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明日から11月ですね・・・1日は商工会議所の「常議員を決定する総会」なんだそうです。出来れば・・・私だけ「否決」してくれればいいんですけどね・・・「魔法の木」その33「でね・・・隣の国の退治されたお妃は、けっきょくカラスの妖怪だったんですけど、あのお妃と同じ口調の妖怪という事は、あのお妃のそばにいたネズミじゃないかと・・・・・・」「ということは、そのお妃もザウラブダグの手先だったって言うこと?」ノブの質問には緑が答えました。「そういえば白雪姫のお妃を退治した話・・・・冬の魔法使いが話してたけど・・・彼が言うには、そのお妃の手先となって働いていたものたちは、ほとんどが妖怪だったっていう話しだよ」どうやら、「スノーホワイト」と「王子様」が「スノーホワイト城」を攻撃したとき、その手伝いをしたの「冬の魔法使い」だったようです。それだけの妖怪が「スノーホワイト城」にいたということは、もしかしたら「ザウラブダグ城」への近道があったのかもしれません。「おいら達、最初の討伐隊は南米の”マチュピチュ”から入ったんだけどなあ」ニタリが話しました。「え?そうだったのかい?」ニタリはあわてて口を押さえましたけど間に合いません。「ああ、でもそこから入ったことは、ザウラブダグも気づいたようでもうとっくにふさがれていると思うけどな」ニタリはいいわけしましたが、ザウラブダグ城への道があった事は確かです。「それは行ってみないとわからない・・・緑とピンク、二人で確かめに行ってくれないか?」「もし見つけたら?」「そこから、テレパシーで報告してくれないか・・・・それまでに、この村のネズミ退治は僕たちでしておくから・・・・それに見つからなければ、今度の道はきっと隣の国にある・・・・・その時はそっちを探そう・・・・・まずはネズミ退治だ」「緑」とピンク」は直ちにスティックを「空飛ぶほうき」に変え、南米へと旅立ったのでした。さて、残ったのは「ノブ」と「モルトス」、そして「男の子」と赤い長靴を履いた猫「ニタリ」でした。「これからどうするの?」人数が減ったことで「男の子」は、少し不安そうに言いました。「大丈夫・・・・ここにいる妖怪はどうやらあの領主になっているネズミだけのようだ・・・・僕たちが力をあわせれば何とかなるって」ノブは、「男の子」の不安を打ち消すように、快活に言いました。「それじゃあ、作戦はこうだよ・・・・・」ノブは残ったものだけで戦うつもりのようです。してその作戦は? つづく
2016.10.31
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昨日は体調不良だったんですけど、カミさんに文句を言われいろいろ手伝っているうちにいくぶん良くなってきました。今週からいろいろな会合が・・・11月は今のところ・・・8回ほどあるんですけど・・・お酒はできるだけ飲まないことにします。「魔法の木」その32ノブとピンクと男の子は、姿を現したまま城門のところまで来ました。「猫又」のニタリは、普通の猫の姿に戻って、男の子の腕に抱かれてやってきます。モルトスと緑は、姿を消し「魔法の笛」を持ってそのあとをこっそり追っていました。がっしりとした鎧を着た門番が行く手をさえぎります。「おまえたち、なんの用だ?」「はい、ご領主様にお願いがあってまいりました。・・・ご領主様のお得になる話でございます。」門番は「伝声管」のようなものを使ってお城の中と連絡を取ってくれました。「はい・・・・先日亡くなった年寄りの孫が、お願いの筋があるということで・・・・はい・・・いや断ろうと思ったのですがご領主様のお得になる話と申しておりまして・・・はい・・・・はい・・・・」しばらくすると門番はノブたちのところに戻り・・・「ご領主様は会ってくださるそうだ・・・・中にまっすぐ進み・・・最初のかどを右に曲がって・・・・・」城内の案内をしてくれたのですが、一回では覚えきれないので、紙に描いてくれました。「ああ、ただし、その腕に抱いておる猫は置いて参れ・・・ご領主様は大の猫嫌いでね・・・」門番が最後に一言こう付け加えると、猫のニタリは、男の子の腕の中からスルリと抜け、門番のいつも立っている場所の隣にちょこんと座りました。「俺はここで待ってるよ・・・・ネズミの化け物なら、猫は匂いだけでもわかるだろ?。。。変に警戒させるより・・・ここで帰りを待ってるから」ニタリは、頭の中でノブにテレパシーを送ってきたのです。ニタリと別れた3人は、いよいよ城中に入ってきました。右に曲がり左に曲がり・・・・階段を登って下りて・・・又右に曲がり・・・・何とか、領主のいるという「大広間」にたどり着いたのです。領主は真正面の一段高くなっている「玉座」に座っていました。「お前かえ?・・・・・先日亡くなった爺の孫というのは?・・・・して、わしの得になる話とはどのようなことじゃわいな?」男の子は少し怖がっていたようで、代りにノブが前に出て話しました。「私は親戚のものでございますが・・・・ご領主様のお情けで、今まで、この子はあの家で過ごさせていただきました。・・・・お爺さんがなくなったので一日でも早く、あの家をご領主様にお返しすべきところではございますが、何しろお爺さんが育てた野菜や果物がまもなく収穫でございます。・・・そこで、私たちも収穫のお手伝いをしたいのでございます。・・・・・もちろん採れた物は全てご領主様のもの・・・・私達は何も要りません・・・・その収穫が終わるまで、私たちをあの家で住まわせていただきたいと思うのですが・・・・・」「なになに・・・・採れた物は全部わしのものじゃと申すのかえ・・・・それは殊勝な心がけじゃわいな・・・それでは収穫が終わるまで、あの家に住むことを許してやろうかえ」領主は満足そうに答えました。その時、どこからともなく笛の音が聞こえてきました。もちろん姿を消している緑が吹いているのです。「なんじゃあの音は?・・・うぅぅぅぅ頭が痛いわうな!・・・・それになんじゃこの匂いは・・・・この部屋に猫がおるのかえ・・・・誰が連れてきたのじゃわいな・・・・お前たちかえ?」領主はノブたちを睨みつけました。「いえいえ。ご領主様は猫がお嫌いだということは存じておりますから、飼い猫は城門のところへ置いてまいりました・・・・きっといつも猫と一緒に住んでいますから、匂いがついていたのでしょう」「もうよい、わかったわいな・・・・お前達はもう帰れ・・・・秋まではあの家においてやるわいな・・・しかもただで住まわせてやるわいな・・・ありがたいと思ったら、収穫は一生懸命やるようにがんばるのじゃわいな・・・」そういうと、領主は頭を抱えたまま、玉座を降りてどこかへ行ってしまいました。なぜ匂いがしたのでしょう?実はニタリが、この部屋に隠れて入っていたのです。猫という動物は気まぐれなものです。「城門で待っている」と答えたものの、門番がよそみをしている隙に、「ただ待ってるのもつまらないなあ」と思ったのでしょう・・・・姿を消して城内に入ってきたのです。場所はよくわかりませんでしたが、緑の吹く笛の音に誘われ・・・・この大広間にたどり着いたのです。門番は気がつかなかったのでしょうか?いえいえ、気がついたときにはもう姿を消していましたから、「気まぐれな猫のことだ・・・きっとネズミでも見つけて追いかけていったのだろう・・・」ぐらいにしか思っていなかったのです。ノブたちは、男の子の家に戻りました。「あいつはネズミに違いない・・・・笛の音を怖がっていたし、僕たちには感じなかった猫の匂いまで気がついた。」ノブがいうと、その声を追いかけるようにニタリがいいます。「それにな・・・俺、思い出したんだけど・・・あの領主・・・ザウラブダグの手下だぞ・・・俺たち最初の討伐隊が、ザウラブダグの城に着いて戦ったとき、あのネズミの化け物は俺たちに戦いを仕掛けてきた。・・・・もっとも俺様が猫だと知ると、あとは慌てふためいて逃げていただけだったがな?」「それともうひとつ・・・あの口調」今度は男の子が話しを始めました。「”かえ”・・・とか”わいな”っていう変な言葉を使ってたでしょ?・・・笛のことを教えてくれた旅人が教えてくれたんだけど、隣の国の2番目のお妃様がそんな言葉を使ってたんだって・・・・」ここで、男の子は隣の国の話しを始めたのです。ここに要約して話しますと・・・実は隣の国のお城は「スノーホワイト城」というお城で、王様とお妃様が仲良く住んでいたのです。可愛い女の子が生まれて名付けられた名前が「スノーホワイト」・・・・色の白い、本当に可愛らしい女の子でしたが、お妃様は産後の肥立ちが悪く亡くなってしまわれたのです。数年後、王様は新しいお妃様と結婚したのですが、そのお妃様は、実は妖怪だったのです。もう読者の皆さんはお気づきですね・・・・隣の国は、「白雪姫」の生まれ育った国だったのです。その後、「スノーホワイト」は、お妃に殺されそうになり、森の中へ逃げ込むのですが、リンゴの毒で殺されてしまいます。その時面倒を見ていた「7人の小人」は非常に悲しみ、大きな声で泣いていたのですが、その声を聞きつけたある国の次男坊王子様・・・・・「スノーホワイト」の亡骸を見つけたのです。そして、キスすると「スノーホワイト」は生き返り・・・・その王子様といつまでも幸せに暮らしました・・・・というところまではおとぎ噺で有名なところですが、このあと、王子様と「スノーホワイト」は王子様の国に戻って、軍隊を整えるのです。そして、その時その国に滞在していた魔法使いにも手伝ってもらい・・・・継母のお妃を退治するのですが・・・そのお妃の断末魔の苦しみのとき、ペストを流行させ・・・・それから、笛吹き男の話へと繋がるのです。 つづく
2016.10.31
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「日曜はダメよ」・・・昔の映画のタイトルです。今朝、そのセリフを聞きました。実は夕べ・・・体調不良で早く寝たんですけどね。朝寝坊しようとしてたんですよ。するとカミさんが起こしに着て・・・「休みの日はやることがたくさんあるんだからね?」着替えて居間に行って一言・・・「体調が悪いんだよ・・・もう少し寝ていたいんだけど・・・」すると・・・「日曜はダメよ?」映画とのシチュエーションの差!ま、こんなものだろう。え?映画ではどんな場面のセリフかって?そりゃ映画を見てくださいよ。私には縁のないシーンでのセリフですから。今日はこれだけ・・・自宅のパソコンを早く直さなきゃな。
2016.10.30
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先日、「下北ジオパーク認定記念祝賀会」に行ってきました。この下北は、同じ青森県でも・・・「津軽」や「南部」と違う独特の伝統・文化を持っているのです。また、地形も「太平洋・津軽海峡・日本海・陸奥湾」の四方を海に囲まれた場所で・・・ある町長さんに言わせると、「この地は朝焼けも夕焼けも・・・どちらも見ることのできる地域」と自慢しています。もちろん「恐山」や「仏が浦」のような下北固有の宗教感漂う場所もあれば、「蠣崎城」の跡があって・・・北海道の松前藩の始祖がこの地にいたという話しもあります。幕末には「戊辰戦争」に敗れた「会津藩」がこの地に流され・・・「斗南藩」を作りましたから・・・それなりの人材も多く・・・今もその子孫の方たちがたくさんいらっしゃいます。ということで・・・「皆さん、下北さ、かさまい!」「魔法の木」その31男の子の住むこの家と畑は、領主からお爺さんが借りていたもので、家賃や土地代は、取れた作物から年貢として取り立てられていましたが、「契約したのがおじいさん」という理由で、男の子はここから出て行けといわれていたのです。季節的にはまもなく「収穫時期」を迎え、この男の子のお爺さんが作る畑の作物は、とても美味しいと評判のものでしたから、領主はこの男の子を追い出し、まもなく収穫される野菜や果物を全部自分の物にしようと思ったのです。この村の土地や家は全て領主のもので、村人達はこの家と同じく、家や土地を借りて年貢として支払いをしているのだそうですけれど、今までも働き手のお父さんが怪我をしたり、天候などの理由で高い年貢を払えなかったりしたとき、追い出された人は数限りなくいたのだそうです。「誰も文句を言わないのかい?」「だって、領主様は怖い魔法使いで・・・・・文句を言いにいった人たちも中にはいたけど・・・・誰一人帰ってきた人はいないんです。」話を聞き進めていくと、この土地だって家だって・・・・もともとは、そこに住んでいた人個人のものだったのですが、領主に無理やり取り上げらていたのです。「聞けば聞くほど酷い奴だなあ・・・・でも、”緑”さん、”ピンク”さん・・・そんな魔法使いっているんですか?」「酷い奴といえば”ザウラブダグ”なんだけど・・・・こんな国の領主が魔法使いだとは聞いていないな・・・・・そいつはもしかしたら悪い妖怪かもしれない」ここで魔法使いと妖怪の違いを説明しておいたほうがいいですね?魔法使いとは、その能力を持った人を魔法使いが弟子にして修行させてなるものに対し、妖怪とは動物などが異常に長生きをしたりして妖術を自然に使えるようになったもので・・・ここにいる「猫又」などは、本当は「妖怪」だったものを、「猫背のウィザード」という言葉にごまかされた魔法使いが、「魔法使い」に仕立て上げたものですから、真実の「魔法使い」とはいえないのです。ノブは、男の子から「領主は魔法使い」という話を聞いたものですから、「緑」や「ピンク」に確認をしたのですが、「緑」も「ピンク」も「そんな魔法使いはいない」ということなどから判断して、「領主は妖怪」と考えたようでした。しばらく考えたノブ・・・・・15分くらいだったでしょうか・・・・・つかつかっと「猫又」のそばにやってきました。「おい、猫又君・・・・君はこの話を聞いて、この男の子を助けてあげようとは思わないのかい?・・・・この子にしたって、おじいさんにしたって・・・君を大事にしてくれたんだろう?」そういうと、「猫又」は「よっこらしょ」といって突然二本足で立ち上がりました。「仕方ないなあ・・・・まあ今まで3年世話になった恩返しだ・・・・助けてやろうか」驚いたのは男の子です。今まで普通の年老いた猫だと思っていたのが、二本足で立ち上がっただけでなく、言葉までしゃべったのですから・・・・・・・「ただなあ・・・妖怪猫又様としては、ただで手伝いしてやるわけにゃいかねえ・・・なにか報酬がなきゃなあ・・・・・どうだい・・・・赤い長靴を買ってくれないか?」「猫又」は、ノブたちにではなく男の子に言いました。「長靴なら俺様が出してやる」今度はモルトスがいいました。さっきは「猫」が言葉をしゃべり、今度は「猿」が言葉をしゃべったので、男の子はさらに驚きました。「いや・・・・この男の子から買ってもらったんじゃなきゃ、報酬を貰った・・・とはいえねえ・・・・あくまでも、この男の子からもらわにゃ」「じゃあ、僕たちがこの赤い長靴で、今日泊めて貰う代金にしようじゃないか・・・・それを君に与えれば、この男の子からもらった事になるだろ」その言葉を聞いて、「猫又」はにやりとしました。「じゃあそれで契約成立だ・・・・俺の名前は”猫又”じゃない・・・ニタリと呼んでくれ」ニタリは赤い靴を履きながらそういいました。その日、男の子はまだ、おじいさんを亡くしてまもなくでしたからまだ元気はありませんでしたが、5人の「友だち」と一緒に、賑やかな夕食をとり、少しは微笑んでくれるようになりました。材料はもちろんありませんでしたが、「魔法使い」がたくさんいるのです。次々と美味しい料理が、魔法によって飛び出てくるのですから、美味しさと一緒に不思議な楽しさも味わえるのです。ほんとに楽しい夕食でした。夕食が済み、みんなでお茶を飲みながら、明日からどうすればいいのか話し合いました。「明日すぐに出て行かなくていいんだろ?」「うん、ご領主様はおじいちゃんの作った作物がただで手に入ればいいから、収穫の手伝いをただでする人をたくさん欲しがってるんだ・・・・・だから、お願いすれば収穫が終わるまでは置いてもらえるかもしれない」「なるほどねえ・・・・ところで、妖怪って言うんだけど・・・なんの妖怪なんだろう?・・・ニタリはなんか知らないのかい?」「何でも10年前・・・・この隣の国でペストという病気が大流行したんだそうだ・・・・その時、一人の笛吹き男がやってきて・・・その不思議な笛の音色で、ネズミ達をおびき出し・・・そのまま川に連れて行っておぼれさせたと聞いたけど・・・・いまの領主が、ここへやって来たのはそのころの話らしい。」「とすると・・・・その時助かったネズミが、その領主の正体かもしれないなあ・・・・何か確かめる方法はないかな?」その時、「ピンク」が言いました。「ねえ・・・”緑”は魔法使いの中でいちばんの笛の名手よ・・・・そのメロディさえわかればきっと吹けるはず・・・もし、正体がその時のネズミだったとしたら、きっと怖がるはずよ」「でも、そのメロディってどんなんだろう?」その質問には男の子が目を輝かせて答えました。「僕知ってるよ・・・・隣の国から来た旅人が、そのメロディを教えてくれたんだ・・・うちもネズミに畑を荒らされてたから、ネズミがたくさん出たときのために覚えておいたんだよ」そういうと立ち上がり、きれいな声でそのメロディを口ずさみ始めます。「緑」はそのメロディを聞くと、さっそく真似し始めました。手元に魔法で笛を出し、少し唇を舌でぬらしながら・・・・・吹きはじめたのです。それは、明るいメロディではありましたが、少し悲しさも感じさせるような音でした。その夜、深夜遅くまでみんなは笛を聞いていたのです。翌日、ノブたちはその妖怪の領主のところに行ってみることになりました。「モルトス」と「緑」は姿を消し・・・・透明になって後をついていきます。男の子とノブと「ピンク」は、男の子の親戚のような顔をして一緒について行きました。もちろん「ニタリ」も長靴を脱ぎ、「普通の猫」のようにして一緒に行きます。いよいよ、お城に入ります・・・・・・思った以上に大きなお城・・・・ここに妖怪が住んでいるのです。 つづく
2016.10.29
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前回、10話分ぐらい省略しちゃったもんで、巧く繋がるかどうか心配なんですけど・・・皆さんのお怒りもすごいことになってるんでしょうか?でも、「長いのはいやだ」って言われるとどこかで省略しなくちゃね・・・だって、手直しをしているうちに長くなりそうな気もしてますから・・・けっきょくは、70~80話ぐらいになりそうな気もしますから。「魔法の木」その30翌朝改めて景色を見て見ると、肥沃な緑の台地が広がり、町の中央に大きな川が流れています。山のふもとにある城・・・だと思っていましたが、川沿いに作られた城で、船も有効な交通手段として使われ、この川を使っての交易も盛んに行われているようです。魔法で建てた家はそのままにして、4人は町の探索に出かけます。「猫又」は確かに、この出口から出たはずです。ただ、時代的にはいつの時代に出たのかはっきりしませんでした。そんなに時間をおかず洞窟に入りましたから、そんなにずれてはいないはず・・・・同じ時代に出てきた可能性が一番高いのです。もし、過去の時代に現れたとしても、目立つ「猫又」ですから何らかの痕跡が残っているかもしれません。4人で手分けして情報収集をするつもりでした。「いた!」最初に気がついたのは「モルトス」です。それは年老いて亡くなった農夫のお葬式の列でした。若い男の子の腕に抱かれ、葬送の列に加わっていましたが、ノブたちを見つけるといち早く逃げ出そうとしましたが・・・・男の子がしっかりと抱きしめていたからでしょうか・・・・身動きすることができませんでした。ノブたちも、その葬送の列に加わり、なにくわぬ顔であとをつけます。埋葬後・・・・・その男の子は家に戻りましたが、どうやら亡くなった農夫の孫だったようで・・・・この家にたった独りぼっちになったようです。ノブたちは、窓の外から、この家の様子を眺めました。男の子と「猫又」は、今後の身の降り方をどうしようかと悩んでいるようでした。「おい、猫又がここから逃げ出さないように、呪いをかけておこう」「緑」はノブのその声を聞くと、なにやらぶつぶつと念じ始めました。「さあ・・・これで猫または一歩もこの家から出られなくなったはずです。」そのことを確認してから、ノブたちはその家のドアをノックします。トントン・・・・・・男の子がドアのところまで出て来ました。「どちらさまですか?」見慣れぬノブたちをいぶかしそうに見ています。「私達は旅のものなのですが、どうやらそろそろ日がくれそうで・・・・良ければ一晩泊めて頂きたいのですが?」「アア。泊めて上げたいのはやまやまですが、今日僕のお爺さんがなくなって、お葬式を済ませたばかりなんです。・・・・食べ物も何もないし・・・・明日になれば、この家も畑もご領主様に取り上げられてしまうんで・・・・」「男の子は今にも泣き出しそうな顔で、こう告げました。ア・・・・ごめん・・・今出かけなくちゃならなくなった。あ、いつの間にか80万アクセスを越えて「800570」になってました。
2016.10.29
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どうも、あちこち飛び過ぎる・・・っていうご意見に従い、ちょっと方向転換してみようと思います。地図と年表のいらない世界に飛び込みましょうか?実はこのあと・・・ジンギスカンの世界に行って、その絡みから義経と会うんです。「ジンギスカンがほんとは義経である」っていう説を検証しにね・・・で、その後「星の王子様」の世界を経験してから、幕末の松江城に行くつもりだったんですけど・・・その辺をちょっと省略します。「魔法の木」その29 シナイ山の洞窟に入り、どこに出るのかわからない真っ暗な通路をかなり長いあいだ、ノブたち一行は歩きました。いくら夜目が利くといっても、出口がどこに続いていつのかわからないのは不安がいっぱいです。少し明るくなってきました。「おい、出口はもう少しみたいだよ・・・がんばろう」ようやく外へ出ることができました。「ア、また砂漠だ・・・・エジプトに戻っちゃったのかな?」しかし、ここは、エジプトの砂漠ではありませんでした。ここからちょっと、長くなりそうなので省略しますけど・・・・実はゴビ砂漠だったのです。ここでノブたち一行は、「ジンギス・カン」に出会います。皆さんは、「ジンギス・カンは源義経である」っていうお話を聞いたことがあると思います。実は筆者の高校の大先輩・・・・いろんな作家を輩出してるんですよね。太宰治や寺山修二・・・・・で今回の大先輩はミステリー作家でもう亡くなりましたけど、「高木彬光」さんもそうなんですよ。この人のシリーズは「神津恭介って言う法医学者の探偵もの」が有名ですけど、その中に「ジンギスカンの秘密」ってあるんですよね。その中に、「ジンギスカンは源義経」であると書いてありますから、筆者も大先輩の意見に従いまして、そこんところを書こうと思ったんですけど・・・今回は省略させていただきます。証拠は様々あるんです。モンゴル帝国の旗は・・・源氏と同じ「白旗」なんですよ。それと鎌倉時代・・・蒙古軍が日本に攻めてきたときがありましたよね?そうそう・・・「神風」が吹いたときのことなんですけどね・・・蒙古軍から「降参しろ」という文章が届くんです。このときの文章に中に・・・「我々の大王は日本の政府のトップと姻戚関係にあるから攻撃するに忍びない」というのがあるらしいんです。ホントかどうかは知りませんけどね・・・この「成吉思汗の秘密」という本に書いてあったんです。それと・・・この漢字のジンギスカン・・・「成吉思汗」を分解して読むと・・「吉野の山に成りて水干を思う」って読めるんですって。「水干」と当時の舞姫…「白拍子」のことで・・・つまり「義経」が愛した「静御前」のことだというのです。吉野の山で出会った静御前のことを思っている。・・・如何にも「成吉思汗は義経である」と言ってるようなもんじゃないですか?で、このジンギスカンつまり義経ですけど・・・日本に戻りたかったんですよ。だからノブたちは、「タイムトラベル」をしまして、まだ義経が日本にいる時代に戻るんですけどね・・・・・あ、もちろん・・・ジンギスカン本人は行けないんですけどね・・・同じ人間が出会うと片方が消えるって言う法則にのっとって・・・ここでは、「歴史を覆してはならない」という非情な現実にぶち当たるわけです。義経ともいろいろなお話をするんですが、その義経が一匹の猫を可愛がっていましてね・・・・・実はこの猫・・・・最初の「ザウラブダグ討伐隊」で「姿勢の悪い猫背のウィザード」と間違われた「猫又」だったんですね。ノブたちは最初気がつかなかったんですが、義経のあとを追いかけ、「安宅関」から「奥州平泉」の藤原氏の逃げ込んで・・・・・このあと、「藤原泰衡」の裏切りにあって、歴史上はここで、義経が亡くなるんですけど、「弁慶の立ち往生」のときに、義経を北海道に逃がすことに協力するんですよ。で、陸中海岸を青森に向かって逃げ延びまして・・・・・途中、「義経の可愛がっていた猫は、あの猫又だ」って気づくんですよね。で、「猫又」に「ザウラブダグ城」まで案内してくれって頼むんですけど・・・・よっぽど怖い目にあったんでしょうね・・・・断って逃げちゃうんです。それから追いかけまして・・・・追い詰めた先が「恐山」ここには妖怪たちがたくさんいましてね・・・・・もともと妖怪だった「猫又」を助けようとするんです。ノブたちを邪魔する「一反木綿」、「砂カケばばあ」、「子泣きじじぃ」の「目玉の親父」・・・・で、とうとう、「猫又」を逃がしちゃうんですけど、逃げた先がまた「洞窟」・・・話しはここから続けます。「また洞窟だよ・・・・今度はどこに出るのかな・・・?」モルトスは、いい加減飽き飽きしたような口調で文句を言います。しかし、今度はすぐに出口へ出てしまいました。いつもなら出口の付近が明るくなり・・・もうすぐ出口だとわかるのですが、着いた時間が夜だったようです。突然・・・・出口に出てしまいました。「ここはいったいどこなんだろう?」ノブがそう思っていると、「緑」が山のふもとのほうを指差しこういいました。「ここは、中世のヨーロッパですね」指差した方向には、なるほど中世のヨーロッパのお城があります。「もしかして、ここがザウラブダグ城か?」モルトスが聞くと今度は「ピンク」が「緑」に寄り添うような形でこう言いました。「いいえ・・・ザウラブダグ城・・・もっとおどろおどろしいお城なはずよ」ここで、読者の皆さんは、不思議に思われるでしょうね。「緑」と「ピンク」は仲が悪かったはずでは?でも、この省略された中に、いろいろな冒険が詰まっていまして、お互い助けたり助けられたりしているうちにロマンスが生まれたんですよね・・・・「遠くて近きは男女の仲・・・近くて遠きは田舎の道」よくいうじゃありませんか・・・・・ということで・・・・夜中に着いたんで・・・どうにもなりません・・・・活動は翌朝からということにして、4人は魔法で家を出し、その中でやすむことにしました。 つづく
2016.10.28
