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節約・清貧・質素・倹約を旨として、ここ1ヵ月、清く正しく生きてきたんである。家ではおかゆと野菜中心メニュー、本屋には立ち寄らず、夜も早く寝て朝は日の出とともに起き、無駄な電気を使わないようにした。外でもなるべく現金でお買い物をし、おつりを募金箱に入れていたおかげで、財布は硬貨が溜まらず軽い。でも、ささやかな贅沢というかシュミである読書と外食にお金を使わなくなると、なんか生活に張りがないんだよね。もともとブランド品とか宝石とかの贅沢には興味ないので、経済活動を復活させないと、そのうちインフレになっちゃうよなー。そして今日、本当に久しぶりに書店に行ったら、文化(漫画と腐書も文化だよね?)に飢えた古代人のように「ユリイカ!」と叫び、15冊もマンガを買ってしまう。BLは3冊くらいしかなかったのがせめてもの救い(なのか?)。
2011.04.24
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先週は広告マンの友人との年1度のなんちゃってデート。日本橋でおすしを食べた後、ガランとした外資ホテルを見に行こうということになり、マンダリンオリエンタルに行って、バーでまったり。3組くらいしかお客がいなくて、フロアスタッフがずっと張り付いていたおかげで、飲みすぎちゃったじゃないか。ジャズトリオの生演奏もなんか生彩に欠ける。外の景色も節電のせいかなんか暗いしなー。 うほほ~シェリーの種類が多くて幸せ。シェリー3連発。その後、アップルマティーニ。2000~3000円台のカクテルリストやモルトウイスキーにまぎれるように、50万以上のお酒が普通に並んでいた。キャビアは5gで25000円。そんなもんかな? 一流ホテルのバーはメニューを眺めるだけでも楽しいわ。翌日は、午後から銀座でセミナーに出ていたので、帰りにレストランナイルのムルギーランチを食べる。地方出身者のカレー好きなら誰しも一度は来たことがある、庶民的なインドカレー屋の代表格。私も10数年ぶりに来たが、全然変わらず、オーナーのナイルさんがフロアで愛想を振りまいている。「近くにオフィスがあるのになかなか来られなくて、10数年ぶりです。変わらないですねー」と言ったら、「その間に火事で一回焼けちゃったのよ」とかいう。えええーっ! 欲を出さずに前と同じつくりで建て直したらしい。そして千葉のご自宅には犬16匹、猫11匹飼っているそうな。全員親戚のような濃い顔のスタッフばかりで、なんか銀座だけどインドの下町のカレー屋のようだ。染井吉野が終わると、大好きな枝垂れが満開に。これは先週の浜町公園の桜。そして潅木は今、ハナミズキが満開。 これは先週、友人が「いただきもののケーキが食べきれないから」と持ってきたので、ついでに散らし寿司をつくって一緒に夕食を食べた時の画像。今回のGWの帰省中、キャットシッターをお願いするので、丁重にもてなすあまり、イクラてんこもりにしちゃった。おかずもありあわせだけど、盛りつけが下品でしたわね。
2011.04.23
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『おとなり』月村 奎お隣同士、子供の頃から一緒に遊んでいた兄弟がどっちもホモだったというお話。おわり。と言ってしまうと実もフタもないので、もうちょっとメモっておこう。な~んか月村さんらしくない極端なキャラが二人ほどいるなーと思ったら、13年も前に発行されたものの再刊だった。どうりでなー。作者さんも若かっただろうし、いろいろ書いてみたいお年頃だったのか。名作『もうひとつのドア』は、もっと後に書かれているのかな。さて、話は親の代まで遡る。今は喫茶店を営むおとなり(父親は会計士)の兄弟と、和菓子屋の兄弟。