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わ~、気が付いたら目茶苦茶久しぶりの日記になってしまった・・明日で5月も終わり、「ザハーロワのすべて」公演から早やひと月が経とうとしているんですね。ほんとにまぁ、月日の過ぎ去るのは・・って、毎回同じこと言ってますね~。「ザハーロワのすべて」公演の感想も、なんか今更、って感じですが。でも一応最後まで書いておきたいと思います。え~、この公演は、アンコールも凄く楽しくて盛り上がりましたね。特に男性陣は、皆さん本当に頑張って下さいましたね。ウヴァーロフが超絶技巧(何と言う技なのかわからない・・よく見るものだけど)で舞台を横断するとメルクーリエフも回る、回る。極め付きはやっぱりワシーリエフ君でいやはや凄かったですよね~。本プログラム以上に凄かったんじゃ?疾風のようなマネージュで舞台を駆け巡りながら、凄い技を入れてくる。はぁ~、本当に彼のことは凄いとしか言い様が無いです。女性陣に関しては、すみません、記憶が薄らいでしまってあまり覚えていない・・コバヒーゼがウィリの姿で実に美しいグラン・ジュテを披露して下さったのだけ印象に残ってます。どのダンサーの時も会場からは大きな拍手が沸き起こっていましたが、シュピレフスキーの時だけ明らかに拍手の音が小さくなってたのが面白かったです。皆さんやっぱ観てらっしゃるのね(笑)。ザハロワはここでもフェッテを披露したんでしたっけ?なんか男性陣の活躍に目を奪われて今となってはあまりはっきりとは覚えていないんですよね。けど私はザハロワに関してはフェッテよりもグランド・スゴンド?とかの彼女の得意な、しかも彼女にしか出来ない(出来たとしてもザハロワほど「映える」ことはない)技の方を見たかったです。ってそういうのを散々見せて頂いた後に言うのもなんですけど。しかしバレエダンサーの方というのは本当に頭の先からつま先まで、本当に「美しい」ものなんですね~。アンコールの始めの方でダンサーのシルエットだけが写し出される演出がありましたけど、本当にシルエットだけで「絵になる」。あの美しさは本当に何なんだろう・・って、いやはや今更過ぎることではありますけど、本当に感心してしまいましたよ。アンコールは2回もやって頂いて、2日間観たので4回も観たことになりましたが、本当に楽しかったです。最終日は天井から金の紙ふぶきが降って来ましたが、ダンサーが踊っている最中から降り出したものだから、てっきり照明で紙ふぶきが降ってるように見せてるんだとばかり思ってました。でも本物だったんですね。危なくないのかな~?紙に足を取られて滑ったりしそうに思えるんですが。しかしとにもかくにも、ザハロワの新たな魅力を堪能出来た、素晴らしい公演でした。素晴らしく美しい、魅惑的なカルメンに、その身体能力の凄さに度肝を抜かれた「ブラック」、美しく叙情的な「トリスタン」、これぞザハロワ、クラシック・バレエの女王!としか言い様の無い圧倒的な輝きで魅せてくれた「ドン・キ」、この公演の一番の目玉だったかもしれないのにあまり集中して観ることが出来ずに残念だった(本当にこれだけは悔いが残ったな・・)「Revelation」、ちょっとばかし(いやかなり?)「?」だったけど、とにかくザハロワが踊ってくれるんなら何でもいいです(っておいおい)「ヴォイス」、とまぁザハロワファンには堪えられない本当に素晴らしい公演でした。私はもう、益々あなたの虜です、愛してます、ザハロワ様♪ウヴァーロフもメルクーリエフもワシーリエフも素晴らしかった!女性陣はどうしてもザハロワと比較してしまうので本当に申し訳ないのだけど私的にはあまり・・だったのだけど、コバヒーゼは素敵だったと思う。あと「カルメン」でたばこ売りの女を演じていたリョーゾワも結構印象に残りました。