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桜は満開の後、葉桜になっていくが、強い風で見事な花吹雪になる。「わー綺麗」と声も上がるが、仕事で公園管理に携わるものとしては「散る桜 落ちてしまえば ただのゴミ」といったところ。ピンクの花びらは程なく茶色になり、道端に吹き寄せられる。しっとりと水分を含んでいて見かけよりも重い。熊手でかきあつめるとつちや砂も一緒に掬い上げて余計に重い。今夜は雨だと聞いているが、花びらが濡れてかたまり、乾くと板になる。なんとも扱いにくくなるので、雨の降る前に片付けるのが大事だ。公園の掃除をすると半日で五千歩は歩く。体力的にもいい運動なんだろうと思う。やっぱり歩くことは人間の一番基本的な運動だろうと思う。決して負担だとは思わない程度だが、普段あまり動かない人と一緒に歩くと「速いね」と言われる。健康作りのためのボランティアと思って、体が動く限り続けたい。家の庭はほったらかしだが。
2024年04月15日
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この時期の敵はなんといっても寒さだ。裏起毛のズボン、ズボン下、レッグウォーマー、スパッツととりあえずタンスにあるものを引っ張り出し、ウールのシャツも。今朝の気温が1度と聞いて、その対応策だ。外仕事なので厳寒対応(ったって零下10度には絶対ならないが)でいった。「寒いねえ」何、北海道に比べりゃあ屁でもないが。帯広で零下20度の時は驚いた。なんでも凍る。少し動き出したら暑くなってきたが、このくらいの過剰装備?で膝や腰の痛みが出ないくらいなものだ。歳をとるということは、体力でカバーできない事が増えるわけで。仕事を終え、家に帰って裏起毛でないズボンに変えたらなんと寒いこと。昭和の古民家、とにかく寒い。子供達の家に行くとなんと暖かいことか。その代わり、夏はエアコンが欠かせない。うちに帰れば通風さえあれば涼しいもんだ。そんなわけで部屋に一つは暖房機が必要。去年も使ったファンヒーターを出してきたが、着火不良で使えない。製造年を調べたら「03」なんと20年前の製造だ。「こりゃあもうダメだな」で、電熱ヒーターの短時間利用で当面を取り繕っている。私の部屋のパソコン机の足元だけカバーしてくれれば良いので、物置から300Wのを探して来た。十分暖かい。もう少し下げても良いくらいだが、新たに買わなきゃならない。電ネウヒーターは待ち時間が短くて良いが、基本的に電気浪費装置だ。明日は寒いなりに少し気温は上がるらしい。とはいえ、瀬戸内の気候は優しいものだ。
2023年12月18日
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シルバー世代にはありがちなこととは言え、直面すると「どないしよ?」(「どうしたらええんじゃ〜」の方が今風か?)である。シルバー人材センターは登録制ではあるが、被用者ではなく、個人事業主扱いになる。クライアントに、一人親方が派遣されるような形の雇用関係なのでメンバーの上下関係はないし、雇用者もいないのである。労務管理や責任者がいないので、業務に支障が出ると本人が認識しない限り、仕事を辞めることは無い訳だ。自分で自分のことを認知症だと自覚できる人がどれだけいるだろう。数カ月前から、ある人が忘れ物が多くなり、「鍵がない。どこに置いたかわからない」と言い出した。錠に突っ込んだままだったことが何度か続いた。かけることを忘れたこともある。そのうち、「掃除の作業はどこまで進んだ?」と言う質問に答えられなくなってきた。必需品であるゴム手袋が「蒸れるからいやだ」と言って使わなくなり、冬になっても使わない。作業場所は①→②→③というふうになっているが、②の場所で事情が発生し、「①にもう一度行って」と指示したら「わかった」と言って③に行ってしまい、同行者が探し回る羽目になった。ルーチンの行動は出来るが、例外処理ができないわけだ。これではサポートに一人つかなければならない。作業は全体として停滞することになる。正常に戻すには人を変えるしかないが、「やめてくれ」と言える立場の人がいない。クライアントから「あの人は使えない」とセンター事務所にクレームを入れてもらうしか手はないのである。そこからもさまざま抵抗があるだろう。かといって、黙っている訳にも行かないし、難しいところ。素人には知的状態の可視化が難しい。
2023年01月16日
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4年ほど前からシルバー人材センターに登録して公園の掃除をしているが、高齢者の集合体はバックグラウンドが全く異なり、自営の人もあればそこそこ大企業にいた人、配偶者のあるなしなどで、稼ぎたい人、稼がないとやって行けない人、小遣い稼ぎでいい人が入り交じる。シルバー年齢ともなるとえてして我が強くなり、出来ることは少なくなり、自分標準と考えるのが多くなる。こういう人が使う言葉、「普通は〜」に用心しなきゃいけない。まあ厳しい世の中を渡ってきた人ばかりなので無理はないが、困るのは「出来ることが減って稼がなきゃならない人」だ。記憶力も衰えてくるから、ひと流れのバッチ処理が困難になってくると仕事の指示はスモールステップになる。ずっとついていなきゃいけないが、自分の仕事もやらないといけない。もちろん私にやめさせる権限はない。事務所を通じてそのことを家族に伝えてもらうと「本人が行きたがるので」「国民年金は少ないからなんとか」ということで拒否されたと言う。現場は困る。まあ市役所の下請けみたいなものだから、生産性うんぬんには行かないけれど、同僚から「仕事をしないくせに報酬は一人前」などと言う雑言も出てくる。とかくに高齢者は扱いにくい。って、自分も含めてか・・・いつかはだれもが通る道なんだろうが。
2022年11月23日
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外での仕事はこれから熱中症対策ばかりになる。十分な水分補給のほか、ナトリウムの補給、日陰での作業、十分な休憩、などと仕事の進捗とは相反する事も出てくるが、何より安全に重点が置かれる。通風服(扇風機つきの服)は1ヶ月ほど前から使っているが、汗をかいて放熱するのはやはり背中だ。何より面積が広いのでジャケットに風を通さない素材を使用し、背中に外気を送り込んでやるのが高効率で身体を冷やすことになる。だからだるまのようにジャケットが膨らみ、首や袖口から熱気が出て行く。冷房の効いたところではすこぶる快適である。ジャケットの出来が悪いと値段は安いがジャケットが風を通してしまうのであまり高価がない。ないよりマシかと買ってみたが、やはり値段だけのものだったので梅雨明けになると交換することにしている。夏には雑草もよく伸びる。落ち葉の掃除もカヤにからむと始末が悪い。鎌で刈り取るのが一番だ。公園の掃除も夏は厳しい。
2022年06月29日
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今朝は何か違うなと思っていたら、新聞が違う。朝日新聞が届く筈なのに日経新聞がはいっている。販売店に電話したが、実際に届いたのは2時間もあとだった。新聞の読み比べなんてしたことがないが、まあお金にまつわる記事の多いこと、そして広告の少なさ。日にもよるが、「全面広告」をぶち抜きでやられると、広告を買ってるんだか、記事を買ってるんだか・・・と言う気になる。新聞社も商売だから儲けを出すには広告費ぐらいしかないと思うが、読者(購買者)としては大半が「邪魔なページ」だ。学生時代に読んでいた電子工学関係の「トランジスタ技術」も分厚くて広告が多かったが、その分定価が安かった。無線綴じだったのでアイロンを当てて広告を外したら半分ほどの薄さになった。おかげで本棚を占領していた面積が半分になったのを覚えている。新聞のネット配信があるなら是非読みたいが、だいたいは「印刷物を買っている人に上乗せでいくら、と言うサービスのようだ。会社のように切り抜きや保存する目的でなく、読み返しでよければネットの方がごみにならなくて良い。子供の頃には野菜も魚も古新聞にくるんでいたものだが、この頃はマイバッグ(現代的買い物カゴ?)。さて、どっちが持続的やら。新聞紙のリサイクル率は高いとは聞くが。やっとタマネギを吊るし始めた。
2022年06月16日