ある事情で親(主として父親)同士が非常に仲が悪く、家同士の交流はもとより、子どもたちにも交流禁止命令が出ている。この辺が、コメディとしてはおもしろいけど、現実みに欠けるわ。月村さんて、マンガちっくなデフォルメの似合わない作家さんだしなー。で、インのお話「千里同風」は、和菓子屋の弟(秀才・特進コース)と喫茶店の弟(同級生だが天然のおばかさん)で、手の焼けるバカなおとなりをなにくれとなく面倒みているうちに、「おまえそれかまいすぎじゃね?」とクラスメートに言われて、初めて自分の特性(ほも)を意識するというお話。親同士のいざこざをまるめたり、ついでに新作和菓子ができちゃったりと、いろいろ凝っているんだけど、きゃんきゃんうるさいバカな受(喫茶店)が受け入れがたいわ。そして2つめのお話は、脇キャラで登場していた兄同士のお話。これはちょっと月村さんとは思えない、や~なキャラで読んでいてムカムカしてきた。喫茶店兄は今は教師、和菓子屋兄は大学生だが、和菓子屋が高校の時、喫茶店がれ×ぷしている。横暴で野蛮で酷いやつなんである。それなのに教師。和菓子屋はそれをずっとうらみに思っているのに、それが恋だと無理やり喫茶店兄に思い込まされる。なんか私には犯罪にしか思えなくて、こういう強引手法が成功する確率は限りなく少ないのではないかな。書き下ろしのショートは書名とのことば遊びが楽しい。「おとなり」→「おとまり」→「おねだり」。ちゃんと恋の成就の過程をあらわしているような(笑)。私だったら、喫茶店兄弟は、どっちも「おだまり!」だな。ところで、おとなしくてまじめ(兄)、秀才で完璧(弟)な和菓子屋兄弟が、どっちもろくでもない喫茶店兄弟に彫れちゃうのは、クラシックのアーティストにプロレスやボクシングのファンが多いのと似ている気がする。自分は到底成り得ない正反対のものに憧れる気持ち。でも遠くから憧れるのと、実際につきあうのとでは違うと思うぞ。
2011.04.21
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お花見の日のディナー。墨田倶楽部は通称ではなく、本当に墨田倶楽部だった。で、店名はThe seventh ceilingてところかな。極楽、みたいな意味?名前だけはSちゃんから聞いていたものの、駅からも遠く、事業所ビルしかないような場所にあるレストランなんて、てんで信用していなかったんである。しかも企業の福利厚生施設のレストラン。なのに、立派なものだった。世界のナベアツYKKの研修施設のビルの上階にあって、ほとんどの会は会議室と宿泊施設だから、体のいいビジネスホテルみたいなものだが、そこに忽然とこんなものを出すレストランがひっそりと営業しているなんて。しかも目の前にはスカイツリーがドーンと! まあ行ったのは夜だったし節電しているから暗くてよくわかんないんだが、これはそのうち予約でいっぱいになりそうなロケーションだ。で、コースは2つ。なんと3000円台からある。今日はお試しでひとつ上の5000円台のをチョイス。この額でフルコース出てくるというのが、なんというか郊外っぽい。あ、でも室内はちゃんとリネンのクロスがかかっているし、カトラリーはシルバーウェアでフルセットされていたし、サービスはちゃんとしているんである。なんか費用対効果ありすぎだよ。「YKKが援助しているから利益なくてもいいもんね」といっているようなものだ。ワインリストも種類こそ少ないものの、イタリア産も充実していて、バローロ、バルバレスコクラスが1万くらいだった。ので、同じピエモンテ産の同クラスで、もう少し軽めのをお願いした。でてきたものはすごい量だったが、パスタを半分残すだけでがんばって完食。デザートは田舎のレストランのケーキ盛り合わせ状態だったが、ほかはお味はよかった。おそらくシェフは20年くらい前のイタリアンのテイストで時間が止まっていると思われる。