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今日は10月28日・・・「下北ジオパーク認定祝賀会」があります。私自身、現場に大きな「ジオパーク認定を祈る看板」を設置しましたから、お祝いしたい気持ちは充分にあるんですが、それよりもブログやFBで仲良くなった人たちにお目に掛かるのが楽しみです。どれくらい来るんですかね?「魔法の木」その28シナイ山に登ったノブとモーゼでしたが、ノブは少し怒っていました。モーゼがユダヤ人200万人をこの地に連れてきたのは、奴隷という地位に甘んじることなく、「イスラエル」という国を建国するためにこの地に来たはずなのですが、一緒に国づくりをするために来たユダヤ人たちに、あまりその気がないように思えたからです。紅海を渡ってから、このシナイ山に到着するあいだ・・・・もうすでに3ヶ月たっていました。いくら200万人という大所帯といえども、少しノンビリしすぎているようです。「いいですか・・・あなたたちは国づくりにここへ来たんですよ。・・・それなのに、そんな気持ちはまったくない・・・・神様が約束したからって、ここにはもう既に住んでる人たちがいるんです。・・・・その人たちとうまくやろうっていう気持ちはないんですか?」「いや、もちろんその気はある・・・・」「そう言っておきながら、相手の人たちの牛は盗むし、勝手に畑の作物は取るし・・・・それじゃ、話し合いにも何にも、ならないじゃないですか」そうなんです・・・・紅海をトンネルをくぐってきたとき、最初に目にした物は牛の集団でした。牛が野生でいるわけもなく、それはもちろん飼い主のある牛でした。しかし、この地に上陸したユダヤ人たちは勝手に「神様からの贈り物」と決め付け・・・その牛を自分達のものにしてしまったのです。地元の人たちと仲良くするどころか、けんかを売ってるようなものです。「しかし、200万人もの人間を養わなければならない」「それなりの準備をしていないこと自体がおかしいじゃないですか・・・・食料を確保し、それなりのルールをもって行動しないと・・・・」「食えなければそこに食料があるなら・・・・・・」「200万人の人が食べるなら、その人間を働かせて収入を得ようとは思わないんですか?・・・・・共存共栄って言うのは考えないんですか?」ノブは本当に怒っていました。「ルール・・・掟を作りましょう・・・・・そうしなければ統制は取れない」こうして「十戒」が作られました。2枚の石板に掘るのですから40日もかかったのですが、先ず基本的なルール10の戒めを作ったのです。それが「モーゼの十戒」です。ほかの神を持ってはならない。偶像を作って神としてはならない。神の名をみだりに唱えてはならない。週の7日目を安息日として聖別せよ。父母を敬うこと。殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証してはならない。他人の所有物を欲しがってはならない。以上の10の戒めでした。この戒めができた背景には、常にこの条項に違反するようなことが行われていたからです。「殺すな」とか「盗むな」というような一般常識的なところは当然ですが、最初の「ほかの神を持つな」というのは、200万人の統一した見解を持つためにはしょうがないことです。「偶像を神とするな」、「神の名をみだりに呼ぶな」というのは実は理由がありました。「緑」がヨシュアに化け、紅海のトンネルの中で誘導しようとしたとき、すぐにばれて逃げ出したことがありました。しかし、民衆は逆の判断をしたのです。「神がヨシュアに化けて誘導してくれた・・・・自分達は最初騙されて追いかけたのだが、結果的にはこうやって無事に海を渡り終えることができた。・・・・神は上陸後、姿を牛に変えた・・・・・だから私達の神はふだんは牛の姿をしてるのだ」・・・・・とそれに、いつの間にか噂とは恐ろしいもので、「神の名は”緑”というらしい」という噂が民衆のあいだに広がり始めたのです。ザウラブダグにばれないようにするにはそれだけは避けなければなりません。この10の戒めを持って、ノブとモーゼはみんなの待っている荒野へと戻りましたが、このとき、恐れていたことが起きていたのです。40日もモーゼが戻らなかったので、リーダーを失ったと判断した民衆が、勝手に「緑」を神と呼び、牛の頭を持った人身の偶像を崇拝し始めていたのです。ノブは悲しくなりましたが、これを見たモーゼがノブの悲しみを代弁するかのように、もって帰った石板を偶像に投げつけ・・・その偶像を壊してしまったのです。モーゼにとってこの時、「ノブこそが神の化身」と思っていたのでしょう。モーゼはヨシュアに言いつけ、3000人の処刑を行いました。「もうこの人たちと一緒にいるのはこれまでだな」ノブは4人の仲間に、この集団からの離脱を伝えました。「シナイ山に登る途中・・・・どうにも気になる洞窟があるんです。・・・・このあとここを出てシナイ山に登り、その洞窟に入って見ましょう」モーゼはまた、石板を作るためにシナイ山に登ることになりました。ノブたちは、モーゼを守るという名目で一緒に山に登ります。3000人も処刑したのです。中にはあだ討ちをしようと思う輩もいたはずですから、ヨシュアも賛成してくれました。シナイ山に登り、ノブはモーゼに言いました。「これから僕たちは皆さんとお別れします。・・・・これに懲りて偶像は作らないと思いますが、十戒は守ってくださいよ・・・そうでなければユダヤの民はこれから先、まだまだ苦しむことになるはずです・・・・・」そう言って、洞窟の中に入って行きました。モーゼたちはこの後どうなったか伝えておきましょう。ノブたちと別れ、モーゼたちはさらに一年間をシナイ山のふもとで過ごしました。それからカナンの地へと向かったのですが、最初牛を盗んだのがいけなかったのでしょう・・・・カナンの住民は話し合いに応じようとはしませんでした。「約束された地ではなかったのか?」という疑問が民衆の中から生じ、新しいリーダーを立ててエジプトに帰ろうという意見が大きくなっていくのです。これが、モーゼの言う、真実の神の怒りに触れたのでしょう・・・・この後、40年間という長いあいだ、シナイの荒野をさまようことになるのです。この間ユダヤの民のリーダーはヨシュアに代わりました。モーゼは120歳の命を全うしたのです。まだまだ続きますが、このあとのお話しは「ジェリコの戦い」という歌に残っていまして・・・♬ヨシュアは攻めたよジェリコ・・・ つづく
2016.10.28
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辞めると言っておきながら辞めていない・・・そろそろ「あいつは詐欺だ!」と騒がれ始めてもしょうがない時期ですね。でも、良いんです・・・誰も読まなくなっても、とりあえず30パーセントまで書きましたから・・・それにコピーするだけだから楽だし・・・年よりはずるいでしょ?・・・でも、「楽」を優先します。ア、それと80万アクセスまであと今日と明日、明後日までかかるかな?k「魔法の木」その27モーゼと約束をし、ノブが紅海をまっぷたつにしてユダヤ人200万人を徒歩で渡らせるという大事業が始まりました。ノブは、モーゼが高台に上がって紅海に向かい手をかざす合図を待っていました。厳かにお祈りが始まり、天を仰いだモーゼが、何かをつぶやくと今まで快晴だったお天気が一転俄かに掻き曇り、強い風が吹き始めました。これは「緑」と「ピンク」ががんばりました。ノブは、ユダヤ人200万人の先頭に立ち、これから「海を分ける」のです。モルトスはというと、モーゼのそばに立ち、万が一ラムセスの軍隊が攻撃してきても、バリヤをはって、ガードするという役目で・・・・200万人の最後に、モーゼと一緒に紅海を渡る予定です。「何をしてるんだろうなあ・・・まったく・・・・すぐそこまでラムセスの軍隊が攻めてきてるじゃないか」ノブはやきもきしましたが、やっぱり歴史の名を残す人は度胸がいいのでしょうか・・・・ようやくお祈りが終わり、モーゼが合図をした時は、エジプト軍がもう目の前に迫っていました。ノブは海を分ける・・・というのではなく紅海のど真ん中にアーチ状のバリヤを張ったのです。どこかの水族館のように水中トンネルのような感じで、バリヤを張りましたから、外では台風並みの天気になっていましたが、このトンネルの中は快適なくらいでした。ユダヤ人たちは、その珍しい景色を見ながらですから、いっこうに前に進もうとしません。特に先頭のほうの民衆は、自分達のところまで敵が攻めてくるまでにはだいぶ時間がかかると思っていますからのらりくらりと進みます。後ろのほうの民衆は、もう敵の迫ってくるのが見えてますから、あわてて前へ進もうとします。当然、中に挟まれた人は前後から押され、押しつぶされまいと必死でした。中にはモーゼの後についてきたことを後悔する者も現れ始めたのです。もちろん、モルトスがしんがりを勤め、トンネルにピッタリとはまるようなバリヤを張って、敵の弓矢、投石器などを防いでいますから、ユックリ歩いても大丈夫なのですがこの状態では説明することもできませんでした。「緑・・・・・先頭に来て民衆を誘導してくれないか・・・」「私なんかの言う事を聞くと思いますか?」2人はテレパスで会話をしましたが、そこへ「ピンク」が割り込んできました。「モーゼの弟子のヨシュアに化けるのよ」「そうか・・・彼の言うことなら聞くかもしれない」こうして「緑」はヨシュアに化けましたが、ここで問題がひとつおきました。実は、このときヨシュアは隊列の先頭にいたのです。「ア、ヨシュア様が二人いらっしゃる!」あわてたのは2人のヨシュア・・・・・自分と同じ顔が、そこにもうひとつあるのです。「いや、こっちのヨシュア様は初めから私たちと一緒に歩いておられたが、前のほうにいるのはあとで急に現れたんだ・・・・あいつは偽者だ・・・敵だ!」こう叫んだのは同じく先頭を歩いていたノブでした。その声を聞いて先に走り始めたのは、本物のヨシュアでした。自分が間違いなく本物ですから、自分が先頭になって相手の正体を明らかにしなければなりません。ヨシュアが走り始めると、血気盛んな若者達があとに続き、そして全体がドーっと地響きをあげて突っ込んでいったのです。逆に驚いたのは「緑」でした。200万人ののユダヤ人たちが追いかけてくるのです。いくら魔法使いでも、ものすごい恐怖を感じ、逃げるしかありませんでした。こうして、200万人のユダヤ人たちは、海を渡り終えたのです。「緑」はどうなったんでしょう・・・・・・実は、このトンネルを抜け出たあと、かの地にはなぜか牛達がたくさん遊んでいたのです。「緑」は子牛に化け、その中に紛れ込みました。「おい、あいつはどこにいったんだ?」探すものももちろんおりましたが、「あのヨシュア様なら・・・・子牛になられたぞ・・・・・」ちゃんと見ていた者もあったのですが、陸地に着いた安堵感から・・・・・それ以上詮索するものもなかったのです。全員が、無事上陸して・・・・ノブはバリヤを解除しました。ノブは考えもしていなかったのですが、実は、ノブが「緑」を呼んだとき、「緑」は天候の魔法を解除して、隊列の先頭にやってきました。天候が少し良くなったと感じたエジプト軍は・・・そのまま、海のトンネルに突入してきていたのです。もちろん、ユダヤ人たちを追いかけるために・・・・・そして途中まで来たときに、バリヤが解除され・・・・多くの兵士たちが海に飲み込まれていきました。ノブは後悔しました。「ほかにやり方もあったはずなのに・・・・・」あの時モーゼが、無駄なお祈りをしていなければ、あの兵士たちもトンネルの中に突っ込んでくることもなかったはずです。ノブはモーゼに話しました。「あの時お祈りをしなければ、敵とはいえ、あんなにたくさんの人たちが亡くなる事はなかったんですよ」「しかし、宗教を糧にしてここまでやってきたからには、民衆を動かすためには、それなりのプロパガンダが必要です。」「もうこれ以上の人が亡くなる事がないように、決まりを作ってくれませんか?」「それが、宗教と結びついているものなら・・・・みんなは言うことを聞くでしょう」こうして、ノブとモーゼは、近くにあった山、海抜2687メートルのシナイ山に登り、2人でユダヤの法律を作ったのです。これが俗に言う、「モーゼの十戒」というものなのですが・・・・ つづきはまた・・・・・
2016.10.27
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このころの日記を読むと・・・次男坊が小学校4年生です。それが今は大学1年生ですからね・・・年取るわけです。「魔法の木」その26紀元前1250年・・・・モーゼはエジプトからユダヤ人たちを引き連れ、カナンの地へと向かいました。このとき、モーゼはラムセス2世に「ジャマをすると10の災いが起こる」って脅かすんですよね。はじめはバカにしていたラムセスも、実際に「疫病が発生」したり、「ナイル川の水が血に変わる」など・・・災いが起こっちゃうわけです。恐れをなしたファラオは、モーゼにユダヤ人の出国を許すんですけど、あとで許した事を恥じ、モーゼ達のあとを追いかけるんですけど・・・もしかしたらこの程度の「災い」は、ちょっとした細工さえすればできるとでも思ったんでしょう。驚いたのはモーゼ・・・・いったんは許されたのに、あとで「約束は破る」って言われちゃったんですからね。少ない人数ならまだしも、このときモーゼが連れていたのは200万人・・・・・隠れる事もできませんでした。前からはエジプト軍・・・後ろは紅海で、絶体絶命ってところでしょうか・・・・このとき、ノブは考えました。自分たちがこの時代にこの場所に居合わせたのは、きっとシナイ半島にモーゼ達と一緒に渡れという事だと・・・・・・・・・迷わずモーゼに申し入れました。ノブ達も、エジプトで起こった10の災い・・・・これは、異常気象で発生したものがほとんどで・・・・偶然でもありうること・・・それと他の不思議な出来事にしたって、魔法でなくてもちょっとした細工でできそうなことでしたが、これから起るであろう「紅海をまっぷたつに割り、そこを歩いて渡る」なんていうことは、引力による作用だけでは起りえない事でしたから、ここは「魔法」が手助けするということを申し入れたのです。これはもしかしたら、ザウラブダグに対するカモフラージュとして有効かもしれないという判断がありました。だって200万人の中に紛れ込むんですから・・・・・もし、ザウラブダグに読み込まれていたとしても、次に自分たちの存在を探し出すには、かなりの時間を要するはずでした。「ヤウェの神が唯一神であり、他の神の存在は信じない」というモーゼですから、神のような業を使う魔法使いは許せない存在だったんですけど、とりあえず目の前の敵です。ノブ達の申し出を受け入れる代わりに、その技をモーゼ自身がやったことにして、貰うという事で折り合いがつきました。あごめん、又呼び出しだつづく
2016.10.27
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体調不良なんでしょうね?昨日は病院で診察してもらったんですけど、結果は良かったんですけどね・・・でも、なんだか体がだるいんですよ。だから更新するにしても、なんだかパッとしなくって・・・さっきも「その24」を更新しちゃったし・・・「魔法の木」その25地中海に向かって歩き始めた一行でしたが、空を飛べるのになぜ?とお思いでしょうね。確かに空を飛んでいけば早いし、4人とももちろんその能力はあります。しかし、まだ「ザウラブダグ城」がどこにあるか、わかっていないのです。おそらく何百年も探し出せないのは、「入り口」が功名に隠されているのではないかと思われ、それを探りながらの旅になるのは致し方ありません。しばらく歩くと、潮の香りがしてきました。「おい、地中海に着いたようだぞ・・・」紺碧の海と空が広がっています。地中海に着いた安堵感で、4人は少し集落での休憩をすることにして、居酒屋のような店に入りました。「私にはワイン・・・・そこの子供と女性にはジュースを作ってくれ・・・それと、もう一人の年寄もジュースだな」「緑」が勝手に注文します。「年寄りなんかいたかなあ?」・・・・そう思われる方もいらっしゃるでしょうが、「スフィンクス建設工事」のとき、何よりもモルトスが「言葉を話す猿」だということに驚かれたので、集落に入る前に人間に化けさせたのですが、「姿勢の悪い猫背」は直すことができなかったので、やむを得ず老人になったのでした。飲み物でのどを潤し、いざ出発しようとしたとき、騒動は起こりました。「緑」が支払いをしようとして財布から金を取りだし店主に渡すと、その店主は金と「緑」の顔を見比べながら奥に入っていきました。そして次に出てきたときには、兵士を伴っていたのです。「お前・・・・その金をどこから出してきた」兵士は「緑」に問い詰めました。実は魔法使いの財布は、その時代時代にあったお金が必要な分だけ出てくるようになっていて、「緑」の財布にはスフィンクスが作られた時代の通貨が入っていたのです。「どこからって・・・・このお金は私どもが商売をしていただいたお金です」「緑」は少しあわてながら答えましたが、決して偽造された通貨ではなく、本物であることには間違いありません。「この金は今から、数十年前に使われなくなっている・・・・そんな金を持っているということは、お前達は墓荒らしだろ?」何がなんだかわかりませんでしたが、後ろのほうに控えていたモルトスが、その兵士に向かってテーブルをひっくり返し「逃げろ」と叫びました。はしって逃げる途中、ノブは透明になって姿をかくし、モルトスは猿に戻りました。「緑」と「ピンク」は空中に飛び上がり、屋根の上に隠れたのです。幸い、それを見た者は酔っ払い一人で、追いかけてきた兵士に問い詰められても、その言葉を誰も信じないくらいの酩酊状態でしたから4人は逃げ延びることができたのです。4人がまた顔を合わせることができたのは、それから数時間立った後のことです。ノブは集落の外れにある「漁師の小屋」に逃げ込みましたが、そこから「テレパス」で、残りの3人を呼び寄せました。「どうなってるんだい?・・・時代を間違えたのかな?」「いや、私は確かにスフィンクス建造時代の通貨を出しました」「緑」は絶対に間違いないと言い張りましたが、「どこかで時空の壁を超えてしまったんだわ・・・きっと」「ピンク」がぽつりと言いました。「数十年の壁を?」「たったそれだけだから気がつかなかったのよ・・・・でも、誰かがこの壁を作ったのよね」「っていうことは、僕たちのことがもうばれてるってことなの?」「そうね・・・・前の討伐隊の人たちが持っていったあの物語の切抜きが、ザウラブダグの手に入っていたとしたら・・・・・」そうなれば、今後の行くてに必ずじゃまが入るということ・・・・・・その物語の内容を知っているものが誰もいないということが、ノブたちの弱点になってしまいます。「誰一人、内容を知らないって言うのもおかしいじゃないか」モルトスは文句を言います。「あの物語を広場から持ち出すときは、誰もが知ってる物語だったんだけど・・・・きっと、ザウラブダグが手に入れて、内容を全ての魔法使いが忘れるように呪ったんだわ」ノブたちはだんだん気持ちが暗くなっていきました。「しかし、あの兵士は数十年前の通貨といったよな?・・・・それじゃ今はどの時代なんだ?」「緑」がいうと「ピンク」が答えます。「あら?あなたが事件を起こしておいて、そんな事、まだ調べてないの?・・・今は”ラムセス二世”の時代よ」ここまで逃げてくる途中、「ピンク」はそこまで調べてきたようです。しかし、「緑」ははそんな事を気にも留めずに・・・・・「ということは紀元前1250年前後だな・・・・」その時、遠くはるかに土ぼこりがたっているのが見えました。「おいおい、俺たちを追いかけるにはずいぶん大げさな軍勢だぞ・・・・」モルトスは、木のうえに登ってその軍勢を見ようとしました。でも、それは軍勢ではなかったのです。「おい、大掛かりな引越しのようだぞ・・・・」その時集落のほうから、兵隊達が、その引越しの人たちのほうへ向かうようです。「みんな・・・大変だぞ・・・・ユダヤ人の奴隷集団がエジプトから脱走しようとしているぞ・・・・」誰かが叫びました。「ええ!!!そうか!・・・紀元前1250年というと、モーゼがユダヤ人を連れてカナンの地にむかおうとしてる時だ。・・・・・ピンクは知ってるだろ?・・・・紅海がモーゼの手によって割れ、歩いて渡ったという話を!」そうなんです・・・・ノブたちは「モーゼ」の出エジプト記の時代に迷い込んだのです。 つづく
2016.10.26
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「つづき」を書きますよ・・・だって、何も今日は思い浮かばないから・・・「魔法の木」その244人は古代のエジプトについてしまったようです。ナイル川の向こう側に、何か建造物を作っている一団が・・・・・ピラミッドができる前のようですから、それはきっと「スフインクス」の工事だと、「緑」が教えてくれます。工事をしている人たちに、「ナイル川を下るための船を貸してくれ」と頼んでみる事にしました。彼らは、私達の姿を見るとぎょっとしたようでした。なぜなら、4人の姿が異様だったからでしょう・・・・・・・彼らが今までみたことのない、「アジア系の少年」が「言葉をしゃべる猿」を連れ、「大人を2人」従えているのですから・・・・・しかし、この時代の誰もが、不思議なことを不思議に感じない時代で・・・・まだまだ魔法が普通に行われているような時代ですから、言葉をしゃべる猿もなんとなくいるように思っていたのかもしれません。「これから川を下りたいんですけど、船を貸してくれませんか?」ノブが「古代エジプト」の言葉を知ってたわけではありません。「テレパス」とでも言うのでしょうか・・・ノブが頭の中で考えてる事がそのまま相手の頭の中に伝わり、相手が話す内容も、相手の頭の中を覗く事で理解できるのです。「お前さんたちは何処に行きたいんだい?地中海なんてすぐそこだから、歩いて行ったってそんなにかからないよ」次なる目的地は地中海・・・なぜか4人にはそう思えました。「ところで、皆さんはなにを作ってるんですか?・・・・頭は人間なのに、身体がライオンなんて・・・・」「ここはなあ・・・・なぜか知らないけれど、悪魔の通路があるらしく毎年洪水が起こるんだ。・・おかしいだろ?こんな砂漠の地で洪水が起こるんだぞ?・・・だからその悪魔から国を守るためにこのスフィンクスを作れというファラオの命令だ」どうやら、この地は「ザウラブダグ」が毎年のようにやってきて悪さをしているようです。「でもなぜこの場所に作ってるの?・・・・洪水なら流域全体で起こってるんだろうに?」「それは、神官に聞いたんだが・・・・なんでも今年はここに、黒いマントをスッポリかぶった悪魔が人形を手に持って現れたそうで・・・・どうやらその人形が泣いていたんだそうだ・・・もっと良くない事が起こりそうだというんで、ここにスフィンクスを作れということらしいんだが・・・・」ザウラブダグがお姫様を誘拐していった姿が容易に想像できました。「それはいつごろの話しだい?」「今年の洪水は、2ヶ月ほど前だったから・・・その少し前・・・3ヶ月はたってないな」みんなは急いだほうがいいと感じたのです。けっきょく船は借りられませんでしたが、距離はそんなにないと言う言葉を信じて、地中海に向かって歩き始めました。 さて眠りましょう・・・お休み
2016.10.26
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さあ・・・ここでいったん「魔法の木」を休憩にしたいと思います。あ、「書きたくなくなった」というわけではないんですよ。ま、それもあるけど・・・実はこの後・・・「ザブラグダブ討伐隊」の冒険譚が始まるんですけど・・・けっこう小難しい話しになるんですよ・・・出来ればもう少し整理して・・・皆さんに読みやすくしてから発表した方がいいかなと・・・そう思ったんです。でも、もういいや・・・って思っている人がいるようですから・・・ここで止めようかな?「魔法の木」その23一ヶ月の特訓期間が終わり、明日はいよいよ「ザウラブダグ討伐隊」が出陣します。ノブのことを「隊長」と呼ぶのにも慣れてきたようなのですが、正直な話し、尊敬を込めて呼ぶ・・・とまではまだいってないようで・・・・・「隊長・・・そこにある靴を取ってくれ」・・・みたいな・・・・・それはそうでしょう・・・魔法使いとしては「緑」も「ピンク」もベテランで・・・・昨日今日魔法使いになろうか・・というような初心者を自分たちのリーダーとして認めるには、一ヶ月という期間は、あまりのも短すぎます。実際、この期間では「基本篇」を終えるのが精一杯で、「応用編」となると不確定要素がたくさんあって、「認めてくれ」というのは無理な話です。それに、この訓練の考え方の違いで、「緑」と「ピンク」には遺恨が残ってしまい、いまだ解消していませんでしたから、明日出発といわれても「前途多難」といわざるを得ません。「前日」という事で、今晩は「壮行会」が催される事になりました。「明日、いよいよザウラブダグ討伐隊が出陣するに当たり、注意を与える。」「太陽のウィザード」が4人の隊員を目の前に立たせ訓辞します。「この討伐隊の目的は、ザウラブダグを改心させ、お姫様を助け出す事にあります。・・・・ザウラブダグが改心しなければ、能力からいって倒す以外ありませんが、それもまず、止むを得ないでしょう・・・・」「太陽のウィザード」は、4人の顔を見渡しました。「ただ、皆さんの結束力がしっかりとしていれば倒すことができるはずです。・・ですから、隊長を中心に、目的達成のためにがんばってください」この後注意がありました。「何度もいうようですが、”隊長”の指示通り、仕事をしてください。モルトスは、魔法使いと呼ぶことはまだできませんが、ノブ隊長の弟子として、魔法を使う許可は出します。ただし、師匠の見えている範囲での魔法以外使ってはいけません・・・・それと、ザウラブダグ城のある場所ですが、まだはっきりとはわかっていません。・・・とりあえず、前回の討伐隊が歩いたルートは、本に記載されていて、とりあえずは、その方向に進んでもらいます。ただし失敗した討伐隊のルートですから、途中からの判断は隊長に任せます」つまり、「ザウラブダグ城」がどこにあるのか、まだ誰も知らないのです。「壮行会」が終了して、ノブは外へ出ました。「魔法の木」と何か話しをしなければならないと思ったのです。「明日はいよいよここを出て、ザウラブダグを倒しに行きます。・・・だから今度いつここに戻ってこれるかわかりません・・・・でも、あなたは僕のおばあちゃんのような優しい匂いがしました。・・・・だから最後にお別れを言いたかったんです。」「私は、お前がどんなに遠くに離れていても、きっとお前を見守っているよ・・・大丈夫・・・私が今まで見てきたどんな魔法使いよりも、お前は正義と真実にあふれています。・・・きっとうまくいきますよ・・・・そうだ・・・お前に私からプレゼントを上げましょう。。。。」「魔法の木」がそう言うと目の前にプ~ンといい匂いがしてきました。「おばあちゃんのカレーライスだ!」「お前のおばあちゃんのカレーライス・・・・この前緑の魔法使いが出したカレーライスには愛情がこもっていなかったね・・・・今日はお前のおばあちゃんの愛情もたっぷり練りこんでおいたから、美味しいはずなんだけど・・・・」それは懐かしい「おばあちゃんのカレーライス」とまったく同じ味でした。「さあ、それを食べたら、部屋に戻って出発の準備をして・・・早く寝なさいね」その夜、ノブはおばあちゃんの夢を見ました。とっても優しいおばあちゃんの夢を・・・・・そして「魔法の木」の優しい声を・・・翌日の事、「出陣式」の行われる広場には、たくさんの魔法使いが集まって見送ってくれました。「最初にいく場所は、”魔法の木”が連れて行ってくれる・・・・・そこから、川を下って行って、そこからは隊長の判断で動く事にしよう。」「太陽のウィザード」はそれだけを最後に言ってくれました。そして・・・・・・大歓声に見送られ、4人は「魔法の木」の幹のドアを開き入っていきます。少し暗い通路を抜けると、少し明るくなってきました。出口のドアの隙間から明るい光が漏れているようです。ノブはそのドアを開けました。そして4人が最初に降り立ったところ・・・・それは、向うに広大な砂漠が広がるいわば、「砂漠の入り口」というような場所でした。「砂漠」の手前には、大きな川が流れています。「ここは・・・・・状況から判断して、ナイル川だな・・・それもピラミッドの建造される前のナイル川だ・・・・」「緑」が周りを見回してそういいました。「ナイル川か・・・・それも、ずうっと昔のナイル川だね」「あの物語の中に書いてあったけど・・・・でだしの文章が”昔、ピラミッドができるもっとずーっと昔・・”って書いてあったから・・・・そのお姫様の誘拐されたころの時代らしいね」「あの物語から地名を探し出すとすると・・・・そのヒントしかないからね」「ここから川を下れって言われてるから、船を捜そう」「あ、あそこで何か作っている人がいるぞ・・・・あの人に船が借りられるかきいてみよう」人が何かを作っている・・・・・ピラミッドができる前に造られていたもの・・・・そしてここがナイル河畔だとすると、その作られていたものは・・・・そう・・・スフィンクスでした。おっと、用事ができた、つづく・・・かどうかわからない。つづく
