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昨日は次男坊の希望で、大学入学用のバッグを買い、見たいという映画を見に連れて行った。「暗殺教室 卒業編」という映画だったが、友達にそのことを言うと、「親孝行な息子だね。」と言われた。なるほど・・・・親がさみしがると思い、そうしてくれたのか。良い息子だ。「結婚しない鉄道員」(118)その日、竹夫は樹海の訓練所に戻るとすぐに、総帥のもとへ急いだ。例の男が宇宙人を見たことがあると言った話を報告したのである。総帥は驚きもせず、宇宙人の存在を知っていたようだった。「そりゃそうだろう・・・お前はすでに神の存在を知っている。桃太郎や金太郎、浦島太郎・・・妖怪のことも知っている。それなら宇宙人がいてもおかしくないと思わないか?」確かに竹夫はそのことを知っていたのだから、今さら宇宙人が現れても不思議ではない。しかし遠い未来から時空を遡ってやって来た竹夫が生まれた時代でさえ、宇宙人は未だに未知の存在だったのに、あの男は宇宙人の存在を知っているのである。「宇宙人に会ってみたい。」竹夫は総帥に訴えた。「そのためにもあの男としばらく行動を共にしたい。」「君が会いたいならいいでしょう。」総帥はあっさりと承諾した。まるで総帥自身は、すでに宇宙人と会ったことがあるように・・・そのことについて、竹夫は総帥を追求しようとしなかった。翌日、竹夫は準備を整えて約束の 場所へ時間通りに向かった。
2016.03.28
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長男の時は思っても見なかったんだけど、いまの大学ではネットで個人の状況を教えてくれるんですね?私の時も長男の時も、学生一人一人の毎日の情報なんて教えてもらえなかったじゃないですか。それが・・・次男坊の大学では、毎日の授業出席状況とか、試験の成績とか・・・パスワードだけでわかるんですって。私の場合は、実験室育ちで・・・だから毎日、担当の教授や助手の人たちと一緒で・・・「ナイト、今日の都市計画の授業と測量実習・・・出てなかったよな?」なんて叱られて過ごしたんですが、文系だった長男は教授との接触は少なかったようです。先日の保護者説明会では・・・理系文系にかかわらず、どの学生の出席状況も教務課を通じて父兄に報告されるようで・・・成績もしかり・・・ネットの便利さを充分に発揮するようです。教員の都合で休講になるときも、大学まで行く必要もなく、ネットでわかるし、父兄にも知らせてくれるから便利ですよね。まだ入学式も終わってないから、どうなるのかわからないけど、次男坊が父親である私に勉強のことで隠し事をしてもすぐばれる。本人にとっては大変だと思いますけど、親にとってはありがたいことです。
2016.03.27
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長男の時は思っても見なかったんだけど、いまの大学ではネットで個人の状況を教えてくれるんですね?私の時も長男の時も、学生一人一人の毎日の情報なんて教えてもらえなかったじゃないですか。それが・・・次男坊の大学では、毎日の授業出席状況とか、試験の成績とか・・・パスワードだけでわかるんですって。私の場合は、実験室育ちで・・・だから毎日、担当の教授や助手の人たちと一緒で・・・「ナイト、今日の都市計画の授業と測量実習・・・出てなかったよな?」なんて叱られて過ごしたんですが、文系だった長男は教授との接触は少なかったようです。先日の保護者説明会では・・・理系文系にかかわらず、どの学生の出席状況も教務課を通じて父兄に報告されるようで・・・成績もしかり・・・ネットの便利さを充分に発揮するようです。教員の都合で休講になるときも、大学まで行く必要もなく、ネットでわかるし、父兄にも知らせてくれるから便利ですよね。まだ入学式も終わってないから、どうなるのかわからないけど、次男坊が父親である私に勉強のことで隠し事をしてもすぐばれる。本人にとっては大変だと思いますけど、親にとってはありがたいことです。
2016.03.27
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不思議なことに・・・あれだけ毎日飲んでたお酒が・・・今年に入ってから飲めなくなってまして・・・・12月の忘年会シーズンでは毎日飲んでたのに・・・・1月に入ってから、ほとんど飲んでません。今日は3月27日ですけど・・・今年の飲みに出掛けた回数・・・・8回ほどです。ま、ちょっとした事件があったんで・・・飲む気分じゃなかったことは確かですけどね。お酒を全く飲めないわけじゃないんですけど・・・・いろいろな症状(?)が出ましてね・・・・いっぱい飲むと・・・お腹が痛くなったり・・・眠くなったり・・・飲みたくなくなったり・・・なんでか不思議でしょうがない。ま、飲まなくてもいいから・・・お金もかかりませんからいいんですけどね。
2016.03.26