オードヴル盛り合わせ。小食女子ならこれだけで満腹かもね。あー、このボリュームが地方のレストランっぽくてすてき。東京の辺境に来た気分。アマダイのグリエ。おおお~今年初アマダイ! これも量多し。パスタはロブスター(もちろん冷凍)のなんとかソース。かなり煮詰めてこってりコクを出しているけど、見た目がポモドーロだった(笑)。牛フィレ網焼き。魚も肉もソースがさっぱり系なので食べられたけど、お仕着せのコースだと選べないのが辛いなあ。以前はラムチョップとかもあったとSちゃんはいうけど、これじゃホントに「田舎のちょっといいレストラン」のメニューだわ。そしたらSちゃん、「いいんじゃない? 全国から集まってくるYKKの社員に、そんなに変わったもの出すより、見慣れたもので“やっぱり東京は違う”って思わせるほうが」とかいう。やさしいな。いやちがう。超上から目線なのか。あのー私も地方出身者なんですが?そしてデザート。この盛りははっきりいって下品だ。コーヒーとこれだけならオーケーだけど、食後のデザートの量じゃないよね。特にこの古臭いチーズケーキ。うーーん。全体に地方っぽいというより、時代遅れなんだな。でもこういうのも嫌いじゃない。こじゃれた気分じゃなくて「外食してがっつり食うぞ~」な気分だったが。しかしなにしろ家から歩いて行けるので、今度休みの時にはランチに来てみようっと。
2011.04.20
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あららお花見ディナーがもう1週間以上前のことになっちゃった。どうも近頃、更新が面倒くさい。そして世間では桜が終わってツツジとサツキがポンポンと開花しはじめている。先週の土曜に、一月ぶりに本所吾妻橋の友だちのとこでお茶して(佐野洋子さんの本を貸すのが本来の目的だったのに、すっかり忘れて手ぶらで訪問)、墨田公園をお散歩して、その後、YKKビルの上にあるアルセッティモ(正式名はなんだっけ? 地域住人の間では墨田倶楽部で通ってるんだが)で夕ご飯を食べたのだが。移動はすべて自転車だった。なんてエコな私たち(笑)。 午前中に雨が降っていて、こんな具合にスカイツリーのアンテナは雨雲に邪魔されて見えないのだったが、隅田川の土手沿いの桜は満開だった。しかし自粛ムードでボンボリもなく、なんとなく寂しい花見ではあった。対岸の浅草側の桜と屋形船。風流ですなあ。屋形船はちゃんと営業していて、ちょっとホットした。ドンチャン騒ぎのない花見は実は好きだ。桜も花見も大好きだが、別に花の下で宴会したいと思ったことはないので、公衆の面前で酔っ払う行為は自分のなかのモラルに反する。 牛島神社で被災地の人々のために祈る。なでるとご利益があるという牛がいた。昔の農耕牛がモデルなのかな。産業家畜の牛とは姿形が大分違うけど。もう1頭いたのだが、これも牛? 断じて狛犬ではないけど牛かといわれると微妙・・・。あーもう眠い。先週、被災地で活動してきた医師とナースに取材して、ぐったり疲れてそれっきり寝たきりおばさん(単にやたら眠いだけ)なんである。今頃春眠? あうう~もうだめだ。料理画像までたどりつかず。無念。続きは明日。
2011.04.18
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原題みて吹いた。受はタバコ屋か?さて、と。ゲイの話で実話でエイズがからんでいることしか知らずに見たら、とんでもない話だった。ホントに実話?事実は小説より奇なりを地でいく話だった。上記要素から、すんごい悲劇的な映画を予測していたんだよね。ゲイ映画なら最近も「ハーヴェイ・ミルク」があったし、エイズがらみなら封切り当時見て「日本じゃありえん」と思っていた「フィラデルフィア」とかもあったし。どっちも悲劇だった。そしたらもおお~天才的頭脳を持つ詐欺師の話だった。