2016.10.26
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ブログの「ジャングル・ナイト・クルーズ」もあと3日ほどで「80万アクセス」を越えそうです。10年かかりましたね・・・一日205アクセスぐらいなのかな?でも最近では一日500から600アクセスだから、あと3日で80万アクセスになるんだけど・・・「魔法の木」その22「ザウラブダグ討伐隊」の4人は特訓を始めました。ノブとモルトスは魔法を全部覚えなければなりません・・・ですから魔法使いが総出で特訓に協力します。もちろん、「緑とピンクの魔法使い」は討伐隊の一員ですから、この特訓に全て付き合います。特訓に付き合うのにはもうひとつ理由があります。ノブは討伐隊の隊長なのですが、もう既にベテランの域に達した2人の魔法使いは、隊長であるノブを少々バカにしてしまうかもしれません。訓練を通して、ノブが伝説のウィザードだということを見せたいという思惑もありました。この訓練を通じて、最初に決められたことがありました。ノブのことを「隊長」と呼ぶこと・・・・そして、他の3人は「モルトス」、「緑」、「ピンク」とファーストネームで呼び合うこと・・・・・それは、ノブが訓練生であったとしても、緑とピンクが講師であったとしても・・・厳重に守られたのでした。水中呼吸法の訓練のときです。この授業はもともと、「ピンクの魔法使い」が教えることになっていましたし、彼女にとっても絶対の自信を持っていた授業なのです。突然「緑」が「ピンク」に向かって、「この授業をやめよう」と言ったのです。基本的には水中で口から取り込んだ水を、体内で電気分解し酸素を作り出す方法と、海草の「光合成」作用を使って酸素を作り出す方法のふたつを覚えればいいのですが、「緑」が言うには、宇宙空間などで魔法使いたちの使っている衣装が「宇宙服」のように代わります。その「宇宙服」には「酸素生成装置」が組み込まれており、呼吸についてはなんら問題がないようになっていて、それが水中でも使えるからいらないというのです。当然「ピンク」はかなり怒りましたが、「緑」は気にもしませんでした。一触即発のムードになったとき、ノブが2人を叱ったのです。「確かに僕たちには時間がないけど、基本的なことについては全部覚えなくちゃ・・・・衣装が宇宙服になるならそれは練習がいらないけど、でも、”あの時しっかり練習しておけば”・・・ってあとで悔いを残すような事はしたくないんだ。・・・・」2人はまだ未熟なノブに言われて、恥ずかしくなりましたが言ってる事は理解できます。2人は遺恨を残しながら、、ノブの言う事を聞きました。 あ、もう眠いなあ・・・・おやすみ
2016.10.25
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皆さんには「第20話でいったん中止する」と言っていた「魔法の木」ですが、私の勝手で・・・「ノブたち」が冒険の旅に出発する直前まで書こうと思います。区切りのいいところで・・・ってことですけどね・・・それ以降についてはまだ決めかねています。「魔法の木」その21「月のウィザード」が、ノブを「勇者」と認めてくれたので、早速翌日には「ウィザード会議」が開かれることになりました。ノブは部屋に帰ると、すぐにモルトスに報告します。「知ってるよ・・・だってお前が戻ってくる前に、”西の魔法使い”がオイラに衣装を持ってきてくれたもん」モルトスはもともとが猿、洋服なんか持っていません。「西の魔法使い」が気を利かせて、衣装をもって来てくれたようです。「コレなんだけど似合うかな?」その衣装は、昔ノブが読んだ本・・・・「三銃士」のダルタニアンが着ていたようなマントでした。「似合う似合う・・・・ほんと、よく似合ってるよ」ノブは心からそう思いました。「この衣装も、お前のと同じに、必要に応じて形の変わる洋服らしいんだ・・・」モルトスもとっても嬉しそうでした。さて翌日の事です。ノブとモルトスは早くから準備を始めました。顔を洗い衣装を着て・・・・師匠が起こす前には全部終わっていたので、2人はその間、本を読んで過ごしたのでした。「おお。お前たち、もうおきていたのか・・・・」起こしに来た「西の魔法使い」も興奮していたのか早めに来たのですが、ノブ達はもっと早く起きていたのです。朝食を済ませ、「西の魔法使い」はウィザード会議に先に出かけ、ノブ達は呼びにきたらすぐに出かけられるように待っていました。「さあ、会議が始まった。・・・・いよいよ、お前たちの出番だぞ」師匠に迎えに来てもらい、2人は師匠のあとをついて「金のドア」に向かいました。「ドア」を開けると、「おお!!!」というどよめきが聞こえました。他の魔法使いたちは、初めてモルトスを見たのです。「猿が猫背の魔法使いなのか?」「どうもそうらしい・・・・しかし、いつの間に”魔法の木”のなかにはいったのかな?」いろいろな声があちこちから聞こえました。「ウィザード・ノブ・・・・お前が言っていた”姿勢の悪い猫背のウィザード”とはこの者かね?」「太陽のウィザード」は姿を現さず、声だけでノブに聞きました。「はい、僕の友達なんです・・・・お姫様を助けにいくのにも一緒に行ってくれるって言ってます。」「しかし、まだ魔法使いではないね?」「でも、僕の弟子ということにしてもらっています・・・ね師匠?」「お前だってまだ正式な魔法使いではない・・・そのものが弟子をとることは許されてないと思うのだが?」「でも太陽のウィザード・・・・あなたは今、私のことを”ウィザード・ノブと呼びました・・・・だから、僕はもう魔法使いだと思うのですが?」「なるほど、それはそうじゃが・・・」「それに”魔法の木”は僕に2本のスティックをくれました。・・・あの時僕はモルトスの分も欲しいといったんです。・・・・だから”魔法の木”もモルトスを僕の弟子と認めてくれたんだと思うんですけど。」席についていた会議の出席者たちも少しざわつき始めました。「マア。お前たちの事は”魔法の木”にたずねてみよう。・・・・・しかし、魔法はなにもまだ覚えておらんじゃろう?」「それは僕だって同じです。・・・・まだ変身法と空中浮遊しか習っていません」またざわめきが起りました。「こいつらをまともに、伝説のウィザードと呼んでいいんだろうか?」そのような内容の疑問が飛び交ったのです。そのざわめきを「太陽のウィザード」が納めました。「出発まで一ヶ月ある・・・・それまでに魔法使いになればいい事じゃ」その一言で静かになりました。「とにかく”魔法の木”に聞いてみよう」今度は全員が、「魔法の木」のそばで意見を聞こうと、「金のドア」から外へ出ました。そして「魔法の木」の言葉を待ちました。「太陽のウィザード」は静かに「魔法の木」の訊ねます。「魔法の木よ・・・・この者達が伝説のウィザードになるのでしょうか?」返事を待ちます。しばらくの間をおき・・・「魔法の木」は厳かに答えました。「この者達が伝説のウィザードになりうるもの・・・・・・信じよ」その時、魔法使いたちの一部から質問がありました。「しかし、前回の”ザウラブダグ討伐隊”を編成したときにも、”魔法の木”はこのものは伝説のウィザードになるとおっしゃったではないですか?」「あなたたちは、私の話をよく聞いておらなかった・・・・あのときの少年も、今のノブのように伝説の魔法使いとなる能力はあったのじゃ」「ではなぜ?」「”姿勢の悪い猫背のウィザード”を、間違えたのじゃ」「というと?」「あなたたちは、少年を見つけただけで有頂天になり、もう一人、重要な役割を担う”姿勢の悪い猫背のウィザード”を猫又と決め付けてしまった。・・・・・しかし、あの時、実はその能力のあるものが、中国の”広場”に来ておったのじゃ」誰かが「孫悟空・・・・」とつぶやきました。「そう・・・その通り・・・・その後、そのものはある仙人に術を学び天に昇り、自ら”聖天大聖孫悟空と名乗って、仏教の中国伝来に寄与したのじゃ」「そうか・・・あのときの猿が・・・・」一人の中国人の魔法使いががっくりと膝を落としました。「お前があの時、この者こそが”姿勢の悪い猫背のウィザード”と気付いていれば、今、ノブとこのサルがザウラブダグ討伐に出かけなくても解決しておったじゃろう・・・しかし、お前も”猫背”という言葉に惑わされ、”猫又”こそがそうだと思ってしまったのじゃ・・・・・せっかくお前の手元にそのものがおったものを・・・・」「魔法の木」は、続けます。「しかし今度こそ・・・・この者達がザウラブダグを討伐してくれるじゃろう・・・・・」「今度こそ大丈夫なのですか?」「前回は、少年がこの広場・・・・・孫悟空が中国の広場に現れ、二人の接点はなかった・・・・このたびは、同じ広場に同じ時期に現れ、2人の信頼関係も築かれている・・・・きっとうまくいくに違いありません。」ここで、「オオー!」という大歓声が起りました。それを制して「太陽のウィザード」がもうひとつの質問を問いかけます。「それでは、一緒に同行する、カラーのウィザードはいかが致しましょうか?」「あの物語のとおりなら、青系統の魔法使いは最初の授業を受け持った”緑の魔法使い”でいいでしょう・・・・もう一人の赤系統は・・・・・」魔法使いたちは息を呑んで次の言葉を待ちました。「”ピンクの魔法使い”・・・あなたにお願いしましょうか?」その声を聞き、「ピンクの魔法使い」は、みんなの前に出て「仰せのとおりに・・・」とお辞儀をしたのです。これで、「伝説の魔法使いたち」はそろいました。ノブを隊長に、モルトス、緑、ピンク・・・・この4人が討伐隊に編成されたのです。いよいよ、4人の訓練が始まるのです。どうなります事やら・・・・・・・この続きは又・・・・・
2016.10.24
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どうすればいいのか迷ってます。「魔法の木」その20「二人の伝説のウィザード物語」は途中の冒険部分がごっそり抜け落ちていました。そして、最後の「ザウラブダグ城」での決戦シーンのほんの一ページだけ残っていました。その残された部分を、ここに記載しておきましょう。「・・・・・られたザウラブダグは、断末魔の叫びを残しその少年魔法使いの目の前で消滅してしまいました。しかし、3人も無事にすみません。少年と姿勢の悪い猫背の魔法使いのスティックは2本とも業火に焼かれ、なくなってしまったのです。岩石をアーチ型に組み合わせた橋桁は膨張し、今にも崩れ降りそうになっていました。少年魔法使い一人なら空中浮遊術で助かったのかもしれません。しかし、彼の腕の中には意識を失いぐったりとしたお姫様が抱きかかえられ、彼の右足には傷ついた猫背の魔法使いが左手一本でしがみついていました。ああ・・・橋が崩れ落ちた瞬間・・・・・その3人の姿が業火に包まれたと思った瞬間、消えてしまったのです。3人とも業火に焼かれてしまったのか・・・・それとも次元の隙間に閉じ込められてしまったのか・・・・・今となっては誰もわかりません。ただ、ザウラブダグがこの世から消滅、2人の伝説のウィザードの物語が残されたのです。いつかきっと3人が、無事に「魔法の木」の元に戻ってこれますよう、全ての魔法使いは今でも祈っているのでした。」ここで物語の全てが終わりました。「俺、最後は大怪我をするみたいだなあ」モルトスはすっかり自分が「姿勢の悪い猫背の魔法使い」になりきっていましたが、ノブは少し心配になってきました。その心配は3つ・・・・・物語の主人公達はいったい何処に消えてしまったのか?・・・魔法でどこかに消えてしまったのか・・・それとも業火にやかれてしまったのか・・・・もうひとつは、助けなければならないお姫様は本当に助けることが出来たのか・・・助かったのでなければ、この主人公たちが本当の勇者と呼ばれることはない・・・もうひとつの心配は、自分たちと同じ様なグループが先に出発していたのだが、まったくの勘違いだったという事・・・・自分たちも間違いではないという確信はないのです。どちらにしても、ノブの将来は危険がいっぱいなのがわかりました。「さあ。こうしていてもしょうがない・・・・夕飯でも食べようじゃないか・・・・モルトス・・・お前も一緒にどうだ?」「西の魔法使い」がこう言うと、モルトスは毅然とした態度で首を横に振りました。「だってオイラは、明日の会議のときにはじめてみんなの前に姿を現すんだ・・・だから今は何処へも行かない・・・・部屋でまた、リンゴでも食べてるよ」そう言うと、また違う本を取り出し読み始めるのです。夕飯のために、ノブは師匠と一緒に食堂に向かいました。まだ一般の魔法使いは夕食の時間ではないため、食事をしているのは数人でしたが、その中に「緑の魔法使い」がいました。「緑の魔法使い」もまた、夜の授業を「月のウィザード」に見てもらう講師としての立場から、早目の夕食をとっていたのでした。「ノブ君・・・・君は猫背のウィザードに心当たりがあるのかい?」もし、ノブが物語の主人公だったとしたら、明日開催される事になるであろう会議で、「緑の魔法使い」は、最初に授業を受け持った講師として「私が一緒に行きます」と言う事になっているのです。それは「2人の伝説のウィザード物語」にしっかりと書かれている事実なのです。「先生・・・・大丈夫ですよ」ノブは「緑の魔法使い」が一緒に行く事に恐がっているんだろうなあと思ったのです。「僕がねえ・・・思うには・・・姿勢の悪い猫背の魔法使いって言うのは、ふだん姿を見せない”太陽のウィザード”彼本人だと思っているんだよ・・・・姿を見せないのは彼がお年寄りで、もう腰が曲がっているからだと思うんだ」でも、まだ発表はできないけど、ノブにとってはモルトスこそが猫背のウィザードだとわかっていましたから、「緑の魔法使い」の話をよく聞いていませんでした。夕食が終わり・・・・3人は早速、夜の授業のために「金のドア」を入りなおしました。夜の授業は「空中浮遊」を行う事になっていました。「月のウィザード」はもう既に来ているはずです。「さて、分子構造を変えることはあなたにももうできるはずですが、自分の身体を空気より軽いもの・・・例えば水素なんかに変えればいいんですよね・・・でもそれだけじゃ、何処までも上昇してしまいます。だから途中で自分の身体を制御して空中のどこでも自由に止まる事のできるよう訓練しなければなりません。」夜はその訓練からはじめました。そして・・・結論から言いましょう・・・20話になったんだけど、どうすればいいのか・・・「月のウィザード」もまた、ノブを「勇者」と認めました。明日はいよいよ、ウィザード会議があります。 つづく
2016.10.24
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なかなか思うようにいきません。自分としては最後まで書きたい気持ちはあるんですけど、読みたいって言う人があまりにも少ないと書く気も無くなるんです。どうしたもんですかねえ・・・「魔法の木」その19 000000000000000000000000..000.....1まだ、「2人の伝説のウィザード物語」は続きます。その少年は翌日の授業が始まるとすぐに、奇跡的なことを起こしたのです。「魔法の木」が、その少年を「勇者」として迎えた・・・・・そう考えられるような出来事でした。師匠の魔法使いは直ちにそのことを「太陽の魔法使い」に報告します。その翌日・・・・太陽の魔法使いもその少年を見に来ました。「魔法の木」が勇者を探すと決めてからかなりの年月がたっています。「ほんとにその少年が勇者なのだろうか?」「太陽の魔法使い」も疑心暗鬼でした。「魔法の木」が認めたというその理由が、それほどのことではないような気がしたからでした。授業を見ながら、「太陽の魔法使い」はその少年を試してみようと思ったのです。そして・・・・・・・その少年は見事にその試練を跳ね除けたのでした。「太陽の魔法使い」はすぐに「月の魔法使い」にテレパスでこの事実を報告し、あわせて、緊急の「ウィザード会議」を翌日召集することにしました。その夜、「月の魔法使い」もその少年が「勇者」であることを認め、翌日の「ウィザード会議」は開かれました。少年は何がなんだかわからないまま、その会議の「議題」にされましたが、それまでのいきさつを聞かされ、しばらく考えてから、「魔法の木」と会話してひとつの条件を出しました。「僕一人では、何百年という間、誰一人勝てなかった魔法使いと戦うのは無理だと思います。・・・仲間をもう一人、連れて行きたいと思います。」そしてその仲間を、その少年が選ぶというのです。確かに昨日一日の授業をしただけで、その少年を一人でいかせるのは無理かもしれません。ここでもいろいろな意見が噴出しました。「ほかの魔法使いの事などほとんど知らないのに選べるはずがない」「一人といわず、数人連れて行けばいいのではないか」最初の授業を受け持った「カラーの魔法使い」は、自分が一緒に行くと申し出ました。しかし、ここでも結論は出ず、また「魔法の木」に尋ねることになったのです。太陽の魔法使いが尋ねると「魔法の木」は静かにこう言いました。「この少年の言うとおりになさい・・・・明日の授業から一ヶ月、この少年とこの少年の言う仲間の魔法使いに特別に教育を施し、一ヵ月後、2人とカラーの魔法使い2人・・・4人で出発させなさい」こうして会議は終わりました。翌日から特別な授業が始まりましたが、何しろ数年はかかる授業を一ヶ月で終わらせるのです。一度に数人の魔法使い達が指導に当たることになりました。翌朝、少年は一人の魔法使いを伴ってやってきました。しかし、実はその魔法使いは本物ではなかったのです。しかも、姿勢が悪く猫背でした。「こいつは魔法使いにはなれないと思うが・・・・」教授の一人が言いました。「しかし、”魔法の木”が少年の言うとおりにしなさいというのだから、そうしなければ・・・」こうして、「姿勢の悪い猫背の魔法使い」が誕生したのです。それから一ヶ月のあいだ、少年と姿勢の悪い猫背の魔法使いは一生懸命に訓練を積み重ねました。明日、いよいよ、出発という日の朝、「魔法の木」によって4人のメンバーが発表になりました。2人のほかには、「カラーの魔法使い」の中から「青・緑系統」から一人と、「赤系統」からの一人が選ばれ午後からの大宴会となったのです。この宴会の中で4人はそれぞれ注意が与えられましたが、大事な点は一点それはこのグループの「隊長」は少年の魔法使いであること・・・・また、姿勢の悪い猫背の魔法使いについては、正式の魔法使いではないのであくまでも少年の弟子という形であり、少年の言いつけにそむくと魔法が一切使えなくなる・・・ということが伝えられました。さあ、いよいよ、冒険の旅に出発です。最初は「魔法の木」の「金のドア」から出発です。ここから出発して、あとはヒントを探りながら・・・・そして迷った時は月の光に導かれて、目指すは「ザウラブダグ城」4人は魔法使い達に見送られて出発しました。そして「金のドア」をあけて最初についた土地は・・・・・ そこで、本が途切れていました。マタマタ落丁していたのです。「ええ、これからどんな旅になるのかわかるのに・・・・」モルトスは文句を言いたげでした。その時2人の背中から声がしました。「それはな・・こういうわけじゃ」「西の魔法使い」の声でした。モルトスはマタマタ人形に変えられるのかと、目を硬く閉じ、歯を食いしばりました。しかし、このときは人形には変わりませんでした。「モルトス・・・・お前の魔法は解いておいた。・・・なぜならお前が姿勢の悪い猫背の魔法使いの可能性が出てきたからじゃ・・・・明日からの授業はお前もノブと一緒に出るがよい」「西の魔法使い」は今までとうってかわって、優しい声でモルトスに接しました。「師匠・・・・この本が落丁しているわけは?」「実はお前の前にも、もう一人、この本にかかれてあるような少年がおったのじゃ・・・・その時は、そいつが伝説のウィザードだと思い、従者を3人つけて出発させたのじゃが・・・・・その時、なにかの参考になるだろうとこの本の冒険のページを破いて持たせたのじゃ」「その魔法使い達はどうなったんですか?」「少年と猫背の魔法使いは帰ってこなかった・・・・一緒に行ったカラーの魔法使い二人は帰ってきたのじゃが・・・・・精神がおかしくなってな・・・・ほれ・・・この前の宴会に、青と赤の魔法使いというのがおらんかったじゃろ?・・・いまだに治らず・・・フランスのほうにある広場でただただ走り回っておるそうじゃ」「猫背のウィザードってどんな魔法使いだったんだ?」「猫又という妖怪じゃったが・・・・わしらは猫背という単純な言葉に引っかかって、その猫又を少年と一緒に行かせようとしたんじゃ・・・しかし妖怪は妖怪・・・魔法使いにはなれんかった。「俺は、妖怪じゃない・・・・立派なウィザードになってやる」モルトスは、張り切ってこう答えたのでした。 続く
2016.10.24
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「魔法の木」その19を書くのに時間が掛っている。もちろん自宅のパソコンが故障中だと言うこともあるが、私の場合・・・朝の7時前に出勤して、15分ぐらいで仕上げることが多い。あとは昼休みとか、就業時間が終わり社員が帰って来るまでの間に書くのだが、今朝のことはさっきまで忘れていた。今朝は一番に病院に行かなければならない。2か月に1回・・・私は病院に検査を受けに行かなければならないのだが、それが今日だと言うことをすっかり忘れていた。つまり、朝一番に「魔法の木」その19を書くことはできないのだ。ということで、今朝は早めに起きて・・・別なことを書いてみよう。日本で一番古い書物の一つに「古事記」がある。ホントはもっと古い書物もあったようだが、権力闘争に敗れたものの記した書物は燃やし尽くされてしまい、勝者の記したものが残されるようだ。「古事記」の場合も、「大化の改新」の時代から天智天皇・天武天皇の時代のどさくさまでの間に、全ての「歴史書」が勝者によって焼き捨てられたり書き換えられたり・・・結局、当時の政権の思う通りの書物になってしまったと思っている。その辺から、歴史には全く素人の私が「小説もどき」を書くのに、想像力を働かせる余地がある。例えば、「大化の改新」に当たっては、中大兄皇子(のちの天智天皇)と中臣鎌足(のちの藤原鎌足)が結託して革命を起こしたことになってるが、この時・・・すぐに「中大兄皇子」が「天智天皇」にはなっていないことに着目する。「天智天皇」になるまでの間、何があったかを考えると・・・じつは朝鮮半島は三韓時代にあった。高句麗・百済・新羅の三韓時代であり、大化の改新があった以降・・・中大兄皇子は天皇に即位もせず、仲の良かった百済が「唐・新羅連合軍」に攻められていたのを救援するために大軍を朝鮮半島に出兵している。この時、朝廷に滞在していた百済の皇子「扶余豊璋」を送り返し、百済の大将として用いたのだが・・・私はこの「扶余豊璋」こそが「中臣鎌足」だったと思いたい。つまり、中大兄皇子が大化の改新を成功させる応援をする代わりに、中臣鎌足の百済奪還の手伝いをさせたのだ。しかし・・・世の中はそんなにうまくいかない。年号で見てみよう。今は私が習った年代と違うかもしれないが・・・大化の改新は645年であった。百済滅亡は660年・・・それでもまだ、「唐・新羅連合軍」と戦って完膚なきまでに敗れたのが・・・「白村江の戦い」で663年それから帰国して、九州の守りを固め、海からの攻撃防御のため・・・「近江京(滋賀県)遷都」が667年そしてようやく・・・天智天皇に即位したのが、668年であった。私は歴史など全く無知の建設業者であるが、いつかこの話で「小説もどき」を書きたいと思っている。
2016.10.23
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「魔法の木」の続きを書こうと思ったのだが、自宅のパソコンがいまだ故障中だから書くことが出来ない。今書いてるのは、タブレットを使用しているのだが、まだ思うように使いこなしてないのだ。したがって今日は、これからの「小説もどき」のことを書こう。私には、「魔法の木」のほかに「ドリーム・アックス」・・・そして「夢の続きシリーズ」という「小説もどき」のシリーズがありました。もし、「魔法の木」が途中で終わってしまった場合、「夢の続きシリーズ」をチョコチョコ書こうと思っています。この「夢の続きシリーズ」は私が高校生時代・・・なぜか夢を見ても覚えていて・・・ジャッカン受験ノイローゼ気味になっていたんですかね?・・・だけど夢っていうやつは、目覚めるとそこで話は中途半端に終わっていて・・・完結することはなかったんです。それを高校時代、ずっとノートに書き写してたんだけど、ある時そのノートを発見して・・・「夢を完結させよう。」と書き始めたんだけど、1話完結かせいぜい10話以内で完結させてたんです。私が西部劇の主人公になっている「すき焼き・ウエスタン」・・・他そうそう・・・「ナイト童話集」もあったな。この中では、「傘地蔵」の話が、私自身好きだ。こんなところをときどき描いていこうと思う。よろしく。
2016.10.23