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証券会社から時々・・・電話が入るんですが、時間がいい加減なんです。昨日も午後9時ごろ・・・家族団欒のひと時でした。「もしもし・・・ナイトですが・・・」「あ、ナイトさんですか?・・・いやあ・・・明日だと遅いと思いましてね・・・◎▲◇株式会社ね・・・良いと思いますよ?・・・それとね・・・某国の外貨預金・・・今底値ですから買いです。」じつはオヤジの持っていた株を相続してたんで・・・お付き合いが始まったっていうか・・・それだけのお付き合いですけどね・・・買ったことも売ったこともないんです。「あの国はね・・・建国以来何度か危機にあってきましたけど、そのたびによみがえるんですよ。・・・底値・・・これ以上下がる心配はありません。」断言してるんだけど、今その国・・・イス◎ム国にしょっちゅう狙われて・・・あ、ベルギーじゃありませんよ。まだまだ値下がりしそうだと、私は思うんですが・・・・証券会社の営業マン・・・ていうのかな?・・・彼らは手数用を稼がなくちゃならないから、大変なのはわかりますが、お電話はけっこうです。
2016.03.24
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同級生と久しぶりに会いました。うちの社員の義理のお母さんが亡くなったんですが、その葬儀の席で、喪主が私のことをじっと見てたんですよ。喪主はうちの社員の義理のお兄さん・・・つまり奥さんの兄になるんですが・・・私も途中で気が付いたんですが、中学生時代の同級生でした。帰り際にちょっと話せたんですが・・・「ナイト・・・貫禄や迫力だと、お前は社長だから勝てないけど、俺でもお前に勝ってる物が二つある。かみさんと子供だ。」確かに零細企業の社長だけど、デブというなら貫禄があるけど、迫力はないと思う。だから、勝ち負けなんて考えもしないが聞くと・・・奥さんが異常に若い。詳しくは聞けないが再婚らしい。「若い」というのが勝ちというなら確かに私の負けだろうが、子供が勝ちというのは?「うちの子、いま中学生」え❔子供が可愛いとかじゃねえのかよ。でも、その子が成人するころは・・・ま、元気そうだから良いか。「結婚しない鉄道員」(117)2 年も、誰とも話をしていない男・・・竹夫はおかしいと思った。引きこもりの子供が最近増えているのは知っていたが、ケンカしながらでも親と話すことはあるだろう。しかもここは富士の樹海という特殊な場所である。精神的に異常をきたしてもおかしくない。「たまには樹海を出て、ふもとに行くんだろ?」竹夫は聞いてみた。「いや、一度も樹海を出たことはないんだけど・・・・」男は何か歯に挟まったような言葉を発した。「どういう意味だ?」「じつは・・・ここには時々外人とか宇宙人のような奴が現れるんだ。」「外人?・・・宇宙人?」そういえばこの樹海では、ある法則で歩くとアマゾンやらヒマラヤやら・・・世界中のあらゆるところとつながると聞いていた。しかし、宇宙とつながってるとは信じがたい。「外人といったって、言葉が通じないし肌の色が違うって言うだけで、外人とは言い切れない。宇宙人といったって、地球人ではないような・・・そんな感じがするだけで・・・だって肌の色が緑とか・・・UFOみたいなのがそばにあって・・・」宇宙人はほんとにいたのか?竹夫は、この男としばらく一緒にいてみようかと思った。「俺の名前は、南森・・・南森竹夫。君の名前は?」彼は言いよどんていたが、・・・「呼ぶんだったら・・・富士・・・富士って呼んでくれ。あいつらにはそう呼ばれているんだ。」本名は教えたくないらしい。あいつらとは外人や宇宙人らしき人達らしい。一度訓練所に帰って、総帥と相談しなければ・・・竹夫は男に伝えた。「明日の今日と同じ時間・・・またここに来てくれないかな?・・・君と一緒に行動してみたいんだ。」すると・・・男はあっさりと「良いよ」と言った.
2016.03.22
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ナイト家の話しではないんですよ。カミさんの実家の父親ですけどね・・・昨年亡くなって・・・兵庫県生まれで青森にお墓はないんですよ。そこで・・・友人の石材屋さんに頼んで、お墓を今建ててます。カミさんが決めて、その友人の石材屋さんと細かな打ち合わせをしてるんですけどね。私には発言権はないようです。4月中には出来上がるようです。うちの息子たちには申し訳ないけど、2軒分のお墓・・・・面倒見てください。青森も・・・さっきちらちらと雪が降ってましたけどね・・・もう終わりでしょう。まもなく春がきます。
2016.03.21
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昨日は長男と一緒に、午後8時ごろまで仕事でした。「帰ってから一杯飲みに行くか?」すぐにその場から予約の電話を・・・家に帰ると次男坊が・・・「お母さんが体調悪くって、まだご飯食べてねえ・・・」かみさんはもうベッドに潜り込んでいて、「次男坊もご飯を食べに連れてって。」って・・・だから、予約した居酒屋さんに電話して、次男坊も連れて行くことにしました。卒業式は終わったとはいえ、3月いっぱいはまだ高校生ですからね。でも「子供にご飯食べさせに来る人もいるよ。」って言うことですから良いでしょう。でも居酒屋のみそか焼き・・・気にいったようです。「結婚しない鉄道員」(116)その男は人なつっこい笑顔で竹夫に接した。おそらく社会人の時には「やり手の営業マン」だったのかもしれない。彼の笑顔は人を安心させる。何が彼を富士の樹海に導いたのか?