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この忙しい時期に欠勤してしまった。同僚よ、すまん。夕方まで寝室で過ごし(実際、ほとんど寝ていたが)、あさとえいりさんの本を読み始める。理科系ネタ? 半分読んでもまだ恋も愛もエッチもなし。なんだかなあ。録り貯めしておいたアニメを見ながら、グイン85巻も読む。それだけの一日。
2006.11.30
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風邪で体調最悪。夕方から夜までは本当につらかった。咳止まらず、熱はガンガンあがるし。おまけに昨日「ベニスに死す」を、今日「デスペラートな妻たち」を見逃してショック倍増。はああ。もう最近は、欠かさず見たいと思っているドラマなんてほとんどないのに。数少ないチェックしていた2本が。あああ~。あの医者は藪か?薬が効いたのは火曜日だけだぞ。今日もちゃんと薬飲んでいるのにさっぱりだ。やっぱり別の疾患を疑ったほうがいいのだろうか。
2006.11.29
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風邪で体調がぐずぐずのうえ、入稿日がずれ込んで毎日残業。家に戻って夕食食べ終わると11時だよ。もう。日曜はお客がきていてあまり読めなかったし、結局グイン・マラソンしかないのか。グイン・サーガ84巻 劫火85巻 蜃気楼の彼方イシュトが鬼気迫っていて、おかしい。都合よくキタイの竜王に操られているらしい。あのナリスへの妄執は、かつて自分に向けられたアリストートスのそれと変わらない。専横国家の悲しさで、誰も彼を止められない。ナリスはなさけないし、イシュトとヨナは頭脳だけだし。これだけ弱いパロって、国家としてどうなのよ。いくら歴史が長いとはいえ、とっくに他国に併合されていてもおかしくなかったんじゃないの。こんなイシュトは好きではない。というより、こういう変なキャラクターにした温帯の神経を疑うよ。まあ、温帯は温帯だから言っても詮無いことだけど。グインはますます威厳高々だし、リンダはそろそろ白痴化してくるし。そう、「まあ」しか言わない女に。ナリスの死まであと2巻。今週末には到達するか?
2006.11.28
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もう一カ月も咳が止まらない。いやな痰も相変わらず。集中力なし。頭ぼーっとするし、仕事に身が入らない。というわけで、本日病院4回目。さすがに他の疾患を疑ってレントゲンになるかと思ったらさにあらず。でも、1カ月も改善しないことにあわてた様子で、薬再び全とっかえ。ダーセンとフラベリックは元に戻ったけど、これ、昔から飲んでいるけどあんまり利かない。それより、アベロックス錠400mgが強力。初めて見るかなり大粒でピンクの棹状錠剤。それにテオドールを継続して、ツムラ漢方の麦門冬湯。そしてやっと出た液状咳止めライトゲンシロップ。ああ、みんな気管と咳の薬だ。いいんだろうか。こんなに飲んで。どの薬かわからないけど、猛烈にダルくなるのが混じってるな。咳は午前中がひどかったけど、午後はだいぶ落ち着いた。その代わり熱が出てしんどい。明日も絶対休めないし。嗚呼!
2006.11.27
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といっても、二人だけで。去年、トカイアスーのプトニュス4にはまって、ずいぶん飲んだけど、今年はワンランクお高いトロッケンベーレンアウスレーゼ。最初に半ダース買ったインペリアルパレスブリュットロゼを開ける。まともな肴を用意できなかったので、大量の野菜サラダとお持ちよりの高級ハムセットと、前日作っておいた大根と鶏肉の煮物、ハッシュドポテトと鶏唐揚げという和洋混在のありあわせメニュー。それにデリバリーピザというメニュー。一応カナッペ用クラッカーとチーズ、スモークサーモン、イクラは出したけど。シャンパンはピリリとくる辛口ではなく、料理を引き立てる控えめな甘さと辛さのバランスがよくて、おいしい。これは誰にでも好まれる味だね。当たり。本当は、初めてのお店で買ってみたバルバレスコを開けるつもりだったけど、シャンパンを開けるうちに酔いが回って、次にはもうトロッケンベーレンを開けていた。このワイン、ボトルの形がユニークで、通常ワインの半量なのに背が高くて冷蔵庫に縦置きできない。しかも重い。まあ、ガラスが重いんだろうけど。で、開けるなりはちみつのようなよい香り。なめてみると、まごうことなきはちみつ酒。トカイアスーは基本はワインでそれにはちみつを入れたという感じだったけど、こちらはまるきりお酒という感じがしないよ。こんな甘いお酒、カクテルにだってそうはない。おいしいけど、甘すぎるので途中で氷投入。さらに最後は紅茶を入れてそれに投入。おいしい。なんてもったいない!あのサイズはダテじゃないんだ。甘くてたくさんは飲めないんだよ。二人で結構がんばっても1本飲みきれない。しかも途中で、数日前に口開けて冷蔵庫に入れておいたボルドーを飲み始める。トロッケン…はアルコール度が7~8%と通常ワインの半分ぐらいだ。だからよけいに甘さがひきたつのかな。まあ、珍しいワインということで話の種でした。チャンチャンそんなに酔わなかったけど、夜中に喉が渇いて二度起きる。やっぱり回っているんだな。
2006.11.27
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『花嫁のビジョンブラッド』英田サキ シャイノベルズ「エス」が非常に評判の良い英田さんへの初チャレンジ。先週だったか平井のブックオフの半額セールでゲットしてきたもの。花嫁ネタ、女装ネタは避けていたんだけど、イラストがお耽美路線の実相寺紫子さんなので、思わず手にとってしまった。……私の好みではなかったよ。文章は淀みないし、まあ読ませるんだけど、設定がダメだ。召使が何人もいる大きなお屋敷、頑固で病弱な主人、やり手で信頼されている血縁者でもある秘書兼世話係、亡き母の望みをかなえるべく乗り込むわけありの孫……昔のハーレクインの常套だ。主人公が男性である必然性がないし、攻めがいきなり受けを襲う動機もわからん。指輪の謎も解けていないし、すべてが使い古されたネタに思える。絵が好みだっただけに残念。
2006.11.25
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『鈴の音がきこえる』佐々木久美子 リンクスコレクションBL小説の挿絵でおなじみの佐々木さんの初コミックス。以前読んだ侍の出てくる時代物がそれほど好みじゃなかったのと、表紙が猫耳だったので、荒唐無稽なファンタジーかと思って、これまで手を出さずにいた。ところが、大当たりだったよ~! 久々にキャラ萌えだよ! いい男系ばっかり見ていたせいで、こんな草食系の受けキャラがうまいとはしらなかった。萌える、萌えるよ霧島先生! ラストが死にネタじゃな動物ものというのも好みだし、黒猫の転生した十三くんだけじゃなくて、ロングコートミニチュアダックス系の琥珀ちゃんがかわいい!女の子、上手いんだ! 瞳の大きなおとぼけキャラがすごく魅力的。たくさん出てくる動物たちもラブリー。続きを読みたい。確か、CDにはなっているはずだ。801シーンもそれほどハードじゃないし、十分ファンタジーとして成立する。佐々木さんはカラーの色使いが独特で、PC処理なのかどうかわらかないけど、落ち着いた感じで好きだ。今回マンガの画面をしみじみ見ても、過剰な書き込みはないけど、丁寧で好感がもてる。かなり時間かけて書いていそうだ。初出はもう5年も前だから、今はもう少し違ったタッチになっているかもしれないけれど、もっとこういう軽いファンタジーマンガ、描いてほしいなあ。
2006.11.25
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グイン83巻 嵐の獅子たち 読了。これ面白かった。イシュトとスカールの一騎打ち。すべてを投げ捨てたくなる子供みたいなイシュト。リー・ファの仇とばかりに大人気なくなるスカールと、諭そうとして失敗するヴァレ。ナリスが出てこなくても面白い巻もあるものだ。1ヶ月ぶりに自由ヶ丘のブックオフへ。BLの棚が一気に縮小されていた。前は3尺10本以上あったと思うけど、新書×2、文庫×2が定価と100均の8本になっていた。がっかり。みるべきものなし。木原一冊も無し。榎田さんの知らない本が4、5冊あったけど、定価設定(450円~500円)だったので、一冊だけ。音楽ものの「ラルゴ」。あとは解説がおもしろそうだった樹生かなめさんの「カッパでも愛してる」。もうタイトルからしてギャグ満載っぽい。そういえば、あのエロ坊主のBLも樹生さんだったか。色物担当なのかな。あとは100均で、水壬さんのルビー「代議士は恋をささやく」、なつかしや三田菱子さんの「M この世で一番最後の夜」、マンガで佐々木久美子さんの「鈴の音がきこえる」。佐々木さんは、挿絵が好みなんだけど、マンガは時代物しか知らないので、読んでみたかった。これ、BLCDにもなっているんだよね。わくわく。これでトータル5冊で1015円。まあまあの買い物。
2006.11.24
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10月からのアニメ、半分終わったところで総評すると、みるべきものがほとんどないという結果。数だけは多いのに、本当にがっかり。次回を楽しみにできるのは、GyaOの幕末機関説ぐらいだ。なんてことだろう。かろうじてまだ観続けられるのは、「パンプキンシザーズ」と「ブラックラグーン」ぐらい。「天保異聞」もやっと面白くはなってきたけど。あ、そういえばGyaOではゲームスプラッシュ作品の「ルードヴィヒ革命」だっけ? 由貴香織里がキャラデザインやったあやしい学園ものも始まった。これも観るけどさ。学園ヘヴン海外版のようだと思った「マージナルプリンス」、主人公がアホでキャンキャンうるさくて見続けるのが苦痛になってきた。おまえには脳みそはないのかと。今時こんな考え無しに行動するのは小学生にもいないぞ。それになんだ、あの後半のミュージカル仕立ては。吐き気がする。これじゃほとんどギャルゲーのキャラがズボンはいているだけだ。くだらなすぎる。せめて801にでもなれば萌えられるのかもしれないけれど、これは匂わせてはいるけど健全路線ぽいし。明らかに捨てシーンみたいな、口は動くのに台詞のないシーンがあったり、絵がほとんど動かなかったり。主人公の姉が声のみ登場で、これが視聴者側の乙女代表ということなんだろうけど、こんなもので今時の腐女子は喜ばないよねえ。ゲームスプラッシュらしいけど、明らかに声ヲタ狙いの駄作だ。もう止めよう。これより最低なのが「ヤマトナデシコ七変化」。4人の美男が住む館に一緒に暮らすことになったさえない女の子という設定も古いし、表現がまるで70年代の少女マンガみたいな古さ。これもうるさいし、第一二次元のマンガ的表現(驚いた時の漫符とか)をいまさらアニメでやらんでも。これも誰狙いなのかわかない。声がわかるのは杉田のみ。「ゴーストハンター」も所詮中学生向けジュヴィナイルで物足りない。声はいいんだけどね。浜賢がなかなか渋い。「少年陰陽師」肝心の主人公とそのお供の妖獣の声が女性なのは仕方がないけど、脇キャラが豪華なので観続けている。小西、森川、関俊、石田。麦人とかも渋くていいよね。「金色のコルダ」男が多すぎて、声の聞き分けができない。この主人公の女もキャンキャンうるさい。一応クラシック音楽ものなのでカバーはする。「NANA」絵柄も設定も嫌いな部類だし、途中からしか見ていないのに、意外とみられる。脚本がしっかりしているせいかな。あの棒っきれみたいなキャラデで、20歳の女の子が妊娠したり、ロックグループのグルーピーがでてきたり。今時の10代はもっとすれていると思うぞ。ティーンエイジャーにヘンに夢や希望を与えないほうがいいと、オバさんは思うけどね。どうして主人公がワンコタイプばっかりなんだ。考え無しで劣等性でキャンキャンうるさくて。目障りだよ。それとも今時のアニメのヒーローはこれぐらい馬鹿で、周りに支えられえナンボって設定が受けているのか。成長しそうなのは「コルダ」の女の子ぐらいで、あとは変わらないような気がするぞ。時代は変わったな。