そういう頭脳(IQ170とかそんくらい)は世のため人のために使おうよ。まあ、確かにたった一人のためには目一杯使ってたけど、こんなクソ度胸のある天才は世の中の役に立たないのだった。いやはやもう、偽仮釈放も文書偽造もお手の物、経歴詐称してちゃっかり大企業のCFOに納まってみたり、司法をも軽々煙に巻いて偽弁護士として法廷に立ったり、フィクションでもありえない話が実話だなんて、アメリカのチェック機能ってザルなわけ?頭脳派詐欺かと思えば、一方では体張って(いわゆる当たり屋)の保険金詐欺から病気のふりまでなんでもござれだったし。とにかく金に溺れ贅沢なものに囲まれていないと幸せになれないと思い込んでいて、それが愛する男性のためだとしても、当の受は「そんなものいらない、君がいればいい」って言ってるのに、その言葉を信じない。かわいそうなやつだな。しかし、最後のどんでん返しには、大抵のトリックは恐るるに足りない自分がハメられた。そこまでやる?と、観終わったらこれまで大して好きじゃなかったジム・キャリーを評価しそうになっていた。あれ、体重20キロは落としてるな。そして20年くらい前の大好きな映画、Dirty Rotten Scoundrelsを思い出した。邦題なんだっけ? だまされてリビエラ? あれは最高に面白いコンゲームコメディだった。天才詐欺師を自称する二人のタラシが、だましのテクニックを競って富豪の女性を手玉にとるという話なんだが、ラストでありえないどんでん返しがある。最初に見たときは「えええ~」となって、喰えないはずの主役二人(スティーヴ・マーティンとマイケル・ケイン)のさらに上いく華奢ではかなげな美女が、当時好きだった俳優のジョン・マルコヴィッチの奥さんだったりと、あ~あ、こういう昔話は固有名詞までスラスラ出てくるのにな~。ジム・キャリーのコメディ・センスはスティーヴ・マーティンと似ているところがあって、ゆえにあまり日本人受けはしない。洋物かぶれの自分は学生の頃からサタディ・ナイト・ライブを観ていたので、スティーヴ・マーティンが大好きなんだが、「白人のクセに面白い」彼と違って、ジム・キャリーはなんかもっとあざとく人を笑わせる。あのクドさは好きじゃないけど、そしてこの映画は泣ける話と思っていたのに、まんまとだまされて「やられたっ」と思ったけど、なんか憎めない話だった。まあ、受の男性がかわいかったからかもな。あー画像探したら、廉価版とか一切出ていないのね。まあ確かに男同士のきわどいF××kシーンとかあったから家族で楽しむ映画ではないわな。
2011.04.15
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評判がいいと知りつつも、レーターさんが苦手なタイプなので、どうしても読めなかった交渉人シリーズ。日本で交渉人の看板立てて独立している人がいるのは想像しにくいけど、要は昔は近所づきあいの中での些細な揉め事なんかを、ご隠居さんとかご意見番とか、今なら民生委員なんかが無償で介入していたことを、もっと幅広い問題を有償で解決する人、という理解でいいのかな。芽吹のように法律のプロだったら最強だけど、かけひきに長けた人なら、司法書士や行政書士、場合によっては社会福祉士や社会保険労務士なんかでもいいかも。要は実用的な国家資格をひとつもっていたら、得意分野に特化すれば開業できそうだ。あと必要なのは人脈の広さか。まあ、芽吹の経歴は最強だけど、なんつうか野に下った人というか、最先端医療の現場にいたドクターが、それでも救えぬ命に絶望して在宅診療医になっちゃうようなもんか?あーでも、このシリーズは複数の人にオススメされていただけあったわ。面白い。