悪い意味で印象に残ったのがシュピレフスキー。ジークフリートで観た時には良いと思ったんだけどなぁ。今回は全く良いところ無しでしたわ(ってど素人が相変わらず失礼なことばっか言ってすみません)。しかしとにかくザハロワは凄いね!存在そのものが奇跡みたいな人だわ。それは前からずっと思ってたことではあるけど、今回改めて、つくづく思い知らされました。彼女こそ私の美神。女王様です。あなたを前にしては殆どすべてのものが意味を失ってしまう。あ~、本当にザハロワ様、あなたという方は!なんてね(笑)。「ザハーロワのすべて」今後も定期的に開催して頂きたいです。ジャパン・アーツ様よろしくお願いします~(笑)。
2009年05月30日
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今まで述べてきた以外の演目の感想です。Aプロ「海賊」 カプツォーワ&ワシーリエフいや~、とにかくワシーリエフ君が凄かった!昨年の「ドン・キ」でオーシポワちゃんと踊るの観ていたので予想はしていたけど、予想の100倍くらい凄かったです。いやもうあそこまでやられると、もう笑うしかない!って感じ。彼もまたとんでもない運動神経の持ち主なんでしょうねぇ。今現在世界で一番のテクニシャンでしょう。ワシーリエフ君が凄すぎたのと、まだザハロワ@カルメンの印象が強く頭に残ってる状態で観たので、カプツォーワの方はあまり印象に残りませんでした。なんかもうザハロワの後で観るとどんなバレリーナでも「ふつー」に観えてしまうのが恐い。すごく美しいダンサーなんでしょうにね。「エスメラルダ」 キフャーク&ヴァーニャザハロワの直後にキフャークは・・カプツォーワでさえ「ふつー」に観えてしまうくらいですもん、うう~ん・・なんかもうど~でもいい、って感じでした。いやもうほんっとうに失礼極まる話で、本当に申し訳ないんですけどね。唯、変った?「エスメラルダ」だなぁ、って思いました。こんな「エスメラルダ」は観たことなかったです。キエフの版なんでしょうが、しかしエスメラルダのあの有名なヴァリアシオンが無いのはつまんないな~。しかも長いし。ヤン・ヴァーニャは美しい軽やかな踊りで素敵でしたけど、二日間ともこの演目というのは「・・・」でした。「マグリットマニア」 コバヒーゼ&シュピレフスキーコバヒーゼが素敵でした。しかしこれも「ブラック」の直後だったのでどうにも入り込めませんでした。コバヒーゼは本当にとても美しかったと思うのですが、ザハロワの直後だと本当にどんなに優れたバレリーナでも私には「ふつー」にしか見えない・・いや、コバヒーゼは「ふつう以上」に見えたので、きっと素晴らしいダンサーなんだろう、と思うのですが。シュピレフスキーに関しては全く記憶に無し。「クレイジー」 ワシーリエフワシーリエフ君のとんでもない超絶技巧にまたまた唖然とさせられました。とにかく凄い!凄いとしか言い様がありません。Bプロ(Aプロと重なる演目は割愛)「パリの炎」 カプツォーワ&ワシーリエフ2日目ということもあってか、昨日よりは冷静にカプツォーワを観ることが出来たと思うのですが・・あ~、如何せんパートナーが悪かった(いや、良かったと言うべきなのか?)。昨日に引き続き、いやもしかしたら昨日より更に凄かったかも知れないワシーリエフ君の超絶技巧、凄まじいばかりのエネルギーの発散の、彼女は完全に犠牲(と言うのは大げさ過ぎではありますが)になってしまったな、って感じでした。とても美しかったとは思うのですが、なにせ相手が悪すぎ(良すぎ?)。あのワシーリエフ君に対抗出来るのはオーシポワちゃんくらいしかいないのでしょう。「ジゼル」 コバヒーゼ&シュピレフスキーまたまたコバヒーゼが素敵でした。とても美しいジゼル。