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今回は、ダイヤモンド・コレクションの第3回目です。前回までは、ダンスの動きの中で最も重要且つ基本的な4つの動きについてご紹介させていただきました。 この4つの動きはあらゆる動きの根幹を成すもので、これらができていなければ、これからご紹介する大変有効な重要な技術や知識を上手く習得して使いこなすことは困難となるでしょう。もし上手く踊れない時は基本の4つの動きができているかどうか確認しましょう。 さて、これから先はダンスを上手く綺麗により自然に踊るために重要な知識をご紹介します。これらを習得して使いこなすことは、上達の近道となりますから繰り返し練習しましょう。1 .準備 動き始める前には、必ず何らかの準備があります。この準備を行うことで次の動きをスムースに行う事ができます。 一般的な予備歩、ウインナワルツの予備歩(その場で膝をゆるめて体重を後ろへ移動)、右回転する前に一瞬行う左回転等。 ※ 呼吸も大変重要な要素となります。一般的には、準備で息を吸い、 息を吐きながらステップや回転を行うと効果的。2. CBMと回転 CBM(コントラリー・ボディ・ムーブメント)とは、例えば右足前進の時、左足(支え足)側のボディがその方向へ起こす回転動作。 CBMの役割 : (1) 回転の準備(動力源) (2) バランス 関連事項 : ・CBMが無ければ機械的な踊りとなってしまう。 ・ネガティブサイド&ポジティブサイド(カウンターバランスが取れて 中心が一つになる) ・呼吸と合わせて行う(準備で吸い、回転に合わせて吐く)。 ・ショルダースイングで音楽を感じる(手と腕ををスイングさせる。 お腹一点だけでは踊れない)。 ・回転:カーブする(曲線を描く)。 ・3つのムーブメントがある:カーブ(主な動き)・直線(シャッセ等)・回転 ・ダウンスイングの終わりは、スクエアになる。 3. スウェイ (1) ペンジュラムタイプのスウェイ 1)殆どのスウェイがこのタイプ。 *脚部とヒップを使ってスェイする事が重要。 (女性の頭の動きも脚部とヒップの動きの延長線上にある。頭の 重さを使い過ぎるとサイドロードとなり、体の軸から外れてしまう 事があるので注意が必要。) (2)メトロノミック・スウェイ(静止時など) ※ 機能的スウェイ(バランスを取る)と芸術的・装飾的スウェイがある。 キーワードはバランス。回転とスウェイを使えばカウンターバランスとなっ て、バランス良く踊れる。4. 垂直面におけるスイング(パーティカル・ムーブメント) 下半身からのドライブがトップの開きをつくる(フェザーステップで練習しましょう)。 * ボディのフェイスは常に上を向き、男性の足から脚部を経て女性の頭ま でが一直線のラインをつくりだす。 前進の時、中間バランスの後、ボディの前の面の中心角度がわずかに 上向きに変わり、ヒップがスイングしてスイングをつくりだす。これにより 背骨のラインも変化する。 ・トップラインが開いて、スペースをつくり出す踊り。 ・スイングを垂直面につくり出す。 ・下半身からのドライブがトップの開きをつくる ・今日のトップの広い踊りの原点。<Yahooブログに同時掲載>http://blogs.yahoo.co.jp/dan333dan333dan/folder/1203331.html
2012.01.28
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前回に引き続いて、今回はダイヤモンド・コレクションの第2回目です。第1回目は最も重要な3つの動きについての説明でしたが、実はもう1つ重要な要素があります。言葉では中々理解しにくいと考え、動画を作成してみましたので、ここで紹介したいと思います。4つ目に重要な要素は、バランスです。バランスの中でも、今回は「床に真っ直ぐに立ってバランスを保つ」ことを取り上げました。この4つ目の要素は、フロアーに立った時から意識する必要があります。先ずお互いが姿勢を正して床に真っ直ぐに立ち、次にホールドして組んで二人でお互いにバランス良く立ちます。そしてステップ開始後、この「二人でバランス良く立つこと」は1小節毎に意識して行うことが大切です。例えばワルツの場合、カウント1~3のうち「3」の終わりにスクエアとなって床に真っ直ぐに立ち、スローの場合SQQの2つ目の「Q」の終わりにスクエアとなって床の上に真っ直ぐに立ちニュートラルとなります。この例が示すとおり、音楽の各小節毎に「床に真っ直ぐに立ってバランスを保つ」タイミングがあり、このことが安定したダンスを踊るポイントとなります。