2006.11.24
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BSで放映中のヴィスコンティ特集の、この作品はある意味目玉の一本でしょう。これもまともに見るのは20年ぶりぐらいかも。日本ではずいぶん日が経ってから公開されていて、製作は1972年だけど、岩波ホールで初公開されたのは80年代に入ってからだったような気がする。探せばまだパンフレットとかも残っているかもね。公開当時は、王が謎の死を遂げた後の、関係者の証言をはさんでのオールフラッシュバックの手法だったので、あまりのめりこんでは観られなかったように覚えている。散漫というか、とにかく長すぎて。人も時代も退廃・お耽美路線の白眉で、もう萌えどころ満載、だったはずだが。バーガーがこんなに青い目だったとは、初めて気がついた。あと相変わらず美しいジョン・モールダー・ブラウン。きれいな頃に2、3本主演作があったけど、今はどうしているのだろう。ワーグナーの傲慢さ、輪をかけてすごいのが王から手練手管の限りを尽くして愛人ワーグナーのために金を引き出そうとするシルヴァーナ・マンガーノ演じるコジマ。シシーを演じるロミー・シュナイダー、アラン・ドロンの嫁さんだったナタリー・ドロンの恋人というわけのわからない覚え方をしていたマルク・ポレル。ルードヴィッヒが顔のいい給仕(カメリエーレ)や小姓や俳優ばかりをそばにおいて、衆道の限りを尽くしていたかどうかはわからないが、シシーに恋心をよせる童貞の若き王が、政略結婚で家柄だけはいい愚鈍はソフィーと結婚するあたりからおかしくなるんだよね。美食の限りをつくしたせいか、歯はおはぐろみたいにぼろぼろだし、弟のオットーは哀れ戦争で心を病んで狂ってしまうし。この当時にドイツは小国乱立なのかな? 国が戦争に負けて疲弊しまくっているのに、現実逃避で趣味の限りをつくして蕩尽する王様。なんで誰も止められないのか。宰相とか摂政みたいな人間はいなかったのか。負け戦を途中で放棄して「王はこの戦争には興味がない」なんていっちゃって、あんたはアホかと。同族婚を繰り返して血が濃くなっていくと、ろくな人間が生まれてこないという証左だよね。いま観ると、ほとんど萌えないなあ。バーガーも、こんな男のどこが良かったんだろうなあって思うよ。狂気に駆られるなら、同じ時期のクリストファー・ウォーケンのほうが向いているような気がする。所詮バーガーは大根なのか。
2006.11.23
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久々に小説で萌えた作品だった「コルセーア」。作者は同人誌も出しているので、ちょこちょこと時間をかけて集めた。やっと出ている分はすべて手に入ったので、ちょこっと感想をあげておく。「シエスタ」これが一番面白かった。カナーレの目が見えないことをことさら強調した部分がいくつかあって、かなり萌えた。アヤースに手を引かれて、なんてそれまでなかったと思うけど。そっかー、アヤースってば、カナーレの手を引いて歩くんだ~とか。想像するとほほえましい。やるじゃん、アヤースってば。市場でいちゃいちゃお買い物するシーンも、しっかり腰に手を当てて支えて歩いていて、これはもう「寄り添う」なんてもんじゃなくて、べたべただよね。でもカナーレが自分で初めてお買い物するのに協力するアヤースってば、素敵。なにを買ったのかな~? やっぱりいろいろ手で触れて確かめて選ぶのかな~? この経験があったから、後日の商業誌ではハロルドを連れて市場で買い物というシーンが成立するわけね。で、馬に乗せられてってシーンも、商業誌にちょっとだけ出てくるけど、抱き上げて一緒に乗るってことは、カナーレは両足そろえての女乗りなのかな?ちょっと萌えるぞ。娼館ではかわいそうに右も左もわからない部屋で、アヤースに呼ばれて手探りして歩くし。そう、いままでカナーレは、盲目なのにほとんど手探りするシーンがなくて不満だった。ものに躓いたり、自分の位置がわからなくなったりというのも、1回ぐらいしかないんだもの。なんの事件とも関係なく、エッチするためだけにやってきた場所では、こんなに無防備なんだね。しっかしアヤースってば、なんでまた娼館なんだろう。ゆっくり広いところでエッチするって、ほかに手がなかったのかなあ。意外と見聞が狭いのか、海賊だから高級な宿には泊まれないのか。「帰路」「アフェア」これは「風の暗殺者」直後のエピソード。CDについてたSSも同じ時期というか、アヤースの艦であるブードゥーズでシェルシェルに帰る途中の艦上での話。帰路には大人なジルさんがちょっと登場する。ほかの船員たちが興味津々にカナーレを観察しているのがよくわかる。ベル・エイメよりかなり小さな艦らしいので、うわさ話も自然と耳に入ってくるだろうな。アヤースが鈍感すぎるのか、甘える訓練をさせるなんて、ほとんど鬼畜。でも、ハンモックでは寝られないであろうカナーレを、ほとんど抱き上げた形で毎晩寝ているとは思わなかった。すごい体力だな、アヤース。「帰路」には、カナーレがアヤースの顔に触れて確認するところとか、ベッドの天井が低いことを手で触って確認しながら自分から奉仕するところとかあって萌えた。アフェアはもうどうでもよろしい。二人でお好きにやっててちょうだいって感じ。水壬さんも書いてらしたが、「コルセーア」の同人誌再録本は、ほとんど砂を吐くだけの一冊になりそうだよね。やってる指数70%。水壬さんの作品は、ムーンリットシリーズとエスコートシリーズは読破したので、同人誌も読むところが増えてうれしい。でも、今回の「シエスタ」みたいに、萌えどころ満載の作品に出会ってしまうと、ほかの本がさっぱり進まなくなるのが困りもの。昨日からグインもBL小説もストップしたままだよ。でも萌えのおもむくままに生きるって幸せだな。
2006.11.23
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1955年作 豪華なカラーだなあ。時代考証もすごい。舞台は1866年。イタリア独立戦争最中のヴェニスとヴェローナ。昔観た時は、政治色の濃い小難しい映画のように思っていたのに、改めて見たらどろどろのメロドラマだったよ。身分ある中年(というには美しすぎるアリダ・ヴァリ。当時33歳ぐらい)女性が、若く野心しかないしがない軍人にめくるめく恋をする。初めての燃え上がる情熱。なんか、さんざん使い尽くされたメロドラマのパターンが満載で、この哀れな女性の妄執は、確かにたびたび映画になっている。サラ・マイルズがバイロン卿につきまとう「レディ・カロライン」とか、トリュフォーがイザベル・アジャーニを世に出した「アデル恋の物語」とか。どっちの身分違いだったり、男が軍人だったり。そっくりなのね。神話素で分解していく方法を美学の授業で習ったけれど、蓮實重彦氏言うところの「説話論的」方法論で言えば、メロドラマ素というのもありかも。あまりにも繰り返されるパターン。時代背景、戦争、紛争、身分のない若者の野心、金の力で年の離れた公爵家に嫁ぎ、愛のない生活を送っている伯爵夫人。金の力で男をつなぎとめようとする身分の高い女。初めての燃え上がる激情に何も見えなくなる女。大金を握らせ男を逃がす女。そこで男は若い女といちゃついている。「おまえなんか単なる金ヅルだ」とか言っちゃって。その現場にショックを受ける女。ああテンプレート。サラ・マイルズもアジャーニも最後は狂気に駆られてとんでもない行動に出て、これでもかというぐらいくずれてみっともなくなっていたけど、さすがにアリダ・ヴァリはくずれない。さっさと自分を裏切った男を告発して死刑にしちゃう。あっぱれ。伯爵夫人ぐらいの身分になると、よろめくぐらいで狂気には走らないらしい。衣装がすごいよね。最初のシーンが記録に残るエリザベータ(シシー)の髪型にそっくり。当時の流行かな?映画はオペラハウスから始まる。イタリアらしいヴェリズモ・オペラ。青い目のマッシモ・ジロッティは従兄弟の役かな? ホモっぽい。一方、オーストリアの兵士役で、アリダ・ヴァリが溺れるファーリー・グレンジャーはヒッチコック映画に出ていた、顔がいいだけの男で、演技は下手。考えるとヴィスコンティは女優は演技もうまい人ばかり使うけど、男優は顔がいいだけだよね。あ、ダーク・ボガードは違うけど。夏の嵐は、見事なまでのメロドラマだったという話。これだけ金を使って、こういう内容の話をつくれた時代ってある意味贅沢だったよね。イノセントも同じような話だったような・・・。ああー久しぶりに映画について言及したな。ヴィスコンティはまたテレビで見られたら、おそらく人生で彼の作品に触れるのは最後かもしれないので、書きとめておくことにしよう。私の若き日の萌えの残滓の記録として。
2006.11.21
