PR
Freepage List
Keyword Search
ぬくぬくと炬燵に入っているより、雪の上のテントで
寝袋にくるまって寒さに耐えている方がいい。
若いときは、そんなに思う時代があった。
雪の上はともかく、もう一度、草原にテントを張って
眠りたかった。場所は広大な草原が美しい阿蘇から
九重連山がいいと九州の大学の山仲間を誘った。
最初に登ったのは、阿蘇の外輪山のこのすすきの山「俵山」
農林省の愚か者が植林公害で破壊した関東の山と違って、
九州には自然のままの山が広大に広がっている。
こんなに心地よく登れる山が、昔は関東にもあったのだろう。
最初の夜は仙酔峠で野営して、翌朝、この岩だらけの
仙酔尾根を二時間半かかて阿蘇の高岳に登った。
これで、日本百名山を65ほど登ったことになった。
仙人が酔うどころか、この岩尾根の歩きにくかったこと。
二日目の夜は、いきあたりばったりに日田の遊水峡へ。
ここのキャンプ場が、思いがけない紅葉樹林の中。
素晴らしい渓谷の広い野営場を二人だけで貸切れた!
紅葉の林、野営のバーベキュー、至福の夕暮れだった。
翌日は、九大文学部のかっての山仲間「マドンナ」が合流し、
長年登りたかった頂上に広大な草原が広がる万年山へ。
人影はそのかっての「マドンナ」。今も・・・後姿がいい!
その夜は、「マドンナ」のお勧めのこんな夕暮れを望む
九重の見晴らしのよい山麓の草原に野営した。
自然の中で目覚めて自然の中で眠る心地よさを
大学の山仲間と久しぶりに味わった山旅でした。