最初はなんか白け気味だったのですが(ザハロワの「ブラック」観た後で、今更「ジゼル」なんて・・という思いがあったので)段々とコバヒーゼの作り出す「ジゼル」の世界に引き込まれて行きました。やっぱり「白いバレエ」はいいなぁ。シュピレフスキーに関しては特に感想は無し。なんか、あれだけ外見に恵まれているというのに殆ど印象に無い、というのはど~ゆうことなんでしょう?大丈夫なの?シュピレフスキー君。2日間を通して、ザハロワやウヴァーロフ、それにメルクーリエフ以外で特に、とにかく印象に残ったのはワシーリエフ君でした。こんなの見た事ない!って感じの超絶技巧を次から次に繰り出してくれるものだから、最初のうちはわ~、すごい!と思っていたのがそのうちもう笑えてきちゃって、2日目の途中くらいからはなんかもう観てる私が恐くなってきちゃうくらいでした。あまりのとんでもぶりに、怪我でもしたらどーしよ、怪我しないでよ~(祈)みたいな気分になっちゃって。いや多分、全然彼は余裕なんでしょうけどね。観てるこっちがドキドキしてきちゃって。けど本当に楽しませて頂きました。彼を観ることが出来て良かった。ザハロワ、彼を連れてきてくれてありがとう!え~、しつこいですけどまた次回に続きます。
2009年05月14日
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古典なんか踊ってるのは勿体無い!と言ったばかりなのに何ですが、最後の「ドン・キ」グラン・パ・ド・ドゥを観て、あ~、やっぱりザハロワはクラシックバレエの女王様だ!これでこそザハロワ!なんて思ってしまいました(笑)。やっぱり彼女はクラシック・チュチュが世界一似合うバレリーナだわ!アダージョでのあの輝き。正に「女王の舞」でした。太陽の様に輝いていて眩しいくらい。うわ~、やっぱザハロワはこうでなきゃ。この人はクラシックバレエを踊る為に生まれてきた人なんだもの!なんて、とにかくもうもう頭の中がパンクしちゃうんじゃないか、ってくらい興奮しちゃいました(笑)。あの輝き、あのオーラ、あの華。クラシックバレエのヒロインに求められる全ての要素を完璧なまでに、完璧を通り越すくらいに持ち合わせていて、あ~、やっぱり私はクラシックを踊るザハロワが好き、なんてしみじみ思っちゃいました。まぁ彼女のチュチュ姿を観るのが凄い久しぶりだったので、余計にそんな風に感じたのかも知れませんがね。ウヴァーロフとのパートナーシップも流石で、片手リフトは空中での姿勢もちょっと変っていて?見事の一言。本当にチュチュを着たザハロワは無敵ですわ~。って、彼女の現代物観てる時にも同じこと思わせられたんですけどね(笑)。コーダでのグラン・フェッテでは、珍しくダブルを時々入れていましたね。ザハロワはフェッテだけはやや苦手なのか、それともそういう方針なのかシングルだけで回るのが殆ど、みたいな印象があったのですが、今回は自身のガラということもあってか、それともそんなことは全然関係ないのかも分かりませんが、ダブルも時々挟んでのフェッテでした。けどやっぱちょっと苦手?かなり軸がぶれてきちゃってあまり効果的とは思えませんでした。会場は割れんばかりの大拍手でしたけど。けどいずれにせよザハロワの圧倒的なプリマの輝きを見せ付けて幕、というガラに相応しい終り方で、本当に素晴らしかった。背景にボリショイ劇場の観客席の写真を持ってきたのも良かったと思います。そりゃここはボリショイ劇場じゃないけどさ~(って当たり前)、雰囲気は僅かばかりでも伝わって来たし、ゴージャスな観客席に映えるゴージャスなパフォーマンスに、本当に大感激!でした。明日も観られるのね~、わ~い♪と思っていたら、あらら、プログラムを見てみたら明日はドン・キじゃなかったのね(最近忙しくてプログラムの内容も殆ど確認しないでこの日を迎えたのだった)、う~ん、ちょっと残念だけど、まぁ明日の「ヴォイス」も楽しみだわ~、と思いながら、幸福感に包まれながらホテルへと帰ったのでした。