昨晩のお酒が、思った以上に体に残っていた。
目が覚めた瞬間から、頭の奥にじんわりと重さが居座っている。
「これはまずいな」と思い、半ば強制的にシューズを履いた。
外は冬の朝らしく、空気が硬い。
最初の数分は身体が拒否反応を示すように重く、足取りも頼りない。
けれど、呼吸が整ってくる頃には、胃の奥に残っていた酒気が少しずつ抜けていくのがわかる。
冷たい空気を吸い込むたび、昨晩の宴席のざわめきが頭の中から遠ざかっていく。
走り終えた頃には、完全ではないにしても、なんとか「社会生活可能レベル」までは回復した気がする。
ジョギングというより、ほぼ解毒作業だった。
――しかし、今日は京都でまた宴席がある。
電車の時間を気にしながら、ぼんやりと支度を進める。
正直、あまり気が乗らない。
人に会うのが嫌なわけではない。
ただ、連日の「楽しいはずの時間」に、身体がついてきていないだけだ。
こういう日は、行く前が一番億劫で、行ってしまえばそれなりに笑っている自分も知っている。
それでも、今日は少しだけ静かな場所で湯気の立つお茶を飲んでいたい気分だ。
冬の朝の冷気がまだ指先に残っている。
このままどこにも寄らず、真っ直ぐ帰れたらどれほど楽だろうか――
そんなことを考えながら、京都行きの電車に乗る準備をしている。
雨☔晴れ☀️雨☔☀️ 2026年05月04日
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