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BSで連日ヴィスコンティ特集をやっているのだが。昨日は監督自身のドキュメンタリーだったのに、早速見逃してしまいましたよ。はい。21世紀に19世紀が舞台のシリアスプレイがどう思われるのだろう。思えばヴィスコンティは高校~大学時代の萌えだった。あの頃、マセた腐女子は一度ははまる「お耽美」ですもの。乙女の嗜み? 外せませんわ。田舎の小都市ゆえ、洋画がガンガンかかる映画館もほとんどなく、「ロードショー」や「スクリーン」で無聊を慰めていた中学の頃、どれだけ「ベニスに死す」に憧れていたか。当時、すでにビョルン・アンドレセンは「あの人は今」状態で、あの一作のみでスクリーンから消えた彼の、学生生活の様子などが写真に載ったりしていた。もちろん最初は陶器人形のようなタッジオ萌えなのだが、その後、怪しすぎるダーク・ボガードにも深くのめり込んで、自叙伝を原書で読む暴挙に及んだのももう20年ぐらい前・・・かな?貴族がいて、召使いがいて、リゾートなのにペストが蔓延するというギャップに驚いたり。それがまた犬も歩けば世界遺産に当たるヴェニスであることに驚いたりとか。耽美の道は世紀末の退廃へと容易につながった。そこで「ルードヴィッヒ」や「家族の肖像」や「地獄に堕ちた勇者ども」にものめり込みます。今考えると、映画そのもののストーリーやコンセプトはわかっていなかったと思う。でも4時間を越える「ルードヴィッヒ」をリアルタイムで岩波ホールで観られたのは財産だと思っているし、今はうわさも聞かないヘルムート・バーガーに憧れていた腐女子はあのころ、大勢いたと記憶している。ヴィスコンティ亡き後、見る影もなく落ちぶれていったバーガーが、その後出演したB級以下のポルノまがいの作品も、歌舞伎町の怪しい映画館まで友人と二人でこわごわ観に行ったっけ。クラシック~オペラ好きの私は、当然、オペラ演出家としてのヴィスコンティも好きだったし、ヴィスコンティ~ゼッフィレルリ~アバド~ムーティという、ミラノ・スカラ座ホモラインを見逃すはずもなく、「才能豊かな芸術は総ホモである」ことを疑わなかった。現在に至ってBLなんかにはまっているのも、すでに昔から温床はあったのね。三百人劇場でのヴィスコンティ全作上演も行ったはずで、デビュー作「熊座の淡き星影」も観たし「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は面白かった記憶がある。でも意外や「夏の嵐」や「山猫」には萌えられなかった覚えがある。コスチュームプレイは大好きだけど、ミラノ公国の歴史とかイタリアの内戦の歴史がわからないと、かなり難しかった気がする。晩年、バーガーに溺れたヴィスコンティが、「地獄~」「肖像」「ルードヴィッヒ」と作って、監督~ボガード~バーガーというホモ黄金分割ラインを「美しい」と思っていた時代もあった。遺作は「イノセント」かな? ジャンカルロ・ジャンニー二にも萌えたなあ。繰り返し観たのはやはり「ベニスに死す」なのだけど、もうショタのようなタッジオ萌えではなく、シルヴァーナ・マンガーノのとんがった鼻だとか、白髪隠しの髪粉が溶けたマスカラのように顔に垂れてくるダーク・ボガードの醜悪さに萌えていた。果たして、今、20年ぶりでヴィスコンティを観て、萌えられるのだろうか。それ以前に、最後まで見続けることが可能なのだろうか。今「夏の嵐」を見ながらこのブログを書いている。今は亡きアリダ・ヴァリの硬質な美しさ!ファーリー・グレンジャー、マッシモ・ジロッティといういかにもなハリウッド好みの男優は、もろヴィスコンティ好みの男色そうな美男だし。ああ、これもイタリア独立戦争の話だよね。BGMにブルックナーが流れているけど、舞台は1866年。まだ7番のシンフォニーはかかれていないのでは?
2006.11.21
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3日間で外出2時間という究極の出不精サイクルに突入中。そんなわけで、ピアノを弾く時間はたっぷりあるわけで。モーツァルト 協奏曲イ長調かなりこなれてきた感じ。スケールもフレージングを意識して山場をつくってもっていけるようになった。しかし、インテンポで弾けるようになると、悪い癖で指が滑る。どんどん速くなる。これじゃセコンドがたいへんじゃ。きちんと隅々まで破綻なく弾けるよう引き続きがんばる。シューマン 幻想小曲集 第1番 夕べにこれだけ指に馴染んでいるはずの曲なのに、なぜに暗譜ができないのか。転調するところ、E-durになってからがもつれる。レガートもフレーズももう頭に入ったから、あとは強弱の表情づけかなあ。バッハ 平均律クラヴィーア集 第1巻19番 プレリュードとフーガプレリュードはさすがに思い出した。以前は軽く速めに弾いていたけど、もうちょっと表情つけてもいいかもしれない。経過句的なところ、音がスカスカでどう弾いていいかわからない。あとやっぱり内声部に第1主題がくるところ、左手と右手でバトンしながら弾くところの音量が適切にキープできない。細かくみれば、問題山積だわ。で問題のフーガ。何回弾いても覚えられない。ゆっくりやってみても、どこまでが主題でどういうメロディーラインなのかさっぱりだ。4度以上の音跳びする旋律はだめなのか?>自分
2006.11.20
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会社欠勤。どうにも体が動かない。土曜の午前中に医者行ったきり、3日間、家から一歩もでてないし。もう腐ってるな、自分。昨日途中で寝ちゃったので、最後まで読めなかった「せつなさは夜の媚薬」読了。要するにロミオとジュリエットなわけだ。はいはい。三男はまだ学生だから、背景も複雑じゃないし、どこに行っても物見湯山で深刻さがないし、伏見や深沢のような怪しいおっさんも張り付いていないからな。明瞭だ。SSみたいな和貴の短編のほうが面白い。ついでに和貴エチーが読みたくなって「夜ごと蜜は滴りて」もザーッと再読。なんだね、この二男に萌えるのは、やはり調教・敬語攻めだからかね。主従・下克上でもあるし。せっかく一日中ベッドで惰眠をむさぼれるというのに(平日のほうが罪悪感が増してよろしい)、だらだらと何度も読み返したマンガや小説をよむばかりで、新しいものに手がでない。ようやく少し本棚の整理をして、一段全部リンクスにしたら、背表紙がシンプルで美しいわ。で、はみ出た御園えりいさんがイラストつけた「モラリストは猫を飼う」京橋ナルミ アクアノベルズをお風呂で読む。40分で読了。40W×17L×210ページなのに。タイトルもいいし、好みの絵師だし。でも、「ああこれか、目が滑るって」という感じ。いや、文章に破綻はないし、最後まで読めるんだけどね。萌えどころがないよ。攻めが受けの兄妹を引き取る動機が弱いし、妹の存在も意味がない。完璧すぎる攻めの生活も現実感に乏しい。これも、あと出てくるのはおばさんと同僚の2人だけで、ものっそ視野が狭い。直前まで読んでいた清潤寺家みたいなドロドロの背景も縛りもないし、さりとてエチーもうすいし。この攻めは結局なにをしたいのかわからない。弁護士・検事ものも、一種のテンプレなのかな。まともなモラルがあったら、独身の身で小学生の女児などは手元に置けないと思うんだが。さあて、今夜はどうせ眠れないから、うわさの英田サキを読もう。
2006.11.20
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日曜は外出する仕事があったのに、雨&体調不良でスルー。根性のない自分にガックシ。それにしても、土曜からぐずぐずと進まなかった『シナプスの柩 下』は、あら、これで終わり?という結末。書下ろしが長くて、そちらはスルー。華藤さんの小説はこれがお初だったけど、シチュエーション萌えはあるけど、文章に推進力がなくて、読み進めるモチベーションが続かない。というわけで、日曜日。何気に手に取った『至上の庭~ラヴ・アゲイン~』六青みつみを午前中に読み終わる。先週、新書半額セールで気がついたらかごに入れていた一冊。六青さんは評判の高い『騎士と誓いの花』で萌えられなかったので、合わないのかもと思っていたけど、樋口ゆうりさんの美麗なイラストに魅かれて読んだら、サクサク進む。でも世界が狭いねえ。ほとんど3人(書き下ろしで4人)しか出てこない。仮にも社会人として仕事している攻めの世界観が狭すぎ。これほど受けに執着するのはワンコかもと思った。記憶欠落の受けというと、ちょっと痛い系かと思ったけど、ぼんやりしていて、それほどいたいけというほどではないし、単に社会不適応者という感じだなあ。樋口さんのイラストが美しすぎて、内容とギャップがある。ブラコンの兄も気持ち悪い。うーん。『さようなら、と君は手を振った』木原音瀬これは6年前の本だけど、すでにしっかり木原節。なんともうすぼんやりとしたふつーの受け。やな女も出てくる。もうパターン読めてきたな。「檻の外」も「恋について」も「リベット」も出てくる女の種類が一緒。バブル時代じゃあるまいし、今時こんなわがままな女はいないだろうと思ったけど、それでも読ませてしまうんだから、やっぱりうまいんだろうなあ。泣けるしねえ。普通の社会で普通の仕事をしている平凡な人たちが、ちょっとした過ちでホモになってくというより、男が男に執着して忘れられなくて、その結果のエチーという感じか。受けが「恋について」と「檻の外」と同種の人間というのも驚いたけど、それでもちゃんと違うお話として楽しめた。時間差で「その後」を書くのも、木原さんの常套なのかな。これは高校時代に初めて体を合わせて、10年後に再開して別れて、5年後に受けが迎えに行って一緒に暮らし始めて、最終的に小さな子供がいるのにまた一緒に暮らすという話。巻末の短編はさらに6年後ぐらいかな? あわれ息子もホモになるというオチ。読めば読むほど「檻の外」と似ているなあ。死にネタではないけれど。「せつなさは夜の媚薬」和泉桂清潤寺シリーズというか、「夜」シリーズなんだね。1、2作目は既読で、確かに2作目はかなり引き込まれた。こういう心の縛りと体の縛りの相反をうまく書ける人は貴重かもしれない。これは三男の道貴くんのお話。おおー、いきなりイタリア貴族クラウディオ登場か。華麗だなあ。関東大震災ネタとかをうまく絡ませて、奇跡のような偶然の出会いが3度も続く。東京會舘とか三笠ホテルとか帝劇とか、震災前後の東京や軽井沢をよく調べて書いている。でも道ちゃんは単純だなあ。
2006.11.19
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フスコデ飲んで一時は治まったかに見えた咳が、2、3日前からまた頻出するようになった。喉の深いところがムズムズするような、不快な症状が続く。仕方がないので、今朝また病院行って薬をもらってきた。フコスデテオドールオノンルリッド錠うーん・・・みんな気管に集中しているなあ。地道にテオドール飲んでおけば、こんなことにならなかったかな。ワイン飲むのもこわごわだし、はやくすっきりしたい。今日は注文していたワインとかイクラとか、いっぺんに荷物が届いた。ワイングラス、残念ながら傷が多くて、とりあえずクレームのメールを入れる。
2006.11.18
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水曜からの3日でグイン80~82巻読了。さて、いまさら書くのもはばかられる、世にはばかる御大のサーガである。きっかけはナリス様なんだけど。いや、それ以前に、本編を読まずして、私はローデスサーガに萌えていたわけで。ああ恥ずかしい。で、今年の3月ぐらいからナリスが登場する巻だけを100均でぽつぽつ集めて、75巻~88巻当たりを中心に読んでいた。まったく邪道な読み方だな。GWには77巻プラス外伝17冊をオークションで落として、毎日仕事の昼休みに読んでいった。最初の1ヶ月は1日1冊のペースだったけど、BLという新たな萌えができてからは、昼しか読めなくなって、普通に読むと3時間、ピッチ上げて2時間かかる。なんとか今年中に100巻まで行かないかなと思っていたけど、現時点で82巻か・・・。ぎりぎりか、昼休みに読めない日が数日でもあればちょっと無理かな。中期以降、ナリスが姫化してからの悪評ばかりを目にするんだけど、文章のうまさ云々はともかく、お話作りはやっぱりうまい人だと思う。グダグダとどれだけ独白が続こうが、これでもかのしつこい説教が続こうが、先を読みたくなるというのは、プロットにだけ惹かれているのかもしれない。ナリスの変貌ぶりは私も驚いたけど、私は姫化したナリスもそれなりに好きなので、問題ない。萌え順としてはナリス、スカール、イシュトバーン、ヴァレリウス、グインなので、主人公が何巻にもわたって出てこなくても全然OKさ。さて、ナリスが死んでしまっても、萌えは続くのだろうか・・・?