で、翌日の「ヴォイス」ですが・・う~ん、ザハロワ、この演目を選択したのはちょっと失敗だったんじゃない?プログラムによると、ユーモラスな作品で、コミカルな振付の妙をお楽しみ頂けるのでは、なんてザハロワは言ってるので、どんな作品かと思って観始めたんだけど・・全然コミカルじゃない(笑)。いや、確かにあ、ここは笑うところね?と思える部分もあったのだけど、けど全然笑えないし。観ているうちに、この演目は少なくとも「今の」ザハロワには合わない、って私は思っちゃったよ。やっぱり慣れてないというか・・こういうコミカルな表現が似合うダンサーもいるし、そういうのに上手い人が踊ったらすごく面白く見えるのだろうけど、ザハロワには合わないな~。こういうのも、ある意味天性のものがあって、今回のこの公演でいえばワシーリエフ君みたいな、観客を楽しませる、面白がらせることに才能のあるダンサーというのも確かに存在するけど、ザハロワはそういうタイプじゃない。慣れてきたらもっと上手く「魅せる」ことも可能になるかも知れないけど、今はまだ・・って感じだった。なのでこの演目の一体どこがユーモラスやねん、なんて思ってるうちに終っちゃったよ(笑)。私の中では、昨夜の輝くばかりの「ドン・キ」の印象がまだまだ強かっただけに、やっぱ今日もあれで締めるべきだったんじゃない?なんて思っちゃいましたが、それだと4公演、3公演観に行った方にはちょっと・・だろうから、そうだな~、「眠り」グラン・パ・ド・ドゥで終らせるのはどう?なんて思っちゃったけど、それだと「やっぱザハロワはクラシックだよね」という印象を観客に改めて益々植え付けるようなことにもなりかねないから、やっぱダメか。じゃ「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」はどう?ザハロワがあの作品踊るの、観てみたいんだけどな。あるいはまぁ・・なんて私が今更あれこれ注文付けたって仕方が無いんだけどね。え~、またまた次回に続きます。
2009年05月09日
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しかしウヴァーロフは、あの衣装でも美しく見えるんだから凄い。あんなの普通の日本人が着たら殆ど「お笑い」にしか見えないと思うけど。カルメンを刺し殺してしまった後、苦悩に身悶えするシーンは素晴らしかったと思うけど、やっぱ美し過ぎてど~見てもホセには見えなかったな。オデットを失って悲嘆に暮れるジークフリートか、ジゼルを失ったアルブレヒト、みたいにしか見えなかった(笑)。なんかね~、今までウヴァーロフのことを特に美しいとか感じたことってなかったんだけど(それが当たり前、みたいになってたから)今回初めて古典の王子様以外の役で観て、いかに彼が正統派の、美しい「バレエダンサー」であったことか!という余りに当たり前のことを今更ながら実感させられました。お陰で全然ホセには見えなかったのだけど(シュピレフスキー@エスカミーリョがあれだから益々・・という要素も大きいとは思うけど)、美しいウヴァーロフが観られて(ほんとに今更過ぎることではあるけれど私にとっては正に新発見!みたいな感じでした)良かったです。多分彼はあまりにも「王子様」であり過ぎるのだろうな~。あまりに「王子様」なものだから、頑張ってホセを演じようとしているのだけど、今一歩殻を破りきれずにいる、そんな印象を受けました。その殻を破ることが出来たら、それこそ「新しいウヴァーロフ」を見出すことが出来るのだろうけど、観客は別にそんなウヴァーロフを待ち望んでるとも思えないし?ウヴァーロフは「何を踊ってもウヴァーロフ」、それでいいのだろう、と思います。え~、相変わらずもの凄くえらそ~な物言いですみません・・ザハロワは、彼女のカルメンを演じ切ってくれた、と思います。