すっごく太い注射2本も打ったのにね」「ゆうちゃんは、落ち着いてるからね(…誰かと違って)」とにかく、無事に戻ってきた一匹と一人しばらくして、ゆうちゃんはお皿に盛られたムース缶をすごいスピードで平らげました「いつも、病院から帰った後、こうやって顔見てるよね…」「何か言ってるんだよ、きっと…」ちょっぴり眠そうだけど穏やかで優しい顔ずーっと目をそらさないけれど時々、キュッと瞬きをして秘書たちを見つめる、ゆうちゃん病院に行くのってちょっぴり疲れるけど行くと、痛くなくなるしちゃんとご飯も食べられるようになるね…そんな、ゆうちゃんの心の声が私にも、聞こえてくるようです 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp ちなみに、ゆうちゃんが病院に行った翌日の日曜日は「猫の部屋」ミーティングでした第一秘書が到着した時、すでにゆうちゃんはチーム火曜日Wさんのささみをたくさん食べてかなりご機嫌だったそうです◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.14
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[実写] ブログ村キーワード 皆さんは「What's Michael?」という漫画をご存知でしょうかこの漫画が話題になったのはかれこれ、20数年前改めて考えるとそんなに前だったのかと秘書たちは、顔が引き攣っていたけれど…「この漫画、読んだことなかったんだけど、なぜかハワイ土産でTシャツもらったことがあるよ」「なんでこれって日本の漫画だよね」「私、ずっとアメリカの漫画だって勘違いしてたわ」「ハワイで買ってきた友だちが謎だ…」どてっとした体型の茶トラ猫「マイケル」軽やかにダンスを踊る姿が可愛くてアニメ化、ドラマ化CM起用と大人気でした漫画を知らない秘書たちもマイケルが踊っていたCMは覚えていたようです「そうそう、私がもらったTシャツも踊ってた」「ほお、ハワイでも踊ってたんだ」「…アンタ、いやにハワイに引っかかるね」「いえいえ、滅相もない」このマイケル人気から一時期、猫に「マイケル」と名付ける人がかなり多かったのだとかちなみに、ほぼ同じ頃犬の名前に多かったのが「チョビ」今も昔も、やはり漫画の影響力は大きなものがあるようですしかし、なぜに今頃この懐かしのマイケルのことを話しているかというと…事の発端は、チーム木曜日の美々さんと第一秘書の会話からでした「あのね、What's Michael?って知ってます」「ああーっも、もしかしてヤツのことですか」「あ、やっぱりそう思います私、前から思ってて…」「はい、同じくです」茶白軍団の一員、チャミ現在、仲間たちの中で唯一の正統派茶トラ猫彼のどてっとした体型あの立派な下半身と丸い顔確かに、言わずもがな…チャミが遊んでいる姿を見ながら美々さんが言った「マイケル」という名前だけで詳しい説明は、必要ありませんでした「猫の部屋」にやって来た頃のチャミはまだ、少し小さくてもちろん今よりもスマートで愛嬌のある円らな瞳が可愛い男の子でしたしかし…茶トラ猫、侮る事なかれ幼少期、どんなに小さくても成長するごとに、大きく立派な体型になる子が多いようで…過去にも「猫の部屋」のアイドルと呼ばれた春男ちゃんしかり、チャチャしかりとても立派な男の子に成長していきましたあんなに小さくて病弱だったDREAMさんちの「しましま3きょうだい」ヌーボくんは里親のみけねこさんに体重を聞いた時驚きすぎて、目が点になりましたそして、秘書たちが大ファンの司令部Aさんち、通称「猫キャバ」のトラちゃんにいたってはいつかAさんの身長を抜き去り本物のトラになるのだと信じています一部の噂では「巨大化説」まであるという茶トラ猫その大きな魅力にやられた人はものすごく多いはずですそして、法則に当てはまったのかやはり、チャミも大きくなりました兄弟であるねーちゃんとダイちゃんよりも彼のお腹あたりのモフモフ度は高く下半身の座りの良さと上から見た時のツチノコ具合も素晴らしいといえるでしょうしかし、骨格自体が大きくなったと思われる今までの茶トラ猫のケースとはちょっぴり違うような気も…「えーっと、太ったってことですかね」「はい、ご立派になられましたこと」そんな発言を気にすることなくコロコロ、コロコロ転がるように遊ぶチャミ案外、フットワークは軽くどてっ、どたっ、という足音をさせながらも素早く動き回る彼の姿が踊っているようにも見えてきました「よし、本格的にダンス教えるか」「チャミのTシャツもハワイで売れるかしら」「…」「くふふふ」 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp ちなみに、この「What's Michael?」のお話美々さんは、同じチーム木曜日のOさんにも話したそうですが…「えっそれって何ですかマイケルジャクソン」現在、花の20代は、まだ生まれていなかったようですその後、チャミがマイケルに似ていると大笑いしている人たち何人かに美々さんとOさんのジェネレーションギャップの話をしてみると…「えーっと、マイケルって誰私も知らなーい」「…おい」そんなことを言い出す人たちが秘書たちのまわりで増えているのだとか◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.10