2006.11.17
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モーツァルトのA-durのコンチェルトが楽しくなってきた。毎朝出勤前の20分ほどで1楽章通して2回ぐらい弾けるけど(オケパートは省略で)、構造が大体頭に入ってしまったので、あとはどう表現しようというところまできた。楽譜には強弱記号が記されていないので、なんとなく今まで弾いたり聴いたりしてきたモーツァルトの曲を思い浮かべながら、モチーフ2度目はピアノで、3度目はフォルテかなあとか想像しながら弾いている。来週あたり、プリモパートを録音して、オケパートと合わせてみよう。早く2台で合わせたい。シューマン「幻想小曲集」より1番 夕べに昔から好きで遊び弾きはしていたけど、レッスンで見てもらうのは初めてか。相変わらず面倒くさい楽譜面なんだけど、音は頭に入っているので、まあ通してスムーズに弾ける。あとはいかにレガートに、いかにフレーズを意識して弾くかだと思う。調性はDes-dur~Fes-dur(E-dur)だから、短二度なのかな? とっても不安定でゾクゾクする。こういうのは得意だなあ。1回であがるかも。バッハ「平均律クラヴィーア集第1巻」より19番奇しくもモーツァルトと同調。プレリュードは昔レッスンで弾いたけど、なんだかイメージがすり抜けていく感じがして思ったように弾けない。もっと軽く速く弾きたいんだけど、重くなる。これは練習曲としては弾けなくて、通奏低音風の半音階が意思をもって動くところがかっこいい。テーマは反行したり逆行したりしないので、シンプルなつくりだけど、テーマが3種類あって、弾きわけがスムーズにいかない。フーガ 弾く気も起きないほど面倒。
2006.11.17
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『妄想炸裂』 三浦しおん ウィングス文庫初出が2000年で文庫化が2003年。乗りがよくて、久々に感性がフィットするエッセイを読んだ気がする。ここ数年、女流エッセイばっかりダラダラ読みちらかしていて、でも面白いわけでもなく、なんとなく気軽に読めるから、同性として考え方に共通点があるから、ぐらいだったけど、いわゆる文章の上手さでうならされたのは人は佐野洋子さんぐらいだ。ずうっと自分より年上の女性のエッセイを読んできたけど、まさかこんなに若い作家さんにはまるとは。しかも半分腐女子だし。高村薫の小説に萌えを見出している点以外、ほとんど共通点はないのだけれど、警察小説を読んで、検察ものの実録に手を出すあたり、「神の火」を読んで日本の原発について追求してしまった過去のある身としては、他人とは思えない。音楽の趣味はかすりもせず、ブランキージェットシティーとバクチクが好きらしい。早大文学部卒で、執筆活動で身を立てるまで、同人誌も扱う古書店で長くバイトをしていた。いいなあ若さって。こうして、それほど深刻に文学にのめりこまなくて、好きな文章を書き散らかしていて、いつの間にか作家になれるって、すごいラッキーなことではないかしら。榎田さんとか木原さんもそうだけど、家族関係とかとても健全。平凡で健やかそのもの。でもでてくるものはボーイズであるように、三浦しおんはボーイズ系のマンガや小説について言及する。無論、そればかり読んでいるわけではないし、子どもの頃の読書傾向にも大きく左右されていそうだけれど。筑波での読書会がすさまじい。特に冷蔵庫の中身が(笑)。なんちゃってグルーピーに身をやつすところも面白い。本当にモノを知らなくて、こういうやり方を本当に信じて行動しているのではなく、面白がるためにあえてバカに徹しているところとか。笑いのツボがたぶん自分と似ている。こういう妄想少女が成長して小説を書いて直木賞をとってしまう時代なんだなあ。
2006.11.16
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週に2度は訪問する某ブックタワー8階だが。普段は表紙を眺めるぐらいで、もっぱら目標買いなのだけど、時折、衝動的に未知の分野にチャレンジしたくなる今日この頃。昨日は雑誌やマンガをカードで5冊ほどお買い上げ。『シナプスの柩 下』華藤えれな リンクスノベルズ上を読み終わって早や1月。ブックオフでの偶然の出会いを待つには面白すぎる。小説はこれ1冊。『花音 12月号』初めて買ってみた。BLマンガの雑誌は、これまでリブレ系も徳間系もリンクスも、面白かったためしがない。でも最近はまっている西田東さんが描いているし、そこそこ知っている名前がある。最後まで読めるといいな。『f No.41』太田出版オノ・ナツメさんが看板のトンガリ系スタイリッシュ雑誌? BLじゃないけど星野リリィとか雁須磨子とかBL作家もちらほら。松苗あけみ、高口里純というオヴァ大御所少女マンガ家に三宅乱丈、安田弘之、山本直樹という青年誌系(ちょっと過去)人気作家、そして気にはなっていた中村明日美子というラインナップ。どういう人選だ? どういうコンセプトなの? 謎だ……。『クマとインテリ』basso 茜新社この人、オノ・ナツメさんだよね? 間違いないと思って表紙買いしたら名前が違う。そして今回の白眉!『温泉ターザン』紅蓮ナオミ ピアスコミック究極のアホエロマンガ!これほどバカバカしくて笑えるエロBLマンガがかつてあっただろうか(いやない)。ピアスコミックスだという時点でエロは期待萌えなのだが。思えば長い道のりだったよのう。森茉莉ぐらいしか萌えを語れる素材がなく、耽美だ幻想文学だといわれ、淫靡な日陰の花のような存在だった女性向けホモの世界が、ここまで来るには。これほど突き抜けたアホらしさは、美少女系にはあるのかもしれないけど、なまじやまねあやの系の小ぎれいな絵柄だけに、内容との落差がいっそう笑いを誘う。表4のおちゃめな図柄も恥ずかしくなくカウンターに持っていけるオヴァな自分だけど、あっけらかんとした陽性のエロとアホらしいストーリーと耽美系の絵に萌えた!