見た感じ、性格的にもポジティブで・・・落ち込むようには見えない。しかも、この樹海で2年も生き抜ける生命力は尋常ではない。何をしても成功するように思える。竹夫がそう考えていると、それを察したように彼は答えた。「俺ね・・・証券会社にいたんですけどね・・・お客さんに勧めた株が・・・自分ではかなり自信があったんですけどね・・・大損させたんですよ。・・・」「そういうことは、よくあることでしょ?」「確かにそうなんですけどね・・・でもそのお客さん、俺のことを完全に信じてて・・・自分自身が許せなくなったんですよ。」「それで?」「自分が借金して、その客の株が儲かったようにして、金を返したんだよ。」バカな!マイナスのインサイダー取引?竹夫には信じられなかった。「ま、そんなわけで・・・俺は社会復帰しちゃいけないんですよ。」「でも、このままずっと樹海にいるつもりなのか?」「なぜ?だってここの暮らしは快適ですよ。」2年も誰とも話もせず、食べ物は自然の植物や野生の動物・・・それに自殺志願者が持ち込んだ少量の食べ物とCFE訓練所から出たごみである。それが快適だというのか?この男を何とかしなければならない。竹夫はまたいろいろと考え始めた。
2016.03.20
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毎週何やかんやの用事があって、今週も休めません。お彼岸のお墓参りは私用なので、もちろん用事のうちには入りませんよ。従業員のお母さんが亡くなったんです。その準備と手伝いをします。他にはあることで、弁護士さんと打ち合わせを・・・詳しくは言えませんけど・・・ともかく時間が無いんです。次男坊の大学進学の引っ越しも月末にはあり・・・そちらは、長男とかみさんに任せるしかありません。入学式には一緒に行って、記念写真を撮りたかったんですけど、それもかないません。次男坊の予定ですけど・・・4月1日に学生証の交付とガイダンス。2日は健康診断・・・そして数学と英語のテストがあります。一生懸命・・・今も勉強を続けてますが、英語のクラス分けと数学は実力を見るためのようですから、あまり成績が良いと、優秀クラスに入れられたりしても大変ですから、そんなに力を入れなくても良いと言ってますけど・・・3日は健康診断と学科別のガイダンス・・・それに教科書販売と教職説明会。教科書の販売って、入学説明書に書いてあったんだけど、どの授業を受講するのかわからないのに、教科書の販売なんかできるのかな?4日と5日は何にもないはずなんだけど、先日学科から届いた手紙によると、「学科の新入生の一泊合宿を行います。」って・・・ま、マニアックな学科なんで、同期生が仲良くするためのものなんでしょうけどね。そしてようやく・・・4月6日に入学式なんですよね。入学式用に買ったスーツも、先日報告したように少々きつくなってたのが(受験のストレスが無くなったので・・・)、何とか着れるようになりました。だから次男坊と会えなくなる日が徐々に近づいてます。大学のある札幌には、なかなか行く機会もないので、さびしいなあ。
2016.03.19
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何かと忙しく・・・なんも予定が立ちません。お彼岸ですから、お墓参りに行こうと思うんですけど・・・夜にならないと自由がなくて・・・次男坊にも札幌の大学に入学するんで、なかなかこれからはお墓参りもできないから連れて行きたいんですけど、行けないんですよね。明日も従業員のお母さんが亡くなったんで葬儀に行かなくちゃならないし・・・ホント休みが欲しい。「結婚しない鉄道員」(115)誰かにつけられている・・・竹夫の第六感はそう言っていた。樹海の中だが、木々の間からその気配は感じられた。木の陰にうまく隠れていても・・・その人の気配が明るく輝いて見える。「誰なんだ?・・・・そこに隠れているのは」竹夫は静かに・・・・さらに諭すように問いかけた。「別に隠れているわけじゃねえよ・・・」その声の主は男性のようだった。しかし・・・・その男はCFE訓練所にいる人間とは明らかに違っていた。樹海に一般人が?つまりそれは自殺志願者?竹夫は振り返って、その男の姿を見た。一瞬、その男は樹木の陰に隠れようとしたが、隠れることが無駄だと悟って姿を現す。あちこち破れたスーツ状の物は・・・ネクタイがあったからスーツとわかるだけで・・・汚れ放題に汚れ・・・顔も泥だらけだ。「お前・・・樹海に来てどれくらいになるんだ?」「2年かな?」2年?・・・冬になれば寒く・・・夏はこの湿気で暑さが倍以上に感じる樹海で?「そりゃ無理だろ?」竹夫は嘘をつかれたと思って、バカにした笑いを浮かべた。「嘘じゃねえよ・・・寒くなったら近くにある洞穴でじっとしてるし・・・食いものなら何でもそろうんだ此処は・・・・」「キノコとかネズミとか?」「もちろんそういうものもあるが・・・・ほとんどが自殺した奴が残して逝った食い物だな。」こいつ・・・死んだ者の残した食い物を・・・「最初は俺だって自殺しに来たんだが・・・初日に首吊りの死体を見ちゃってさ・・・・死ぬのが怖くなった。」「それじゃ娑婆に戻ればいいじゃないか?」なにもこんな樹海に暮らしている必要はないと思った。「帰れりゃ帰るけど・・・借金が大きくてよ・・・娑婆に戻れないんだ。」