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[ありがとう] ブログ村キーワード 今、私が暮らす町は京都の中心部から少し離れています古くは城下町であり今もなお、その頃の名残が町名や町並みに残る町江戸時代には大阪と京都を結ぶ港町として栄え私の故郷である剣先から見える八軒家浜と船で結ばれていましたあらためて考えると何だか不思議な縁を感じますこの町にきて、私は人と暮らす生活を知りました初めて会ったのは「おばあちゃん」おばあちゃんは、秘書たちのお母さんで私の耳さきカットを見た時桜の花びらみたいだと言った人です怯えてばかりいた私だけどおばあちゃんとは、すぐに仲良くなりましたそんな、おばあちゃんには少し年の離れたお姉さんがいますおばあちゃんよりも、ちゃんとした京言葉を話し猫が大好きな「おばちゃん」考えてみれば「おばあちゃん」と呼ぶ人のお姉さんが「おばちゃん」なのは、おかしいけれど…秘書たちが、そう呼んでいたから「おばちゃん」になりました秘書たちとおばあちゃんと先住猫のお兄ちゃんたちとの生活が始まり少し経った頃おばちゃんは、私に会いに来てくれました知らない人は、まだ怖かったけれどニコニコしながら座っているおばちゃんに私は興味を持ちました私がジッと見ているとおばちゃんも、私の顔をジッと見ながら「いやぁ、かいらし(可愛らしい)なぁ」と言いましただいたい、初対面の人は私の片目がないことに気づきそのことを聞かれたりするのですが…おばちゃんはニコニコしながら「おめめがあらへんかっても、アンタはべっぴんさんえ」と褒めてくれたのですその日、初めて会ったおばちゃんと私は、いっぱい遊びましたコタツ布団の下に指を隠して私の目の前で動かして見せるおばちゃんそれが、私には獲物に見えたから飛びかかって捕まえようとしましたでも、捕まえたと思ったらすぐ別の場所に移動してしまい…「ほら、どしたんこっちやで」とおばちゃんは、大笑いしましたその都度、慌てながら飛びかかる私それが楽しい遊びになりましたおばちゃんと仲良くなった後宝物のねずみのおもちゃを口にくわえて膝まで運んでいくと「へぇ、アンタは猫ちごて、わんこやったんか」とやっぱり大笑いしながら頭を撫でてくれましたこの町に来てから秘書たちとおばあちゃん以外に初めて、私を撫でてくれた人それが、おばちゃんでした「タキちゃん、どうしてはる」それ以降、おばちゃんは電話をかけてくるたびいつも私のことを聞いていました私がしたイタズラの話やお兄ちゃんたちと過ごす様子を教えるととても嬉しそうに笑っていたそうですそして、最後には必ず「ほんまに、かいらしなぁ」と言っていたそうです私の写真を使って年賀状や暑中見舞いを出すとすぐに、電話をかけてきてここが可愛い、あそこが可愛いと私が、恥ずかしくなるくらい褒めてくれましたカメラが大の苦手で写真写りも良くない私は第二秘書泣かせだと言われていたのに…おばちゃんだけは「何回見ても、タキちゃんはかいらしわ」と言ってくれました昔は、おばちゃんの家にも猫がいたそうですその子がコタツの中でおしっこをしてしまった話とか抱っこして、ポイッと投げたら空中で回転して、きれいに着地した話とかを楽しそうに教えてくれましたでも、秘書たちに「猫は、ちゃんと着地するんえいっぺんやってみよし」と恐ろしいことを吹き込んだりするから…ニヤニヤした秘書たちが「タキシードも一度投げてみようかなぁ」と意地悪なことを言うので私は、ちょっと焦ったりもしました本当は、大好きな猫と一緒に暮らしたいけれど…「自分のことも、ようせん(ちゃんと出来ない)のにそんなんあかんやろ…」いつも、おばちゃんはそう言っていましたおじちゃんが亡くなり子供たちも巣立ち今は、一人暮らしになったおばちゃん年を重ね、持病で入退院を繰り返す自分がただ、好きだから一人暮らしは寂しいからと人間の勝手な思いだけで命あるものを巻き込んではいけないおばちゃんの言葉からはそんな気持ちが伝わってきましたちょっぴり切なくなるけれどそれは、すごく大切なことで実は、その大切さに気づかない人もこの世には多いから…きっと、本当の意味でおばちゃんは、猫が好きだったのだと私は思うのですそんな、私のおばちゃんが昨日、天国に召されました「退院したら、またタキちゃんに会いに行くわな…」その約束は、叶わなかったけど…きっと、またどこかで会える…また、あの優しい笑顔で「ほんまに、かいらしなぁ」と言ってくれる…私は、信じています 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 秘書たちが「猫の部屋」の仲間たちのことを話した時おばちゃんは、嬉しそうに1匹ずつの写真を見ながら「タキちゃんのお連れ(友だち)も、みんなええとこに行けたらええなぁ…」そう言っていました。