といってもまだ2冊しか読んでないけど、最近の作品はどうもピンとこない榎田さんだが、もしかしたらこのシリーズだけが妙にノリがいいのか、この頃がピークだったのか(シリーズ最新作は最近だと思うけど)、本来のソツのない、時にあざといほど泣かせる話もうまかったけど、こういう、大人の腐女子(要はちょっとトシのいった?)に受けそうなベタなノリのコメディもうまい。先は読めるし、ストーリーも複雑じゃないけど、とりあえずヤクザものは苦手だけどコメディになっているのは好きなんだな>自分。水壬さんの「最凶の恋人」も面白かったから、こういうズレまくった、本来なら水と油の立場にいるカップルというのは、組み合わせると面白いのね。さて、妙に日なた臭いというかオヴァ臭がするのは、スタイリッシュとかオシャレとかかっこいい要素が一切ないからか。なにせ中心となる場所は両国~錦糸町。なんてこった自分の地元じゃないか(笑)。相撲部屋も近くに複数あるし、ちゃんこ屋もやたら多いし、年に何度かは錦糸町でショッピングもするわ(笑)。一度、コリアン街にサムゲタン食べにいったら、ロシア系のコールガールがいっぱい立っててカッコよかったわ。で、ネゴオフィスのある住所はうちから1分だわ。どうやら作者のご母堂の実家があったらしいが、ちょっと地理的表現に疑問が残る箇所があったが(京葉道路を清澄白河方面へ~とか。うーん微妙。京葉道路から清澄通りへ、とは言うけど。あと、周防組の事務所がどこか表記がなかったと思うけど、菊川へ向かうのに「西へ車を走らせる」というのがちょっと馴染まなかったかな。それとも周防組は錦糸町より東にあるのかしら。まあ、こんな瑣末なことは地元の人間じゃない限りどうでもいいことだ。脇が個性的だし、キャラクタ設計がよくできているから、どいつもこいつもいかにも「こいつならこういう話し方するだろう」って口調なのがさすが。会話もテンポもいいし、太鼓もちな舎弟やら完璧な執事風のボディガードやら無口なロシア系とか漬物ばあさんとか。レギュラーメンバーは誰も彼も個性的で印象に残る。ストーリーはそれほど複雑じゃないし、トリックもないけど、話のオチはおもしろい。なんか国産ドラマってほとんど見ないんだけど「相棒」とかが人気あるのと共通する要素があるのかも。個性的キャラと立場違いな協力者と知恵者をひょうひょうと手玉に取る主人公とか。BLで不用意に若い女子をキャラに投入すると失敗するケースが多いけど、数少ない協力者が風俗嬢だったりするのはBLファン的にはOKなのね(笑)。さて、このシリーズについてはあとでgdさんと語り合う予定。あ、そうだ。コメディだったのでそう思うと、レーターさんがちゃんと合わせてマンガチックに描いているので、全然平気だった。なんだ。もっと早く読めばよかった。
2011.04.13
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奈良の帰り、京都の和久傳さんでごはんを食べる。ほぼ2年ぶりで前回も3月だったので、同じ献立かもと思ったけど、夜だったのでとりあえずちょっと豪華な紅花にしてみる。予約無しで行ったので、厨房側のカウンターだったけど、魚を捌いたり、名物の黒鯛すしをつくる様子が目の前で見られて、かえってよかったわ。メニューを見ずに注文して、見たまんまをメモったので、ちゃんとした献立名ではない。 桜湯でお出迎え。そしてサービスの竹筒酒。 メバチマグロのお造り。トロつき。蛍烏賊とタラの芽の天ぷら。とろんとしたクリーミーな蛍烏賊を塩でいただく。美味すぎる。 若竹椀。ふわふわの三陸産わかめとともに。昆布だしだけでこの味はすごいな~春の味だな~。マナガツオの幽庵焼。北では食べない魚なので、目の前でさばかれるマナガツオの姿形(大きい!)やエンガワのあるヒラメに近い魚であることを初めて知る。スナップエンドウの白和え添え。こういう焼き物は家では焼けない。コンベクションオーブンが欲しい。 赤貝の酢の物。春キャベツの貝寄せ。これも絶品。トリガイ、青柳をふっくら湯通ししてゆでた甘い春キャベツとポン酢ジュレで和え、たっぷりの針生姜。