2006.11.15
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三浦しおんのエッセイを読んでいたら、私の出会った不思議ちゃんたちを思い出したので記憶の彼方から掘り起こして書き留めておくことにしよう。もう10年以上経っているから、書いてもいいよね。ま、時効ということで。フリー時代、90年代のはじめごろ某医学系出版社で編集のヘルプとしてちょくちょく出入りしていた。そこはゲノムとか遺伝とか細胞の研究者向け雑誌をいくつも発行していた。今で言うバイオってやつですね。かなり高度な専門誌だったので、当然編集者は理科系の研究者くずればっかりだった。なにしろ編集決裁権を持つトップが東大物理出身だった。そして研究室にツテでもあるのか、編集者の多くが筑波大の院卒だった。学卒は別の国立大や有名市立大で、大学院から筑波という人が多かった。私は生粋の文系で、編集技術だけを買われて、入稿日間際に手伝いにいくだけだったけど、おそらく就職の際の基準は「理科系院卒」だったろうと思う。今思うと、不思議チャンだらけだったなあ。面白かったけど。一番すごかったのは、東大大学院でゲノム研究をやっていて、オーバードクターになって研究者を諦めてやってきた女の子だった。当時27歳。教授の紹介で、いわば仕方なく就職した感じだった。ずっと研究一筋だったというその子は、面接の時に宝塚とみまごう化粧でやってきた。目の周囲にアイランバッチリ、ばっさばっさのまつげにべったりアイシャドウ。「ど、どうしちゃったの?もしや色盲?」と思ったけど、それまでファッションにも興味なく、女性誌なんて見たことなかったらむべなるかなとも思った。後で聞いたら、その日生まれてはじめて化粧をしたのだと言った。洋服も自分で買ったことがないと言っていた。すべてお母さんが買ってくるんだとか。別に外勤じゃないから、自由な格好で来ていいんだよと言ったら、翌日からはジーパンをぶった切った太ももムキだしの短パンとTシャツでやってきた。それまでは上から白衣を着るので、どんなかっこうでもよかったのだという。その初日。お昼休みになったら、おずおずとやってきて、こう問うた。「バレーボールはやらないんですか?」「はい?」「OLになったらお昼休みは屋上でバレーボールをやるんじゃないんですか」「はい?」強烈だった。いつの時代の人かと疑った。刷り込みというか思い込みというか。編集者でも、まあ会社員だったらOLで間違いないのかもしれないけど、社会常識は徹底して欠落していて、まともなあいさつの方法もビジネスマナーも知らなかった。取引先の仕事場を見学に行くという日にもジーパンぶった切りで現れたり、冬に取材先で最後までコートを脱ごうとしなかったり。誰も教えてくれなかったんだろうし、自分から教わろうという気もなかったんだろうなあ。小難しいバイオ系の研究論文の英訳・和訳したりはお茶の子なのに、一般常識はない女。いまどうしているのかなあ。一番の美人ちゃんは有名市立医学部卒で「でも医者になる気はないの~」と国家試験は放棄している人妻だった。そういう子はたいがい、一族郎党皆医学部出身で親も兄も親戚も皆医者だったりする。彼女の実家も夫も医師で、でも専業主婦はつまんないからと勤めに出ているのだといった。ビーズアクセサリーを作るのが趣味で、週末は二人で買った那須の別荘で過ごすのだといっていた。私がヘルプをしていた部署のボスは物理出身で、猫好きという共通点から仲がよかったけど、休日はアマチュアオーケストラでフルートを吹いているというお嬢様だった。兄が二人いて、一人はシカゴの医大に、もう一人はウィーンで建築の勉強をしていて、夏と年末はいつも家族で海外だった。ウィーンで小沢征爾のジルベスターコンサートとニューイヤーコンサートに家族で行った話を聞いたときは、本当にうらやましかった。もしや画面に映ってやしないかと、食い入るように中継のテレビをみたもんだ。本人は美人だけど地味~な感じの子で、そんな夢のような話を別に自慢するでもなく、私が無理やり聞きだして白状するようなあんばいだった。それから、コツコツ真面目な公務員タイプなのに、なぜか間違って白泉社に入社しちゃってうつになって辞めて、この会社に来た男の子もいた(彼はその後、有名な教科書会社に就職した)。無口で、お昼に誘っても絶対来なくて、第一女の子とまともに話ができない感じだった。もしかして超ド級のおたくだったかもしれないけど、どっちにしろ童貞だろうなあ思った。トライアスロン好きで、会社まで毎日20キロ近くを自転車で通勤していて、昼休みになると皇居に走りに行っちゃう子もいた。その子に、なんで筑波(の院)を途中で辞めたの?と聞いたら、「くる日もくる日もラットに注射を打って殺していて、そのうち命の感覚がまひしていくのが怖かった」と言っていた。デリカシーなんてあったら、バイオの研究者になどなれないのだなあと思った。なんだか浮世離れした人たちが多かった。なにしろ会社の福利厚生が高級フレンチでの会食だったりする。小川軒とか、できたばかりの小じゃれたフレンチでの忘年会が何度かあった。下手な社員旅行より金がかかっていると思った。まあ、90年代前半はまだバブルの残り香があったからだけど。出版社としてもかなり異質だった。
2006.11.15
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「クラッシュ」水壬楓子 読了。これのみエスコート社外の二人。警視庁勤務の夏目(28)×スーパー高校生侑生(17)。ホモのキャッチバーで始まる恋もあるってか? しばらくエスコートの人間が出てこないので?だったけど、接点はあって、侑生の身元保証人が榎本という関係らしい。アリエナス設定がいい。こんな17歳はいねーよ。でもいい。攻めだった夏目があっさり侑生の手で受けにされるあたりがなんとも。昔出会った二人の再会もよくあるテンプレだけど、水壬さんはやっぱりうまい。「リミット」は一度流し読みしているから、これで全作読破。ついでに全サの「プレミアムブック」も30分ぐらいで読んでしまった。パーティーはなるほどねという感じ。あれだけ多い人数をよくも混乱させずに上手に書き分けられるものだ。時間経過にも破綻がないし。まあ、最初から扱いの小さい由惟と良太郎や、夏目と侑生がついでっぽくなるのは仕方がないとして。こりゃあ、パーティーの翌日を書いた同人誌も買わねばなるまいね。ショートストーリーの「ライセンス」もよかった。しっかし仮免中にフェラーリってどうよ。どう考えても初心者に運転できる車ではないと思うんだが。目線の高さも車幅感覚も全然違うし。そして、フェラーリ現行モデル(って、F50以降?)とランボルギーニともう一台所有している28歳の延清って、年収いくらよ?って改めてつっこみたくなる。車体本体だけでも3台あったら5000万じゃすまないし、維持費だけでも年数百万ちかくはかかりそうだなあ。いや、保険だけでもそれぐらいか。まあ、延清は律と出会うまでは遊んでいたみたいだが、出会ってからは本を読むぐらいしか趣味のない男らしいけど、それにしても。たしかフェラーリの1年目定期点検は70万だったと川井ちゃんが言ってた。それをボロボロにする律って、やっぱり大物。そして晴れて免許とれた律にボルボを買ってやったのは誰? 会社? 世界一丈夫な車って、水壬さんよく知ってるなあ。もしかして飛ぶレンガ時代のステーションワゴンとか好きだったのかな。そして榎本に免許がないのも笑った。30過ぎて結構地位のある男性って、もう人に何かを教わることができないから、とりそこねるとそのままだよね。以前の上司も今の会社の社長もそうだ。でも榎本、あっちこっち海外渡り歩いていたくせに、車運転できないのは不思議。こうして全員同時に登場させてみると、水壬さんが誰に力を注いでいるのかがわかるね。ユカリが可愛いんだろうなあ。やっぱり。私はなんといっても、けなげ受けの律ちゃん萌えで、少しずつ変わりつつある延清も存在感がある。律は最強の受けとか書いてたし。生まれついての女房体質だね。榎本は最初のイメージからどんどんくずれてくる。こんなにおちゃめでいいんかい!オーナーでしょ、あんた。まあ、受けという時点でへたれではあるんだけど。全体通して、私が気に入ったのはやっぱり「ディール」だったな。次いで「クラッシュ」「エスコート」「フィフス」「ミステイク」「リミット」の順……かな?キャラ的には何ら共通点のない同級生3人が仲が良いのが不思議。そしてどう考えても榎本が浮いている。真城もアリエナスキャラだな。私はむしろ、現実ではお近づきにもなりたくないけれど、延清みたいな性格破綻者をちゃんと社会人させている律が、やっぱりいい。アリエナス高校生の侑生にも萌える。プリン好き以外に、子どもっぽいところがもうちょっとあったら、夏目はもっと楽になるだろうにな。ところで、けなげ受けは女がやるとDVオッケーのダメンズウォーカーになるけど、男がやると守ってやりたくなっちゃうんだな。六青さんの得意技だな。しかしオヤジスキーだと自ら表明しているだけあって、水壬さんの作品には10歳以上の年の差というのが本当に多い。「エスコート」全6冊では50%の打率。延清と律は9歳違いだけど、これだって結構な差だ。同級生の「リミット」カップルがむしろ浮くぐらいの年の差頻度率。今読んでいる「可愛がってあげる」もそうだし、「お手をどうぞ」のシリーズは2組ともそうだし、「コルセーア」ではセサーム×カナーレがそうだし。そもそもデビュー作「クロイツェルソナタの夢」も結構な年の差だったはずだ。不思議動物シリーズは、20代×10代、あとは年齢不詳の動物なので除外するとして、まだ手をつけていない暴力団ものとか政治家ものとかもきっとそうなんだろうな。書き手としては、離れているほうが行動パターンやモノの考え方に変化がつけやすいというのがあるのかなあ。そもそも学生と社会人でもかなり書き分けられるし。年が離れていると、楽でいいよね。自分と照らし合わせてみても、ごはんをごちそうして楽しいボーイフレンドは16歳下だし、ごはんをごちそうしてもらって嬉しいボーイフレンドは13歳上だ。愛だの肉欲だのという関係ではないけど、時々デートして飲んで食べて、悩みを聞きあってというのが楽しい異性っていいなあと思う。年が離れているとなんの警戒も牽制もしなくていいし。そもそも年が近いと張りあってしまうというのが、昔から自分の可愛くないところだとは自覚しているけれど。今の上司の奥さんは20歳下だけど、同じぐらいの年齢の同僚にツッコミ入れられているから、年はくっていても突っ込まれ体質、支えてあげないとだめ体質というのはあるんだろうな。きっと上司は尻に敷かれているタイプだ。私の場合、年下はアホアホぐらいが良くて、年上は思いっきり頼れる紳士でないとダメだが。貢ぎ体質は夏目がそうだったけど、私もそうだな。年上・年下関係なく、私の場合相手にその気がないほど、何かを買ってあげたくなるらしい。年の近い人たちと短期間付きあっていた頃は、「買ってあげるよ」と言われても、その先の下心が見えて断固として拒否していたのに、気になる人に買ってあげるのは全然OKなんだ。最初、年下のボーイフレンドだからなんでもしてあげたくなるのかなあ、これって母性本能かなあとも思ったけど、妻子ある男性とデートしていて、彼が「実は草間弥生が好きで」なんて言うと、某画廊で見つけた小さなリトグラフを買ってあげたくなってしまったし。なんの義理も世話にもなっていない人なんだけどね。もう19世紀のヨーロッパあたりの小領主にでも生まれて、ディレッタントとして芸術家を囲うぐらいの生活がしたかったよ。自分には才能ないので、育てるほうに金をかけるという生活。