これからも、おばちゃんは、きっとみんなのことを見守っていてくれると思います◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.08
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[動画] ブログ村キーワード 猫というものは案外…いや、かなり…目立ちたがり屋なのかもしれないもちろん、リラックスできる場所にいて見慣れた人間相手にだけど…注目を浴びたくてわざと仕掛けているかのような行動に思わず、笑ってしまったり時に、困ってしまったり皆さんのそばにもそんな猫たちは、いませんか 彼らが狙うはなぜか、忙しく動きまわっている時無理矢理、膝に乗ろうとする者足元ギリギリに来て突然、倒れる者掃除する手元を至近距離から凝視する者棚の上から、急に頭を叩く者「フクよ、キミの愛は重いね」「覚悟しとけよ、くーちゃん、そのうち踏むから…」じーっと見ているのに秘書たちの視線が自分に向かない遊ぶ気配がない、おやつを持って来ないそれが、とっても気に入らない真横まで来てるんだからこっちを見るのは当然で話しかけるのも当然なのに知らん顔してるのが気に入らないわざわざ可愛い声で呼びかけたのにいい加減な返事しかしないすぐに、そばに来ないのだってやっぱり、すごく気に入らない悔しいから、絶対注目させてやるたとえ、秘書たちが荒れ放題の部屋を片付けている時であってもその時、彼らにとって大事なのは自分が注目を浴びることだけ少々、砂と抜け毛と食べた後のお皿が散らばっていてもそんなことは関係ないのです我が道をゆくために目の前の障害物など気にせず全部倒しながら進みますたとえ、トイレ掃除後のゴミ箱を倒し砂をばらまいたとしても水入れに引っかかり床が水浸しになったとしても…もちろん、関係ありません「いやだーリリー、勘弁してーっ」「ああ、砂に水が…」我が道を突き進みさらに部屋中が荒れ放題になろうとも彼らにとっては微々たる問題それぞれの目的を果たしたら彼らは、それで満足です後は野となれ、山となれ…「うう、この恨み、晴らさでおくべきか…」「ヤツらのおやつ、減らしてやりましょうぜ」万が一、掃除をやり直すハメになった秘書たちがこんな報復行動に出たとしたら…自らの行動が原因だとも思わず天下の一大事だと秘書たちに批難の目を向けるでしょう さてさて、このようにかなり被害を伴う作戦で注目を浴びる仲間たちがいれば…「アンタ、何してるの」「・・・・・・」思わず、二度見三度見してしまうほど目が釘付けになる仲間もいます本人にしてみたら大真面目なのかもしれませんけれど、注目を浴びようと部屋中、走り回っている時よりも普通にしている時のほうが…なぜだか、おかしい「ここを通らなきゃならない理由があったんだろうか…」「ヤツの行動には、謎が多すぎる」幾度となく、静かなまま秘書たちの注目を集めてきた、ねーちゃんもしも、もしも…彼の行動ひとつひとつが天然でもなく、超マイペースでもなくすべて緻密に計算されているとしたら…「こ、怖いよー」「うん、勝てる気がしない」真実は、神のみぞ知る 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 仲間たちが繰り出す様々な作戦にいつも負けてばかりの秘書たちなぜ忙しい時に限って、気をひこうとするのかいつも秘書たちはブツブツ言うのですが自分たちには目もくれず、別のことで忙しくしてるのはやっぱり面白くないんですよねだから、わざとやってるのかそれは…秘密です◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.06