シンプルだけど手間のかかる一品。はあー春だわその2。 白魚と山菜の卵とじ。フキ、フキノトウ、ワラビ、ウド、それぞれの風味がしっかり味わえて、春の山菜の競演だった。凝ったことに、これらがゴマ豆腐の上にかけてある。そして名物黒鯛寿司。2年前は 芽の香りで食したけど、今回は目の前でおろしたわさびだった。 水菓子はせとか。さらに白玉ずんだ餡かけ。最後に薄を立てて供してくれた。お酒はワイン(辛口)をお願いした。見事に肉っ気のない献立で満足。そして食べすぎ。奈良にこのクラスのお店があればなあ。
2011.04.10
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ちょっと時間がたってしまったけど、先月行った奈良の旅。目的は薬師寺東塔の内陣拝観だったので、コンパクトに西ノ京と近鉄奈良の周辺のみ。薬師寺は裏というか駐車場側から入ると、梅の木がたくさん植えられている。昔来たとき、そのあまりの香りに驚いて以来、私にとって桜より梅のほうが風情豊かな花となった。もとより万葉の時代の「花」といえば「梅」だったわけだが。梅の盛りはちょっと過ぎていたけど、まだ半分くらいは楽しめた。 薬師寺は新旧二つの塔が並び立つ境内の伽藍配置といい、二つの塔の佇まいといい、この上なく美しいが、東塔はまた比類ない美しさの水煙が好きで、何度も通っている。楽師がフルート(横笛)を吹いているんだよ~! もちろん仏様もどれも凛としていて、平安仏より好きだ。日本の美術史は実は体系的に学んだことはないんだが、意匠を見ても仏様のお顔やボディライン(笑)を見ても、この時代のはシルクロード~唐からダイレクトに入ってきた文化を、まだアレンジしきれていなくて、妙にエキゾチックなんだよね。そのどれもが好き。金堂内では撮禁だけど、戸が開かれていたので外から望遠で撮った月光菩薩。見よ! このナイスバディー! 1300年前は極彩色だったはずだ。奈良にはもう一箇所、小さなお寺さんに超ナイスバティーの観音様がいらっしゃったはずだ。聖林寺だったかな。むかしのことで忘れたなあ。薬師寺は修学旅行で高田管主の講話を聞いたことをずっと覚えていて、奈良行脚を始めたころからほぼ毎回来ているけど、飽きないお寺さんだ。長じて入江さんの撮った、二つの塔が黄金分割かと思えるほどの配置で並び立つ写真に心をわしづかみにされ、長い間寝室の壁に飾っていたほどだった。西ノ京ではセットで参拝する唐招提寺が男性的な寺院だとしたら薬師寺はどこまでも優美で女性的。そして広報活動にとても熱心(笑)。職員さんもお坊さんも皆フレンドリーで、今回もご朱印を書いてくださった方に「東塔の内陣を見たくて朝一番で東京から来ました!」と言ったら、しばらく相手してくれた。薬師寺には立派な写経道場もあて、何度か納経もしている。おかげで般若心経は意味はうろ覚えだけどとりあえず全部読める(笑)。そして納経の際に支払ったお金が修理に使われると思うとうれしい。なんか旅先の小さな親切があとでかたちになって帰ってくるみたいな気分。唐招提寺も平成の大修理の間に瓦を奉納しているし、国宝寺院には結構寄進していることに気がついた。別に特定の宗教を奉じているわけではないけど、お坊さん=徳の高い人という刷り込みがなされているので、ありがたく寄進させていただいている。東塔の内陣は1300年前の彩色が残っていてそれはそれは優美だった。今回、一般公開は史上初だったらしいが、色を保存するには絶対公開なんかしちゃだめなんだよね。わかっているだけに、今回の公開はうれしかった。修理に入っちゃうと当分外からも拝めなくなるものね。仏教芸術語りは長くなるので一旦止める。お釈迦様はインド人なので、奈良でのランチはインド人がやってるカレー屋でターリーを食べた。カレー3種にいろいろ(このプレート以外にも、サラダとスープとチャイが出た)ついて1500円くらいだったかな。東京感覚だとかなりお得な感じ。調理人兼フロアスタッフの二人のインド人はまったく愛想がなく、効率というものも無視していたが、地方に来るとこういうところに期待しなくなるのでおいしければノープロブレム。