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老人会の会長を押し付けられて、と書くと身も蓋もないが、前会長の議事録に私に投票するようにと書き残されていたので、「こんなの書き残すなよ」と文句を垂れ、秘密裏に?次の会長の選挙運動をやって何とか落選した。総会に来なかった人をリストアップし、議事録と議案書を届けなければならない。そこまでやる必要があるか?とも思うが、規約の一部改正もあり、公開・共有するべきことだろう。ことに葬儀についてはコロナ以降、村を挙げてのイベントから内々でしめやかにと完全に方向が変わった。昔は弔問客が何人あったかで個人の価値が評価されるような一面があったが、「密を避ける」の一言でごく小規模の集会に変わった。一度縮小したら、金もからむイベントだけに親族の負担が大きくなるようなことは避けるだろう。私の父が何かの折りに「聴聞を受ける時には不思議に誰がまだきていないかを覚えているものだ」と言っていたが、そんなものだったのだろう。「村香典」という半ば強制的な集金の習慣もあったし、老人会長は弔辞を読むこと、と言うようなプログラムもあったが、「集まるな」の号令は見事にそういった「旧来の陋習」を吹き飛ばしてしまった。隣保役員に今まで買い集めた菓子や飲料を配って始末をつけ、礼を言って最後の役員会とした。来週は新会長に業務の引き継ぎをして、一応努めを終わる。仲良くやれたことが収穫かな。
2022年03月20日
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法曹界で仕事しようとは思わないが、弁護士も商売、時間報酬の見込めない相談には乗ってこない。姉の実母が父と離婚後、再婚してその連れ子を養子としたために、見たこともない兄弟Aさんがいることがわかった。弁護士は「相続放棄してくれると楽なんですがね」と言い、本人に相続の意思を問うよう私に言ったものだから手紙を書いた。その後Aさんから電話で放棄する旨の話があったのでその報告をしたら、「じゃあ後は裁判所へ行って手続きをしてください」ときた。後は裁判所で相談しなさい、と言う訳だ。こちらが見るからに貧しそうなのでしてくれた配慮かも知れないが、後のロードマップくらい教えてくれてもいいじゃないか、と思う。確かに裁判所に出向き、自分で処理すれば手数料は1000円そこそこだが、一般人が出来ない第三者の住民票を取るのに10万円の手数料がかかった。ぼったくり感十分に思うが、そんなものらしい。しかも彼が私に求めることと裁判所の考えは必ずしも一致しないと来ている。こうなると「なんのための弁護士だ?」ドラマとはえらく違うぞ。まあ、彼の特技の一部を買っただけと割り切って、自分でやればいいか。父の不動産を相続する時には法務局で指導を受け、一字一句の面倒に弱音を吐きかけたら「もう一息じゃないですか、頑張って下さい」と励まされた。今回も結局同じようなことになりそうだ。
2022年02月20日
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シルバーの仕事はだいたいが肉体労働。公園管理というが、掃除にも軽いものから土方仕事まで含まれる。朝から小雪の舞う寒い今日、遊歩道の排水溝の掃除になった。老年期にある中国山地の東の端になる西播丘陵は岩盤がもろく、ちょっとした雨でも崩れて溝を埋める。大雨の時にはあふれ出す。この時期は比較的雨が少ないので土も乾くが、石の比重が変わる訳ではない。落ち葉と一緒になっているのを掘り出す訳だから力仕事以外の何ものでもない。年の所為もあるのか、30分も続けるとへばってくるので休み休みの仕事になる。山に登り、腕を振るう訳だからもう全身運動だ。これが隔日にやって来るのだから、運動不足解消にはなる。呼吸機能も運動機能もジムに行くのと変わらないかも知れない。そういえば市が運営するジム、オリエンテーションを受けただけで全く行けてない。腹を空かせて帰ってきて昼を食べ、そのまま昼寝と言うのは良いんだか悪いんだか・・・気持ちは良い。
2022年02月16日
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作業用のズボンが膝が痛んできたので買い替えようとカーゴパンツを見に行った。近くにワークマンが出来て、近ごろは人気だという。特価品があるからと試着してみたらえらく腰回りがきついのと、足の部分もきつい。ウエストに合わせて選ぶと脚の長さは30cmも余る。この頃の若者の体型はこうなのか!!と、ショックを受けた。自分の体型が老人の域に入ってきたか、近ごろの若者が足が長くてスリムなのかは知らないが、とにかく合うのがない。Amazonで調べたら昔ながらの表記のものがある。取り寄せてみたらこっちの方が楽である。何でも合わなかったら返品は自由らしい。足の長さも、修正10cmくらいで済みそう。女房に頼んで合わせてもらう。が、ポケットの数がもう少し欲しい。今使っているウエストポーチからリュックとかショルダーバッグに替えようか。ハンカチとスマホを同じポケットに入れていたら取り出すのも不自由だ。これからははやっている店には慎重にいこう。
2021年12月17日
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faxが新しくなって用紙を食わせる必要はなくなったが、思い掛けないリボンの無駄が出ることになった。これはクライアントの都合で今まで同じ会社の2つの部門から請求先を分けて1枚で注文が届き、ほぼ用紙が全面使用になっていたのに、合算の注文になって用紙の半分しか使わなくなってしまった。リボンは1枚分の長さを使うから、その半分は無駄なのである。その昔、ワープロ専用機の頃にカセットリボンがもったいないからと巻き直して使っていたことがあったが、その心境だ。おまけに今までsharpの機械だったのがpanasonicになって、リボンの長さは半分になってしまった。リボンの交換回数は増えるし、利用率は低下と、とんでもない結果になってしまった。こんなことなら複合機のインクジェットにした方がよかったかも、と女房と嘆きあっている。老舗の撤退の影響はこんなところにも及ぶ。
2021年11月12日
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メール全盛の今どき、FAXなんて前時代的なのだが商売の受注窓口には欠かせない。小さな商売では女房にメール転送とか教えるよりも現行の機会を新しくする方がよほど楽である。また仮にメール注文にして欲しいとクライアントに言っても説得するだけの理由がない。しばらく前から受信しても子機が鳴らなかったり、子機からの通話が出来なかったりと不具合が目立つようになった。紙の食いもよく失敗するので思い切って買い替えることにした。近所の電気屋に行ったら、品物がない。「半導体逼迫のため入荷の見込みを約束できません」とは驚いた。へ〜え、と思いながらAmazonを見てみると「明日配達」となっている。そして注文したら翌日確かに届いた。田舎とは言え、この差はなんだ?そりゃあ商品は売れるところに置くべきなのは基本だが、Amazonは買い占めにでも走っているのだろうか。取り替えて動作は快適になったが、これでは地方では消費が少ないからと偏在になってしまう。特に地元で買いたい訳じゃないが、これでいいのか?が頭をよぎる。
2021年10月30日
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近ごろのはやり物と言うか、屋外作業に扇風機のついたジャケットをしばしば見かけるようになった。ある程度気密性のある布地を用いて外気を取り込み、首や袖口へと排気する時に、下着にしみ込んだ汗を気化させて熱を奪うと言うものだ。暑い時には本当に助かるアイテムだ。今日も畑仕事をするのに使っていて、昼になったからと一旦脱ぎ、バッテリは充電に回した。再度装着してみたがぴくりとも動かない。装着しようとして手を滑らせてバッテリを落としたからかと思ったが、バッテリの動き(充電状態の表示、モーターの負荷表示)には異常がない。ケーブルか?テスタを持ち出してきて導通を見たら全く流れていないのでどこかで接合が離れたか?近ごろのコネクタ類は分解が出来ない「流し込み」ばかりなので修理も出来ず買い替えしか仕方ない。幸い近くのホームセンターにあったので交換したら見事に復活。原因は断線だった。パッケージを見たら「ケーブルは消耗品です」と大きく書いてあり、対処のしかたも書いてあった。結果としてはコネクタの色が変わっただけ。明日も使う予定なので助かった。
2021年08月31日