2006.11.14
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BLではないんだが。マンガのブログもほとんど書かないんだが。でも、これは書いておかなくちゃ。BLの流れでもなんでもなく、自分で発見した最近まれに見る萌えでした。たとえば初期の萩尾望都。もひとつ初期の伸たまき。そう、まるで外国映画を見ているようなリアリティと粋なスタイル。時間感覚、小道具、生活空間。すべてが好みだった。線がいい。過剰でもなく白すぎもせず。ガロ作家のようにトーンを否定することもなく、BL作家のようにトーンに頼ることもなく。映画をたくさん観て来た人なんだと思う。しかも、過剰な恋愛体質のフランス映画を。今は亡きイブ・モンタンが主演した「ギャルソン」という映画を思い出した。あの不思議な親子関係はフランス的だけど、同僚同士が家族のように親密なのはまごうことなきイタリア的だ。昔むかしのデ・シーカの映画に登場するような。須賀敦子さんが過ごした貧しいイタリアの60年代のような。どうしてこんなに懐かしいんだろう。来る日も来る日も映画を観まくって、観倒していたころの自分が重なる。最初はクラウディオに夢中だったけど、ほかのもっとクセのある同僚のほうが今は気になる。ジジとかルチアーノとか。女と見れば見境のないイタリア男が、据え膳食わないわけはないと思ったけど、須賀さんの夫なんかは、明らかにクラウディオタイプだったし。インテリ層にはいるのかもしれない。地味で、自分に自信がなくて、でも周囲からは羨望の目で見られているという。まあ、実際の職人たちはあんな優雅ではないけれど。あの中でリアリティがあるのは、母である前に女であろうとするオルガと、ボーヨーとしているオーナーだけだ。こいつだけが芸術家気質なのね。あ、でも従業員全員が実はインテリだったというオチもいいかもね。そしてニコレッタ。今までの私なら、こういう登場人物は嫌いなはずだ。若さだけで乗り切る、魅力的だけどおろかな女の子。でも、すごく素敵だ。素直で飾らなくて、大人たちと対等に張り合って。年の離れたこういう子を子供扱いするでもなく、仲間として受け入れる懐の深さ。フランスの恋愛映画ではよくあるなあ。21歳は子供じゃないものね。日本が舞台では成り立たない作品だわね。
2006.11.13
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ピアノが2時過ぎには終わったので、久々に亀戸方面のブックオフ行脚。1月半ぶりに江戸川平井店までえっちらこっちら自転車をこぐ。5件回って4時半近くの帰宅だったから、1時間以上は自転車乗っていたことになるな。まあまあの運動量かな?で、今回の収穫。亀戸東店はオープン直後は3尺4本ぐらいBL新書と文庫があったのに、段々少なくなって、いまやマンガにも侵食され2本ちょっと。見るべきものなし。木原さんの「檻の外」を見つけたブックマートもダメ。亀戸店(小さいほう)もゼロ。がっくし。でも、錦糸町がコミック、新書とも250円と安い設定なので、山藍紫姫子の「イリス」と榎田さんの吾妻&伊万里シリーズ3冊。コミックスは奇跡!藤たまきの「プライベートジムナスティックス」の1巻だけゲット!そして、先週のBS「マンガのゲンバ」で見てノックアウトされた「リストランテ・パラディーゾ」。これこれ、こういうのが読みたかったのよ、私は。別にBLじゃなくてもいいの。個性的な絵柄でかっこいい男が出てきて、現実から遠いほど良い。全員老眼鏡の初老のウェイターなんて、一体誰が思いついただろう。ああ萌え死ぬかも。平井店のほうで、新書半額セールをやっていたので、普段ならおそらく買わないものにまで手をだしてしまった。とりあえずリストアップだけでも。「至福の庭」六青みつみ「可愛いひと。3」高岡ミズミ「最凶の恋人 4」水壬楓子「ヒューマンレプリカ」五百香ノエル「花嫁のピジョンブラッド」英田サキ「恋愛恐怖症」いおかいつき「堕罪」「有罪」和泉桂「サンクチュアリ」雪代鞠絵六青さんは初の現代もの。五百香さんは最近、再刊されていた。英田さんは2ちゃんで人気そうなので。いおかさんは表4のあらすじにひかれて。和泉さんは清潤寺シリーズがよかったので。雪代さんも信者多そうだったから。どれも、いつ手をつけられるか不明。でも225円なら安いよね。でも錦糸町ではデフォの設定だな。ブックオフの価格設定って、どうやって決めるんだろう。立地が大きく関係していそうだ。BL新書で比較すると、450円設定がデフォで、五反田が500円、西葛西あたりが350円、そして錦糸町は250円か。もう近場でいけそうなところはほとんど行って、木原さんはもうあきらめないといけないのかもしれない。池袋行脚をする潮時なのかもしれないなあ。「エスコート」シリーズは「フィフス」読了。巽(政治家・46歳)×榎本(32)榎本萌えだったけど、こうきたか! こいつか! まあ受けだとは思ったけど、15歳からかあ。やっぱりショタだよ水壬さん。今トイレで読んでいる「可愛がってあげる」が似たような話で、混乱する。榎本、秘密主義だし謎の人物だったけど、仕事と巽と会う以外のプライベートはないのか?と問いたい。こんな政治家いるものか。まあねえ。ファンタジーだしねえ。さて、これから「クラッシュ」を読む。
2006.11.12
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ろくに練習しないで行った1ヶ月ぶりのレッスンだった。でもバッハとショパンはあがってしまった。ショパンは細かいところで指示出されたけど、要するにらしく盛り上がればよし、コーダが決まればよし、ということらしい。まあねえ、アンプロンプチュ相手に四の五の言っても始まらないというか……、教え甲斐のない曲らしいことはわかった。バッハはねえ、私にやる気がないのがありありで、プレリュードは早すぎだったし、フーガの内声部にテーマが来るところだけ注意もらって、「じゃ、次行きましょ」となった。ちょっとうれしくもあり、ちょっと悲しくもあり。次は平均律第1巻より19番イ長調。ありゃりゃモーツァルトのコンチェルトと同調だ。プレリュードは大昔に弾いたな。フーガが途中で挫折してるっぽい。力強い明るい調だもんね、がんばるもんね。で、ショパン上がって、次何やろうかということで、バッハとロマン派1曲がデフォになりつつあるので、シューマンをリクエスト。本当はクライスレリアーナあたりを所望したかったけど、先生の口から出たのは幻想小曲集。そうだよね。いきなり大曲は無理だよね。んじゃ、得意の「夕べに」からレッツゴー!モーツァルトのイ長調のコンチェルト、弾きましたよ。いきなり2台で。レッスンののっけから。先生が「3分時間ちょうだい」というので、初見の時間をあげて、ソロが始まるところからスタート。いけるいける、すいすい弾ける。とりあえず右さえ流れていれば、左は止まってもOK。いいねえ、やっぱり。これちゃんと弾くことにしよう。
2006.11.12
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「ディール」これ萌えた。延清(28)と律(19)のカップル。どっちも心に闇持つ、いや傷持つ身。そのせいで性格が破綻しているんだが。方や破壊衝動を抑えきれない愛を知らない物騒な攻め、方や体を開くことですべてを受け入れてきたけなげ受け。痛い系といえるんだろうな。こういうカップルは世間にはそうそういないので、そこがいい。泣けたよ。これはいい。うん。「ミステイク」続けて読んだ。さらさら進む。清家(28)×真城(32)これかあ、史上最強のワンコって。ワンコ攻め年下攻め。外面柔和内面女王様受け。真城はたしかにえらくかっこよく描かれているけど、考え方は一番まともだよね。よくいるタイプでもある。なんか彼の思考経路とかやっていることが自分に近いことに気づいた。女王様で、尊敬を集めたくて絶対に頭は下げたくなくて、で年下のボーイフレンドにご馳走したりプレゼントするのが楽しいという。一途に尊敬してくれる年下が近くにいてほしいけど、いつも一緒にべったりはいやだという。あら、なんてそっくりな!ここまで読んで、私は榎本が気になって仕方がない。いちばん何でも知っているやつだよね。この人を盲目・車椅子にしたストーリーをつくってみたいな。
2006.11.11
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えっと、忘れないうちに読了本から。木曜にグイン78巻読了。そして昨日、79巻読了。ジョナサンで黒カレーのランチ食べながら、1冊読んでしまったよ。4章はタルー登場で、かなり記憶が残っていることもあって、斜め読み。それにしても、3人称で語られるロベルトの登場が多くてうれしい。水壬さんにはまって、人気の「エスコート」シリーズをヤフオクで落としてもう1ヶ月ぐらいになるのかな。1冊目を40ページほど読んだところで止まって、そのまま長いことバッグに入れっぱなしになっていた。今日は本気で読もうと思って、10時ごろからテレビも消して、PCでショパンを聞きながら読み進める。途中で本所の友達から久々の電話でだべって、ついでにネットショップで年末のシャンパンとブロッケンベーレンアウスレーゼを注文し、サムライ7の最終回を見て……とあちこち寄り道しながらも2時ごろ読了。1段組だし、やっぱり2時間ってとこだわね。ムーンリットがもうごちゃごちゃなので、これは最初からメモっておこう。「エスコート」(シリーズ1作目)志岐(32)×ユカリ(21)。攻めはトップガード。百戦錬磨の肉体派。受けは弱腰やんちゃ受け。それほど萌えるカップルではないな。でも不快感はない。ユカリ、さすがにアメリカ育ちだけあるな。一回り近く違う先輩を敬う気配なし。書き下ろしの「イヴ」はできたてホヤホヤのカップルのエチーが中心。ええと。これは、エッチ多いほう・・・:なのかな?コルセーアぐらいの濡れ場でも十分萌える私は、体の関係ってそれほど重要かなあと常々思ってしまうんだが。でもエッチが必要条件なら、作品群多い作家さんはたいへんだな。ちゃんと作品ごとに書き分けなくちゃならないんだよね。やっていること自体はどれも同じ行為なんだから、それほど違いがあるとは思えないもの。でも、作家さんはそこに人格とか性格とか癖とか盛り込まなくちゃならないわけだね。今トイレで読んでいる水壬さんの黒ラキはかなりえろえろで、開始数ページでエッチが始まり、しかも高校生受け。私にとってはそれはすでにショタ。ああ、もしかしてこれが水壬さんの本領? 某掲示板では、結構エロ濃い目作家さんに分類されていたし。私が知らないだけなのか。明日は2作目の「ディール」行きます!
