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都心の桜を観にいきたいと話していたら、突然、靖国神社と千鳥が淵戦没者墓苑に出かけてみようということになりました。桜は満開、そして人の多さも満開でした。話題の多い遊就館も、一度見学しておきたかったのです。靖国神社 遊就館 千鳥が淵 内堀 乾門 内堀通り
2007.03.31
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亡義母から教わっていた「イチリンソウ」はキンポウゲ科イチリンソウ属「アズマイチゲ」だったようです。今年は花の咲いている状態で写す事ができた。アズマイチケは「東一花」と書き、関東地方に多く見られるイチリンソウの意だということです。「イチリンソウ」は花弁に見える白色のがく片が5個、「アズマイチゲ」はがく片が多数で、葉の形も違っていました。久しぶりにカメラを持ったら、ピンボケがやたら多くて、アキマセンでした。下の写真は画像をガンマ調整して遊んだものです。
2007.03.29
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中村桂子氏講演会『「生きている」を見つめ「生きる」を考える』を聴講してきた。20年間ひとすじに生命科学の研究をされてきたが、構造と機能を重視し役に立つことだけを見ている生命科学に疑問を持たれ、JT生命誌研究館に移られて15年、歴史と関係から生き物を見る生命誌を提唱されている。20世紀は機械と火の時代だった。21世紀は生命と水の時代にしたい。生き物とは継続性・多様性・そして過程に意味がある。 循環、組み合わせ、可塑性の中にある。 機械の利便性とは対極にあるものである。農業支援応援隊としても活動されている。「農業高校の生徒さん達は素晴らしいです。それは彼らが生き物を育てているからです。生き物を育てる苦労と楽しさを知っているからです。例えば豚を育てている学校を訪問したら、豚が私にも尻尾をふってくれるのですよ。それほど豚は大事にされているんですね。そして生徒さんたちはその豚が食用として育てられていることも、きちんと理解しているのですね。その上で毎日大切に世話をしているのです。」「それなのにこの国は、農業高校をつぶそうとしているのです。そしてこの国の自給率は40%なのですよ。これではダメです。私は声を大にして、農業を応援していきたいと思っています。」私はこのお話の部分では涙がでました。熱帯雨林は地球の生き物にとって大切な役割を果たしているが、そこには多種類のいちじくの木が生えている。熱帯雨林が焼かれたりした後にも最初に再生するのが、いちじくの木だそうです。このイチジクの木とイチジクコバチは一種と一種の関係で共進化したもので、イチジクの花粉をつけたコバチの雌はイチジクの実の中で交尾し卵を産む。雄は雌バチが外に出るための穴を開けて一生を終える。イチジクコバチの雄はイチジクの実の中だけの生なのです。(詳細は複雑なのでぜひネットで検索してみてください。)つまりイチジクとイチジクコバチは互いにそれだけで種を保存共生進化してきたものなのです。これらの小さな生物の営みが森林を育て、ひいては人間を支えているといっても過言ではないと、話されていました。(昆虫の種類が地球上の生物の中でもっとも多い>) そして「虫愛づる姫君」のお話から、生命の尊重とはただきれいだから可愛いから大切にするのではなく、思うようにならない生き物のありのままの“生きている”を見つめ“生きる”を考えること、すなわち“愛づる”ことなのだと、締めくくられていました。「JT生命誌研究館」のホームページで詳しい研究が読めますので、ぜひご覧になってください。生命科学の第一線で活躍されている科学者というイメージを持っていましたが、このような社会的な発言をされていることに驚きと尊敬の念を持ちました。養老孟司さん多田富雄さん柳澤桂子さんなどの科学者の発言も、長年の研究や体験を基盤にしたものであるゆえ、私には説得力を持つものです。生物に関わる研究は「感動」を与えられるものであることも、私達にとって大切な事柄だと感じました。*ここに書いたことは講演のほんの一部でありますこと、またごく私的な感想であることをお断りしておきます。
2007.03.23
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米英軍のバグダッド空爆、イラク戦争が始まったのが2003年3月20日だった。奇しくも4年目の今日、『Little Bird リトルバーズ』--イラク 戦火の家族たち--綿井健陽 第一回監督作品 2004年を観ることができた。“世界が、われわれが、作り出した戦場へ入った、個人映像作家の世界を掴もうとする眼差し ~イラク人の側に立ったものでしか撮れない映像 佐藤忠男”(パンフレットより)悲しみと怒りと何も出来ないことへの苛立ちと言葉にならないものがあって、簡単には書くことができない。「お父さん泣かないで、私たちは天国で鳥になりました」空爆をうけて無惨に亡くなった子供達の墓の裏に書かれた言葉から、この映画のタイトルは取られたという。映画上映の後、アジアプレス--野中章弘さんの講演をも聞くことが出来た。われわれもまた、イラクを爆撃した一味なのだということ。イラクはますます無秩序に荒れていて、戦争は今も続いていること。マスメディアの報道を鵜呑みにしてはならないこと。アジアプレスのホームページ、綿井さんのブログもぜひご覧になってみて下さい。
2007.03.20