美しく魅力的で、色っぽくて、でも色気があり過ぎるということはなくて、だけども挑発的で美しい雌豹のようなカルメン。あのしなやかな美しい身体で人間業とは思われないような凄いことを平然とやってのけてしまうのだから、それだけで本当に魂を奪われてしまう。まだ29歳(ですよね?)。演技力、表現力といったものは、これからも益々進化していくのでしょうね。いや~、本当に凄いな~・・今回彼女のカルメンを観ることが出来て良かった。本当に「素敵な」カルメンだった。「人間業とは思えないような凄いこと」と言えば、「ブラック」も凄かった!しかも同じ凄いことをしていてもザハロワの場合、「映え方」が他の人とは全然違うんですよね。全く同じ振付を踊っていても、彼女のあのプロポーションは、とにかく映える!あのプロポーションであの身体能力ですもん、ほんと、向かうところ敵無し、ですよね~。ザハロワがこういうコンテンポラリー踊るのって、あんまり想像出来なかったけど、今回この公演観て、ザハロワはコンテンポラリーも凄く良い!って思いました。っていうか、古典よりむしろこっちの方が彼女の真骨頂なのでは?とさえ思ってしまいました。だって古典ではやっぱりいろいろと制約があるから、あの身体能力を生かしきれないですもん。なんかもう、ほんとに彼女の身体能力って凄いんだな~、ってことをつくづく思い知らされたので、「古典なんか」踊ってるのは勿体無い!とさえ思ってしまったよ。メルクーリエフとの息もばっちりで、この二人が組んで踊るのって初めて観たけど、凄く良かった~♪翌日の「トリスタン」もすごく素敵だったし、この二人のパートナーシップって、なんかすごい良さそう。クラシックだと、身長差があまり無いのできついかも知れないけど、こういう現代ものでは凄く良さそうですね。これからも一緒に踊っていって欲しいな。メルクーリエフはソロでの「アダージョ」もすごく素敵でビックリでした(事前にあんまり期待してなかったから、というのもあるとは思うけど)。柔らかく優雅な踊りにうっとりしました。彼がこの作品踊るのってほぼ5年ぶりに観たけど、彼が成長したのか観る方の私が成長したのか?以前よりずっと素敵に観えた、と思います。私ってそもそも男性ダンサーのソロって苦手なんですけど、今回のメルクーリエフの踊りには引き込まれてしまいました。けど彼って、ボリショイというよりはマリインスキーのイメージだなぁ。え~、また次回に続きます。
2009年05月07日
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やっぱりザハロワは凄かった。圧倒されて帰ってきました。改めてザハロワって、本当に本当に凄いダンサーなんだぁ~、って。驚異的な身体能力と柔軟性を改めて、これでもか!ってばかりに見せ付けられましたね。それは今までから分かってるつもりだったけど、やっぱ本当には分かってはいなかったんだ。古典の制約から解き放たれた彼女は、本当に自由に、堂々と舞台上に君臨していた。あの伸びやかな肢体は、美しいという域をも超えていたと思う。本当にどこまで凄い人なんだろう・・って改めて思ってしまったよ。本当に何もかもに恵まれた人なんだな~、って。カルメンでは彼女の脚から終始眼を離せなくて、一日目は上半身には殆ど眼が行かなかった。元々そういう振付ではあるにしても、それにしてもあの脚はなんて雄弁なんでしょうか。あの脚を観てるだけでカルメンという人がどういう人なのか、わかるような気がする。元々もの凄くインパクトのある振付だと思うけど、ザハロワ以外の人が同じことしてたって、あそこまで魅力的に、「魅せる」ことは出来ないんじゃないだろーか?あの脚は、「強い」カルメンの象徴なんだね、本当にもの凄く挑発的で、挑戦的で、ある意味もの凄く女を武器にしている振付なんだけど、それはあくまで「武器」なんだよね。