Resurrection

Resurrection

August 14, 2016
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カテゴリ: 読書
何ともショッキングなタイトルだ。
そして中身もショッキングだった。



留学生のアルバイトは週28時間以内というきまりは、守られていなかった。
留学生は国で借金して来るのだが、
自分の家を担保にしてお金を借りるらしい。
ブローカーに「日本へ行けばバイトをして月20~30万円は稼げる」と口車に乗せられてしまうらしい。
法律違反をして週28時間を超えて、深夜労働など苛酷な仕事をするらしい。
過労死する留学生もいるらしい。
これでは日本語学校でバイト疲れから寝てしまうのもわかる。
技能実習生の場合は、雇い主である企業と実習生の間に送り出し機関とか監理団体とか様々な中間団体が介在し、給料がピンハネされ、実習生の手取りは10万円ぐらいしかならないらしい。
新聞配達員とか外国人介護士の話も出てくる。
日本人がやりたがらない仕事をしてくれているのがわかる。
だんだん経済格差が縮まっていくと、そういう仕事をやる外国人もいなくなってくるそうだ。
留学生や実習生がいなくなるとビジネスが成り立たなくなるという話もよく聞く。
それだけ人手不足が深刻なのだ。
この本は暗い面ばかり描いているが、国にいても先が見えている、
だから日本へいってお金をかせぎたいという送り出し国側の事情まで見ていないように思う。
奴隷労働とか絶望工場とか言葉も過激すぎる。
一面的な感じがするが、「内情はこうなんだ」と突き付けられた思いがして、
一気に読んでしまった。





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Last updated  August 14, 2016 03:53:08 PM
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