2006.11.10
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最近、野望も設定することなく日々漫然と過ごしている。さすがに風邪で3日間寝込んだときは、米を食べられず少しやせたけど、食欲また復活。今夜はキーマカレーをナンで食べた後に、ビールでソーセージを食べてしまった。反省。で、最近のランチ。神田ガード下2階のベトナム料理屋のフォーは、やはり味はいいのにスープがぬるい。台無し。次に行く機会があったら、事前にリクエストしてみよう。昨日、代々木公園のいつもの取材先に行ったので、前から気になっていたモダン系洋食店に入る。フレンチでもイタリアンでもなく、野菜中心の創作系だった。とりたてて極上というわけではないけれど、おまかせランチプレートで、野菜だけでも10種類以上。食材は20種ぐらい使っていた。ごぼう・人参とチキンのゴマドレッシングとか、京人参のグラッセとか、厚揚げに茄子のマリネ乗せとか、里芋とかじゃがいもとか、普段ほとんど食べない野菜が食べられてうれしかった。でもメインディッシュは中華のえび、卵、きくらげのオイスターソース炒めというミスマッチ。サンラータンを目指しているらしいスープは見事に失敗していた。でも野菜たっぷりの店だから、代々木公園訪問時のデフォルトに設定しよう。ああ自由ヶ丘の不思議な角煮と大根煮のランチをまた食べたい。今日食べた渋谷メッツホテルの中華はダメだな。海鮮やきそば。ちゃんと素材は片栗粉まぶして下ごしらえしてあるし、白身魚、えび、かに、イカと具材感も値段に見合ったものだけど、味付けが濃すぎる。餡も強すぎる。酢を入れても入れてもゆるくならないよ。これで950円なら1500円の南国酒家のほうがまだいい。お茶もプーアル茶系で好きな味ではなかった。先週、ロテスリーレカンでワイン1本とデカンタ、シャンパンまで飲んで3万円の散在しちゃったからなあ、今年はあと贅沢できないなあ。
2006.11.09
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積読状態でベッド周りといいリビングといい、本が雪崩をうっているというのに、ブクオフ行脚がやめられない。昨日は代々木公園に月1の取材に行ったついでに、目白のブックオフ。全然ついでではないのだけど。でも、ここでは先月、発売2週間目のリンクスノベルズをゲットしたので、もしやと思ったけど空振り。うーん、「シナプスの柩」の下巻、どうしようかなあ。代わりにBL界きってのヘンタイもの、石黒氏シリーズ2冊を100均でゲット。それに竹宮恵子の「ロンド・カプリチオーソ」上。これ、知らなかった。2000年に講談社文庫で出ているから、版権移したのね。いつごろの作品だろう。変奏曲とかの音楽もの描いてたより前の感じがする。子供の造形とか、かなり古く感じる。それにこの人の描く登場人物はとにかくポーズも感情表現もオーバーだよな。でもその熱さ、大げさなところがいいのかも。下も探してみよう。今日は渋谷のスタジオで表紙撮影の帰りに約2ヶ月ぶりに中目黒のブックオフ。あれ、こんなに少なかったっけ? 3尺3本に文庫も100均も混在。当然めぼしいものはなし。なんだかな~。自由ヶ丘へ行きたい衝動を抑えて、仕事にもどる。浜田翔子が呪いものを描いていて、そこに盲目のリュート奏者が出てくるというので、昨日ブックタワーで最新刊をゲット。で、今日中目黒で2巻を150円でゲット。BLに近いものを描いていた人(ミラージュだけかな?)なので、完全にお子様向けはちょっと苦しいなあ。設定はどこかで見たことあるし造形もあまりに昔の少女マンガだよ。
2006.11.09
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先生よりレッスン時間変更の電話。そうか、日曜はもうレッスン日だ。今月は風邪引いたり、本読むほうが面白かったりで、弾いてないなあ。アムプロンプチュ、あんまり力入らないんだよねえ。なぜかなあ。あの左で旋律とる中間部、最初は大好きだったんだけどねえ、もう飽きたし。舟歌ぐらい弾いても弾いてもこなれない曲でないと、もう面白くない。それに平均律。15番はもともとそれほど好きなほうじゃなかったし、フーガが弾けるようになってからは面白くもなったんだけど、これも飽きた。というわけで、モーツァルトが面白いよ。今日は3楽章通して弾いてみた。途中、ちょっとテンポ落とさないと流れないところもあるけど、おおむね楽勝。これ、2台で合わせたらどんなだろ。あああシューマンかブラームスが弾きたい! 面倒くさい楽譜に不安定な和音に揺れる内声!恥じらいのロマンチシズム! ショパンみたいにぐねぐねに酔わないロマン派!ショパンのルバートが楽に弾けるようになると、なんだかブラームスのぐちゃぐちゃの半音階とかもいけそうな気がする。ソナタも届かないところはともかく、表現できそうな気がする。って、エラソーだな、自分。
2006.11.08
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火曜日から仕事復帰。なんとか1月号の台割もフィックスしそうだし、あとはガンガンアポイント入れて、ガンガン取材して書く、と。そううまくいくものか。グイン77巻「疑惑の月蝕」読了。やはり平日はグインを3冊程度読むので精一杯。マンガや雑誌は手に取るけど、なかなかBL小説まで手が回らないな。これから20分ぐらいモーツァルトを弾く。
2006.11.07
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昼、風邪で病欠してベッドの中でFMを聴いていたら、20年ぶりぐらいにポリーニの弾くクライスレリアーナが流れていた。うわー懐かしい。不思議なことに、あれほど正確無比だと思っていたポリーニの演奏が、最近ずいぶんぐにゃぐにゃであることに気がつく。舟歌しかり、このクライスレリアーナも、ホロヴィッツの演奏を忘れているせいもあるけど、ずいぶん自由奔放に聴こえる。シューマン、そうだよ、私はシューマンのほうがショパンなんかよりずっと好きだったんだと、思い出してしまった。なぜ忘れていたんだろう。レッスンでみてもらったことがほとんどないこともあるけど(パピヨンぐらい?)、あの読みにくい楽譜が恋しくなった。というわけで、4、5日ぶりで鍵盤を触る。ずっと風邪で耳もおかしくなったと思っていたけど、やっぱりEsの音がへんだ。とりあえず平均律とImpromptuで指慣らしをして、舟歌も久しぶりに弾いて、あらら自由に弾くほうがきれいに弾けるわ~とばかりに、ぐねぐねのショパン。で、森の情景全曲。いいねえ、やっぱり。森の入り口、寂しい花、別れ。私の和音の好みの原点はシューマンだな。そしてクライスレリアーナ。弾ける弾ける。今度、レッスンにもっていこう。モーツァルトのコンチェルト、かなり流れるようになった。もう少しインテンポにもっていこう。
2006.11.06
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まだ不調なので病欠。十分に眠ったという感覚もなく、ただただ呼吸がすっきりしないだけ。仕事モードの頭にならない。ダラダラと時間をかけて『夜ごと蜜は滴りて』読了。重いなあ。重いけどわかるな。面白いな。水壬さんの作品群とは対極だ。同じシリアスでも『コルセーア』は、カナーレの生い立ちだけが重いけど、こっちは生い立ちじゃなくて、和貴の考え方だけが暗い。生い立ちがひどくて暗くなったのがカナーレで、どんな生い立ちだろうとネガティブにしかものを考えられないのが和貴だ。現に鞠子や道貴は幸せそうだ。いいじゃん、父親に似ていて。何も考えずにもっと利用すればいいのに、その美貌と体を。だんだんと深沢の術中にはまって、理性でコントロールできなくなって初めて素の自分をさらすという駆け引きのところにゾクゾクした。これは2時間では読めない。木原さんの重苦しさとは別の、純粋にフィクションとしての面白さがある。◎◎
2006.11.06
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咳のしすぎで、ついに毛細血管が切れて血痰になってしまった。おまけに土曜は朝まで喘鳴でヒューヒューいってて、ろくに眠れなかった。というわけで病院いって、薬総とっかえ。フスコデ効くねえ。ムコダイン、オノンもおなじみだけど、ルリッド錠というのは初めて。まだ痰は出るけど、ずいぶん呼吸は楽になった。トローチももらってきた。とりあえず外出したりアルコール飲むと熱も出て悪化することがわかっているので、ひたすら安静にしていたけど、日曜はそうもいかずにはるばる大和市まで仕事。この3日間、ごはんを全然食べていなくて、一昨日のレカンでのディナーはあれで2000カロリーぐらいありそうだけど、あとは野菜たっぷりの味噌汁をすいとんにして3食に分けて食べる。これがおいしい。というわけで、今日は休日に仕事した自分へのごほうびでお寿司。にゃんを納戸に閉じ込めて一人食い。猫たち、ごめん。うまし。
2006.11.05
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日曜だというのに、1時間半もかけてつきみ野まで取材。ついでにつきみ野とあざみ野のブックオフで本探し。久々に肩に食い込むほどの大漁だった。全部で18冊。つきみ野のほうは幹線道路沿いで駐車場完備の郊外型。どこまでも平屋で広い。BL本も3尺3本×2でまあまあ充実。あざみ野は2度目だけど、BLは大きく期待はずれで、移動式のワゴンと小さなコンテナに少し。これというものは一冊もなかった。収穫は、水壬さんが4冊。黒ラキでノーマークだった『可愛がってあげる』と『スキャンダル2』と、100均で『渋滞』『スイーティスト・ポイズン』。まあまあの収穫だね。あと榎田さんの『永遠の昨日』と『放蕩長屋の猫』。どちらも読みたかったので、満足。そしてついに3冊そろってしまった、和泉さんの『夜ごと蜜は滴りて』。そしてそして、木原さんの『Rose Garden』。はああ~。木原さんの本を見つけたのは数ヶ月ぶりだ。本当に入手困難。あとはコミックスを9冊。内8冊が藤たまき。我ながらはまると深い。あと西田さん。三浦しおんさんのエッセイも。これ楽しそう。一昨日、さあ今から京極を!というところで太田くんの誘いにのって、めずらしく夜ふらふらと外出してしまったので、なんだかそれ以来進んでいない。とはいえ、図書館で借りてきた『ユージニア』を斜め読みし、『比類なきジーヴス』を読み始めた。やっぱりジーヴスは最高だね!これだけ軽い大衆小説なのに出しているのは国書刊行会だし。でも中身はサキあたりの短編に通じるシニカルさにあふれているし。どんな時でも落ち着き払って慇懃なジーヴスは、今読んでいるグインに出てくるヨナに似ているかも。驚くという感情というか感覚が抜け落ちている。昔、原書で読んでいた頃にはニュアンス的に伝わらなかった話し言葉が、訳のうまさもあってすごくよく伝わってくる。アイヴォリーやらの映画もよく見ていたので、背景もよくわかる。この時代、不労所得でぶらぶらしている有産特権階級の日常。ノブレス・オブリッジスは出てこない。それと昨日読んだのはヤフオクで入手した水壬さんの同人誌『いろいろ。4』。コルセーアの短編がん2本入ったお得な一冊。カナーレとアヤースの新婚旅行な感じ、やってるだけのがよかった。カナーレが慣れないブードゥースで自由に歩けるように努力しているところとか、行為の最中にアヤースの顔を指先で確認するところとか。狭いベッドって、どれくらいかなあ。カナーレは細いから二人で横になって抱き合えば、重ならなくても寝られそうだけどねえ。トイレ本だった『ムーンリット・ドロップス』がやっと読み終わったので、アホアホっぽい『可愛がってあげる』でも読むか。