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[残り物] ブログ村キーワード 小さくて、可愛い大人しくて、優しい顔をしてる怖がりだけど、おもちゃが好き食べ物の好き嫌いがなくしっかり食べる良い子みさえちゃんの印象をいろんな人に聞いてみたらそんな答えが返ってきます「みさちゃん」と呼ばれご飯のお代わりをもらったりおやつをもらったり可愛がられている彼女を見ていると私は、とても嬉しくなります私と同じ、剣先出身の仲間たちはもう三匹になりましたみさえちゃんは、その中の一匹最後の年、同じ頃に出産し一緒に子育てした友達です気が弱くて、怖がりでいつも少し離れた場所でぽつんと過ごしていた、みさえちゃんどんなにお腹が減っていても人が少し近寄ってくるだけですぐに逃げてしまう子でしただから、食べ物をもらってもちゃっかりした他の仲間たちに先に食べられてしまい…満腹になった仲間たちがどこかに行ってしまってからやっと残り物を食べ始める彼女ドライフードの欠片のひとつひとつまでいつも残さず、きれいに食べていましたある時、秘書たちは誰があげたのか千切ったパンと格闘する彼女を見かけたことがあるそうですが…みさえちゃんはパサパサしたパンに苦戦しながらもやっぱり全部食べたのだそうです彼女が、今も好き嫌いせずきれいに全部食べるのはこの頃の経験からなのかもしれません 公園生活最後の年みさえちゃんは、出産を終えた後何日間も植え込みの中から出てきませんでしたあの時も、彼女はほとんど何も食べないまま子供たちに、おっぱいを飲ませていましたおっぱいをあげている間は普通なら、お腹が減ってたまらなくなるはずなのに…いつものように定位置まで来て残り物を待つ姿もなく子供たちから片時も離れることはありませんでした私や仲間たちを可愛がってくれたホームレスのおじさんが植え込みのそばに布の切れ端や新聞紙と一緒に少しの食べ物を置いてくれたことを思い出しますみさえちゃんが、それを食べたのかはわからないけれどどうやら布や新聞紙でベッドを作ったらしいと秘書たちは、おじさんから聞いたそうです初めてのお産で失敗ばかりの私とは違い出産経験のあった彼女は立派なお母さんでした目が回りそうなほどのスピードで成長を続ける子供たちはどんどんヤンチャになっていきました一度、探検に出かけてしまうと集合させるのが大変でウチでは、誰かが足りないということがしょっちゅうだったのですが…みさえちゃんのところでは何かあれば、ちゃんと彼女のそばにみねこちゃん、ふぁねこちゃん、そねこちゃん三匹の子供たちが揃っていました剣先出身の仲間たちの中でいちばん捕獲するのに時間がかかった、みさえちゃん何日間も逃げ回っていた彼女が結果的に捕まった理由それは、お腹が減りすぎたからでも油断したからでもなく愛する娘が捕獲器に入ってしまったから…きっと、みさえちゃんには捕獲器に入れば扉が閉まることはわかっていたはずですけれど、ふぁねこちゃんを助けたいがためとっさに、自分も中へ入り固く閉じられた扉を必死に開けようとしたのでしょうあの日の記憶は彼女の小さな鼻の傷跡に残っていますご飯の時間今でも、やっぱり遠慮してしまうからみさえちゃんは、自分の定位置で待っていますでも、昔と違うのは仲間たちが食べ終わるのを待つのではなくもちろん、残り物を食べるのでもなく…みんなと同じ缶詰が同じ分量だけ、自分のお皿に盛られて目の前に置かれること大好きな缶詰の中のコロンとしたお魚の塊が食べづらくてもすぐに誰かが気づいてくれるちゃんと食べやすく、ほぐしてくれること些細なことばかりだけど彼女にとっては意味のあることばかりなのです気が弱くて、怖がりで今でも、すぐに逃げてしまうけれど…可愛がられている、と大切に思われている、とちゃんと彼女が感じているのなら私は、とても嬉しいです 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp さて、先日のタマちゃんの日記について「Mさんが似てるといった国会議員の先生って誰なんですか」との質問を実は、結構たくさんいただいきましたタマちゃんの話題沸騰に、やはりガッツポーズしたくなりましたが…役職名をお答えすると、すぐにわかってしまうので控えますがイニシャルは「I先生」ですコメントをいただいた埼玉のKさん、もしかして正解かもしれません個人的には、lindenさんの「若い女性好きのK.O先生」が誰なのかかなり気になるところでした皆さん、ありがとうございました◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中いつも応援ありがとうございます
2011.06.02