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老人クラブの会長をやっているが、年に2度墓掃除をやる。主な仕事は草刈りだ。村共有の土地に区画を決めて墓を配置してある。家によって子供を先に亡くしたりして複数の墓石を建てる家もある。夏は草が伸びるのが早いので老人クラブの分と自治会の分と2回設定してある。昔は母屋−新宅の関係で回っていたが、近ごろは農地が宅地化されて若い人ばかりがはいってくるので、その集団(隣保)に属する会員は当然墓を持たないから出てこない。そこで、その新興宅地にある公園の掃除をすることになったが、面積の割には会員が少ないので若い人に応援を求めた。幸い気安く引き受けてくれ、溝の落ち葉から植え込みの剪定くずの始末まで手際よくやってくれた。ハナミズキが大きくなっていたが、誰も切ろうとしないまま「誰かやってくれればいいのに」と、皆が思っていたらしい。枝が個人の家にはいらないように、気をつけながら剪定して行く間に低い植え込みの整枝もしてくれ、気持ちよく礼が言えた。こういう関係を続けて行きたいものだ。
2020年12月07日
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有名な源平合戦の大局を決めた、義経の奇襲だ。父からよく聞かされた歌が「馬も四つ足、鹿も四つ足。鹿の超え行く鵯越を馬の越えない道理はないと大将義経真っ先に」というのだが、同じ四つ足でも体重や騎乗する武士の体重による脚の負担を考えたらやっぱり眉唾物だと思う。その上、鹿やイノシシは山を駆け回る偶蹄類、蹄が2つにわかれている。馬は1つで奇蹄類。平地でこそ力を出すだろうが、斜面でのバランスを考えたら、とてもじゃないが鹿に遠く及ばないだろうと思う。現在も鵯越という場所は神戸市に存在するが、義経の奇襲の場所であったと言うのとは趣が違う。急坂を下った先が海ではない。本当はどこだったのか、諸説あるが、今は単なる坂の頂上。敦盛の祀られる須磨寺のある須磨区ではなく兵庫区だ。義経と言う人は出っ歯のチビだったと言う説もあれば水も滴る好男子と言う説もあるらしい。最後が平泉で、そこから大陸に渡ったのだと言う話まであるから謎の多い人物だ。昨日行った小赤壁が三国志の線状になった「赤壁」を引用したものだと言う話に、奇襲つながりで義経を思い出した。
2020年09月13日
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酸素系漂白剤である過炭酸ナトリウムだが、風呂釜の洗浄とかにも使えるので重宝している。ドラッグストアでは手に入らないのでもっぱら通販で買っている。通販と言えば超大手のAmazonとヨドバシを使っているのだが、ヨドバシの値段がだいたい安定しているのに比べるとAmazonはどうもすし屋の「時価」的である。8月に450円ほどだったものが2日後に見ると480円、更に今日は620円になっている。ヨドバシはと見れば530円台。Amazonはバッタ屋か?そう言えば送料だったかを店子に負担させて20億円ばかり支払うことになったと報じられていた。あまり素性はよくないのだな。ヨドバシは少し遠いが大阪に実店舗がある。何度か行って店員と話したりしてムードも知っている。ヨドバシに比重を移すかな。昔の日本橋のようなジャンク屋巡りも面白くはあるのだが。
2020年09月10日
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市のハザードマップはどうも頂けない。水害の予想エリアが水深によって色分けしてある。それがA4に納めてあるのでなんとも見にくく、老眼鏡を2重にかけてやっと判読できるような状態だ。私の住んでいるところは一番水深が浅いところになってはいるが、生活していてあっちの方が絶対低いと思うところも同じ表示である。試しに兵庫県の水系別の防災マップを見ると、これが果たして生活感覚とよくあうではないか。地上げしてある部分が一番安全な色になっている。仮に水が来た時に、どこを通ってどこへ逃げるかが最大の問題だ。結果的に一番高いところにあるのは音楽ホールだった。そういえばこれが建てられる時に水防設備を兼ねられるように設計されたと聞く。ならば、雨の状態にも寄るが、避難準備の時点でここを目指すのがよさそうだ。まず高齢者・障害者と女性、子供だろう。避難袋を持って行くこと。それが終わって更に水が来るようなら所々に示された高さを稼げるところ、これがそこそこの面積で、3ヶ所ある。ここに分散して逃げるのがどうも最適解と思われる。自宅から近いところを選ぶようにしておけば助かる確率も上がるだろう。水のやって来る方向、速度をいかに早く知るかが鍵になりそうだ。
2020年09月09日
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台風10号が来る前に、敬老の日の赤飯配布について老人クラブの打ち合わせを行った。会食をしていた時代もあったが、とても今はそんなムードではない。「え〜! やるの? マジ?」くらいがオチである。一通り手順を決めたところで台風が話題になった。当地では60年以上、水害が起きていない。瀬戸内と言う地の利もあるのだろうが、昭和30年代から進んだ兵庫県の治水事業も大きく貢献していると思われる。しかし「なんにもないところ」だった高梁川支流真備町の洪水は記憶に新しい。この地が同じようなことにならない保証はない。また消防に通じた会員の話では「この地区は全く危機意識がない」そうである。市のハザードマップはと見ると、水害で浸かりそうなところが3段階くらいで描かれているが、じゃあどこをどう逃げるんだ?指定の避難場所は川べりにある。どこが決壊するか分からないが、流れ込んでくるところに避難所を設定されても・・・どこが決壊したらどう逃げるか、いや、どこが決壊したかをどうやって知る?水害になったら自分が逃げるのがやっとかもしれない。こんな具合だから確かに意識は低い。反省しなきゃいけない。県の資料を調べてみると、警報レベルは324mm/12hrsの雨量の時だそうだ。広域に降るだろうが、25mm/hの雨でもかなりのものだろう。そんな雨だと、防災無線は聞こえない。メールの方が有効だ。ハザードの具体化はまだまだこれからだ。これは自治会の仕事かも?と思いながら。
2020年09月07日
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3月度の危険物試験が中止になったので返金するのか、以降の試験を受けるのか、という案内が来たのでFAXで返信したが、なぜか応答がない。いくら土日でもfaxが動かないというのはないだろう。届け書のプリントに書いてあるFAX番号にかけていたのだが、ふと封筒を見るとプリントの番号は電話だった。かけ直したら問題なくかかって、問題は解消した。一般財団法人とは言え、消防のOBの天下り先になっているだろうことは容易に想像できる。それにしても文書作成後のチェックが少々甘いのではないだろうか。webの文章は基本的に誤字が多いと思う。チェックが出来ていないのだろう。ただ、それが通信社や歴史のあるマスコミなどであったりするともう一気に点数ダウン。もう2度と読んでやるものかという気になる。
2020年03月30日
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結局3月に予定されていた危険物の試験はコロナの拡大で中止になったと通知があった。受験者が何人いたか知らないが、消防試験研究センターにとってはいらぬ出費だったに違いない。中止になったので代替日(6月)に受けるか、年に4回あるので別の期の試験を受けるか、受験料の払い戻しを受けるかという三択の回答用紙が届いたが、今の状態だと6月も怪しいものである。それに別の予定を入れてしまっているので、9月期の試験を受けるつもりでいるが、まあオリンピックほどではないにせよ、モチベーションをくじかれるには十分な事件だった。だいたいこういった試験は学校を借りて行われる。学校も休校や入学の準備などで4月に貸せる状態には持って行けなかったのだろう。つくづく厄介なウイルスである。
2020年03月27日