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皆さんにお知らせ・・・10月28日は「下北ジオパーク認定記念祝賀会」が5時半から、むつプラザホテルで行われます。「下北ジオパーク構想推進協議会」宮下宗一郎会長主催となっていますが・・・来られる方がありましたら、一緒に飲みませんか?いろいろお話ししましょうよ。「魔法の木」その18ノブとモルトスは本の続きを読んでます。 「ザウラブダグ」の城がどこにあるのか、太陽の魔法使いもわかりません。太陽の魔法使いは、「ウィザード会議」を招集します。この会議には全ても魔法使いを呼ぶことになっていますが、もちろん悪魔の手先となったザウラブダグのような魔法使いは呼んでも来ることがありません。「諸君、たいへんな事になった・・・・湖のほとりにある国の王が殺された。・・・そしてその姫が誘拐されたのじゃ」その話を聞いた魔法使いの意見はさまざまで、「戦争を始めた王の罰だ」という意見もあれば、「魔法使いの一人が起こした事件だから魔法使いのが責任を取らなければならない」という意見もあり、また逆に「魔法使いが悪魔に魂を売ったからには魔法使いではない」という意見も・・・・・・・しかし、この「ウィザード会議」に招集したからには、本人が来る来ないに関わらず、自分たちが魔法使いとして認めているという事実がありましたから、関係ないという意見はすぐに却下されました。「どちらにしてもこのままにして置くわけには行かない・・・・姫を助け、ザウラブダグをいさめる必要があるのじゃ」だけど誰がどうやって・・・・ザウラブダグは、太陽の魔法使いの一番弟子です。魔法使いのランクとしてはかなりの上級者ですから、よほどの名人、達人でなければ太刀打ちできません。太陽の魔法使いが行けばいい・・・と言う意見もありましたが、もう往年の力はないという意見も・・・そうなると、「あいつが良い」とか「こいつが良い」とか喧々諤々・・・けっきょく話し合いはまとまりません。「魔法の木」に相談しようという事になったのです。太陽の魔法使いは「魔法の木」に右手を置き会話をしていましたが、やがてその場にいた魔法使い全員に「魔法の木」の意向を伝えます。「諸君・・・”魔法の木”が選んでくれるそうだ・・・・今、この中にその勇者はいない・・・・そのうちに”魔法の木”がみんなにわかるような形でその勇者を選ぶと・・・・・それまで待とうではないか・・・・」こうして、「ウィザード会議」は終了しました。それから、何年、何十年、何百年・・・・いや何千年たったのかは誰も知らないけれど、ある日ある「魔法の広場」に一人の少年が迷い込んできたのです。このころになると、「魔法の広場」は普通の人間や動物が勝手に入ってこないよう、「バリアー」を張っていました。それは、間違いのない「勇者」を「魔法の木」が正しく判断をするためでした。魔法使いになれる器量のあるものだけが、広場に入れるようになったのです。また、一箇所だけの「広場」では「勇者」を探し出すにも限界があるので、世界中の数箇所に、新たに「広場」を設けました。その広場には、それぞれに「魔法の木」が立っていますが、コレはどの「魔法の木」から入っても魔法使いが自分の部屋に行けることからもわかるように、同じ「魔法の木」なのです。それからというもの、それまで根付いていた「魔法使い」という職業は隠れた存在になりました。童話の中にだけ「魔法使い」と言う言葉が存在し生活の中に「魔法使い」と言う言葉は現れなくなったのです。そんななかにあって、「魔法の広場」に現れた少年・・・・・・この少年は、「魔法使いになりたいか」という問いかけに、別に興味を示すわけでもなかったのですが、「なってもいいかな?」・・・・そんな感覚で魔法使いになりました。その翌日、早速受けた授業で奇跡が起こったのです。「魔法の木」は、その少年のなにを気に入ったのかわかりません。だけれども、この少年が勇者になったのです。 ノブとモルトスは顔を見合わせました。「ねえ・・・昨日僕は確かに”魔法の木”に気に入られたようなんだ」「そうだよな・・・スティックを2本も貰った魔法使いだなんて聞いた事がないから、奇跡っていえば奇跡だよな」「そして僕の友達には”姿勢の悪い猫背の魔法使い”がいる」「よせよ・・・・俺はまだ魔法使いじゃない・・・俺のことを知ってるのは”西の魔法使い”だけだ・・・・それに俺はこの部屋を出ることもできないじゃないか」モルトスとノブは、ここで大きなため息をつきました。 つづく
2016.10.22
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昨日は大畑港に行って工事の状況を見て来ました。皆さん大変です。海の時化が続いていて・・・なかなか巧く段取りが付きません。なんとか頑張らねば・・・「魔法の木」その15翌朝、ノブは「西の魔法使い」に起こされるまで、まるで気がつかず、ベッドでモルトスと一緒にぐっすり寝入っていました。「おい、いつまで眠ってるんだ・・・・もう朝だぞ・・・今日は大変な一日になる・・・早く起きて朝食をとりなさい」起こされたときには、モルトスは既に人形に変わっていました。「おはようございます・・・・ええ?、もうそんな時間ですか?」壁の時計を見ると、今は朝の6時です。「今日のお前の授業は、太陽のウィザードが参観されることになった。・・・失礼があってはならん・・・お前は昨日シャワーも浴びずに寝たな?・・・すぐに風呂に入りなさい・・・風呂から出たらワシの部屋に来るんじゃ」浴槽にお湯を満たし、ノブはユックリ風呂に浸かりました。体の節々の硬さが取れていくようです。風呂から出て、たんすを開けると、また真新しい体操服が置いてありました。「あれ?・・・・夕べの服はどうしたんだろう」「今、お前が着た体操服がそうさ」いつの間にかベッドを抜け出し、テーブルで「柿」を食べていたモルトスがそういいました。「魔法使いの着ている服は、脱ぐと自分で勝手にきれいになり、たんすの中にもぐりこむ・・・・・中には不精な衣装もあってな・・・・自分を洗濯しないまま、たんすの中に入り込むものもあるけど・・・まあ、その持ち主の性格が現れるんだそうだ。・・・お前の場合は、夕べ風呂に入らなかったが、疲れて眠ってしまわなければ、風呂にも入っていただろう・・・・そういうわけだ」「へえ・・・・じゃあ、新しい洋服なんて要らないんだね」「いや、そうじゃない・・・・やっぱり古くなれば・・・破れたり、汚れが落ちなくなってくる。・・・・そういう時は新しい洋服に変わるし、いろいろな儀式のときにはその儀式に合わせた洋服に変わるんだ。」「でも、基本的には、一着の洋服が自分自身を洗濯したり、破れを繕ったり、必要に応じて形も変えるんだね。」「まあ。そういうことだ」「便利な洋服だね・・・・でもどこで覚えたの?・・・モルトス?」「お前が風呂に入っているあいだ、柿を食べながら本を読んだんだ・・・俺は一日のほとんど人形のままだからな・・・勉強できるときに勉強しておかなくちゃ」モルトスも、魔法使いになりたくて一生懸命努力していたのです。「さあ、時間がない・・・・俺も柿を食べ終わったし、手を洗ったら、またベッドのうえで横になっているから・・・・それから、朝飯に出かけてくれ」そういうと、手を洗いにいきました。戻ってくると独り言を・・・・・「柿は大好きなんだが、ご先祖様が柿で酷い目にあってるからなあ・・・あまり食べないようにしよう・・・」モルトスのご先祖様の中に、「猿蟹合戦」のサルがいたようです。ノブは「行ってきます」と声をかけ、師匠の部屋に向かいます。ノックをすると、「おお、まっておったぞ・・・早く朝食を済ませ授業に行きなさい」ドアがひとりでに開きました。中では「西の魔法使い」がテーブルの前に座り、ノブの来るのを待っていたようです。昨日は、師匠が既に朝食を食べ始めていました。今日は、ノブの来るのをほんとうに待っていたようです。でも、昨日のようにトーストではありません。大きな洋食皿が、テーブルの上に2枚おいてあり、「西の魔法使い」がスティックを振ると、その皿の上に、大きなビーフ・ステーキが現れました。朝からです!にんにくのチップが香ばしい分厚いステーキでした。「今日は太陽のウィザードが、お前を見にこられる・・・・もしかしたら月のウィザードも夜、来られるかもしれない・・・・今日はがんばって貰わにゃな」大きなステーキを一枚ペロッと食べて、ノブは「金のドア」の教室に向かいました。なぜか今日は「西の魔法使い」も一緒に教室に入るようです。ノックをし、「緑の魔法使い」の許可を貰って教室に入ると、今日は「緑の魔法使い」も緊張気味です。時間になり授業が始まりました。まだ「太陽のウィザード」は現れませんでしたが、「緑の魔法使い」は少し上ずった声で話し始めました。「き、今日は・・・参観・・するこ、方がいらっしゃいます・・・でも、昨日のとおり、に、そま・・・いやしましょう」今のところ、授業を見ているのは「西の魔法使い」だけでした。昨日に引き続き、「変身法」と「空中浮遊」の授業は続き、終盤に差し掛かったころ、ノブは背中になにかが飛んでくる気配を感じました。とっさに身をかわした積もりだったのですが、「カーン」・・・・・・何かが肩の当たりにぶつかったのです。「カーン」・・・・・・え?・・・・なにかが身体にぶつかった音なのに?・・・・自分の姿を見ると、それは自分の着ていた服が西洋風の「甲冑」に変わっていて、それに何かがぶつかったようでした。地面を見るとそこには鋭くとがった「矢」が落ちていました。誰かが、ノブに向かって背後から「矢」を放ったようです。「見事じゃ・・ノブ・・・・よく背後から放たれた矢を見抜いた」手を叩きながら、「西の魔法使い」がノブに声をかけました。「今のは、師匠ですか?」「いや、太陽のウィザードがお前を試されたようじゃ」その時、部屋中を揺さぶるような大きな声が響き渡りました。「ノブ・・・・良くぞ見抜いた・・・・わしの放った矢に撃たれるようならば、お前の運命もこれまで・・・・しかし、お前は良く見抜いた。・・・・よって合格じゃ」どうやら、「太陽のウィザード」の声のようです。「でも、僕の命を守ってくれたのは、この甲冑です。・・僕は何もしたわけじゃありません」実際ノブは、気配を感じて身をかわそうとしただけで、何もしたわけではありません・・・それに事実「矢」は肩に当たっていたわけだし・・・・・「ほほう・・・・お前は何もしなかったと申すのか・・・・・それではお前の手を見てみるがよい」言われたとおり、ノブは自分の両手を見ました。するとどうでしょう・・・・生身の手のはずが、そこに現れたのは鉄製の「手」でした。「お前の衣服はお前を守ろうとして甲冑に変わったのは確かであろう。・・・しかしそれも、お前がそれだけ上級の守るべき価値の魔法使いであると衣服が判断したからだ・・・・それにおまえ自身鉄製の身体になり、気配だけで変身を完成させた。・・・・わしの放った矢の鏃がもしダイヤモンドだったとしたら・・・・お前が鉄製の身体になったとしても射抜かれておったじゃろうが・・・それも気配だけで”ダイヤモンドになる必要はない”と自分自身の判断で鉄製になったのじゃ・・・必要ならダイヤモンド製の身体になっておったじゃろうて・・・・」なぜ、気配に気づいたのか・・・ノブにはよくわかりませんが、ここが魔法の「広場」であることにも関係あるのかもしれません。「今晩は夜も授業をするのじゃろ?・・・・月のウィザードにも見てもらって、今後の事を決定しよう・・・わしは了解したぞ・・・うん」その声を最後に、すごい風が起こって「太陽のウィザード」は消えたようです。「さあ、それじゃあお昼でも食べましょうか」「緑の魔法使い」は「太陽のウィザード」の気配がなくなったので、とたんに元気になりました。残された3人は、いったん「金のドア」を出て、またすぐにそのドアを開きました。そうすると、今まで教室だった部屋が、いつの間にか、夕べ晩御飯を食べた「食堂」に変わっていたのです。「さあ、昼食を充分にとって、午後の授業に備えよう・・・・今日は夜の授業もあるしな・・・」「なんで、太陽や月のウィザードが見に来るんですか?」「それはお前がもしかしたら伝説のウィザードかもしれないからだよ」「え?伝説のウィザードって、あの姿勢が悪くて猫背のウィザードのことですか?」「そうじゃない・・・・猫背のウィザードと一緒に、悪魔の手先をやっつけた伝説のウィザードさ・・・・なぜか歴史書には詳しく出ていないし・・・・第一、長生きのはずの魔法使い・・・・・中には太陽のウィザードのように死なない魔法使いのはずなのに、誰も自分だと名乗ってこない・・・・だから、伝説のウィザードなんだよ」「過去に起こった出来事なのに、なぜ僕が伝説のウィザードだと?」「そりゃあなんだ・・・今までの魔法使いの中にいないとすると、未来の魔法使いが伝説のウィザードだと言う可能性があるからさ」そういえば、魔法使いは時間をも超越できるという話でしたから、ノブが過去に戻って悪魔の手先をやっつけて伝説になることも可能なんです。「で、その物語はどんなんですか?・・・・生きて戻ってくるんでしょうか?」「それがなあ・・・悪魔をやっつけたまでの資料は残っておるんじゃが、そのあとがまったく残っておらんのじゃ」ノブが「伝説のウィザード」・・・ということはもしかしたら、「姿勢の悪い猫背のウィザード」は・・・・モルトス・・・・・・ノブはどきどきしてきたのでした。 つづく
2016.10.21
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この小説もどき・・・このころ本気で長くなることを心配していました。この17話の最初・・・いつも日記を書いてるんですけど、「もしかしたら松江の(魔法の木の開店3周年)記念で書き始めたのに、このままいくと終わるのは(開店5周年)の時になるんじゃないだろうか?」そんなことを書いてるんですよ。「魔法の木」その17ノブとモルトスは「2人の伝説のウィザード物語」を肩を並べて読み始めました。今日はその物語を、二人と一緒に読み進めようと思います。 エジプトにピラミッドができるよりずーっとむかし・・・・・・"世界の宝石"と呼ばれた、それはそれは美しいお姫様がいました。でも、このお姫様には悩みがあります。父親である王様が、国民からたくさんの税金を徴収し、隣国との戦争に一生懸命だったからです。国民は税金を取られるばかりでなく、働き手である若い男の人たちを兵士として駆り出して、畑仕事も何もかもがうまくいかなくなってきているのです。「どうすればお父様は戦争を辞めてくれるのかしら?」お姫様は今日も、湖のほとりを散歩しながら考えていました。その時です。それまでよいお天気だったのが、急に真っ黒な雲に覆われ雷がなり、稲妻が光って・・・・その光の中に、馬に乗った一人の男が現れたのです。その馬は、一歩一歩お姫様に近づいてきます。男の服装はというと、大きなフードのマントを羽織り、まったく顔が見えませんでした。お姫様のそばにくると馬はその歩みをぴたりと止めました。「お姫様・・・・あなたのお悩みを解決して差し上げましょうか?」初めて出会った男にそういわれて、お姫様は驚きました。「私は魔法使い・・・・・・どんなお悩みでも解決いたしましょう・・・例えば隣国との戦争を終わらせるお悩みでも・・・・・」「え?そんなことができるのですか?」「もちろんできますとも・・・・・・あなたが私と契約さえしていただければ」契約・・・・・懸命なる魔法使い諸君はもうおわかりのことと思いますが、「契約」という言葉を使う魔法使いとは・・・・そう、悪魔に魂を売り渡した魔法使いだけ・・・・私たち、普通の魔法使いは、世界のため、人々のため、そして世界中の幸せのためにだけ魔法を使うことになっていますから、「人間との契約・約束」をして魔法を使うことは許されていないのです。この悪の魔法使いの名前は「ザウラブダグ」もともとは「太陽の魔法使い」の弟子でしたが、ある日なにを思ったのか、突然悪魔に魂を売り渡し、悪魔の手先になってしまったのです。「それじゃあ、私に出来ることなら何でも致します・・・どうか戦争を辞めさせてください」「これで契約完了だ・・・・お城に帰ってみなさい・・・・・・戦争は既に終わりになっていることでしょう」そういうと、また稲妻の光とともに消えてしまったのです。湖のほとりは、またいつもの穏やかな湖に変わっていました。お姫様は急いで城に戻りました。するとどうでしょう・・・・・お城の中は人々が右往左往する大騒ぎになっていました。お姫様は、慌てふためいていた侍女の一人を捕まえて、聞きました。「ねえ、どうしたの・・・戦争が終わったの?」「それどころではございません・・・・・王様が・・・王様が・・・突然苦しみだしたかと思うと、急にお亡くなりになってしまったのでございます。」そういうとその侍女は、その場に腰砕けに座り込み・・・涙をボロボロこぼして泣きはじめたのでした。お姫様は、目の前が真っ暗になりました。朝、あれだけ元気で、お姫様が戦争を辞めるようにお願いしたときも、すごい剣幕で怒っていた王様が、突然、お別れも言わずに亡くなってしまうなんて・・・お姫様は王様の部屋に駆け出しました。王様の部屋では、確かに王様が横たえられ・・・呼吸をしていませんでした。お姫様の美しい目からも一筋・・・二筋・・・涙がこぼれ落ちました。そこへ現れたのが「ザウラブダグ」・・・・「さあ、これで戦争が終わった・・・・王様が死ねば戦争をしようとする物はいない・・・契約どおりだ・・・・・お前にも約束を果たしてもらおう・・・・・お前との契約はこうしよう・・・・・お前は私と一緒に私の城へ来てもらおうか・・・そして、私とけっこ」結婚しようといいかけたその時、「それまでだ、ザウラブダグ・・・・・・」現れたのは「太陽の魔法使い」でした。「アア、これは師匠・・・・お久しぶりですな・・・・・」「私はお前が全て言う前に、全ての魔法使いは人間と結婚できないという宣言をする・・・・これでおまえはお姫様と結婚することはできない」「太陽の魔法使い」がこれだけ言うと、一瞬、ザウラブダグは怯みましたが、思い直したようにこう言いました。「しかし、私の城に姫をお連れする契約はしてしまった・・・・これだけは太陽の魔法使いといえども破れないぞ」そういうと、すぐに姿を消したのです。そして、お姫様の姿も・・・・徐々に影が薄くなっていきます。「太陽の魔法使い」は、薄くなっていくお姫様の影に向かってこういったのです。「誰かが必ず助けに行きます。・・・・それまであなたは人形になっていてください」こういい終わったとたん・・・・姫の影は全て消えてしまったのです ノブとモルトスは、ここまで読んで興奮していました。「お姫様は、ザウラブダグに騙されたんだね・・・・酷い奴だ・・・・魔法使いなら、もっと簡単に戦争を終わらせる事だって出来るだろうに・・・」「太陽の魔法使いって・・・太陽のウィザードのことなんだろうなあ・・・・」「僕はそうだと思うけど、もしかしたら違うのかも・・・・」「太陽の魔法使い」が「太陽のウィザード」と同じ魔法使いなら、この物語の真実をもっと知っていてもいいような気がしたからです。二人はさらに読み続けました。 つづく
2016.10.20
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10月23日は結婚記念日だそうだ。吉田ベーカリーから電話が入って、「むつ中央ロータリークラブからケーキが届きます。・・・どちらに何時に・・・お届けすればよろしいですか?」え?どうせオイラが食べれるわけじゃなし・・・何時でもいいんだけど・・・カミさんがケーキを私にくれるわけがない・・・ま、いいんだけどね・・・「魔法の木」その16午後の授業は気もそぞろでした。だって自分が伝説の魔法使いだと思われているんですよ。それも自分が恐ろしい悪魔の手先と戦うんだって言われて・・・・・ノブにとってはもちろん信じられない事でした。今の自分は魔法使いの弟子で下っ端・・・・魔法なんて昨日初めて使ったんですから。ノブの様子がおかしいのは、師匠である「西の魔法使い」や、「緑の魔法使い」にもわかりました。「今晩は8時からまた月のウィザードの参観がある。・・・3時でいったん休憩しようじゃないか・・・・」「西の魔法使い」の提案で休憩を挟むことになりました。夕飯の6時にまたここへ集合する事にして、ノブはいったん自分の部屋に戻りました。「おや・・・今日はずいぶん早いご帰還じゃないか?」時計を見ながらモルトスが言いました。ノブは、今日一日で起こった出来事をモルトスに話します。「おいおい、それじゃ何か?・・・あの本に書かれていた伝説のウィザード”姿勢の悪い猫背の魔法使い”っていうのは俺だって言うのか?」「それは僕がもう一人の”伝説のウィザード”だったらってことが条件だけどね」「だけど、その物語ってどういう話なのかな?」「今の休憩時間に片っ端から本を読んでみようよ」2人は書棚に近寄り、そんな物語が書かれていそうな本を探しました。そして一冊の本を見つけたのです。タイトルは・・・「二人の伝説のウィザード物語」ノブとモルトスは食い入るようにその本を読み始めました。「エジプトにピラミッドができるよりずーっとむかし・・・・・・”世界の宝石”と呼ばれた、それはそれは美しいお姫様がいました。」 あ、ここで物語を作るのに時間がかかりそう・・・・・続きは明日って言うことで、おやすみなさい
2016.10.20
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昨日は寒い中・・・大畑の海の工事を見てきました。ここでは建築工事の他、護岸工事や船揚場の工事をしてるんですよ。寒かったけど、仕事だもんね・・・「魔法の木」その14ようやく食事を終え、ノブは部屋へ戻ってきました。時計をチラッと見ると、食事に出かけてから1時間半も食堂にいた計算になります。「ずいぶん遅かったじゃねえか・・・・・」モルトスは少々「おかんむり」だったんですが、すぐに「今日習った魔法を見せてくれ」とノブにせがみました。もちろん、毎日復習をするつもりだったノブはさっそく、やって見せることにしました。最初は眠くならない魔法ですが・・・・モルトスはノブのいない間、眠っているようなものですから、あまりまじめに見てくれませんでした。次は食事を出す魔法・・・・・・これについては、少し基本的なお話をしておきましょう・・・・仏教のお経の中に、「妙法蓮華経方便品第二」というのがあります。このお経が物を出す・・・あるいは変化させるための基本を学ぶお経になっていまして・・・・「このお経は別名”五眼十如是”って言うお経なんだけど、物をしっかり見るためには5つの眼を持たなきゃいけないっていうことらしいんだ」「5つも眼があったら、化け物じゃないか?」「そういう意味じゃなくて、5つの眼と言うのはね・・・言葉で聞くことはあるだろうけど・・・肉眼、天眼、慧眼、法眼、仏眼・・・・この5つの眼でしっかりと見ないと物の本質がわからない・・・・っていうことなんだって・・・・」もう少し話しをしましょうね・・・・・「肉眼」は、肉体的に物を見る眼の事です。じゃあ「天眼」は?・・・・・これは虫眼鏡のことを「天眼鏡」なんていいますけれど、物の本質を見る眼・・・・「肉眼」で見ると人間は人間として認識されますが、「天眼」で見るとその分子構造まで見ることができ、だから人間の身体は、原子、分子の結合対としてみることができるわけです。3番目の「慧眼」は、哲学的に物を見る眼とされていますが、例えば「ナイフ」がありますよね・・・これは「危険なもの」として眼に映るかもしれませんが、「ナイフ」自体には悪さをしようという気はないのです。それを使う人の気持ち次第で、危険なものとも便利なものとも変わるのです。「因果縁報」あるいは「因果応報」ともいわれますが、原因があるから結果がある・・・縁があってその報いが現れる・・・・それを確認できる眼が「慧眼」なんです。次にあるのが「法眼」・・・・これは芸術や道義、礼楽を確かめる眼・・・・内観に現れるもので・・・・簡単にいうと、「綺麗だなあ・・・美味しいなあ」と感じる眼の事ですかね。最後の「仏眼」・・・・これは一切を知り、一切を照らす・・・宗教的な救済の眼ということでしょうか・・・・この五眼が発揮されなければ、物事の真実が見えてこないということで、料理にしても、この五眼がなければ真に美味しいものを具象化することができないわけで・・・・・こんな説明をしているノブも、聞いてるモルトスも、実はチンプンカンプンでして・・・・ましてや書いてるだけの筆者はもっとわけがわからない・・・・これがわかれば、筆者も魔法使いや仏になっているわけで・・・・だから難しい話・・・辞めましょうね!ようするに、全てのことがわかっていないと、魔法で美味しい料理を作ることはできないって言うだけなんですけどね・・・・正直、ノブもモルトスもこれだけで疲れてしまいました。「あとの魔法は、変身法と空中浮遊なんだけど・・・・これは明日でいいか?」疲れた二人は寝ることにしました。 つづく
2016.10.20
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先日あるところで・・・「ナイトさん、自分で歌を作ったならみんなの前で歌いなよ?」という言葉をいただいたんです。それもそうだなと思い・・・自分の作った歌のCDを出してきたのはいいんだけど・・・え?この歌をどうやってパソコンの中に取り入れるの?やり方がわかりません。再生はできるんですが・・・これをパソコンで録音するにはどうすればいいのか?もし出来るならば、ブログやフェイスブックで皆さんにお聞かせしたいんですけど・・・やり方を教えてください。あ、歌は・・・「むつ中央ロータリークラブ」のクラブソング。作詞は元学校の校長先生だった方で、私は直接お目に掛かったことはないんですけど・・・作曲は私です。伴奏は海上自衛隊大湊音楽隊にお願いしました。曲想は・・・当時のロータリークラブ会員の年齢層に合わせて、軍歌風って言うか・・・明るいマーチにしました。だから伴奏は自衛隊音楽隊なんですけど・・・この歌をみんなに聞いてもらって観想いただければ・・・お友達にプロの歌手が数人いらっしゃいますからご意見を聴きたいな?でもホント・・・どうすればいいのか?え?コンサートを開けって?恥ずかしいですよ。それができるくらいなら、先日のNHKのど自慢の予選に出てますよ。
2016.10.20