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[支援物資] ブログ村キーワード 皆さん、こんばんは中之島タキシードです今日から6月ですね私や仲間たちが暮らす関西では少し冷たい雨の降る一日でした今年は例年と比べかなり梅雨入りが早かったそうですがまだ梅雨独特の蒸し暑さもなく夜になると、少し肌寒いような気候が続いています皆さんは、体調を崩したりしておられませんか「猫の部屋」の仲間たちはお陰さまで、みんな元気に過ごしていますしかし、少し気温が低くなった日にはやっぱり、鼻水を垂らしたりお腹を壊したりする子もいますそんな状況にも関わらず換毛期を迎えていたりもするので秘書たちは、抜け毛を集めて大きな猫毛ボールを作っていたようですが…やっぱり、今日のような日にはいち早く衣替えした薄着の仲間たちがちょっぴり寒そうですあの震災から、もうすぐ三ヶ月少しずつ日常が戻り始めてこちらでは、すでに今までと変わらない時間が流れていますただ、それは表面的なものだけでふとした時に、急に怖くなることや押さえようもない焦燥感を感じることがあります何ら変わらないように見えてもやっぱり、今までと同じではないのだと現実に引き戻されることが何度もありました仲間たちの時間もいつもと変わらず流れているように見えますが…本来、動物たちは命の生き死にに触れることが多くとても近いものとして感じ受け入れているのだそうです私と仲間たちもこの世に生まれ落ちた瞬間からいつも死と背中合わせの野良猫でしたから何となく、その意味がわかるような気もします死を近いものとして感じているからこそ敏感に察知する時がありますけれど、受け入れているからといって感情がないわけではありません「今、自分の暮らす国で起こっていることをあの子たちも感じとっているとしたらどんなふうに思っているんだろう…」秘書たちは、そんなことを言っていました震災以降、「猫の部屋」支援物資の募集を一時的に停止していましたその間に、多くの方たちからメールやメッセージをいただきました皆さん、仲間たちの生活に不自由がないかととても心配してくださいましたそして、どうか支援物資の募集を再開してください、と何人もの方たちから優しい言葉をいただきました地震と津波が残した大きな爪痕に原発避難区域での状況まだまだ苦しんでいる動物たちがいて懸命に助けようとしている人たちがいる正直、どうしようかと躊躇する気持ちもあったのですが…ある方からのメールにこんなことが書かれていました「この震災がもたらしたものは初めて経験するほどの大きな事ばかりでしただから、長期的な支援や協力が必要になるでしょうもちろん私も、可能なことは続けようと思います」「それと同時に、被害のなかった地域に暮らす者として冷静な気持ちを取り戻さなければならないとも思っていますだから今まで通りに、身近に感じている動物たちにも何かできることをしたいと思うのです…」そして、メールの最後には「でも、さすがに自分には限界があるから中之島の猫ちゃんたちに送らせてもらう分が少し減っちゃうかもしれませんけど(笑)」と書かれていましたいつも仲間たちのことを気にかけて応援してくださる方たちの存在はやっぱり、とても大きなものですメールやメッセージ日記のコメントに込められた思いと支援物資のひとつひとつに優しさを感じるたび仲間たちだけでなく、私や秘書たちも心が救われていることに気づきますお一人ずつに、ちゃんとしたお礼のメールやコメントのお返事をすることもできずいつも本当に申し訳ありません皆さんからのお気持ちに心から感謝しています本当にありがとうございました本日より「猫の部屋」支援物資の募集を再開させていただきますまた、ご協力いただけると嬉しいですもちろん、東日本大震災で傷ついた動物たちと助けておられる方たちへのご支援を優先していただければと思います日本という国が動物たちにとっても住みやすい国になることを願ってやみません 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp ◎犬猫救済の輪動物愛護活動ドキュメンタリーhttp://banbihouse.blog69.fc2.com/◎緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/ ◎THEペット法塾http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7◎社会福祉法人大阪ボランティア協会関西発!被災地応援サイトhttp://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01THEペット法塾さん発行「動物法ニュース」最新号(32号)に「大阪・中之島公園から始まる公民協働の猫対策活動」が掲載されました。また「公園ねこ適正管理推進サポーター制度の実施にむけて」というゆとりとみどり振興局の担当者さんの記事も掲載されています。ただ、すでに初回発行分は完売してしまったそうで…もし機会があればご覧くださいね。 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ ブログランキング参加中皆さん、いつも応援ありがとうございます
2011.06.01
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