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山の公園を歩き回っていると鹿の親子連れに出会うことがある。見かけは可愛いが、山ヒルのキャリアでもある。湿度・温度が高くなってくると足下からそれこそ気配もなく上ってくる。気がつかないうちに靴下が血まみれになっている、と言うパターンだ。食べ物が無くなってくると木の芽や畑の作物を食べに川を渡ってくることもある。川原には相当草も生えているので、これらを食べているのだろうが、作物をやられるともうただの害獣だ。今から鉄砲の免許、と言うのも非現実的だが、猟師は減る、鹿は増える、でバランスは崩れている。そしてあちこち掘り返しているのがイノシシ。これは夜行性でまことに始末が悪い。芝生を掘り返してミミズを探しているらしい。いつだったか、ニュースで砂防ダムに落ちたイノシシを助けて、と言う要請を警察だったか消防だったかが受けて捕獲し、逃がしていたが、とんでもない。通報者はおそらくペットと同じ感覚を持っていたのだろうが、豚コレラのキャリアである。コレラを発症して処分しなければならない養豚業者にしてみれば経営危機。野生動物とペットは全く違うのだと言うことをよく勉強して欲しい。野生動物は汚染源なのだ。鳥も同じ。死んでいる野鳥になんか絶対に触らないこと。自分がやられる元なのだと言うことと可愛いとかいう感情論を一緒にしないで欲しい。
2019年10月22日
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外の仕事にファンのついたブルゾンを着ている人見かけるが、あれは大正解の作業着だ。「空調服」というそうだ。確かに外での作業の時は実に涼しい。冷房の効いているところに入りでもしたらたちまち汗が引く。汗を蒸発させるシャツと組み合わせたら、暑いには暑いがまあ水を補給しながら、結構楽に作業が出来る。記録によればこの服は昨年買ったものらしい。USB出力のあるバッテリデバイスなら何でも使えるので買ったが、配線が細く、どうもUSBコネクタの近所で切れかかって、動かなくなったり動いたりと、体温の熱気をうまく逃がしてくれなくなった。都市が近ければコネクタの交換くらいは簡単なので手に入れようと思うが、田舎ではそうも行かない。コメリでフルセット8000円ほどで売っていたので買うことにした。配線はと見ると、今までのが2mmあるなしの並行ケーブルだったが、今度のは被覆が3mmはある丈夫なもので、ファンは2つに減るが電圧が7.4Vと言うことで5割アップし、風量が増えたと実感できる。ブルゾンも気密性が上がり、効果がありそうだ。熱気は首筋から抜く。早速明後日の仕事に使いたい。落ち葉がすごいだろうな。
2019年08月14日
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4月とGWが過ぎて少しばかり落ち着いた時に総会シーズンがやって来る。夕べは混声合唱団総会で、やる事はまあ定型的なんだが、寿退団が一人、新入団が一人で共にアルト。長らく休団していて久しぶり!と思ったら退団挨拶だった。入団者は先日のロビーコンサートを聞いて、地元なので入る気になったとか。30年の経験者で、音もまあ正確そうだ。練習の後30分ばかりで終わった。しかし資料を作るのは結局私の役目で、なかなか開放されそうにない。返して言えばまあ健康状態に大きな問題がないと言う事でもあるが。つぎは合唱連盟の総会。数えてみればお金の収支が始まってから6年。その前の準備的段階があるので事務局をもう10年くらいやっている気がするが、こちらもまあ何とかやっている。今年は役員改選だがまた続くんだろうな。mineoの集会参加に当選した。いろいろとお土産もあるらしいが、ついでに楽譜もあさってくるかな。
2019年05月16日
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披露宴の食事というのは当たり外れが大きい。私の時には父のなじみの料亭から弁当のような形で運んでもらったが、友人に呼ばれた時は同じホテルならほぼ同じメニューでまあお仕着せというか、シェフ一任みたいな感じだったが、今は複数のメニューからコースをカスタマイズするらしい。2つの料理を比較してどちらにするか決めるのである。例えば肉ならばフィレにするかロースにするかという選択だ。先方のご両親も一緒に、まあ最終判断は新郎新婦にゆだねられるのだが、その背中を押すようなものだ。食品会社の技術者として働いていた私は料理から原料をある程度推定することができる。ぶっちゃけてしまうと身も蓋もない話になってしまうのだが、ホタテでなぜ貝の味がしない?とか、ゼリーというがこれは寒天を混ぜないと出来ないよね、みたいなことを仕事にしていたのでおよそ人には好かれない。まさか本人の前でそんなことはできないのでどっちの料理が一般受けしそうか、インパクトがあるかで評価して行った。相手のご両親がどう感じたか、ちょっと心配だ。
2019年01月22日
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公園の掃除をしていたら急に雨が降ってきた。薄いジャンパーである程度は防水してくれるが、どうも冷たさを感じるのが早過ぎる。雨宿りで脱いで見てみると、昨日のとんどで火の粉を浴びたらしく、あちこちに穴があいている。中にセーターを着ているので直接肌に触れる訳ではないが、やっぱり寒い。中の綿にもしみ込んできているようだ。セーターも脱ぎ、保温(発熱)ベストを着て、ようやく暖かくなった。こいつは基本ゴム製で、ほとんど風を通さない。それが裏目に出て、暖かい間は汗のたまり場になったが、これから活躍する場面が増えそうだ。朝は寒いが昼には温度が上がってくる。暖冬の所以だが、ここまで風邪も引かずに過ごせている事に感謝。ただし畑の野菜、特に白菜が虫害を受けて穴だらけだ。
2019年01月15日
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秋の行楽シーズンとあって遊歩道の整備に回った。このあたりの山は中国山地の東の端にあたるのだが、もろく崩れやすい所が多い。1m立方以上あるようなのが落ちてくる事もある。それでも広島のような土石流が起きた事はまだない。地形的に大雨の雲がたまりにくいのかも知れない。降雨帯が発生しやすい地形のところもあるようだ。手前は排水路だが、このようにそこまで山の石が転がり落ちてきており、そこに枯れ枝や根っこが絡まると言うところだ。その上もまあ同じような構造。しかしよくみればそんな構造があちこちに出来ていて、これがフィルターみたいな効果を出しているのではないかと思う。水が溜まらなければ土石流の起きるようなエネルギーにはならない。雨は地形で降雨量が決まるものではないから、うまく排水するように整備をしておく事が大事なんだろうと思う。排水路の小石や小枝を排除すれば枯れ葉も滞留せずに流れる。水防の基本かな。ここから500mばかりのところには民家がある。排水路はそこを流れる川につながっている。
2018年10月31日
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びろうな話で恐縮だが、公衆トイレと言うのは特有の臭いがする。特に男性用トイレだ。排泄物を引き受けるところなのでまあ仕方のない部分ではあるが、小便器のトラップと言うのがその元凶である。トラップと言うのは本来下水の臭いが上がってこないよう、水の層を造っておくものだが、長く使っている間には尿に含まれるカルシウムが蓄積し、トラップにくっついて悪臭を放つ上、表面が細かい穴を作っているために微生物が住み着いて余計にひどいにおいを発する。アミン類だろう。これを除去するには強酸が効果がある。塩酸が一番だ。ところが自分のため以外に使おうとすると劇薬指定なので購入が制限される。一応化学の心得があるものは塩酸なんて最も親しい部類の試薬である。pHの調整であったり、加水分解の触媒であったり、頻繁に使うものだが、一般にはやっぱり危険なものと言う認識だ。まあその方が安全なのだが。トイレ用洗剤にも塩酸の配合してあるものがあるが、塩酸とは書かず塩化水素と書いているものもある。結局のところ、塩酸を使おうと思ったら洗剤の原液をかけてしばらく置くくらいが妥協できるところだろうか。自分で買うものでもなく、未来永劫責任を終える仕事でもないのだから。それでも重曹を入れて泡が出てくるからきれいになった、と感激するおばちゃんもいるのだから視覚効果は絶大だ。
2018年06月01日