「そのうち、食い物が無くなれば俺でも死ねると思ってたんだが・・・どこかで食い物を見つけちゃ食ってるし・・・寒くなれば凍死するかと思えば・・・けっこう洞穴はあったかくてよ。」「そのまま2年か・・・・」竹夫はこの男の生命力の強さに感心した。「それじゃ・・・お前はこの先にある建物のことは知ってるのか?」CFE訓練所のことである。「ああ知ってる。・・・知ってるどころかあそこから出るごみを漁って食い物を探すこともあるし・・・」「真冬でもごみは出るからな。・・・・」なるほど・・・・「しかしいくら洞穴でも・・・真冬は我慢できないだろ?」「死んだ奴のオーバーコートもあるし、あまりにも寒い時は、その建物にいる爺さんがスープとか分けてくれるんだ。」爺さん?・・・総帥のことか?総帥はこんな男が樹海にいることを知っていながら助けることもせず、時々食料を恵んで放っておいてるってことか?「なんで俺をつけた?」「お前ともう一人・・・・空を飛べるじゃないか?・・・宇宙人かと思ってさ。」あの風が吹き出る小さな岩場を・・・・この男は見ていたのか?「もう一人の方はおっかなそうで・・・・見つかったら殺されそうな感じなんだけど・・・お前なら優しそうで・・・・」その男が人懐っこい犬のように見えた。
2016.03.18
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「結婚しない鉄道員」(114)空中浮遊の訓練はしばらく続き、竹夫も数日間ののち、何とか洞窟から強く吹き上げる風に乗ることができ始めた。風に乗る・・・それは多分にメンタルの要素が必要であったが、まだ全身に風を受けるようにしないとうまく浮遊はできない。全身に風を受けるには体を水平にしなければならないのだが、山田は立った状態で浮遊するのだが、竹夫はスカイダイビングのように水平にならなければ浮遊できなくて歯痒い思いをしていたし、洞窟から離れるとまったくできない。「あとは自分を信じるだけなんだがな・・・」山田に言わせると、竹夫はもう自由に空中浮遊が出来るそうだ。訓練を続けるだけしかないようだ。ここではほかの物体を浮遊させる訓練も続けられた。最初は空中浮遊する竹夫に、ひもで結わえた石ころを持たせ一緒に浮かんでいたのだが、その石ころを徐々に重くしていくことで、錨のようにそのひもを引き寄せて自分の体を浮遊から地面に降ろす訓練をした。そのうち、ひもが無くても体を降ろすことが出来るし、重さも感じなくなるようだ。「気持ちだけなんだよ。」山田はそう言うが、物理学を無視することになるようで・・・竹夫にはまだまだ時間がかかった。「今日はほかの訓練性の面倒を見なきゃならないんだ。一人で訓練を続けてくれ。」山田は教官として普通の訓練性も見なければならない。超能力の訓練ではないので、普通に飛んだり跳ねたり走ったり・・・それを指導するだけだから、山田にとっては休みのようなもの・・・気楽なもののように竹夫を置いていった。竹夫もこの日は気楽に・・・いつもの訓練をすぐやめ・・・その辺をぶらぶらすることにした。富士の樹海・・・よく怖ろしい場所のように思われがちだが、ぶらぶらしてみると森林浴をしているようで、マイナスイオンを体いっぱい浴びて気持のよいものだった。しかし・・・そのうちの誰かにつけられているような・・・竹夫は元々霊感が強く、すぐにそれを感じる。
2016.03.16
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昨日は・・・青森県地方紙支局の歓送迎会に出席してきました。実家の目の前にある支局だから、オヤジのころから毎年呼んでいただいてるんです。今年は送られる方は五所川原支局へ・・・迎える方は本社整理部から来るんです。来る方は会津若松市出身の女の子なんだけど、我がむつ市と会津若松市が姉妹都市なのは知ってたようです。「結婚しない鉄道員」(113)「それにね・・・ヤマトタケルと同じような話があるんですよね?・・・神功皇后も九州征伐と出雲征伐をしてるんですよね?」「へえ・・・そうなんだ。」山田もそれほど詳しくないようだ。「同じ内容の征伐ならば、ヤマトタケル・・・実は神功皇后だったのではないかと思えるんですよね?」山田はあまり興味がなさそうだった。「だったらそれでいいじゃないか?」めんどくさそうだった。またいつか話す機会があるだろう・・・竹夫はこの話をやめた。「ところで・・・山田さんの超能力・・・あの半島では使えるってことなんですか?・・・・この富士山ではだめだとか?」そう・・・山田はあらゆる超能力が使えるのだ。「いや・・・・どこでも使えるんだけどね・・・あそこ以外だとちょっと能力が落ちるんだ。・・・例えば物体浮遊・・・・30センチぐらい上げようと思っても3センチぐらいだとか。・・・透視するにしてもちょっと影が出来たり・・・」竹夫はテレポーテーションしかできないが、能力に違いがあるような気はしない。「私も総帥から、山田さんぐらいの能力になってほしいって言われてるんですけどね・・・なかなかここではうまくできません。」山田を傷つけないようにそう話した。「君の場合・・・なんとなくここでもみんなうまくできるような気がするんだけど・・・・」これは山田の正直な気持ちだった。山田の話しを聞いていると・・・・邪心を持つようになると・・・・とたんに超能力が使えなくなるとか弱まるとかなるように思える。つまり・・・神を信じる気持ちがなければ・・・・ま、それも竹夫の考え過ぎなような気もするが・・・「それじゃ、この後の訓練をしようか・・・この富士の樹海には面白い訓練ができる場所があるんだ。」