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m(__)m恥ずかしながら帰って参りました。じつは勘違いしてましてね・・・「オリジナル版の時の第10話のコメント数より少なければ辞める」って言ってたんですけど・・・じっさい、19件のコメント数があったんですけどね・・・今回は10件。でもよくよく確かめてみたら・・・前回のコメント数には私の「返信」した分が含まれてまして・・・つまり、読者からのコメントは9件で返信が9件・・・もうひとつはかなり遅れてコメントくれたから、返信もないってことで、19件だったんですよ。前回が9件で今回が10件・・・だから続けなくちゃいけなかったんです。でもね・・・次は第20話の時に確認します。第20話は全開コメント数16件・・・あ、返信も含めてね・・・純粋に読者コメント数は8件ですから・・・10件以上のコメントで続けます。「魔法の木」その13初日の授業を無事に終えたノブは、「魔法の木」の中に入り「赤いドア」の部屋に真っ先に向かいました。もちろん、師匠である「西の魔法使い」に報告するためです。ノックをすると自動的に部屋のドアが開き、中から師匠の声がしました。「今日の授業はどうじゃった?・・・・うまくいったかい?」「はい・・・緑の先生からは誉めていただきました」「ほう、そいつは珍しいなあ・・・・あいつはなかなか誉めないんじゃがな・・・でどこまで進んだんじゃ・・・誉めたからにはスティックはもう作れるようになったとは思うが・・・・変身法に入れたかのう?」「今日は変身法と空中浮遊の初歩まで行きました。」「・・・・・・・・!」「西の魔法使い」も驚いたようです。「お前の成績表を見せてみなさい」ノブが成績表を出すと、「西の魔法使い」はひったくるようにしてその成績表を見つめました。「ほう・・・”魔法の木”が、呪文もないのに、スティックを2本出してくれたのかね・・・・なるほど・・・それじゃ、緑も誉めたであろうなあ・・・」その成績表には少しの記述しかないのに、、西の魔法使いは穴のあくほど見つめました。「まもなく夕飯の時間じゃ・・・・夕飯は昨日の宴会場に行ってバイキングだ・・・好きなだけ食べなさい・・・・一人で食べに行ってていいぞ」そう言うと、「西の魔法使い」はどこかに出かける準備を始めました。「師匠はどこかへお出かけですか?」「ああ、ちょっと用事を思い出してな・・・・先に夕飯を済ませておきなさい」そう言うと、自分の「魔法のスティック」を空飛ぶほうきに変えて、「魔法の木」の外へ出て行きました。ノブはそれを見送り、真っ直ぐ「金のドア」の宴会場に向かおうと思いましたが、その前にモルトスにプレゼントを渡したいと思いました。それはもちろん、あの「魔法のスティック」でした。「緑の魔法使いの先生は、勘違いしたんだろうなあ・・・魔法のスティックは師匠がプレゼントする一本と自作のものが一本・・・そういう決まりならその通りなんだけどなあ・・・だって、モルトスは僕の弟子って言う事になってるんだもんなあ・・・」でも、このとき間違っていたのはノブのほうでした。モルトスは確かに将来は弟子になるのでしょう・・・しかし、今現在、ノブは「魔法使いの弟子」であって、「魔法使い」ではないのです。したがって、弟子を持つことは許されていません。「魔法の木」が、2本のスティックを持たせたのは、やはり特別なことなのです。でも、そのことにまったく気付いていないノブは部屋に帰ってくると、たった今まで人形にされていたモルトスに、スティックを一本手渡しました。「ええ、俺にくれるのか?・・・こんな大事なスティックを・・・」モルトスはたいへん喜びました。「ああ、だって魔法の木はモルトスに上げたいんだって言ったらわかってくれて、僕の分と2本出してくれたんだよ・・・」「魔法の木もただあそこで見てただけじゃないんだなあ・・・俺が魔法使いになりたいってことをちゃんと見ていてくれたんだ・・・・」猿のモルトスですが、なぜか、涙がぽろぽろでました。「ところでお前・・・・今日習った事を、帰ってきたら俺様にも教えてくれるって言った事、忘れていないだろうな」「ああ、ちゃんと覚えているよ・・・でも、これから夕飯なんだ・・・・戻ったら教えてあげるからもうちょっと待ってて・・・」そう言うと、ノブは、昨日宴会のあった「金のドア」の部屋に向かって駆け出しました。ドアの前に立つと、今朝は教室だったこの部屋の事を思い出し、ノブはノックをしたのです。そうすると返事はなかったのですが、昨日のように引き戸の自動ドアになっていて、スーッとあいたのです。中には昨日ほどではなかったのですが、30人ほどの魔法使いが食事をしていました。昨日はみんなに挨拶はしたものの、親しい魔法使いは誰もいません。バイキング形式でしたから、トレイの上にいろいろな料理をとって、一人で空いてる席に座りました。ところが・・・ところがです。最初数人の魔法使いが近づいてきました。そして食事をしている、ノブを不思議そうに見てるのです。そこへ「緑の魔法使い」がやってきたのです。「やあ。さっきはご苦労様・・・師匠はなんていってた?」「さっきはありがとうございます。・・・先生のつけた成績表をじっと見てましたけど、そのうち箒に乗ってどこかへ飛んでいきました。」「そうだろそうだろ・・・きっとそうするに違いないと思っていたよ」どんどんどんどん、魔法使いの数が増えて行きました。「ああ。こいつらか?・・・こいつらに君の話をしたんですよ。・・・魔法の木が2本のスティックを作ってくれたこと・・・だからみんな君に興味があるんです。」「緑の魔法使い」が、そう説明してくれました。それからがたいへんです。たくさんの魔法使いたちが、ノブに質問を浴びせかけてきたのです。「お前さんの両親は、立派なウィザードだったのかい?」「僕の両親は、普通の人間だと思います。・・・小さいとき死んじゃったからよく覚えていないけど・・・」「今まで、なんか修行して来たのかい?」「修行って言うのはしてませんでしたけど、学校の勉強は一生懸命しました。でも成績はあまりよくなかったなあ。。。。」「魔法の木とはどこかで知り合いだったのかなあ?」「あんな不思議な木があるなんてまったく知りませんでした。」「変身法でなってみたい物とか人物は?」「さあ・・・・まだよくわかりません」まだまだ質問は続き、、ノブは食事を取る暇もありませんでした。 続く(また眠くなって着ました・・・ごめん)
2016.10.20
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今と違って、30年前まではダイナマイトでトンネルを掘っていた。また、トンネル工事は8時間労働の2交代制・・・「え?待ってよ・・・3交代じゃないの?」確かに、8×3=24時間で無駄がないようだが、休憩時間も必要だし食事時間も必要だ。それに、現場監督にしてみれば測量の管理もしなければならない。そういう時間も必要なので、2交代が限度なのだ。基本のルーティーンとしては、まずダイナマイトを入れる穴を掘削機で掘る。発破の線で結ぶ。ダイナマイトを一回の発破で120本くらい入れて、電気で爆発させる。それ以前は、導爆線という火薬を使ったものに火を点けて使っていたのだが、私がトンネルにいたころはもうすでに電気雷管を使っていた。電気雷管は10種類・・・少しずつ時間をずらして爆発させるためだ。一気に爆発させるより岩を爆破するタイミングをずらせば、効率よく爆破量を変えられる。一回の爆破で120センチほど推進量は前進する。その後ズリという岩の破片を外に運び出し、そしてH鋼にカーブのついたものを二本拝み合わせて、側板を差し込んで岩の崩れを防ぐ。ダイナマイト一本でおよそ1トンの岩を吹き飛ばすから、一回の発破で120トンの岩を削るのである。さて、ある日に私は夜番になった。前日私は休みだったから映画を見に行ったのだ。「悪魔が来たりて笛を吹く」という「横溝正史」原作のおどろおどろしい映画だったことを覚えておいてほしい。夜番の作業は単純である。ダイナマイトを火薬庫から出し、電気雷管を取扱所から出す。その両方を火口所で組み合わせて、鉱夫たちのもとに運ぶ。あとは結線をして確認し、発破士に電気発破器のキーを渡し、安全を確認し爆破させるだけである。夜は測量はしない。そのほかの仕事といえば、夜の12時に弁当を配るだけである。その日も、私はダイナマイトの運搬箱に120本のダイナマイトを入れて切羽と呼ばれるトンネル最深部に運んでいた。「昼の映画は怖かったなあ・・・」そんなことを思いながら歩いて運んでいた。そのトンネルは最初の部分がカーブになっていて切羽は見えない。すると途中に誰かがいるような気がした。あんな映画、見なきゃよかった。そんなことを思いながら、あるいていった。変な男がいるように見えるだけだろうと思っていた。しかし・・・実はそこに男がいたのだ。毛布をかぶった素っ裸の男が!!!あの時は逃げたね!!!助けを求めて切羽に向かって・・・それが良かったのだ。相手は昼番の鉱夫で、昼の仕事が終わってかなり飲んだのだろう。酔っぱらっていたのだ。あれだけの恐怖は初めてだった。
2016.10.19
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どうしましょうかね?・・・ま、私自身は続けたいのですけど・・・実は元の「魔法の木」の第10話の時の・・・つまりブログで書いてた時のものですけどね・・・その時のコメント数が「19件」あったんですよ・・・その数より多ければ続けようと思ってたんですけどね・・・近いんですけど少ないのは少ないんでね・・・だから、止めましょうか?ま、気が向いたときにだけつづきを描くっていう事でね・・・という事で・・・第12話だけ書きますけど・・・「つづき」っていうのは無くしておきます。「魔法の木」その12いよいよ、初めての魔法を習います。ノブは「魔法の木」に近づいていきながら、「魔法の木」に優しく包まれていくような感じがしました。昨日、師匠の「西の魔法使い」が、この「魔法の木」の枝を、魔法によって切り、それが今、ノブの手元にある「魔法のステック」になりました。本当なら、「昨日も枝を切り・・・今日も切るのか?」って叱られて当然だと思いました。でも、「魔法の木」は優しくノブを包んでくれているのです。まるでそれは、「この子の成長のためには我慢しましょう」といっているようで・・・ノブは思わず、「魔法の木」に頭を下げたのです。「あなたが今、頭を下げた気持ちは、きっと”魔法の木”に通じたでしょう・・・さあそれでは・・・スティックを作ってみましょうか」「緑の魔法使い」はノブの考えていたことを覗いたようです。「さあ、それでは最初に”魔法の木”と会話しましょう・・・手で魔法の木の幹に触れ、それから静かに目を閉じてください・・・何か聞こえませんか?」ノブは言われたとおり、幹に触れ目を閉じました。最初は何も感じませんでしたが、触れているうちに幹の中を水が流れているような感じがしました。「水が流れている音が聞こえるはずです。・・・・人間でも動物でも、血が流れているのは生きている証拠です。・・・・植物だってこうやって生きているのです。・・・水と一緒に地面から栄養を運んでいるのですから、・・・・そしてそのうち、その水の流れの中から、あなたに話し掛けているように感じるはずですが、どうでしょう?」「緑の魔法使い」が言うように、水の流れる音が、徐々に優しい女の人の声に変わっていくようでした。「ノブや・・・・・あなたが立派な魔法使いになれるのを、私は感じています。・・・だから、私の分身である枝をもう一本、あなたに上げましょう・・・母親が子供を守るように、私の分身である”魔法のスティック”はあなたをきっと助けてくれるはずです。」そう言っているようでした。その声を聞いたノブは、もうひとつお願いをしようと思いました。「僕には、モルトスという友達がいます。・・・その友達に、スティックを一本あげたいのですが・・・・彼も魔法使いになりたいのです。」「もちろん知っていますよ・・・・・モルトスのためにももう一本、スティックをあげましょう・・・・彼もそのうち、きっとすごい魔法使いになるはずですから・・・・さあそれでは、昨日あなたの最初のスティックを作った枝を見ていなさいね」最初のスティックを作った枝?ノブは、何のことだろうと・・・・昨日切った枝のところを見てみると・・・・なんとそこには無いはずの枝が、元通りに生えていたのです。それも、なぜか二股の枝になって生えていたのでした。そしてその二股の枝が魔法の木から切れてはなれ、皮が削られてノブの手元に落ちてきたときには、立派な2本の「魔法のスティック」になっていました。「おや・・・これは珍しい・・・・なんということだろう・・・・」「緑の魔法使い」が驚いていました。「まだ、”魔法のスティック”を作る呪文も教えないうちに、勝手にあなたは作ってしまった・・・・それも2本も・・・・・」緑の魔法使いは教えてくれました。「このスティックは、最初の一本は自分の師匠が弟子に必ず作ってやらなければなりません・・・・そして自分で最初の日の授業で作るスティック。。。その2本だけで、・・・あとはよっぽどのことがない限り、”魔法の木”はスティックをくれません・・・・それなのにあなたは・・・・もう3本も持っているのですよ・・・これは魔法界の歴史始まって以来の快挙です」もう一本は、もちろんモルトスのもので・・・・といいかけたのですが、モルトスのことは「西の魔法使い」と「魔法の木」・・・・そしてノブとモルトス本人しか知らないことです。内緒にしておくことにしました。「あなたは、きっと歴史上に名前を残す魔法使いになることでしょうね・・・・」「緑の魔法使い」は、まだ興奮冷めやらぬ。。。といった状態でした。「きっとあなたは、何の呪文も必要がないというような、そんな魔法使いに成ります。・・・・あなたには、ちょっとずつ魔法使いに育てていく必要はないでしょう・・・いろいろなことがすぐにできるはずです・・・・」そういうと、「緑の魔法使い」は、「変身法」と「空中浮遊」の方法を教えてくれたのです。実はこの日の授業の予定では、「魔法スティック」を作るだけで終わるはずでした。普通の魔法使いなら、そこまで行くのも大変らしいのです。そのあと、「変身法」を一週間・・・「空中浮遊」も一週間かかるはずでした。それなのに、「緑の魔法使い」は「ノブならすぐできる」と判断して、一気に教え始めたのです。「変身法」とは、ノブ自信がいろいろなものに「化ける」という術で、体の分子構造を変化させ、分解したり、結合したりして「違う物体」になるという術でした。これができるようになると、いろいろなものに化けることができるほか、身体を小さくしたり大きくしたり・・・・分子構造の密度を極端に圧縮することができれば「透明」にだってなれるのです。皆さんは「透明なガラス」がなぜ透明なのかご存知でしょうか?あれは密度が濃いガラスなのです。雪玉を作ると、最初は真っ白な雪玉ですが、それをギューっと握り締めていくとだんだん透明に近くなっていきます。あの理屈なんです。どんな物体でも圧力を加えていくと透明にできるのです。ところで分子の構造を、自分の意志で変えるというのはとても難しいことでした。普通の人間なら絶対できないことでしょうし、魔法使いにしても、簡単にできることではありません。しかし、その日の夕方には、ノブは天狗のように鼻の高さを変えることができるようになったのです。また「空中浮遊」についても、本来はもちろん出来ることではありません・・・・しかし、のぶのからだの分子構造を、空気より軽いものにしてやれば、浮く筈でした。その練習も夕方まで徹底的にしたのですが、まだ浮遊するまではいきませんでした。「今日の練習はこれでお終い・・・・あなた・・・よくがんばりましたね・・・」「緑の魔法使い」は、空中から「ノブ成績表」と書かれた紙を取り出し、二重丸をつけてノブに渡しました。「明日は確実に変身でき、空中に浮くことができるはずです・・・・明日も、ここへまっすぐ来なさい・・・この広場にね」そういうと、「緑の魔法使い」は消えてしまったのです。「あ、!」ノブはあわてました。「緑の魔法使い」は、「魔法の木」にドアを作っていかなかったのです。ドアをつけてもらわなければ、「魔法の木」の中に入ることはできません。「師匠でさえ、ここへ入るときは右ひざを着いて呪文を言わなければドアを作れなかったのに・・・・」ノブは困りましたが、とりあえず、「魔法の木」に話し掛けることにしました。右手を魔法の木につけ、目をつぶり・・・・水の流れる音を聞きながら「魔法の木」が話し掛けてくれるのを待ったのです。「ノブや・・・・どうかしたのですか?」「緑の先生が、”魔法の木”のドアを作ってくれるのを忘れちゃったみたいなんです。・・・僕、呪文も知らないし・・・・」そういうと、「魔法の木」は、木の幹にドアを作ってくれました。「全ての生き物に、分け隔てなく接することのできるあなたなら、これくらいのことは簡単にできるはずですよ・・・・明日からもがんばりましょうね」こうして初日の授業は終わりました。
2016.10.19
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10話で終わるつもりなんですけど、ついでだから11話も書いておきます。この「魔法の木」という小説もどきは、7年前ブログで仲良くなった「島根県松江市のマジックバー・魔法の木」のマスターから・・・「お店が3周年になった。」という話しを聞いて、それじゃお祝いにっていうつもりで書き始めたんです。もちろん松江のお店にも行きましたが、マスターには圓通寺の旅行の時に、私は行かなかったんですけど、ホテルの宴会場まで出向いていただいてマジックを見せていただきました。旅行に行った檀家さんの中に・・・マジックで「蓋のきっちり閉まっているウーロン茶のペットボトルの中にトランプを入れてもらって、それが不思議で今でも仏壇に飾られている方がいます。そこまで仲良くしていただいたんですが、楽天がブログの体制を変えたおかげで・・・マスターはブログを辞めちゃったんです。それから交流も無くなり・・・どうしてるのかなって心配していました。するとこれも・・・当時から仲良くしていただいていた新宿の「壽蛇」さんという方から情報をいただいて・・・今は「マジックバー」を辞められて「蕎麦屋さん」をやられてるそうです。その情報が得られただけでも良しとします。それじゃ書くのを辞めるかどうか・・・皆さんの意見に従います。「魔法の木」その11「さあ、召し上がれ・・・」「緑の魔法使い」は自信を持ってノブに勧めています。「いただきます」懐かしい「おばあちゃんのカレーライス」でした。色も形も匂いも・・・・・・でも、一口、口に入れるとノブは、少し違うように感じました。確かに、色はちょっと白っぽく、匂いだって「おばあちゃんのカレー」そのものなんです。にんじんの形だって「星型」に切っており、そのまんまなんですけど、食べてみると「おばあちゃんのカレーライス」とは「似て非なるもの」でした。「そんなはずはない」ノブの様子を覗いていた「緑の魔法使い」はあわてました。一口食べてみて、「緑の魔法使い」は言いました。「なんだ・・・あなたの頭の中にあるカレーライスと同じじゃないですか・・きっと久しぶりなんで思い出せないだけでしょう・・・・それにカレーってイうのは作ったその日より、翌日の方が美味しいっていいますからね・・・」でも、ノブが好きな「おばあちゃんのカレーライス」は作ってすぐに食べたカレーライスです・・・・・・・「明日のカレー」ではありませんでした。「そうですね・・・きっと明日食べるとおばあちゃんの味になるんでしょう」ノブは「緑の魔法使い」に恥をかかせるのはまずいと思い、そのように話しました。でも、ちょっとはおばあちゃんの味に近いカレーライスで、ノブは懐かしくなり、全部食べました。「明日のカレーライスという事になると、そのうち習う”時間移動”で、簡単にできますから、そのうち自分で作ってください・・」「緑の魔法使い」はそういいましたが、もし自分で時間移動ができるなら、おばあちゃんの元気だった時代に戻って、「おばあちゃんに作ってもらおう」・・・・そう思ったノブでした。「さあ、食事が済んだら次の授業に移りましょうか・・・次は”魔法の木”の事について学び、自分で”ステック”を作ってみましょう」2人は「魔法の木」に近づいていきました。改めてよく見ると、その木の直径は1メートル50センチほどの大木でしたが、今までノブが見たどんな種類の木とも違うようでした。「この木は魔法の国から持ってきてこの場所に、種から撒かれた木なんです。・・だから本当に自然の木なんですねえ・・・よく植林といって苗木になってから植えたりして”自然を守りましょう”なんていいますけど・・・・植林なんていうのは自然じゃないんですよ・・・人の手が加えられています。・・・この木の場合は魔力を持つために自然になった木じゃないとまずいんですねえ・・・・あなたは、”眠り姫”と言う物語を知っていますか?」突然「緑の魔法使い」は質問しました。「眠り姫が悪い魔法使いに魔法をかけられ、16歳になったら死ぬと予告されたんですけど、良い魔法使いが眠る事にしてくれたんですよね・・・そのとき、王様も家来も一緒に眠る事にして・・・・・・・そのとき、あのお城を取り囲んだ木がこの木のご先祖です。・・・・でも変だと思いませんか?」どこかおかしなところでもあるんでしょうか?・・・ノブにはわかりませんでした。「実はねえ・・・あの眠り姫・・・生まれてくるときを間違えたんですよ・・・・ちょうど100年ね・・・・100年後、あの王子様とあって結婚しなければならなかったんですけど、生まれてくるときを間違えたんで、魔法使いが集まりいろいろ考えたんですよ・・・・時を越える事は魔法使いにできるんですけど、あの姫はあの王様の娘でなければいけなかった・・・・しかし、王子様の時代とは100年の隔たりがある・・・・・そこで、時を超えるのではなく眠る事にしたんです。で、その間に、あの姫に他の男がキスすると台無しになるんで、この木のご先祖が、一晩のうちに大きくなってあのお城を守り、王子様が現れるまで、他のものが入って来れないようにしたんですよ・・・・・」という事は、悪い魔法使いも、良い魔法使いも仲間・・・・?「そうなんです・・・・・魔法使いたちが脚色したんですよ・・・・・時代を超えて恋をさせるにはそれしか方法がなかったんですよね・・・・それが神様の思し召しでしたから」よくわかりませんでしたが・・・素直に話を聞く事にしました。「さてそれではこの木の枝から予備の”魔法のスティック”を作る実習をしましょうか」いよいよ、ノブが最初の魔法をおぼえることになりました・・・・・が スンマセン・・・眠くなりました。つづく
2016.10.19
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さて、いよいよ第10話目です。私としては皆さんに全部読んで貰いたいんですけど、こればっかりは読んでくれる人が「いやだ、長すぎる」って云うんじゃしょうがありませんよね。皆さんの意見を参考に・・・あ、コメントできない方はどうにかして私に意見を具申してください。自分が更新する文章の最後に・・・「もう辞めろ」とか「読む価値がない」とか・・・そんなことを書き添えてくださってもけっこうです。・・・今日の夕方…第10話を描きますから、明日には結論が出てると思いますよ。「魔法の木」その10ノックの返事も待たず、「西の魔法使い」はノブの部屋のドアを開け、勝手に入り込んできました。「おや?・・・・お前は寝なかったのかね?」朝方までの宴会で、きっとノブは疲れて寝入っているだろうと思い、どうやら起こしに来たようです。「はい・・・1回寝ちゃうと、そのまま起きられないような気がしたんで、そのまま起きていました。・・・遅刻したくないし・・・・」「そりゃあ、いい心がけだ・・・それじゃ朝食の時間だ。準備が終わったら、わしの部屋においで・・・・」「西の魔法使い」は、そういうとさっさと自分の部屋に戻ってしまいました。「フーッ・・・・また西の魔法使いか・・・来るたんびに人形にされるけど、急にこないで欲しいよな・・・・話をしてても中途半端になる。」モルトスはまた猿の姿に戻っています。「僕、これから着替えて、顔を洗うから、それまでに朝ごはん済ませておいてくれないかな?」ノブはモルトスにそう言って頼むと、洗面所に入り、顔を洗い始めました。真新しいタオルと、歯ブラシがおいてあります。歯磨き粉を着け歯を磨いていると、モルトスが静かなような気がしました。「ア、僕が一緒の部屋にいないとまた人形になっちまうのか?」あわててモルトスに様子を覗いて見ると、モルトスは、もくもくとリンゴを食べていました。「洗面所も同じ部屋だということになってるんだな・・・・きっと」ノブは落ち着いて顔を洗うことができました。部屋に戻ると、モルトスはリンゴを食べ終えています。「じゃあ、僕は出かけるからね」「おいおい、あの魔法使いは、着替えもしろっていってるんだぞ」「だって僕、着替えなんか持ってないもん。」「きっと授業を受けるための洋服が入っているはずだ・・・たんすの中を見てごらんよ」ノブがたんすの引き出しを開けて見ると、そこには真新しい「体操着」のような服が入っていました。ノブは急いで着替えました。「じゃあ、行って来るからね」ドアを開けてモルトスに声をかけると、モルトスはベッドの上にいました。「アア、がんばって来るんだよ・・・俺様はこのベッドで休んでいるから・・・どうも人形になるのはいいんだが、どうせ人形で待っているなら、柔らかなベッドの上のほうがいいような気がする。」部屋を出たノブは、真正面の「赤いドア」の部屋をノックしました。「西の魔法使い」の部屋です。「おはいり」返事があったので、ドアを開け・・・部屋の中を見てみると、意外にもそこは壁紙がベージュになっていました。実は、ノブの部屋はドアが真っ白で、壁紙も真っ白だったから、「赤いドアの部屋は壁も真っ赤だと思い込んでいたのです。「ようやく来たか・・・・」「西の魔法使い」は既に朝食を食べ始めていました。トーストにコーヒー、ハムエッグに野菜サラダの朝食でしたが、ノブの座る席には、コーヒーの代りに、オレンジジュースと牛乳がおいてありました。「座って食べなさい」ノブは最初にトーストを食べ始めました。正面がカリっとして少し焦げ目があり・・・・でも、中身はふんわりと柔らかな・・・とっても美味しいトースト・・・・ノブはその美味しさに、そのトーストを一気に食べてしまいました。「これこれ、そうあわてずとも、お代わりはいくらでもある」そういうと「西の魔法使い」は、指をくるりと回し、バターのたっぷり塗られたトーストを、魔法で出してくれました。「あのう・・・・食べ物を少し調理するんでも、呪文が必要じゃないんですか?」「アア、お前、あの猿に聞いたな?・・・・いい質問だ・・・・しかし、わしのような偉い魔法使いには、この程度の魔法なら呪文はいらないんじゃ」「西の魔法使い」はコーヒーをすすりながら答えます。「魔法というのはどんな小さな魔法でもきっかけが必要なんじゃ・・・そういう意味ではあの猿がバナナを出すときでも、バナナの形を想像したはず・・・・・そして芳醇な香りと味わいのバナナの味も想像したはず・・・・そのイメージがまとまっているものなら、なんの呪文も唱える必要はないんじゃが、少し手のこんだ料理だと、そのイメージが複雑すぎて一気にまとまらない・・・・そんな時、自分で呪文を考え唱えるんじゃ・・・・最初その呪文でうまくいったなら、2回目からはその呪文を唱えるだけで同じ味の料理になる・・・そういうわけじゃ」ノブには少し難しかったのですが、なんとなく意味がわかったような気がしました。「さあさあ・・・・もうまもなく授業だ・・・・充分に食べたか?」「はい、おなかはいっぱいになりました。」「しかし、目が真っ赤だな・・・・最初の授業で習うのだが、眠くならない魔法・・・・でも、最初だからわしがもっと良い魔法をかけてやろう・・・ちょっと目をつぶりなさい」ノブが目をつぶると、、「西の魔法使い」はノブのそばに来て呪文を唱え始めました。「コリローネコローフジャッブサルホー・・・・・・」とたんに眠くなってきます。ハッと気づくと、西の魔法使いはこう言いました。「今、時間を夕べの10時まで戻し、それから朝の6時まで眠らせてやった・・・これでお前の睡眠時間は充分なはず・・・・・・」「え?時間を戻すこともできるんですか?」「もちろん・・・・魔法使いにできないことはない・・・・ただし、昔の自分に会いたい・・・と言うのはだめだぞ・・・・会ったとたんにどちらか一方が・・・・いまの自分か昔の自分か・・・どちらかが消えてしまうことになる。・・・・それだけは絶対してはならんぞ」これだけは厳重に注意しておく・・・「西の魔法使い」は強く言いました。「さあ、それでは授業に行ってきなさい・・・教室はあの金のドアの部屋だ」そう言ってノブを送り出したのです。ノブは赤いドアの部屋を出て、金のドアに向かいました。昨日は西の魔法使いが一緒だったので、ドアは自動ドアのように開いたのですが、今日はうんともすんともいいません。「おかしいなあ・・・昨日は開いたのに」その時、聞きなれない声が頭の中に響きました。「あなたはまだ初心者です。・・・・・ドアを押しなさい」そっとドアを押して見ると、昨日は横に自動ドアのように開いたドアが、今日はふつうのドアのように開きました。中には「緑の魔法使い」が待っていました。「ノブ君・・・少し失礼じゃありませんか?・・・・あなたは部屋に入るとき、ノックをしないのですか?・・・・もう一度やり直しなさい」「ごめんなさい・・・やりなおします。」ノブはいったん部屋の外に出て、ドアをノックしなおしました。「どうぞ」中から、「緑の魔法使い」の声がしました。ノブは改めて部屋に入り、「緑の魔法使い」のちょこんとお辞儀をしました。「あなたは今、素直にごめんなさいと言いましたね。・・・そんな素直な気持ちが魔法を早く覚えるこつですよ・・・・教えられたことを素直に覚える・・・それが大切です。それと、・・・ドアには押し戸も引き戸もあります・・・・自動ドアもあればシャッターのように上に開くものもあります。・・・・固定概念は捨てましょう・・・・それも魔法使いになる早道です。」ノブの頭の中を読まれているようです。「あなたは祝宴が明け方まで続いたのに、眠くなさそうですね・・・・・そうか、師匠に魔法をかけてもらいましたね・・・・でも、明日からは自分できちんとしましょう・・・眠らなくても体力を温存できる法から・・・・始めましょうか・・・・」魔法の授業については、一般の魔法を知らない人が覚えると危険ですので詳しくは紹介しませんが、午前中で、ノブはその法を覚えたようです。「午後からは、外へ出てみましょうか・・・・・今日は、とってもいい天気です。・・・外でピクニック気分の授業も良いでしょ?」ノブは「緑の魔法使い」と一緒に、「金のドア」から外へ出ました。昨日も「魔法の木」から、「魔法のステック」を貰うために、このドアから直接外へ出ていたので、もう驚きはしませんでした。「さあ、先にお昼を食べましょうか・・・・朝はトーストとコーヒーだったんでしょ?・・・じゃあお昼はパンを辞めましょう。・・・えっと何が好きかな?」「エーット・・・おばあちゃんのカレーライス」「なるほど・・・・あなたはおばあちゃんが好きなんですね・・・よろしい・・・少し難しいけれどおばあちゃんのカレーライスを作りましょうか・・・・」「緑の魔法使い」は、ノブの頭に手を置いて「おばあちゃんのカレーライス」がどのようなものだったのか読み取ろうとしているようです。「はい、わかりました」一分ほどのわずかな時間で、「緑の魔法使い」は、「おばあちゃんのカレーライス」のレシピを読み取りました。広場の芝生に魔法によってシートが敷かれました。そこに腰掛けると、目の前にカレーライスが置かれています。 つづく