2006.11.05
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珍しく太田くんから電話があってディナーのお誘い。両国まで来てくれるというのをふりきって、銀座まででかけ、ロテスリーレカンでジビエ。以前は格安のプリフィックスだったけど、やめたのね。でも5種のオードブルと魚と肉とチーズとデザートまで食べて大満足。彼はフォアグラと鴨、私は蝦夷鹿。うまし。ワインたっぷり飲んで、帰ってきたらやっぱり咳止まらず。血まじりの痰が出る。明日は病院だな。
2006.11.03
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今日は午後までに2冊読了。『誓いは小さく囁くように』榎田尤利『ムーンリット・ラプソディー』水壬楓子シャイノベルズは一般の新書サイズより小さいし1頁16行で字詰めも短いので、中篇という印象。リンクスノベルズだったら、もう一本同じ長さの小説が入りそうだ。榎田さんのは表紙がいかにもであまりそそられなかったけど、読んでみたらそれなりに面白かった。ウェディングプランナーというと、木原さんの『恋について』を連想するけど、榎田さんのは去年出ているし、たまたま職業がかぶっただけで、中身はもちろん全然違うものだった。テンプレなんだけど、それがいくつも重なっていて意外な伏線を作る。攻めがヘビースモーカーでナルシストでダンディなのに料理が上手いとか、受けは中卒で社会不適応者だけどマリエデザイナーとしては一流だとか、攻めにはストッパー役のノンケの相棒がいるとか、ゆすり・たかりをするライバルがいてラスト近くで受けをレイプしそうになるとか。最後は幽霊ネタなのには笑ったけど、どんなに奇想天外な設定でも、榎田さんは基本的に文章に破綻がないから読めてしまう。それも結構楽しく。これもそんな一冊。ラプソディーはまるまるこうもりっ子だった。この子だけが自分を「私」と言うのね。もともと王族に連なるこうもりの家系(?)で、品位が高いからかな。なんかほのぼのして、いいな~という雰囲気が文の隅々にまで感じられる。 するする読めるし楽しかった。さて、これからいよいよ京極にとりかかる。
2006.11.03
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病院からもらった薬を飲んでも、咳と痰がさっぱり治らず。黄色にはなっていないが、粘度のあるぬるぬるした痰が次々に出て、それが喉の奥でからむものだから、気持ち悪くなって咳をする。すると粘膜がさらに炎症を起こして熱をもって痛む。この繰り返し。もうティッシュはいくらあっても足りないし、咳をするだけで疲れ果ててしまう一日。せっかくの休日なのに、なんてことだろう。久々に長距離サイクリングでもして、ジャスコあたりにブリタの浄水器を買いに行こうと思っていたけど、出かける気力ゼロだ。何も食べないと薬も飲めないので、朝は夕べの白菜豚肉スープの残りを。昼はピノ1箱と野菜ジュースを。夜は久々に根菜たっぷりのすいとんを作る。これは明日の分まで。熱はないんだよね。何度計っても6度8分どまりで、昨日よりは下がっている。明日の朝まで不快だったら、また病院へ行こう。
2006.11.03
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なんか喉がさっぱり良くならない。今日は食欲もなく、夜は白菜と豚肉の重ね煮と野菜バーを3本。テオドールも飲もう。さっさと寝よう。さて。昨日、水壬さんの「ムーンリット」シリーズの読みかけを読了。ウサギ兄と弟皇子編ね。この本はもう薄い。本の厚さもだけど、中身も。ああ、薄味ってこういうことか、という感じ。実際にウサギが鼻をピクピクさせる様子が目に浮かぶだけに、かわいらしさはよく出ていると思うが、中身ないよね~ストーリー適当だよね~。要するに兄弟してそばを離れたくないだけなんだな。まだ白へびさんのほうが良かったな。トイレ本として読んでいる、半分変身するやつは、後半のお付き二人の話。珍しく動物ではない。このシリーズ、エチーがなければ、十分ジュヴィナイルでいけるのになあ。小中学生に読ませたいなあ。ファンタジーだもんねえ。で、10時頃からお風呂につかりながら藤たまきの「Only If」読了。先に読んだ「私小説」と連作なのかな。紅絹なんて名前はそうそう使えないし。古いものを大切にする家庭で育ったのかなとちょっと思う。この人は、壊れた少年たちを描くんだな。心だけでなく体も。一部がポロッと欠損している。ゆきは心が、キオは頭脳が、秀志は目と足が。で、読んでいるうちに強烈なデジャビュを感じて、なんだろうと考えたら、三原順だった。これははみだしっ子の世界をもっと濃縮したものだ。はみだしっ子も少年たちだけの世界だが、大人もいる現実社会で翻弄されていた。でも「Only If」の少年たちはハックルベリーかトムソーヤのように独自の空間を生きている。すごい切ない感じ。で、すごい言葉をつむいでいる。私の知らない、詩か何かの応用でなければ、これは考えて考えて考え抜かれた言葉だ。「僕の唇の唾の泡を飲むほどに慣れた小鳥」なんて、なにかの高邁なレトリックのようだ。こんなに絵は好きになれないのに。気軽にはとても読めない内容なのに。しかも読んでしまったら、二度目はなかなか手が出せないほど怖いのに。以前読んだ「ホライズン」は、心の弱さの描き方が萩尾望都のようだと思ったけど、アクの強い絵といい、少年世界で閉じている設定といい、この人は三原順に影響を受けている。もう「プライベートジムナスティック」は新刊買いしよう。決めた。
2006.11.02
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3日ぶりで鍵盤触る。あれれ、音がへんだ。変だよ~!風邪引いて耳がキンキンしているし音に異常に敏感になっているせいか、高音が狂っているのがはっきりわかる。ショパン弾いていて気持ち悪い。バッハはまだマシだけど、でもやっぱりしっくりこない。デジピも音が狂うの?それともとっくに狂っていたのにいままで気づかなくて、今頃気づいたの?だめだ。風邪引きのうちはろくに指も回らない。とりあえずあと2週間でレッスン日だから、2台か4手か決めなくちゃと思って、モーツァルトをもう一回。イ長調、ゆっくりなら弾けるか。ほとんどスケールだし。スケールだけに難しいけど。これでいくか。週末もう少し弾いてみて、しっくり来たら先生に連絡入れよう。シューベルトのファンタジーはいずれにしてももって行く。
2006.11.01
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昨日は水壬さんの新刊『ムーンリット・フォーチュン』と過去に出た『ムーンリット・ラプソディー』を半分まで読む。フォーチュンは白へびさま。このシリーズは意外と好きだ。リアル世界のBLじゃないからかもしれない。コルセーアも言ってみればファンタジーだし、私はやっぱりファンタジー向きなのかな。あとがきでネタばらししているけど、羽衣、鶴の恩返し、そして冬眠ものもありがちで、こういう誰でも知っている、いわば神話素ネタって読みやすい。先が読めるんだけど、逆にだからこそ安心して読めるというか、知っているあのストーリーがこの二人ではどう展開するのかとか。白砂さんは相変わらずヘタだ。ラプソディーは後半が弟皇子と兄うさぎの本編で、前半は兄皇子と弟うさぎ。このうさぎがうるさい。こういう子ども嫌い。「~だもんっ」とか言う奴は信用できない。水壬さんも書いてみてから、「こいつはショタか?」と気づいたらしい。本当にイライラするなあ、もう。でもおかしかったのは、これまで読んできたのは、みんな人間が変身するんだけど、これは元がうさぎで、人間化するというもの。フォーチュンも本来は水神というか竜なんだけど、にょろにょろはかわいいよね。彩都の弟皇子が耳としっぽだけ変身するのも現在トイレで進行中。この本は珍しく関係ない登場人物(別々の国)の話が2つ入っていて、今読んでいるのは、こうもりが出てくるやつ。のこりはあと一冊だな。なれてくるとこのシリーズはするする読める。ところが一気に揃えたエスコートシリーズ、さっぱり進まないねえ。生身等身大の男ってだめなのかなあ。架空の国の高貴な方々が好きなんだろうな、きっと。というわけで、エルリックサーガ「メルニボネの皇子」半分ほど読破。最初、なんて格調高い、ちょっと擬古文はいった名訳!とか思ったけど、錯覚でした。ふつうの訳だ。カタカナがね、慣れ親しんでいる英語とはちょっと違う音で馴染めない。古英語とかちょっと北欧入っているか、そんな響き。人物の対比が明確でわかりやすいけど、肝心のエルリックがさっぱり弱そうでない。ナリスほど姫でなくてもいいけど、せっかく白子なんだから、そのデメリットで苦しむ様がみたい。ああ私ってやっぱりS?グインは76巻「魔の聖域」読了。ところで数字版の小説スレで瞬間風速的に茉莉花の書き込みがすごかった。大半が「あのラストはないだろう」という意見で、やはりBLに嫁は禁忌なのね。やっぱり歴史ファンタジーととらえた私(と作者)はコア層と年齢的に乖離があるかも。
2006.11.01
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そろそろ野望に仮病が出てくるかもと思っていたら、本当に病気になった。月曜に仕事中からくしゃみと咳が止まらなくなって、昨日は微熱もあってダウン。病院行ったら上気道炎にかかっていた。喉が腫れて苦しい。寝室で本を読みながらダラダラすごすも、夕食代わりにチキンのカラアゲとビールを飲んだら、アルコールで発作炸裂。苦しい~! やっぱり風邪引きの時のアルコールは厳禁なのね。もらった薬は、ダーゼン、フラべリック、ロキソニンのおなじみトリオ。抗生物質はサワシリンカプセル。これはお初だ。気管支炎の薬で、珍しくツムラの漢方が出た。小青竜湯。これ飲みやすい。オブラートがなくても平気だった。二日目だけど、まだ喉がなあ。仕事で集中すると熱も上がっているみたいだし。今回、テオドールも20日分(200mg×40錠)もらってきたから、しばらくは安心。去年の今ごろは、体調不良が甚だしくて、目黒西口クリニックに通っていたんだっけ。毎回、オブラートに包んで飲む漢方が面倒で面倒で閉口していた。あれからまた太っているから、そろそろ本気出してダイエットしないと。着られる洋服がない。
2006.11.01
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