2011.04.07
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【送料無料】まほろ駅前多田便利軒(2)価格:610円(税込、送料別)『まほろ駅前多田便利軒(2)』山田ユギ/原作:三浦しをん わーい待ってたよ~。待ちすぎて1巻の内容がうろ覚えだったので、1巻から読み返しちゃったじゃないか。いろいろな要素が絡み合っているうえ、個性的なキャラが満載で読んでいて楽しい。ファミリードラマありミステリありBL臭あり、さらにご近所づきあいとか闇の世界とかジャンキーとか、あまりに雑多で混沌としていて、ほんとにこれが町田あわわまほろなのかと、ついリアルと重ねてしまう。ユギさん、こういうの描かせるとうまいなあ。英田さん原作のはちっとも面白くなかったが(BLだからか?)、こっちは原作が自分好みだったせいもあって、マンガ作品としてちょっと人生に疲れちゃった年代にウケそうだ。まだまだ謎がいっぱいで、でも三浦さんだからして謎解きなんかはしないであろう結末が気になる。
2011.04.05
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【送料無料】ハ-トの問題価格:588円(税込、送料別)『ハートの問題』一穂ミチ読んでる間に震災があって、途中中断していたのと、ずっとカバーかけて放置していたので、読書再開したころにはすっかり砂原さんだと思い込んでいて、あとがきにたどりついて「あ、一穂さんだった!」と気づいた。それほど途中までは砂原さんっぽい軽快さと洒脱さがあって、むしろ一穂さんっぽくなかった。だって一穂さんにしては攻のモデル男が単純すぎる。これまではどちらかというと繊細すぎたり気を回しすぎたりして傷つきやすいキャラが多かったので、彼女の書くおばかキャラは初めてかも。この攻は自分でバカだって言ってるほどバカではないけど、なんかいろいろ行動や受への執着ぶりが尋常ならざる感じで、それがプラスの方向に増えていればいいんだけど、どうもマイナスに触れる行動で、ちょっと痛いと思ったんだけど、でもなんか思い切り元気なキャラでそれも一穂さんらしくない。片や受の高校生は背伸びして一人暮らしをしていて、芸能人というかシンガーソングライターの姉がいて、プリティーで世間に愛されたころの過去の自分の記憶から逃げられないでいる。そういや井上佐藤の作品に、テレビのCMかなんかに出ていた子役を忘れられなくて、長じて変わり果てたほもになって現れたその子にまんまとからめとられるというケッサクな大人のBLがあったけど、それと構造が同じだ(笑)。一穂さんのほうは、変わり果てた高校生でも、モデルくんはすぐに見抜いちゃうところが、年季の入った執着ぶりで笑える。やけにヤクザな口をきくモデルエージェントの女社長とか(ちょっとイメージとしては白髪のソニア・リキエル風?)、30近くでメルヒェンしている不思議系な姉とか、子どもの頃にいたずらされた相手とか、報われない恋やトラウマやPTSD満載な雰囲気になってきて、そんなときでも攻は限りなく脳天気でいっそ頼もしい。周りがメンヘルちゃんばっかりだと、こういうスコーンと穴の開いた単純な攻のほうが光るという仕掛けなのかも。キャラクタは二人とも全然好みじゃなかったけど、お話はよくできていて、お姉ちゃんが出てきたあたりからぐいぐい引き込まれていった。イラストとタイトルのせいで軽いお話にうつるけど、ぜんぜん違う。そこが一穂さんらしい光る部分かも。
2011.04.04