山田はさっさと歩を進めた。山歩きが慣れている山田と違い・・・ここに来たばかりの竹夫はついて行くのがやっと・・・すぐに汗が噴き出してきた。「どこまで行くんですか?」「もう少し先に洞窟がある・・・・そこで空中浮遊の練習ができるんだ。」ついて行くと・・・なるほど小さな洞窟が見える。人間が入れるような大きさではない。・・・・せいぜいウサギぐらいだろうか?「ここですか?」「そう・・・・ここでは常にかなり強い風が吹いている。・・・・その風に身をまかせればふわっと体が宙に浮く。」山田は空中に簡単に浮かんで見せた。「ほら、簡単だろ?」しかし・・・・竹夫はこれくらいの風邪で人間が浮くとは思えない。案の定、風を真下から受けても・・・・竹夫の体は微動だにしない。「そんなに難しいかな?」山田は下に降りてきてそう言った。浮かぶのもそうだが・・・下に降りるという事は、その風に逆らって降りてきたことになる。・・・つまり、風の影響はこの空中浮遊には関係ないと言えた。
2016.03.14
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今日はホワイトデーだって・・・・ま、チョコレートを貰ってないから、お返しする必要もないし・・・・いつもと同じ日だなあ・・・・「結婚しない鉄道員」(112)山田はまだ話を続けた。「話は違うが・・・なぜ私があの半島に住んでいたと思う?・・・実は、あの半島にいるといろいろな能力が身に着くからなんだ。・・・自分の体を浮遊させることもできるし、他の物体を浮遊させることもできる。相手が何を考えてるかも手に取るようにわかる。」「へえ・・・それならなぜここへ?」「あの半島にいると、本当に自分のやりたいことができないからだよ。」「それは?」「何者かが私の邪魔をするんだ。」何者かとは・・・神のことだろうか?「神?そんなのはいないって言ってるだろ?」「でも何者かが邪魔をするんでしょ?・・・それって・・・」「例えば金を儲けたいと思っていると・・・・未来のことがわかるんだから公営ギャンブルをしようとするじゃないか。・・・その日に限って馬券を買おうと思っても買ってくれる相手と連絡が取れない。・・・テレポーテーションで競馬場や場外馬券場に行っても、急に腹が痛くなったり・・・どうしても馬券が変えなかったりするんだよ。」もしかしたら・・・この辺があって、神は山田を神にしなかったのじゃないだろうか?「これだけの能力がありながら、自分は自分の思うとおりの暮らしはできなかった。・・・だからあきらめてこの富士山まで来たんだよ。」「死ぬつもりで?」「死ぬつもり?・・・・そうかもしれないな。・・・でもここに来るとあの総帥が待っていた。」総帥は自殺志願者を停める目的でここにいたと言ってたが・・・・「総帥は私の顔を見るなり、“山田君”と呼びやがった。」「知ってたんですか?」「私は会ったことがないが、CFEの名簿には顔写真と名前が載っている。」それを見ていた?・・・・総帥が?・・・・「ここで訓練を続けろ・・・・そして新人研修をしろっていうんだよ。」それでここにいるのか・・・・何しろここにいる巫女さん姿の隊員たちは・・・元々が自殺志願者。・・・新人であることには間違いないし、教官である山田と少し離れた場所で仕事をするのもわかる。「あ、君にはそんなに訓練は必要ないんだよね?・・・・あの半島で訓練してきたんだし・・・・なんでここに来ることになったんだ?」竹夫は答えられなかった。なぜならその理由を竹夫は知らなかったからなのだが・・・妙に気になったので「八幡平・邪馬台国説」の話しを続けて聞きたかった。「話を元に戻すようで申し訳ないんですけど・・・邪馬台国が東北にあったとすると、他の神話のつじつまが合わなくなると思いませんか?」「どうしてだい?」「例えばヤマトタケルの話しですけど・・・・彼は兄を殺してしまうんですよね?・・・それを恐れた父の景行天皇が、九州にいた熊襲タケルを攻めるように命じて、熊襲タケルを殺させた。ついでに・・・出雲の出雲タケルも滅ぼしたんですよ。だからその時・・・小碓皇子という名前から・・・タケルという名前を貰って大和から来た猛々しい神という事で大和タケルという名前を貰ったんでしたよね?」「そういうことだな?」それがどうした・・・山田はそう言ってるようだった。「八幡平からわざわざ九州に行きますかね?」遠すぎる・・・竹夫はそう思っているようだ。
2016.03.14
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最近ね・・・お酒に弱くなってきてます。飲みたいと思わないし、昨日も・・・・同窓会の役員として、中学校の卒業謝恩会に出たんですよ。なぜか先生方がお酌に来てくれて・・・(校長先生が同窓会の役員に気を遣え)と言ったらしい。でもね・・・ビールをつがれてもすぐお腹がいっぱいになるんで・・・途中、ウィスキーの水割りにしたんですけど、どうにかコップ一杯の水割りをようやく飲み切りました。少なくとも去年は、水割りで7~8杯は飲んでたんですけどね・・・・今年になってから・・・飲めなくなったなあ。体調が悪いわけじゃないんですけどね。だからカラオケも今年になってから一度も唄ってません。スナックに行くことも無くなったし・・・・どうしたんだろう?