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仕事と履き物は密接に関連する。現役の時は安全靴で、帯電防止、つま先に鉄板の入るものだった。化学屋でそんな重量物に出会うことがあるかと言うと疑問だが、少なくともフォークリフトに轢かれてもまあ大丈夫だろう。これはまああり得ないことではない。業務にあわせて沢山の種類をそろえるよりは管理が楽だ。さて、現在のシルバーの仕事は水と滑りに気をつけなければならない。屋外なので土の斜面もあり得る。実は先日坂道で作業していて、滑って転倒しそうになった。原因はどうもスニーカーの底がすり減ってきたものと思われる。それにトイレ掃除もあるのでこのときは水を使うから長靴でもいいのだが、これは蒸れやすく、またソックスがなぜかつま先に集まってしまって不快でうっとうしい。。短靴でそこそこ耐水性のものが欲しい。等々考えながら探していると、コックシューズと言うのが見つかった。厨房で仕事をするための靴だ。これを買って見たら、そこそこの値段でちゃんとソールもついていて内側には盛り上がりもある。つま先の保護はないが、まあそれはいいだろう。山の軽登山靴、ビジネス用(と言っても機会はもう冠婚葬祭くらいか)、植木の地下足袋、いろいろと持つことになった。
2018年05月25日
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夏日になると言うので朝から着るものを思案し、長袖の夏の作業着の上に半袖の薄い上着を着ることにしたが、朝の公園は結構寒い。日なたにでれば暖かいが、結局動き始めると初めの組み合わせで上々だった。それでも植木の剪定に比べると圧倒的に陰が多い。木陰に避難すれば涼風が背中を冷やしてくれる。剪定の時には水を2L近く飲んでいたが、こちらは半日でもあり、そこまでは行かない。高齢者の軽作業としてはこんなものかなと思う。まあ、まだ「高齢者」に若干の抵抗は感じているけれど。風がなければやはり25度は暑い。しかし屋外作業では長袖の作業着が必須だ。日焼けの方がよほどこたえる。まだ送風機つきのブルゾンが出る幕ではないが、暑いのは大変だ。熱中症に注意のこと、とお達しもあった。
2018年04月20日
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月曜は公園の中の小高い山の掃除になっている。あちこちにセンサーが仕掛けてあって、特定の場所に来ると電子オルゴールが鳴り始める。突然がさごそと言う音がした。5-6mのところに家族だろうか、鹿が3頭いた。まだ冬枯れの木の中なので雄雌もわかりにくいが、しばらくにらめっこ。スマホを取り出そうと掃除道具を地面に置いたらごそごそと逃げ出して木の間に消えてしまった。野生の鹿を見るのは大台ケ原に行ったとき以来だ。野生動物には近寄らないほうがいい。どう動くか、逃げ出すか突っかかってくるかどちらかだろう。下手に手を出したらケガするのがオチ。しかもどんな病原体を持っているかわからない。人間もいい加減汚いと思うが、野生生物の比ではない。鳥も同じ。下手に餌付けなんかしたら糞やウイルスで死ぬ可能性だってある。ペットだって油断ならない。
2018年04月16日
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リタイヤ後は自然を相手に仕事したい、という御仁がおられるが、都会育ちの方は特に熟慮されたほうがいいと思う。都会の喧騒を離れて満天の星を見上げながら熱いコーヒーなんていうのは短期間だからできること。天候やゴミと対峙するのが自然相手の仕事だと思うほうがいい。落葉がつもった道はふかふかと気持ちのいいものだが、一度雨となるともう濡れ落ち葉で、払っても払ってもついてくる。しかも簡単には腐らない。リグニン、セルロース、ヘミセルロースや多糖が複雑にからみあって生物体を形成しているので、これらを一気に片づけてくれる菌群はなかなかいない。いつまでたっても嵩も減らず、かわいたら風に吹かれてまた飛んでいく。こんな状態が何年か続く。公園管理に行って困るのは落ち葉の処理だ。ほとんど無尽蔵、常に新しいのが供給され、片づけろと言うことになるが、「見えにくいところへの移動」に過ぎない。こういうものを始末してくれるのはやっぱり微生物、真菌類なのだが、探す手間も半端ではない。きっともうかる産業だが。
2018年04月04日
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昨日は夜半からの大雨のあと一気に気温が下がり、強風が吹き荒れた。そして今日公園に行ってみると、折れた枝や散った葉でまあよく荒れていることだ。美観を損なうので片っ端から片づけなきゃいけないが、自然相手の仕事はかき集めるのと吹き散らすのとのタイミング合戦みたいなものだ。一気に吹いてくれたらゴミが入れ替わる。そこそこ片づいても、すぐにまた散らかるわけで、こうなったら作業時間が終わればやめになるという、「後は野となれ」となる。無責任なようだが、結局どうしようもない。この間の春一番といい、今年の春の嵐は強烈である。ところで公園の排水溝というのはなかなか面白い仕組みになっている。溝の中に所々底を盛り上げて沈殿が起きるようにしてある。多分山土がそのまま流れると終端で詰まりや滞留が起きるからだろうと思うが、その沈殿をさらえるのも仕事のうちだ。巨人にあがらう蟻というところか。
2018年03月06日
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食品関係の開発の仕事を長くしていたおかげで、食事をしながらその原料を推定していく悪癖を家族からよく責められる。「おいしいもんもまずなるわ!」そうかもしれない。「新しいジュース飲んでみる?」と口にして、「たいしたことないな、クエン酸、異性化糖と砂糖、あと香料にアスコルビン酸」女房も慣れただろうが、これで9割方はあたっている。価格的なこともある。1Lの清涼飲料を小売り100円台で作ろうと思ったらそのくらいが関の山だ。もう少し若い時代のこと、外食で肉を食べる。大きさと焼き加減で子供たちはうわーと声を上げるが、味はともかく冷凍焼けの匂いがでる肉の多いこと。むしろ味が濃くて肉が分からなくなる焼き肉の方がましと思っている。懐のこともあり、そっちを食べていた。なので肉は塊を買い、自分で焼いて食べる派だ。ふりかけが嫌い。グルタミン酸ソーダの味を真っ先に感じてしまうからだ。旨味とは言うものの、好き嫌いはまた別問題。シジミの即席みそ汁はコハク酸。分かってしまうほど入れないで欲しいと私は思うが、簡単にそれらしく見せられる訴求力も要求されるだろう。低価格で訴えるのはまことに難しい。
2017年11月18日
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松の木の剪定のポイントを教えてくれると言う。松は先ほど良く伸びて、下を陰にしてしまい、光合成がうまく出来なくなって樹勢が弱る。それを防ぐためにいらない枝を取り除いて日当たりと通風を良くする訳だ。落葉樹であれば冬には落葉して樹勢がリセットされるが、常緑樹はそれが出来ないので人間がやらなければならない。こういう感じになった枝のどこをどの位置できるか、が課題になる訳だ。20人余りが参加している。講師に色々と聞いていくと今自分が家でやっているのと方針はあまり大きな間違いはないようだ。しかし葉は5-6枚も残せばいいらしい。もっと残しているとやはり通風が悪いのと、「剪定した」と言う気分を相手(施主)にもたせられないらしい。そのために葉をちぎり取るのだそうだ。早い時期にこれをやると小さな芽をもいでしまうらしい。芽がしっかりとするまで「まつ」のが肝要らしい。後はどう伸ばすかを判断する。この辺が経験の少ないものの弱点だが、実際趣味の問題らしい。あちこちの木を見ておけばやがてグランドデザインが出来るとのこと。ただ、禁物は下がり枝。これは確かにだらしなく見える。講習は2時間ほどで終わった。そのあとモデルの木を提供してくださったお宅がブドウ園をやっているからとお土産に下さった。その他にお茶と弁当まででる。こんな予算、どこから来るのだろう。講習なのだから料金を取ってもいい筈だ。シルバー産業の謎。
2017年11月09日
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最高裁裁判長の国民審査ほど盛り上がらない、と言うか判断に困る投票も少ないと思う。資料らしいものが全くと言っていいほどないし、どんな裁判にどうかかわったかも分かりにくい。それでいて、マークが入っていなければ信任と見なす訳で、私の隣の机で白票の山を積まれていた立合人はため息をついていた。尤も投票用紙の束はどうも500枚のようだった。高さが私の扱った束の5倍くらいあったので。最高裁は最終の裁判所で、唯一の特徴が違憲立法審査権を持つと言うことだ。ところが実際に機能しているのかと言えば、何らかの不都合な事象がおきてからの裁判になる。政府が立案した法律を最高裁に提出し、違憲の部分が無いかを審査してその結果を伝えるようなシステムであってこそ違憲立法審査だと思うのだが、どんなものだろう。「そんな悠長なことはやってられない」と立法府は言うだろうが、三権分立とはそういうものではないかと思うのである。申し立てがあってからえっちらおっちらでは「既成事実」になってしまう。アメリカの時に作られた憲法下の制度だが、この制度だけは何とも謎である。初対面の人を評価しろ、と言われているようで、「これがお前の結婚相手候補だ。釣り書きだけで返事しろ」とほぼ同義だろうと思う。不利なことはだいたい書いていない。