意識して頂きたい事は「床に真っ直ぐに立ってバランスを保つ」だけであれば筋力はあまり必要としないということです。ワルツの場合、カウント1~3の前半までは脚に体重負荷が掛かりますが「3」の終わりではバランス良く立つだけで筋力はあまり必要なく、スローの場合SQQの2つ目の「Q」の前半までは脚に体重負荷が掛かりますが、終わりには「バランスを保つ」だけで筋力があれば十分となります。今回「床の上にバランス良く立つ」エクササイズとして動画を作成してみました。バランス良く立つためには「体幹」をしっかりする事としっかりした「ホールド」を鍛える必要がありますが、一般的にはこれ自体が難しいものですが、バレエの動きを用いた今回のエクササイズは、「バランス」「体幹」「ホールド」を同時に鍛える事ができる非常にシンプルで理解しやすい方法ではないかと考えています。【エクササイズの手順】 1. 息を吸いながら両腕を上に上げて、つま先立ちになる練習。 ※ 両腕と背すじ(体幹)を上に伸ばして、バランス良く立つ練習。 (心地良いストレッチ感で、無駄な筋力を使わない事がポイント) ※ 男性は床に垂直に、バランス良くつま先立ちになります。 女性は背すじ(体幹)を少し左へカーブしてつま先立ちになります。 ・バレエのプリエの姿勢で、両方の踵を着けて つま先を外へ開いた状態から開始します。 ・肩甲骨から両腕を上に伸ばす意識が大切(体幹 強化とホールドの練習のためには大変重要)。 ・両手の平を外側に向けた体勢でバランス良くつま 先立ちの練習を行います。 2. 息を吐きながら、両腕を下ろすと同時に両膝をゆるめて、脚部で体重を受け止めます。 ※ 前進・後退する時の、息を吐きながら脚部で体重を支える感覚を掴みましょう。 3. 1~2を数回繰り返します。 4. 最後に、ホールドの形を作って終わります。【男性】 You Tube へジャンプ 【女性】 You Tube へジャンプ 追伸 : 今回は、「床に真っ直ぐに立ってバランスを保つ」だけであれば筋力はあまり必要としないことを取り上げ、その練習を行いましたが、例えばワルツの場合、カウント1~3の前半までの動きにおいても、当然「バランス」を取りながら踊ります。1では、体重負荷を脚で受け止めて床との反作用でバランスを取り、2~3では回転する時のスピードに対してはスウェイでカウンターバランスを取るなど常にパランス良く踊っていることも重要です。<Yahooブログに同時掲載>http://blogs.yahoo.co.jp/dan333dan333dan/folder/1203331.html
2012.01.20
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前回10日にダンスの基本で最も重要な3つの要素をご紹介しましたが、今回はその第1番目の項目、前進「フォワード・ドライブ」の練習例のご紹介です。最近ウインナ・ワルツの動きがイマイチなので、何が悪いのかビデオ撮影しながら練習していました。ナチュラル・ターンで前進の時、先日ご紹介した「フォワード・ドライブ」でしっかりとヒップで押しながら体重移動する事、それから後日掲載予定ですが「スイング」、この2つを意識しながら練習を行なっていると次第に動きが良くなりました。ヒップで力強く押して体重移動ながら「フォワード・ドライブ」、そのエネルギーを利用して「*注)スイング」を起こします。驚くほどスムースに回転できるようになりました。ポイントは、左ヒップで押しながら「フォワード・ドライブ」をかけながら右足が前進した後、この右足を軸に、左ヒップが右足を抜いて「スイング」することが大変重要です。「リバース・フレッカール」と「ナチュラル・フレッカール」も練習してみましたが、これらも同様に「フォワード・ドライブ」と「スイング」を意識して行うことが大変重要です。ただ、これらは回転そのものなので、スイングの方向(前進でスイングを開始して後退でスイングを終えるなど)にも注意して行うことが大切です。 *注)スイング(振り子運動) スイングのポイントは、「ヒップ」をいかにスイングさせるかが重要です。 足をスイングさせるには、ヒップをスイングさせることで「ヒップ・脚・足」 のスイングに繋がります。図の例の場合、左ヒップで押した後、左ヒップ は振り子運動しながら右足軸足を追い越して、後ろから前方へスイング します。ヒップ(ヒップ~足)のスイングの方向は下向きである事も重要。 左ヒップで、ダウンスイングとなる方向へしっかりと押します。 スイングの最下点のスピードが最も早く、最速となります。<Yahooブログにも同時掲載>http://blogs.yahoo.co.jp/dan333dan333dan/folder/1203340.html