2016.10.18
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今日は予定通り出張です。いよいよ明日が10話目…ですからこの文章を読んだ皆さんのご意見をうかがって明日・・・続けるかどうかを決めたいと思います。さて・・・どういう結果になりますかねえ?「魔法の木」その9明け方まで続いた祝宴でしたが、「主役」であるはずのノブは、空腹のまま部屋へ戻って来ました。モルトスのバナナを一本だけ貰って、おなかに入れると、今度は猛烈な眠気が襲ってきます。無理もありません・・・・昨日は道に迷って森の中を歩き、ようやくこの広場に出ると「魔法使い」にならないかという誘い・・・・なんとなく「いいよ」って返事をしたら、さっそく儀式の準備が始まりました。白いドアの部屋で待っていると、今度は言葉をしゃべる「猿のモルトス」が現れ、それを「西の魔法使い」に見つけられると、モルトスは人形に変えられ・・・・・まあ、何とかノブの弟子っていうことにして、ノブとこの部屋で2人っきりのときだけ元の姿にしてもらうことにしました。それから続いた、明け方までの祝宴・・・・・・・・・ノブはすっかり疲れていました。しかし、ここで眠ってしまうわけにはいきません。あと3時間もすれば最初の授業が始まるのですから。このまま、眠らないほうがいいかな・・・・・幸いモルトスは、人形になっている間は眠っているような状態らしく、活発に動き回っています。「ねえ・・・僕とおしゃべりしないか?」「え?お前眠らなくていいのか?」「今寝たら、起きられないよ」「それなら話でもしよう」そういうことになって、2人は話を始めました。「さっき、集まった魔法使い・・・・100人以上いたんだよ」「アア、まだまだたくさんの魔法使いはいるさ・・」「全部で何人ぐらいいるの?」「1000人以上はいるだろうなあ・・・今日集まったのはきっと、お前の授業を受け持つ講師とか、ほんとに偉い魔法使いだと思うんだ」「へえ・・・モルトスは何でも知ってるんだね」「ヘヘヘ・・・俺様に知らないことはない・・・って言いたいところだが、ピンクの魔法使いって言うのがいるんだよ・・・そいつがここの広場の当番だったとき、いろいろ教えてくれてね・・・・」「アア、その先生なら”水中呼吸術”の先生っていうことで紹介されたなあ・・・そんなに親しいなら、その魔法使いが当番のとき弟子にしてもらえばよかったのに・・・・」「ところがあいつ、”あんたを弟子にするわけにはいかない”って言いやがった・・・・”あたしのようなか弱く美しい女性にあんたは危ない”って言いやがってよう・・・・美人だって自分で言うけど、あいつなんだかんだで150歳は越えてるんだぜ」「そうは見えなかったけどなあ」「相手は魔法使いだ・・・・なんとでもなるさ・・・」「それとね・・・朝一番に会う先生のことなんだけど・・・・緑の魔法使いってどんな先生なの?」「アア。あいつはけっこう優しいよ・・・・俺には冷たいけどな・・・」ノブは、モルトスにいろいろな魔法使いの噂を聞いて行きました。8時少し前になって、ちょうど春の魔法使いの話を聞いていたとき、ドアをノックする音が聞こえます。「ア、8時だ・・・朝食の時間だ」ドアを開けてはいってきたのは、もちろん「西の魔法使い」でした。モルトスはまた人形になってしまいました。 続く・・・すまん時間がない
2016.10.18
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今日は10月17日、月曜日です。今日は普通に書いてますけど、明日はまた出張・・・「青森県土木施工管理技士会の理事会」です。だから、明日も予約更新になるなあ・・・「魔法の木」その8宴会場に戻ると、「西の魔法使い」はノブを席に座らせました。その椅子の背もたれには、いつの間に作ったのか「NOBU」と書かれたプレートがはめ込んでありました。席の順番で言えば一番新米の魔法使いなので一番後ろのテーブルの一番はじっこの席です。「それではここでみんなで乾杯しましょう・・・乾杯の発声は秋の魔法使いにお願いします。」そこへ登場したのはスラリとして茶色のマントを上手に着こなしている、少し憂いを秘めているような紳士の魔法使いでした。「ご紹介ありがとう・・・・それでは紳士淑女のウィザード諸君・・・・・・新しき時代を切り開く魔法界のプリンス、ウィザード・ノブが一日も早く、りっぱな魔法使いになるようお祈りして乾杯をいたしましょう・・・・杯を掲げてください・・・・・」え?テーブルにはグラスが何も置かれてないのに・・・・・ノブがどうすればいいのか迷っていると・・・・となりに座っていた「西の魔法使い」が、何も持っていない右手だけを高々と掲げたのです。その右手が肩の上に上がったと思ったとたん、いつの間にかその手には赤いワインで満たされた「グラス」が握られていました。ノブも真似をしてやって見ます。そうすると、ノブの手にもグラスが握られていました。しかし、その中身はオレンジジュースです。「お前はまだ子供だからな」「西の魔法使い」はノブにウインクしながら言いました。「それでは皆様の準備も整ったようで・・・・・それでは輝かしい魔法界の未来を担うウィザード・ノブに・・・そして本日お集まりの紳士淑女の皆様の健康のために・・・乾杯を致しましょう・・・ア・ボートル・サンテ!」「秋の魔法使い」の合図とともに、その場に居合わせた全員が「ア・ボートル・サンテ」と唱和しました。ノブに意味がわかりませんでしたので・・・・「西の魔法使い」にそっと聞きます。「ア・ボートル・サンテってなんですか?」「ああ、お前はフランス語を知らんのか・・・・コレはフランスでの正式な乾杯じゃ・・・・意味は”あなたの健康のために”と言う意味じゃが、魔法界では乾杯のときこうしてするのじゃ」乾杯が終わり、みんながめいめいテーブルに着き、おいしそうな料理を食べ始めました。ノブも早速食べ始めようとしたとき、「西の魔法使い」が立ち上がり、ノブにも立つように命じました。「今日はお前のお披露目の儀式だ・・・・お前がこれからお世話になる皆さんに、ワインを注いで歩かねばならない」そう言うと、「西の魔法使い」はさっさと歩き始めました。ノブもあとをついて行きます。最初向かったテーブルに着くと、「西の魔法使い」は大きな声を出しました。「太陽のウィザード、月のウィザード・・・・・ご紹介いたします。我が弟子、ノブでございます。」しかし実は、そのテーブルには誰も座っていなかったのです。テーブルの上には豪華な料理と空のワイングラスだけが置いてありました。「さあ、ノブ・・・・ワインをお注ぎしなさい」ノブは手に何も持っていませんでしたので、まごついていると、いつの間にかノブの手にワインのボトルがありました。ノブはそのボトルから、その空にグラスになみなみとワインを注ぎます。するとどうでしょう・・・・・そのグラスに注いだワインが、どんどん減っていくのです。「お前にはまだお2人の姿が見えないかもしれない・・・しかし、お前はさっき自分の部屋で本を読んだであろう・・・・その本の中に”この地球は神という名の偉大なる魔法使いのご先祖様がおつくりになられた”と書いてあった事と思う・・・・その神お2人が今ここにいらっしゃるのだよ」ノブの目には見えていないのですが、ここに座っていらっしゃる「太陽のウィザード」、そして「月のウィザード」が、この地球を作ったというのです。ノブには信じられないのですが、でも確かに注いだワインは減っていくのです。2人はお辞儀をしてそのテーブルを下がりました。「実はわしにも見えてないのだがね・・・」歩きながら「西の魔法使い」はこっそり教えてくれました。続いてのテーブルは、最初に挨拶した「春の魔法使い」と乾杯をした「秋の魔法使い」・・・そして後二人の魔法使いが座っていました。「季節のウィザードの皆様・・・・ノブでございます」「西の魔法使い」は4人にノブを紹介しました。春と秋の魔法使いは男性でしたが、おそらく夏と冬の魔法使いであろう2人は女性でした。ノブは4人のワインを注ぎ、お辞儀をして下がりました。「次は本来、わしも座るべきテーブルだ・・・・方角のウィザードよ・・・・わしの弟子、ノブを紹介しよう」そこには4人の魔法使いが座っていました。燕尾服を着たちょっと太目の魔法使いは南の魔法使い、白い毛皮の魔法使いは北の魔法使いでした。そして、チャイナ服を着た魔法使いが東の魔法使いと聞いたのですが、もう一人いることに不思議さを覚えました。だって、西の魔法使いは今、ノブと一緒に各テーブルを回ってくれています。「方角でいうとこのテーブルは4人なのじゃがなあ・・・・ここに北と南の境のウィザードも同席しておるんじゃ」西の魔法使いが紹介したのは「赤道の魔法使い」でした。裸に腰みのといういでたちの魔法使いでしたから、ノブはここが暑いのか寒いのかわからなくなりました。だって、白い毛皮の「北の魔法使い」と裸の「赤道の魔法使い」が一緒のテーブルに座ってるんですもの・・・・・「さて、ここにはわしの席もある・・・・後の魔法使いはわしより格下の魔法使いばかりじゃ・・・お前一人で挨拶に回りなさい」そう言うと「西の魔法使い」は、ひとつ空いていた席に座りました。一人で知らない席を回るのは恥ずかしかったのですが、これからお世話になる魔法使いばかりです。ノブは一生懸命ワインを注いで回りました。ワインは無くならないのかですって?もちろん注げば無くなりますが、次のテーブルに移動する間に、またいっぱいになるのです。さっき優しく微笑んでくれた「ピンクの魔法使い」のテーブルを回ったときです。このテーブルは明るい色の魔法使いのテーブルのようです。白と黄色と赤とオレンジ、それに薄紫とピンクの魔法使いが座っていました。「ノブです・・・よろしくお願いします。」お酒を注ごうとした時、ピンクの魔法使いがノブに声をかけました。「残念ねえ・・・・昨日ならあたしがこの広場の当番だったからあなたもあたしの弟子になれたのに・・・・・あの西の魔法使いってけっこう口うるさいおじさんだからね・・・・あたしのほうが良かったでしょ?」そう言って、ノブのあごの下をなでたのです。ノブは少し恥ずかしくなって後ずさりましたが、赤の魔法使いが・・・・「これこれピンク・・・・まだ可愛らしい新人の坊やをからかうもんじゃないよ」そう言って「ハハハハハ・・・」と大声で笑いました。ノブがようやく全員の席を回り、自分の席に戻ってくると・・・・「そろそろ、夜明けだ・・・・・今日の儀式はコレでお開き」「西の魔法使い」が叫ぶと、それまでざわついていたこの部屋が、急に静かになりました。周りを見ると、それぞれの魔法使いの姿が次々と消えて行きます。そして料理も・・・・・・・ノブはまだ一口も食べていません。消えかかったテーブルから、ノブはあわててチキンレッグを一本だけ手に取りました。全てが消え・・・・残ったのは「西の魔法使い」とノブ・・・そしてノブの手にした一本のチキンレッグだけでした。「これこれ・・・いつまでもはしたない・・・・食べ物から手を離しなさい」「西の魔法使い」が言うと、たちまち手にしたチキンレッグも消えてしまいました。金の扉から出るとそこは最初はいった廊下でした。「明日は8時に朝食・・・それはわしの赤い部屋でとることにしよう」「西の魔法使い」の指差す方向には「赤いドア」の部屋が・・・・・ちょうどノブの「白いドア」の部屋の真正面にありました。「9時からは授業開始・・・・最初は緑の魔法使いの”魔法学概論”じゃったな」そう言うと、ノブを取り残し、「西の魔法使いは」一人で勝手に「赤いドア」の部屋に入っていきました。ノブが口にしたのは、最初の乾杯の「オレンジジュース」一口だけ・・・・部屋に戻ると、モルトスが元の姿に戻って、バナナを食べようとしていました。「モルトス。。。。僕にもそのバナナをくれないかなあ」ノブが頼むと、モルトスはちょっとだけにらんで、バナナを一本放り投げてよこしました。 つづく
2016.10.17
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このころ・・・なぜか疲れていて、文章が異常に短いのが分かります。でも、そのままで更新しますね?「魔法の木」その7「ウィザード」という言葉に、ノブは引っかかりました。「魔法使い」という意味だということはわかるのですが、「行いの正しさは、まさにウィザード」という言葉に引っかかったのです。魔法には「白魔術」と「黒魔術」があるということは、先に読んだ「魔法使い入門」という本に書かれてありました。簡単に言うと、「白魔術」は魔法を使ってよい行いをいする魔術、・・・「黒魔術」とは人を呪い殺したりする魔術・・・魔法使いはどちらもできるということなのですが、特にその魔力と知識で「良い魔法」を使うものを「ウィザード」と呼ぶようなのです。「姿勢の悪い猫背のウィザードか・・・・」興味を持ったノブは、次のページをめくりました。しかし、次のページから数ページ・・・落丁して抜けているのです。古い本ですから破けてしまったのでしょうか。「なんだ・・・どんな魔法使いなのか調べたかったのに・・・・・」ノブはちょっとガッカリしましたが、伝説になるような立派な魔法使いです。またほかの本にでも乗っているかもしれないと思い・・・「魔法の歴史」を読み進めました。夕方まで、ノブとモルトスは本を読み続けました。「腹が減ってきたなあ・・・・・」モルトスが言いました。「もう少しで、夕飯の迎えが来るよ・・・ほかの魔法使いの人たちが集まれば夕飯を食べて、儀式を行うって言ってたから」ノブが答えると、それにモルトスが言い返しました。「お前・・・ほんとにバカだなあ・・・さっきも言ってただろ・・・・俺はこの部屋でお前と二人っきりのときだけこの姿でいられるんだ。・・・ドアの外にも出られなければ・・・お前がこの部屋を出て行ったとたん、また人形になっちまうんだから」「アアそうか・・・・じゃあ君はご飯を食べに行けないんだね・・・・どうしようか・・・」「心配するな・・・・俺は難しい名前の料理なんていらない・・・・バナナやサツマイモを生でかじってればいいんだから・・・大丈夫だ」そういうとモルトスは指をクルッとまわし、またバナナを出したのです。そして、バナナの房から一本抜き取り食べようと思った瞬間・・・・そのバナナが床にポトッと落ちました。どうしたんでしょう・・・・・そうなんです・・・・「西の魔法使い」がこの部屋に入ってきたのです。人形になったモルトスは、恨めしそうに床に落ちているバナナを見つめているような気がしました。「さあ、魔法使いの先生達が今日は早目に集まった。・・・何しろ150年ぶりの魔法使い誕生だ。・・・・儀式をはじめるぞ・・・わしのあとについてきなさい。」「西の魔法使い」は少し興奮しながら部屋を出て行きました。このとき、元に戻ったモルトスは床に落ちたバナナを拾い、一口だけほお張りましたが、すぐに、ノブへ「早くいったほうがいい」と目で合図をしました。ノブは、モルトスの口の中のバナナがのどを通っていくのを待ちましたが、のどを通った瞬間・・・少し離れた場所から、「西の魔法使い」が叫んでいる声が聞こえました。「じゃあ、行ってくるからね」ノブがにっこり微笑んで部屋を出て行こうとすると、モルトスもにっこりと微笑をかえし・・・・また人形に戻ったのです。ノブが廊下に出ると、「西の魔法使い」は、少し怒りながら待っていました。「偉い先生方を待たせるんじゃない」そう言って、「西の魔法使い」は自分の服装を直し、中央の「金のドア」を目指して歩き始めました。きっとあのドアの向こう側に、たくさんの魔法使い達が集まっているのでしょう。「儀式」といったって、何一つ教えられていません。「自己紹介でもさせられるのかなあ・・・・人の前でお話しをするのは苦手だなあ・・・・名前だけでいいのかなあ・・・・・」そんなことを考えながら、ノブは「西の魔法使い」の後をついていきました。いよいよドアの前に到着しました。「金色のドア」は、ほかのどのドアよりも立派で、一回り大きなドアのように感じられましたが、そのドアが「自動ドア」のようにさっと開き、中には大きな野球場のように階段状になった土台の上に100席ほどの椅子が並べられていたのです。しかしそこには誰も座っていません。「魔法使いの人たちがたくさん待っているんじゃないのか・・・・・」ノブは少し拍子抜けしましたが、「西の魔法使い」はそんなノブをその部屋の中央に立たせました。その時、どこからともなくファンファーレが響き、ファンファーレが鳴り終わると同時に、「西の魔法使い」が大きな声で叫びました。「全ての魔法使いを召喚する!」その声が言い終わるや否や、辺りがざわつき、いつの間にかさっきまで空席だった椅子の全てに、「魔法使い」たちが現れ、座っていたのです。「西の魔法使い」は続けます。「これより、新ウィザード・ノブの認証式を行う・・・・なお、儀式の進行は新人の師匠であるものが勤めるという”儀式次第第2条第3項の規定”の定めにより、このわしが勤めるものとする。」魔法の世界にも様々な法律があるらしい。「初めに、最長老・・・・春の魔法使いより挨拶がある」「西の魔法使い」でさえ、もう数百年前からの魔法使い・・・・最長老っていったいいくつなんだろう?ノブは緊張して、その最長老の挨拶を待ちました。しかし、最長老というわりには「西の魔法使い」とそんなに年の違わないくらいの小柄なおじさんが現れます。「わしが春の魔法使いじゃ・・・・・お前さんがノブか・・・・ちいちゃいのう・・・・よろしくな・・・・・ウヒョヒョヒョヒョ・・・・」おかしな笑い声を残し、席に戻ります。「これで挨拶が終わったのかな?」ノブは自分より小さな「春の魔法使い」から「ちいちゃい」といわれて少し腹が立ちました。「続いて講師陣を紹介する。・・・魔法学概論・・・緑の魔法使い・・・空中浮遊術・・・ムラサキの魔法使い・・・・・・・・」次々と先生達が紹介され、ノブは一人一人にお辞儀をしました。「次に、新ウィザード・ノブによる挨拶・・・・・・」あ、ここで自己紹介をしなくっちゃ・・・・ノブはもう一段上の緊張をしました。「あ・・あの・・・僕はノブです。・・・・今度魔法使いになるための勉強をします。」さっき、水中呼吸術の講師と紹介された、何人もいない女性の魔法使い「ピンクの魔法使い」が、優しそうにうなずいてくれたのを見て、ノブは少し落ち着きました。「僕はどうせ魔法使いになるなら、さっき本で読んだ猫背で姿勢の悪い伝説の魔法使いのように真に正しいウィザードと呼ばれるようになるよう、がんばります。」その時です。最初は数人の魔法使いがクスクスと笑い出し・・・それがたちまちのうちに全ての魔法使いに伝染したように、いつの間にか全員が大声で笑っていました。(え?なぜ笑うんだ?・・・・・)なぜ笑われたのかわからないノブは、思わず「西の魔法使い」を見ました。しかし、師匠であるはずの「西の魔法使い」も大声で笑っています。しかも、腹を抱えて・・・・・・ノブはすっかり落ち込んでしまいました。「それでは儀式も滞りなく終わり、これから宴会に入ります」ひとしきり笑い終えた「西の魔法使い」が、手に持った「スティック」を振ると、6人掛けのテーブルが20個ほど現れ・・・・その上には盛りだくさんの料理が現れました。「これこれ・・・西の・・・・その前にまだすることがあるぞ」そう言ったのは、「変化術」の講師である「北の魔法使い」でした。「そうそう・・・・忘れておったわい・・・ノブ・・・私の後をついてきなさい」そういうと「西の魔法使い」は最初入ってきた「金のドア」へ向かいました。「金のドア」はまた「自動ドア」のようにさっと開き、・・・しかしそこは最初入ってきた廊下ではなく、「魔法の木」の外に出てきたのです。「さあ、お前にスティックを与えよう・・・・」そう言うと、「西の魔法使い」は自分のスティックをくるりと回し、「エアラショウルーゴ・・・・」と呪文を唱えました。何が起こるのかじっと見ていると、「魔法の木」の枝が一本折れ・・・それがシュルシュルッと皮がむけて一本の魔法のスティックとなって、ノブの手の中に落ちてきたのです。「さあ、それがお前の”魔法の杖”だ・・・・大事にするように・・・・まあだけど、それは消耗品だから、折れたらここに来て新しいスティックを自分で作ればいい・・・作り方は最初の授業・・・魔法学概論で教えるはずだから・・・・」ノブは考えました。「どうせ一緒に練習するんだから、作り方を教えてもらったら、モルトスの分も作ってあげよう・・」それから、ノブと「西の魔法使い」はもと来た宴会場へと戻っていったのです。 つづく
2016.10.17
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まだ10月15日の朝ですが、今16日の夕方分を書いてます。書くといっても、昔書いた文章をコピーして読み直し、誤字・脱字を直してるだけですから楽なんですけどね・・・やろうと思えば、10日分を一気に書けるんですけど・・・ま、そう慌てずに書いていきます。ちなみに、日記の部分は省略してあります。若かりし日の「ミドリちゃんやトッコ先生」のことを描くのは失礼かと思いまして・・・「魔法の木」その6ノブはまだ、「魔法の歴史」という本を読んでいました。「中国や日本では魔法使いの事を仙人と呼ぶ。コレは”仙骨”という骨が重要な鍵を握っていて、この仙骨は骨盤に囲まれた骨である。脊髄神経に繋がっているこの骨は人間の身体や健康に重要な役割を担い、この仙骨のゆがみが、さまざまな病気を引き起こす。仙術とは、この仙骨のゆがみを矯正する術であり、仙人とはこの仙骨にゆがみのない人間といっても過言ではない。欧米においての魔法使いもこの仙骨のゆがみのあるものは真の魔法使いとはいわず、したがって姿勢の悪い魔法使いは存在しないのである。もし、姿勢の悪い魔法使いというものが存在するならば、それは悪魔に魂を売ったものである可能性が非常に高い」その部分を読んで、ノブはそっとモルトスをうかがいました。どう見てもモルトスは、猿なのに「猫背」で・・・・姿勢がいいとは言いがたい者でした。まだ続きがあります。「しかし、この魔法の歴史を著すにあたり、ただ一人の例外的な伝説の魔法使いを紹介しよう。この魔法使いは猫背で姿勢が悪く、いっけん悪魔に魂を売り渡したような風貌ではあるが、行いの正しさはまさに”ウィザード”と呼ぶにふさわしい魔法使いである。」ヘエ・・・ウィザードねえ・・・どんな意味があるんだろう・・・ノブは考えましたが、どうせ魔法使いになるなら、正しい行いのできる魔法使いになりたいと思いました。 あ・・・ダメだ・・・眠い寝ます。
2016.10.15
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これを実際書いてた日の日記・・・前日に「教職員送別会」があったってことですから、私はまだ小学校のPTA会長だった3月のことなんですね。「学校4役のうち、校長は退職、教務主任と事務長は転勤・・・残される教頭の負担が大きすぎる」と挨拶しています。でも、そのあとの校長・教務主任・事務長も一生懸命にやっていただいたことを思い出します。「魔法の木」その5「西の魔法使い」が部屋を出て行くとすぐに・・・「アア苦しかった!」モルトスが元の姿に戻っていました。「なんだって?・・・・俺がお前の弟子になるってか?・・・冗談じゃない・・・魔法使いの弟子ならいいけど・・・お前はまだ見習いじゃないか・・・見習いの弟子になんかなるもんか!」モルトスはぷんぷん怒りながら、部屋の外に出ようと一歩踏み出しました。しかし、たちまち人形の姿に・・・・・・・「アア、さっきあのおじさん・・・いや・・・師匠がこの部屋だけ元の姿に戻れるっていってたじゃないか・・・外へ出ちゃだめだよ」ドアの外に転がったモルトスの人形を拾い上げ・・・元の部屋に連れ戻しますとモルトスはまた元に戻ります。「ちきしょう・・・俺の自由は奪われてしまった・・・」モルトスは悔しがりましたが、呪文が解けない限りはどうしようもありません。「僕の弟子なんかじゃないよ・・・・さっきは、このままじゃ大変だと思ったからそう言ったけど、君は僕の友達さ」ノブは慰めるつもりでそういいました。「それに、君は魔法使いになりたいんだろ?・・・だったら、僕の弟子って言うことになれば、そのチャンスもあるじゃないか・・・・」「そんなこと言ったって、お前はまだ見習いじゃないか・・・あまりできも良くなさそうだし・・・お前が魔法使いになれるころには俺だって老いぼれてしまう・・・それから、魔法使いの見習いが始まったら・・・・俺が魔法使いになるにはあと何年かかることやら・・・・」「だけどさあ・・・君は僕とここで一緒に暮らすわけだから、僕が外で習ってきたことを君にここで教えれば・・・その見習いの期間を短くできるだろ?」ノブの学校の成績はあまり良いほうではありませんでしたが、モルトスのためにも早く魔法使いにならなければなりません。だから、外での修行が終わったら、この部屋で復習しようと思いました。「ここで復習するときに、君にも同じことを教えるよ・・・・それなら君のように頭のいい猿だったら、簡単に覚えられるだろうし・・・」「アア、俺様が先に覚えちゃうかもしれないなあ」「その時は、逆に僕に教えてくれよ」少し機嫌の良くなったモルトスは、ウンウンとうなずきました。「そうと決まったら、さっきおじさ・・・いや師匠が言ってたように本を読もうか」「おいおい、俺様は本を読むのが苦手だなあ」「だってここにある本は、本を開くだけで、勝手に頭の中に内容が飛び込んで来るんだよ・・・簡単じゃないか」ノブはそういうとさっきはじめに読んだ「魔法使い入門」と言う本をモルトスに渡し、自分は「魔法の歴史」という本を手にしました。「魔法というのは、この地球が誕生したときからあった。神が何もない空間に、この地球を誕生させたこと自体魔法のひとつである。神は偉大な魔法使いの先祖である。・・・・・・・」最初の章にはこのようなことが書かれてありました。そのほかいろいろなことが書かれてありましたが、ドレもこれもノブにとっては興味深いことばかりでした。「大英帝国を作ったのも、魔法使いだった。イギリスの魔法使いマーリンは、”石に突き刺さった剣を抜いたものこそ、真の王である”という伝説を勝手にこしらえ、自分で剣を石に突き刺しその剣が抜けないように呪文をかけた。そしてアーサーというひ弱な少年がその剣の前に立ったとき、気まぐれにこの少年が剣を引き抜こうとしたときに呪文を解いたのだ。こうして、アーサー少年は王様になり、イギリスの王国が成立した。つまりイギリスを作ったのも魔法使いなのだ・・・・・」へえ・・・そんなこともあったんだ・・・・ノブは次々とページをめくっていきました。 ア、ごめん、今日は忙しくて・・・つづく