2017年10月24日
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のっけからマルクス経済学みたいだ。ガテン系のシルバージョブをやっていると、ちょっと不思議に思うことがある。草刈り・草引きは「雑役」扱いで「伐採・剪定」は「技能」なのである。日当の配分金もかなり違う。まあ、高所作業みたいなリスクもあるにはあるが、そのためのデバイスがあれば特に困難とは思えない。同じように夏の炎天下で作業するのに労働価値に差が出る。ちょっと悪いなと言う気もするけれど、それが社会と言うものだろう。「この賃金なら雇ってやる」「この賃金なら仕事してやる」で大きな差になる。突き詰めてしまえばそういうことだが、そこには道具と言うものの存在が大きい。祖父が精米器具の修理などをやっていたそうで、変わった道具がたくさんあった。かなりのものが無くなってしまったが、竹を割るための包丁とか、変わったノミとかを覚えている。また長さが1m以上ある、2人で挽く鋸もある。父は建築ブームにあやかるのに、コンクリート用の振動ドリルとかチェーンソー、木工関係の道具を残した。私は電気工作や金工の道具を揃え、今は造園関係の道具を持っている。使いこなせば一応の職人らしい顔が出来る。メンテナンスしてあればそれが稼ぎに繋がる。職人の仕事も装置産業である。道具は大事にしないといけない。こういうもの、あるところまで進化したら、ほとんど変化しなくなる。労働価値は道具によって変わる。
2017年08月26日
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退職以来、特に用がなければ洗濯が私の日課になっている。ところがこの作業、かなり勘に頼るところが大きい。だいたい、洗濯機の目安がkg表示で水量はLである。わが家はせんたくせっけんをつかっているが、これがg/Lの表示。しかも汚れ具合は一定でないから「適当に」使うのである。微生物や酵素の処理に界面活性剤を使うことがある。石けんも界面活性をもつので泡が立ったり、汚れや油を落とすことが出来るのだが、だいたい0.1%位の濃度で処理することが多かった。これと比較すると石けんは10倍くらいの濃度、1%位で使っている。粉石けんの場合は「よく溶かしておくこと」がキモらしい。「よく溶けているか」をモニターするのは難しい。女房は風呂の残り湯を使って10分も撹拌しているが、私は3分で溶けると踏んでいる。水溶性の界面活性剤はべとべとしたものが多かったが、簡単に水に溶ける。しかし私がやり出してから女房が「少しにおいが残っている。石けんが少ないんじゃない?」と指摘することがあった。それまでに排水口から泡が噴き出してくるから何とかして」と言っていたのだが、結局つまりとかはなく、(このためにファイバースコープを買った)単に洗剤の使い過ぎだろう、に落ち着いていたのでせめぎ合うところだ。コンピュータ制御なので洗濯時間、すすぎ回数、脱水時間、風呂水くみ上げ量を指定しておけばあとは自動でやってくれるのでその間に食事も出来る。結局30Lの風呂水に石けん約50gを入れて3分運転して溶かし、洗濯物を槽の8割方投入、水量を60Lにして再度運転、その時の泡立ち具合を見て石けんの追加投入と言うルーチンにしてやっている。洗剤濃度と洗濯液量、洗濯物の量、現在の変数はこれだけだがまだまだ勘の世界だ。尤も、洗濯物の重量を量っているのは洗濯屋だけかも知れない。
2017年08月25日
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夏の屋外作業は出来ればしたくないというのが人情だ。私自身も定年退職まではだいたい冷房のあるところで働いていたので、夏の植栽の係の人は大変だなと思っていた。しかし自分がその立場になってみると、大変といえば大変だけれどもそれなりの対策をとっていればこれも仕事だと割り切れる。筋肉運動はしない方がいい。代わりにツールを使いこなすことだ。そして水分と塩類の補給を十分に行うことと、放熱対策に集約されると思う。逆に言えばそこを押さえておけば見るからに大変(そうな)作業である。それをアピールできてある意味美味しい?仕事と言えるかも知れない。仕事も仕事だが、掃除・洗濯・炊事がどれも家事であるように、自分の家の庭木の手入れも範疇に入ってくる。在職中に手入れをせず、隣の田圃の上空侵害をしているカイヅカが今日の課題。幹は20cm近くにもなり、3本並べているのが目隠しにも風の邪魔にもなっている。枝抜きをしなきゃいけないが、チェーンソーを使うには足場が悪く、また重いので危険である。これが今日使ったレシプロ鋸。コードレスは高いので100V仕様のにした。順調に切れている時はいいが、刃がつまるとキックバックは丸鋸の比ではない。だから、枝を落とす時には必ず下から切れ目を入れておいてから上や横から切らねばならない。ストロークは10mmほどだが、木の上だとねじれたりもすることを計算の上で作業する必要がある。落とした枝は30×50mmくらいの大枝だった。これを手鋸でやるなど、考えたくもない。機械の力を借りて短時間で処理するのが高齢者向けだ。人を頼む1/4くらいの経費で買えるから、まあとは趣味の方向もあるだろうが、好きな時に仕事が出来るし、それで金も稼げるとなれば悪くない話だと思う。もちろん処理は切るだけではなく、これを処分場に運ぶことで完了する。トラックを持たない私は、軽バンでバッグに入れて運ぶ為、バッグに入るようもう少し小さく刻む必要がある。これは丸鋸と鋏のほうが具合がいい。そんなこんなで今の時期は日に2度着替えをする。発汗対策の下着も試して見たが、まあ着た時の冷涼感はあるものの水着を着ているような感覚、最終的には何度か着てみないと分からない。ま、色々工夫をすればどんな仕事でも何とかなりそうだ。
2017年07月28日
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と言ってもお金を頂いて剪定作業をするのが初めて、と言うことで。初回は失敗ばかりで剪定クズの積み込みが主な仕事になってしまった。それでも給料を頂けたのだが。今日はお寺の庭の剪定である。今になって考えるとbifore-after的な写真を用意すればよかったのだが、写真を撮るなんて作業中には出来ない。終わってから自分の担当を撮影した。いきなり「やってみろ」と言われて、脚立を移動しながらカエデの玉造をやった。写真は少し分かりにくいが、中央のおおきなのがそれだ。脚立も立ったまま。逆枝、下がり枝、徒長枝を切り取って少し時間がかかったが、リーダーには「少し手間をかけすぎたが、初めてバリカンを使ったにしては上出来だ」と評をもらった。まあ電気工具を使うのが初めてなだけで、家では鋏を使っていたのだがとにかく時間通りにやらなきゃいけない。施主だって「きれいにやる」と「取りあえずみっともなくない程度に」では、コスト意識も違うだろう。スピードのためには電動工具は必須だ。前回、コードを2回も切ってしまったが、今日は自前の機械の所為か、切らなかった。(悪いやつだ)事故は切りくずの積み込みの時におきた。クズを掴んだ途端、左手に激痛。どうもクズの間に蜂がいたらしい。手袋を脱いで患部に口をつけ、吸い取ってから水で洗う。これだけでもずいぶん痛みは軽くなった。自然を相手にする仕事の宿命だ。暑い日だったが、山あいのお寺は風がよく通る。このシーズンにしては快適に仕事が出来た。今日学んだこと。ミネラルのサプライヤーを「塩あめ」とか「タブレット」などと言う名前で売っているが、「みずあめ」が原料欄に書かれているものは避けた方がいい。甘ったるくて喉が渇く。そして、水と共に10個位は消費するものとして考えておいた方がいいと思う。私の使っているのは「カバヤ食品」のもの。林原グループの元祖だ。
2017年07月20日