2016.03.13
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昨日の雪はいらないなあ・・・・3月いっぱいで完成させなきゃならない舗装工事・・・頑張らねば。「結婚しない鉄道員」(111)竹夫と山田はその日から訓練を開始した。竹夫は神様ではあるが、まだ完ぺきではないから、超能力を新しく開発する・・・・またテレポーテーションの能力を磨く。山田は今ある能力をさらに開発し続け・・・CFEのエージェントになるべく訓練をしていた。じつは山田・・・神様などいないと思っている。なるほど、恐山に神がいたことも、山田には知らされていない。「日本の神様は・・・・古代史の出来事を伝承しているうちに神話になってしまったんだよ。・・・だから、邪馬台国の卑弥呼が天照大神だ。」そんなことを言う。だが・・・・竹夫は恐山で神様になるとき、天照大神他・・・・たくさんの実際の神様に会っていた。しかし、そのことを山田に話すわけにはいかなかった。「山田さんは、神様って信じないんですか?」「ああ、信じないね・・・・」「それじゃ、卑弥呼が天照大神のモデルっていうのは?」「そりゃ伊勢神宮を見れば分かる。・・・・伊勢神宮の内宮の神は天照大神だ。・・・そして外宮の神は豊受大神だ。もう一人の女神もいるがそりゃまた別の古代史に出てくるから今は無視しよう。・・・・天照大神の別名を知っているか?」「別名?・・・いやそれは知りませんけど・・・」「実は俺もきちんと知ってるわけではないが・・・その別名を分解すると“大日巫女”となるらしい。・・・・ほら、“大ひみこ”…卑弥呼に間違いない。」「そりゃたまたまでしょ?・・・」「神話とはそんなものだが・・・・問題は・・・・もう一人の豊受大神だ。」「豊受大神・・・・」「外宮の豊受大神・・・この神の一番重要な仕事は、天照大神の食事を準備することだと言われている。・・・・ところで・・・邪馬台国の卑弥呼には跡取りがいて・・・・卑弥呼の面倒を見てたと言われてるが・・・その娘に名前はなんだった?」「それは・・・とよ・・・あ!豊受大神・・・・」「そうだろ?・・・伊勢神宮になぜこの二柱の神がいるっていう事は・・・神じゃなくて卑弥呼とトヨという人物をまつっていたのだと思う。」「じゃ、邪馬台国って伊勢なんですか?」「そうじゃない・・・・それについてはまた後で話をするけど・・・私は邪馬台国…東北にあったと思ってるんだ。」「東北?・・・・どこですか?」「岩手県と青森県の境のあたり・・・・八幡平っていうところがあるだろ?」「はちまんたい・・・・」「魏志倭人伝の記述の中に邪馬台国があって・・・・九州説、畿内説があるけど・・・方角や距離が違ってたって・・・その通りに読んでいけば、八幡平のあたりになるんだよ。」「そうかな?」竹夫にはそうならないように思えた。「八幡平・・・読んでみろよ・・・・やまたいと読めるだろ?」読めるには読めるが・・・・そんな説は聴いたことはなかった。
2016.03.12
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結婚しない鉄道員の続きを書いたのに、間違えて消しちゃった。実は私が思っている日本の神話について書いたのだ。伊勢神宮のご祭神は・・・内宮が天照大神。外宮が豊受大神だっていうことがヒントになってるんだけど・・・実際は私だけの考え方なんで、気にしちゃいけませんからね。ま、書いてからのお楽しみってことで・・・
2016.03.11
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小説もどきの続きがなかなか書けてません。年度末の3月ですからね・・・けっこう忙しいんです。でも今日は午前中・・・母校の田名部中学校に行ってきました。なんでって?私・・・この中学校の同窓会役員でして・・・・明日の卒業式の前に、「同窓会入会式」っていうのをやったんですよ。私もこの中学の卒業生・・・つまり同窓生なんですけどね・・・・15歳の子供と同じ会のメンバーになるなんて、ちょっとコッパズかしい。でも一緒に校歌を唄ってきましたよ。あ、わが母校の場合・・・校歌じゃなくて「生徒歌」っていうんですけどね・・・・じつはこの歌の作者は・・・生徒だった人が作ったんです。明日は卒業式なんですけどね・・・・その時間は用事があって出られませんが、祝賀会には出ます。「え?もう子供も誰もいないんじゃないの?」そう言われるし・・・うちの長男にも「関係ないんだから休めばいいのに・・・」と言われましたが・・・・今の校長先生は今年で定年退職・・・最後の行事になるので、一緒にお祝いしてあげたくて・・・ま、そういうのもいいじゃないですか。
2016.03.11
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今年に入って一人暮らしを始めた長男。あ、親子喧嘩をしたんじゃないんですよ。私の父親が亡くなって・・・住んでた家が空いちゃったんです。父と同居していた妹が、「東京で働く」って出て行ったから、今は空き家になったんですけど・・・壊すには新しい(リフォームしたばっかりで・・・)。売ろうと思ったんですけど・・・近所の人から、「ナイト家がここからいなくなられると困る。」(様々な理由がありまして・・・)売るにも売れない。そこで・・・独身の長男がもし・・・結婚したらここに住んでもらおうと思って・・・長男に話したところ・・・「俺が住む。」って言ってくれたんで、そういうことになったんです。ま、むつ市一番の繁華街ですからね・・・飲みに行っても歩いて帰れるし、デパートまでも歩いて5分。・・・便利な場所ですから・・・それはいいんですけど・・・・先日、長男にちょっと長めの出張を命じたのです。会社では私が社長で、長男が専務ですからね。「お前、一週間ほど出張してきてくれないか?」するとモジモジしていました。「なんだ?なんか用事があるのか?」「いやあ・・・実は・・・ペットを飼っちゃって・・・」あ、犬でも飼って・・・その散歩とかエサとか・・・「いや・・・そんな面倒なことじゃないんだよ・・・熱帯魚を飼っちゃってね。」その餌を・・・2日にいっぺんでもやりに行かなくちゃならない。それが心配だったらしくて・・・・さみしいんですかね?ひとり暮らし・・・・けっこう家に友達を呼んでどんちゃん騒ぎをしてるらしいんだけどな。「いいよ、お父さんが餌をやりに行くよ・・・銀行に行く時にでも寄ってやればいいんだろ?」「ああ・・・それでいいよ。」「お母さんにでも頼めばいいのに・・・」そう思ったんだけど、考えてみたらその出張の時期・・・次男坊の大学の入学式やら引っ越しやらで、カミさんも忙しいんだった。しょうがないなあ・・・・「で、ペットの熱帯魚ってなんだ?」「お父さんに言ってもわからないよ。」「とにかく教えろよ。」するとスマホを取り出して・・・・写メを私に見せた。「闘魚じゃないか?」という事で・・・・4月のはじめ・・・1週間ほど「闘魚」と生活するんですけど・・・・そんなのを飼うより・・・父親としては「嫁」を探してほしいんだけどな。