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節約も粗食もいいことだけど、ガマンはよくない。普段はお菓子類はほとんど必要としないのに、成城石井をウロウロしてたら、なんかタガが外れて買ってしまったもの。そしておいしかったもの。 パッケージにモンサンミシェルのイラストがついていて思わず買ってしまった。ビスケットとあるけどがレットっぽい。欧米の焼き菓子にありがちな、頭痛くなるような甘さがなくて、もそもそ系が苦手な自分でもおいしくいただけた。フランス産。 オレンジ+チョコレートのコラボに目がないので、目に付くなり2袋カゴに投入していたブシャールのMomentsシリーズのノアールオランジュ。タイトルどおりの「ちょっと」つまむのに最適な大きさの個包装がいい。パッケージに「天然材料のみでできてます」とあって、チョコレートにこういう表記は日本ではないかも。ベルギー産。あー画像だと大きさがわかんないよね。40×20×3ミリくらい。ほかにミントとミルクかなんかがあった。
2011.04.03
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先週末と今週、某NPOの東京オフィスで災害ボランティアの後方支援をしていた。現地にも行けず、義援金と祈ることぐらいしかできないと思っていたけど、週刊誌の記者をしている友人が、「手が足りないから」と声をかけてくれた。行政の管轄窓口に詳しいから、というのが理由だが、実はそんなに詳しくない。でもそのテの国家資格を有していなくても、それこそ必要な場所と人員を集めて受け入れ準備をするくらいのことはできる。ところで、久々に現場復帰して遊軍記者の立場で現地へ行った彼は、戦場にこそ行ってないが、結構えげつない現場も幾多経験しているヤクザな人種だが、その彼をして、瓦礫にまみれた被災地は「とても日本とは思えなかった」。そして津波は襲ってくる波より、波が引くときの力のほうが被害が大きいとも語っていた。そして原発。どんどん悪化。微量だけどプルトニウムも出た。もう、マスコミはこれ以上張り付いて報道しても、いたずらに微細な数字に一喜一憂し、過剰に風評被害をあおるだけのような気がする。専門用語はどう解説したって正確には伝わらないし、生中継のニュース見てると、手話通訳の人がすごく困っているのがわかる。伝えられないよね、これまで使ったことのない単語なんだもん。人類は謙虚でなくなったことで、豊かな生活を手にしたけど、あのような自然の暴力の前にはなす術もない。そして人は間違いを犯すものだ。原発事故は端緒は地震と津波であっても、人災だ。ちょっとだけ「やるじゃんニッポン」と思ったのは、当初「がんばって!」というエールばかりだったのが、「がんばろう!」に変化していること。そう、これは他人事ではない。生産活動、経済活動にも多大な影響を与えているから、めぐりめぐって自分たちの身にもふりかかっている。東京のスーパーやコンビにはまだ絶対的にものが足りない。それに慣れなくちゃ。腹を下して以来、夜はずっとおかゆさんを食べている。こんなの。まるきり菜食な献立。小松菜と薄揚げの煮びたし、俵こんにゃくの炒り煮、ニラの卵とじ。しまった卵は動物性だ。おかゆと野菜でずっと清貧に甘んじていたら、金曜にプッツンと財布の紐が切れて、成城石井で無駄な嗜好品を大量に買ってしまう。このスーパーの高額ラインの商品は、さすがに豊富に売れ残っていた(笑)。買ったのはチョコレートだの八海山の酒粕だのチーズだの高級ヨーグルトだの巨大なレトルトのサムゲタンだの。 そして気づいたら世間は辛夷が満開で桜が三部咲きだった。浜町公園を通りかかったら、地味にひっそりとお花見している団体さんがいた。
2011.04.02
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