武器を携えた戦士のようだった。どこまでも「私は私よ!」と言い切れる強さを持った「女」、それがカルメンなんだな~、ってしみじみ思いました。そんなカルメンに3人の男が惹かれてしまうのも当然で、そりゃあれだけ挑発されまくったらどんな男も落ちるのは当たり前。まして純情なドン・ホセなどいちころですわよ。狙った獲物は必ず落とす、それがカルメンの流儀ですもん。ウヴァーロフ@ホセは、ホセを演じるには余りに美しくて、気品に満ちていて、全然ホセには見えなかったけど、やっぱり素晴らしかったです。特に最初登場して暫くコレヒドールと一緒に踊るシーンなど、普通のクラシックの動きとはちょっと違った振りをするところでも、やっぱり美しいな~、って。純クラシックとは違う動きをするウヴァーロフというのも初めて観たかも?なんか凄い新鮮でした。コレヒドール役のヤン・ヴァーニャもとても美しかったですね。ウヴァーロフが余りに美しいものだから、シュピレフスキー@闘牛士、には・・・でした。なんかね~、全然美しく見えないんだもの。花形闘牛士のはずなんだから、カルメンがホセから彼に心変わりする相手なんだから、ウヴァーロフより美しく見えなきゃおかしいはずなのに、ウヴァーロフと一緒に見ると、シュピレフスキーの立ち居振る舞い?が全然なってない!ってことがよ~く分かりました。まぁウヴァーロフと比較するのが酷、という弁護?も成り立つとは思いますけど、それにしてもね~・・昨年のボリショイ来日でジークフリートを見た時にはそこまで思わなかったんだけど、やっぱウヴァーロフと比べちゃうとね・・まぁジークフリートはあの洗練されていない感、もっさり感が、却ってジークフリートという人物を描くのにちょうど良かった、未熟な青年という役には合っていた、と思いますけど、トレアドールにそれはまずいでしょ。なんでカルメンが彼に惚れたのか分からない、っていうのでは・・ホセに勝ってるのは若さだけ、というのではねぇ。シュピレフスキーは、どうも身体が重い、ように見えてしまうのですが、バレエでそれは致命傷でしょう。見たところかなりの筋肉質?なのが災いしてるのかな?美しいのは顔だけ、ではバレエの世界では生き残れない、と思うのですが(って、何様!って言われちゃいそうですが)。今回予想以上にメルクーリエフが素敵だったから、彼にトレアドール踊ってもらった方が良かったんじゃないかな?身長でウヴァーロフに大分差を付けられてしまうけど、メルクーリエフの方がずっと良かったんじゃ?なんて思ってしまうよ。え~、シュピレフスキー君には失礼千万なこと言っちゃってご免なさい。あくまでど素人の戯言に過ぎませんので。しかしあの衣装は何とかならないものでしょ~か?カルメンがトレアドールに心変わりしたと知って舞台に駆け込んでくる時のホセの衣装・・ピンクに黒の水玉模様がプリントされたあの衣装は、殆どギャグにしか見えないよ。もの凄い緊迫したシーンなのに、なんであんな衣装なんだろう。前回のバレエフェスでメルクーリエフが同じ衣装を着てる写真がダンスマガジンに載っていたので、あれがボリショイの衣装なんだ、って分かってはいたけど、思わず吹き出しそうになっちゃったよ。あの緊迫したシーンにあの衣装はないでしょ~、って思うんだけど、何か意味でもあるのかな?いや、しかしその後のカルメンとのアダージョは素晴らしく美しかったですけどね。全編を通して、ザハロワ@カルメンの身体能力の高さと抜群の柔軟性を、男達とのパ・ド・ドゥでは存分に味わうことが出来ました。勿論ソロも凄かったですけどね。なんか新体操見てるみたいでしたね(良い意味で、です)。え~、次回に続きます。
2009年05月04日
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