2016.03.10
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最近昼の会合が多くって・・・という事で、ホテル腕の昼食が増えて来ています。あれって量が多いんですよね。食べきれなくて困っています。若干体重も増加傾向で・・・・「結婚しない鉄道員」(110)総帥はすぐにその「神様に最も近い男」を呼んできた。「この人は南森竹夫くんといって、今度この研究所に来てもらったんだが・・・いろいろ教えてやってほしい。」「あ、南森です・・・よろしくお願いします。」竹夫は挨拶しながら・・・・その男をじっくりと観察した。(どこかであったような・・・・)そんな気がした。「南森さん・・・私のこと覚えてないですか?」ヤッパリ会ったことがあるようだが、竹夫の記憶には残ってない。「山田ですよ・・・・ほら、あの半島の介護施設の訓練所で・・・」「訓練所で・・・・山田?」はっとして急激に思い出した。Kと一緒に教官をしていた「山田」だ。「山田さん・・・なんでこんなところで?」「ほう・・・君たちは顔なじみか?」「CFE」の総帥なのに、自分の組織の人間を把握していないようだ。「総帥はご存じなかったんですか?あの半島の訓練所で教官をされていた山田さんですよ。」「そうじゃったかの?」すると山田は口をはさんだ。「総帥といえども、私のような下っ端は覚えてないんですよ。・・・私はね・・・ずっとエージェントとしての仕事を望んでたんですけどね?」少々恨みがましい口調で山田は続けた。「私には様々な特殊能力があるんです。だからその能力をいかして、不思議な出来事の原因を探るCFEのエージェントには最適な人間なはずなんですが・・・・鈴木社長も佐藤所長も認めてくださらなかった。・・・私は半ばあきらめながら教官としての仕事を続けてきたんですが・・・・昨年からあなたがおいでになって、私以上のことはできないはずなのにわずかな期間の訓練だけでエージェントになられた。・・・・こんな不公平さってありですか?」悔しさをにじませながら・・・山田は切々と訴えた。
2016.03.09
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神様の小説もどきを書いてますが、急に先輩のことを思い出しました。その先輩の名前が「神」と書いて「じん」っていうんですけど・・・なぜか、後輩はもちろんのこと、同級生まで「かみさま」って呼ぶんですよ。 高校のコーラス部の先輩なんですけどね。とても愉快な先輩で、「お前、俺のことをもっと尊敬せえよ。神様だぞ?さい銭持って来い。」なんて言うんです。数年前のこと、会社の従業員が変な顔をしながら私のところへ電話の取次ぎを・・・「社長・・・神様って方からお電話です。」私はすぐにわかりました。でも従業員はきっと・・・「社長はきっと、変な新興宗教にはまっているに違いない。」なんて思ったんでしょうね。「あ、俺だ・・・神様だ。」「先輩、俺にだったらいいですけど、従業員には本名で名乗ってくださいよ。」最少はこんなやり取りになりました。「あのさ、来週・・・京都から南夫妻が来るんだ。お前も来るか?」「南夫妻」とは、「神様」と同じ学年のやはりコーラス部の先輩・・・お二人ともコーラス部の先輩で、同級生で結婚したんです。「あ、お目にかかりたいですね?」「そうだろ?お前おかあちゃんのこと好きだったものな・・・」ドキッとしました。だって誰にも言ってませんが、この奥様がいたから、私はコーラス部に入ったようなものですから。こんな状況だったんです。高校に入学すると、すぐに芸術科目を選択しなければなりません。わが校の場合、美術・書道・音楽から一科目選ぶんですけど、その時私は親元から離れ、15歳なのに一人暮らしをしてました。仕送りで生活するわけですから無駄遣いはできません。美術や書道は絵具やスケッチブック・・・半紙やら筆なんか買わなきゃなりません。そのてん、音楽なら教科書だけでいいんですよね。すると最初の授業で先生が「君たちの声をチェックするから、歌を歌ってください。」ってことになって・・・もちろん一人ずつですよ。でね・・・私は中学の時に応援団で、うちの中学は当時、全校1000人越えのマンモス校で・・・そこで応援歌の歌唱指導をしてたんで、人前で大声を出すことに抵抗はなかったんです。で・・・歌ったら、同級生の女の子がコーラス部の先輩に報告したんですよね。するとその例の奥様が勧誘に来たんですよ。美人でしたからね・・・ちょっと断っては見たんですが、最終的に入部しちゃいました。だから私がコーラスを始めた理由は「不純」だったんです。でも「あの先輩が好きだから」なんて誰にも言ってませんよ。だけどあの「神様」は知ってたんですね。おっと眠くなってきた。続きはまたいつか・・・
2016.03.07