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こんどサーバーの都合で、メールアドレスが変更になりました。ところが、古いアドレスで送っていただいた場合、宛先不明で戻らず、私のほうにも届かず、行方不明になってしまっているようなのです。「ふらっと日記」のメールボックスは新アドレスに変えましたので、御用のある時はまずこちらのメールボックスに送信してくださいますよう、お願いいたします。まだややこしくてよくわからない状態で、ご迷惑をおかけしているかも知れません。よろしくお願いいたします。
2007.03.18
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●『スライディング・ドア』1997/米・英 ピーター・ハウィット監督 グウィネス・バルトローが魅力的 構成が面白く、結末もメビウスの輪のようだった。●『堕天使のパスポート』2002/英 スティーブン・フリアーズ監督 オドレイ・トトゥが最も持ち味を出している映画ではないだろうか。 『イゴールの約束』も思い出した。 水洗トイレに詰った「心臓」の謎。 文明社会の嘘に安穏としていられなくなる。●『イノセント・ボイス--12歳の戦場--』 2004/メキシコ・米・プエルトリコ ルイス・マンドーキ監督 激しい内戦下にあった80年代エルサルバドルの実情。 12歳で徴兵される少年達の苛酷な運命。 どうしても、日本の子供達と比べてしまう。●『ランド・オブ・プレンティ』2004/米・独 ヴィム・ヴェンダース監督●『アメリカ、家族のいる風景』2005/米・独 ヴィム・ヴェンダース監督 2作ともに、天使のように優しい少女が、鍵のように存在する。 時間をゆるやかに流れることが、人の心に添った事のようでもある。 この監督にとって「天使」とは、何なのだろう。●『9.11への道』2006/アメリカ デヴィッド・L・カンニガム監督 9.11調査委員会の報告書に基づいて制作されたという ドキュメンタリードラマ。地球規模で世界的に、社会派といわれる映画に関心が深まっているようだ。今年のアカデミー賞も、ハリウッドだけのお祭りにしないよう企画されていたと思う。
2007.03.09
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最近、CATVのFOXチャンネルで、『HOUSE』を欠かさず観ている。『ツインピークス』や『X-ファイル』に続く楽しみな海外ドラマになった。調べたら2005年度エミー賞ドラマシリーズ部門脚本賞を第64回ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞している。ブラックジャックみたいな毒舌家医師ハウス役のヒュー・ローリーその理解ある親友の医師役、ロバート・ショーン・レナードこの二人を見ているだけで、鼻の下が長くなり、頬がゆるんでくる。毎回正体不明の難病を論理的に解明していくその模様が鮮やかで、人間の心理をも包み込んでいく。辛口ドラマだけれど、冷たくない。当分このお二人のファンと参ります。
2007.03.06
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2日からこっち毎日お客様アリ、パソコンにはご無沙汰していました。常日頃無口なオイラ(←オイラ、おお~一度使ってみたかった言葉)ですが、しゃべりすぎて咽喉がほろ苦く、頭から布団をかぶって寝ていたりしました。それほど、現実での人との対話は、ズシンと来ます。奇襲攻撃あり、休憩コーナーあり、契約手続きあり、今更明けましておめでとうあり、集金コースあり、ああどんな人も生きていくのは楽じゃない。「でもいろいろあるのが生きてる証拠」というのが亡義母の口癖だった。今年は年の初めから多忙だったが、ここらで一段落できそう。写真も撮りたいな。
2007.03.05
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ハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)を読むには、まず五味川純平の原作、小林正樹監督の映画『人間の条件』などからなんとなく植えつけられていた、人間の条件=良心、その葛藤、といったイメージを払拭することから始めなければならなかった。(私は恥ずかしいことに、上記の原作も映画も見ていないのだが。)○「人間の条件 The Human Condition」 1958/英語版○ドイツ語版 「活動的生活 Vita Activa」○この人間の条件とは、“条件づけられた存在としての人間”という考え方が中心的である。○ヨーロッパ哲学の再考、再編の意味を含む。○人間の条件は、絶対的、客観的な外的力として、人間を因果的に規定するものではない。 あくまで人間との関係において存在する。○人間に地上での生命が与えられた際の、根本的条件 *生命それ自体 natality *死すべきもの mortality *世界性 worldliness *複数性 plurality *地球○人間が自ら作り出した条件、人間を条件づけているもの 人間世界にひとりでに入り込んでくるもの 人間の努力によって引き入れられるもの すべてが人間の条件の一部になる 人間にかかわる事物の総体である。○人間の活動力とは、人間を条件づけるさまざまの条件に人間が対処するための能力である。○「活動的生活」と「人間の条件」は同じ事柄を逆方向からみた呼び名である。○アーレントは人間の活動力を「労働」「仕事」「活動」に分類し分析する。 ●川崎修『アレント--公共性の復権』講談社 ●杉浦敏子『ハンナ・アーレント入門』藤原書店アーレントの著作は難解なので、入門書にしたがって押さえておきたい箇所を、取り急ぎ書いてみました。書き足りないのは承知の上で、手探りしています。
2007.03.01
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