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平年より1日遅いという。宣言前からかなり暑い状態が続いていたので今さらとも思うが、梅雨明け宣言をすると雨が降ると言うのが多いパターンだ。一応明日は晴れの予報だ。久しぶりに剪定の仕事に行く。前回初めて行って、いくらか学習した。塩タブレットを必ず持って行くこと。水だけで汗をかくとイオンバランスが崩れるのか、ますます喉が渇く。また食欲もなくなる。そして水は2Lは用意しておくこと。ケガなんぞしたくはないが、やっちまった時にまず必要なのは清水だ。また、電動工具を持って行くこと、タオルも2本持つこと、そして汗止めバンド。バリカンは楽天市場で都合した。なんやかやで交換用の高級刃をただでゲットできそう。まあただほど高いものはないとも言うが。それから、工具はネットが安いとは限らないこと。ネットで買ったあとで近くのホームセンターが1万円切りで広告を出していた。正直くそっ!と思った。かさばり、重量もあるので安くできない部分があるのだろう。それからヤマト撤退の所為か、Amazonは遅くなった。こんなのが蓄積すると、Amazonは何でもあるけど遅い、責任の所在があいまいになる、と言ったレビューが増えてくるんじゃないかと思う。また時期的なものもあろうが、工具もバカ安の時がある。前回に貰った給料でレシプロ鋸を買ったが、S社のものがほぼ6割だ。チェーンソーは親譲りの骨董品だがまだまだ使える。カーボンブラシだけは予備を用意しておこう。田舎の夏は良い。日が沈むとたちまち気温が下がってくる。まわりは水田。
2017年07月19日
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生け垣用のバリカンは非常に便利なものだが、エンジン式、交流式、充電式がある。エンジン式はどこでも使えるが重くて保守が負担。交流式は軽くて保守も楽だが、電気がないと使えない。充電式は電源や保守問題からは解放されるが作業できる時間が短い。手軽に使える交流式を買ったが、実は人のを借りて使っている時にコードをバリカンで切ってしまった。つい、やっちまうのだ。だからハンダ鏝など修理道具を持っていないと対応が出来ない。コードがまとわりつかないような工夫はメーカーでもやっている。左のは標準でついてくるM社のコードホルダだ。右は改造?してカラビナを着けたもの。リングよりも上は作業着のベルトに引っかけるもので、これがペアになっている。止めるというよりも下の逆V型のところから押し込んでコードを通すのだが、付属しているコードは10mあるのでそれなりに重さもある。だから押し込んだところには重力がかかり、簡単に開いてコードは外れてしまうのだ。明け透けに言えば何の役にも立たない。そこで小さなカラビナを買ってきて代用にしてみた。これはアルミ製で横の金色のところから出し入れするが、バネで閉じてしまうのと、コードが滑るのでコードの自重で常に下に引っ張られているから、まとわりつかない。バリカンで切るリスクが低くなる。電動工具は非常に強力なだけにひとつ間違えば危険でもある。指を飛ばすくらいはあっという間だ。ノコギリは切りくずも出るから保護メガネは必須になるだろう。バリカンも同じだ。これからは自己責任の部分が大きくなるので、保護具は特に重視していかねばならない。安全が結局コストを下げる。ケガをしては仕事が出来ない。
2017年07月15日
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「自由業」のガテン系となると夏暑く、冬寒いのは言うまでもない。この間のデビューで思い知ったのは人間のかける汗は意外と多いのだということ、またこれが目に入るのが一番の妨げだということだった。タオルは2本以上持つこと、飲用水は2L確保すること。あとは目の保護と日焼け対策というところだろうか。頭や額から出る汗をどうしたら良いか。ふと考えたのがバンダナだ。こういう仕事で頭に布をかぶっている人は多い。しかしこれは帽子とのかねあいが少し難しそう。よほど後ろで低く結ばないと帽子がかぶれなさそうだ。帽子のつばは結構重要だと思う。使えるかどうかはともかく、麦わら帽子は実に涼しい。次に探したのがヘッドバンドだ。スキーで耳の保護に使うのは知っていたが、ごく薄いものでも結構効果があるらしい。1000円もしなくて2本買えると言うことで注文してみた。薄い!女性のストッキングとは言わないが、Tシャツなんかよりよほど薄い。幅3-4cm位で二重に縫ってある。こんなので効果があるのかと疑いながら炎天下で畑の草取りをしてみたら、効果てきめん、汗が落ちてこないからメガネを拭く必要がない。バンドに吸われた汗はそこから蒸発するようで、意外と涼しい。タオルをぐしょぐしょにした汗だが、これは使えるかも。と思った。友人に聞いたら、若い時にそういうものを着けてバレーボールをしていたそうだ。感心していたら「次、20日、お寺なんだけど行ってくれる?」と言う電話がかかってきた。電動工具も入ったし、即OKした。20日といえば梅雨も明けているだろう。ちょっと楽しみというか、実戦を待つことになる。電動工具は水に濡れるとまずいので大きな入れ物を買ってきた。Amazonより安かった。
2017年07月11日
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物置きには自転車が4台、木工具、金工具、電動工具などが無秩序に棚においてある。こいつを整理しないと修繕や作業のたびにあっちこっちをひっくり返す羽目になる。どうしたら良いだろう?会社では設備担当は壁に工具のシルエットをかいておき、それに合うものをその場所に返すと言うシステムにしていた。これはこれでよさそうだ。壁に板を張れば再現できるだろう。しかし中には引っかからないものもあるのと、あまり大きなスペースを取れないのが悩み。どうするか考えよう。
2017年03月02日
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入れ歯の洗浄の話だ。厳密に言うとちょっと違うが、力で落とすのと化学的に洗浄するのとどっちがきれいになるか、と言うことだ。実は歯周病で奥歯を1本失った。その後どうするか歯医者と相談して入れ歯になったのだが、これが毎日はずして洗い、水に浸けておくように、そして時々は洗浄剤で洗うように、と言うお達しである。その後具合を見せに行ったらはずして超音波洗浄をしてくれた。「きれいになりますよ」当然ながら超音波洗浄は水に超音波の振動を加えて、力ずくで汚れを剥がしとる訳だ。汚れと言うのは食べカスの他に口内細菌が作るデキストランのネバネバや菌体もあるだろう。これらを界面活性剤と組み合わせた薬物で溶かすのと力で剥がすのとどっちが良いか実験してみた。超音波洗浄機をまず買った。出力26Wだそうで、職場にあるやつの1/4ほど。これとライオンの洗浄剤とどっちがきれいになるか?と言っても菌数を勘定する訳にも行かないので使う順を入れ替えてどうなるか、で判断できないかと考えた。洗浄剤処理後に超音波処理をしたら白いものがほわっと出てきた。多分汚れがどこかに残っているのだ。一方、超音波をかけない歯を洗浄剤に入れると翌朝液の色が抜けているが、超音波をかけた歯では色が抜けずに青いまま。つまり洗浄液に汚れが出てきていないと言うことと思う。と言うことは、力ずくで落とす方が良く落ちると言うことではないかと考えている。歯の洗浄剤も結構値が張る。その代わり故障はない。機械は何時か壊れるが、ランニングコストは安い。さあ、どっちにする?私は超音波派だな。
2017年01月26日
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1週間ぶりの職場だ。仕事始めで社長の訓話があり、このたび成人式を迎える若者2人が呼び出されて会社の成人式が始まろうとした時、火災報知器が鳴ってそれぞれの持ち場に走ったものだから女性と高齢者しか残らない状態で式は止まってしまった。ほどなく「誤報でした」と言う放送があり、ほっとしたところで成人式再開。2人にとっては思い出に残る1ページになったことだろう。1月の実働日数は17日だ。1月は行く、2月は逃げると言うが、確かに実働日が少ないのだ。12月の月報を書き、X線の操作手順書作りに取りかかった。先月中に半分は出来ていたが、見直すたびに不備が見つかる。誰にでも分かるように書く、と言うのはなかなか難しい。これで17日使うかな?年度末が近づくと開発部隊は自分の研究報告書にかかりきりになる。分析屋は少し暇になるだろうか。退職の日が近づいてくる。
2017年01月05日