2016.10.15
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10月16日日曜日・・・ああ昨日は飲んだ飲んだ!!!って言ってもこれ・・・予約更新だからね・・・どれくらい飲んだかホントは知らないんです。昨日は高校の「同期会」で・・・懐かしい友達もたくさん集まるんですよ。さて今日は・・・「まきの子カップ」の決勝と表彰式に出るため・・・急いで帰ります。皆さん、むつ市運動公園の野球場にお集まりください。と言いながら・・・これを編集してるのはまだ15日の朝・・・明日の分の「5話・6話」は今日中に予約更新しておきます。「魔法の木」その4迷い込んできた一匹の猿が、言葉を発したのでノブは驚きました。「お前・・・言葉がいえるのか?」「アア、俺様だって魔法使いになれるだけの器量を持ってるんだ・・・人間の言葉ぐらい・・・・でも、お前なんにも知らなくてここに来ちまったんだなあ?」「え?」「ここは魔法使いの支配する”広場”・・・・魔法使いはどんな国の言葉も聞けるし話せるし・・・どんな文字だって読めるようになるんだ。・・・それにどんな動物の言葉だって・・・・・・」「でも、僕は一度も動物の言葉なんて勉強したことはないよ・・・・」「だから、この広場ならできるんだってば・・・・・外の世界で魔法を使うにはそれ相当の修行が要るけどね・・・ここではまだ修行前でも使えるんだって」そういうと、猿はどこからか一本の枝を取り出してクルリとまわしました。そうするとどうでしょう・・・・真っ白なテーブルの上に黄色いものが現れました。「バナナだ!」ノブはまたまた驚きました。「このバナナもね・・・・食べたいなあって頭の中で思えば、この魔法の木の枝を振るだけで出せるんだ。・・・ちゃんと呪文も覚えられれば、もっといろんなものが出せるんだけど・・・」「なんでも出せるんじゃないのかい?」「そうは行かないよ・・・・手のこんだ料理なんていうのはそれなりの呪文を使わなくっちゃ・・呪文がなくていいのは、こんな材料だけとか・・・・必要最小限のものしか出せないよ・・・・」「じゃあカレーライスが食べたいと思ったら?」「そりゃあ大変だ・・・先ず、肉とにんじん、たまねぎ、ジャガイモ、カレー粉・・・その他もろもろの材料を出して、使う道具も出さなくちゃならないし・・・・鍋にコンロ,切るための包丁・・・・そうそう食べるときに使う皿やスプーンも・・・一度に出すことはできないんだ。」「じゃあ料理は自分でしなくちゃならないんだね」「アアそうさ・・・楽なのはお店にいって買ってきたり、畑で盗んでこなくてもいいっていう程度・・・・でも呪文さえ覚えたら、その呪文だけで、どこにも負けない美味しいカレーが一気に出せる・・・・」「僕ね・・・死んだおばあちゃんが作ってくれたカレー・・・・もう一度食べたいんだ。」ノブは少ししんみりしました。「それはいろんな方法がある・・・・でもいちばん簡単なのはそのバアさんが生きている時代に行って作らせることだな・・・」猿の「モルトス」は、自分で出したバナナを食べながら教えてくれました。「え?時間も越えられるの?」「アアそうだよ・・・でもな・・・お前はまだ行けない・・・なぜなら、修行前のお前には。ここからその時代に行けたとしても、ここに戻ってくる方法を知らないからだ。」「だって修行前でも簡単な魔法なら使えるんでしょ?」「お前は俺の話をよく聞いてなかったな?・・・修行前でもこの広場でなら簡単な魔法は使える・・・・でも、その婆さんのところへ行って帰りはどうする?・・・その婆さんのところは広場じゃないんだぞ」「それでもいい・・・おばあちゃんに会えるなら・・・・またそこで暮らすから」「モルトス」が話しを言い終わらないうちに、ノブは息せき切って答えました。「でもナあ・・・俺には難しいことはわからないんだが、”パラドックス”といって・・・・同じ時代に同じものが2つ存在しちゃいけないんだ・・・・その時代にもお前がいるんだろ?・・・そうすると、2人が出会ったとたん、どちらか一方が消えちまうんだ。・・・・確率的に言うと・・・今のお前のほうが消える確率が高い」「じゃあ魔法使いになっても、おばあちゃんには会えないの?」「いや、お前がスピードと魔力をしっかり身につければできるようになるよ。・・・そのためには修行するしかないけどな」猿は最後の一本のバナナまで食べ終え、手をはたきながら教えてくれました。「ところで猿君・・・・君はさっき匿ってくれっていってたね?・・・何から匿えばいいんだい?」「猿サルって呼ぶなよ・・・モルトスという立派な名前があるんだから・・・実はね・・・・西の魔法使いが意地悪で・・・・・・・」モルトスは「魔法使い」になれる能力のある自分を「西の魔法使い」が無視して弟子にしてくれようとしないことを延々とノブに語りました。「だからさあ・・・・この魔法の木の中にこっそり隠れて住んで、自分でひとりで魔法使いになろうと思ってさ・・・なあに・・・俺様のような能力を持っていれば一人でだってきっと魔法使いになれるさ・・・・お前より能力はあるんだからな・・・・お前が修行してるのを見て、こっそり覚えてやる。」ここにずっと隠れていることを覚悟しているようでした。2人がそんな話をしているとき、ドアの外に足音がしました。そしてドアをノックする音が・・・・・・・いち早く気づいたモルトスは白いベッドの下のもぐりこみました。モルトスが隠れたことを確認してから、ノブは「はあい」と返事をします。入ってきたのは西の魔法使いでした。「おお、これはこれは・・・・・お前・・・一人で勝手にそこにある本を読んだようだな?」さっき手にして読んだ本は、自分で勝手に書棚に戻っていて、取り出した形跡はどこにもありません。でも、ノブは正直に・・「勝手に読んでごめんなさい」謝ったのです。「もうひとつ・・・・お前・・・ここでバナナを食べたのか?」それについては、かすかにバナナの匂いがしました。「アア・・・あの・・・ポケットに一本だけバナナが入っていたから・・・」「ほう・・・・その小さなズボンのポケットにか?・・・・それになぜだか猿の匂いがする。」そういうと西の魔法使いはツカツカッとベッドのそばまでやって来て、ベッドの下に手を入れました。手を出したとき、魔法使いの手にはモルトスが首根っこをつかまれて、引きずり出されたのです。「お前はこの魔法の木の中に、勝手に入ってきて・・・・ノブにあることないこと吹き込んだな・・・・」首根っこをつかまれて、締め付けられたような声を出しながらモルトスは言訳しました。「嘘なんかついてねえ・・・・俺はほんとのことしか言ってない」「それでも勝手にここへ入り込んだものには罰を与えなければなあ」そういうと西の魔法使いはモルトスの首を捕まえたまま呪文を唱え始めます。「チャドスマリフナケカトタペス・・・・・」これも3度唱えると、そこには一体の小さな人形がモルトスの代りに現れました。「どこに行っちゃったんですか?」「この人形がモルトスだよ・・・・勝手にここへ侵入してきたのだから罰を与えなければ」「でも、このモルトスは魔法使いの能力があるんでしょ?・・・魔法使いにもなれるんでしょ?」「アア、確かに魔法使いの弟子になる資格がある・・・じゃが、こいつは猿じゃ・・・誰もこいつを弟子にはしない」「じゃあ僕は?」「お前はもうわしの弟子になると決まった」「じゃあ僕も魔法使いなんですか?」「魔法使いの弟子じゃな?」「じゃあ、僕が魔法使いになったら、この猿を弟子にします。・・・だからこいつを助けてやってください・・・おじさんお願いします」「しかし、おまえは魔法使いといってもまだ見習いじゃからのう・・・・」「西の魔法使い」はしばらく考えました。「それじゃあこうしよう・・・・お前がふだんの修行をしてこの部屋に戻り・・・・この人形と2人っきりになったときだけ、元の姿に戻ることを許可しよう・・・・ほかの人間がいたりしたらだめじゃぞ・・・・それと、許可できるのはこの部屋だけじゃ・・・ドアの外へ出たらたちまち人形に戻る」そういうと、また口の中でモゴモゴと呪文を唱え始めました。このときはなんと唱えたのかよく聞き取れませんでしたが、呪文を3度唱え終わっても何の変化も現れませんでした。「何にも起こらないよ?」「わしはさっき言ったぞ・・・お前とモルトスと2人きりのときに元の姿に戻ると・・・・・だから、わしのいるときは人形のままじゃ・・・・・・アア、それでな・・・お前に伝えておく・・・ほかの魔法使い達に連絡したらな・・・今日の夕飯の時に魔法使いの儀式を行う・・・・その時はわしがまた来るからその時まで、ここにある本を読んで待っていなさい・・・」こういうと「西の魔法使い」は出て行こうとし・・・いったん立ち止まって振り向きました。「それとな・・・・・・わしのことをおじさんと呼ぶのはよしなさい・・・わしのことはお前の先生なのだから、師匠とでも呼んでもらおうか・・・それとほかの魔法使いのことも先生と呼んでもらおう・・・・いろいろな授業を教えてくれるんでな・・・」それだけいうとドアを出て行ってしまいました。 つづく
2016.10.15
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今日は10月15日土曜日・・・実はこれ・・・前もって予約更新した分なんですよ。だって今日は高校の「同期会」があって、青森市に泊まりなんです。明日も予約更新になりますんでよろしく。「魔法の木」その3「魔法の木」の中に入った「ノブ」は、中の広さに驚きました。直径は確か、ドア一枚よりちょっと広い幅ぐらいでしたから、1メートル・・・あっても1メートル20センチぐらい・・・・その中に、こんなに広い部屋があるなんて信じられません。あちこちに赤や緑やピンクのドアがついていて、ここがエントランス・ロビーである事は間違いありませんから、その奥にも部屋があり、・・・ということはこの一本の幹の中には、きっと体育館並みのスペースがあるのです。「まだ、みんなが集まる時間には間がある。・・・お前はこの部屋の中に入って一歩も外に出るんじゃないぞ。」「西の魔法使い」は、そう言って「白いドア」の部屋を指差しました。ノブはあちこちの部屋を覗いてみたいように思いましたが、とりあえずは言われた通りに白いドアを開きました。ドアの内側も、やっぱり白で統一された部屋でしたが、部屋といっても、ノブが今まで暮らしていた「おばあちゃんの家」よりも、もっと広い部屋で、ベッドがあり、テーブルがあり、ソファーがあり・・・・そして大きな書棚があって・・・・ぎっしりと本がつまっていました。「わあ・・・いっぱい本があるなあ・・・この部屋は魔法使いのおじさんの勉強部屋なのかな?」ノブはその書棚の中から、一番薄そうな本を一冊取り出してみました。それはなぜだかわかりますか?その本の背表紙には、ノブが今まで見た事もないような文字でタイトルが書かれてあったのですが・・・・・その文字がまったく読めないノブにでも「魔法使い入門」と書かれてあるように感じられたからなのです。「僕の知らない文字なのに・・・なんでこの本が魔法使いの入門書だって感じるんだろう?」ノブは1ページ目を開いてみました。するとどうでしょう・・・・そのページに書かれてあった文字が一瞬空中に浮かび、それが急にノブの、目から鼻から耳から口から・・・・ありとあらゆるところから身体の中に飛び込んできたような気がしたのです。そして・・・その瞬間にそのページに書かれてあったことが全て、ノブには理解できたと感じられました。「え?読めないはずの文字なのに、なんで僕にわかるんだ?」気持ちが悪かったので、ノブはその本を放り出しました。そうすると今度はその本がひとりでに、すごい勢いでページをめくり始め、そのたびにまた文字が空中に浮かび上がってノブの身体めがけて突進してくるのです。その本がページをめくるのをやめるまで、ものの10秒とはかかっていないでしょう。その間に、ノブはこの本一冊の内容を全て理解したように思いました。「なんだ・・・気持ち悪いなあ」そのとき、ノブが入ってきたドアがひとりでにギーッと開きました。振り返るとそこには、一匹の猿がいました。もちろん賢明な読者の皆さんは、その猿が「モルトス」であるという事はおわかりのことでしょうが・・・・ノブは初めて会ったのです。「オイ、俺を匿ってくれよ」猿が口を利いたので、ノブはびっくりしたのです。 つづく
2016.10.14
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昨日から書き始めて、少し手間取っています。それは自宅のPCがまだ直っていないから・・・自宅から更新できないから・・・結果、土曜日曜に更新する予定のものは、あらかじめ予約更新するつもりですのでよろしく・・・「魔法の木」その2森の中の広場で、今日も「西の魔法使い」が来るか来ないかわからない新人の「魔法使い候補生」を待っていました。「どうせ今日も来やしないだろうなあ・・・・・」そのときです。ガサガサ・・・・・茂みの中から音がしました。「え?誰か広場に入ってこれたの?」しかし、そこに見えたものは猿の「モルトス」でした。この広場は別に人間でなくても、「魔法使い」になれる器量さえあれば入ってこれるのです。しかし、猿は「魔法使い」になれるかというと・・・それはそんなには簡単にいかないのです。当番の魔法使いは、入ってきたものに必ず、「魔法使いになりたいか?」と聞く義務がありまして、もし「なりたい」と言えば、そのものを弟子にして育てなければならなくなるのです。そして「モルトス」は「魔法使い」になる気満々でした。「西の魔法使い」は、前にも「モルトス」に「広場」に入ってこられ、付きまとわれて「魔法使いになりたい」って言われてたのですが、わざと見えないフリ、聞こえないフリをしていました。「なあ、俺を魔法使いの弟子にしてくれよ・・・なあ・・・なあってばあ!!」「西の魔法使い」の逃げる方向に追いかけて行き、何度も何度も頼むのですが「西の魔法使い」はぜったいに「モルトス」のほうを向こうとしませんでした。なぜなら、もし動物を弟子にすると、仲間の魔法使いからバカにされるからです。それに、動物が魔法使いになっていい事をした例が少ないのです。狸や狐を魔法使いにしたことはあるのですが、あいつらは人間に悪戯するためだけに魔法を使い、役立つ事をしないし・・・・できれば人間だけを魔法使いにしたかったのです。しばらく付きまとっていた「モルトス」ですが、「西の魔法使い」が知らん振りをするので30分ほどであきらめて立ち去りました。「あいつは諦めが早すぎる・・・・つらい修行には絶対ついてこられんな」「西の魔法使い」は自分が無視したにもかかわらずそんなような事をいいました。ガサガサ・・・・また茂みで音がしました。「またやってきたのか・・・しつこいなあ」しかし今度現れたのは、全く違う者でした。「人間?」そうなんです・・・・次に現れたのは人間でした。それも、年のころなら15~6歳の少年でした。「おじさんここ何処?」その少年は自分の身体についた草や木の葉を払いながら「西の魔法使い」のそばにやってきました。「お前にはわしが見えるのか?」「あったり前じゃないか・・・・変な上着を着た変なおじさんがよく見える」実は最近飛行機やヘリコプターがよく飛んでくるので、姿を見えなくしてこの広場で当番を続けることが多くなったのです。テレビの撮影のとき、誰も乗っていないブランコが揺れていたのは、「西の魔法使い」が暇に任せてブランコを、姿を消したまま乗っていたからでした。猿の「モルトス」は。動物ですから嗅覚が優れていて、気配を感じるって言うやつで・・・・後を追いかけたりすることもできるのですが、純粋に人間の場合、姿が見えるということは「魔法使い」としての素質が「モルトス」より遥かに上ということなのです。「お前・・・名前は?」「僕は・・ノブだよ」「ノブ・・・・お前魔法使いになりたいか?」「おじさん・・・・魔法使いってほんとに信じてるのか?」おじさんと呼ばれて、ましてや「魔法使い」に向かって「魔法使いを信じてるのか?」と聞かれ、少しむっとしましたが、考えて見ると自分も「ただの人間」だったとき、魔法なんて信じていませんでした。「そりゃあ・・・・魔法使いになれたら何でもできるし、・・・・腹をすかすこともなくなるだろう・・・・・いいと思うけど」「お前、親がいないのか?」「ああ、僕が小さいころ、2人とも死んでしまって・・・・ついこの間までばあちゃんと一緒に暮らしてたんだけど、病気で病院に入っちゃったんだよ・・・・この前から親戚のおじさんに預けられてるんだけど・・・・いづらくてさあ・・・・それで今も散歩だっていって飛び出してきたんだけど・・・森に入り込んだら道に迷っちゃって」「西の魔法使い」は、ちょうどいい弟子候補が来たと喜びました。「ノブ・・・お前魔法使いになりたくないか?・・・・もしなりたいなら弟子にしてやる」「おじさん・・・・魔法使いなの?」「ああ。そうだ・・・・・西の魔法使いというんだが・・・」「夢だとしても面白いなあ・・・・やってみようかな?」「よしそれでは、早速じゃが弟子の儀式をしよう・・・あの大きな木のところまで来なさい」「西の魔法使い」はノブが後からついてくるのを確かめながら、先にたって歩き出しました。木の幹の前に立つと今度は右ひざをつき、お祈りするような格好で呪文を唱えだします。「カルベライヤケルベス・・・・・・ルナホジュレイフォス・・・・・」同じ呪文を三度唱えると・・・・不思議なことに木の幹にドアが急に現れ、「西の魔法使い」はそのドアを開けてノブにも入るように合図しました。ノブは最初驚いていましたが、魔法使いに促されるままドアの中に入りました。しかし、そのとき、それを影からしっかり見ていたものがいました。猿の「モルトス」でした。そして「モルトス」もまたこっそり・・・そのドアの中に入ったのです。 つづく
2016.10.14
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また今年も「まきの子カップ」が開催されます。昨日事務局が報告その他で、私のところにやってきました。むつ市立第二田名部小学校野球部主催の野球大会で、県下強豪校を招待し足りして、むつ・下北のレベルアップを図ろうとする大会です。私、この小学校のPTA会長を5年間務めたので、2つの野球大会を開設時から関係してまして・・・この「まきの子カップ」の優勝カップ、準優勝カップには私の名前が刻まれているんです。ところが大会当初はなかなか勝てなくてね・・・私の名前のついたカップが、下北半島以外の地区を回り歩いてましてね・・・むつ市内では、それなりに知ってる人は知っている私の本名も、むつ市以外では誰も知らないという・・・そんな名前の刻まれたカップなんて誰もほしくないんですよ。それが恥ずかしくてね・・・でも最近では嬉しいことに、強くなってきてるんです。この大会出身の子供たちも今では高校生になりまして、甲子園予選の決勝に出るようになりまして・・・私としては少し貢献できてるかな思ってるんです。今年の大会は今週の15日、16日の土曜日曜日に開催されまして、15日の開会式には出張で出られないんですけど、決勝までには帰ってこれますから、表彰式には自分でカップを手渡したいと思ってます。今年はむつ・下北地区から6チーム・・・他の地区から6チーム・・・計12チームの大会になります。どうぞ皆さん、お時間がありましたら応援においでください。未来の甲子園出場選手・・・もっと言えば、将来のプロ野球選手が見られるかもしれませんよ。
2016.10.13
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これは。7年前に私が描いた童話です。島根にある「マジックバー・魔法の木」の開店記念に・・・私が勝手に書いたものでした。面白いかどうかは皆さんが判断してください。「魔法の木」その1深い森のほぼ中央に、小さな広場がありました。うっそうとした森に囲まれていて、そこだけぽつんと広場になっているのです。小さな小学校の校庭ほどの広さですが、真ん中に小高い丘がありその頂上には一本だけ大きな木が生えていました。どんな種類の木なのかまだよくわかっていません。この広場が発見されたのは、飛行機が発明され、ようやく上空からこの森の全体が見渡せるようになってからです。「あんなところに、一本だけしか木が生えず、あとは芝生のようになっているのは不思議だ?」何組かの探検隊が結成され、何度もここへ行こうとしたのですが、まだ1人としてこの広場に足を踏み入れた者はないのです。正確な航空写真を撮影し、地図を作り、方位磁石も特別値段の高いものを使うのですが、まだ誰もこの広場に到達した者はいないのです。ある者はスカイダイビングやパラグライダーを使いましたが、急に風が吹き、ながされてしまったり、またある者はヘリコプターで着陸しようとしたのですが、これも気流が突然変わったりしてうまくいきませんでした。あるときはおうぜいの探検隊が横一列に並び、森の中央だと思われる部分を声を掛け合いながら進んでみたのですが、いつの間にか森の反対側に出てしまい・・・どうしてもたどり着けません。たどり着けはしないものの、写真やテレビカメラなどで、撮影することはできるのです。もちろん、飛行機やヘリコプターに乗って、上空からの撮影しかできませんけど・・・・・あるときテレビの「夏の特番」で「怪奇!!!神秘の森、謎の広場」という番組が企画されました。その時撮影されたフィルムの中に、大きな木の一番下の枝に、ブランコがぶら下がっているのが映し出されていたのです。その時の中継のアナウンサーの声が、興奮して叫んでいました。「不思議です・・・まったく不思議です。・・・誰も乗っていないブランコが大きく揺れています!・・・・この広場には何があるのでしょうか?・・・人間の侵入を拒み続ける異空間、4次元スポット!・・・そこに明らかに人間の手によって作られたようなブランコ状のものが、誰も乗っていないのに大きく揺れています。」この番組はけっきょくお蔵入りになってしまいました。広場が映し出され、ブランコが揺れている絵だけ・・・・これではとても二時間の番組は作れなかったらしいのです。しかし・・・しかしですよ・・・・この広場に誰も足を踏み入れたことはない・・・って言うのは、本当ではありません。今まで何人かの人間が足を踏み入れているのです。それじゃあ、それはどんな人間たちなのでしょうか?実は、この広場に入れる人間・・・・・魔法使いになれる器量を持った人間なのです。それは、何十万人に一人、いや何百万人に一人かもしれません。そして、その人間が世界に数箇所ある、このような「広場」に偶然にでも足を踏み入れ、その時自分の意志を持って「魔法使い」になると決めたものだけが「魔法使い」になるのです。その器量があっても、この「広場」の存在に気がつかないもの、ここに来られても「魔法使い」になりたくないと決めたものは「魔法使い」になることはできません。でも誰がそれを、その迷い込んできた者たちに教えるのでしょうか・・・・・それはその時当番になった「魔法使い」が交代で教えるのです。今日の当番は「西の魔法使い」この「西の魔法使い」はいつもぶつぶつ文句を言っています。「北や南の魔法使いは、自分の拠点を持っている・・・・北の魔法使いは北極点、南の魔法使いは南極点・・・・そこへいくと、わしと東の魔法使いは、その拠点になるところがない・・・・わしが西へ西へと回っていくと、またこの同じところに戻ってくる・・・それは東の魔法使いも同じじゃが、わしらにテリトリーはないからのう」一度北の魔法使いに文句を言ったのですが、「お前らは地球全部がテリトリーじゃろうが・・・わしなんぞ地球の北半分だけ・・・・お前らのほうが羨ましいわ」とごまかされてしまうんです。「それにしても今日も誰もこんのう」西の魔法使いが当番になったとき、まだ誰も迷い込んできた者はありませんでした。「そりゃそうだ・・・・ここ数百年・・・この魔法の森の広場で、魔法の木に触れた者はいないのだからなあ」そう言って、一本だけ生えている大きな木を見上げました。つづく
2016.10.13