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もう春ですかね?啓蟄・・・地面の下の虫たちも、もぞもぞ動き出すんですよね。私の中の虫も動き出しそうです。何の虫って?・・・それは・・・い・え・ま・せ・ん。 「結婚しない鉄道員」(109)「ところであの男は何をしてるんですか?」竹夫は、一人ほかの人たちと離れ、作業している男が気になった。「あっ、彼はね・・・特別な能力を持っているんだ。」総帥は竹夫の指差す方向も見ずに、その男のことを説明し始めた。「特別な力って?」「君と同じ能力・・・いや、今なら君以上かな?」「テレポーテーションですか?」「それだけじゃない。神として必要な能力、すべてだ。」神としての能力?・・・竹夫は考えてみた。竹夫は神となったのだが、出来ることといったら・・・テレポーテーションと異様なものを感じると頭が痛くなるとか寒気を感じる程度の霊感と言われるものだけ・・・神と呼ばれるのもおこがましいと感じていた。しかし、この目の前にいる男は・・・神が備えるべきすべての能力を持っているという。ならば・・・なんで彼は「神」に選ばれなかったのか?竹夫はそのことを総帥に尋ねた。「それは・・・簡単に言えばタイミングかな?」タイミングとは?「君は恐山で神に会うことができたが、彼は神に出会うことがなかった。・・・神に出会うチャンスがなければ能力があったとしても神の後継者になれないんだよ。」「私にはチャンスがあった?」「君は恐山に一度行っただけで神に出会えた。しかもその神は現世の女性と結婚を考え、神を引退しようと決めた矢先だった。・・・この運、タイミングをつかんだ君だから、神になったんだよ。」「タイミング・・・ですか。」「この運、タイミングがなければ君だって神にはなれなかった。」運を引き寄せることが、神にとって一番の能力だとも言われた。「でも、私は何もできないんですよ?」「だから君をここに呼んだんだよ。・・・ここで彼の能力を君に移す。」総帥は簡単に言ってのけた。どうするというのだろう?竹夫は不安に感じたのだ。
2016.03.04
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赤飯が届いた。知り合いから来たのだが、卒業のお祝いかと思ったら、ひな祭り用に作った赤飯のおすそ分けらしい。美味しいから良いか!!「結婚しない鉄道員」(108)秘密組織の地下基地といえばその通りなのだが、働いているメンバーの様子がおかしい。着ている衣服が、神社の神主さんの普段着の様な白い着物に水色の袴・・・女性は赤い袴で巫女さんの衣装のようだった。「この人たちもエージェントなんですか?」竹夫は総帥に質問した。「違うよ・・・こいつらは自殺願望でここに迷い込んできたやつらだよ。」それがなんで、こんな地下基地で働いているのだろう?「私は自殺志願者を止めるために樹海の入り口でいつも見張ってたんだが、それでも樹海に入ってきたものがいるんだ。そいつらに地獄の鬼が亡者にする所業を見せてやると、そいつらは鬼のおもちゃにされる怖ろしさにおののき、急に死ぬのを怖がるんだ。・・・しかし一般の社会に戻れない事情がある連中だからな・・・ここで働いてもらっているんだ。」なるほど、元・自殺志願者たちだったのか。「で、ここで何をしてるんですか?」「世界中での不思議な事例の調査をして、それが問題として大きくなるようなら、君たちの様なエージェントを派遣して理屈に合う理由を作り上げる。・・・小さな不思議なら不思議のまま残しておくんだ。」総帥の意図がわからなかった。「なんのために?」「世の中は物事がはっきりしていればいいというものでもない。・・・曖昧であった方が良いということもあるんだ。この日本の良いところがそこにある。」「日本が?」「よくジャパニーズスマイルというじゃないか。・・・そこだよ。曖昧な笑顔だと西欧人はそれをバカにするが、カンボジアとかタイの壁画にあるようなアルカイックスマイルも曖昧な微笑みだ。・・・世界中はバカにしながらも曖昧さを求めているんだ。」だんだんわかったような気がした。
2016.03.02
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近くで見たかったなあ・・・
2016.03.02
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次男坊の卒業式後に、謝恩会がありました。卒業式には夫婦で出席したんですが、謝恩会はカミさんの体調がすぐれないため・・・私一人で行ってきたんです。午前中の卒業式で・・・・謝恩会は午後一時半から・・・・お世話になった先生とお話しをさせていただきました。「正直なところ、M君は合格できないと思ってました。」あ、やっぱり・・・「でも執念ですよね・・・・よく頑張りました。」褒められてるのか貶されてるのか・・・・だから夜寝る前に・・・・次男坊を呼びまして・・・「先生にこういう風に言われたんだけど・・・・見返してやれるぐらいがんばれ。」と言ってやりました。「わかった」って答えてましたけど、ホントかどうか・・・・今のところ合格できて有頂天になってるようで・・・・ところで謝恩会ですけど・・・13時30分開始で15時30分に終了になりました。そのあと2次会の予定があったようなんですけど、実は前日から打ち合わせしてたんです。「明日は卒業祝いで家族そろって外食しよう。」って。そこでこっそり・・・謝恩会終了後、家に帰ったんです。すると・・・なんと次男坊・・・・クラスメイトとお昼を食べてカラオケボックスへ・・・・しょうがないから自宅で、夫婦と長男と3人でご飯を食べましたけど・・・・連絡が取れたのは午後8時半・・・「お父さん、カラオケボックスに迎えに来てくれ。」迎えに行って・・・・車の中で叱りましたよ。「今日は家族でご飯を食べようっていっただろ?」「だって、仲間と一緒にカラオケに行くことに、急に決まったんだもの・・・・」これはしょうがないですね。あと3週間・・・・今日は同じ場所で布団を並べて一緒に寝ようかな?
2016.03.02
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とうとう・・・うちの次男坊も高校の卒業式です。親に似て、空気の読めない子供ですけど・・・自分の信念を決して曲げない人です。自分の決めたことには責任を持ちます。そこのところは褒めたいなあ。親に相談するときには、すでに自分で決めていて・・・自分の意見と私の意見が違うときには、私を論破しようとしますが、そんな君がお父さん・・・大好きです。君は今年、法律が変わったんで選挙権を持ちますけど、急に大人になるようで・・・でもいつものように一生懸命考えて、考えて、考えて・・・お父さんも君の人生に期待します。高校卒業、おめでとう!!!
2016.03.01
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