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わが家は古民家なのでひさしも長くとってあり、土壁に建具はすべて和式なので開け放せば夏向きの家に変身する。しかし会社はと言うとそうは行かない。やはり機能とコストのバランスで、どうも自動的に冷房装置を動かしてつじつまを合わせることになる。ガラス張りの部屋は温室だし、そんな部屋に限って通風もダメな状態だ。たまに外で仕事をすると大汗をかく。夏季はスポーツドリンクと対熱対策のキャンディが休憩室に常備される。おかげでミネラル喪失による症状は今年はまだない。経験者によれば目の前が真っ白になり、頭痛と吐き気がしてくるそうだ。通風の悪い状態で、体から熱が逃げないのが一番悪いそうだ。今日はノー残業デーと言うことで早めに切りげたが、アスファルトの蓄熱は残業時の方が少なくて体は楽だ。
2016年08月10日
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このタイトルから連想されるのはイギリスのEU離脱とか憲法改正発議だとかいうのが時事的なのだが、電子顕微鏡の視野のことだ。光学顕微鏡はまあ2000倍くらいが限度でこれ以上はぼやけてしまう。電子顕微鏡はそこを補完するための機械で、50万倍くらいはいけるのだが、それだけに視野が極端に狭くなる。で、あくまで人間は投影された影を見るだけなのでそれが真値(目的物)であると言う証拠はなく、「これがたくさん見えるから多分真値だろう」という確率的確定をしなきゃいけない訳だ。光学顕微鏡ならひとつしか写ってなくても過去の資料を参考に主張できるが、電子顕微鏡は「たくさん見えてなきゃ意味がない」のである。しかもこれと相反するように、凝集と言う問題が出てくる。物体は小さくなればなるほど表面活性が高くなり(埃がなかなか取れないようなもの・例えばユリの花粉)くっつきやすくなる。こんな団塊では真値とはいえないので色々とバラす工夫が必要な訳だ。こんなだからナノの世界と気軽に言ってくれるコマーシャルもあるのだが、ナノを確定するのは実はかなり困難な仕事。多数決にしなけりゃ結果が出ないのである。ゴミの混入をいかに少なくするか、これをクリアした上での話なので、ノウハウのかたまりみたいになってくる。ちなみにインフルエンザウイルスは2000-5000ナノメータ程度。大きくて取り扱いしやすいだろうと思うが、これもこれで門外漢が分からない事情もあるだろう。
2016年07月20日
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今年は猛暑だと言うが、幸いにしてまだそういう思いをしていない。実験室は機会のための空調で(幸か不幸かMS(マイクロソフトではない。マススペクトロメトリー質量分析計だ)の推奨温度になっているので)極めて快適である。梅雨末期のとんでもなく湿度が上がった時には結露したほどだ。それでもプールに行く親子連れを見るともう夏休みが近いことに気付く。私も子供が小さい頃には良く出掛けたものだ。会社も明日から夏休みで、キュービクルの整備や重機を入れて建物の更新に入る。 社員がいない方がはかどる作業を集中的に行う。高校生も激減する筈だが、母校に通う子を見ると私服通学になっている。もう50年も前のことになるので言っても詮無いことだが、その頃は「学校に来るなら制服で来い」だった。私たちの世代の感覚からするとごく当然に思われるのだが、ちょっと時の流れを感じてしまう。当時は召集日がある学校が多かったと思うのだが、私の母校は一切それがなく、また休みも長かった。姫路市でトップの進学校だったが、今は新興勢力に負けているそうだ。その学校が制服で通っているのを見ると何か自由にしすぎたのではないかと言う気もする。少子化で子供も奪い合いになっているのだろうが・・・どうしても高校は東大、京大、国立、医学部などへの進学者数で評価される。東大に行ってわいせつ行為で検挙されるような事例もあるが、やっぱりひとつのステイタスなんだろう。受験生ブルースにも「マージャン狂いの大学生、泥棒やってる大学生・・と言うような下りもあった。なぜ大学に行くのか、は今も現役にとっては答えにくいと思うが、「勉強するとはどういうことかを学びに行くところ、ついでに専門知識のかじりをさせてもらえるところ、と言うところではないかと思う。それにしてもローンを組んだり、授業よりバイトに時間を割かないといけないような学生生活にはやはり問題があると思う。 理科(技術)系は実験・実習が不可欠だから余計に大変だ。私の学生時代には特別奨学生の制度があり、授業料が1000円、寮に入って食費が5000円あれば何とか生きて行けた時に8000円が支給され、5000円は返さなくても良いと言うことだったから、まずは何とかなったものだが、今は授業料が年額50万円を超えている、厳しい時代だ。技術系は院卒が普通みたいになっているが、学生の質はあまり良くなっていないような気がする。これも時代の流れか。
2016年07月19日
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まあ英語圏の小学生にならありかも知れないが、日本の小学生となるとナンセンスといわざるを得ない。Cにしろ英語抜きでプログラムはありえないだろう。コンピュータが普及して、「これからはこれくらい使えなきゃ」と思う親はいるかも知れないが、構文とかコマンドで日本語がベースになっている言語なんかない。何より、英語とプログラムを教えられる小学校の先生が何人いるだろう?ピアノを弾ける先生の1/100もいるだろうか?a=a+1 の意味がわかるかな?数学ではこんな等式は成立しないが、プログラムなら使わない訳に行かない概念だ。もうずいぶん前にlogoなる言語を子供に教えるような話もあったが、図形を書くのに何度の方向にいくつ進め、という命令を繰り返して(それも英語で)行くのだが、これがそんなに面白いとは思えない。コンパス1本で六角形を作れる方がよほど面白いではないか。私は子供が産まれた頃からパソコンを使っていたが、夏休みの自由研究に中学2年でエクセルを教えてみた。 自動販売機の売り上げと気温の関係を導かせたりして統計処理の真似事でナントカ奨励賞とかをもらっていたが、これは教師側にエクセルを理解できる人がいなかったゆえの賞だと思った。その後高校で小学生に7セグメントのLEDで数字が表現できることを理解させるようなプログラムを作ったりしていたが、英語と数学とプログラムの知識があって初めて出来ることだった。小学生にプログラムなんて、キチガイ沙汰だ。パソコン屋を儲けさせるための口実としか思えない。そんな連中が作ったシステムだからハッキングされるのだ。コンピュータも性善説と性悪説を交えながらやらねばいけないのだ。
2016年06月28日
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法事が2週間後に迫り、上天気なので障子の張り替えをすることにした。梅雨の晴れ間の障子張りだ。雪見障子というちょっとこった障子なのでそれなりに手間がいる。ガラスと障子の2つが一緒になっており、ガラスを可動の障子が覆う。可動の障子を持ち上げれば部屋の暖気を逃すことなく雪景色が見られるという趣向で作られたものだろう。まず可動の障子枠と固定の部分を分けなければならない。溝がほってあって片方は寄り深い溝で、ここに盗みを作って可動部をはめ込んだ後、木で埋めて外れないようにする訳だ。後は普通に水で濡らして糊を緩め、古いのをはぎ取って行き、枠に残った紙の繊維や糊を取り除いてしまう。こんな時、大活躍するのがミクロスパテルだ。誤って会社から持ち帰ったものがそのままになっている。mgの世界で粉末薬剤を使っている人なら誰でも知っているが、機械的強度があって薄いものというとなかなかないものだ。写真右の匙部分と左のコテかヘラのような部分が同居している。長さは15cm位か。これは本来、微量の薬剤を扱うもので、ヘラは掻き落としたり剥ぎとったりに使うが、優秀な攪拌棒でもあり、ペーパーナイフにもなる。更には時計の電池交換のためにフタを開ける道具にもなるし、スマホのカバーだってねじ込んではずせる。もちろん耳かきにも使える。だから、糊と紙の繊維の混じったクズとりなんて朝飯前。非常にはかどる。この雪見障子は60年以上前のものだ。だから材料も非常に吟味してあり、近頃の障子枠みたいに木の繊維が逆むけになったりは絶対にない。水に濡れても乾かしても狂いもでない。指し物師の芸術みたいなところがある。
2016年06月18日
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