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体調不良のために、今日は早めに帰ってきました。夜は「A銀行むつ支店開設120周年」の祝賀会があり、歴代の支店長さん方が9名いらっしゃったりして、かなり昔話等もしてたんですけど、どうも体調が悪くってね・・・二次会のお誘いもあったんですけど帰りました。FB友達の「山道みどり」さんも会場にいたんで、「小説もどき」の話もしましたが、「結構面白い」と言っていただいたので、若干・・・「魔法の木」のリメーク版も書こうって気になってます。でね・・・帰ってきてから、そのほかの昔書いたブログを読み返したりしたんですけど・・・自分で書いた文章なのに結構面白かったんです。ダジャレも「よくこんなのを思いついたな?」って言うのもあって・・・「さっきジャッキー・チェンが鎖のついたものを落としていったんだよ?」「ネックレスか?」「鎖の先に鍵がついてるんだけど・・・」「じゃっ、キーチェーンだ。」このダジャレ、8年前に作ったものだけどね・・・けっこう素人の割には・・・って思います。さて、それじゃ「女性ガードマン」の続きを・・・「万引き警戒警報」の店内放送が入ると、彼女はすぐに守衛室を出ていきました。「今晩の約束、忘れんなよ?」私もその言葉をかけてすぐ売り場に戻ります。自分の商品が万引きされてはたまりません。テナントと同じですから、盗られたら私の給料からその分、差し引かれるんです。戻るとその女性ガードマンが、獲物を狙う虎のように鋭い眼で・・・ワン・ブロック離れた先の老女を見ていました。「ハハア・・・このおばあちゃんが万引き常習者か?」すぐに感じました。でも年のころなら70歳はとうに越えています。「常習犯なら、このまま警察に引き渡されて・・・刑務所行きか?」私には、法律のことなんかよく分かりませんが、このお婆ちゃんの年齢で刑務所行きになるかと思うと、とても体が保たないだろうと・・・その老婆が私の売り場に近づいてきました。私は普段、もちろんマネキンとしておしゃべりしながら商品を売っています。でもそのお婆ちゃんがそばに来ると、ちょっと小声で・・・しかもなぜか関西風になって声をかけたんです。「おばちゃん・・・あんた、ガードマンに見張られとるで・・・盗った品物、棚に返してな・・・そんで、早よ、お店を出えや?・・・もうここに来たらあかんで?」青森生まれの私ですから関西弁なんて使ったことはありませんが、なぜかそんな風に話してました。老婆は急に蒼ざめて・・・慌ててその場を離れました。見ていると、老婆は数か所の陳列棚に品物を返して、すぐに外へ出て行きましたから・・・私はホッとしたのですが・・・すぐに例の女性ガードマンが売り場に現れました。「あなた・・・何かしゃべってたよね?」問い詰めるような鋭い眼光でした。「え?なにも?」「あのお婆ちゃんに、品物を返して逃げるように言ったでしょ?」「いや・・・俺は俺の仕事として、この商品をあのお婆ちゃんに勧めてただけだよ。」もしかしたら、しどろもどろになっていたかもしれません。すると、彼女はふっと笑い・・・「あなたも嘘が下手ね・・・ま、私としては商品が万引きされてないから良いんだけど・・・」「そう?あの人が万引きの常習犯だったの?」あくまでもしらを切りました。「ま、詳しい話は・・・夜になってからここの駅前の喫茶店で聞くわ。・・・8時でいいわよね?」おっと・・・なんとかデートの約束はできたようです。その日の商売・・・午後から絶好調でした。もちろん夜は・・・彼女と一緒に喫茶店に入り・・・その後、居酒屋さんに行っていろいろお話しをしましたけど・・・中身は秘密・・・それにしても・・・なんか取り調べを受けてるみたいだったな?ただ・・・「あんたの関西弁・・・下手やね?どこの言葉かわからへんわ・・・」彼女、元々は関西出身だったらしく・・・でも、聞かれてたんだ。けっこう小さめの声だと思ってたんだけど・・・
2016.10.12
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長編の「小説もどき・魔法の木」に関しては、まだ決定していませんが「72日かかるんじゃ長すぎる。」というお答が多いようなので・・・とりあえず最初の10日分ぐらいをコピーします。2007年に書いたものですから、最初の部分には当時の仕事やPTA活動のことなども書いてありまして・・・FBのお友達・・・「浜中みどりさん」とか「櫻井登久子さん」のことなども書いてありまして・・・それはそれで面白いと思うんですけど・・・でも「短い方がいい」というなら、そこは削除して「小説もどき」のところだけ書きます。さて・・・「女性ガードマン」の続きを・・・私を守衛室まで連れて行った「万引きジーメン」の女性ガードマン・・・ホントに可愛かったんです。と言いながら・・・当時の私は20歳・・・そのガードマンの女性は・・・24歳の横浜出身の女性だったんですけどね・・・あ、これは後でリサーチしてわかったんです。もちろん、私は万引きなんかしていませんし・・・自分の商品だって持ち出したわけじゃありません。守衛室の奥に通されると・・・「さあ・・・それじゃポケットに入ってるもの・・・この机の上に出して・・・」女性ガードマンは、私のことを完全に万引き犯だと思っていたようです。私はその時、スーツにネクタイでしたが・・・持っていたものは財布とハンカチ、それとタバコにライターだけでした。彼女は私の財布が、若い割にかなり分厚いのに驚いていましたが・・・それは私がお金持ちというのではなくて・・・個人事業主としての立場から「つり銭」も自分で用意しなければならないからなのです。一個480円の商品ですから、100円玉と10円玉・・・それに1000円札10枚ほど・・・これは必需品でした。「ほかには?」少しいらだった様子の彼女・・・「まだ隠すんなら・・・警察を呼びましょうか?」「隠してません・・・あとポケットにあるのは・・・」私はスーツの右ポケットに入れていた「入店バッジ」をそっと出しました。このスーパーの入店バッジは、社員と全く同じもの・・・ただし、番号は臨時入店用の番号が刻まれていて、社員ではないことが分かるようになっていました。「え?あなたマネキンさん?・・・ポケットに入れたのは入店バッジ?」彼女は少しばつの悪そうな顔をしたんです。私だからよかったものの、これが万が一お客様だった時には、青手によっては訴訟問題になりかねませんからね・・・私でよかったんです。「でもマネキンさんなら・・・昨日あの売り場には女の人が立ってたよ?」「あ、きのうは社長の奥さんが俺の代わりに来てもらってて・・・おれは今日と明日の2日間だけだから・・・」「なんで?」「俺、学生だから・・・」「へえ・・・優雅な学生生活だね?かなりお給料も良いようだし・・・」彼女は私の財布を眺めながらそう言いました。「でも、なんで正面玄関から出るの?店員バッジつけてるなら、休憩のときはこの守衛室で確認してもらわなきゃならないでしょ?」そうなんです・・・本来はそうしなくちゃならないんだけど、私はバッジを外すと知り合いもいないものだから、勝手に休憩を取ってもなかなかばれないんです。「ま、そう固いことを言わないで・・・あ、じゃ口止め料として、お昼を一緒に食べませんか?」「あたしお弁当を持ってきてるから・・・」断わられるのは分かってました。彼女はこのスーパーの専属ガードマン・・・お昼もこのスーパーの休憩室で、他の店員さんと一緒に食べなければならないんです。そうしないと、明日になれば店内であらぬ噂が立てられるでしょう。スーパーは基本「女性の職場」ですから、そんなこともよくある話なんです。「じゃ、夜は?」彼女はしばらく考えていましたが、「いいよ。」と答えてくれました。その時です・・・店内放送が入りました。「◎△からおいでの◆×◇さま・・・◎△からおいでの◆×◇さま…お友達の方が一階正面受付でお待ちです。」これはこのお店の符牒です。このお店は、この放送が入れば・・・店内に万引きの常習者が入った。という、警戒放送なんです。もちろん、お店によっちがいますが・・・場所についてはそのスーパーの本社のある場所とかその地区の交番のある町内とかを使い・・・名前についてはなかなかありえないような名前を使うんです。「警戒警報だ・・・あたし、行かなくちゃ。」彼女はすぐに立ち上がりました。「じゃ、あとで・・・巡回の時にでも今晩の場所と時間を打ち合わせしよう。」私がそう言った時にはもう彼女の姿はそこにはありませんでした。
2016.10.12
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私の書いた「小説もどき」の中で、一番長いのが「魔法の木」という童話でした。深い森のほぼ中央に、小さな広場がありました。うっそうとした森に囲まれていて、そこだけぽつんと広場になっているのです。小さな小学校の校庭ほどの広さですが、真ん中に小高い丘がありその頂上には一本だけ大きな木が生えていました。どんな種類の木なのかまだよくわかっていません。この広場が発見されたのは、飛行機が発明され、ようやく上空からこの森の全体が見渡せるようになってからです。「あんなところに、一本だけしか木が生えず、あとは芝生のようになっているのは不思議だ?」何組かの探検隊が結成され、何度もここへ行こうとしたのですが、まだ1人としてこの広場に足を踏み入れた者はないのです。こんな書き出しの童話なんですけど、もしよかったらもう一度書きましょうか?じっさい、「最後に登場したタヌキはどうやって助かったのですか?」っていう質問を書いてからだいぶたって聞かれたんですけど、もう覚えていないし、説明のしようがなかったんで、もう一度考えてみたいと思います。皆さんに質問します。書いていいか、どっちでもいいか、止めた方がいいか・・・ご意見をお聞かせください。書き直すといっても、もしかしたらコピーするだけかもしれませんけど・・・全72日かかってますから長いですよ。
2016.10.11
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マネキンのバイトで、川崎のスーパーに入った時のこと・・・ 時期的には前回のお話の直後・・・つまり、世田谷の雪谷大塚のスーパーで、持って行った3日分の商品を、開店前の店頭で全て売り尽くすという「快挙」を達成した直後・・・数週間のちのお話です。 私は学生でしたから、週に3日しか仕事に出られませんでした。 しかし、「伝説」の直後・・・マネキン会社では「出られるときだけで良いから」と、特殊なシフトを組んでくれたんです。 そんな時、川崎のスーパーに2日間だけ入ることになったんです。 確か・・・3日間の予定を、初日に社長の奥さんが入って2日目3日目だけ私が入る・・・そんな感じだったと思います。 電話で社長からは、「川崎の売り場主任には話しはついてるから、一日遅れでも良いということで行ってくれ。」 私の「伝説」は、東京近郊のスーパーでは有名になっていたようです。私がそのスーパーに入ると、すぐに売り場主任さんに挨拶に行きました。すると、にこやかに出迎えた主任さんは自分で私のために売り場まで案内して、準備まで手伝ってくれました。簡単に準備は終わり、主任が見えなくなったころ・・・私は外の喫茶店にコーヒーを飲みに出たんです。それはある程度自由でした。「売り上げ納品」というシステムですから、売った分だけスーパーにマージンを支払う・・・ですから私はスーパーの店員ではなく、中に入っているテナントの個人事業主の立場なんですから、休憩も自由でした。私はそのまま「入店バッジ」を外すと、正面玄関から外へ出たんです。するとすぐに、ショルダーバッグを肩から下げた女性から声を掛けられたんです。「もしもし?・・・あなたのポケットの中に何か入れてはいけないものが入ってませんか?」私だってマネキンをずっとしてましたから、この女性が万引きジーメンの女性ガードマンだってすぐにわかりました。でも、こんなに可愛いガードマンが、他のお店にいるだろうか?私・・・ひとめで気に入っちゃったんです。
2016.10.11
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NHKで放送してい「夢で逢いましょう」という番組…かなり昔のものになるけど、この中に今月の歌だったかな?・・・そんなコーナーがあった。中村八大さんが作曲、永六輔さんが作詞して毎月発表するんだけど・・・良い曲がたくさんあったよね。有名なところで「上を向いて歩こう」、「遠くへ行きたい」、「こんにちは赤ちゃん」、「帰ろかな」・・・まだまだたくさんあるけど、中でも名曲だと思うのは・・・これはあくまでも私の意見だけれど・・・「黄昏のビギン」だと思う。歌詞については皆さんそれぞれ検索するか、ユーチューブで見ていただければいいと思う。原曲は「水原ひろし」さんが唄っているが、「ちあきなおみ」さんもカヴァーしていて、どちらも捨てがたい。こんなデートがしてみたい・・・叶わないながらも、私はそんな夢を見ていたのである。場所は限定しなければならないだろう。「黄昏」というからには夕方・・・「雨」が降っている中を「傘も差さず」に歩く二人・・・雨で「ネオンがぼやけて」見える街となると、ある程度の都会という事になるが、「並木」がなければならない。日比谷公園かな?・・・新宿御苑?・・・いや待てよ?・・・歌詞の中に「銀色の雨」というのが出てくる。「銀色の雨」っていうと「松山千春」さんの歌があるな?・・・私もよく歌うんだけれど・・・「松山千春」さんと言えば北海道・・・そうだ!「札幌の大通公園」にしよう。大通公園ならば並木もあるし、ススキノ方面にネオンも見え隠れする。時計台はネオンじゃないが・・・明かりは充分だろう。並木の中を雨に濡れながら歩いて・・・そして雨が止んだ頃・・・もうかなり暗くなってるけど、そこで初めてのキスをするんだ。よしこのシチュエーションで・・・さて、どなたかいらっしゃいませんかね?私と一緒に「黄昏のビギン」を再現していただける女性の方・・・最後は「並木の陰の初めてのキス」に挑戦しましょう。え?「ナイトは初めてのキスじゃないだろう。」って?いえいえ、もちろん私はしたことありませんよ。最近は・・・
2016.10.10
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「おのれ・・・わしの殺気に気づいてたのか!・・・いつからじゃ?」「ついさっき!」駄洒落はともかく、私って意外と気配に気づくことが多い。昨日・・・いつもなら私の部屋はドアを開けてるんですけど・・・最近体調がまりよくないので、ドアを閉めてるんです。午後になって、ドアの外に人の気配がして・・・「どうぞ」って言っちゃったんですけど・・・ドアが急に開いて、「社長、ノックもしてないのになぜ?」建築課長でした。「明日・・・仕事、休みたいんですけど」土曜日だから普通の会社なら休みなんでしょうけど、わが社の場合は現場が稼働していると休めないんです。そして、残念ながら現場は稼働することになっていて・・・そこで私のところに来たようなんですけど・・・「じつは娘が・・・土曜日にNHKのど自慢の予選に出ることになっていて・・・」応援に行きたいんだそうです。「日曜日の生放送に行けばいいじゃないか?」意地悪で言ったわけじゃないんです。行かせてやりたいけど、代わりの人だって予定があるだろうし・・・でも私の予感では、「予選落選」かなと思いましたので行かせてやることにしました。・・・ちなみに代理の監督は、ほかの人に頼めないので私が行くことになったんです。この予感は外れて欲しいな。他にも、ある人を急に探し出さなくちゃならなくなって・・・電話をかけても出ない。・・・でふとパチンコ屋さんの前を通りかかったら、気配を感じて・・・駐車場に入ったらその人の車を見つけて。。。もちろんパチンコ屋さんに入ったら、その人が興奮しながらパチンコ台に座っていました。私の電話にも気づかなかったようです。ことほど左様に・・・私には霊感というのかそういうのだけはあるようです。ま、それだけの話しなんですけどね。だけど、例を見るとか、そんなのはないんです。・・・気配を感じるだけなんです。それはともかく・・・明日の「NHKのど自慢」の会場は「青森県むつ市」です。どうぞ、「畑●」というお嬢さんが出てきたら、ぜひ応援してやってください。ナイトはなんで出ないんだって?私の顔はラジオ向き・・・テレビに出ると皆さん驚きますから・・・
2016.10.08
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「夕飯食べるの?」昨晩のことであった。次男坊は大学生で札幌に住み、長男は私のもう一軒の持ち家に管理のために住まわせているのだが・・・あ、長男は夕食のときだけ家に帰ってきて食べるんだよね。それが・・・今日から「沖縄旅行」に行くから、準備のために「夕食はいらない」という話しで・・・私と言えば・・・普段は会食が多く、家で夕飯を取ることはほとんどないから、前述のカミさんの言葉となる。「ああ・・・食べるよ」するとカミさんは準備を始めた。「何にもないよ?・・・オカラと菊の酢の物・・・それとほうれん草の胡麻和え・・・」え?動物性食品はないのか?「食べるんなら、サバの水煮の缶詰があるけど・・・」「それでいい・・・」少し小声になって頼んだ。植物系のものばかり食べてると・・・自分がヤギになったような気がする。長男でもいれば、カミさんはそれなりの材料をしたくするのだが、前日長男が「明日の夕食はいらない」と言ったばっかりに、買い物にも行ってないようだ。すぐに準備はできた。そりゃそうだろう・・・作り置きしておいたものを冷蔵庫から取出し、缶詰を開けるだけ・・・しかも最近の缶詰は缶切りもいらない。・・・プルトップを引っ張るだけなのだ。ご飯は炊飯ジャーの中にある。基本・・・我が家では、子供がいないときには味噌汁を作らない。さっきも言ったが、普段私は会合が多い。したがって作ると、何日もそのみそ汁を飲まなければならないのだ。カミさんはそのために「インスタントみそ汁」を買い置きしている。こちらも「湧くポット」からお湯を出して混ぜるだけだ。ものの3分で準備はできた。目の前にカミさんが座る。「いただきます・・・」こんなシーン・・・何年振りだろうか?緊張する。「昨日の会合・・・誰と一緒だったの?」カミさんに質問された。「えっと・・・お客さん一人と、長男と常務・・・それにガソリンスタンドの所長の5人・・・」「所長と関係あるお客さん?」「あ、お客さんが高校の同級生だって言ってたな?」「じゃ、あたしよりひとつ上か?」「あ、そういえば・・・今日の午前中・・・社会保険労務士に来てもらってさ・・・」「社会保険労務士?・・・会社に来てもらうことがあるの?」「たまたま・・・今、親の介護のために急にやめるってことで事務員の女性が一人・・・その退職金の話しで来てもらったんだ。・・・とちゅう一時退社した人だからね・・・勤続年数の関係で・・・」「それで?」「その社労士さん・・・高校の同窓会の時に・・・なぜか同期の人たちが集まって同期会をやったっていうんだ?・・・それってお母さんもそうだったよね?・・・だからきっと同級生かと思って?」「聞いたの?」「いや聞かない・・・でも、なんで同窓会なのに同期会を開催したんだろうって怒ってたから・・・」カミさんも実は怒っていた。私も今月、15日に高校の同期会がある。同窓会は8月であった。出席しようがしまいが・・・同窓会と同期会を一緒の日にちにするのは、同窓会本部にケンカを売ってるようなものだと、カミさんは怒っていたのだ。「なんていう人?」「◎△◆さん・・・」「知らない・・・そんな同級生はいたかな?」この間、食事をしながら実は・・・かなり緊張していた。なぜ?・・・カミさんと二人っきりで食事をしたのはいつが最後だったのか・・・思い出せないくらい昔なのだ。何か会話をしなければと思いつつ、話しをしていたのだが・・・正直、食事をしながら疲れた。「今日も会合だ・・・」そう言って、外に飲みに出掛ければよかったのだろうか?体調不良なところもあるので・・・出掛けたくもなかった。今日も明日も明後日も・・・二人っきり・・・今日は何の話しをすればいいのだろうか?悩むところだ・・・
2016.10.07
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昨晩の会合は、商社部門のお客様との会合でした。お客様と私と長男…それに商社の常務とガソリンスタンドの所長の5人です。ガソリンスタンドは直接関係ないんですけど、たまたまそのお客様と同級生でしたから同席させました。会場は「焼き鳥◎国」の二階・・・このお店も、うちのガソリンスタンドのお客様でして、これから冬になると毎日のように「灯油」の配達のご注文をいただきます。持ちつ持たれつの関係ですよね。そういえばこちらの他にも、ある焼肉屋さんへの配達も、この所長の努力でいただけるようになったんですけど・・・実は、この所長・・・肉が全くダメ。食べれるとすればひき肉を少々・・・小さな肉団子で鍋にすれば食べれるらしいのですが・・・その彼が営業で勝ち取ってきたお客様が「お肉屋さん」というのも皮肉ですよね。会社の忘年会などは「焼き肉屋さん」・・・昨日のような少人数の時は「焼き鳥屋さん」を利用するのですが、幹事の「GS所長」はお肉が全くダメですから、彼のために別メニューを注文しなくちゃならないんです。ビビンパとか、揚げ出し豆腐とか・・・めんどくさいんですけどね。でも、この所長・・・エンターティナーなんですよ。二次会に行けば、一人で場を盛り上げてくれます。貴重な人材ですよ。昨日は私も体調不良だったんで先に帰りましたけど、長男から聞くと・・・「お客様と同級生だったこともあって、かなり盛り上がったよ。・・・釣りの話しから下北の歴史の話し・・・それからゴルフの話しから・・・神信心の話しまで・・・かなり盛り上がった。カラオケも止まらなくてさ・・・」という事でした。で、二次会欠席したにもかかわらず・・・二次会のセッティングはお客様がしてくださったんですけど、なぜか私のことをよく知ってて・・・私の同級生がママさんをしているスナックへ行ったらしい。同級生も同級生・・・お互い赤ん坊時代からの知り合いで・・・常務に・・・「なんで今日は社長が来ないの?」って聞いたらしいけど・・・「社長は体調不良で・・・」と答えたところ、「嘘ばっかし・・・若い頃のあることないこと・・・言われるのが恐ろしくて来ないんだ、あいつ・・・」と言われたそうです。次に行く時が恐ろしい・・・「前に来た時、あたしのことをクドいてフラれたって言ってたけどね・・・そんなことなんかあるわけないでしょ?・・・あいつのお◎ん◎んなんか赤ちゃんのころから見てるんだから、クドケやしないし・・・」あの子供のころは可愛かったママが・・・この年になるとそういうことまで言うんだ!!!加齢は怖ろしい。そこまで!・・・うちの長男に教える?
2016.10.06
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昨日のことです。お昼休みの時間に昼食をとり損ねて・・・事務所に戻ったのは午後2時くらいでした。そんなにおなかも空いてなかったから、食べなくてもいいかなって思ったんだけど、私には毎食後飲まなきゃならない薬があるんです。うちの会社は、土建屋ですから郊外にあるんですが(クルマの台数が多いから、面積はかなり必要なんです。)、郊外型のスーパーがあるわけでもなければ食堂もない・・・コンビニもちょっと離れてるし・・・生活するには不向きな場所かもしれません。事務所に帰ってくるときに、弁当でも買ってくればよかったんですけど、おなかも空いてないからすっかり忘れてました。「これから食堂に行くのもなあ・・・」何の気なしに口を滑らせると・・・うちの従業員が・・・「社長・・・お向かいのパチンコ屋さんに食堂がありますよ?」あ、そうか・・・お向かいにはパチンコ屋さんが2軒あるんです。マル◎ンとダイ●ムっていう、全国チェーンのパチンコ屋さん・・・パチンコは学生時代にやったきり・・・今の新しいパチンコ台はやり方も知りません。いつだったか「海の日」と書いてあるノボリが何本もたったんですが、「おかしいなあ?・・・海の日って7月じゃないのかな?」なんて口走ったりして・・・その時も従業員に「パチンコの機械ですよ。」って教えられたくらいですから。入ったこともありませんから、食堂があるのも知りませんでした。「社長・・・食堂もありますけど、お向かいはマッサージチェアも置いてありますから、疲れたら座ってきてもいいんですよ?」へえ・・・今のパチンコ屋さんってサービスがいいんだな?そう言えば東京で・・・タバコが吸いたくなっても区の条例があって、外でタバコが吸えなかった時、(コンビニにも灰皿が置いてない)・・・悩んでたらどっかのビルのガードマンさんの制服の胸ポケットにタバコの形が見えたから聞いてみたところ、近くにあったパチンコ屋さんを指さされ・・・パチンコ屋さん自体は禁煙店だったんだけど、併設されている喫茶店が喫煙室になってました。・・・コーヒーが200円だったけど・・・そんなことはいいけど、食堂があるなら・・・そう思って出かけようとしたら…常務が・・・「社長!!パチンコ屋の食堂はやめて下さい!!!」「なんで?」「社長が仕事もしないで、パチンコ屋で遊んでるって言う噂が立ちますから・・・」そこまで気を遣わなきゃいけないかな?けっきょく、会社に戴いていたお菓子を一切れ貰って昼食代わりにしましたが・・・あとから聞いたら・・・パチンコ屋さんの食堂・・・けっこう美味しいんだって。今度、日曜日にでも行ってこよう。
2016.10.05
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あ、このタイトル…これを読んでるあなたのことじゃありませんよ?あなたが≪べっぴんさん≫だっていうことは周知の事実・・・ことさら書く必要もありませんから。私が言う「べっぴんさん」は、昨日から始まったNHKの朝の連続テレビ小説のことです。最近あの番組は、実在の人物をモデルにしたドラマが多くなってますよね。前回は「ととねぇちゃん」で「暮らしの手帳」出版の初代社長。その前は「日本女子大」と「大同生命」の創始者・・・ほとんどが有名な女性なんですよ。ところが今回のドラマ…「あの人は誰?」って言う噂も出てこない。そこで調べてみたんです。調べるといってもウィキペディアで「べっぴんさん モデル」ですぐ検索できましたけどね。お金持ちのお嬢さんとして登場しましたが、・・・お父さんは現在の「レナウン」の創業者・・・貴族院議員も務めた「佐々木八十八」(ささきやそはち)さんです。そして主人公の本名は・・・「坂野惇子」(ばんのあつこ)さん・・・もちろん結婚してからの名前ですけどね。子供服の「ファミリア」って有名ですけど、そこの創業者のお一人なんです。戦後・・・それまで裕福に育ったお嬢様だったんですけど、刺繍や手芸が好きで・・・食べるために手芸教室を始めました。そこから仲間が出来て、おそらく今日の第二話に登場した靴屋さんの助けもあって・・・「ファミリア」という子供服メーカーの一号店を立ち上げます。その後、進駐軍の奥さんたちに認められて・・・日本の主なデパートに次々出店するんですが、特に「阪急デパート」では「ファミリア」の接客術を取り入れたと聞いています。まだ始まったばかりなんで、この先どうなるかわかりませんがとりあえず・・・あ、そういえばこのドラマの脚本は、フリーアナウンサーの「羽鳥真一」さんの奥様・・・「渡辺千穂」さんです。
2016.10.04
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来週の土曜日になるのかな?10月15日は、高校時代の同期会があります。当時のわが母校は変わってまして・・・男子生徒が400名、女子生徒が100名という生徒募集になっていました。だからいかに優秀な女子生徒といえども、女子の101番目の成績では入学が許されず・・・昔、他の高校に行った女性に「ナイト君よりはあたしの方が成績よかったんだけどね・・・」と嫌味を言われたことがありましたね。500名の中の20パーセントしかいない女生徒ですから・・・「女の子の名前と顔はすべて知ってるんだけどな?・・・ところでお前誰だっけ?」というような不埒な男子生徒もいました。あ、私もそうだったかもしれませんが・・・当日はかなりの確率で集合するようですが、亡くなった同期生もかなり多く・・・はてさて何人来るのか・・・?あ?会場と時間・・・いつどこだっけ?年と共に、いろんことを忘れがちな私です。ま、とりあえずホテルの予約はしたし、間違ったら一人で飲み歩くことにしようかな?
2016.10.03
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