2012.01.16
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今回は、歴代最多の全英選手権8回優勝(1973~1981年)のリチャード&アン・グリーブ組のダイヤモンドコレクションの中からの紹介です。30年も前の人物なので過去の人と捉えてしまわれる方も多いかも知れませんが、内容を理解して行く中で、その考え方が実に理論的で自然で分かり易く、歴史的背景を交えての説明など、古典的なダンスから現在のダンスに至る社交ダンスのパイオニア的存在であると考えられます。 今日ご活躍の多くのプロの先生方のお手本となったのではないかと、実に興味深く拝見させていただきました。これから先、その中のポイントについて掲載させていただきますが、あまりにも素晴らしい内容なので実際にDVDを入手されることをお勧めします。 下記1~3は、全てのダンスの動きの基礎となる上手なダンスを踊るための3つの要素です。社交ダンスの全ての動きは、バランスを取りながらこの3つの要素を行うことが基礎となっています。 ※ ポイントは『押すこと』 ※ 実際に、繰り返し行なって身体で覚えて習得することが重要です。 なあ~んだ、そんなこと私だって知っていると言う方も多いのではないかと考えます。しかし、この3つの要素は、全ての他のあらゆる知識よりも最も重要な要素であることを意識していただきたいと思います。実際、私もやってみて新たな発見を体験しました。今までできなかった動きもできるようになる可能性を秘めています。 ダンスの知識は世の中に溢れています。しかし、何が重要で、根幹となるものか枝葉であるか見極めることが大変重要ですが、ダイヤモンドコレクションはこれらが正確に纏められているから凄いです。 1.前進(前進への推進:フォワード・ドライブ)<ヒップで押します> ・ヒップで押しながら前進して体重移動することが最も重要。 (ドライブは、大きくて強靭なヒップの筋肉を使うこと) ・首の後ろ&腹前部を伸ばしてバランスを取り、ヒップの筋肉を中に治めて行います。 2.後退(バックワード・ストレッチ)<大腿と膝で後方へ押します> ・先ず、首の後ろ及び腹前部を伸ばして、後退する足を後方へ伸ばしストレッチします。 ・次いで、軸足(前足)の大腿と膝で後方へ押して体重移動します。 3.横へのステップ(サイドウェイズ・バランス)<床を2回押します> ワルツのクローズド・チェンジの2~3の横へのステップ。 ・例えば、左足を横へ伸ばした後、右足(軸足)で床を押しながら左足へ体重移動。 次いで、左足で床を押しながら右足を寄せます。 ・首の後ろ&腹前部を伸ばしてバランスを取り、ヒップの筋肉を中に治めて行います。<Yahooブログに同時掲載> http://blogs.yahoo.co.jp/dan333dan333dan
2012.01.10
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明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。今年も例年どおり、「社交ダンス上達のヒントについてわかり易く」をモットーご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに~!「社交ダンスサークル行橋」の今年の方針として、初級は例年どおりですが、中級クラスは10ダンスの練習を行う予定です。 2種目/月 (スタンダード、ラテンを1種目ずつ) の予定で、1月のスタンダードは現在実施中のスロー・フォックス・トロット、ラテンはルンバを予定しています。2月以降は、ご要望をご検討ください。Yahooブログのトラブルは、コメントできないトラブルが継続しており、コメントのご返事もできずに大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。プロバイザーに相談して3通りほど対策してみましたが解消できませんでしたのでお手上げ状態。Yahooブログでは、今だに私のブログでさえもコメントできない状況が続いています。少し手を取りますが、再セットアップでもしてもようかと考えていますが、まずパソコンのドライバーを数種類入手しなければならない状況・・・。 ※ しばらくの間、同じ記事を下記「Yahooブログ」へも掲載させていただいています。 http://blogs.yahoo.co.jp/dan333dan333dan/
2012.01.02
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